2019-04-21 16:52:07 更新

前書き

第一位と第二位の幻想入り その5です。


第一話、妖怪退治屋HAKの方針


垣根「一方通行、霊夢」


霊夢「何よ」


垣根「……最近仕事減ってないか?」


一方「そりゃァテメェらがあンなに妖怪共をぶちのめしてたンだから当然だろ」


霊夢「あんたが一番楽しんでたじゃない」


垣根「でもさ、このままじゃ食ってけなくね?」


霊夢「……それは大問題ね」


一方「霊夢の分の食費を回せよ」


霊夢「なんでよ!!」


一方「あァ!?殺すぞ居候の分際で!」


霊夢「ここ建てるまで面倒見てやったのは誰だと思ってんのよ!!」


垣根「別に俺らだけでも大丈夫だったけどな」


霊夢「……ふん!あっそ!」プイ


垣根「おい一方通行、テメェのせいで拗ねちまったじゃねぇか」


一方「俺のせいかよ」


垣根「でも実際、これだけじゃ食ってけねえぞ」


一方「……つってもなァ…」


垣根「うーん…」


コンコン


一方「垣根、テメェが出やがれ」


垣根「はいよ」スク





























ガララ


垣根「どちら様だ?」


村人「おお!男か!ちょうど良かった。ちょっと手伝って欲しいんだけどよ」


垣根「……はぁ。……どこだ?何をすれば良い?」
































村人「いやぁ〜助かったね。これはほんのお礼だ」チャリン


垣根「!いいや、こちらこそ」


垣根(そうか…!こうすりゃあいいのか!)


垣根「そうと決まれば早速…!)




























垣根「オイテメェら。いい方法を思いついたぞ」


霊夢「聞いてやろうじゃない」


垣根「その方法とは…ズバリ!」


垣根「妖怪退治以外もすれば良いじゃないか!」


一方「な、なンだってー!」


霊夢「確かに…!」


垣根「盲点だったぜ…!こんな簡単な事にも気づけないなんて…」


一方「垣根ェ!急いで料金プラン作ンぞォ!!」


霊夢「宣伝してくるわ!!」ガタッ


垣根「この仕事の料金は--」
























垣根「ある程度は決まったな」


一方「ま、しばらくはこれで大丈夫だろ」


霊夢「あー暇ねー」


コンコン


垣根「良かったな霊夢。客だぞ」


霊夢「えーめんどくさい」


一方「イイからさっさと行けっつの」


霊夢「はいはーい」

















ガチャ


霊夢「何かしら?」


「あ、霊夢さん!」


霊夢「……早苗、何の用よ」


早苗「いやー、うちの神奈子様と諏訪子様がですね」


早苗「一度外来人の二人を見てみたいと言いだしましてね」


霊夢「……貸してくれって?」


早苗「はい!」


「俺たちがどうかしたか?」


霊夢「噂をすればね」


垣根「あ?誰だコイツ」


一方「知らねェよ俺に聞くな」


早苗「あ!申し遅れました!私、東風谷早苗と言います!守矢神社で風祝をやっています!」


垣根「で?何の用だ」


早苗「うちの神奈子様と諏訪子様がですねー、貴方達二人を見てみたいと仰ったので、私が呼びに来たって感じです」


一方「…」スッ


早苗「?何ですか?これ」


一方「金」


早苗「えー?!お金取るんですかー!?」


一方「こっちも忙しい中行ってやるンだ。当然だろォが」


早苗「初回だからタダって事には…」


一方「なりませン」


早苗「ケチですねぇ。そんなんじゃ女の子にモテませんよ?」


一方「」イラッ


早苗「ま、とにかく着いてきて下さい」スタスタ


垣根「霊夢、留守番頼む」


霊夢「はーい」










































早苗「そういえば、お二人はいつこっちに来られたんでしたっけ?」スタスタ


垣根「もう割と前だな」スタスタ


一方「覚えてねェ」スタスタ


早苗「でも私達も最近来たばっかりなんですよ」スタスタ


垣根「ふーん」スタスタ


早苗「……と。そろそろ着きま--きゃっ!?」ズル


一方「オイオイ、しっかり前見て歩けや」ガシ


早苗「!!?」カアッ


早苗(はわわわわ!?お、男の人の腕の中に!!)


一方「そろそろ重てェンだが?」


早苗「す、すいません…」カアァ


早苗「……」ドキドキ


垣根「……チッ」


早苗「コ、コホン!よ、よし!着きましたよ!」


垣根「……やっとか」


「アンタらが最近来た外来人かい?」


一方「誰だテメェ」


神奈子「申し遅れたね。私は八坂神奈子。そしてもう一人の方が…」


諏訪子「洩矢諏訪子だよ。よろしく」


垣根「ご丁寧にどうも」


神奈子「私達は名乗ったんだ。そっちも名乗るのが礼儀ってもんじゃないのかい?」


垣根「垣根帝督」


一方「一方通行でいい」


垣根「で、何の用だ」


神奈子「いや、外来人の二人があの吸血鬼姉妹を倒したって聞いてねぇ」


諏訪子「ちょろ〜っと付き合ってもらいたいなーって」


垣根「……要は手合わせしてぇってことか」


一方「……構わねェよ」


早苗「えぇ!?そんな用だったんですか?!」


神奈子「早苗、アンタは今回見てな」


垣根「いいんだぜ?2対3でも」


諏訪子「何、ぽっと出の外来人に負けるつもりはないさ」


神奈子「それに、2対3で勝ったところで楽しくないからね」


一方「……随分と舐めてくれるじゃねェか」


垣根「後悔すんなよ?」


神奈子「しないさ」


垣根「んじゃ…」コキ


一方「……始めっかァ!!」









































第二話、人間VS神様


垣根「んじゃ行かせて貰うぜ…神様」


垣根は6枚の翼を展開する。一方通行は竜巻を己の背中に接続する。


諏訪子「行くよ!」ドバッ


諏訪子は近くの湖から大量の水を二人めがけて叩きつける。それに向けて一方通行は突撃する。それを見て眉をひそめる二人だったが、水が全て自分達に返ってきたことで、その意味を理解する。


一方「チッ…」


諏訪子「危ない危ない。今のは何?」


垣根「よそ見してんじゃねぇよ」ゴォッ


神奈子「!」


神奈子は咄嗟に御柱を盾にして垣根の攻撃を防ぐ。


神奈子「お返しだよ!!」


神奈子は御柱を蹴り飛ばし垣根を撃墜しようとする。対して垣根は6枚の翼で御柱を叩き落す。


諏訪子「「神具 洩矢の鉄の輪」!!」


諏訪子は神奈子の援護に回り、自身のスペルカードを発動する。その隙に一方通行は諏訪子の懐まで潜り込み、右手に強大なベクトルを集め諏訪子めがけて放つ。


諏訪子「ぐ…!」メキメキ


諏訪子は耐えきれずに吹き飛ばされ、山の麓まで吹き飛ばされる。


諏訪子(何あの力…!人間とは思えない…!!鬼と同等か、それ以上かも…!)


諏訪子は己を吹き飛ばした人間を見上げる。その人間は大木を引っこ抜き、こちらに向かって投げつけるところだった。諏訪子は一瞬で一方通行に接近し、大木から逃れ、一方通行に向けて弾幕を放つ。一足遅れて気づいた一方通行は右手をかざし、解析と反射を同時並行で行う。


一方「…!しまっ--!」


解析に気を取られ、諏訪子の接近に気づくのが遅れる。その隙に蹴りを叩き込まれる。


一方「ご…」


一方(解析に気を取られすぎたか…)


一方通行はそのまま蹴り飛ばされ地面に叩きつけられる。


諏訪子(今のうちに追撃を…!)


しかし諏訪子は何かに吹き飛ばされ一方通行への追撃は失敗する。


垣根「早く立て一方通行!」


神奈子「よそ見してんじゃないよ!!」ブン


垣根「が…!」メキメキメキ


一方「垣根ェ!!」


一方通行は音速より速く神奈子に接近し、御柱を振り回して垣根を吹き飛ばそうとする神奈子を殴りつける。


一方「おらァ!!」


神奈子「甘いよ!!」ゴッ


一方(コイツ…相殺しやがった…!)


神奈子「二人まとめて吹き飛びな!!」


一方通行は反射を機能させ御柱を反射しようとする。


神奈子「…!!まだまだ!」


しかし神奈子は反射されながらも力だけで無理矢理反射を押し殺す。


一方「な…!」ゴシャ


結果二人まとめて吹き飛ばされる。そして地面に叩きつけられ視界が明滅する。


一方(なンつーパワーだ…!)


垣根(アイツ…正面から反射を破りやがった!!)


諏訪子「今度はこっち!」


諏訪子「「土着神 手長足長様」!!」


垣根と一方通行に四方から弾幕が迫る。二人共解析をしながら体制を立て直すため撤退する。


神奈子「まだまだ!!」


神奈子「「忘穀 アンリメンバードクロップ!!」


赤と緑の弾幕が彼らに迫る。しかし垣根も一方通行も力技でそれらを突破する。無事撤退した彼らは再び神奈子と諏訪子に対峙する。


垣根「さぁて、反撃と行くか!!」


垣根「「科学 学園都市第二位」!!」


垣根の生み出した未元物質による弾幕が神奈子達に迫る。


神奈子(この程度だったら避けられ--)


神奈子「ッ!」


諏訪子「弾幕が…増えてる!?」


垣根の撃った弾幕は弾幕同士がぶつかると分裂するようになっている。もう既にかなりの数の弾幕になり、神奈子達を襲う。神奈子と諏訪子は弾幕の間を縫って回避しようとするが、


神奈子「なんで…動けなく…!」


諏訪子「くっ…!」


垣根「摩擦力って知ってるか?」


垣根「物体を引いた時、その物体が動かなかったら、引く力と摩擦力が釣り合っているっつー事なんだけどよ」


垣根「今のテメェらがその状態だ。俺の未元物質で極端に摩擦力が大きい物質を創った。だからテメェは動けねぇ」


諏訪子「……なるほどね…!」


一方「さっきのお返しだァ」ググ


神奈子「ぐっ…!!」ドバァン


諏訪子「重…!!」ゴキゴキ


一方通行は神奈子と諏訪子を殴り飛ばす。その際垣根は未元物質を消し、吹き飛ばせるようにする。そして神奈子達が叩きつけられた場所めがけて翼を何度も振り下ろしていく。


神奈子「今のは効いたよ…!」


諏訪子「いたた…」


いつのまにかすぐそばまで神奈子達が近づいて来ていた。そのすぐ後、大量の弾幕を放ち始める。


垣根(もう少しで解析も終わるな)


一方(あともォ少し…!)


そして、ついに


垣根一方(解析、完了だ)


垣根と一方通行は解析を終わらせる。


垣根は翼で烈風を生み出し、弾幕を全て吹き飛ばす。


神奈子「……そろそろ、こっちも本気で行くかね」


諏訪子「いいの?」


垣根「いいぜおら、かかって来いよ」


神奈子「……私の能力は「乾(けん)を創造する程度の能力」」


一方「乾ってェと…天を操る能力か」


諏訪子「そして私の能力は「坤(こん)を創造する程度の能力」」


神奈子「その能力を使えばこんな事も出来てね」


神奈子を中心に風が渦を巻き始める。その渦の中心には「何か」があった。


垣根(まさか…本当に空を生成しているのか!?)


神奈子「私の能力で新しい空を創る事も可能なのさ」


一方「……甘ェよ」ヒュン


一方通行は動く。神奈子の創る空に接近し、空を圧縮する。


神奈子「な…!」


圧縮された空を広げようとするが、ミクロサイズまで圧縮された空を広げるのは、流石の神奈子も無理だった。

その様子を見た諏訪子は一方通行に攻撃を仕掛けた。しかし、垣根によって邪魔されてしまう。


諏訪子「「土着神 ケロちゃん風雨に負けず」!!」


垣根「ダメだな。もう解析済みなんだよ」


諏訪子の弾幕は全て垣根の翼に防がれる。


垣根「そうだ、面白いこと考えた」


諏訪子「……?」


垣根「俺は昔、他人の能力を模倣しようとした事があった」


垣根「だが元いた世界の能力者達の能力は模倣出来なかった。「自分だけの現実」つー再現に面倒なもんがあったからな」


垣根「だが、テメェらにはそれがねぇ。だからテメェらの能力や弾幕が模倣出来るかもしれねぇ」


諏訪子「??」


垣根「こういうこった」


諏訪子「なっ!!」


垣根が生み出したのは先程諏訪子が撃ったスペルカードにそっくりな弾幕だった。


垣根「……出来た」


垣根「出来た!出来たぞ!はは、これで俺は一つ強くなったって事だ!!」


神奈子「諏訪子!奴のアレは…」


諏訪子「…うん。さっき私が撃ったスペカ」


神奈子「コピーしたのか…!」


垣根「テメェらの能力だけどよ」


垣根「天地を創造だったか…。たしかにトンデモ能力だ」


垣根「だが、俺の未元物質でも再現可能なんだよ。それに、俺の未元物質はそれだけに留まらねぇ」


垣根「俺とテメェらじゃ能力の自由度が違ぇんだよ」


垣根「「土着神 手長足長様」「忘穀 アンリメンバードクロップ」」


諏訪子「!!」


神奈子「!!」


どちらも先程彼女らが放ったスペルカード。垣根はそれを完璧に再現した。


神奈子「ッ!まだまだ!!」


一方「いいや、終わりだ」


諏訪子「!」


一方通行が突如現れ、彼女らに急接近する。


一方「吹き飛べ」ゴッ


神奈子(防ぎきれな…!なんで…!?)メキメキ


諏訪子「くぅ!!」メキメキ


一方通行は地球の自転を引っ張り殴りつける。そして二人共地面に叩きつけられてしまった。


神奈子「……負けたね」


一方「そォだな。俺らの勝ちだ」


神奈子「……最後、何をしたんだい?急に現れるしさっきは防げた攻撃は防げなかったしで訳わかんない」


一方「「運命」と「時間」のベクトルを操っただけだ」


そう、一方通行は紅魔館の住人達との闘いで「運命」と「時間」という曖昧なベクトルを操作出来るようになっていた。


一方「運命と時間っゥベクトルは常に自分にかかってるもンだからなァ」


垣根「なんだよ、テメェも他人の能力使えんのかよ」チッ


一方「限定はされるがなァ」


諏訪子「いやー久しぶりに楽しかった!!ありがとう!」


垣根「ああ、こっちも楽しかったぜ」


垣根「立てるか?」


諏訪子「何とかね…」ヨイショ


神奈子「……私はちょっと無理かもねぇ」


垣根「あ?」


一方「コイツにはフランの破壊の要領で殴ったからなァ…」


垣根「じゃ一方通行、おぶれ」


一方「……はァ」ヨイショ


神奈子「すまないね…」


神奈子(結構…恥ずかしいんだね…こういう事…)カア


諏訪子「」ニヤニヤ


垣根「うし、神社に戻るか」









































早苗「あ!皆さん大丈夫でした…か?」


早苗(な、なんで一方通行さんが神奈子様を…?)


早苗「……一方通行さん。後で話があります」


一方「あァ?」


垣根「早苗、この二人を寝かせてやってくれ」


早苗「はい…」

































早苗「一方通行さんが神奈子様をおぶっていたってことはもしかしたら神奈子様がライバルになる可能性もありますし一方通行さんも満更ではなさそうでしたしもしかしたら神奈子様の方がよろしいのかもしれないですしでも私だって…」ブツブツ


一方「あのォ…早苗さァン?」


早苗「」ブツブツ


垣根「早苗の奴、自分の世界に入ってやがるな」


諏訪子「ここに連れてくるまでの間に何があったんだか…」


神奈子(早苗も…もしかして)ブツブツ


諏訪子「……こっちもか」ヤレヤレ

























































終わり









後書き

人物紹介から

東風谷早苗 年齢15歳
性別 女

能力「奇跡を起こす程度の能力」

素直で純粋だが、天然な一面も。諏訪子とは遠い子孫だが、本人は知らない。天然な発言は割と多い。














八坂神奈子 年齢?
性別 女

能力「乾を創造する程度の能力」

天候を操る事が主で、結構幅が効く。作中の「空を創る」はオリジナル。諏訪子とは昔争った事もあるが今では仲良し。















洩矢諏訪子 年齢?
性別 女

能力「坤を創造する程度の能力」

こちらは地を操る事が出来、無からマグマなどを出現させられる。作中には出て来てないが、大地を創る事も可能。神奈子とは、些細な事で喧嘩する事が多い。


このSSへの評価

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SS好きの名無しさんから
2019-05-02 01:09:18

このSSへのコメント

2件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2019-04-24 02:21:56 ID: S:RG7qvJ

何気に楽しみにしてます

2: tetokuNo2 2019-04-24 07:02:07 ID: S:suZ3eU

>>1さん
ありがとうございます。これからも楽しめるような作品を僕なりに作っていこうと思います。


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