2020-03-21 14:02:45 更新

概要

駆逐艦提督と白露型の日常【9】の続きです


前書き

この話で最終回です。少し多めに書きましたが、読んでいただけると嬉しいです


一年後も…



~白露型の部屋~



提督「ん〜…よく寝たぜ…今何時だ?」



時計「昼の11時だで」



提督「うっ…寝すぎたか…」



長く寝すぎたな…昨日の記憶も薄いし…さすがに誰も部屋にはいなかった



提督「アイツらもう食堂に行ったんだな。俺も行くか」



~食堂~



提督「あ、あれ?」



来てはみたものの、ここも誰もいなかった。間宮さんも今日は来ていないのか?



提督「…誰か1人はいると思ったんだけどなぁ…」



ひとまず、手早く朝食(昼食)を済ませ、今度は工廠へ向かった



提督「明石ならいるだろ。アイツが工廠から離れたのはトイレぐらいしか知らんからな」



~工廠~



提督「明石〜?」ガチャッ



シーン…



提督「嘘…だろ…?」



明石もいなかった。入る前から何となく予想していたが、いつもは喜んでたり、叫んでたりしてる声が聞こえるのに…



提督「あの明石がいないとは…なんで誰もいないんだ…?はっ!まさか、ここでついに艦娘提督への反抗期!?」



いやまさかな…白露型が反抗期になるはずがない…いつもの時雨を見れば分かる事だ



提督「…とりあえず執務室行くか…誰かいてくれ…」



~執務室~



提督「ここで誰もいなかったらどうしよう…本格的に艦娘が反抗期なんてことが有り得るかもしれない…」



ガチャッ



提督「ん!?暗っ!なんでこんなに暗いの!?何も見えん!」



外は明るいのに、なんでこんなに暗いんだ…



パァン



提督「オォン!?(野太い声)」



夕立「提督さん!着任2年目…」



みんな「おめでとう(ございます)ー!」



提督「な、なんだ…?」ドキドキ



村雨「提督は今日で着任2年目になりましたぁー!」パチパチ



春雨「司令官、おめでとうございます!」



提督「え?あ、ありがとう…」



白露「去年の1年目は提督がいなかったからね〜」



時雨「今年はみんなできちんと祝おうってことになったんだ」



提督「そういやそうだったな…」



軽巡提督「よう、着任2年目おめでとう」



戦艦提督「2年目なんて早いもんだな!」



提督「お前らまで…今日は宴でも始まるのか?」



空母提督「今日は駆逐艦提督のお祝い兼お花見でも行こうということでして」



重巡提督「駆逐艦提督には内緒でみんなで計画してたんすよ!」



提督「てことはいきなり花見に行くのか!?」



軽巡提督「いいだろ、どうせすることもないのに」



提督「…なんかあったっけ」



海風「何も予定はありませんね」



江風「花見という予定はあるぜ」



提督「ちゃんと計画してたとはな…」



潜水提督「駆逐艦提督おめでとー!」



提督「うわ…お前までいたのか」



潜水提督「変に引き気味になんないでよー!でも前ほどじゃなくなったね!」



提督「まあ多少はね?」



明石「提督、着任2年目おめでとうございます!」



間宮「おめでとうございます♪」



提督「あぁ2人もここにいたのか」



明石「提督のために今日は工廠には足を向けてませんからね!」



提督「この装備オタクめ…」



間宮「提督、今日の料理は間宮にお任せ下さい!」



提督「おぉ!ありがたい!」



軽巡提督「さて、そろそろ行こうか。他にも待ってるやつがいるからな」



提督「まだいるのか」



重巡提督「そりゃ人類の星とも言える人のお祝いを無視する人なんているわけないじゃないっすか〜」



潜水提督「早く行こー!」



提督「おい待て、誰だ他のやつは」



白露「なーいしょ!」



提督「…」



山風「パパ…行こ」



提督「そうだな、とりあえず行ってみないと分からないし」



村雨「それじゃあ提督のお祝いとお花見にしゅっぱーつ!」



~鎮守府付近~



鎮守府の外の木々は桜が満開に咲き、見事な景色だった



春雨「うわぁ…!綺麗ですね!」



五月雨「満開の桜ですね!」



提督「春雨を見てるみたいだな」



春雨「え、どういう事ですか!?」



提督「ほら、髪の色と同じじゃん?」



白露「それに春だしね!」



村雨「あらあら、確かにそうね♪」



春雨「うぅ…///」



涼風「あっ!あそこにいたぜ!」



提督「へっ?誰が…ってぎゃー!」



元帥「おぉ、やっと来たか。待っておったぞ」



提督「な、なんで元帥殿まで…」



元帥「お主のような者の祝いには盛大に祝うしかなかろう!」ガハハ



提督「おい!あのじいさんがいたらとことん飲まされるぞ!」ヒソヒソ



軽巡提督「俺も別に呼んだわけじゃないんだが…この話してたらどうやら元帥殿の耳に入ったらしくて…」ヒソヒソ



飛龍「あっ!提督ー!」フリフリ



川内「おっ、来たみたいだね。それじゃあもう寝てもいいかな」



古鷹「早すぎますよ!」



榛名「提督、お待ちしておりました」



提督「集まりすぎィ!」



青葉「駆逐艦提督、着任2年目おめでとうございます!何か一言お願いします!」



提督「何も言えねぇ」



戦艦提督「さあ宴だ!盛大に祝うぞ!」



白露「いっちばーん!」



提督「こいつはのんびり出来そうにないな」



江風「のんびりなんてさせねぇぞ〜?」



涼風「あたい達にとことん付き合ってもらうからなー!」



飛龍「こっちでも付き合ってもらいますから!」



提督「えーい!とことん付き合ってやらぁ!」



春雨「司令官、飲み物は何がいいですか?」



提督「あ、ビールで」



春雨「はい、どうぞ♪」



提督「なぜ飯釜からビールが…」



春雨「色々入ってますよ!」



提督「四次元ポケットかな?」



軽巡提督「それじゃあみんな、飲み物は持ったな?英雄の着任の3年目を祝って…」



みんな「かんぱーい!」



提督「待て待て恥ずかしいわバカ!」



~~



飛龍「いやーやっぱりよく飲みますね駆逐艦提督は」



提督「お前らの提督ほどでもないだろ」



空母提督「え?」



提督「何故瓶を片手にしてんだ…」



蒼龍「というより、元帥殿やばくない…?」



元帥「あ〜…このくらいじゃやってられんわい…」キュポ



提督「あのじいさんまた新しい瓶を…」



飛龍「あれ何本目なんですかね」



提督「多分もう5本以上いってるよな」



山風「パパ…そのジュースおいしいの?」



提督「山風!これはジュースじゃなくてビールだから!飲んじゃダメだからな!」



山風「あれ…」



提督「おっ?あれ?」



村雨「あ〜なんだかいい気分〜…」



春雨「ふひひ…なんだか体が熱くなってきました…」



提督「ぎゃああああぁぁぁ>(゚Д゚)」



時雨「ふふふ…提督…」ポン



提督「はっ!時雨まさかお前も…!」



時雨「僕も熱くなったから脱いでもいいかい?」



提督「(あっこいつはいつも通りか)」



提督「てか脱いだらダメです」



青葉「おぉ!?これはスクープですか!?」



提督「うわ、面倒な時にさらに余計な面倒が…」



青葉「ちょっと酷すぎません!?」



戦艦提督「ガッハッハッ!お前はやっぱりここでも大変だな!」



提督「…たくっ…少しは手を貸せっての」



榛名「酔った駆逐艦の子は介抱しときますね」



提督「榛名、助かるよ」



古鷹「私も手伝います!」



川内「むにゃ…夜戦…zzz」



五月雨「川内さんここでも寝るんですか…」



江風「今日ぐらいは起きて欲しかったんだけどな…」



軽巡提督「よお、改めておめでとう」



提督「おぉ軽巡提督、ありがとな」



軽巡提督「この一年間での提督生活はどうだった?」



提督「ろくな生活した思い出ねぇな」



軽巡提督「えぇ…」



重巡提督「そういや、軽巡提督、駆逐艦提督に言いたいことがあるんじゃなかったんすか?」



提督「?」



軽巡提督「あぁ、そうだった。いつの日かお前とまた戦いたいという話があっただろ?」



提督「そういやそんな話してたなぁ」



軽巡提督「この後どうだ?俺も新しく武装を揃えたんだ」



提督「え、飲んだ後なんですけど」



軽巡提督「酒には強いだろ」



提督「仕方ねぇな…」



重巡提督「おっ!遂に2人の戦いが見れるわけっすね!」



青葉「これは良い新聞ができそうです!」



戦艦提督「いよいよ見れるのか!楽しみだな!」



潜水提督「何か始まるの?」



空母提督「見ておけば分かりますよ」



しばらくして…



~鎮守府近海~



提督「新武装とか言ってたよな…なんだよその数の武装は!」



軽巡提督「真・軽巡提督かな」



提督「ダサ…」



軽巡提督「おい!ダサいって言いやがったな!」



提督「真つけただけじゃねぇか」



軽巡提督「真でも武装は対艦ライフルとガトリング砲をつけて、足にシールドをつけたんだ」



提督「軽巡洋艦のレベル超えてるじゃねぇか!」



軽巡提督「お前に言われたくないわ!駆逐艦なのにとんでもない武装しやがって!」



提督「頼んでもない武装勝手に作られて装備してるだけなんだけどな…」



重巡提督「あれ2人の装備絶対明石っすよね」



明石「てへっ☆バレちゃいました?」



戦艦提督「駆逐艦提督にぶっとばされるぞ…」



明石「あっ一度ぶっ飛ばされてるんでそこはまあ大丈夫です」



重巡提督「えぇ…」



白露「楽しみだなー!2人の戦い!」



蒼龍「どういう戦いが見れるんだろう?楽しみだなぁ!」



重巡提督「次元を超えた戦いをするに決まってるっすよ」



空母提督「確かにどちらも武装はかなり改造されていますからね…」



軽巡提督「そろそろ行くぞ、準備はいいか?」



提督「きちんと模擬弾なんだろうな?」



軽巡提督「もちろんだ。この対艦ライフルもな」



提督「いやそれでも対艦ライフルは死ぬと思うんですが…」



軽巡提督「やってみなきゃわからんだろ」



提督「おまっ!俺が実験台かよ!」



軽巡提督「ほら行くぞ!」ガチャッ



提督「おわあぁ!牽制射撃!」ガガガガガ



戦艦提督「おっ、始まったようだな」



元帥「2人とも戦闘能力は高いからのぉ。かなり良い戦いを期待できそうじゃ」



重巡提督「元帥殿は絶対2人の戦いを見て泡吹いて倒れるっすよ」



元帥「ワッハッハ!有り得るかもしれんな!」



重巡提督「えっ…有り得るんすか…半分冗談で言ったのに…」



軽巡提督「まったく、バリバリ撃ちやがって。こっちもお返しだ!」ガガガガガ



提督「向こうもガトリング砲かよ!」ガガガガガ



軽巡提督「そこだ!」ドガーン



提督「どわああぁ!対艦ライフルを片手で撃つとか正気かお前!?」



江風「なあなあ、対艦ライフルって片手で撃つもんなのか?」



戦艦提督「いやあいつは人間やめてるからな…普通に撃てば片腕反動で持っていかれるからな…」



明石「特別仕様ですからね!特注品ですよ!」



元帥「なんてもんを作り上げておる…」



潜水提督「ひえぇ…2人ってあんなにすごかったんだ…」



飛龍「すごい戦いだなぁ!来て良かった!」



白露「提督頑張れー!」



軽巡提督「どうした?逃げてばかりじゃ倒せないぞ?」ガガガガガ



提督「言いたい放題言いやがって…」グッ



軽巡提督「さあもう一度だ!」ガチャッ



時雨「また対艦ライフルを撃つつもりだ!」



提督「こっちだって!」ガチャッ



白露「出たー!提督のAMR!」



軽巡提督「そら!」ドォーン



提督「っ!」ドォーン



バキーン



重巡提督「た、弾と弾がぶつかりあった…」



軽巡提督「(くそ、当たらなかったか…だが素早く整えれば…!)」



提督「そこだ!」ブン



軽巡提督「んなぁ!?トマホーク!?」ガキン



水平に投げたトマホークは対艦ライフルを弾き、軽巡提督から手放させた



軽巡提督「うぐぅ…」ジーン



涼風「おぉ!トマホークで対艦ライフルを弾くとはなぁ!」



海風「提督、さすがです!」



軽巡提督「魚雷を撃つか…!」ガコン



提督「…!させるか!」ガガガガガ



弾幕を張って魚雷を阻止しようとしたが、シールドによって弾かれてしまった



軽巡提督「うおおぉ!いけぇー!」バシュッ



提督「ちぃ!」ドーン



軽巡提督「なにぃ!?」



飛龍「え!連装砲の反動で避けた!?」



江風「おぉ!あれは姉貴達と演習した時に見せたやつだ!」



蒼龍「す、すごい…!」



提督「こちらも魚雷を使わせてもらうぜ!」ガコン



軽巡提督「…!魚雷発射管が起動した…!」



提督「と見せかけて!」ドーン



軽巡提督「あっぶぇ!」ヒュッ



提督「そこだー!」バシュッ



できるだけ魚雷をばらまけるように回し蹴りのように足を回して魚雷を発射した



軽巡提督「うっ!しまった!」



提督「HAHAHA!軽巡提督といえど、この魚雷を避けるのは無理な話だろ!」



軽巡提督「…なら、受け止めるまでだ!」



提督「は?」



ドカーン



五月雨「あれ!?直撃しましたよ!?」



江風「ありゃさすがに耐えられないだろ…」



川内「いや、うちの提督はあれぐらいじゃ終わらないよ」



江風「あれ…?川内さん起きてたの…?」



軽巡提督「ふふふ…耐え抜いたぜ…」



提督「足のシールドか…くっそー!」



春雨「さすがシールドですね…」



村雨「でもなんだかあの足のシールドに既視感あるわね…」



白露「あれ?村雨と春雨酔い覚めたの?」



時雨「あれは絶対Vだよね」



涼風「あー!Vだなー!」



白露「V?」



時雨「体は闘争を求める」



江風「やるもんじゃないよ…柄じゃない事は」



村雨「小さな存在だな…私も、君も…」



春雨「それ別の方のセリフですよ姉さん…」



提督「はっ!今誰かにロリコン扱いされたような…」



軽巡提督「いやロリコンだろお前」



提督「あーー!!お前遂に言いやがったなその禁句を!!」



軽巡提督「いやでも実際駆逐艦だらけじゃ…」



提督「白露型の一部は明らかにロリコンじゃない部分あるだろがー!」



白露「な、なんか提督が叫んでるけど…」



江風「はぁ…江風達はロリ扱いなんだろうな…」



五月雨「…」



海風「?」



村雨「提督がロリコンと呼ばれるのも仕方ないわね…大概は恐らく…」チラッ



山風「…?」



海風「あぁ…(察し)」



五月雨「なら仕方ないですね…」



提督「くそ…お前もう容赦しねぇからな!」



軽巡提督「なんでキレてんだよ!」



提督「うるせええぇぇぇ!!」ズオオオ



軽巡提督「!?なんだこの覇気は!?」



重巡提督「うわ!なんかすごい殺気が!」



戦艦提督「これは間違いなく駆逐艦提督のだな…」



空母提督「この感じ…深海棲艦のも混ざってます…」



時雨「こんな殺気初めて感じたよ…」



重巡提督「これ軽巡提督死ぬんじゃないっすかね」



海風「止めた方がいいんじゃ…」



戦艦提督「本当に危なくなったら止めに入るぞ。準備しておけ」



空母提督「はい…!」



重巡提督「うぃっす!」



軽巡提督「…お前…片目が…それに髪も…」



駆逐艦提督の姿は、髪は白くなり、左目は青く輝いていた



提督「深海化スタンバイ…」ニヤッ



時雨「し、深海化…?」



夕立「EX〇Mみたいでかっこいいっぽーい!」



白露「夕立今度はどの作品を見たの?」



春雨「きっとこれですよ」スッ



白露「あ〜…確かに似てるね…」



夕立「能力アップぽい!強くなるっぽい!」



白露「あれはただ自我が抑えられなくなってる気がするんだけど…」



提督「ははっ!ぶっ〇してやるよ!」ビュン



軽巡提督「うわ!はや!シールドを…」



提督「そらぁ!」ドォン



軽巡提督「ぬおぉ!?」バキーン



重巡提督「し、シールドが一瞬で壊れた…」



元帥「あやつ…とんでもない能力を隠しておったのか…」



空母提督「母親の力の恩恵ですかね…」



戦艦提督「共鳴するところ間違ってるけどな…」



青葉「これはすごいですね!いい写真ができそうです!」



飛龍「でもああいう力には何か必ずデメリットがあるはず…」



蒼龍「飛龍、あなた最近やってたゲームの影響で言ってるんでしょ」



飛龍「あっバレた?えへへ…」



川内「ていうか提督やばくない?かなり押されてるよ?」



軽巡提督「まずい…砲撃じゃ間に合わない…」シャキン



提督「近接戦か?望むところだ!」シャキン



軽巡提督「ふん!」ブン



提督「ほっ!」ガキン



軽巡提督「もらったー!」ドォン



提督「!」



五月雨「間近で砲撃が…」



涼風「あれどっちも助からないんじゃないのかい?」



江風「水柱と煙でよく見えねぇぞ…」



山風「パパ…」



ガキッガキン



村雨「何か聞こえるわ!」



戦艦提督「2人の刀が相殺し合ってる音だ!」



重巡提督「マジっすか…」



軽巡提督「くっ…!」バッ



川内「提督!」



提督「逃がすか!」バッ



元帥「あの間近の砲撃でどちらも無傷なのか!?」



軽巡提督「うっ!まずい!」



提督「はぁ!」ブン



軽巡提督「あぶね!お返しだ!」ブン



ガキン



軽巡提督「…!トマホーク…」



提督「勝負は最後まで自分の武器を隠し通すことが大事なのさ」ガコン



軽巡提督「何!?まだ魚雷があるのか!?」



時雨「!魚雷発射管が!」



白露「片方は撃ってなかったんだ!」



春雨「あの回し蹴りの撃ち方は両方撃ってるように見せかけていたんですね…」



軽巡提督「くそ!…!」グッ



ガキッ



軽巡提督「(トマホークが引っかかって動けない…!)」



提督「終わりだァ!」バシュッ



ドカーン



元帥「すごい水柱じゃな…」



戦艦提督「勝負は…」



提督「…ふぅ…」



軽巡提督「…はぁ…」ピー



戦艦提督「駆逐艦提督の勝ちだな」



夕立「やったー!さすが提督さんっぽーい!」



白露「やっぱり私達の提督が1番だね!」



蒼龍「すごい戦いだったね…」



飛龍「うん、本当に見れて良かったよ」



青葉「あとで提督のお二人にインタビューですね!」



重巡提督「こらっ、青葉それはやめるっす」



青葉「えーなんでですか〜…?」



川内「2人ともインタビューを受けるほど余裕はないと思うよ」



提督「はぁ…疲れた…」シュン



青葉「あっ駆逐艦提督の姿が元に戻った…」



軽巡提督「やっぱさすがだよお前…」ガクッ



提督「まったく…お前も本気出させやがって…」ガクッ



海風「2人とも倒れちゃいましたよ!」



春雨「助けに行きましょう!」ダッ



村雨「もう…いつも頑張りすぎちゃうんだから…」



川内「提督ー!今行くよー!」ダッ



潜水提督「すごい戦いを見ちゃったな…声が出なかったよ…」



元帥「2人の戦い、実に見事じゃった。この先もう見ることは無いぐらいの戦いであった」



空母提督「元帥殿のおっしゃる通りです…この先もう見ることはないでしょうね」



戦艦提督「常識外れの戦いだったな」



重巡提督「でも戦ってる2人の顔、すごくいい顔してたっすよ。とても楽しんでいるかのような」



戦艦提督「駆逐艦提督は途中で殺意に満ち溢れた顔してたけどな」



重巡提督「般若の顔より怖かったっすね」



戦艦提督「空母提督の怒った顔よりはマシだがな!」ガハハ



重巡提督「あっそれは言えるっすね!」



空母提督「ん?2人とも何か言いましたか?」ニコ



重巡提督「うわあぁ!なんでもねっすよ!」



戦艦提督「ま、まずい!ここから撤退だぁ!」



空母提督「逃がしませんよ?」ガシッ



重巡提督・戦艦提督「ぎゃあああぁぁぁ」



提督「…ん?何か悲鳴が…」



春雨「司令官、どうかしましたか?」



提督「たった今2人くらい地獄送りされた気がする」



軽巡提督「奇遇だな、俺も感じたぞ」



川内「もう2人とも、戦いの後だから変な事言っちゃってー」



村雨「さ、早く戻りましょう」



空母提督「あ、みなさんおかえりなさい」



提督「ん?戦艦提督と重巡提督はどうした?」



空母提督「お2人なら少し休憩したいと仰って向こうで休憩していますよ」ニコッ



提督「(絶対あいつらやらかしたな…)」



軽巡提督「(俺達の言ってたこと間違ってなかったやんけ…)」



元帥「お主らの戦い、実に見事じゃった。これでまた深海棲艦が来てもお主らがいれば安心じゃな!」



提督「そうとも限りませんよ。もし出てくるなら相手も新たな勢力を率いて来るはずです。もっとも、やつらが生き残っていたのならの話ですが…」



元帥「ワハハ!今は残りの生き残った深海棲艦を狩っておるから安心せい!」



軽巡提督「(果たして本当に安心していいのか…)」



飛龍「さあ、宴の続きしましょう!まだ色々と残ってますしね!」



軽巡提督「そうしようか」



提督「村雨と春雨はもう酒飲むなよ、後から面倒な事になるからな」



村雨・春雨「はぁ〜い…」



~~



古鷹「そういえば駆逐艦提督、さっきの深海化?はどういうことなんでしょうか?」



飛龍「あ!それ私も思いました!なんなんですかあれ?」



提督「あ〜まあ母さんの血が混じってるってのは話したっけ?」



蒼龍「そういえば前に話してましたね」



提督「その血の影響で命の危機が訪れた時や意識が共鳴することによって引き起こされる覚醒みたいなもんだ」



夕立「やっぱりE〇AMっぽい?」



提督「まあ確かにそれに近いな。無限になれる訳じゃなく、解除してしまえばその後の戦闘継続は不可能だ」



飛龍「やっぱりデメリットがあったんですね!」



海風「それじゃあさっきの戦いはギリギリだったんですか?」



提督「そういう事だな。だから滅多には使わないよ」



江風「なかなか便利じゃないか。深海棲艦の血も大したもんだねぇ」



提督「おいおい、言っとくが全ての体に対応はしないんだぞ。深海棲艦の血を取り込めば大概のやつは簡単に蝕まれて深海棲艦に体を支配されるんだ」



江風「わーってるよ。あんなのを体に入れるなんて死んでも御免だね」



時雨「やっぱり、お母さんの血ということもあって、提督と適合されたのかな」



提督「その可能性はないとは言えないな。どの道今生きてて幸せだよ」



山風「難しい…」



村雨「山風には少し難しい話ね…向こうで遊びましょうか」



山風「うん…」



軽巡提督「お前もなかなか大変な人生だったんだな…」



提督「こっちは二度死んでるからな。もう簡単に命は捨てられないさ」



軽巡提督「大丈夫だ。今のお前には守るべきやつもいるが、守ってくれるやつだって沢山いるからな」



白露「そうだよ!提督の背中を預けてくれたっていいんだよ!」



春雨「どんな状況であっても守りきってみせますから!」



提督「…そうだな」



時雨「提督の体も僕に任せていいんだよ」



提督「いい雰囲気ぶち壊しじゃねぇか」



村雨「はいはーい!村雨でもいいんだよ?」



提督「便乗すんじゃねぇ」



涼風「まあ提督の背中は任せてくれよ!今はあたい達もいるんだからさ!な!」



五月雨「そ、そうですね!私達も守りますから!」



軽巡提督「もちろん、俺達もな」



川内「夜戦の時は私に任せてよね!」



飛龍「私達も頼ってください!全力で支援しますから!」



蒼龍「呼んでくれればいつだって駆けつけますよ!」



古鷹「私達も駆けつけます!ね?青葉!」



青葉「え?あぁ!そうですね!できれば、取材の時もよろしくお願いします!」



潜水提督「たまには私達も頼ってもいいんだよ!」



明石「装備のことならこの明石にお任せ下さい!きっと戦場で役に立つ装備を作ってみせます!」



提督「…みんな、本当に有難いんだけど…それは深海棲艦がまた増えてきたらの話だよな」



軽巡提督「それもそうだな!」



\ハハハハハ!!/



時間は進み、次の日…



~白露型の部屋~



提督「うおおおぉぉ!頭がああぁぁぁ!」ガバッ



頭の痛みで起きると、既に白露型の姿はなかった



提督「…またいないのか…まったく今度はなんなんだ…」



~執務室~



提督「…おはよう」ガチャッ



白露「あっ提督遅いよ〜」



時雨「提督、今日は僕達が出撃すること忘れてないかい?」



提督「ん?…あぁ!そうでしたわ!」



江風「おいおい、大丈夫かぁ?」



春雨「昨日で大分酔い潰れてましたからね…」



提督「全部あのじいさんのせいだよ…」



海風「今日の作戦はどういった作戦でしょうか?」



提督「えぇと…今日の作戦はだな…」



~出撃準備室~



提督「よし、みんな装備は大丈夫か?」



明石「全員大丈夫ですよ!きちんと確認しましたからね!」



涼風「いつでも行けるよー!」



提督「そうか、なら大丈夫だな」



白露「さあみんな輪になってー!」



村雨「はいはーい!」



夕立「ぽーい!」



白露型達と輪になり、中心に手を置いた



白露「それじゃあ提督、よろしくね!」



提督「…」



時雨「提督、どうしたの?」



提督「…あぁ、ごめん。今までのことを振り返っててさ」



海風「今までのことですか?」



江風「急にどうしたんだい?」



提督「色々あったけど、今日の今日までみんなありがとな」



白露「えぇ!?唐突すぎない!?」



山風「パパ…どうしちゃったの?」



提督「純粋に感謝してるんだよ。お前達がいたからこそ、今の俺があるからな」



春雨「…そんな…」



提督「俺はお前達と出会えて本当に良かったと思っている。いつも俺ばかり災害があった気がするけど…」



村雨「う〜ん…それは否定できないわね…」



提督「でももういいんだ。これもお前達と一緒に過ごせている証拠だからな。これからもよろしく頼むな」



白露「もちろんだよ!」



時雨「うん、よろしくね」



村雨「はいはーい!任せて!」



夕立「これからもよろしくっぽい!」



春雨「いつまでもよろしくお願いします!」



五月雨「提督の力になれるように一生懸命頑張りますから!」



海風「これからも精進します!」



山風「いつまでも一緒にいるから…」



江風「そうだな、改めてこれからもよろしくな」



涼風「よろしくなー!」



提督「あぁ!よし、俺達ラバウル艦隊、今日の出撃も…」



みんな「いっちばーん!」



提督「さあ、出撃だ!」


後書き

~10話が終わり…~


涼風「白露型10番艦、改白露型は4番艦の涼風だよー!ていうか提督、なんで今回だけ後書きなんだい?」


提督「いい感じに終わらせたかったのが本音ですね」


涼風「そっかー、日常話も終わっちゃったなー!」


提督「意外と早く終わった気がするな」


涼風「これからはどうするんだろうな?」


提督「この話のウケが良かったらなんか別の作品でも作るんじゃねぇの?」


涼風「かー!雑だねー!」


提督「まあまだ何するかとか全く決まってないんだけどね。何かネタが思いつけばいいんだが」


涼風「なんじゃそりゃー!」


提督「さあほら、最後なんだからしっかりやろうな」


涼風「がってんでい!」


提督「それじゃあ涼風、最後も…」


提督・涼風「いっちばーん!」


駆逐艦提督と白露型の日常はこれで終了です。また何かネタが思いつけば、新しく作っていこうと思っています。最後まで見ていただき、本当にありがとうございました


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1: SS好きの名無しさん 2019-03-02 18:34:01 ID: S:_OA982

乙やで!

2: llight 2019-03-02 22:47:38 ID: S:D0EMP5

お疲れ様です!続編楽しみにしてます!


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