2019-02-12 13:01:25 更新

概要

前回の続き


前書き

前回読んでない人はわかりにくいかも、、、、


俺は気付いたら暗い闇の中にいた


どこか暖かくて


どこか冷たい


そんな空間にいた


「提督」


誰かに呼ばれた気がした


「提督」


今度ははっきり聞こえ俺は後ろを向いた


「提督」




そこに立っていたのはーーだった



「ひどいや、提督は、僕の、命、を、とて?」



ーーの声がノイズにかかったように聞こえにくい



「ひひひひひひどいややややややや」



ーーはまるで壊れたロボットのように俺に問いかける



俺は声を出そうとしたが、声が出ない



手を差し伸べようとしたら、腕がない





ーーそしてーーの心臓も無いーーー






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

提督「うわあああああああああ!?」




提督「はあ、はあ、こ、ここは、、どこだ?」



俺は飛び起き、身の回りのものを見る


柔らかい砂、明るい夜空、打ち付ける波の音


そこが浜辺であることを俺は確認した



提督「!?」



俺はいきなり脳を焼かれるような激痛に襲われた


その激痛のおもな発生源は俺の肩から先がない左腕だった



他にも俺は捻り曲がった右足、真っ赤に染まった左目、ひしゃげた指などがあった



俺は自分の体の状況を確認したところで軽いパニックに襲われた



俺はとりあえず平静を保とうと必死に脳を落ち着かせる



なぜ俺はこんな満身創痍なんだ?


まず何があった



俺は少し前の記憶を思い出そうと脳を回転させる






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺はたしかあの光と同時に吹き飛ばされて


運良く海に落ちた


海の中で溺れるかと思ったが深海悽艦の血のせいなのかそこまで苦しくは無かった


だが、俺の体はひしゃげて、泳げなくて、ここまで流されたんだっけ?


クソ、貧血と激痛でこれ以上は考えられない


止血しないと、止血、体が動かない、クソ、俺は、、、




ー俺はそのまま深い暗闇の中へ落ちていったー





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

またこの感覚か、、


だが、今回は違う、何故かここは何も感じない


暖かさも、冷たさも



俺、死んだのかな


こんなところで死ぬのは嫌だな



嫌とは違う



終わりたくない


まだ、俺は終われない


あいつらを、あの野郎をぶっ飛ばすまでは




ーー終われないーー






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺は目を開ける


目の前には白い天井


俺の体には白く、ふわふわしたものが覆いかぶさっていた



体を動かそうとしたが固定されたように動かない


いや、固定されたではなく、固定されているのだ


俺はあと時確かに死んだはずだ、だってあんな満身創痍で生きてられるはずがない



誰かの手を借りられれば生きていたかもしれないが、、




ー誰か俺を助けたのか?




深海悽艦になった俺を?



ありえない



じゃあこの状況はなんだ?



俺はその答えが出ないまま数時間がたった










俺はいつまでこうしているのだろう


今はいつの何時何分だ


俺はそう考えていると扉が開いたような音が聞こえた


その扉を開いた人物はこちらに歩いてくるようだ


俺は瞬時に身構えようとしたが固定されて動けないかった


その人物は顔を出した




老婆だった


70過ぎぐらいの


知らない顔だった


この人が俺を助けたのか?



その老婆は俺を見るなり大声を上げて寄ってきた


そりゃ大声上げるだろ、俺、深海悽艦だし



老婆「おおおおお、やっと目覚めたかね、どうだい、私の声が聞こえるかい?」


俺は予想外な言葉に驚いた


とりあえず、俺は素直に頷いた


老婆「良かった、良かった、あんたここ3日ぐらい寝たきりだったから死んでいるのかと思ったよ」


老婆「だってあんた満身創痍だったじゃない?でも脳波も、心臓も、脈もあるし、死んではないと思っていたんだけど、、、」


老婆「でも、目覚めて本当に良かった、良かった」



この老婆が、俺を、助けた?


俺は予想外なことが多すぎで混乱する



老婆「あんたの体すごいことになっていたのよ」


老婆「片腕ないし、足は骨折してるわ、左目は内出血してるわ、頭蓋骨はヒビが入っているわでほんとに生きているのが不思議なくらいだったのよ?」



俺、そんなことになってたんだ


うわあ、あのときの俺鏡で見たら相当ひどいんだろうなあ


とりあえず、この老婆に感謝の言葉を伝えなきゃ



提督「」



声が出ない、というか顎が開かん



老婆「あ、あんたの顎、固定してるから無理にしゃべんなくていいわよ」


老婆「とにかくあんたは寝て、体さっさと直しなさい、また来るからね!」



そう言って老婆は部屋から出ていった


なんていい人なんだろう


こんな見ず知らずの深海悽艦を助けてくれるなんて、、


人生捨てたもんじゃないな


だけどごめんなさい、俺は体が治っても



やらなきゃいけないことがあるんだ




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺は目覚めてから約1週間ほどで治ってしまった


俺自身めちゃくちゃ驚いていたが


それ以上に俺を助けてくれた老婆のほうが驚いていた



老婆「ええ!?あんた、あの怪我が!?あんな二度と動けなくなってもいいような怪我が治ってしまったんかい!いやあ、これは奇跡だわ!良かったねえ!」


提督「え、ええありがとうございます、お婆さんのおかげです」


老婆「んまあ!お礼を言える人は人としてできている証拠だ!いい嫁さん見つけなよ!」


提督「は、はい」


このお婆さんは医者だった、名前は『トヨさん』というらしい


トヨ「っで、あんた、何があったんだい?無理にとは言わないが」


提督「えっと、ちょっと戦いに行って負けてしまったんです、その戦いのとき、左手も、、、」



嘘はついていない



トヨ「そうかい、、でも完治してもゆっくりしてくれ、ここにはなんにもないがね」


提督「いえ、治療もしてもらって、しかもタダなんて、」


トヨ「私が勝手にやったことさ、気にしないでおくれ」


提督「そう、、ですか、、本当に、ありがとうございます」



トヨさん、なんていい人なんだ


思わず涙が出そうだ



トヨ「あんた、海軍の人だったんだろう?」


提督「え、ええ、でもどうしてわかったんです?」


トヨ「前に、あんたを見たことがあるからさ、そしてあんたに助けてもらったことがあるんだ」


俺が、、?いつだ、そんな記憶はないぞ


トヨ「正確に言うとあんたのところの『艦娘』と呼ばれる娘達だね」


提督「そう、だったんですか」


トヨ「ええ、この街が襲われたときさ」



そういえば、昔、俺は鎮守府に勤めて1年目ぐらいに空襲を受けたんだっけ、あれは結構街にも被害が出て苦情がたくさん来たんだっけ、、、


トヨ「うちの旦那にもね、連絡したんだけどね、忙しいっていうのさ、私と戦争だったら戦争のほうが大事って言っているのよなもんだよ」


提督「、、ちなみに、旦那さんも軍人なんですか?」


トヨ「ああ、そうさ、海軍の元帥ってとこについているらしいねえ」



元帥、、、ってことはめちゃくちゃ偉い人じゃん


俺、元帥の奥さんに救ってもらってたのか



トヨ「そういや、あんた、鎮守府には連絡したのかい?」


提督「え?」


トヨ「いやだってさ、いきなりあんたがいなくなったんだ、さぞかし心配しているだろう?」


提督「え、ええ、ご心配ありがとうございます、今は私の代わりが務めていますので、、」


トヨ「そうかい、そういやあんた、もうこの地域で祭りとかは行わないのかい?」


提督「祭り、、、ですか?」


トヨ「そうさね、もうかれこれ3ヶ月は行ってないからさ、、少し寂しいんだい」


提督「え!?三ヶ月!?」


トヨ「そ、そうだよ?三ヶ月だよ?」



三ヶ月、、、?


俺は日本や外国の文化などを積極的に取り入れて祭りなどを行い、少しでも皆を楽しませようと思っていた


そしてその祭りは2ヶ月に1回は確実に行っていたはずだ、、


三ヶ月、ということは俺は最低2ヶ月は閉じ込められていたのか?



トヨ「それでね、たまたまこっちに来ていた艦娘に声をかけたんだよ『最近見ないねえ』ってね」


トヨ「で、なんて答えたと思う?」


提督「さあ?」


トヨ「そしたらね、んまー冷たいの『そうですね』って、感情のこもっていない目と声でそういったのよ」


トヨ「まるで人が変わったみたいにねえ」




俺の中でなにか違和感が生まれた




提督「それ、、、、いつ頃ですか?」


トヨ「だいたい、、、1ヶ月ぐらい前かねえ」



『僕の、提督は、一人だよ?』


『本当に、、知ら、、ない』



人が、変わったように、、?




違和感が形を作っていく




トヨ「でさ、次の祭りはいつだい?私、結構楽しみにしてるんだい」


提督「次は、、」


そう言いかけたところで扉を叩く音が聞こえた


トヨ「ん?誰か来たのかね?こんな夜中に」



今は、、、9時15分か、、確かにこんな時間に人が来るのは珍しい


扉を叩く音が強くなる



トヨ「はいはいはい、今出ますよー」



トヨさんが扉を開ける



トヨ「ヒッ!」


トヨさんが小さい悲鳴を上げた


提督「どうしたんですか!?」






俺は急いでトヨさんのもとへと駆け寄った



そこには腰を抜かして床に座り込むトヨさんと





無数の傷が生々しく刻み込まれ、立っているのが不思議なぐらいの












ーーーーーレ級がいたーーーーーー














後書き

ういいいいいいいいっすどもーペリー大佐でーす!!
あとだいたい2話ぐらいで終わりにさせます
次回作考えとかないとな、、、
来週も乞うご期待!


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2019-03-25 11:05:49

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2019-02-02 15:43:06

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2019-02-06 03:02:07

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2019-02-01 02:13:20

このSSへのコメント

6件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2019-02-01 02:13:41 ID: S:OCqfLh

更新お疲れ様です!

とても面白かったです!

続き楽しみに待ってます!

2: ペリー大佐 2019-02-01 07:14:00 ID: S:gqxSZt

1:返信
こういうコメントめっちゃ嬉しいっす

これからも期待していてください!

3: しおい 2019-02-01 19:31:46 ID: S:XLxtGD

大佐ああああ!

老婆「片腕ないし、足は骨折してるわ、左目は内出血してるわ、頭蓋骨は日々が入っているわでほんとに生きているのが不思議なくらいだったのよ?」

ヒビがああああああ

4: ペリー大佐 2019-02-01 19:58:48 ID: S:iV1Xx6

返信:しおい
ああああああああああああああああああ

-: - 2019-02-12 00:13:07 ID: -

このコメントは削除されました

6: ペリー大佐 2019-02-12 00:14:07 ID: S:csBVn6

すみません風邪引いてて次回遅れてます


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