2019-05-07 00:34:37 更新

概要

平穏な休日。穏やかな海を眺めながら提督は大和と2人っきりを楽しんでいた。


【ヒトロクマルマル】


――鎮守府・母港――



大和「ヒトロクマルマルです。そろそろ夕暮れ時ですね」


提督「ここからこうしてゆっくり海を眺めるのも、随分久しぶりな気がする」


大和「今日は穏やか海ですね……。とてもいい波です」


提督「出撃してる時の波はどうなんだい?」


大和「沖合ともなるとやはり波の大きさは比べ物になりません。艤装のおかげで動けますが、荒れてる日ともなると射角の固定に苦労します……」


提督「僕の見えないところでも苦労は多いんだね……」


提督(命中率ガン上げしても外れるのって波でズレてるのかな……)


提督「もっと君たちの負担を減らせるよう気を配らないとなぁ」


大和「いえ。提督は大変良くしてくれてます。いつも私たちの状態を気にかけてくれているじゃありませんか」


提督「実際、僕にできるのはそれくらいしかないからね。何か悩みや困ったことがあったら言ってね。出来る限り頑張るからさ」


大和「ありがとうございます」ニコッ


大和「では、もっと出撃させてください」


提督「」


提督「うん……まぁ……もうじきイベントあるし……その時に……」


大和「冗談ですよ」


提督「ごめん冗談に聞こえなかった」


大和「提督にあまりご負担はかけたくありませんから。無理はしなくていいんですよ」


提督「ななななぁに大和型の一隻や二隻余裕で出撃させてやるさ!」


大和「提督。声が震えています」


提督「まぁ冗談はさておき真面目な話次の作戦は厳しいものになるだろう。君や武蔵の力が必要になってくる。苦労をかけると思う」


大和「それが大和の役目ですから。存分にお使いください」


提督「無理はしないでね。君がいないと寂しい」


大和「はい。大和も提督とずっと一緒にいたいです。必ず帰ってきます」


提督「そう。……大和、隣座って」


大和「はい……。こうでよろしいですか?」


提督「うん。ありがとう」ピタッ


大和「提督……」


提督「こうして海辺で腰掛けて、誰かと夕日を眺めるのもいいと思わない?」


大和「なんだか、とてもロマンチックです」


大和「提督」


提督「ん?」


大和「また、こうして夕日を見たいです」


提督「約束しよう。また2人で夕日を見るって」


大和「ありがとうございます……」


大和「せっかくですし、日が沈むまでこのままでもよろしいですか?」


提督「うん……いいよ」


ーーーーーーー


ーーーー


ーー


【ヒトキュウマルマル】



大和「おまたせしました!! ディナーは大和特性フルコースです!!」


提督「わぁ……。昨日鈴谷達とコース料理を食べたけど……大和の腕も相当だな」


大和「お昼のお礼です。腕によりをかけて作りました!」


提督「まさか自室でコースを食う日が来るとは……」


提督「いただきます」


パク


モグモグ


大和「どうですか?」ワクワク


提督「……」モグモグ


大和「……提督?」


提督「あ、うん、ごめん。美味すぎて食うことに夢中になってた」


大和「まぁ! そこまで喜んでいただけたのなら嬉しい限りです!」


提督「いやマジっぱないよ。何をどうやったら家庭でこの味になるんだ……」


大和「今日ばかりは大和ホテルと言われることを誇らしく思います」


大和(だって提督にこんなに喜んでもらったんだもん♪)


提督「いやほんと美味しい。食べることに夢中になりそうだ」


大和「もう、ちゃんと大和とお話ししてくださいよ?」


提督「うーん。ちょっと難しい」


大和「そんなにですか!?」


提督「それほど美味しいってことだよ。料理が美味しすぎるのも考えものだな」


大和「うぅ……。少し加減すればよかった……」


提督「それはもったいない。これを作ってくれた大和にはすごい感謝してるんだ。可愛い大和を見ながらこんな料理を食べれるなんて人生最高の食事だよ」


大和「そうやってまた調子のいいことを」


提督「不服かな?」


大和「不服です。見るだけじゃなくてもっと可愛いがってください」


提督「なら……少し行儀が悪いが。はい、あーん」


大和「!!」


大和「えっと……あ、あーん」///


パク


大和「んっ……えへへへ」とろ〜ん


提督「お、大和がとんでもないトロ顔になってる」


大和「提督にあーんして頂くなんて……感激です」


提督「喜んでくれたならよかった。言ってくれればいくらでもするよ」


大和「でしたら、今度は大和が」


大和「提督。あーん」


提督「あーん」


モグモグ


提督(大和可愛い)


大和「どうですか?」


提督「大和美味しい」


大和「えぇ!?」


提督「あ、ごめん。間違えた。大和可愛い」


大和「そ、そうですか? ちょっと晴れがましいです……」


大和「次のお料理お持ちしますね」///


提督「次もあーんしてねー」


大和「はい! 大和、推して参ります!」


ーーーーーーー


ーーーー


ーー


【フタヒトマルマル】



大和「ふぅ……いいお湯でした。提督、お風呂から上がりました」


提督「はいはーい。なら、こっちおいでー」


大和(ベッドに手招き!?)


大和「あの、その、たしかに大和の居住性は高いですが……まだ……心の準備が……」


提督「大丈夫大丈夫。別に夜戦するわけじゃないから。ただ髪を整えるだけ」


大和「あ……そう、なんですか……」


提督「夜戦の方が良かった?」


大和「い、いえ! そんな事は!」


提督「そ。じゃあ、ここ座って。櫛ですくから」


大和「はい。お願いします」ストン


スースー


提督「綺麗な髪だよねぇ。大和の髪」


大和「髪は女の命ですから。とても気を使ってるんですよ?」


提督「ああ。すいててよくわかるよ。こんなに長いのに毛先まで艶やかで綺麗だ。纏まりがあって理想的で美しい髪だね」


大和「お褒めに預かり光栄です。そういえば、提督は髪フェチだとお聞きしましたが、そうなんですか?」


提督「そこまでじゃないけど……。やっぱ髪が綺麗だと魅力的に見えるよ。艶のある髪は見た目でわかるし印象が違う。ボーイッシュなショートも好きだけどね」


提督「ところでそれは誰から聞いた?」


大和「青葉さんの新聞に書いてありましたよ? 提督は髪フェチで女の子の切った髪を集めてるって」


提督「とりあえずあいつ後で説教な」


大和「髪以外では何処がお好きなんですか?」


提督「全部好きに決まってるでしょ。例えばそのセーター」


大和「この縦セーターですか?」


提督「ああ。普段の凛々しい姿と打って変わって生活感ある女の子らしい服でとても可愛いよ」


提督「それに……」


モニュ


大和「きゃ!! 提督!!」


提督「縦セーターのラインを崩すほど凶悪で主張的なココも」


サッ


大和「んっ……」///


提督「引き締まった腰のラインも」


ギュウ


提督「甘い香りで誘惑してくる君の全てが大好きだよ」


大和「てててててててていとく! あの、そのっ」


バタン


大和「あ……」


提督「今日はちょっと早いけど、このまま寝ようか」


大和「抱きしめられたままですか!?」


提督「うん……そう」


提督「大和、こっち向いて」


大和「………………」クルッ


提督「抱き枕みたいで、いいでしょ?」


大和「こういった添い寝は、初めててで……すごく、ドキドキします」


提督「大和」


大和「はい」


提督「僕が一番好きなのはね」


提督「どんな時でも甲斐甲斐しく尽くしてくれるところが」


提督「すごく愛おしい」ギュウ


大和「…………」


大和「ずるいです」


大和「体を褒めてから性格を言うなんて」


提督「お気に召さない?」


大和「大好きです」ぎゅうう


大和「腕の中に誰かいると、1人じゃないって安心できますね」


提督「うん。夜の孤独を紛らわせてくれる」


大和「すごく心地いいです」


提督「幸せ」


大和「提督」


提督「ん?」


大和「愛してます」


提督「そう。僕はもっと愛してる」ぎゅうう


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後書き

すやすや


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