2019-05-18 12:15:51 更新

概要

駆逐艦提督と白露型~その後の話~のIFの話です


前書き

久しぶりの投稿です。早速ですが、自分IFの話は結構好きで、ここでもちょっと試しに書きたくなったので…戦っている所を文章のみで表すのはめちゃくちゃ難しかったので、かなり削減しました。グロ描写ありです


もう1つの分岐点



ラバウル基地の廊下にはいつもの5人の艦娘が執務室に向かっていた



~執務室前~



村雨「今日も平和だね〜」



夕立「のんびりできて最高っぽーい!」



白露「やっぱり平和が1番だよね!」



春雨「はい、すごく幸せな時間です」



夕立「早く提督さんに会いたいっぽーい!」タタタ



時雨「夕立、走ると危ないよ」



村雨「夕立は相変わらず元気ね」



白露「それがあの子のいい所なんだけどね」



夕立「…!」ピタッ



時雨「夕立?どうしたの?」



提督「…。…」



夕立「提督さん、誰かとお話してるっぽい」



時雨「だめだよ、勝手に聞いちゃ」



提督「日本にですか…?はい……はい…」



白露「…何か真面目な話してるよね」



春雨「日本と言っていましたね…何かあるんでしょうか」



村雨「まさかまた深海棲艦が?」



白露「まさか〜、今の残存勢力じゃ簡単には襲撃できないよ」



時雨「一体どういう話なんだろう?入っても大丈夫なのかな…?」



夕立「もう少し盗み聞きするっぽい?」



時雨「言い方が悪いよ夕立…」



白露「でもほんとにどういう話…」



ガチャ



白露型「あ」



提督「あ?」



春雨「し、司令官…」



夕立「わあぁ!ごごご、ごめんなさい!」



提督「こんなところで何してるんだ…」



時雨「違うんだ提督!僕達決して盗み聞こうなんて思ってた訳じゃ…」



提督「…?何を焦っているのかは分からんが、今は緊急事態だ。全員執務室に入ってくれ」



村雨「き、緊急事態…?」



提督「あぁ、詳しくは中で説明する」



~~



白露「深海棲艦が押し寄せてきてる…?」



春雨「ど、どういう事ですか?あの時ほとんどの主力部隊を倒したはずじゃ…」



夕立「どこかに隠れてたっぽい?」



提督「どうやら、ほとんど壊滅させたってのは俺達の勘違いだったみたいだな…」



時雨「それで今、敵はどこまで?」



提督「大本営のすぐそこまで向かってきているらしい。敵は大本営の場所を知っているのか、そこを中心に迫っているみたいなんだ」



村雨「!それはまずいわね…」



夕立「もしかして、いきなり大ピンチっぽい…?」



提督「こちらも今至急戦力を集めている…という所だそうだ。俺達も参加することになっている」



春雨「まだ大本営の方は大丈夫なんでしょうか…」



提督「分からない。敵の勢力も分からない状況だから、正直不安だ…」



白露「なんだかかなりやばそうな感じだね…すぐ行かなきゃ!」



提督「確かにすぐにでも向こうに行きたい所だが、あいにく俺達は日本から距離がある。俺達が着くまでに耐えてくれるといいんだが…」



時雨「きっと大丈夫だよ、大本営となると全戦力で挑むはずだから」



村雨「私達も出来るだけ早く向こうに行かないとね!」



春雨「そうですね、一刻を争いますから」



提督「よし、すぐに準備していくぞ」



白露型「はい!」



~工廠~



明石「えっ?避難ですか?」



提督「あぁ、先に伝えた通りだ。ここもいつ襲われるか分からないからどこか安全な場所に避難しておくんだ」



明石「分かりました…提督もどうかご無事で」



提督「あぁ…」



明石「…もし、何か必要になったら言ってください!また力になりますから!」



提督「すまないな、その時は頼むぞ」



明石「はい!」



~海~



提督「くっ…道中の深海棲艦に無駄に時間を食ってしまったな…」



春雨「思っていたより敵の範囲は広まっているみたいですね…」



白露「村雨、周りに何かいる?」



村雨「…!右舷に敵発見!」



提督「まだいるのか…!」



白露「!あれは…」



タ級「…」ニヤ



時雨「タ級が…どうして…」



村雨「さらに軽巡級2隻、駆逐級3隻です!」



提督「(まずい…さすがに分が悪いな…)」



提督「夕立!煙幕を張るんだ!」



夕立「ぽい!」ドーン



タ級「!」



提督「今だ!全力で走るぞ!」



春雨「はい!」



白露「どうしてこんなに…」



提督「(くそ!思った以上に敵のレベルが高い!どうなってるんだ!)」



~日本~



時雨「…」



白露「あぁ…」



夕立「そ、そんな…」



ようやくたどり着いた日本は既に真っ赤な炎に包まれていた



村雨「遅かった…こんなに被害が…」



提督「…」ガク



春雨「!し、司令官…?」



提督「俺のせいだ…」



春雨「え…」



提督「また俺は…日本を守れなかった…」



村雨「提督…」



提督「うわあああぁぁぁ!!」



時雨「提督は悪くないよ!こんなの誰も想定できなかった!」



夕立「提督さん…!」



白露「提督!しっかりして!まだ希望は消えたわけじゃない!誰か生きてるかも!」



提督「………(そうだ…まだ誰かがいるかもしれない)」



提督「………大本営へ行こう」



白露「…うん、行こう」



~大本営~



白露「誰かいる!?いるなら返事して!」



時雨「あつっ…!結構火が回ってるね…」



提督「気をつけろ…いつ建物が崩れるか分からない…」



夕立「!提督さん!あれ!」



提督「…?人か…?」



そこには廊下に1人ぽつんと背中を向けて立っていた



春雨「もしかして…生存者ですか…?」



時雨「どうしてあそこに立っているんだろう…」



夕立「きっと生きてる人っぽい!」タタタ



提督「…(何か変だ…)」チャキ



村雨「提督?」



提督「…構えておけ」



白露「…了解」ガシャン



村雨「え?…え?」



夕立「もう大丈夫っぽい!助けに来たっぽい!」



?「…」



夕立が声をかけてもその人は返事もせず、こちらに振り向くこともなかった



夕立「?どうしたの?体調悪いっぽい?」スッ



?「フフフ…」



夕立「え?」



?「騙されたな!」ブシャア



その体を貫き、鋭い爪が夕立に向かって飛びかかってきた



夕立「え!?」



提督「はっ!」ザン



?「!?」



白露「提督!伏せて!」ドーン



提督「…!」ヒュン



ドカーン



提督「逃げるぞ夕立!」グイ



夕立「わわ!提督さん!」



?「…」



~~



提督「ここまで来れば大丈夫だろ…」



白露「やっぱり深海棲艦だったね…」



夕立「あの人…もう死んでたっぽい…?」



提督「死体を使って奇襲をかけようとしたのか。賢いやつめ」



時雨「深海棲艦…まさか既に地上にまで侵入しているとは…」



村雨「…しっ!誰か来るわ!」



提督「!さっきのやつか!?」



村雨「…いえ…あれは…」



?「…うあ〜…」ヒタヒタ



村雨「さ、さっきの死体が…動いてる…」サー



春雨「え!?」



時雨「なんだって!?」



提督「おいおい、ゾンビ映画じゃねえんだぞ…!」



村雨「ど、どうしよう…!さっきの深海棲艦の攻撃で体がグロテスク過ぎるわ!」



白露「うっ…それはまずい…」



提督「…俺がやってくるからここで隠れてろ」



時雨「提督…大丈夫かい?」



提督「お前らの手を人間の血で染めさせる訳にはいかないだろ」



?「憎い…憎いぃ…」



提督「…(憎い…?)」スッ



?「あああぁぁ…」



提督「!」バッ



?「!?」



提督「すまない…!」ブシャ



?「が…か…」ブシャアアアア



白露「うぐっ…これは…」



春雨「う…うえぇ…」



村雨「見てられない…」



提督「…どうしてこんな姿に」



夕立「この人の血…青いっぽい…」



提督「!…深海棲艦の血…?」



時雨「提督!後ろ!」



提督「!?」



?「もらったぁ!」



ドーン



?「ちぃ!」ドカーン



夕立「やらせないっぽい!」



提督「夕立、助かった…」



夕立「さっきのお礼っぽい!」



白露「!軽巡棲姫…!」



軽巡棲姫「くくく…よく分かったな…」



時雨「どうして姫が!?」



夕立「あの時全部やったはずっぽい…!」



軽巡棲姫「残念だったな。貴様らは大きな勘違いをしている…我々姫も鬼も健在しているのだ…」



春雨「そんな…」



村雨「あの人は…あなたがやったのね…」



軽巡棲姫「くくく…良い感染っぷりだったろう?」



春雨「感染…?」



軽巡棲姫「我々はこの地に足を踏み入れることができ、さらにこの血で人間共を感染させ、我々の仲間にすることもできる!素晴らしい力だ!」



時雨「だからあの人の血は…!」



提督「地に足を踏み入れた…陸地環境適応能力か…」



白露「提督、知っているの?」



軽巡棲姫「ほう…さすがは提督といったところだな」



提督「…本来は俺達プロトタイプにのみついている能力を深海棲艦がなぜ…」



軽巡棲姫「そうか…貴様、あのプロトタイプの人間か…」



提督「…」



軽巡棲姫「…ふふ、まあいい。今日のところは撤退させてもらおう…いずれ貴様らは我々の恐ろしさを直々に知ることになる」



時雨「待て!」



軽巡棲姫「ふん!」ドーン



夕立「うわ!」



白露「うぐっ!」



村雨「ケホッ…逃げたみたい…」



提督「…(我々か…姫は愚か鬼も健在とは…あの時の戦いは何だったんだ…)」



春雨「どうしましょう…このままではいずれ人々があんな風になってしまうんですか…」



白露「いよいよまずいことになってきたね…」



時雨「ひとまず人を探そう。ここはもういなさそうだし、外に誰かいないかを調べよう」



白露「そうだね」



~~



春雨「誰かー!いませんかー!」



白露「いたら返事して!誰か!」



時雨「本当に人がいない…街もこんなにボロボロで…」



提督「くそ…!」



白露「提督…」



村雨「…!前方に人が見えるわ!それにたくさん!」



夕立「!行ってみるしかないっぽい!」



時雨「待って!また罠かもしれない…」



夕立「ぽい〜…」



村雨「…いいえ、話し合ってるわ。ちゃんとした人間よ」



白露「ほんとに!?良かった〜」



春雨「早速話を聞いてみましょう!」



~~



この街には、たくさんの人々が避難しているようだ。周りを見ると憲兵らしき人も見えるが…



提督「…」キョロキョロ



時雨「提督?どうしたの?」



提督「アイツらならここに来てるはずなんだ…」



時雨「もしかして、軽巡提督達のこと?」



提督「あぁ…」



?「お前…コード0か…?」



提督「…!その声は!」バッ



軽巡提督「…」



提督「コード1…生きてたか…」



軽巡提督「…あぁ…」



提督「どうしたんだ…?元気がないぞ?らしくないな」



軽巡提督「それが…」



市民「!アイツだ!アイツが俺達を見捨てた裏切り者だ!」



提督「!」



市民「そうよ…!あいつに違いないわ…私達を簡単に見捨てて…」



提督「ちょ、ちょっと…」



市民「出ていけー!この悪魔め!自分が助かれば他のやつはどうでもいいのか!」ブン



提督「いっつ!」ガッ



いきなり市民から石を投げられた…



軽巡提督「!お、おい…」



白露「ちょっと!何やってるの!」



市民「そいつは俺達すら守れずに敗北した約立たずだ!」



市民「そいつのせいでどれだけの人が死んだと思っているの!?」



市民「おかげで死体まで動き出して襲いかかってきやがった!全部そいつのせいだ!」



提督「…!」



時雨「やめなよ!なんの根拠もないのにそんなことを言う必要はないだろう!」



提督「し、時雨…」



市民「お前もそいつの味方になるのか!」



村雨「なってやるわよ!誰が相手でも…!」



提督「おい村雨…」



市民「この野郎!女でも容赦はしねぇぞ!」



夕立「女だと思って舐めて欲しくないっぽい!」



提督「夕立、やめろ」



市民「ふざけやがって!そんなやつをかばいやがるなんて!」



春雨「この人は私達の恩人なんです!」



提督「おい春雨、もうやめろ」



市民「これ以上は本当に容赦しねぇぞ!」



白露「やれるものならやってみなよ!」



時雨「…」ガシャン



提督「もうやめろっつてんだろ!!」



シーン



白露型「…」



提督「…うちの艦娘が不手際を起こしました。申し訳ありません」ペコ



市民「艦娘だと…」ザワザワ



提督「コード1、アイツらはどこに行ったんだ」コソッ



軽巡提督「…お前と同じように追い出された。ここを守るように俺だけ残されてるってところだ…」



提督「…そうか…」



提督「…今回の件についても本当に申し訳ありませんでした」



市民「謝るだけで済むと思ったら大間違いだぞ!」



提督「もちろん分かっています!だから…この件は俺一人で片付けます。亡くなっていった人々の…そして、日本の全ての人々のために、この罪を償って参ります。なので、艦娘達には手を出さないでください…お願いします…」



市民「…」



白露「て、提督…土下座まで…」



提督「…お前達も簡単に手を出すな。特に武器を市民に向けるなんてもってのほかだ。二度とするな」



時雨「…ごめん…」



市民「そんなことで…」



軽巡提督「待ってください。彼は本当は何も悪くはありません。彼のいる鎮守府は我々とは遠く離れた場所に存在している。時間がかかって当然なのです」



市民「…」



村雨「軽巡提督…」



軽巡提督「それに、今回の件に至っては我々も突然の招集で、すぐに迎撃できる状態ではありませんでした。彼だけではなく、我々にも…」



提督「もういいコード1」



軽巡提督「…!」



提督「これは全部俺の責任だ。俺は今からでもここを出る。こいつらは残しておくから。あとは頼む」



白露「ちょっと待ってよ!提督はどうするの!?」



提督「こうなってしまった原因を探る。そしてそいつを解決してくる」



夕立「1人じゃ危険っぽい!」



時雨「そうだよ!今は深海棲艦だって地上を歩いているんだ…それなのに…」



春雨「司令官は何も悪くないじゃないですか…どうして…」



提督「…一度失った信頼をもう一度得るのはかなり難しいことなんだ。最悪不可能だ。取り戻すにはそれ相応の行動を取るしかないんだ。よってこの判断が今の俺にとって一番の選択肢だ」



春雨「…」



提督「お前達の後のことは…軽巡提督に託す…アイツならきっと大丈夫だ」



白露「提督…」



軽巡提督「…無理しなくてもいいんだぞ」



提督「いや、大丈夫だ…今までありがとな。こいつらのこと、頼んだぜ」ポン



軽巡提督「…!…任せておけ。俺はお前が必ず帰ってくるって信じてるからな」



白露「提督…必ず帰ってきてね」



提督「大丈夫だ、必ず帰ってくるから」



時雨「絶対…死んじゃダメだよ」



提督「そう簡単に死んでたまるか。こんな地獄さっさと終わらせてやる」



軽巡提督「コード0、そろそろ行った方がいい…市民の顔がまた不機嫌になってきている…」



提督「あぁ、それじゃあな」



村雨「…また離れちゃった…またすぐに会えるのかな…」



軽巡提督「アイツのことだ。そこらの深海棲艦なんてバッタバッタなぎ倒してすぐに帰ってくるさ」



夕立「提督さんなら、きっと笑顔で帰ってくるっぽい!」



春雨「はい、私は司令官を信じてます…」



軽巡提督「(さすがだな…よく鍛えられているじゃないか、お前の艦娘は)」



軽巡提督「なら俺も、アイツのためにできることをしなければな」


後書き

いかがだったでしょうか?結構ぶっ飛びまくった話ですが、あくまで試しに書いたので続きは良かったら書こうと思います。


このSSへの評価

1件評価されています


SS好きの名無しさんから
2019-06-26 19:41:10

このSSへの応援

1件応援されています


SS好きの名無しさんから
2019-06-21 16:40:58

このSSへのコメント

1件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2019-05-19 14:11:50 ID: S:BRHZv1

これがゲームだったら姉妹達はゾンビまみれの街を
ホラーゲームの如く探索するんだろうか(バイオ並感)


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください