2019-07-07 20:52:38 更新

概要

この作品は、一人の青年が様々なトラブルに遭遇しながら必死に提督として成長していく物語です。


前書き

※誤字、脱字または文脈の乱れ等、至らない点が多々あると思いますが、どうか温かい目で見てやってください。
※キャラ崩壊ありです
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。


~提督side~

提督は横須賀鎮守府への報告を終え、地図を片手に入渠ドックへと向かう。


無論時雨の身を案じての行動である。


提督 『それにしても広いなぁ』


自然と口からこぼれたその一言には配属されたばかりの提督の心情がそのまま込められていた。




提督の着任先である舞鶴は、以前は鎮守府も町も大変栄えていた。


鎮守府は人員や設備が充実し、町では移住してくる人が後を絶たなかった。


だがそれも数年前の原因・正体共に未だ解明されていない謎の病によって一転。


病は人から人へ伝染し、死者500名以上にまで昇る大きな災害となった。


それに加え、町では不可解な事件が連続で発生したため、「呪われた町」と称されることも少なくは無かった。


ある女性は『海の方から奇妙な音が聞こえてきた』と、


ある男性は『若い女性の姿が急に見られなくなった』と、


ある老人は『物の怪がでた』と。


そんな噂が日本全国に広まっていき、益々舞鶴から人が離れるようになった。




提督 『それで、ゴーストタウン(亡霊の町)と成り果てた訳だよなぁ』


提督 『まさか自分がその鎮守府に、しかも卒業して直ぐ着任する事になるとは思わなかったな』


提督 『普通は卒業したら既に着任している提督の元で補佐をしながら経験を積むんだよな』


提督 『何で自分だけ違う待遇なのだろうか・・・』


物思いにふけっている内に、提督の足は入渠ドックの入り口を踏んでいた。


提督は時雨の様子を見るため、更に歩みを進めていく。


すると中の一室から時雨が出てくる様子が見えた。


提督は時雨を見た途端、動きを止めた。


目の前の少女の美貌に釘付けにされた。


まるで“天使に会った"と言わんばかりの反応を示した。


提督 『綺麗だ・・・』


その乾かしきれていない髪や未だ火照っている身体から、


提督は時雨の戦闘の際に垣間見えた美しさとはまた異なる魅力をその容貌で感じた。


時雨 「提督、来てたんだ」


天使が自分に向けて歩み寄ってくる。


天使の一つ一つの仕草は“優美であり、提督にはすこし妖美にも感じられた。



提督 「ああ、時雨はもう大丈夫なのか?」


時雨 「うん、駆逐艦は入渠にかかる時間が短いからね。もうこの通り」


時雨の明るい様子に、提督は自然と口元が緩む。


提督 「そうか、ならよかった」


時雨 「提督は報告を終えたところ?」


提督 「うん。終わったから時雨の様子を確認しに来たんだけど、元気そうで安心したよ」


提督 「今から漂流してた女の子の様子を見に行こうと思う」


提督 「道案内またお願いしてもいいか?」


時雨 「勿論、こっちだよ」



提督は鎮守府の構造を身体で覚えようとあちこちに目を遣りつつ時雨を後を追い、医務室に向かった。


時雨 「提督、ここが医務室だよ」


時雨の説明の基、医務室に到着した提督は扉を軽く叩いた後、中に入る。


すると、医務室に運んだ時は目を覚ましていなかった少女がこちらの方を見ていた。


提督は少女の元に歩み寄る。


提督 「やあ、体調は良くなった?」


少女 「ここは?」


提督 「舞鶴の鎮守府だよ」


少女 「・・・貴方は?」


提督 「僕はこの鎮守府で提督をやっている者だ。君は?」


少女 「私は・・・。私は・・・」


提督 「この間、君が子の付近の海で浮かんでいるのを見かけて、僕等でここまで運んできたんだけど」


提督 「何であんな海のど真ん中にいたの?」


少女 「・・・すみません、分からないです」


提督 「名前は?どこに住んでいるの?」


少女 「・・・わかりません」


その後提督は何度も質問を繰り返したが、少女について何も知ることが出来なかった。


提督 「おそらく記憶喪失だな」


時雨 「うん。けど食事の取り方とかは覚えているみたいだし、自分の事だけ忘れている様な感じだったね」


提督 「ああ。とりあえずどうするか上の人と相談してみるよ」


提督 「もう夜だし、時雨はもう休んでいいよ。明日は07:00に司令室に来てくれ」


時雨 「了解。じゃあね提督。また明日」


提督 「ああ、また明日」



時雨を休ませた後、提督は再び司令室へと戻り、本部に少女についての報告を行った。


本部曰く、


「身元が明らかでない以上、むやみに移動させるわけにもいかない。記憶がある程度回復するまでそちらで保護しておけ」


とのことだ。


予想通りの回答を得た提督は書類や荷物の整理に取り掛かった。


そして一日中張っていた緊張の糸が切れ、支えを失った提督はいつの間にか瞼を閉じていた。


こうして着任1日目が終了し、舞鶴に着任した若き軍人の長きに渡る戦いの幕が上がりきった。




~~~

目が覚めると、書類の山と大きなペンが視界に入った。


背中には毛布が掛かっていた。


側には綺麗に形取られたおにぎり置いてあった。


いつ置かれたのか分からないけれど、ちょっと冷めていた。


一体誰が置いたのだろか?




後書き

久しぶりの投稿・・・

遅れて申し訳ございません!!!

今後もほぼ100%投稿が遅れると思いますので気長にお待ちください・・・

全力は尽くしますので・・・どうか・・・

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SS好きの名無しさんから
2019-07-09 18:53:07

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2019-07-09 18:53:07

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2019-07-05 00:10:34

SS好きの名無しさんから
2019-06-30 10:55:42

このSSへのコメント

2件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2019-06-30 10:57:54 ID: S:vfygbU

何とか追い付きました。謎の伝染病に目撃される怪異……前回の謎の人物が絡んでいるのでしょうか?楽しみです!

2: 新米提督(f) 2019-06-30 20:56:16 ID: S:46rzfr

1さん、コメントありがとうございます!
是非今後どのような展開になるか予想してみてください"(ノ*>∀<)ノ


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1: SS好きの名無しさん 2019-06-30 10:59:21 ID: S:rHzL3N

決して完璧ではなく、脆さのある主人公が己の正義やヒロインの為に頑張る姿が熱いです!


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