2019-01-30 20:09:28 更新

概要

初心者なので色々変な所が多いです
リクエストどんどんどうぞ!


前書き

提督が退院し、再び日常が戻ってくる…
しかし、ある日元帥から贈り物が…
それぞれの過去とは…


【鎮守府前】


提督「………帰ってきた…」フゥ

由良「………そうですね…」フゥ


入院から10日…やっと退院できた

右腕がない生活にもやっと慣れ始めた頃だ


由良「提督さん…本当にごめんなさい…」

提督「?」

由良「由良があんな無茶をしなければ…提督さんはー」

提督「」デコピン

由良「いたっ」

提督「ゆーらー?」ゴゴゴゴ

由良「あ………」

提督「ったく……次言ったら本気で怒るからな」

由良「ご…ごめんなさい…」ショボン

提督「」ポンッ

由良「っ…」

提督「俺ももう気にしてないからな……な?」ナデナデ

由良「ありがとうございます…」

提督「よし!みんなで食堂でパーティやるか!」

由良「へ?」

提督「だって勝利祝いやってなかったからな、やらないとだろ?」ニコッ

由良「………ふふっ、そうですね♪」クスッ


この10日間、由良と一緒にいたからか、由良も前までの雰囲気に戻ってきた


提督「よし、そうと決まれば食堂にー、って誰だあれ?」

由良「どれですか……確かに、どなたでしょうか…」


正門の前に、3人の女性が立っている


提督「あのー…どうされました?」


俺は恐る恐る声をかける


???「もしかして、ここの鎮守府の提督さんですか?」

提督「ああ、そうだが…君達は?」

伊良湖「申し遅れました、私は給糧艦「伊良湖」です。」

名取「「名取」と言います。」

時雨「僕は「時雨」」

提督「よろしく。この鎮守府に何かようかい?」

伊良湖「実は…私達、大本営からこちらに配属ということになりまして…」

提督「え?そんなの聞いてないぞ?」

名取「え?でも一週間前に…」

提督「あー、じゃあ知らない訳だ」

時雨「え?どうしてだい?」

提督「……あまり見せたくないけど…しょうがないか…」ヌギヌギ

伊良湖「え?」

名取「ひぇっ」

時雨「あ…」


自分の姿を見せる右腕がなく、全身が火傷を負ってる上半身を…

それに、由良と一緒に仕事してたとはいえ、途中から由良1人でやり始めてしまったから

俺はリハビリにかやることがなくなってしまった


提督「由良、そんな書類あったか?」

由良「あー、ごめんなさい。すっかり忘れてました」ペコッ

提督「いや、大丈夫だよ」

提督「じゃあ、俺でよければ案内するよ」

伊良湖「お願いします」

名取「お…お願いします!」

時雨「じゃあ、よろしく頼むよ」

提督「それじゃ、最初はグラウンドから…」


そして一通り案内したあと…


提督「じゃあ、最後に食堂に案内するよ。あ、もう少し人数増えるまでしばらくは大部屋で寝てもらうから」

伊良湖「え?それは全艦種ですか?」

提督「ああ、そうだよ。それぞれの艦種を知ることは大切だからね」

提督「それに、給油艦なら、料理のこととか聞きたい奴もいるだろうし」

伊良湖「なるほど…了解です♪」

提督「あ、そういえば、名取って由良と姉妹艦だっけか?」

名取「そうです…私が三番艦で、由良ちゃんが四番艦です」

由良「いいお姉ちゃんですよ♪いつも優しくしてくれますし♪」

名取「ち、ちょっと!由良ちゃん!」ハワワ

提督「まあ、なんにせよ良かったな、由良。姉妹艦が来て」

由良「ええ♪本当です♪」

提督「それに時雨の姉妹艦は沢山いるぞ!」

時雨「……本当かい?」

提督「ああ、白露に村雨、夕立、五月雨がいるぞ」

時雨「………そうか」

提督「……?」


どうしたんだろう…あまり元気がないな…




【食堂】

提督「それで、最後にここが食堂だ。伊良湖にはここでお世話になるかもな」

伊良湖「お任せ下さい!」

提督「さて…」


俺は勢いよく扉を開ける

この時間ならみんないるはずだ


提督「みんな、ただいま!」バーン

五月雨「Σ(゚д゚;)」

白露「Σ(゚д゚;)」

村雨「Σ(゚д゚;)」

夕立「Σ(゚д゚;)」

鳳翔「あら、お帰りなさい」ニコッ

提督「ゴメンな、長い間任せちゃって」

鳳翔「いえいえ、そんなことないですよ………ってあら?そちらの方々は?」

提督「ああ、今日からここに配属されー」


「「「「提督ー!!!」」」」ギュー

提督「タブォッ!!」


久々に吹き飛ばされた


五月雨「提督!お帰りなさい!」ダキッ

白露「もう!遅いよー!」ダキッ

村雨「すっごく心配したんですから!」ギュー

夕立「提督さん、もう遊べるっぽい?」ギュー

提督「ち…ちょっと1回離れ…し…死ぬ…」

由良「はいはい、気持ちは分かるけど一旦落ち着いて。新しい人も来てるんだから」ハァ

提督「すまん…由良、助かった」イテテ

由良「いえ、大丈夫ですよ♪」

村雨「なんか由良さん…提督に対して雰囲気変わりました?」

由良「え?そう?」

夕立「なんか夫婦っぽい!」

由良「なっ!ふ、夫婦だなんて!」バシバシ

提督「いてててて!なんで俺も叩くんだ!」

提督「ったく…それより、祝勝会だからな!豪勢にすー」





鳳翔「提督?何をしようとしているのですか?」

提督「何をって…料理だよ?この前の祝勝会がまだだし、長い間提督不在でやらせちゃってたからそのお詫びー」

鳳翔「いい加減にしなさい!」クワッ

提督「」ビクッ

鳳翔「その身体でどうやってやるんですか!?」

提督「いや、でも簡単なものなら片手でもー」

鳳翔「それがダメだと言ってるのです!」クワッ

提督「ひぇっ」

鳳翔「いつもいつも無茶して…いい加減休みなさい!」

提督「は、はい!」チャクセキ

鳳翔「まったく…ダメですよ」メッ

提督「すみません…」

伊良湖「(お母さんだ)」

名取「(お母さん…)」

時雨「(子供をあやす母親…)」

鳳翔「提督はもう少し自覚を持ってください。死んでからでは遅いのですよ」ハァ

提督「……はい…」

それに…料理はもう出来てますよニコッ

提督「え?そうなの?」

鳳翔「ええ、駆逐艦のみんなが手伝ってくれましたから♪」

提督「そうか…みんなありがとな」ナデナデ

五月雨「えへへー」ニヤニヤ

村雨「///」ウツムキ

白露「あたしがいっちばーん手伝ったんだから」

夕立「当然だっぽい!」ニコッ

時雨「………」

提督「時雨も来るか?」

時雨「………」


時雨「ううん…僕は大丈夫だよ」ニコッ

提督「………そうか」

提督「(何か過去にあったのだろうか…もしや…3人とも…?)」

提督「よし!みんなでまずはお祝いだ!」


今は楽しむことだけを考えよう…

この先いつ楽しめるかなんて分からないから…










時雨「………」














【工房】

提督「妖精さーん」ガラガラ

妖精1「ハイハーイ、ナンノゴヨウデ…ッテミギウデハドウシタノ!?」

提督「色々あってね…それより、重巡レシピを2回お願いできるかな?」

妖精1「アイ、ワカリヤシタ」

妖精2「ヒサビサノシゴトヤ!」

妖精3「ハリキッチャウヨー!」






古鷹「古鷹です。重巡洋艦のいいところ、たくさん知ってもらえると嬉しいです。」ペコッ

提督「ああ、よろしく…ではもう1人もー」

???「その前に質問いいかな?」

提督「ああ、いいが…なんだ?」
























???「ここの鎮守府に時雨って子はいるかい?」



























【執務室】


提督「………」カリカリカリ


コンコン


提督「はいれ」


ガチャ


時雨「失礼するよ。それで、何の用だい?」

提督「いや、ちょっと質問があってな…」

時雨「僕に興味があるの?いいよ。なんでも聞いてよ。」

提督「そうか…では…」












提督「お前は姉妹艦とは仲が悪いのか?」

時雨「………」

提督「いや、言いたくないなら言わなくていいが…」

時雨「………なんでそう思ったの?」

提督「お前に姉妹艦の話をしたり姉妹艦を見てるときの表情でな…ふとそう思っただけだよ」

時雨「………ちょっと…昔のことでね」

提督「昔?…艦のときか?」

時雨「御明答。僕は色々なところで最後の一艦になっているんだ」

提督「」「ああ、確かにそうだな。白露型でも、西村艦隊でも」

時雨「うん……この意味がわかるかい?」

提督「なんとなくな………多くの艦の最期の時を見たから、ってところか?それも大切な仲間全員……な」

時雨「そうだよ…仲良くなって辛くなるくらいなら、最初から仲良くならない方がいい」

提督「………」

時雨「だから………僕に構うのは辞めてくれないかな?はっきり言って、嫌なんだ」

提督「………」

時雨「だから、僕一人だけ大部屋ではなくて、個室にして「それは無理な話だな」…どうしてだい?」

提督「そうだな…まずは昔話でもしようか」

時雨「?」

提督「あれは………10歳の時かな…」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






俺はとある町の一家に生まれた

母親、父親、兄貴、姉貴、そして俺の5人家族だ

両親が共にスポーツ選手ってのもあってか、

1家全員が運動神経が良かった

母親がバスケ、父親が柔道、兄貴がサッカー、姉貴がテニス、俺が陸上と全員やる競技が違ったが各々複数の賞状とトロフィーがある程だ



ある日、家族全員で旅行しに行ったんだ

そして、俺は1人で夕陽を見に浜辺に行ったんだ

その綺麗な夕陽に見とれていると


ドーン


俺らが泊まっているホテルが爆発したのだ

原因は深海棲艦の砲撃だった


俺は必死にホテルに戻った

家族のことが心配で無我夢中に走った

しかし、立ち入り禁止区域の中に俺達が泊まっている部屋があった

そして、信じたくない光景が映った


全員が五体満足ではなかったのだ

父親は片手片足なくして瀕死(なんとか一命を取り留めた)

母親は顔が潰れ

兄貴は上半身と下半身がわかれてて

姉貴は胸、腹に破片が刺さっていた

あまりに異様な光景に、俺は発狂し、泣き叫び

気を失った


目が覚めたら俺は病院のベットにいた

相当ヤバい状態だったらしい

あと少しでも遅ければ後遺症が残るレベルだったとか

そこからリハビリをこなし、退院の日にある男性と女性が入って来た


今の元帥とその秘書官の大淀だ


元帥『坊や、帰る場所はあるのかい?』

提督『………ない』

提督『家はあるけど………みんな死んじゃったから……』

元帥『そうか………よし!』

元帥『今日から家に来い!ワシがワシと大淀で世話してやる!』

提督『え?』

元帥『ワシのとこなら…まあ、将来は海軍あたりの職しか就けんがな』ワッハッハ

大淀『まったく…いつも強引なんですから…ごめんなさいね、嫌なら無理して来なくー』

提督『行きます!行かせてください!』ドゲザ

大淀『え?ちょっ…』

元帥『ガッハッハッ!ワシが見込んだだけはある。よし、今日から家族だ!』

提督『よろしくお願いします!』ペコッ

元帥『ああ、違う違う。海軍の挨拶はこうだ!』ケイレイ

提督『は…はい!』ケイレイ


こうして俺と元帥の特訓が始まった

まずあそこの家に戻り必要なものだけを持っていき、近所の方に挨拶をしたあと元帥の家へ

ちなみに父親は病院で治療したあと、義手義足を付けて仕事場に復帰

俺が元帥の家に行くことは快く承諾してくれた

元帥室で元帥に色々教えて貰いながら時には大淀さんに聞き、時には艦娘と一緒に授業に参加したりなど、普通の提督でも経験できないことをこの10年間でみっちりしごかれてきた


そりゃあ、最初は復讐するために勉強とかもやってきたけど、ある日元帥に


元帥『恨みを晴らすと行く気持ちで物事を取り組むと面白いくらいに上手くは行かない。常に自分がやるべき事を考えろ!』


そこから考え方は変わったな

家族の恨みを晴らすために提督になるんじゃなく、この先の平和のために提督になる!って言う気持ちで…


そこから艦娘との接し方も変わったかな?

一人一人の人間として接するようになったよ

そしたら、色んな奴の色んなことを聞くようになったよ


そして10年間の指導を終えて、俺は元帥の元を離れ、父親の元へ行き、2人で仲良く暮らしてる時にここに配属されたんだよ




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



提督「これがつい3週間前のことだな」

時雨「………」

提督「だからな………お前ほどではないけど、お前の気持ちはよく分かるんだ」

時雨「………だったらー」

提督「だから言わせて貰うよ、時雨………お前はただ逃げてるだけなんじゃないのか?」

時雨「な………」

提督「姉妹艦や大切な人が沈むのが嫌だから、1人で過ごすってか………甘えるのも大概にしろよ」

時雨「………君に言われー」

提督「それが本当に最善の策か!違うな、それは最終手段だ!」

時雨「っ!…僕の何が分かると言うんだ!何も出来ずにみんなを失った…僕の何が分かると言うんだ!!」

提督「なら今度は沈ませない様に努力するとかないのか!あの時は何もできなかった…それで終わりか!その失敗をいかせよ!!」

時雨「ならどうすればいいんだよ!どうしたらみんなを沈ませない様に出来るんだよ!!」


提督「俺を信じろ!!!!」


時雨「っ………」

提督「何でもかんでも一人で抱えるな!誰かに頼れ!1番信頼出来るやつに!」

時雨「………」

提督「……俺は臆病だからな…戦果よりもお前らの命を最優先にするんだ…それに…」

時雨「?」


提督「俺は誰かが沈んだらこの職をやめて自殺する。それくらいの覚悟は出来てるからな」


時雨「えっ………」

提督「そうならない様にはどうすればいいのか…考えてみろ」

時雨「………」

提督「そうするとな…終わりがないんだよ…次から次に色々とやるべき事が出てくる」

時雨「そうだね…」

提督「出てきた課題は潰そうとする…潰すために色んな努力をする」

時雨「……うん…」

提督「そこまでできるようになったら、大体の物は守れるんじゃないか?…ってこんなの、俺が言っても響かないか」ニガワライ

時雨「ううん…そんなことないよ」

時雨「君のお陰で…僕ももっと頑張ろうと思えた…姉妹艦を救いたいって思った…大切な人を助けないって思った…!」

時雨「僕一人だと気づけないようなことを教えてくれた…」

提督「………」

時雨「こんな…臆病で誰も救えなかった…悲観的な僕に…もう一度チャンスをくれるの?」

提督「いいや、…違うな?」

時雨「え?」

提督「チャンスは………自分で掴むものだ」ニコッ

時雨「………うん、そうだね」

時雨「ありがとう、提督」ニコッ

提督「………やっと笑顔を見せてくれたな」アタマポンッ

時雨「え?」

提督「ここに来てからずっと死んだ目をしてたからな。ちょっと心配だったんだよ」ナデナデ

時雨「そ……そんな顔をしてたのかい///」カァァ

提督「ただ…もう大丈夫だな」ナデナデ

時雨「うん…任せといてよ」ニコッ

提督「そうか…」




















提督「だそうだ。最上」




時雨「………へ?」

???「まったく…さすがに途中の口論はビックリしたよ」

提督「悪い悪い…でも、これでもう時雨も大丈夫だ」








最上「そうだね。安心したよ」


時雨「え?………」




最上「そして…久しぶり、時雨」ニコッ


時雨「…」

提督「実はこれは元々最上にお願いされたんだ。「時雨は1人で寂しそうにしてないかい?」ってな」

最上「ちょっと提督!?それは言わない約束じゃ…」カァァ

提督「一応言った方が良かったんじゃないか?」




提督「同じ「西村艦隊」の大切な仲間として」ニヤ

最上「そうだけどー」プンプン

時雨「………」

提督「ん?どうした、時雨」

時雨「………最上?」

最上「そうだよ、久しぶり」ニコッ

時雨「」ダキッ

最上「おっとっと…どうしたの?」

時雨「ごめん、あの時守れなくて…」ポロポロ

最上「大丈夫だよ、こうやってまた会えたし、それに」

時雨「?」ポロポロ

最上「今度は守ってくれるんでしょ?」ニコッ

時雨「………」

時雨「うん!僕に任せてよ!」ニコッ

提督「さて…」














提督「もう入ってきていいぞ」

五月雨「バレてたんですか?」

白露「ウソでしょ?」

村雨「だから言ったでしょ。提督は無理だって」

夕立「ううー!悔しいっぽい」

由良「あらあら、さすが提督さん♪」

提督「お前ら…」

名取「うぅ…ぐずっ」ポロポロ

古鷹「大丈夫名取?ほら、ハンカチ」

名取「ありがとうございます…」

伊良湖「提督…」

鳳翔「すみません、みんなで来ちゃいました♪」

提督「来ちゃいましたじゃないですよ…」ハァ

時雨「みんな…」

白露「時雨…」

時雨「何?」

村雨「安心して、今度は絶対に沈まないから」

夕立「ちゃんと守ってね?」

五月雨「またみんなで頑張りましょう!」フンス

時雨「みんな……ぐずっ」

村雨「ああもう、泣かないでよ。ただでさえ泣きそうになってるんだから」



提督「………」

由良「大丈夫そうですね♪提督さん」

提督「いやー、最上がいてくれて良かったよ」

提督「古鷹ゴメンな。あんまり案内できなくて」

古鷹「いえ、大丈夫ですよ。それに、皆さんと仲良くなりましたから」

提督「そうか…なら良かった」


この件により白露型の絆は更に深まったのだ…













【執務室】

提督「………」カリカリカリ

提督「………」ハンコポンッ

提督「………ふぅ、終わった」ノビー

提督「………」

提督「(そもそも元帥はなんでここの鎮守府に3人とも送ってきたんだ?)」

提督「(もしかしたら…ほかの2人も時雨みたいに訳あり?)」

提督「(ってそんな訳ないか…久々に頭使ったから疲れてるだけだ)」


コンコン


提督「入れ」


ガチャ


由良「提督さん。終わった?」

提督「由良か…ちょうど終わったぞ」

由良「分かったわ。あ、そうだ」

提督「?」

由良「提督さん、ちょっと付いてきて?」

提督「かまわんが…どこに行くんだ?」

由良「ふふっ…秘密♪」ニコッ

提督「?」




















【大部屋】

提督「………なあ由良」

由良「はい。なんでしょう」

提督「なぜ俺を大部屋に連れてきた」

由良「みんなもっと提督さんのことを知りたいからですよ」

提督「いやでもだからってここに連れてこなくたって…」

由良「だって提督さんと一緒に寝たいんだもん」

提督「なんでそうなる………はい?」

由良「だから、提督さんと一緒に寝たいの」

提督「いや、おかしいだろ。なんで一緒に」

由良「はいもういいから、入った入った!」

提督「うわ!っておい由良押すな!」

夕立「あー!提督さん!待ってたっぽい!」ダキッ

五月雨「夕立姉さんずるい!私も」ダキッ

提督「だーもう!1回離れろ」

時雨「提督……」

提督「どうした?時雨」

時雨「……今夜は寝かさないよ?」ニヤ


え?嘘だろ…


提督「ちょっ…じ、冗談…だよな?」

時雨「ふふっ、本当だよ?」

由良「さあ、行きましょうか♪提督さん♪」

五月雨「色々聞かせてもらいます!」

提督「やめろ!離せ!古鷹、鳳翔さん、助けて!」

古鷹「ごめんなさい、提督さん。古鷹もちょっと興味あります♪」

提督「な…」

鳳翔「もっと教えてください。提督さんのことを♪」ニコッ

提督「ちょっ…」

由良「はいはい♪もう諦めてください♪」ズイズイ

提督「いやーーー!!!」















最上「………ふふっ」

時雨「どうしてだい?最上」

最上「いや、楽しそうな場所だなって………時雨が気に入るのも無理ないよ」ニコッ

時雨「そ…そうかい///」

最上「あー照れてる。可愛いな」ツンツン

時雨「や…やめてくれ///」アウアウ














こうして鎮守府の楽しい夜のお喋り会は朝まで続いたのであった…











後書き

ということで第7話でした!
ちょっと重い話になってしまいましたね…
時雨と最上は凄い姉妹感があるきがする…
ちなみに次の番外編はここのお喋り会の内容にしようと思います!
人数も増え、賑やかになっていく南雲鎮守府、しかし、辛い過去を抱えた者が…
次回〜第9話 誇り〜


このSSへの評価

1件評価されています


SS好きの名無しさんから
2019-01-21 18:03:33

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このSSへのコメント

10件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2019-01-21 18:03:29 ID: S:wAcEja

いまのところ全部読ませてもらいました
面白いです
あと、
伊良湖は給油艦じゃなくて給糧艦です

2: SS好きの名無しさん 2019-01-21 18:04:40 ID: S:c6UU3Q

あ、リクエストで入れられるときで良いので摩耶様をどうかお願いしますです

3: タカドン 2019-01-21 19:19:58 ID: S:PJ20xn

1の方コメントありがとうございます!
面白いと思ってくだるのはこちらとしても活動源となります!
すみません…勉強不足です…もっともっと勉強します!ご指摘ありがとうございます!

4: タカドン 2019-01-21 19:21:07 ID: S:wtmmwq

2の方コメントありがとうございます!
了解です!極力早めに登場させるように頑張ります!

5: SS好きの名無しさん 2019-01-22 00:48:58 ID: S:WyqiYn

西村艦隊と白露辺りは特に思い入れ強そうだものねぇ時雨

6: タカドン 2019-01-22 06:55:50 ID: S:W4z5Yp

5の方コメントありがとうございます!
そうですねー、西村艦隊としてレイテ沖海戦に出た中で唯一の生き残りですからね
自然とそうなっちゃいました

7: SS好きの名無しさん 2019-01-26 12:10:44 ID: S:t5SKnK

ならば、この流れで
戦艦は扶桑型を希望します。
自分は扶桑姉様が最初の戦艦でしたから

8: タカドン 2019-01-27 15:30:46 ID: S:7-pKoB

7の方コメントありがとうございます!
ちなみに扶桑と山城どちらがいいですか?
自分は山城が初めての戦艦です

9: SS好きの名無しさん 2019-01-31 11:57:33 ID: S:jR9jmp

7ですが扶桑を希望します。
溢れる母性で最上、時雨を癒して
欲しいです!

10: タカドン 2019-02-01 17:30:39 ID: S:HZ6Sq1

9の方コメントありがとうございます!
了解しました!もうしばらくお待ちください


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