2019-03-24 00:17:36 更新

概要

駆逐艦編に入って思いました。自分、とんでもない沼にハマっていっているんじゃないかと。

各種イラストやボイスを聞いてると…何かがね、こみ上げてくるんですよ(意味深)。

むっちゃんの改二?知らないねぇ、そんなものは!(メンテ終わる5分前から正座待機)


前書き

提督『提督と!』

那智『な、那智の…』

提督『『教えて!提督!!』のコーナー』ドンドンパフパフー

那智『これをやっていたのか、私が来る前に』

提督『そうだよぉ、やっと相方が来たから盛大にボケれるよぉ』

那智『で?今回のお題は?』

提督『特に決めてないからなんかサーブして』

那智『いい加減だな。……ふむ、では間宮さんの所の人気メニューでもどうだ?昼食のメニューは多岐にわたるが、上位のものは限られているだろう?』

提督『はい、というわけでお題いただきました。…え、いやランキングはあるんだろうけど、オレ知らないんだけど』

那智『貴様が知らなくても私が知っている。ここは一つ、クイズ形式でどうだ』スッ

提督『おーバラエティね。オーケーオーケー、よし、来いッ!』パシン

那智『三位からな』

提督『デデン!!』

那智『第三位。このメニューは主に重巡、戦艦、空母に人気で…』

提督『スペシャルランチ!!』バンッ

那智『違う。そんなに勢いつけて机をたたくな。…このメニューは主に重巡、戦艦、空母に人気で、ボリューミーながらも健康的で、かつお洒落にも富んだ洋食。本場の艦娘らもそれを認める味は、人気ランキングに堂々とエントリー出来るものである』

提督『洋食とな…そして本場。ナポリタンではないな。あれ国産だし』

那智『そもそもうちにあったか?』

提督『なくはないだろ。オーダーすりゃあんじゃない?しかし…うーん?ヒントのようでヒントが無いな。いや、年齢層を見るべきか。オトナ女子が好むメニューだから、そう派手なのじゃないし……』ブツブツ

那智『国を言おうか?』

提督『いや。…その国の人数』

那智『2、とこの場は答えようか』

提督『言い方が曖昧だな…判断基準が曖昧となると響か?となるとロシア料理か』

那智『隠せなかったか。フランスとの二択だったんだが』

提督『じゃー候補は絞れるな…んにゃ?つぼ焼き…か?割と見る気がする』

那智『うむ、つぼ焼きだ。なかのスープは数種類あるし、つぼのサイズも分かれている。好みの選択が出来るのが売りのようだな。妙高型の中でも、四人で間宮さんの所に行けば誰かしら注文するな』

提督『オレはアスパラとベーコンのクリームシチューかな』

那智『食べたくなってきたな。続いて第二位』

提督『スペシャルランチ!!』ドンッ

那智『何も言っていないだろう。第二位はスケジュールに追われている人たちの救いだな。早くて美味くてヘルシー、隙の無い三段構えは戦場に身を置く艦娘たちが、昼食のひと時を合理的に、かつ華やかさを実感できる、にくい設計だ』

提督『ああ、お手軽セットね』

那智『流石に簡単か。お手軽セットと一括りだが、握り飯やサンドイッチなど選択制の、手軽に口にできる主食に加え、日替わりサラダで野菜とタンパク質を補う。鮮やかな色合いもあって、精神的な意味でも癒しとなれる一品だな』

提督『心にも優しいとは恐れ入った。男所帯だったら、丼ものとかがランクインしただろうね。飯とおかずをいっぺんに楽しめる、坂本龍馬御用達のスタイルだ』

那智『手軽に、というのもポイントが高いな。訓練段階の艦娘たちが特にそうだが、午前も午後も演習や訓練が続く毎日では、昼食の時間は限られてしまっているからな。限られた時間を有効に使える』

提督『OLみたいな発想してやがる』

那智『どこの職場でも、働く女性とはそういうものなのだろうな。合理性の中にも華を欲してしまう』

提督『いい事だと思うよ。まぁ、強いてお手軽セットの難点を挙げるなら、注文数が多すぎて作る間宮さん側がお手軽じゃないことだな』

那智『女の戦場は台所、とは誰の言葉だったかな』

提督『それでも捌ききるあたり、間宮さんも熟練の兵だな』

那智『伊良子も含め、感謝の言葉しかでない。では』

提督『スペシャルランチ!!』ダダンッ

那智『まだ出題すらしてないぞ!?ああもうそうだ、正解だ、スペシャルランチだ!!』

提督『そうだろうそうだろう』ウンウン

那智『なぜ貴様が満足げなんだ…』

提督『好きすぎて困るくらいだ』

那智『どんなに人数が増えても毎日10食限定のスペシャルランチ、食べたことない艦娘の方も多いのではないか?どこぞの司令官のように、大人げなくほぼ毎食とりにいくから、実質9食だ』

提督『ルールは簡単、昼食解放の11時半から先着10名、対象は身分とか関係なくここ在籍の所属員全員だぜ』

那智『直前には食堂のドア前で、司令官がバグったNPCみたいに足踏みしているから分かりやすいぞ。……よく貴様は飽きないな?』

提督『そこに堂々の一位に君する理由がある。見た目はいたって普通の定食でな、白飯、その日の味噌汁、おかずに漬け物。何と言ってもおかずが絶品でな、その日入荷した新鮮な海老を丸々使った巨大なエビフライがまた…』ジュルリ

那智『涎』

提督『おっと。それだけ?って思うかもだが、それだけだ。だが海老や衣、油に至るまで計算されつくしていてな、あのサイズでありながら胃もたれが全くしないし、食っていて飽きがこない。素材を厳選してる分、入荷量に限りがあるが、それでも食べたい一品だな』ジュルリ

那智『説得力が違うな。あと涎』

提督『お腹空いてきた。なんか頼もうかな』

那智『というわけで今回はここまでだ。スペシャルランチを口にしたことない者は、ここのバカを取り押さえておけば枠が一つ空くから、捕縛することをオススメするぞ』

提督『もっふぁぁぁぁぁぁ!!』

那智『食いながら喋るな汚いな!!』

………

……



提督『というわけで睦月型入りまーす』


那智『どういうわけだ』


提督『長女からか末っ子からか。どっちがいーい?』


那智『??…普通長女ではないのか』


提督『承り~。ほいじゃ、睦月にゃしぃ』


睦月「はりきって、まいりましょー!」


提督『あれね、ここでも大分長い部類じゃろ。…いつからだっけ』


那智『少なくとも私よりは古参だぞ』


提督『黎明期でもだいぶ前だな。…うーん、そっかぁ、もうそんなに経つのかぁ』


那智『発言内容が親戚の叔父だぞ』


提督『最初の遠征特化艦として任命したからね。あんまり戦闘に出せない旨を伝えたら反発あったの』


那智『まぁ…まぁそうだろうな』


提督『いい加減な鎮守府運営を、妙高がどうにか収支を黒字にしようとしていた時期だったしな。ある意味…というか普通の意味で、あの頃の苦労人枠だったよ。大変助かった。ありがとう』


睦月「もっと睦月をほめるがよいぞ!」フフン


那智『最初来た時は、貴様の下で戦うことに不安を覚えるくらい先行きが見えなかったからな』


提督『すまんかったって。今こうして鎮守府が大きくなれたのも、あの時遠征で稼いできてくれたからこそだ』


那智『それで、どうなったのだ。こうして安定した今、睦月の要望はかなったのか』


提督『たまに訓練終了したての駆逐艦とか連れて、鎮守府近海の防衛をしてもらってる。短距離とは言え、ほとんどが初の実戦になる艦娘たちをまとめられるのは、やっぱり経験者じゃなきゃな』


那智『睦月と言えば、なんといったか…えーとテレビ?にも出ていただろう』


提督『お前は時代についてこれないおかんか。アニメな。昨今の艦娘の活躍を国民に知ってもらおうと、メディアが大本営に打診したやつ』


那智『それの、主人公枠で出ていただろう?』


提督『そうそう…。え、見てなかったの?』


那智『通常任務以外にも、授業の準備があるんだ。暇がなかった』


提督『おかんつーか、おとんか』


那智『ほうっておけ』


提督『そんでいざ見だすとハマるんだよなぁ。全鎮守府にDVD配られてるから、今度見ようぜ』


那智『内容は知っているぞ?あれだ、いつぞやの大規模作戦をモチーフに作ったあれだろう?』フフン


提督『そんな得意満面に言われましても。まぁそうね。けっこう前の作戦じゃなかったかなぁ…というか放送してた時期がもはや古いか』


那智『それで、睦月は大活躍だったのか?』


提督『……まぁ、実際に見てくれ』


那智『む』


提督『とりあえず、艦娘に非はなかった。いいね?』


那智『…??』


提督『アニメはね、フィクションだから。うちの睦月とも全然違うし。うちの睦月は黎明期のドタバタでだいぶ揉まれたから、相応に打たれ強くなってる。…ホント申し訳ない限りだが。その器量も、明るいながらも、油断なく索敵して戦闘自体を回避する危機管理能力や、僚艦を励まし気遣う心の余裕を持ち合わせている。どこに出しても恥ずかしくないネームシップだよ』


那智『改二になってからは一層精悍になっていたな』


提督『あの目の輝きは経験によるものかね?自信と闘気に満ちている。大発動艇も積めるようになって、大規模作戦でも重要な役割を担ってもらうことが多くなった。これからも遠征組の大黒柱を任せてもいいかな?』


睦月『いいにゃしぃ!!』オー!


提督『きっといい返事だったと信じて。さて如月』


如月「あら。待ってたわ」


那智『如月も、黎明期に着任した』


提督『そうね。黎明期の、ある程度落ち着いてきた後半。といっても、やっぱりドタバタしてたし、着任当初からこき使ってしまった感が強い。あそこまで大人びてしまうと…アダルトチルドレンじみていて、罪悪感が……』


那智『……なぁ、私もこき使われたんだが?』


提督『最初からアダルトなやつには罪悪感はありまてん』ツーン


那智『これが上司という悲しい事実…』ハァ


提督『流石に冗談にしても、やっぱりねぇ、子供を馬車馬のように扱うなんてのは避けておきたかった…。戦時中とはいえ、子供の負担を軽くするのは大人の義務のはずだったから』


那智『しかし黎明期を経験しているかしていないかで、艦娘内でも差があるぞ?特に駆逐は。過去の反省は反省としても、やはり経験は力に直結する。過度になりすぎないように負荷をかけるのも必要だと具申する』


提督『効率的なシステムを使ってるが故に、逆に荒削りで得られる鋭さがない……二律背反……かなぁ』ウーン


那智『神通がそこを上手くカバーしようと演習中に乱入したりしているが、まだ足りないように思う』


提督『厳しいねぇ』


那智『私なりに思ってだ。甘いのと優しいのが違うことだと私に教えたのは貴様だろう?』


提督『正確には神通だけど…いやいいや。だな。そこらへんは何か考えとくよ』


如月「最近、演習中の乱入が過激になったって聞くのはそういうことねぇ…」チラッ


神通「……」


Bismarck「ま、まぁ、暇だったしね!」


Гангут два「にしてもやりすぎかと思うんだが」


陸奥「流石にやっててどうかと思ったわ」


長門「まあ…演習中に不意打ちで戦艦らの一斉射だからな…それも十字砲火」


涼風「砲弾のゲリラ豪雨の中で予定通り静物射撃とかおかしい、絶対におかしい!」


望月「まーじめんとくせー…」


天霧「きつくはあるけど、身になりそうだ!」


五十鈴「ねぇ、あれは流石にやめてくれない?演習どころじゃなくなるし可哀そうなんだけど。あと私にも演習弾当たって痛いんだけど」


神通「古くなった大口径演習弾の山を見つけたのでやっただけです。雷撃がないだけ優しいと思ってください」


涼風「鬼!悪魔!神通!」ウガー


神通「結構です」ニコッ


阿賀野「」ガタガタガタガタガタ


摩耶「どうした阿賀野、ビビってんのか?」ニヤニヤ


天龍「…矢矧、お前が真っ青になる必要は…あるな。そうだな、まだ訓練段階だもんな」


矢矧「」マッサオ


提督『まー今は如月だ。言った通り、妙に大人びてるのはそういうところに起因してると思ってる。睦月同様…いやそれ以上か?妹たちへのフォローが上手く感じる』


睦月「むー!」


那智『貴様にも随分と積極的なようだが?』ツーン


提督『なんでちょっと不満げなんだよ…。うん、そうね、何かと機会があるとくっついてきてくれる。オレも娘みたいに思ってるよ』


如月「全部、空回り…?」ボーゼン


那智『……』ウーン


提督『どったのそんなに神妙な顔して』


那智『い、いや、安堵すべきか如月を憂うべきか悩んでな…。続けてくれ。何故、そのように思うんだ?』


提督『いやいい子なのよ、何かとお菓子とか差し入れくれるし、遠征で忙しいにも関わらず手伝いにきてくれるし。服とか新調したら、わざわざ見せに来てくれるんだぜ?可愛いよなぁ。娘がいる父親って、こんなんなんかな』


那智『多分違うと思うぞ』


提督『えーそんなー』


睦月「好意は届いてるみたいだし…ね?夾叉だよ」ヨシヨシ


如月「至近弾ですらない…」サメザメ


提督『でも何というか、年頃なんかね。けっこう思わせぶりな事言ったりもするのよ』


那智『どんな?』


提督『一緒に寝る?だの、もっと近くで見てだの。やっぱり恋愛ドラマとかの影響かね?』


那智『何の影響かは知らんが…貴様、手は出していないだろうな?』


提督『娘だっつったじゃん。娘に手を出す親は親とは言わない、鬼畜だな』


如月「鬼畜じゃなくても狼くらいにはなってよおぉぉぉ」ベシベシ


睦月「痛い如月ちゃん痛い!」


提督『魚雷が太いとか当たり前なことを思わせぶりに…意味わかってるのかなぁ…うーん、そこはちょっと心配かなぁ…将来が……』


如月「じゃあ誰かに何かされる前に手を出してよおぉぉぉ!!」ゲシゲシ


睦月「痛い蹴らないで痛い!」


提督『そこんとこ、ちゃんと教育してよ?先生』


那智『…あ、ああ、うむ』


提督『でもそんな如月も怒る時は怒ります』


那智『どうしたのだ急に』


提督『いや健気な如月が珍しくブチ切れた事案がありまして』


那智『穏やかではないな。なんなのだ』


提督『件のアニメですよ奥様。アニメの内容に物申したいことがあるそうで』


那智『奥様やめろ。…うーん、内容は全く知らないからな。どうしたというのだ』


提督『12話あるアニメのうち、3話目でですね、あれですよ、フィクションとはいえ如月がとばっちりを受けまして…はい…』


那智『…?』


提督『分かりやすく言うと、沈められたの。深海棲艦に。それもアニメ内ではけっこう雑な流れで』


如月「キイィィエェェェェェェェ!!!」ジタバタ


睦月「如月ちゃん暴走しないで!!」


那智『それは…縁起でもないな…』


提督『中途半端にデフォルメしたから…。特に感動的でもないシーンで、海上ではありえないような慢心して、あっけなく…一般人、軍関係者問わず、けっこう批判あったらしいよ?オレもどうかと思うもん、あれ。演出にしても雑すぎたし』


那智『どこの会社だ、演習弾でもいいから撃ち込ませろ』


提督『…まぁ、だから、アニメ見る時は…如月のいない所か…それとも6話だけ見るのをオススメするよ』


那智『なぜ6話』


提督『単話のほんわか回だからさ』


長門「……私が謎の風評被害にあったやつか」


陸奥「いいじゃないの、それくらい」


提督『だからあれですよ?アニメとかゲームだからと言って、そうそう艦娘を轟沈させるのはよくないって事を忘れないでくださいな?』


那智『誰に言ってるんだ誰に』


提督『声に出さずにはいられなかった。大丈夫、如月に限らず、全ての艦娘が犠牲にならないように頑張るから。そのための提督だから』


那智『そうだったのか…辛かったな如月』ウッ


如月「この荒んだ心をベッドで受け止めてくれないかしら」イライラ


睦月「流石にそれじゃ雑すぎるよ…」


提督『取り直していこう。別に怒ってるわけじゃない弥生だ』


那智『あんまりそのネタで弄ると、そろそろ本当に怒られるぞ』


提督『弥生の器はでかい、オレは詳しいんだ』フフン


那智『なんの自信だ…』


提督『本人も若干それを持ちネタにしてる所があるね。表情こそ硬いけど、その実、感情豊かないい子だよ』


那智『よく卯月といるのを見る』


提督『昔馴染みってのと、相性がいいのじゃない?表情筋の凸凹コンビって感じで』


那智『聞いたことないぞそんなパワーワード』


提督『うーちゃんは次に残しておくとして、弥生は最近でこそ海防艦の仕事になった対潜マラソンの常連だったな。浦賀水道付近の海を実際に守ってくれてた、心強い部下だ。出撃も遠征も、はては鎮守府防衛、首都防衛も浦賀水道が最大で最後の砦だからな。近海で低難易度といえど、ここの制海権を確実にしておかないと何もできん』


那智『そこを任せていたあたり、信頼度の高さがうかがえるな』


提督『そゆこと。かなり前からここにいて、近海に詳しい艦娘でなければ任せられん。かつ、東京湾は深海でもあるから、対潜能力が優れていることも条件だ。その中で最も秀でていたのが、当時の弥生だ。勿論、今がダメだって意味じゃないよ?今は手数も増えたから防衛ラインを前に出して、相模湾全域の防衛についてもらっている。これもやっぱり、弥生ならではだと思ってるよ』


弥生「あり、がとう、ござい…ます…」


卯月「照れてるぴょんね」


提督『あと地味にノリがいい。うーちゃんのコントに無表情でノるのが、シュールで好きだわ』


那智『あれは無茶ぶりというのではないのか…?』


提督『あれも一種のコンビ芸だからね。うーちゃんだけだとマジで迷惑なだけだから』


卯月「それは流石にひどいっぴょん!」


弥生「だから止めよう、って言ってるのに…」


提督『ダウナー系じゃない、ホントにただ表情筋が固い系女子、弥生。提督は心から応援します』


那智『では相方を』


提督『イタズラ子うさぎめ』


卯月「言われると思ってたぴょん」


提督『鎮守府トップを争うトラブルメーカーその2。いや本来の候補というべきか』


那智『??』


隼鷹「小雨になったと思ったのに…」エグエグ


那智『何のことかは分からないが、卯月の悪戯は以前よりもおとなしくなったように思うな』


提督『あーね。理由は知ってるんだけど、まぁ…うん、変わってくれたならいいや』


那智『…何をしたんだ』


卯月「っ」ピクッ


提督『過ぎたことだから気にしてないよ。時効時効』ヒラヒラ


妙高「…二度目はないですからね」ギロッ


神通「…悲しいですが、二度目があるようなら、その首をはね落として私も監督不行き届きで割腹しなければなりません」


卯月「はい。その節は誠に申し訳ありませんでした」


文月「な、何やったのぉ…」ブルブル


卯月「私はこの件で冗談では済まないこともあると学びました」


弥生「イタズラをやめるという考えはないの…?」


提督『まーね!笑えるくらいのイタズラなら面白いから可よ?こんな世の中だからね、ここではっちゃけるぶんには全然オッケー』


那智『それで規律が乱れれば意味がないだろう…』


提督『そこはほら、オレたち大人の役目ですたい。笑える余裕が無くなったらそれこそ終わりが近いしな』


那智『そうか…そうだな』


提督『はーい、ここでうーちゃん主催のイタズラで傑作だったものベスト3発表しまーす!』バンバン


卯月「勝手に何か始まったぴょんね」


弥生「どのイタズラだろうね…」


那智『では第三位』


提督『まずはね、あれですよやっぱり。執務室に雪だるま事件』


那智『ああ、あったな…』


提督『雪の積もった朝に、執務室に入ったらすでにスノーマン提督が着任なされていた。神通が最初に入った時には隠しておいて、オレを呼びに行ってた間に設置したとのこと。時間にして30分未満だけど、その間に等身大はある雪の塊を、階段昇降も含めて運んだと。地味に難しい三段重ねのスノーマンを完成させた腕もさることながら、限られた時間でそれを完遂させた計画性も素晴らしい。前々から練らねば出来ない所業だ』


那智『青葉を使って新聞の記事にしてたな』


提督『作戦立案、指揮、実行はうーちゃん。スノーマンのデザインと装飾は弥生とのこと。って弥生もイタズラやったんかーい!』


那智『顔だけ妙にリアルで、モアイみたいだったな』


提督『あれな。弥生にはシュールレアリスムを表現する才能があるのかもしれん』


弥生「よく…分からない…」


提督『ただ難点だったのは、スノーマン保存のために部屋の暖房が切られてたことかな。すんげえ冷蔵庫だった。そのくせスノーマンにマフラー巻いてあるのがいい感じに頭に来た』


那智『しかしなんだかんだ言って保存されたではないか。屋外に』


提督『イタズラとはいえ完成度が高ったからね。どうせ溶ける儚い定めなら少しでも長く保存しておきたくて。あきちゃんとまるゆ召喚して運輸してもらった』


那智『だが翌日には…』


提督『横須賀、雪が積もること自体が稀だから…』


那智『本当に儚い奴だった』


提督『はーい第二位。恒例のロシアンルーレット菓子シリーズ』


那智『シリーズものなのか』


提督『最初はさ、明らかに真っ赤なのとかですぐに分かったんだけど、回数重ねるごとに凝ってきてな。セーフの菓子とまったく同じ見た目にしたり、そもそもうーちゃんが差し入れた菓子そのものが怪しいと気付いたら、他の誰かの菓子に紛れ込ませたり…』


那智『なぜ頭脳戦にまで発展したんだ』


提督『やり方が完全に暗殺のそれ』


神通「」ピクッ


卯月「さ、流石に毒物は混ぜないっぴょん!辛いのだけぴょん!」アセアセ


提督『辛くて手近な飲み物のんだら、それも薄めたワサビ醤油で…うーんこの隙を生ぜぬ二段構え』


那智『事前の計画性がなんとも…』


提督『いい刺激なのよね。気を抜けないというか。いつ何時トラップが張られているか、心理戦の練習になる。互いに研磨し合って成長を続けてるって意味で、シリーズ全体を一つの作品と見なそうかな』


那智『なぜ疑似的な暗殺ゲームを…。では第一位は?』


提督『色々候補あったけど、やっぱトップと言えば色んな意味で代名詞になってる落書きかね。中でもあれ好き。壁画』


那智『工廠の壁にでかでかと描かれたなんか…猫を持った少女の絵のことだな?ゆうに数メートルは越えているだろう』


提督『圧巻だね。なんか邪気を感じるのは気のせいか…?』


那智『見る者の背筋を凍らせる迫力は…なんなのだ…』


提督『5分以上見続けてると正気を失いそうな衝動に駆られる』


卯月「なんでディスられてるっぴょん?ネコ可愛いぴょん」


弥生「でも何かゾッとする…」


那智『しかし見ていて発狂しそうになる絵を、どうして好きなんだ?』


提督『それが芸術ですよ。どんな方向性、たとえ理解できない境地であろうと何故か魅力を感じてしまうのが…』


那智『変態の習性?』


提督『いや違う芸術家の性』


那智『根本的な疑問なのだが、卯月の悪戯を、なぜ貴様はそう評価するのだ?まさかマゾヒストというわけではなかろう?』


提督『一定のマゾ値があるのは認めるけど、それとは関係ないかな』


那智『ではその心は?』


提督『いやね?オレが評価してるのは実際にはイタズラよりも、その根底にある信念なんさ』


那智『信念』


提督『これはね、言質とってるんだけど、イタズラに美学…とはいかないまでも、ポリシーを持っているのよね。『やらかしたら怒られるまでがイタズラ』なんだって。どっかで聞いたことあると思ったら、『坊ちゃん』かね?ネットで炎上するような無責任なバカな動画とは違って、きちんと自己申告、もしくはそうだと分かるサインを残す。つまりだっては、うーちゃんは自分のしていることを理解しているし、経験則ではあるけど、やっていいこととダメなことを線引きしてる。鬱屈とした最前線の空気を吹っ飛ばすには、わざと頭のネジを外す必要がある』


那智『それが演技、と?』


提督『全部が全部じゃないだろうし、計算してやってるわけじゃないだろうけど、でも目的をもって行ってるってのは分かる。その潔さと覚悟は認めるに値するし、だからこそ手加減せずにお仕置きはしてる。うーちゃんは言動以上にしっかりした子だよ』


那智『であれば、私も指導の手を緩めるのは非礼だな』


提督『うん、見つけ次第、存分にどうぞ?』


卯月「いやそれはやめてほしいぴょん。緩めてくれるにこしたことないぴょん」


提督『イタズラと、それに対するお仕置きの数は他の追随を許さないけど、逆に何故かそれが鍛錬になっちゃってる。主に神通のお仕置きが。だから海上でも、第一線級の戦力ではないけど、持久力と耐久力は、駆逐艦のそれじゃない。けっして固いわけじゃないんだけど、でも倒れない。生存性って意味じゃ、ここの上位陣にランクインしてるんじゃない?』


那智『挫けぬ精神が屈しない肉体に…』


提督『だから大規模作戦でも、ある種安心して輸送とか斥候を任せてる。なっちゃんも何度か一緒してるでしょ?』


那智『なっちゃん言うな。ああ、腕は確かなのは認めるが…あの口調を作戦時にまで使うのは、指導すべきか悩むな』


提督『那智の基準で注意していいと思うよ?口調を自由にしてるオレが言うのもなんだけど、それが現場で適切でないと判断するなら、その如何は教官たちに任せてるし。色々経験だって、教える側も教えられる側も』ニヤ


那智『その顔…何やら訳ありか?』


提督『いいや?ただ艦娘が色々悩んでくれてるのが、嬉しくってね』


那智『そうか』


大淀「…どんな口調でもいいですけど、通信時は聞き取りやすい話し方でお願いしたいです…」


Warspite「「ぽい」と「かも」は正直聞き取りづらいわ」


夕立「なんで夕立に飛んでくるっぽい!?」


時雨「だから分かりづらいからだってば」


秋津洲「き、気を付けるか…ます…」


提督『ではね。うーちゃんはこんな所で』


那智『次は皐月か?』


提督『ボクッ子まじさいこー』


那智『皐月もだいぶ長いのではないか?』


提督『長い長い。元は天龍隊だもんな』


那智『今はなき天龍隊…』


提督『あの天龍が出撃してた頃からだからなー』


天龍「言葉に悪意を感じるぞ」


暁「え、出撃…してたの…?」


Верный「Да ты че。知らなかったよ」


龍田「そうだったのねえ~」


天龍「いやお前は知ってるだろ」


提督『鎮守府近海攻略時…大島奪還作戦まで活躍してた天龍の水雷戦隊があってだな、そのメンバーだった。驚け?天龍が神通よりも強かった時代があったんだぜ?』


那智『随分と長いな。では噂に聞く貴様の真面目だったころを知っているのではないか?』


提督『いなかった…と思う。知ってるのホントに一部だもん』


皐月「知らないね」


Bismarck「それよりも天龍が神通よりも強かったというのに驚きなんだけど」


摩耶「今じゃ見る影もないってよ」ニヤニヤ


天龍「うっせえ!オレは与えられた仕事をやってただけだ!」ゲシゲシ


提督『天龍隊解散後は那珂ちゃんのとこで主にタンカー護衛なんかやってたな。その後めでたく改二改装を迎え、今は後進の育成のために準出撃要員として司令部待機になってるな』


那智『日中、司令部に入り浸ってるのはサボっているわけではないぞ?』


卯月「でもだいたいボードゲームしてるぴょんね」


皐月「楽しいよ?人生逆転裁判ゲーム」


如月「あれどうかと思うんだけど…」


提督『天龍と一緒にいた時期のせいか、意外にも近接戦の心得がある。得物使った立ち回りは我流とは言え十分実用圏内だね』


那智『見回りの時に剣道場で素振りをしているのを見るな』


提督『なっちゃんも手合わせしてもらえば?オレは勝てなかった』


那智『なっちゃん言うな。そうだな、是非とも手合わせを申し込もう』


那智「…というわけだ、後日願えるか?」


皐月「え?ああ、うん。いいけど…ボク弱いよ?」


睦月「弱い(相対比)」ボソッ


水無月(そして司令官、負けたとも言ってないね)


提督『ここで長い睦月型の中でも、よく一緒にいる一人だね。仕事でもプライベートでも』


如月「…ッ!」キッ


皐月「に、睨まないでよ…」


睦月「八つ当たりはよくないにゃしぃ」


如月「…ええ、分かってるわ…」


皐月「司令官とゲームとかするのいいかも、よ?手取り足取り教えてもらってさ?」


那智『貴様が駆逐艦と仲良くしてると…そこはかとなく不安だが…』


提督『少女は愛でて育てるもの、最近の古事記にも書いてある』


那智『最近の古事記ってなんだ。いや…まぁ、信じるとしよう…』


那智『(本当に危惧すべきは、貴様が駆逐艦にノーガードであることを利用する駆逐艦の存在なんだが……ああ、そう考える自分が浅ましい…)』


提督『てなわけで水無月。睦月型の中では来てくれたの一番最近かな?』


那智『そう…なるのか?』


提督『最近つってもだいぶ前だしね。訓練段階もとっくに終了、今は遠征やってもらってるよ』


那智『だな。てっきりここ数ヶ月前なのかと』


提督『ごめんて。でも今じゃ古強者めいた睦月型で見ると、なんというか初々しいというか、そんな感じよね』


那智『取りようによっては酷い侮蔑だぞ』


提督『んにゃ少女みって意味じゃ皆まだこれからが成長期じゃん』


那智『これもまたひどく犯罪的な発言だな』


提督『日本語むずかしい』


那智『行いだ、普段のな』


如月「古い…?初々しくない…?」カタカタカタ…


睦月「いやほら提督って熟女好きなところもあるし!ね!?しっかり!!」ユサユサ


北上「ひどいフォローを見た」


大井「熟女…?」


北上「ああほら反応しなくていいから」グイッ


Ark Royal「あまりoldとか使わない方がいいぞadimiral」


Warspite「…Say again、Ark?」ニコッ


Ark Royal「Ah…」


Warspite「SAY、AGAIN、ARK?」ニコニコ


Nelson「トネ…で良かったか?隣いいか?」スッ


利根「あからさまに距離とったの。構わんぞ」


Nelson「あの手の単語には敏感なんだ、Warspiteは」


利根「じゃろうの」


榛名「榛名は本当のことを言ったまでです!金剛おばあ様!!」ジタバタ


金剛「艦歴で見ればそう大差ねーデース!ちょっとそろそろ痛い目見るかああん!?」ジタバタ


比叡「お姉さま!口調!口調!!」グググ


霧島「榛名も何でいちいち突っかかるようなこと言うの!」グググ


蒼龍「ねえ、場外乱闘おきすぎじゃない?」スッ


飛龍「乱闘じゃないけど…うん、多いね…」スッ


鳳翔「あの、なんで離れるんですか?」ガシッ


蒼龍「いえ…」


飛龍「なんでも…」


瑞鶴「ねぇ?流石に被害妄想が過ぎると思うんだけど?」


加賀「その減らず口が何か失言する前に塞いでおこうかという先輩の配慮です。おとなしくなってください」


瑞鶴「私なにも言う予定なかったんだけど!?黙って首に手を添えるのやめてよ!」ペシッ


那智『年齢に関する発言が機雷になりやすいのは、世の女子とそう変わらんからな?気を付けたほうがいい』


提督『そんなの大っ嫌ーいって?』


那智『真面目な忠告のつもりだったんだが?』


提督『ごめん』


那智『それで?水無月については?』


提督『音だけだと三日月とよく間違えちゃう。ただの聞き間違いだけど』


那智『これほど人数がいれば似た音も多いからな。磯波磯風とか浦波浦風とか』


提督『気を付けないと。水無月はね、そのフレンドリーさが特徴的かな。クラスメイトの仲いい女子、みたいな感じ。そんな女子いなかったが…』


那智『悲しそうな顔で言うんじゃない…』


提督『ろくな…学生時代じゃなかったなぁ…』


那智『謎のスイッチを入れるな。今こうして囲まれているんだからいいだろう?早く本題に入るんだ』


提督『あいあい。んま言ったけど清々しい親しみやすさがあるよね。無垢ってこういうことを言うのかと』


水無月「えっへへ」


那智『主にどの辺がだ?』


提督『海辺で綺麗な貝殻ひろった~って見せに来てくれたり、アイスで当たり引いた~って来てくれたり。ああいう笑顔ってもうできないなぁって』


那智『いつのまにか、日常の一コマで純粋に笑えることが少なくなってきてしまったな』


提督『汚れるから大人になるのか、大人だから汚れてるのか。どっちにしろ、大切な何かを忘れてきてしまった』


那智『(…提督、貴様は駆逐艦ではない私に「その時期」がないことを知っているか…?私たちの「昔」は人の形ではないことを…)』ズキッ


提督『んま、子供にゃ戻れないけど、童心になるのもたまにはいいんじゃない?』


那智『貴様はいつも童心…というか悪ガキではないか』


提督『スケベが若さの秘訣さ』ヘーン


那智『そのムカつく顔を止めるんだ今すぐ』


提督『水無月のね、そのいい笑顔を前にしてはオレのエロなんざ何の価値もない。しかして水無月の魅力はそれだけにあらず』


那智『ふむ』


提督『お外大好き。とにかく動きたいんだね。落ち着きがないって言っちゃうとそれまでだけど、体内のエンジンがフルスロットルな感じ』


那智『子供は風の子と』


提督『そ。けど心配なのは、ワーカホリックというか社畜じみた性格になりつつあること。させてるオレが完全に悪いんだが。これは気を付けないと。目に見える体や艤装に損傷はなくとも、見えない疲労はたまるからな…』


那智『過労死、とは怖い言葉だ…』


提督『働く者みんなが気を付けなきゃいけないことだな。んじゃ……フミィ』


那智『なんだそのだらけた顔は』


提督『分かんない…けど何か…フミィ』フミィ


那智『文月と話するだけでなく、文月の話題でもそうなるのか…貴様、まさか…』


提督『いや、ロリコンちゃうねん』


那智『説得力が皆無だぞ』


提督『知ってるか?ロリータ・コンプレックスは小児性愛者のことを指すんだぞ』


那智『どう違うというのだ』


提督『オレは15歳以下の女子または第二次性徴を迎えていない女子に欲情することはありません。児童ポルノ反対派だぜ』


那智『貴様なら認めそうなものだが…』


提督『オレはロリコンでもフェミニストでもなく紳士だ。子供は無垢な笑顔を浮かべて遊ぶのがいいと主張するね!』


那智『だからって駆逐艦が外で遊んでいる写真を青葉から買うのは…?』


青葉「え、違ったんですか」


衣笠「ちょ、顧客管理」


Bismarck「さりげなく駆逐艦全員に絨毯爆撃したわね」


如月「」ブクブクブク


睦月「如月ちゃーん!?」ユサユサ


村雨「二次、性徴は、迎えて…いるわよね…」プルプル


時雨「ちょっと寝込みたい」


潮「勝った」キラキラ


朧「いや勝ってない勝ってない。正気に戻って」


曙「」シクシク


漣「あの…え、普通ライバルの胸で泣く…?というか漣も泣きたい…」


霞「…」ハイライトオフ


満潮「ぅぇぇぇん…」シクシク


朝潮「え、ええ?」オロオロ


荒潮「大丈夫、私は大丈夫よぉ…」フラフラ


浜風「そ、そんな、提督は…いつも舐めまわすような目で…まだ、足りない…?」カタカタ


浦風「提督さん、あんな事言って無理してるんね?うちの胸に飛び込んで揉みしだいても、ええんよ?」ハイライトオフ


叢雲「あのセクハラ司令官が性的に見ないとか、意外だけど…れ、恋愛対象として見ないとは言ってないわよね、な、ならプラトニックなら…いえ別にわ、私は気にしてないけど」プイ


吹雪「もう隠すつもりないよね?」


その他駆逐艦「」ズーン…


金剛「い、一気にお通夜デース…」


利根「数が数なだけに、被爆範囲が広すぎじゃろ」


Ark Royal「喜べないな、これは…」


愛宕「あらあらぁ♪摩耶ちゃん、ライバルいっぱいねぇ?」


摩耶「ほっとけ!」


鈴谷「…これ、下手したら暴動おきない?若干危ないのもいるよ?」


熊野「絶対防御たる神通さんがいれば、直接的な被害は避けられるんでしょうけど…」


提督『はいはい文月文月。「ふみつき」、じゃないぜ「ふみづき」だぜ。呼び間違える奴いないだろうけど』


那智『呼ぶ分には間違えないが、書類で見たり、ふとした時にどっちだか迷う時はあるな』


提督『あどけない、ってのが全てかなぁ。純粋無垢ってよりかは幼女みを感じる』


那智『感じるな変態』


提督『呼ぶときも『司令官』ってよりも『しれいかん』だからなぁ』


那智『確かに、たどたどしく話すな』


提督『来てくれたのも最近ではないし、そこそこの実力なんだけどね。その割になぜ言葉に覇気がないのかは…うーん分からん』


那智『大発動艇や対空能力的にも、大規模作戦で活躍できるほどだしな』


提督『『これでもくらえ~』で敵艦撃破は敵さんに同情するわ』


那智『最初は本当に大丈夫かと思ったが、本当に大丈夫だったぞ』


提督『逆に何かの才能なのかも』


那智『何のだ』


提督『うーん、肩に力を入れない才能?』


那智『同時に周囲の気力も削ぐ才能?』


提督『なんにせよ、その独特な雰囲気は癒し効果を与えているな。主にオレに』


那智『危険な香りがするぞ』


提督『なんでやさ。んま~一緒にお昼寝とか、たまにするかな?日向ぼっこがてらに』


那智『どこで?』


提督『どっか適当な芝生の上で。しばふじゃないぜ?』


那智『いや何の話だ』


提督『失礼、噛みました』


那智『違うわざとだ』


提督『噛みみぇ』


那智『本当に噛んでどうする』


提督『不覚』


那智『文月の身柄が安全で、安心した』


提督『まったく無問題だぜ。さて、そろそろ長月』


文月「ふみゅう…」zzz


睦月「寝ちゃってたか」アハハ


長月「む」


提督『お堅いイメージがあったな』


那智『た?』


提督『最初はね、なんか武人じみてガード堅いなーって思ってたんだけど、会話を重ねていくうちになんか…そうね、色々覚えるべきことが多いなって思うようになった』


那智『覚えるべきこと』


提督『艦娘として、じゃなくて少女として、かな。世俗的なあれこれ』


那智『ああ…』


提督『流石にクリスマスは知ってるだろ、って思って聞いたらとうとうと歴史を語られた。ちゃうねん、そうじゃないねん…』


長月「未だに何故がっかりされたか分からないんだが」


水無月「年相応に、楽しんでほしかったんじゃない?」


那智『由来を知っているのはいいことだが…無邪気に遊んでほしかったのか』


提督『毎年さーぁ?オレちゃんと24,25はなるべく出撃ないようにしてるやん。あっても哨戒だけやん?とくに駆逐艦にはクリスマスくらいは遊んでほしいわけよ』


那智『基本的にうちには「夏休み」や「ゴールデンウィーク」というものが存在しないからな』


提督『何度も言うけど子供には無邪気でいてほしい…』


那智『難しい話だな。私たちの存在意義そのものに矛盾しかねない話だ』


提督『その矛盾を解決することが、もしかしたら本当の戦いなのかもしれんな』


長月「……やはりよく分からない…」ムゥ


那智『長月に、色々と、とくに楽しいことを教えたいのは分かったが、それ以外ではどうなのだ?』


提督『堅物ってイメージが先行して、でも実際その通りなんだけど、けっして冷たいとか付き合い悪いとかではないんだよね。くっだらない事でも何だかんだ言っても協力してくれる。ヤレヤレ系ヒロインだ』


那智『クーデレ、というやつなのか?』


提督『どうなんだろね。クーデレっていうと何かこう、加賀みたいなのを挙げるけど、長月はどうなんだろ』


瑞鶴「えぇ?うっそd」コキャ


加賀「やりました」キラキラ


那智『定義的には間違ってはいないと思うが』


提督『まぁ、長月も不愛想ではないし、そうなるのかな?いやでも武人めいたところもあるし…うーん。今度調査してみるね』


那智『くれぐれも人の道を外さないようにな』


提督『提督です…部下からの信用が薄いとです…』


那智『自業自得だろう』


提督『でも意外にも、体の触っていいとこ悪いとこはちゃんと分かってるんだよね』


那智『さて』スッ


提督『そのスマホを置くんだ。オレはまだ憲兵のお世話になる気はない』


那智『しかしセクハラしたんだろう?接触系の。貴様の言う紳士性に疑惑が出てきたぞ。最初からいかがわしくて疑わしいのに』


提督『『オレからは』ゆうたやん…。あのね、ラッキースケベみたいなものがね、あったんですよ』


那智『……』ジトー


長月「あれか…」


提督『うわぁ凄い目。前にね、神通が出払っちゃってたときに書類整理するために資料室行ったのよ。んでたまたま廊下で長月と出会って、あいつが協力してくれると言ってくれたの。でさ、ご存知われらが資料室ってやけに書棚高いやん?小さい三脚が必要レベルに。で、二人で手分けして書類をバインダーに挟んでいったんだけど、最後の一枚が、あろうことか最上段のとこだったのね』


那智『……』ヒヤヤカ


提督『普段なら、神通にジャンプしてもらうんだけど、あいにく不在でな。オレが三脚に立っても微妙に届かないし、長月を肩車するという案を出したんだ。ここまで来るとま~オチも見えてくるけど、オレの頭を太ももで挟む形になった長月が、何かバランス崩して二人して倒れてな。オレは幸せな窒息感を味わうことになったんだ』


那智『最後をあいまいにするな』


提督『顔面騎乗位になりました、はい』


長月「あ、あれは!司令官が私の足をスベスベで気持ちいいとか言ったからだ!」


那智『アウトだろこれは』


提督『事故だっての。オレだって顔面騎乗位の経験は初だったよ。顔面騎乗位ってあれだな、あれを気持ちいいか苦しいかでマゾ性が問われるよな』


那智『いいからそう何度も連呼するのをやめろ』


長月「うぅ…///」


榛名「提督が!望むなr」モガ


霧島「私はいつまで榛名のお守りをしなきゃいけないのかしら…」ハァ


Ark Royal「そういうのも好みなのか…」


龍田「……」カコカコ


天龍「おい、何で通販サイトでボンデージなんて見てるんだ?」


那智『子供というのは、ひょんなことから性に興味を持ってしまうだろうから、あまり刺激的なことをするなよ?』


提督『気を付ける』


如月(だからたまに司令官を見て顔を赤く染めるのね)


提督『さて菊月』


那智『神通が鬼のように指導してたのを見ていたぞ』


提督『いつもじゃん』


那智『いや、なんというか…こう…怒ってたように見えたんだ』


提督『あれかな、礼は言わぬとか言っちゃったからキレたんじゃない?』


那智『ああ…』


提督『改修の時にんなこと言っちゃったもんだから、艤装外されてそのまましばらく陸上演習だけだったのは覚えてる』


那智『挨拶は大事だからな…』


菊月「反省している」


提督『けど神通も根に持つタイプではないから、ねちねち引きずらないよ、きっと』


那智『その結果だいぶ成長したと聞いた』


提督『今じゃ球磨隊配属の文句なしの戦力だ。綾波クラスまではいかなくとも、それでも十分な戦果をあげてるね』


菊月「訓練していただき、ありがとうございました」ペコリ


球磨「来た時から完成しつつあったから、球磨から教えることなかったクマ。つまんなかったクマ」フンス


提督『武人気質はこっちもだね。…いや待てよ?実力とか発言内容とか、どうも天龍を匂わすんだが…』


天龍「冤罪だ」


菊月「無関係だ」


那智『天龍ほど安っぽくはないがな』


天龍「ケンカ売ってんのか…?」ワナワナ


那智「事実だ」


提督『そうか、確かにな。菊月の場合は、緊張感があるもんな。早々に神通に焼き入れられたからかな』


那智『そうだろうな』


提督『英才教育って、早いうちに始めるのがいいんだなって思いました(小並感)』


那智『そのための演習システムだろうに』


提督『神通のそれがシステムを上回っている可能性』


那智『怖い』


提督『怖い』


神通「そう怖がることでしょうか…?」


那珂「教える側の神通ちゃんには分からないことだよ、たぶん…」


提督『こんなところかな。次行こうぜ次。三日月な』


那智『勤勉さでは睦月型随一と噂高いな』


提督『うん。よく作戦についてもオレに質問来てるね。ほら、オレって情報過多で混乱するのを避けるためにも、実働部には部隊ごとに指示してるじゃん?けど一部の子からは作戦を俯瞰的に知りたいって来るのよね。三日月もその一人。そのほうが立ち回りやすいんだと』


那智『まぁ、そうだな』


提督『そこらへんはね、こっちも指示してる身だし質問は大歓迎。『何をしたいか』をお互いが把握し合えば、これ以上に円滑なものはないでしょ?だから同時に、三日月はオレに質問する回数も多いけど、オレに頼み事する回数も多いね。そっちの授業にゃ出てないの?』


那智『出ているぞ。正確には羽黒のだが。やはりそちらでも、勉学に真摯に取り組んでいるそうだ』


提督『やっぱりね』


三日月「そ、そんなことないです…」テレテレ


那智『司令部の方への移籍は考えていないのか?三日月は考えるのに向いていそうだが』


提督『三日月は頭いいけど、その本領は戦闘にあるみたい。好戦的で負けず嫌いとは神通の譚だ。指揮する側としても、作戦を理解した上で戦闘に赴いてくれる部下の存在って、作戦成功率を引き上げるから助かるんだよね』


那智『多いようで少ないからな。私も含め』


提督『『何をするか』は分かっていても、『何を見据えて』いるかをちゃんと捉えておくって、難しいよね』


那智『それが出来るあたり、三日月は優秀だな』


提督『ただ、一つ懸念が』


那智『どうしたのだ』


提督『いやあのね?三日月って、今言ったとおり、真面目一筋じゃん?』


那智『うむ。まさか…』


提督『違う。セクハラじゃない。個性が強すぎる傾向にある睦月型の中じゃ、三日月は苦労人枠になっちゃってるんだよね…』


那智『ああ…。心中お察しする』


提督『特にぴょんぴょんする姉がな…』


卯月「え゛。うーちゃんはみかちゃんに迷惑かけてないぴょんよ?」


三日月「……」エェ…


菊月「信じられないものを見るような目をしているな」


卯月「ぴょん!?」


弥生「無自覚」


提督『正直者がバカを見るじゃないけど、真面目な人がやらかす奴の尻拭いをしなきゃいけないのって、世の不条理だよな…』


卯月「待つっぴょん!?みかちゃん!?うーちゃんは一体何をやらかしたっぴょん!?」


三日月「えぇ……」


卯月「妹に嫌われるって何よりキツイですから!!教えてくださいいぃぃ」


弥生「その妹に丁寧語使ってるよ」


三日月「いえ別にいいんですけどね…」


望月「ああ、対応面倒くさがってるときの反応だ」


卯月「こういう時だけ会話に加わるなぁ!?」


睦月「口調そろそろ戻そう?」


提督『そこら辺の解決は、姉妹間でやってもらうとして。さて酉。もっちーな』


那智『ああ、望月か』


提督『極度の面倒くさがりでな。これぞダウナー系の極みと言える』


那智『面倒くさがり…ん?確かに、常日頃から面倒くさいとこぼすのは聞いているが、しかし実際、サボりはしないな?』


提督『しないよ?だって面倒くさがりだもん』


那智『どう違うのだ?』


提督『サボり魔は面倒くさがりの中でも二流以下でね、ただ目先のダルイことを避けることしか考えてない。もっちー並みの面倒くさがりにもなれば、サボったほうが余計に面倒くさくなるというのを分かっているんだよ。特にほら、うちには神通いるし』


那智『なるほど』


提督『だけど任意参加の訓練は出たり出なかったりらしいな』ハハハ


那智『個人的には出てほしい…』


提督『オレも表立っては賛同できないなぁ…いや学生時代いかにうまく手を抜くかを模索してた身だが』


望月「そんな気はしてた」


那智『貴様はあまり真面目なイメージが似合わないしな』


提督『ホントにそうだからぐうの音も出ない』


那智『そして模索の成果はあったのか?』


提督『なくはないさ。そうね、何事もきっつきつのかっつかつだと上手くいかない。周りを見回す余裕が無きゃ、一事が万事、失敗するってな』


那智『経験でも?』


提督『ああ。……まぁ、ね』


那智『……そうか。いや詮索しない。すまなかった。それで、手抜きの研究者は望月の今後についてどうお考えだ?』


提督『座学でも訓練でもそう咎められない成績で、かつ上位層に食い込まない中堅どころで抑えている』


那智『抑えている?』


提督『訓練後とか戦果報告とかで見りゃ分かる。余裕あるもん』


那智『そう…なのか?』


提督『自分で出来ること、出来ないことを線引きして、そこを基準に行動してる感じ。雰囲気でだいぶ誤魔化されやすいけど、冷静に分析は出来てるんだよね。だからオレもそれに合った采配してる…はず』


望月「してくれてるよ~ありがたいね~」


提督『もちろんね、そうするメリットもある。いつだってどこだって、想定していた難易度を外れた敵との遭遇確率はあるわけで、望月みたいにある程度上限に余裕がある艦娘が艦隊にいてくれれば、万が一のリスクを下げることが出来るだろう?』


那智『余裕か、なるほど』


提督『オレも昔の経験と失敗があるし、もっちーのやり方には賛同と批判両方ある。けど、まぁなんだ、経験してね』


那智『昔…か』


提督『ん?』


那智『提督。私にはな、昔が無いんだ』


提督『何を言って……ぁ』


神通「……」ピクッ


那智『覚えている「過去」とは、つまりは数十年前だ。見えたはずもない鉄の体の惨禍を朧げに覚え、その名を継いで今なお人の形をしている。私たち艦娘というのは、そういうものだ』


提督『……そうだな』


那智『これは…ただの八つ当たりなんだが…。提督よ。私に…なぜ少女時代というものがないのだ?なぜ、私なんだ?』


提督『……』


那智『私が、自分が誰なのかがときたま分からなくなってな。どうしようもない事だし、『私』らしくもないのだが……こうでない自分を夢想してしまうのだ……。なぁ…提督』


提督『…うん』


那智『私とは、何なんだろうな』


提督『那智……』


那智『すまない。ただの八つ当たりだ…。忘れてくれ』


提督『だが、本音ではあるんだろ?』


那智『……ああ』


提督『何を…『したかった』んだ?その…お前が少女だったら』


那智『なんだろうな…何も、特別なことを求めてはいないさ。今の駆逐艦たちのような日常を、過ごしてみたいと思ったりするだけだ。特に何も考えず、勉学に励み、遊び、寝てみたいのかもな』


提督『しがらみがあると?』


那智『この見た目だ、『年相応』を求められてしまうだろう?』


提督『……うん…』


那智『だから…まぁ。ただ現実を見れていない哀れな女の、ただの下らない妄言さ』フッ


提督『妄言か』


那智『…飲みすぎたかな。そろそろお暇するとしようかな』ガタッ


提督『まぁもちっと待てって』


那智『……?』


提督『オレに出来るこたぁ少ないけど』ガタッ


那智『な、なんだ』


提督『これなら、できるぞ?』ドンッ


那智『!?』


ザワッ


金剛「ヘイ、どういうことデース!?」


大井「ッ!?」


龍田「エッ」


北上「さて抑え込もう」


天龍「落ち着くんだぞ」


鳥海(そう言えばなんで私も抑えるのに参加してるんでしょう…?)


提督『あれ。これがちょっと前に流行ったやつじゃなかったっけ?』


那智『そそそそそうだが!!な、なぜ今それをやっている!?私で!!壁ドンを!!』


鳳翔「私の見ていないところで、私の店で…」ブツブツ


蒼龍「流石にこれは!関係ない!!」ダッ


飛龍「退避ッ!!」ダッ


間宮「いいなぁ…」


妙高「ッ!!」ギロッ


那智「いやあのこれはだな…」


神通「…」スゥ


那珂「」ビクッ


神通「いえ、ただ深呼吸しただけです」


提督『何故と言われれば…そうね。オレがしたくなったから?』


那智『そんな軽い気持ちで…!』


提督『なぁ那智、確かにお前は少女の体じゃねーし、心がそうであるというには少々荒んだ世界に身を置いているな。オレも、お前も、艦娘も』


那智『ぁ、ぁぁ…』


提督『なんの偶然かさっきも摩耶に言ったんだがな?『始まり』ってのは誰でも自分で決められるもんじゃなくって、誰かの意志によって振り回されるのがだいたいなんだがな?その先で、何を考えるかは、本人次第なんだぜ?』


那智『そう…だが…』


提督『理想論か?そうかもしれねーな。考えた所で何が変わるわけでもないし、現にこうやって強制されてるしな。お前からしちゃ何の慰みにもならねぇ』


那智『……』


提督『…これは、オレの一存がどこまで影響するかは分かんないけどさ。戦争が終わったら。お前らがやってみたかったこととか、就きたい職業とか。そういうのを斡旋出来たらなって、まー微力だけどやってる最中なんだ』


那智『…提督が?』


提督『バカらしいか?』フフッ


那智『いや、そんなことはないが…。私の身では、少し壮大でな。雲をつかむような話なだけだ』


提督『お前らは、海と、鎮守府とその周辺の街しか知らないけど、世界ってのは案外広いもんだ。想像すらつかない世界だってある。トンネルを抜けたら、雪国だったってな?』


那智『それは…何かが違うような気もするが』クスッ


提督『思い描く夢はデカくいこうぜ?ってことだ。んで、それ叶えるためにゃまず何でも一歩が必要だろ?壮大でも馬鹿らしくてもいいけどさ、なんでも見据えて歩いてみなきゃ分かんねー』


那智『そうだな』


提督『那智。オレは…誰に言われるでもなくバカだし、芸術好きの変態だろう。だけどまぁ、そういった事を…そうだな、『夢想』している。…でだ、那智よ。そんなオレを、助けてはくれないか?この鎮守府の勝利が、お前たちの頑張りが有意義であったと後世に残すために、そしてお前たちが将来の自由を掴むために。その貴重な若さを、力を。貸してはくれないか?』


那智『ン…』


提督『オレの、船であってくれないか…?』ササヤキ


那智『その言い方は、卑怯すぎる…ッ!』ゾクゾクゾク


提督『お前のそれが、必要なんだ…』アムアム


那智『み、耳をかじるな…ッ!?』


提督『っと。おふざけはここまで!』パッ


那智『ハァハァ…心臓に悪いぞ…』ドキドキ


提督『で、お答えをお聞きしても?』


那智『イエスに決まっているだろう…』


提督『そか。助かるぜ』ニパー


那智『貴様、悪い男だぞ…』


提督『そうなのか?壁ドンは陸奥が見てたドラマの見様見真似だったんだが。ああいや、もちろん本音ではあったよ?』


那智『余計に悪い』


陸奥(なんでこうなるのー!?)アタマカカエ


長門「なんというか…別の意味で翻弄されてるな、お前は」


那智『……何というか、良い感じに『酔った』よ。私も、『やりたいこと』のために頑張るとしよう。悩みも解消できた』


提督『そか。よかった』


那智『(ああ…後どれくらい、この女たらしに酔っていくのだろうな。そろそろ悪酔いするぞ……。やりたいこと…)』チラッ


提督『…?』


那智『(貴様の女になること、が目下の目標かな)』


那智『すまないが先にあがらせてもらうぞ。今夜は寝酒の必要がなさそうだ』フフッ


提督『おやすみ。いい夜を~』ノシ


那智『おやすみだ』ガラッ


妙高「この裏切り者…ッ!」


那智「今回ばかりは私も不意打ちだろう!?見ての通りだ!!」


羽黒「ええ見てましたよ姉さんが女の目になっているの!!」ワシッ


那智「あっこら髪を掴むんじゃない!!」


Ark Royal「酒か…そういう手もあるのか…」


利根「もはや何もかも手玉な気がしてきたぞ」


Warspite「最悪なのは、それも構わないと思ってしまうことかしらね」


利根「随分と溺れとるのぅ」


Warspite「我ながら流されやすいとは思うけれど、admiralもadmiralでしょう?世が世ならホストか詐欺師が天職よ?」


利根「かもしれん」


Warspite「そう言えば、あなたはどうなの?妹さんはまた随分とこじらせているようだけれど」


筑摩「…イイナァ」ボソッ


利根「比叡と同じく、この関係が好ましいと思っておるよ」


Warspite「そう」


利根「そうなのじゃ」


望月「…あれ、あたしのが何かうやむやになった気がする」


提督『とりあえず、睦月型は以上かな。皆けっこう長いし、いっぱい助けられてきたよん。これからも、頼んでもいいかな?』


睦月「しょうがないにゃしい」


如月「もっと凄いコトおねだりしても…さっき以上の…」


弥生「何だかんだで…居心地いいし。頑張る」


卯月「まだまだイタズラしたりないっぴょん!」


皐月「これからがボクの見せどころだから!」


水無月「それは水無月もかな」


文月「私だって、よろしくです!」


長月「やりたいこと…まずは乗り切りたいからな」


菊月「これからが正念場だろう?」フフン


三日月「平和な海を、渡ってみたいです!」


望月「寝たい」


提督『んじゃそういうわけで、とりあえず切るねーん…あ、次どうしよう』ブチッ


神通「…以上のようですね。那智さんはさぞ心地よかったでしょう?」


那智「怒っているのか!?」


神通「少なくとも、提督が誰かにしたのは見たことが無かったので。良かったですね、第一号ですよ。……セナカニキヲツケテ」


那智「おい最後が不穏だったぞ」


神通「いえ冗談です。私が出るまでもなく、周りの皆さんが、その喉食いちぎらんばかりの目で見ているようなので」


那智「だから見ただろう…!?私は強引にだな…!」


金剛「またちょっとの休み時間デース。その間に聞きたいことがあるンデ、よろしいデショウカ?」


如月「先生と言えども、譲れない戦いってありますよね?」ニコッ


Graf Zeppelin「なあ那智。今のついて質問があるのだが…!」グイッ


Aquila「情熱的なのって面白いし、興味あるわ♪」


大井「~~!!~~!!」ンー!ンー!


球磨「よっしちゃんと縛れてる」


北上「猿轡もできてるね」b


龍田「あの、天龍ちゃん?なんで私、後ろ手で縛られてるの…?」


天龍「…逆にお前は冷静だな」


羽黒「姉さん無視しないでください!」


ウシオ「ガガガガガ…!!」


翔鶴「大丈夫よ潮ちゃん。怖くなーい怖くなーい」ナデナデ


瑞鶴「止め方が違うと思う」


曙「潮ォ!?帰ってきてええ!!」ユサユサ


鳳翔「しばらく出禁にしようかしら♪」


那智「!?」


青葉「あーもうめちゃくちゃだよ」


衣笠「この処理どうするんだろうね」


青葉「知らね」


後書き

はい、こんな感じで。

うーちゃんが何やらかしたのかは後々。

投稿が大幅に遅れてしまい、申し訳ありません。引っ越しに資格に通院(事故りました)、リアルが何だかごたごたしています。執筆、投稿自体は完結まで続けますが、ペースが乱れてしまいますことをお許しください。頑張ります。


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2019-03-28 20:28:38

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2019-03-28 13:39:16

SS好きの名無しさんから
2019-03-27 17:39:58

このSSへのコメント

4件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2019-03-24 11:13:26 ID: S:luNAx-

懐刀としても女性としても
絶対に自分が1番愛されてるって自身があるのに
ちょくちょく嫉妬に狂ってピクってしてる神通さんまじかわいい(*´ー`*)

2: 陽炎型・村雨のファン 2019-03-24 13:00:56 ID: S:1dMSvK

皐月とフミィの可愛さをもっとアピールして欲しかった。睦月型お疲れ様です。

この時期はリアルがバタバタしがちなので執筆頑張って下さい。出来れば2週間に1度くらい更新してくれると嬉しいです。

3: SS好きの名無しさん 2019-03-24 22:25:11 ID: S:lTOVDY

更新お疲れ様です♪

4: ポチという名のネコ 2019-03-26 08:27:00 ID: S:iEijQw

コメント、応援、お気に入り、そしてついにはオススメをもくださり、ありがとうございます!

新年度も始まるので、世間全般が忙しくなる時期ですが、なるべく早く次を投稿しようと思ってます!


このSSへのオススメ

1件オススメされています

1: SS好きの名無しさん 2019-03-24 11:14:19 ID: S:taH1Q9

神通さんがかわいい
あとちょくちょくシリアス顔になる提督がかっこいい


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