2019-01-29 16:32:16 更新

綾波「綺麗な流星群があったんですよ。」


指揮官「そうか。」


綾波「綺麗だったので願い事をしたんですよ。」


指揮官「そうか。」


綾波「・・・子供が考えるような・・・そんな願い事。」


指揮官「・・・」


そう言う彼女の目の前に写る惨状・・・


綾波「・・・大変なことになりましたねwこれwww」


指揮官「何わろとんねん。」


時は今朝に遡る


綾波「指揮官!起きてください!」


(^´-ω)綾波・・・今日非番だよ?もう少し寝かしてくれよ・・・


綾波「ほら、起きてください」ユサユサ


(^´-ω)・・・あ?


綾波が普通に起こした・・・?いつも鬼神演舞ぶっぱなしてくるあいつが普通に起こしてきた?何だ?今日俺死ぬの?


(^´・ω)何だよ・・・足柄が爆発したとか?


綾波「間違えじゃ・・・無いですかね。」


(^´?ω)え?それってどういう・・・


         \

ピャァァァァァァァ!

         /


(^´・ω)・・・本当に何事?


綾波「ついてきてください。」


(^´・ω)あぁ。


・・・ついていった先にあった異様な光景・・・


(^´・ω)・・・え・・・?本当に何これ?部屋がアカに染まってるんだけど・・・


部屋の中に見渡す限りの蟹。その中で片手だけかろうじて確認できる足柄。


(^´・ω)え・・・何これ怖い本当に部屋が真っ赤だよ・・・俺も対抗してソビエトマーチ歌おうか?


綾波「共産主義英国はおかえりください」


(^´・ω)・・・綾波(綾波「嫌です。」


(^´・ω)俺まだ綾波の名前呼んだだけやん・・・そんな即答で拒絶されると指揮官寂しい・・・(´;ω;`)


綾波「どうせ足柄さん引っ張り出してきてとか言うんでしょ?」


(^´・ω)何故バレた定期


綾波「人の姿になって救助してきてくださいよ。」


指揮官「へいへい。」スタスタ


うわすっごいゴツゴツしてる。


指揮官「・・・足の踏み場もクソもねぇ・・・何かやたらぬれてるし・・・おーい足柄~?大丈夫かー?」


足柄「・・・」


指揮官「おーい?」


・・・大丈夫だよね?腕引っ張ったら腕だけとれるとかないよね?あったらキレ散らかすよ?


指揮官「・・・」グイッ


足柄「」


指揮官「めっちゃ蟹に挟まれてる!?綾波!」


綾波「TwitterなうTwitterなう」カシャカシャ


指揮官「やっとる場合か!」


・・・足柄を挟んでる蟹を取っては投げ捨ててるんだけど・・・寝巻きがクッソズタボロでヤバイよ?ヤバイよ?これ普通にセクハラで訴訟されたら確実に有罪なっちゃうよ?裁判官さん俺無罪だよ?


綾波「指揮官指揮官。」


指揮官「ん?」


綾波「な~んか蟹のヘイトこっちに向いてないですか?どうするんですか?囲まれたら流石にヤバいですよ?」


指揮官「・・・たったひとつだけ策がある。それこそとっておきの作戦だ。」


綾波「とっておきの・・・?」


指揮官「逃げるんだよぉー!スモーキー!」ダッ!


綾波「うぉぉぉぉ!」ダッ!


うわ!めっちゃ廊下濡れてる!


綾波「とりあえず食堂いきましょう!とりあえず指揮官!肩車!(無茶ぶり)」


指揮官「あぁ分かったよ!連れてってやるよ!」


てか怖ええわ!後ろからじょじょにだけど大量の赤い塊が迫ってきてるよ!バイオハザードみたいになってるよ!


         ~食堂~


指揮官「・・・・食堂・・・ついた」ゼェゼェ・・・


飛龍「・・・大丈夫ですか?」バタン


指揮官「・・・何とか・・・」


綾波「流星群があったんですよ。」


指揮官「・・・綾波、その話は後で・・・」


綾波「願い事をしたんですよ。溺れるほどの蟹を食べたいって」


指揮官「やっぱり続けろ」


綾波「前指揮官が連休で出掛けましたよね?」


指揮官「釣りに出掛けてトランク開けたら綾波が釣り道具と一緒に入ってて死ぬほどビックリした。」


綾波「帰りに食べた料理、どれも美味しかったんですがその中で蟹が気に入ってですね。知り合いの鎮守府の時雨さんに相談したんですよ。」


指揮官「よりにもよってあそこの鎮守府の時雨さんか。」


主に綾波がこんな性格になったのはあの時雨が原因・・・かなり仲がいいんだが・・・性格がなぁ


綾波「前流れ星にオマール海老をたくさん食べたいってお願いしたらオマール海老がたくさん食べれたって言ってたんですよ。」


指揮官「・・・」


綾波「だから流星群に蟹を溺れるほどの量食べたいって、お願いしたんですよ」


指揮官「その結果がこれか。」


綾波「いやぁ・・・大変なことになりましたねwww」


指揮官「何わろとんねん。」


蒼龍「指揮官。何やらかしたんですか?」


指揮官「蒼龍さん。何で最初に俺に聞くんですか?」


蒼龍「前に元帥を鍋に投げ込んでるんでまたそんな感じで蟹を鍋に投げ込んで増やしたのかなと。」


指揮官「俺は錬金術師かなんかですか・・・」


加賀「大変だな。」


祥鳳「せやなぁ・・・」


指揮官「・・・とりあえず加賀さん。足柄運んで。他の子も皆鎮守府の外に!蒼龍さんは避難指示を!」


加賀「了解!」


蒼龍「了解!」


綾波「それじゃ私も避難しま(指揮官「おいまて主犯格」ガシッ


綾波「何ですか!」


指揮官「鎮守府に取り残されてる人いないか探すぞ。」ズルズル


綾波「嫌~!」


指揮官「まずは風呂場だな。」


綾波「・・・変態。」


指揮官「よく考えてみろ。蟹って海から来たよな?」


綾波「そりゃ突然わいてきたら怖いですよ。」


指揮官「海から侵入するとなると水路から位しか無いよな?」


綾波「ですね。」


指揮官「風呂場とか大変なことになってるよな?」


綾波「あー・・・」


指揮官「朝風呂入ってるやつおったっけ?」


綾波「少なからず居るんじゃないですか?」


指揮官「・・・」E火炎放射機


綾波「さらっととんでもないもの持ってこないで下さい。」


指揮官「多分風呂場やべえぞ?」


綾波「だからってそんなもの使ったら中に居る人も焼けます。」


指揮官「・・・」Eミニガン


綾波「・・・」


指揮官「ダメ?」


綾波「・・・」


指揮官「まぁ良いや突撃!」


綾波「あっそうそう。指揮官」


指揮官「ん?」


綾波「蟹の握力って知ってます?」


指揮官「・・・知らん。」


綾波「ヤバいのだと1トンは越えるそうですよ?」


指揮官「・・・あー・・・つまり?」


綾波「下手したら指揮官がジョキンっ!と。」


指揮官「ならないように気を付けたいな。」


綾波「・・・んで・・・」


指揮官「朝風呂入ってる奴・・・居ますね。」


綾波「・・・行ってらっしゃい。」


指揮官「あー・・・怖ぇ・・・大丈夫かー!」


・・・反応なし・・・


指揮官「開けるぞ~!」ガラッ


蟹「」ワッサー


指揮官「失礼しました~」ガラッ


綾波「・・・今のはえげつないですね。」


指揮官「・・・クッソ・・・指揮官は度胸だ!行くぞ!」ガラッ!


綾波「グッドラック」


指揮官「・・・SAN値をガリガリ削られそうだな・・・」スタスタ


指揮官「・・・ティルピッツさーん?」


頭だけ出てる・・・白目向いてるけど・・・


指揮官「引っ張ったら頭だけでしたとか無いよな?泣くぞ?俺泣くぞ?」グイッ!


ティルピッツ「」ザバァ!


綾波「見つけました?」


指揮官「投げるから受け取って。」


綾波「えっ」


指揮官「そぉぃ!」ブン!


綾波「投げたぁぁぁ!?」ガシッ!


指揮官「次~・・・どこだ!?」


綾波「指揮官!右!右!」


指揮官「右?・・・・なにあれ?ターミネーター?」


何か腕がbという感じで出てる・・・


指揮官「よいしょ・・・」ガシッ


腕だけしかないとか言うジュラシックパー〇みたいなオチはやめてくれよ?マジで発狂するからな?


指揮官「せい!」


グラーフ「」ザバァ!


指揮官「・・・にくすべさんか。」


綾波「グラーフさんで最後ですね。」


指揮官「了解。」そぉぃ!


綾波「人をポンポン投げない!」ガシッ!


指揮官「と言うわけで服とタオルもって移動するぞ~」ガチャ!


綾波「何で指揮官はさらっと銃取り出してるんですか。」


指揮官「武器がなきゃまずいでしょ。」


綾波「・・・まぁそうですけどね。」


       ~鉄血寮~


指揮官「んじゃ俺は確認してくるからティルピッツとグラーフ叩き起こしといて。」スタスタ


綾波「・・・本当人使いが荒いですね・・・ほら二人共~起きてくださーい」


グラーフ「ここは誰!?私はどこ!?」


ティルピッツ「(゚ω。)ゴリラ」


綾波「・・・とりあえず服着ましょうか」


お着替えシーンはカットだ!残念だったなお前ら!(^д^)m9プギャー!


綾波「・・・んで何故かバカみたいに蟹が湧きやがりまして・・・」


ティルピッツ「指揮官は鉄血寮捜索してると。」


グラーフ「卿を甘く見ているわけではないが一人では危険すぎるんじゃ・・・」


指揮官「逃げるぞ~」


綾波「どうしたんですか?」


指揮官「いや~ドジったドジった。扉開けたら・・・」


???「ギシャァァァァァァ!」


指揮官「あんなクッソデカいヤドカリが居るんだもん。」ダッ!


綾波「バカなんですか!?」ダッ!


ティルピッツ「本当に救いようのないな!」ダッ!


グラーフ「これだから卿は・・・!」ダッ!


指揮官「ごめんちゃい☆」


???「ギシャァァァァァァ!」


綾波「めっちゃ怒ってますよ!?何したんですか!?」


指揮官「顔面に機関銃叩き込んだ。」


綾波「本当に救いようのない馬鹿!」


指揮官「けど俺から馬鹿を除いたら何も残らんぞ。」


綾波「・・・その通りですね。バカ指揮官。」


指揮官「否定して欲しかったなぁ・・・」


ティルピッツ「あんなんに挟まれたら真っ二つだぞ!」


指揮官「おぉ~怖。外には蟹がうじゃうじゃじゃの~」


グラーフ「戦国無双クロニクルの武田信玄の台詞なんか誰がわかるんだ!」


指揮官「まぁこっから飛び降りても大丈夫やろ。」


綾波「ズタズタにされたければ降りれば良いんじゃないですか?」


指揮官「嫌です」


綾波「じゃぁ走りましょう。」


指揮官「へーい。」


ティルピッツ「・・・お前達・・・少しは危機感を持て・・・」


指揮官「・・・」


???「ギシャァァァァァァ!」


指揮官「いい加減面倒くせぇ・・・なぁ!」ブォン!


???「ギャァァァァァァ!」


指揮官「ひゅぅ・・・疲れた」


ティルピッツ「・・・何でそんなのがあるのに最初から使わなかった・・・」


指揮官「こんな大槌でぶん殴ったら鉄血寮床抜けるわ。」


グラーフ「あのなぁ・・・」


指揮官「クソデカいヤドカリ湧いて叩き潰したら床抜けましたとか誰が信じんだ。」


綾波「誰も信じませんね。」


指揮官「んじゃ降りようか・・・階段あるし」


ティルピッツ「だな。」


        ~外~


指揮官「本当外も多いなクソッタレ!」ブォン!


祥鳳「指揮官はん!無事やったんか!」


指揮官「最前線で指揮してた指揮官が蟹なんかにそうそう負けやしないわ!」ドゴォン!


祥鳳「てか何やその武器!?」


指揮官「自作品!」チュドォォン!


綾波「それ大本営にバレたら怒られません!?」


指揮官「こんなに鎮守府大惨事になってたらこれだけで元帥閣下に殺されるわ!」


綾波「・・・あ~・・・」


長門「喋ってないでこいつらを倒すぞ!」ドォォン!


ウェールズ「・・・!何あのデカいの!?」


指揮官「あ?」


綾波「・・・これって・・・」


指揮官「あきらかにヤベぇな・・・」ガチャ


何あのクソデカい蟹・・・ロブスターだっけ?あれは寿命で死なないらしいけど・・・突然変異かな?


指揮官「・・・ともあれ元帥閣下にあれ持ってたら許してくれるかも・・・蟹好きだしあの人・・・」


綾波「あの量食いきれるんですか?」


指揮官「・・・腕一個で・・・」


綾波「・・・指揮官が元帥閣下にボコボコにされないよう祈りますね。御愁傷様です」


指揮官「人を・・・」


巨大ガニ「」ブォン!


指揮官「故人みたいに・・・」ガシッ!


巨大ガニ「!?」


指揮官「言うんじゃねえよクソッタレが!」ビュン!


巨大ガニ「!」ビタァン!


指揮官「・・・ひゅぅー・・・大丈夫?」


ダンケルク「投げるなら一言言ってほしかったです。」


指揮官「ごめんちゃい☆」


ダンケルク「・・・指揮官?」ピキピキ


指揮官「あ~・・・ごめんさい」


巨大ガニ「!!!」ビュン!


指揮官「嘘だろオイ!?」ガッ!


綾波「指揮官!?」


指揮官「ヤッベ・・・このままだと上半身と下半身がサヨナラしちゃう」


綾波「御愁傷様です!」


指揮官「せめて助けて!?」


綾波「どうせハサミ引きちぎるでしょ!?」


指揮官「引きちぎったら食いにくいだろ!?」


綾波「・・・」


ウェールズ「指揮官はやっぱり・・・バカだったか」ガチャ!


綾波「三式弾何か通用しないと思いますよ?」


ウェールズ「なら・・・」ダッ!


綾波「・・・無茶しますね!」ダッ!


ティルピッツ「・・・何する気かもう察したわ。」


グラーフ「・・・?」


指揮官「あの~カニさん?このままだとお茶の間に流せなくなるぐらいのグロ映像になるんでこのぐらいで離してくれ無いですかね?」


巨大カニ「!!!」ギチギチギチギチ!


指揮官「ダメですよね!?知ってました!」メキメキメキメキメキ!


ウェールズ「撃ぇぇぇぇい!」ドォォン!


巨大ガニ「!?!?」グチャァ!


綾波「そぉい!突入ぅぅぅ!」


ザッパァァン!


指揮官「ウワァァァァァァァ!」


ティルピッツ「よいしょ。」キャッチ


指揮官「ありがとう。」ヨッコイセ


足柄「・・・綾波さん大丈夫ですかね?」


指揮官「・・・どうだろ・・・最悪俺がボコりに行くけど・・・」


ザッパァァァン!


指揮官「ッ!」ガチャ!


綾波「」バキャァ!


一同「」ボーゼン


綾波「・・・え~と・・・その・・・獲ったど~!」


指揮官「・・・おっおう。」


         ~夜~


指揮官「・・・これ何日分だ?」


綾波「・・・さぁ・・・」


ウェールズ「・・・その前にあの鎮守府の惨事をどう大本営の元帥閣下に殺されないように言い訳つけるか考えた方がいいんじゃない?」


指揮官「絶対呉大本営支部じゃなくて大本営に出頭命じられるもんなぁ・・・あぁ・・・面倒くせ」


綾波「だからって拒否したら憲兵さんに強制連行でしょ。」


指揮官「俺つれてけるのなんて最近仕事サボってディビジョンしてるここ直属の憲兵さんぐらいでしょ・・・」


綾波「大本営に行くだけで大本営中の憲兵さん震え上がらせる人が言うと格が違いますね。」


指揮官「うっせ。」


青葉「あっ指揮官。」


指揮官「ん?」


青葉「調べたらね~・・・ちょっと・・・最近大量のカニの群れが観測されてるんだよね。」


指揮官「また?」


青葉「いや、この襲撃の少し前に観測されてた。」


指揮官「・・・」


青葉「民間の人には情報が伝えられてて避難してたみたい。」


指揮官「は?俺のところにはそんなの来てないぞ?」


青葉「・・・伝えられてなかったみたい・・・私達のところに。」


指揮官「・・・何だと?」


青葉「何でかもわからないけど・・・」


指揮官「・・・明日、大本営行くぞ。綾波」


綾波「出頭命令も出てないのに?」


指揮官「ちょっと話聞かなくちゃ行けなくなった。」


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