2019-05-08 08:40:57 更新

2017年10月18日(水) AM:9:00


凡矢理遊園地


楽と千棘は、今月は2人共学校が学祭の準備期間で講義が普段より少ない事もあり、

講義が無い日なので、

近場の遊園地に平日デートに来ていた。


楽 「久々に来たなーー、遊園地なんて。」


千棘 「そうねぇ。

去年、私がアメリカに行く前にあんたと最後に行ったのは、あのジェットコースターだらけの遊園地で、それっきり本当の恋人になってからは、一度も来てなかったわよね。」


楽 「ああ、そんな遊園地も行ったよな。」


楽 (俺はあの遊園地に行った日に、

お前とケンカして仲直りした日に、

お前の事が女の子として好きなんだと気付いたんだったな。)


千棘 「そういやああんた、

あの日、ジェットコースターをたかだか20か30乗っただけで、ヘロヘロになってたわよね(笑)。」


楽 「なっ!

うっせーな!

2時間のうちに30回も乗ってたら普通はああなるんだよ!

俺はお前ほど、肝が座ってねーんだよ!」


千棘 「まあ、それは置いといて。

さあ、チケットを買って中に入りましょーよ。」


楽 「おう。」


楽&千棘 「チケット下さーい。」


店員A 「はーい。

丸一日用チケット、2人分ですねー。

まいどありー。」



そして、楽と千棘は凡矢理遊園地の中に入り………


千棘 「わーー!

ここの遊園地、いっぱいアトラクションがあるわねーー!」


楽 「そうだなぁ………

お、アレなんかどーだ?」


スッ



楽は空高くそびえ立つ、ジェットコースターを指差した。



千棘 「え?

ジェットコースター?

さっき、前に乗り過ぎてあんたがクラクラになったって、昔話(むかしばなし)したばかりじゃない?」


楽 「いや、だからこそまた乗ってみたいんだ。

あの日のリベンジって感じで。」


千棘 「なるほどね………

いいわよ、乗りましょう!」



そして2人は、ジェットコースターの受付まで歩いて、



店員B 「はーい、

ジェットコースター1回につきお一人様500円。

お二人で1,000円になりまーす。」


スッ


2人は席に隣同士に座った。


千棘 「さーて、始まるわよ、楽!」


楽 「ああ。」


ガチャッ


2人は安全ベルトを締めた。



ドピューン!


千棘 「やっほーい!

やっぱりジェットコースターって、

爽快(そうかい)で気持ちいいわーー!」


楽 「うう………。」



そして、ジェットコースターは終わり………



千棘 「ふーー、楽しかったわねーー。」


楽 「ああ、そうだな。」


千棘 「アレ?

あんた、私が思ってたより大丈夫じゃない?

高2の時のジェットコースターの時は、

1つ目か2つ目でもう顔色変わってたじゃない?」


楽 「いや、蒼也との訓練や、

星獣や星神との戦いで、

ジェットコースターなんかよりもっとヤバい戦いも何回も乗り越えて来たからな。

ジェットコースターくらいじゃあ、

大丈夫になってきたみたいだな。」


千棘 「そっかぁ………。」


千棘 (やっぱり、嬉しいな。

あのもやしっ子だった楽が、少しずつ強く立派になっていく……………。)


クスッ


千棘は楽の成長に、笑いをこぼした。


楽 「?なに笑ってんだ、千棘?」


千棘 「なんでもないわ。

さあ、次のアトラクション行きましょう、楽!」




いかがでしたか?

この小説ももうちょうど200話まで来ましたので、

何か記念にと思って、

原作の200話の定期デートの始まりと同じ、

遊園地デートの始まりにしてみました。


第1巻 第200話 完


このSSへの評価

1件評価されています


SS好きの名無しさんから
2019-05-08 18:20:49

このSSへの応援

1件応援されています


SS好きの名無しさんから
2019-05-08 18:20:43

このSSへのコメント


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください