2019-09-14 21:41:04 更新

概要

兵器――それは対象者を排除する為に作られた心の無い殺人兵器――殺人と殺戮の塊
一人の男―彼は皆から兵器、そう言われていた
だが彼はどうでもよかった――
実際に彼は今目の前の対象者を殺すだから自分自身兵器そう思っていた
そう【あの頃のように……】
だが今はどうでもいい目の前の敵に集中しろ
殺せ! 敵に死を! 敵に恐怖を! あ た え ろ!!


前書き

まず本作品はオリジナルキャラ【アナト】を主軸としたssです。
オリジナルキャラでも大丈夫な方は是非
【兵器に成り下がった男と艦娘】を読んでいってください!

【追記】すみません。勝手ながら本作品のタイトルを変更しました。
【男は兵器に成り下がった】から【兵器に成り下がった男と艦娘】に変更します。




兵器を名乗る男




私の目の前に居る無数の深海棲艦とゆう未知の塊


彼らは突如として日本海域に現れ、人類に攻撃してきた謎の生命体だ


彼らはそれぞれが人間と全くは違う、形も形状も違う。禍々しく輝いた武器で私達に攻撃してくる。



私達は艦娘と言ってこの深海棲艦を倒す―いや殺すために作られた言わば兵器だ

私達艦娘は大日本帝国海軍艦通称【艦】を人間化――擬人化した物だ

私達艦娘はその艦の力を使い深海棲艦を殺してゆく





だがそんな私の艦隊は………

仲間は皆大破、中破であり今目の前の敵を殺したとしても無事に生還できるか分からないほど私の艦隊は大打撃を受けていた




鎮守府からの増援応援の使用を求めたが、距離が離れているので少なくとも後30分は掛かる。

そしてこんな戦況で30分も耐えきるのは到底できない




現在私―旗艦川内型軽巡洋艦一番艦川内私ができるのは…




【囮だ】




できる限り敵を引きつけ皆から離れ、少しでも時間を稼ぐ。これしか皆が生き延びる道はない他にも方法はあるだろう

それに私が囮になっても皆が逃げれるかは分からない、だが可能性がある方法はこれしか思いつかなかった




……皆……提督………




「ごめん」




私は突っ込んだ、敵の数がなるべく少ない所に主砲と魚雷を突きつけ撃つ、少しだけ開いた隙間に突っ込み皆からなるべく離れた勿論敵が私を追ってくる




後ろから仲間の声が叫び声が聞こえたがそれはきっと私に向けての声だろう。あまりよく聞こえなかったがそんな事を考えている暇はない

全神経を敵に集中しろ、敵を出来るだけ殺し私が囮になり私が犠牲となり仲間を助ける。その任務を遂行しろ




味方の増援が来るであろう反対側に全速力でエンジンが壊れようと関係ない私は今から死にに行くのだ




皆は絶対に生還して――




「―――私の変わりに生きて」































目の前に居る深海棲艦―彼女…いや女性かどうかは実際には分からないが彼女は人間からこう言われていた



―――戦艦水鬼―――



数多の深海棲艦さらにそこからの上位種―――姫級。

その更に上、現在確認されている中でも最も強大で凶悪な存在、姫級の上位種―――鬼級




その鬼の中でもかなりの上位に君臨するであろう戦艦水鬼は見るにも無残な姿をしていた



無数にある傷跡や火傷のあと

担がれている艤装からは関節部分から明るい火花が出ており、一部の場所は燃え広がり暗い空に煙をたてていた




そんな目の前に居るのは艦娘―――では無い。

ソイツはまず髪の毛が青白いそして目が青い、

腰には青い鞘がありすでに刀は抜かれている




その刀を見てみると今までで周囲にいた深海棲艦の血が流れ刀の先端で海に落ち周囲を血の海に変えていた




戦艦水鬼「ガッ……ギッ……」




止せばいいのに後ろの艤装でソイツを撃とうとする今の状態で撃てば、自分自身砲撃の反動で爆発し死んでしまう。そんな状態にも関わらず戦おうとするのはまぁ立派だろう




だが―――




?「―――【首狩】」




ソイツは優しくなかった




戦艦水鬼「ッ!」




首が暑い、首が痛い首が焼ける

そんな痛みをした瞬間戦艦水鬼は気づいた…自分の首から大量出血をしており息ができていないことに―――


その事が分かったとたん大爆発をし周囲を血の海から火の海へと変えた




周囲の火がソイツを写す

ソイツは戦艦水鬼と戦ったのにも関わらず体に傷跡が見受けられない。普通の艦娘はどんなに経験を積んだとしても鬼級で単独さらに無傷での討伐は出来ないだろう。いや単独で鬼級と戦ったら高確率で轟沈――暗い海すなわち死が待っている。




ソイツは―――艦娘でも無いソイツ、は何事も無かったかの様に周りを見渡し少々古い無線で誰かに通信した――




ッーッーッー




?「―――これで周囲の深海棲艦は全滅したと思える電探での反応が無くなったので、これで大本営に帰るぞ」



『そうかご苦労、敵の種類を教えてくれるか?』



?「戦艦水鬼1体空母ヲ級2体重巡ネ級1体駆逐艦イ級2体…増援部隊が………」



『何、鬼級がいたのか大丈夫か?』



?「…あぁ」



『そうか…まあ、帰還してくれ』



?「あぁ」



『それと…』



?「……ん?」



『近くで横須賀鎮守府の艦娘が戦っているらしいから、できそうだったらすまないが、援護してやってくれ』



?「………分かった」



『ありがとう、それじゃあな』




ッーッーッー




?「……後…」



?「……【何日だ?】」




















?「…ん?」




大本営に帰る途中に沢山の深海棲艦に追われている艦娘を見つけた。きっとアイツが言っていた横須賀鎮守府の艦娘だろう

一人しかいず怪我をしていることから…




?「囮か…」



?「馬鹿なことを…」



?「…ん?」



?「………はぁ」




正直艦娘とは関わりたくなかった

だが深海棲艦を見つけてしまっては仕方ない相手を殺すだけだ 見つけた獲物は 絶 対 に だ
















川内「はぁ…はぁ…はぁ…」




どれだけ逃げただろう?皆はもうとっくに見えなくなった、追っては私の砲弾で少なくはなってきているがそれでも数が多い。私の弾薬も尽きた。

燃料ももうすぐで無くなってしまう、そうなれば私は死ぬ 




川内「…いやだ」



川内「死にたくない」 



川内「まだ死にたくない」ボロボロ



川内「皆と笑って提督と喋って艦隊の皆と夜戦して…」ボロボロ



川内「っ!」




目の前に人が立っていたのだ

海の上に立っているから艦娘?

いや違う青白い髪の毛、青い目そして右手には武器と思われる青い鞘に包まれた刀

こんな艦娘見た事が無い

とゆう事は最新鋭艦の艦娘?

でも提督からはそんな情報聞いたことが無い

しかも彼は男だった

新種の深海棲艦か?

もしそうなら何としてでも提督に伝えなきゃ!

新種の深海棲艦の情報を持ち帰り提督に褒められたい

その為には絶対に生還しなくてはいけない




?「スゥ…」スッ



川内「えっ!?」




男が息を吸うと…いきなり目の前から居なくなったのだ

周囲を見回すと後ろから深海棲艦の叫び声?みたいなのが聞こえた

急いで後ろを振り返ると―――



さっきまで目の前にいた男が深海棲艦に突っ込んでさっきまで見当たらなかった銃を乱射している




まずは駆逐艦に銃を突きつけ撃つ

それと同時に敵の戦艦が撃った砲弾が男に当たる。


煙が立ち上りたちまち男は煙で見えなくなってしまう。


だんだんと煙が晴れてきたそこにいたのはあの男だった


しかも男は無傷だったあの距離で戦艦の砲弾を喰らえば艦娘の戦艦級でも無傷では居られない




いったい……何者なの?




次に男は戦艦に高速で移動し銃を乱射

そしてあっけなく敵の戦艦は沈んでいった




空母ヲ級が艦載機で攻撃しようとするが

男が出したいつの間にか飛んでいた謎の艦載機に邪魔されていて攻撃できない、そのスキに男はヲ級まで敵の砲弾をすべてかわしながらヲ級に攻撃

たった一発それだけなのにヲ級―轟沈




近くに居た軽空母ヌ級も攻撃しようとするがあえなく―轟沈




水中居たらしい潜水艦が魚雷を撃つが男は魚雷の位置を知っているかのような動作で避け、水中に射撃、数秒後爆発音が聞こえる。

これで潜水艦は倒せただろう水中にも掛からわずこの音の大きさからかなりの威力と言える

対潜水艦特化にした艦娘でもここまでの威力は到底出せないだろう





残りの重巡が男に向かって撃っているが全く当らない男は避けながら高速接近―銃を重巡の顔突きつけ撃つそして―轟沈




軽巡は既に逃げようとしている所を後ろから狙撃直後大爆発―大破




残るは敵の旗艦フラグシップ戦艦レ級―単独最強と言われている戦艦だった理由は簡単だった

戦艦レ級は彼一人だけですべての艦の能力を備えられている。


戦艦レ級は【殺戮と殺害を好む深海棲艦】として有名だ。

艦娘の間では戦艦レ級に会ったら全速力で逃げろと言われている。


単独行動が主でいつも艦娘を探しており見つけ次第確実に殺す。

発見報告がまれであり(出会ったらほとんどが殺されている為)実際に写真でしか見たことがない艦娘も多い


戦闘能力は圧倒的であの有名な戦艦大和でさえ単体での撃破は難しいと言われている。

戦闘に関しては非常に頭が良いらしく

一度戦艦レ級の捕獲作戦の実行の時当初は戦艦レ級を囲んでの捕獲だったが、囲みが薄い所を瞬時に見つけ殺しながら囲われないように立ち回っていたという。


基本単独行動のため深海棲艦側も制御ができてないのではと言われている。

しかし今回のような艦隊のフラグシップとしてのレ級は初めてだ


基本死にかけの艦娘よりも戦える艦娘を優先しているがそれでもなお死者は減らない。

高い制空値と強力な魚雷、主砲を搭載しており魚雷に当たれば大破、轟沈はほぼ確定で

主砲を喰らえば大和型でさえただでは済まない


だが男はその戦艦レ級のようにすべての艦の能力を持っている―だが彼は人間だ艦娘でもないし深海棲艦でもない




川内「…何者?」




レ級「オマエハイッタイ…ナニモノダ?」




戦艦レ級が観念したのか男に問いかける

男は小さな声で呟いた




?「………………兵器だよ」



レ級「エッ…」




男はこう呟くと高速移動今まで使わなかった刀を引き抜き戦艦レ級に切りついた…かもしれない




レ級「アッ………エ……?」




いきなり高速移動正直私でも男の姿が消えたと思ったら…レ級の後ろに立っていた




戦艦レ級は何が起こったのか分からず上半身と下半身が別れ大爆発―轟沈した




男はさっきまでの動作とは逆でノロノロと刀を鞘に収めると私を青い瞳で睨む―実際には睨んでないが彼の瞳は氷のように冷たく彼の瞳を見るだけで背中が凍り付く、そんな感じがした




川内「っ!」



?「………ほら」ポイ



川内「えっ?…うわっ!」




男が投げてきたのは小さなポーチだった

中を開けると―少量の高速修理材、弾薬、燃料が入っていた

私はわけも分からず聞いてみた




川内「あの…これは…」




男は私の言葉を聞くと面倒くさそうに言った




?「…高速修理材と弾薬、燃料だ…お前囮だろ」




驚いた男は私の状況を見ただけで自分が囮をしたことに気づいたのだ




?「……それだけあれば十分に帰れるだろう……ほら迎えが来たぞ」



川内「え?」




振り向くと私が要請した増援部隊だった

きっとあの後無事に増援部隊と合流し生き残った艦娘から私がこっちに向かったことを聞いたのだろう




私は今一度男にお礼をしようとして振り向いたら―――




―――男はいなかった






横須賀鎮守府の日常




その後無事に増援部隊と接触―――帰還できた

仲間も無事だったらしく大破、中破はしたものの轟沈は無しだった




それから提督には凄い勢いで謝られた




……今思うとあの男は誰だったのだろう

増援部隊の娘達にも聞いてみたが見かけなかったようだ

そうなると私の幻想?助かりたいその一新で出たただの幻想なのか?いや、違う

男は確かに実在しているだって、あの男が渡したポーチがまだ私の元にあるのだから




それにあの男何処かで見た事がある

そんな気がした




川内「う〜ん…」



神通「どうしましたか?」



川内「いやちょっと考え事をね」



神通「姉さんが考え事って珍しいですね」



川内「そうかな?」



神通「はい、姉さんはいつも夜戦夜戦と叫んでいるイメージしかないので…」



川内「ひどくない?」ガーン



那珂「確かに那珂ちゃんもそんなイメージだよ〜」



川内「えぇ…」



神通「それで、何を悩んでいたんですか?」



川内「え〜とね…」 




私が今日起こったことをすべて話した神通と那珂は黙って聞いていた




神通「…見た事があると言われましても…」



那珂「ん〜那珂ちゃんのファンかな?」



川内「何故そうなる」



神通「でも姉さんの話聞くとその男の人強すぎないですか?」



川内「そうなんだよ最後の戦艦レ級のときだって……」



那珂「?…どうしたの?」



川内「そういえばあの男の人自分のことを【兵器】って言ってたよ」



神通「兵器?なら私達と同じ艦娘?」



那珂「でもでも、男の艦娘って聞いたことがないよ」



川内「だよね」



神通「そうですね」



那珂「結局は謎だからさ考えずに笑顔でいこ?」



川内「そうだね」




だがその男がまたすぐに合うことになるのは誰も知らなかった…






次の日:鎮守府:執務室




提督「おはよー」



大淀「おはようございます」



提督「それじゃあ今日は演習メンバー集めてくれ…あっ川内は外してくれ」



大淀「分かりました」




大淀はそう言うと執務室にある

マイクを手にし綺麗な声で呼んだ




大淀『今から言う演習メンバーは至急執務室に来てくださいメンバーは旗艦:武蔵、金剛、翔鶴、瑞鶴、妙高、阿武隈です。繰り返します―――』




しばらくすると…




コンコン



提督「どうぞー」



武蔵「失礼する」



金剛「ヘイ!テイトクゥーHelloネ!」



翔鶴「失礼します」



瑞鶴「失礼しまーす」



妙高「失礼します」



阿武隈「失礼します。おはようございます提督」



提督「皆おはよう」



提督「それで今日は演習なんだが…相手は―――」






提督「以上だ、なにか質問は?」



艦娘s「「………」」



提督「何もないな?それじゃあ演習の一時間前になったら大本営の演習場に向かってくれ」



金剛「提督は来ないんですカ?」



提督「すまない、行きたいのは山々なんだが最近忙しくてさ、中々演習には直接行けないな」



妙高「確かに最近は忙しそうですね」



武蔵「近々大規模作戦があるからじゃないか?」



提督「近々…てもまだ結構離れてるけどな」



提督「そんな訳だ、すまないな金剛」



金剛「ムー仕方ないデース」



提督「それじゃあ演習が始まるまで体動かしておけ」



提督「それじゃあ解散」



艦娘s「「失礼しました」」



大淀「…あいからわず優しいんですね」



提督「そうか?」



大淀「提督は優しいですよ?」



提督「そうかな…」



大淀「皆さんにも親しまれてますし」



提督「その割には一部の艦娘にカッコカリ渡したときに何か浮かない顔してたな」



大淀「え?そうなんですか?」



提督「あぁ何か【胸がモヤモヤする】らしい」



大淀「ん〜?」



提督「まぁそんなことより仕事だ」



大淀「あっ提督今日のdailyですが…」



提督「発音すごいいいな」



大淀「一応習ったので…それよりdailyどうします?」



提督「んーと、今日もいつもどうりでいいよ」



大淀「分かりましたでは、行ってきます」



提督「行ってらっしゃい」



提督「えーと今日の書類は……」




ヤマモリー




提督「……頑張ろう」















提督「…」カリカリ



大淀「提督こちら提督の記入が必要な書類です」(戻ってきた



提督「分かったそっちに置いといてくれ後で確認するから」



大淀「分かりました」



提督「あっ大淀今週の遠征ノルマはどうだ?」



大淀「えっと……あっ昨日の時点でノルマ達成しています」ペラペラ



提督「それじゃあ遠征組に今日、明日の遠征無しでオフにしといてくれ」



大淀「分かりました」



大淀『遠征組は昨日の時点で今週の資源ノルマは達成したので今日、明日の遠征は無し、今日、明日はオフです。繰り返します―――』







提督「…」カリカリ



大淀「…」カリカリ



提督「…」カリカリ



大淀「…提督」カリカリ



提督「なんだ?」カリカリ 



大淀「そろそろお昼にしませんか?」カリカリ




現在時効:13:00




提督「んー…大淀先に食べてていいよ」カリカリ



大淀「いえ私は秘書艦です、提督が食べないのであるなら私も…」



提督「いいからいいから食べてきなさい」カリカリ



大淀「……提督がやめるのであれば」



提督「えー」カリカリ



大淀「…少しくらい提督も休んでくださいよ」



提督「休んでるよ?毎日1時間寝てるから大丈夫だ」カリカリ



大淀「そんだけしか寝てないんですか!?」



提督「え?普通じゃね?」カリカリ



大淀「普通の人は毎日8時間は寝てますよ…」



提督「え?長くね?」



大淀「これが普通ですよ!」



提督「俺には無理だわ」



大淀「…それじゃあ寝る以外にも休んでくださいよ」



提督「分かったよ」



大淀「それじゃあお昼ごはんを」キラキラ



提督「この書類終わったら食べるからさ、大淀は終わったんだろ?今の書類と大淀が終わった書類確認し終わったら俺も食べるよ」



提督「てなわけで大淀先に飯食べていいぞ」












鎮守府:食堂



大淀「はぁ…」



鳳翔「どうしたんですか?」



大淀「いえ、提督が働きすぎで…」



鳳翔「まぁいつもの事ですし」



大淀「鳳翔さんは心配にはならないんですか?」



鳳翔「私は提督がどんなに言っても聞かないのは知ってますし、気にしてたらきりが無いので…」



大淀「でもカッコカリしてるんですよね?」



鳳翔「してますけど…何か胸の辺りがモヤモヤするんですよ」



大淀「え?」



鳳翔「なんか大事な事を忘れているような気がするんですでも、さっぱり思い出せないんですよ」



大淀「鳳翔さんもですか?」



鳳翔「え?大淀さんもなるんですか?」



大淀「いえ、私ではなくて一部の艦娘がなってるみたいで…」



鳳翔「うーん…分かりませんね」



大淀「ええ」



鳳翔「まぁそんなことよりご飯できましたよ、冷めちゃう前に食べてください」



大淀「あ、ありがとうございます」








執務室




大淀「失礼します」



提督「おうおかえり」



大淀「結局終わってないじゃないですか…」



提督「そうだな」



大淀「この書類は私がやっておきますので」



提督「そうか?それじゃあ俺はこの書類を…」



大淀「提督ご飯食べてください」



提督「いやでもまだ」



大淀「ご飯食べてください」



提督「だがな」



大淀「食べてください」



提督「いやいいk」



大淀「食 べ て く だ さ い 」



提督「あ、はい」










鎮守府:食堂




鳳翔「あ、提督ご飯温めておきましたので食べてください」



提督「ありがとうございます」



鳳翔「いえいえ」










執務室



提督「…」カリカリ



大淀「…」カリカリ



ジリリリリ!



執務室固定電話が鳴る



大淀「もしもし横須賀鎮守府の秘書艦大淀です」



大淀「…はい……今すぐ提督に変わります…はい」



提督「誰からだ?」



大淀「上官です」



提督「わかったありがとう」スッ



大淀から電話を受け取る



提督「お電話変わりました提督です」



上官『おうそれでいきなりで悪いんだが…』



提督「はい、なんでしょうか?」



上官『今日の夕方大本営に来てくれないか?』



提督「はい、大丈夫です」



上官『すまないな時間指定させてしまって』



提督「いえ構いませんが何故?」



上官『ちょっとした話だよそれと』



提督「はい」



上官『【川内を連れてきてくれないか?】』



提督「え?川内をですか?」



上官『そうだが…できるか?』



提督「はい、大丈夫ですが何故?」



上官『んー…まだ【話せない】な』



提督「え?」



上官『まぁ…いつかは話すが【まだその時じゃない】』



提督「はあ?」



上官『すまないな』



提督「いえ、構いません」



上官『そうか?それじゃあな』



提督「はい、それではまた」



ツーツーツー



電話を切る




提督「…」



大淀「どうでしたか?」



提督「上官から今日の夕方大本営に川内を連れて来てくれとの内容だ」



大淀「川内さんを?」



提督「あぁ、理由を聞いてもまだ話すときじゃないと言われた」



大淀「どうゆうことでしょうね?」



提督「さあ?あの上官の考えはわからんな」



大淀「…取りあえず川内さんを呼びますね」



提督「あぁ、囮になってしまって早々悪いが上官からだしな」



大淀「では、」



大淀『川内型軽巡洋艦一番艦川内さん至急執務室に来てください繰り返します―――』








川内型:自室




スペーカー『川内型軽巡洋艦一番艦川内さん至急執務室に来てください繰り返します―――』



神通「姉さん呼ばれましたよ…って」



那珂「寝てるね」



川内「夜戦たのしー」Zzzz



神通「夢の中でも夜戦ですか…」



那珂「ほんとに好きだね」



神通「どうしましょう」オロオロ



那珂「んー那珂ちゃんの歌で起こしてあげるよ」



神通「…私が起こします」



那珂「えーどうして?」



神通「………周りの方に迷惑なので」



那珂「ムー」



神通(本当は歌がジ○イ○ン並に下手なんて言えない…)



神通「ほら、姉さん起きてください」ユサユサ



川内「夜戦…えへへへ」Zzz



那珂「…起きないね」



神通「じゃあ…」



神通「姉さん提督から夜戦出撃の命令が来ましたよ」



那珂「そんなんでおk」



川内「え?夜戦!?」ガバ



那珂「起きちゃうんだ」



川内「神通、夜戦出撃の命令されたんだよね?」



神通「いえ、夜戦出撃かどうかは分かりませんが提督に呼ばれてましたよ」



川内「ほんと?それじゃあ行ってくる!」ダッタタ



神通「速い…」



那珂「島風並だね」



神通「それ以上じゃ…」



那珂「流石にそれは…あるね」



神通「はい」






執務室前




執務室の前まで来たはいいものの相変わらず開けづらい扉だなぁ

提督自身は結構軽いから、入ってしまえば楽なんだけども執務室の扉がでかく思い感じの扉な為なんとも開けづらい雰囲気になっている。

しかも執務室周りは客間ぐらいしか無く、基本用事がある以外の艦娘は通らない為より一層この重々しい扉の威圧感が半端ない。

私は息を吸いその存在感がある扉にノックした




コンコン



提督「どうぞー」



川内「失礼します!」




扉を開けると正面の机を挟んだ向かい側の椅子に腰掛けている提督

ふと机を見てみると大量の書類の山がある。正直手伝いたくないレベルにはある

大淀さんが着任する前までは各艦娘が一日起きに交代での秘書艦をやっていたが、大本営から大淀さんが来てからは大淀さんが秘書艦固定になっている。



そしてその隣に秘書艦の大淀さんが立っている

執務室内はシンプルな構造で左手には接客用のソファーが2つのその真ん中に机があり常にお茶と間宮さん特性のお茶菓子がある。

お茶菓子の賞味期限が切れそうになったら毎回赤城さんに渡している。



そして右棚に置いてあるレコーダーから提督の趣味の音楽がなりより一層場を和ませてくれる

提督いわく『駆逐艦の娘達が入りづらいからせめて音楽流してるんだよ』と言っていたが実際効果があるのかどうか…




提督「いきなり呼び出して悪いg」



川内「提督、夜戦出撃の命令!?」



提督「いや、違うよ」



川内「えーじゃあ帰っていい?」



提督「いや困るんだけど」



川内「冗談冗談、それで?」



提督「上官からの命令で川内を連れて大本営に来てくれだとよ」



川内「え?私を?」



提督「あぁ」



川内「なんで?」



提督「分からん」



川内「…えぇ」



提督「来てくれるか?」



川内「うん!行くよ!」



提督「ありがとう、今日の夕方なんだが大丈夫か?」



川内「全然大丈夫だよ!」



提督「わかったそれじゃあ…16:00に正面玄関集合でいいか?」



川内「わかった!」



提督「よし、それじゃあ解散」



川内「それじゃあね〜提督バイバイ〜」ドアバタン



提督「さて、夕方までに書類終らせるか」



大淀「まだ大量にあるんですが…」



提督「何言ってんのこんなん少ないほうだよ」



大淀「え?」



提督「俺が上官に『仕事ください』って言ったらいっぱい貰えた」



大淀「えぇ」



提督「そもそも大淀がここに大本営から派遣されたのは、上官からの命令で俺の書類が多いらしいから手伝ってやれとの命令と俺は聞いてるぞ?」



大淀「いやまあ、確かにそうですけど…」



提督「さぁやろうやろう」



大淀「…はい」











川内型:自室


 


川内「ただいまー」ドアバーン



神通「…姉さん静かに開けてください」



川内「ごめんごめん」



川内「あれ?那珂は?」



神通「外でアイドル活動してますよ」



川内「ふーん」



神通「それで?呼び出しの内容は何だったんですか?」



川内「そうそう、何か上官から私を連れて夕方に大本営に来てだってさ」



神通「向こうからの指定?」  



川内「そうみたい」



神通「なんでですか?」



川内「さあ?提督に聞いてもわからないって」



神通「たまに上官の言うことはわかりませんしね」



川内「ほんとほんと前の大規模作戦の作戦だってさ、作戦おかしかったよね」



神通「結局は勝てたじゃないですか」



川内「でも私達の鎮守府には被害出なかったよね」



神通「それは他の鎮守府が上官の作戦に聞かなかったからじゃないですか?」



川内「そうだけどさ良く提督もあの作戦に賛成したよね、私なら絶対に賛成しないわ」



神通「私もです」



川内「んー今日は夕方まで暇だしどうしよう」



神通「私達で演習でもします?」



川内「そうしようかな那珂も呼ぶ?」



神通「いや、あの歌の前には…」



川内「わかる」



神通「なら私達でやりましょう」



川内「わかった」


























執務室




提督「…」カリカリ



大淀「…」カリカリ



大淀「…提督」カリカリ



提督「ん?」カリカリ



大淀「そろそろ時間ですよ」カリカリ



提督「お、ちょうど終わった」



大淀「私は後少しですね」カリカリ



提督「手伝うよ」



大淀「いいですから提督は正面玄関に行ってください」



提督「えー」



大淀「行 っ て く だ い」



提督「…わかった」











鎮守府:正面玄関




鎮守府の正面玄関は殺風景で艦娘の姿すら全く見かけない、見かけるとしたら朝のランニングをやっている艦娘ぐらいで後は常時警備の憲兵さんぐらいの物だ




川内「あ、提督遅いー」



提督「すまん島風みたいなこと言うな」



川内「ムー」



提督「ほ、ほら車出すから行こうか」



川内「うん」





提督車内




川内「提督ー」



提督「なんだ?」



川内「最近夜戦できてないんだけど…」



提督「それに関しては済まない」



川内「もっと増やしてよ」



提督「ん〜…できたらやるよ」



川内「ほんと!?」



提督「あぁ」



川内「やった!やった!」



提督「うお!車内で暴れるな!」









大本営




提督「ほらついたぞ」



川内「あいからわずでかいね」




大本営―海軍の鎮守府などの総本部であり海軍の幹部などが所属している場所だ

大本営はまあとても広くて私達の鎮守府の横須賀鎮守府すら比べ物にならないほどだ

一応私達の鎮守府は最前線の為設備や艦娘僚は全鎮守府の中でも一番多いはずなんだけど…




提督「ほんとこの資金をもっと鎮守府に分けてくれよ」



川内「愚痴行ってないでいこー」



提督「あ、あぁ」





















兵器と人間と艦娘





大本営:上官室



コンコン



上官「どうぞ」



提督「失礼します」



上官「よう、久しぶりかな?」



提督「前の大規模作戦以来ですね実際に合うのは」



上官「おーそんなにあってなかったか」



提督「そうですね」



上官「それで川内は連れてきたか?」



提督「はい連れてきました」



上官「よしよし、では川内の用事の前に提督の用事を話そう」














上官「―――とゆう訳でアイツをお前さんの鎮守府に着任させたいんだが…どうだ?」



提督「いえ構いませんが…大丈夫なんですか?」



上官「ん?」



提督「いえ、噂には聞きますが実際に強いのかどうか…【兵器とはいえ人間】ですよ?」



上官「実際には皆から兵器と言われているだけであって兵器ではないんだが…」



提督「え?そうなんですか?」



上官「確かに【対象者を一人残らず殺してる】から、兵器と言うのはあながちあってはいるが…」



提督「ですが…自慢じゃないですが自分の艦娘は全鎮守府中でもエリートを集めた最前線ですよ?」



上官「んなこた知っとるわ」



上官「この移動は【俺のお願い】でもあるんだ」



提督「え?」



上官「それはな―――」











上官「てことだ」



提督「…分かりました」



上官「おお!ありがとう」



上官「それで?」



提督「え?」



上官「いつ着任させるんだ?」



提督「え?上官が決めていいですよ?」



上官「そうか?なら…明日なら俺も空いてるから明日はどうだ?」



提督「大丈夫です」



上官「それじゃあ明日の…朝でいいか?」



提督「大丈夫です。できれば朝の…9時頃がいいですね」



上官「分かったよ、明日の朝9時にそっちの鎮守府に付くように手配しとくよ」



提督「ありがとうございます」



上官「それじゃあ川内を連れてきてくれないか?」



提督「では、一旦失礼します」



上官「…」



上官「…これで」



上官「良かったよな?」











大本営:廊下



川内「あ、提督終わったー?」



提督「川内、上官から呼び出しだぞ」



川内「え?私?」



提督「あぁ」



川内「何の用だろう?」



提督「分からん」



提督「ほら行くぞ」 



川内「オッケー」










上官室



コンコン



上官「どうぞ」



提督「失礼します」



川内「失礼します」



上官「すまんな川内、呼び出してしまって」



川内「いえ大丈夫です」



上官「それで本題なんだが…」



上官「提督出ていってくれないか?」



提督「え?は、はい分かりました」



提督「では、失礼します」ドアバタン



上官「さて、川内話しなんだが」



川内「は、はい」



上官「そんなに固くならなくていいよ」



川内「はあ」



上官「それでな内容は―――」
















上官「なんだが…大丈夫か?」



川内「…はあ」



上官「悪いが何かあったらどうにかしてくれアイツは必ず川内のことを聞くからな」



川内「分かりました」



上官「それじゃあ出ていっていいぞ」



川内「失礼しました」













廊下



提督「川内話しの内容はなんだった?」



川内「ごめんはなせない」



提督「えー?」



川内「提督こそなんの呼び出しだったの?」



提督「んー…」



川内「えー何勿体ぶってんの話してよ」



提督「んー…明日分かるよ」



川内「へ?明日?」



提督「そうだ」



川内「どうゆうこと?」



提督「さあ?」



川内「もしかして…」



川内「新しい夜戦任務?」キラキラ



提督「ちゃうわ」



川内「えーじゃあ…新しい夜戦装備?」



提督「一旦夜戦から離れよう」



川内「ん〜分かんないや提督教えてよ」



提督「明日な」



川内「え〜」



提督「少しくらい我慢しろ」



川内「それは無理」



提督「知ってた」



川内「我慢するなら毎晩夜戦夜戦言わないよ」



提督「…あれワザと言ってたのか?」



川内「まさか、私は正真正銘の夜戦バカですよ」



提督「ついに言い切りやがった」



川内「でもまぁどっちもどっちだね」



提督「そうだな」



川内「提督帰ろう?」



提督「あぁ」


















大本営:?自室




?「はぁ…」




男は疲れていた彼は艦娘…人間にすら関わらないのに昨日あの戦いを艦娘の前で見せてしまったのだ、こうなれば噂はすぐに広がってしまう




それに何故あの艦娘に高速修理材なんか渡したのだろう…?

俺は深海棲艦を殺す

普通艦娘が囮として逃げている時に深海棲艦を殺したとしても艦娘なんか助けようとしない………【アイツら以外は】




俺は深海棲艦をただただ殺す、対象者を全員殺すそれが男の命令―――ではない使命だ




【昔起こした罪を償う為に、そして昔の約束を果たすために…】




コンコン




?「……誰だ?」




男の部屋に来る物好きは早々いない、ただ一人を除いて




ガチャ




上官「よう!」




入ってきたのは上官だった




?「……何のようだ?」



上官「えっとな…」



?「なんだ?さっさと言え」



上官「アナト…横須賀鎮守府に着任してくれ」



名前変更:?→アナト(今後はこの名前です)



アナト「………は?」



上官「だから鎮守府に着任してくれ」



アナト「お前…俺が昔何やったのか忘れたのか?」



上官「まさか!」



アナト「…なら何故俺を鎮守府に着任させるんだ」



上官「………最近戦況が良くないからな、アナトは最前線の奥の奥にいる深海棲艦を主に殺してるからな、ハッキリ言って勿体ないんだよ」



アナト「……それは本心か?」



上官「さあ?」



アナト「…」



上官「アナトの過去は知っている【艦娘にも人間にも関わりたくない】のは分かる」



アナト「…なら何故」



上官「さっき言っただろ?」



アナト「…」



上官「無理か?」



アナト「はぁ…分かったよ」



上官「おお!ありがとうそれで着任する時効と鎮守府の名前なんだが…」



上官「着任する鎮守府の名前は…さっき言ったが【横須賀鎮守府】現在の最前線だ」



アナト「……何故そこに?」



上官「今回のアナトの出撃は大本営近辺だった今まではここまで深海棲艦が来ることなどなかったのにだ」



上官「深海棲艦が防衛から一変して攻撃してきとるんだ現在の最前線横須賀鎮守府を通ってきてな」




大本営の近辺は海では横須賀鎮守府を通過しないと行けない仕組みになっている。


しかも、巨大な深海棲艦用の電探があるにも掛からわず見つかる事もなく、大本営に接近を許してしまった


大本営の夜勤遠征組が気付かなければ最悪な事態に陥っていたのかもしれない




上官「さらにアナトのゆう事だと増援部隊も来たんだろ?」



アナト「あぁと言っても鬼級、姫級は居なかったぞ?」



上官「だが戦艦レ級はいたんだろ?」



アナト「…まあ」



上官「なら敵は横須賀鎮守府を、しかも電探をも簡単に抜けれる状態にまでなってるんだよ」



アナト「……」



上官「分かったか?今の戦況を」



アナト「あぁ」



上官「話しは戻るが…えっとどこまで話たっけ?」



アナト「もう老害が出てんのか」



上官「出てないわ!」



アナト「…横須賀鎮守府に着任してくれとしか聞いてないぞ」



上官「おおそうだったか」



上官「えー時効だが…明日の朝9:00に横須賀鎮守府に行くよう手配しといた」



アナト「明日?早すぎないか?」



上官「俺が決めたんだ」



アナト「…はぁ」



上官「すまんな」



アナト「もういいよ」



上官「そうかそれじゃあ俺は用がすんだから出るわ」



アナト「あぁ」



上官「それじゃあなー」




バタン




アナト「艦娘……か…」



アナト「あいつは……いや」



アナト「【あいつら】…………いるのか…な…?」









兵器着任!




次の日横須賀鎮守府:執務室






今日あの最強の人物がやってくる




上官からは彼の今までの戦績、功績などを嫌というほど言われ姿が確認されてないにも関わらず噂が飛び散る




そんな男が今日この横須賀鎮守府に着任するのだ

提督としては興奮するのも頷けない




大淀は今日は10:00から集まりがある為休みにした




本来は今日着任する男に合わせたくなかったのが事実だが




そして彼はやってきた




コンコン




提督「…どうぞ」



「…失礼する」




見るのは初めてだ




男は髪の毛が青白い、そして目は青いそして何処かしら目が死んでいた




そして男の左腰にある青い鞘に包まれた日本刀




これが彼の主力武器とは上官から聞いている




提督「自分がここの横須賀鎮守府の指揮をしている提督だ貴艦を歓迎する」



アナト「…今日横須賀鎮守府に着任することになった兵器アナトだ…よろしく」




これは驚いた、彼自身兵器と言われているのは知っているが、まさか彼自身自分の事を兵器と名乗るとは




提督「よろしくアナト…でいいかな?」



アナト「…構わない」



提督「ありがとう…自分の事は提督と呼んでくれ」



アナト「分かった…」



提督「まずは…こんな朝早くに着任させてすまない」



アナト「…何、構わない」



提督「それで…」




何を話そうか…実は気になっている事があるのだが聞きづらい




彼の目が死んでいるので話しずらいのだ




アナト「……俺の過去についてか?」




自分が考えていた事をすぐに言われた




そう、普通艦娘が着任するとき書類を渡されるのだ




過去に戦績、今までの功績などなど




だが上官から書類を貰ったときアナトの過去については何も書いてなかった




上官に聞いたものの『まだ俺から話すことじゃないし、アナト本人に聞いてくれ』と言われた




提督「あ、あぁそうだアナトの過去に就いての書類がなくてな」



アナト「…悪いが話せない、俺自身まだ提督の事を信頼してない、正直過去の話しは俺自身したくないからな…話すのは多分ないだろう」



提督「そうか…」



アナト「すまないな」



提督「いや構わんよ」



提督「それで今日の10:00に艦娘皆を集めてアナトの紹介をするんだが…構わないか?」



アナト「……あぁ」



提督「今更だけど立ち話もあれだしまぁ座ってくれ」



アナト「あぁ」



提督「お茶しかないけどな」




提督はそう言うとお茶と茶菓子をもってアナトの向かい側に座りお茶をすすった




いい匂いが部屋中に広がった




茶菓子は小さな饅頭があり包袋には小さく間宮と書いてあった




アナト「…この茶菓子は間宮のか?」



提督「ん?そうだけど…嫌だったか?」



アナト「…いや、気になっただけだ気にしないでくれ」



提督「…?そうか」




間宮…か




アナト「…それでこの鎮守府にはどれくらい艦娘が居るんだ?」



提督「え?上官から聞いてなかったの?」



アナト「あいにく話してないな」



提督「そうか…えっと…艦娘は大体…100人くらいかな?」



アナト「…………い………か…」



提督「え?」



アナト「…川内は……いるか?」



提督「川内?いるぞ」



アナト「…そうか」




今アナトの過去に触れた気がする…

過去に川内と何かあったのだろうか?




提督「……触れないでおくよ」



アナト「…そうしてくれ」








川内型:自室:朝7:00




神通「んっ……」ゴソゴソ



神通「…起きなきゃ」



神通「姉さん起k」



川内「あ、神通遅い!」



神通「…あれ?」



川内「どうしたの?」



神通「姉さんが起きている?…夢か」



川内「夢じゃないよ!」



神通「いや、夢ですね」



川内「夢じゃないからまた寝ようとしないで!起きてー!」ホッペツネル



神通「痛い」



川内「あ、ごめん」



神通「…どうしたんですか?」



川内「え?」



神通「だって姉さんって私が起こさなかったらいつも10:00頃まで寝てるじゃないですか」



神通「なのに何故今日は早起きなのかと…」



川内「あー…」




話せないな上官から今日着任する新しい艦が来ることを知って寝れなかったことなんて…




川内「んーと…今日は10:00から集まりがあるからさ!」



神通「そうですか」



那珂「那珂ちゃんおっはよー」



川内「あ、おはよう」



神通「おはようございます」



那珂「あれ?那珂ちゃんが最後かな?」



川内「そうだよ」



那珂「あれ?川内珍しく早起きだね」



川内「私のイメージは夜戦と寝坊なの?」



神通/那珂「「そう(だね)(ですね)」」



川内「ひどい!」



神通「まぁ事実ですし…」



那珂「起きれないなら那珂ちゃんが歌を歌おっか?」



川内「やめて」



那珂「えー?なんで?」



川内「いや、ほら…」 



神通「朝から歌うと他の艦娘に迷惑ですよ」



那珂「ぶー」



川内「(神通ナイス)」



神通「さ、朝ご飯食べに行きましょう」



川内/那珂「「分かった」」



  


  

 





(朝食スキップ:現在時刻大広場10:00)




「一体何の集まりっぽい?」



「さあ?僕はわからないな」



「私お腹が空いてしまって…食堂に行くのは」



「だめです」



「まったくあのクソ提督なんで…」



「まぁまぁ」



「なんの集まりなのね?」



「さあ?…まさか等々潜水艦にオリュクルがくるかもでち!」



「それは…ありえるのね」



「いやー!オリュクルは嫌でち!」



「我々潜水艦に慈悲を!」



「(もう、オリュクルは資源尽きてできないんだよね…)」



「これは…スクープの匂いがします!」



「提督なんで…今日は休みにしたんですか」ブツブツ



「全くあの提督は私と北上さんの時間の邪魔をして…」



「まーまー大井っち」



「何なのかな?競争かな?」



「ほんとに何の集まりなんだ…まさか…大規模作戦の作戦説明か?」



「でも大規模作戦は当分先って言ってたわよ?」



「なんでしょうかネ?」



「さぁ?わからないです」



「榛名は…眠い…です」



「眠いのならこの飲み物が…」




それぞれの艦娘が仲のいい艦娘や姉妹艦と喋っている




その中提督は大広場の台の上でマイクを手にした




提督「今日は集まってくれてありがとう」



提督「いきなりだが今日呼び出したのは」



提督「新しい仲間がくるからだ」




ザワザワ



提督がそう言うと艦娘達は驚いていた

当たり前だろうここの鎮守府は最前線

ほとんど艦娘がいる中で新しい艦娘が来るのは前代未聞だからだ




提督「それじゃあ上がってきてくれ」




神通「誰なんでしょうね?」



那珂「んーわかんないね」



川内「夜戦好きかな?」




提督が言う新しい仲間は台を上がっていくうちに姿が現れてきた…そして台に上がり提督の横に付き…




川内「…ん?」



神通「…?」




あの人…どこかで…




アナト「…元大本営で着任していて、今日この横須賀鎮守府に着任した【兵器アナト】だ」



川内「…え?」




青白い髪の毛青い目腰には青い鞘に包まれた刀

間違いなくあの時【川内が囮をした時に助けてくれた男だった】でも…目があの時の氷のような冷たい瞳ではなく目が何処か…死んでいた




神通「髪が…青白い?」



那珂「目も…青くて…目が…死んでいる?」




ザワザワ ザワザワ




皆も驚いている当たり前だろうが艦娘は皆女性だ、男口調の艦娘もいるが男性は提督と憲兵を除くとこの鎮守府には誰もいない




しかもあんな髪の毛に目だ注目は最高点だろう




川内「…あは」



神通「…?姉さんどうしましたか?」



川内「ううん、何にも」



神通「…?そうですか」



大淀「提督この人…人間じゃないですか!」



青葉「これは…一体…」



提督「まぁまぁその辺は今から説明するから」



アナト「…それは俺からでいいか?」



提督「…え?」



アナト「…俺の方が詳しいだろ?」



提督「…そうか…それじゃあ頼むよ」



アナト「それじゃあまず…」



アナト「…俺は昔艦娘の艤装を元に改造された言わば【改造人間】だ」



艦娘「「!!!??」」



川内「…え」




確かにあの男の強さは本物だだが改造人間とは思いもしなかった…




皆が驚いているのにも関わらずアナトは喋る




アナト「…俺は改造人間だが能力が【全ての艦娘の艤装を操る事ができる】」



加賀「…本当なんですか?」



提督「あぁ…そうだよ」



天龍「改造人間って…海軍はそこまで落ちこぼれたのかよ…」



アナト「……確かに向こうからいってきたが、俺も了承している合意の上での改造だ」



天龍「だとしてもよ…」



アナト「…だとしても…なんだ?」



天龍「お前は…それで良かったのかよ!」



アナト「………」



龍田「天龍ちゃん…」



アナト「………良かったな」



天龍「…え?」




天龍は予想してなかったのかアナトの答えに驚いている




アナト「それで良かった……それだけだ」



天龍「なんで…」



アナト「これ以上追求するな」ギロ



天龍「っ!」



川内「あっ」



神通「…?」




今のアナトの瞳はあの時みたいな氷のようだっ





アナト「………すまない」ボソッ



天龍「……え?」



アナト「ちなみに俺の艦種は…【異人兵】だ」



時雨「異人兵…?」



アナト「…」チラ



提督「…!…えーとそれは俺から説明させてくれ」



提督「アナトが言った異人兵は最初にアナトが戦闘した時に付けられた艦種だ」



提督「理由は……あまりに人類から掛け離れている力を持つ兵器……だそうだ」



時雨「…え?じゃあ最初に言った兵器ってのは…」



提督「あれはアナトが皆から兵器と言われているからだ」



時雨「なんで兵器?」



提督「え?…あー…アナト何でだ?」



アナト「……それに関しては話せない」



川内「あっ」




今の目…今までで見せてきた氷のような目でもなく、死んだ目でもない…何処か悲しい目をしていた




アナト「……話しは以上だ…」



天龍「えっちょ」



提督「……あー…何か話したい奴はこの場にいるか?」



長門「はい」



提督「長門なんだ?」



長門「アナトは改造人間といったが所詮人間だろ?そんな奴が深海棲艦と戦えるかどうかテストしたい」



提督「…出撃させろと?」



長門「いや、演習だ」



提督「…アナトいいか?」



アナト「構わない」



提督「それじゃあ明日でも…」



アナト「今日にしてくれ」



提督「…え?」



アナト「だめか?」



提督「い、いや大丈夫だがアナトはいいのか?」



アナト「問題ない」



提督「そうか…それじゃあ今日の…13:00でいいか?」



アナト「構わん後2つだけ条件がある」



提督「なんだ?」



アナト「まず、相手は実弾にしてくれそして俺は一人で相手は何人でも構わない」



「は?」




それは誰が発した言葉なのだろうか?

大広場にはその声だけが広がった




提督「…いいのか?」



アナト「それでなければ俺は演習は受けない」



長門「…なめてるのか?」



アナト「さあ?どうだろうな」



長門「…知らんぞ」







兵器対兵器




演習場:13:00




ガヤガヤ



ザワザワ



ギャーギャー




長門「相手一人とは…なめられたもんだ」



陸奥「まぁまぁ」



翔鶴「でもいいんでしょうかね?」



瑞鶴「いいよいいよ、相手がそういったんだし」



北上「んーなんだろうね」



大井「頑張りましょう!北上さん!」



川内「…」



長門「でも何で川内は参戦したかったんだ?」



川内「あの人…私を助けてくれたんだ」



艦娘「「「え?」」」



陸奥「助けたって…いつ?」



川内「前私が囮をした時に死にそうな時に目の前に現れて追ってきた深海棲艦を皆殺してた」



川内「だからあの人の言ってることはあっている全ての艦娘の艤装が操れてもおかしくない」



川内「だから私は…あの人と戦いたい」



北上「戦闘狂だねー」



川内「神通のせいかな?」




神通「クシュン!」



那珂「あれ?風邪?」



神通「なぜでしょう?」




瑞鶴「え、じゃあ私達やばくない?」



長門「何を言う私達皆練度160超えだぞ早々負けることはないぞ」



陸奥「だといいけど…」



川内「…」



北上「だなら実弾ありって言ったのか余裕だねー」




通常演習では実弾ではなくペイント弾を使用する

実弾では艦娘が大破轟沈の可能性がある為大本営から禁止されている

ペイント弾は何発当たったかによって小破、中破、大破がきまる




小破→体の動きが少し鈍る程度




中破→艤装の動きが悪くなる体の動きが小破より鈍くなる




大破→艤装が動かなくなる体の動きが格段に遅くなる




大破判定になったら早急に演習から出て行くという仕様




なのでアナトが言った実弾有りは通常は絶対に無い




なおアナトはペイント弾、長門達は実弾




提督「よしそろそろ始めるか大淀開始のアナウンス頼めるか?」



大淀「分かりました」タッタタ




今回のアナト対艦娘はアナトの実力を図るためのものだ。だがアナトはこちらの艦娘を実践使用さらに人数何人でもokだ。



アナトの強さは上官から嫌ほど聞いたがまだ自分自身半信半疑だ。



アナトが実践使用と言うのだからアナト自身は勝てると思っているのだろう。



だがその強さをどう生かすのか提督としては知っておく事がいる。



アナトの運用方法がこの演習で全て決まる。

だけど何故だろう…何処か嫌な予感がする。

ふうと息を吐くと観客席にもたれかけじっとアナトを見つめる。



今思うと不思議な人だ青白い髪の毛は青白いとゆうより白が多く所々青が混ざっている最初は死んだ目をしていたのに今は氷のような冷たい目をしている

さっきから色んな目をしている…死んだ目や氷のような目…

そんな事を考えていると大淀の声が演習場に響き渡った







大淀『それではアナト対艦娘の演習を始めます!』




大淀がスピーカーでそう言うと観客席にいた艦娘から大きな歓声がまき起こった




「長門さん頑張れー」



「川内さん頑張ってー」



「五抗戦ごときでいいのかしら…」



「まぁまぁ…それよりもお腹が空いてしまって…食堂に行っても」



「だめです」



「そんなぁ」



「姉さん頑張ってください」



「よーし那珂ちゃんが歌を歌って応援してあげるよ!」



「「やめて!」」 



ギャーギャー



アナウンスが掛かると同時に観客席の艦娘達が騒ぎ出しもはや収集が付かないレベルにまで達している



正直ここまで艦娘がアナトに興味を出すのは予想外だ50ぐらいの観客席には座れなかった艦娘もおり立ってまで見に来ている艦娘も居るくらいの大賑わいだ



一部観客席の取り合いで仲が悪い艦娘同士が喧嘩をしているが正直見ていられない…とゆうかコッチにまで被害がでそうだ…ここは他の艦娘に任せよう



那珂が歌を歌おうとして周りの艦娘に止められているが、正直この大人数の中歌うのは勘弁してくれ。最初那珂が着任した時に歓迎会で那珂の歌を披露したとき大人数の艦娘が気絶するレベルだったからな。

その後から他の艦娘が着任する時に歌おうとするが皆その時は逃げて逃げ遅れた艦娘が犠牲になる…大体着任した艦娘が知らずに犠牲になるが…たまに外でライブもやっているそうだが川内型二人が気お使って耳栓着用で嫌嫌聞いてるらしい…そもそも川内型二人以外に人来るのか?




提督「…」



大淀「…すごいですね」



提督「ここまでお祭り騒ぎになるとはな…」



大淀「まぁ鎮守府には提督と憲兵さん以外は男性の方は居ませんからね皆さん気になってるんですよ」



提督「え?そうなの?長門見たいな知らない奴が艦隊に入るのを嫌っている奴も結構いそうだが」



大淀「そうでも無いらしいですよ?お昼の食堂では皆さんアナトさんの事について喋ってましたし」



提督「そうかアナトも早く馴染むといいが」



大淀「そうですね」



提督「しかし…」



「やめて!那珂ちゃんは川内の為に応援するからなんで皆止めるの!」



「ほんとにやめてー!」



「もうあの地獄はいやー!」



「もう!神通もなにか言ってよ!」



「ええ!?」



提督「これはアナトに悪いことをしたなぁ」



大淀「それに関しては同感します」




長門「いよいよだな」



陸奥「あらあら始まっちゃいそう?」



翔鶴「行きましょう!」



瑞鶴「あんな奴ズタズタにしてやるわ!」



北上「それはまずくない?」



大井「…」



川内「…?大井さんどうしたんですか?」



大井「…えっ?あ、いや何でもないです」



川内「…?そうですか」



大井(あの人…どこかで…いや)







アナト「はぁ…」




こうなるとは予想外だまさかここまで艦娘がくるとは…




まぁ提督以外の男が来るからこうなるか

出来れば…




アナト「関わりたくない…艦娘と人間…特に…【川内とは】」




もう人間も艦娘も……関わりたくない

あんな【悲劇】にはしたくない絶対に

……俺が攻撃するのは心の底からの【クズな人間】と深海棲艦だけだ…




大淀『それでは開始します!両者準備が終わりましたら教えて下さい』




アナト「…大丈夫だ」




長門「皆大丈夫か?」



「「「はい!」」」



長門「よし、こちらも大丈夫だ!」




大淀『それでは開始!』




長門「よし相手は人間だが何をしているのか分からない取りあえず翔鶴、瑞鶴は制空権を取って後ろから相手が逃げれないようしてくれ」



翔鶴瑞鶴「「了解!」」



長門「北上、大井は魚雷で中距離からの攻撃に徹してくれ私と陸奥も中距離での砲撃をする」



北上大井「「了解」」



長門「川内は翔鶴、瑞鶴の援護余裕があるなら私達の援護も頼みたい一番仕事が多いが頼めるか?」



川内「大丈夫だよ」



長門「それじゃあ攻撃開始!」







アナト「……予想どうりだな」 




アナトの予想どうり空母がアナトの後ろに回るように射撃、戦艦などが中距離からの攻撃




アナト「そんなんで倒せるのか?」




翔鶴「位置確認…初期位置から動いてません!」



川内「え?動いてない?」



長門「まあいいだろ動いてないのなら確実に当てれるからな」



長門「よし、撃てー!」




ドガァァァン!!!




長門「これでどうだ?」



陸奥「やりすぎじゃないかしら?」




翔鶴、瑞鶴の艦載機による爆撃

大井、北上による魚雷攻撃

川内による主砲攻撃

長門、陸奥による一斉放射




長門達が放った砲弾は全てアナトに直撃10メートルをも水しぶきが舞い上がるこのくらいなら深海棲艦の鬼級でも大破してしまうぐらいだった




北上「おー随分な攻撃だなこりゃー」



大井「」サアー



北上「どうしたの大井っち調子悪い?」



大井「い、いえ大丈夫です」



長門「無理するなよ」



翔鶴瑞鶴「「え!?」」



長門「どうした?」



翔鶴「そんな…」



瑞鶴「嘘でしょ…」



長門「…え?」




水しぶきが晴れ煙が晴れていくとそこには…

立っていたのはアナトだった

普通あの攻撃を喰らえばどんな深海棲艦でも大破はほぼ確定なのに相手は

無傷だった




しかも…




長門「なんだ…あれ」



陸奥「…肌が…【青い?】」




そうアナトの肌が青くなっていた

アナトは何事も無かったかの様に何かを呟くと

謎の肌の青いのは青い光の粒となって風に乗り海に散っていった…




北上「あの攻撃で無傷となると…あの青いのは戦艦の装甲…?」



大井「そんな…」



川内「これは…やばいね」



アナト「はぁ」



長門「何故…攻撃してこない!」



アナト「…傷つけたくない」



長門「…は?」



アナト「お前ら艦娘は入湯すれば傷は治るが…傷付いた記憶までは治らない」



アナト「俺に攻撃させたいのなら…俺の体に傷でもつけてみろ」



長門「こいつ!」ダッ!



北上「まあまあ落ち着いて」ガシ




長門がアナトに接近しようとしたところ相変わらずのアイペースは北上に止められる




北上「このまんまじゃ勝てないよ?」



川内「勝つよりもアナトさんの戦力を測るためのものでしょ?」



北上「そうだけどさー」



北上「あいつの強さはあからさまでしょー?」



長門「…だが相手がどのような攻撃をするか分からんぞいくら防御が固くても攻撃できなきゃ意味が無い」



北上「だったらどうやってあいつの体に傷つけるん?」



長門「そ、それは…」



陸奥「ん〜それじゃあ近距離ってのはどう?」



川内「え?でもどうなんですかね?」



長門「近距離の場合私と川内ぐらいしかできないぞ」



陸奥「でもあの攻撃で無傷なら砲撃はほぼ意味ないじゃない」



陸奥「だったら近距離での直接攻撃したらどう?」



長門「それなら私が行く」



翔鶴「大丈夫ですか?」



長門「あんな奴に舐められてたまるか!」



北上「お〜怖い怖い」



大井「…」



北上「どうしたん?やっぱ調子悪い?」



大井「あ、いえ…」



川内「さっきから黙ってますよね」



長門「大丈夫か?」



大井「あの人…」



川内「え?」



大井「あの人何処かで……いやそれらしき人を見た子のがあるような…」



川内「ほ、ほんと!?」



大井「はい…でも」



大井「あの人が何処で合ったのかが分からないんです」



大井「思い出そうにも思い出せなくて…」



川内「(一緒だ…)」



長門「…大井悪いが今は演習中だその事は後で考えてくれないか?」



大井「……分かりました」



長門「あと考えがある――」




長門「――なんだが…いいか?」



北上「結構ギリギリになるけどまあそれしかなさそうじゃないかな?」



大井「あの人…近距離も得意だと思いますので最終手段としては」



翔鶴「私はいいと思います」



瑞鶴「ん〜まぁ私といいかな」



陸奥「いいんじゃないかしら〜」



川内「いいけど…」



長門「ありがとう」



長門「それじゃあ行ってくる陸奥達は援護射撃でもしといてくれ」



陸奥「わかったわ」



長門「それじゃあ」





長門「…場所移動すらなしか…」




普通実習はまず電探や空母などの艦載機で相手の位置把握からの空母による制空権確保からの戦艦などの弾着観測などで攻めるのがセオリーだが、勿論敵も的じゃない動いてくる

なので動く敵を電探や艦載機でキャッチしたとゆう事は基本相手にも位置がバレているとゆうことだ、そこから制空権確保からの射撃だがアナトは一歩もその場から動いてなかったのだしかも、肉眼で見える距離に長門が居ても動揺する素振りすら全く無い 

つまり…




長門「(読まれていた…?)」



長門「クッソ」ドン!



長門は低速艦にも似合わないスピードでアナトに急接近その間もアナトは全く動かない

この距離で戦艦長門の砲撃を喰らえばいくらアナトの謎の青い装甲が固かろうが少しはダメージが食らってしいそう、そんな距離だったのにも関わらず…あの謎の青い装甲を出現させる素振りすら無い




長門「(あの装甲が無くても耐えれるまたは避けられる自信があるとゆうのか?)」



長門「(しかもさっきから私じゃなく別の方向を向いているし…私が接近しているのには気づいているはずなのに…なんで?)」



長門「また舐められているのか…?」



長門「それにさっきからどこを向いて…」クル



長門「…え?」




アナトが向いている方向を長門が見ると…そこには川内がいた

川内自身は気づいてないのか翔鶴、瑞鶴の援護をしている

それ以前に川内はおかしな行動もアナト自身に攻撃すらしていないのに何故…?




長門「私より川内の方が不確定要素と言いたいのか…!?」



長門「いい加減に…」



長門「しろよ!」



アナト「…」



長門「……何のマネだ?」スチャ



アナト「何がだ?」




今現在長門は主砲をアナトの顔から数cmに突き付けているにも関わらずアナトは動揺する素振りや避ける気力も全く感じない




アナト「…近距離戦でもやるつもりか?」



長門「それしかないだろ?あの弾幕を受けてもなお無傷だからな砲撃は意味ないだろ?」



アナト「まあそうだな」



長門「刀くらい使ったらどうだ?」



アナト「……」



アナト「それは無いな少なくともお前らに見せる物じゃない」



アナト「だが」



長門「っ!」ゾクリ



アナト「【本気で殺し合うなら別だ】」ギロ



長門「っ!」ブン




長門は気づいたらアナトに拳を振っていた

何故か本能が殴れそう言ったように感じた

さっきのアナトの言葉…冗談ではなく本気のようにも聞こえた…いやそう聞こえた

つまりアナトは艦娘を殺すことに躊躇が全くないとゆうことだ




アナト「…」ガシッ



長門「―――っ!?」




普通は艦娘は艤装を付けているときは昔の艦としての性能を最大限発揮する事が出来る

戦艦級の全力の拳ともなると長門型の拳を止めることは大和型ぐらいしか出来ないくらいだ

なので普通は艦娘すら止めれないであろう拳を人間が止めるのとは絶対に出来ない

だが…アナトは止めてみせた

しかも後退り無いまるで恐ろしく硬い柱を殴っている…そんなぐらいの重さだった

さらにあの謎の青い装甲すら使っていず生身の体でしかも片手で止めてみせた




長門「ガッ!……ギッ……!」




長門はさらに拳に力を入れるが全く動く気配が無い、アナトは何食わぬ顔で長門の拳を受け止めているがまだ余裕がありそうそんな顔だった




長門「―――ッ!」ギギギッ  バッ



アナト「…」



長門「…どんなけ鍛えたらそうなるんだ」



アナト「さあな」






大淀「長門さんの拳を止めた?」



提督「まじかよ武蔵でも後退りするのに無しかよ」



大淀「これは今後期待できますね」



提督「さっきから凄いもんなあの砲撃を耐えるわ謎の青い装甲?がでるわ」