2019-05-19 11:30:38 更新

2017年10月21日(土) PM:18:00


凡矢理ウォーターパーク


千棘 「ふーー、玉入れ大会、

楽しかったわね、楽。」


楽 「ああ、そうだな。」


千棘 「あっ!もうこんな時間?

どうすんの楽?

もう殆どのアトラクションは遊び尽くしたし、

そろそろ帰ろっか?」


楽 「いや、あと1時間だけ待っててくれ。」


千棘 「?そう………?

まあ、別にいいけど、なんであと1時間なの………?」


楽 「あと、1時間すれば分かるぜ………。」


千棘 「?そう。

私、少し泳いでくるわね。」


楽 「おう。」


ザバッ


千棘は、楽と一旦別れて、

広いプールで泳ぎ出した。


楽 「ふーー、さて。

あの仕掛けが起こるのは確か午後7時、

あと1時間弱か………。」



客A 「ねぇ見て、

もしかしてあの子、溺れてない?」


楽 「!」


楽 「まさか………。」



楽はまさかと思い、広いプールを見たら、

溺れていたのはやはり千棘だった。



ガボ カボッ


千棘 (ヤバい、足つっちゃった………

高1の時、楽に準備運動くらいしとけって言われたのに私、また繰り返して………。)


シルフ 「千棘!何してるの?

しっかりしなさい!」



楽 (あのバカ………。)


ザバーン


楽は、広いプールに飛び込んだ。


楽 (!いた、千棘だ。)


楽は、プールで溺れていた千棘を水中で見つけた。


楽 (でも、このプール結構広い………

俺も泳ぎ、そんなに得意じゃねーし、

息もつか………?)


レオン 「楽!星体技(せいたいぎ)だよ!」


楽 「わっ!レオン?」


レオン 「星体技(せいたいぎ)は、

筋力だけじゃなくて、

自分の体なら内蔵でも強化出来るんだ。

星の光を肺に集めて、

楽の呼吸量を強化するんだよ!」


楽 「なるほど………

分かった!」


ボウッ


楽は、太陽の光を自分の左右の両肺(りょうはい)に集めた。


楽 「てやっ!」


ザバッ ザバッ


楽はそのまま、一気に千棘の方に向かって泳ぎ出した。


楽 「ちとげぇぇぇ!」


ザバーン


楽は、溺れた千棘を担いで水面に上がった。


楽 「千棘、大丈夫か?」


千棘 「うーん………。」


楽 (ダメだ、完全に伸びてやがる………。)


楽 (あんま、水は飲んでみてねーみたいだけど……………)


ガバッ


楽は千棘の体を持ち上げた。


チュウ


楽は、そのまま千棘にキスして、

人工呼吸した。


スーー………スーー………


千棘 「ぶはあっ!

ガホッ、ガホッ!」


楽 「あっ、千棘!

大丈夫か?」


千棘 「うん、大丈夫。

私、どうなったの?

確か、プールで溺れて………」


楽 「俺がプールから引き上げて、

その………人工呼吸したんだ。」


千棘 「ふえっ!?

そ、そっか………ありがと。」


楽 「ん?なんかヤケに素直だな。

てっきりなんか、文句言われるものかと………。」


千棘 「そんな事するわけ無いでしょ!

私もいつまでも、昔のヒドイ女の子のままで

いたくないんだから!

それに………。」


楽 「それに?」


千棘 「あんたにだったら、

キスくらいいくらでもされてもいいわよ。

今までも何回もしてきたし、

私達はもう、「ホンモノ」なんだから。」


ドキッ



千棘の言葉に、楽はまたドキッとした。


第1話 第219話 完



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