2019-06-25 23:44:13 更新

概要

この作品は恋に落ちた魔理沙の続きになるぜ!
見てってくれだぜ!


前書き

江西気郁弥

幻想郷全体に広まっている殺人鬼
過去に何千と超える数の人や妖怪を殺してきたと言われている大犯罪
右腰にはいつも刀を付けている
能力 結界を張る(主に存在を知られないようする)程度の能力
能力 ?


霧雨魔理沙

普通の人間で普通に魔法を使う魔法使い
元気でよく盗みをするが根はいい人 強い奴と弾幕勝負するのが好き
能力 魔法を使う程度の能力


牢屋



慧音 「…だいじょうぶか?郁弥 痛くないか?」チョンチョン…ペタッ 郁弥の治療をしている


郁弥 「…平気ですよ このくらいのケガなんともありません」ペタッ


慧音 「ムリはするな ほんとは痛いんだろ?変なところでやせ我慢はするな」


慧音 「お前を何年見てきたと思ってる?お前がガマンしてるところなんて丸わかりなんだぞ」


郁弥 「…」


慧音 「…すまないな わたしが頼りないばかりに、こんなことに…」


郁弥 「慧音さんのせいじゃありませんよ 悪いのは全部あの呉服屋店主ですから」


慧音 「だから謝っているんだ わたしが騒ぎが起こる前にあやつを止めていれば、こんなことにはならなかったんだ」


慧音 「もしくは騒ぎが起こっても、すぐにお前の潔白を証明していれば、こんなことには…」


郁弥 「慧音さんが気づいた時にはもうみんなの記憶を書き換えられていたんですから仕方ありません 自分と慧音さんの記憶は変えてなかったみたいですが…」


慧音 「…それと権利に健斗もな わたしの記憶を変えないのはわかるが、なぜあいつらの記憶を変えていないのかがわからない 全員変えた方が都合がいいはずなのに…」ウーム


郁弥 「魔理沙も変えてませんでした ルーミアはその…頭があれなので、書き換えられてたとしても、覚えてない可能性が……」


慧音 「…まぁ、可能性的にはあるな あやつの場合は」


郁弥 「…にしても、なんで俺や魔理沙の記憶を変えなかったんでしょうか 霊夢や紅魔館の人達の記憶は書き換えられていたのになんで…」


慧音 「…謎だな 人数制限があるとは思えないし、種族制限があるとも思えない」


慧音 「もし人数制限があるのだとしたら、霊夢は書き換えるとしても紅魔館の連中らの記憶を書き換える意味がわからない あの者達は人里に住む者達と関係があるわけじゃない むしろ恐れられているから記憶を変える必要性がない」


慧音 「種族制限も人里に住む者たちの記憶は書き換えられてるし、寺子屋に通っている妖怪妖精の者達の記憶も書き換えられてるから種族制限があるとも思えない」


慧音 「…それじゃ 一体、なんの為に……?」


郁弥 「…」



ギィィ…


呉服屋の店主 「…よぉ郁弥 久しぶりだな」タッタッタッ…パタンッ


郁弥 「っ! 店主!!」


慧音 「っ!」


呉服屋の店主 「ずいぶんと逃げ続けてくれたじゃないか おかげでこっちは大変だったんだぞ?」


呉服屋の店主 「お前が俺の店の元店主を殺してから、他の従業員も殺してくれたおかげで警護人を雇わざるえなかったんだぞ まったく無駄な出費だ」


呉服屋の店主 「…まっ最終的には捕まえることができたからいいか 今まで高い金を払ってきた甲斐があったよ 無駄金にならなくてな!」ニヤッ


郁弥 「ーっ…」ギロッ


慧音 「…きさま どの口が開いておる?いい加減にしろよ!」


慧音 「貴様の考えていることは全てお見通しなんだぞ!自分の罪を郁弥に押し付けて、自分の野望を叶えるためにいろんなやつを殺していたのも!!」


呉服屋の店主 「…やはりお気づきでしたか まぁわかっていましたがね」


呉服屋の店主 「ですが、今さらわかったところでもうどうしようもできませんがね?この人里内の者共はみーんな記憶を書き換えましたからね」


呉服屋の店主 「対処するのが遅すぎましたね 慧音さん?」ニタァ


慧音 「ーっ…キサマァ!!」ギリッ!!


郁弥 「…俺は夜 処刑されんだよな?」


呉服屋の店主 「そうだ 俺の能力を使って、お前を捕まえたのは俺だとみんなの記憶に入れるんだ!」


呉服屋の店主 「そうすれば俺は英雄と称えられる!無差別殺人鬼に臆することなく、勇気を絞って立ち向かった者として一生みんなから称えられる!!」


呉服屋の店主 「なんて最っ高なんだ!そうなれば、俺は一生贅沢な暮らしができる!俺の思うがままにみんなが動く!」


呉服屋の店主 「だれも俺に反抗にる者がいなくなる!もし現れたら 俺の能力で犯罪者にしてしまえばいいだけの話し!」


呉服屋の店主 「そうすれば邪魔者は勝手にいなくなる わざわざ俺が手をかけるまでもない 誰かがやってくれるんだからな!」アッハハハハ


慧音 「ーっ!!!! バカらしいことを!!」ビキッ!!


郁弥 「…そううまくいくと思うなよ 最後に笑うのは俺だ」


呉服屋の店主 「…なに?」


郁弥 「いや、正確に言えば死んだらか 俺が死んだとき、お前は絶望に落ちるだろう」


郁弥 「もう俺は死ぬ覚悟を決めてる 死ぬときに最後のあがきとしてお前を道連れにする!その時は覚悟しておけ!」


呉服屋の店主 「…ほぅ?それはおもしろい 俺も一緒に道連れするか…果たして、そんなことができるのかな?」


呉服屋の店主 「まっなにをするかはどうでもいいとして せいぜい無駄なあがきでもしてるんだな」


郁弥 「余裕ぶっこいてられるのも今のうちだからな 今のうちにでも善行を積んでおくんだな」


呉服屋の店主 「はははっ!!笑わせるな 俺に善行なんて無縁なんだよ!俺の能力で全部いいことづくめに出来るんだからな!」


呉服屋の店主 「今日の夜が楽しみだ それじゃあな!」タッタッタッ…


ギィィ…バタンッ


郁弥 「…」


慧音 「…郁弥 何か良い策があるのか?あいつを道連れにすると言ってたが」


郁弥 「…あります でも…使うとしたら、自分が死ぬときに使います そうじゃないと使えないので…」


慧音 「…お前が死なないと、止められないのか…?」


郁弥 「…」


慧音 「ーっ…そうか 死なないと…いけないのか」


慧音 「…郁弥 わたしは、お前に死んで欲しくない 逆に生きて欲しい!なにも悪いことをしていないのになぜお前は殺されなくてはならない?」


慧音 「私だけではない 魔理沙だってお前に死んで欲しくないと思っているはずだ!それなのに、どうして……」


郁弥 「…」


慧音 「…郁弥 私に何か出来ることはないか?最後まで付き合うぞ!」


慧音 「本当ならお前を生かして、あの者を捕まえたいが…今の状況からして、ムリに等しい……」


慧音 「だが、お主の死を無駄にしたくはない できることならなんだってしてみせる!あの者を絶望に落とすことができるなら!」


郁弥 「…いいんですか?下手したら、慧音さんまで巻き込んじゃいますよ」


慧音 「構わないさ 奴を陥れることができれば、後のことは妹紅に任せる 妹紅も里のみんなから信頼されてるから任せられるだろう」


郁弥 「…そうですか 分かりました」


郁弥 「それじゃ最後に、お願いがあります あのバカを陥れるために手伝ってください!」


慧音 「わかった!!」











深夜ー人里から軽く離れた即席処刑台所



呉服屋の店主 「…おい どうなってんだこれは」


健利 「なにがですか?」


呉服屋の店主 「なにがじゃねぇ!なんで郁弥を処刑するためにわざわざ人里から離れたのに!」スッ




人里の住民 「おい もうすぐで郁弥の処刑が始まるらしいぞ!」ガヤガヤ


人里の住民 「やっとあの殺人鬼も処刑か これでようやく安心できるぜ」ガヤガヤ


人里の住民 「まったくだ!」ガヤガヤ


人里の住民 「早く始まらないかしら」ガヤガヤ




呉服屋の店主 「なんだこの人集りは!!なんで人里の連中がここにいる!だれが教えた!!」


健利 「自分が伝えました 里の者達がいつ郁弥は処刑されるのかを話されていたので、本日の日にちが変わる時に処刑されると教えました」


健利 「親方様も皆さんに見られながら、郁弥を処刑なさった方が英雄として称えられるかと思い そうしました」


呉服屋の店主 「余計なことを…そんなの俺の能力でやればいいだけのことだ ただ、奴を処刑したときの映像がほしいから、誰にも見られずに処刑したかったんだ」


呉服屋の店主 「さすがに記憶を書き換えると言っても、なにもわからない状態で記憶を書き換えるのは難しい どういう風にどういったことで処刑したのかを確実に把握してからの方が記憶を書換える時に楽なんだ 誰かに見られながらなんていらねぇんだよ」


健利 「そうでしたか それはすみませんでした(知ってたよそんなこと)」


呉服屋の店主 「…まぁいい 見られながらの方が余計な手間が省ける 記憶を書き換えるのも楽だからいいか」


健利 「それならよかったです(じゃあいちいち余計なこと言うんじゃねぇよ)」


呉服屋の店主 「…いま何時だ」


健利 「現在時刻は日付が変わる10分前です」


呉服屋の店主 「よし そろそろだな 郁弥を連れてこい」


健利 「はい」スッ…


タッタッタッ…


呉服屋の店主 「…ふふ!これでようやく俺の野望が叶う やっと俺はみんなから英雄として称えられる!」


呉服屋の店主 「長かった……最初は呉服屋の店主の座を奪うために黒田を殺した」


呉服屋の店主 「店主になってようやく楽できると思った…だが、店主になってからも仕入れだの値入れだのと毎日まいにち仕事三昧で楽なんてできなかった」


呉服屋の店主 「しかも俺が元店主を殺したのが郁弥のやつにバレて 一次追われそうになってもう散々だった!」


呉服屋の店主 「…だが、奴は俺が記憶を操ることができることを知らなかったのが誤算だったな 俺のしたことを全部あいつがしたことにしたから、逆にあいつが追いかけられるハメになった!」


呉服屋の店主 「それからも記憶を変えたとはいえ、その時はなんも考えないで無理やり郁弥を殺人鬼にしたから何人かに疑われたな 郁弥のアリバイを証明できるヤツらが俺ん所に押し寄せてきた…」


呉服屋の店主 「…だが、全員俺が殺して郁弥のせいにしたがな!」ニヤッ


呉服屋の店主 「くくく!あぁ…早く英雄になって楽したいぜ 英雄になっちまえば もう俺は優雅な暮らしで過ごしていけるんだ はやく零時にならないかなぁ!」ケケケ!!













郁弥を入れている牢屋



郁弥 「…」


郁弥 「…あと、10分か……俺が処刑される時間まで」


郁弥 「……あいつだけはどうにかしないとな 俺の命と引き換えに…!」


郁弥 「…魔理沙のことは慧音さんに任せてあるから平気だよな なにかあっても…慧音さんに助けを貰えるはずだ」


郁弥 「……魔理沙………」



…ガチャッ


健利 「…郁弥」


郁弥 「…健利か なんの用だ?」


郁弥 「と言いたいが、どうせ俺を処刑する準備ができたから連れに来たんだろ?」


健利 「…あぁ そうだ」


郁弥 「……そうか なら行かねぇとな」スクッ


郁弥 「しかし、なんで自警団でもないお前が囚人を牢屋から出すことができるんだろうな それもあのバカの能力か?」


健利 「…」


郁弥 「…まぁいい どうせ俺はもう処刑されんだからそんなくだらないこと聞いても意味ないか」


郁弥 「…はやく牢屋開けろ」


健利 「…わかった」スッ…


カチャカチャ…ガチャン


キィィ…


健利 「…出ろ」


郁弥 「…」スクッ タッタッタッ…


健利 「…手、縄で縛るから抵抗するなよ」スゥ…


郁弥 「安心しろ ここで抵抗したところですぐ捕まるのが目に見えてる それにもう…逃げるわけにはいかないからな」


健利 「…霧雨店の娘のためか?」シュルシュル…ギュッ


郁弥 「…あぁ」


健利 「…なにか策があるのか?」


郁弥 「…っえ」


健利 「【…なにか策があるなら、手伝ってやるぞ 俺もこの日のために準備しておいたんだ!】」


健利 「奴を陥れることができる決定的な証拠を用意してんだ だからもし、お前がそれを望むなら手貸すぜ!」


郁弥 「…健利……」


郁弥 「…いいのか 失敗したら…お前まで首を絞めることになるぞ?」


健利 「どうせいつかは首切られるよ 俺自身、けっこうあいつに反発してるからな 今首切られるのとあとで切られても同じだ」


郁弥 「…そうか わかった」


郁弥 「…健利 手伝ってくれ!あいつを絶望に落とすために!」


健利 「おう!」



…その話し、ぜひ私たちにも聞かせてくれないか


健利 「っ! だれだ!」


郁弥 「おっおまえは!?」
















呉服屋の店主 「ーっ…おそい なにやってんだあいつは!」イライラ


呉服屋の店主 「あと五分ぐらいで日付が変わっちまうじゃねぇか!日付が変わるとともに郁弥を殺さねぇといけねぇのに!」ギリッ


呉服屋の店主 「早くしろよあのバカ!!」



タッタッタッ…


健利 「…お待たせしました 郁弥を連れてきました」


呉服屋の店主 「おせぇんだよこのバカ!なにやってたんだこのノロマ!!」


健利 「郁弥が暴れたので抑えてました それにまだ時間はありますよね」


呉服屋の店主 「時間あるないの問題じゃねぇんだよ!もうすぐで日付が変わっちまうんだからさっさとやらねぇと俺の能力が使えねぇんだよ!!」


健利 「左様でしたか」


郁弥 「…」ギロッ


呉服屋の店主 「っち!時間がねぇ…ほらさっさと来い殺人鬼が!!」グイッ


郁弥 「ーっ…」グイッ!タッタッタッ… 縄を引っ張られて連行される




人里の住民 「おい!来たぞ!」ガヤガヤ


人里の住民 「江西気郁弥だ!呉服屋の店主が連れてきたぞ!」


人里の住民 「やっと処刑される時が来たのね よかったわ…これでようやく安心ね」



呉服屋の店主 「えー…皆の衆 お待たせしました ただいまから江西気郁弥の処刑を行いたいと思う」


呉服屋の店主 「皆の衆もわかっていると思うが、この男は過去に人間、妖怪を何十という数を殺めてきた無差別殺人鬼」


呉服屋の店主 「この男が処刑されることに反するものは…いないよな?」



人里の住民 「あたりまえだろ!そいつは過去にいろんなやつを殺害してきたんだから反対するわけないだろ!」


人里の住民 「そうだそうだ!逆に早くそいつを殺せー!」


人里の住民 「殺人鬼を生かすな!早くこの世から消しされー!」



ワーワーギャーギャー!!!!



郁弥 「…」ギロッ


呉服屋の店主 「そうか…なら遠慮なく処刑できるな みんなが賛成なら、江西気郁弥の処刑を行う」


呉服屋の店主 「では処刑方法だが、誰かに任せると人を殺したと認識してしまうと精神的にやられることがあるから、俺の手で自らやりたいと思う!異論はあるか?」


人里の住民 「っえ!?あんたが!?」


人里の住民 「それは構わねぇけど…でも、それを言ったらあんたが精神的にやられるんじゃ…」


呉服屋の店主 「誰かにやらせるくらいなら俺がやってこの男を処刑する それならお前らに精神的にやられることもないだろ?」


呉服屋の店主 「(まっもう俺は何十人も人や妖怪を殺してるから精神に異常なんて起きることないけどな!)」


人里の住民 「呉服屋さん…」


人里の住民 「…いいのか?あんたは自警団でもないのに、そんな役をやって…?」


呉服屋の店主 「なぁに その心配はない この殺人鬼を処刑するために、仕方なく!行ったことだと言えば納得してもらえるだろ」


呉服屋の店主 「それに自警団の奴らも人を殺したいとは思ってないはずだから、誰か別の人がこいつを処刑してくれるなら本望だろ」


人里の住民 「たしかにそうかもしれないが…」


人里の住民 「…わかりました では、その時に自警団の方たちになにか言われたら私たちも説得します!」


人里の住民 「そうだ!自警団がやりたくなかったことをこの方はやってくれるんだ!なら俺たちがこの方を守ればいいんだ!」


人里の住民 「たのむぜ呉服屋さん そいつの処刑をたのむ!」


人里の住民 「「殺せっ!殺せっ!処刑しろ!殺せっ!殺せっ!処刑しろ!」」



呉服屋の店主 「…わかった それじゃお前達の期待に応えて、俺の手でこいつを処刑する!」


人里の住民 「「オォー!!」」ザワザワ


呉服屋の店主 「健利 刀を持ってこい!」



健利 「…はい」タッタッタッ…スッ


呉服屋の店主 「ご苦労」カタッ…シャン!! 刀を鞘から抜き取り準備が整う


郁弥 「ーっ…」ブルブル…


呉服屋の店主 「健利 こいつに目隠ししろ」


健利 「…なぜ目隠しなんてする必要があるんですか?目隠しなんていらないかと思いますが」


呉服屋の店主 「最後に恐怖を抱かせながら殺すからだ そう簡単に処刑してはい終わりなんてさせねぇ」


呉服屋の店主 「散々悪事を働かせてきたんだ だから最後ぐらい罪を滅ぼすために罪を償ってもらう!」


健利 「…」


呉服屋の店主 「なにをしてる!早く目隠し付けろって言ってんだよ 聞こえないのか!」


健利 「…わかりました 今付けます」タッタッタッ…スッ ふろしきをどこからともなく取り出して郁弥の目元に持っていく


郁弥 「ーっ……」ブルブル…


健利 「…郁弥 付けるぞ」ヒソッ


郁弥 「ーっあ あぁ……」カチカチ… あまりの恐怖に歯と歯を叩かせて怯える


健利 「…」シュルシュル…キュッ 郁弥の目元にふろしきを縛って視界を塞ぐ


呉服屋の店主 「…よし ご苦労だったな 下がれ」


健利 「…はい」スゥ…



呉服屋の店主 「さぁ皆の衆!準備は整った 今この殺人鬼には光が届かない…すなわち、今この殺人鬼は絶望に落ちている!」


呉服屋の店主 「目隠しをされてなにをされるかも目視することができない 自分が殺される瞬間も見ることができない!」


呉服屋の店主 「これだけ絶望に陥れたら さぞかしこの殺人鬼も堪えるだろう!」


呉服屋の店主 「この殺人鬼に天誅を!」スゥ…スチャッ



人里の住民 「うぉー!殺れー!」ワーワー!!


人里の住民 「降り下ろせぇ!そいつを殺せぇ!!」ギャーギャー!!


人里の住民 「呉服屋さんやってー!」ガヤガヤ!!



健利 「ーっ…」スゥ… 自身の腰につけている刀に手を付ける



郁弥 「ーっ……」ガチガチ…


呉服屋の店主 「…死ね!」シュンッ 上にあげていた刀を一気に郁弥の首元に目がけて降り下ろ…






…マスターッスパァァァク!!!!



マスタースパーク 「」バシュゥゥゥゥン!!!!!! 呉服屋の店主に向かって容赦なく飛んでいく



呉服屋の店主 「っ!? やばっ!」バッ!!



シュウゥゥゥゥ!!!!!!… 呉服屋の店主は横に身を投げて避け、郁弥の頭上を通って木々に当たりボロボロになって消滅する



郁弥 「…っえ?」




魔理沙 「郁弥ー!!」ヒュー!! 箒を使って凄まじい速度で郁弥の元に駆けつける


郁弥 「っ! その声…まさか魔理沙!?」


呉服屋の店主 「くそっ!霧雨店の娘か 邪魔しやがって!」



キィンッ!!


咲夜 「…そして、時は動き出す」スタッ 時間を止めて呉服屋の店主の背後に回り込む


呉服屋の店主 「っな!?紅魔館のメイド長…!」


咲夜 「奇術 ミスディレクション!!」シュシュシュシュシュン!!!!!! 無数のナイフを呉服屋の店主に目掛けて乱射する


呉服屋の店主 「やばっ!」ブンッ!!



ドスドスドスドスドスッ!!!!!! 無数のナイフは地面に刺さり、呉服屋の店主は目を横に投げて全て避けられる



咲夜 「避けられたか…まぁいいわ」


郁弥 「咲夜!?なっなんでここに!」




霊夢 「魔理沙と咲夜だけじゃないわ 神霊 夢想封印!!」ビュンッ!!


魔理沙 「郁弥!しっかり捕まってろ!」ガシッ 空を飛んで勢いある速度で郁弥を抱き抱える


郁弥 「っえ!?おっおう!」ギュッ




処刑台 「」グシャアァッ!!!!!! 夢想封印で処刑台をあとかたもなく崩壊する



人里の住民 「はっ博麗の巫女だ!!」ワーワー!!


人里の住民 「裏切り者の博麗の巫女が来たぞー!」キャーキャー!!


呉服屋の店主 「博麗の巫女まで来たか!なんてタイミングに…!!」




レミリア 「あら?私もいるのよ」スゥ… 両手にグングニルを構えて呉服屋の店主に狙いを定める



呉服屋の店主 「っな!?こっ紅魔館の吸血鬼!?」


レミリア 「死ねぇ!!神槍 スピア・ザ・グングニル!!」ビュンビュン!!!!


呉服屋の店主 「ひぃぃっっ!!!!」ダッ!!



ダンダァァン!!!!!! 地面にスピア・ザ・グングニルが勢いよく刺さって地響きが広い範囲で鳴り響く



レミリア 「あらざんねん?当たらなかったわね まっ当てる気なかったけどね」ニヤッ


人里の住民 「こっ紅魔館の吸血鬼だ!紅魔館の吸血鬼まで現れたぞ!」


人里の住民 「うそだろ!?なんでこんな時に…!!」



自警団長 「うおぉぉお!!皆のもの かかれー!」


自警団員 「「おぉぉー!!!!」」ダダダダダッ!!!!!! 自警団長に命令されて霊夢たちに一斉に恐れることなく突っ込んでいく


呉服屋の店主 「おぉ!自警団共か いいぞ!奴らを捉えよ…」




美鈴 「させませんよ?」スッ… 自警団員の前に立ち塞がり現れる


自警団員 「っな!?あなたは紅魔館の門番…!」


美鈴 「ほあちゃー!」ブンッ!!


ドスバキベキィッ!!!!!!


自警団員 「「ぐはぁっ!!…」」バタンッ… 美鈴に殴られてその場に倒れ込んで気を失う


自警団員 「おっお前ら!?こっこの!」スチャッ 手に持っていた槍を構えて抵抗を…


美鈴 「下がった方がいいですよ 死にたくなければ…ね」


自警団員 「…なに?」



バサァッ!!!!


フラン 「…」バサッバサッ… 空を飛んで全員に見せつけるように姿を現す



呉服屋の店主 「っ!!!? こっ紅魔の吸血鬼 妹のほう!!!?」


フラン 「…お姉さま ほんとにやっていいの?」


レミリア 「えぇ あいつに目がけて、好きなだけやりなさい」


レミリア 「ただし、他のやつには当てちゃダメよ?あの下郎だけね」


フラン 「…あは!」ニタァ


呉服屋の店主 「ひぃっ!!」ゾクッ!!



郁弥 「まっまて!今そいつを殺したら…!」


魔理沙 「だいじょうぶだ郁弥 そこは考えてるぜ」


郁弥 「…っえ?」




フラン 「あっはははは!!まさかお姉さまから殺していい許可が下りるなんて思ってもなかったわ!」


フラン 「それじゃ遠慮なく殺させてもらうわ!禁忌 レーヴァテイン!」ボオォォォッ!!!!


呉服屋の店主 「ヒィィッ!!!!」ダッ!!


フラン 「きゃはははは!!まてまてー!一瞬にして殺してあげるから逃げないでよ!」バサァッ!! 素早い速度で呉服屋の店主の前に回り込む


呉服屋の店主 「っな!?」


呉服屋の店主 「(こっこいつ、一瞬にして目の前にーっ!!)」


フラン 「死ねぇ!」ブォンっ!! レーヴァテインを呉服屋の店主に目がけて振り付け…



シュボオォォォッ!!!!


フラン 「…っえ」


呉服屋の店主 「アチィィィィッ!!」メラメラ… フランのレーヴァテインが当たるものの、炎が服や髪に燃え移る程度で死に至るような攻撃は受けていない



人里の住民 「ごっ呉服屋さん!!」


自警団員 「いっ今助けに…!!」


美鈴 「させませんよ はぁ!」ゴスッ!!


自警団員 「ごふぅっ!!」バタンッ…




呉服屋の店主 「アチィっ!!アツイアツイアツイ!!アツイーッ!!!!」ゴロゴロ!! 地面に転がって服や髪に付いた火を消していく


フラン 「…なんで なんで殺す気でやったのに死なないの?ねぇなんでよ!!」ブォンっ!!


シュボオォォォッ!!!!


呉服屋の店主 「ギャアァァァっっ!!アチィィィィッ!!!!」メラメラ… 転がっているところにレーヴァテインをぶつけられるが先ほどと同様で致命傷のような傷は負わなく、多少服や髪に火が燃え移る


フラン 「なんでよ!なんであなた死なないのよ!バラバラになる程の力で切ってるのに!」


フラン 「絶対殺してやる!!」ブンブンブンッ!!!!



郁弥 「…どうなってんだ?なんでフラン…お嬢の攻撃が弱く…なってるのか?たしかフランお嬢の力は凄まじかったはず」


魔理沙 「あれだぜ 郁弥」スッ


郁弥 「っえ?」




パチュリー 「ーっ…」ヒュゥゥ… 物陰から魔法を唱えて呉服屋の店主が死なない程度の防御魔法を展開させている



フラン 「ねぇなんで死なないの!早く死んでよ!!あなたつまらないわ!!」ブンブンブンッ!!!!


呉服屋の店主 「アァァー!!アァ熱い!!やめてくレェェー!!」メラメラ…




郁弥 「…パチュリー…様?あそこでなにやってんだ?なんか魔法を唱えてるみたいだが」


魔理沙 「呉服屋の店主にある程度の防御魔法を張ってるんだ フランの攻撃をもろに受けないようにな」


郁弥 「…なんのために?たしかに今死なれるのは困るが、なにもそんな事しなくても…」


魔理沙 「私はあいつにも痛い目に遭ってもらわないと気が済まないんだ ただ捕まるだけなんて、そんな楽な終わり方はさせないぜ!」


魔理沙 「だからあいつにはフランに攻撃される恐怖と、体中に火が燃え移って熱い思いをさせてるんだ こうでもしないと痛みつける事は出来ないからな」


郁弥 「…そうか」




自警団長 「くそぉ!お前ら 槍を構えろ!やつらに一斉攻撃だぁぁ!!」


自警団員 「「おぉー!!」」スチャッ 槍を魔理沙たちに構えて立ち向かおうと…



慧音 「まて!そうはさせぬぞ!」ザッ!! 自警団員たちの前に立ち塞がる


自警団員 「っな!?けっ慧音さん!?」


自警団員 「なっなぜ慧音さんがここに!」


自警団長 「…けっ慧音さん まさか、あなたもそっち側に…!?」



妹紅 「慧音だけじゃないぞ!行けお前ら 魔理沙たちを囲んで防衛しろ!」


自警団員(妹紅隊) 「「おぉー!!」」ダダダダダッ!!!!!!スチャッ 魔理沙たちの周りに張り付いて防御体制に入る



自警団員 「っな!?もっ妹紅さんまで!?なっなぜみんなしてそっちに!!」



ルーミア 「のだー!!喰らえ クナイ弾幕なのだ!!」バシュシュシュシュン!!!!



自警団員 「ルーミア!?お前もそっち側か!」キキキキキキィン!!!! 槍でルーミアのクナイ弾幕を弾いて防ぐ


自警団員 「お前までそっち側に行くとは思わなかったな!だがお前ごとき、俺たちの敵では…!」


自警団長 「まて!今日は満月だ!妖怪にとって満月は…!!」


自警団員 「…っあ!?」ハッ



郁弥 「ルーミア!」


ルーミア 「のだー!郁弥はやらせないのだ!郁弥には恩があるのだー!」


ルーミア 「郁弥をやろうって言うなら、私も本気出すのだー!」スゥ… 自分の頭に付けてるリボンに手をかける


霊夢 「ルーミア!?あんた、まさか!」


ルーミア 「…封印 解くのだー!!」プチッ



シュボォッッ!!!! ルーミアがリボンを取ると自分の周りが黒い球体に包み込まれる



人里の住民 「なっなんだ!?ルーミアが黒い球体を出したぞ!」


人里の住民 「ルーミアの本気って…一体、どうなるんだ!?」


自警団員 「ーっ…」ゴクッ…



郁弥 「…一体、なにが起きんだ?ルーミアが本気出すって」


魔理沙 「…まさか EXルーミアか?」


郁弥 「…っえ EXルーミア…?」



シュゥゥ…シュバンッ!!


EXルーミア 「…」フサァ… 黒い球体が弾け飛んで、中から大人びた金髪ロングの漆黒の翼を広げた女性が現れる



自警団長 「なっなんだ!?あの姿は!あれが、ルーミアなのか!?」


自警団員 「大人の…ルーミア……?」



霊夢 「…ルーミア あんた、それ使うのはダメだとあれほど…」


EXルーミア 「ごめんなさい霊夢さん でも、使わざる得なかったの」


EXルーミア 「封印された状態では雑魚妖怪もいいところ 本領を発揮させることができないから封印を解かせてもらったわ」


EXルーミア 「私はあの人に借りがあるの 空腹で倒れていた私にご飯を提供してくれたの」


EXルーミア 「あの時、わたしはあの人からご飯をもらってなければ人間を食べてたところだったわ あなたから人間だけは食べるなと口酸っぱく言われていたのに…」


EXルーミア 「それを阻止してくれたあの人を見殺しになんてできない だから今回は許して?」


霊夢 「…仕方ないわね 今回だけよ」


EXルーミア 「ありがとう霊夢さん …さてと、おしゃべりもここまでにして わたしも本気であなた達を倒させてもらうわ!」ギロッ


EXルーミア 「普段のわたしと同じだと思わないことね 今の私は大妖怪と同じくらい強いわよ!」ヒュン…スチャッ!! どこからともなく大剣を出して手に取り、呉服屋の店主側に着いてる者に向ける



自警団員 「「っ!!!!」」ビクッ!!!!



フラン 「ーっ…!!」ガタガタ… EXルーミアを見て、圧倒的な威圧感に押されて震えている


レミリア 「(…ウソでしょ?フランが震えてる……!?あの怖いもの知らずのフランが震えるなんて!!)」


パチュリー 「(…EXルーミア 情報によれば、ルーミアはかなり弱い妖怪だって聞いてたけど…あれは桁違いね さっきの姿とはまったく別物だわ)」


パチュリー 「(しかも、あのフランまで怯えるなんて…相当強いわね!)」




呉服屋の店主 「あちちちちっ!!くそぉ…てめぇ よくもこの俺様を痛みつけやがったなぁ!」プスプス…


呉服屋の店主 「こんなことして タダで済むと思うなよ!」ギロッ



健斗 「それはどうだろうな?ばかやろうが!」


健利 「まったく ほんとにクズ野郎だなあんた」健斗を裏から連れてきて一緒にみんなの前へ出てくる


呉服屋の店主 「っな!?けっ健斗!?なっなんでお前、死んだはずじゃ!!」


人里の住民 「健斗!?お前生きてたのか!?」


人里の住民 「あんた、たしか郁弥に殺されたって…!」


健斗 「殺されてねぇよ 俺はこのばかやろうに存在を消されたんだよ!」


自警団員 「けっ消された!?」


健利 「そうだ 健斗は俺がこのばかやろうに命令されて消したんだ …表向きにはな」


健斗 「博麗の巫女にそのバカヤロウのことを話したことがバレてな 健利が助けてくれなければ俺は死んでたぜ」


自警団長 「呉服屋の店主のことを話した…?一体、なんの話しをしたんだ」


健斗 「それは…」



俊 「呉服屋の店主が特定した人物の記憶を書き換えることが出来る能力が使えることを話したんだ」ザッザッザッ 郁弥たちがいる方向から現れて、呉服屋の店主側にいる者たちを敵視する目で睨みつける


俊の手下 「「…」」スチャスチャッ 忍者刀を抜いて、呉服屋の店主側についてる者が襲ってきてもすぐに対処できるように戦闘態勢にはいる



呉服屋の店主 「っな!?おっお前ら!?」


自警団員 「あれは…呉服屋の店主さんが雇ってた護衛人じゃないか!」


自警団員 「なっなんで郁弥たちのほうに!?」



魔理沙 「おまえ…なんでこっち側に?あいつに雇われてたんじゃないのか?」


俊 「雇われていたよ 雇われてはいたが、あの男は金払うのを惜しんでな 払いたくないから俺たちの記憶を書き換えて払ったことにしてたんだ」


呉服屋の店主 「っ!!」ギクッ


俊 「最初の方は払ってくれていたんだがな…俺はちゃんとその日の出来事を記録する性格でな 記憶の中では払われてたんだが、記録した記録帳には払ってもらったことが書いてなかった」


俊 「俺が記録付け忘れたとは考えられなかったから すぐに調べたら案の定、そいつは俺たちの記憶をいじってたんだ」


俊 「金払わないやつの護衛なんかしてなんの意味がある?そんなやつの護衛なんてしたくもない」スー…スチャ


俊 「今まで騙して金払わなかった分…払ってもらうぞ?もちろん 今さら金払って許されると思うなよ」チャキッ 忍者刀を構えて呉服屋の店主に睨みつける


呉服屋の店主 「くぅぅ…っ」ギリッ!!



人里の住民 「…おい 呉服屋の店主さん…ほんとなのか?あんたが人の記憶を書き換えることが出来るって」


人里の住民 「自警団はおろか、慧音さんたちまで言ってんだぞ お前そんなことしてたのか!」


呉服屋の店主 「いっいや!そんなことしてない!かっ考えてみろよ?俺がそんなことすると思うか?」


呉服屋の店主 「俺はみんなのためにいろんなことをしてきたじゃないか?他の店の経営を手伝ってやったり、支援援助だってしてやったじゃないか!」アタフタ


俊 「それはみんなの記憶を書き換えたからだろ?お前の記憶の中には、そんなことした記憶はない」


呉服屋の店主 「っ!」ギクッ



レミリア 「…魔理沙 郁弥 今までのことをみんなに知らせなさい 今なら変えられるわ!」


郁弥 「っ!」


魔理沙 「わかったぜ おいみんな!」


全員 「「っ!」」


魔理沙 「今から私たちの言うことを聞いてくれ 今から言うことは嘘偽りないぜ!」


魔理沙 「郁弥!言ってやれ!」


郁弥 「っ…みんな!聞いてくれ!」


郁弥 「俺は…ほんとは、俺は殺人鬼じゃないんだ!俺は誰一人、妖怪や人間を殺したことがない!」


郁弥 「やってない証拠はないが、あるとしたらみんなの記憶を読み返して欲しい!」


郁弥 「今まで妖怪や人間が殺されたのは深夜 人里の中で殺されたと知られてるはずだ!」


郁弥 「夜は自警団が完全警備してるのにどうやって入る?自警団は俺を入れないために目を光らせてたはずだ!なのになぜ俺は入れた?」


郁弥 「空を飛べればいけたかもしれないが、生憎だが俺は空を飛べない!それはみんなも分かってるはずだ!」


郁弥 「魔理沙と組んだ話しも上がってるみたいだが、魔理沙と組んだのだってその後のことだ!だから俺が人里の中に入って殺すことはできない!」



人里の住民 「っ! たったしかに…言われてみれば」


人里の住民 「今まで殺されたやつって里の中で殺されたよな 郁弥が外に逃げてから…」


人里の住民 「魔理沙と手を組んだって話しもその後からだったな だとしたら郁弥が殺したというのは無理がある」


人里の住民 「じゃあ だとしたら最初に殺された黒田丈は郁弥じゃないのか?あの人なら殺すことはできるが…」



魔理沙 「だとしたら なんで郁弥は黒田丈を殺してから他の奴らも殺す必要があったんだ?黒田丈が殺されてすぐに他のやつも殺したならわかるが、数日空けて殺す必要はなかっただろ」


魔理沙 「同じ日にまとめて殺されたなら 黒田丈を殺害した現場を見られて巻き込んだというならわかるが、数日開けながら殺したら すぐに郁弥は捕まってるぜ」


人里の住民 「っあ…」ハッ


魔理沙 「さらに言うと、健斗は郁弥に殺されたはずなのに生きてるぜ?なんで郁弥に殺されたはずのやつが今ここにいるんだ」


魔理沙 「健斗がどこで殺されたかは聞いてないが、ここに存在してる時点で郁弥が殺してないことは確かだぜ」


魔理沙 「つまり、黒田丈を殺したにしても数日空けて他の人間、妖怪を人里内で殺すのはおかしい 黒田丈を殺してから郁弥は追われる身になって人里から外に出た」


魔理沙 「外に出てからは昼間に人里に現れたと言う話しは上がってたけど、誰かが殺されたというのは全部夜の時間帯だけだった 夜は自警団の警備が万全で郁弥は中に入れない」


魔理沙 「私と組む前に殺してたから空は飛べない 人里の出入口も自警団が完全警備して入れない…これでもう郁弥が殺したなんて考えられない」


魔理沙 「最終的に健斗が殺されてない時点でもう郁弥の無罪は証明してる それに健斗自身も郁弥の無罪を主張してんだ!今言ったこと以外にまだおかしいところはあるか!」


人里の住民 「…」


人里の住民 「…ない、な……」


人里の住民 「…じゃあ やっぱり、今まで殺された奴らを殺したのって……!」


魔理沙&郁弥 「「そうだ!全部呉服屋の店主だ!!」」



全員 「「っ!!!!」」ザワッ!!!!



呉服屋の店主 「ーっ…!!」ギリッ!!



自警団長 「…呉服屋店主 ちょっと一緒に来てもらってもいいか?事情聴取をさせてもらいたい」


自警団員 「「…」」スチャスチャッ 槍を構えて呉服屋店主に威嚇行動を見せつける


レミリア 「どうやら形勢逆転のようね?哀れな人間よ 自分の地位を手に入れるために起こした行動が、最終的には手放すことになるなんてね」


レミリア 「無様しか言いようがないわね 滑稽すぎて笑いも出ないわ」


呉服屋の店主 「…ははっ!滑稽だぁ?なにバカな事言ってんだおめぇは」


レミリア 「…あぁ?」ピクッ


呉服屋の店主 「俺様に対して、無様で滑稽だァ?っは!笑わせんじゃねぇよ まだこの状況を挽回できるんだよ!」ニヤリ


魔理沙 「…なに?」


呉服屋の店主 「俺の能力は満月の夜に特定した人物の記憶を変えることが出来るんだ 今ここで全員分の記憶を変えちまえばいいだけのこと!」


呉服屋の店主 「もうすぐで日付けが変わる!その時に俺の能力が発動する条件が揃うんだ!」


呉服屋の店主 「日付けが変わった瞬間、お前らの記憶を書き換えれば 俺の悪事が暴露されなかったことになる!そうすれば俺はまた称えられるようになるんだよ!!」


慧音 「なんだと!?」


妹紅 「こいつ!まだ悪い足掻きを!」


呉服屋の店主 「あっははははは!!まだ運は俺についてたみたいだな!こんな状況になっても挽回できるなんて!」


呉服屋の店主 「さぁこれで終わりだ?もう一度お前らの記憶を書き換えてやるぜ!」バァン!!!! 上空に広範囲などデカい魔法陣が店主を中心点にして現れる


自警団員 「なっなんだ!?この魔法陣は!」


パチュリー 「…この魔法陣 記憶操作系ね しかもかなり強力なものね」


パチュリー 「(これだけの力なら多くの人数の記憶を書き換えるのも容易いわね まさかこんな凡人がここまで強力な魔法を使えるなんて…)」


パチュリー 「(【…でも、その魔法を使うのは予想済み 郁弥…やるなら今よ!】)」


呉服屋の店主 「じゃあな!お前らの記憶を全て書き換えてやるぜ!」キィィン!!!! 魔法陣が光出してみんなの記憶を書き換えようと…


魔理沙 「そうはさせな…」スッ 八卦炉を構えて店主に打とうと…


郁弥 「…待ってたよ その時を!」


魔理沙 「…っえ」


郁弥 「【永久無効 代償束縛!!】」キィン



バアァァァンッッ!!!!!! 店主が作り出した魔法陣を覆うように郁弥が作り出した魔法陣が展開する



呉服屋の店主 「っな!?まっ魔法陣!?」


慧音 「これは…郁弥が出したのか?だが、郁弥は魔法は使えないはず…」


魔理沙 「…郁弥 お前…この魔法って」


郁弥 「…パチュリー様に教えてもらった魔法だ 魔力を持たない俺が魔法を使うことができる 唯一の魔法だ!」


郁弥 「相手の能力を一生封じることが出来る超強力な魔法だ …代償を払ってな」


魔理沙 「……だいっしょう……?」


郁弥 「呉服屋 お前の野望もここまでだ 俺は自分の能力を犠牲にして、お前の能力を封じさせてもらうぜ!」


呉服屋の店主 「っな!なんだと!?」


呉服屋の店主 「(バカな!こんなっこんなことが、起きるなんて!!ありえない!!)」


呉服屋の店主 「(郁弥がこんな魔法を使えるなんてありえない!!こんなことが起きるなんて、ありえない!!)」


呉服屋の店主 「(俺が…俺の野望が……俺の野望を叶えるのを、邪魔されるなんて!!)」


郁弥 「…じゃあな 今後の人生、有意義に楽しくな!」ニヤッ


郁弥 「【能力束縛!!】」キィン!!!!


魔法陣 「」ジャラジャラジャラジャラ!!!!!! 郁弥が作り出した魔法陣から鎖が出てきて、呉服屋の魔法陣を縛り付けるように覆いまくる



自警団員 「おぉ!呉服屋の作った魔法陣に鎖が!」


EXルーミア 「…これで終わるのね 上手くいったようね」


霊夢 「…そうね これで終わりよ」



呉服屋の店主 「やめろぉお!!俺の、俺の能力を封じるな!!たのむからやめてくれぇぇー!!」


呉服屋の店主 「この能力がなくなったら俺は、俺はもう…生きていけなくなってしまう!!だから封じないでくれ!!」


郁弥 「…なにいってんだ?おまえ 今更命乞いか?」


郁弥 「わるいけど俺はお前を許す気はない 俺だけじゃなく、他のみんなも許す気はないだろうな」


郁弥 「一生牢屋に入れられて反省するんだな 処刑されて楽になろうなんて甘い考えを抱くんじゃねぇぞ!」


郁弥 「【能力封印!!】」ギュッ!!



バリィィィィン!!!!!!… 二つの魔法陣が同時に粉々に割れて雪のような破片が散りばめられて落ちてくる



呉服屋の店主 「あぁぁーっっ!!!!おっおれの…俺の、能力がぁ……!!」ガクッ…


郁弥 「…これで、ほんとに終わったな……よかった………っ」フラ…


ドサッ…


魔理沙 「郁弥!!」


パチュリー 「だいじょうぶよ 魔力を持たない人間が魔法を使ったから体力が一気に消耗して気を失っただけよ」ヒュー…スタッ


魔理沙 「パチュリー!郁弥になにを教えたんだ!自分の能力を犠牲にするって言ってたが!」


パチュリー 「それは…」


咲夜 「ふたりとも、その話は後よ 早く郁弥を休ませてあげましょう」


魔理沙 「…そうだな とりあえず休ませないとな…っと!」ヨット 郁弥をおぶさる


慧音 「とりあえずはわたしの家で休ませてあげてくれ ここから一番近い家はわたしの家だ」


慧音 「布団などは使っていいから早く休ませてあげてくれ …あとの始末は私がしておく」


魔理沙 「わるいがそうさせてもらうぜ …たのむ あいつをぜったい許さないでくれ!」


慧音 「わかっておる 安心してくれ」


魔理沙 「…ありがとな」


タッタッタッ…



慧音 「…さてと、郁弥は平気として」ギロッ




自警団員 「…呉服屋 ついてこい お前を連行する」


呉服屋の店主 「………」


自警団員 「黙ってねぇでさっさと立て もうお前は牢屋行きなんだからよ」


呉服屋の店主 「………」


人里の住民 「このやろう!よくも俺たちを騙してやがったな!!」


人里の住民 「この恥さらしもんが!さっさと処刑されろー!!」ブンッ!!



ビシッ!!


呉服屋の店主 「………」ツー… 額に石をぶつけられて血が流れ出る



人里の住民たち 「「しねぇ!しんじまえぇ!!殺されろー!!」」ワーワー!!!!


呉服屋の店主 「………」ビシビシッバシッビスッ!!!!



慧音 「…ーっ皆の者やめい!!」


全員 「「っ!」」ビタッ


呉服屋の店主 「………」ダラダラ…


慧音 「…呉服屋 お前の悪事はとてもじゃないが許されることではない それはお主自身、一番わかってることだろう」


慧音 「私自身もお前を助けようとなんて微塵たりとも思ってない 逆に今すぐ処刑したいぐらいだ!」ギロッ



ザワッ!!


人里の住民 「ちょっ!慧音さん!?」


人里の住民 「慧音さんそれはまずいですよ!あなたが処刑なんてしたら…」


人里の住民 「慧音さん落ち着いてください!」


慧音 「安心しろ こいつを処刑する気なんてないから心配するな 処刑して楽にさせようなんて思っていない」


慧音 「…呉服屋 お前には私直々に罰を与える 処刑されないだけマシだと思え」


慧音 「お前には死ぬまで過酷な労働を義務付ける 牢屋内で皆の生活のために必要とする物を主に作ってもらう」


慧音 「もちろん手抜きなどしたら休憩や飯は抜きにする!お前は死刑囚だからな お前が死んだところでだれも文句は言わない」


呉服屋の店主 「…」


慧音 「自警団のみんな すまんがこのバカを牢屋に放り投げといてくれ 暴れたりしたら容赦なく痛みつけて構わん」


自警団員 「わかりました」


自警団員 「ほら行くぞ!」ガシッ


呉服屋の店主 「……」


タッタッタッ…



慧音 「…」


俊 「…あなたらしくないですね みなさんの前で処刑したいだなんて」


俊 「皆さんから信頼されてるあなたがそのような言葉を使うのはいささかどうかと思います あなたの気持ちもわからなくはないですが」


慧音 「…それで信頼が落ちるようなら私もそこまでの信頼だったということだ 信頼が落ちてもわたしはあの者を許すことはできない」


慧音 「今まで辛い思いをしてた郁弥を助けられなかったのだ 過去に親が妖怪に殺されて、さらに呉服屋に悪いように使われたんだ…」


慧音 「そんな辛い思いをしてた者を一人守れないようじゃ それこそ信頼にかける……私が呉服屋を処刑したいとみんなに言う以上にな」


俊 「…」


慧音 「皆が私には失望したと思うものがいるならば思ってくれても構わない 先程の言葉を前言撤回するつもりはない」


慧音 「わたしはあの者だけは絶対許せない 人を殺しておいて、その罪を郁弥に全て押し付けたのだ 郁弥はなにもしていないのに今のいままでいろんな者から追いかけられていた」


慧音 「わたしはそれに気づいていたのに助けれなかった…逆に私が助けられてしまった 里親の代わりをしてくれた恩人だからと言って、私にまで被害が及ばないよう郁弥は自ら離れていったのだ……」


慧音 「…ほんとに郁弥は優しい子だ 過去に親が妖怪に殺されているにも関わらず、全部の妖怪がそうじゃないと言って妖怪に対しても優しくする…普通あり得るか?親が妖怪に殺されているんぞ 普通のやつならすべての妖怪を恨むのにあの者はそれをしなかった」


慧音 「あんなにもいい子に育ってくれて私は心底良かったと思っている 間違った道に足を踏み入れなくてほんとによかった!」


俊 「…っふ!たしかにそうですね あの子がいい子に育ってくれてよかったですね」


慧音 「あぁ!まったくだ」


慧音 「…さて、と」スゥ…


全員 「「…」」慧音に目線を向けて鋭い眼差しをぶつけている


慧音 「…皆の者、今回の騒動に関しては本当にすまなかった わたしが対処に遅れたばかりに起きた騒動だ 迷惑かけた詫びは必ずする」


慧音 「それと改めて言うが郁弥は殺人鬼ではない 今まで呉服屋のバカのせいで皆の記憶を弄られて自分の都合がいいようにしていた事をもう一度説明しておく」


慧音 「あのバカの刑罰だが当然処刑が普通だ …だが、それでは楽に死なせてしまうことになる」


慧音 「あの者は散々悪事を働かせていたんだ その罪を晴すことは到底不可能だが、永久的に牢屋に閉じ込めて みなの役に立つような物を作らせようと思う」


慧音 「異論は認めない わたしが決めた決定事項だ!それ以外の罰は認めない!」


人里の住民 「「…」」


慧音 「…わがままですまない そして皆の期待を裏切ることをしてほんとに申しわけない」


慧音 「皆が私を信頼していたのに…わたしは期待を裏切ることをしてしまった そのことに関しては深く謝罪する」


慧音 「もちろんこれで信頼を取り戻そうとなんて思ってない 失望したと思うなら思ったままで構わない このようなことを謝罪一つである済まそうなんて、あまい考えだ」


慧音 「…ほんとに、すまない」スッ 頭を下げて深々と里の人達に謝罪する


人里の住民 「…慧音さん……」


霊夢 「…」


慧音 「…すまんが先に家に帰らせてもらう 郁弥の容態が心配だ」スッ


慧音 「霊夢、レミリア それにみんな…ほんとにありがとう 郁弥を救ってくれて 後日、私の用意できる範囲での礼をする」


慧音 「大した礼は出来ないが郁弥を救ってくれた気持ちだと思って受け取ってほしい 今回の件と比例しないかもしれないが…」


レミリア 「…そうね それじゃ楽しみにしてるわ あなたの精一杯なお礼をね?」ニコッ


霊夢 「私もなんでもいいわよ 礼なんて気持ちなんだし」


慧音 「…ありがとう」














慧音の家



郁弥 「すぅ…すぅ……」布団に寝かされている


魔理沙 「…」






郁弥 『相手の能力を一生封じることが出来る超強力な魔法だ …代償を払ってな』



郁弥 『お前の野望もここまでだ 俺は自分の能力を【犠牲】にして、お前の能力を封じさせてもらうぜ!』



魔理沙 「(…郁弥は自分の能力を犠牲にしたと言ってたな 本来なら魔法を使うことができない郁弥がパチュリーから教えてもらった魔法だと言ってた)」


魔理沙 「(あのバカの能力を封じるために自分の能力を犠牲にして、あいつの悪事を止めた…自分を犠牲にして……)」


魔理沙 「…情けないぜ 私は郁弥の彼女なのになにもできなかった みんなを説得することしかできなかった……」


魔理沙 「郁弥は死ぬ気でやってたっていうのに…わたしは魔法が使えるのに、なんで私が使わなかったんだ あの術式ならすぐにかけたのに……」


魔理沙 「わたしがあの魔法使えば 郁弥は能力を犠牲にせずに済んだかもしれないのに…私の判断が遅れたせいで郁弥は……」


魔理沙 「……ごめん郁弥 ほんとに、ごめん……」


郁弥 「すぅ…すぅ……」













夜…



郁弥 「…っん」スゥ…


郁弥 「…あれ ここは…?」



魔理沙 「すぅ…すぅ……」体育座りして郁弥の横で寝ている


慧音 「すー…すー……」壁に寄りかかりながら寝ている



郁弥 「…魔理沙に慧音さん …この内装、慧音さんの家か」


郁弥 「(そうだ おれ、魔法を使った反動で気を失ったんだ 自分の能力を犠牲にして……)」


郁弥 「(…情けないな 魔法を使っただけで気絶するなんて…しかも魔理沙の前で気を失うなんて恥ずかしったらありゃしない)」


郁弥 「(…でも あのバカの野望を封じることができたんだ これでようやく俺はみんなから追いかけられることはなくなったんだ)」


郁弥 「(…みんなにはほんとに感謝しないとな みんなのおかげで俺の誤解が解けたんだ ほんとに、感謝しきれない…!)」


魔理沙 「…っん」スゥ…


郁弥 「っん 魔理沙」


魔理沙 「…郁弥?気がついたのか!?」


郁弥 「あぁ ちょっと長い時間寝てたみたいだが今起きたよ 起きるのが遅くなってわるいな」


魔理沙 「ーっ…ふみや!」ガバッ!!


郁弥 「うぉっと!」


魔理沙 「よかった…やっと起きたんだな 全然起きないから心配してたんぞ!」


魔理沙 「魔力を持たないやつが魔法使うとどうなるか分からないからほんとに……」ポタッポタッ…


郁弥 「魔理沙……」


郁弥 「…ごめんな心配させて でもちゃんと起きれたから許してくれ」ナデナデ


魔理沙 「…うん」グスッ


郁弥 「…なぁ魔理沙 あのバカはどうなった?…処刑はされてないよな」


魔理沙 「処刑はされてないぜ 慧音が直々に奴の刑罰は一生牢屋でみんなが生活に役立つようなものを作らせる罰にしたと言ってたぜ」


郁弥 「…そうか ならよかった…」


郁弥 「(一生牢屋労働か…妥当な罰だな すぐに処刑されて楽になるよりかはそっちの方がいいな)」


郁弥 「(…これ以上恨んでも仕方ないよな 恨んだところでもうあいつは外に出ることはないんだ もう恨む必要はない…)」


郁弥 「(…ほんとに、よかった……)」


魔理沙 「…なぁ郁弥 これで、終わったんだよな もう追いかけられることは無いよな?」


郁弥 「…あぁ もう追いかけられることはないよ みんなのおかげで俺の誤解が解けたんだ」


郁弥 「ほんとみんなには感謝してるよ 俺一人じゃどうしようもできなかったほんとに…生きてまた元の生活に戻れるなんて思ってなかった」


魔理沙 「…そうだな わたしもこれからは郁弥と一緒に安心して暮らしていけるからよかったぜ」


郁弥 「おれもだよ これからは安心して一緒に暮らせるな!」


郁弥 「近いうちにみんなにもお礼回りしないとな 大変だが生活が安定したらそれなりのものを用意しないとな」


魔理沙 「そうだな みんなにも手伝ってもらったからな」


郁弥 「…なぁ魔理沙 たしかお前の親父さんって人里で働いてる霧雨店の店主だったよな」


魔理沙 「? あぁそうだぜ 親父とは絶縁状態だけどな」


郁弥 「生活が安定したらさ 挨拶しに行こうと思ってるんだが…ダメかな?」


魔理沙 「…っえ それって……!(まさか!)」ドクンッ


郁弥 「今すぐじゃないぞ ちゃんと俺も働いて魔理沙を養える程の稼ぎで安定してきたら挨拶しに行くつもりだ」


郁弥 「いくら絶縁状態とはいえ、魔理沙の親父さんには違いない あいさつをしないわけにはいかないからな!」


魔理沙 「ーっふみや…!」///パァァ


郁弥 「その時はさ …一緒に、挨拶にいこうな?結婚することを知らせるためにな!」


魔理沙 「ーっあぁ!」


郁弥 「…っと そうだ?ひとつやらないといけないことがあったな」


魔理沙 「? なんだ?」


郁弥 「朝じゃないけど、起きたら一番にやることと言えば!」スッ…


魔理沙 「あっ……」///



チュッ…


魔理沙 「…」///


郁弥 「…おはよ 魔理沙!」


魔理沙 「……ずっずるいぜ 不意打ちすぎるよ……」///カァァ…


郁弥 「でも紅魔館で働いてたときは毎朝してただろ?初めてキスしてからずっと」


魔理沙 「そうだけどよ……」///


郁弥 「照れてる魔理沙かわいいなぁ!やっぱり魔理沙は世界一かわいいな!」ナデナデ


魔理沙 「それは当たり前だろ?わたしはお前の彼女…じゃない」


魔理沙 「……おっお嫁さんなんだから………」///カァァ…


郁弥 「っ…」///ドキッ


魔理沙 「……なっなぁ郁弥 その、だな……もし嫌じゃなければさ」///


魔理沙 「すっすこしだけ、イチャつかないか…?」///ドキドキ


郁弥 「…っえ こっここでか……?」///


魔理沙 「あっあぁ…その、やっとお前と本気で愛し合えると思ったら……その、少しでもいいから………」///プシュー…


郁弥 「…でっでも、隣には慧音が……」///アセアセ


魔理沙 「大きい声出さなければ平気だぜ だから…」///


郁弥 「ーっ…」///チラッ



慧音 「すぅ…すぅ……」



郁弥 「……すっすこしだけだぞ?ほんとに、すこしだけ……」///


魔理沙 「あぁ…」///


郁弥 「(とっとりあえず最初は抱きしめてやるか さすがに初っ端からキスするのは順序的に変だもんな)」///アタフタ


郁弥 「(いやもう抱きしめてるか 魔理沙からだが抱きついてきたからそのまま抱いちまったが……)」///


郁弥 「(…もっもうすこし強く抱きしめるか)」///ギュッ…


魔理沙 「っん…」///トクン…


郁弥 「(いっ痛くないように強すぎず そして優しく撫でて…)」///ナデナデ


魔理沙 「〜♡」///ワシャワシャ


郁弥 「…どうだ?魔理沙 気持ちいいか?」


魔理沙 「あぁ…もっと撫でてくれ もっとお前の温もりを感じたい」///


郁弥 「わ、わかった」


イチャイチャ…



慧音 「…」/// フミヤモットー…♡


慧音 「(こっこのふたりは私の家でなにをしてるんだ!なにやら話し声がすると思って目を覚ましてみれば…)」/// オッオウ!


慧音 「(これでは起きるに起きれん…だが、今起きなければもっと激しくなるかもしれない……おっ起きた方がいいか?)」/// アァー…キモチィィイゼ


慧音 「(………いや、今この状況で起きたら ふたりが愛し合ってるのにそれを邪魔をするのもわるい やっとの思いでふたりの時間ができたんだ それに水を差すのは野暮だ)」 ナァフミヤ ソロソロシタインダガ…イイカナ?


慧音 「(…だが、この状況で狸寝入りを続けるのもつらい……やっぱりこれ以上激しくならないうちに起きた方が…)」 …ワカッタ



チュッ…


慧音 「っ!」///ビクッ


慧音 「(なっ…なんだ 今の、唇と唇が触れ合ったかのような音は!)」///


慧音 「(もっもしかして…今、あの者たちは接吻してるのか!?私の寝てる目の前で!?)」///


慧音 「(やっやはりこれ以上は止めさせなくては!わたしの家で一線なんてされたら…!!)」///


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