2019-04-16 15:47:45 更新

概要

大本営に緊急召集の入電が入ったその内容は……


前書き

皆さんこんにちは!はじめましての方ははじめましてメットールと言います。
すいません、以前書いていた『古鷹「提督、本当にこれやるんですか」』は下書きが全部消えてしまい思いだし+付けたしながらの復旧作業をしています。(下書き状態なのもその為)
今回はあるものをオマージュしてのものですがそれでも読んで頂けたら嬉しいのでどうぞよろしくお願いします。





ここは大本営、この日は定例会の日ではなかったがあることがあり各々の提督達は集まっていた。円卓状のテーブルの上座に大本営元帥、そしてそれ以下は階級順に座っていた。




大堂元帥「わかっての通り第3で行われるあれの決勝は延期だ、好戦派に動きがあった。大鳳説明を頼む」




元帥に呼ばれ少し小柄な女性が返事をし前に出てきた。名前は大鳳、階級は特務中佐で今の海軍に在籍している艦娘では一番階級が高い艦娘であり大堂将蔵元帥の秘書官である。




そして好戦派の大鑑巨砲主義の象徴だった大和に引導を渡した艦娘として好戦派から恐れられていた。




大鳳「私から説明を、事の始まりは3日前、第11鎮守府と第9鎮守府とを結ぶ海路を補給船団が航行中に好戦派の一団が強襲すると言う事件が発生、その一団は護衛の任に就いていた第11鎮守府の艦娘達に鎮圧されました。」




敷島提督「ああ、そうだな護衛隊に就かせてた朧や不知火達からの報告じゃ数は量産型艤装持ち15人だけ、どうやら補給艦ごと掻っ払う気だったらしい。まっ、そんな数じゃ相手になんねぇけどな」




龍生がフフンと自慢気に鼻をならした。




佐倉提督「やれやれ、だが引っ掛かるな」




滝本提督「そうっすよ、そんな動きなら諜報班が直ぐに察知するんじゃ」




何かを思案し意図に気づいた夕禅はある人物に声をかけた。




大川提督「…蓮次、泳がせてたな?」




中村提督「ああ、動きが無さ過ぎたのが気になった為目星を付けて泳がせた。結果一番良いところで引っ掛かってくれた」




夕禅の質問に答えた蓮次は龍生に向き直りこんな質問をした。




中村提督「だが龍生、その一団は何の量産型艤装を着けていた?」




敷島提督「確か、駆逐が中心だな、特1型と陽炎型、軽巡だと神通の艤装と…」




龍生は咳払いをし改めて後に続く言葉を口にした。




敷島提督「秋月型だ」




その場にいた蓮次を除く4人の提督達、大鳳の顔つきが険しいものになった。




滝本提督「ちょ、ちょっと待って下さいよリュウさん!それ本当ですかっ!?」




敷島提督「本当だよ、ホレその時の写真だ」




龍生から渡された写真を受け取った飛鳥は勿論、夕禅、修介、カイン、大鳳の4人も龍生から渡された写真を見た。




佐倉提督「確かにこの兵装は秋月型だな、だが変だ」




カイン提督「修介少将変とは?」




佐倉提督「秋月型のオリジナル艤装は連装砲が自立式になっている、中佐の所の天津風の艤装みたいなものだな、だがこれはそうじゃない。オミットしたにしても簡素過ぎる。それに脚部艤装が特1型のままだ、恐らく急造品だろう」




大堂元帥「その通りだ、第3の整備長と明石にこの写真を見せたところ程度の悪い急造品だそうだ、造りも何もかもな、写真で見ても直ぐわかったそうだ。」




大川提督「秋月姉妹は確か第18鎮守府の若林大佐の所属だったはずだが、まさか」




中村提督「好戦派に強襲されて若林大佐は殺され今日の0017に遺体が発見された。死後3日は経っている」ピラ




そう言って蓮次が見せたのは諜報班の報告書、若林大佐の検死記録と第18鎮守府を写した監視衛星からの写真だった。その写真には古い倉庫に鎖に繋がれて入れられているところの秋月、照月、凉月、初月と航空巡洋艦娘の筑摩と熊野の姿が移っていた。




大川提督「この6人は所属していた娘で間違いないな、覚えがある」




敷島提督「で、元帥俺ら呼んだってことは勿論…」




大堂元帥「ああ、そうだ。時間は一刻を争うこれより救出作戦のブリーフィングを行う。」







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0000 第18鎮守府周辺 渓谷前




大堂元帥『こちら空中管制機シエルウイユ、エッジ、ボルツ聞こえるな?ポイント1を通過した』




大川提督「こちらエッジ感度良好」




滝本提督『こちらボルツ同じく』




大堂元帥『OKだ、では作戦を始める。高度600メートル以下を維持し飛行しろ、無線は鎮守府上空に着いたら封鎖を解除する』




大川提督「ウィルコ、祥鳳も頼むぞ」




祥鳳「はい!」




滝本提督『最上もよろしくね』




最上『了解だよ、それにしてもハリヤーってこうなってるんだ』




滝本提督『まあね、それにこれは元々単座式のを複座式に改良したやつだからね』




大川提督「飛鳥お喋りは後だ、しっかりついてこいよ、祥鳳少し無理な操縦をするからな覚悟はしといてくれ」




祥鳳「了解です!しっかりサポートさせてもらいます!」




滝本提督(怒られちった)




最上(しゃーねーなー)




そして夕禅の操縦するF14スーパートムキャットと飛鳥のAV8Bハリヤー2が渓谷内へ突っ込んでいった。渓谷から顔を出せば敵に発見される、コースを外れると崖にキスと限られたスペースをかいくぐっての飛行だった。




祥鳳「うわっ、崖が直ぐ横に流れてる…!凄い……!」




大川提督「舌を噛むぞ、祥鳳。飛鳥はついてきているようだ」




滝本提督「勘弁してくださいよユウさん!付いていくだけでも精一杯なんですから!」




最上「それでも凄いよ…!意識が飛びそう…!」




大川提督「祥鳳覚悟しろここでハイGターンだ」




滝本提督「最上!歯ぁくいしばれっ!ハイGターンだ!」




大川提督(艦長も変わらんな、あんな風に指揮を執るとはな)




そう思いブリーフィングを思い返していた。




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1300 大本営 ブリーフィングルーム




そのブリーフィングは6人の提督達の鎮守府にも中継されており全ての人員を確認し終えた時に元帥が口を開いた。




大堂元帥「これよりブリーフィングを始める、皆がこれから行う任務は合同作戦だ、それだけ今回の作戦の重要性は高いことを伝えておく」




大堂元帥「最近動きが無かった海軍好戦派に動きがあった。その一団は第18鎮守府の若林大佐を始め施設要員を殺害、所属艦娘を幽閉し、そのまま第18鎮守府を占拠している。目的は防空駆逐型艤装の量産だ」




ざわめきが起こったが元帥は気にせずに続けた。




大堂元帥「今回の任務はその占拠された鎮守府施設の奪還、幽閉されている秋月、照月、凉月、初月、筑摩、熊野の6名の救出、それとあそこで量産されている艤装及び生産ラインの破壊だ」




ここで第18鎮守府の衛星写真が出て来た、撮影された時間は1230、つい30分前のものだ。




大堂元帥「見ての通りこの鎮守府の前面はほとんどが海となっており遮蔽物はない、なおかつ奴らが近海に機雷を撒いているため海からの接近は困難だ。だが」




元帥が写真を切り替えるとそこは鎮守府の直ぐ裏手に面する渓谷だった。




大堂元帥「諜報班の調べでこの渓谷には高度センサーのみで見張りが皆無、つまり接近し奇襲するならここからになる。各隊は夜の闇に紛れ接近しまず大川中将、滝本大佐の2名は戦闘機でこの渓谷に侵入し、0010に鎮守府に先制攻撃を仕掛け奴らが持ち込んだ装甲車両、戦車を破壊。それと同時に渓谷から下った佐倉少将率いる第5、第7、第14に所属する艦娘連合部隊が突入を行い後続部隊の着陸地点、幽閉場所である倉庫周辺の着陸地点の確保。その5分後にヘリで敷島少将と配下の艦娘、カイン中佐と配下の艦娘と大潮の救出部隊、そして強襲制圧部隊『ドレイク』が突入し鎮守府施設を制圧し奪還する。質問はあるか?」




そこまで聞いてまず画面の向こうで1人が挙手をした。




扶桑『第14鎮守府滝本飛鳥の秘書官、扶桑です。確認ですがこの作戦は所属人員全員で第18鎮守府に向かうのですか?』




大堂元帥「いや、直接作戦に参加する人間は俺達で選ばせてもらった。こうだ」




そう言って画面が変わり作戦参加者の名前が映った。


第5鎮守府 春風、五十鈴、大潮、松風、狭霧、海風


第7鎮守府 五月雨、祥鳳、初霜、阿武隈、野分、嵐、鬼怒


第11鎮守府 時雨、不知火、若葉、足柄、龍田、朝霜、磯波


第14鎮守府 最上、満潮、黒潮、親潮、吹雪、白雪、由良


第3鎮守府 如月、長月、菊月、三日月、天龍、長良




扶桑『参加者は解りました。残りの者は各々の鎮守府の守備に回るということでしょうか?』




大堂元帥「そうだ、戦力が出払ってる所を狙う可能性もある、第2鎮守府の連中にも監視をさせるが自分の家は自分で守れ。いいな」




扶桑『了解しました。ありがとうございます』




春風『第5鎮守府秘書官の春風です。申し訳ありません元帥様、何故大潮さんが救出部隊に入っているのでしょうか?』




大堂元帥「救助ヘリの護衛にスナイパーが欲しいからだ。若葉と菊月がいるがまだ欲しいその為大潮には救助ヘリに同乗してもらう。これでいいか?」




春風『はい、ありがとうございます』




不知火『第11鎮守府所属の不知火です。元帥、何故最初に戦闘機での奇襲を?見張りがいないなら渓流を下り我々だけで奇襲を仕掛けたほうがよいと判断しますが』




大堂元帥「確かに一理ある、だが今回は夜間での奇襲となり足の早いものが必須の為足の遅い戦艦艦娘を編成出来ん、さっき出てきたが連中は装甲車両10、戦車8は確認されている。奇襲してすぐ壊せるならいいが侵入地点と距離があり駆逐、巡洋の通常火力では無力化は厳しいところがある。更に洗脳した深海棲艦も戦力として運搬したのも確認されており艦娘達はこれの排除と制圧部隊の支援、戦闘機組は装甲車両等の排除が任務となる。言葉足らずですまなかったな。これで大丈夫か?」




不知火『はっ、ありがとうございます』




大堂元帥「他に質問はないな?さっきも言ったが自分の家は自分で守れ、外に出てる奴らの帰る場所を守るんだ」




全員「了解!!!」




大堂元帥「よし、では参加指定された者は1700までに大本営に来い。以上だ」




元帥の作戦計画の後、各々の鎮守府では


第7鎮守府


古鷹「五月雨ちゃん皆をお願いね、ここは私達が守るから」




五月雨「了解です!五月雨以下7人は生きて帰ります!」


第11鎮守府




朧「じゃあ時雨も皆も気をつけて。こっちは心配しないで」




時雨「大丈夫だよ、朧も綾波も夕立も皆が居るんだ。任せるよ」


第14鎮守府




最上「扶桑、山城皆行ってくるね」




扶桑「ええ、皆気をつけてね」

山城「不幸がないようにね」




最上「はっはっはっ、洒落にならないよ山城」ニカッ


第5鎮守府




春風「千歳様、指揮権は譲渡致します。ここをよろしくお願いします」




千歳「わかったわ、皆生きて帰りなさい。帰ったら祝杯ですよ♪」




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0008 第18鎮守府 渓谷出口




鎮守府直ぐ横に隣接する森に佐倉少将率いる部隊がスタンバイしていた。




佐倉提督「皆、準備は出来ているな」




春風「はい、司令官様」




満潮「合図は司令官達の戦闘機が爆撃を開始したら、その後手筈通りのポイントを制圧。私達はドレイク隊の着陸地点の確保」




五月雨「私達は救助ヘリの着陸地点の確保、その後は施設内東にある生産工場の破壊ですね」




佐倉提督「その通りだ。もう来るぞ……」




その言葉通り自分達の頭上を2機の戦闘機が通り過ぎ鎮守府に爆撃を開始した。




佐倉提督「よし!状況開始だ!全員死ぬなよ!」




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同時刻 渓谷出口




大堂元帥『エッジ、ボルツポイント4を通過、無線封鎖解除。鎮守府まで残りわずか』




滝本提督『よっしゃぁ!抜けた!最上準備は!?』




最上「投下準備完了!いつでもいいよ!」




大川提督「鎮守府施設を視認、目標地点に到達した」




夕禅の言葉を聞き元帥の合図が出た。




大堂元帥『攻撃開始、目を覚まさせてやれ。時間が経つほどこっちが不利になる、さっさと片付けろ』




大川提督「了解、さあモーニングコールだ」




祥鳳「誘導爆弾投下!」




滝本提督「皆さんおはようございまーす!」




最上「爆弾投下!」




大川提督「エッジFOX2」


滝本提督「ボルツFOX2!」




夕禅と飛鳥は速やかに攻撃に移り装甲車両や戦車には誘導爆弾、ヘリにミサイルによる攻撃を行い轟音と共に次々と爆散し鉄屑になる、無線には突然の攻撃に対応出来ず混乱する好戦派の無線通信が聞こえた。




好戦派兵士『敵です!攻撃です!』


好戦派兵士『敵はどこから侵入したんだ!?』


好戦派兵士『サーチライトを付けろ!敵の攻撃機が全く見えない!』


好戦派兵士『大変です!北西の門から敵部隊が侵入!対空砲がやられました!』


好戦派兵士『装甲車両、戦車が全滅…!動かせる車両がありません!』


好戦派兵士『ヘリがやられました!破壊の影響で艤装保管庫が使用出来ません!』


好戦派兵士『司令官を叩き起こせ!気を使ってる場合か!』




大川提督「目標破壊を確認、飛鳥俺達は支援に回るぞ、もうすぐドレイク隊が来る」




滝本提督『ウィルコ』




その時夕禅と飛鳥の機体に無線通信が入った




ドレイク1『こちらドレイクただいま到着した』




満潮『こちらボルツ4!着陸地点確保!いつでもいいわ!』




ドレイク1『着陸地点視認確認。ありがとよ嬢ちゃん達、これより着陸する』




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鎮守府内 北西門付近




ドレイク隊を乗せたヘリが着陸するなか、満潮は由良達と作戦の最終確認をしていた。




満潮「打ち合わせ通り、由良さん、親潮、白雪は他のドレイク隊と一緒にここのヘリの護衛を、私と黒潮、吹雪の3人は突入部隊と進軍よ!」




由良「了解よ、こっちは任せてね」




その間に着陸したヘリからドレイク隊の隊員達が次々とヘリから飛び出してきた。




ドレイク7『「仲間を信じて前へ進め!よし、これより施設奪還を開始する!」』




満潮「よし!行くわよ2人共!」




黒潮「了解や」

吹雪「了解!」




満潮「こちらボルツ4!これよりドレイク隊の支援に入る!」



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同時刻 鎮守府内 倉庫前




五月雨「こちらエッジ2、目標地点の制圧完了しました。敷島提督何時でもどうぞ!」




敷島提督『こちらブレイズ只今到着!着陸する!』




カイン提督『こちらマーレ到着しました。着陸に移ります』




五月雨「ヘリ着陸後は私達は予定ポイントへ移動、生産ラインを破壊します!」




艦娘達が幽閉されている倉庫の前に戦闘ヘリと輸送ヘリが着陸し戦闘ヘリからは敷島少将が、輸送ヘリからは時雨、不知火、足柄、龍田、朝霜、如月、長月、三日月、天龍、長良が出て来た。




若葉「提督、留守は預かる」




磯波『こちらはお任せ下さい』




敷島提督「頼むぜ若葉、磯波、時雨!不知火!足柄!龍田!朝霜!行くぞ!!」




5人「了解!」




カイン提督『龍生少将そちらは頼みます。菊月さんと大潮さんはここから狙撃を、如月さん達は敵兵士をヘリに近づけないで下さい』




菊月「了解」

大潮「了解です!」




カイン提督『如月さん、出し惜しみは出来ません、アレを使いますよ』




如月『!、了解よ司令官!』




カインと如月が同じタイミングで目を閉じた、次の瞬間如月の瞳がカインと同じ赤と金色のオッドアイに変わっていた。




如月「天龍さん!三日月ちゃん!そちらから敵兵が接近、15秒後に会敵します!菊月ちゃんは援護を、大潮ちゃん、長月ちゃん、長良さんは他方向からの敵に警戒を!」




天龍「了解だ!三日月先手取るぞ!」つ刀




三日月「はい!ヘリと倉庫には近づけさせません!」つレンチメイス




敷島提督「おらぁ!!」ガァン!!




足柄「本当に提督は凄いわね!こんな分厚い鉄の扉を蹴破るなんて」




龍田「人間辞めてるわねぇ、凄いわぁ」




敷島提督「ありがとよ!おい、生きてるか!?」




「うう……だれ?」




不知火「お待ち下さい、今鎖を外します」




敷島提督「引き千切ったほうが早えだろ」




龍田「本当に人間辞めてるわねぇ」




その救助のなか絶えず銃声が響いており敵味方関係無しに無線が入ってくる。が




ドレイク31『よし、今の支援攻撃で目の前の敵が一掃された!』




ドレイク9『目の前の見晴らしが良くなった。嬢ちゃん達礼を言う!』




敷島提督「順調だな」

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好戦派司令官『状況は!?被害の規模は!?』


好戦派兵士『被害が大き過ぎます!奇襲と言うだけでは説明出来ません!』


好戦派兵士『大変です!倉庫に拘束していた艦娘達が敵に奪われました!』


好戦派司令官『何だと……!ええぃ…!ヘリごと破壊しろ!そして脱出の時間を稼ぐんだ!例のものも運びだせ!』


好戦派兵士『り、了解しました!』




大川提督「例のものだと?」




祥鳳「なんでしょうか?」




大川提督「まあ、想像は出来る」




大堂元帥『こちらシエルウイユ、トリガー、ドレイク隊、敵の増援を確認した、洗脳深海棲艦だ気を付けろ』




佐倉提督『こちらトリガー了解』




ドレイク1『こちらドレイク隊了解!お前ら!あちらさんはまだサービスご希望だ!鉛弾をたらふくくれてやれ!』




ドレイク隊『サー、イエッサー!』




ドレイク17『こちらドレイク17、敵の増援と会敵した。艤装装備の歩兵と洗脳した深海棲艦に作った艤装を無理矢理装備させている模様、シエルウイユ近接航空支援を要請する』




大堂元帥『了解だ、今向かわせる』




大川提督『こちらエッジ、私が行こう。ドレイク17!1分後に深海棲艦用貫通爆弾を投下する!巻き込まれるなよ!』





時雨『こちらブレイズ1!目標の救出成功!予定通りトリガーの指揮下に入る』




佐倉提督『こちらトリガー了解、ブレイズ1はそのままドレイク17の支援に向かえ!』




時雨『ブレイズ1了解!リュウ、若葉、磯波、朝霜そっちは任せたよ』




若葉『こちらブレイズ4、心配するな』




朝霜『先に帰ってるぜ!大潮!こっちのスナイパーライフル借りるぞ!』




敷島提督「よし!俺達は先に離陸する!カイン!そっちも急げよ!磯波!兵装は使用出来るな!?」




磯波「はい!ハイドラもヘルファイアも準備完了です!」




カイン提督「全員乗りましたかっ!?」




長良「はい!救助者含め全員いますよ!急いで!」




菊月「ちっ!まだ来る……!」




大潮「ドーン!ヘッドショットです!」




長月「菊月、予備のスナイパーライフル借りるぞ」




輸送ヘリからの若葉を始め大潮と菊月、それに長月、朝霜も加わり切れ目のない狙撃にさらされ歩兵用の兵装や駆逐艤装の射程に入ることができない好戦派の兵士達は為すすべがなく釘付けにされていた。


好戦派司令官『何をしている!さっさと撃ち落とせ!!』


好戦派兵士『駄目です!向かった部隊はほぼ壊滅し、まともに動ける者がいません!』


好戦派兵士『相手は中隊一個レベルなんだぞ!?何故いいようにやられるんだ!?』




カイン提督『こちらマーレ!離陸します!ブレイズは援護を!』




敷島提督「こちらブレイズ了解だ!FOX3!」




磯波「ヘルファイア発射!」




龍生の操縦する戦闘ヘリ、AH64アパッチから発射された空対地ミサイル、通称ヘルファイアにより輸送ヘリに接近しようとしていた好戦派兵士達は爆発に巻き込まれ輸送ヘリの離陸を許してしまった。更に…




滝本提督「これも持ってけ!」




最上「燃料気化爆弾投下!」




飛鳥による急降下爆撃、燃料気化爆弾を落とされあまりもの爆発に転がっていた好戦派兵士の死体もろとも兵士達は吹っ飛ばされた。




滝本提督『こちらボルツ、マーレを視認!これよりブレイズと共に護衛に合流する!』




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ドレイク53『こちらドレイク53!気化爆弾の爆発を確認!輸送ヘリの離脱に成功したようです!』




ドレイク4『そんなの爆発音聞きゃわかる!頭を下げてろ!深海棲艦は嬢ちゃん達が始末してくれる!』




春風「こちらトリガー1、参りました。皆さん始めましょう」




五十鈴「トリガー4了解!私は一番デカいのをやるわ!春風!そっちはお願いね!」




春風「はい、皆さん撃ち方、始め……!」つペイルライダー




松風「了解、こんなの僕の趣味じゃないんだけどなぁ」つバズーカ(通常弾)




海風「よく狙って…てーー!」つバズーカ(榴弾)




狭霧「撃ちます!」つロケットランチャー




4人が放った戦車をも吹っ飛ばす火力の兵器が洗脳深海棲艦達に殺到しこれを撃破した。春風が五十鈴の方を確認したところ彼方も終わっていたようだ。




春風「……動きが単調で問題ありませんでしたね」




ドレイク4『的確な支援感謝する!おい!この機を捉えて一気に前進しろ!』




ドレイク12『よし!3つ数えたら一斉に走るぞ!』




各要所を制圧したドレイク隊は予定通り敵司令部がある建物の入り口に集まっていた。その数60人、中にはバズーカやグレネードランチャーを携えている者もいた。何より特筆するのは的確な支援かあったとは言え1人も戦死者どころか負傷者を出していないドレイク隊の精強さだった。




ドレイク2『よし、これからうちの屈強な従業員達がお客さんの家のお掃除に伺う』




ドレイク1『まだ立て籠ってる連中が多いな!だがこれ以上は待てん!』




ドレイク1『突撃開始!抵抗するものは皆殺しだ!!』




ドレイク26『ヨシ!行ケ行ケ行ケ!』




ドレイク18『撃って来やがった!5時方向!』




ドレイク59『怯むな!お返しだ!』




ドレイク3『撃てっ!!』




ドレイク1『突っ込め!バリケードを踏み潰せ!!』




ドレイク6『ドレイク6突貫シマス!』




ドレイク37『俺も突っ込む!続け続け!!』




無線からは怒号が響き、建物からは銃声が絶え間なく続いた。収まったのは突入から2分後、一本の無線が入った。




ドレイク1『こちらドレイク1』




ドレイク1『制圧完了!施設奪還に成功した!』




五月雨『こちらエッジ2、生産ライン及び艤装の破壊完了しました!』




カイン提督『こちらマーレ、離脱ライン到達。機体も問題ありません』




大堂元帥『こちら空中管制機シエルウイユ、了解だドレイクを始めエッジ、ブレイズ、ボルツ、トリガー作戦終了。明朝に大本営から兵を送る、そこで待機だ』




ドレイク1『了解!捕虜はボディチェックの後身ぐるみ剥いで嬢ちゃん達にやったように鎖巻いて死体と一緒に倉庫に突っ込んでおけ!残りは掃除だ掃除!』




阿武隈『掃除って…本当にやるんですね……』




ドレイク1『ああ、汚いままだと祝杯が出来ないだろ?』




野分『祝杯?』




ドレイク1『缶ビールだが酒は用意してある』




ドレイク24『隊長!つまみになりそうなのと酒を発見しましたーー!』




ドレイク1『まあビールは嬢ちゃん達の分もあるから来てくれよ』




嵐『やっほう!俺達も行こうぜ!』




佐倉提督『やれやれ、各員あまり羽目は外すなよ』




時雨『ふふっ、佐倉少将から許しが出るなんてね』




春風「士気に影響出ますからね、英断です修介様」




ドレイク1『お前ら、少将殿と嬢ちゃん達が来る前に終わらせるぞ!』




ドレイク隊隊員『サーイエッサー!!』




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天龍「下は盛り上がってるみたいだな」




カインが操縦する輸送ヘリの中で大本営へ帰路についていた天龍が羨ましそうに呟いた。




三日月「まあまあ、ドレイク隊の皆さんが奪還した施設を綺麗に掃除して祝杯を上げるのはいつものことじゃないですか」




天龍「まっ、そうだけどよ」




如月「ふふ、大丈夫よ鎮守府に帰ったら改めて祝杯を上げましょう」




長良「ちょうどミズキさんから電文で『デザートはパンプキンパイでいい?』だってさ」




カイン提督「やれやれ、母さんもこんな時間まで起きてなくていいのに……でも僕達は一度大本営に行って救助した皆さんを降ろさないといけませんよ、若葉さん達はどうしますか?」




若葉「私達は第3鎮守府まで付き合おう、そっちのほうが私達の鎮守府も大潮の鎮守府も近い」




大潮「若葉ちゃん本音は?」




若葉「パンプキンパイが食べたい」




朝霜「ホントに甘いもん好きだな!?」




敷島提督『おーい遠足気分か?』




輸送ヘリと並走してAH64を操縦していた龍生が少し呆れた様に突っ込みをいれてきた。




滝本提督『まあまあリュウさんいいじゃないですか。作戦は終わってますし』




敷島提督『あのな飛鳥、俺達まだ救助者の護送中だ。作戦は終わっても任務は終わってねえよ』




若葉「そうだったな、すまない提督少し緩んでいた」




敷島提督『まっ、わかってくれるなら固いことは言わねぇよ』




カイン提督「あはは…すいません龍生少将。夕禅中将どうしましたか?何か考えているみたいですが…」




カインは任務中とは言えいつも以上に口数が減っていた夕禅のF14に通信を入れた。




大川提督『ああ、いや気になることがあってな、少し考えていた』




滝本提督『気になることですか?』




大川提督『皆に聞く、お前達が見て連中が付けていた量産型艤装はわかるか?』




祥鳳『えっと…私は兵士が駆逐で吹雪型と陽炎型、あとは秋月型がいたと…』




最上『部隊長クラスは軽巡だったね、あれは神通のだ』




滝本提督『洗脳してた深海棲艦達は重巡が中心だった、イ級やロ級に摩耶の艤装積ませてましたよ』




大川提督『ふむ、如月お前はどうだ?あの時の状態のお前なら判別出来ると思うが』




夕禅に話を振られた如月はその時の状況を思い出しながら答えた。




如月「私が確認出来たのは確か…駆逐は吹雪型、綾波型、陽炎型、夕雲型、島風型と秋月型で軽巡は川内型と阿賀野型、重巡は最上型、利根型、高雄型だったわ。空母はいなかったのと艤装の砲身の配置であれは…金剛型だったかしら?」




大川提督『やはりそうか、如月ありがとう。今度お礼をさせてくれ』




如月「あら、本当ですか?なら…」




そう言った如月は夕禅にプライベート通信に切り替え真剣に




如月『司令官の落としかたを教えて下さい』マジトーン




大川提督『だろうな』




敷島提督『何言ったか夕さんの反応で想像できた』




祥鳳『如月ちゃんらしいですね、それで何が気になったんですか?』




大川提督『好戦派の作った艤装が全て好戦派に何らかの形で関わっている艦娘のものだ、如月が見た最上型と利根型、恐らく熊野と筑摩の複製だろう。駆逐は今は島風しか好戦派にいないがデータなら暁型と白露型と朝潮型以外ならあるはずだ』




滝本提督『そうっすねそう言やサイパンのときも赤城型と加賀型艤装の奴らもいましたけど、あれ?何で今回いなかったんだ?』




大川提督『恐らく生産ラインが違うんだろうな、急造品のものはここで作られ、別の場所で作ったのを車両と一緒に持ち込んだのだろう』




長月「そこまでして戦争がしたいのか連中は……!」




菊月「まさに愚行だな、自分達の負けを認めたくないだけで…」




磯波『……話を聞いて理解してくれる深海棲艦の人達と話を聞いてくれない人間の人達、どっちが化け物なんでしょうか?』




敷島提督『磯波、今のその考え方忘れるなよ』




大川提督『私達が本当に戦わなければならないのは今回のような馬鹿げた事を平然と行う人間、深海棲艦なんだろうな』




夕禅のその言葉を聞きその会話に入っていた全員が沈黙した。自分は何と戦わないといけないのだろうと、しかしその答えは自分で考え出すしかないことを全員が理解していた。各々が考えるなか大本営へ向かっていた。




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合同作戦から3日後、第7鎮守府




今は昼食時で夕禅以外の者達で食卓を囲んでいた。




江風「いやー!やっぱりみっちり訓練した後の飯は美味いな!リコちゃんおかわりある?」




リコ「ハイ!マダイッパイアリマスヨ!ドレクライニシマスカ?」




江風「一杯目とおんなじ量で!」




リコ「ワカリマシタ!」




鬼怒「よく食べるね~江風は、太るよ?」




江風「食った分体動かしゃ大丈夫だよ、ってな訳で名取さん!午後得物の近接訓練お願いします!」




瑞鳳「お姉ちゃん!午後艦載機の訓練やろっ!」




祥鳳「瑞鳳、昨日も長時間やったでしょ?オーバーワークは駄目よ」




瑞鳳「む~」




古鷹「ふふっ、ん?」




皆と食事をしながら談笑していた古鷹だが外で妖精さん達が慌ただしく走っているのに気が付いた。




阿武隈「どうしました古鷹さん?」




古鷹「うん、妖精さん達が走り回ってて、なんだろう?」ガチャ




妖精1「あれすてぃんぐわいやーじゅんびしろー」




妖精2「いそげー、せんとうきがつっこんでくるぞー」




妖精3「ぱいろっとをしなせるなー」




古鷹「えっ?」




阿武隈「戦闘機が突っ込んでくる!?」




その2人の反応に残りの全員が反応した。




加古「は?」

天霧「はぁ!?」

江風「どういうことだよ!?」

瑞鳳「戦闘機!?」

鬼怒「ヤバいって逃げよ!」




初霜「ああ、大丈夫ですよ」モグモグ




天霧「呑気に食ってる場合じゃねぇだろうが!?」




名取「妖精さん、向かってくる戦闘機ってわかりますか?」




妖精4「えふじゅうよんです」




野分「F14……」




名取「もう1つ、鎮守府の何処に向かってますか?」




妖精5「こうしょううらのところです」




加古「工廠裏?あそこ工場終わったんだ」




涼風「まあ見た方が早いねぇ、行こっか」




古鷹「そうだね、五月雨ちゃん皆をお願いね」




五月雨「分かりました」




古鷹は先に食堂を出て何処へ向かってしまい要領を得ない者も五月雨達に付いていき食堂を出た。




第7鎮守府 工廠裏発着場




嵐「いつの間にこんなもんを…ってかこれは」




天霧「発着場か?にしては狭くね?それになんか空母の甲板みたいだな」




瑞鳳「着陸するにしても狭すぎるよ、どうするの?」




鬼怒「あっ!来たよ!」




皆が発着場に着いたのと同じ位に戦闘機が向かってきた。速度を徐々に下げて来ており着陸しようとしている。




妖精1「あれすてぃんぐわいやーをはれー」




妖精さん達が出て来てワイヤーのような太い綱が発着場とは直角に張られた、よくみたら戦闘機の下部にフックのような物を瑞鳳は見つけた。




瑞鳳「成る程、あそこにアレスティングワイヤーってのを引っ掛けるんだ」




瑞鳳が思った通り、フックにワイヤーが引っ掛かり急激に失速、無事に甲板状の発着場に戦闘機は着陸に成功したようだった。その着陸した戦闘機から降りてきた人物がヘルメットを外した。乗ってきた人物に加古達は驚きを隠せなかった。




7人「提督!?」




大川提督「すまないな驚かせてしまって、今帰った」




江風「な、何で提督が戦闘機に乗ってんだよ!」




大川提督「ああ、元帥がな「置いとく場所が惜しい、好きに使っていいから持って帰ってそっちで管理しろ」と言われてな、今日こいつのハンガーが出来たと聞いていたから乗ることになったんだ」




加古「そうなのか…、ってかハンガーって何処に?」




古鷹「この地下みたいですよ、この甲板状の発着場がそのままターンテーブル式のエレベーターになっててそのまま地下ハンガーに保管するそうです」




大川提督「発進用の蒸気カタパルトまで作るとは、ここまでされるとは思ってなかったよ」




妖精1「がんばりましたー」


妖精2「これがようせいのそこぢからー」


妖精3「ようせいのぎじゅつりょくはせかいいちー」




妖精さん達が嬉しそうに騒いでいた横で夕禅の後にもう1人降りてきた。ヘルメットをしている為顔はわからないがパイロットスーツから主張している2つの山を始め女性であることが一目でわかった。




初霜「提督、そちらの方は?」




大川提督「ああ、今日からまた1人配属になる娘だ。ん、どうした?」




「あの、ごめんなさい、これどうやって外すんでしたっけ?」




どうやらヘルメットを外したくても外し方が分からなく四苦八苦しているようだった。




大川提督「これはな、こうやって……」




「あっ外れました!」




祥鳳「えっ?あなたは……」




祥鳳以外にも何人かその娘、明るい茶髪のセミロングの髪型に黒い鉢巻をした艦娘に見覚えがあった。




五月雨「あなたは…照月さん?」




照月「あっはい!今日から配属となりました照月です!よろしくお願いします!」




初霜「もう大丈夫なんですか?」




照月「はい!助けて頂きましてありがとうございました!今日からよろしくお願いします!」




照月の紹介もそこそこに瑞鳳を始め何人かが子供のようなキラキラした目でF14を、間近で戦闘機を見上げていた。




瑞鳳「うわぁ!すごーい!」




嵐「本物の戦闘機なんて初めて見たぜ!」




天霧「アメリカ軍じゃとっくに退役したからな、尚更実際に飛んでるのは見れない機体だな!」




鬼怒「アメリカ以外ならまだあるの?」




天霧「中東のどっかがまだ近代化改修して使ってるみたいだぜ」




阿武隈「そんな機体をなんで提督は乗ってるんですか?」




大川提督「元帥や前元帥が色々パイプを持っていてな、9年前に使ってた私の機体を再現したらしい、機体自体は有ったんだが足りないパーツ類を全て向こうの人間に流して貰った組んだと言っていた。その為こいつの中身は近代化改修してるよ」




野分「司令、機体に付いているこれは…部隊章?」




野分が気づいたのは機体に付いているマークだった。自分達のものとは違い桜吹雪が無く刀ののみで「EDGE」と入っていた。




大川提督「それは私のパーソナルマークだ、元々エッジというのも私のTACネームでな、それにちなんだものを付けていたんだ」




嵐「TACネーム?」




大川提督「戦闘機に乗ってるときの渾名みたいなものだ。所属と名前を隠すものでな、各々にちなんだものをつけるんだ」




江風「それで何でエッジなんだ?」




大川提督「私が当時の所属部隊の中でナイフを使った白兵戦訓練で負け知らずだったからだ。パーソナルマークにした時にナイフだともの物足らなくて刀にした」




阿武隈「確かに…艤装のバックアップあっても提督に勝てませんよ……」




瑞鳳「提督、これ複座式ですよね?私も乗りたい!」




嵐「瑞鳳さんずりぃ!司令俺も乗せてくれよ!」




大川提督「簡単にいうがそんなにポンポン飛ばしたらあっという間に燃料が無くなるぞ、乗せてやるにしてもパイロットスーツを採寸して用意する必要もある」




鬼怒「追々考えてくれるってことだよね?分かったよー」




大川提督「皆、一度食堂へ行くぞ、食事の邪魔をしてしまったからな。照月も一緒に行くぞ」




照月「はい!」




呼ばれた照月がトテトテと提督の後に着いていった。がその時の照月の表情と様子を見て




古鷹「……」




野分「?」




約2人程妙な違和感を覚えた。




その日の夕方




大川提督「ふう、明後日の分も終わったな。古鷹、ありがとう」




古鷹「いえいえ、大丈夫ですよ。提督もお疲れ様でした。」ニコッ




夕禅は微笑む古鷹を見てふと




大川提督「やはり古鷹の笑顔を見ると安心するな、見ていたい」




古鷹「もう、提督ったら……」///




そんな談笑をしていた時にノックがした、した人物は……




野分「司令、野分です。今よろしかったでしょうか?」




大川提督「大丈夫だ、どうぞ」




野分「執務中失礼します」




古鷹「どうしたの?野分ちゃん、執務室に来るなんて私席外しましょうか?」




野分「いえ、大丈夫です古鷹さん。少し照月さんのことで……」




大川提督「…聞こう、続けてくれ」




野分「2つ程あります、何故司令の元にこんなに早く配属が決まったのでしょうか?それと照月さん、何やら思い詰めてるみたいですがそれと関係があるのでしょうか?」




大川提督「成る程な、質問に答える前にこの話をしておく、その事を疑問に思ったのは今のところ野分とここにいる古鷹だけだ。勿論古鷹にも聞かれたのでもう知っていることを話しておく」




野分「は、はい」




大川提督「一言で言うと仇討ちだ」




野分「仇討ち?……あっ」




大川提督「そういうことだ、これは照月だけではない、姉の秋月や妹の涼月達も同じ様にリュウ達の所に今日配属した。理由は自分達によくしてくれた提督を始め鎮守府施設の人間を殺した好戦派にその仇討ちをしたいとの事だった。照月達は元帥に何度も直談判をし少し騒ぎになったそうだ」




野分「……」




大川提督「もう1つの質問の答えだが、私達の元にくれば好戦派と戦う機会が多いと考えたそうだ」




野分「…成る程。確かにここはいうなれば前線基地になりますから戦えると判断したんですね」




大川提督「そういうことだ。私やリュウ達の元に来れば必然と好戦派、深海棲艦と戦う事は多くなる。照月達はそれを望んでいる。好戦派に対する報復をな」




大川提督「これを話した上で頼みがある。野分、嵐達と一緒に照月の面倒を見てやってくれないか?同じ境遇を経験した者がいればいい方向に変わってくれるかもしれんからな。頼んでもいいか?」




野分「分かりました、慎んでお受け致します」




大川提督「すまないな、仕事を増やすようで。この件で何かあったら遠慮なく言ってくれ、出来る限りフォローはする」




野分「ありがとうございます、司令。では失礼します」




大川提督「ああ、おっとそうだ野分」




夕禅に呼ばれ部屋を出ようとしていた野分は足を止めた。




大川提督「阿武隈とはちゃんと話せたようだな。良かったよ」




野分は一瞬驚いたようだったが顔だけ向き直り




野分「はい、お気遣いありがとうございます」ニコッ




それだけ言って執務室を出た。出ていった野分はポツリと




野分「あなたについてきて良かったと思いますよ、司令」




その表情は好きな人に頼られて嬉しいのと務めを果たさなければという思いが合わさっていたが端からみると恋する乙女の表情に似ていた。しかしこんな表情を見られればまた嵐あたりにからかわれる、そう思い気持ちを切り替えて仲間達の所に向かった。


後書き

読んで頂きありがとうございました!
仕事が忙しくなって来ました。あれやりたいこれやりたいと浮かんでは消えての感じになってしまいます。ちなみに大鳳が出てますが筆者は3日前にお出迎えが出来たのはある意味奇跡だと思ってます。
5月にはイベントですね、今度こそお出迎え出来るように頑張ります!


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2019-06-04 08:48:58

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1: めぐらー 2019-06-04 08:50:56 ID: S:d-UWfO

面白いのでマイペースで良いので続けていただけたら嬉しいです!!

図々しいですが時雨の所属する鎮守府の話も欲しいです(*・ノェ・)コッソリ


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