2019-03-16 21:48:54 更新

概要

用心棒シリーズは関係ありません。完全新作で、単発(予定)です。


前書き

人里離れた山奥に住まう、仙人と呼ばれる老人。若いころは【海軍の杖】と呼ばれ、海軍の教官として尊敬されていた彼だが、何故だか山奥に引きこもってしまった。そんな彼の下にある日、海軍からの使者が現れる。そして伝えられたのは、再び教官として海軍の強化に力を貸してほしいという事だった。これから彼にいったい何が起こるのか、その軌跡を追う物語。


プロローグ









どこかの山奥―


「ふぅ~、疲れたの。さて、薪拾いもこれぐらいにして、野菜の様子でも見に行くかの。」


老人は年齢に見合わない動きで薪を入れた籠を担ぎ上げ、山を下りて畑へ向かう。


「そういえば、そろそろキュウリがいい時期じゃの。ちょうどええわ、山の子らも呼んでいくか。」


指笛を拭くと、どこからともなく野生の動物たちが現れる。


「そろそろキュウリが取れる時期なんじゃ、ごちそうしてやろ。」


老人がそういうと、動物たちは思い思いに喜びを表現する。猪は大地を蹄でガリガリと掻き、猿はキャッキャッと飛び跳ね、昆虫は羽を震わせる。


「おう、おう。そう興奮するんじゃないぞ。さ、おいで。」


老人はそういって帰路に就く。その後ろから野生の動物たちがぞろぞろぞろぞろ。まるでパレードか何かと思うほどだ。

さてやっと家についたと思うと、老人はふと違和感を感じた。はて、今日は客が来るような用事はなかったはずだが。


「・・・。」ガツムシャア


何かいる。

白い軍帽に同じく白い軍帽。ただし所々は泥で汚れている。


「ふぅ、満足。まさかこんなところにキュウリが生えているとは思いもよらなかった。」


「捕まえろォー!」


老人から放たれる大号令。それとほぼ同時に動物たちが駆けだす。


「うわァ!?」


猪が突進して押し倒し、猿が顔面を引っ掻き回して、虫たちは服に穴をあける。


「もう良いぞ。」


老人がそういった瞬間、動物たちはさっと若者から離れる。


「イテテ・・・。い、いきなりなんだよ、もう。」


「それはこっちが言う事じゃ、ばかもん。何を人の野菜を勝手に喰っとるんじゃ。」


「え?」


「この看板が見えんか。」


「え?」チラ


『仙人の農園』


「あ。」


「わかったか。」


「もうしわけない。」


「ま、ええわい。被害はキュウリだけのようじゃし、儂は許そう。」


「許された・・・。」


「しかし、そ奴らが許すかの。」


「え?」フリムキ


野生動物「・・・。」ジー


「あ。」


「好きにしてええぞい。但し、殺してしまわんようにな。」


獣達「グルルルゥ・・・。」ブルブル


「許されなかった・・・。」



<アーーーーーーーーッ




「まったく、ひどいですな。仙人殿。」


「自業自得じゃろうて。」


仙人「して、今度は何様じゃ。元帥殿。出不精の主がわざわざ出張ってくるとは、よほどのことがあったのかの。」


元帥「さすがは仙人殿。何でも御見通しですな。」


仙人「この程度はできて当然じゃ。」


元帥「あはは・・・。」


仙人「それで、何様かと尋ねたのじゃが。」


元帥「ああ、そうでした。実は、仙人殿、いえ、先生にお願いがあってきたのです。」


仙人「まさか、この隠居老人に今更前線に出よというのではあるまいな。」


元帥「そんな、滅相もないことです。ただ、先生には戦力の指導をお願いしたいのです。」


仙人「ずいぶんな無茶を迫るもんじゃな。」


元帥「当然、できうる限りでよいのですが・・・。」


仙人「ふむ、儂とて、祖国のために今一度働くのは吝かではないが、いまさらできることも少ないしなあ。」


元帥「そこを何とか・・・。本当にできる限りでよいのです。」


仙人「・・・。」


元帥「・・・。」ハラハラ


仙人「・・・よかろう。ただ、本当にできることだけじゃぞ。」


元帥「よかった・・・。」ホッ


仙人「で、いつごろ発てばよいのじゃ。」


元帥「先生の支度が出来次第、いつでも。なんなら今からでも構いません。」


仙人「今からというわけにはいかんな。山の子らにも挨拶せねばならんし。」


元帥「それですと、いつごろ来ればいいでしょうか。」


仙人「明日のこのぐらいの時間に来とくれ。それぐらいには支度は済んどるじゃろうから。」


元帥「承知しました。では、そのように。」


仙人「ではな。」


元帥「はい。」











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運転手「どうでしたか。【海軍の杖】の様子は。」


元帥「いや、すごい気迫だった。あれは、杖というよりむしろ宝刀だね。それに、゙眼゙も確かのようだよ。」


運転手「そうですか。先生は健在でしたか。」


元帥「むしろ、歳をとってさらに分厚くなったみたいだったよ。」


運転手「それは良かった。」クス


元帥「笑ってんじゃないよ。実際相手する僕からしたらたまったもんじゃないんだから。それと、そろそろ出してくれ。」


運転手「あい。」ブウーーーーン


運転手「それで、他には何かありましたか。」


元帥「キュウリがうまかった。」


運転手「?」


元帥「あと、動物たちが強かったな。」


運転手「?」






仙人「九尾【ツヅラオ】。」


ドロン!


九尾「お呼びでしょうか。」


仙人「明日からしばらくここを開けるからな、留守を頼む。」


九尾「お任せを。」


仙人「それから、小鬼【侏儒】。」


小鬼「なーにー?」


仙人「鬼たちを集めてくれんか。山を隠したい。」


小鬼「わかったー。鬼【恶魔】たち集めてくる―。」


ズン・・・ズン・・・・


鬼「お呼びですかい。」


仙人「山を隠す。力を貸してくれい。」


鬼「あい。」


ブゥーン・・・


鬼「完了ですぜ。」


仙人「ようやってくれたの、ありがとう。畑の野菜は好きなものを取っていってくれてええぞ。」


鬼「あい。」


小鬼「もうすることないー?」


仙人「ああ、無いぞ。おぬしもようやってくれた。野菜は好きなものを持っていってくれ。」


小鬼「はーい。」







翌日


元帥「こんにちは・・・。」ソーッ


仙人「おう、支度は出来とるぞ。」


元帥「そうですか。・・・。えー、荷物がほとんどないみたいですが。」


仙人「いらんいらん。儂はなーんももっとらんのじゃ。うん。この手提げで十分なんじゃ。」


元帥「そうでしたか。では、こちらへどうぞ。」


仙人「うむ。」



元帥「さ、どうぞ。」


仙人「うむ。失礼するぞ。」


運転手「初めまして、【松田 直也】と言います。お噂はかねがね。」


仙人「おう、はじめましてじゃな。儂は【千波 漠野】、仙人と呼ばれとるが、別に不老不死でもなんでもないぞ。」


運転手「自己紹介恐縮の至り。」


元帥「そろそろ出してくれ。」


運転手「oui」











千波って奴







「それで、そんなにすごいんですかい。その、千波って奴は。」


元帥「すごいなんてもんじゃない。二十期から六十期までの海軍人は全て先生の教えを受けている。」


「え、元帥閣下も入ってる最優の世代もですかい。」


元帥「海軍を支える三本柱、言えるか。」


「勿論ですよ。【海軍の右足】【海軍の左足】【海軍の杖】ですよね。」


元帥「そうだ。先生はその中の杖の異名を持っていらっしゃる。」


「なるほど。」


元帥「そういえば、お前は海自からの゙騰がり゙だったな。」


「へい。海軍大将であり元帥閣下直近衛士であるこの【大場 将義】は、海上自衛隊からの栄転組、通称゙騰がり゙でありますよー。」


元帥「なら、お前にも教えておこう。この千波漠野、【海軍の杖】がどれほどの男だったか。」


大場「おお、是非に。」


元帥「そうだな、まず、先生の実力がどの程度の物か教えておこう。」


大場「へい。」


元帥「筋力評価:天照級、敏捷評価:同級、体力評価:同級、精神評価:同級、知能評価:同級、・・・。」


大場「ちょ、ちょっと待って下せえ閣下。」


元帥「どうした。」


大場「天照級っていやあ、所謂規格外、たった一人だけにしか与えられてねえランクじゃねえですか!それが、何か?その千波って奴一人で全部獲得したって!?」


元帥「大場大将、少し落ち着きたまえ。」


大場「俺は落ち着いてますよ。」


元帥「君の質問だが、その通りだ。天照級は過去たった一人、先生にしか与えられていない。それも、各評価にもともと一つずつしか配当されていないものだ。先生はそれを全ておひとりで獲得されていらっしゃる。」


大場「へええー、そりゃあすげえやあ。」


元帥「先生から少しお話を聞く機会があったので聞いてみたのだ、゙先生の教官はどんな方だったのですか?゙と。」


大場「へえ、なんて。」


元帥「゙鬼のような人だった。私がどれだけ必死に訓練しても、そのたびにまだまだと喝を入れてきた。あの人の基準に届かなかった者は即座に精神注入棒だった。゙と。」


大場「ひええ、まさに鬼教官・・・。」


元帥「そのような人から天照級の評価を付けられるのだから、先生のすごさがわかるというものだろう。」


大場「それで、他はどんな評価だったんです。」


元帥「全て同級だ。聞いても代わり映えしない。」


大場「すごいお人ですなあ。」


元帥「まったく、あの人にはただただ脱帽だ。」













新たな生徒








元帥「さ、先生。こちらが新たな教室です。」


仙人「おう。」


仙人「ほう、儂がいたころとはずいぶん様変わりしたもんじゃの。」


元帥「それは、いつまでも旧式の木製というわけにもいきません。」


仙人「儂は木の温かみが好きなんじゃがのう・・・。」


元帥「ま、まあ、まあ。海軍も、縦割りは強い方ですが、それでも民主主義なもので。」


仙人「多数決は民主主義とは言わんぞ。」


元帥「はい、心得ております。」


「提督。」


元帥「ああ、妙高。」


仙人「ほう、豪く美人な教官がいたもんじゃな。」


妙高「提督、そちらの方は。」


元帥「ああ、紹介しよう。こちらの方は、私の軍学校時代の恩師であり、【海軍の杖】の異名もとる千波漠野さん。ここで新たに教鞭をとってもらうことになったんだ。」


仙人「初めまして、じゃな。」


元帥「先生、こちらは―。」


妙高「初めまして、妙高型重巡洋艦一番艦【妙高】と申します。以後、お見知りおきを。」


仙人「重巡洋艦・・・?」


元帥「ああ!そういえば、その説明をしていませんでした!」


仙人「おい。」


元帥「も、申し訳ございません・・・。」


妙高「!」


妙高「(いつも誰に叱られてもへらへらしている提督が、珍しく沈痛な面持ち・・・。それほど尊敬してらっしゃるのね。)」


妙高「(それに、この千波さん・・・、老齢にしては覇気が強力すぎる。ともすれば現役の提督衆よりも強いのでは・・・。)」


仙人「妙高君、と言ったね。」


妙高「!はい!」


仙人「こやつの代わりに君から説明をお願いしてもええかの。」


妙高「・・・?はい、それは別にかまいませんが・・・、って、ええ!?て、提督!?」


元帥「」チーン


仙人「なに、少々喝を入れてやっただけよ。」ハッハッハ


妙高「(ちょっとやそっとでは倒れない提督がこうも簡単に・・・。やはり只者ではない・・・!)」





妙高「―と、言うのが、艦娘の概要です。お分かりいただけましたか?」


仙人「うむ、実によくわかった。妙高君は教師に向いておるの。」


妙高「あら、お上手。」


仙人「世辞ではないとも。ただ、それで行くと、妙高君も艦娘ということになるのかの。」


妙高「はい、その通りです。」


仙人「ということは、この学校は、その艦娘の学校ということでいいのかの。」


妙高「その通りですが、よくわかりましたね。」


仙人「なあに、少しの考える力と、少しの観察眼さえあればわかることよ。」


仙人「それで、儂はどこの級を受け持てばよいのじゃ?元帥。」


元帥「!」ビクッ


仙人「そこにおるのじゃろう。はよう姿をみせい。」


元帥「も、もう怒ってませんか・・・?」ビクビク


妙高「(・・・電ちゃんみたいね。可愛い。)」


仙人「もう怒っとらんわ。じゃからはよでてこい。」


元帥「し、失礼します。」


仙人「それで、儂はどこを受け持つんじゃ。」


元帥「えっと、1-F、1年6組です。」


仙人「うむ。では、今から向かおう。」


元帥「はい。」


元帥「妙高。案内を頼む。それでは、先生。僕はここで失礼します。」


妙高「承知しました、提督。」


仙人「うむ、ごくろうじゃったな。」







妙高「先に言っておきますが、千波先生。」


仙人「なんじゃな。」


妙高「あなたがこれから受け持つことになる子たちは、とてもいい子です。」


仙人「それは重畳。」


妙高「ですが、彼女らは、その、結構個性が強いんです。」


仙人「別に大したことではあるまい。」


妙高「できるだけ向き合ってあげてください。お願いしますね。」


仙人「心得たよ。」


妙高「つきました、一年六組です。」


仙人「うむ。」


ガララ・・・


妙高「皆さん、おはようございます。」


シーン・・・・


仙人「・・・。」


妙高「・・・。」


仙人「寝とるの。」


妙高「そのようですね。」ニコオ


仙人「(あ、やばそうじゃ。)」


妙高「」スウーーーー



妙高「起きなさい!このお馬鹿ァーーーーッ!!!」ビリビリ



艦娘「「「「「「!」」」」」」ビクウ


仙人「おう、結構な大声じゃ。」


妙高「はあ、まったく。」


艦娘「妙高先生、声が大きいです。」


妙高「あなたたちが寝てるからでしょう。」


艦娘2「揺さぶって起こしてくれればいいじゃないですか。」


妙高「この前それで起きなかったでしょう!」


艦娘「「「「「「でもォ・・・。」」」」」」


妙高「つべこべ言わない!大体、新任の先生がいらっしゃるから起きてなさいって、二時間前に言いましたよね。」


艦娘「でも、約束の時間とは違ってますよね。」


仙人「ああ、それはあのバカとこの老いぼれが悪いんじゃ、許してやっておくれ。」


艦娘3「だれ・・?」


艦娘4「知らない人ぴょん。」


仙人「儂は新たに君たちを教えることになった千波とかいうジジイよ。気軽に接してくれてかまわんぞ。」


艦娘5「千波?」


艦娘6「どこかで聞いたことがあるような気がするな。」


妙高「この学校の校門付近にある銅像の方です。」


艦娘「「「「「「へー。」」」」」」











アメリカから日本へ



ホワイトハウス―




アメリカ大統領「あの話は本当かい・・・?ジョン。」


ジョン「yes、president。バクヤ・センバ、コードネーム【Mariners Cane】は、教官として本格的に復帰したようです。」


大統領「そうか・・・。また、日本一強の時代が始まるのか。」


ジョン「NO、センバは教官としては復帰するが、戦力としては動かない様です。」


大統領「それでも、彼の人が与える影響は絶大だよ。」


ジョン「なぜでしょう。たかが、一老人ではありませんか。」


大統領「君は、いくつだっけ。」


ジョン「25です。」


大統領「それなら知らないのも無理ないか。」


ジョン「どういう事でしょう。」


大統領「ほんの三・四十年前まで、日本は最強の国家と言われていたんだよ。」


ジョン「・・・。」


大統領「本当にすごかった。私が海兵隊だったころ、一度だけ日本の部隊と演習したことがある。」


ジョン「ほう、で?」


大統領「コテンパンにやられたよ、汗一つさえ掻かせられなかった。」


ジョン「ほう・・・。」


大統領「正直なめてたよ。でも、思い知らされた。センバという日本の強み。」


ジョン「なぜそこでセンバ?」


大統領「だって、俺が戦った連中は、全員センバの教えを受けたって言ってたんだ。」


ジョン「なるほど。センバの影響力、確かにあなどれません。」


大統領「しかし、今頃強いのは日本だけじゃない。なあ、iowa?」


iowa「そうよ。japのoldman如き、相手にならないわ。」


iowa「待ってなさい。バクヤ・センバ・・・。かつての私の恨み、晴らさせてもらうわ!」


大統領「アメリカから日本へ、演習を申し込んだ。艦娘同士+艦娘vsセンバ・バクヤでね・・・。」ニヤ


ジョン「楽しみです。」


iowa「勢い余って殺してしまわないか心配ね。」


大統領「手加減してあげないとね。」















生徒の悩み





仙人→教官


教官「中々難しいものじゃな。」


妙高「何がでしょうか。」


教官「教官として何度となく教えてきたが、今度のようなパターンは初めてじゃ。」


妙高「パターンとは。」


教官「今まで儂が持った小僧どもはどうとでもできたが、見た目少女の生徒を教えるとなると勝手が変わる。」


妙高「はあ、確かに。」


教官「何せ一生男所帯におると思っとったからの。女には慣れん。」


妙高「なるほど。」


妙高「ところで、千波先生は提督の経験はおありで?」


教官「艦娘とやらの提督にはなったことはないのぉ。」


妙高「艦娘の提督には?ほかのことではおありなのですか?」


教官「まあ、君ら艦娘が現れるちょいと前にの。」


妙高「我々が現れる少し前というと、艦娘の前身でしょうか。」


教官「そうなるの。あン頃は、なんだ、対深海棲艦用兵器とか呼ばれ取ったが。」


妙高「それです。」


教官「妙高君は、あれがどういうものか知っておるかの。」


妙高「まあ、一応は。」


教官「ならば言うことはないの。」


教官「さて、ひとまず儂流に教えてみるかの。」


妙高「あ、そうそう。千波先生。」


教官「はいな。」


妙高「一か月後にアメリカと日本の艦隊で演習を行いますので、そのつもりで。」


教官「心得たり。」











ガラガラ・・・


教官「む。」


シーン・・


教官「おや?」ペラ


教官「(殴り書きのような紙が置いてある・・・。)」


教官「どれ・・・。」


手紙『みんなはこの学校のどこかに隠れてるぴょん!授業をしたかったら探してみるぴょん!見つけられたら授業受けてあげるぴょん!ぷっぷくぷー!』


教官「ほう・・・。」


教官「面白いことを考えるものじゃな。この儂とかくれんぼをするか。」


教官「よかろう。一時間以内に、皆ひっとらえてくれる。」


「教官。」


教官「む。」


「こっちです。こっち。」


教官「主は・・・。」


弥生「弥生と言います。怒ってませんよ。」


教官「うむ、弥生君じゃな。心得た。して、何用かな。」


弥生「また卯月が変な遊びを思い付いちゃって・・・、ごめんなさい。」


教官「いやいや、君が謝ることではあるまいて。」


弥生「ありがとうございます。それで、皆が隠れていそうな場所なんですけど、よかったら教えますか?」


教官「いや、必要ないとも。儂が直々に探してくるとしよう。」


弥生「え、でも・・・。」


教官「なに、問題あるまい。儂もガキの頃はよくかくれんぼなぞしたものじゃ。」


弥生「はあ、そうですか・・・。じゃあ、頑張ってください。」


教官「うむ、行ってくるぞよ。」


ガラガラ・・・


ガン


弥生「・・・。」


弥生「行ったよ。」


「先生、意外にちょろそうぴょん。」


弥生「卯月。もう、悪巧みばっかりして。怒られても知らないよ。」


卯月「ぷっぷくぷー!みつからないから大丈夫だもんねー!」


教官「やっぱりこの部屋の中におったの。」


弥生「あ、見つかった。」


卯月「ウソォ!」


教官「儂も子供のころはよく考えたものよ、灯台下暗しとな。じゃが、そもそも君は隠れるということが分かっておらんのじゃ。」


卯月「どういうことぴょん?」


教官「何かの中に入ることを隠れるとは言わん。相手を欺き続けてこその隠れる、隠すという事じゃ。」


卯月「だからあえて弥生を隠れさせなかったのに・・・。」


教官「一度欺いた程度ではだめじゃよ。何度も何度も、念入りに欺くんじゃ。」


卯月「念入りに・・・。わかったぴょん!うーちゃん、次は頑張るぴょん!」


教官「うむ、その意気やよし。じゃが・・・。」


卯月「?」


教官「教官を遊ぼうとした罰よ。校庭十五周!」


卯月「えぇ~!そんなのあんまりぴょん!」


教官「問答無用!さあ、行けぃ!」


卯月「うわ~ん!鬼教官ぴょ~ん!」


タッタッタ


弥生「まったく・・・。」


教官「何を安堵しきっとるんじゃ。君もやるんじゃよ。」


弥生「え・・・(絶望)。」


教官「じゃがまあ、十周くらいで勘弁してやるとするかの。」


弥生「あ、あの・・・。」


教官「さあ、行っておいで。」ニコニコ


弥生「はい・・・。」





<ヤヨイモハシッテコイッテイワレタピョン?

<ウン

<ジャア、イッショニガンバルピョン!

<ウン。デモ、コウナッテルノハウヅキノセイダッテワスレナイデネ

<ウエーン、カンベンシテピョン・・・

<フフフ イッショウユルサナイ・・・




後書き

思いついたことを雑に書き連ねてるだけ。広げるだけ広げてたためないなんてことにもなりそうでござる。ボスけて。
吾輩は受験生なのですが、受験はすでに終わってるのでガンガン書き進めていければとおもーます。
ちょいちょい内容を変更してます。堪忍して。

他の投稿作品と同時進行で進めていきます、よければそちらもどうぞ。

ところで、私は承認欲求モンスターを飼っていまして、彼が最近腹が減ったとうるさいんです。なので、しおりやお気に入り、pvやコメントを頂けると、狂い、もだえるのさ・・・・・・喜びでな!!


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