2019-04-30 21:44:41 更新

概要

ついに本気を出した提督は奥の手を使う。熾烈を極める鬼ごっこはついに終局へ――
提督と艦娘のイチャイチャ日常第七話、提督の運命は如何に(笑)



――宿舎・中庭――


ゴソゴソ


提督(段ボール)「……」


ゴソゴソ


提督(段ボール)「ふふふ。この完璧な偽装なら、誰にも見つかることはないな」


提督(段ボール)「このまま宿舎の中へ――」




島風「あ! 提督みーつけた!」


提督「オゥッ!」ダッ


島風「逃がしませんよ!」ピューン


提督「くっ、なぜバレた!」


島風「中庭に箱が落ちてたら誰でも不審に思うよ?」


提督「グロズニィグラードでは上手くいったのに!」


島風「なんの話?」


タタタタ


提督(純粋なスピードじゃ島風に勝てない。だが建物の間を縫って複雑に逃げれば!)


ガタン


スタ


提督「捕まえられるものなら捕まえてみな!」スタタタ


島風「そんなこと言っていいの? しまかぜからは、逃げられないから!」ピューン


シュ


ダッ 


スタタタ 


提督「はぁ……はぁ……さすがに速いな!」


島風「駆けっこなら負けませんよ!」


提督「こちらも易々と捕まらないさ」


島風「なら、もっともっと速くなるんだから!」


ピィィン


島風「おっそーい!」


提督(やばい!)


スッ


提督「鉤縄!」シュ


中庭の木「ん? なんか引っかかったで」


提督「とぉーう!」ぴょーん


島風「あ、ずるーい!」


提督「これぞ緊急ブランコ回避!」ドヤァ


島風「なにそれ!」


島風「私もやってみたい!」


提督「捕まえられたら教えてやるよ! じゃあな!」シュタタタ


島風「じゃあ絶対捕まえるもん! まてまてー!」ピューン



――司令部・廊下――



大淀「はぁ……。また鬼ごっこですか……」


二ゲルンダォ! スモーキーーーーーッ!!


マテマテー!


オッソーイ!


大淀「提督のお遊びにも困ったものです……」


チラッ


大淀(私も……混ざってみたいな……)



――鎮守府・運動場――



天津風「ついに追い詰めたわよ!」


時津風「さぁ、叩くよ!」


雪風「しれーもここまでです!」


島風「提督、覚悟してよね!」


ジリ


提督「ふ、僕をここまで追い詰めたのは褒めてやろう」


提督「だが、勝負は最後までわからないものさ」


提督「来い! ここで決着をつけてやる!」


島風「いっくよー!」


雪風「雪風、参ります!」


天津風「あなたはここで堕とすわ!」


時津風「ばいばい、しれー!」


ダッ


提督「開けた場所での逃げ方は、出来上がってるのさ!」カチ


プシュー


天津風「また煙幕!」


島風「見えなくなる前に捕まえれば!」


提督「縮地!」


スルッ


島風「オゥッ!」


提督「真正面からの攻撃を、僕がかわせないと思ったのか!」


島風「もう! 大人しく捕まってよ!」


提督「いやだ! じゃあな!」スタタタ


提督(よし。これでほぼ最初と同じ状況だ。今度はもう少し遠くに逃げて追っ手を振り切ろう)


提督(まずは宿舎に入って――)


ガチャ


大淀「あ……」


提督「え……?」


ゴツン!


大淀「ひゃっ!」


提督「あべし!」


提督「いつつ……ごめん、大淀。だいじょ――」


雪風「し・れ・え!」タタタタ


時津風「逃がさないよー」


提督「やばッ」


大淀「提督……」ゴゴゴゴゴゴ


提督「あ……(察し」



大淀「もう! なにやってるんですかぁ!」



【ヒトフタマルマル】



――食堂――



島風「提督、おっそーい!」


雪風「し・れ・ぇ! こっちこっち♪」


天津風「大淀さんのお説教、もういいの?」


提督「ああ……うん……。だいじょうぶ……」トオイメ


時津風「あー。こっぴどく怒られたねー」


提督「今日は仕事してないからなおさらね……」


天津風「あなたがいけないのよ。窓割って逃げたり派手に動くから」


提督「まぁ面白そうだしいいかなーって」


天津風「呆れた」


時津風「そんなことよりもさ。早くご飯食べようよ。しれーのおごりで」


島風「鬼ごっこは私たちの勝ちだもんね!」


雪風「今日はしれーのごちそうです!」


提督「うん……。まぁ負けたら何かやらされるとは思ってたよ……」


提督「好きなものを頼みな。あれだけ走ってお腹空いたろう? 育ち盛りなんだからたくさんお食べ」


雪風「わーい! じゃあ雪風はハンバーグとカレーがいいです!」


時津風「あ……わたしも雪風といっしょの」


雪風「お揃いですね♪」


時津風「うん!」


天津風「じゃあ私は日替わり定食とデザートを頂こうかしら」


島風「私は大盛で!」


天津風「デザート、分け合いっこしない?」


島風「いいよ!」


提督「じゃあ僕はオムライスでも。スープも頼もうかね」


島風「提督! はやく注文しに行きましょう!」グイグイ


提督「はいはい。そんなに押さなくてもすぐ行くよ」


時津風「しれー、面白い話してよー」


雪風「あ! 雪風もしれーにお話ししたいことがたくさんあるんです!」


天津風「順番よ! あたしだって……提督と話したいんだから……」


提督「はいはい。いくらでも聞くし話すから。まずはお昼を食べような。注文してくるから待ってるんだぞ」


駆逐艦s『はーい!』


――――――


――――


――



【ヒトサンマルマル】



――執務室――


コンコン


大淀「失礼します。提督、指令書が――」


島風「すぅ……」


雪風「んー……」


天津風「ふぅ……」


時津風「むにゃ……」


提督「……しー」ナデナデ


大淀「すいません。お昼寝中でしたか」


提督「遊び疲れたんだろう。かなり本気で走ったからな」ツンツン


大淀「皆さん幸せそうですね」


提督「そんな頻繁に遊んであげられないからな。久々に遊べて楽しかったんだろう」


大淀「そうですね……」


大淀「いえ、騙されませんよ? 週1くらいで遊んでるの知ってますからね?」


提督「あ、ダメだった?」


大淀「先週だって他の駆逐艦を巻き込んでかくれんぼしてたじゃないですか」


提督「バレてたか。あれも隠れるの僕一人だったんだよなぁ……」


提督「ま、いいじゃないか。遊びたいときに遊んでさ」


提督「作戦が始まったら、こうしてのんびりできないんだ」


大淀「まぁ…………。あ、こちら大本営からの指令書です」


提督「机に置いといて。あとで目を通しとく」


大淀「分かりました。それにしても、よく眠ってますね」


提督「食後っていうのもあるだろう。さっきまで元気に話してたんだが、時津風が寝始めたらどんどんね」


大淀「全員に寄り掛かれて疲れませんか?」


提督「少し筋肉が強張るが……まぁこうしてみんなの寝顔が見られるんだ。さして苦でもない」コショコショ


島風「おぅ…………ん……」スヤスヤ


提督「みんな心地良さそうだ」


大淀「寝心地、いいんですかね?」


提督「さぁね……。今度試してみるかい?」


大淀「い、いえ、それは……」


大淀(提督の膝枕、添い寝……。じゅるり)


大淀「か、考えておきます」


提督「そう」


大淀「それでは、失礼します」


提督「ああ。ありがとね」


ガチャン


提督「……」


島風「すぅ……」


雪風「んー……」


天津風「ふぅ……」


時津風「むにゃ……」


ナデナデ


提督「……」


ツンツン


提督「……平和だ」


提督「僕も寝るかな……流石に疲れた……」



――――――


――――


――Zzz



後書き

出オチ
つんつん


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このSSへのコメント

2件コメントされています

1: fuji 2019-04-29 23:00:39 ID: S:u7jpv9

このシリーズ好きなんだけど出来れば1つにまとめてほしいです。
お気に入り登録しても、しおりを挟んでも次のお話が別の小説として投稿されるので……

2: 夢旅遊人 2019-04-30 21:48:52 ID: S:HaErFj

かしこまりましたー
明日あたりまとめ版あげますね


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