2019-01-12 16:50:14 更新

スッ


御柳は、像(ゾウ)の紋章が描かれた、茶色い星匣を出した。


小咲 「え!?御柳君、それって………」


御柳 「土星不動像 バオ」


シュンッ


バオ 「バオーー!!」


御柳の星匣から、茶色い光を身に纏った

御柳よりも背の高い、二足歩行の像が現れた


エレキテル 「ホウ、土星属性の契約星獣か。

日本じゃあ中々、珍しいナ。」


バオ 「んだよ蓮、お前が俺を召喚するなんて久々じゃないか。

お前、大学生になってからは、全然野生の星獣とも戦わなかっただろ?」


御柳 「仕方ないんだよ今日は。

和菓子屋に来たら、思わぬ奴に遭遇しちまったからな。」


バオ 「よーし、そういう事なら久々に………」


エレキテル 「オット!待ちな!

ユー達の相手は、ワタシジャナイネ!」


御柳・バオ 「!何!?」


スッ


エレキテルは、3匹の青いカニの絵が描かれた星札を出した


カシャンッ


エレキテルの星匣 「飼の札(カイノフダ)、解(カイ)、水星ガニ×三(サン)」


シュンッ


その札を発動所に刺されたエレキテルの星匣から、3匹の水色の光を放つ、蟹(カニ)が現れた。


水星ガニA 「タラタラ、タラタラ………」


エレキテル 「金星属性のミーとボルトは、土星属性には相性が悪いからネ、

代わりにコイツらが相手ネ!」


御柳 「あーもう!面倒な事を………」


春 「何ですかアレ!?

今度は茶色いゾウさんに………青いカニさん!?」


小咲 (春、やっぱりちゃんと、星獣が見えてるんだ……….)


御柳 「くっ!久々の戦闘で、飼い星獣3匹相手は少しキツイが、やるしか無いか………」


第121話 fin


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