2019-05-15 12:53:48 更新

2017年10月21日(土) PM:16:00


凡矢理ウォーターパーク


子供用プール


千棘 「よーし、準備完了!

ただの遊びとはいえ、手加減はしないわよ、

楽!」


楽 「おう。

しかしまさか、大学生にもなって、

水鉄砲をやる事になるとはな。」


カチャ


楽と千棘は、ウォーターパークに無料で貸し出し自由にされていた、

水鉄砲を借りていた。


千棘 「いいじゃない。

楽しければ、年齢なんて関係無いわよ。

それに、高2の時、あんたに頼まれたプール掃除覚えてる?

あの時、小咲ちゃん達とやった水鉄砲、

楽しかったんだから!」


楽 「ああ、そういやあやってたな。

あの時。」


千棘 「そーれ、行くわよ、楽!」


ピューー



千棘は、楽に向かって水鉄砲を発射した。


楽 「うわっ!

やったな!お返しだーー!

喰らえーー!」


ピューー


千棘 「アハハ………ん?」


ピチャ



楽の打った水鉄砲は、偶然千棘の胸に当たった。



千棘 「ほぉ〜〜、やるじゃないダーリン。

この私に、セクハラするなんて………。」


楽 「いや、偶然当たっただけだって!

てかお前、彼女なんだから胸くらいいいって、

さっき言ってたじゃねーか!」


千棘 「問答無用!

このセクハラもやし!

くらいなさい!」


ピューー ピューー ピューー



千棘は、楽に向かって水鉄砲を連射した。



楽 「うわっ!うわっ!

ちょっとやめろってお前!

この………。」


ピューー


ピチャッ


千棘 「あっ!」


楽 「え?」



楽が、とっさに千棘に一発だけやり返した水鉄砲が、今度は千棘のお尻に当たった。



千棘 「一度ならず二度までも………。

もう、許さないわ………。」


楽 「ま、待て!

だから偶然だって!」


千棘 「変態もやし!

あんたなんか、ズブ濡れがお似合いよ!」


ピューー ピューー ピューー


楽 「ったく………。」


楽 (………でも、何だかんだ言って、

こいつとこうやって、

お互いバカやって、

ケンカして仲直りしてを繰り返してるのは、楽しいよな………。)


第1巻 第217話 完


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