2019-03-15 11:28:35 更新

概要

鎮守府ドッキリ大会!!!

村雨にドッキリをしかけ
大淀と夜を過ごした後、提督が鎮守府に復帰

大淀によってつけられた火は徐々に大きくなっていく

提督の決断の日はそう遠くないだろう


前書き

とくにないので踊ります

ズイ₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾ズイ


「鎮守府ドッキリ大会~村雨編のその後~」は「鎮守府ドッキリ大会~村雨編~」の続きです。


鎮守府ドッキリ大会シリーズは


1,夕立編

2,島風・天津風編

3,休日編

4,村雨編

5,村雨編のその後


の順で読まれることを推奨します


ーーーーーーーーーーーーーーー


~門前~



病院から出る許可を得た俺は、朝全く起きようとしない大淀を起こし門前まで来ていた



提督「さて、鎮守府復帰!」



提督(まぁ、離れてたの昨日の夜だけだけど)



大淀「提督、きっとみんな待っているはずですよ」



提督「あぁ、行こうか」



大淀「はい」スッ



提督「え?」



大淀「手、繋ぎません?」



提督「え、でも当番は...」



大淀「係でない日は提督と触れてはならないと?」



提督「いや、そんなことはないんだが...」



大淀「じゃあ、いいじゃないですか!」ギュッ



大淀「行きましょう!」グイ



提督「お、おい...」



提督(なんか別人みたいだ)



提督(これが大淀の素なんだろうか)



提督「ははは」



ーーーーーーーーーーーーーーー


~執務室~



提督「この部屋に来るまでに軽く30人くらいに会った...」グッタリ



大淀「おつかれ、みんな心配してたんですよ」



提督「大淀、お前少し口調が砕けてないか?」



大淀「そうですね、そうかもしれません」



提督「もしかして...いつもの大淀って素じゃなかったりする?」



大淀「素がどうかはわかりませんけど、敬語などは常に気をつけていますよ」



提督「面倒なら止めてもいいんだぞ?」



大淀「別に苦ではありませんよ?」



提督「でも窮屈だろ?」



大淀「まぁ、少しは...」



提督「もう気を使わなくてもいいよ」



大淀「...本当にいいんですか?」



提督「少なくとも俺は素の大淀が見てみたいな」



大淀「なら...わかった」



提督「おう」





バンッ




夕立「提督さーん!!」ダキッ



島風「てーとくぅ!!」ダキッ



提督「おふっ」



時雨「提督、おはよう」



天津風「...おはよう、あなた」



青葉「おはようございますぅ」



提督「おはよう」



大淀「みなさん、おはようございます」



提督「え?」



提督(大淀?)



島風「ねーねー、昨日大淀さんと何したの?」ユサユサ



夕立「」ジー



時雨「」ジー



青葉「○REC」ジー



提督「いや何したって...特に何もしてないが」



提督(てか1人おかしくないか?)



大淀「添い寝しただけですよ」



天津風(いいなぁ...)



夕立「お風呂は?」



提督「...入った」



時雨「ほぅ...」ゴゴゴゴゴ



提督「いや、夕立と時雨も入ったじゃないか」



島風「え?そうなの!?」



時雨「入ったけどさぁ...」



夕立「むぅ...他には?」



提督「他は...」
















(あなたのことが好きです...)
















提督「と、特にないな...」





一同「「「何かあったな(っぽい)」」」




青葉(恥じらう司令官、レアですねぇ)


天津風「はぁ、まぁいいわ」



天津風「で、ドッキリはどうするのよ」



提督「いや、実は仕事が...」



書類「「「('ω' )ウィーッス!!」」」



提督「(´;ω;` )ブワッ」



大淀「ドッキリ無しでは係もお預けですね」



青葉「むぅ」



提督「てなわけで、仕事が終わって余裕ができたらドッキリ再開するよ」



時雨「あ、そういえば村雨と会ったかい?あれから、ずっとそわそわしてたんだよ」



提督「あぁ、30分くらい立ち話したな...」



時雨「そっか、おつかれ」



夕立「ぽい!それじゃあ、遠征に行ってくるっぽい」



時雨「行ってくるよ」



島風「行ってきまーす!」



天津風「ちゃんと仕事、終わらせるのよ!」



提督「そうか、今日はみんな遠征の日か」



青葉「青葉は違うんですけどね」



青葉「お仕事、頑張ってください」



提督「あぁ、ありがとう」






バタン







提督「あの...大淀?」



大淀「ん?」



提督「えーっと...」



大淀「提督」



大淀「私、決めました」



大淀「やっぱりこのままにします」



大淀「その方がみなさんも違和感ないでしょうから」



提督「そっか」



大淀「でも」ギュッ



提督「大淀?」



大淀「あなたの前だけ...私は私になるね...」



提督「」ボーゼン



大淀「ダメ...かな?」



提督「...大淀がそれでいいなら」



大淀「うん!」


ーーーーーーーーーーーーーーー


~執務室前~




「あなたの前だけ、私は私になるね...」




青葉「あわわわわわ...」(;´゚д゚)ゞ



青葉「大変ですぅ!!」



青葉「まさか大淀さんが...あんな...」


ーーーーーーーーーーーーーーー


~遠征終了~



夕立「はぁぁ...疲れたっぽい...」グデッ



時雨「まさかあんな急に遭遇戦になるとはね...」



天津風「弾薬、燃料共にギリギリだったわね...」



夕立「あ、任務報告は?」



時雨「それなら島風が行ったよ」



ーーーーーーーーーーーーーーー


島風「てーとくぅ!!」



バンッ



提督「おぉ、お帰り」



島風「はい、報告書」



提督「敵と遭遇したって聞いた時はヒヤヒヤしたが、心配は無用だったかな」



島風「そんなことないよ、心配してくれてありがとう!」



提督「そっか」



島風「それでね、提督」



提督「なんだ?」



島風「今日の夜、時間空いてる...?」



提督「特に予定は無いが...何かあるのか?」



島風「ううん、何かあるわけじゃないんだけど...」



島風「散歩に付き合って欲しいな」



提督「かけっこじゃなくて?」



島風「かけっこじゃなくて」



提督「わかった、時間を開けておくよ」



島風「本当!?ありがとう提督!!」ダキッ



提督「おいおい」



提督(ちょっと潮臭い...)



提督「と、とりあえず風呂にでも入って来たらどうだ?」



島風「わかった」



島風「じゃあ、後でね!!」



提督「おう」



バタン



提督「ふむ、珍しいな」



提督「島風がかけっこ以外で誘ってくるなんて」



提督(それだけに楽しみでもある)



ーーーーーーーーーーーーーーー



~夜~



天津風「...」



島風「...」



時雨「...」



夕立「全員揃ったっぽい」



夕立「第1回提督監視係会議を始めるっぽい」



青葉「」ゴクリ



夕立「...何話したらいいっぽい?」



時雨「何も考えてなかったんだね...」



夕立「ぶっちゃけ、この前伝えたいことは伝えたっぽい~」



天津風「え?開始1分経たず解散!?」



島風「はやーい」



夕立「仕方ないから提督さんの話するっぽい」



島風「なら係の日何したか教えてよ!」



天津風「たしかに聞きたいわね」



青葉「聞きたいです!」



夕立「え~」



時雨「腹をくくりなよ」



大淀「私は構いませんが?」



夕立「何その自信」



島風「はやくぅ」



夕立「じゃあ...」



~~~~~~~~~~~~~~~



夕立「...なんてことがあったり」



夕立「最後に...き、キスしたりして...」



夕立「こんな感じっぽい」



時雨「...なんか夕立っぽくない」



島風「ちゅーしたんだ...」



大淀「くっ...ファーストが奪われていたなんて...」



天津風「き、ききききキスしたの!?」



青葉「意外と大胆...」



夕立「次、時雨」



時雨「僕は...」



~~~~~~~~~~~~~~~



夕立「...なんか悔しい」



大淀「提督が悩んでいたなんて...」



島風「提督...」



天津風「知らなかった...」



青葉「なんか空気が重いですねぇ」


時雨「はい、次」



大淀「私は...」



~~~~~~~~~~~~~~~



大淀「こんな感じですね」



夕立「...やられた」



時雨「やるね...」



島風「島風よりも早いなんて...」



青葉「あれ?それだけじゃないですよね?」



大淀「え?」



天津風「それだけじゃないって?」



青葉「青葉、さっき執務室の前で聞きましたよ」



大淀「っ...!?」



夕立「何か隠してるっぽい...」



時雨「ずるいよ...僕は全部隠さず話したのに...」ヌッ



夕立「夕立もっぽいよ」ユラァ



大淀「あ、あの~...」



青葉「」ジー



夕立「」ジー



大淀「でも...」



時雨「」ジー



天津風「」ジー



島風「」ジー



大淀「もうっ!分かりました!!話しますからぁ!!」



大淀「こっち見ながらジリジリ近づいてこないでぇ!!」


~~~~~~~~~~~~~~~


大淀「これが...全てです...」



夕立「むず痒いっぽい~!!」



時雨「大人なのか子供なのか...」



島風「じゃあ、大淀さんはいつも無理してるの?」



大淀「提督にも聞かれましたけど...まぁ、そうとも言えないことも無くは無いですね」



夕立「よくわからないっぽい」



大淀「気にするほどのことでもないですよ」



天津風「ふーん」



島風「あっ!」



時雨「どうしたの?」



島風「提督との約束!ごめん、もう行くね!」



夕立「約束?」



島風「提督と夜のお散歩!」



天津風「は、はぁ?聞いてないわよ!?」



島風「言ってないもん」



大淀「なるほど...わかりました、提督が今日の仕事をすぐに終わらせた理由が...」



夕立「ずるいっぽい!ずるいっぽい!」



時雨「またしてもやられたね...」



島風「あ、みんなは来ちゃダメだよ?私と提督のお散歩なんだから」



天津風「...」



夕立「...」



島風「じゃあね!」ダッ



バタン



青葉「はぁ...仕方がないですね」



時雨「さすがについてくのは止めよっか」



夕立「...はぁ、寝るっぽい」



大淀「明日しっかり問いただしましょう」



天津風「...」



時雨「じゃあ解散で」



ーーーーーーーーーーーーーーー


~執務室~



提督「遅いなぁ...」



シーン



提督「オカシイナ( ;∀;)コナイゾ」





バンッ





島風「ていとくぅ!!」



提督(来たぁ!)



島風「あの、遅れてごめんなさい...」



提督「いや、全然待ってないぞ!」



島風「え...」シュン



提督「あ、いや、違う!そういう意味ではないんだ!」



提督「楽しみにしてたぞ」



島風「うん」



提督「あー、ごめん」



島風「あはは、なんで提督が謝るの?」



島風「おかしな提督」



提督「じゃあ行こうか」



島風「ん」スッ



提督「ん?」



島風「手」



提督「あ、あぁ」



ニギッ



提督(柔らかっ!?)



島風「ふひひ...」ニヒッ



ーーーーーーーーーーーーーーー



青葉「○REC」ジー



天津風「なんでここにいるの?」



青葉「ひゃわっ!?」ビクッ



青葉「お、驚かせないでくださいよ...」



天津風「ついて行かないっていう話だったじゃない」



青葉「欲に負けました(´^ω^`)」



天津風「もう...まぁ、人のこと言えないけど...」



青葉「え?」



天津風「なんでもない!」



青葉「...あ、二人が外にでますよ!」



ーーーーーーーーーーーーーーー


~外~



島風「わぁ...綺麗...」



提督「おぉ、すごいな...ここまでくっきり星が見えるのは珍しいな」



島風「でも寒い」



提督「そんな格好してるからだ、ほれ」



島風「え?」



提督「上着貸してやるから着とけ」



島風「でも、それじゃあ提督が...」



提督「いいよ、見るからに寒そうで見てられん」



島風「ありがと...」



島風(提督の匂いがする)ムギュ



提督「あんまり崖の方に行くなよ」



提督「さすがにもう落ちたくないからな...」ボソッ





しばらく歩いて




島風「...ついた」






島風「まだ、あったんだ...この小屋」



提督「懐かしいな」



島風「うん...」



島風「提督、覚えてる?私とここで...」



提督「そうだな...あの日は雨だったかな?」


ーーーーーーーーーーーーーーー


提督に着任してから間もない頃だったな、お前に会ったのは




ザァァァァァァァァ



提督「おいおい...急に雨降るとか聞いてねぇぞ...」



提督(大事な資料もある...さすがにこのまま帰るのは無理か...)



提督「くそっ...どこか屋根がある場所は...」



そこで見つけたのがあの小屋だった


ガチャ


提督(助かった、少し雨宿りさせてもらおう)



提督「すみません...少し雨宿りさせていただけませんか?」



??「」



提督「あの...」



??「うぁ...ひっぐ...」グスン



提督「え」



??「...あ、え?」



??「誰?」



提督「えっと、雨宿りを...」



??「ここ、誰のものでもないから...好きに使ったらいいよ」



提督「はぁ、なら遠慮なく」



??「」スクッ



提督「え?どこいくの?」



??「外」



提督「雨が降ってるし、その格好じゃあ...」



提督「...お前、艦娘か?」



??「へぇ...知ってるんだ」



提督「まぁ...」



提督「ところで君、名前は?」



??「島風型 一番艦 島風 」



提督「じゃあ...島風、なんでさっき泣いてたんだ?」



島風「泣いてないし...」



提督「...相談相手くらいにならなるぞ?」



島風「...」



提督「ほら、全然雨やまないし」



提督「ぶっちゃけ暇だし」



島風「人の悲しみを暇潰しにしないでよ」



提督「悲しみ?」



島風「...」



ピロリロ~♪



提督「ん?ちょっと失礼」




提督「はい、提督です」



??『あぁ、繋がったか』



提督「どうかなされましたか?」



??『実はこちらの施設から1人艦娘が逃げ出してな、ここ周辺を捜索しているが見つからないんだよ』



??『島風、という艦娘なんだが...君は見ていないかね?』



提督「...」



提督(こいつのことだよな)



提督「その艦娘は何故逃げ出したかご存知で?」



??『...解体拒否だ』



提督「は?」



??『その島風には艦娘として重大な欠陥があってな、どこの鎮守府でも不要だと言われてな』



??『仕方ないので解体しようと...』



提督「...そ う で す か」ギリッ



提督「とりあえず、私は何も知りません!では」



??『お、おい...』



ピッ



島風「...あなたは海軍関係者なの?」



提督「まぁな」



島風「...私をどうするの?」



提督「別に何もしないさ」



島風「嘘、私が会った人達はみんな解体しようとしたもの」



提督「...」



島風「私を探してるんでしょ?」



島風「...連れていくんなら連れていけば」



提督「...よっと」



島風「なんで座るの」



提督「話でもしようか」



島風「なんで?」



提督「なんでもいいだろ」



それから他愛のない話をたくさんした



島風も最初は戸惑いこそあったが、次第に打ち解け...






提督「ちょっと退いてくんない!?」



島風「いーや」




気づいたら膝の上に座られてた




提督(よくわからんが、なつかれた...)




島風「雨、やまないね」



提督「そうだなぁ」



島風「なんかお話してよ」



提督「たくさんしたろ、さすがにもう無いぞ...」



島風「ぶー」




提督「...俺は島風の話が聞きたいな」



島風「私の話、ね」



提督「あ、すまん...無理に言わなくていい」



島風「...いいよ、話す」



島風「あなたは悪い人じゃなさそうだから」



提督「...」



島風「私ね、不良艦なんだ」



提督「どんな欠陥を?」



島風「艤装...」











島風「艤装が展開出来ないの...」













提督「艤装が、開けない?」



提督(なるほど、艦娘として重大な欠陥、か...)



提督(どの鎮守府でも不要とされるわけだ)



島風「戦えないの、私」



島風「艦娘なのに、戦えないんだ...」



提督「お、おい...」



島風「戦えない艦娘はいらないって...み、みんなが...言うんだぁ...うぅっ...」ポロポロ



提督「島風...」



島風「あれ?おかしな...泣く、つもりは無かったのに...」グス



提督「...」



島風「それでね、それでね...」



島風「か、解体...するって...い、言われて...」ポロポロ



提督「しまか...」



島風「」ギュッ



提督「!?」



島風「ひっく...こわい、こわいよ」



島風「私、まだ死にたくないよ...」



島風「!?」バッ



提督「?」



島風「ご、ごめん...私...迷惑、だよね...」



島風「ごめんね...」



提督「...いや」



提督「島風、俺が手伝うよ」



島風「え?」



提督「お前が艤装を展開できるように手伝うよ」



島風「え、でも...」



提督「正直、艤装を展開出来ないなんて聞いたこともない」



提督「かなり苦戦すると思うし、島風にも負担がかかる」



提督「それでも、やるか?」




提督「島風、お前に戦う覚悟はあるか?」





島風「...あるよ」



島風「私だって艦娘だもん、みんなを守りたい...」



提督「そっか」



島風「でも...もう、解体されるし...」



島風「あなたにもっと早くに会えたらよかったのに...」



提督「あー、それな」



提督「解体される理由が他鎮守府が引き取らないから、らしいんだ」



島風「しょうがないよね、だっていらないもん、戦えない艦娘なんて...」ウツムキ



提督「そこでだ、実はな、お前が来ることを歓迎する鎮守府があるんだ」



島風「?」



提督「自己紹介が遅れたな、俺は...」




ーーーーーーーーーーーーーーー



島風「て、提督?」



提督「つまるところ、お前を歓迎する鎮守府ってのは俺の鎮守だ」



島風「え...え...」



提督「俺の鎮守府に来ないか?」



島風「で、でも...」



提督「安心しろ、たとえずっと艤装が展開できなくても、俺が解体なんかさせない」



島風「いいの?」



提督「うちに来るかは島風の判断に任せるよ」



島風「行く!行きたい!!」



提督「おう、よろしくな」



島風「うん!」



ーーーーーーーーーーーーーーー


提督「なんてことがあったな」



島風「そうだね」



島風「感謝してるよ」



島風「あの時、提督が来てくれなかったら...私は...」



提督「でも会えた、それでいいだろ?」



提督「過去の話したって今は変わらない、それなら未来の可能性に期待して今を生きようぜ」



島風「ふふっ、それよく言ってるよね」



提督「そうか?」



島風「よく言ってるよ」



提督「かもな」



提督「結局すぐに艤装は展開できるようになったよな」



島風「あの時は危なかったね...」



ーーーーーーーーーーーーーーー



私が鎮守府に来てしばらくした頃



島風「うーん」



提督「ダメか?」



島風「ダメ...」



提督「むぅ...」



島風「ごめん」



提督「謝るなって言ってるだろ」



島風「うん」



提督「そうだなぁ...実戦を見てみるか?」



島風「みんなの戦いを?」



提督「何か掴めるかも」



島風「わかった」




~出撃後~




提督「というわけでよろしくな」



村雨「えぇ...指揮官が戦場にいるなんて...」



曙「ふん、せいぜい死なないようにすることね」



提督「お前達を信用しているからな、大丈夫だ」



曙「なっ...ふんっ!!」プイッ



島風「みんなごめんね、私のせいで」



天津風「何言ってるのよ、仲間なんだから心配することなんてないわよ」



時雨「そうだね」



村雨「村雨のちょっといいとこ、見せたげる!!」



島風「...ありがとう」



提督「まぁ、鎮守府近海なんてそんな強い敵はいないだろうから、大丈夫だろ」



曙「...!?敵艦発見!!クソ提督!」



提督「あぁ、各艦戦闘準備!!」






ドカーン





曙「ふん、たいしたことないのね」ドンッ



時雨「油断は禁物だよ」



天津風「やぁぁぁぁ!!」ドンッドンッ






島風「すごい...これが戦い...」



島風(私もあんな風に...)



提督「そろそろ決着か?」







時雨「...終わった?」



曙「こんだけ?本当に手応えなかったわね」






提督「おかしい」



島風「え?」



提督「最初に敵艦隊を確認した時、6隻だったはず...」



提督「でも、沈めたのは5隻だけ...」



提督『気を付けろ、まだ1隻いるはずだ!!』






曙「...何?あと1隻?」



時雨「...」



天津風「...」



村雨「...」





島風「...静かだね」



提督「...」





曙「逃げたんじゃないの?」



時雨「...かな」



村雨「...」



天津風「あ」



時雨「どうしたの?」



天津風「あれは...?」





??「ーーーーー、ーーー!!」






村雨「!?...て、敵の駆逐!?」



時雨「まずいね...あの先には...」



天津風「しまった!二人が!!」






提督「う、嘘だろ!?」



島風「なんか来るよ!!」



提督「くそっ!何かないのか!!」



提督(しまった、この船にも1隻護衛をつけるべきだった...)



島風「提督...」



提督(この距離じゃあ、あの四人は間に合わない...)



提督(詰み...か)



提督「島風、あの救命ボートに乗って逃げろ!」



島風「なら、提督も...」



提督「俺は奴を引き付ける!時間がない早く!!」



島風「ていと...」



提督「いいから行け!!」



島風「嫌!!」



提督「わがまま言うな!!死にたいのか!?」



島風「私は!!私が死ぬより提督が死ぬ方が嫌!!」



提督「くっ...」



島風「私が、なんとかする!」



提督「でもお前は...」



島風「何とかするって言ってるの!!」



島風(お願い...私に力を貸して、連装砲ちゃん!!)



島風「...!!」



提督「島風...」





??「ー、ーーーーーーー!!」





提督(俺は、何をしたら...)



島風(くっ...ダメ...やっぱり無理なの...?)



提督「島風」ギュッ




島風「提督...」



提督「諦めるな、もう一度だ!」



島風「うん!」




不思議だった



提督が横にいるだけで力が沸いてきた



提督が言ってた



「人は守りたい物ができた時強くなる」って



...私は、提督を守りたい



そのために、力がいるの!!



だから...



島風「連装砲ちゃん!!!!」









ドォン









??「ーーーー、ーー!?」








時雨「あれは!?」



村雨「援軍の砲撃?」



天津風「違う...島風よ!!!」



曙「艤装が使えたの!?」






島風「はぁはぁ...まだ!!」



島風(とりあえず提督から離す!)



島風「こっちだよ!!」




??「ーー、ーー!」ドンッドンッ




島風「...遅い、遅い!!」



島風「五連装酸素魚雷!!行っけぇぇぇ!!」





ドカーン





島風「やった!」




ーーーーーーーーーーーーーーー


提督「島風!!」



島風「提督ぅ!!」ダキッ



提督「やったな!!艤装出せたじゃないか!!」



島風「うん!提督のおかげだよ!!」



曙「よかったわね」



時雨「おめでとう」



村雨「おめでとう~♪」



天津風「やったじゃない!!島風!!」



島風「みんな、ありがと!!」



時雨「ううん、お礼を言うのは僕達の方だよ」



村雨「...ごめんなさい」



曙「私達が1隻見逃したばったりに...」



提督「いいさ、こうして生きてるじゃないか」



提督「結果オーライってやつだ」



提督「でも、お礼は言わなきゃな」



提督「ありがとう、島風」ナデナデ



島風「う、うん...」



ーーーーーーーーーーーーーーー



提督「あの時初めて深海棲艦を視認したけど、キモかったなぁ...」



島風「なにそれ」アハハ



提督「いろんなことがあったなぁ...」



島風「...あ、ここ」



提督「げっ...」



島風「提督が落ちそうになった崖だ」



提督「ははっ、そうだな」



島風「笑い事じゃないよ」



島風「私達が助けなかったら大変なことになってたんだよ?」



提督「ごめん」



島風「いいよ」タッ



提督「お、おい」




島風「ねぇ、提督?」



提督「?」




島風「私はあなたに出会えてよかった」




島風「あなたは私に大切な物をくれた」




島風「どんな時も、寄り添ってくれた」




島風「助けてくれた」




提督「島風...」




風が吹き彼女の髪がなびく




月光が彼女を照らす




星の輝きは強さを増す













島風「私は提督のことが大好きです」ニヘラッ












完全に意表を突かれた




綺麗だと思った




島風のことを子供だと思ってた




彼女の言う「好き」もそういう意味だと思っていた




でも違った




今の一言がすべてを語っていた、彼女の思いが伝わってしまった





提督「あ、え...?」



島風「ごめんね、困らせちゃった?」



島風「でも、これが私の気持ちだよ」



島風「私が提督の心、奪ってやるんだから!」



言葉が出なかった



狂いそうなくらいに彼女がいとおしかった



提督「...」



島風「じゃあね!おやすみ!」



俺はただ島風の背中を見ているだけだった




ーーーーーーーーーーーーーーー




青葉「...」



天津風「...」



青葉「...」



天津風「...」



青葉「な、」



青葉「なんですか?あれ?」



天津風「...」



青葉「私も抱き締めたくなったんですけど」



天津風「島風...」



青葉「はぁ...まったく、この戦いは猛者だらけで気後れします...」



天津風「まったくね...」



青葉「でも、負けませんよ」



天津風「私だって...」ボソッ


ーーーーーーーーーーーーーーー


~翌朝~


提督「」ソワソワ



ガチャ



提督「」ビクッ



大淀「おはよう、提督」



提督「あぁ...おはよう」



大淀「昨日の夜はどうだった?」



提督「...知っていたのか」



大淀「まぁ」



提督「...島風」



島風「呼んだ?」



提督「うわぁ!!」



大淀「あ、おはようございます」



島風「おはよー」



提督「お、大淀...すまないが少しの間、島風と二人にしてくれないか?」



大淀「えぇ...構いませんが、ではまた...」



バタン



提督「おはよう島風君」



島風「君づけ!?」



提督「き、ききき昨日の話なんだが...」



島風「躊躇の欠片もない!?」



提督「あれは...こ、告白か?」



島風「そうですよ?」



提督「むぅ...」



島風「...」



提督「俺のこと、好き...なんだよな?」



島風「うん...」



提督「にしては、距離遠くない?なんでドア付近にいるの?」



島風「うっ...」



提督「もしかして...恥ずかしいとか?」



島風「わざわざ言わないでよ...」



提督「...ごめん」



島風「...」



提督「...」



島風「座っていい?」



提督「どうぞ...」



島風「ん」



提督「あ、膝の上なのね」



島風「...」



提督「...」



島風「て、提督?」



提督「島風...めちゃくちゃ恥ずかしい」



島風「いつもしてるよ?」



提督「いや...その...」



提督「ずっと子供だと思ってたし、昨日のあれから島風を異性の対象として見るようになってしまって...」



提督「実は恥ずかしくて島風を直視すら出来ない...」



島風「私を...異性として...うぅ...」



提督(大淀の時もこんな気持ちだったなぁ...)



提督「と、とりあえず膝から降りてくれ」



島風「わかった」シュン



提督「うぐっ...」



提督(抱き締めたい!!ナデナデしたい!!)



提督「島風、俺はまだ...答えることはできない」



島風「うん、みんながいるもんね」



島風「待ってる」



島風「どんな返事でも、私は待ってるから」



提督「ありがとう」



島風「うん、じゃあご飯行こっか」



提督「あぁ」



ーーーーーーーーーーーーーーー



~昼~



島風「...」



大淀「さぁ、白状してもらいましょうか」



島風「な、何が?」



夕立「しらばっくれても無駄っぽい」



青葉「バッチリ録画しておきました!!」



時雨「よし見よう」



島風「ついてきてたの!?来ないでっていったのにぃ!!」



天津風「諦めなさい」




~視聴中~




ーーーーーーーーーーーーーーー


島風「あうあう...///」カァァァ



時雨「これは...」



夕立「すごい...」



大淀「...」



青葉「どうでしたか?」



天津風「...」



夕立「強力なライバルの誕生っぽい...」



島風「...私は本気だよ」



島風「提督が好きな気持ちは誰にも負けないよ!」



時雨「へぇ...言うね」



夕立「夕立も負けないっぽい」



大淀「私もです」



天津風「...」



青葉「あ、そろそろ演習の時間ですよ!」



時雨「あ、そうだった!」



夕立「行ってくるっぽい~」



大淀「行ってらっしゃーい」



ーーーーーーーーーーーーーーー




提督「フム...」



~~演習結果~~



━1回目


勝利S


金剛 小破

瑞鳳 小破

天津風 大破



━2回目


勝利A


夕立 小破

時雨 中破

天津風 大破



━3回目


勝利S


島風 小破

天津風 大破



~以下略




提督「全ての演習において天津風が大破している...」



提督「これは偶然か?」



提督「もし、何らかの影響でこうなっているのなら...」



提督「早急に対処しないとな」



提督(実戦でああなろうものなら命に関わる)



ーーーーーーーーーーーーーーー


~とある部屋~



天津風「...」



天津風(島風は本気だった)




『速攻で終わらせてあげる』




天津風(島風は動いた、あの宣言通りに)



天津風「それに比べて、私は...」



天津風(私、勝てるの?あの人達に...)



天津風(今日の演習でも足を引っ張ってしまったし)



天津風「私、どうしたらいいの...?」







後書き

遅くなってすみません

絶賛テスト期間中です、はい

Pola編を書くつもりだったのですが、前回の終わりが中途半端だったので、全く繋がらず
大変でした(^-^;

無理やり続きを書きました、これでなんとかPola編に行けそうです

ここだけの話、みなさんなら誰選びます?

自分は...夕立、島風、天津風あたりを選びますね、個人的な好みですが...

正直、次も遅くなるとおもいます...がんばります...


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DELTA ONEさんから
2019-02-24 16:58:38

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2019-02-25 12:17:45

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2019-02-24 16:58:38

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1: SS好きの名無しさん 2019-02-25 01:03:27 ID: S:pTO1e3

村雨や島風のやるせない過去見てるとこの鎮守府基本捨てられた
子達で溢れてる訳かぁ。次のポーラと長女ーズもやべぇよ、やべぇよ(焦燥)


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