2019-11-13 22:12:23 更新

概要

兵器………それは対象者を排除する為に作られた心の無い殺人兵器、殺人と殺戮の最悪な兵器
一人の男…彼は皆から兵器、そう言われていた
だが彼はどうでもよかった―――
実際に彼は今目の前の対象者を殺すだから自分自身兵器そう思っていた―――


前書き

本作品はオリジナルキャラを主軸とした艦隊これくしょん―艦これのssです。
独自の世界線や設定が数多くあります。
誤字、脱字、日本語のおかしな所が多くあります。もしかしたら他の方のssと類似している場面があるかもしれません。
現在作者が受験で満足な更新、修正が不可能です。
それでも良い方は最後まで是非楽しみながら読んでいってください!




第1章 兵器と名乗る男と艦娘の記憶




「なんで…鎮守府近海に戦艦レ級なんているの……」



今、私達の目の前にいる深海棲艦のフラグシップ。【戦艦レ級】は私の仲間に主砲を向けニタニタ笑いながら引き金を引こうとしていた


仲間は皆、大破、中破で大破の艦娘は艦娘と艤装の接合部分から火花がバチバチと飛び散り、艦娘自身が海に横倒ってしまい動けれない状態だ


中破の艦娘も動けばするものの艤装がめちゃくちゃに壊れており攻撃はできなきだろう


そんな私は小破だがあと一撃で中破になってしまうだろう


私達の目の前に居る無数の深海棲艦とゆう未知の生物


彼らは数十年前突如として日本海域を中心に世界各国の海域に現れ、人類に攻撃してきた謎の生命体だ


彼らはそれぞれが人間と全くは違う、形も形状も違う。禍々しく輝いた武器で私達に攻撃してくる。



私達は艦娘と言ってこの深海棲艦を倒す……いや殺すために作られた言わば兵器だ

私達艦娘は大日本帝国海軍艦通称【艦】を人間化――擬人化した物だ

私達艦娘はその艦の力を使い深海棲艦を殺していく





だがそんな私の艦隊は………

仲間は皆大破、中破であり今目の前の敵を殺したとしても無事に生還できるか分からないほど私の艦隊は大打撃を受けていた




鎮守府からの増援要請の使用を求めたが、鎮守府近海とはいえ距離が離れているので少なくとも後10分は掛かる。

そしてこんな戦況で10分も耐えきるのは到底できない




現在私……旗艦川内型軽巡洋艦一番艦川内私ができるのは…














囮だ―――


 











できる限り敵を引きつけ皆から離れ、少しでも時間を稼ぐ。これしか皆が生き延びる道はないと思った。それに私が囮になっても皆が逃げれるかは分からない、だが可能性がある方法はこれしか思いつかなかった。


他にも方法少なからずはあるだろう。

例えば提督からの指示を待ちそれまで皆を援護する。だが、さっきの増援要請のとき少しばかり通信設備におかしな音が混ざっていた。多分深海棲艦が妨害電波でも発信しているのだろう。その証拠としてソナーが作動していない。

これだともう提督との通信は不可能と思っていいだろう。















皆――提督―――














「ごめん」














まずは戦艦レ級に主砲を放ちヘイトを私が全力で貰う。


戦艦レ級の顔に命中すると案の定、戦艦レ級は怒り狂い私を血眼に追いかけ始めた。


フラグシップである戦艦レ級が私を負い始めたから随伴艦の深海棲艦も私を追ってくる。



敵の数がなるべく少ない所に主砲と魚雷を突きつけ撃つ、これも深海棲艦のヘイトを上昇させて私だけを眼中にするためだ。少しだけ開いた隙間に突っ込み皆からなるべく離れた勿論敵が私を追ってくる。






後ろから仲間の声が叫び声が聞こえたがそれはきっと私に向けての声だろう。あまりよく聞こえなかったがそんな事を考えている暇はない

全神経を敵に集中しろ、敵を出来るだけ殺し私が囮になり私が犠牲となり仲間を助ける。その任務を遂行しろ




その時通信機器から珍しく怒鳴り声を上げている提督の音声が聞こえた





提督『川内、ガーー今そっちに送った!何とか持ちこギーーくれ!』




所々不審なノイズが混ざり詳しくは聞こえなかったがなんとなくで会話の内容は分かる











私はその声を聞き少しだけ苦笑いしながら…











川内「ごめんね…提督」



提督『お、おい、ガーー?』



川内「今から私が囮になる。深海棲艦は私を追いかけてくるから……私の命と引き換えに皆を助けてあげて」



聞こえているのか分からないが、最後くらい提督と話そう。



提督『っ…!おい、川内戻れ!命令だ!』




川内「ふふ……」




私は少しだけ笑うと通信機器を手で握りつぶし海にその残骸を捨てた。



味方の増援が来るであろう反対側に全速力で走った。艤装の脚部部分のエンジンが壊れようと関係ない私は今から死にに行くのだ




皆は絶対に生還して――

















「―――私の変わりに生きて」












――――――――――――



俺の目の前に居る深海棲艦―――彼女…いや女性かどうかは実際には分からないが彼女は人間からこう言われていた






―――戦艦水鬼






駆逐艦や戦艦などの通常海域に出没する深海棲艦さらにそこから上位種である特定海域にしか出現しない姫級。


その更に上、現在確認されている中でも最も強大で凶悪な存在、姫級の上位種と言われている―――鬼級




その鬼の中でもかなりの上位に君臨するであろう戦艦水鬼は見るにも無残な姿をしていた



無数にある傷跡や火傷のあと

担がれている艤装からは関節部分から明るい火花が出ており、一部の場所は燃え広がり暗い空に煙をたてていた




そんな目の前に居るのは艦娘―――では無い。

コイツはまず髪の毛が青白いそして目が青い、

腰には青い鞘がありすでに刀は抜かれている




その刀を見てみると今までで周囲にいた深海棲艦の血が流れ刀の先端で海に落ち周囲を血の海に変えていた




戦艦水鬼「ガッ……ギッ……」




止せばいいのに後ろの艤装でコイツを撃とうとする。今の状態で撃てば、自分自身砲撃の反動で爆発し死んでしまう。そんな状態にも関わらず戦おうとするのはまぁ立派だろう




だが―――




?「―――【首狩】」









ソイツは優しくなかった









戦艦水鬼「ッ!」




首が暑い、首が痛い首が焼ける

そんな痛みをした瞬間戦艦水鬼は気づいた…自分の首から大量出血をしており息ができていないことに―――


その事が分かったとたん大爆発をし周囲を血の海から火の海へと変えた




周囲の火がソイツを写す

ソイツは戦艦水鬼と戦ったのにも関わらず体に傷跡が見受けられない。


普通の艦娘はどんなに経験を積んだとしても高練度でかつ凄い装備を付けようも、鬼級で単独さらに無傷での討伐は出来ないだろう。いや単独で鬼級と戦ったら高確率で轟沈――暗い海。すなわち死が底に待っている。




ソイツは―――艦娘でも無いソイツ、は何事も無かったかの様に周りを見渡し少々古い無線で誰かに通信した――








?「―――これで周囲の深海棲艦は全滅したと思える。電探での反応が無くなったので、これで大本営に帰るぞ」



『そうかご苦労、敵の種類を教えてくれるか?』



?「戦艦水鬼1体空母ヲ級2体重巡ネ級1体駆逐艦イ級後期型2体…増援部隊が………」



『何、鬼級がいたのか大丈夫か?』



?「…あぁ」



『そうか…まあ、帰還してくれ』



?「あぁ」



『それと…』



?「……ん?」



『近くで横須賀鎮守府の艦娘が戦っているらしいから、できそうだったらすまないが、援護してやってくれ』



?「………分かった」



『ありがとう、それじゃあな』



ソイツは無線を懐にしまい込み刀を鞘にしまい込む。


周りを見渡しもう一度深海棲艦がいないかどうか確かめる。


周囲は深海棲艦の艤装の欠片があちこちに散らばっており。さっきまで戦艦水鬼がいた場所には大きな炎と黒い煙が立ち上っていた。


ソイツの周囲の海は青い、綺麗な海ではなく



深海棲艦の血により赤く染まり。










ソイツはただボーっと立っていた






――――――――――――



?「…ん?」




大本営に帰る途中に沢山の深海棲艦に追われている艦娘を見つけた。きっとアイツが言っていた横須賀鎮守府の艦娘だろう

一人しかいず怪我をしていることから…




?「囮か…」



?「馬鹿なことを…」



?「…ん?」



?「………はぁ」




正直艦娘とは関わりたくなかった

だが深海棲艦を見つけてしまっては仕方ない相手を殺すだけだ。アイツにも言われたしな……






――――――――――――



川内「はぁ…はぁ…はぁ…」




どれだけ逃げただろう?皆はもうとっくに見えなくなった、追っては私の砲弾で少なくはなってきているがそれでも数が尋常じゃないほど多い。私の弾薬も尽きてしまった。

艤装を動かす燃料ももうすぐで無くなってしまう、そうなれば艤装は止まり私は私はただの動かない的になり、暗い深海へと落ちていく 




川内「…いやだ」



川内「死にたくない」 



川内「まだ死にたくない」ボロボロ



川内「皆と笑って提督と喋って艦隊の皆と夜戦して…」ボロボロ



今更になって恐怖が込み上げてきた。皆を助けるために自分で選んだ道なのに…それでも怖がってるってバカだよね……


本当は死にたくなかった………




だけど………ここまでにて生存できるなんて…ないよ…ね……






川内「っ!」




目の前に人が立っていたのだ

海の上に立っているから艦娘?

いや違う青白い髪の毛、青い目そして右手には武器と思われる青い鞘に包まれた刀

こんな艦娘見た事が無い

とゆう事は最新鋭艦の艦娘?

でも提督からはそんな情報聞いたことが無い

しかも彼はどこらから見ても男だった

新種の深海棲艦か?

もしそうなら何としてでも提督に伝えないと!

新種の深海棲艦の情報を持ち帰り提督に褒められたい

その為には絶対に生還しなくてはいけない





でも………どうやって…?




?「スゥ…」スッ



川内「えっ!?」




男が息を吸うと…いきなり目の前から居なくなったのだ

周囲を見回すと後ろから深海棲艦の叫び声?みたいなのが聞こえた

急いで後ろを振り返ると―――



さっきまで目の前にいた男が深海棲艦に突っ込んでさっきまで見当たらなかった銃を乱射している




まずは敵空母に突っ込みで行く。空母は制空権を取られるなどかなり面倒くさくなるため基本、艦隊を組んでいるときでも空母を狙うのは艦娘の間では常識だ。随伴艦である駆逐艦の砲撃や魚雷を素早く避けがら敵空母に高速接近する。その速さは異様とすらいえるレベルで、駆逐艦島風よりもその数倍ぐらい速いレベルだ。このスピードで全ての攻撃を凌ぎ、避け、正確に適確に敵空母に攻撃を与えていく





男は敵空母を全員殺すと随伴艦である駆逐艦を殺そうとしたのか駆逐艦の方に体を傾けるとその瞬間に爆音が響いた


思わず目を背けてしまったが直ぐに男がいた場所に急いで目線を合わせる。

男がいた場所は炎と黒煙が立ち昇っており随伴艦であった駆逐艦であろう黒い物体が海に転々と浮かんでいた


あの爆発から推測するに戦艦レ級による砲撃だろう。戦艦レ級の砲撃は姫級にも匹敵するほどの高威力だ。その砲撃を諸に直撃すればいくら装甲の堅い艦娘でさえただでは済まない




見ると戦艦レ級は、口元に手を当て笑っていた。目は笑うかのような目で炎を消えていくのを笑いながら見届けている。




そして炎が収まり、黒煙がだんだんと晴れてきた



普通なら人間が戦艦レ級の砲撃に直撃なんてすれば原型すら留まらないにも関わらず男は何もなかったかのように立っていた




?「……レ級か…」




戦艦レ級の顔はさっきまでの笑い顔ではなく目を見開いていた。戦艦レ級本人でさえこの攻撃で死んだと思っていたのだろう。数秒放心してやっと周囲の深海棲艦に罵声を混ぜながら指示を出す。




が、それよりも少し早く男が動いた





敵空母の随伴艦であった駆逐艦は戦艦レ級による攻撃で轟沈している。残りは戦艦レ級、戦艦、重巡洋艦だけだ



男は重巡洋艦に目をつけたようで、全速力で重巡洋艦に近づく。戦艦レ級の指示を待たずに重巡洋艦が砲撃を始める。きっとこのままでは自分達が危ないと本能的に察知したのだろうだが、全ての砲撃や魚雷は男にカスリ傷すら付かずに呆気なく表現のしようがない悲鳴や叫び声を上げながら沈んでいく



重巡洋艦の近くに戦艦がいてついでと言った感じにこれまたたった一本の銃でどんどん沈めさせていく。


艤装とすら言えない銃なのに深海棲艦を沈めさせていく男は私の目には異様だった



通常、深海棲艦による攻撃は艦娘のみだけできる。……………いや、艦娘ではなく艤装の力と言ったほうが正しいだろう。



艦娘の艤装は大日本帝国海軍の際に使用されていた軍艦を元にした物で、艦娘といえど艤装無しでは深海棲艦に傷一つすらつけることはできない。



だがあの男はどうだろう? 


艤装らしい艤装といえばあの脚部に付いている物だけであって主砲や魚雷が見るからに無い



しかも艤装とは思えない銃で深海棲艦を殺していくことからますますあの男は謎だった



男ら重巡洋艦と戦艦を沈み終えると突如高速移動し始めた、さっきまで男がいた場所が爆発する。


水中居たらしい潜水艦が魚雷を撃つが男は魚雷の位置を知っているかのような動作で正確に避け、水中に爆撃し、数秒後爆発音が聞こえる。

これで潜水艦は倒せただろう水中にも掛からわずこの音の大きさや振動からかなりの高威力と言える。

対潜水艦特化にして対潜水が得意な艦娘でもここまでの威力は到底出せないだろう



そしてついに深海棲艦は戦艦レ級たった一人になっていた


あそこまでの数の深海棲艦をたった一人で、しかも無傷で殺すなんて艦娘の大型艦ですら到底できないだろう



戦艦レ級の笑いは消え、後ろから生えている艤装の主砲を男に向けながら固まっていた



本来の戦艦レ級は【殺戮と殺害を好む深海棲艦】として有名だった。

艦娘の間では戦艦レ級に会ったら全速力で逃げろと言われるほどその戦闘能力はずば抜けている。


単独行動が主でいつも艦娘を探しており見つけ次第確実に殺す。

発見報告がまれであり(出会ったらほとんどが殺されている為)実際に写真でしか見たことがない艦娘も多い。実際私も戦艦レ級遭遇はこれでまだ2回目だ


戦闘能力は圧倒的で、あの有名な戦艦大和でさえ単体での撃破は難しいと言われている。

戦闘に関しては非常に頭が良いらしく

一度戦艦レ級の捕獲作戦の実行の時当初は戦艦レ級を囲んでの捕獲だったが、囲みが薄い所を瞬時に見つけ殺しながら囲われないように立ち回っていたと言われている。この作戦自体秘密裏におこなわれていたらしく噂程度だが……



基本単独行動のため深海棲艦側も制御ができてないのではと言われている。

しかし今回のような艦隊のフラグシップとしてのレ級は初めてだ


基本死にかけの艦娘よりも戦える艦娘を優先しているがそれでもなお死者は減らない。

高い制空値と強力な魚雷、主砲を搭載しており魚雷に当たれば大破、轟沈はほぼ確定で

主砲を喰らえば大和型でさえただでは済まない




そんな戦艦レ級を男の方はどうでも良さそうな顔をしながら銃を何処かにしまい込み、腰にぶら下がっていた刀を手にとった




レ級「オマエ……ナニモノダ…?」




戦艦レ級がそう男に喋りかける。

男は面倒くさそうな顔をしながらも確かに答えた




?「………兵器だよ」



レ級「………エ?」



?「……お前らと同じ……兵器だ」




男はこう呟くと刀を抜き取り戦艦レ級に切りついた…!




レ級「アッ………エ……?」




いきなり視界から男が消えたかと思えば戦艦レ級の後ろに立っていた



レ級「ナ、ナンダ…?」



だがその瞬間戦艦レ級の体が上半身と下半身に見事に切られ、ズルズルと体がズレていく


戦艦レ級は何が起こったのか分からずに上半身と下半身が別れ大爆発し、轟沈した





男はさっきまでの動作とは逆でノロノロと刀を鞘に収める。さっきまでの深海棲艦に追われる緊張感がまだ少しだけ残っているが、それよりも目の前にいる謎の男について知りたかった。


あの大艦隊を無傷で一瞬にして葬っる程の腕を持つ者だ。だけど私の記憶ではそんな人物なんて知らない…………





















いや……何処かで………





















そんな考えに浸していると男は私を青い瞳で睨む―――実際には睨んでないが彼の瞳は氷のように冷たく彼の瞳を見るだけで背中が凍り付く、そんな感じがした




川内「っ…!」



?「………ほら」ポイ



川内「えっ?…うわっ!」




男が投げてきたのは小さなポーチだった

中を開けると少量の高速修理材、弾薬、燃料が入っていた。

私はわけも分からず聞いてみた




川内「あの…これは…」




男は私の言葉を聞くと面倒くさそうに言った




?「…高速修理材と弾薬、燃料だ…お前、囮だろ」




驚いた男は私の状況を見ただけで自分が囮をしたことに気づいたのだ。




?「……それだけあれば十分に帰れるだろう……ほら迎えが来たぞ」



川内「え?」




振り向くと私が要請した増援部隊だった

きっとあの後無事に増援部隊と合流し生き残った艦娘から私がこっちに向かったことを聞いたのだろう




私は今一度男にお礼をしようとして振り向いたら―――





















―――もう男はいなかった

























――――――――――――


その後無事に増援部隊と接触―――帰還できた。仲間も無事だったらしく大破、中破はしたものの轟沈は無しだった




あの後提督にこの事を話して聞いたことがないか聞いてみたが






――――――――――――


【執務室】


提督「うーん……噂色々ではあるんだよね。深海棲艦の大軍に襲われていたら突然、謎の深海棲艦が助けてくれたって……でもその噂は全部、深海棲艦と言ってるんだ。川内が言ったその【謎の男】とは違うんじゃないかな?それにその謎の深海棲艦は……丁度川内と同じぐらいの背らしいよ」



どうやらその噂は違うものらしい、謎の深海棲艦も気になるがあの男は確実に私よりも背が大きかった。つまり確実にその噂は違うだろう。



川内「そう………あ、そういえばあの戦艦レ級なんだけど…」



提督「ん?…あぁフラグシップをやっていた?」



川内「うん、その戦艦レ級がフラグシップの影響か分からないけど、【目が青く光っていた】んだ、まるで空母ヲ級みたいに」



提督「………分かった、情報ありがとう、大本営にも伝えておくよ。」




提督はそういいもう解散でいいよ。と言われ執務室から出る。そしたら何人かの駆逐艦が執務室の前で泣きそうな顔をしながらオロオロしていた



駆逐艦達は私を見つけると泣きながら私に抱きつき『よかった』『足手まといになってごめんなさい…』と言われた。この駆逐艦達はあの時………大本営近海に来た深海棲艦を倒すために命じられた私の艦隊の駆逐艦だった



川内「大丈夫だよ。そっちこそ大丈夫?轟沈は無しって聞いてるけど何か後遺症になった娘はいなかった?」



吹雪「はい…私達は大丈夫です。…その、ごめんなさい、私達が足を引っ張ってしまって川内さんを危険な目に合わせてしまって…」



川内「いいよいいよ。私が勝手にやった事だし、皆が生還できるなら私なんて」



吹雪「だ、駄目です!」



川内「へ?」



吹雪「川内さんが轟沈してしまったら今の艦隊はどうするんですか?……それに司令官が言ってたじゃないですか『絶対にどんな戦況でも生きて帰ってこい、作戦に失敗しても帰ってこれば、また行けるから』」



川内「あ……」



確かによく提督が言っている言葉だった。

私が今回の出撃のさいにも言われた言葉だった



川内「……そう、そうだよね…ありがとう。提督の言葉を守らないところだったよ」



吹雪「い、いえ私は川内が無理しなければいいので」



川内「そうだね…約束するよ。無理しないって」



吹雪「はい!」




私は駆逐艦に手を振りながら自室に戻る。自室と言っても姉妹共有の部屋だから自室とは言わないか


私は自室に向かっている最中にもあの謎の男で頭がいっぱいだった



………今思うと本当にあの男は誰だったのだろう?

あれ程の腕の持ち主で噂にならないって……

増援部隊の娘達にも聞いてみたが見かけなかったようだ。

そうなると私の幻想? 助かりたいその一新で出たただの幻想なのか? いや、決して違う

男は確かに実在しているだって、あの男が渡したポーチがまだ私の元にあるのだから―――




それにあの男何処かで見た事がある

そんな気がした―――











――――――――――――


【川内型自室】



川内「う〜ん…」



神通「どうしましたか?」



川内「いやちょっと考え事をね」



神通「姉さんが考え事って珍しいですね」



川内「そうかな?」



神通「はい、姉さんはいつも夜戦夜戦と叫んでいるイメージしかないので…」



川内「ひどくない?」ガーン



那珂「確かに那珂ちゃんもそんなイメージだよ〜」



川内「えぇ…」



神通「それで、何を悩んでいたんですか?」



川内「え〜とね…」 




私が昨日起こったことをすべて話した神通と那珂は黙って聞いていた




神通「…見た事があると言われましても…」



那珂「ん〜那珂ちゃんのファンかな?」



川内「何故そうなる」



神通「でも姉さんの話聞くとその男の人強すぎないですか?」



川内「そうなんだよ最後の戦艦レ級のときだって……」



那珂「?…どうしたの?」



川内「そういえばあの男の人自分のことを【兵器】って言ってたよ」



神通「兵器?なら私達と同じ艦娘?」



那珂「でもでも、男の艦娘って聞いたことがないよ」



川内「だよね」



神通「そうですね」



那珂「結局は謎だからさ考えずに笑顔でいこ?」



川内「…そうだね」




だがその男がまたすぐに合うことになるのは誰も知らなかった………





















――――――――――――


【鎮守府:執務室】




提督「おはよー」



大淀「おはようございます」



提督「それじゃあ今日は演習メンバー集めてくれ…あっ川内は外してくれよ?」



大淀「分かりました」




大淀はそう言うと執務室にある

マイクを手にし綺麗な声で呼んだ




大淀『今から言う演習メンバーは至急執務室に来てくださいメンバーは旗艦:武蔵、金剛、翔鶴、瑞鶴、妙高、阿武隈です。繰り返します―――』




しばらくすると…




コンコン



提督「どうぞー」



武蔵「失礼する」



金剛「ヘイ!テイトクゥーHelloネ!」



翔鶴「失礼します」



瑞鶴「失礼しまーす」



妙高「失礼します」



阿武隈「失礼します。おはようございます提督」



提督「皆おはよう」



提督「それで今日は演習なんだが…相手は―――」






提督「以上だ、なにか質問は?」



艦娘s「「………」」



提督「何もないな?それじゃあ演習の一時間前になったら大本営の演習場に向かってくれ」



金剛「提督は来ないんですカ?」



提督「すまない、行きたいのは山々なんだが最近忙しくてさ、中々演習には直接行けないな」



妙高「確かに最近は忙しそうですね」



武蔵「近々大規模作戦があるからじゃないか?」



提督「近々…てもまだ結構離れてるけどな」



提督「そんな訳だ、すまないな金剛」



金剛「ムー仕方ないデース」



提督「それじゃあ演習が始まるまで体動かしておけ」



提督「それじゃあ解散」



艦娘s「「失礼しました」」



大淀「…あいからわず優しいんですね」



提督「そうか?」



大淀「提督は優しいですよ?」



提督「そうかな…」



大淀「皆さんにも親しまれてますし」



提督「その割には一部の艦娘にカッコカリ渡したときに何か浮かない顔してたな」



大淀「え?そうなんですか?」



提督「あぁ何か【胸がモヤモヤする】らしい」



大淀「ん〜?」



提督「まぁそんなことより仕事だ」



大淀「あっ提督今日のdailyですが…」



提督「発音すごいいいな」



大淀「一応大学とか出てますし…それよりdailyどうします?」



提督「んーと、今日もいつもどうりでいいよ」



大淀「分かりましたでは、行ってきます」



提督「行ってらっしゃい」



提督「えーと今日の書類は……」




ヤマモリー




提督「……頑張ろう」





















――――――――――――



提督「…」カリカリ



大淀「提督こちら提督の記入が必要な書類です」(戻ってきた



提督「分かったそっちに置いといてくれ後で確認するから」



大淀「分かりました」



提督「あっ大淀今週の遠征ノルマはどうだ?」



大淀「えっと……あっ昨日の時点でノルマ達成しています」ペラペラ



提督「それじゃあ遠征組に今日、明日の遠征無しでオフにしといてくれ」



大淀「分かりました」



大淀『遠征組は昨日の時点で今週の資源ノルマは達成したので今日、明日の遠征は無し、今日、明日はオフです。繰り返します―――』







    

――――――――――――



提督「…」カリカリ



大淀「…」カリカリ



提督「…」カリカリ



大淀「…提督」カリカリ



提督「なんだ?」カリカリ 



大淀「そろそろお昼にしませんか?」カリカリ




現在時効:13:00




提督「んー…大淀先に食べてていいよ」カリカリ



大淀「いえ私は秘書艦です、提督が食べないのであるなら私も…」



提督「いいからいいから食べてきなさい」カリカリ



大淀「……提督がやめるのであれば」



提督「えー」カリカリ



大淀「…少しくらい提督も休んでくださいよ」



提督「休んでるよ?毎日1時間寝てるから大丈夫だ」カリカリ



大淀「そんだけしか寝てないんですか!?」



提督「え?普通じゃね?」カリカリ



大淀「普通の人は毎日8時間は寝てますよ…」



提督「え?長くね?」



大淀「これが普通ですよ!」



提督「俺には無理だわ」



大淀「…それじゃあ寝る以外にも休んでくださいよ」



提督「分かったよ」



大淀「それじゃあ一緒にお昼ごはんを」キラキラ



提督「この書類終わったら食べるからさ、大淀は終わったんだろ?今の書類と大淀が終わった書類確認し終わったら俺も食べるよ」



提督「てなわけで大淀先に飯食べていいぞ」





















――――――――――――


【鎮守府:食堂】



大淀「はぁ…」



鳳翔「どうしたんですか?」



大淀「いえ、提督が働きすぎで…」



鳳翔「まぁいつもの事ですし」



大淀「鳳翔さんは心配にはならないんですか?」



鳳翔「私は提督がどんなに言っても聞かないのは知ってますし、気にしてたらきりがないですよ」アハハ



大淀「ですが、提督とはカッコカリしてますよね?」



鳳翔「してますけど別に大好き!って感じではないんですよね。カッコカリもまあ練度上限開放よ為の儀式と思ってますし、それにその………何か胸の辺りがモヤモヤするんですよ提督を見ていると」



大淀「結構冷めてますね。というかモヤモヤする?」



鳳翔「なんか大事な事を忘れているような気がするんです。……いや、大事な人…?…でもこれがさっぱり思い出せないんですよ」



大淀「大事な人?鳳翔さんそんな相手が…」



鳳翔「あ、いませんよ?そんな人。何というか忘れちゃいけない事がある気がするんです。けど…全く思い出せなくてですね。」



大淀「鳳翔さんもですか…」



鳳翔「え?大淀さんもなるんですか?」



大淀「いえ、私ではなくて一部の艦娘がこう、胸がモヤモヤするみたいで……」



鳳翔「うーん…分かりませんね」



大淀「ええ」



鳳翔「まぁそんなことよりご飯できましたよ、冷めちゃう前に食べてください」



大淀「あ、ありがとうございます」





















――――――――――――


【執務室】




大淀「失礼します」



提督「おうおかえり」



大淀「結局終わってないじゃないですか…」



提督「そうだな」



大淀「この書類は私がやっておきますので」



提督「そうか?それじゃあ俺はこの書類を…」



大淀「提督ご飯食べてください」



提督「いやでもまだ」



大淀「ご飯食べてください」



提督「だがな」



大淀「食べてください」



提督「いやいいk」



大淀「食 べ て く だ さ い 」



提督「あ、はい」





















――――――――――――


【鎮守府:食堂】




鳳翔「あ、提督すみません、ご飯温めておきましたので食べてください」



提督「ありがとうございます」



鳳翔「いえいえ仕事ですから」



提督「でも、昼頃は間宮さんもいないでしょ?」



鳳翔「えぇ、間宮さんはお店がありますしね…」



提督「一人で大変じゃないですか?」



鳳翔「いえいえ、大丈夫ですよ。それより食べちゃってください」



提督「分かりました」



………



提督「ん?なんだ居たのか赤城」



赤城「あっ提督、いらしだんですね」モグモグ



提督「口の中にあるもの全部食べろ」



赤城「ふぁい」モグモグ



提督「で、珍しいなこんなに遅いなんて」



赤城「今日は出撃で少し遅くなったんですよ。そして出撃でお腹が減って……」



提督「だけども山盛りの昼からカレーなんてヘビーじゃないか?」



赤城「え?普通じゃないですか?」



提督「普通じゃない、普通の人はこれの半分以下だぞ」



赤城「え!?こんな少なくて生きていけるんですか!?」



提督「十分に生きてけるわ!」





















―――――――――――――


【執務室】



提督「…」カリカリ



大淀「…」カリカリ



ジリリリリ!



執務室固定電話が鳴る



大淀「もしもし、横須賀鎮守府の秘書艦大淀です」



大淀「…はい……今すぐ提督に変わります…はい」



提督「誰からだ?」



大淀「上官です」



提督「わかったありがとう」スッ



大淀から電話を受け取る



提督「お電話変わりました提督です」



上官『おう、それでいきなりで悪いんだが…』



提督「はい、なんでしょうか?」



上官『今日の夕方大本営に来てくれないか?』



提督「夕立ですか?大丈夫です」



上官『すまないな時間指定させてしまって』



提督「いえ構いませんが何故?」



上官『ちょっとした世間話だよそれと』



提督「はい」



上官『【川内を連れてきてくれないか?】』



提督「え?川内をですか?」



上官『そうだが…できるか?』



提督「はい、大丈夫ですが何故?」



上官『んー…まだ【話せない】な』



提督「え?」



上官『まぁ…いつかは話すが【まだその時じゃない】』



提督「はあ?」



上官『すまないな』



提督「いえ、構いません」



上官『そうか?それじゃあな』



提督「はい、それではまた」



ツーツーツー



電話を切る




提督「…」



大淀「どうでしたか?」



提督「上官から今日の夕方大本営に川内を連れて来てくれとの内容だ」



大淀「川内さんを?」



提督「あぁ、理由を聞いてもまだ話すときじゃないと言われた」



大淀「どうゆうことでしょうね?」



提督「さあ?あの上官の考えはわからんな」



大淀「…取りあえず川内さんを呼びますね」



提督「あぁ、囮になってしまって早々悪いが上官からだしな」



大淀「では、」



大淀『川内型軽巡洋艦一番艦川内さん至急執務室に来てください繰り返します―――』





















――――――――――――


【川内型:自室】




スペーカー『川内型軽巡洋艦一番艦川内さん至急執務室に来てください繰り返します―――』



神通「姉さん呼ばれましたよ…って」



那珂「寝てるね」



川内「夜戦たーのしー」Zzzz



神通「夢の中でも夜戦ですか…」



那珂「ほんとに好きだね」



神通「どうしましょう」オロオロ



那珂「んー那珂ちゃんの歌で起こしてあげるよ」



神通「…私が起こします」



那珂「えーどうして?」



神通「………周りの方に迷惑なので」



那珂「ムー」



神通「(本当は歌がジ○イ○ン以上に下手なんて言えない…)」



神通「ほら、姉さん起きてください」ユサユサ



川内「夜戦…えへへへ」Zzz



那珂「…起きないね」



神通「じゃあ…」



神通「姉さん提督から夜戦出撃の命令が来ましたよ」



那珂「そんなんでおk」



川内「え?夜戦!?」ガバ



那珂「起きちゃうんだ」



川内「ねえ、神通、夜戦出撃の命令されたんだよね!?」



神通「いえ、夜戦出撃かどうかは分かりませんが提督に呼ばれてましたよ」



川内「ほんと?それじゃあ行ってくる!」ダッタタ



神通「速い…」



那珂「島風並だね」



神通「それ以上じゃ…」



那珂「流石にそれは…あるね」



神通「はい」





















――――――――――――


【執務室前廊下】




執務室の前まで来たはいいものの相変わらず開けづらい扉だなぁ。

提督自身は結構軽いから、入ってしまえば楽なんだけども、執務室の扉がでかく思い感じの扉な為なんとも開けづらい雰囲気になっている。

しかも執務室周りは客間ぐらいしか無く、基本用事がある以外の艦娘は通らない為より一層この重々しい扉の威圧感が半端ない。

私は息を吸いその存在感がある扉にノックした




コンコン



提督「どうぞー」



川内「失礼します!」




扉を開けると正面の机を挟んだ向かい側の椅子に腰掛けている提督

ふと机を見てみると大量の書類の山がある。正直手伝いたくないレベルにはある。

大淀さんが着任する前までは各艦娘が一日起きに交代での秘書艦をやっていたが、大本営から大淀さんが来てからは大淀さんが秘書艦固定になっている。



そしてその隣に秘書艦の大淀さんが立っている

執務室内はシンプルな構造で、左手には接客用のソファーが2つのその真ん中に机があり常にお茶と間宮さん特性のお茶菓子がある。

お茶菓子の賞味期限が切れそうになったら毎回赤城さんに渡しているそうだ。



そして右棚に置いてあるレコーダーから提督の趣味の音楽がなりより一層場を和ませてくれる

提督いわく『駆逐艦の娘達が入りづらいからせめて音楽流してるんだよ。』と言っていたが実際効果があるのかどうか………。




提督「いきなり呼び出して悪いg」



川内「提督、夜戦出撃の命令?」



提督「いや、違うよ」



川内「えーじゃあ帰っていい?」



提督「いや困るんだけど」



川内「冗談冗談、それで?」



提督「上官からの命令で川内を連れて大本営に来てくれだとよ」



川内「え?私を?」



提督「あぁ」



川内「なんで?」



提督「分からん」



川内「…えぇ」



提督「来てくれるか?」



川内「うん!行くよ!」



提督「ありがとう、今日の夕方なんだが大丈夫か?」



川内「全然大丈夫だよ!」



提督「わかった、それじゃあ…16:00に正面玄関集合でいいか?」



川内「わかった!」



提督「よし、それじゃあ解散」



川内「それじゃあね〜提督バイバイ〜」ドアバタン



提督「さて、夕方までに書類終らせるか」



大淀「まだ大量にあるんですが…」



提督「何言ってんのこんなん少ないほうだよ」



大淀「え?」



提督「俺が上官に『仕事ください』って言ったらいっぱい貰えた」



大淀「えぇ」



提督「そもそも大淀がここに大本営から派遣されたのは、上官からの命令で俺の書類が多いらしいから手伝ってやれとの命令と俺は聞いてるぞ?」



大淀「いやまあ、確かにそうですけど…」



提督「さぁやろうやろう」



大淀「…はい」





















――――――――――――


【川内型:自室】


 


川内「ただいまー」ドアバーン



神通「…姉さん静かに開けてください」



川内「ごめんごめん」



川内「あれ?那珂は?」



神通「外でアイドル活動してますよ」



川内「ふーん」



神通「それで?呼び出しの内容は何だったんですか?」



川内「そうそう、何か上官から私を連れて夕方に大本営に来てだってさ」



神通「向こうからの指定?」  



川内「そうみたい」



神通「なんでですか?」



川内「さあ?提督に聞いてもわからないって」



神通「たまに上官の言うことはわかりませんしね」



川内「ほんとほんと前の大規模作戦の作戦だってさ、作戦おかしかったよね」



大本営所属の最高責任者上官は実際の功績は恐ろしいほど凄く、勲章や授賞などは歴代最高レベルの数を貰っている。だが実際の作戦内容が普通の人から見たら絶対に失敗しそうに見える作戦で、この作戦を分からない人が大本営や鎮守府では多いらしい。


提督はこの作戦が分かるらしいけどよく、補給地点を敵本陣のすぐ近くに置くのを賛成するしたよね


敵本陣の近くだから道中の敵も強いのが多いし、燃料や弾薬がなくなるのも分かるけどさぁもう少し離れても良かったと思う。でも実際に一度も深海棲艦に襲撃されないってのがなぁ



神通「結局は勝てたじゃないですか」



川内「でも私達の鎮守府には被害出なかったよね」



神通「それは他の鎮守府が上官の作戦に聞かなかったからじゃないですか?」



川内「そうだけどさ良く提督もあの作戦に賛成したよね、私なら絶対に賛成しないわ」



神通「私もです」



川内「んー今日は夕方まで暇だしどうしよう」



神通「私達で演習でもします?」



川内「そうしようかな那珂も呼ぶ?」



神通「いや、あの歌の前には…」



川内「わかる」



神通「なら私達でやりましょう」



川内「オッケー」





















――――――――――――


【執務室】



提督「…」カリカリ



大淀「…」カリカリ



大淀「…提督」カリカリ



提督「ん?」カリカリ



大淀「そろそろ時間ですよ」カリカリ



提督「お、ちょうど終わった」



大淀「私は後少しですね」カリカリ



提督「手伝うよ」



大淀「いいですから提督は正面玄関に行ってください」



提督「えー」



大淀「行 っ て く だ い」



提督「…わかった」





















――――――――――――


【鎮守府:正面玄関】




鎮守府の正面玄関は殺風景で艦娘の姿すら全く見かけない、見かけるとしたら朝のランニングをやっている艦娘ぐらいで後は常時警備の憲兵さんぐらいの物だ




川内「あ、提督遅いー」



提督「すまん島風みたいなこと言うな」



川内「ムー」



提督「ほ、ほら車出すから行こうか」



川内「うん」





















――――――――――――


【提督車内】




川内「提督ー」



提督「なんだ?」



川内「もしかしてさ、上官の呼び出しってこの前の大本営近海まで深海棲艦が来たのに関してかな?」



提督「あー……可能性はあるな、その時の旗艦の川内を連れてくる理由にも十分になる。」



川内「もしかして…何か罰せられるかな?私は囮として逃げちゃったし、結局はあの謎の男の人が深海棲艦倒しちゃったし」



提督「いや、上官に関しては無いと思うよ。俺にあるのならまだ納得できるけど、あの人は今の海軍を作り上げた人だからね。艦娘には甘々だよ」



川内「嫌でもそれは提督が罰せられちゃうじゃん…」



提督「大丈夫だろ………多分」



川内「多分じゃ良くないの!」



提督「うお!分かったから車内で暴れるな!」



















――――――――――――


【大本営】




提督「ほらついたぞ」



川内「あいからわずでかいね」




大本営―――海軍の鎮守府などの総本部であり海軍の幹部などが所属している場所だ

大本営はまあとても広くて私達の鎮守府の横須賀鎮守府すら比べ物にならないほどだ

一応私達の鎮守府は最前線の為設備や艦娘僚は全鎮守府の中でも一番多いはずなんだけど…




提督「ほんとこの資金をもっと鎮守府に分けてくれよ」



川内「まあ、日本の海軍総本部だしさ…」



川内「愚痴行ってないでいこー」



提督「あ、あぁ」





















――――――――――――


【大本営:上官室】



コンコン



上官「どうぞ」



提督「失礼します」



上官「よう、久しぶりかな?」



提督「前の大規模作戦以来ですね、直接合うのは」



上官「おーそんなにあってなかったか」



提督「そうですね」



上官「それで川内は連れてきたか?」



提督「はい連れてきました」



上官「よしよし、では川内の用事の前に提督の用事を話そう」














上官「―――とゆう訳でアイツをお前さんの鎮守府に着任させたいんだが…どうだ?」



提督「いえ構いませんが…大丈夫なんですか?」



上官「ん?」



提督「いえ、実際に強いのかどうか…【兵器とはいえ元は人間】ですよ?深海棲艦に攻撃できるかどうか…」



上官「実際には皆から兵器と言われているだけであって兵器ではないんだが……それに深海棲艦にはちゃんと攻撃は通るぞ」



提督「え?そうなんですか?」



上官「いやまぁ…確かに【対象者を一人残らず殺してる】から、兵器と言うのはあながちあってはいるが…」



提督「ですが…自慢じゃないですが自分の艦娘は全鎮守府中でもエリートを集めた最前線ですよ?」



上官「んなこた知っとるわ」



上官「この移動は【俺のお願い】でもあるんだ」



提督「え?」



上官「それはな―――」














上官「てことだ」



提督「…分かりました」



上官「おお!ありがとう」



上官「それで?」



提督「え?」



上官「いつ着任させるんだ?」



提督「え?上官が決めていいですよ?」



上官「そうか?なら…明日なら俺も空いてるから明日はどうだ?」



提督「大丈夫です」



上官「それじゃあ明日の…朝でいいか?」



提督「大丈夫です。できれば朝の…9時頃がいいですね」



上官「分かったよ、明日の朝9時にそっちの鎮守府に付くように手配しとくよ」



提督「ありがとうございます」



上官「それじゃあ川内を連れてきてくれないか?」



提督「では、一旦失礼します」



上官「…」



上官「…これで」



上官「良かったよな?」



















――――――――――――


【大本営:廊下】



川内「あ、提督終わったー?」



提督「川内、上官から呼び出しだぞ」



川内「え?私?」



提督「あぁ」



川内「何の用だろう?」



提督「分からん…というか用が無ければ大本営に呼ばないだろ…」



提督「ほら行くぞ」 



川内「オッケー」





















――――――――――――


【上官室】



コンコン



上官「どうぞ」



提督「失礼します」



川内「失礼します」



上官「すまんな川内、呼び出してしまって」



川内「いえ大丈夫です」



上官「それで本題なんだが…」



上官「提督出ていってくれないか?」



提督「え?は、はい分かりました」



提督「では、失礼します」ドアバタン



上官「さて、川内話しなんだが」



川内「は、はい」



上官「そんなに固くならなくていいよ」



川内「はあ」



上官「それでな内容は―――」
















上官「なんだが…大丈夫か?」



川内「…はあ」



上官「まあ、突然で分からないと思うが仲良くしてやってくれ」



上官「何かあったらどうにかしてくれアイツは必ず川内のことを聞くからな」



川内「…分かりました」



上官「それじゃあ出ていっていいぞ」



川内「失礼しました」





















――――――――――――


【大本営:廊下】



提督「川内、話しの内容はなんだった?」



川内「ごめんはなせない」



提督「えー?」



川内「提督こそなんの呼び出しだったの?」



提督「んー…」



川内「えー何勿体ぶってんの話してよ」



提督「んー…明日分かるよ」



川内「へ?明日?」



提督「そうだ」



川内「どうゆうこと?」



提督「さあ?」



川内「もしかして…」



川内「新しい夜戦任務?」キラキラ



提督「ちゃうわ」



川内「えーじゃあ…新しい夜戦装備?」



提督「一旦夜戦から離れよう」



川内「ん〜分かんないや提督教えてよ」



提督「明日な」



川内「え〜」



提督「少しくらい我慢しろ」



川内「それは無理」



提督「知ってた」



川内「我慢するなら毎晩夜戦夜戦言わないよ」



提督「…あれワザと言ってたのか?」



川内「まさか、私は正真正銘の夜戦バカですよ」



提督「ついに言い切りやがった」



川内「でもまぁどっちもどっちだね」



提督「そうだな」



川内「提督帰ろう?」



提督「あぁ」
















――――――――――――


【大本営:廊下】



職員A「そんでさー」



職員B「へぇ…」



?「………」タッタッタ



職員A「………なぁ今のって…」



職員B「あぁ…あれだろ…」



職員A「始めてみた……」



職員B「言っとくが、他言無用だぞ?」



職員A「え?なんで?」



職員B「上官自身がそう言っている」



職員A「上官が?」



職員B「あぁ…噂では上官とあの"男"と繋がりがあるとか何とか…」



職員A「へぇ…」























――――――――――――


【大本営:?自室】




?「はぁ…」




男は疲れていた、彼は艦娘…人間にすら関わらないのにこの前あの戦いを艦娘の前で見せてしまったのだ、こうなれば噂はすぐに広がってしまう




それに何故あの艦娘に高速修理材なんか渡したのだろう…?

俺は深海棲艦を殺す。

普通、艦娘が囮として逃げている時に深海棲艦を殺したとしても艦娘なんか助けようとしない………【アイツら以外は】




俺は深海棲艦をただただ殺す、対象者を全員殺すそれが男の命令……………ではない使命だ




【昔起こした罪を償う為に、そして昔の約束を果たすために…】




コンコン




?「……誰だ?」




男の部屋に来る物好きは早々いない、ただ一人を除いて




ガチャ




上官「よう!」




入ってきたのは上官だった




?「……何のようだ?」



俺は入った来た上官を睨みながら話しかける



上官「えっとな…」



?「なんだ?さっさと言え」



上官「アナト…横須賀鎮守府に着任してくれ」



名前変更:?→アナト(今後はこの名前です)



アナト「………は?」



上官「だから鎮守府に着任してくれ」



アナト「お前…俺が昔何やったのか忘れたのか…!」



上官「まさか!」



アナト「…なら何故俺を鎮守府に着任させるんだ」



上官「………最近戦況が良くないからな、アナトは最前線の奥の奥にいる深海棲艦を主に殺してるからな、ハッキリ言って勿体ないんだよ」



アナト「……それは本心か?」



上官「さあな」



アナト「…」



上官「アナトの過去は知っている【艦娘にも人間にも関わりたくない】のは分かる」



アナト「…なら何故」



上官「さっき言っただろ?」



アナト「…」



上官「無理か?」



アナト「はぁ…分かったよ」



上官「おお!ありがとうそれで着任する時効と鎮守府の名前なんだが…」



上官「着任する鎮守府の名前は…さっき言ったが【横須賀鎮守府】現在の最前線だ」



アナト「……何故そこに?」



上官「今回のアナトの出撃は大本営近辺だった、今まではここまで深海棲艦が来ることなどなかったのにだ」



上官「深海棲艦が防衛から一変して攻撃してきとるんだ、現在の最前線横須賀鎮守府を通ってきてな」




大本営の近辺は海では横須賀鎮守府を通過しないと行けない仕組みになっている。


しかも、巨大な深海棲艦用の電探があるにも掛からわず見つかる事もなく、大本営に接近を許してしまった


大本営の夜勤遠征組が気付かなければ最悪な事態に陥っていたのかもしれない




上官「さらにアナトのゆう事だと増援部隊も来たんだろ?」



アナト「あぁと言っても鬼級、姫級は居なかったぞ?」



上官「だが横須賀鎮守府の艦娘が対応していた深海棲艦には戦艦レ級はいたんだろ?」



アナト「…まあ」



上官「なら敵は横須賀鎮守府を、しかもあの電探をも簡単に抜けれる状態にまでなってるんだよ」



アナト「……」



上官「分かったか?今の戦況を」



アナト「あぁ」



上官「話しは戻るが…えっとどこまで話たっけ?」



アナト「もう老害が出てんのか」



上官「出てないわ!」



アナト「…横須賀鎮守府に着任してくれとしか聞いてないぞ」



上官「おおそうだったか」



上官「えー時効だが…明日の朝9:00に横須賀鎮守府に行くよう手配しといた」



アナト「明日?早すぎないか?」



上官「俺が決めたんだ」



アナト「…はぁ」



上官「すまんな」



アナト「もういいよ」



上官「そうかそれじゃあ俺は用がすんだから出るわ」



アナト「あぁ」



上官「それじゃあなー」




バタン




アナト「艦娘……か…」



アナト「あいつは……いや」



アナト「【アイツら】…………いるのか…な…?」































――――――――――――


【次の日横須賀鎮守府:執務室】







今日、あの男が横須賀鎮守府に着任する。





上官から今までの功績、勲章の数々を説明されたがどう考えてもあの上官よりも凄い戦績を上げている。


上官が現状、最高指導者というのはこれで、俺の中では無くなったが、上官からはこの事を横須賀鎮守府に関係無い奴には喋るなと言われた。


最初は自分の名誉のためか? と思ったが基本、その男に関しては他言無用らしい


人間にも関わらず、艦娘専用と言われていた艤装を完璧に使いこなし、一人で現在、深海棲艦の本拠地である可能性が高い場所へ言って無傷で帰ってくる強さ。



提督を務めている身としては興奮するのも頷けない



嘗て、大和型である武蔵が着任した時でもここまでの興奮はしなかった



………いや、あの時は大本営から大和をくださると思ったたが、大和は既に別の鎮守府に着任していると聞いて少ししょんぼりしていたのかもしれない―――




コンコン




提督「…どうぞ」



「…失礼する」




見るのは初めてだ



上官からは写真すら見せてくれなかったからどんな男かと思えば………




まず、特徴的なのがその短い髪の毛だ男は髪の毛が青白い。青よりもどちらかと言えば白の方が多く、薄っすら薄い青い色が混ざっている、不思議な色だった。

そして目も青い、まるで艦娘見たいなその見た目は初めて会ったからのもあるだろうがインパクトが凄い。そして何処かしらその目が死んでいた………




そして男の左腰にある青い鞘に包まれた日本刀……いや軍刀か?これが彼の主力武器とは上官から聞いている。






提督「自分がここの横須賀鎮守府の艦娘の指揮をしている提督だ、私は貴艦を歓迎する」



アナト「…今日横須賀鎮守府に着任することになった兵器アナトだ…よろしく」




これは驚いた、彼自身兵器と言われているのは知っているが、まさか彼自身自分の事を兵器と名乗るとは………




提督「よろしくアナト…でいいかな?」



アナト「…構わない」



提督「ありがとう…自分の事は気軽に提督と呼んでくれ」



アナト「…分かった」



提督「まずは…こんな朝早くに着任させてすまない」



アナト「…何、構わない」



提督「…まあ、立ち話もあれだ、是非座ってくれ」



アナト「…あぁ」



提督「お茶しかないけどな」




提督はそう言うとお茶と茶菓子をもってアナトの向かい側に座りお茶をすすった




いい匂いが部屋中に広がった




茶菓子は小さな饅頭があり包袋には小さく間宮と書いてあった




アナト「…この茶菓子は間宮のか?」



提督「ん?そうだけど…嫌だったか?」



アナト「…いや、気になっただけだ気にしないでくれ」



提督「…?そうか」



さて、何を話そうか…実は気になっている事があるのだが聞きづらい




彼の目が死んでいるので話しずらいのだ




アナト「……俺の過去についてか?」




自分が考えていた事をすぐに言われた




そう、普通艦娘が着任するとき書類を渡されるのだ




過去に戦績、今までの功績などなど




だが上官から書類を貰ったときアナトの過去については何も書いてなかった




上官に聞いたものの『俺から話すことじゃないし、アナト本人に聞いてくれ』と言われた




提督「あ、あぁそうだアナトの過去に就いての書類がなくてな」



アナト「…悪いが話せない、俺自身まだ提督の事を信頼してない、正直過去の話しは俺自身したくないからな…話すことは多分ないだろう」



提督「そ、そうか…」



アナト「すまないな」



提督「いや構わんよ」



提督「それで今日の10:00に艦娘皆を集めてアナトの紹介をするんだが…構わないか?」



アナト「……あぁ」




アナト「…それでこの鎮守府にはどれくらい艦娘が居るんだ?」



提督「え?上官から聞いてなかったの?」



アナト「…あいにく聞いてないな」



提督「そうか…えっと…艦娘は大体…100人くらいかな?」



アナト「…………そうか…」



100人……………































もしかしたら………いるかもしれない




























――――――――――――


川内型:自室:朝7:00




神通「んっ……」ゴソゴソ



神通「…起きなきゃ」



神通「姉さん起k」



川内「あ、神通遅い!」



神通「…あれ?」



川内「どうしたの?」



神通「姉さんが起きている?…夢か」



川内「夢じゃないよ!」



神通「いや、夢ですね」



川内「夢じゃないからまた寝ようとしないで!起きてー!」ホッペツネル



神通「痛い」



川内「あ、ごめん」



神通「…どうしたんですか?」



川内「え?」



神通「だって姉さんって私が起こさなかったらいつも10:00頃まで寝てるじゃないですか」



神通「なのに何故今日は早起きなのかと…」



川内「あー…」




話せないな上官から今日着任する新しい艦が来ることを知って寝れなかったことなんて…




川内「んーと…今日は10:00から集まりがあるからさ!」



神通「そうですか」



那珂「那珂ちゃんおっはよー」



川内「あ、おはよう」



神通「おはようございます」



那珂「あれ?那珂ちゃんが最後かな?」



川内「そうだよ」



那珂「あれ?川内珍しく早起きだね」



川内「私のイメージは夜戦と寝坊なの?」



神通/那珂「「そう(だね)(ですね)」」



川内「ひどい!」



神通「まぁ事実ですし…」



那珂「起きれないなら那珂ちゃんが歌を歌おっか?」



川内「やめて」



那珂「えー?なんで?」



川内「いや、ほら…」 



神通「朝から歌うと他の艦娘に迷惑ですよ」



那珂「ぶー」



川内「(神通ナイス)」



神通「さ、朝ご飯食べに行きましょう」



川内/那珂「「分かった」」



  


  

 














――――――――――――


【朝食スキップ:現在時刻大広場10:00】




「一体何の集まりっぽい?」



「さあ?僕はわからないな」



「私お腹が空いてしまって…食堂に行くのは」



「だめです」



「まったくあのクソ提督なんで…」



「まぁまぁ」



「なんの集まりなのね?」



「さあ?…まさか等々潜水艦にオリュクルがくるかもでち!」



「それは…ありえるのね」



「いやー!オリュクルは嫌でち!」



「我々潜水艦に慈悲を!」



「(もう、オリュクルは資源尽きてできないんだよね…)」



「これは…スクープの匂いがします!」



「提督なんで…今日は休みにしたんですか」ブツブツ



「全く、あの提督は私と北上さんの時間の邪魔をして…」



「まーまー大井っち」



「何なのかな?競争かな?」



「ほんとに何の集まりなんだ…まさか…大規模作戦の作戦説明か?」



「でも大規模作戦は当分先って言ってたわよ?」



「なんでしょうかネ?」



「さぁ?わからないです」



「榛名は…眠い…です」



「眠いのならこの飲み物が…」




それぞれの艦娘が仲のいい艦娘や姉妹艦と思い思いに喋っている。この雰囲気からしてかなり艦娘からは信用されているとひと目でわかる。




その中提督は大広場の台の上でマイクを手にした




提督「今日は集まってくれてありがとう」



提督「いきなりだが今日呼び出したのは」



提督「新しい仲間がくるからだ」




ザワザワ



提督がそう言うと艦娘達は驚いていた

当たり前だろうここの鎮守府は最前線

ほとんど艦娘がいる中で新しい艦娘が来るのは前代未聞だからだ。




提督「それじゃあ上がってきてくれ」




神通「誰なんでしょうね?」



那珂「んーわかんないね」



川内「夜戦好きかな?」




提督が言う新しい仲間は台を上がっていくうちに姿が現れてきた…そして台に上がり提督の横に付き…




川内「…ん?」



神通「…?」




あの人…どこかで…




アナト「…元大本営で着任していて、今日この横須賀鎮守府に着任した【兵器アナト】だ」



川内「…え?」




青白い髪の毛青い目腰には青い鞘に包まれた刀

間違いなくあの時【川内が囮をした時に助けてくれた男だった】でも…目があの時の氷のような冷たい瞳ではなく目が何処か…死んでいた




神通「髪が…青白い?」



那珂「目も…青くて…目が…死んでいる?」




ザワザワ ザワザワ




皆も驚いている当たり前だろうが艦娘は皆女性だ、男口調の艦娘もいるが男性は提督と憲兵を除くとこの鎮守府には誰もいない




しかもあんな髪の毛に目だ注目は最高点だろう




川内「…あは」



神通「…?姉さんどうしましたか?」



川内「ううん、何にも」



神通「…?そうですか」



大淀「提督この人…人間じゃないですか!」



青葉「これは…一体…」



提督「まぁまぁその辺は今から説明するから」



アナト「…それは俺からでいいか?」



提督「…え?」



アナト「…俺の方が詳しいだろ?」



提督「…そうか…それじゃあ頼むよ」



アナト「それじゃあまず…」



アナト「…俺は艦娘の艤装を元に改造された言わば【改造人間】だ」



艦娘「「!!!??」」



川内「…え」




確かにあの男の強さは本物だだが改造人間とは思いもしなかった…




皆が驚いているのにも関わらずアナトは喋る




アナト「…俺は改造人間だが能力が【全ての艦娘の艤装を操る事ができる】」



加賀「…本当なんですか?」



提督「あぁ…そうだよ」



天龍「改造人間って…海軍はそこまで落ちこぼれたのかよ…」



アナト「……確かに向こうからいってきたが、俺も了承している。互いの合意の上での改造だ」



天龍「だとしてもよ…」



アナト「…だとしても…なんだ?」



天龍「お前は…それで良かったのかよ!」



アナト「………」



龍田「天龍ちゃん…」



アナト「………良かったな」



天龍「…え?」




天龍は予想してなかったのかアナトの答えに驚いている




アナト「それで良かった……それだけだ」



天龍「なんで…」



アナト「これ以上追求するな」ギロ



天龍「っ!」



川内「あっ」



神通「…?」




今のアナトの瞳はあの時みたいな氷のようだっ





アナト「………すまない」ボソッ



天龍「……え?」



アナト「ちなみに俺の艦種は…【異人兵】だ」



時雨「異人兵…?」



アナト「…」チラ



提督「…! えーとそれは俺から説明させてくれ」



提督「アナトが言った異人兵は最初にアナトが戦闘した時に付けられた艦種だ」



提督「理由は……その、あまりに人類から掛け離れている力を持つ兵器……だそうだ」



時雨「…え?じゃあ最初に言った兵器ってのは…」



提督「あれはアナトが皆から兵器と言われているからだ」



時雨「なんで兵器…?」



提督「え? あー…アナト何でだ?」



アナト「……それに関しては話せない」



川内「あっ」




今の目…今までで見せてきた氷のような目でもなく、死んだ目でもない…何処か悲しい目をしていた




アナト「……話しは以上だ…」



天龍「え、ちょっ」



提督「……あー…何か話したい奴はこの場にいるか?」



長門「はい」



提督「長門なんだ?」



長門「アナトは改造人間といったが所詮人間だろ? そんな奴が深海棲艦と戦えるかどうかテストしたい」



提督「…出撃させろと?」



長門「いや、演習だ」



よかった、いくらアナトが強者と聞いててもいきなり海域に出撃させるのは躊躇った



提督「…アナトいいか?」



アナト「構わない」



提督「それじゃあ明日でも…」



アナト「…今日にしてくれ」



提督「…え?」



アナト「だめか?」



提督「い、いや大丈夫だがアナトはいいのか?」



アナト「問題ない」



提督「そうか…それじゃあ今日の…13:00でいいか?」



アナト「構わん後2つだけ条件がある」



提督「なんだ?」



アナト「…まず、相手は実弾にしてくれそして俺は一人で相手は何人でも構わない」



「は?」




それは誰が発した言葉なのだろうか?

大広場にはその声だけが広がった




提督「…いいのか?」



アナト「それでなければ俺は演習は受けない」



長門「…なめてるのか?」



アナト「さあ?どうだろうな」



長門「…知らんぞ」




















――――――――――――


【演習場:13:00】




ガヤガヤ



ザワザワ



ギャーギャー




長門「相手一人とは…なめられたもんだ」



陸奥「まぁまぁ」



翔鶴「でもいいんでしょうかね?」



瑞鶴「いいよいいよ、相手がそういったんだし」



北上「んーなんだろうね」



大井「頑張りましょう!北上さん!」