ーある日の帰り道ー

絵里「ねえ希」

希「ん？どうしたん、えりち？」

絵里「ちょっと悩みがあるの。聞いてくれるかしら…」

希「もちろん！悩み相談ぐらい日常茶飯事や」

絵里「実はね…昨日ハンバーガーで人に怪我を負わせてしまったの」

希「えりち、序盤から魅せるね！何なんその興味をそそる話題！詳しく教えて！」

絵里「な、何でそんなの笑顔なの？まあいいわ。昨日真姫とハンバーガーを食べながら木でにこの胸を彫ろうとしてマクドナルドに入ったの」

希「えりち何しとんの！？昨日『明後日はライブをするからダンスの最終確認をする』言ってたやろ！？それなのにえりち『私たちとても大事な用事があるの』って言ってどこかに行ったからうちらすごい心配してたんよ！？それなのににこっちの胸を木で彫るって…いや真姫ちゃんも真姫ちゃんや！真姫ちゃんはしっかりしてるって思っとったのに…」

絵里「ツッコミお疲れ様。お茶でもどう？」

希「無駄に冷静やん…まあ飲むけど。ｺﾞｸｯ で、そっからどないしたん？」

絵里「私たち彫るっていってもにこの胸があれだし5分くらいで済まそうと思ってたの」

希「何でもっと彫りがいがある題材を選ばんかったん！？」

絵里「真姫ちゃんがにこを彫りたいって言ったからね…」

希「あ、ああ…」

にこ「ｸｼｭﾝ!あっ誰かがこの大銀河宇宙No1アイドルにこにーの噂をしてるにこね♡」

海未「花粉症では？」

にこ「うるさいわね！」

絵里「まあそれからハンバーガーを頼んだ後席に着いていざ彫刻刀で木を彫ろうとしたとき店員さんに『ちょっといいですか？』って声をかけられたの」

希「まあそらマクドナルドで彫刻をしたら怒れるやろなあ」

絵里「『頭に芋けんぴ付いてますよ』って言われたの」

希「どうやったらそんなの付くん！？ていうか怒られたんやなかったしよかったやん？」

絵里「私はそれが頭にきて『これは芋けんぴのアクセよ！』って言ったの」

希「嘘が苦しすぎるやん！！」

絵里「実際に芋けんぴのアクセを付けていたの」

希「えりちすごいセンスしてるね！どんだけ醜態を晒したら気が済むん！？」

絵里「その後その店員が謝ったんだけど私の怒りは収まらなくてね。つい手に持っていた彫刻刀を投げそうになったの。」

希「えりち怖っ！そんな怖いえりちこんなギャグ系のSSで見たくなかったやん！」

絵里「でも横にいた真姫が私の手を止めて言ったの」

真姫「絵里。彫刻刀は危ないわ。ハンバーガーを投げましょう。」

希「急にどないしたん！？真姫ちゃんお父さんに変な薬飲まされてへん！？」

絵里「私は真姫の言う通りにハンバーガーを投げて後頭部にクリーンヒットさせたわ」

希「何のためらいもなく！？えりちすごいな…」

絵里「投げたあとに気づいたの『これって怪我をさせてしまったんじゃ…』って」

希「遅すぎるやん！？」

絵里「そして近くに寄ってみたら案の定倒れていて顔を地面に打ち付けていたわ」

希「大丈夫なんそれ…店員さんも。えりちも。」

絵里「私たちはそのあと怖くなって逃げてしまったから今から謝りに行こうと思うの。一緒に来てくれる？」

希「もちろん。えりち1人で行かしたら何をするか分からんしうちも付いていくやん」

絵里「着いたわ。ここよ。」

希「店員さんおるんやろか？」

絵里「分からないわ…聞いてみましょう。すいませーん！昨日怪我をされた店員さんはいらっしゃいますか？」

店員「それなら私ですが…」

絵里「あの…昨日ハンバーガーを投げて怪我をさせてしまった金髪美少女のピロシキ娘ですが…」

希(どんな自己紹介なん…！？)

店員「ああバスト88のハラショー娘さんですね。怪我ならもう大丈夫ですよ！」

希(店員さんも店員さんでヤバいやん！？)

絵里「そうですか、それはよかったです。でも昨日はついハンバーガーを投げてしまって本当にすいません！」

店員「いえいえとんでもない！こちらは絵里さんが来店する度に盗撮しては毎晩それで…あっ」

絵里「えっ」

希「えっ」

絵里「にこのバストは？」

希「Aっ」

絵里「それ…どういうことですか…？」

店員「いやっあのっ…ですね！えー…ラブアローシュート♡」

絵里「うっせえ」

＿人人人人人人人人人人人＿　

＞ この後滅茶苦茶殴った　＜　

￣^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y￣

希「えりち。今どんな気分？」

絵里「Oh,Love＆Peace!」

希「どこに愛と平和があったん！？」