2019-05-19 23:25:33 更新

概要

前2作+1作の続編ですので過去作を見てからこの作品を読んでいただくとより楽しめたり話の内容がわかりやすいと思います


前書き

前作翔誠「俺も半分深海棲艦だから」、最高の思い出をあなたにの続きです。オリジナル設定、ストーリーなため読む人を選ぶと思います


プロローグ:悪夢



この戦いは何故始まったのか。この戦いに終わりはあるのか。誰も知る事はないのであろう。でももしも・・・もしも1人だけこの戦いの結末を知っているのであるならば・・・きっと結末は変えられるのだろう


海原「んで?どうするよ・・・クソガキ。艦隊は全滅。鎮守府は全壊。愛する者も死にかけ。何もかもすべてなくなった。テメェ自身満身創痍で俺に一矢報いることもできない」


翔誠「俺は・・・間違ってたのか?」


海原「間違ってたなぁ・・・数で押せば俺を倒せるって思ってた事、守る物があれば強くなるって思ってた意思。俺が仕組んだとおりにしておけば良かったんだよ」


春雨「翔誠・・・さん」


翔誠「春雨ちゃん!」


海原「何だ?まだ意識あるのかよ。流石半分駆逐棲姫なだけのことはあるな。頑丈だな」


春雨「にげ・・・て」


翔誠「!?」


海原「はっ!こいつは傑作だな!どうする?翔誠?逃げるか?それとも俺と戦うか?まぁ俺と戦わない限り春雨は絶対に殺すけどなぁ?」


翔誠「テメェ!!!」


海原「叫んだところで何も変わらねぇだろ・・・時間切れだ。死ね春雨」


グサッ!


翔誠「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


──────


翔誠「やめろ!」


チュンチュン


翔誠「・・・夢?」


春雨「んむぅ・・・翔誠さんどーしたんですか?」


翔誠「・・・いや、何でもないよ。おはよう、春雨ちゃん」


春雨「おはようございます、翔誠さん。えへへ」


~食堂~


翔誠「腹減ったね。何食べる?」


春雨ちゃん「私は・・・サンドイッチで!」


翔誠「なら俺はあじの開き定食でお願いします。鳳翔さん」


鳳翔「わかりました!それにしてもお二人は仲良しなんですね♪妬けちゃいます」


翔誠「あんまり冷やかさないでください///」


春雨「///」


鳳翔「あらあら・・・2人共真っ赤ですよ?」


翔誠「誰のせいですか!」


金剛「おや?どーしましタ?翔誠?」


翔誠「鳳翔さんが朝から冷やかしてくるんですよ!」


鳳翔「可愛かったのでついからかってしまいました♪」


金剛「確かニ!可愛いのは認めマース!でもあんまり2人をいじめないでくださいヨ?」


鳳翔「わかってますよ。はい!サンドイッチとあじの開き定食お待たせしました!」


春雨「あれ?何でプリンがついてるんですか?」


鳳翔「からかってしまったお詫びです♪」


翔誠「やったね春雨ちゃん」


春雨「はい!」


3人(可愛い)


朝食を受け取り席に着いたと同時の事


大津田「翔誠隣良いか?」


翔誠「大津田さんおはようございます。全然良いですよ?」


大津田「すまねぇな。翔鶴の隣に座ろうとしたらまな板が睨み効かせてきたからよ」


翔誠「そんな事言ってたら頭射貫かれますよ」


大津田「平気だろ。この距離なら聞かれねぇし」


春雨「大津田さんは本当にお二人のことが好きなんですね!」


大津田「な訳ねぇだろ。翔鶴は兎も角瑞鶴はねぇよ」


春雨「でも瑞鶴さんとふざけあってる時楽しそうですよ?」


大津田「・・・ごっそーさん」


翔誠「食うの早!?」


春雨「誤魔化さないでください大津田さん!」


大津田「んじゃ俺点検あるから!」


翔誠「・・・行っちまった」


春雨「翔誠さんこの後何かするんですか?」


翔誠「俺?俺はこれから筋トレかなぁ」


春雨「そうなんですか?私もご一緒します!」


翔誠「春雨ちゃんがいるんじゃ半端な筋トレはできないね!」


その時食堂のテレビで緊急速報が入った


アナウンサー「緊急速報です。中央憲兵特級兵の海原将深さんからの緊急メッセージです」


食堂全体がザワついた


海原「おう。中央憲兵特級兵の海原だ。わざわざ平日の朝っぱらから悪ぃな」


鳳凰院「翔誠君!どうなってんだこれ!?」


翔誠「俺がわかるわけないじゃねぇっすか!」


海原は言葉を続けた


海原「緊急速報の訳を話すから耳の穴かっぽじってよーく聞けよ?」


金剛「翔誠!海原は何を企んでるんデース!?」


翔誠「俺が知るわけないじゃねーっすか!」


あきつ丸「翔誠殿!」


翔誠「テメェもか!」


海原「俺達中央憲兵はこれから1週間後・・・艦娘の掃討作戦を行う」


戦慄。様々な思考が交差した


金剛「why!?」


あきつ丸「な!?」


春雨「!?」


翔誠「野郎・・・」


海原「何で深海棲艦と戦う戦乙女達を狩るのか?そう思うだろうな。理由は単純明快。俺達中央憲兵が深海棲艦を排除する武器(力)を手に入れたからだ。深海棲艦を駆除した後の艦娘の処理を終戦後に考えるのは遅ぇ。よって俺達中央憲兵は今艦娘共を狩ることにした。終戦後人権を求めて俺達に叛逆してくる可能性もあるしな」


それは悪夢であった


海原「つーわけで」


海原はおもむろに席を立ちカメラに歩み寄った


海原「覚悟しとけよ艦娘共全滅させてやるから」


ブツン


加賀「・・・どうするの?翔誠」


翔誠「決まってますよ。全員返り討ちにします」


湧き出す怒りを噛み殺し全力で平常を保ちながら言った


大津田(慌てて来てみたらとんでもねぇ修羅場になってんじゃねーかよ・・・あんな殺意剥き出しの翔誠初めて見たぞ)


翔誠「・・・大津田さん」


大津田「何だ」


翔誠「頼みがあります」


大津田「・・・俺にできることなら言え」


翔誠「・・・1週間以内に剣崎さんの腕を移植してください。無理を言ってるのは承知です。でも今回の戦いは総力戦になるはずです。火力要員は1人でも多い方が絶対有利になります。鳳凰院さんとあきつ丸。春雨ちゃんも来て。他の人達は大淀さんと作戦会議を開いててください。俺も後から行きます」


金剛「OKネ・・・」


翔誠「それじゃ大津田さん、鳳凰院さん、春雨ちゃん、あきつ丸。着いてきて」


何人の血が流れるかわからない戦いが始まろうとしていた



1章:地獄の1週間



海原が艦娘掃討作戦を発令した直後。翔誠は大津田達を集め海岸にいた


翔誠「俺が呼んだみんなには役目を与えようと思ってるんだ。斬り込み隊長、盾、強襲要員、火力要員。自分が当てはまると思う物はある?」


あきつ丸「そうでありますなぁ~自分は火力要員でありますかな?」


翔誠「他の人は?」


春雨「わ・・・私は盾でしょうか?頑丈ですし・・・」


翔誠「そうだね・・・2人は?」


鳳凰院「俺も盾なんじゃないかい?門番だし盾の扱いには慣れてる」


大津田「俺は火力要員だな。賭けにはなるが剣崎の腕を移植するし」


翔誠「皆さん自分の特製をよく理解してますね。でも俺的には大津田さんは斬り込み隊長。賭けに勝てば敵の雑魚共を一網打尽にできます」


大津田「まぁな」


翔誠「あきつ丸は火力要員。お前まだ俺に隠してる物(技)あるだろ?」


あきつ丸「おや。覚えていたのでありますな」


翔誠「あとで見せてくれ。それから春雨ちゃん」


春雨「はい!」


翔誠「春雨ちゃんには負担が大きいんだけど俺的に春雨ちゃんには火力要員と盾の役割をしてもらいたいんだ。半分深海棲艦ならその頑丈さ故に火力も比例していると思う。だからある程度敵の攻撃を防ぎきったら敵を討つ方に回ってほしい。お願いできる?」


春雨「ま・・・任せてください!」


翔誠「最後に鳳凰院さん。貴男にも役割は2つ与えたいと思ってるのですが」


鳳凰院「なんだい?何でも言ってくれ!」


翔誠「貴男には盾と強襲要員になってもらいたいんです」


鳳凰院「強襲要員!?俺が!?翔誠君ちょっと待ってくれ!明らかに俺よりあきつ丸や春雨ちゃんの方が適任だろ!」


翔誠「1回だけ鳳凰院さんが盾無し鎧無しで走ってるところを見たことがあります。なかなか早かったですよ?なので鳳凰院さんが強襲要員になるのは最後の最後。敵の頭数が少なくなった後に俺と一緒に敵の頭(海原)を叩いてほしいんです」


鳳凰院「・・・」


翔誠「これが俺の考えたプランですけど・・・意見等あれば言ってください」


あきつ丸「いやいや・・・的確に的を射ているでありますよ」


大津田「あぁ。文句ねぇよ」


春雨「私も平気です!」


鳳凰院「まぁ翔誠君に言われちゃあしゃーねーや!」


翔誠「ありがとうございます。それじゃ俺はいったん皆さんと合流して作戦会議に参加します。それが終わったら1週間、死ぬ気で生きるための訓練の開始です」


─────


翔誠「・・・こんな感じで俺達の役目は決めました」


大淀「確かに理にかなってはいますね・・・」


長門「うむ・・・我々はどうしたら良い?」


翔誠「主力艦の人達には遠距離から砲撃を放ってもらって敵の下級兵達を潰してもらいたいです。海原を初めとした上級兵を相手にするのに少しでも体力を残しておきたいですから。それから近接戦闘、白兵戦に自信のある人はこっちに回してもらいたいです」


加賀「1つ良いかしら?」


翔誠「どうしました?」


加賀「私達空母はどうしたら良いかしら?空爆を仕掛けても良いと考えたのだけど大津田や鳳凰院ですら私達の空爆を1人で防ぐような化け物よね?なら相手にもそれと同等かそれ以上の化け物がいるのでしょ?」


大淀「確かに。その辺りはどうなんですか?」


翔誠「全員分の武装転送を見たわけじゃないんで確証はないですが・・・いると仮定した方が良いかもですね。空母の方達は第一次航空隊を発艦した後は彩雲で様子見で。それで盾となり得る人物がいなかったら第二次、三次と攻撃を繋げてください。いた場合でも下からの攻撃は防げないので流星や天山で雷撃をかますか軽巡、駆逐艦の子達と協力して盾を剥がしてから空爆を開始してもいいかもですね」


加賀「わかったわ。ありがとう」


金剛「・・・仲間だったのに良いノ?」


翔誠「元ですよ。それに・・・俺の家族を傷付けられるくらいなら全員まとめてぶっ潰すだけです・・・って迷惑っすよね!俺が家族とかって!忘れてください!」


金剛「・・・貴男は私達の家族デスヨ」


長門「間違いなくな!」


翔誠「ありがとうございます・・・あれ?そう言えばお姉ちゃん達は?」


大淀「大和さん達なら試製51cm砲を使えるようにすると言いながらどこか消えていきましたよ?」


翔誠「うわぁ・・・マジか・・・ゴリラじゃん」


長門「脳筋だな!」


大淀「貴方たちが言わないでください。脳筋メスゴリラと馬鹿力オスゴリラコンビ」


翔誠「めっちゃ辛辣っすね・・・」


大淀「流石に上とのやり取りをしつつバカな会話が聞こえてくると来る物がありますよ」


金剛「これからの1週間は大淀が相当荒れそうデース・・・」


加賀「それで?これから1週間はどうするの?」


大淀「翔誠君の話を解すと空母組は航空隊の精度の上昇ですかね?」


翔誠「可能ならばどんな状況でも射抜けるだけの精度が欲しいですね。あと欲を言えば五体不満でも射抜けるようにできていたらベストですかね。並の兵隊なら平気でしょうけど特級兵クラスが何人も出てきたらすぐに足元刈られますからね」


加賀「瑞鶴の腕1本へし折っておくわ」


翔誠「できればですからね!?マジでやんなくて良いですよ!?」


加賀「そう?なら良いけれど」


長門「戦艦組はどうする?」


翔誠「戦艦組は・・・近接格闘と三式弾の砲撃精度ですかね?」


長門「なるほどな!任せておけ!」


金剛「何で三式弾ナノ?」


翔誠「下級兵ならそれでくたばってくれそうですから。まぁ盾持ちがいなければの話ですがね」


大淀「盾持ちですか・・・やっぱりそれが1番影響してきますね」


翔誠「まぁ盾持ち見つけ次第真っ先に首飛ばすので安心してもらってかまわないですよ」


加賀「そう言えば貴男の役割は何なの?春雨やあきつ丸は盾や火力要員って役割があったけれど・・・翔誠のは聞いてないわ」


翔誠「俺ですか?俺は・・・」


掃討作戦まで残り7日。その頃中央憲兵では


坂場「おい海原!あの放送はどういう事だ!」


海原「うるせぇな・・・裏切り者共をまとめて殺す口実だ。ふぅ・・・」


坂場「あいつらの事か?」


海原「どいつらの事だかなぁ?」


坂場「・・・自分の息子を手にかける事になるんだろ?」


海原「そうだが?」


坂場「何とも思わないのか!親として!自分の子供を殺すことを!お前は!」


海原「はっ!面白ぇ事言うようになったじゃねぇか・・・何だ?お前あいつに感化されたか?」


坂場「あぁ・・・そうかもな」


海原「んで?どうするんだ?」


坂場「お前を殺してでも止める」


海原「殺す?俺を?無理だな」


坂場「やらなきゃわからんだろ!」


ザシュッ・・・・・・ゴロン



海原「わかるんだよ・・・俺は人間じゃねぇからなぁ・・・まぁ首はねたから聞こえてねぇか」


時刻は20時を回っていた


春雨「はぁ・・・はぁ・・・」


あきつ丸「いやぁ・・・ここまで鬼畜なメニューよく思いつくでありますなぁ・・・」


大津田「ホント・・・その辺は海原そっくりだな」


翔誠「俺があいつと違うのはこの訓練が殺すための訓練じゃなくて生き抜くための訓練だって事ですよ。兎に角1日目お疲れ様です。明日は15時から訓練を始めますのでそれまで栄養補給や休息をしっかり取ってください」


鳳凰院「1週間しか時間無いのにそんなに休んじゃって良いのかい?」


翔誠「まぁ・・・そうですね。追い込むのが目的じゃないので悪魔で万全の状態からどんどんすり潰されて最後どう抗うかって言うのも目的の1つですから」


春雨「翔誠さんは・・・色々考えているんですね・・・」


翔誠「誰も死なない為の最善策を考えてるだけだよ。他の人の訓練を見てきます」


春雨(その誰も死なない為の最善策の中に貴男の名前は入っているのですか?)


口が裂けても春雨は聞けなかった。ただただ切なさが胸にこみ上げてくるだけだ


翔誠「加賀さんお疲れ様です。どんな感じでした?」


加賀「上々よ。海外空母の3人も非の打ち所がないわ。五航戦の上達が早かったのが驚いたわ。そっちはどうなの?」


翔誠「大津田さん以外のプランは順調って感じですかね。明日から大津田さんは移植のため抜けてもらいますけど」


加賀「そう・・・本当にみんなを死なさないつもりなの?」


翔誠「そうですけど?どうしたんですか?」


加賀「いえ・・・何でもないわ」


翔誠「そうですか?では俺はこれで失礼します」


加賀「・・・」


掃討作戦まで残り6日・・・6時


金剛「ふぁっああああ~体中ばっきばきネ・・・ん?」


翔誠「5・・・6・・・7・・・8」


たまたまトレーニングルームの前を通りがかった金剛が目にしたのはベンチプレスを上げる翔誠だった


金剛「エ?アレ重さ何キロ?」


推定150キロはあるであろう重さを10回ほど上げていた


翔誠「・・・10っと」


金剛「goodmorning!早いネ!翔誠!」


翔誠「金剛さんおはようございます!どうしたんですか?こんな朝早くに?」


金剛「それはこっちの台詞ダヨ!まだみんな寝てるの二・・・」


翔誠「早く目が覚めただけですよ。それに少しでも筋肉を増やしておけば打撃攻撃に対応できますし」


金剛「鍛えれば良いって物じゃないと思いマスガ・・・」


翔誠「まぁ適度に休んではいますよ?」


金剛「ふぅ・・・そういう所も相変わらずネ・・・せっかくだし朝ごはん一緒に食べまショ?」


翔誠「そうですね!食べましょう!」


0630。食堂


翔誠「流石に人いないですね」


普段なら早起きした艦娘達や大津田や鳳凰院がいるのだが前日の訓練がそうとう効いてるらしく誰もいない


鳳翔「おや?金剛さんと翔誠君?朝早くにどうしたんですか?」


翔誠「筋トレしててたまたま金剛さんに会って・・・」


金剛「朝食に誘いマシタ!」


鳳翔「うふふ♪元気なんですね♪」


翔誠「ご飯何食べます?」


金剛「私は・・・鯖味噌定食デ!」


翔誠「俺は・・・そうですね・・・カツ丼特盛りと味噌ラーメン・・・それから海鮮丼特盛りでお願いします」


鳳翔「流石男の子って量♪少し時間くださいね!」


金剛「朝から凄い食べマスネ・・・」


翔誠「死ぬほど腹減ってるんですよ。それに飯食わないと筋肉にならないので」


金剛「確かに!その通りネ!」


それから10分ほど他愛もない話をしていると


鳳翔「はい!まず鯖味噌定食です!」


金剛「ワーオ!美味しそうデース!」


鳳翔「それからこっちが海鮮丼特盛りとカツ丼特盛りです!今味噌ラーメン持ってきますね!」


翔誠「美味そう!いただきます!」


鳳翔「味噌ラーメン持ってきましたよ!喉につまらせないでくださいね?」


翔誠「ありがとうございます!」


~3分後~


金剛「ふぅ・・・お腹いっぱいネ」


翔誠「あぁ~朝から最っ高の気分ですよ。鳳翔さんのご飯はやっぱりいつ食べても美味しいです!」


鳳翔「ウフフ。お粗末様です♪」


翔誠「時間は・・・まだ7時20分位か・・・金剛さんこの後どうしますか?」


金剛「私?私は・・・本でも読んで訓練までゆっくりするヨ。翔誠は?」


翔誠「俺・・・ですか。少し寝ようと思ってます」


金剛「なら私の部屋に来ナイ?」


翔誠「え・・・それって・・・」


金剛「ア!翔誠今エッチなこと想像したデショ?」


翔誠「すこしだけ・・・しました///」


金剛「可愛い子ネ!まぁ人肌寂しいんじゃないカナーって。それで筋トレしてたんでショ?」


翔誠「・・・そうですね。ならお言葉に甘えてお邪魔します!」


金剛「OK!行きまショ?」


翔誠「はい!鳳翔さんご馳走様です!」


鳳翔「また来てくださいね~」


~金剛型の部屋~


翔誠「お邪魔しまーす」


金剛「あんまり女の子らしくない部屋でゴメンネ?」


翔誠「いえ・・・大丈夫です」


金剛型の部屋に入った瞬間自分の部屋とはまるで違うと感じた。まず男臭くない事。女性特有のむせ返る程の甘い香り。嫌気はなくむしろ心地良さすら感じるその香りは春雨の物とはまた少し違って感じた。何というか春雨の香りはまだ幼さの残る甘い香り。言うならば未成熟の果実の香りであろうか。それに比べて金剛型の部屋の香りは成熟した果実とでも言えるであろう


金剛「どうしましタ?」


翔誠「いえ・・・とても良い香りがしたので少しだけ驚きました」


金剛「香り?ファブリーズとか何もしてないハズなんデスガ・・・」


翔誠(もしかして俺が変態なだけか?)


金剛「それじゃ私のベッドを使ってくだサーイ!」


翔誠「!?」


金剛「翔誠どうせロクに休んでないんデショ?クマが凄いヨ?」


翔誠「いや!確かに休めてはないですが流石にベッドを借りるわけには・・・」


金剛「どうして?私のベッドが嫌ナノ?なら榛名や比叡、霧島の隣で寝ル?」


翔誠「べ・・・別に金剛さんのベットが嫌って訳じゃなくてむしろ嬉しいというか何というか・・・俺も一応男なので・・・変な気を起こさない保証がないと言いますか」


金剛「ふふっ♪そんな事気にしてたノ?」


翔誠「そんな事って・・・」


金剛「私達なら貴男にナニされても文句言いませんヨ?色々借りとかありますシ・・・それに」


翔誠「それに?」


金剛「正直私達姉妹は貴男に惚れてマス。だから・・・」


翔誠「それ以上は・・・その・・・すべて終わった後に聞きます」


金剛「気をつかわせてしまったネ・・・ゴメンネ」


翔誠「ふぅ・・・」


ストン


金剛「エ?」


翔誠はおもむろに金剛の隣に座った


翔誠「うん・・・確かに人肌は落ち着きますね」


金剛「翔誠?」


翔誠「少しの間・・・肩を借りても良いですか?」


金剛「・・・うん。良いデスヨ」


翔誠「すみません・・・ありがとう・・・ござい・・・スゥ・・・スゥ・・・」


金剛「よっぽど疲れてたのネ・・・私の肩ならいつでも貸してあげマース。だから遠慮しないでもう少し私や他の艦娘達を頼ってくだサーイ」


霧島「良いムードでしたね?お姉様」


金剛「霧島?起こしちゃっタ?」


霧島「とんでもないです。自然と目が覚めただけですよ。」


金剛「そう?なら良かったネ・・・どこから聞いてたノ?」


霧島「翔誠が姉様のベッドを使うかどうかアタフタしてた所らへんですかね?」


金剛「oh・・・我ながら恥ずかしいやり取りを聞かれてしまったネ」


霧島「事実なので問題ないですよ」


比叡「ふぁっああああーーお姉様おはようございます・・・」


金剛「比叡おはようネ!」


比叡「むにゃむにゃ・・・アレ?何で翔誠がいるんですか?」


金剛「まぁ話すと長くノヨ」


霧島「比叡お姉様?榛名はどこですか?」


比叡「榛名?哨戒任務だったと思うけど・・・」


金剛「ならもうそろそろ帰って来るネ!」


比叡「しっかし翔誠の寝顔・・・何というか」


霧島「可愛いですね」


比叡「わかる」


金剛「昔のままネ」


翔誠「うっ・・・」


金剛「起こしてしまいましたカ?」


翔誠「や・・・めろ・・・海原・・・」


金剛「・・・この子は夢の中でも戦ってるのデスネ」


霧島「姉様。私と比叡姉様は朝食を取ってきますね。その後はトレーニングをするのでしばらくはお二人になりますが・・・」


金剛「霧島は本当に気が利く子ネ。ありがとう」


霧島「いいえ・・・では失礼します」


比叡「私も行ってきますね?」


金剛「行ってらっしゃーいネ!」


それから2時間ほど時間が経ち・・・


翔誠「ん・・・んん・・・」


金剛「起きタ?」


翔誠「金剛・・・さん」


金剛「goodmorning?」


翔誠「おはようございます?あの・・・金剛さん」


金剛「どうしたノ?」


翔誠「まさか・・・ずっと俺の事支えててくれてたんですか?」


金剛「まぁ・・・そうネ」


翔誠「重かったですよね?申し訳ありません」


金剛「気にしないデ?私が好きでしてたカラ!それに可愛い物も見れましたしネ?」


翔誠「可愛い物?」


金剛「翔誠の寝顔♪」


翔誠「///」


金剛「今12:30だけどもうそろそろ行ク?」


翔誠「そうですね・・・行きましょう。金剛さん」


昼食を終え時刻は15時を回った


翔誠「それじゃ今日から2日間は各々の役割別の訓練でお願いします。大津田さんは明石さんの所へ。あきつ丸と春雨ちゃんは俺と。鳳凰院さんは島風ちゃん、タシュケントちゃんと」


鳳凰院「俺駆逐艦と訓練かい!?」


あきつ丸「露骨に喜んでるでありますな」


翔誠「鳳凰院さんは自力を伸ばしてもらいたいと思います。なので島風ちゃんとタシュケントちゃんの2人からは後から追いかけてもらいます」


鳳凰院「へへへ」


大津田「ゲッスい顔しやがるな。お前は」


翔誠「2人には1つだけ条件を付けました。殺す気で追いかけ回せって。鉛玉撃ち込みながらでもかまわないって言ってあるので」


鳳凰院「マジかよ!?」


翔誠「それじゃまた20時にお会いしましょう。大津田さんは無理に来なくて平気ですからね?馴染ませることを第一に考えといてください」


大津田「おう。んじゃあな」


翔誠「俺達も行こう」


春雨「はい!」


あきつ丸「了解であります」


鳳凰院「・・・」


島風「あ!蓮司さーん!早速始めよー?」


鳳凰院「よっしゃ!」


─────


翔誠「で?」


あきつ丸「何でありますか?」


翔誠「お前のもう一つの能力って何だ?」


あきつ丸「あぁ!そうでありましたな!」


春雨「私も気になります!」


あきつ丸「良いでありますよぉ・・・まずはご存知の物から失礼するでありますよ」


そう言いあきつ丸は右手を開き突き出した


あきつ丸「ふぅ・・・───焔の槍───」


焔の槍・・・そう口にするや否やあきつ丸の掌から黒い焔が槍状に伸びた。いや、伸びたでは表現が少し足りない。爆発しながら伸び続けた。これが正しいのであろう


翔誠「・・・心臓が2つあって出血もゼロだとこんなに射程も威力も上がるのか」


あきつ丸「大体フルパワーで30m位はイクでありますよ」


春雨「す・・・凄いです!カッコいいです!」


あきつ丸「いやぁ・・・春雨殿に褒められると照れるでありますなぁ~」


翔誠「んで?もう一つの切り札は?」


あきつ丸「お?焦らされるのは嫌いでありますか?」


翔誠「早くしろ」


あきつ丸「やれやれ・・・仕方ないでありますなぁ」


渋々あきつ丸は右手を再び開き今度は突き出さずに海面に手を付けた


あきつ丸「ふぅ・・・ふっ!」


一瞬の出来事だった。手を付けた海面が一気に凍ったのであった


翔誠「・・・」


あきつ丸「名前はまだ無い技でありますよ」


春雨「あきつ丸さん燃やすだけじゃなくて凍らせることもできるんですか!!凄いです!」


あきつ丸「あまり褒めてくださるなって~照れるでありますなぁ~」


翔誠「お前これどうやってるんだ?」


あきつ丸「血液の流れを部分的に無くしてるんでありますよ。壊死すると冷たくなるでありましょう?その原理でありますよ」


翔誠「それでも海面を凍らせる程の温度にはならねぇだろ」


あきつ丸「まぁ・・・その辺の構造は自分にはわからないであります。申し訳ないでありますな」


そんなこんなで時間は過ぎ去り時刻は20時


鳳凰院「し・・・死ぬ」


タシュケント「同志!この人なかなかやるよ!」


翔誠「そうなの?」


島風「うん!私達から普通に逃げ切ったもん!」


翔誠「鳳凰院さん・・・正直想像以上でしたよ」


鳳凰院「だ・・・だろ?俺が1番ビックリしてるよ・・・水くれぇ・・・」


タシュケント「それで?同志達の方はどうだったの?」


翔誠「ん?あきつ丸と春雨ちゃんのこと?」


島風「確かに!どうなったのー?」


翔誠「あーまぁ・・・うん」


島風「すっごく不安になる回答なんだけど!?」


────


あきつ丸「はぁ・・・はぁ・・・」


春雨「はぁ・・・はぁ・・・あきつ丸さんの余裕の無いところ初めて見ましたよ」


あきつ丸「あまりからかわないで欲しいでありますなぁ・・・流石にあの怪物(翔誠)を相手にするのはしんどいでありますよ・・・艦娘キラーでも持ってるんでありますか?」


春雨「確かにありそうですね・・・疲れましたし戻りませんか?」


あきつ丸「ナイスアイデアであります。お風呂入ってご飯食べて寝るでありますよ」


────


翔誠「まぁ・・・やり過ぎたとは思ってるよ」


タシュケント「ふ~ん?まだ体力は残ってるの?」


翔誠「いやいや。何時間ぶっ通しだったと思ってるの?もうヘトヘトだよ。遊ぶ体力なんか残ってないよ」


タシュケント「そう?なら仕方ないね」


翔誠「さぁ。2人共お風呂入ってご飯食べてもう寝た方が良いよ。明日も鳳凰院さんの相手してもらうからね!」


2人「はーい!」


掃討作戦まで残り5日








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SS好きの名無しさんから
2019-05-08 08:07:58

桃蜘蛛さんから
2019-05-05 13:09:11

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2019-05-08 08:08:03

桃蜘蛛さんから
2019-05-05 13:09:11

このSSへのコメント

1件コメントされています

1: 桃蜘蛛 2019-05-05 13:10:10 ID: S:c6b55x

待ってました!


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