2019-08-09 11:32:21 更新

概要

寝れないアスカの試練。
深夜、シンジに想いを馳せるあいつが満更でもなくやってくる。微修正しました。


前書き

軽い戯曲みたいに仕上げました。
寝れない時って、ゴロゴロしてる時間もったいないと思いますよね。


アスカ「ちょっと〜バカシンジ〜…どうにかしてよォ〜」


シンジ「そんなこと言われても…目ぇつぶってればいつか寝れるさ…ムニャムニャ」


アスカ「目ぇつぶってたって落ちないのよ〜。もぉー腹立つ〜!!」


アスカ、シンジの部屋の扉を激しく閉める


アスカ「ア〜!腹立つと余計寝れないわね…。ミサト〜」


アスカ、ミサトの部屋の扉を開ける


ミサト「ガァーッ…ガァーッ!」


アスカ「うわー…こと…ばに…できな〜い…」


アスカ、ミサトのピューリッツァー賞級の寝相を見たあと、恐る恐るドアを閉める


アスカ「あれはきっと数年は寝違えで痛くなるわね…」


アスカ、リビングに出る


アスカ「はぁあ〜、つまんないの〜。起きてたって何もやることないし〜。あ、ペンペン〜?」


アスカ、冷蔵庫の中のペンペンの部屋の扉を開ける


ペンペン「zzz…」


アスカ「あら、なんて可愛いらしいのかしら!キスしたくなっちゃう…」


ペンペン「zzz…クゥーッ…」


アスカ「ん〜!可愛い〜」


アスカ、顔をペンペンの顔に近付ける


ペンペン「zzz…クワッ」


アスカ「!」


ペンペン、アスカの鼻を噛む


アスカ「ギャアアアアァァアア!!!」


ペンペン「クァエエエエエエ!!」


アスカ「痛い痛い!!」


アスカ、慌ててペンペンの部屋の扉を閉める


アスカ「いったぁ〜〜。もう、二度と愛撫してやんないから、あのアホウドリ!!」


ペンペン「zzz…ヒック」


アスカ「あ〜あ、台無しの夜だわ…。そうだ、テレビでも見ようかな」


アスカ、テレビのリモコンを手に取り、電源を入れる


アスカ「……。」


アスカ、チャンネルを変える


アスカ「……。」


アスカ、再びチャンネルを変える


アスカ「……。」


アスカ、続けてチャンネルを変える


アスカ「……。」


アスカ、電源ボタンを押し、テレビを消す


アスカ「つっまんね〜…」


アスカ「あっ!携帯よ!携帯があるじゃない!」


アスカ、携帯を手に取る


アスカ「……」


アスカ、ヤ○ーニュースを見る、見終わる


アスカ「……」


アスカ、○これをやる、終わる


アスカ「……」


アスカ、カメラロールにある名俳優の写真を見る、ご満悦で見終わる


アスカ、携帯での日課終了


アスカ「……♡」


アスカ「さーて、時間はどれほど経ったかしら〜?」


アスカ、時計を見る


アスカ、20分しか経っていないことに気付く


アスカ「……。まだ0時40分…だと…」


アスカ、ソファに座る


アスカ「長い夜になりそうだ…」


部屋、沈黙



アスカ「…」


アスカ「…」






アスカ「ぁあああ眠くならねえええぇええええええええええぇええ!!」


部屋、アスカの悲鳴が響くも虚しく、沈黙に帰る


突然、窓を叩く音が聞こえる


アスカ「!!??」


一度止むも、五秒後に再び、窓を叩く音


アスカ「だっ、誰!?」


アスカ、カーテンを開けようとするも、恐怖心に怯え、不可能


アスカ「何なのよもう〜…寝れてたらこんな目に遭わなかったのに〜」


アスカ、廊下からの二人の鼾を聞き、そして窓からの叩く音を聞き、怒りが頂点に達す


アスカ「はっ!そうだわ…私ってやはり天才ね」


アスカ、冷静にも作戦を思い付く


アスカ、フライパンを台所から持ち込み、カーテンに隠れ、そっと窓の鍵を開ける


アスカ「……」


何者、家に押し入る


アスカ、不意打ちに出る


アスカ「おりゃああああ!!」


アスカ、何者かの頭にフライパンをクリティカルヒットさせる


アスカ、ヤシマ作戦(ver.葛城家2.0)成功


アスカ「しめしめ…あら?」


???「い、痛いじゃないか…」


アスカ「あ、あんた…」


???「そうさ、僕だよ」


アスカ「ホモ男…」


カヲル「僕には渚カヲルという立派な名前があるんだ。そういった不名誉な名称で呼ばないでほしいな、式波・アスカ・ラングレー君」


アスカ「うるさいっ!!人の家に窓から入り込もうとしてた癖に大口叩いてんじゃないわよっ!!」


カヲル「悪いな、その方が使者感が出るかなと思ってね。ちょっとした遊戯さ」


アスカ「こいつイかれてるわ…」


カヲル「ところでセカンド、眠れないんだって?あ、フルネームで呼ぶのは回りくどいからこれからセカンドと呼ぶことにするよ。実は僕も眠れなくてね」


アスカ「気持ち悪い…ここの家を監視でもしてるわけ?」


カヲル「まあね。上からの命令でね。あ、あとはもちろんシンジくんのこともいつまでも見れるようにするためさ…」


アスカ「ほんっとにしょーもないホモ男だわ。住居侵入罪、恐喝罪よ!訴えるわよ!」


カヲル「おいおい、笑わせないでくれよ。僕は人間じゃないから、法に訴えることはできないのさ。元を言えば、セカンドが暴力罪になるんじゃないのかい?」


アスカ「〜っ!ホントに大口ねぇー!」


カヲル「まあ、逆も然り、僕は人間じゃないから僕がそれを訴えることもできないけどね」


アスカ「…」


カヲル「さて、僕がここに来たのには二つの目的がある。一つは、君が寝れないのを助けること。もう一つは…」


アスカ「シンジの寝顔が見たいんでしょ」


カヲル「ご名答!さあ、先に彼の可憐な寝顔をたっぷり見せておくれ」


アスカ「もう埒があかないわ…どうぞご勝手に」


カヲル、廊下にでて、シンジの部屋へと向かう


しかし、カヲル、奇しくも間違えてミサトの部屋のドアを開ける


アスカ(あっ…そっちは…)


カヲル「さあ、僕のシンジくん…安らかな顔を見せてくれ……!!??」


ミサト「カァー…カァー!ん?加持くぅんなのぉ?ちょっと来てよぉお」


ミサト、ピューリッツァー賞級の寝相から立ち上がり、カヲルに寝ながら襲いかかる


カヲル「わっ…ちょっ…」


ミサト「加持くぅうううぅううんんん」


カヲル「セッ、セカンド!助けてくれ!この人夢遊by……うわあぁあああぁあああ」


アスカ「おやすみなさ〜い」


カヲル「ちょ」


バダン


アスカ、思い切りドアを閉める


ミサト『欲ひい…欲ひぃのぉ…ちょうだぁい』


カヲル『!アルコール……!わっ、ちょっと、そこだけは勘弁だ、頼む…』


ミサト『あれ、へなへなしゃな〜い、おっきくしてあげますからね〜〜』


カヲル『わぁあああああ悪夢だぁあああ僕はシンジくんとがいいんだぁあああぁあああぁあああぁあああ』


アスカ「……」


部屋、次第に静かになる


アスカ「……」


カヲル、しばらくして部屋を出る


カヲル「あ、危ないところだった…。また寝落ちしてしまったようだね…」


アスカ「………」


カヲル「ん?なんだい」


アスカ「………………ぶふっ」


アスカ、大声で笑う


アスカ「お、お腹が…!苦しっ…ハッハッハッ…もー、こんなん草生えるわ…!ヒィー、ヒィー」


カヲル「笑い事じゃないぞ!僕はすんでのところでやられるところだったんだ!」


アスカ「とっ、当然の報いよっハッハッハッハッ、ゲホッ、ゲホッ!」


カヲル「むう…なんたる不覚…使者たるものがこんな恥辱を受けるとは…」


アスカ「ま、まあお陰で目が覚めたわ!目が覚めた……って!おいっ!目が覚めちゃったじゃないのよ!!もうこれで今日は寝られやしないわ…明日大事なシンクロテストなのにぃ!全部あんたのせいよ!司令にも副司令にも言ってやるんだからね!!覚悟しなさいよ!」


カヲル「そんな、僕が全部悪いのかい?」


アスカ「そうよ、私は被害者ですからね!」


カヲル「そういう君は、昨日昼まで寝ていたよね?」


アスカ「へっ、どうしてそれを」


カヲル「言ったはずだ、ここを上の命令で監視していると。そのことは司令も副司令も承知のはずさ。よって僕には非がない。この、君が寝られないということと昨日の行為の矛盾を報告すれば、君はもうパイロットとしての信頼はガタ落ちだろう」


アスカ「何よ!!プライバシーの侵害じゃない!!この変態!」


カヲル「パイロットに、プライバシーも何もないさ。NERV上ではね。安全のために、パイロットはいつも監視されている。そのことは知っているだろう?」


アスカ「くぅ〜っ!どこまでも下衆の極みね…」


カヲル「下衆の極みで結構。僕は所詮そんな存在にすぎないからさ」


アスカ「開き直って…ますますムカつくわ…」


カヲル「さて、僕は今度こそシンジくんの部屋に行くことにするよ…」


アスカ「調子に乗りやがって…」


カヲル「さあさ、シンジくん〜」


カヲル、シンジの部屋の扉を開ける


シンジ、安定的に就寝中


シンジ「zzz…」


カヲル「ああ…なんて美しい…これぞ、僕の求めてた愛だね」


アスカ、身の毛がよだつ


シンジ「zzz…ん…この香りは…カヲルくん?」


アスカ「嘘ぉ!?」


カヲル「あぁそうだよ、こんばんは…君に会いに来たんだよ。ちょっと邪魔させてもらうよ」


シンジ「か、カヲル君…やだ…」


カヲル「ふふっ、女の子みたいな声だね。かわいいな」


カヲル、シンジの頬に接吻する


アスカ、鳥肌が立ち、一直線になる


アスカ「!!!!」


カヲル「君の…見せてくれ…」


シンジ「ちょっと…カヲルくん…ダメェ」


アスカ、完全に沈黙


アスカ「」


アスカ、体内内部に、高エネルギー反応!


カヲル「いい子だ…」


シンジ「カヲルくん…」


アスカ「オマエ………」


カヲル「なんだ?」


アスカ「キショクワリーンダヨ!!!!」


アスカ、コード777発動


アスカ「ぁあああぁあああぁあああぁあああぁあああぁあああぁああああああぁあああぁあああぁあああ!!!!!!」


アスカ、猪突猛進


カヲル「なんだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」


第3新東京市、壊滅











































ピピピピッ、ピピピピッ


アスカ「!!」


アスカ、目覚める


アスカ「……」


シンジ「あ、アスカ、おはよう」


ミサト「もう、なんでこんなとこで寝てんのよ、風邪引くでしょう?」


アスカ「……バ、バカシンジ、ホモ男と…」


シンジ「え、何?ホモ?……カヲル君?」


アスカ「ミサトも…」


ミサト「え、あたす?」


アスカ「ま、窓は…?開いてなかった…?」


ミサト「開いてなかったわよ?それがどうかしたの?」


アスカ「え…あ…いや…何でもないわ」


シンジ「寝ぼけてないで、今日は新しいダブルエントリーシステムのシンクロ実験なんだよ!しっかり朝ごはん食べて、遂行しないと!」


ミサト「そうよ、人類の未来がかかってるのよ、そんな調子でどうすんの」


ミサト、アスカにデコピン


アスカ「いたっ…」


アスカ、窓の外を見つめる


アスカ「夢オチかよ…」


アスカ、頰をふくらませる


カヲル「いつも見ているよ。どんな時もね」



後書き

お読みくださりありがとうございました。

寝れない時は、深呼吸をして体の力を全て抜きましょう。考えごとをせず、「無」になってリラックス。鼻呼吸に意識。


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2019-09-02 16:32:32

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2019-07-12 15:43:45

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2019-10-07 01:06:55

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