2019-05-01 00:02:11 更新

概要

お待たせしました、吹雪型です!

令和最初の投稿狙いです(大嘘)。

提督諸兄は令和最初のイベントのご準備はよろしいですか!?
私?勿論しましたとも。DMMカードの準備を。指輪7つ分と母港拡張…サヨナラ樋口先生と野口先生。

ちなみに令和最初の改装は金剛改二ヘーイ!に決めてます。


前書き

提督『ちっくしょう次誰呼ぶのか決めてねーじゃん。はてさて、この先一人はマジつらたん』ウウム…

提督『そろそろ夜も更けてきたしなぁ。あんまり騒ぐと隼鷹になっちまう』

提督『そうだ、ここはそろそろ一発芸の一つでも披露して…いや、これは次の宴会の時の隠し玉にしておくか?じゃあ何を…』ブツブツ

??『Buona sera…!?て、提督、何で服を脱いでるんですか!?』ガラッ

提督『おお、Zara。ボナ・セーラ。何、ちょっと何しようか悩んでてな』

Zara『何するか迷ってても脱衣なんて凶行に出ないでくださいよ…Polaじゃないんですから』

提督『見せつけるつもりはなかったんだがな。いや失敬失敬。それで、お前はどうしたんだ?』

Zara『ここに来る理由は二つに一つですよ。Polaを探すか、自分で飲みに来るかです!』

提督『Pola…どうせ奥のとこじゃない?』チラッ

Zara『まだ多分来てないんじゃないでしょうか?さっきまで艤装拭いてましたし』

提督『え。…ごめん、なんかイメージつかなかった』

Zara『Polaだってちゃんと自分の艤装は手入れしますよ。想像できないのは分かりますが。習慣づけるのにけっこう頑張ったんですから!』

提督『要介護じゃんか…』

Zara『ここに来たのは自分で飲むためです!私だって、嗜むんですよ?』

提督『お前の場合はちゃんと「嗜んで」るから安心だよな。あいつのあの酒癖はどうにかならんのかい』

Zara『提督からも言ってやってくださいよ。Zaraだけじゃどうにも力不足で…』

提督『お前で力不足とか戦慄もんだわ』

Zara『あの子もあの子なりで提督を慕っていますから、提督から何か言われれば直すと思いますよ?』

提督『言ってるんだけどなぁ…。というかそもそも慕われてるの?』

Zara『少なくとも人前で脱ぐなんてのは提督にしかしてませんよ』

提督『なにそれ初耳』

Zara『だって提督、自分で言うのもなんですけど、祖国はここよりも治安悪いですよ?酔って誰の前でも脱ぎだすものなら、すぐに危ない目にあいますって』

提督『まぁ…そうか。さすがにそれはここでも同じだがな』

Zara『でしょ?だから…すぐにお酒に手を出すのは置いといても、Polaなりに甘えてるんです。だから提督の言葉なら、Zaraよりも響くかもしれません』

提督『おけ。そういうことなら、やるだけやってみる』

Zara『Grazie!よろしくおねがいしますね』

提督『うい。それはさておきZaraよ。急用でなければ、一緒にどうだ?ちょっと頼まれてほしいことがあるんだ。その代わり、ここはオレが出そう』

Zara『いいですけれど…なんですか?』

提督『実はだな、今…』

………

……


Zara『そういうことでしたら勿論協力しますけど…Zaraでいいんですか?』


提督『と言いますと?』


Zara『ほら、Zaraって別で何か役職についてるわけでもないですし、ご意見番どころか意見貰ってる側じゃないですか。それにニッポン出身じゃないですし』


提督『ばーろー。お前がどこ出身でもいいだろ。お前はもうここの艦娘なんだから。ここでもそう短くない間いるし、オレとお前の仲だろ?完全にお前の主観でいいからさ』


Zara『そ、そういうところですよホント!?///』


提督『何がや』


Zara『提督はたまに祖国の男性並みに距離を詰めてくるってことです!』


提督『素なんだが。というか祖国のノリなら驚くなや…』


Zara『ニッポンの奥ゆかしさに慣れちゃって来てたんで。いきなりはびっくりしますって』


提督『そりゃ悪かった』


Zara『もう大丈夫です。提督はそういう方でしたもんね。……ん?そういえば、こうして二人で飲むのは何気に初めて?』


提督『かしらね。宴会なんかじゃ皆いるし、そもそもお前がPolaの専属世話係的な活動してるし』


Zara『Polaの世話以外にも色々したいんですよ…』サメザメ


提督『聞いてるかPolaよ、ここにお前の素行で涙を流す人がいるんだぞ。お前の姉だぞ』


Pola「ふにゃあ」ヨッパライ


Zara「そもそも聞いてない…!?」ワナワナ


提督『ではそろそろ始めようか。吹雪型だぜ』


Zara『まずは吹雪ちゃんから?』


提督『そだね』


吹雪「はい!吹雪です!」


提督『パンツ、パンツです!』


Zara『え?』


提督『何か言わなきゃいけない気がした。でも違和感なくパンツ見せてくるよね。こう、ふわっと』


吹雪「!?」バッ


Zara『見せつけてはいないと思いますよ?』


提督『でもすんげぇ自然な感じなのよ。まるであたかもパンツって人に見せるモノかのように』


Zara『それは提督が見ようとしてるからじゃ…?』


提督『あいつばっかりは覗いてなくても見える。…マジで見せてる……?』


吹雪「それは!無いですからぁ!!///」ガタッ


Zara『真偽のほどは本人にお願いしますね』


提督『そうだとしたら、そこんとこだけ将来を心配する要素だが…。まぁそれはおいおい。それ以外だと無遅刻無サボりの真面目ちゃんで、かといって目立った功績無しと。弄るところがないくらい無個性なんだが』


Zara『真面目にやってるのに可哀そうよ』


提督『やっぱパンツじゃん』


Zara『やめてあげて下さい』


吹雪「そんなに個性無いかなぁ…」シュン


提督『が。やっぱり特型シスターズの元締めだけあって、かなりしっかりしてるしリーダーシップもある。作戦の指揮とまではいかなくとも、作戦遂行をつつがなくしてくれるあたり、かなり助かってる。弄るところはなくとも、褒めるところはいっぱいあるタイプ』


Zara『そもそも弄らなくてもいいんじゃ…』


提督『やだよ弄りたいもん』


Zara『そんな子供みたいな…』


提督『でだ。具体的に何がいいと言いますと。個としての能力は並み居る駆逐艦の中でも堂々と上位を名乗れるレベルで、汎用性もかなり高い。大規模作戦でも、「ここ駆逐艦一人欲しいな」で気軽にチョイスできる安定性と、うちの女豹ちゃんとまではいかなくとも格上に対して渡り合えるガッツは誇っていいレベル』


吹雪「そ、そんな…」テレテレ


綾波「女豹って…私?」


敷波「どう考えてもそうでしょ」


提督『加えて、集団行動での適応性の高さ。オドオドしているようで、肝心な時は物おじせずにハッキリと意見を言えたり、逆に意見をまとめて方針を決定したり。周りを見て、それでも付和雷同しないのってかなり難しいからな。特に日本人は。でもある種インターナショナル化したここでは、そうするのって大事なんだよね。……あ、これ宴会の出し物会議の時の話ね』


Zara『そ、そうですか。そんな真面目な顔で言ってるからてっきり作戦行動中の話かと』


提督『個人個人で見れば、今は案外鎮守府にいる時間の方が多いから、こういう日常生活のスキルって地味に重要。そして誰が言ったか暮らしの中に修行あり、こういうのは非常時で冷静さが求められる戦闘でなお輝くのよね』


Zara『とっさの時にこそ癖って出ますもんね』


提督『うん。だからオレもとっさにスカート捲るんだ』


Zara『それは違うと思います』


提督『吹雪は集団でこそ個性と実力が輝くタイプね。求めていた人材と言えるし、同時に人間の強さを多分に秘めた存在だと言える。個人で突出したタイプ、それこそ神通なんかは逆に倒しやすいしね』


Zara『え、神通さんが?』


提督『そうだろ?だって個人なんて弱点が分かりゃ簡単に倒せるもん。相手のスタイルを見切れば、パリィからのメバチ致命余裕だもん』


Zara『パ…なんて?』


提督『どんなに強くても、見切られりゃそれまでって話さ。いくらでも対策の仕様がある』


Zara『じゃあ神通さんには何を?』


提督『あいつの弱点…うーん』


Zara『ええ言っておいて即答できないんですか…。あ、提督とか?』


提督『いやさすがにそれは無いだろ。饅頭じゃねーの?饅頭怖い』


神通「…」プイッ


川内(あ、本当なんだ)


提督『閑話休題。だから、吹雪にはあらゆる可能性を期待してるよ。艦娘としての枠を超えた世界でしっかりとやっていけるとね』


吹雪「そ、そんな大したことじゃ、ないですって」テレテレ


提督『でも個性付けのためにもっとなんかしよう?あんまり妹たちの世話しすぎてて自分がおろそかやねん。今度服でも買いに行こーぜ?』


Zara『あら、デート?』


提督『デートて。ただの買い物だっちゅーに。帰りにどっか飯でも食ってさ』


Zara『それをデートと言うのでは…?』ボソッ


吹雪「ふぇ!?え、あ、ええ、わた、私でよければ…!」


Ark Royal「わ、私も地味ではないか?なぁ?」


Warspite「貴方はもう個性しかないわ」


金剛「流れるようなデートのお誘いデスネ。でも提督的にはデートでないと。じゃあ提督のデートの定義って何デスカネ」


比叡「あの司令のことですから、きっとお互いに好き合ってないと~とかでは?」


金剛「こっちはもう溢れんばかりデース」


提督『さて吹雪と言えば。世間では数いる艦娘の中でも一際目立った存在とも言われてる』


Zara『あのアニメですよね?祖国で見ました』


提督『そうあのアニメ。主人公だもんね、仕方ないね』


Zara『賛否両論ありましたけど、結局は私たちの存在が公的に受け入れられるきっかけになりましたね』


提督『その一点は何にも代えがたい利点だったね。特に大々的に取り上げられた吹雪なんかは街歩くだけでサイン求められたやん』


吹雪「別に私が出演したわけじゃないのに…」


提督『おかげでこっちに寄付金ががっぽり…』


Zara『お、横領してないですよね?』


提督『大半が設備投資で余った分は宴会の足しになりますた』


Zara『安心しました。というかそんなに入ったんですね』


提督『出来はともかく、存在と活動を知った投資家たちが少なからぬ私財を投じてくれて、ね。まぁ接客がめんどくさかったが』


Zara『そんなこと言わないで下さいよ』


提督『吹雪も一緒に挨拶したもんな』


吹雪「関係ない所で褒められるのって…何か変な気分でした」


提督『なかなかにキツキツだったうちのお財布事情が一気に温かくなったから、妙高さんも優しくなった。吹雪が何かしたわけじゃないけど、でもいい応接をしてくれたおかげだ。恩に着るよ』


Zara『感謝感謝です』


提督『さて吹雪はこんなところで。またパンツ見せてね』


吹雪「だから見せませんって!」


叢雲「いえ見えちゃうのよ」


提督『我が鎮守府のトリガーハッピーのエントリーだ』


Zara『怖いこと言いますね』


提督『そんなに間違っちゃいないのが何とも。白雪ね』


白雪「はい」


Zara『しかし何でそんな物騒なんですか』


提督『この戦時中にお前がトリガーハッピーを物騒だと言ってくれたその優しい心に感激したのはさておき。白雪はあれよね、ハンドル握ると性格変わっちゃうみたいな感じ。まぁ盛大にやるのが楽しくてヒャッハーなのは分かる』


Zara『ヒャッハーですか』


提督『オレも女の子見ると性格変わっちゃうもん』


Zara『提督のそれは筋金入りでは…?』


提督『ホントのオレはもっとダンディーなんだぜ?』


Zara『分かりましたからさっさと先に行ってください』


提督『うわぁお何というスルースキル。で、白雪だけどトリガーハッピーって言ってる割りには、ばら撒かないよね』


白雪「そりゃ艦砲ですし」


提督『かつちゃんと狙いを定めて撃ってる。目標視認から照準合わせて撃つまでが他よりも圧倒的に早いからばら撒いてるように見えるんだってさ。だからどっちかというと早撃ちガンマンのが正しいのかも。ここまで神通から聞いた』


Zara『白雪ちゃんも、神通組でしたっけ』


提督『んだ。潜在的な才能こそあれ、あそこまでの精度に仕上げるとは…怖い神通怖い』


Zara『さっきと言ってること矛盾してますって』


提督『戦闘に関しちゃオレから言えることないね。頑張ってくだち。オレが直接見たなかでは、何か事務作業とか諸々出来るハイスペックさが目についたかな』


Zara『そんなに出来るんですか?』


提督『なんとなくさ、白雪が暇そうにしてたから手伝い頼んだ時があったんだけど、てきぱきしてて良かった。作業が滞ることなく進んだよ』


Zara『サポートも万全ですか』


提督『あらゆる技能において磨きがかかってるから、仕事に置いちゃ何の心配もないね』


Zara『仕事以外だと?』


提督『仕事が完璧な分、どこか仕事人間というかワーカホリック気味なところがあるのが心配。大丈夫?趣味とかちゃんとある?』


Zara『カロウシ…?』


提督『やめてよ怖いこと言うの。あれよ?何か小さなことでもいいからさ、生きがい見つけよ?見たいアニメあるとか服買いたいとか。なんならオレが楽しいこと手取り足取り教えるからさ』


Zara『言い方が』


Ark Royal「ぜひ私に」


Warspite「引っ込んでなさい」


Nelson「とうとうWarspiteまで口が悪くなったな」


白雪「あの、心配してくださってるのは嬉しいんですが、ちゃんとありますよ?趣味…」オロオロ


叢雲「まぁ編み物とか料理よね、うん」


吹雪「今度司令官にも食べてもらったら?」


白雪「でも大体誰かが先にやってない?」


吹雪「それはある…」


初雪「でも見せなかったら見せなかったでうるさい…めんどくさい…」


叢雲「ホント、まったくよ」フンッ


提督『吹雪型のダウナー系、初雪だ』


Zara『Zaraはあまり接点無いです』


提督『引きこもってるからなぁ。おいこらたまには部屋出てゲーム以外の事しろよ初雪』


初雪「めんどくさい…」


Zara『Zaraはあまりゲームしないんですけど、ここだとどういうのが流行ってるんですか?』


提督『最近だとバトロワものじゃない?バトルロワイヤル』


Zara『今度やってみようかな…』


提督『Zaraから歩み寄っていくスタイル。お姉ちゃんだねえ』


Zara『知らないことは知りたくなりますから』ニコッ


提督『おい初雪お前も見習えよ?』


初雪「え~」


提督『さて本題に入ると、初雪はね、黎明期くらいに来てくれたからそこそこ強い…はずなんだ?』


Zara『なんで疑問符何ですか』


提督『なんというか…遠征マラソンには他の子と同じように何度も行ってもらってたんだけど、あれかなぁトラウマになっちゃったのかなぁ。オフの日は部屋でゴロゴロするようになってしまった』


Zara『あーなんか分かる気がします。休みの日くらい、寝ていたくなりますもんね』


提督『うーん…ちゃんと見ていなかったのかもしれない。引きこもり体質になってしまったことに少なからずの責任感を感じてしまう』


Zara『でも、それも人それぞれなんじゃないですか?趣味だって色々なんですし』


提督『初雪が出来損ないって意味じゃないんだ、もちろん。ここに出来損ないはいない。じゃなくって、なんかこう、せっかくの休暇を閉じた世界で過ごしちゃうのって勿体なく思えちゃって。スポーツやれとは言わないけど、映画とかどう?やっぱスクリーンの迫力は違うぜ?』


Zara『ゲームが好きならゲームセンターとかどうでしょう』


提督『あ~ぁ?ぁあ、妙案かもしれへんな』


Zara『けっこう面白いですよ?UFOキャッチャー』


提督『そうね、まずそういうのから始めようか』


叢雲「まるで教育相談所ね」


初雪「なんで…」


提督『たまにオレ忘れちゃうんだけど、別に不健康じゃないんだよな。病弱じゃないのは勿論、仕事はしっかりしてるし食事はあの二人のだし。むしろプロポーション良いほうなんだよな』


Zara『またそっち方向の話ですか』


提督『いやね、髪質がすごくいいのよ。物憂げな感じも合わせて、十二単とか着せたくなる感じ』


Zara『ジュウニ…?』


提督『ジャパニーズ・プリンセス・ドレス』


Zara『Bene。シンソウノレイジョウ?』


提督『深窓の令嬢…ニュアンスは同じか。そうね、そんな感じ。似合うと思わない?』


Zara『いいですね。Zara見てみたいです』


提督『今度やってみるか。たぶんオレの在庫にあった気がする』


Zara『なんで持ってるんですか…』


提督『常に備えは必要だろ?ぜったい綺麗だって』


初雪「きょ、興味、ない…!」


白雪「でも満更じゃなさそうなのがまた…」


吹雪「なんだかんだで司令官かまってくれるからね」


深雪「一緒にゲームしてくれるもんな」


叢雲「素直じゃないんだから」


吹雪・白雪・初雪・深雪((((それあなたが言う?))))


提督『今後初雪を捕まえて着物着せる計画はZaraと相談するとして。そろそろ次に行こう。深雪だよな』


深雪「深雪さまだぜ」


Zara『あの活発な子ですよね?』


提督『こっちは知ってたか。あいつは反対によく色んなとこに顔出してるもんな』


Zara『元気な姿は見てるこっちも元気を貰えますから♪』


提督『名前に反して太陽みたいなやつだからな。名前負け…じゃねーな名前勝ちしてると言える』


Zara『元気なのはいいことだと思います』


提督『オレもそう思う。あいつが笑ってるとこっちも自然に明るくなるしな』


深雪「えっへへ」


提督『まーオレとしちゃそれだけで代えがたい印象なんだが。詰めて言えば、男としちゃ絡みやすいタイプだなぁと。気軽に話題を振りやすいし、向こうのノリにも合わせやすい』


Zara『遊びやすいと?』


提督『うん。原義の意味でな、語弊のないように』


Zara『分かっていますよ。提督は、普段どのような遊びを?』


提督『深雪に限らずだいたいの駆逐艦とは外で遊ぶときは…鬼ごっこなりスポーツなり。室内だとゲームとか。その場のノリだな』


Zara『セクハラはして…いないですよね?』


提督『人を色情魔みたいに言ってくれるね』


Zara『いえだって…ねぇ?』


提督『提督です…みんなの信用度が低いとです…』


Zara『ジゴウジトク、ってニッポン語をZara最近覚えました』


提督『Zaraがどんどん日本語上手になってくれて提督ウレシイ…』ズーン


Zara『でも提督が毎日毎日懲りずにセクハラしてるからですよ…?』


提督『オレ駆逐艦海防艦には手ぇ出してないのに…』


Zara『言葉でも十分セクハラだって誰かに言われなかったんですか…』


提督『何人にも言われたかも』


Zara『…』


提督『困った顔ですこと』


Zara『Zara、たまに提督が残念な人なんじゃないかと思ってしまいます』


提督『なにを言う。見ろこの美に対する徹底的な追求を!』


Zara『えー…』


提督『話戻そうぜ。深雪とはよく球技やったりするな』


Zara『へぇ。テニスとかバドミントンとかですか?』


提督『そうそう。あいつ上手いんだよな。まるで歯が立たん』


Zara『そうなんですか!今度Zaraも相手してもらおうかなぁ』


深雪「いやぁぶっちゃけ司令官が下手なだけじゃないか?」


叢雲「私たちの動体視力を基準にしてはダメよ」


提督『あれが若さかね。サーブの時のパンチラでオレは動けん。眩しい白だぜ』


Zara『若さ関係ないですしセクハラですし』


提督『いやね?思うんですよ。こう、ボーイッシュで、一見がさつとも言われかねない感じの成長期の女子がふとした時に見せる女の子らしさって、純粋にドキッとするというか。失礼だけど、『あれ。お前って女子だったんだ』って思っちゃう瞬間こそ少年時代の性の目覚めだと思うんだ?』


Zara『何を言っているんですか、何を』


提督『いつも一緒に虫取りしてた女子の、ふとした瞬間の胸チラに遭遇した時…あれが全ての始まりだったのかもしれん…』


Zara『聞きたくないですよ。そんな生々しい話』


提督『逆にさ、女子はどういった瞬間に男に色気を感じる?』


Zara『Zaraは…ベタですけどシャツ越しに見えたり、フワッとシャツが舞い上がった時に見える腹筋とかですかね』


提督『腹筋と。こんな感じ?』ピラッ


Zara『そうそれです。特にわき腹ですかね。ちょっと脂肪があるのがいいです』


提督『む。オレは…うーん?ついているのか?』


Zara『もうちょっとあるといいですね…って何を言わせるんですか!』


提督『ふむふむ。参考になったよ、ありがとう』


Zara『ああ、余計な情報を与えちゃったかも…』


提督『深雪はね、やっぱどう総括してもその元気の良さだよな。楽しげなパンチラとかまじごっつぁんです』


Zara『一周まわって一本気な気がしてきました…』


深雪「そういう目で見られてたのか」


叢雲「危機感を持ちなさい、危機感を」


提督『こんにゃもんかな。ぎゃー叢雲か』


叢雲「何よ」ムカッ


Zara『な、なんでぎゃーなんですか?』


提督『いやまぁあのね?提督さんは不満や異議申し立てを受け入れる姿勢は整えてるつもりなんですけど、あのぉ理解不能だったり理不尽な突っかかりにはNoと言うタイプなんだ?』


叢雲「ウッ」


Zara『まぁ、誰でもそうですよね。でも具体的には何が?』


提督『最たるものだと、やっぱあの服装だよな。何度も言うけど、服装自由ゆうとるやん?式典なり何なりで正装が必要な時以外は本人の自由だって。でさ、あいつあの服じゃん。乳首スリットじゃん。何をどう考えたのか、下に黒のウェアじゃん。見るなってのが無理だろ?しかもあんなぱっつんぱっつんでさ。で、じーっと見るとすんごい嫌そうにするの』


Zara『え、それは提督がいけないんじゃないですか?そうジロジロ見るものではないですよ?』


提督『もっともだ。それが一回ならな?けどあいつだいたいアレやん。しかも何かにつけて絡んでくるし。作戦会議とかに顔出してくれるのは勤勉だなって思うけど、飯の時に『心配だから』って何だよ。おかんか、っての。嫌でも目に付くわい』


叢雲「ウッ」


Zara『いえあのそれはですね…』


提督『まぁね?オレの目線が一般的には特異だっていう謎の意見を考慮し、セクハラだと言われない案件で例を挙げると、あれか。バレンタインの時にさ、チョコをさ、貰ったんですよ』


Zara『はい』


提督『といっても落ちてたらしくて、オレもそのチョコ見おぼえなかったから、きっと友チョコかなって思って落とし物ボックスに入れておいたんすよ。そしたら翌日、背後から後頭部ぶん殴られた。演習用酸素魚雷で』


Zara『ええ…』


提督『目が覚めたのはさらに翌日だった…』


Zara『うん、まぁそうだと思いますよ』


提督『理由を聞こうにも叢雲無言で魚雷かまえるし、神通とか長門に聞いても叢雲は悪くない言うし。…なんで?』


Zara『Zaraも理由は分かりますけど、言っていいのか分からないので言いません』


提督『そんなこと言わずに教えてくだち。今だにそのこと本人に聞くと魚雷出されるんだよ』


Zara『当然だと思いますよ?それで、そのチョコは食べたんですか?』


提督『誰のか分かんないのを勝手に食べちゃまずいだろって言ったら、その場にいた皆に食えと言われて口に押し込まれた。オレ宛てだったのかな…?』


Zara『そこまで来て答えにたどり着かないんですか…?』


提督『…??』


Zara『あダメだこれ本当に分かってない感じですね』


提督『だって叢雲の?って聞いても『違う』って言うんだもん…』


Zara『Zaraは叢雲ちゃんがかわいそうです』ハァ


提督『いったい何がいけなかったのだろうか…いやまぁチョコを落とし物に入れたのが悪いんだろうけど』ブツブツ


Zara『続きは一人で考えてください』


提督『ちぇー。分かったよ』


叢雲「ふん!」プイッ


吹雪「いやまぁこれは普段の行いも…」


白雪「それも含めて、誤解と言うかズレてる点がありそう」


深雪「というか好意が伝わってないんだろ」


吹雪「ちょ…!?」


初雪「直球…」


叢雲「す、好きなんかじゃないわ!ええ!!」ウガー


磯波「でもそれじゃあ龍田さんみたい…に……?」クルッ


龍田「な ぁ に ?」ニコッ


磯波「ヒィ」


天龍「おい駆逐艦に当たんなよ、席に戻れって!」グイッ


吹雪「う、後ろにいた…」ドキドキ


深雪「気配がねーよ…」ガクガク


利根「うーむ。やっぱり女心というか感情の裏返しが上手く伝わっていないようじゃの」


Warspite「ツンデレ…って言うのでしょう?いかにもadmiralが好きそうな分野だと思うのだけれど」


利根「よく分からんが、変なとこで線引きしてるようじゃの」


Ark Royal「Admiralらしくもない…のか?」


Warspite「女心が分からない…でも、私たちも提督の心情を把握できてるわけではないわ。変な押し付けは誤解を生むわよ」


Ark Royal「そういうものか」


Warspite「そういうものよ」


Zara『で、で!叢雲ちゃんと言えばけっこうな実力者ですよね?そのへん、どう思ってるんですか?』


提督『お察しの通り、非常に頼もしく思っている。得物から分かる通り、龍田と過ごす時間が多くてな。おかげで長物もたせると駆逐の中でぶっちぎりだな』


Zara『Zara、近接はからっきしだから憧れちゃいます』


提督『からっきし(軍人レベルで)だろーが。でも言えば教えてくれるんじゃない?そういうの拒まない奴らだし』


Zara『そうします』


龍田「あらぁ。興味があるのぉ?」


叢雲「私はいいわよ、別に」


Zara「じゃあお願いします!」


提督『おっそろしい事に、他にも神通や阿武隈、摩耶に加賀とかとも組んでたから、海上戦においちゃ熟練と言ってもなお足りないレベル。なんだかんだ言いつつも綾波とかと互角だしね』


Zara『とんでもなく強い、と』


提督『いつもは、なんつーかクールぶってるところあるけど、スイッチ入ると…ね。いつだったか、弾切れしたから槍投げして撃破したとかいう頭のおかしい報告もあったな』


Zara『なんというか…壮絶ですね』


提督『なんで砲雷撃戦の間合いで投げるんだよ、そして届いて刺さるんだよ。戦国時代の武将だってそうそうやらねーっての』


叢雲「手にある武器を使って何がいけないのよ」


龍田「殺るか殺られるだもんねぇ。当然よぉ」


提督『オレの指揮いらないんじゃないか説』


Zara『それはないと思いますよ?やっぱり提督いてこそですよ』


提督『そーお?ありがとぉ~Zaraは優しいな…』


深雪「叢雲の話なのにZaraさんの株が上がる不思議」


叢雲「知らないわよ!」フンッ


吹雪「あぁほら余計なこと言わない!」


提督『つまりはオレの存在が問われるくらいには優秀だってこった。実戦はもちろん、書類業務も出来るし裏方業務も出来る。なんなん?腹立つくらいハイスペックやんけ』


Zara『いいですよねぇ。Zara、ニッポン語関係なく書類業務できないですもん』


提督『たぶん流れ分かればできるよ。読んで考えて動くだけだからね、速度を無視すれば』


Zara『ですか』


提督『あいつは何でもできるよなぁ。非の打ちどころが…あーいや待った、一個だけあるわ』


Zara『へえ、叢雲ちゃんにですか』


提督『うん、まぁ無視できるっちゃできることなんだけどさ。もの食いながら喋る癖やめない?って』


Zara『食べながら話す…確かにマナーは良くないですよね』


提督『子供っぽいところもあるんだなぁと和むところでもあるから、これ以上何かを言うつもりはないんだけどさ。ご飯粒飛ばすのはちょっと行儀悪いよと大人面して言ってみる』


叢雲「……キヲツケルワ」ムスッ


初雪「……基本的に中身は子供」


叢雲「あんたよりはマシよ!」


吹雪(どっちもどっち)


Zara『たぶん、それって提督に甘えてるんじゃないでしょうか?』


提督『ん?』


Zara『だってほら、あんなにも完璧で、ハチメンロッピ?の活躍をする叢雲ちゃんが、そんな初歩的なマナー違反なんてするわけないじゃないですか。私知ってますよ?叢雲ちゃんが何かと礼儀作法にうるさいの』


提督『それなのに、誰もがマナー違反だと分かる行為を見逃すはずがない、と?』


Zara『はい』


提督『ほむ。盲点だったな。何事にも厳しいあいつが、こと自分の所作をだらしなくすることに寛容であるはずがない…と。言われてみれば確かにそうだな。だが、なぜそれをオレへの甘えと?』


Zara『(ここまで言っても分からないの…?)』


提督『あいつがオレに甘える理由…うぅむ…』


Zara『そ、そんなに考え込みますか?』


提督『もしかして、オレに父性を求めてる…?』


ピシッ


叢雲「……」


金剛(やっばいネ…)


蒼龍(く、空気が…!!)


Ark Royal「な、なぁWa」


Warspite「Be quiet, Ark」


利根(キレるタイプじゃったか)


叢雲「…ッ」ガタッ


龍田「はぁい、どこに行くつもりかしらぁ?」スッ


叢雲「…どいて。一発ぶちかましてくるわ」


龍田「容認できないわぁ」


叢雲「龍田さんも同じでしょ。止められる理由が分からないわ」


龍田「さぁ何でかしらねぇ。私、どうやら「おかしい」艦娘らしいからぁ、行動に統一性を求める方がおかしいんじゃないかしらぁ」


叢雲「ここを通す気がないようね…ッ!」ギリッ


龍田「「演習」、するぅ?」ニコッ


妙高「…そのあたりで。落ち着いてください」


鳳翔「み、みなさん、席について…ね?」


叢雲「……ッ」ギリッ


妙高「誤解等はまた後日に…ですよ?」


叢雲「……フゥ~…。分かってます。ちょっと頭に血が上っただけです!」ストンッ


那珂「動かなかったね、神通ちゃん」


神通「必要がなかったからです。「みなさん」、先に動いてましたし」チラッ


阿武隈「…ふぅ」スタスタ


摩耶「ン。戻るか」スタスタ


加賀「そうね」スタスタ


那珂「うっわぁ…」


神通「少々過保護でしたでしょうか」


那珂(そのくらいやらないと止まらないかもしれない叢雲ちゃんは一体…)


神通「良くも悪くもまだ子供ですから」フゥ


吹雪「ちゃんと素直になろう?」


叢雲「分かったってば!もう!」


蒼龍「これ気付けない提督にも問題ない?」


飛龍「うん。ある」


Zara『Zara、やっぱり提督は残念な人だと確信しました』


提督『思うから確信に繰り上げですか…』


Zara『叢雲ちゃんと、向き合った方がいいですよ?』


提督『むぅ。またもすれ違いがあったのか。教えてくれてありがとう』


Zara『いえいえ』


提督『今度はすれ違い無いと思いたい。磯波』


Zara『磯…波…ちゃん。ああ、はい磯波ちゃん』


提督『その反応かわいそうだから早く覚えなさい』


Zara『すいません』


Zara「本当にごめんね」


磯波「いえ、慣れてるからいいですよ。提督も覚えてくれるのに時間かかりましたから」アハハ


提督『たぶん鎮守府でいちばん無個s…常識人だな、うん。何かを言及することも無いな!』


Zara『さすがにそれはちょっと』


提督『分かってる。ごめん、冗談よ?ちゃんとお前も個性あるの知ってるから。例えばほら、カメラとか。なかなか味のある趣味をお持ちで』


Zara『写真と言えば青葉さんを思いつきますね』


提督『あんのパパラッチと一緒にしたくはないけど、けど撮影家同士の交流は勿論あるそうで。オレぁカメラにまったく明るくないんだけど、何か凄そうなの持ってるよね』


青葉「何か失礼なこと言われた気がします」ムッ


衣笠「自業自得」


Zara『写真を撮るのも、実はすごくセンスが求められるんですよね?』


提督『起源をたどれば、カメラ・オブスキュラってのが機材としての最初らしくて、芸術家が多用していたらしい。ピンホール現象は知っているよな?それを応用して、フィルムの代わりに手描きで風景の影を写し取っていたそうな。なるほど「撮影」ってな。だから、やっぱりセンスは相応に求められるはずだぜ』


Zara『磯波ちゃんはアーティストですか』


提督『いつかオレのヌードも撮られるんだろうか』


Zara『需要なんて……なんて………』


金剛「買った」


Ark Royal「買った」


磯波「エッ」


青葉「需要無かったら青葉のお小遣いなんて無いんだよなぁ」


衣笠「毎度思うけどどうやって撮ってるの?あの盗撮写真」


青葉「…最近の小型カメラは進化してるんだよね」コロッ


妙高「あら、サイコロみたいですね」


青葉「そうそう、この小さなミリサイズの穴がカメラで……ぇ」


妙高「それでそれで、他にはどんな機能があるんですか?」ニッコリ


青葉「あばばばばばばばば」


提督『いやむしろオレが依頼出すべきだな。神鷹と大鷹の和服写真集のために。あのパパラッチなんざよっぽど信用できる』


Zara『なんですかその和服写真集って』


提督『オレの研究課題だ、気にすることはない。観点こそ違うけど、磯波と美術館巡りなんてのもやってみたいかも』


Zara『いいですね!Zaraも付いて行っていいですか?ニッポンの美術館ってZaraまだ知らないんです』


提督『ここらへんだと国立博物館が大御所なのかね。でもオレは箱根の彫刻の森をオススメしたいところ。ああそうだ、何の偶然か、ポーラ美術館ってのもあるんだぜ』


Zara『Davvero?そこ行ってみたいです!』


提督『展示品は西洋絵画とか、まぁありふれた題材なんだけど、建築もまた良くてな。行って損はないぜ。まぁ山なんだが』


Zara『ずっと海ばっかじゃ飽きちゃいます』


提督『艦娘が言うと重いな。しかし同時に嬉しい。今度行きたい連中誘ってみんなでどっか行くか』


Zara『いいですね。…会話掘り下げておいて何なんですが、磯波ちゃんから離れちゃいましたね』


提督『む。そうだった。磯波はよく誰か一緒にいるのを見るね。あれかにゃ、人付き合い上手いタイプかな。つかず離れず、誰とでも。没個性とか言っちゃいけない』


Zara『誰とでもそれなりに付き合えるって、それだけで個性な気がしますよ?私は』


提督『そう思う。誰にでも向き不向きはあるもんね』


Zara『提督は、そんなことないように思えますよ?』


提督『オレにだって苦手なタイプはいるさ』


Zara『あら。ちなみにお聞きしても?』


提督『そうねぇ。陰でネチネチくるタイプはちょっと…ね』


大井「ッ」ピクッ


提督『あと、理由なく暴力振るうタイプ』


叢雲「っ」ピクッ


龍田「…」


Zara『そういうのって、誰でも苦手だと思いますけどね…』アハハ


提督『人並みってこった。そういう意味じゃ、オレもまた没個性よ』


Zara『提督は自己顕示欲の塊みたいな感じですけど…』


提督『人を露出狂みたいに言うなよ。オレは陸奥じゃねえ』


Zara『え、陸奥さんそうなんですか』


陸奥「ああ、誤解が広がっていく…」


Zara「ごめんなさい、違ったんですね…」


陸奥「いいのよ。疑われるようなことしていたのが悪いんだから…」シュン…


長門「そう肩を落とすな」ポンポン


提督『あ…』


Zara『はい』


提督『(そういえば、磯波もまた…性欲強いほうだったよな。少なくとも吹雪型の中ではダントツで…。露出こそないけど、影でなんかしてる気配があるのよね。あれ、たまにオレの私物が消えるのって………。いや、よそう。証拠どころか論理展開もない妄想でしかない。気にしない気にしない。仮にそうだったとしても、まだ芽生えたての思春期なんだ。今後の成長のためにも、やり過ぎないように、気付かれないようにさりげなくリードしてあげるのが大人の務めなはずだ)』


Zara『…提督?』


提督『ああいや、なんでもない。なんでもないぞ!』


Zara『…?』


提督『して、オレは決して道を外れた者ではない、ということだ』


Zara『それとこれとはまた別な問題な気がしますが…。ふーん、女の子に困ってなさそうな提督でも、好き嫌いはちゃんとあるということですか』


提督『女に困ってない?…いや職場がそうなだけであって、オレなんか社会だったら見向きもされんぞ』


Zara『そんな事ないですし、それに提督が提督である現実は職業含めて変わらないわけですし。きちんと受け止めたほうがいいですよ?』


提督『ん…。なんぞZaraはたまに射貫くことを言うね』


Zara『そうでしょうか』クスッ


提督『あやうくハートも持ってかれそうだったぜい?』


Zara『またそう言う』


提督『いやいや、なかなかにグッとくる台詞だったぜ?なんつーか、お前にぽわわーんとしたイメージ持ってたから、ギャップあってよかった』


Zara『これが普通ですって』


提督『主観なんざあてにならない証左だな。一見地味な子も、角度を変えれば別の顔が出てくるってな。いや磯波でなく』


Zara『趣味を楽しんでいる子が無個性なんてありませんね』


提督『カメラと言えば、浦波もだったか』


Zara『浦…あぁ、ごめんなさい…』


提督『なんとなく分かる。磯波と浦波は後ろ姿似てるもんな』


磯波「そう…?」


浦波「かな…?」


吹雪(私もたまに間違えるとか言えない)


提督『さすが姉妹というか。対魔に…長門型姉妹とかみたいに全く違う方が珍しいのか?』


Zara『艤装だけで見れば全く同じ子は多いですもんね』


提督『比叡みたいに姉の譲り受けたりな。…比叡のが練度は上なんだが』


比叡「それはそれ、これはこれ」フフン


金剛「こっちとしては複雑デース…」


長門「何かとてつもない侮辱を受けた気がするんだが」


提督『容姿そのものまで似ているってのは…まずあれか。ステレオタイプな女学生服着てるからか。そして髪型も』


Zara『セーラー服ですから、正しいんじゃないですか?』


提督『発想の逆輸入なのか正統派なのか。巡るもんだね』


吹雪「そんなに難しいこと考えてないよね?」


白雪「お洒落に気合いれてるの、叢雲だけだもんね」


深雪「安売りしてたのまとめ買いしただけだからなぁ」


初雪「でもそれで誰がどれか分からなくなるの、めんどくさい…」


叢雲「私は人並みの器に収まりたくないのよ」


深雪「司令官の視線独占できるからな」ニシシ


叢雲「あ、あいつは関係ないわよ!」


提督『吹雪型では一番新しく、ついでに末っ子ポジだね。ちょっと前に訓練課程を卒業したのが記憶に新しい』


Zara『もう実戦されてるんですか?』


提督『近海哨戒と遠征をね。そろそろタンカー護衛でもやらせてみようかと思ってるとこ。まだ後輩の面倒見るには経験が足りないかなって感じ。もうちょっと様子見させてね?』


浦波「はい、頑張ります!」


Zara『ここって、わりと後輩の訓練に付き添えて初めて一人前みたいな風潮ありますよね』


提督『別段そういう決まりはないんだけどね。でも、新人だった頃の自分を客観視できるようになって、改めて気付くことが多いのも事実だよね。あーここがダメだったのかーとか、こうした方がいいよねとか、過去の問題点は今、そして未来につながる問題だしね』


Zara『上手な人ほど、基本を大事にしていますもんね』


提督『不測の事態でこそ、いかに基本を大事にしていたかが問われるってこっちゃ。見れば、うちの上位陣…比叡とか長門、曙、霞はテンプレといっていいほどに型通りだよな』


Zara『神通さんは?』


提督『あれは別。摩耶、天龍…あと綾波とか叢雲にも言えるけどね。あいつらは…オレのせいなんだが、初期から理不尽極まりない扱いばっかしてきちゃったから、艤装の限界振り切っちゃってるんよね。艤装が体に追い付かないってどういうこっちゃ』


Zara『背面撃ちとか、サムライソード、やってみたいです』


提督『うちの最上位陣は、なんつーかもうアニメの世界の動きしてる。いや、艦娘自体、荒唐無稽なんだが』


Zara『だいたい何でも出来る時代になっちゃいましまたもんね』


提督『だからって無理しなくていいんだよ?オレなんてパンツしか見てないし』


Zara『Zara的には戦局みてほしいんですけど…』


提督『おもんない』


Zara『みんなそうですよ』


提督『もっとこうさ?深海棲艦がストリップでもやってくれんなら注目するけどさぁ…ねえ?』


Zara『Zaraに同意を求めないでくださいよ。ストリップと言わなくても、けっこう攻めた格好してる子は多いと思いませんか?』


提督『え、Pola?』


Zara『あれは服着てないじゃないですか』


提督『お前なら分かると思うけど、身内が露出多めの格好で出歩いてみ?興奮しないよ。心配するよ』


Zara『あぁ…ええ、はい。よく分かります…』


提督『オレが言っても意味無いかもだけどさ、家であるここでラフな格好するのは全然いいんだけどさ、街中でもああいった格好だったらオレ、かなり心配よ?全国の娘を持つパパの気持ちがよく分かる』


Zara『Papàですか』


提督『うちのいい子たちを、体目当てで狙ってほしくないね。少なくとも高身長、高学歴、高収入でないと、パパ納得しないわ!』


Zara『なんでPapàが条件出すんですか』


Ark Royal「高身長…高学歴…高収入…」ユビオリ


Warspite「ええ、みんな言いたいことは一緒ね」


艦娘一同(鏡見ろっ!!)


提督『だがまったくもって大事なのは、まずは結婚できる世にしてあげないといけないんだよな。戦争が終わったら、最高級の結婚式やってあげるくらい、国は血税は出していいと思う。孫には、安全で安心な海を見てもらいたいからな』


Zara『提督自身は、そういうの考えないんですか?提督こそ、引く手あまたな気がしますが』


利根「お」


提督『オレぇ?婚期は大幅に遅れるだろうし、そもそも出会いが……ァ』ピクッ


Zara『出会いが?』


提督『いや、酒焼けしちゃっただけ。歳だなぁ。んで、ほら、もうすでに30代のおっさんよ?終戦後も復興なりなんなりの処理はしなきゃだし、腰を据えて嫁さんもらうなんて言い出した時にゃもう完全に40越えてるよ。事故物件だよ!』アッハハハ


Zara『Zaraだったら、提督でも十分いいと思いますけどね。仕事はできるし、家庭を省みてくれそうですし。というか、ここが家で、自身をPapàだと言うなら、十分すぎるほど家庭を省みてくれるじゃないですか。午前中に仕事を終わらせて、残りを家族と過ごす風習ってUeじゃ当たり前ですけど、ニッポンじゃなかなかないって聞きますよ?』


提督『それは遺伝子レベルで刻み込まれた社畜細胞をどうにかしないとな…。というか不器用ゆーか脳筋なんだよな、考え方が。少子高齢化だからって、「産めよ増やせよ」なんてウン十年前の政策を、今も恥ずかしげもなく言う政治家がいる国だぜ?』


Zara『でもそれもまた真であると言えませんか?人口は国力なんですから』


提督『それイタリア出身が言ってもあんまり説得力ない…。まま、つまりオレを伴侶に選んでくれる女性はそういないだろうし、結婚については半ば諦めてる』


Zara『でもここでも情熱的な艦娘はいるじゃないですか。金剛さんとか』


金剛「デース!」ガタッ


榛名「チッ」


Ark Royal「クッ」


提督『……ぶっちゃけ、艦娘の中に好いてくれてるのが何人かいるのは知ってるし、それが恋情なんだろうなぁっては薄々感づいてる』


Zara『お』


提督『だからこそ、オレの考え無視しても、やめておいた方がいいかなって思ってはいる』


Zara『な、何でですか?』


提督『他の男を知らなすぎるだろ。オレ以上の男なんていくらでもいるし、自惚れじゃないけど、オレにない魅力を備えてる奴だって多い。例えば、セクハラしないとかな?また、同時にいわゆる「クズ」って呼ばれる、触れちゃいけないタイプの男も知らない。この限定的な環境下で、好きになった男と添い遂げる選択をするのは、早計とは言えないか?オレ一人じゃ、具体例となるサンプルが少なぎる』


Zara『あー。言われてみれば…?』


提督『だろ?だから、オレ以外を十分に知ってから、オレを選んでくれるならそりゃ提督冥利に尽きる。誰一人とったって、魅力的だからね。だから、まー戦況が落ち着いてから、街で誰かに出会うことをオススメするよ』


Zara『なるほど』


提督『そのためにも、頑張らなきゃだな。みんなに甘酸っぱくてホロ苦い恋を経験してもらうために』


Zara『ですねですね。提督の婚期のためにも!』


提督『ありがとさん。んじゃ、キリいいし、以上が吹雪型ってことで。Zaraはもうちょいいてね?』


Zara『了解しました。あ、何か頼んでもいいですか?腰を据えるようですし』


提督『かまへんかまへん。ここはオレの奢りでいいから、好きなの頼みな』


Zara『ありがとうございます!じゃ、あ~』ルンルン


提督『んじゃ一旦切るぜい』ブツンッ


神通「……以上のようですね。また一区切りつけます。お疲れさまでした」


摩耶「…なぁおい、気付いたか?」


天龍「ああ。ありゃ酒焼けで言いよどんだわけじゃなさそうだな」


鳥海「どういうことでしょうか…?」


天龍「あいつ、もしかして外に女「いる」、もしくは「いた」かもなってことだ。龍田、「見えた」か?」


龍田「画面じゃ粗くてよく分からないわぁ。でも、何か隠そうとしたのは事実ねぇ」


金剛「なんだか、ゆゆしき事態デース?」


蒼龍「ええ…ホントなら、それって暴動もんだよ」


Warspite「うつつを抜かしてるってことはないでしょうけれど、心中穏やかじゃないわよね」


Ark Royal「そばにAdmiralがいたから恋したわけではない、Admiralがいいから恋したんだ!」


Graf Zeppelin「もはや隠さなくなったな」


神通「分かっているとは思いますが、事実詳細は後日、執務時間外に個別でお願いします」


川内(たぶん真っ先に聞くんだろうなぁ…)


後書き

はい、こんな感じで。

まずは謝罪を。
また遅れてしまい、申し訳ありません…。

〆切とかはないものの、日に日に罪悪感が増しています。

R-18にしていますが、ここの提督はイエスロリータノータッチ(ただし言葉はセーフ)な人なので、表立ったエロはありません(駆逐以前も無かった)。そのうち何かやろうかと企んでいる最中です。

あと、他の作品も書いてみてます。(慣れないのに同時進行とかしてるから…ry)時系列もありますので、適切なタイミングで投下していこうかと考えています。

がっつり遅れることはこの先あるかもですが、最低月一更新を目指して書いています。未完結や失踪のつもりは一切ありませんので、その手で投石のご準備をして待っていて下さると、大変うれしいです。

これからも頑張りますので、令和もよろしくお願いします!

次は綾波型になります。なるたけ早く書きます!(金剛改二ヘーイ!が来たし、師匠改二になったし…イベントある…うわぁぁぁぁ)


このSSへの評価

7件評価されています


タマモーさんから
2019-05-16 08:07:45

SS好きの名無しさんから
2019-05-06 03:27:46

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2019-05-06 23:32:09

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2019-05-02 17:27:59

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2019-05-01 23:04:04

ゆゆさんから
2019-05-01 22:46:36

このSSへの応援

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タマモーさんから
2019-05-16 08:07:47

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ゆゆさんから
2019-05-01 22:46:37

黄十字さんから
2019-05-01 18:22:31

このSSへのコメント

2件コメントされています

1: 陽炎型・村雨のファン 2019-05-01 17:40:49 ID: S:HiFCEr

完結まで書いてくれて、定期的に更新してくれれば多少の遅れなんて些細な事です。毎月楽しみに待ってます。

2: ポチという名のネコ 2019-05-05 03:14:11 ID: S:8IhtgP

もったいないお言葉です。

評価、応援を下さった皆様にも、この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございます。

これからも頑張ります!


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