2019-03-25 19:36:26 更新

概要

落ちて、墜ちて、堕ちて、分からなくなって。


前書き

2部の後半です。
2部後半は深海側と艦娘側の2つを別々に出そうと思います。

登場人物

無形棲姫 14歳 男

深海側のストーリーの主人公。
深海棲艦、駆逐棲姫の艦因子を取り込んでいる。
声が出ないので、離島棲鬼から貰ったスピーカーを使っている。
誕生日は7月29日。

離島棲鬼 13歳 女

五島泊地の責任者。
反戦争派の深海棲艦。
フレンドリーで親しみやすい。
誕生日は1月15日。


1話 消去、忘却、暗転。



「ナァ、ホントニヤルノカ?」



「ヤルワヨ。ダッテ輸送ワ級ガ頑張ッテ獲ッテキタンダモノ。」



「失敗シテモ知ラナイゾ…」



「マァソレハ…コノコニ適性ガナケレバ…ダケドネ…」








…………何だ、ここ………







………確か、演習をしていて、その後……







あぁ……そうか……俺は……







攫われたのか……







「サテ、何ノ因子ヲ入レヨウカナ〜」カチャカチャ


……因子…?因子って、何だ…


「ヨシ、コレカナ…駆逐棲姫…」


な、何を…待て、俺はそっち側には…


「エイッ」プスッ


あ…やめろ…俺はまだ、まだあいつに会ってもいない…やめ…


「ジャア、オヤスミナサイ。永遠ニ…」


い、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌やめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロ

………………………………………………………












「……?アレ、何デコンナ所ニ…」


「……」


「寝テル…?取リ敢エズ、休マセルカナ…」





「……」パチリ


「アラ、モウ起キタ。」


「……?」ムクリキョロキョロ


「貴方、喋レル?」


「?……。……」パクパク


「……声ガ…チョット待ッテテ。」テテテ


「……?」


「ハイコレ。ソレヲ持ッテ喋ッテミテ。」つスピーカー


「……『あー』」


「ヤッタァ!成功ネ……ア、初メマシテ。私ハ『離島棲鬼』。貴方ハ…ソウネ…」


『……離島…棲鬼…』


離島棲鬼「ウーン…ア、『無形棲姫』デドウカシラ?」


『無形…棲姫…俺ノ…名前…?』


「エエ。無形棲姫。コレカラ貴方ハ、私達ノ仲間。宜シクネ?」


無形棲姫『……アァ、宜シク。離島棲鬼。』



離島棲鬼「ア、コノコ男ノ子ジャナイ…バレタラドウシヨウカシラ…」



(※ここから深海棲艦のみでの会話を平仮名にします。艦娘と関わる場合は片仮名にします。)


無形棲姫『なぁ、ここって何処なんだ?』


離島棲鬼「ここは五島泊地。私は…ここの責任者?かな。」


無形棲姫『そうなのか。ここにはどれくらいの深海棲艦がいるんだ?』


離島棲鬼「うちは少ないからなぁ…10人居るくらいだもん…」


無形棲姫『へぇ…多い所って凄いのか?』


離島棲鬼「うん、凄いよ。100は超えちゃうもん。」


無形棲姫『そうか…でも、ここは前線ではないんだろう?』


離島棲鬼「えぇ、そうよ。うちはもうぼちぼちやってる感じ。っと、取り敢えず着いたよ。ちょっとここで自己紹介してもらうけど、良い?」


無形棲姫『た、多分大丈夫…』


離島棲鬼「それじゃ、入るわね。」コンコン


「どーぞー」


離島棲鬼「どーもー新入りよー」ガチャッ


「おーきたのー?この子ー?」


離島棲鬼「そうよ。じゃ、自己紹介宜しく。」


無形棲姫『ええと…む、無形棲姫だ。これから、宜しく頼む。』ペコリ


「宜しくー」


「俺っ子かー」


離島棲鬼「じゃあぱぱっと紹介するわね。」


輸送ワ級(以後輸ワ)「輸送ワ級。宜しくね。」ノシ


空母ヲ級(以後空ヲ)「空母ヲ級です。宜しくね、無形君。」


戦艦レ級(以後戦レ)「戦艦レ級ー。よろしくー」ノシ


戦艦タ級(以後戦タ)「戦艦タ級よ。よろしく。」


戦艦ル級(以後戦ル)「戦艦ル級よ。宜しくね。」


雷巡チ級(以後雷チ)「重雷装巡洋艦チ級。雷巡でいい。よろしく。」


重巡リ級(以後重リ)「重巡リ級。よろしくー。」


重巡ネ級(以後重ネ)「重巡ネ級。よろ。」


離島棲鬼「そして、私と貴方の10人。五島泊地は今この人数で生活してるわ。」


無形棲姫『へぇ…これから、宜しく。』




〜場所は変わり時間も少し戻り舞鶴鎮守府〜




プツリ、とキーホルダーが落ちる。


菊月「……いつの間に…」ヒロイアゲ


綻んでいたのか、と切れ目を見る。


菊月「あれ…?」


しかし、千切れた感じはなく、切られた様な線が走っている。


菊月「……冬谷……」


何だか、不意に冬谷の事が心配になった。


ー2話に続くー


後書き

最近風邪っぽい。

戦レ「戦艦レ級だ。」
離島棲鬼「離島棲鬼よ。」
戦レ「なぁ離島棲鬼。あの新入りってさ…」
離島棲鬼「ん?」
戦レ「男?」バッサリ
離島棲鬼「何で分かるの貴方」
戦レ「あの肉のつき方といい『俺』の馴染み方といい…男と思わなくてなんだと思うんだ?」
離島棲鬼「まぁそうよね…スピーカー使ってる理由それなの…」
戦レ「あー、声が?」
離島棲鬼「そうそう。まぁでも凄くない?男の深海棲艦なんてこの世界で初めてよ?多分」
戦レ「まぁな。そんじゃ〆るかー」
離島戦レ「「バイバーイ」」ノシ


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SS好きの名無しさんから
2019-03-25 23:59:40

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2019-03-25 23:59:42

このSSへのコメント

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1: SS好きの名無しさん 2019-03-25 23:59:53 ID: S:ThSVV4

楽しみっす


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