2019-03-28 08:04:53 更新

2017年10月4日 PM:23:00


守山 黒百合旅館(もりやまくろゆりりょかん)

2階 205号室


楽 「ふう〜〜、みんなが枕投げし出した時はどうなるかと思ったけど、何とかみんな、寝付いてくれたぜ。」


千棘 「うーん………」


万里花 「楽様………」


ムニャムニャ スースー


楽 「まあ、結局千棘と橘の中間の布団で寝る事になっちまったがな………」


スッ


楽は掛け布団(かけぶとん)を体に被った。


楽 「………それにしても、」


楽は、この二日間(ふつかかん)にこの千棘との交際半年記念旅行で起こった、数々の思い出を思い出していた。


楽 「………色々、あったな。

千棘とたくさん、思い出が作れたな。

やっぱり、こいつといるのは楽しいよな。」


千棘 「スヤスヤ………」


楽は、自分の隣で寝息を立てて寝ている千棘を見て言った。


ポンッ


楽は千棘の頭に手を置いた。


楽 「………おやすみ千棘。

これからもよろしくな。」


ガバッ


楽 スースー………


そして、夜中。


楽 「うーん………ん?」


楽は夜中に、目を覚ました。


楽 「ん?なんだ?なんだか、何かにしがみつかれてるような………」


千棘 「うーん、楽………」


楽 「わっ!千棘?」


楽の布団に入って来て、楽を抱きしめていたのは千棘だった。


楽 「うーん、楽………大好き………」


千棘 「わわっ!こいつ、寝ぼけてんのか?

てか、なんて夢見てんだ!

………嬉しいけど。」


楽 「うーん………」


スリスリ


楽 「ひぃ〜〜!」


千棘は、楽にすり付いてきて、

自分の胸やお尻を当てて来た。


楽 (やっぱこいつの体、スゲーあったかくてやわらかくて気持ちいい………

お尻もスゲー弾力があって………)


千棘 「うーん………楽………」


楽 「ひぃ〜〜!ダメだ!

これ以上は、理性が持ちそうにねー!」


ガバッ


楽は千棘を振り払って、布団から出た。


楽 「ふぅ〜〜、心臓の鼓動がまだ治らねーー………」


ドキドキ


万里花 「うーん………楽様〜〜。」


楽 「わわっ!た、橘?」


千棘を振り切ったばかりの楽に、今度は万里花が寝ぼけて抱きついて来た。


楽 「橘、お前も寝ぼけてんのか?」


万里花 「楽様〜〜、桐崎さんなんてほっといて、私(わたくし)と2人で寝ましょう〜〜。」


スリスリ………


楽 (うう………橘の体も柔らかい………

胸も千棘より大きいし………)


万里花 「楽様〜〜。」


楽 「ひぃ〜〜!」


ガバッ


楽 「どーしたんだよ、みんなこんなに、寝相(ねぞう)悪かったっけ?」


小咲 「一条君〜〜。」


楽 「んあっ!?」


次に寝ぼけて抱きついて来たのは、小咲だった。


楽 「よりにもよって、小野寺かよ!?」


小咲 「一条君〜〜。

私、やっぱり一条君の事完全に忘れれないよ〜〜。

この気持ち、どうしたらいいの?」


スリスリ


楽 「あーもう!

みんな、寝ぼけてんのかよ?」


鶫 「一条楽………」


楽 「!」


楽が振り返ると、そこには………


鶫 「私を貴様の愛人にしろ。」


鶫がいた。


楽 「ひぃ〜〜、そうだコイツがいたーー!」


ムニュ


鶫 「貴様はお嬢の恋人だが、愛人ならば問題無いだろう?

ムニャムニャ………」


ムニュ


楽 (コイツ………普段はあまり気にしねーけど、やっぱり胸がスゲー大きいな。

橘より大きいじゃねーか。

それにしても、こんだけ色んな女子に寝ぼけて抱きつかれたら、頭がおかしくなりそーだぜ………

一体、どうすれば………」


千棘 「うーん………楽………」


楽 「!」


楽が振り切って大人しくなった千棘が、再び寝言を呟き出した。


千棘 「楽………大好きだよ。

小咲ちゃんや、他の女の子と浮気しちゃヤダよ?………」


ムニャムニャ………


楽 「!」


千棘 「うーん………」


スースー………


楽 (………そうだよな、俺はお前を選んだんだ。

俺の1番大事な女の子はお前だ。

浮気なんてしねーよ。)


スッ


千棘 「ムニャ?」


楽は千棘を自分と一緒の布団に入れた。


楽 「………千棘、これからもずっと一緒だぞ。」


千棘 「スースー………」


楽と千棘の半年記念日まで、あと2日(ふつか)


第1巻 第168話 完










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