2019-05-18 21:54:34 更新

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やすな「ソーニャちゃん」

ソーニャ「…なんだよ。今プリント探すのに忙しいんだが…次は視聴覚室だろ。あの家庭科のババアうるせえからなんとしてでも探さねえと…」

やすな「ソーニャちゃん!!!私…」

ソーニャ「あ?なんだお前も忘れたのか?」

やすな「私…好きな男子が出来たの…」

ソーニャ「あっそ。良かったな」

やすな「うふふふふふふふふ、恋をするってこんなに素晴らしいんだ。あはははいひひひひひ」

ソーニャ「な、なんだこいつ…いつもに増してイカれてやがる…」

ソーニャ「まあ良いか…で、その相手は誰なんだ?このクラスの奴か?それとも上級生か」

やすな「ウヒヒヒヒヒヒヒ…お、おな、おなななななななな同じクラスの伊藤君…いひひひ…」

ソーニャ「あー…伊藤誠か。なんか最近転校してきて謎に女子からめちゃくちゃ人気ある奴だろ?今女子同士のトラブルの原因の7割ぐらいはアイツだよな。ったく学校の中でくらい落ち着いて過ごしたいってのに…」

やすな「あの人を悪く言わないで!!!!!!!ソーニャちゃんでも許さないよ!!!!!!」クワッ

ソーニャ「は…はい!すみません!」

ソーニャ(な、なんだ今のは…とっさに謝ってしまった…)

ソーニャ「い、いやー…別にアイツを悪く言ってる訳じゃないぞ??あくまで女子が勝手に盛り上がってるだけで…ハハw」

やすな「…そう。なら良いけど」


キ-ンコ-ン…


ソーニャ「あっ!くそっ、もう移動しねえとまずい!プリント結局見つからねえし!!」




『全くあなたって人は私のことをバカにしているんですか!?これだから最近の若い子は…』ブツブツ

ソーニャ「はい…すみません…」

『大体その髪の毛はなんですか!?地毛なんですか!?証明書は出してるんでしょうね!?』

ソーニャ「はい…一応…はい…以後気をつけます…」

『もう良いです!!席に戻りなさいっ!!!』

ソーニャ「…ふう。やっと解放された。高校生も楽じゃないな」

ソーニャ「やすなのやつ…よく見ると伊藤のことばっかり見てるな」

やすな「うふふふふふふふ…伊藤君、真面目に授業聞いてる…可愛いなあ…うひひひひひ…」

ソーニャ「怖っ」

ソーニャ(まあこれからやすなは伊藤に夢中になる訳だから、私は自由時間が増えるな。単価の高い深夜帯の任務を増やして休み時間を睡眠にあてるか…)

『…では1人の女性が15歳から49歳までの間に産む子どもの数の平均のことをなんと言いますか?…じゃあ伊藤君!』

伊藤「えっと…合計特殊出生率です」

『その通りです!そういえば伊藤君はどのくらい子ども作る予定なの?今彼女いる?高校生じゃまだ早いわよ!不純異性交遊になりますからねっ!!ところで先生ぐらいの年って守備範囲内?』

伊藤「いやー流石に範囲外かなーwwwアハハハハ」


ナニアノババア…モシカシテ…ザワザワ…


ソーニャ「やれやれ…ってうわっ!」

やすな「あのババア…コロス…コロシテヤル…コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス…」ブツブツ

ソーニャ「わ、私は次の数学の予習でもするかな〜っと…」


放課後


ソーニャ「さて、さっさと帰ろう。今日はなんだか無意味に疲れた」

『あいつさー、なんか胡散臭くね?私あんなのに騙されないわーww』

『分かるーww絶対ヤバイwwとりあえずタマちぎっといた方が良いってwww』

『そうそうこの前あいつと仲良くしてた女子が産婦人科に入るとこ見たんだけどwwその後学校来てないしwww』

やすな「…おい」

『えww何?折部さんww』

『折部さん最近あいつよく見てるよねwwもしかして惚れてるの?ww』

『ないないww折部さんに限ってそれはないってwww』

やすな「てめえら…今伊藤君のこと馬鹿にしてただろ」

『えーちょっと待ってww折部さんもしかしてホントに?wwww笑えるんだけどwww』

やすな「てめえらみたいなブスが伊藤君のことを偉そうに評価すること自体ちゃんちゃら可笑しいんだよ…そんな顔じゃどうせ伊藤君と釣り合わないし自分に自信も無いからそんなこと言ってんだろ?顔も心も醜いって終わってんなぁオイ…」

『は、はぁ〜???マジイミ分かんないんすけど???』

『折部さんそれは無いわ〜wwてゆーか自分は釣り合うとでも思ってるわけ?ww』

やすな「もっぺん言ってみろこのクソアマァアアアアッッ!!!!!」


ソーニャ「お、おい…やすな。もうそのへんに…」

やすな「なに、ソーニャちゃん?こいつらの肩持つの?」

ソーニャ「いえ、とんでもございません…」

ソーニャ「…はぁ。しょうがない。私はもう帰ろう」


やすな「許さない!!!てめえらみたいなブスはずっと教室のスミで大人しく少女漫画でも読んでろ!!!ボケ!!!」

『なにコイツ頭可笑しいんじゃね?ねえもう帰ろ?』

『そうだねー。こんなのに取り合ってたら時間の無駄だよ〜』キャハハ

やすな「ウアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」


翌朝


やすな「あ、ソーニャちゃん。おはよ」トン

ソーニャ「うわっ!!びっくりした…急に話しかけないでくれよ…」

やすな「…え?普通に挨拶しただけじゃん。それにいつもの関節技は?」

ソーニャ「い、いや…今日はなんかそういう無駄なエネルギーを使うのは…」

やすな「無駄?なにが無駄なの?」

ソーニャ「ち、違うんだ!!今日はそういう気分じゃないってだけだよ…ははは」

やすな「ふ〜〜ん、そうなんだ。変なソーニャちゃん」

ソーニャ「…どっちがだよ…」

やすな「えっ?何か言った?」

ソーニャ「いえ、何も言ってません!!!」

やすな「どうしたの私に敬語なんか使っちゃってwwさては仕事し過ぎで疲れてるんだな?wwwたまにはゆっくり休まなきゃダメだぞ??ww」

ソーニャ「はい…前向きに検討させていただきます…」

やすな「アハハハハwwwwwwwwwwwww」


昼休み


ソーニャ「な…何してんだ?」

やすな「わら人形作りだけど?」

ソーニャ「さ、左様でございますか…ちなみに誰を呪うつもりで…?」

やすな「あのクソブス2匹と家庭科のクソババアだよ。伊藤君を傷つける奴は皆殺しなの…うふふふふふふふふふふふ」

ソーニャ(こいつ私より殺し屋の才能あるだろ…)

『そういや今度の合コンあと1人足りねーんだけど誰呼ぶ?』

『あー…どうすっかなぁ…伊藤とか?』

『いや伊藤はwwやめとこうぜwww』

『そうだよなwwwなんかヤリチンぽくね?アイツww』

『俺も思ってたわwwwなんかそんな感じすんだよなww早めにタマ取っといた方が良いってwww』

やすな「…おい」

『あ、折部さんwwどうかした?ww』

やすな「伊藤君が一体…何をしたって言うの…?見苦しいよ…男の嫉妬は…」

『ど、どうしちゃったの折部さん?ww別に俺たちそんな大したこと言ってねえよ?ww』

やすな「伊藤君を合コンに誘わないところまでは良いよ…変な女にツバ付けられたりしたら困るし…でもその後が問題なの…」

『ヒュー!大胆告白キタコレ!てっきりソーニャ以外の人間のことなんか考えてないと思ってたが意外や意外wwやっぱ女子なんだねww』

やすな「この下半身に忠実な醜い猿共が!!!!その小汚い嫉妬心を隠しきれてないぞと言ってるんだ!!マヌケが!!!!!」

『はひいwwwwすみませええんwwwヤベエwwww超キレてるwwww』

『購買行こうぜwwww相手しない方が良いってwww』

やすな「ガルルルルルルル…わ、わら人形…もう二体追加…」

ソーニャ「…これは悪い夢か?なげえ夢だなーアハハハ」


帰り道


やすな「ソーニャちゃ〜ん。一緒に帰ろうよ〜」

ソーニャ「や、やすな!ど、どどどどどどうした?」

やすな「どうしたって?」

ソーニャ「いやー、私なんかじゃなく伊藤と一緒に居れば良いんじゃないかなーと」

やすな「何呼び捨てしてんの」

ソーニャ「あ…いや、その…私なんかではなく伊藤様とご一緒すればよろしいかと」

やすな「うん、さっき校門のところで喋ってたよー。あ、そうそう今日はねー、なんと7分36秒も伊藤君と話せました!」

ソーニャ「へ、へー…そりゃあ凄いな…というか計ってるんだな…」

ソーニャ(私に絡んできていた時から思ってたがこいつなかなか積極的というかグイグイ行くというか…なるほどそのパワーが男に向くとこうなるのか?)

やすな「あー…癒される…伊藤君がいない人生なんて考えられないよ…」

ソーニャ「伊藤様のどんなところがお気に召されたんでしょうか?」

やすな「えーー、なんだろう…全部かな!」

ソーニャ「え?」

やすな「全部!全てが尊い!」

ソーニャ「いや…あいつまだ転校してきてから2週間くらいだろ?もしかして顔…?」

やすな「ああん?」

ソーニャ「伊藤様は神!!キリスト!仏陀!ムハンマド!ヤハウェ!」

ソーニャ(何やってんだ私は…もう嫌だ…転校したい…)

やすな「じゃ、私こっちだから。また明日〜」

ソーニャ「ごきげんよう〜…」


ソーニャ「はぁ…近日中に幹部に言って担当地区変えてもらおう。というか日本から出よう。日本人はクレイジーだ…」

あぎり「ソーニャ〜。こんなところにいたんですね〜」

ソーニャ「あ、あぎり!!そうだ、あぎりがいた!私は独りじゃない!!」

あぎり「何を言ってるんですか〜?」

ソーニャ「最近やすながおかしいんだ…いや、前々からおかしかったが今回はもうブッチギリの限界突破でおかしいんだ。最早あれはやすなじゃない…きっと何かに取り憑かれている…」

あぎり「ん〜〜、もう少し詳しく教えていただけますか〜?」

ソーニャ「最近うちのクラスに伊藤誠ってやつが転校してきただろ?やすながそいつに入れ込んでんだよ」

あぎり「どれぐらい?」

ソーニャ「いや…あれは異常だ。伊藤の陰口言う奴らにものすごい剣幕でケンカ売りに行ったりわら人形作ったり…伊藤と喋った時間を計ってたり…あともう全体的にキャラが崩壊してて…」

ソーニャ「あぎりは伊藤のこと知らないか?今色々と女子の中のトラブルの元になってるだろ?」

あぎり「うーんあまりそういうことは詳しくなくて…」

ソーニャ「そうか…あと最近恥ずかしながらやすなに恐怖心を抱きはじめてるんだ。あいつきっと伊藤絡みで何かとんでもねえことやらかすぞ…」

あぎり「うーん…そうですねぇ…でも言ってみればただの恋愛でしょう?放っておけば良いんじゃないですか?」

ソーニャ「そ、それはそうかもしれんが…あぎりも一回あいつと話してみろって!完全にあいつイカれちまってるから!!」

あぎり「この年頃の人間は皆多かれ少なかれ恋愛絡みでイカれた行動を取りますよ。特にやすなさんのようなバイタリティーのあるタイプならそうなるのは別に不自然とも言い切れませんよ〜」

ソーニャ「この年頃はって…一体お前どういう立場なんだ…?いやそんなことよりどう見ても不自然だ!!!なんかあいつ人を殺しかねない勢いだぞ!!」

あぎり「人なら私達もよく殺してるじゃないですか〜」

ソーニャ「そういうのとは訳が違うんだって!!!」

あぎり「も〜、仕方ないですね〜。じゃあ明日やすなさんと話してみます〜」


翌日


やすな「へー伊藤君そんなことまで知ってるんだ〜賢いんだね〜」

伊藤「いやーそれほどでもあるかなぁ〜なんて、ニャハハハハww」

やすな「私バカだからこれからも色々教えて欲しいなぁ〜」

伊藤「そう???じゃあ今度僕の家に…」

あぎり「やすなさ〜ん」

やすな「お、あぎりさんだ。どうしたんですか?」

あぎり「あら、こちらの方は?」

やすな「この前転校してきた伊藤君だよ〜」

あぎり「ああ、彼がそうなんですか…ふーむ…」

やすな「伊藤君!こっちは私の友達のあぎりさん!実は忍者なんだよ!忍者!凄くない??」

伊藤「でかいなぁ…」

あぎり「はい?」

伊藤「いや、なんでもないよ!へへへ…」

あぎり「やすなさん、今日のお昼一緒に食べませんか〜?」

やすな「良いですよ!あ、そうだ。伊藤君も一緒に食べない?屋上で!」

伊藤「え、でも…うーん…」

あぎり「私は構いませんよ〜」

伊藤「そ、そう?…じゃあ行こうかなwww」


昼休み ー屋上ー


伊藤「そんでさ〜、そのアニメでは主人公の男の子が友達の女の子に刺されて死んじゃうんだよ〜。挙句の果てには生首になってさ〜」

やすな「えー何それ怖いよ〜!www」

伊藤「全く自業自得としか言いようがないけどねwwwwあんなクズ男は女性に恨まれて当然だよwwww」

やすな「そのアニメ面白そうwww私も観たいなぁwww」

あぎり(なるほどこれは完全に惚れてますね…しかし気になるのは先程からの伊藤君の視線…基本的にやすなさんの顔を見つつチラチラと私の方を…私の顔というよりそこから十数センチ下の方…?一体何か意味が…?)

やすな「あっ、あぎりさん、胸のところにご飯粒付いてるよ!取ってあげる〜」

あぎり「あら、そうでしたか。ありがとうございます〜」

伊藤「そうそう、さっきから気になってたんだけどなんか注意しづらくてねーwww僕男だしww」

やすな「へー、伊藤君って結構紳士なんだね〜」

伊藤「それほどでもあるかなぁ〜?ハハハハハ」

やすな「えへへへ…」

あぎり「うふふふふ…」

あぎり(なんだ。ご飯粒でしたか…やすなさんは見てる限りただの恋する女子、ですが…)

『あれ、あいつ折部じゃない?』

『ほんとだ…伊藤君と一緒にご飯食べてるじゃん…なんなのアイツ…』

『よし、お昼ここで食べようよwwいっちょ嫌がらせしてやろうww』

やすな「…ちっ、来やがったか…メス猿が…」

あぎり「…?」

『そういえばさー、この前の小テスト、めちゃ簡単だったのに1人再テストの人居たよねーwww誰だったっけ?www』

『あーえっとwwww…誰だったっけなぁ?www確かイニシャルがY.O…だったかなぁwwwww』

『あれ落とすとかマジやばいよねwwwwお先真っ暗wwww』

やすな「ブタ共が…」

やすな「ねぇ〜伊藤くぅ〜ん、私勉強出来ないからさぁ〜、今度伊藤君の家でみっちり教えて欲しいなぁ〜〜、べ・ん・きょ・う♡」スリスリ

伊藤「えー急にどうしたの折部さんwwwそんな風に腕に抱きつかれたらお箸が上手く持てないよぉwwwwマイッタなぁwwww」

あぎり(ソーニャが言ってたのはこういうことですか…いや、でもまだこれくらいなら一般的にあり得る範囲の修羅場…?)

伊藤「ごめんちょっとトイレ行ってくるよ」

やすな「はーい」

あぎり「どうぞ〜」

伊藤「一発抜いとかないととてもじゃないけど落ち着かないよ〜」

やすな「え、なんて?」

伊藤「なななななんでも無いよ〜!すぐ戻ってくるから待っててwww」




ソーニャ「よし、飯も食い終わったし休み時間終わるまで寝るか…あ、そうだトイレ行っとこう」スタスタ…

伊藤「えーっとトイレどこだっけ〜」スタスタ…


ドンッ


伊藤「…おっと、ごめんよ」

ソーニャ「…いや、こちらこそ」

伊藤「あ、そうそう、君ソーニャさんだっけ?ここから近くの男子トイレってどこ?転校してきたばっかりだから分からないんだよね」

ソーニャ「ああ、それならこの廊下を真っ直ぐ進んで突き当たりを左に…」

伊藤「へー…なるほどなるほど。分かった。ありがとう!ところで君さ…その制服の下、何着てるの?下着とはまた違うよね?さっきぶつかったとき微妙に違和感があってさ…なんだろう…薄くて硬いプレートみたいな?」

ソーニャ「は?なんだお前…?」ムカッ

伊藤「あ、ごめんごめん!!じゃあ僕行くから!」スタスタ…

ソーニャ「…あいつ…防弾チョッキのことを…というよりなんてデリカシーの無い奴なんだ!今度会ったらぶん殴ってやる!」




やすな「てめえら何伊藤君といい感じになってるとこ邪魔してくれてんだ??他人を落とすよりまず自分を磨きなよ」

『えええええ?wwww一体なんのこと?www』

『そうだよwwwあたいら普通に喋ってただけじゃんwww』

やすな「このアバズレが!!!!オモテ出ろやコラァ!!」

『いや既に屋外なんだけどwww』

『やっぱバカだねwwwさ、教室戻ろうwww』

『じゃあねwww脳たりんのぶりっ子さんwww』

やすな「くそう…くそう…いつか目に物見せてやる…!!」

あぎり(恋愛はここまで人を狂わせてしまうものなのか)

伊藤「いやーゴメンゴメンwww場所が分からなくてさぁwwwソーニャさんに聞いちゃったよww」

やすな「あ、伊藤君おかえり〜!ソーニャちゃんね〜。そういえばソーニャちゃん誘うの忘れたなぁ〜。今度ソーニャちゃんとも一緒に食べようよ!」

伊藤「そうだね〜。というかあの子外国人なの?日本語ペラペラだったけど」

やすな「そうそう外国人なんだよー。いつも一緒に遊んだり帰ったりしてたんだけど最近は伊藤君がいるから一緒の時間減っちゃったかもね〜」

伊藤「ふーん、そうなんだー…ブロンドの白人女…ありだな…」




やすな「えーんここ分かんないよぉ伊藤くぅ〜〜ん」

伊藤「それはつまりかくかくしかじかなんだよ〜ニャハハwww」

やすな「言ってること全然分からないけど伊藤君すごぉ〜いww」キャッキャッ

『最近あの2人いつもくっついてるよなーww』

『確かにwwwあの男は絶対地雷だってのにwww』

『全くなwww他の女も見る目無い奴多過ぎだろwwww』

『おいおーいwww早く気付けwwwwそいつはただの獣だwwww』

『てかあいつ陰キャっぽくねwww』

伊藤「…おっと。LINEだ…あ、折部さんゴメン。人に呼び出されちゃったよーwwちょっと行ってくるねww」

やすな「うん、分かった〜」


やすな「…おい、劣等個体ども…」

『ヤベエwwwまた来たwww』

やすな「いい加減にしろや…私が誰と仲良くしようがてめえらには関係ねえだろうがよ…モテない男の僻みはみっともないって散々言ってんだろうが!!そんなに伊藤君が羨ましいのかよ??タマ抜くべきはてめえらだこのボケ!!」

『まあまあ落ち着いてwwwww』

『ちょっと忠告してあげてるだけじゃんwwww』

やすな「余計なお世話だよイカレポンチが…」




ソーニャ「おーいあぎり!」

あぎり「あ、ソーニャ〜。どうしました?」

ソーニャ「どうしましたっていうか…やすなのことだよ。ヤバいだろ?あいつ?」

あぎり「う〜〜〜ん、まあ確かに前と比べると人格が変わったような気がしますが…」

ソーニャ「そうだろ?…はぁ…どうすれば…」

あぎり「どうするもなにも、彼女が普段どう振る舞うかは彼女の勝手でしょう?」

ソーニャ「そ、それはそうだが…しかし…」

あぎり「ソーニャもこれまで通り好きに生きましょ〜」

ソーニャ「そういうもんかな…なるほどそうだな。どうやら私はやすなに変な期待をしていたのかもしれない。反省するよ」


またまた翌日


ソーニャ「とは言ったものの…はぁ、なんだか最近学校にいるのが辛い…」

やすな「ソーニャちゃんっ!」

ソーニャ「うおあっ!!!ど…どうした?」

やすな「そんなにビックリしなくても…今日のお昼屋上で皆と食べない?」

ソーニャ「み、皆って誰…?」

やすな「えーと、私とあぎりさんと伊藤君」

ソーニャ「わ、分かった。行くよ…」

やすな「やったー!」


昼休み


伊藤「あ、ソーニャさんだ。いやーwwこの前はありがとうwww助かったよww」

ソーニャ「ああ…気にすんな」

ソーニャ(こいつ…一発殴ってやりたいが今はやすながいる…抑えなくては…)

あぎり(ソーニャ…あの感じは怒り…?伊藤君に何かされたんでしょうかね)

やすな「ねーねーソーニャちゃん。今日2人で伊藤君の家に行かない?今日伊藤君の家お母さん居ないんだって!あぎりさんは今日仕事あるから無理らしいけど…」

ソーニャ(行きたくねえ…)

あぎり(ものすごく行きたくなさそうな顔をしていますね…やすなさんと居るのが怖い…とか?)

あぎり「えっと…ソーニャも今日仕事入ってませんでしたっけ?」

ソーニャ「あ…ああ、そうだった。そうなんだよ。私も無理だな…」

やすな「えー、そんな〜、残念だなぁ〜」

ソーニャ(あ、あぎり…気を遣ってくれたのか…ありがたい…)

伊藤「仕事って?2人で同じバイトしてるの?」

あぎり「ええ、そんな感じです〜」

ソーニャ(いや、待てよ…そうするとやすなが1人でこいつの家に行くということに…なんだかそれは非常にまずい気がする…!!私の動物的勘がそれはヤバいと告げている…ッッ!!)

あぎり(あら…あれは何か焦っている顔ですね…なるほど、やすなさんと伊藤君が一つ屋根の下で2人きりになることに危機感を抱いているといったところでしょうか…?)

ソーニャ(あぎりはやすなの好きにさせておけと言っていたが…ど、どうする…?伊藤は果たして信用出来る人物なのか…?まさか付き合ってもいない知り合って間もない女子と事に及ぶなど…いや、それも含めてやはり放っておくべきなんだろうか…私は過干渉なのか??私はやすなが怖いのか?心配なのか?どうしたいんだ、私は!?)

あぎり(ソーニャ、すごい汗…そしてあの表情は焦りというより何かについて葛藤している感じですね…やすなさんが心配だけど放っておくべきなのか考えている…?)

ソーニャ「…」ガクガクガクガク…

あぎり「…ソーニャ、だ、大丈夫ですか…?さっきから全然食べてませんし顔色も悪いですよ…ちょっと保健室に…」

伊藤「ああ、じゃあ僕が付き添うよ」

ソーニャ「えっ…?」

伊藤「保健室の場所この前覚えたから。この間のお礼させてよ」ニッコリ

ソーニャ(これは…これはチャンスだ!とりあえず奴にやすなを傷付けたら許さないぞと忠告しておくか…)

ソーニャ「ああ…悪いな」ニヤリ

あぎり(笑った…?うーむ…これは…ソーニャの性格からして伊藤君に釘を刺しておくつもりでしょうか…しかし肝心の伊藤君ですが…一体何を考えているのかイマイチ分かりませんね…人間の心であればこのメンタリストAGIRIと呼ばれる私なら大体読めるのですが…彼は本当に人間…?)

やすな「ソーニャちゃん大丈夫?」

ソーニャ「いや、ちょっと気分が悪いだけだ。やすなは気にしなくていい」




伊藤「えっと確か1階の…」

ソーニャ「オラァッ!!!」バキッ‼︎

伊藤「痛っ!!!な、何するんだよいきなり…」

ソーニャ「この前のセクハラのお礼だよ…あと、お前…やすなに変なことしたら許さねえからな」

伊藤「な、なんのことだよお…言ってる意味が全然分からないぞ?」

ソーニャ「ちっ…具体的に言わなきゃダメか…やすなが今日お前の家に遊びに行っても襲ったりすんなよって言ってるんだよ」

伊藤「そ、そんなのなんで君に決められなきゃいけないんだよ?僕らの自由じゃないか!」

ソーニャ「て、てめえ…やっぱり…」

ソーニャ「とにかくだ!こんな知り合って間も無い時期に妙なことしやがったら命は無いと思え…」

伊藤「そんな子どもみたいな脅しがきくかよ…」

ソーニャ「これでもか?」チャキ…

伊藤「ひ、ひぃいい…ナイフ…!!なんでそんなの持ち歩いてんだよ…刃物…女性…うう…なんだかすごいデジャヴが…」

伊藤「…全く…分かったよ。そんなことしないって約束するよ…はぁ、というか保健室くらい一人で行けよな。俺戻るから」スタスタ…

ソーニャ「…」

ソーニャ「…これで良かったんだろうか…?私はもしかして2人の邪魔をしてるだけなのか…?」




『起立!礼!さようなら〜』

やすな「伊藤君!じゃあ行こっか!」

伊藤「いや、良いや。なんか気分変わったし」

やすな「えええ…なんで…?何かあったの?」

伊藤「うるさいな。もう絡んでくるなよ。はぁ、女子って面倒くさいなぁ…」

やすな「そ、そんな…」ガ-ン…

『クスクス…なんか知らないけど振られてやんのーwww』

『ざまあ無いねwwww』

やすな「分かった…ごめんなさい…」

ソーニャ(あの野郎!!…もうやすなを切り捨てやがったっ!!)


帰り道


ソーニャ(やっぱり私は間違っていたのかもしれない…出しゃばり過ぎた…やすなを傷付けたのは私だ…男女がどのタイミングで何をしようが完全に自由なはずだ…あぎりの言った通りだったんだ…)

やすな「ソーニャちゃん」

ソーニャ「お、おう…後ろにいたんだな」

やすな「…」

ソーニャ「…どうした?歩かないのか?」

やすな「…ソーニャちゃん、伊藤君に何吹き込んだの?」

ソーニャ「吹き込むって…な、何を根拠に…」

やすな「保健室まで付き添うって伊藤君に言われたときに微かに笑ってたよね?2人でいた時にきっと伊藤君に私の悪口を吹き込んだんだ…」

ソーニャ「そんなことするわけ…!」

やすな「ソーニャちゃんにこれまで散々罵られたり、殴られたり、技かけられたりしたけど…それは大体私のせいだし、なんだかんだで楽しかったから良かったよ…でも、今回はちょっと許せないかなぁ…」

ソーニャ「ち、違う…そんなつもりじゃ…」

やすな「やっぱり!!やっぱり何かしたんだ!!この悪魔!!!私が羨ましかったんだね…普段クールぶってるけど、実際はそこらへんにいるレベルの低い女子と変わらないんだ…うわーーーん!!…」タタタ…

ソーニャ「…や、やすな!待ってくれええ!!」

ソーニャ「すまない…本当にすまない…!…くそっ!こんなことになるなんて…」

ソーニャ「私は…もしかして本当にやすなに嫉妬していたんじゃないのか…?やすなのためだと思ってやっていたが無意識のうちに?」

ソーニャ「もう良いや…えーと…人事担当の電話番号は…」

ソーニャ「…」プルルルルルル…

ソーニャ「あ、お疲れ様です。ソーニャですけど…異動願いなんですが…ええ、そうですねウクライナあたり今空いてませんでしたっけ?…いや実は早急にお金を貯めないといけなくなりまして…今あそこ単価高いですよね?…はい…え?最近頑張ってるから給料上げるって??そ、そんなぁ〜悪いですよぉ〜」

ソーニャ「…あ、はい…じゃあ、これからもここで頑張ります…はい、失礼します…」

ソーニャ「…」

ソーニャ「死のうかな」


ザアアアア…


ソーニャ「雨か…ついてねえ。しかも結構本降りだし…天気予報めちゃくちゃ外れてんじゃねえか」

ソーニャ「…はぁ…服がずぶ濡れだ…今日に限って防弾チョッキ着るの忘れるとは…しかもさっきのことで精神的にかなりヤバイ…あそこの公園のベンチで少し休もう…屋根も付いてるし」

ソーニャ「…ふう。なんだか眠くなってきたな…実は夢だったりしねえかな…寝て起きたらきっとやすなが…」

ソーニャ「…」ス-ス-…


伊藤「あああもう凄い雨だよー。どこかで雨宿りしよう…」

伊藤「あれ?あそこにいるのはもしかしてソーニャさん…?」


伊藤「…寝てるのか。全くもうコイツのせいで…」

伊藤「ずぶ濡れだからブラウスが透けて下着と白い肌が…」ゴクリ…

伊藤「代わりにコイツに責任取ってもらうか」サワ…

ソーニャ「よりによって伊藤誠かよ」

伊藤「お、起きてたの?!」

ソーニャ「もう我慢ならねえ…貴様さえいなければ…」

伊藤「な、何言ってるんだよ。怒るのは俺の方だ!せっかく今日上手くいきそうだったのに!そっちこそ責任取れよ!!」

ソーニャ「責任か…ははは…もうなんでも良いや…私が全部悪うございました…もうなにもかも終わりだ…」

伊藤「謝っただけで済むわけないだろ!どうしてくれんだよ!代わりにヤらせろよ!!」

ソーニャ「」プッチ-ン


新井里美『…瞬間!彼女の身体を構成する全て!皮膚!血液!眼球!筋肉!脳組織!…一切が破壊と破滅の衝動に支配されたッッ!!』


ソーニャ「貴様を殺して私も死ぬッ!!!!うおおおおおおおああああああ!!!」


ドカッ‼︎ズドッ‼︎


伊藤「うわああああ!!痛い痛い痛い!!…なんだこのパワーッ!!強い…強過ぎるっ!!!」

伊藤「…し、死ぬッ!!殺されるッッ!!!た、助けてえええ!!」

ソーニャ「…お前さえ!!お前さえいなければこんなことにはならなかったんだあああああ!!!!!許さん!!!!誠ッ!!死ねええええええええ!!!!でりゃああああああああああッッ!!!」ゴッッッッ!!!

伊藤「…がはぁっ!!せ…かい…」ガク…


ソーニャ「はぁ…はぁ…」

ソーニャ「よし…気絶してはいるが…まだ生きてるな…くくく…たっぷり拷問した後に八裂きにしてやる…」




『あれ、地下の拷問室って今誰が使ってるんですか?』

『あー、多分ソーニャさんだよ。さっき大きい袋を乗せた台車押しながら鍵借りに来たから』

『そうなんですか〜。あ、そういえばこの前あぎりさんに渡した交通費なんですけど…』


伊藤「はっ!!」

伊藤「ど…どこなんだここは…?何かの台の上に大の字に寝かされている…?というか手足が縛られて動けないし全裸だし…なんだこれは…」

ソーニャ「先生、患者が目を覚ましました」

ソーニャ「分かった。ではそろそろオペを始めるか…」

伊藤「あれ…ソーニャさんじゃん!ちょっと…ここどこなの?ねえ謝るからさーこれ解いてよ〜」

ソーニャ「男性ホルモン濃度及び大脳新皮質に異常…」

ソーニャ「どうしますか?」

ソーニャ「なんか面倒だから生殖器を切り取って脳を全部破壊しよう」

ソーニャ「分かりました!」

伊藤「な…何言ってるの?というか誰と喋ってるの?1人何役?」

ソーニャ「先生!患者がうわ言を…!麻酔が不十分なのでは?」

ソーニャ「気にするな!麻酔は切れなかった…患者も目を覚まさなかった…良いね?それより早く準備をしろ!手術はスピードが大事だスピードが…」

ソーニャ「はい!すみません!あ、先生なんか音楽かけます?」

ソーニャ「そうだなあ…ヴェルディの『レクイエム』より『怒りの日』で」

ソーニャ「わっかりました〜♪」

伊藤「くそーーっ!!なんだよもう!早く解いてくれよ!」ガチャガチャ

ソーニャ「先生!患者が暴れはじめました!やはり麻酔が…」

ソーニャ「気にするなと言っているだろう!仕方ない…まず手足を切断しよう。なんか鬱陶しいし。チェーンソー!」

ソーニャ「分かりました!」ブイイイイイン…

伊藤「ちょっ!!!何してんの!!や…やめてくれええええ!!!」




ソーニャ「…ふう。手術は大成功だな。あ、すみません鍵の返却です」

『あら、もう終わったんですね。独房は使わないんですか?』

ソーニャ「いや、死んだからダストシュートに突っ込んどきました」

『そうですか。手加減て難しいですよね〜。あ、そうそうソーニャさん聞いてくださいよ〜この前ボスにお茶運んだときに〜…』

ソーニャ「…あ、すみません私もういかないと…シャワー室借ります」

『そうなんですか?そういえば今度の休み皆で一緒にランチ食べに行くんですけどソーニャさんも良かったら来てくださいね〜』

ソーニャ「ははww…分かりました。考えときます」




ザアアアア…

ソーニャ「雨…まだ止んでなかったのか…」

あぎり「…あれ、ソーニャ。こんなところで傘も差さずにどうしました?風邪引きますよ」

ソーニャ「あぎりか…いや良いんだ。もうそろそろいかないと…」

あぎり(一体何を言って…何か自暴自棄になっている…?それになんだか微かに血生臭い匂いが…これは結構派手にやりましたね。組織のビルから出てきたところから察するに誰かを拷問してきたのでしょうか)

あぎり「誰をやったんですか?」

ソーニャ「…」

あぎり(いや…ソーニャには今特にそういう指令は出ていなかったはず…とすると私怨?)

あぎり「伊藤君ですか?」

ソーニャ「…だからなんだよ」

あぎり「きっとやすなさんと伊藤君の間に何かあったんですね」

ソーニャ「…ああ。あいつは…伊藤誠は人間の皮を被った獣だったよ。女とヤることしか考えてねえ。あんなに簡単にやすなを切り捨てるなんてな。でもな、あぎりの言った通りだった…私はやってはいけないことをした…単にやすなを守りたかっただけなのに…。やすなを傷付けたのは私だ…もうこの世界にいるのは辛い…」

あぎり「なるほど…そういうことですね…。すみません、私がちゃんと彼の思考を見抜いて手を打っていれば…もっと真剣に対応していれば…」

ソーニャ「なんでお前が謝るんだよ。とにかくもう疲れた…出来る限り皆に迷惑かけないようにやるから、止めないで欲しい」

あぎり「そうですか…なら私はもう何も言いません」

あぎり「…さよなら。ソーニャ」

ソーニャ「…ああ、じゃあな」


やすな「待って!ソーニャちゃん!!」

ソーニャ「…!」

あぎり「やすなさん…いたんですか。気づきませんでした…」

やすな「ソーニャちゃん…私完全にバカだったよ。普段からバカだったけど、今回はもう超ド級のバカだったよ…目が覚めたよ…」

やすな「ごめんなさい…せっかく私を守ろうとしてくれたのに…最初から全部私のせいなのに…だから行かないで…ソーニャちゃん…」

ソーニャ「…」

ソーニャ「…ふふ、なんだよ。私が1人でラーメン食いに行くのがそんなに許せないのか?一緒に行くか?」

やすな「ソーニャちゃん!やったー行く行く!あぎりさんも一緒に行きましょう!」

あぎり「ふふふ…構いませんよ」

やすな「よーし今日は散財するぞぉ〜」

ソーニャ「いつもしてるだろ」


ソーニャ「…いつの間にか雨上がってるな。太陽が眩しい…」




没キャラ「…あれ、ここどこ?周りゴミだらけ…」

伊藤だったもの「」

没キャラ「イヤアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」


〜完〜


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1件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2019-06-06 22:36:42 ID: S:GHQDZM

やったぜ


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