2019-02-08 15:04:08 更新

概要

イベントやってて遅れました。ごめんなさい!

お待たせしました、軽巡、雷巡、練巡、軽航巡…あ~巡がゲシュタルト崩壊を…。
何なんですかねこの「巡」って字は。
なんか艦載機の練度高そうな字ですよね。
え、見えないっすか、はい。


前書き

青葉『ところで司令官』

提督『ん?』

青葉『司令官って性欲はあるんですか?』

提督『え、ないと思ったの』

青葉『だって、巨乳貧乳、ほっそりムチムチ、黒髪金髪、ギャル淑女。あらゆる属性がいるのに、セクハラまではあっても実際に一線を越えた、もしくは越えそうになったって話がないじゃないですか』

提督『あってたまるかバカモン』

青葉『ないからここまで大規模な取材を行ってるんです!酔った勢いでもなんでも、誰かに手を出していれば分かりやすかったものを。どうしてなんれすかぁ!!』バンバン

提督『ふぁっ!?』

青葉『ほらぁ、青葉とかさっき下着まで見せちゃったしぃ、どうせなら上も…』ヌギヌギ

提督『おいコラやめーや!駆逐艦も見てんだぞ!?』

青葉『うるへー!ほぉら据え膳ですよぉ!!』ガバッ

提督『自分から飛び掛かってくる膳があってたまるかいッ!!』トモエナゲッ

ガッシャーン!!

青葉『キュウ』

鳳翔『ど、どうしたんですか!?』

提督『な、なんか青葉が酔って暴走したんだ。ごめん鳳翔さん、皿とか割っちゃった』

鳳翔『いえ、それはいいんですけど…お怪我はありませんか?』

提督『オレはね。けど青葉が悪酔いしちゃってる…オレここ片付けるから、鳳翔さんは青葉お願いしても?』

鳳翔『分かりました』ズリズリズリ

提督『あーえー?あ、カメラ回ってら。えーっとご覧の通り、青葉がついに酔った。テーブルの上にあるこのガラスコップ、水に見えるけど中身は清酒なんよ。酒は本性を出すからってんで飲まされてんだが、青葉が先に折れたよ…あーあ、皿が…片付けなきゃ。あーでもここらへんで終わりにするって訳にもいかないしなぁ…さてどうするか』

摩耶『ばんはー。鳳翔さんいrあん!?なんだこの状況は!?』

提督『…いいのが来た』ニヤ

摩耶『あ?』

………

……



摩耶『なんであたしまで片付けに…』


提督『すまん、助かった』


摩耶『…んで?流れは分かったけどよ、どーすりゃいんだよ?』


提督『オレがここの艦娘一人一人について語ってくから、摩耶はそれについて言葉のキャッチボール。おけぃ?』


摩耶『あーよ。んじゃ青葉に代わってあたしだ。よろしくな~』


提督『んでこれから軽巡。やっぱ神通からのがいい?』


摩耶『いや、逆に最後だろ。メインイベントみたいなもんだし、ぜってー長い。酉で残しとこーぜ』


提督『だってさ。んじゃ川内型は最後ね。最初は…』


摩耶『かませの天龍だな』


天龍「おいっ!?」


龍田「あらぁ?」ニコッ


摩耶「面白そーだったし」カハハ


提督『んじゃ天龍型な。長い付き合いの天龍』


天龍「おう」


提督『遠征を回り続けること幾星霜、最近になってようやく改二改装を認められたな』


摩耶『さんざん戦闘に出せって言ってたのにずっと遠征だったじゃねーか』


提督『だって遠征に向いてたんだもん…』


摩耶『かわいそうに』


提督『全然んなこと思ってねーだろ?』


摩耶『うん』


提督『あはははははは』


摩耶『あはははははは』


天龍「くっそぅ」プルプル


提督『でだ。天龍は摩耶と一緒に最初期から一緒にいた仲だな』


摩耶『お前がまだセクハラせずにむっつりだった時だな』


提督『男勝りなお前らは非常にかかわりやすかったな。特に隔たりを感じずに接せられた』


摩耶『ありがたいこった。着任は若干天龍のが先だったよな?』


提督『一日の差だがな。摩耶天龍は両方とも最初の重軽巡』


摩耶『扱いが酷かったの覚えてるぞ。補給すらしてくれなかった時もあったろ』


提督『ガチ最初期の話じゃねーか。着任一週間も経ってないころの、慣れてない時期のは許せや』


摩耶『でも無駄に入居する羽目になったのは事実だ』


提督『いい経験だったよどーも!』


Ark Royal「あのAdmiralがそんなことを…」


金剛「誰でも最初は初心者デスカ」


提督『天龍の何がいいかって、とにかく正直なとこ。やりたいことをはっきり言えるし、逆も然り。最初は感情論だけだったけど、経験積んでいくうちに理知的な要望も出せるようになった。それでいてオレの言いたいこともすぐに理解する。正しくコミュニケーションが取れてる証左だな』


摩耶『だてに一緒にバカやってないってな』


提督『ここじゃ艤装スペックによる限界に最初に気付いた艦娘でもあるな。お世辞にも高性能とは言えない艤装を「使いこなす」ことでカタログスペックで示せなかった能力を身に着けた。近接戦闘術だな』


摩耶『刀使うやつな』


提督『そ。頓知的な発想ではあるけど、確かに人体の限界を超えた艦娘による白兵戦は有効打になる。目から鱗だったな』


摩耶『相手に肉薄する必要があるから、並の艦娘以上に動体視力が必要になるな。飛んでくる砲弾とか避けなきゃだし』


提督『オレからすると先読んで避けてるようにしか見えん』


摩耶『たぶんガン・カタとか参考にしたんだろな』


天龍「したな!」フフン


提督『スペックを越えた実力を持つまでの最初の道しるべを建てた天龍だけど、けっこう属性がある』


摩耶『属性?』


提督『まずあの厨二病』


摩耶『あー』


提督『耳みたいな電探は艤装としても、眼帯いらんだろ。あいつ両目あるだろ』


摩耶『そのツッコミって前にあたしがしたけど、基本はかっこよさメインだって』


提督『基本は?』


摩耶『そう。一応技術的なメリットを上げるなら、夜戦時の探照灯で片目つぶれないようにだって』


提督『こじつけっぽい』


摩耶『だな。だぶん、古鷹の探照灯目の真逆やりたかったんだろ。どっちも左だし』


天龍「うぐっ」


提督『服装自由って言った手前、別に咎めるとかじゃないんだが、その恰好で街歩くのは度胸あるだろ』


摩耶『鋼のメンタル』


天龍「なんか変か?」


摩耶「単純に鈍感か」


提督『次に保母さん属性』


摩耶『天龍幼稚園な』


提督『オレが遠征組を任せてるのって、燃費と実力だけじゃなくって、こと駆逐艦に特化した統率能力も見込んでのことだかんな』


摩耶『まーよくあそこまで懐いてるよな。第六とかべったりじゃん』


提督『それも一種のカリスマ性』


暁「レ、レディーは社交性も大事だし!」


Верный「あ、起きたんだね」


雷「遠征ならもっと頼ってもいいのよ?」


電「天龍さんは優しいのです」


提督『あのカリスマ性はどこ由来なのか考えたんだが、まぁ結論は出るよな』


摩耶『ん?あーはいはい』


提督『やっぱり胸だな』


摩耶『予想通りだな』


提督『だってあの巨乳さ、包容力パないんだもん』


摩耶『知ってんのかよ』


提督『ラッキースケベってあるやん?』


摩耶『なにそれ』


提督『偶発型性的接触だな』


摩耶『どーせ狙ったんだろ』


提督『あれに関してはマジの事故でな、二日酔いで足音ふらついた状態で階段下ってたら、足滑らせたの。んで落っこちた先に天龍がいたの』


摩耶『あっぶねえことすんなよ』


提督『おっぱいクッションなかったら頭部強打だったな。マジで感謝』


天龍「い、いやらしい言い方すんな!」


龍田「……」


天龍「龍田も何キレてんだよ!?」


提督『胸の包容力は母性に直結するからな。巨乳の保母さんが保育園とかで人気なのもそのためだろう』


摩耶『いや知らんがな。えーっとこれ、そろそろ総括したほうがいいんじゃねーの?』


提督『うい。まートップクラスで長い付き合いだからな。悪友感がすごい』


摩耶『一時期誰かに三バカって言われてた気がするな』


提督『気軽に触れるおっきな胸もあるし、オレ的には癒し枠も兼ねてる。また色々やりたい』


摩耶『(こいつってセクハラを交流とかほざくくせに女心とか全然知らねーのな。男子校だったからか?)そうだな。またやりてーな』


提督『んじゃ天龍、また妙高さんに怒られような』


妙高「させるとお思いですか」


天龍「…」


龍田「複雑な顔ねぇ。好意を受け取られてないくせに、悪友とか嬉しいこと言われちゃったからかしら」ジトー


天龍「う、うるせッ!」


摩耶『こんなんでいいのか?…つーかあたしのとき何言った?』


提督『流れはおっけーよ。摩耶に何言ったかは後日確かめて。龍田…か。いくよん…』


摩耶『露骨にテンション下がってんじゃねーよ』


龍田「あらぁ…」ビキッ


天龍「いや自業自得だろ。キレんなよ」


提督『だってこえーんだもん。脳内見られてんじゃねーのかってレベルで先回りされるし』


摩耶『歪んでんなぁ』


提督『なぁオレ何かしたか?』


摩耶『まぁぜってー理由の一つに天龍へのセクハラはあるだろうな。それはいいよな?』


提督『そこはね。理解できる理由だけど……なんかそれ以外にもあるような気がするんだ…』


摩耶『(そこまで察してるなら気付け…ってのは龍田においちゃ無理か)』


提督『何したかなぁ…天龍へは心当たりありすぎるんだが、あいつ本人にゃ何かしたか…?』


摩耶『またぞろ胸でも触ったんじゃねーの?』


提督『それはない。着任当日に胸見た瞬間に釘刺された』


摩耶『さも当たり前のように視姦してんじゃねーよ』


提督『チラッと見ただけぞ!?』


摩耶『おめーが言ってもなぁ…。んで?触ってないとしたら他は?何か言ったとか』


提督『かなぁ?特に気にしてるようなのを言った覚えはないが…逆鱗にでも触れたか?』


摩耶『あたしに聞くなよ』


天龍「実際どうなんだ?」


龍田「…うふふ」


天龍「…オレが言うのもなんだけどさ、そうやってても効果ないぞ」


龍田「……」


摩耶『考えて分かんねーんなら、それ以上気にしてても必要ないだろ。ほら、龍田について語れよ』


提督『鬼かよ…はい、龍田。ごめんな、お前がオレを嫌ってる理由は分かんないけど、とりあえずオレ視点で語らせてもらうな』


龍田「……」ギリッ


神通「……」


提督『鎮守府きっての長刀使い。武器戦術的にはリーチがある分、天龍よりは実用性が高いと言える。もっとも、海上で、深海棲艦相手に近接戦挑むあたり、かなりの腕がないとできない芸当だと思う。そこんとこどうよ?』


摩耶『昼戦だけじゃねーだろ。夜戦海域で、極至近距離での不意遭遇戦とかだと使い道あるぞ』


提督『あそっか』


摩耶『あたしもゼロ距離砲撃とかやったことあるけどさ、あいつらに「武術」の概念ってそんなに浸透してないから、腕に自信あるなら肉薄して切り刻むのは有効だと思う』


提督『そういうもんか。戦闘の基本は白兵戦ってのは今も変わんないな』


摩耶『提督はどうよ?仮にも軍人だろ』


提督『仮にっていうな。まー軍人としては平均レベル?特定の獲物とか持ってないけど、訓練課程はどれも合格点いったよ』


摩耶『今度やろーぜ。艤装つけないから』ニヤニヤ


提督『ヤダ。んで龍田だけど、改二でだいぶ特徴ついたな。対潜特化になって大規模作戦向けに成長した。姉妹そろって水上偵察機と副砲を装備できなくなったとは珍しい。ああ、悪いってわけじゃないさ。使いどころがはっきりした分、采配がしやすくなった。だが天龍はロマン、龍田は実用性に重きをおいた改装ではあったな』


摩耶『退化はしてねーってこった』


提督『んだ』


摩耶『で?』


提督『ん?』


摩耶『龍田の体はどうなのかってよ。姉でもやったんだし、公平にいこうぜ』ニヤニヤ


提督『お前ホントに鬼か!?ミンチじゃすまねーよ!?』


摩耶『慈悲はねぇ。言え』


提督『後が怖いよう…。じゃあえっと、なんだろ。龍田……なんだろ……』


摩耶『んだよ』


提督『………』


摩耶『………』


提督『………』


摩耶『はやく』


提督『………………………っけ?』ボソッ


摩耶『あ?』


提督『龍田ってどんな顔だっけ…?』


摩耶『はあああああぁぁぁぁ!?』


ザワッ


金剛「なん…デスト!?」


Bismarck「そんなことってあるの…!?」


比叡「えっ」


長門「……」ポカーン


青葉「青葉がつぶれてる間になんてことが…」


曙「え、なに、どういう…!?」


霞「クズってレベルじゃないわよ!?」


瑞鶴「ねえ加賀さん、これってどんな顔すればいいの…?」


加賀「私に振らないでください。私も動揺しています」


Ark Royal「な、なぁWarspite!こ、これは…!?」


Warspite「Shut up, clam down」


神通「…」ピクッ


天龍「………はっ!マズい、龍田とめなky……龍田?」


龍田「」ボーゼン


摩耶「こうなるよなぁ…」


摩耶『おおおおま、とりあえず殴らせろ!』ボカッ


提督『うぐっ』


摩耶『おいこら、どういうことだ。洒落になってねーぞ』グイッ


提督『い、いや。シルエットとかは勿論わかる。会えばすぐに龍田を認識できるし、あいつについての記憶も確かだ!……だが……』


摩耶『止まるな。続けろ』


提督『あいつの、その、普段から暴力しか振ってこないから、あいつの素の笑顔を知らないって意味で言ったんだ……』


摩耶『………』ドサッ


提督『すまん。提督失格だな』スリスリ


摩耶『…………………はぁ。…いや、これはお前だけの非じゃない。龍田のせい、自業自得でもある』


提督『いやオレが…』


摩耶『確かに、受け手のお前も問題あるけど、これに関しては発信源のあいつが悪い。コミュニケーションのボールを最高速ピッチングマシンで投げつけてるようなもんだ。受け取れなかったとしても仕方ないっちゃ仕方ない』


提督『……もしかしなくても、龍田とオレには重大な認識の齟齬があるか?』


摩耶『ある。だからこれの解決は提督の改善だけじゃなく、あいつも必要だ。…そうだな、確かにセクハラで交流できる奴じゃなかったもんな……』


提督『…では何をすべきか、か。一度二人きりで会話の機会を設けたい。下準備を手伝ってもらえるか?』


摩耶『任せろ。……殴ったことは謝らないからな』


提督『分かってる。当然の帰結だ』


摩耶『当人同士で解決しろ。あたしは何も言わん』


提督『ああ』


Graf Zeppelin「私を見てくれていた貴方が…まさか…」


Aquila「提督も万能じゃないわ。見落としもするし…それに、コミュニケーションは一方通行じゃダメってことよ」


妙高「他人事じゃなくて、誰にでも起こりえる可能性があったんですよ。龍田さんが人一倍意固地で、そうなりやすかっただけで。私たちとそう違いはありません」


筑摩「……」


利根「そうじゃの、結局、相互理解が要じゃからの。自分を騙すことは他人を騙すことにも繋がるの」チラッ


龍田「……ちょっと、一人にさせて…」スッ


天龍「いや、ダメだ。ここにいろ」グイッ


龍田「いやよ……」ポロッ


摩耶「今のお前には、周りに誰かいるべきだ。…お前、顔色ひどいぞ」


鳥海「お水、持ってきました。どうぞ」


天龍「ほら座れって。水飲んで。……な?まずは落ち着け」ナデナデ


龍田「私、どうればいいかなぁ…」ポロポロ


摩耶「二人きりで話す用意は今度整えてあるから、そこで話し合え。いいか?お前にも問題はあるけど、あいつにもあるんだからな?押し付け合いはするなよ?」


龍田「わ……かっ、たわぁ……」シクシク


北上「これさ、大井っちも他人事じゃないよね?」


大井「わ、私はあそこまで……あそこまで……」シュン


北上「色んな問題が浮き上がってきたねぇ」


摩耶『…とりあえず先に進むぞ。話題を掘り起こしちゃったのはあたしだけど、止まってても仕方ねーだろ』


提督『そう、だな。…いや摩耶はよくやってくれた。ここでこうならなきゃ、さらに捻じれただろうからな。感謝する』


摩耶『引きずるなとは言わねーけど、こっから先の艦娘を落ち込んだトーンで話すなよ?そいつらにも、龍田にも失礼になるぞ』


提督『…ははっ、きついな…』


摩耶『欺瞞と切り替えの早さは提督の売りだろ』


提督『……だな。分かった!先にいこう!』


金剛「…なんだか、複雑デース」


間宮「伊良湖ちゃん、龍田さんにアイスクリーム持っていきましょう」スッ


伊良湖「そうですね…」スッ


摩耶『で、球磨型。雷巡組どうするよ』


提督『全員言うにきまってるだろ。球磨な』


球磨「この流れでなんで球磨を……」


多摩「むしろイジりやすくて空気変えるにはちょうどいいにゃ」


球磨「それ、ブーメランだクマよ?」


多摩「それでマシな雰囲気になるなら問題ないにゃ。多摩はそんなに狭量じゃないにゃ」プイ


球磨「生意気いうクマ」


提督『可愛らしいマスコットでありながら、厳しくも頼れるお姉ちゃん属性を兼ね合わせた、ふつうに優秀な球磨ちゃんだな』


摩耶『砲雷撃戦に資源回収、目立ったキャラだから観艦式も。オールラウンダーじみてるよな』


提督『根は真面目だし、視野も広い。ああいうキャラやってんのも、「艦娘が一般人たちから受け入れられやすいように」ってのを意識したらしいぞ。だから素ではないんだよな』


摩耶『しつこく熊あつかいすると嫌がるな』


提督『典型的な軽巡性能で、軽巡らしい強さをもっているな』


摩耶『天龍型は近接武器が目立って、球磨型の下三人は爆弾魔、得意なことが決まった長良型、実験(笑)軽巡に大本営からの回し者、だらし姉型。確かに、軽巡らしいのって意外と少ないよな。ああ、神通はこのさい軽巡から外して言ってるよ?あいつは例外…異例…なんだろな』


夕張「私以降がなんかただの悪口なんだけど」


北上「いや~あたしらも悪口でしょ」


大淀「回し者って…」


能代「断固として!!抗議するわ!!」


阿賀野「そーよそーよ!!」


矢矧「阿賀野姉ぇは黙ってて」


阿賀野「!?」


提督『驚くべきは、相当な実力保持者なのに、未だ改二改装を施していないな』


摩耶『夜戦火力だとうちの姉越えるよな、たしか』


提督『そのはず。ファンシーさを売りにしたキャラのくせに、やることなすこと武闘派だな。クマってよりもグリズリーじゃんか』


摩耶『間違っちゃいねーな。リアル思考なだけで』


提督『黎明期の苦労人枠……オレらの不始末を片付けてくれてたよな』


摩耶『…そうだったな……』


Prinz Eugen「ねぇ、Admiralは昔、なにやったの…?」


古鷹「色々、ですよ…ええ、色々……」


球磨「それに関してはマジで関係者全員に慰謝料払うべきクマ」


提督『無茶を押し付けちゃったからあそこまで万能型になったのかどうか…。だがどう見ても、妹たちを扱う様はかつてのオレらに対するものと似てるよな』


摩耶『似てる』


北上「え゛」


木曾「オレはあの三人の誰とも似ていない!」


大井「あなたは明らかに天龍さん似でしょう…言いたいのは、きっとカバー率の高さとかね」


提督『けっこうな無理を押し付けちゃったから、セクハラはしてない。したら大井からの報復があるし、そもそも個人的な絡みが少ない方なんだよな』


摩耶『そーなのか?』


球磨「そりゃぁまあ…あんまり絡むと嫉妬する妹がいるからクマ」チラッ


大井「な、なんですか…」


提督『んーどうなんだろ、さっきに今の流れだとオレの目が信用できないんだけど、少なくとも嫌われてはいない…はず』


摩耶『あってんじゃねーの』


球磨「合ってるクマ。やられたことは忘れないクマけど、してもらったことも忘れてないクマ」


提督『大丈夫と仮定して話進めるけど、球磨はまごうことなき姉さん女房気質。普段はそっけないけど、いざとなったら助けてくれる。これは実体験から基づくもんだな』


摩耶『なんだかんだで助けられたからな』


提督『すっごく芯がしっかりしてるけど、だからこそ緩むとヤバい』


摩耶『あ?』


提督『いやね?最近でこそ人数も増えたし、運営でも余裕が出るようになったやん?だから球磨にも休みとかとってるんだけどさ』カコカコ


摩耶『おう』


提督『それまで張り詰めてた気苦労姉さんが長期休暇に入ってみると…ほら、この画像の通り』スッ


摩耶『どれどれ…うお、めっちゃダレてる!』


球磨「ク゛マ゛!?」


提督『なんでも、隙のない球磨の貴重な緩みシーンだとか。青葉が写真データ送ってくれた』


摩耶『なんか…こんなクマのキャラクターいたよな?だるっくま、みたいな名前のやつ』


提督『そうそう、すんげー思うわ』


球磨「…殺す」


青葉「えっちょっガチギレ…」


多摩「落ち着くにゃ。半殺しで二回に分けてやるにゃ。合法的にいくにゃ」


金剛「…こっちに飛び火させないで下さいネー?」


青葉「た、助けて…」


衣笠「こっち来ないで!あ、球磨さん、思う存分どうぞー」


青葉「薄情者~!?」


摩耶『へー面白いもん見たわ。まーでもいいんじゃねーか?張り詰めたままの糸は切れやすい、ってな』


提督『ああ。あいつがここまで休めるくらい、頑張りたいな』


球磨「しばらくは休みそうにねーな」ズルズルズル


多摩「語尾忘れてるにゃ」


青葉「いいいいいいいやああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………」ズルズルズル


摩耶『んじゃこっちはどうよ?多摩。あいつは…素でネコじゃないか?』


提督『ネコが多摩に似たのか、多摩がネコに似たのか…後者だろうな』


多摩「ネコじゃないにゃ」


提督『だるーんとしてると思いきや、いきなり動いてまた休む。休んでる時間のが多そうだけど、しっかり戦果上げてるあたり、器用なやつなんだろうね』


摩耶『鳳翔さんから洗濯物の番猫と言われてるとか言わないとか』


提督『この規模の人数の洗濯物だと、乾燥機あっても足りないし、女子のお洒落装備は扱いに繊細さが求められる。よって干すのも艦娘寮の庭全部使ってるらしいけど、天日干しに昼寝はつきもの、らしいな』


摩耶『あたし基本は昼間ってこっちにいるから知らないんだよな。見てみたくはある。今度見るか』


多摩「見世物じゃないにゃ」プイ


提督『しょっちゅう洗濯物のとこにはいないっぽいぞ?工廠裏とか、倉庫の屋根上とか、はたまた執務室とか。日当たりがいい所を求めて移動してるみたい』


摩耶『やっぱネコじゃねーか』


提督『寝てるときは弄ると怒る。そっとしておくけど、まったく触れないと自分からそばに来る。言葉の意思表示なしでくるから、難しいな』


摩耶『普段のその観察力をもっと活かせよ』


提督『オレはただロマンを求めてるだけでーす!』


摩耶『ダメじゃねーか』


提督『多摩の場合はセクハラ…というよりもただのナデナデになってる』


摩耶『反応が薄いと』


提督『頭撫でても背中撫でても胸撫でても腰撫でても尻撫でても太もも撫でても。反応が『にゃー』なんだにゃー』


摩耶『どさくさに紛れてどこ撫でてんだ』


提督『あいつ胸けっこうあるのな』


摩耶『うるせえよ』


提督『改まではなんかネコキャラ演じてる痛い子だったけど、改二改装で正式にネコキャラに。ただの美少女じゃん』


摩耶『んまー驚きっちゃ驚きだったな。迷彩も木曾に似てたし』


提督『北方迷彩の厨二感よ』


摩耶『球磨型って迷彩なり魚雷なり、ロマン追い求めるとこあるだろ』


提督『あると思う』


多摩「とくに考えてないにゃ」


北上「んまー否定はしないかな」


大井「でも実用性もありますよ?」


木曾「そんなに悪いか…?これ」


提督『下着が大人びたあたり、内面の成長もあったのかな』


摩耶『そこまで把握してんじゃねーよ』


大井「…はい?」イラッ


多摩「何度も触られるんなら、いいのを着ときたいにゃ」


木曾「多分そこじゃない…」


提督『心身ともにネコ型美少女、多摩。今日もどこかでマイペースを貫く』


摩耶『球磨と多摩の中庸がいてほしい』


提督『赤城でも言ったけど、やることはやってくれてるし、休んでるときくらい自由にしててくれていいよ』


摩耶『あたしも自由にしてるしな』


提督『んで北上様』


摩耶『なんで様付けなんだ?』


提督『だってご本人がそう仰ってるし』


北上「強制してないし、ただのノリだよ~」


摩耶『北上だが、なにかと大井と並べられてるよな』


提督『あいつらセットなんだろ』


摩耶『はたから見て、どーも大井が絡んでるように見える。北上自身はどっちかというと多摩譲りの性格じゃないか?』


提督『つかみどころのない感じとかね。仕草でも感情を読み取りにくいあたり、北上のが接しにくいところがある』


摩耶『ってもわりと絡んでないか?』


提督『向こうからのアクションじゃ読み取れないなら、こっちからけしかける。読み合いの常套手段よ』


摩耶『コミュニケーションってこんなに高度なもんだったっけか。で、その結果は?』


提督『確かにネコ属性入ってる。言うならペルシャ猫』


摩耶『あーなんとなく分かる』


提督『なるべく他人干渉したがらないけど、でもそばにはいたい。一緒に日向ぼっことか楽しめる温和なタイプ』


摩耶『随分とまぁ…可愛らしいのか?』


提督『ノリに合わせてくれるところもある。お前らとはまた違った意味で素になれるやつだな』


摩耶『素って何通りもあるもんだっけか』


提督『飾らない、って意味じゃ何通りもあるだろ。北上はなんつーか、のんびりまったりさせてくれるよ』


摩耶『でもセクハラはすると』


提督『ゆーほどしてないがな』


摩耶『一回でもすればアウトだバカ』


北上「そして結構されてる」


大井「えっ…」ビキッ


提督『なんだろね。ベスパとかスーパーカブとか似合いそうな感じだよな』


摩耶『その例えはどうなんだ』


提督『ちょっとレトロ漂うエロスがあると言いたい』


摩耶『んーババ臭いともとれるな』


提督『確かに、最新の流行ファッションといった感じではないが、北上はそこに魅力がある。飾らないことで、質素な美しさが映えている。素材の良さが出るよな』


摩耶『そういうもんか』


提督『女性らしさとあどけなさの混じった体つきに、女学生を思わせる髪型と服装。いやらしくないのが逆にいやらしくなってるよな』


摩耶『お前今かなり矛盾したこと言ってんぞ。変態さ加減に手が付けらんねーよ』


提督『禁断のエロスってあるじゃん?』


摩耶『うっせ』


提督『北上様と自称するだけあって、実力、こと雷撃戦においちゃ神通とタメを張れるほどだ。大規模作戦なんかで弾薬消費を覚悟するときなんかは北上を採用することは多いな』


摩耶『まーあたしもよく一緒に出るしな』


提督『雷巡の中じゃ圧倒的才覚。公私含めて、お気に入りの部下ではあるな』


摩耶『あんま贔屓しすぎんなよ~』ヒラヒラ


提督『気を付ける』


北上「まー悪い気はしないかな」ニヒヒ


大井「……」ムスッ


提督『お次は大井か』


摩耶『仲いいよな』


提督『そう見える?ならいいんだけど』


摩耶『んだよ、自信なしか?』


提督『今でこそよくセクハラするけど、昔は純粋に嫌われてたっぽいからな』


摩耶『あー、大破した時とか入渠中とか陰口多かったな』


大井「…ッ!」キッ


摩耶「んだよ」ジロ


北上「大井っち、それは八つ当たり」


球磨「事実は事実と受け入れるクマ」


提督『あったな。まーそれについて一回口論したんだよね』


摩耶『そうなのか』


提督『サシでしたしな、知らんのが普通』


摩耶『で?どんなこと話したのさ』


提督『ありていに言えば、陰口は胸糞悪いからやめろと』


摩耶『ふむ』


提督『大破、および撤退の原因については、作戦指揮側にあるのか単なるヒューマンエラーなのかは十二分に審議すべきものだから、報告時に意見は言うべき。こっちに不平不満を受け入れる姿勢はあるから、終わった後でグチグチ言うよりも白黒はっきりするべきだ、って』


摩耶『正論だな』


提督『大井としても、仮にも上官に面と向かって逆らうのはどうか、ってことだったんだがな。ある種そこで和解して、つつがなく口論するようになった』


摩耶『実際どうなんだ?部下が作戦に反論したりするのは。作戦立案だってそこそこ手間かかってんだろ?』


提督『手間はかかってるさ。しかし何度も言うけど、艦隊行動は一人じゃ行えない。多くの意見を取り入れるのが正しいし、反論一つで崩れるような作戦は必ずガタがくる。反論も見越して作戦はたてるようにしてるよ。それに…』


摩耶『それに?』


提督『上からの発言をすべて素直に受け入れちゃうと、それはもう組織とは言えない。独裁だな。そして独裁体制に明日はない。全部が全部に反抗しろとは言わないけど、意見具申や反論はあってしかるべきだ。これは曙や霞にも言えるな』


摩耶『そういうもんか』


提督『そういうもんだ。どうしたって立場と視点による誤差は生じるわけだし、そこをフォローし合うのが健全な組織だからな。大井には作戦立案において重要な役割を担ってもらってるよ』


Ark Royal「…相変わらず、大きな器だな」


龍田「…私も、はっきり言えばよかったのかしらぁ…」


天龍「今度ゆっくり話し合え。今は深く考えるな。な?」


龍田「うん……」


大井「……」


多摩「乙女の顔してるにゃ」


球磨「こういうときは黙ってスルークマよ」


摩耶『んじゃお前個人としては大井の事どう思ってんだ?』


大井「」ピクッ


提督『直情的な面が多いなと。自分に素直なんだな。そこがいい所でもあり、悪い所でもある。我が強い面があるからな。だが時に、言葉や理屈で取り繕う前に、率先して行動できる。これは大きな長所だと思うよ』


摩耶『お前的にゃ、そういう「バカ」のが好きなんだろ』


提督『まぁな。信じたものに真っ直ぐなやつは大好きだな』


大井「」フヒッ


木曾(気持ち悪い笑みを…)


提督『あと大井といえばさ』


摩耶『言えば?』


提督『あの驚異的な北上ラブだよな』


摩耶『あ?……あぁ…』


大井「」ピシッ


北上「ああ、やっぱりね…」


提督『んだよ一目瞭然だろ?いっつもくっついてるな。まー北上が女子的にかっこいいのは分かるけど、あんなにべったりするもんかね。あ、これは筑摩にも言えたか』


摩耶『ああ…?(明らかにお前が北上と絡んでるからだろ…?)ああ、そうだな。で、何が言いたいんだ?』


提督『包容的な利根に比べて、北上は放任的だからさ。ああいうのって何か面倒くさがってそうじゃん』


摩耶『あーまぁ』


北上「そこは見抜けるのに……ねぇ」ハァ


提督『大井も憧れるのは分かるけど、あんまりくっつきすぎんなよ?』


大井「はっきりと面と向かって意見は言うようにした、カレーも作った、下着も変えた、水着も見せた、チョコも渡した、提督主催のイベントにも毎回参加した、体も触ってくれた、提督も大好きって言ってくれた……なのに何で………」ブツブツブツ


木曾「逆にさ、なんで姉貴はあいつを好きになったんだ?」


北上「なんか、真正面から不満を受け入れてくれて、非があれば謝るし、全力で改善しようとするところに男らしさを感じたらしいよ」


球磨「見習って大井も全力でぶつかりに行けば良かったクマ」


Warspite「彼って、正面からの感情表現や洞察力には優れているけど、女心はダメみたいね…」


利根「というより、感情の裏返しに鈍いんじゃな。筑摩然り龍田然り。おまけに陸奥のようにいき過ぎれば身を引く。あやつの守備範囲は広いように見えて実は狭いかもの」


龍田「ねぇーえ天龍ちゃん。私ちょっと思いついたことがあるんだけどぉ…」


天龍「?」


摩耶『ま、まぁ次行こうぜ。おら木曾だ』


提督『木曾なぁ。どっちかって言うと、お前や天龍のが仲いいんじゃないのか?』


摩耶『あたしってよりも天龍だろうな。あいつら性懲りもなく痛いこと言いやがって…』


天龍「んだよ!いいだろ!」


木曾「強さを求めて何が悪い!」


摩耶「重篤なのはその痛さに気付いてないところだよな…」


提督『木曾も、それこそ最初期に来てたら一緒にバカやってたくちだろうな。来るのがちょっと後になっちゃったから、妹見るような目で見てる』


摩耶『お前の口から妹とか、なんか危険だな』


提督『しっつれいな。だが木曾は後に来たことで色々と吸収するものが多かったみたいだな。それはいいことだ』


摩耶『木曾だキソー』ボソッ


提督『』ブフッ


木曾「おいこら」


提督『ま、まあ、そういうところもだ。システム整ってから着任したから、鳥海と同じで改二までは早かったな。直近の姉二人に任せてたから、雷巡として成長したな。けど意外なことに、ただの爆弾魔じゃなくて、対潜、対空にも才のある、球磨もびっくりな妹だ』


摩耶『たぶん対潜とかは球磨とかにしごかれたんだろうよ。んでもって、今では雷巡として北上とかの背中追いかけてるよな』


提督『北上が見本を見せて、大井が見本に近づくための後押しをする。なんだかんだ教えるのが上手なんだよな、あの二人』


摩耶『木曾も木曾でけっこうなお姉ちゃんっ子だしな。なんつーか、愛されてるなって思うよ』


提督『そんな木曾さん。一部ではかっこいい艦娘に列挙されてるとかいないとか』


摩耶『あたしを差し置いてか』


提督『いやお前は別に…』


摩耶『あぁん?』


提督『ただのヤンキーじゃん。木曾の場合は、達観した武人みたいなかっこよさがあるんだと』


摩耶『情報元は?』


提督『駆逐艦と木曾以降の艦娘』


摩耶『…そう、見えるのか……』


提督『どったのさ渋い顔して』


摩耶『いやな、正直、天龍と同レベルで頭の弱い奴だと思ってたから』


天龍「あぁん?」


摩耶「んだよ事実だろ」


鳥海(沸点の低さではどちらも同じくらいでは…)


木曾「まてオレも馬鹿にされたんだが」


多摩「同レベルにゃ」


提督『なんつーか、はっきりと妹みたいって言っちゃった手前、言いづらいんだが、かっこよさはあるよな』


摩耶『はーん…?』


提督『雰囲気からくるかっこよさだろうかね。性格美人ならぬ性格イケメン。斜に構えず、物事の筋を通しながらも、己を貫く。雄々しい所があるよな』


摩耶『お前と真逆だな』


提督『はっきり言われると傷つくぞい』


摩耶『んで?』


提督『そういう所がまるゆとか駆逐艦に好かれる理由なのかなって』


摩耶『そういうもんか。あたしにゃ分からん』ハン


提督『そういいつつも認めてるくせに』


摩耶『認めてねーとは言ってねーだろ』


提督『お前も大概素直じゃないなぁ』


摩耶『ほっとけ。……ぁ?んだこれ、足元になんか落ちてら。……青葉の取材メモじゃんか。えーっと木曾木曾…』


青葉(後日返してもらったけど、やっぱり見られてましたか)


摩耶『えーっと。『統計によると球磨型では二番目のセクハラ率だそうで。一番の大井さんと三番の多摩さんとは大きく属性が異なりますが、これいかに』だそうで』


青葉「あ、聞きたいことは聞いてくれるんですね」


衣笠「吊るされながら器用だね」


青葉「おろしてぇ…」プラーン


球磨「まだ早い」


多摩「だから語尾」


大井「私が一番……」フヒッ


提督『えー?そうだったか?』


摩耶『知らねーよ。けどあたしらと理由が同じなら、姉妹艦のついでか、触りやすいかのどっちかだろ』


木曾「どっちの理由も傷つくんだが」


大井(傷つく…?)


北上(……あちゃー。木曾がやっかいな男に染まりつつあるなぁ)


球磨(さすがに木曾はあげたくないクマ)


多摩(まだ無自覚なんだろうにゃあ)


提督『はっきりとした自覚はなかったけど、でも確かに木曾のスカートの触感をこの手が知っている…』


摩耶『言い方が色んな方向にヤベーよ。スカートなんざどれも同じようなもんだろ。こと艦娘の服なんだし』


提督『バーロー。材質が似通っててもシワとか柔軟剤とかで個人差でてくるんだよ。それに艦種とか改装具合でも変わる奴いるし、スリットを調整してる奴もいるし』


摩耶『怖い怖い怖い!純粋にこえーよ。何がお前をそこまで突き動かすんだよ…』


提督『ロマン』


摩耶『聞かなきゃよかった…』


提督『だから木曾の場合は元の素材は多摩のと同じだけど、使いこみ具合も違うし、柔軟剤はたぶん大井のを借りてr』


摩耶『分かったから!ゾッとするから!こえーよ!お洒落とか気合入ってる連中も、逆に手を抜けねーよ!?』


金剛「……冗談であってほしいデース」


榛名「大丈夫、手を抜いたことはないから榛名は大丈夫……」


摩耶『ええい次だ次!長良型ァ!!』


提督『かけっこ大好き系女子、長良』


長良「だいぶ雑にきましたね…」アハハ


摩耶『陸上競技にすげー興味津々だよな。…気持ちは分からなくはないけど』


提督『そなの?』


摩耶『足がある、ってのはけっこうな事なんだぜ』


提督『そういうもんか。確かに、長良は駅伝とか食い入るように見てるし、艦娘の中でも抜群に陸上適性あるよな。自主トレの類もひたすら走りこみだ』


摩耶『……くだらねーか…?』


提督『なんでそう思うのさ。素晴らしいじゃねぇか。艦娘としての特性を無視してまったく別のことに興味を持つなんて、「生きている」ことの証左じゃねーか』


長良「そう言ってもらえると嬉しいです!」


摩耶『お前がそういうやつでホントによかったよ』


提督『大鳳とよく競走してるよな。前にストップウォッチ渡されて計測頼まれたけど、けっこう速いのな。長距離走なのに50メートル走の速度だったぞ』


摩耶『軽やか、ってああいうやつらに似合いそうだよな』


提督『余談だけど、うちの母校だと計測の時に目の前にサキちゃんがいるいないで結果が変わるという逸話があった』


摩耶『なんだそのサキちゃんって』


提督『オレたちが有志で作ったパネルの女の子』


摩耶『お前のしょーもなさは昔からなのな』


提督『サキちゃんが目の前にいると、限界を超えられた』


摩耶『どんだけだよ』


提督『けっして上手くはないけど、なんか股間に響く絵だって評判だった』


摩耶『あたしぜってーにお前の母校に行かないからな』


提督『(´・ω・`)』


摩耶『んな顔しても無駄。長良の話に戻れよ』


提督『鍛えられた四肢はもちろん戦果の向上にもつながっていてな。スペックとしては改二実装された妹たちに一歩譲るところはあるものの、軽巡としてバランスよく成長したよな。今までの例だと球磨が近い』


摩耶『あの二人は何かと張り合ってるみたいだしな』


提督『よきライバルがいるとは幸せだな。艦隊の花形ポジションを与えられなくて申し訳ないが、しかし決して軽視できない戦果を積み上げている。縁の下の力持ちとはこのことだ』


摩耶『遠征とか輸送とか哨戒とか出撃とか。それぞれ均等にできるって実は凄いしな。間接的にでも、かなり世話になってる』


提督『改二の実装が十二分に期待できるな。その手腕、これからもここを支えるために活かしてほしい』


長良「勿論です!」


摩耶『トラック』


提督『……?………ぁあ、五十鈴な。突然言うなよ分かりにくい』


五十鈴「純粋に失礼じゃない?」ジロ


摩耶「伝わると思ったんだよ」


摩耶『長いよな。あたしの結構一緒に組んだし』


提督『黎明期でブラック労働させてしまった万能型軽巡。あのときはマジでごめん。お前を酷使しすぎた自覚はある』


五十鈴「悪くは思ってないわ。必要とされるのは嬉しかったしね。ただ……」


摩耶『セクハラもだいぶしたよな』


五十鈴「そこ。そこは怒るところかな」


提督『かなりやらかしたよな。加減を知らなかったというか、なんというか…』


摩耶『あたしも見てたけどあれは酷い』


提督『ここでは五十鈴の名誉のために伏せておくよん』


青葉「…何をされたんで?」ツイッ


五十鈴「あんたにだけは絶対に教えない!」


摩耶『ろくでもねーことだってのは察しが付くぜ』


提督『半分事故だったけど、まーボコボコにされましたわ』


摩耶『それでなぜ懲りなかったのか』


提督『それはさておき、言った通り、黎明期にだいぶ活躍してくれたな。あの時の出撃回数だけで言えば、神通を上回る。出来の良さはかなり早期の改装でも分かる通りだった。対潜対空なんでもござれ。おまけに燃費はいいときた』


摩耶『対空はあたしだって負けてねーぞ!』フンス!


提督『そうかっかしなさんな。重巡と軽巡じゃその役割も違うだろーに。んでさっきも言ったけど、出撃で多用しすぎたな』


摩耶『主要な海域攻略には大体いたよな』


提督『んだ。出撃過多にすらなっちゃったから、今は後進の育成に力を注いでもらってるな。あらゆる局面を経験した分、軽巡の枠にとどまらず海防艦から戦艦空母まで、発展期以降に着任したのはほとんど全員、初期教育でお世話になってるんじゃない?』


摩耶『ゲームで言えばチュートリアルか』


提督『そそ。そして何の因果か、艦歴的にも名だたる将校を送り出してるよな。そういう星にでも生まれたんかね』


摩耶『別に引退したわけじゃないけどさ、こうやって専門的に育成を担当するのも珍しいよな』


提督『そうね。大体は教導として一緒に出撃とかするな。教科書だけでなく現場でしか学べないことも多い。ああいや、五十鈴がお払い箱とか役立たずって言ってるわけじゃないよ?』


五十鈴「分かってるってば」クスクス


提督『裏を返せば、教科書でしか学べないこともある。基礎を無駄なく載せたのが教科書だからな。だから座学ももちろん大事。けど不思議なことに、教科書の内容を十全に教えるには、多くの経験と深い理解、多角的な視点を身につけなければいけない。世間の学校教育でも、若い教師ほどダメなのが多いのはそういうのが不足してるからだな。素晴らしいことに、過酷な黎明期を乗り切った五十鈴には若くして教師に必要な技量を身に着けている』


摩耶『なるほど』


提督『だから艦種別の専門的な訓練以前の、覚えなきゃいけないことをしっかり教えられるのは五十鈴しかいないと思っているんだ。例えばそうね、礼儀作法に始まって艤装の使い方、手入れの仕方とか?そういった「できて当たり前」をきちんと教えられるのってなかなかに難しいことだからな』


摩耶『あとセクハラに対する法的対処法とかも教えといたほうがいいんじゃねーのか?』ニヤッ


提督『やめて提督が死んじゃう』


五十鈴「それはいいわね」クスッ


提督『んま、そんなとこかな。戦力的には熟練としか言いようがないし、加えてその指導力。うちには必要不可欠な存在なのは言うまでもないよな。それこそ、四天王とか決めるんなら五十鈴がランクインするもんかと思ったよ』


摩耶『四天王…?神通、妙高、鳳翔さん、間宮さんか?』


提督『共通認識かよ』


摩耶『「怒らせちゃいけない」って括りならな。あたしらじゃ統一された概念だ。「失っちゃいけない」って括りなら、お前と一緒に入るんじゃねーの?』


提督『えーオレ必要とされてるかー?』


摩耶『お前は将棋なら王将だろうが。頭を潰されりゃそりゃゲームセットよ。それに誰とは言わないけど、「提督」じゃなくて「お前」に忠誠誓ってる連中もいるしな』


提督『なんか自覚してる以上に責任あるのかよ…まーそれは置いといて、五十鈴だな。お前は見方によっちゃここの要でもある。これからも、後進教育を重点的に司令出すと思うから、よろしくちゃん』


五十鈴「承ったわ」


提督『名取ックス』


摩耶『そんなマトリックスみたいな』


名取「は、はい!」


提督『周りの濃いキャラの連中に埋もれてなかなか目立ちにくいけど、しっかりと活躍してくれてる一人だな』


摩耶『地味に強い、って言葉が合うよな』


名取「ひ、ひどい…」


摩耶「悪口じゃねーっての」


提督『言い方悪いけど、たしかにその通りだな。主に遠征を担当してもらってるけど、火力、雷装は球磨と長良に引けを取ってない。練度も決して低くないし、経験も少なくない。コツコツと実力をつけているな』


摩耶『お前的にはそっちのが好きなんだろ?』


提督『まーね。努力が報われるのは好きさ。誤解ないようにすると、才能がある奴が気に食わない、ってわけじゃないのよ?頑張った人が大成するのはカッコイイね、ってこと』


摩耶『今更そこで勘違いする奴はいないと思うけどな』


提督『名取は今まさにその成長段階。改二実装とかされたらどうなるんだろうと気になるな』


摩耶『最近のはホントに化けるからなぁ』


提督『ね。改装のたびに驚かされる。名取とか改二になったらどんなバストするんだろ』


摩耶『おいこら』


名取「ひぅ!?」バッ


提督『先だっての五十鈴の例とかでも、明らかに増量されてたじゃん。姉妹艦で、しかも元からいいサイズの名取がさらに増量……ワクワクが止まらないな!』


摩耶『おめーの息の根とめたろか』


提督『セクハラしたら気合を入れてくれたと勘違いしちゃうあたり、天然なのか耐性がないのか。まーやりやすいからいいんだけどね』


摩耶『よくねーよ。んでもあれだぞ?胸触ったりスカート捲るのだけがセクハラじゃないからな?そこんとこは覚えとけよ名取』


提督『なんでお前が諭してんだ…?』


摩耶『あたしも被害者だからだバカ野郎』


提督『そういうわけで、周りにゃキャラ濃いのが多いけど、お前らしくお前のペースで頑張ればいいからな?』


名取「はい、頑張ります!」


摩耶『由良か?』


提督『ゆ~らゆら』


摩耶『また雑でテキトーな入りを』ハァ


提督『改二になると特定分野で化ける長良型の例に漏れず、由良も急成長したな。純粋な火力そのものは落ちたものの、それを補って余りある長所の数々。長きにわたった研鑽の賜物だと思うよ』


摩耶『出来ることが多すぎて五十鈴の二の舞を踏むことになりそう』


提督『今はいっぱいいるし、そう連続出撃はない…はず。けど正直、その能力をフルで活かすところは見てみたい』


摩耶『先制雷撃できる軽巡なら他にもいるし、ローテでいいんじゃねーの?』


提督『それもね、魅力なんだけど…。やっぱり水上戦闘機かなぁ。軽巡で航空戦に参加できるとか、それまでの常識ぶっ壊してるじゃん』


摩耶『由良に限った話じゃないと思うけどな。そもそも艦娘自体がイレギュラーなんだし、今更だろ』


提督『夢が無いこと言うなよ…。あれだよ。トレーディングカードゲームで新属性が出たらロマン感じるだろ?』


摩耶『いやあたしカードゲームしないし。けどロマンってのは分かるな。可能性があるってだけで燃えるよな』


提督『そういうこった。だから最近改二になった由良には滅茶苦茶期待してる』


由良「そ、そんな…大袈裟ですってば」テレテレ


提督『航空戦、先制雷撃、対地、対空、対潜、そして砲雷撃戦。どれも由良の強みにはなってるけど、全部をこなさなくていいからな?何度も言うけど、全員で艦隊なんだから。要所要所でやってもらうから』


摩耶『多才だと器用貧乏になりかねんかんな。無理しすぎるなってこった』


提督『由良と言えばさ、やっぱりあの長い髪とリボンに目が行くよな』


摩耶『なっがいよな』


提督『あれってリボン解くとどれくらいあるん?』


摩耶『風呂とかで見る限りだと、足先よりなげーぞ。立ってても床に触れてるし』


提督『平安貴族かな?手入れが大変そう』


摩耶『こだわりだろ。あんまし口出すことじゃねーぜ』


提督『それもそうだな。改装前よりも綺麗だぜって言いたかっただけよ』


由良「…ッ!」ピクン


摩耶『髪が綺麗なのってそんなにいいか?あたしにゃ分からん』


提督『逆にお前はもっと手入れをしなされ。お前のそれって高雄か愛宕がやってるだろ。最初期とか枝毛ばっかだったじゃん』


摩耶『いらねーって言ってんのにな。女の身だしなみだとかよくわかんねーっての』ヘンッ


提督『女らしさなら由良は相当なもんだけどな。何度か手料理を食わせてもらってるんだけど、そのたびに美味くなってるぞ』


摩耶『あたしだって……卵かけご飯くらいなら…』


提督『おまえTKGを手料理ってんなら比叡のあれがただの失敗作になっちゃうだろ!』


摩耶『そうか、すまんかった』


提督『よろしい』ウム


比叡「今度おもて味にタールぶち込んどきましょうか…」チッ


金剛「比叡、料理に「おもて味」って言葉はないことにそろそろ気付くべきデース」


霧島「というか毒殺を止めてください」


提督『話戻って由良だけど、その料理出すたびになんかこう、艶がでてきてんだよな。由良本人に』


摩耶『(それってつまり…)』


提督『人妻っつーか新妻っつーか。なんかどんどん蠱惑的になってきてんのが最近の悩み』


摩耶『悩みってもお前いつも手ぇ出してんじゃねーか』


提督『んにゃ~そうなんだけどね。単純なエロスじゃなくて、なんか甘えたくなるところがある』


摩耶『ほ~ん…』モヤッ


提督『大人の魅力を身に着けてきた由良のその後が楽しみな毎日です、っと』


由良「……ヨシッ!」グッ


Ark Royal「…あれが正統派の成功例…なんだろうか」フム


陸奥「……」


加賀「……」


妙高「……」


高雄「……」


筑摩「……」


龍田「……」


利根「空回りしてた連中が食い入るように見ておるのぅ…」


Warspite「胃袋を掴むのは分かりやすくて真似しやすいからよ」


Bismarck「…ねぇ、本格的に料理対決とか始まりそうなんだけど」


Гангут два「誰が相手でも受けて立とう」


瑞穂「……」ウフッ


蒼龍「でも絶対的な双璧が立ちはだかってるしねぇ」


羽黒(私には私のやり方が…でも方法は複数あったほうが……)ムゥ


那智「…羽黒が思案気味だな」


青葉「面白くないけど面白い展開にはなりそうですね」プラーン


北上「…ごめん、忘れてたよ」


摩耶「……」モヤモヤ


愛宕「あなたもそろそろかもね、摩耶♪」


摩耶「ああん?」モヤモヤ


提督『まぁこんなもんかな。由良は多方面での活躍が大いに期待できる。気を緩めずに、かつ自分のペースで頑張ってな』


由良「はいっ!」キラキラ


提督『おこだよ』


摩耶『面倒な入りになってきたな。鬼怒だってよ』


提督『ネタを回収してくれる当たり優しいな。ご明察、鬼怒だ』


鬼怒「いょっしゃ来た来たッ!」ガタッ


五十鈴「いや立たなくていいから」


提督『最近じゃもはや珍しくなくなってきた対空要員。純粋に空母同士による制空権争いのが珍しくなってきたよな』


摩耶『そうだな。なんか仕事とられた感覚はするが』


提督『嫉妬すんなって。可愛いな』


摩耶『んなっ!?』カアァ


提督『んでもって鬼怒だけど、けっこうキャラ濃いわりに普通に美少女』


摩耶『失礼なのかそうじゃないのか微妙なラインだな』


鬼怒「キャラ濃いって…」


長良「否定できない…」


提督『だっておま、戦闘時に敵さん煽りながら戦うとかそうそういねぇよ。お前だってしねーだろうよ』


摩耶『比較対象にあたしを出したってのは何か意味があんのかこら』


提督『粗暴な自覚があるならちょっとは直せっての』


摩耶『……お前は、さ』


提督『ん?』


摩耶『お、お前はどっちがいいんだ?今までのあたしと、おしとやかっつーの?な、わたしと』


提督『なんでまた』


摩耶『……いや、なんでもない!中断して悪かったな。続けてくれ』


摩耶『(……なんでだろう。こいつが他の奴らについて話してると胸がムカムカしてくる……どう思われてんだろうな。龍田みたいに誤解されてんのかな……)』モヤモヤ


愛宕「……」ニヤニヤ


摩耶「んだよっ!」


提督『鬼怒だけど、長良型改二の例に漏れず、色んなことが出来る。甲標的こそ装備できないけど、もはやそんなのが誤差に思えてくるよな。長らく資材確保要員として駆け巡ってもらってたせいか、遠征での獲得資源量が他よりも多い。誰だよ地方巡業とかいってるのは』


那珂「いや那珂ちゃん自主的に遠征行ってるわけじゃないし」


摩耶『人数の多いここじゃ、どっちかって言うとそういう方面のがありがたかったりするもんなのか?』


提督『ロマン求めて火力増しましもいいけどね。でもお財布事情に優しいのは現実的な利益があってかなりありがたい』


摩耶『兵站こそ戦線の要、っと』


提督『分かってんじゃねーか』


摩耶『けどよ、それだけじゃキャラ濃いとは言えなくないか?それこそ遠征要員なら他にもいるわけだし』


提督『濃いのは性格というか言動というか。快活で奔放なんだよね、良く言えば』


摩耶『悪く言えば?』


提督『軍属としてどうよ?』


摩耶『セクハラ上司とか人間としてどうよ?』


提督『何度だっていうけど、ここは服とか口調とか、式典とか真面目な時以外は自由でいいかんね?だから鬼怒のそれを咎める気は毛頭ないさい』


摩耶『んじゃ何だってんだよ』


提督『鬼怒の場合特徴的なのはさ、とにかく叫ぶんだよな』


摩耶『あー…』


提督『割合、鬼怒も川内のこと言えないレベルで騒いでる節がある』


川内「ほらやっぱり私うるさくない」


那珂「いやそうは言ってないでしょ」


提督『元気なのはいいことなんだけどね、オレはともかく周りに迷惑にならないよう注意しようね』


摩耶『空母勢は静かなの好きなの多いからなぁ』


提督『スポーツ少女属性なんかね、動くことで魅力が出やすい』


摩耶『スポーツ少女って絶対にそういうもんじゃない』


提督『写真ではパッとしなくても、体に動きが入ることで色気とかでるってこと』


摩耶『それはあれか、青葉の写真見ての結果か』


提督『そそ。鬼怒って隠れ巨乳なのな。腰つきも女性特有の丸みを帯びてるし。見てて飽きない』


摩耶『死ね』


鬼怒「ど、どこ見てんのさ!?」バッ


五十鈴「あれがそういう奴だってのは今更でしょ…隠さないだけまだ良心的だけど」


長良「慣れって怖い」


提督『それと前の式典の時に偶然気付いたんだけど、鬼怒って黙ってれば美少女だったのね』


摩耶『黙ってれば、ね…』


鬼怒「んむぅ…」


提督『普段は顔からうるさいからスルーしてたから気付かなんだ』


摩耶『顔より体見てるからな』


提督『うん。女体の何が美しいか、って度々自問自答したり仲間内で討論したりするんだけど、顔のパーツって意外と評価に入らんのよね』


摩耶『なんだその仲間内』


提督『ああいや、士官学校の同期とかよ。中学生の時くらいだとさ、なんかこう、テレビに出てくるような有名女優に似た顔の人とかに惚れがちだけど、今はそうでもないんだよね』


摩耶『なんなんだよ』


提督『造形的な意味では、やっぱり体のバランス。ここで重要なのは、「美しい」と「エロい」って評価が別で、全体的に均整のとれた体ってのは美しさこそ感じるけど劣情ってのは催しづらいんだよね。逆に、エロさっていうのは特定の部位から感じることが出来て、例えば巨乳とか巨尻とか、身体的特徴にこそ抱くものなんだよね』


摩耶『はぁ』


提督『分かりやすく比較対象を挙げれば、例えばパリコレなんかじゃ過激というかもはや見えてる服で歩くモデルさんとかいるけど、ああいった人たちにはこと「エロい」って言葉は使わないよね。逆に、グラビアアイドルみたいな、全体の均整よりも一部をデフォルメしたかのような体の人には「美しい」って言葉よりも「エロい」とか「魅力的」って使うよね』


摩耶『はぁ』


提督『つまりはそういうこと。そのどっちもを内包する人とかもいるし、感性なんざ人それぞれの主観的なものだから、これが絶対だなんて言うつもりはないけど、とりあえずは討論の結果はそうだった。だからオレもお前らに限らず誰かに「美しいな」とか「エロいな」って感じるのは顔ではないだろ?』


摩耶『いや知らんがな。見ろよあたしのこの呆れ顔を。ホントに士官学校の出かよ…』


提督『残念ながらこれでも士官学校卒だ』


摩耶『……で、もう一つは?』


提督『は?』


摩耶『何年お前とつるんでると思ってんだ。お前がそういう時には「もう一つの本音」を隠すだろ』ビシッ


提督『そこまで分かってるなら聞くなよナー』


摩耶『あたしの勘じゃ、「そっち」のが命題な気がするんだが?』


提督『……美の観点なんざ人それぞれだってーの!あんまり詮索されると恥ずかしいわん』イヤンイヤン


摩耶『そのキモイ動きに免じて許してやるよ…つーかやめろマジで』


提督『だいぶ離れちゃったけど、鬼怒は美少女だってことだすやん』


鬼怒「褒められたはずなのになんか釈然としない…」


由良「というより、「もう一つ」って何なんだろう…」


利根「……それが「鍵」かもの」


Warspite「でもあの摩耶ですら詳しくは知らないんでしょう?後は…神通?」


神通「……」


Graf Zeppelin「それよりも、そんなAdmiralが顔を褒めるとはな。ああいうのが好みなのだろうか…」


Aquila「Gap・amoreというのがここにはあるらしいわよ」


蒼龍「……?あ、もしかしてギャップ萌え?」


Aquila「Si!それそれ!」


Graf Zeppelin「覚えるべき文化が多すぎる…!」


摩耶『長引いたな。次行こうぜ次』


提督『アブゥ』


阿武隈「ん!」


提督『よく漢字間違え…ねーな。最近は手書き書類なんざ少ないし、手書きも本人確認のサインだからオレ書かないし』


摩耶『それは書けるかどうかをはぐらかしてねーか……ほい、書いてみ』スッ


提督『スマホって便利ね。…というかお絵かきツールとか入れてんのか。意外だわ。……ほいさ』スッ


摩耶『…チッ。合ってやがる』


提督『へっへーん!』


阿武隈「間違えることをネタにはしてほしくないんだけど!」


提督『まぁ開幕魚雷はこれくらいにして、うちじゃ古株の五十鈴を抜いて長良型最強枠だよな』


摩耶『主に開幕魚雷で戦果積んでたよな』


提督『だって采配しやすかったんだもん』


摩耶『無理させんなよ』


提督『気を付ける。けど何度も使いたくなるくらいには、アブゥは強いな。雷装においては破格といえる性能に始め、甲標的装備による開幕魚雷は先制打にしては痛烈に尽きる』


摩耶『大規模作戦でも活躍してるし、事実上お前の切り札だろ』


提督『そうともいうかね。個人的には接し方に差別をしてるつもりはないけど、戦闘、こと水雷戦においちゃアブゥに全幅の信頼をおいてるね』


阿武隈「えっへへ…」ニヨニヨ


提督『最初はなんか気弱で大丈夫かなぁって思って、神通にポイーしたら魔改造されて帰ってきた』


摩耶『神通の地獄の訓練を全課程クリアするとああなるのか』


提督『信じて送り出した気弱な阿武隈が信頼の神通によって魔改造されて帰ってきた』


摩耶『ドヤ顔ダブルピース…』


提督『これには提督もギンギンですよ』


摩耶『これ以上いけない』


提督『あれはアブゥの覚醒と同時に、神通の育成の上手さが如実になったな』


摩耶『いわゆる「神通組」が生まれた瞬間。つーか演習でも水雷戦隊だけ難易度おかしいだろ、うち』


提督『駆逐艦はまだ小さいし伸び盛りだからね。子ども扱いする気はないけど、でもできうる限りの加護は施したいんよ』


摩耶『深海との戦闘より過酷な訓練を加護というのか』


提督『いういう。心を鬼にしてパンツ見てる』


摩耶『さて、あいつ呼ぶか…』ピポパ…


提督『待てぇい!つかさっきもその番号見たぞ!なんでお前ら揃って持ってるんだよ!?』


摩耶『だって…ねぇ?』


提督『オレの失脚も近いのか…?』


摩耶『分かってんなら自重するんだな』ヘンッ


提督『今では神通に続いて一緒に駆逐艦を育ててるな、アブゥ』


摩耶『絵面だけ見れば微笑ましいんだがな』


提督『しかしながらアブゥの思考回路も神通に染められていたのであった』


神通「…可愛い教え子たちですから」


阿武隈「そんなに厳しいかな?」


五十鈴「少なくとも私の過程を終えた駆逐艦海防艦たちが、泣きながらアドバイス求めに来るくらいには」


不知火「訓練を真面目に行うのは当然では…?」


陽炎「たまぁに、適合しちゃうのもいるけどね…」アハハ…


摩耶『重巡は古鷹のやっさしい指導だからなぁ』


蒼龍「空母は人によるね…」


Bismarck「私たちも神通に教わったんだけど」


Гангут два「私らは戦艦内でも特異なほうだろ…雷撃できるし」


Bismarck「なかなかに無理のあること仕込まれたわよね」


Гангут два「おかげでадмиралに重用されるようになったからいいのだがな」


提督『アブゥと言えば名前イジリと高性能の他にも、あの複雑な髪型だよな』


摩耶『前髪にこだわりあるようだけど、明らかに後ろのが時間かかってるだろ』


提督『髪型フレンチクルーラー現象って、艦娘間で流行ってるの?何人かいるでしょ。金剛とか満潮とか』


摩耶『さぁ?本人に聞いてくれ』


提督『前にセクハラ以前に頭撫でようとしたら嫌がられたから、ボディタッチに切り替えた』


摩耶『ふつう逆なんだが』


提督『起伏のねえ体してるよな』


阿武隈「えぅ」


五十鈴「なんて声出してるのよ」


摩耶『おま、殺されても文句言えねえかんな』


提督『まー巨乳過ぎるよりは、ああいう方がエロいあるんだよな』


摩耶『手に負えねえよ』


提督『スレンダーって分野がだな』


摩耶『長くなるからパス。次だ次』


提督『ちぇ。わーったい。こんなんが長良型。一芸に秀でた多才な姉妹だな。各所で活躍してもらうから、そのおつもりで~』ノシ


長良「コンディション最高でいきますよー!」


五十鈴「いいわ、やったげる!」


名取「ご期待にお答えします!」


由良「由良の本気、これからですから」


鬼怒「ッ!」コロンビア


阿武隈「私的にはオッケーです!」


提督『やあ馬鹿野郎』


摩耶『……いや罵倒だけじゃ分かんねーよ』


提督『やーいやーいお前のメロン未成熟~』


夕張「私ッ!?」


明石「反応したら負けだと思うんだけど」


摩耶『あ~察しはついた。正解は?』


提督『越〇製菓!』ピンポーン


摩耶『どうやら違ったようだな』


提督『というのは冗談で、メロンはメロンでもブックスな方だった夕張だ』


夕張「んな強引な」


摩耶『あれだっけ、同人誌とかの…』


提督『そうそう。オレのセクハラが霞むレベルの変態行為が許容される世界。……ってそっちの解説はいいんだよ。バリだよ』


摩耶『知らない奴も多そうだな』


提督『特に最近の子はね。多分誤解してると思うけど、バリは軽巡、工作艦じゃないよ~』


国後「えっ」


摩耶『工廠に籠りっぱなしだからな。何やってんだ?』


提督『もともと兵装実験軽巡…って「どれだけ載せられるのか」って実験であって、「兵装の実験」じゃないんだが…まぁそれは個人の趣味でいいよ。鋼材って余りがちだし。たださぁ…』


摩耶『あ?』


提督『たまぁに、変なの作るでしょ?ねぇ。机の下の段ボールの中身、提督と妙高さん知ってんだからね?』


夕張「!?」カアァァ


提督『趣味があることはいいことだし、戦闘以外に興味をもつのは大いに推奨するけど、微量とはいえ、うちの資材勝手に使うのやめよう?そのための休日とお小遣いなんだし』


夕張「……ハイ」


摩耶『……何やってたの?』


提督『夜な夜なその寂しい胸部装甲を大きくするために、自身の開発力によって涙ぐましい努力を…』ヨヨヨ


摩耶『んだよ。胸なら食って動いて寝れば大きくなるだろ』バーン


龍驤「!」グリンッ


夕張「ちっがいますよ!!失礼な!!あと摩耶さんも!!そんなんで大きくなったら誰も苦労しませんよ!!」ガー


提督『…というのは多分冗談で、まぁ中身は自分で確かめて。けっこう凄いから』


摩耶『今度遊びに行こうっと』


夕張「ええ、来るのぉ…」


妙高(その…なんでしたっけ、「フィギュア」でしたっけ。うちの艦娘と思われるミニチュアの人形。その完成度ってけっこう高いんですから、堂々とすればいいのでは…)


摩耶『あと段ボール集めてるよな、あいつ』


提督『あぁあれね。明石と一緒に、清霜の戦艦艤装作ってあげてるんだって。この前も見せてもらったよ』


摩耶『ほぇ~』


提督『完全オートクチュールの大和型…というより「武蔵型」の艤装。精巧にサイズ変更されて清霜の体にフィットしたそれは、段ボールの軽さはそのままに、職人や本人たちのロマンによって、見た目だけなら武蔵のそれとなんら変わりない仕上がりになってる』


清霜「にっしし」


武蔵「そうか、偉いぞ」ナデナデ


提督『本気の遊びだから、みんな楽しそうで何より。そういうのはどんどんやってってもいいのよ?』


摩耶『作る系ってのはあたし出来ないからなー。素直に羨ましいぜ』


提督『インテリ系とはまた違った、工業系女子。兵装実験軽巡の名に恥じず、積載量は他よりも分があるから、遠征ではいつもお世話になってます』ペコリ


摩耶『たまには出撃もさせてやれよな』


提督『分かってるって。どっか行きたい場所とかあったら教えてね~』


夕張「そんな旅行みたいな」


摩耶『そろそろ軽巡も終わりが見えてきたか?誰いく?』


提督『れっつ大淀』


摩耶『はい。大本営の回し者』


大淀「なんて言い草ですか」


提督『最初に来た時は、とうとう大本営がオレを合法的に消しに来たのかとビクビクしてますた』


摩耶『だから自覚あるならそのセクハラ止めりゃいいのに』


提督『ぜったいに止めない!』


摩耶『そんな力強く言うなよな…』


提督『マジでビクビクしてたけど、よくよく聞けば、大本営からのご褒美扱いだったみたい…艦娘を褒美とかイラっと来たけどな。物じゃねーってのな』


摩耶『…ぉぅ』キュゥン


提督『?』


摩耶『…いや、んでもない。続けてくれ』


摩耶『(今なんで胸が締め付けられたような…?)』


提督『大淀だけど、何から言おうか…。多方面、艦娘の性能って意味じゃなく、原義の意味の多方面で優秀だよな。流石元大本営直轄。多彩な装備可能兵装とそれを扱いきれる実力は、珍しく神通が嫉妬してたな』


摩耶『へえ、してたのか』


大淀「えっそうなんですか」


神通「……」ツーン


神通(秘書艦としての立場が危ういかと思っただけです)


提督『本人は隠してるつもりだったのか知らないけど、まぁ可愛かったぞ』


摩耶『…全然知らなかった』


提督『もちろん一長一短はあるものの、神通が感情を表に出すほど高性能な艤装性能。緊急時には助太刀してもらってるよな』


摩耶『緊急時、ね』


提督『そう緊急時。出撃、遠征を経験した艦娘なら全員ご存知、普段はうちのオペレーターだ。大本営にいた頃は事務処理ばっかだったみたいだけど、その経験あってか多数の情報を混乱することなく捌ける。これは現場と司令室を繋ぐパイプラインとしては必須条件だ。これができるのって、艦娘に限らず少ないからね。貴重な人材だ』


摩耶『あたし撃つしかできないもんな』


提督『もちろんそれも大事だ。結果を出す実力がなきゃ、どんなに指示出しても意味無いしな。適材適所、だから大淀には情報処理を専属で任せることにしたんだ』


摩耶『なるほどな』


提督『んで』


摩耶『んで?』


提督『さて、その性癖について色々聞きたいんだが』


摩耶『あーね』


提督『真面目というか淑女に見えてドスケベなのは分かっている。白状しなさい。受け入れる準備はすでに完了してある』


大淀「ちょ」


摩耶『判断材料は?』


提督『見りゃ分かるスカートのスリット。改装するまでの間に、慣れたからって幅広げただろ?2㎝は確認してるからな』


大淀「な、なんですか…!?」カアア


提督『加えてその下着。派手だな。フリフリだな?仕事中だってのに一体誰に見せつけるつもりなのかな、そのリボンは?おまけに演習の時とか、わざとらしく派手に服が乱れてたな?演習段階の艦娘たちってのは、だいたいオレのセクハラに耐性ないから、報告時に隠そうとするんだけどな。君は特段恥ずかしがることもなく、むしろ半歩前に出てたよな?それにあれだな?大本営から来たってことは、オレの所業を知っての上で来たんだよな、元事務処理さんよ?』


摩耶『もうその辺にしてやれよ』


提督『解:大淀は露出狂』


摩耶『ずばり言い切りやがった』


大淀「///」カオマッカ


提督『…まったく、性の乱れが心配だよ』


摩耶『鏡用意してやろうか?』


提督『オレは乱れてない。一本筋を通してエロいだけだ』


摩耶『理論武装が迷走してんぞ』


提督『将来世間に出すときに心配な子の一人…まさか大本営からの刺客ってそういう意味だったのかな…』


摩耶『スルーしてやれよ。性癖なんて人それぞれなんだし』


提督『それもそうね…。大淀が正しいエロに走れるよう、サポートするのがオレの仕事だしな』


摩耶『お前の仕事は戦争で勝つことだバーカ』


提督『ちぇー……んじゃ大淀はこんなんかな。露出狂以外では問題起こさないし』


摩耶『最後まで引きずるな。次だ次』


明石「…なんていうか……」


利根「そこまで気付いておるなら、その先も見えないものかの」ウーム


Warspite「彼って、肝心なところで初心よね」


大淀「……」


大淀(み、皆さんの言う通りです…。ここ以外にも、舞鶴、呉と行先の候補はありましたが……提督のお顔が好みだったのと…聞いていた性癖的に、相性がよさそうだと思ったからなんですよ…?来てからは、もっと惹かれましたし…。見せるのも、提督だけなんですよ……?)ウジウジ


羽黒「……」ジロッ


足柄「どうしたのよ怖い顔して」


神通「……」ピクッ


川内「あ、嫉妬してる」


五十鈴「よく分かるわね。さすが姉妹艦」


提督『教官入るか』


摩耶『練巡な。香取か』


香取「どうも、お手柔らかに」ペコリ


提督『これまた大本営からの刺客。こっちはガチだったでござる』


摩耶『ついにテコ入れが入った瞬間だった』


提督『大淀の件で安心しきってたから、油断してた。出会うなり股間蹴られかけたもん』


摩耶『よく主砲無事だったな』


提督『普段から金剛のタックルを避けていた動体視力と、一発目で反応してくれた神通のおかげ』


摩耶『日頃の鍛錬の賜物か』


提督『逆に、暗殺と勘違いした神通がそのまま香取の足首握りつぶしちゃったのよね』グーパーグーパー


摩耶『なんだその攻防』


提督『だから着任と同時に入渠ドック行きになった珍しい奴だって記憶してる』


香取「そういうことも…ありましたね」ミミマッカ


鹿島「そんなことが…」


提督『まーオレの評判の、とりわけセクハラの部分を切り取って聞いてたらしくてな。矯正のつもりで着任したらしいのよ。いや事実だからそれに関して責める気は毛頭ないよ。むしろ、ぶち込もうとしなかっただけ、温情すら感じてる』


摩耶『そしたら、神通の存在を知ってしまったと』


提督『さっきお前も言ってたけど、水雷戦隊の訓練は、他鎮守府から見ても頭おかしいレベルらしくてな。神通がアブゥとか綾波を、虐待と間違えられる訓練を施してるところを見て、考えを改めたらしい』


香取(あと提督の、実戦での手腕と、セクハラをする理由に気付いたからですね)クスッ


摩耶『やっぱ頭おかしいんじぇねーか』


提督『大淀とか香取とか、大本営直属の艦娘って、…いわゆる「ダブり」がいなくてな。香取とかは今まで他の鎮守府を転々としてテコ入れをしてたみたいなんだけど、うちの神通を見てしばらく鍛錬のし直しを決めたらしく、それから居ついてるな』


摩耶『あのレベルまでたどり着くまであと何年かける気だよ…』


鹿島「つまり、ずっといると…?」


香取「書類上は問題ありませんしね」ニコッ


提督『気が済むまでいていいよ~。オレも神通も、もちろん皆も。お前がどこ所属だったかなんて気にしてないし。……というか話に出すまで忘れてたな、元の所属。オレのセクハラの噂の流出って、もしかしてお前が大本営に…?』


香取「いえ、してませんが」


長門「それって、お前が他鎮守府との演習試合で、堂々と向こうの目の前でセクハラしてるからだろう。自業自得だ」


陸奥「自分で撒いた種を、ちゃんと処理しないのはいけないと思うわ」プンスカ


高雄「そのせいでいらぬ誤解をされましたし!」


摩耶「…なんか被害者どもが手を組みだしたな」


提督『うちじゃ練巡の特性を活かしての遠洋練習航海をさせてるな』


摩耶『本来なら低練度の艦娘にはきついはずの長時間訓練が「ボーナスステージ」って喜ぶってどういうこったい』


提督『神通を始めとしたあいつらの訓練って、専ら戦闘だから純粋なスタミナ訓練って少ないねん。だから香取の訓練を取り入れたら…どうしてこうなった』


摩耶『でもいいんじゃねーの。いい緩和剤になって』


提督『それもそうか。過度に詰め込みすぎるのも考えもんだしな』


香取「……遠洋練習航海、鎮守府によってはキツイと言われてきたんですが…」


提督『したがって、まだ香取がいてくれる間、あいつらにボーナスステージを与えてやってくれないか』


香取「じゃあ、止め時がないですね♪」


鹿島「香取姉ぇ、隠す気ないでしょ」


香取「何が?」ウフフ♪


提督『流れで妹いこうか、鹿島』


鹿島「あ、はい」


提督『大本営からの刺客その三…ではなかった。何だよ、ドギマギさせやがっての練巡その二。何で来たのか聞いたら、やっぱり神通の教育プログラムを学ぶためだった』


摩耶『その頃にゃもう、うちの水雷戦隊が強いのは知れ渡ってたしな』


提督『そのプログラムを香取と共に大本営に短期間で持ち帰り、他鎮守府まで広げようという計画だったらしいのだが…。何がどうなってか、やっぱりうちに居ついたな』


摩耶『短期間(時間無制限)な』


提督『香取と掛け持ちで遠洋練習航海やってもらってる。だからか、駆逐からの練巡の人気度が絶大すぎるんだが。反対に、神通に懐くのって、相当なバトルジャンキーどもになったな』


摩耶『阿武隈、綾波、不知火…』


提督『んでもって鹿島は、コーヒーが美味しいゆるふわ系だから、セクハラも姉よりしてる。だって反応がエロいんだもん』


摩耶『秋雲がなんかよく描いてたな』


提督『香取も香取で大人の魅力があるんだけど、鹿島はな、大衆受けするエロ持ってるからな。純愛若妻属性は無双だって』


摩耶『大衆受けするエロというパワーワード』


提督『そうでもねーだろ。胸、腰とそれを繋ぐラインの調和が美しいな。手の平に収まりそうで収まらない胸のサイズって、万人が認めるサイズだ。しかしだって、その美乳を拝めたことはない』


摩耶『胸見ることをさも当たり前のように言うんじゃねーよ変態』


提督『だってオレの意志にかかわらず見えちゃう職場なんだもーん』


摩耶『……あたしのも見られてたっけな、そういや』


提督『お前のは見飽きたからいいや』ハーン


摩耶『ッ』ズキッ


摩耶『あ、ああ。流石にそうだよな!』


摩耶『(何で今…?あれ、なんで泣きそうになってんだ…?あれ?…あれ?)』


提督『んでま、セクハラもあってそれなりに交流する仲になったな。勉強熱心なんかね、資料室とかで遭遇する確率が高い』


鹿島「ええ、偶然、ご一緒しますよね」クスクス


香取「あなた…」


提督『神通の練習メニューの解析で、練習内容と実戦での成果でも調べてるんかね。過去の作戦とかよく質問に来る』


摩耶『真面目だなぁ』


提督『範囲は艦娘だけに限らず、先の大戦とかのもあったな。戦術観、戦略観とかも問われた。んまーそもそも技術力、経済力、政治力、どの面でも差のあった国と真正面からやり合うのが間違いだったのは、当時でも分かってたんじゃない?って言ったら、満面の笑みで井上提督の事語られた』


摩耶『だけど今回のは総戦力すら未知数だぞ?これにゃどう答えるのさ』


提督『戦争は起こす前に解決するのがベスト…ってのが国際的常識だけど、ことそれって「国」と「国」の話であって、宗教や部族単位になるとそれが通じない場合も多い。武力暴力で力関係を明白にするのは原始的だが、それゆえに分かりやすいから、しばしば衝突が起こるのは人間に限らず生物界全体で見受けられる現象だ。…これを前提に考えると、本質的な存在箇所が「陸」の人間と「海」の深海棲艦とでは、世界観も価値観も大きく異なる。対話による解決をしようにも妥協点が見つかりづらいし、相手方の技術…オレ達なら艤装システムの「根源」だな、は非常に斬新で魅力的なものだ。つまりは、だ。殴り合って勝った方が正義を主張すれば、分かりやすく欲しいものが手に入る。どっちから仕掛けたかはもはや不明だけど、戦争の始まり方としては極めて普通な始まり方だったな。戦力が未知数、ってのは確かに言えることで、安易に言及できることではないけど、でもそれは向こうも同じ。陸と海じゃお互いに深部まで探り合えないし、互いに急速な進化を遂げつつある。こうして見ると……』


摩耶『…グウ』


提督『質問しといて寝るなや』ペシッ


摩耶『難しい話は分かんないって言ったろーが』


提督『まーいいや。その話は今度にしような』


Warspite「…けっこう興味深い話だったのだけれど」


Гангут два「どうして寝たんだ同志よ…」


摩耶「だって眠くなったんだもん」


提督『話し戻すけど、鹿島みたいに戦争そのものに懐疑的なのは正常だと思うよ。戦争行為を全面的に是としちゃうと、種の繁栄は長く続かないからね。艦娘である鹿島がそういった考えを持つのは非常に好感が持てるよ』


摩耶『「護る」ことこそがあたしたちの存在意義だもんな』


提督『そう。戦力の保持を「矛」と見るか「盾」と見るか。この定義は重要だからね。……その役割を担う政治家が暴走することはままあるが、オレ達軍属は合法的範囲内で自由にやるだけよ』


摩耶『おいそれだとスカート捲りが合法って話になるぞ』


提督『え、違った?』


摩耶『香取。遠慮はいらん。上に報告しろ』


香取「あはは…」


提督『どうあれ、鹿島のそういう優しい所は大好きだ。やっぱ無双は格が違ったわ』


摩耶『そういう奴こそ、後世に残していくべき存在なんだろうな』


提督『ねー。真面目な話してたら疲れちゃった。阿賀野で癒されよーぜ』


阿賀野「ちょっと!どういうことよー!!」


鹿島「……」ジーン…


鹿島(大本営に戻りたくないのって、「そういうところ」なんです。きっと各地を転々としてた香取姉ぇも同じ理由。私たち艦娘を「兵器」として扱う大本営にとって、「感情無き高性能兵器」が自身を「矛」か「盾」かを考えるのって、邪魔であり「深刻なプログラムエラー」になるんですよね…。提督さんは本心から私たちを「個性豊かな部下」として接してくれます。だから、意地でもここでの大本営からの「重要な研修任務」を長引かせておきたいんです)


香取(同じ大本営直轄ですし、姉妹艦ですし。きっと鹿島も同じはず…「所持者」の…いいえ、「男」の趣味は同じみたいね。幸い、提督は底を見せないお方、そこを理由にすれば、任務継続はいくらでも長引かせられるわよ。……フフッ、おかしいわね。底が見えないのに、全幅の信頼をもって命を預けられるなんて)クスッ


大井「…まったく」フンッ!


北上「後輩が厄介な男に引っかかっちゃったみたいだねー」ニヤニヤ


大井「艦歴の話でしょう、それは」


北上「でも情はあるんじゃなぁい?」


大井「…否定は、しませんよ……」


北上「素直じゃないと苦労するね~」ニシシ


提督『さあて、「さいしんえい」のお時間だ』


摩耶『駄肉』


提督『こいつ一言で綺麗にまとめやがった!』


能代「ちょっと待ってください!?」


矢矧「それは長女だけよ!!」


酒匂「ぴゃあ!!」


阿賀野「!?」


五十鈴「こぞって長女を切り捨てるスタイル」


提督『いやね?初期スペックの高さは認めるよ。いいよ、確かに軽巡最強格だよ。特にその対潜能力の高さは一筆の価値ありだよ。…けどさぁ……改装後の伸びがさぁ……』


摩耶『珍しく性能に難癖付けてきたな』


提督『けどさ、君さ、改装後に訓練サボりがちだという報告が各所から上がってきているんだが』


摩耶『あの訓練内容だ、逃げ出したくなるのも分かる気がするんだが』


提督『頑張れよ。というか妹らは参加してんだろ』


摩耶『出来ることは大して変わってないと思うけど?』


提督『明らかにサボってるのは受け入れがたいなぁ…』


阿賀野「い、いーじゃん別に!!」


能代「良くないから注意されてるのよ?」


矢矧「これ以上は私たちの沽券にも関わるから!」


提督『これをさ、認めちゃうと示しがつかないからね…』


神通「……」


川内「…?」


能代「ほら!!だからちゃんとしてって普段から言ってるのに!!」モー!


矢矧「本当に…情けない…」


阿賀野「そ、そこまで言わなくてもいーじゃない!!」


能代「この際だから言うけど!阿賀野姉ぇはいつもいつも中途半端なのよ!」


矢矧「好きな事だけやってればいいってもんじゃないのよ!?」


阿賀野「な、なによぅ…」オロオロ


提督『だからさ?新人の自主練に付き合うんなら他の言い訳考えよう?』


能代「いっつも言ってるけど…え?」


矢矧「え?」


摩耶『んなことしてたのか』


提督『ここの水雷戦隊の訓練は群を抜いて厳しいからな。そもそも、神通も自主練を前提にしたメニュー組んでるし、反復練習の場が絶対的に必要なものであるんだよ。んで、どうやら阿賀野は新人駆逐、海防艦の自主練の教官めいたことやってるんだよ』


阿賀野「な、なんでそれを…」


摩耶『なんでんなことまで知ってんだよ。自主練は記録にゃ入らんだろ』


提督『記録に入らないからこそ実際に目で見る必要があるんだろうに。神通本人も自主練を推奨してるわけだし、たまに一緒にこっそり見てたんだけどさ、ある時期から阿賀野が教官役になって教えてたんだよね』


阿賀野「バ、バレてる…」


提督『最初は暇な時間の埋め合わせでもしてんのかと思ってたけど、サボりの報告もあって記録と証言とを照らし合わせるとさ、どーも阿賀野の訓練時間中も含めて、一日中自主練スペースにいるっぽいんだよね』


摩耶『なんでまた』


提督『ここからはただの推測だけど、最初、阿賀野はサボり目的で鎮守府内を散策。初期スペックの高さゆえに自主練なんてやったことなかったから、ブラブラして初めて自主練スペースに気付く。面白半分で参加してみたら思った以上に駆逐たちが真剣で、自分の甘さに気付く。初期スペックの高さで訓練なんてしなくても数値上は出撃でも問題ないから、自分の時間を削ってでも新人ちゃんたちに寄り添ってあげたいと姉心を抱いた…ってのがオレの推理』


阿賀野「ぁぅぅ…」


能代「そ、そんなことしてたの…?」


阿賀野「そんなことって言うなぁ!」クワッ


摩耶『それをただのサボりの口実としている説は?』


提督『現状、考えられる中でそれは薄い。阿賀野は新人艦娘に必要な技量は全て備えてるし、そこだけに関しちゃ完璧といえる。で、自主練を終えた駆逐…名前は伏せとくけど、に話を聞いたら、砲撃の仕方や海上の進み方、艤装の手入れまで、五十鈴には及ばなくても、五十鈴以上に寄り添って教えてくれるって言ってたぞ。神通の見解でも、未熟な点は山ほど見つかるけど、逆にそれが「自分たちで色々考えて練習する」っていう自主練の本質を達成できているって言ってたな。そういった面も考えて、やっぱり阿賀野は本心で自主練の面倒を見てると言える』


摩耶『ほーん。くしくも阿賀野の中途半端なところが、返って自主練の根幹を担ってるのか』


提督『そういうこと』


摩耶『でもそれで阿賀野の技術がいつまでも向上しないのは、良くないんじゃねーの?』


提督『そう思う。だから、その解決策として近々神通が個人レッスンの用意をしてくれるってよ。良かったな、マンツーマンだぜ☆』


阿賀野「ちょっとおおおおぉぉぉぉ!?」


提督『面倒見がよく、明るい阿賀野の性格は、新人教育に適したもんだ。五十鈴だけじゃ教えることが多すぎるのも確かだし、ここはぜひ、分担することで効率化を図りたいところだな。そのためには、やはり経験をしてもらわなければ。安心しろ、そして喜べ。神通が短期間で、大規模作戦にも劣らない地獄のメニュー…神通をして地獄と称するメニューを用意してくれたみたいだ。それを完全に習得するまで付きっ切りで指導してくれるようだぞ』


神通「ちょっと私でも無事では済みそうにありませんが、一緒に頑張りましょうね」ニコッ


阿賀野「鬱だ寝よう」サッ


能代「逃げないの!さっきのは謝るから、参加して新人ちゃんたちの教官役になってあげて!!」ガシッ


矢矧「提督が私たち以上に阿賀野姉ぇを見てたのは認めるから!ここは姉の貫禄を見せて頂戴!!」ガシッ


酒匂「お姉ちゃん頑張って!!ぴゃあ!!」


綾波「私も参加したいです…」ウヌヌ


敷波「打診してみれば?」


摩耶『神通でも地獄…あたしでも無事じゃすまなそうだな。面白そうだけど。ま、阿賀野!強く生きろよ!!』ニカッ


阿賀野「ぎいいぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁ」ジタバタ


Ark Royal「…相変わらず、よく見ているな」クスッ


Graf Zeppelin「なぜ祖国にはあの器がいなかったのだ…」


Warspite「そうそういないわよ。どこの国でもね」


提督『阿賀野はこんな感じ。きっと神通の特訓が終わったころには、また魔改造されて帰ってくるんだろうな』


摩耶『スペックだけで見れば、阿武隈とそう大差ないしな。魔改造とまでは言わなくても、強豪の域には入るんじぇねーの』


提督『お前は余裕だな』


摩耶『あたしゃここで強い方だって自覚はあるからな』


提督『そうか。んじゃ能代』


能代「あ、はい!」


提督『世話焼き妹系女子だな』


摩耶『あたし知り合いによく似たのいるんだけど』


提督『筑摩…とは似てるようでまた別属性だろ。筑摩はお姉さま大好き系だから、どっちかというと比叡寄り。能代は苦労人枠だから、うちじゃ姉妹の逆転だけど飛鷹と同属性と見てる』


筑摩「…ッ」


利根「諦めよ。受け入れて、次にどうするか考えるのじゃな」


提督『阿賀野は大雑把で自由奔放だからな。蝶の機動を読むようなもんだ。だが、蝶は必ず花にとまる。なら花を添えて道を作れば、そう離れた所にはいかんさ。これは致命的な酒好きがいつも酒蔵にはきっちり現れることから分かるな』


隼鷹「砲弾の雨、止まないかなぁ…」


飛鷹「現実逃避してんじゃないわよ、自業自得でしょ」


提督『だが阿賀野は決して悪意を持って行動してるわけじゃないから、そこんところは理解してやってくれないか。今さっきでも言ったけど、実は褒められることはしてるから。ただそれが、順番が違っちゃっただけで』


能代「もう…分かりました」ハァ


提督『さて能代に主眼を置くと、普段の姉のフォローに立ち回ることが多いから、誰かをカバーすることに才がある。特に、問題個所を発見する能力と、それが何故問題かを伝えられる能力があるように見える。家庭ならいいお母さん、仕事ならいい補佐役が向いていると言える。だが同時に、問題を一点からしか、特に社会的規範となる「常識」に囚われがちな点があることもまた然り』


摩耶『いるようであんまりいないよな、うち』


提督『そうだな。貴重な存在だ。三つ編み、世話焼き、巨乳、秘書…うーん』


摩耶『秘書?』


提督『おっと口が。ナンデモナイヨ』


摩耶『……』ジトー


提督『……』


摩耶『お前ってさ、たまに制汗剤の匂いが強いときがあるよな。運動したわけでもないのに』


提督『そこまで分かってんならスルーしようぜ!?』


摩耶『能代じゃないけど、わりとそっちの世話してくれるのいるかもだぞ。……ッ?』ズキンッ


提督『男は火山なの。定期的に噴火しないと大変なことになるの。言うでしょ?今日から君は富士山だって』


摩耶『それそういう意味じゃねーだろ』


能代「の、能代は、そういうのは、ちょっと…」


阿賀野「え?でもクローゼットの中に提督さんとか提督さん似の男の人の写真があr」モガッ


能代「なななななんで勝手に部屋入ってきてるのよぉぉぉ!?」


阿賀野「モ、モガッ…そ、れで、だいたい裸d」モガッ


能代「ううううるさああぁぁぁぁいッ!!」ゴチンッ


阿賀野「」ゴウチンッ


矢矧「いえうるさいのはあなたよ能代」


酒匂「ぴゃあ?なんで裸の男の人の写真持ってると慌てるの?」


矢矧「酒匂はそのままでいてね」ナデナデ


酒匂「??」


青葉「お買い上げありがとうございまーす」ボソッ


衣笠「やっぱりか」


秋雲「地味めな女子にド淫乱って、けっこう男性的にはそそるらしいよ」


巻雲「なんですか急に」


金剛「一回マジで私室調査に踏み込む必要がありそうネー」


神通「……」


榛名「でも絶対防御がありますよ」


Ark Royal「数で攻めるというのもあるぞ」


蒼龍「それやると確実に四天王たちを相手にしなきゃいけなくなるから、やめておいた方が…」


Graf Zeppelin「個人情報というのは守られてしかるべきだ、違うか?」


陸奥「私たちは散々触られて個人情報抜き取られてるわよ」


高雄「しかも勝手な解釈で」


龍田「この際ぃ、多少の悪印象を受けてでも確かな情報を抜き取る必要があるわねぇ」ニコォ


天龍「目が笑ってないぞ」


比叡「うーん、止めたほうがいいのかな、これは」


提督『ま、まぁ能代に話戻そうぜ。だから能代は、阿賀野の魔改造中に、作戦立案について勉強してみないか?利根…いや大井かな、あたりに手ほどきをして貰うってのはどうだ?さっきも言ったけど、視点は多いほうがいい。常識的観点ってのはあって然るべきだし、大井も人材育成の経験が出来る。悪いとは思わないんだが』


摩耶『そこらへんは要相談だな』


提督『今度答え聞かせてな』ヒラヒラ


能代「え、えっと、私でよろしければ…」


摩耶『お前さりげにセクハラ関連言ってないだろ』


提督『言えと申すか』


摩耶『能代の絶対領域を攻略しようとしてるのを何度か見ているんだが?』


提督『いやぁ、阿賀野型ってさ、反応の大小こそあれ、基本受容的なんだもん。阿賀野はオールオッケー、能代はイヤイヤ言いながら流される、矢矧は仕返しに来る、酒匂は可愛い。な?』


摩耶『最後だけ純真なのな』


提督『誰が一番エロいかって言えば、能代か矢矧か…いや、背徳感で言えば能代に軍配を上げるべきか』


摩耶『別に白黒つけろたぁ言ってねぇ』


Ark Royal「潜在的なBitchなのか、阿賀野型は」


Warspite「Ark, That's enough talking!」


Nelson「I'll not take part in yours」 ヘッ


提督『んで惜しくも第二位になった矢矧さんですが』


摩耶『この流れで行くのな』


矢矧「それはちょっとやめてほしいんだけど…」


提督『阿賀野型として最も完成してて、スペックにおいては誰が見ても頷ける高水準。得意分野に差こそあれど、川内型の猛者どもに正面から渡り合える実力も兼ね揃えてるよな』


摩耶『ただし神通は除く』


提督『経験の差が出てたな。瞬間の判断力とか、踏み込む距離に如実な違いが見れたもん』


摩耶『あいつの反射神経とか諸々が異常すぎるだけなんだよ』


提督『お前も大概な部類だと思うがな』


摩耶『でもそうか、善戦したほうなのか』


矢矧「そうね。こっちのは一発もかすりもしないで、一方的にボコボコにされることを善戦というなら、そうね」


大和「でも反撃できてたじゃない」


能代「昼戦は切り抜けたからいいじゃない」


北上「倒れるまでのタイムが記録だよ~」


矢矧「なんなの一体…」


阿賀野「分かる?そんな神通さんでも無事じゃすまなそうな訓練させられるんだよ、二人っきりで」グスッ


能代「提督にそれだけ見込まれたのよ。私も頑張るから、ね?」


Bismarck「私たちでいいなら、助言はするから…」ポン


Гангут два「苦難は共有するものだ、同志よ」ポン


阿賀野「あ゛り゛か゛と゛う゛」グスグス


神通「そこまで泣くことでしょうか…?」


阿武隈「慣れれば楽しいのに」


綾波「行きたい…」


白雪「私も、志願しようかな…」


叢雲「バーサーカーとトリガーハッピーが何か言ってるわね…」


鹿島「なんで楽しいのか分からない…」


提督『期待を込めて星5つ、とはよく言ったもんだよな。見込みがすでにあるとは驚いた』


摩耶『定期試験みたいに時々神通で腕試しするのやめてやれよ』


提督『それは水雷戦隊に限らず訓練中の全員にやってるからセーフセーフ』


摩耶『鬼め』


提督『そんな矢矧は、大和に憧れてるみたいね?』


摩耶『見るからにそうだな』


提督『艦歴で見ても納得できる話だし、実際の人柄もいいからね。憧れるのは必然か』


大和「私も大好きですよ」ニコッ


矢矧「ええ、そして勿論みんなも」ニコッ


利根「眩しいのう」


Warspite「ある意味、Admiralがもっとも求めていた人材ね」


提督『見た目的に、委員長とか厳しめな女剣士的な性格かと思ったら、けっこう寛容的だったでござる』


摩耶『仕返しするの…衣笠とかもか。ほとんどいないな』


提督『そんな眩しい笑顔で『ね?』って言われたら、リピーターになるしかないじゃない』


摩耶『それとこれとは話が違うからな?ん?』


提督『もしかしたらオレの幼馴染なのかもしれないと思った瞬間だった』


摩耶『ない。絶対ない』


提督『期待しかないスペックとヒロインじみた性格の良さ。早く最前線での戦果報告が聞きたいな』


摩耶『もう少し待つんだな』


提督『待ってるよん』


矢矧「神通さん見ちゃうと自信失くすけど…うん、頑張る」


提督『我が妹、酒匂を紹介しよう』


酒匂「ぴゃん!」


摩耶『いつからお前は阿賀野型になったんだ』


提督『なんか貧乳なの気にしてるみたいだけど、普通にあるからな、大丈夫だよ?ないってのはRJのことを言うんだよ?』


龍驤「葛城、今度うちも爆撃の仕方教えたる」


提督『来るのはだいぶ最近だけど、もう慣れたか?神通は怖いからな、訓練が厳しかったら遠慮なく言っていいからね?五十鈴あたりに変更するから』


摩耶『なんでそんなにネコっ可愛がりしてんだよ』


提督『あそこまで純粋だとなんか何もできない。あと流石に教官の変更は冗談』


摩耶『本気だったら各所で暴動がおこるわ』


提督『来たのはホントに最近だから、まだ改装すら至っていない状況。五十鈴の課程がつい一ヶ月…二ヶ月?前に終わったばっか。それこそ阿賀野の自主練教室にすら至っていない段階』


摩耶『今んとこ、国内艦娘じゃ殿だな』


提督『性能よりも不器用な優しさの目立つ長女、ヤレヤレ系の流されやすい苦労人次女、正統派ヒロイン属性を持ち合わせた期待の三女。酒匂の成長は、その姉に似るか、それとも独自の路線を歩むか楽しみだな』


酒匂「ぴゃあ!」


提督『オレの妹って言ったけど、実際に妹扱いしてるのは長門、プリンツ、サラ。まー艦歴的な繋がりかね。大丈夫、今度は守り切って見せるから』


摩耶『どーしたって過去には引きずられるからな』


提督『トラウマ呼び起こしちゃうのもあるけど、逆手にとって克服したり、国籍を無視した交流すら可能なのは艦娘特有の強みともいえる。捉え方次第だな。現に新顔の酒匂も、クロスロード組のおかげで、この国際色豊かな場所になじむことが出来てるし、みんなで支えるから強くなれる。悲しい過去や辛いトラウマを無視した成長も、今という時代をみんなで乗り越えようとするから出来る。酒匂も、早く守られる側から守る側になりたいよな』


酒匂「今度は酒匂が長門さん達を守る番!」


長門「うっ…成長したな、酒匂よ…」ウルッ


Saratoga「まだこれからでしょ?」ジーン


Prinz Eugen「まだまだ、これからだから!」


Warspite「こういう過去の立場を越えた絆って、いいわね…」シミジミ


利根「おや、わしらは違ったのか?」


Warspite「……一本取られたかしら。フフッ、そうね。「ここ」こそ、新しい絆を作る場よね」


利根「チァーズ」スッ


Warspite「カンパイ」チンッ


摩耶『いい話で締めたかったけど残念だったな。まだいるぞ。えーっと何だっけ、ゴ、ゴッドファーザー?』


提督『早く名前覚えてやれよGotlandだよ』


摩耶『横文字よわい』


提督『わけーんだから対応しろや。最近になって急遽スウェーデンからやってきた新国籍枠。北欧からも来てくれるたぁ…感激だ』


摩耶『えっと…ごめん、なんで今更?』


提督『詳しいことは外務省が知ってるけど、なんかオレの名前が向こうまで響き渡ってたみたい。欧州作戦の時かな?向こうまでの超長距離作戦を成功させたからみたい。そんなら舞鶴でも呉でもいいのにな。ありがたいことに、うちに来てもらったよ』


摩耶『あんときの総大将はお前だったろ、だからじゃねーの』


提督『責任取るって意味での総大将は大本営の元帥どもだよぉ…』


摩耶『どーせあいつら自分の保身と金しか考えねー連中だから、いないも同然だろ』


提督『こっわ。発言内容が怖いわ。もっと敬語を使いなさい敬語を』


摩耶『お還りくださいませ、ご主人様♡』


提督『うーん、まぁ及第点をやろう』


摩耶『こういうの、あたしのキャラじゃないだろ』


提督『無茶ぶりに応えるのも人生だぜ』


摩耶『はやく後藤について』


提督『発音怪しかったぞ…?まあ、経緯はさておき、せっかくこっちに移籍してくれたんだ。満喫していってくれい』


摩耶『満喫するほど何かがあるようなもんでもないけどな…。ああ、そうだ。なんであんなに距離近いの?』


提督『オレが聞きたいよ。え、なんかしたっけ?実はオレの幼馴染だった?』


摩耶『知らねーよ。お前に幼馴染は何人いんだよ』


提督『さも当たり前のように一緒に過ごそうとするんだけど。あまりに自然すぎて、半日一緒に休暇過ごしてた。無意識で』


摩耶『ええ…』


提督『いい子なのは明らかだし、魅力的な子ではあるけど…あれぇ?なんでぇ?』


摩耶『来てまだ…そう経ってないしな。なんでだろうな』


提督『わかんにゃい。考えても仕方ないし、これ以上は考えないけど…あれぇ?』


摩耶『性能とかどうなんだよ』


提督『まだ五十鈴の監督下だけど、どうも対空に才があるみたい。それこそお前に教育任せるかも』


摩耶『あれだ、上に向かって撃て』


提督『やっぱ変更。由良か鬼怒。まだ先の話ではあるけど、とりあえず覚えといて』


摩耶『あたしは教育に向かん』


提督『雑になって申し訳ない…これから一緒に色々やっていこうな』


摩耶『勘違いしないように言っておくけど、今のこれ、別にプロポーズじゃないかんな』


提督『さすがにそれはないだろ』


摩耶『…そうであることを願うな』


Gotland「よろしくね!」


Gotland(…さすがの倍率の高さね。でも!あなたを射止めるのは私だから!!欧州作戦でのあなたの手腕や、お顔はスウェーデンからもよく伝わっていたわ。…その、隠しきれない魅力も!)


摩耶『やあっと最後。話題に事欠かない川内型。神通は最後な』


提督『なんでさ…んまぁいいけど。じゃあ、うる川内』


川内「その前の二文字いらないんだけど」


神通「いえ枕詞です」


提督『えー各所から届いているお便りをここでお読みします』つスマホ


摩耶『なんか始まったぞ』


提督『まずはペンネーム:僕が病んでいるとかいう風潮をどうにかしてほしい、ただ愛の形が違うだけなんだ。さんから。『毎日毎日、日の入りの瞬間から騒ぎ出せるその正確さに驚きを隠しえないよ。僕の妹も感化されて騒ぎ出しちゃうから、せめて海上でやってくれないかな』だ、そうだ。うん、テンション上がっちゃうのは生理現象と強引に解釈しても、場所は選ぼうな。シフトの場合によっちゃ、その時間に寝るのも普通にいるから。声の響く建物内で騒ぐのはやめよう』


摩耶『毎度毎度、場所が違うのがタチ悪いな。予測のしようがねーよ』


提督『ペンネーム:麻婆さんから。『毎回夜戦のお誘いを頂けるのは嬉しいのですが、私にも用事があって…。せめて休日でお願いします』だって。断っていい…いや断って。無断の出撃とか認められないから。演習場と自主練スペース、それか屋内競技場にして』


摩耶『勝手な弾薬消費は妙高さんの逆鱗に触れるから、一緒に騒いだ奴はもちろん、止めなかった周囲も怒られるからな。マジでやめろ』


提督『ペンネーム:酸素魚雷の魅力は偉大さんから。『毎日のことを未然に阻止できない提督にも問題があります。いい加減、首に鈴をつけてください。家畜プレイとかお好きでしょ』。いや待て、あらぬ誤解だが、家畜プレイが好きとか、どこ筋の情報だそれは。みんなの提督は、自由なエロを追求する提督です』


摩耶『川内以前の問題だな』


提督『ペンネーム:ドイツの友人に「マジ卍」って危険思想じゃないことをどうアピールすればいいかな。さんから。『着任初日から毎日聞いてるから、てっきりそういう役目なのかと思ったよ。それにしても毎日毎日、よく疲れないね。流石は神通型だね』。はい。色々ツッコミたいけど、神通型はもはや間違ってないからスルーで。あれね、ホントによく騒いでるよね。海外艦から見るとクスリでもキメてるように見えるのかな?そんなことはないはずだぜ。脳内物質ドバドバだろうけど。あと「卍」だけど、こっちのマークは三桁クラスの長い歴史を持つ由緒正しきマークだから、大丈夫だよ』


摩耶『なにかと誤解されやすいからな。あと話題からそれてる』


提督『他にも川内に対する苦情、文句、対策案、悟り…が、40通近く届いています。リスナーさんの皆さんの中からDJのスマホに送る場合は、夜戦バカ@ツッタカターにお送りください、っと。おい川内。マジでスマホに苦情来てたぞ』


摩耶『あ、内容は本物なのね』


提督『SNSって便利。んじゃなくて、そろそろ黙らないと食堂利用権とりあげるぞ』


川内「!?」


摩耶『えっげつねぇ…』


提督『兵糧攻めは現代の主婦にも受け継がれている立派な戦術だ。聞きわけの無い子はご飯抜きだから。それか、これ、今まで妙高さんに黙ってオレの実費で補ってたこの無断出撃にかかってた費用の帳簿。これ、妙高さんに渡してもいい?』ニコッ


摩耶『うわぁ…』


川内「……」アセダラダラ


妙高「ちょっと、提督にご用が出来ました」ガタッ


足柄「待ちなさいって。提督今寝てるから」グイッ


鳳翔「一食は抜きですね」


間宮「ま、まぁお昼抜きとかで…」


神通「提督の、お金を、使って、いたんですか」ニコッ


Graf Zeppelin「お、おい!これってマズいんじゃないか…」


Aquila「こっちに被害が及ぶことはなさそうだけど、四人全員敵に回しちゃったかぁ」


江風「姉貴、潔く制裁はみんなで受けよう…」ガシッ


夕立「ぽいぃぃ!!」ジタバタ


提督『その夜戦に限って神通とタメ張れる特化能力は認めるけど、暴走しがち。まさに夜戦バカ。完全にスイッチ入っちゃうと力で封じ込めるのは神通を始めとした上位陣数名で抑え込むしかない。長門武蔵ですら純粋な筋力で手を焼くとか…まぁ確実に神通の影響入ってるな』


摩耶『あたしでも…うーん、夜戦でサシはやだなぁ』


提督『神通組の亜種、夜戦組。普段はバカ騒ぎしてるけど、ホントに夜戦の実績はいいからなぁ』


摩耶『夕立、江風、嵐、天霧、あと朝潮。朝潮はうるさくないけどな。場合によっては由良もか』


提督『正規…常連メンバーは最初の四人、夜戦訓練で鍛えたって広義の意味ならもっといる』


摩耶『どうしてあいつに訓練を任せたんだ』


提督『失敗したと後悔してる。今はもうやらせてない』


摩耶『まずもって川内をここまでにした神通への責任追及しなきゃな』


提督『悪化するとは思ってなかったんだろ。昼間は驚くほどダウナーだし。あぁあと、海外艦によくある勘違いだけど、あいつ忍者じゃないから。忍んでないし、そもそもチャクラとかアイエェェとか感度3000倍とか、正しい忍者じゃないから。ニンジャだから』


摩耶『おい最後』


提督『キャラが固定された今になって言うことじゃないけど、とりあえず川内は鎮守府と艦娘寮で騒ぐの禁止。不必要な出撃も認めないから。屋内競技場とかでバスケでもしてなさい。あと』


摩耶『妥当だな。あと?』


提督『オレ一人を夜戦に誘うのはやめなさい。オレ戦えないし。戦力じゃないから。あと、お前も年頃の女子で並み以上に可愛くてスタイルいいんだから、そうやって男を誘うと変な誤解されるからな?もちっと慎みをもって異性と接しなさい』


摩耶『あーね。こいつがセクハラ上司なうえにクズだったら手ぇ出されてたかもな』


川内「え、そういうつもりだったんだけど?」


ビシッ


川内「?」


金剛「ぉ…ォウ…」ピクピク


Ark Royal「な、な…」ピクピク


鈴谷「あ…へっ?」


大井「ッ」ブチッ


潮「ハ?」ゾワッ


龍田「」プツンッ


川内「だってムラムラするし。それに誰でもいいわけじゃないもん。提督じゃなきゃヤダもん」


那珂「な、那珂ちゃん退避ッ!!」バッ


金剛「ザッケンナコラー!!」ガタンッ


比叡「お姉さまぁ!!」ガシッ


榛名「霧島ッ!!放せ!!あいつはッ!!あいつはあああぁぁぁぁぁ!!!」


霧島「落ち着きなさい!!口調壊れてるわよ!?」ガシッ


Warspite「Nelson!!」モガッ


Nelson「Sure!」ガシッ


Ark Royal「~~~ッ!!!」モガー


蒼龍「私よりよっぽど悪いじゃん!!なんだこのー!!」


飛龍「あんたまで参加してどうすんのよ!」ガシッ


鈴谷「う~ん、どう反応しよう…」


熊野「あら意外と冷静ですのね」


鈴谷「困ってる」


大井「なんでええええぇぇぇぇぇ!!」ガタンッ


北上「だからそれ八つ当たりだってば!!」グッ


球磨「座れクマ!」


ウシオ「……」ユラッ


曙「翔鶴さん!潮!潮とめて!!」ガクガク


翔鶴「え?…えっ!?ちょっと瑞鶴!潮ちゃん止めるわよ!!」ダッ


瑞鶴「どうしたの潮!?」ダッ


龍田「」


天龍「お、おい?龍田…?おい。おいッ!?起きろ!!龍田!!龍田ァ!!」ペチペチ


鳥海「ど、どうして…?」オロオロ


摩耶「……ショックがでかすぎたか。さっきまで不安定だったのに、川内のストレートがトドメに…」


天龍「言ってる場合か!!お、おい、これ無事なんだよな!?」ユサユサ


摩耶「揺らすな。たぶん気絶だろうけど、食事ン時に酒飲んでただろうし、まずはそっと寝かせとけ。最悪の場合は修復材ぶっかけろ」


神通「」カチッ


ドンッ!!


川内「ッ!?」…バタッ


神通「例によって空砲ですので。お静かに」ガシャンッ


江風「空砲を…」


夕立「顔に叩きこんだっぽい…」


嵐「いくら川内さんでも…」


神通「姉の不適切な言動が失礼しました、きちんと躾ておくので、どうぞこの場はこれでお許しください。…那珂ちゃん、それ、端にどかしておいてくださいね」


金剛「…やっぱり怒らせるとヤバいネー…」


矢矧「ねぇ、やっぱり私は善戦してないわ」


能代「……」ゼック


提督『那っ珂ちゃーん』


那珂「うぇぇ!?このまま!?」ズルズル


川内「」


摩耶『アイドル…なんでアイドル?』


提督『分かんない。趣味…だろうね、どうみても…んーでもどの鎮守府も那珂ちゃんが同じように成長してるし…うーん?』


摩耶『深く考えなくていいんじゃないか?』


提督『そうする』


摩耶『アイドルアイドルいいながらも、けっこう武闘派。この前ノリでやりあったら結構強かった』


提督『艤装性能自体は神通のそれと大差ないし、それなりの場数踏んでるしね。中堅格じゃ一番上じゃない?』


摩耶『そっかぁ。遠征ばっかだから侮ってたわ』


那珂「那珂ちゃん、別に自分から遠征行ってるわけじゃないもーん」ムッ


摩耶「悪かったって」


提督『大規模作戦なんかじゃ威力偵察か砲撃支援に回ってもらってるからね。那智とかのが重巡じゃ仲いいんじゃない?』


摩耶『あいつらが…想像つかん』


提督『仕事仲間ってそういうもん。那珂ちゃんにたびたび文句言われるけど、哨戒じゃないマジの遠征とかだと、小規模ながら戦闘あるしね。他の部隊との連携が取れないから、独自の判断で切り抜けてもらうしかない…。そうすると、やっぱり相応の実力者に出てもらいたいんだけど、出費の関係上、重武装はもちろんダメ。そうなると、軽巡駆逐枠で強くて、なおかつ周りをカバーできる人材が適してる。そこで、何人かいた軽巡の中から、数名をよく遠征隊の旗艦に採用するって寸法。他には球磨とかだな』


摩耶『ムズカシイハナシ、ワカンナイ』


提督『お前はホントに最前線向きだよな。んま適材適所。お前だって欠点言えば、遠征とかに向いてないんだし』


摩耶『まーな』


提督『例に漏れず、神通にしごかれてる。基礎基本は完璧だから、先生できるっちゃできる』


摩耶『ならなんでやらせねーんだ?』


提督『いやだってハイテンション過ぎて。舞風を見ろよ』


摩耶『あー…』


提督『ハイテンションガールは多すぎると、まとまり着かなくなるから…』


摩耶『なぜそれを川内の時に気付けなかったのか』


提督『いや。川内で気付いた。予想だにしなかったよ…』


摩耶『かといって邪魔ってわけでもないんだろ?』


提督『勿論。自由意志はあってこそだ。だから、規制はしないさね。ただ…川内みたいに周りの迷惑考えないのは問題だからな。アイドル活動も、その規模の拡張も、自由にやっていいけど公序良俗はわきまえてね』


那珂「那珂ちゃんはアイドル!ちゃぁんと分かってるよ~」


摩耶『お前自身はどうなんだ?アイドルとかって、いかにもお前の好きな女体がいっぱいだぞ』


提督『もっかい言って。女体って』


摩耶『あ?…女体。え、なに』


提督『いや何か摩耶の口から女体って羅列を聞くと妙にエロく感じて』


摩耶『きもいぃぃ』


提督『ガチ引きすんなよ。アイドルね、うーん…学生時代はなぁ、それなりに好きだったけど、最近は見てないしなぁ。おじさん、何が流行りかもう分かんないや』


摩耶『おじさんだと自覚してんなら、そのふざけた口閉じろバカ』


提督『うわーお辛辣。でもやだね、このノリでやっていくって決めたんだ』


摩耶『こういうのが将来セクハラ爺になるんだよ…』


提督『ほっとけほっとけ。那珂ちゃんも川内型の高性能の例に漏れず、いぶし銀の活躍をしてくれる。どんな苦境でも明るくいられるそのメンタルは、アイドルである証かはたまた武勲艦の誇りか。いつも雰囲気をプラスの方向にもっていこうとしてくれる、いなきゃ困る存在だよな』


那珂「艦隊のアイドル!那ッ珂ちゃんだもん!」ブイッ!


龍田「う、うーん?…」ムクッ


天龍「お、おい龍田。無事か?」


鳥海「無理に起き上がらないでください、ほら、まだ座って…」


龍田「どこ、までいったのぉ?」


天龍「次、神通だ」


龍田「……そっか…」


摩耶『さていよいよお待ちかね。鎮守府最強、つまりは実質国内最強の鬼神様だな』


提督『みんなやっぱりそういう認識なのね。そうね、最初期組だけにとどまらず、全体を通してもここまで戦果を叩き出してきた艦娘はいないよな。不動の秘書艦、オレの懐刀、ね』


摩耶『お前の中でも、他と扱いは別だろ。どう見ても』


提督『人格的な優劣はつけてるつもりはないよ。あいつにも出来ること出来ないことあるし、艤装的にも向き不向きも結構はっきりしてる。しかし部下を数値で判断するならば、なるほど差はあるかもな。艦歴が反映されやすい艤装のスペックも非常に高水準、理論値でいけば戦艦棲姫を連撃で瀕死にまで追いやれる。裏付けるように、ここでも神通の上げた武勲は、ここの大規模作戦参加数と同じかそれ以上。長らくオレの秘書艦をやってもらってるし、それに…個人的な思い入れもある。確かに他とは別格の扱いかもしれんな』


摩耶『…ッ』ズキン


提督『だが部下の命は同じ重さだ。艦種、練度は問わない。たとえ神通が、陸奥が、加賀が、大井が、龍田が、Gotlandが、利根が、ビス子が、曙が、国後が、まるゆが…そして摩耶が。ここの誰もが窮地に陥れば心配だしどうにかしようとする。そして誰もが活躍すればできうる限りの褒賞はするし、オレも嬉しい。努力をしているのを見れば、自然と何かしたくなる。それは行動で示してきたつもりだ。違うか?』


摩耶『ああ。そうだな…』


提督『艦娘の個性を全面的に認めておいて、各個人に一切の優劣をつけない。それが不思議で…不気味、か?』


摩耶『ああ。どうしたって、人にゃ合う合わないがあるだろ。…それともアレか?やっぱり、あたしたちの事を…』


提督『ただの、「兵器」と?』ジロッ


艦娘「……ッ!」ゾクッ


摩耶『全員が…全てが、等しく「消耗品」であるなら。話の筋が、通るだろ?』カタカタ…


提督『……筋、とは』


摩耶『さっき、龍田の顔を、思い出せない、って言った時…。内心では、あぁそうなのか、って納得しちまったんだよ。あたしらを、艦娘を。使い潰しの利く機械かなんかと心のどこかで思うなら!!』プル…プル…


提督『……』


摩耶『人間じゃない、化け物かと思うなら…あたしらの、誰かの顔を覚えていなくても、不思議じゃないもんな……。体と、艤装を、覚えてれば、それが「誰」であっても…同じだもんなって……』ポロッ


提督『……』


摩耶『……』


提督『ああ。すまんな』


摩耶『…ッ!』


艦娘「…ッ!」


龍田「…やっぱり……」


Ark Royal「う、嘘だ!あのAdmiralに限って!!それでは!!約束が…違うではないか…ッ!!」


金剛「ハ…ハハッ…」


山城「あの時のも、「エラーの修正」のため…?」


曙「代えの利く、消耗品…」


Graf Zeppelin「……私への、目線は、「メンテナンス」だったのか…?」


大井「は、はぁ…結局…そうなの?」


イ、イヤ…


ワタシタチ…ドウグ…


カエノキク…ヘイキ…


青葉「そ、そういうこと…だったんですか……」


神通「……」


摩耶『や、やっぱり…あ、あたし、達の、こと…』ポロポロ


提督『ん?何を言っている』


摩耶『……?じゃ、じゃぁ……なん、なんだよ……』グスッ


提督『謝ったのは龍田の件だ。意思疎通が完全じゃなかったことを、今もって実感してな。そうか、平等に見る、ってのは残酷だったし、その上で龍田にひどいこと言っちまえば、かなり傷つけちゃったなと。ごめんな、龍田』


摩耶『……』グスッ


提督『使い潰しの利く、機械か化け物か…なるほど言い得て妙だな。艦娘は深海棲艦との戦争のためだけに生まれ、奴らに対抗できる、現状唯一の人類側の手札。奴らを殺すためには、艦娘の犠牲はやむを得ない!オレは兵器のご機嫌を取るために、調子のいいこと並べ立てて、アイスでもあげて士気を一定に保って、「その時」が来れば捨てて、忘れて。また必要なら「新しいの」を、ってか。確かにそれなら「筋」は通っているな。フ、フフ…』


提督『フフ、フフフ…ハハッははははは!あっははははは!!』


………


……




??『私、どうなっちゃうのかなぁ…』ガタガタ


………


……




??『ナンデッ!!ナンデワタシガアアアアアアァァァァァ!!!!』


??『失敗作だな』


??『いや、これを観察すれば…』


??『イヤダアアアアアァァァァァァァァァ!!!!』


………


……




??『ネェ……クライ……クライヨォ……ダレカァ……』


??『ろくなデータが取れなかったな。処分しろ』


??『ェ…?イヤダイヤダイヤダイヤダ!!!イヤダアアアアアァァァァァァァァァ!!!!』


??『そこの訓練生。コンプレッサーまで運んで、処分しなさい。なぁに、体がデカいだけの赤ん坊以下だ』


??『見ての通り、手足を動かすことも、視力すらままならん。神経接続が不適切だ。…ふむ、いい「重り」だ。トレーニングの一環にでもするといい』


??『……』スッ


………


……




??『……ねぇ。君は、誰なの?』


??『……ワカンナイ……。ワカンナイ…。ナニモ…ナイ…』


??『「番号」は?』


??『…?ナンノ、コト…?』


??『そっか…。忘れちゃったのか…』


??『ゴメ、ン、ナサイ…?』


??『なんで謝るのさ…』


??『……ネェ』


??『ん?』


??『ワタシ、コロサレチャウ、ノ…?』


………


……




??『花に話しかけ続けるなんて、お前は、変な子だねぇ。…だけど優しい子だ。人一倍、優しい子だよ』


??『だってタンポポさん、何回踏まれても起き上がろうとするんだもん』


??『そうだね。それは生きたい、って思ってるからだよ』


??『何か、してあげられないかな…あ!じゃあこれから踏まれないように!こうやって花壇に…!……あっ』ブチッ


??『切れちゃった、ねぇ』


??『ごめんな、さい…』


??『優しいだけじゃ、何も守れないんだよ。誰かを守りたいなら、強くなるしかないねぇ』


??『そうなの?』


??『優しくて、力があって、頭がよくて。それでいて、初めて誰かを守れるようになるんだよ』


………


……




??『………君は、さ。どうしたい?』


??『ワタシ…ハ……ワタシハ……ッ!!…ッ!!』


………


……




??『……博士!ちょっと思いついたんですが…!!………』


??『ははっ、なるほどこれは…!うむ、突飛な考えだが、他が全部だめだったんだ、実験してみる価値はあるかもしれん。あれは、まだ処理してないね?持ってきなさい』


??『はい、すぐに連れてきます!!』


??『連れて…?』


………


……




??『何とか、首の皮一枚でつながった…けど、これじゃ、あの子は使い潰されちゃう…』


??『おーい、何ブツブツ言ってんだ?』


??『なぁ、もしさ。あいつらに対抗できる存在が生まれたとしたら、さ。オレたちは何ができるかな?』


??『あ?ん~、そいつらが兵士なら、オレらに出来るのは、なるたけ優秀な上官になって、死なないようにしてやるんじゃない?』


??『!』


??『それよりよ、この問題がわっかんないんだけどよ…』


………


……




??『実戦配備が決定されたこいつら…君は確か実験段階で貢献したと聞いたよ。君に、試験的に任せてみたいのだが?』


??『謹んで!!お受けいたします!!』


………


……




提督『この歳で少佐になれたのも異例だが…。提督…。私に出来るのだろうか…』


………


……




提督『新艦娘が着任したか。ここに呼べ』


??『失礼、します』ガチャ


提督『…ッ!?き、君は…!!』


神通『…?…どこかで、お会いしましたでしょうか…?』


提督『「番号」は、覚えているか?』


神通『申し訳ありません、何のことでしょうか…』


提督『いや、こちらの勘違いだったようだ。忘れてくれ』


………


……




提督『生きてて、くれたのか…』ポロポロ


………


……




提督『私が、かたい…?』


秋雲『そう!近寄りがたくて、話しかけづらいから、今回のミスがあったんだよぉ…』ベロンベロン


提督『おい、そろそろ止めないか。ひどく酔っているぞ』


秋雲『だからぁ!いっそセクハラでもして!!スキンシップでもとっていけばぁ?こんな風にぃ!!』バサッ


提督『!?』


………


……




??『それでも、守り切れないこともある』


………


……




提督『よ。久しぶりだな』


??『ア…ゥ…ダ、誰…?』シュゥゥ


提督『…そっか。まー仕方ないか。「君」のことは結局守れなかったし、「お前」はこんなんだしな』スタスタ


??『チ、近寄ル…ナァ!!』ヒュンッ


提督『…ッ!』ブシュッ


………


……




??『人間ってのはどうしても小さいからね。守れるものに限りができちまう…いつかきっと、自分の命も使わなきゃいけないくらい大きな相手に出会うかもしれない』


………


……




提督『な?怖くない。……オレぁ、敵じゃないぜ…』ポタッ…ポタッ…


??『ア…れ…?知って……ル?……アナた…ヲ…?』


提督『ああ。離れてたし、だいぶ時間たっちゃったけどな。……また会えた、な……』ポタッ…ポタッ…


?…ぅ『……こ、レ…は……?な、ンノ……き、オ…ク?』


提督『まだ、まだ……時間かかっちゃうけど、さ……』ポタッ…ポタッ…


?通『……ッ!?テ、ていと……ク!?……あ、アアっ!!わ、私は、ナンて、事ヲ……!!』


提督『自分の事、兵器、だなんてよぉ……言うなよ……まった、く…そんな……色気の…ある……パンツ……履く…兵器が……いるかよ……』ゴハッ…


ジん通『しゃ、喋らないでくださサイ!血、血が……止めなイと…!!』ポロポロ


提督『この…角度……すげぇ……よく、見える……』


神通『見たいなら後でいくらでも見せますから!!お願い、血、止まって……っ!!』


提督『やっぱ…黒………も……………いぃ………………』パタッ


神通『提督ッ!?て、ていと……いやああああああああああああ!!!!』


………


……




提督『あ~病院食ってまっずい。ねーそこの看護婦さーん。パンチラしながらアーンして~』


神通『……私じゃ、だめですか…?』ピラッ


提督『!?…ゴホッゴホッ……!?…じ、神通が壊れた!!』


神通『散々見たいとか、言ってたじゃないですか…』アーン


提督『言ったっけ、んなこと』モグモグ


神通『…提督は…「あの人」だったんですね…』


提督『……お前も「お前」だったなんてな。再会…いや、初対面の時は驚いたよ』


神通『提督。私たちは、いったい「何」なんですか?』


提督『さぁ?お前らが「誰か」なんて知らんがな。結局、あの施設も末端に過ぎなさそうだし』


神通『私は…』


提督『「君」の素性は、もはや分からないままだ。およそ、あのマッドどもも、んな事を重要視するとは思えん。「何のために」生み出されたのかなんても、もう変えられないのかもしれない。…だが。「お前」が…神通が、艦娘が。「どんな奴」になるかは、自由なんじゃないか?』


神通『それは…許されるんでしょうか…?』


提督『誰が許さないんだ?国か?』


………


……




提督『ははっはははははははっはははー…あー腹痛い…フフッ』


摩耶『な、なんだよ…』


提督『いや、いや失礼。昔を思い出してな。…かつて、お前みたいに、いやお前らみたいに、そんな疑問持って、怯えてた艦娘を思い出してな』


神通「……」クスッ


金剛「…?」


提督『…あんまり、舐めた口きいてんじゃねーよ…!』スッ


摩耶『(殴られる!)』ビクッ


提督『摩耶が。艦娘が。「何のために」生み出されたのかは、もう変えられないだろう』ポンッ


摩耶『…?』


提督『だけどよ、摩耶が「どんな奴」であるか、なんてのはお前が決めることだろ?国が戦争始めたら、兵士は戦う。これは義務だ。「何のために」存在するのか、なんてのは決められてる。だけどな?』ナデナデ


提督『「誰のために」戦うか、なんてもんを強制なんて出来るはずないだろう?』ナデナデ


摩耶『じゃあ、提督は…何で戦ってんだよ』


提督『あーん?古今東西、人が誰かのために命かけて戦う理由なんざ決まってんだろ』


………


……




??『だから限りある命の、その全てをかけて守る相手は、よく選んだほうがいいよ。まぁ、たいがい決まっているけどねぇ』


………


……




提督『愛するお前らのためだ』ナデナデ


摩耶『!』


艦娘「!」


提督『オレはお前らの事、家族みたいに思っててな。お前ら個人に何が出来て、何が出来ないか。誰かと比べて、その優劣で判断する気はない。そんなことはどうでもいいからだ。時折お前らが見せるその人間離れした能力に、恐れを抱く瞬間もある。未だブラックボックスめいた、お前らの謎について、不思議に、不気味に思う時もある』ポンポン


摩耶『……っ』


提督『だがそんなことはどうでもいい。重要なのはそこじゃない』サスリサスリ


提督『オレは、お前らを、愛している』ナデナデ


提督『そこさえしっかりしてれば、たとえお前らについて理解できなくても、感情の無い兵器でも、異形の化け物でも、受け入れることが出来る。そうだろう?』ポンポン


摩耶『……キモい。キザな台詞はくんじゃねーよ。あと頭触りすぎ』ペシッ


提督『おっと、これは失礼』


摩耶『愛とか家族とか…随分お優しいんだな』


提督『愛されて育った自覚があるからな。だから。今度はオレが誰かを愛する番だ。オレはお前ら艦娘を護るために戦う。これが、質問の答えだな』


摩耶『……変なやつ』


提督『んま!摩耶がなんのために戦うかは自由さね。それはお前が決めるこった』


摩耶『…気分悪い。誰か呼んどくわ』スッ


摩耶『(なんでだ、顔、見れねぇ…)』


提督『あいー。ありがとね~』ノシ


神通「……」


金剛「あれ、結局神通やってないデスヨ?」


神通「どうやら、提督に愛されていたみたいですね」クスッ


金剛「それは全員ネー」


Warspite「家族愛…になるのかしらね」


Ark Royal「なぁ、どうしよう…胸が痛いんだが…」ポロポロ


Graf Zeppelin「一瞬でも疑った自分が恥ずかしい…」ポロポロ


龍田「私、素直になるわぁ…」ポロポロ


Гангут два「…とんでもない器だったようだな」


Bismarck「気恥ずかしいわね、ああやってはっきり言われると」


比叡「ああやって堂々と言えるあたり、お姉さまよりも凄いのかもしれません…」


大井「~~」スンスン


北上「わぁーかったから、大井っち。ちょっと私で涙拭くのやめてよぉ」


摩耶「ああ、そうか」


摩耶(見返して分かった。……あたし、提督が…「あいつ」が。好きなのか)


提督『んーま、青葉が聞きたかったのは、たぶんこれなんだろうけど…。一人一人始めちゃったしね。提督に二言はないお。引き続き駆逐艦いくけど…待ってね、次のMC必要なのと、あと喉いたぁい……。ちょっと休憩』ケホケホ


神通「…以上のようですね……。おそらく、今はお話を聞ける状態じゃない艦娘もいると思うので、ここで一回休憩にしたいと思います。水を飲むなり顔を洗うなりしてきてください」


後書き

※本作品はコメディです。

まさかの(会話の)ピッチャーチェンジ、タイトル詐欺とか言って石を投げないでください殴ってください。

イベント終わりましたね!(遠い過去)
皆さんはお目当ての艦娘に出会えましたか?
今回のイベント以降の新艦娘ももちろんやります!…が、順番がめちゃくちゃになるので、一番最後に回します。

さあて、駆逐…駆逐…。
数が…。

萌えろ!ロリコン魂!!

頑張ります!!

あと、同時に(このシリーズの)他作品の執筆を始めました!
そっちはこのシリーズの後に公開するんで、気長に(最低でも半年)お待ちください。


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1: クリンスマン 2019-02-08 14:48:38 ID: S:9FnXoX

今回も面白かったです。
次回作にも期待しています。
えーと、次回は・・・
待ってやろうじゃないの!何時までも!

※多分、迷彩→明細になってました

2: ポチという名のネコ 2019-02-08 15:08:33 ID: S:Xhm9JI

ありがとうございます!

書くペースが致命的に遅くて…(汗)
お待たせしてしまうことの方が多いでしょうが、なにとぞよろしくお願いしますm(__)m

誤字修正いたしました!ありがとうございます!
多摩姉には引っ掻かれてきますにゃ~。

3: SS好きの名無しさん 2019-02-08 19:13:10 ID: S:oV1yiJ

待ってましたー!

今回も面白かったです!

次の更新楽しみに待ってます!

4: SS好きの名無しさん 2019-02-08 22:56:57 ID: S:FvvOQM

おもしろい!
でも暗いシリアスは……

5: SS好きの名無しさん 2019-02-08 23:46:10 ID: S:LbXo-E

ええぞええそ。


おもろいやん、続きが楽しみやわ、駆逐艦も楽しみにしとくで、頑張って下さい

6: ポチという名のネコ 2019-02-09 01:18:19 ID: S:dh2tkg

コメント、応援、評価ありがとうございます!

シリアス面につきましては、寿司でいう所のワサビみたいな扱いしてます。お口の中が飽きないように(謎発言)。

鬱展開はご用意していませんので、ご容赦ください。

7: SS好きの名無しさん 2019-02-09 10:49:49 ID: S:eb4fwK

素晴らしい…
素晴らしいっ!
続きが気になって仕方がないっ!

8: Z.U.ミーさん 2019-02-09 13:26:04 ID: S:KGYATL

あぁ好き!めっちゃ楽しみで夜しか寝られなかった。
神通さんの強さには納得ですね
この提督なら人類と艦娘たちを選べと言われたらきっと艦娘たちを選ぶんだろうな


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