2020-04-21 12:26:52 更新

概要

総集編です!所々修正されていますが見ていただければ幸いです!
追記、続編を追加しました。
全修正完了しました。(7月29日)


前書き

このは作品は「鈍感提督?やばい艦娘達?」の総集編です。所々修正されている場所があります。
シリアス、ラブコメ、ハーレム要素が含まれています。
キャラ崩壊注意
誤字脱字等があるかもしれません。
それでも良い方はどうぞご覧ください!

追記、続編も書き足しました。
全修正完了しました。(7月29日)
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提督「ここが今日から着任する鎮守府か。」


そう俺は建造物を見上げながら呟いた。



⁇?「あ!‥‥あなたがここに着任する提督さんですか?」



門の前には少女がいた。



提督「ああそうだが、君は?」




吹雪「私は特型駆逐艦の『吹雪』です。宜しくお願いしますね!司令官!」




提督「吹雪か、こちらこそ宜しくな。」ニカッ




吹雪「はい!では中へどうぞ、みなさんが待っていますよ」




提督「ああ、わかった、それでは行こうか」



吹雪(‥‥‥この人顔が整っているし、優しい声だしかっこいい人だなぁ。)




中へ入ると、数々の艦娘がいた。


提督「(結構いるようだな‥‥)」




???「どんな人なのかな〜」

???「優しい人だといいなあ」

???「私は紳士な人が良いわ」

???「あらあら〜みんな気になっているようね〜」

???「お‥来たみたいだぞ」




???「全艦敬礼!」ビシ!




提督「全員直れ!今日からここに着任する提督だ、新米だが宜しく頼む!」




艦娘達「‥‥‥‥‥‥‥」



提督(あれ、何か間違えたかな?)



ザワザワ


???「あれが提督か〜」

???「優しそうな人なのです!」

???「あらあら〜なかなかかっこいい人じゃない。」フフ

???「イケメンだね〜」




吹雪「それでは、皆さんをご紹介いたしますね!左から空母の『加賀』さんと『赤城』さんです。」



赤城「宜しくお願いしますね、提督」



加賀「‥‥宜しくお願いします」



提督「ああ、宜しくな赤城、加賀。」ニコッ



加賀「ッ‥‥‥///」カァァ



提督「加賀?どうかしたのか?顔が赤いが‥」



加賀「なんでもありません‥‥‥///」



加賀「(笑顔が輝いて見えるわ‥‥///)」



赤城「(フフ‥‥加賀さんったら)」



吹雪「次に軽巡の『球磨』さん『北上』さん『大井』さん『天龍』さん『龍田』さんです。」



天龍「ふふ‥‥怖いか?」



龍田「あらあら、天龍ちゃんったら」フフ



球磨「よろしくだクマー」



北上「よろしくね〜」



大井「宜しくお願いしますね提督。北上さんに変なことしたら分かってるわよね?」ゴゴゴ



提督「あ、ああ‥‥みんな宜しく頼むよ」ハハハ


吹雪「次に戦艦の『長門』さん『金剛』さん『榛名』さんです。」



長門「宜しく頼むぞ、提督」


榛名「よろしくお願いします。」ペコッ


金剛「提督〜よろしくデース!」ダキ



提督「うわっと‥‥。よろしく頼むが‥少し離れてくれないか?」



榛名「お姉様、提督に迷惑かけてはいけませんよ!」



金剛「oh,ごめんなさいネ、後でティータイムでもしましょ!」



吹雪「そして、駆逐艦の『叢雲』ちゃん

『時雨』『夕立』ちゃんです。」



叢雲「ふん!あんたが提督ね。せいぜい頑張りなさいよ。」


時雨「よろしくね、提督」


夕立「提督さんよろしくっぽい!」ポイ


提督「ああ、よろしくな」



吹雪「他にもいますが、遠征に行っている艦もいるのでまたの機会にお願いします。」



提督「ああ、わかった。それでは解散!」







〜〜執務室〜〜


提督「ここが執務室か、結構広いな。」


コンコン


提督「ん‥‥。入っていいぞ〜。」



???「失礼します」ガチャ



提督「えっと‥‥君は?」



大淀「申し遅れました、私は『大淀』です。ここの秘書を務めさせていただきます。」



提督「そうか、宜しく頼む大淀」ニコ



大淀「は、はい!」



大淀(うわぁ、優しそうだし、かっこいい人だなぁ。こんな人と一緒に入れるなんて最高ですね//)




フタヒトマルマル



提督「お、そろそろ昼食の時間かな。」


大淀「そうですね、食堂に向かわれてわどうでしょう。」



提督「えっと‥‥。食堂ってどこなんだ?」



大淀「あ、まだ教えていませんでしたね。執務室から出て左に曲がってそのまままっすぐ行けばつきますよ。」



提督「そうなのか。ありがとうな。大淀は行かないのか?」



大淀「私はこの資料を少し整理してから行きますね。」



提督「そうか、わかった。行ってくるよ。」



大淀「はい。楽しんできてくださいね。」



ガチャ








〜食堂へ移動中〜


提督「(あれは‥‥。)お〜い加賀。」


加賀「‥‥提督ですか、どうかしましたか?」


提督「いや、たまたま加賀を見つけたから声をかけただが。」


加賀「そうですか、ところで提督は昼食ですか?」


提督「ああ、昼食を取りに行こうかなと思っていたんだが、加賀も一緒にどうだ?」


加賀「‥‥!いいんですか!」


提督「お、おうそんなに嬉しいのか?」


加賀「流石に気分が高揚します。」


提督「う、うんそれじゃあ行くか。」



  



〜〜食堂〜〜


ガヤガヤ



提督「‥‥結構いるな。」


加賀「えぇ、そうですね。」



???「おや、あなたは‥‥もしかして提督さんですか?」



提督「はい、今日からここに着任する提督です。あなたは?」


間宮「そうでしたか!すいません。私は給糧艦の『間宮』です。」



提督「間宮さんですね、よろしくお願いします」ニコ



間宮「はい!よろしくお願いしますね。それと、昼食ですか?」



提督「はい、結構メニューがあるんですね‥‥。」



間宮「お決めになったら言ってくださいね。」



提督「ええ、わかりました。そうだなぁ、加賀は何にする?」



加賀「私は和食セットにするわ」



提督「そうか、なら俺は洋食セットで」



間宮「はい!分かりました、それでは少々お待ちください」








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

提督「んー、何処に座ろうかなぁ‥‥」


加賀「提督、あそこの席が空いています。そこに座りましょう」



提督「おぉ、ありがとうな、加賀」ナデナデ 



加賀「ちょ‥‥///提督‥‥///」カァ



提督「あ、すまない、つい癖で」バッ 



加賀「あ‥‥‥」シュン

 


金剛「あー!提督ずるいネ!私も撫でてくださーい!」ダキ




提督「うぉ!金剛か‥‥。(びっくりしたぁ)」



金剛「提督!ずるいネ、私も撫でるデース!」



提督「ああ、わかった、わかった」ナデナデ



金剛「ンフー//良いですねぇ」ニヤニヤ



榛名「お姉様提督のお邪魔になっていますよ!」



提督「おお、榛名もいたのか」


榛名「ええ、昼食を取りに来ました」



金剛「え〜、提督ぅ私はお邪魔ですか?」ウルウル



提督「え、いやいや邪魔じゃないが‥」



加賀「とにかく離れてください」バン



金剛「oh‥‥」パッ



榛名「提督、すいませんお姉様が」



提督「いやいや、大丈夫だよ‥そうだ!お前らも一緒に食べないか?」



榛名「え、良いのですか?」



提督「ああ、加賀も良いか?」




加賀「ええ‥私は構いません」




金剛「さすが提督!やさしいネ!」




提督「ははは、ほら、ここに座れ」



ワイワイ、ガヤガヤ







〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


提督(間宮さんの料理すごく美味しかったな。さて、これからどうするか‥‥。そうだ!工廠に行こうかな、確かそこに明石さんだっけ?‥が居るんだよな)







〜〜工廠〜〜

提督「ここが工廠か‥‥。お、あれが明石さんかな?」



???「あ、もしかしてあなたがていとくさんですか?」



提督「ああ、俺が提督だが、君は明石さんかな?」



明石「はい!私が工作艦の『明石』です。よろしくお願いしますね」



提督「よろしくな、明石」ニコ



明石「はい!建造などがしたくなったらいつでも来てくださいね!」



提督「ああ、わかった、じゃあな」ニカッ



明石(かっこいい人だったなあ……)



提督「よろしくな、明石」ニコ



(‥‥‥もっと喋りたいなぁ//)



提督(さて、書類などはもう終わらせたしどうしようかな‥‥お!そう言えば金剛がティータイム今度しようと言われてたな。)




提督(ならお茶菓子とか作ろうかな。久しぶりのお菓子作りだが‥。

間宮さんのところの厨房を少し貸してもらおうか。)






〜〜食堂〜〜

提督「さて、間宮さんは‥‥。お、いたいた。お〜い間宮さん」



間宮「あら、提督、どうかしましたか?」



提督「いや、金剛たちとお茶会でもしようかなと、そこでお菓子でも作ろうかと思って。だからちょっと厨房をかしてくれないーー」



間宮「え!提督お菓子作れるんですか!?」


提督「あ‥‥ああ。昔からお菓子づくりが好きでな」ハハハ


間宮「へぇ‥‥。分かりました空いてるスペースがあるので使ってください。



提督「おお!ありがーー」



間宮「そのかわり!」



提督「え‥‥‥‥」



間宮「あの‥‥今度私にもお菓子の作り方を教えていただけないでしょうか。」



提督「あ、ああ。そのくらいなら別に大丈夫だぞ。」



間宮「良いんですか!?なら是非お願いしますね!」



提督「はい‥‥‥‥。」



提督「(間宮さんってそんなにお菓子好きなのかな‥‥。)」




間宮「(提督と二人で料理!最高ですね!)」




提督「それじゃあ、少し厨房借りるぞ。」




間宮「ええ、どうぞ。」








〜〜提督料理中〜〜


提督「よし!このくらいで良いかな。さて、今の時間は‥‥」



ヒトゴマルマル



提督「うん‥‥ちょうど良いのかな。さて、呼びに行こうかな。」






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



提督(ん‥あれは、北上と大井か?そうだ、せっかくなら北上たちも誘おうかな‥‥)


提督「お〜い北上ー、大井ー」


北上「お、提督じゃん」


大井「本当ですね、何か用でしょうか」


北上「提督どうかしたの〜?」


提督「いや、これから金剛たちとお茶会でもしようかなと思っていたんだが、北上たちもどうかと思ってな」


北上「私は良いよ〜大井っちは?」


大井「北上さんが行くなら私も行きます」


提督「ああ、わかった、じゃあヒトゴ-サンマルに俺の部屋でいいか?」



北上「うん、わかったよ〜」



大井(提督からのお誘い‥‥)



北上(まったく、大井っちは素直じゃないな‥まあ、私も嬉しいんだけどね。)



提督「さて、次は金剛たちを呼びに行くか」




オウ,テイトクドウシタンダネ?


オチャカイ?イキマスヨ!モチロン!




提督「よし、それじゃあ準備して待つか。」









〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


金剛「提督お邪魔するネー!」



榛名「お邪魔します。」



北上「邪魔するね〜」



大井「お邪魔します……」



提督「おうおう、どうぞ〜」



提督「さて、みんな来てくれてありがとうな!今日は俺がケーキ作ったんだ、口にあうといいが‥‥」




北上「え!提督の手作り!?」



提督「ああ、そうだが‥」



大井「ケーキなんて作れるんですね‥‥。」


提督「ああ、お菓子作りが趣味でな。」アハハ




提督「まあ、どうぞ召し上がれ。」



『えっ!美味しい!』


『流石提督ネ!』


『うわぁ〜。こんな美味しいの作れるなんてすごいね〜。」


『提督のケーキ』フフフ



提督「はは、良かったよ、口にあったようで。」



榛名「いや提督、これ美味しすぎますよ!」



北上&大井「うんうん」



金剛「流石提督ですネ!」



提督「そうか‥そんなに褒められるとは思わなかったよ。」ハハハ



提督「さあ、どんどんあるから食べてくれ!」




ハ-イ,イタダキマ-ス!







〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


北上「提督、ケーキ美味しかったよ!ありがとね〜」




大井「提督、ありがとうございました///」



金剛「提督、ありがとネー、またティータイムするネ!」



榛名「ありがとうございました、提督、また呼んでいただけると嬉しいです///」



提督「うん、みんなもありがとな。やっぱりみんなの笑顔はかわいいなぁ。」



みんな「ッーー!!」ピュ---



提督「あれ?みんな行っちゃった‥‥。なんか変なこと言ったかな?」






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


フタフタマルマル



提督「さてそろそ寝るかな。みんないい子達だったな‥‥。あの時とは違って‥‥。


『最低‥‥‥あんたなんて‥‥』



ッ‥‥‥いや、俺はこれからみんなのために提督として頑張らなくちゃいけないんだ。いつまでも過去なんかに囚われてたらダメだな‥‥。俺は頑張るよ。『彩月』










〜〜2話目〜〜




マルロクマルマル


提督「ん、朝か‥‥」



俺はここの鎮守府に着任している提督だ。



提督「あれは‥‥夢か‥。着任したての頃の夢を見ていたのか‥‥‥。」



提督(あれからもう一ヶ月もたったのか。時間の流れは早いもんなんだな‥‥。)



そう、あれから約一ヶ月の月日が経った。着任したての頃よりも艦娘達の数も増え、だいぶ提督にも慣れて、敬語も抜けてしゃべれるようになった。艦娘達との関係も良好だと思う。‥‥‥しかし、良好なのはいいことなのだが‥‥




提督「さて、起きるか…‥‥ッーー!」



朝、身体を起こそうとするが身体をなかなか起こせない。身体は何かに抑えつけられているようだ。それに、まだ夏でもないのに暑く感じる。

一体何が起こっているのか。布団をめくる。



提督「‥‥‥またか。」



吹雪「zzz‥‥‥‥‥」


夕立「スヤスヤ‥‥‥‥‥」



布団の中には吹雪と夕立がぐっすり眠っていた。腕をがっちり抑えられて。



提督「これで何度目なんだ‥‥‥。」



そう、これが何度も日常茶飯事のように起きているのだ。今回は二人だけだったが、5人ぐらいで一斉に来られることもある。



提督「はあ‥‥‥。やっぱり艦娘の力には勝てないよな‥。」



艦娘達の力は当然人間より強く、その力で毎回抑えられているので筋肉痛になるのが恒例だった。



吹雪「ん〜‥‥‥‥」ムクリ



吹雪「司令官‥‥。おはようございます‥。」



吹雪が眠そうな目をこすり、やっと起きた。



提督「おはよう‥‥。と言いたいところだが、なんで俺のベッドに毎回入ってくるの?」



吹雪「それは、司令官と一緒に寝たいからですよ〜!」



そんなに寝たいからと言ってベッドにホイホイ入って来られるのは困る。暑かったり腕が痛くなるし。



吹雪「そこなんですね‥‥‥。」ボソッ



ん?何か言っていたようだが、まあ、いいか。



提督「というか、夕立はまだ起きないのか‥‥。」



夕立「スヤスヤ‥‥‥‥」



吹雪「ぐっすりですね〜。」



提督「吹雪、夕立を起こしてくれよ。そろそろ腕が痺れてきてやばいんだけど‥‥。」



吹雪「はいはい。夕立ちゃん、ほら起きて〜。」ユサユサ



夕立「ぽい〜‥‥。」zzz



全然起きる気配がない‥‥。むしろ腕じゃなくて、抱きついてきたんだが‥‥。



吹雪「これはダメですね〜。やはり提督の言葉じゃないと起きないんじゃないですか?」



提督「なんて声かけたらいいんだよ‥‥。」



というか俺の声ひとつで本当に起きるのか‥‥。



吹雪「大丈夫ですよ、こう言えば‥‥」ゴニョゴニョ



提督「‥‥わかった。」



提督「夕立〜。今起きてくれたらいっぱいナデナデしてやるぞ〜。」



夕立「ぽいっ!」ヒュン



提督「早過ぎるだろ‥‥。」



吹雪「さすが夕立ちゃんですね。」



まさか、本当に起きるとは‥‥。というか起きてる状態じゃないとそんなに早くできないだろ‥‥。



夕立「提督!夕立、ちゃんと起きたっぽい!」



提督「ああ、はいはい。」ナデナデ



夕立「ぽい〜〜。」エヘヘ



夕立の頭を撫でてやると、やはり犬みたいだと思う。



提督「というか、何で夕立も俺のベッドに入ってくるんだよ‥‥。」



夕立「提督は身長が低いから抱き枕にちょうどいいっぽい!」



提督「おい、さらっと身長低いとかいうなよ。」



実は提督は身長が150cmにも満たない身長なので正直気にしている。



吹雪「(提督ってかっこいい顔しているけど、身長が低くて可愛らしいところもあるから、良いんだよね!)」ニヤニヤ



なんか吹雪がニヤついている‥‥。少し怖い‥‥。



提督「それと、俺は抱き枕じゃないからな。」



勝手に俺を抱き枕として使わないでほしい。



吹雪「それは無理ですね。本当にちょうどいいんですよね、腕の位置とか。」



提督「はあ‥‥。まずそろそろ朝食だし着替えてこい。」




吹雪、夕立「は〜い。(ぽい)」ガチャ




提督「はあ‥‥。本当にため息がよく出るな。」



何回ため息をついたんだろう。まあ、ため息をつきすぎると不幸になるかもな。二人不幸だと何度も言っている奴がいるが‥‥。誰とは言わない。



提督「さて、俺もそろそろ着替えて、朝食を取りに行くか。」









〜〜提督着替え中〜〜



???「提督!」ドアバアン!



提督「うぇ!?しまった!」



下着姿の時にいきなりドアが開けられる。



???「いやっほー!スクープですよスクープ!」パシャ



???「それじゃあ、ありがとうございましたぁ!」ピュ--



提督「あっ!おい!待て〜!」



提督「はぁ……不幸だ‥‥。」



ちょっとあの二人のを真似してみた‥‥。ちょっと面白く感じる。

そして嵐のように過ぎ去っていったのは、『青葉』という鎮守府内でのニュースなどをまとめている。いわゆる新聞記者みたいなもんだ。

だが‥‥その青葉は毎回俺の部屋に突撃してくる。正直俺の着替えとかとって何の意味あるんだ?

まあ、すごく恥ずかしいのでやめてほしい。いつも着替えるときには鍵をかけてるのだが、今日は吹雪達と話していて忘れていた。



俺はつくづく思う。毎回俺の朝は過酷だ。




提督「はあ‥‥‥。」



またため息が増える。




提督「さっさと着替えて、食堂に行くか‥‥。」



朝から波乱なことばかりだ。








〜〜食堂〜〜



提督「おはようございます、間宮さん、いつものください。」



食堂に着き、間宮さんに話しかける。なぜか間宮さんと話すと敬語が抜けない。すごくお母さんのイメージがあるからかな?



間宮「あ、提督さんおはようございます。顔色が優れないようですが大丈夫ですか?」




提督「はい、大丈夫ですよ。また青葉と吹雪たちのことでね…」




間宮「またセクハラ受けたんですか?」



提督「はは、いやセクハラと言う物ではないですけどね。」ズ-ン



セクハラとは思わない。というかセクハラって女の人が受けるものだろ?まあ、朝から疲れているが。




間宮(提督、お疲れみたいね‥‥。そうだわ!)ピコ-ン



間宮「提督さん!」



提督「はい?どうしました?」



間宮「はい、あーん♪」スプ-ングイッ



いきなり、間宮さんからスプーンを差し出される。その上にはアイスが乗っている。



提督「え、間宮さんどうしたんですか?」




間宮「ほら、あーん♪ですよ!早く食べてください!」




提督「あ、あーん」パク



間宮「どうですか…///」



提督「やっぱり間宮さんのアイスは美味しいですね!ありがとうございました。少し元気が出てきましたよ。」ニコ



やはり間宮さんのアイスは美味しい。この甘さがすごく癖になる。



間宮「あ、あぅぅ///」プシュ-



突然間宮さんの顔はすごく赤に染まった。




提督「え、間宮さん?どうかしたんですか?」



間宮「(恥ずかしいけれど、提督にあーんが出来たわ!///)」



大井「ギリィ!羨ましい!」



北上「大井っち、怖いよ‥‥。」









〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




提督「間宮さんの顔が赤かったけど、なんか変なことしてしまったのかな‥‥。」




天龍「提督!隣いいか?」




提督「おお、天龍か、別にいいぞ。」




龍田「私もいますよ〜、となりいいですか?」フフ




そう声をかけてきたのは、天龍と龍田。二人は俺が着任した頃から世話になっている。たまにお酒なんかを一緒に飲んだりしている。



提督「龍田もか、別に構わないぞ」



天龍「ありがとな!」



龍田「ありがとうございます〜」フフ



一人で食べるより他の人と食べたほうがいいからなと心で思った。



龍田「提督〜今晩また飲みませんか〜?」



龍田から飲みに誘われた。




提督「ん?別に構わんが‥俺は酒に弱いからな、前も酔いつぶれてしまったし」



飲みに誘われるのが多いが、俺はお酒に弱いが故、毎回先に酔ってしまう。酔ってしまったらほとんど記憶があやふやになる。




龍田「別に大丈夫ですよ〜そんなに飲みませんから。天龍ちゃんも来るわよね?」




天龍「ああ、もちろんいくぞ!」




龍田(ふふふ、これでまた、提督と‥‥)





提督(う〜ん、前飲んだ時はすぐ酔いつぶれて龍田が俺の部屋に運んでくれたそうだが。次の日に起きたら、口周りがすごくべたついているんだよな。この歳でよだれ出しながら寝ているのか?‥‥)



提督は今ちょうど20歳なのでお酒が飲める歳なのである。



20にもなってよだれ出しながら寝ているとかやばいな‥‥。





龍田「では、フタマルマルマルに私たちの部屋に来てくださいね〜」




提督「ああ、分かった」




天龍「またな〜提督。」



提督「おう、じゃあな」



提督「さて、それじゃ、執務室に行くか」










〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



吹雪「はあはあ‥‥提督の制服‥‥。」クンクン



そう、私こと吹雪は提督がいない間に、執務室にある提督の制服を拝借している。理由はもちろん提督の匂いを堪能するためである。

こんなことをしているところを程度に見られてしまったら、失望されるだろう。

しかし、それも興奮する。

秋雲ちゃんに書いてもらった、M向けな本を読んでいたらそっち系に目覚めてしまった。

自分でもこんなことをしてはいけないと少し感じる。だが、自分の欲望には逆らえない。

とにかく今はこの制服を堪能したい。










ガチャ


提督「うん?吹雪か?」



吹雪「え!?提督!?」ヒュン



提督「どうしたんだ吹雪?何してたんだ?」



吹雪「いえ〜‥‥なんでもありませんよ〜」アセアセ




すごい焦りようだ。何かあったのだろうが‥‥。あ、そういうことか。




提督「そういえば今日は吹雪が秘書艦か。」



そう、今日は吹雪が秘書艦なのだ。引き出しが空いているし、資料に目を通したりしていたのだろう。




吹雪「え、ええ!そうですそうです!ちょうど資料に目を通していたんですよ〜。」



提督「そうか。ありがとうな。それじゃあ執務を開始するか!」



吹雪「はい!よろしくお願いしますね!」



吹雪「(何とか誤魔化すことができました‥‥。司令官の制服の匂いを嗅いでることがバレるところでした‥‥。)」



吹雪「(あ、でも‥もし見つかっちゃって、それで司令官にお仕置きされたり‥‥)」ニヤニヤ




執務中に吹雪がすごくニヤついていた。

正直少し怖かった‥‥‥。









〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜












〜〜3話目〜〜




提督「‥‥‥‥‥」カリカリ



提督「よし、そろそろ良いかな‥‥。」




吹雪「zzz‥‥‥‥‥」スヤスヤ



隣に吹雪が寝息を立てている。執務中に疲れて寝てしまったようだ。




提督「ははは、まったく‥‥。執務中に寝ちゃうとはな。」ナデナデ




吹雪「えへへ‥‥‥‥。」ニコニコ



提督「うん?寝てる‥‥よな?」ツンツン



吹雪「zzz‥‥‥‥‥‥」スヤスヤ



提督「‥‥寝てるようだな。さて、そろそろ天龍たちと飲む時間だったな」チラ



ヒトキュウヨンマル



時計を見ると約束の時間に迫っていた。



提督「うん、ちょうど良いな。それじゃ、毛布をしっかりかけてと‥‥。」パサッ




提督「吹雪、お疲れ様。」ガチャ


バタン




吹雪「‥‥‥寝てしまっていたようですね‥‥。というか執務中に寝てちゃ秘書艦としてダメだよね‥‥。しっかりしなくちゃ!」



仕事になると真面目な吹雪であった。








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


コンコン

提督「俺だ、来たぞ〜」



ガチャ



龍田「は〜い、提督いらっしゃ〜い♪」



提督「ああ、お邪魔するよ。」




天龍「お、提督来たな。」



北上「やっほ〜。」



大井「こんばんは提督」



そこには北上と大井がいた。二人は着任して1週間後に大本営から送られてきた。二人とも明るく、気軽に話しかけてくれるので話していて楽しいと思う。大井はたまに魚雷を向けてくるが‥‥。




提督「お、今日は北上と大井も一緒か。楽しくなりそうだな。」



龍田「えぇ、そうね〜♪」



提督「ああ、あと、これ。」ポスッ



天龍「提督?これは?」



提督「ああ、ちょっと余してたお菓子でな。作りすぎて一人じゃ食べられないから是非とも食べてくれ。」



そこにはクッキーやガトーショコラが置かれた。



北上「お〜提督さーこんなのも作れるんだねぇ。」



大井(すごい女子力高いわね)



提督「まあ、趣味で結構好きだからな。お菓子を作るのは普通に楽しいし。」



大井「(今度教わろうかしら‥‥。)」



龍田「それじゃあ始めましょう〜♪」



ワイワイ、ガヤガヤ



提督「うやぁ〜‥‥‥‥」グデ-ン



北上「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」



大井「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」




大井「提督ってこんなにお酒弱かったのね‥‥。」



北上「もういつもの原型がないよ‥‥。」



龍田「うふふ〜。まあ、お酒が弱いのは本当だけどこれを飲ませたからね〜。」ジャ-ン



『アルコール濃度95%※お酒が弱い方は飲酒を控えてください』



天龍「おいおい‥‥。こんなの飲ませていいのかよ。」



龍田「大丈夫よ〜。ただだらけているだけのようだしね



提督「やぁ〜‥‥‥。」グデ-ン



大井「本当に大丈夫なのかしら‥‥。」



北上「あはは〜。でもいつもと違ってなんか可愛らしいじゃん。まあ元から可愛らしいところもあったけどさ〜。」



大井「そう、ですね‥‥。」



そう、いつもはキリッとしている提督がこんなにも溶ろけそうな状態になっているのだ。元から身長が低いから可愛らしい一面もあったが、今の状態を見るとさらに可愛らしく見える。




提督「大井〜」ヒック



大井「え、はい!どうしたんですか?」



提督「手、貸して〜。」



いきなり手を出してくれた要求された。一体何をするのだろう。



大井「はい?手ですか‥?まあ、良いですよ。」サシダシ



提督「‥‥‥‥‥‥」ギュ-



大井「えっ‥‥‥‥///」カアァ




提督「あったかいね〜。」ギュ-



突然手を握られる。しかし普通に握られたわけじゃない。いわゆる恋人つなぎのように握られた。



北上「お、お〜あの大井っちが真っ赤だよ〜。」



龍田「ふふ、提督は酔うと甘えてくるのよね〜。」



天龍「まあ、そこがいつもと違って可愛らしいんだけどな。」



大井「あ、あう〜‥‥‥‥」プシュ-



大井は今にも気絶する寸前だった。



大井「(て、提督が私の手を‥‥‥///)」



提督「大井〜〜?どうしたんだよ〜。」ウワメヅカイ



上目遣いをした提督が大井を見る。それを見た大井は鼻血を出して気絶した。



大井「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」ピクピク



北上「あっ!大井っちがついに倒れちゃったよ!」



天龍「今のは反則級に可愛かったな‥‥‥。」



龍田「うふふ‥‥大井さんはそこに寝かしときましょう。」



提督「あれ〜。大井が気絶してるぞ〜。何でだ〜〜。」ヒック



北上「(いや、提督があんなことするからでしょ‥‥。)」



原因は提督100%だろう。しかし、そんなことも知らずに提督は次の人に向かう。



提督「まあ、いいや〜。それじゃあ、北上〜」



北上「え?私?どうしたのさ。」



提督「‥‥‥‥‥‥‥‥」ポスン



提督が北上の膝に座る。提督の身長は北上より低いので頭がちょうど北上の首近くに来る。



提督「はあ〜なんか安心する〜〜。」



北上「そ、それは良かったよ〜‥‥///」



提督が膝に座ることで提督の匂いがすごく伝わってくる。




北上「(すごくいい匂いするな〜。後、めっちゃなでなでしたい‥‥。)」




龍田「あら〜、撫でてみるといいわよ?」




北上「え?それじゃあ一回‥‥‥。」ナデナデ



提督「ん‥‥気持ちいいな〜。」トロ-ン



提督が撫でられるととろけた表情になる。それを見た北上は‥‥



北上「(やばい‥‥可愛すぎる!)」



龍田「あらあら〜提督はもう眠そうになっているわね〜。」



天龍「すごくとろけた表情だしな。」



提督「うぁ〜‥‥‥‥‥」ウトウト



提督はいかにも眠そうで、もう意識を保つのも難しい状態だった。



天龍「寝ても大丈夫だぞ?提督。」



提督「ありがと〜。‥‥‥zzz」スヤスヤ



龍田「あらあら〜もう寝てしまったようね。」



北上「というか私ずっとこのままなの?」



そう、提督は北上の膝の上で寝ている。提督は寄りかかってきているので、動くと提督を起こしてしまう可能性がある。



天龍「そうだな‥‥。一回ベッドに移すか。」



龍田「そうね〜、よいしょっと。」



龍田が提督を持ち上げると、すごく軽く感じる。



龍田「軽いわね〜しっかり食べているのかしら。」



北上「ほらほら!大井っちもそろそろ起きて起きて!」



大井「はい‥‥‥。って、私は一体‥‥。」



気絶していた大井が起きた。



北上「提督が上目遣いして大井っちが気絶したんだよ。」



大井「ああ‥‥思い出しました‥‥。」



大井「(あれは反則級でした‥‥‥。)」



大井「提督本人はどうしたんですか?」



龍田「今は寝てしまったようだわ〜。」



提督「‥‥‥‥‥‥」スヤスヤ



そこにはぐっすり寝ている提督がいた。



天龍「まあ、あんなに酔っていたんだしな。休ませてあげたほうがいいだろ。」




大井「そうですね‥‥‥。」







〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



提督「う〜、頭がクラクラする‥‥。」



大井「大丈夫ですか、提督?」



現在、提督の部屋まで見送りをしているのだった。



提督「ああ、すまないな。迎えまで頼んじまって。」



大井「いえ‥‥‥その、気にしないでください。」



あんな提督を見た状態なので、提督と顔を合わせるのがすごく恥ずかしく感じる。そうしているうちに提督の自室の前までついた。




提督「よし、着いたな」



大井「ええ、それでは私は行きますね。」



提督「大井、ちょっと待ってくれ、お前に渡したいものがあってな」



大井「え?私に‥‥ですか?」



提督「ああ、そうだ。まぁ中に入ってくれ。」



大井「‥‥わかりました」



そう言われて提督の部屋に入る。中はすごく綺麗な状態だった。



大井「で?提督渡したいものとはなんですか?」




提督「ああ、前お茶会したじゃんか。その後にお前が‥‥






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


『提督!ケーキ作ってもらっただけだとあれなので、これ‥‥。』


大井に小袋に綺麗に包まれたクッキーをもらった。



提督『ん?これは、クッキーか?』


大井「はい‥‥そうです。」



提督「おお、ありがとうな!」ニコ 



大井「勘違いしないでくださいね!あくまでもお返しですから!///」



提督「わかってるって。ありがとうな大井。」ニコッ




大井「いえ‥‥別に‥‥///」プイッ




提督「と、こんなことがあっただろ。」



大井「まあ、ありましたけど。それがどうしたんですか?」



提督「いやさ、あの時もらったクッキー食べたけどすごく美味しかったよ。」


大井「それは‥‥ありがとう‥ございます///」


提督「おう、後な、あのときにお茶会した時のケーキはお前達の好みも知らずに普通に作ったショートケーキでな。でも、あのクッキーの味はすごい俺の好みだったよ。それで何で俺の好みの味を知っているのか北上に聞いたんだよ。」



大井「えっ!?それって‥‥。」



提督「ああ、北上に聞いたら『大井立ちが頑張って提督の好みの味を考えて、間宮さんとかに聞きながらやってたからね〜。』と聞いてな、正直すごく嬉しかったよ。」





大井「あ、はい‥‥‥///」



せっかく提督に内緒にしていたのに、まさか北上さんがバラしていたなんて‥‥。



提督「それでな、俺も北上とかに大井の好みの味を聞いたんだよ。そして作ったのがこれだ。はい」



渡されたものはリボンが付いていて綺麗に包装された箱だった。



大井「これは‥‥‥」



提督「ああ、大井の好きな味を聞いたら北上はな、

『え〜?大井っちの好きなもの?ん〜甘いものとかなら全部好きなんじゃないかな?あ、でもね、よく抹茶味のもの食べてたよ。』と言われてな。」




提督「そして作ったのは抹茶ケーキなんだが、大井って抹茶好きか?」



大井「ええ‥‥それはすごく好きですけど。これじゃあお返しした意味ないじゃないですか!」



そう、あのときに渡したクッキーはお茶会の時のケーキのお返しとして渡したものだ。それなのにまたもらってしまったら意味がない。




提督「でもな、俺の好みの味を一生懸命聞いたりして作ってくれたんだろ?しかもお前達は出撃もして頑張ってくれている。これはご褒美とでも思ってくれよ。」ニコッ



‥‥‥本当に提督はすごく優しい。提督の笑顔がすごく輝いて見える。



大井「はあ‥‥。わかりました。美味しくいただきますよ。」




提督「おう、そうしてくれ。それといつもありがとな。」



大井「こちらこそです。いつもありがとうございます。」



提督「それじゃあそろそろ時間だしな、おやすみ、大井。」



大井「ええ、おやすみなさい、提督。」








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



自室に戻り、私は提督にもらった箱を開ける。中にはすごく綺麗な形で作られた抹茶ケーキがある。その抹茶ケーキを一口口に含む。

『美味しい』この一言に尽きた。

ケーキを食べていると、箱の中から紙が出てきた。

その紙を開くと中には‥



『大井、いつもお疲れ様。』



こう書かれていた。この言葉を見ると不意に笑みがこぼれる。



大井「本当に提督は‥‥‥‥。」フフ



私はずっと提督についていく。そう心で誓うのであった。










〜〜4話目〜〜(少しヤンデレ注意)








提督「う〜ん‥‥朝か‥‥。ッー」ズキズキ



布団から体を起こすと、頭痛が走る。

二日酔いだろう。




提督「そっか‥‥。昨日お酒飲んだんだっけ。」




提督「というか昨日の記憶があやふやだな‥‥。大井と最後部屋の前で話してたのは覚えているんだが‥‥。」




提督「なに話したんだっけ?」



そう疑問が残るのだった。








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



大井「はあ‥‥飲みすぎたかしら‥‥。」




昨日のせいか二日酔いだ。頭が少々痛い。

今は提督の部屋に向かっている。理由は昨日のケーキをもらったお礼を言いに行こうと思っている。




大井「提督は起きているのかしら。」




そう言っていると提督の部屋の前までついた。




コンコン


大井「提督、大井です。起きていますか?」




提督「ん?大井か。入っていいぞ。」





ガチャ



大井「失礼します。」




提督「どうかしたのか?」




眠そうな声で私に言う。寝癖も付いていていかにも今起きたとわかる格好だ。





大井「いえ、その‥‥少しだけお話が‥‥。って‥‥しっかり身だしなみ整えてくださいよ!ほら、着替えもしていないし、寝癖も付いているし。」




大井の声が部屋に響く。




提督「ごめんごめん。今着替えるから少し外に出てもらっていいか?」




大井「はあ、わかりましたよ。なるべく早く準備してくださいね。」ガチャ





提督「ははは、朝から大井に叱られるのも久しぶりだな。」





提督「さてと、早く着替えるか。」














〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




大井「提督、その‥‥昨日はありがとうございました。」





準備が終わり、突然大井にお礼を言われた。大井は少し顔を赤らめていた。

俺なんかしたっけ?ちなみに朝食は軽く自分で作って大井と食べた。




提督「何のことだ?」




大井「えっ!?昨日の夜のことですよ!ケーキくれたじゃないですか。」




提督「ケーキ?」




昨日の記憶を頑張って思い出す。

ケーキ‥‥ケーキ‥‥。あっ!




提督「抹茶のケーキのことか?」




大井「ええ!それです。」




やっと思い出した。昨日の夜、大井に抹茶のケーキを渡したんだったな。




大井「とても美味しかったですよ。」




提督「そうか、そうだと作った甲斐があるよ。」ニコッ




大井「あの‥‥私にお菓子作りを教えてくれませんか。」




突然大井にお菓子作りを教えてくれと言われ、正直驚いている。




提督「ん?でも大井は料理できるんじゃないのか?」




そうだ、前大井に料理をご馳走してもらった。和、洋、中華などいろいろ作ることが出来てすごいと思った。




大井「いえ、お菓子作りはあまり得意じゃなくて‥‥。」




へえ。それは意外だと思った。大井とかお菓子いっぱい作ってそうだけどな。




提督「まあ、わかった。今度教えてあげるよ。」




大井「本当ですか!?ありがとうございます!」




すごい喜びようだ。でもお菓子作るってことは誰かにあげるのかな?北上とかか?




提督「その作ったお菓子は誰かにあげるのか?」




大井「えっ!?あ、それは‥‥‥///」




あれ?北上とかにあげるんだとてっきり思っていたが‥‥。




大井「あ、えぇ!そうです!北上さんにあげるんですよ!」




提督「ああ、やっぱりそうなんだな。美味しいの作れるように頑張ろうな。」




大井「は、はい。ありがとうございます。そ、それでは失礼しますね。」ガチャ




提督「おう、じゃあな。」










大井「‥‥‥‥‥‥‥‥」







大井「(提督のために作るなんて言えるわけないじゃないですか‥‥///)」




扉の前でそう思う大井であった。














〜〜執務室〜〜


提督「え〜と、この書類は‥‥。」



コンコン




執務室で書類を眺めていると、ドアがノックされる。




提督「ん、入っていいぞー。」




時雨「提督、失礼するよ。」




入ってかのは時雨だ。時雨は真面目でよく手伝いをしてくれて正直助かっている。だが、少し怖いところがあるんだよな‥‥。





提督「おう、時雨か。今日は時雨が秘書艦か?」



時雨「うん、そうだよ。よろしくね。」




提督「ああ、よろしく頼むよ。」ニコッ








 





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



提督「‥‥‥‥」カリカリ








提督「ん……そろそろ昼食の時間か…」




時間はヒトフタマルマルちょうど昼時の時間だ。



時雨「そうだね。提督、これ持ってきたんだ。」




提督「ん?このご飯は?」





時雨「僕が作ったんだけど…食べてくれる?」




提督「おお、時雨の手作りか是非いただくよ」




時雨が作ってくれるご飯は美味しい。前も食べたが、味付けが俺の好みで橋が結構進む。

食べた後になんか薬みたいな味するけど。





提督「(‥‥‥もぐもぐ)」




時雨「提督…どうかな?」




提督「ああ!すごく美味しいよ!」




時雨「本当!?よかったよ、口にあって」




提督「特にこの卵焼き、味付けがすごい俺の好みだよ。」




時雨「へぇ、この味付けがスキナンダ…」





提督「うん、ごちそうさま。美味しかったよ。」


時雨「お粗末様。良かったよ」フフフ



提督「あれ?…何か眠気が…」バタン、zzz




時雨「ふふ、ごめんね提督、ご飯に睡眠薬を入れたんだ‥‥君が悪いんだよ?こんなにも君を想っているのに…君が他の子のところに行くから‥‥」ハイライトオフ





時雨「さて、寝てる提督を早く運ぼうかな」スタスタ









???




提督「ん?ここは…そうだ!俺は時雨が作ってくれたご飯を食べたら急に眠気が……何処なんだここは?」ジャラァ



天井を見上げるとあまり見覚えがない場所が目に入る。そして両手を鎖で縛られていた。



提督「え!?何で手に鎖が……」




時雨「起きたようだね、提督」




少し低いトーンの声で話しかけられる。その声に少し俺は恐怖した。





提督「!?おい、時雨!これは一体…後ここは何処だよ」




時雨「ここは僕の部屋だよ今から提督を僕のものにするためにね……」フフフ




提督「……なんでこんなことを‥‥」



時雨「それは、提督が悪いんだよ?朝から他の艦娘達とイチャイチャしてさ、

提督は僕のものなのに……」




朝?まさか、大井と話しているのをみていたと言うのか‥‥。




提督「いや俺は時雨のものじゃ‥‥」




時雨「へぇ、そんなこと言っちゃうんだ。

流石に冗談は許さないよ?」ハイライトオフ




冗談もなにも、俺は俺のものだろ‥‥。





時雨「提督は僕のものになると決まっているんだ。これは決定事項。」





時雨「さあ、提督、これからがお楽しみだよ。今日は寝かさないからね。」フフ




時雨が艶めかしく微笑む。




提督「や、やめてくれ‥‥お願いだから‥。」ビクビク




時雨「そんなふうに怯えたらさらに僕は興奮しちゃうよ。」




時雨「僕に任せてくれれば大丈夫、悪いようにはしないよ。」



もう、ダメだと悟った。そのとき‥




???「提督!大丈夫ですか!?」



そこに駆けつけてくれたのは鳳翔さんだった。



提督「鳳翔さん!?」




鳳翔さんがきてくれたことに安堵した。





提督「鳳翔さんお願いです!助けてください!」




鳳翔「わかりました!お任せください!」バシュ




鳳翔さんが放った矢が鎖を貫いた。




鎖「バキン!」






時雨「まさか鳳翔さんが邪魔しに来るとはね‥‥」





鳳翔「提督は貴方のものではないのですよ。」




提督「助かりました鳳翔さん!ありがとうございます!」





鳳翔「大丈夫ですよ、提督。そして一回目を瞑ってください。」



 

提督「はい?」



俺は言われた通りに目をつぶった。




カラン





バ-ン!



時雨(な!?煙が!?)



部屋中に煙が広がった。




鳳翔「さあ提督、今の内です!」




提督「えぇ、わかりました。」





鳳翔さんのおかげで何とか事なきことを得たのだった。






〜〜居酒屋鳳翔〜〜




鳳翔「間一髪でしたね。」



俺は一旦鳳翔さんのお店にかくまってもらっていた。

鳳翔さんはここの鎮守府では凄く母性が強い人だと感じる。そのわけもあり、なぜか俺も敬語で話してしまう。




提督「ええ、本当に助かりました。というかなぜ俺の場所がわかったんですか?」




鳳翔「いえ、それは……提督に用があって探していたら、時雨さんといると聞いて……いなかったので部屋を回っていたんです」




提督「そうだったんですか。まあなんにせよ危なかった〜しかもなんか時雨が怖いし」





鳳翔「大丈夫ですか?提督…膝枕でもいたしましょうか?」ポンポン




鳳翔から膝枕に誘われる。正直すごく疲れたので誘いを受けた。



提督「はい、お言葉に甘えさせてもらいます。」ポス




鳳翔「ふふふ‥‥」ハイライトオフ




提督「鳳翔さん?どうかしたんですか?」















〜〜5話目〜〜



鳳翔「いえ、何でもありません。こちらえどうぞ」ポンポン




提督「ああ、失礼するよ」




鳳翔「どうですか?心地悪くないですか?」




提督「大丈夫だよ、むしろもう寝そうだが‥‥」ウトウト




鳳翔「お休みになっても大丈夫ですよ。」




提督「すまん…少し‥寝るよ‥‥」zzz






鳳翔「ふふ、寝てしまいましたね。」




鳳翔「あの娘が提督を取ろうとするなんて‥‥許せないわね。何か手を打たないと‥ね。」ハイライトオフ




鳳翔「それにしても提督の寝顔は可愛いですね。」




提督「‥‥‥‥ん〜」zzz




鳳翔「ふふ、ちょっといたずらしちゃいましょうかね。」ホッペツンツン





提督「んぁ〜‥‥‥」zz




鳳翔「‥‥‥‥///」ピクピク




鳳翔「これは‥‥奪いたくなってしまうわ///……ブンブン、ダメよ鳳翔!こんな事をしては提督が起きてしまう…」



提督「‥‥‥」zzz




鳳翔「提督が起きるまでこの寝顔をずっと見ていましょうかね〜♪」





















提督「‥‥‥ん〜あ、鳳翔。すまんな結構寝ていたか?」



鳳翔「いえ、30分ぐらいでしたよ。可愛い寝顔でしたし。」







提督「そうか‥‥おっと!もうこんな時間か。すまん、また後でな。それと膝枕ありがとな。気持ちよかったよ。」





鳳翔「いえ、お気になさらず」



バタン


鳳翔「ふふ、提督の寝顔可愛かったわね。」











提督「ん〜、てか、もう時雨はいないかな‥‥ちょっと部屋に行ってみるか」



イドウチュウ



提督「‥‥‥居ないようだな。」




時雨「提督…‥見つけたよ、」




提督「!?……時雨!?いつの間に後ろにいたんだ‥」




時雨「今来たんだよ。それと提督ごめんね。急に変な事をして‥‥」




提督「時雨‥もう大丈夫なのか?」




時雨「うん、本当にごめんね」




提督「良かった〜、まあ、もう気にしてないから大丈夫だよ。」




時雨「そう言ってくれると嬉しいよ。それじゃあ、執務の続きをしようか。」




提督「そうだったな、それじゃあ行くか」











提督「‥‥‥‥‥‥」カリカリ




提督「よし、これで終わりだ」



時雨「終わったようだね、提督お疲れ様」



提督「時雨もありがとな」ナデナデ




時雨「提督!?いきなり何を…///」



提督「ごめんな、俺からのちょっとした労いと思ってくれ。」



時雨「ありがとう、提督///それじゃあ、僕は部屋に戻るね」




提督「おう、じゃあな〜」


バタン



提督「さて〜そろそろ夕食でも食べるか〜。でも時間も遅いし‥自分で作るかな。」




提督「冷蔵庫に何あったかな〜、えーと、ちょうどカレーの材料揃ってるしカレーでも作るか。」









テイトクリョウリチュウ



提督「よし、出来た〜我ながらいい出来だと思うが、どうかな〜」




提督「そういや、時雨は夕食どうするのかな‥‥結構執務が長引いてしまったから申し訳ないな‥‥‥」






ガチャ


提督「ん?誰だ?」




鈴谷「私だよ〜、なんか美味しそうな匂いがしてきてつられちゃった。」




提督「鈴谷か。そうだ、カレー作ったんだが、お前は夕食食べたか?まだ食べてないなら一緒にどうだ?」




鈴谷「おっ、ラッキーまだだったんだよね!ありがたくもらうよ〜!」





提督「おっ、そうか、よかったよ一人で食べるよりだったら誰かと食べた方がいいしな。座って待っててくれ」





鈴谷「は〜い」










提督「よしっ、じゃあ」




「「いただきます。」」






鈴谷「やっぱ提督のカレーは美味しいね!なんでこんな美味しいの?隠し味でも入れてるの?」






提督「いや、そんなものはいれてないがな〜、まあ美味しいみたいで良かったが‥‥」





提督「そういや、この時間になってまだ夕食食べてないなんて、なんかあったのか?」






鈴谷「んーとね〜‥‥‥まあ、ちょっと用事があってね〜」ハハハ





提督「ん、まあいいが、あまり遅くならないようにしろよな。」




鈴谷「わかってるよ〜、提督は執務?」





提督「まあ、そんなもんだな。久々にここまで時間がかかってしまったよ。」





鈴谷「ふ〜ん、ま、提督もあまり無理しないでね。」





提督「ああ、ほどほどにするさ」







__________________

____________

________

___




鈴谷「提督ご馳走さま〜美味しかったよ!おやすみ〜」フリフリ





提督「おう、ありがとな。おやすみ」



バタン


提督「さて、俺もそろそろ風呂に入って寝なくちゃな‥‥」


 









鈴谷「危ない危ない、提督に明日からの作戦バレちゃダメだよね‥‥」




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〜少し遡り〜


金剛「みんな集まったネ?それじゃあこれから『提督の鈍感攻略作戦』の会議を行うネ!」





榛名「この作戦は提督の鈍感があまりにも酷いので、提督にどこまですれば意識してもらえるのかという事を目標としています!」





金剛「みんなは提督に好意を持っているようだし、提督の鈍感具合に、もどかしさを感じてると思うネ!だから、これからは提督に積極的にアプローチしていくネ!」





加賀「具体的には何をするんですか?」





金剛「それは、各自自由に行って大丈夫デース!提督を直接襲ったりするのもありネ。ただし、提督を傷つけるのは禁止ネ」




鈴谷「なるほどね〜」




赤城「これは、いつから行うのですか?」




榛名「この作戦は明日から行います。」





吹雪「明日からですか‥結構早いですね。」





金剛「他に何かある人はいるネ?」




シ-ン



金剛「無いようなら、これで『提督鈍感攻略作戦』を解散するネ。」





ワイワイ.ガヤガヤ



北上「へぇ〜明日から何しても良いのか〜これはチャンスじゃんね。大井っち?」




大井「‥‥‥‥‥‥‥」





北上「あれ?大井っちどうしたの?」




大井「これからのことを考えなくては‥‥‥」ブツブツ





北上(‥‥大井っちが本気だ‥‥・)




北上(ま‥私もいろいろやっちゃうけどねぇ〜)フフフ







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________________

___________

______

___




チュンチュン


提督「ん〜‥‥朝か……さて、起きて着替えないとな」





提督「ん?何だ…テーブルに紙が‥」



ペラ

テイトクハワタシタチガイタダキマス




提督「何だこれは‥‥イタズラか?それにしてはなんか怖いな……まあ、大丈夫だろ。」





提督「さて、食堂にでも行こうかな」



〜食堂は移動中〜


提督「ふんふ〜ん♪今日のご飯は何にしようかな〜♪」



ダキッ

島風「提督ー見っけ!」ダキッ




提督「んわ!島風か……いきなり、びっくりしたよ」




島風「提督がいたからね、飛び込んじゃった。」




提督「まったく…急にやめてくれよ」





島風「あはは、ごめんごめん。提督は朝食?」




提督「ああ、そうだが島風もか?」




島風「そうだよ〜、なら早く行こうよ!」グイグイ





提督「ちょっと待てって。今行くからさ。」





島風「提督おっそ〜い、ほら早く早く。」







島風(提督は抱きつくだけじゃ何も反応なしか……やっぱり鈍感だな…)




 

ショクドウ


島風「ごめんね、私雪風ちゃんと食べることになってるからじゃあね〜」




提督「おう、じゃあな〜」




提督「さて、間宮さ〜ん」




間宮「はい、あら提督、何かお頼みですか?」




提督「はい!この和食セットをください。」




間宮「わかりました、少々お待ちください。」








________________________________________





提督「ん〜何処に座ろうかな。」




鈴谷「お、提督〜ここ空いてるよ!」




提督「おお、鈴谷隣座らせてもらうぞ。」




鈴谷「良いよ、良いよ」





鈴谷(昨日言われた作戦どうしようかな……そうだ!)




鈴谷「提督、それ美味しそうだね〜、一口ちょうだいよ。」




提督「ああ、取っていいぞ」




鈴谷「いや、提督が食べさせてよ〜」




提督「ん…まあいいが、ほら」ア-ン




鈴谷「あ‥あーん‥///」モグモグ




鈴谷「うん‥美味しいね!」




提督「そうか、良かったよ」




鈴谷(あーんにも間接キスにも何も反応なしか‥‥本当に鈍感だな、てかめっちゃ恥ずかし!///)





提督「‥‥♪」モグモグ





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提督「ご馳走さま。」




提督「じゃ、鈴谷またな〜」





鈴谷「うん、じゃあね〜」





鈴谷「う〜ん、これじゃ全然意識されてないよね‥‥他に何か考えないとね…」









________________________________________





提督「さてと、執務をしないとな……そういや、今日の秘書艦ってだれだっけなあ‥‥」





コンコン

吹雪「失礼します。」





提督「おっ、今日は吹雪が秘書艦か。」





吹雪「はい!よろしくお願いしますね、司令官!」





提督「おう、それじゃあ早速執務を‥‥‥」






________________________________________





提督「‥‥‥‥‥‥」カリカリ




提督「ふぃ〜こんなもんかな〜」





吹雪「どうぞ、司令官お茶です。」コトッ




提督「お、サンキュー」ズズズ





吹雪「そろそろ昼食の時間ですがどうしますか?」





提督「ん〜そうだな、どうしようかな」





吹雪「実は!昼食をお作りしたんですが‥‥どうですか?」





提督「本当!?なら遠慮なくいただくよ」





吹雪「ありがとうございます!それではお持ちいたしますので少しお待ちください!」スタスタ





提督「へ〜、吹雪も料理できるんだな‥初めて食べるな。」











吹雪「どうぞ、お持ちしました!口にあえば良いのですが‥‥」




提督「すごく美味しそうだ。ではいただくよ」イタダキマス




吹雪(フフフ、すいませんね司令官!その中には媚薬を入れさせていただきました、これで司令官を‥‥)ニヘヘ





提督「‥♪〜美味しいよ。ありがとな」パクパク




吹雪「そうですか!ありがとうございます。」





提督「‥‥〜♪」パクパク





吹雪(そろそろ効いてくるかな?)






提督「ごちそうさま!すごく美味しかったよありがとな!」






吹雪「‥‥そうですか、ところで司令官何か体に変化はありませんか?」





提督「え?特にはないが‥‥どうかしたのか?」




吹雪(嘘でしょ!?明石さんから作ってもらった媚薬が効かない!?これは明石さんに後で聞きに行かなくては‥‥)





吹雪「いえ、何でもありません。食器を片付けてきますね。」





提督「全てしてもらって悪いが、頼むな。」




吹雪「はい!お任せください、では」バタン





提督「‥‥‥‥なんか熱いな‥‥ご飯を食べたからか?」




提督「身体もなんかだるいし、風邪かな‥‥ちょっと仮眠でも取ろうかな‥‥」ウトウト





提督「‥‥‥‥‥」スヤスヤ













吹雪「明石さん!」バ-ン!




明石「え!?‥‥吹雪ちゃんか‥どうかしたの?」




吹雪「この前作っていただいた媚薬使ったんですが効果がなかったんですよ!なぜですか!?」




明石「え〜‥‥そんなはずはないんだけど‥少し時間を置いた?すぐには効かないよ?」




吹雪「え!?時間を置かないとダメなんですか!?」




明石「うん、後使った相手の意識が落ちると効果はなくなるからね」





吹雪「早く言ってくださいよ!‥‥」バタン!





明石「あっ‥行っちゃった、まあどうせ提督に使おうとしたんでしょうね。私も何か薬を作って飲ましょうか‥‥」













吹雪「司令官!」バタン!





提督「‥‥‥‥う〜ん‥zzz」スヤスヤ





吹雪「そ‥‥そんな‥‥‥」ガクッ





吹雪「はっ!?でもこれはチャンスなのでは‥‥」スタスタ





吹雪「司令官‥‥すいません、いただいちゃいます!」バッ





大淀「何をしているのですか‥‥‥吹雪さん?」ビキビキ






吹雪「あっ‥‥‥これは‥‥その‥‥」ダラダラ





大淀「お仕置きですね‥‥‥」ガシッ





吹雪「いやぁ!?すいません!すいません!許してください〜!」ズルズル




大淀「問答無用です。」ニコッ









イヤァァァ-----!

鎮守府内には一人の艦娘の悲鳴が響いたとか‥‥‥

そんな時に提督は

提督「‥‥‥‥」スヤスヤ

のんきに一人で寝ているのでした‥‥















〜〜6話目〜〜(シリアス回)





提督「んあ‥‥やべ、結構寝てしまってたか?」トケイチラ



ヒトサンマルマル


提督「ん‥そんなにたっていないようだな‥」




大淀「起きましたか‥‥」





提督「お、大淀かどうした?」






提督「てか、吹雪はどうしたんだ?」





大淀「吹雪さんは少し用事があると言っていましたよ」




提督「そうなのか」





大淀「提督ってよく鈍感とか言われません?なんか鈍いとか‥」





提督「え‥‥‥‥‥」





大淀「提督?」





提督「鈍い‥‥。ご、ごめんなさい。やっぱり‥‥俺、俺なんて‥‥」フルフル





大淀「ちょっと!?提督!いきなりどうしたんですか!」





提督「ごめん‥なさい!ごめん‥‥な‥さい‥‥」バタッ





大淀「提督!‥‥提督!早く運ばないと!」













明石「これは‥いったい‥‥」




大淀「提督はどうなんですか!」





明石「わかりません‥‥ただ、精神的に何かあったようですが‥そのショックで倒れたようです」





大淀「精神的なショック‥‥」




明石「提督に何があったんですか?」




大淀「提督に鈍感とか、鈍いと言ったら‥いきなり取り乱して…」




明石「もしかしたら、その言葉に何かあるのかもしれませんね」





明石「とりあえず、提督が起きるまで待ちましょう」




大淀「はい‥‥‥」











〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




「お前なんてこうだ!」バシャ


「ははは!ダッセェな!


「こっちに来ないでよ。気持ち悪い」


「本当あんたって『鈍感』居なくなればいいのに」




「もう…やめてくれよ‥頼むから‥‥だれか‥助けて‥‥‥」





「しっかりして!大丈夫!?」









提督「‥‥‥‥!?」ムクリ




提督「ここは‥‥」




大淀「提督!起きましたか‥‥体調は大丈夫ですか?」




提督「ああ‥大丈夫だがなぜ俺はここに?」




大淀「‥提督がいきなり倒れたのですよ‥‥教えてくれませんか、提督‥‥あなたの過去について‥」





提督「‥‥‥‥お前らが俺を拒絶するかもしれないと考えてしまう‥‥だが、これじゃ前に進めないよな‥‥わかった…話す‥」





提督「俺は過去に『イジメ』を受けていた」










中学生の時だ‥

俺はごく普通に友達もいて、みんなと仲良く学校生活を送っていたよ。しかしある時‥‥

「お前俺の大事な物取った?」




「え?どうしたんだ‥いきなり、取ってないぞ」




「先生ー、僕のものがなくなったんですけど‥‥」



ある日友達の大切な『物』がなくなり、みんなで探すことになった。

その子の大切なものとは写真だそうだ‥亡くなった妹の。

それを探すためにみんなで一生懸命探した。しかしどこにも見つからなかった‥

だが‥‥

「引き出しも探そうぜ!」



「ああそうだな」




「‥‥ガサガサ‥‥!!?おい!お前!何でこの中に‥‥しかも‥これ‥‥ビリビリに破けてるじゃないか!!」



そこは俺の引き出しだった。その中には写真であるものがビリビリに破られていた。



「え!?いや‥‥何で‥‥俺は知らない!勝手に入っていたんだよ!」




「お前は‥‥俺に嘘をついた上に大事な写真を破くなんて‥最低だな!!」


友達の顔はいかにも泣きそうな顔で俺を怒鳴っていた。



「うわ〜、それは無いな○○」



「最低だねー○○君、見損なったな」




「いや、違うんだ!俺がやったんじゃ無い!」




「嘘つくな!!」バン



「お前は鈍いやつだと知っているが、まさか人の大事なものを破いても何とも思わないのか!?しかもそれを嘘だなんて!」




「お前は最低な鈍感野郎だな!!」






そして、この日から俺はクラスのみんなからイジメを受けるようになった。

先生も俺がやったと思い、いじめに加担をしていた。

朝、学校に行き、クラスに入れば‥



ガララッ


バシャ-!


「あれ〜?お前何で濡れてるの〜?」ハハハ



朝からバケツの水をかけられ、机にはラクガキ‥‥授業では先生にいじられ、みんながそれを聞いて笑う‥‥そんな日ばかりだった。

親に相談したかったが‥俺の親はすでに他界していて、家では俺一人。

何もかもが孤独だった‥‥

だが、そんな俺にも優しくしてくれる人がいた。



「大丈夫?ほらハンカチ」


「‥‥ありがとう」



この子は俺に優しく接してしてくれた。

俺の相談に乗ってくれたり、一緒に下校したり、この子がいなければもう学校に行くことなんてなかったと思う。


だが‥‥その日は訪れた‥‥



俺が下校しようとした時。彼女をいつも通り待っていた。だがメールがきた


『ゴメンね。今日は用事があって先に帰ってて。』



そうメールが来て、俺は久々に一人で帰ることになった。だがその時に俺は忘れ物に気付き教室に戻った。

その教室に入ろうとした時人の声がした。彼女の声と数人の女子がいた。



「はぁ、あいつの相手疲れるな〜。」


「何であんな奴の相手してんの?」



「そりゃ、後で裏切って、バカにするネタを増やせるからよ」



「あいつって鈍感だよね、こんなのにも気付かないなんて。」ハハハ


「それわかる〜」ハハ








俺はこれを聞いて、直ぐに家に向かって走った。

信用していた人に裏切られ、もう学校での居場所もなくなり俺は絶望したよ。



「俺が何をしたんだよ!あの出来事は俺がしたわけじゃないのに!何で俺は‥‥」





『お前は鈍感だよな!』




俺はこの『鈍感』という意味がわからなかった。いや、わかりたくもなかった。

そして、俺は不登校になった。

ずっと登校してこないのを心配して先生が来てくれた。しかし俺の人生を狂わせた学校なんて関わりたくもなかった。


だが俺はまだ中学生ということもあり、施設に入れられた。俺は施設に入っても心が開かなかった。

しかし、ある人が俺に話しかけてきた。

「君、この本読んでみない?」





そう渡された本は鎮守府についての本だった。

俺はこの本を見て提督に憧れた。艦娘たちに指示を出し、深海棲艦を撃退するために艦娘たちと協力して戦う。この姿に俺は憧れた。

そして俺は提督になる決意をした。




提督になるためにこの日から死にものぐるいで勉強して、体を鍛えて士官学校に入学した。学校自体トラウマだったが。夢を叶えるための階段でしかないと思って、生活した。他の人とは交流せず何事も一人で。でも、ある子は俺に話しかけてくれた。


「ねえねえ、一緒に話そうよ〜」



「俺は慣れ合う気は無い。」




「釣れないね〜、でも君と話したいんだよ〜」



その子は俺に積極的に話しかけてきた。だが俺はまた裏切られると思っていた。



(裏切られるぐらいなら誰とも話さない方がいい‥‥)




でもその子は俺に話しかけてくる。そして俺は聞いた。



「何でそんなに俺に話しかけてくるんだ。」



「だって、君いつも一人なんだもん。それじゃ悲しく無い?それに君も何だか寂しく見えたから。」



「俺が寂しい?そんなことは無い‥‥無いんだ‥」



「一人じゃ限界があるよ。しかも提督を目指しているなら、艦娘たちとの交流も大切でしょ?それにみんなでいた方が楽しいよ!」



「君は、裏切ったりしないのか‥‥」




「裏切る?そんなことするわけないじゃん。友達なんだからさ!」



「ッ…………」



「こんな俺と友達になってくれるのか?……」



「うん!これから君と私は友達!」





俺はこの子のおかげでまた希望を取り戻すことができた。そして俺は無事士官学校を卒業し、ここの鎮守府に着任した、というわけだ。




________________________________________

_________________

_________

______



提督「これが俺の過去だ…」




大淀「そんな過去が‥‥すいません、提督。提督の事情も知らずに勝手な発言をしてしまって‥‥」





提督「いや、お前は悪くない。いつまでも過去に囚われている俺が悪いんだ。」





大淀「この過去をみなさんには‥‥」




提督「言ってくれても構わん‥俺の口からはもう言いたくないからな‥‥」




提督「すまん、今は一人にしてくれないか‥‥」




大淀「提督‥‥わかりました」


バタン



提督「すまん‥大淀、俺が不甲斐ないばかりに‥‥‥」クッ














〜〜7話目〜〜(最終回)



大淀「‥‥‥‥提督にあんな過去があったなんて‥‥。」





大淀「取り敢えず、みなさんを食堂にでも集めましょうかね‥‥」








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ザワザワ


加賀「一体何のお話でしょうか。」




赤城「まあ、大淀さんが集合かけるくらいですし、重要なことなんじゃないですか?」




大淀「‥‥‥みなさん集まったようですね。」




大淀「今回みなさんをここに集めた理由は、提督の『過去』についてです。」




鳳翔「過去‥‥ですか?」




大淀「はい。先ほどあったことをお話しします。」










ーーーーーーーーーーーーーーーーーー




大淀「‥‥これで以上です。」




吹雪「司令官にそんなことが‥‥‥」




大井「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」




大淀「‥‥私は、この話を聞いても、提督との接し方を変えてはいけないと思います。」





大淀「接し方を変えて提督が知れば、提督は過去のことで気を使うかもしれません。このことに何か意見はありますか?」





加賀「私は賛成です。提督にそんな過去があったことは驚いたけど、そんなことで接し方を変えたりしないわ。」




大井「私も賛成です。」




「私も!」 「私もです!」





大淀「良いみたいですね。それではこれからよろしくお願いしますね。それでは解散しましょう。」









〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


提督「‥‥だいぶ落ち着いてきたな‥‥‥」




提督「‥‥ダメだな、俺は‥‥。提督になって、過去のことなんて乗り越えないといけないのにな‥。」





提督「あの子は今どうしてるんだろうか‥‥」





『うん!これから君と私は友達!』





提督「‥‥‥気にしていても仕方ないな、さて、今の時間は」チラッ






フタマルマルマル


提督「もうこんな時間か‥‥今日は自分で作ろうかな‥‥」








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



提督「よし、出来たな。ちょっと多く作りすぎたな‥‥まあ、明日にでもたべれるだろ。」




コンコン


提督「ん‥入って良いぞ〜。」





吹雪「失礼します。司令官。」





提督「吹雪か、どうしたんだ?」




吹雪「夕食をお持ちしようかと思ったのですが。」




提督「そうだったのか、すまないな。今日は自分で作っちゃったんだよな。」





吹雪「そうだったのですね‥‥。」





提督「そうだ。どうせなら一緒に食べないか?吹雪もまだなんだろ?」





吹雪「良いんですか?」





提督「ああ。一人で食べるより他の人と食べたほうがいいからな。」




吹雪「ありがとうございます!」




提督「大丈夫だよ。ほらほら、そこに座っていてくれ。」




吹雪「はい!」












提督「どうだ?‥‥口にあうと良いけど。」




吹雪「いえ、とっても美味しいですよ!」




提督「そうか、それは良かったよ。‥‥‥‥お前は俺の過去を聞いたか?」





吹雪「‥‥はい。聞きました‥‥。」




提督「そうか‥‥‥。すまないな、いつまでも過去を引きずったままで‥‥。」




吹雪「いえ!そんなことは無いです。提督は悪くありません。それに、悪いのはあの人達では‥‥‥‥提督は裏切った人を恨んだりしていないんですか‥‥」




提督「そうだな‥‥恨んでいないと言えば嘘になるな。だがな、裏切られたショックも大きかったが、改めて俺は友達っていいなと思ったよ。」





吹雪「それは‥‥‥声をかけてきてくれた子の事ですか?」




提督「ああ、そうだが。しかし、お前らもだよ。」




吹雪「私達‥‥ですか?」




提督「ああ。お前達は最初から俺に対して、支えてくれたり、優しくしてくれたりと俺を常に心配してくれたしな。それに、お前達は俺のことを裏切ったりはしないだろう?」




吹雪「当たり前です!裏切るわけないじゃ無いですか!司令官は優しくて素敵な方です!」




提督「ふふ、そうか。ありがとうな。これから俺も変わっていかなくちゃな‥‥。こんな俺でも付いてきてくれるか?」




吹雪「はい!もちろんどこまでも付いて行きますよ!」




バン!


加賀「私もです。いえ‥‥私達もです。」



赤城「当たり前です。」




金剛「提督とならどこまでも付いていくデース!」




榛名「榛名もご一緒します!」




「私も!」 「私もです!」 「私もよ!」




提督「皆んな‥‥‥。ありがとうな‥。」フルフル




提督「俺も‥これから頑張るよ‥‥。」





「提督〜〜!」

「司令官ーーー!」

「司令ーー!!」





『私達はどこまでもついて行きます!』






















〜〜続編〜〜




_________________________________


あの出来事から約半年が経ち、ここの鎮守府は結構な大所帯となった。あの出来事から皆んなはより一層俺を慕ってくれている。俺もみんなの期待に応えられるように頑張ろうと思っているところだ。




提督「‥‥‥‥よしっと。こんなもんかな、今日の執務は。」




提督「ん〜これからどうするかな。」




バン!

金剛「提督!ティータイムにするネ!」





提督「金剛か‥ノックをしろと毎回言っているだろう‥‥。まあ、ティータイムだな、わかった。」




金剛「やったネ!なら早く準備するデース!」




提督「はいはい、ちょっと待てって。」







〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




提督「うん‥‥今日の紅茶も美味しいな。」  




金剛「提督の作るお菓子も美味しいデース!」




提督「ふふ、そうか。それは良かったよ。」





コンコン


提督「ん‥入って良いぞ〜。」




大淀「失礼します。あら、金剛さんもご一緒のようですね。」




金剛「そうネ。ティータイム中デース。」




提督「それで、何があったのか?」




大淀「はい。大本営から、明日提督総会があるそうです。」




提督「提督総会?何なんだそれは?」




大淀「他の鎮守府の提督が集まり、親交を深める会だそうですよ。」




提督「そうか‥‥どうして、またいきなり‥‥」




大淀「まあ、それは大本営の気まぐれでしょうね。」




提督「そうだな‥。まあ、わかった。明日だな、準備しとくから明日俺はいないと伝えておいてくれ。」




大淀「了解しました。」




金剛「え〜〜、提督明日居ないのね〜。」




提督「仕方がないだろう。まあ、どのくらい時間がかかるかわからないしな。」





提督「ところで、大淀も一緒にお茶どうだ?お菓子もまだあるし。」




大淀「え?良いのですか?」




提督「ああ、金剛もいいだろ?」




金剛「ノープログラムネ!人数が多い方が楽しいです!」




提督「だそうだ。どうだ?」




大淀「では、お言葉に甘えて。」








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




提督「さてと、明日総会があるそうだし、準備でもしておくか。」




コンコン

山城「失礼します。」





提督「おう、山城か。どうかしたのか?」




山城「いえ、そろそろ夕食の時間ですので。」




提督「え?もうそんな時間なのか?」チラッ




ヒトキュウマルマル



提督「まじかよ‥‥お茶会しただけで、こんな時間が経っていたとは‥‥」




提督「まあ、わかった。今から行こうか。」




山城「はい。」







〜〜食堂へ移動中〜〜


提督「そういや、今日は扶桑と一緒じゃないのか?」



山城「姉様は先に食堂へ行ったそうです。」



提督「そうなのか、珍しいな。」




山城「‥‥ところで提督。明日は大本営に行くと聞きましたが、本当ですか?」




提督「ああ。何やら提督総会とかがあるそうでな。」




山城「提督総会?」




提督「他の鎮守府の提督が集まるそうだ。詳しくは俺もわからないが。」




山城「そうなんですね。‥‥‥これはチャンスですね」ボソッ




提督「ん?何か言ったか?」




山城「いえ、何も言ってないですよ。そろそろ食堂ですね。」




提督「ん〜、そうだな。」







〜〜食堂〜〜



山城「それでは、私は姉様のところに行ってきます。」




提督「おう。じゃあな〜」




提督「さて、何食べようかな〜」




間宮「あら、提督。お夕食ですか?」




提督「はい、何にしようかと考えていて‥‥。おっ、では、この和食セットください。」




間宮「はい、和食セットですね。少々お待ちください。」








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


提督「さてと、ここで良いかな。」




夕立「提督さん!隣良いっぽい?」




時雨「僕も良いかな?」




提督「おう、夕立と時雨か。隣大丈夫だぞ。」




夕立「ありがとっぽい!」




時雨「じゃあ、隣失礼するね。」




提督「おう、どうぞ〜」




夕立「提督さん!提督さん!明日大本営に行くって本当ぽい?」




提督「ん、ああ。そうなんだよ。実は明日提督総会があってな、それで行くというわけだ。」




時雨「そうなんだね‥‥。」




夕立「え〜、明日提督さんいないっぽい〜?寂しいっぽい!」




提督「う〜ん、すまないな。でも、終わったらすぐ帰ってくるからさ。」




時雨「ふふ、本当だね?」



夕立「早く帰ってきてほしいっぽい!」




提督「ああ、約束するよ。まあ、明日行くわけだし、まず夕食の時でも楽しく食べようぜ。」




時雨「うん、そうだね。」






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




提督「ふ〜、提督総会か。いったいどんな人がいるんだろうな‥‥」




提督「考えていても仕方ないな‥‥。明日のこともあるし、早く寝よう。」














チュンチュン


提督「ん‥‥朝か、今何時だ‥‥。」


マルロクマルマル



提督「えっと‥確か総会は7時からだよな‥‥。」




提督「はあ!?やばいやばい!早く準備していかなくちゃ!」









吹雪「はあ〜。今日司令官は総会に行くんだよね。もう行っちゃったかな。」





吹雪「ん‥‥‥?」




ヤバイヤバイヨ!


吹雪「司令官の声?まだ居るのかな?」



コンコン


吹雪「司令官、吹雪です。」




提督「‥‥吹雪か!?入って良いぞ!」




吹雪「失礼します。司令官?何をそんなに急いでいるのですか?」




提督「総会が7時からなんだ!はやくしないとやばいんだよ〜!」




吹雪「はい!?7時からですか!?もう6時過ぎですよ!大本営までここから40分くらいかかるんですから、はやく用意をしなくては!!」




提督「そうなんだよ‥‥。すまないが、軽めの朝食用意してくれないか?俺は着替えとかしてくるから!頼む!」




吹雪「わかりました!はやく用意してくださいよ!」






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



提督「はあはあ、門番さん!外出届お願いします!」




門番「はい‥‥そんなに急いでどうしたのですか?」




提督「今日は大本営で提督総会なんですよ。それが7時からなので‥‥。」




門番「7時ですか!?もう時間ほとんどないじゃないですか‥‥。わかりました。軽いサインで今日はいいですよ。」




提督「ありがとうございます!」サラサラ




門番「はい。これでいいですよ。それではお気をつけて。」




提督「ありがとうございます!それでは!」











〜〜大本営〜〜


提督「はあはあ、何とか‥‥間に合ったか‥‥。今の時刻は‥‥」



マルロクゴウゴウ



提督「6:55分か‥‥あと五分じゃん!?やばいよ〜!!」ピュ-








〜〜〜会場〜〜〜


提督「すいません!○○鎮守府の提督です。」




受付人「はい。○○鎮守府の提督さんですね。どうぞ〜」




提督「ギリギリセーフだな‥‥。」





提督「見ない顔が多いな‥‥‥」




☆提督「おや?君も提督さんですか?」





提督「あ‥‥はい!○○鎮守府の提督です。」




☆提督「そうなんだね。僕は☆鎮守府の提督だよ。宜しくね。」




提督「はい。よろしくお願いします!」




☆提督「あ、それと敬語じゃなくていいからね。遠慮しなくていいよ。」




提督「ああ。わかった。」





☆提督「それじゃ、僕は行くよ。じゃあね」



提督「ああ。じゃあね。」





提督「優しい人だったな‥‥。」





???「おやっ?あなたも提督だよね?」




提督「はい。○○鎮守府の提督です。」




???「そうだよね〜。私も提督なんだ〜宜しくね。」




提督「うん。宜しくな。」




提督(女性の提督か。何故だろう‥‥何故か懐かしく感じる。気のせいかな?)




???「そうだ〜、私の本名を教えとくね。ふふふ、きっとびっくりすると思うけどね〜〜。」




提督「え?どういう意味だ?」




???「まあまあ、それじゃ言うね私の名前は‥‥」




彩月「『佐渡彩月』(さわたりさつき)って言ったらわかるかな?」




提督「え‥‥‥佐渡‥彩月?まさか‥‥あの彩月‥?」




彩月「そうだよ〜。あっくん。久しぶりだね〜。」



(あっくん→提督の本名、海堂淳(かいどうあつし)




提督「嘘だろ‥‥まさか、提督をやっていたなんてな。また会えて嬉しいよ‥‥。」フルフル




彩月「ふふ、私もだよ。久々にあっくんの顔を見れて嬉しいよ〜。」




提督「彩月も相変わらず、のほほんとしているな。」




彩月「何それ〜、褒めてるの?」




提督「ふふ、どうでしょうね〜」




彩月「あ〜、からかってるな。あっくんだってその鈍いところは変わってないんでしょ〜?」




提督「ああ。そうだな。俺の艦娘達も言ってたな。」




彩月「やっぱりね〜その鈍さがあっくんらしいもんね〜」




提督「なっ‥彩月も俺をからかってるだろ〜!」




彩月「ふふ〜ん。お返しだし〜。」




提督「たくっ。ん?あれは元帥か?なんか話すようだぞ。」




彩月「おっ、そうみたいだね〜」




元帥「おほん。今回は総会に集まってくれて感謝する。皆、日々頑張っていてくれることだろう。今日の会で提督同士の親睦を深め、疲れを少しでも癒してほしい。それでは、海の平和を願って〜乾杯!」




提督達「乾杯!!」



ワイワイ


提督「そういや、彩月はどこの鎮守府に着任したんだ?」




彩月「ふふ〜。実は□□鎮守府なのだ!」




提督「え!?そうだったのかよ。結構近かったんだな‥‥。」




彩月「そうだね〜、いつか遊びに行っちゃおうかな〜。」




提督「おいおい、仕事ほっぽり出してくるんじゃないぞ。」




彩月「え〜。書類めんどくさいんだもーん」




提督「まあ、それはわかるが‥‥」




彩月「まあ、いいや。今日は楽しもうよー!」




提督「そうだな‥‥そっちの鎮守府についても聞かさせてもらおうかな〜」




彩月「それ私も思ってたんだよね〜。あっくん結構イケメンだし、艦娘達からモテモテなんじゃないの〜」ウイウイ




提督「ぐっ‥‥あんまり、からかわないでくれよ‥‥」





彩月「それはどうかな〜。あっくんの赤裸々エピソードを聞かしてもらったらね〜」




提督「勘弁してくれ‥‥」








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


提督「あっという間だったな。」




彩月「そうだね〜。まあどうせ、また今度やるんだろうけどね〜。」




提督「そうだな。それじゃ、彩月またな‥‥。楽しかったよ!」




彩月「うん。私も楽しかったよ〜!またね!」




提督「おう!じゃあね〜!」









〜〜鎮守府〜〜




提督「よしっと。帰ってきたな〜。我が鎮守府!」




提督「結構時間が経ってしまったな‥‥。夕立と時雨には悪いことしたな‥‥」




提督「ん?あれは‥‥」





夕立「あっ!提督さ〜ん!お帰りなさいっぽい!」ダキッ




時雨「お帰り、提督。」




提督「うわっと。ああ、ただいま。すまないな、遅れてしまって。」





時雨「ううん。大丈夫だよ。帰ってきてくれさえすればね。」




提督「そうか‥‥ありがとうな。」





時雨「‥‥それに、提督がいない間にね」ボソッ




提督「ん?‥‥」




夕立「提督さん!早く中に入るっぽい!皆んな待ってるぽい!」




提督「みんなが?ああ、行こうか。」








〜〜食堂〜〜


提督「おい?なんで食堂に?それに真っ暗だし‥‥。あれ?夕立と時雨もいなくなってる‥‥。」





提督「まあ、それより電気、電気。」





カチッ、パッ




「「「「提督!(司令官!)誕生日!おめでとう〜〜!!!」」」」





提督「え‥‥これは‥‥‥」




大淀「提督。今日はあなたの誕生日ですよ?まさか忘れていたのですか?」





提督「あっ‥‥そうか、今日は俺の誕生日だったのか‥。忘れてたよ。」





加賀「やはり忘れていたようですね‥‥まあそれが提督らしいですけどね。」




赤城「ふふ、それもそうですね。」




時雨「驚いてくれたかな?提督の誕生日ということで、みんなでサプライズを用意したんだ。」





扶桑「ちょうど総会で出かけるということなので、用意させていただきました。」




提督「そうだったのか‥‥。みんなありがとうな!嬉しいよ‥‥。」フルフル




暁「ほらほら、司令官!私達も料理手伝ったのよ!早く食べましょう!」




夕立「今日は提督さんをお祝いする会っぽい!楽しまなくちゃダメっぽい!」




提督「ああ。みんなで食べよう!」









〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



提督「みんな、酔いつぶれて寝てしまったようだな‥‥。俺も酒に耐性は少しついたが‥‥結構酔ってきている‥‥」




加賀「提督。お水です。大丈夫ですか?」




提督「加賀か。ありがとうな、お前はあまり酔っていなようだが‥‥。」ゴク




加賀「私はお酒に強い方なので、あまり酔わないんですよね。」




提督「そうなのか。‥‥‥ありがとうな。俺の誕生日祝ってもらって‥‥すごく嬉しかったよ。」




加賀「提督は頑張っていますしね。それにこの会を考えたのは山城ですよ。」




提督「山城がか?それは意外だが、嬉しいことに変わりはないな。」




加賀「それに、みんなも提督をお祝いしたいと思っています。私もですよ。」




提督「そうか‥‥つくづく思うよ。俺にはもったいない娘達だとな。」




加賀「いえ、それは提督だからですよ。いつも私たちのことを気にかけてくれ、優しく接してくれる。提督のおかげで私達は頑張れています。」




提督「そう言ってくれると、嬉しいよ。さて、そろそろ時間だな。俺も部屋に戻るとするよ。」




加賀「そうですか‥。では、おやすみなさい。」




提督「ああ。後ね、本当にありがとな。」ダキッ




加賀「え‥!?提督‥///」カァァ




提督「本当にありがとう。こんな俺を慕ってくれてな。すごく嬉しい。」




加賀「私達はどこまでもいついて行きますよ。」




提督「そうか‥。それじゃ、お休み。」パッ




加賀「はい‥。お休みなさい。」











加賀「‥‥‥赤城さん、起きいるのでしょう。」




赤城「あらら、バレていましたか‥。」




加賀「提督が抱きついてきたときにあなたの顔がニヤついていましたよ‥。」




赤城「ふふ、だって加賀さんがあんなに顔を赤くしているんですもの。それに提督が抱きしめてくれたんですし、嬉しかったんじゃないですか?」




加賀「‥‥‥‥それは///」




赤城「照れちゃって、ふふ、そろそろ時間ですし、私達も寝ましょうかね。」





加賀「ええ、そうね。」

















提督「‥‥まさか、サプライズを用意してくれたなんてな‥。こんな大勢にお祝いされたことなんてなかったしな。すごく嬉しかったな‥‥。」





提督「‥‥‥今日はいろいろなことがあったな。彩月に会ったり、サプライズをしてもらったりと‥‥‥‥さて、明日もあることだし、もう寝るかな。お休み〜」








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

チュンチュン


提督「う〜ん、朝か‥‥。さてと、着替えて朝食に行こうかな。」








〜〜提督食堂へ〜〜



提督「さて、今日は‥‥洋食セットにしようかな。」




提督「間宮さん。洋食セット一つください。」




間宮「あら、提督。洋食セットですね。少しお待ちください。」







〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


提督「さてと、いただきま〜す。」




飛龍「あっ!提督〜!隣良い?」




提督「ん?飛龍か、それに蒼龍も。別に構わないぞ。一人で食べるのは少しあれだからな。」




蒼龍「それでは失礼しますね!」




飛龍「提督ありがと〜!」





飛龍「それでね〜、実は‥」




提督「ん?どうかしたのか?」




飛龍「今日は休暇の日でしょ?そんなところで、なんか遊びたいな〜と思ってさ!」




蒼龍「それで、提督も一緒にどうかなと!」




提督「そうなのか。俺は別に構わないぞ。何するんだ?」




飛龍「それは、後でのお楽しみだよ〜!」フフ




蒼龍「それと、今日は‥‥‥いえ、なんでもありません!」




提督「?まあ、わかった。どこに何時でいけばいいんだ?」




飛龍「そうだね〜、じゃあ、今はマルナナマルマルだから〜、マルハチマルマルに私の部屋に来て!」




提督「ああ、わかった。それなら、お菓子も用意していくよ。」




蒼龍「本当ですか!?ありがとうございます!」




飛龍「これは楽しみだね〜!」




提督「ふふ、あんまり期待すんなよ?それと、冷めてしまうし、早く朝食食べようぜ。」





飛龍「うん!そうだね!」










〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


提督「さてと、お菓子も作ったしそろそろ時間だな。行くか〜。」




部屋の前


コンコン

提督「俺だ〜、来たぞ。」




ガチャ


飛龍「おっ、来たね。ほらほら入って入って!」グイグイ




提督「おうっ‥‥お邪魔するぞ〜」





彩月「こんちゃ〜〜。」フフフ




提督「はっ!!?彩月!?なんでお前がここに‥‥」




彩月「ふっふっふっ〜。この前に遊びに行くって言っただろう〜。」




提督「‥‥この前って、昨日だろう‥。

まさか、お前らもわかってたのか‥‥」




加賀「あら、びっくりすると思って黙ってたのよ?」




翔鶴「案の定、驚いてくれたようですね。」フフフ




瑞鶴「まあまあ、今日は楽しもうよ〜!」





千歳「そうですね。今日はめいいっぱい飲みます〜!」




千代田「お姉はあんまり飲みすぎないでよ!」




提督「‥‥空母組が集合したな‥。あれ?赤城は?」




加賀「赤城さんは、食べ過ぎでお腹を壊しています。」



提督「‥‥赤城ぃ‥‥‥‥‥」




提督「まあ、わかった。それで?なんのゲームをするんだ?」





蒼龍「それはね〜‥‥これです!」ジャ-ン!




『王様ゲーム!!』




提督「王様ゲームか‥‥これまた、騒がしくなりそうだ‥‥」




彩月「面白そうじゃ〜ん!早くやろ〜!」





加賀「そうですね‥これは流石に気分が高揚します。」



提督「ったくなあ‥‥‥」



飛龍「まあまあ、それとお酒と提督が作ってきてくれたお菓子も混ぜながらやろうよ〜!」




提督「ああ、ほら。」




瑞鶴「やった〜!提督のお菓子だ〜!!」




千歳「ふふ、これは楽しくなりそうね〜」



千代田「煩くなりそうだわ‥‥・」






蒼龍「よしっ!それじゃあ始めよ〜う!皆んな、割り箸引いてね〜、それじゃあいくよ〜!」




『王様だーれだ!』






加賀「やりました。私です。」




彩月「加賀さんね〜。最初だし軽めでいこ〜う!」




加賀「そうね。では、2番が猫耳をつけて、語尾ににゃんをつける。」




翔鶴「普通にきついですね‥‥」




千代田「私は違うわ。」




提督「‥‥‥俺だ‥‥‥にゃん」




千歳「ふふ、提督が『ニャン』ですか‥‥」




彩月「結構可愛いじゃ〜ん!」




提督「ぐぬぬ‥‥普通に恥ずかしいにゃん‥‥///」



加賀「これは‥‥‥高揚します」ハアハア



提督「何が!?」



飛龍「提督似合ってるよ〜!(可愛いー!!)」フフ



瑞鶴「わあー!なでなでした〜い!」ナデナデ





翔鶴「ふふ、提督が猫耳‥‥にゃん‥‥ふふふ‥‥‥」ブツブツ




千代田「‥(眼福だわ)‥‥///」




提督「ちょっ!?なでなでしないでくれ///じゃなくて‥にゃん。あと翔鶴が怖い‥‥にゃん。」




提督「加賀!これいつまでやればいいんだにゃん!?」




加賀「もちろんずっとです!」




提督「嘘だろにゃん‥‥」





飛龍「蒼龍ここはしっかり撮ってよ!」パシャパシャ



蒼龍「任せて!2航戦の力を見せます!」パシャパシャ




提督「おい!お前らとるんじゃないにゃん!」




彩月「‥‥‥‥‥‥」パシャパシャ




提督「彩月も無言で撮るなにゃん!」





千代田「ほらほら、皆んな。提督がもうブレイクしちゃうから、次いくわよ。」





千歳「もうちょっと見たかったけど‥‥仕方ないわね。」




加賀「次に行きましょう。いきますよ。」





『王様だーれだ!』






瑞鶴「私だぁ!!」ワリバシカカゲ





提督「はあはあ、瑞鶴か‥‥もうキツイんだけど‥にゃん。」




翔鶴「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」フフフ




提督「(翔鶴が怖い‥‥‥)」





瑞鶴「じゃあね〜、1番がちょっと一回部屋を出てね。あと4番は手伝って〜。」




提督「‥‥‥1番にゃん‥どうしてこうも俺に当たるんだにゃん‥‥。」




彩月「4番は私だね〜。それじゃあ一回出るね。」







〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


加賀「一体何をするのかしら‥‥」




蒼龍「まあ、どうせ提督がなんかされるんでしょうね」




千歳「ふふ〜、提督の猫耳可愛いわぁ〜。」




千代田「お姉まだ言っているの?まあ‥わかるけど‥‥///」






ドアの向こう側


「やだよ!何でこんな格好になんなきゃ‥‥‥」



「ほらほら!早く入ってよ!」グイグイ




「ふふ、可愛いじゃ〜ん。」




ガチャ



加賀「来たようですね‥‥。!?」




翔鶴「その女の子は‥‥提督!?」



瑞鶴「へへ〜ん!どう?女装した提督、可愛いでしょ!」




彩月「すごく可愛いよね〜!」




提督「恥ずかしいにゃん‥‥‥なんでスカートなんか履かなきゃいけないんだにゃん‥‥」




千歳「いやぁ〜似合うわね〜!提督身長低めだから、本当の女の子みたいじゃない。」




千代田「可愛いわ‥‥しかも猫耳ついたままだし‥‥///」




飛龍&蒼龍「‥‥‥‥‥‥」パシャパシャ!





提督「うぉい!もう写真ヤメロォ〜!!」バァッ!




飛龍「あっ!カメラが〜!」




蒼龍「加賀さん!」




加賀「任せなさい‥‥。」コウソク




提督「ちょっ!?離せぇ〜〜」ジタバタ




加賀「語尾を忘れているわね‥‥お仕置きです‥‥彩月さんお願いします。」




彩月「は〜い!あっくん覚悟してね〜」ワキワキ



提督「やっ‥‥やめてくれ、頼むから〜」



彩月「くすぐり開始〜〜!!」コチョコチョ




提督「あはは!ちょっ!?やめ‥‥やめて‥‥」ヒィ




彩月「ほらほら〜どんどんいくよ〜」






くすぐりは10分ぐらい続いたとか‥‥



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




提督「はあ‥‥はあ、もうだめだ‥///」




加賀「わかりましたか?語尾つけ忘れたら、またくすぐりですからね。」




提督「わかりました‥‥にゃん」




飛龍&蒼龍「良いもの撮れました!」




千代田「(提督の声が‥‥‥色っぽかった‥///)




千歳「いやぁ〜、お酒が進むわぁ」グビッ



翔鶴「提督‥‥‥うふふ‥‥」




提督「もう‥‥次で最後にしてくれ‥‥にゃん」



加賀「仕方ないですね。提督も相当疲れていますし。そうしましょうかね。」




瑞鶴「仕方ないね‥‥それじゃあやるよ?せーの」





『王様だーれだ!』






提督「ふふ‥‥はっはっはっ!ついに来たぁ!!俺が王様だにゃん!」




彩月「やべ‥最後にあっくんが王様とは‥‥」




提督「今までの恨みをここで晴らす!

王様以外全員!鎮守府内を50周だにゃん!」




艦娘s &彩月「えーーー!!!!!」




彩月「ちょっ!?私人間だよ!死んじゃうって!」




飛龍「いやいや!艦娘の私達でもキツイって!」




翔鶴&千代田「(私達何もやってないんだけど‥‥‥)」




提督「問答無用!!出来なかったら大淀の説教5時間にゃん!」




千歳「それも嫌だぁ!!!」



加賀「‥‥‥不幸だわ」




蒼龍「それは扶桑姉妹のやつ‥‥」





提督「ほらぁ!!早く行けえ!‥‥にゃん」








その後、廊下で死にそうになっている艦娘と人間がいたとか‥‥‥









〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




後書き

いかがでしたでしょうか?これで鈍感提督シリーズが完結です!
僕が初めて書いたシリーズで、後から見ると拙い文でおかしな点もあるかもしれませんが、この作品をかいて楽しかったです!
そして、ここまで見ていただいたかたはありがとうございました!
他シリーズの作品もぜひよろしくお願いします!


このSSへの評価

7件評価されています


H.Curbler54さんから
2022-03-26 16:32:58

SS好きの名無しさんから
2020-06-09 21:48:13

SS好きの名無しさんから
2019-12-06 03:12:15

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2019-10-08 02:22:27

歩提督さんから
2019-07-03 21:55:29

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2019-07-07 17:01:17

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2023-10-06 01:56:01

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2019-06-09 22:40:18

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2件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2019-06-09 22:46:33 ID: S:0cr-UC

総集編を作ったのはとてもいいと思います!でも誤字を見つけました!第3話の大井の「あんなのを私を見せるから」になっていました!
これからも創作活動頑張ってください!応援してます!

2: なれば 2019-06-10 06:31:07 ID: S:_6XhfK

1>>>誤字の報告ありがとうございます。早急に直します。
それと、これからも投稿頑張ります!応援ありがとうございます!


このSSへのオススメ

3件オススメされています

1: SS好きの名無しさん 2019-06-09 22:46:56 ID: S:MITUQc

すごくとてもオススメ!

2: SS好きの名無しさん 2019-06-16 11:09:43 ID: S:O-UKAU

オ ス ス メ

3: H.Curbler54 2022-03-26 16:33:24 ID: S:5sGKdw

いい話やぁ…


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