2019-06-18 20:40:09 更新

概要

この作品は提督がチートです。それでも良い方は見ていただけると幸いです。


前書き

この作品は戦う提督と艦娘のお話をまとめたものです。大幅に修正、話の追加がされています。
今まで見ていた人も初めて見る人も最初から読めるようになってますので、よろしくお願いします。


戦う提督と艦娘

この作品は提督がチートです←ここ重要

キャラ崩壊

誤字脱字等があるかもしれません。

それでも良い方はどうぞご覧ください!

















「バキッ!ドゴッ!おら!どうしたそんなものか?」



「ゴホッ…くっ‥まだまだ!」ダッ


「あまい!ジャキン!シュ!」


ザクッ「ガァァァァァ!?」


「おい!立て!バシッ、ベシッ!」












________________________________________

提督「今日からここに着任か‥‥」





???「あ!貴方が今日から着任する司令官ですか?」



提督「ん?そうだが君は?」



吹雪「失礼しました。私は特型駆逐艦の吹雪です。よろしくお願いしますね!司令官!」



提督「ああ、よろしく頼むよ吹雪。」ニコッ



吹雪「はい!では中へどうぞ。みなさん待っていますよ。」



提督「わかった。それでは行くか…」








ガヤガヤ

提督(結構いるな……)



???「全艦敬礼!」


「「「ビシッ!!」」」




提督「全員直っていいぞ。今日からここに着任する提督だ。みんなで協力して頑張ろう。よろしく頼む!」





吹雪「はい!それではみなさんを紹介しますね。まず、左から暁、響、雷、電ちゃんです。」



暁「よろしくね!しっかりれでぃとして、扱ってよね!」


響「ハラショー、よろしくね司令官」


雷「司令官!雷を頼ってくれていいのよ!」


電「よろしくお願いします。司令官」ペコッ


提督「ああ、みんなよろしくな」ニコッ



吹雪「続いて金剛さん、比叡さん、榛名さん、霧島さんです。」


金剛「提督よろしくネー、あとでティータイムするデース!」


比叡「よろしくお願いします。司令!」


榛名「よろしくお願いしますね。提督」


霧島「司令!霧島はいつでも出撃できます!」


提督「はは、みんな元気が良くていいな。よろくし頼むよ」ニコッ


吹雪「そして、鳳翔さん、加賀さん、赤城さんです。」


鳳翔「ふふ、提督よろしくお願いしますね。」


加賀「よろしくお願いします……」


赤城「よろしくお願いします。提督」


提督「ああ、よろしく頼むよ」ニコッ


吹雪「これで今いる人で、紹介は終わりですね。まだ遠征に行かれている人もいると思うので、また後日にお願いします!」



提督「ああ、わかった、それでは解散!」




提督「さて、それじゃあ執務室にでも…そういや場所がわからんな……」


吹雪「司令官!案内しますよ!」


提督「おお、すまんな吹雪」


吹雪「いえいえこのくらい大丈夫ですよ。」


















雷「ねえ!司令官ってかっこいい人だったよね!」


電「確かに、そうなのです!」ナノデス


暁「紳士そうな人だものね。」




加賀「…………………」


赤城「あら、加賀さんどうしたの?もしかして‥提督に一目惚れ?」フフフ


加賀「!?そんなわけが‥‥///」カァ


赤城「本当に?顔が真っ赤よ」フフ


鳳翔「何はともあれ、優しそうな人ですね」



金剛「早く提督とティータイムしたいネ!」


榛名「ダメですよお姉様!提督は忙しいんですから」


金剛「え〜比叡と霧島はどうなのネ?」


比叡「ヒェ〜」


霧島「なかなか、かっこいい人でしたね……」ブツブツ



金剛「ホワイ?比叡と霧島どうしたのデス?」




シツムシツ

提督「ここが執務室か、結構広いな…」


吹雪「では、私はこれで!」


提督「ん…ああ、ありがとな吹雪」ナデナデ


吹雪「司令官!?これは…///」


提督「あ、すまん」サッ


吹雪「あっ‥」シュン


吹雪「それでは、私はこれで‥///」ピュ-


提督「……行ってしまった。」




吹雪「あ〜!やばいよやばいよぉ〜司令官に撫でてもらっちゃったあ…///それに司令官結構かっこいい人で優しいし‥///」カァァ




吹雪「‥‥これから楽しみだなあ。」フフフ







提督「さて、そろそろ‥‥」



コンコン



提督「ん?入って良いぞ。」





ガチャ

???「失礼します。」




提督(あれ?さっきいなかった人かな?)



大淀「初めまして、提督私が任務娘の大淀です。よろしくお願いしますね。」



提督「(そのようだな)ああ、よろしくな」ニコッ


大淀「‥はい!」




大淀(ヒャ-//かっこいい人だなぁ、優しそうだし、この人と一緒に過ごせるなんて‥最高ですね…///)










〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



提督「‥‥‥‥‥」カリカリ


大淀「提督、そろそろ演習の時間ですよ」


提督「ん‥そうか、では行くか」


大淀「はい、でも提督‥‥。本部からあなたも出撃するようにと……」


提督「ああ、それは知ってるよ。だから俺はこの歳で提督になれたしな」


大淀「…え?」


提督「聞いてなかったのか?俺は元元帥の息子なんだよ」


大淀「え!?あの大量にいた深海棲艦を撃退して、突如にいなくなったあの、元帥の息子さん!?」


提督「ああ、俺の親父は自ら深海棲艦と戦う技術を身につけた人だ。その人の教えがあって俺も戦えるんだよ。」


大淀「なるほど…でも、相当大変だったんじゃないですか?」


提督「‥‥‥うん、まあそうだな……」


大淀(うん?なんだろ今の間は?)


提督「さて、そろそろ行こう、編成はこれで頼む」


大淀「はい!わかりました」









演習メンバー

金剛、榛名、加賀、赤城、暁、提督







金剛「はぁ、これから演習ですかぁ」


榛名「お姉様、頑張りましょうよ!」


加賀「‥‥‥‥‥‥」



提督「お〜い、お前たち〜」


加賀「!?‥‥‥」


暁「え?あれ司令官じゃない?」


赤城「本当ですね、なぜ提督が?」


提督「あれ?誰も聞いてないのか?俺も演習に参加するんだよ。」


「「「「「ええぇぇ!?」」」」」



提督「俺の親父は元元帥でな。その親父に鍛えられているから。俺も戦えるぞ」


榛名「え!?元帥ってあの戦神とも呼ばれたあの!?」


提督「ああ、そうだ。」


金剛「マジですか!?それならなんか、やる気がでできたネ〜!」


提督「ハハハ、それなら良かったよ」


加賀「…………………」


赤城「加賀さん良かったですね!これで提督にいいところ見せられますね」フフ


加賀「!?そんなつもりは…///」


提督「さて、みんなそろそろいくぞ〜」











ザッ----

提督「さて、演習相手は結構な手練れだそうだな」


加賀「そうですね‥‥」


金剛「でも、負けないネ!」


提督「はは、頼もしいな」


暁「それが、司令官の艤装?」


提督「ああ、そうだ」


暁「かっこいいです///(司令官が)


提督「ありがとな。ニコッ(艤装だと思ってる)


『なにこの、イケメン///』ボソッ



提督「ん?波の音で何言ってたか聞こえないな‥‥。」






ピ---!

提督「お、始まったな」


金剛「行くネ〜!」


赤城「一航戦の力を見せます!」




ブ-ン!




加賀「相手の艦載機です。注意してください!…」


提督「俺の出番が来たかな?‥」バッ


暁「ちょっと!司令官!?」


榛名「早まってはだめです〜!」



相手提督「な!?飛んだ!?」



バ--ン!



提督「ほら!みんなどんどん行くぞ!」



「「「「「ポカ-ン」」」」」



提督「ん?みんなどうかしたのか?」


加賀「は……!みなさん行きますよ…」


赤城「提督やばすぎますね‥」


暁「これなら楽勝そうだわ」



提督「くらえ!ド-ン」



相手空母「ボ-ン、」大破



提督「もういっちょ!」ド-ン


相手戦艦「ド-ン!」大破



榛名「これ、私たちいらなくないですか……」


金剛「それを言ってはお終いネ…」



暁「私も行くわ!」



ド-ン!ド-ン!シュバ!

オソイ!ザンッ!



演習結果

相手チーム

戦艦、大破

戦艦、大破

空母、大破

駆逐艦、大破

駆逐艦、大破

軽巡、大破


提督チーム

提督、小破

金剛、榛名、加賀、赤城、暁、無傷






提督「はぁ、少し被弾しちまったな」


金剛「いやいや!提督一人で全部やってしまったネ!?」


榛名「おかしいですよ!どんだけ化け物なんですか!?」


提督「え?いやそんなことは…」


加賀「おかしいです…」


赤城「みんなと同意見ですね‥‥。」


暁「……………」ポカ-ン


加賀「暁はもうかたまっているわ」



提督「う、うん、今度からは控えるよ‥‥。さて、帰ろうか」











〜〜鎮守府〜〜

吹雪「あ、お帰りなさい!みなさん!どうしでしか?」


加賀「完全勝利だったわ‥‥。主に提督のおかげで…」


吹雪「大淀さんから聞きましたが、そんなに強いんですか?提督って?」


赤城「ええ、もう戦艦100隻いても、全艦倒すんじゃないかしら……」


吹雪「それはまた‥‥なんと言いますか……」ハハ


提督「いや、何も俺一人だけが頑張ったわけじゃないさ。みんなのサポートがあった上での勝利だよ」ニコッ



((((((カッコヨスギ!!///))))))



吹雪「あ、そう言えば提督、間宮さんと会いましたか?」


提督「おお、まだだったな今から行ってくるよ」


榛名「あ!提督小破の傷を直してから……行ってしまいました‥‥」


加賀「大丈夫かしら…間宮さんは時々変な気を起こすから……」


暁「流石に大丈夫でしょ」




ヒョコッ

???「みなさん、取材させてください!!」


金剛「びっくりしたネ!」


赤城「青葉さん…一体なんの取材ですか?」


青葉「すいません…いえ、提督のことについてですよ」


赤城「提督のことですか?」


吹雪「それはまた、提督の何についてですか‥‥」


青葉「ズバリ!提督の好みのタイプです!」


加賀「!!!!」


金剛「確かに気になりますね〜」


榛名「普段は皆さんに優しいですからね」


青葉「演習前に青葉もお話しさせていただきましたけど、提督ってかっこいいし、優しいじゃないですか!だからこそ気になるんですよ!」


暁「まあ、私たちがわかることはないけれど……」


吹雪「そうですね……!そう言えば提督ってお酒に弱いらしいですよ。」


青葉「なるほど、お酒を飲ませてベロンベロンのところに聞いちゃいましょうか…」


赤城「あまり、変なことはしないようにね」


榛名「大丈夫でしょうか…」







ショクドウ

提督「お、あの人かな?すいません、提督ですがあなたが間宮さんですか?」


間宮「はい!あなたが提督さんでしたか、私は間宮ですが‥‥と言っても」フフ


提督「ええ、本部でお世話になりましたもんね。まさかこちらに来てくれるとは、すごく嬉しいですよ!」


間宮「私も、また提督に料理を振舞えて嬉しいですよ、まあでも提督のお料理も上手ですもんね」


提督「いえいえ、俺はそんな…あ、一つ注文してもいいですか?」


間宮「はい、構いませんよ」


提督「では、アイスを一つ…」








提督「うん…やはり間宮さんのアイスは格別ですね!」


間宮「そう言ってくれると、嬉しいですね」







提督「あ、そろそろ時間だな、すいませんが、また」


間宮「ええ、また来てくださいね」









間宮(まさか、提督のいる鎮守府に着けるなんて…これ以上ない幸運ね!)










提督「よし、まだ執務があるだろうし、執務室に行くか!」









〜〜執務室〜〜

提督「……………」カリカリ



大淀「!提督、本部から連絡だそうです」


提督「ん、そうか、一体何の用だろうな」



提督「もしもし。」


???「やあ、提督君かな?元気にしているかい?」



提督「あなたは、もしかして先生ですか!?」


???→先生


先生「ええ、そうですよ。久しぶりですね。」



提督「はい!ご無沙汰しています。それはそうと、今日は何の御用で?」



先生「ええ、今日はあなたの鎮守府に二人の艦娘を配属するので、そのことでね」



提督「そうなんですか‥して、その二人とは?」



先生「ふふ、あなたの知っている人たちですよ。それは来てからのお楽しみです。着任するのはもう少し先になりますが‥‥。」




提督「わかりました。先生もお元気で。」



先生「ええ、提督君も、いえ○○君も頑張ってくださいね。」

ガチャ





大淀「提督?一体どうしたんですか?」



提督「ああ、もう少し先になるようだが、ここに新たな艦娘が二人来るそうだ」



大淀「本当ですか!?では、お迎えの準備をしなくては…」ダッ



提督「あ、行ってしまった……まだ先のことなんだがな。まあ、いいか‥」




提督「そういや、鳳翔さんに呼ばれてたな‥‥行くか〜」










提督「お〜い、鳳翔〜来たぞー」



鳳翔「あ、提督、来ていただけましたか」




提督「ああ、そして、どうしたんだ?」



鳳翔「いえ、間宮さんにお聞きしたのですが…提督はお料理が出来るそうで?」



提督「ん…まあそれなりには出来るが。」



鳳翔「では!私も学びたいと思いまして……提督のお料理を食べさせてはいただけませんでしょうか‥‥」




提督「ああ、別に構わないが‥‥鳳翔も料理できるんじゃないのか?」




鳳翔「私も少しは出来ますが、まだまだ精進しなくてはいけません。」



提督「まあ、俺は構わないから、やろうか」




鳳翔「はい!ありがとうございます。提督。そこの厨房を使ってください」




提督「ん、少し待っててくれ」




テイトクリョウリチュウ

提督「‥‥‥‥♪〜」



鳳翔「(料理をしている提督も良いですね‥‥///)」






提督「よし!出来たぞ〜」



鳳翔「わぁ〜、これはすごいですね。」

キラキラ



提督「まあ、俺は洋物ばっかりだがな..

遠慮せず食べてくれ」



鳳翔「はい、では、いただきます。」


パクッ


鳳翔「これは!…すごく美味しいです!」キラキラ



提督「おお、そうか、良かった〜」




鳳翔「これは、何を使っているんですか?」



提督「特に変わったものはいれてないぞ

普通のパスタだが」



鳳翔「それにしては、美味しすぎますよ!」



提督「まぁ、口にあって良かったぞ」




鳳翔「良ければ、あの…私に料理を…」バン!



提督「!?」



青葉「提督〜!取材をお願いしたいのですが…」




鳳翔「‥‥‥‥」ゴゴゴ



青葉「へ!?」



鳳翔「青葉さん‥‥‥‥」ゴゴゴ



青葉「へ?‥‥‥‥‥」





提督「‥‥青葉、頑張れよ〜。」ピュ-




青葉「提督〜!待ってくださいよ!」




鳳翔「青葉さん?覚悟はできていますか?」フフフ



青葉「いやーーーーーーーーーー!!」














〜〜2話目〜〜




提督「さて〜、執務も終わったしどうしようかな。」




青葉「提督〜やっとみつけましたぁ…」ボロボロ



提督「お、青葉か。鳳翔の説教は終わったのか?」



青葉「はい‥‥今後は邪魔しないでくださいと‥‥」



提督「ハハ、まあ頑張れよ。それで何の用だ?」



青葉「実はですね!ズバリ提督の好みの人とはどんな人なのかなと!」バ-ン!



提督「また急に‥‥どうしたんだ?」



青葉「まあまあ、みんな気になっていますから。で、どうなんですか?」



提督「まぁ、強いて言うなら……一人にしないでくれる人かな……」



青葉「え?それは何故ですか?」



提督「ん…それはな‥‥‥‥あまり言いたくないのだが‥‥。」



青葉「お願いしますよ〜!みんなの士気にも関わるかもしれませんし。」



提督「‥‥‥そうか」



(俺の過去一つでみんなの士気に関わるか‥‥‥仕方ないのか‥‥。)



提督「ああ、わかった。話すよ」



提督「まず、俺は元元帥の息子ってことはわかるよな」



青葉「はい!あの『戦神』と呼ばれたあのお方ですよね!」



提督「ああ、みんなからそう呼ばれているが‥‥‥。親父は自爆して亡くなった。」



青葉「え?」



提督「まあ、それも含めて話す、俺は親父に鍛えられて深海棲艦と戦うすべを持った。だが」




提督「親父の鍛えはすごく厳しかったよ。ナイフで刺されることもあった…それでも俺は倒れながら何度も向かったよ。これは昔の話だ‥‥‥。」




_______________________


________________


_______


___





俺には母と親父と妹がいた。

毎日俺は親父と稽古をしていた。







「オラ!ソンナモンカ!」バシッ



「グッ、マダマダ!」ダッ



「ソレデハアマイ!」シュン



ザクッ


「ガァァァアァァァ!?」



(痛い…何回これを続ければ終わる?‥10回?100回?それとも永遠に?もう耐えられない…)



「オラ!マダマダイクゾ」シュン



この時に俺の感情は無になった。周りには何も感じず、ただ目の前の物が遅く見えた。



「遅いな。」


ヒュ

「ナニ!?」



ヒュン「カラ-ン」





「……もう今日で稽古は終わりだ‥‥」スタスタ




何故か親父はこれっきりで稽古をしなくなった。そして次の日、事件が起こった‥‥。








ド-ン!ド-ン!

「深海棲艦の奇襲です!」



「なに!?皆は直ちに避難するように呼びかけろ!」


この日に深海棲艦が俺の街に攻めてきた。親父はそれを撃退するために出撃し、母は俺と妹を逃して、住人に避難を呼びかけていたときに深海棲艦見つかり殺されたと聞かされた……。

そして、俺と妹は遠くに逃げようとした

そのときに、俺が目を離しているすきに、妹は深海棲艦に襲われて死んだ‥‥

俺はそのときに、もう何が何だかわからなくなり、目の前にいた深海棲艦を思いっきり吹っ飛ばしたよ…

その後の俺は気絶して倒れていたそうだ。





しばらくして、俺の街は崩壊。この日をきっかけに俺の全てが、何もかもが壊れたよ。

そして俺は憲兵に見つけられ、本部に引き取られた。






目覚めたときには深海棲艦はいなかった。親父はどこに行ったのか憲兵さんに聞いた。そしたら、親父は自爆して、深海棲艦もろとも、爆発したそうだよ…。

最初は親父が押していたそうなんだが、艤装に被弾し、艤装が壊れ最終手段に出たそうだ。

俺はそのときに親父にザマァないなと思ってしまった。でも憲兵さんは俺にあるものを渡してくれた。


憲兵「元帥さんが君にこれを……」


提督「………!?」


それは家族みんなが笑顔で笑っている写真だった。この写真から見た親父の顔は見たことのないくらい笑顔だった。

そして、写真の裏に文字があった。



『お前は強い子だ。お前はきっと誰にでも優しく接し、自分よりも他人を優先するだろう。それで俺は、お前に深海棲艦と戦えるすべを教えた。お前が守りたいと思った人を守れるようにな。

今までお前には厳しく接してたが、これだけは言わせてくれ。

『ありがとう』

お前を育てられて楽しかったよ。これだけは忘れるなお前は一人では無い。』




俺はこの言葉を見て泣き叫んだよ。

親父のことを憎んでいた自分がバカバカしくなった。

そして、俺は決意した。必ず深海棲艦を倒し、平和な世界にすると‥‥





それから俺は孤独だったよ…

母も妹も親父もいなくなった。でも、本部にいた艦娘達や今の元帥には優しく接してもらった。

元帥に士官学校に入学を勧められ、俺は士官学校に入った。それで俺は親父みたいになれるように一生懸命訓練に取り組んだ。成績も優秀だった……

しかし、俺はいじめにあった。

多分妬まれたんだろうな。先生もいじめには何も言わない。むしろ、俺にはひどい態度だった。




だが…そんな俺にも優しくしてくれ人がいた。

その二人のおかげでなんとか士官学校を卒業し。提督になり、ここに着任した。




____________________________


__________________


___________


____



提督「これが、俺の過去だ。」



青葉「………………」



青葉(司令官にこんな過去があったなんて…それなのに私は軽く聞いてしまった……)



青葉「すいません、司令官。軽はずみに聞いてしまって……」



提督「いや、大丈夫だ‥‥悪い、少し一人にしてくれないか‥‥」グス



青葉「はい‥失礼しました」バタン




青葉「はぁ、私ってばなんであんな軽はずみに‥‥これは、皆さんに伝えといたほうがいいですよね‥」







提督「‥‥‥だめだな、俺は……まだ引きずっている…」



提督「いつまでも過去にとらわれてはいけないのにな……」




提督「くそっ…母さん、○○、親父……」グスッ



提督「ごめん‥‥ごめんなさい‥‥」ポロポロ



提督「‥‥一人に‥‥しないで‥‥」











青葉「‥‥‥ということなんです。」




「「「「「………………」」」」」




暁「提督に…そんな過去があったなんて……」



榛名「提督が可哀想ですね……」



加賀「………………」グッ



赤城「加賀さん………」




鳳翔「みなさん‥‥。私は提督を一人にさせないことが大切だと思います。」



鳳翔「提督はご家族を無くしているのであれば、すさまじい孤独感を味わっているはずです。その提督を一人にさせることこそ、提督の過去を思い出させるかもしれません。」



金剛「私は賛成ネ!提督を一人になんてさせないよ!」



雷「任せなさい!提督を一人になんかさせないわ!」




鳳翔「みんな大丈夫みたいですね。」



加賀「私…ちょっと提督を見てきます。」



赤城「加賀さん、私も行きます。」



加賀「赤城さん…わかりました。」



青葉「二人とも、慎重にお願いしますね。」



加賀「ええ、わかっているわ」











加賀「……………」ガチャ 、ドアノスキマ





提督「うぅ‥‥‥‥」グスッ



提督「一人は嫌だ‥‥‥。何で‥‥どうして何だよ‥‥。」



赤城「提督………」



加賀「‥‥‥‥‥」バン!



赤城「ちょっと!?加賀さん!?」



提督「な!?加賀……」



提督「一体、何しに‥‥」






ダキッ


提督「!?………」



加賀「大丈夫です。提督。私たちはあなたを一人になんかしません。ずっとあなたのそばにいますよ」



提督「加賀‥‥‥‥みんな俺を置いて居なくなったりしないのか…」




加賀「ええ、誰もあなたを置いて行ったりはしません。」



提督「うっ………加賀ぁ……」ウワァアァァァァァァ











赤城「加賀さん……ふふ」




青葉「さすがですね…加賀さんは。」



赤城「あら、居たのね」



青葉「はい、私も気になったので」







ウワァァァァァァァ

















提督(俺の声は鎮守府中に響いて居たそうだ。この日で俺は思った。俺はみんなと一緒に前に進む。)




提督(親父、見ててくれよな……)





提督「俺は絶対!平和な海を見れる日を作ってみせるよ!」










〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





過去を話してから1週間が経った。俺はより一層彼女達を信頼し、彼女達も俺を信頼してくれている。

そして今日は、先生に言われたここに配属する二人の艦娘が来るようだ。

俺は今大本営で配属する二人を迎えに来ている。しかし‥‥‥






「うふふ‥‥‥。」ニコニコ




「んふふ〜〜〜」スリスリ




元帥「何なんだ‥‥この状況は‥。」





少し遡り‥‥‥




提督「さて、久し振りな気がするな。ここも」



元帥「来たようだね。元気にしていたかな?」




提督「元帥殿!お久しぶりです。おかげさまで元気にしています。」



元帥「うむ、久しぶりだな。元気なようで何よりだよ。」



元帥「さて、中に入ろうか。来てくれたまえ。」



提督「はい。失礼します。」











元帥「ふむ、最近の調子はどうかね?」




提督「問題ないですよ。艦娘達も優しい子達ばかりですし。」




元帥「そうか、それは良かったよ。それじゃあ本題に行こうか、入ってきてくれたまえ。」




『失礼します。』




元帥「紹介するよ。今日から君の鎮守府に着任する『北上』と『大井』だ。」




北上「球磨型3番艦の北上様だよ〜。にひひ、久しぶりだね。」



大井「球磨型4番艦の大井です。覚えていますかね?」




提督「先生が言っていたのはこういう事か‥‥。まあ、久しぶりだな。」




北上「士官学校以来だね〜。あんまり変わってないよね〜。」




大井「そうですね。相変わらず変わらないようですね。」




提督「お前達もあまり変わってないようだがな。まあ、何はともあれよろしくな。」




北上「うん、よろしくね〜。」




大井「ええ、よろしくお願いしますね。」




北上「それとさ〜、学生の頃もそうだけどやっぱりイケメンだよね〜。」ウイウイ




大井「ふふ‥‥。そうね。」



提督「おい、あんまりからかうな。」ムッ



北上「本当だって〜。」




大井「嘘はついていませんよ。」フフ



提督「そう言われると‥‥照れるんだが‥‥///」




大井「うふふ‥‥‥。」ニコニコ




北上「んふふ〜〜。」スリスリ 




元帥「何なんだ‥‥この状況は‥。」




〜〜今に至る〜〜





元帥「こほん、大丈夫のようだな。それではよろしく頼むぞ。」




提督「すいません‥‥。それと元帥殿もありがとうございました。」





元帥「うむ、期待してるぞ。頑張ってくれたまえ。」




提督「はいっ!!」












〜〜〜鎮守府〜〜〜


提督「今日からこの二人がここに着任することになった。それじゃあ軽く自己紹介頼む。」




北上「北上だよ〜。よろしくね。」




大井「大井です。よろしくお願いします。」




提督「みんな仲良くしてやってくれよ。それとこの二人は俺が士官学校にいた時の同級生だ。そこも一応覚えておいてくれ。」




提督「それじゃあ、二人の着任をお祝いして〜。カンパ〜イ!」




『カンパ〜イ!!!』








ガヤガヤ、ワイワイ




提督「どうだ二人とも。みんなと話してみて。」



北上「うん。みんな優しいし大丈夫だよ〜。」




大井「私も大丈夫ですよ。」




提督「そうか、それなら良かったよ。」




大井「というかこの料理提督が作ったんですよね?また料理の腕あがってるじゃないですか‥‥。」




北上「大井っちは提督のために料理頑張ってたもんね〜。」



大井「ちょっ!?北上さん!?」



提督「そうか?大井の料理も結構美味しいけどな。」



大井「それなら、今度食べてくれますか?」





提督「ああ、良いぞ。」




大井「本当ですか!?では頑張りますね。」




提督「おう、楽しみにしているよ。」




北上「ほらほら、二人だけで話してないで今日は飲もうよ〜。」




提督「そうだな。楽しまなきゃ損だしな。」




大井「ええ、そうですね。」








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



提督「う〜ん。飲みすぎたかな‥‥。頭が痛い‥‥。」




大井「提督。お水です。」




提督「ん、大井かありがとな。」ゴクッ




大井「‥‥大本営では変わってないと言いましたが、変わりましたね。」



提督「ん?どこが変わったんだ?」




大井「あの時よりも明るくなっているじゃないですか。」




提督「そうか‥‥。大井達には話してなかったな‥。」




大井「え?」




提督「誰もいないようだしちょうどいいな。それと北上、起きてるんだろ。お前も聞いてくれ。」




北上「ありゃ、バレてたか〜。」




大井「起きていたんですね‥。北上さん。」



北上「まあね〜、それで?なんのお話?」




提督「‥‥俺の過去についてだ。」



大井「過去‥‥ですか。」




提督「俺が士官学校にいた時に俺はどんなイメージだったか?」




北上「え〜?んーとね、なんか結構最初は暗かったよね。」




大井「そうですね。周りとはあまり喋らないようでしたし、むしろ孤立してましたよね?」




提督「ああ、そうだ。俺はその時いじめを受けていたからな。」





大井、北上「えっ!?‥‥‥」




提督「それも含めて話そう。」










〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



提督「‥‥これが俺の過去だ。」




北上「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」




大井「そうだったのですね‥‥。」




提督「お前達が何度も話しかけてきた時はすごく嬉しかったよ。お前達のおかげで無事卒業できたわけだしな。」




北上「私達もごめんね。気づかなくて‥‥。」



提督「いや、お前達は悪くないよ。でも、なんであの時の俺に話しかけてきてくれたんだ?」



大井「それはですね‥‥。多分あなたは覚えているのかわかりませんが。」




北上「こういうことがあったんだよね。」











〜〜士官学校時代〜〜


大井「はぁ〜。今日の訓練も疲れましたよ。」



北上「そうだね〜。早く部屋に戻って寝たいよ〜。」




ブン!ブン!


大井「あら?誰かいるのかしら。」チラッ




提督「はっ、ほっ、ふっ!」ブン!



北上「あれ?あの人って。」




大井「同じ組の人ですね。」




北上「真面目だね〜。自主練してるなんて。」



大井「そう‥‥ですね。」



北上「ん?どうかしたの大井っち。」




大井「あの人、なんか突っ立ってますけど‥‥。」



北上「あれ?本当だ。どうかしたのかな?」




提督「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」ポロポロ




大井「泣いて‥‥いる?」



北上「‥‥何か写真を見ているようだけど。」



提督「‥‥‥一人はもう嫌だ‥‥助けてよぉ‥‥‥誰かぁ‥‥」グスッ




大井「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」




北上「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



北上「こんな事があったんだよね〜。」




提督「あの時か‥‥。まさか見られていたとはな。」




大井「あの時の言葉を聞いてからですね。あなたに声をかけるようになったんですよ。」




提督「そう‥‥だったのか。泣いてるところ見られていたと知ると‥‥あれだな。」



北上「まあ、過去のことを今聞いてその意味もわかったよ。」



大井「‥‥家族を亡くして、一人でいる事が寂しかったんですよね‥。」




提督「‥‥‥そうだな。」




大井「でも、安心してください。私達がいますから。」




北上「そうだよ〜。何かあったら相談してよね。」



提督「ふふ、ありがとうな。頼りにしているよ。」ニコッ




提督「俺はみんなのためにも、全てを守れるように頑張るよ!」グッ














〜〜3話目〜〜(続編)



あの出来事から約半年がたった。

俺はあの日を境に強い決心をした。提督としてみんなを守れるように努め、ここの鎮守府の戦果は大きくなった。

俺の位も上がり、ここの鎮守府は『最強』と言われるほど成長した。

艦娘の人数も多くなり、大所帯になった。

だが、今の俺には一つ悩みがある。大したことではないと思う人もいるかもしれない。しかし、俺にとっては深刻だ‥。

その悩みとは‥‥‥




大和「提督〜♪♪」ダキッ





艦娘達のスキンシップが激しいことだ‥‥。








提督「なあ‥‥大和、少し離れてくれないか?執務中な訳だし。」




大和「それは無理なお願いですね♪提督の執務といっても、ここ最近は特に何もないですし、あまり多くはないでしょう?」




提督「まあ、そうなんだが‥‥それとこれとは‥」




大和「提督は私がこんなにくっつくのは嫌ですか?」ウルウル




提督「いや、そうではないのだが‥‥」






こんな風に、毎日こんな事ばかりだ。

何も大和だけと言うわけでもない。





ガチャ


赤城「失礼します‥‥大和さん!?ずるいですよ!提督に抱きついているなんて!」




提督「赤城か‥‥いやこれは‥‥」





大和「ふふふ、秘書艦があるが故ですよ。」





提督(いや、秘書艦だからと言って、抱きついていいと言うわけではないのだが‥)




大和「いえ、秘書艦故ですよ!」




提督「‥‥‥‥なんで心が読めたんだ‥‥」




赤城「それでもずるいです!私もしたいです!提督も大和さんよりも私にされた方がいいですよね?」





提督「えっ‥‥‥それは〜‥‥」





大和「はいっ?」ピキッ





提督(あっ‥‥これはまずい‥‥‥)





大和「何を言っているのですか?貴方みたいな人が提督に抱きつく方がありえません!」





赤城「はあ!?貴方の方がおかしいわ!早く提督から離れなさいよ。」ジャキ




大和「何です?やる気ですか?言っときますが負けませんよ。」ジャキ




赤城「それはこちらもよ。貴方なんかに負けないわ」





提督「お‥おい‥待ってくれよ、ここを吹き飛ばす気か!?」




大和「大丈夫ですよ、提督。ただ私はこの女を吹き飛ばすだけですよ。」




提督「何も大丈夫じゃないんだが‥‥」





赤城「では、提督が決めてくださいよ!どちらが抱きつく方がいいのか!」





提督「えっ‥‥‥俺が決めるのか‥‥」





大和「そうですね。やはり提督がお決めになった方がいいですね。も ち ろ ん私を選びますよね?」





赤城「何を言っているのですか?私に決まっているでしょう。ねえ、提督。」





提督「え‥‥え〜と‥‥‥」





提督(正直二人とも抱きついてくるのはやめてほしいんだが‥‥争いを起こされると困るし‥‥こうするか‥‥)





提督「なら、今度他の鎮守府との演習があるんだ。そこでお前らを出すつもりなんだが、そこでMVPをとったやつが俺に抱きついても良いことにしよう。二人とも取れなかったらこの件は無しな。これでどうだ‥‥?」




提督「(正直この案も嫌だが‥‥。嫌と言ったら二人が何するかわからないしな‥‥。)」





大和「‥‥‥‥‥わかりました‥‥それで私は大丈夫です。」





赤城「私も、大丈夫です。それでいきましょう。」




提督「そうか‥‥‥‥」




赤城「では、失礼しますね。」




提督「ああ、わかった」



バタン



大和「‥‥‥‥私も今日は少し、秘書艦を外してもらっていいですか‥‥。」





提督「ん‥‥わかった。別の日に回しとくよ。」




大和「すいません‥ありがとうございます。」ガチャ


バタン




提督「次の演習は‥‥どうなるんだろうな。」




提督「そういや‥‥赤城はなぜ執務室に来たんだ‥‥」





提督「う〜ん‥‥‥まあ、考えても仕方ないか。さて、執務っと」カキカキ







〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




提督「‥‥‥さてと、そろそろ昼食の時間かな〜‥‥」チラッ



ヒトフタサンマル


提督「よし、いい時間だな。それじゃあ食堂に行こうかな。」







食堂へ移動中‥‥



提督「ふんふ〜ん♪今日の昼食は何にしようかな〜」





鈴谷「おっ!提督見っけ〜〜!」モミ





提督「うわっと!?鈴谷か‥‥いきなりお尻触るのやめてくれないか‥‥」





鈴谷「良いじゃん、ただのスキンシップだって。」エヘヘ




提督(いや、それは、スキンシップなのか‥‥‥)





提督「‥‥‥それで、鈴谷も昼食か?」





鈴谷「そうそう、食堂に行こうと思ってね〜。提督も?」





提督「ああ、そうだ。なら一緒に行くか?」





鈴谷「うん!行く行く!」





提督「そうか。なら行こう。」





鈴谷は結構スキンシップ‥‥というか、もうセクハラが酷い‥‥。いきなりお尻を触ってきたり、卑猥なことを言ってきたりとな‥‥。

まあ、それでも古参ではあるし、戦いでの活躍は凄まじい。3人かがりで手こずっていた敵を、一撃で倒したことがあった。

そんなこんなで、鈴谷は外せない主力の艦娘だ。

セクハラが酷いが‥‥‥‥。






〜〜〜食堂〜〜〜



提督「さて〜、何頼もうかな、鈴谷は何にするんだ?」





鈴谷「う〜ん、今日はカレーの気分だから、カレーにしよっかな。」





提督「お、いいな、俺もカレーにしよっと。」




提督「間宮さ〜ん。注文良いですか?」





間宮「あら、提督と鈴谷さんね、注文ですね、何に致しますか?」





提督「俺はカレーの甘口で。」




鈴谷「鈴谷はカレーの辛口でお願いしま〜す。」




間宮「はい、カレーの甘口と辛口ですね。少々お待ちください。」









〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


提督「さて、ここの席でいいかな」




鈴谷「じゃあ、鈴谷隣も〜らい。」




提督「そういや、鈴谷が一人なんて珍しいな。熊野はどうしたんだ?」




鈴谷「熊野はね〜、ちょっと訳あってね‥‥でも、もう少しでくると思うよ。」





提督「そうなのか‥‥その訳って何だ?」





鈴谷「あー‥‥いやちょっと、ビデオ見てただけだよ。」





提督「ん?ホラーものか?熊野ってホラー苦手だっけ?」




鈴谷「ああ‥‥そうそう、熊野ってば、意外とホラー系に弱くてね〜‥‥」




提督「そうだったのか‥‥知らなかったな。」





鈴谷(危ない‥‥まさか提督のあれなビデオ見てなんてバレたらやばかった‥‥)




鈴谷「そういや提督って、辛いの無理なの?」




提督「ああ‥‥辛いものは食べられないことはないんだが、結構苦手だな。」





鈴谷「ああ〜そっか、提督って甘党だしね〜」




提督「まあ、そうだな〜。辛いものを美味しく食べれる人が羨ましいよ。」




熊野「戻りましたよ。鈴谷。それと提督もご一緒のようですね‥‥。」




鈴谷「おっ、熊野〜やっと来たね。」




提督「熊野か、大丈夫だったのか?と言うか熊野ってホラー苦手だったんだな。」




熊野「え?‥‥えぇ‥‥あまり言わないで欲しいですわ‥‥」




提督「それはすまない。まあ、意外だなと思ってな。」




熊野「ちょっと、鈴谷!これはどういうことですの!?」ヒソヒソ




鈴谷「いやぁ〜、だってあれ見たのバレたらやばいじゃん?だから誤魔化したんだよね。」ヒソヒソ




熊野「それは分かりましたけど‥‥何で私がホラーが苦手だってことになっているのですの‥‥」ヒソヒソ




鈴谷「まあまあ、バレるよりだったらね〜。それに、ホラーが苦手だって口実でなんかできるかもよ。」ヒソヒソ





熊野「それは‥‥‥‥」




提督「お前達、さっきから何話してるんだ?」




熊野「‥‥!いえ、何でもないですわ!」




提督「それなら良いが、ご飯も冷めちゃうし、早く食べよう。」




鈴谷「そうだね〜」








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


提督「ふう、美味しかったな〜。」




提督「そういや、ほぼ執務終わったんだよな‥‥‥。よし!久しぶりに演習に俺も参加しようかな。そうと決まれば、艤装用意しないとな〜。」














〜〜演習場〜〜


ド-ン!ド-ン!


瑞鶴「くっ‥‥これでどうだ!」バシュ




加賀「甘いわ‥‥‥」バシュ


バ-ン!



瑞鶴「く〜‥‥全部落とされたか‥‥」




川内「隙だらけだよ!」カチャ




瑞鶴「‥‥!!。しまった!」




ド-ン!!




提督「お〜、みんなやっているようだな。」




瑞鶴「いてて‥‥負けちゃったあ。」




翔鶴「私なんて、瞬殺だったわ‥‥」




加賀「まだまだあなた達は甘いのよ。」




川内「ちゃんと周りを見ないとね〜。おっ!提督じゃん!どうしたの?」





提督「ああ、俺も久しぶりに演習に参加しようかなと。」




加賀「‥‥!また、あれをやってくれるんですか?」




提督「おう、構わないぞ。だが、誰が参加するんだ?」




瑞鶴「私は、ちょっと疲れてるからパスかな〜」



翔鶴「私はまだ、行けます!」




川内「私もやるよ!まだ提督に勝ったことないしね〜。」




加賀「もちろん、私も参加します。」





提督「おう。なら、これで全員なのーー」





???「私たちも参加するわ!!」





提督「ん?お前らは‥‥」




暁「暁よ!今日こそは負けないわ!」




響「ハラショー、よろしくね。」




雷「司令官!今日は勝つわよ!」




電「よろしくなのです!」





加賀「第六駆逐隊のみなさんね‥‥。」




提督「まあ、多いが、このくらいの人数ならまだーー」





???「私も参加します!!」





提督「え?‥‥‥‥」





大井「今回は必ず勝ちますよ!提督!」




北上「北上様だよ〜、まあそういうことで私たちもね〜」





提督「まじか‥‥まあわかった。いつも通りのルールでいいな?」




暁「ええ!それでいいわよ!」




提督「よし、ならお前達、配置につけ!」








ここの鎮守府のオリジナル演習ルール

提督に勝ったら、何でもお願いできる券をゲット!

基本何人で挑んでも構わない。

大破判定が出たら離脱。チーム全員が大破判定が出たところで勝敗が決まる。













〜〜〜艦娘サイド〜〜〜


加賀「今日は大人数ですね‥‥。」ザ-




川内「流石の提督でも、この人数は厳しいんじゃないの?」ザ-




大井「いえ、それはわからないわ。あの提督よ。油断出来ないわ」ザ-




北上「それもそうだね〜。まあ、油断しないで頑張ろうよ〜」ザ-








〜〜〜提督サイド〜〜〜


提督「さてと、今日は人数が多いしな〜、油断はしてられないな。」




提督「相手のメンバーは誰だっけな」



相手メンバー

加賀、翔鶴、川内、大井、北上、暁、響、雷、電



提督「9人か〜やはり多いな。ここはまず、指揮艦である加賀を狙うべきかな。」



提督「川内の不意打ちにも気をつけないとな。」





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




翔鶴「‥‥!皆さん!提督を発見しました。用意してください!」




加賀「艦載機を飛ばすわよ、翔鶴」




翔鶴「わかりました!」



バシュ!バシュ!




艦載機「イキマスヨ--!」ブ-ン






提督「来たか‥‥。まあこんくらいなら落とせるけどな。」カチャ




提督「狙ってと、放つ!」ド-ン!





バ--ン!バ-ン!




提督「全機落としたな。俺はあまり艦載機出せないけど‥‥全機落としちまえばこっちのもんだな」バシュ




提督「よ〜し、航空権は取ったな。」






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


加賀「‥‥全機落とされたわね‥‥‥」




翔鶴「あの量を落とせるなんて‥やはり化け物ですね提督は。」




加賀「まあ、他の皆さんには作戦を伝えましたし、大丈夫でしょう。」




翔鶴「はい、あとは提督の攻撃に気をつけるしかないですね。」





ザ---



加賀「あれは‥‥提督!?何故もうこんなところに!」




提督「索敵はしっかりしとけよ!」ドン!




加賀「くっ‥‥‥」大破




翔鶴「加賀さん!」




提督「翔鶴も、味方ばかり気にしていないで、敵のことも見たほうがいいぞ。」ドン!




翔鶴「きゃっ!?」大破




提督「後ろにいるからといって、気を抜かないほうがいい。あまり索敵を怠らないほうがいいぞ。」




川内「もらった!」ジャキッ




提督「甘いな、わかりきっている。」ドン



バ-ン!


川内「嘘!?‥‥‥何で‥‥」大破




提督「お前が潜伏していることは予測していた。それに、空母二人がこんなところで、無防備なんておかしいしな。そこも考えておいたほうがいいぞ。じゃあな。」ザ--






加賀「‥‥‥‥‥‥バレていたようね」





翔鶴「だとしても、このスピードと反応速度は凄すぎですよ。それに何で私たちの作戦が‥‥」




加賀「‥‥そこは、後で提督に聞きましょう。それにあの娘たちはまだ残っていますし。」




翔鶴「そうですね。一旦戻りますか。」



川内「バレていたなんて‥‥‥」シュン






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



大井「おかしいですね‥‥提督が全然見当たりません‥‥」


ザ-!



暁「ん?‥‥何か今通らなかったかしら?」




大井「私はわからなかったですけど‥‥。もう少し進んでみますか。」






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



北上「う〜ん、全然見当たらないね。」




響「それに、何だか後ろから音が聞こえたような気がしたけど‥‥」




北上「ちょっと、大井っち達と合流しようかな。」



響「そうだね。」





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


雷「今、後ろでなんか聞こえなかった?」




電「なのです?聞こえなかったですけど‥‥」



ザ--!



雷「‥!、来るよ!用意して!」




電「はいなのです!」



ブ--ン


雷「艦載機?あれは‥‥提督の!?」




ヒュ--ン



ドン!


電「きゃあ!!」中破




雷「大丈夫!?」





提督「お前達には全員共通みたいだな。仲間に気を取られすぎだ。」カチャ



ド-ン!



雷「嘘!?」大破




バン



提督「!?‥‥」ヒュン



ド-ン



提督「危ないな、直撃してたら、やばかったよ。」小破




電「今のを避けたんです!?」




提督「今のは、危なかったけどな。あと、敵を目の前にして立ち止まらないほうがいいぞ。上を見ろ。」




ヒュ--ン



電「艦載機なのです!?」



ド-ン



電「負けたのです‥‥。」大破




提督「でも、あの一撃は良かったぞ。雷も俺を結構早く見つけたようだしな。しかし、周りをもっと気にした方がいい。気をつけろよ。それじゃあな」ザ-





雷「やっぱり、司令官ってすごいわね。」




電「なのです‥‥。」





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



大井「北上さん。提督は見つけらました?」




北上「ううん、全然見つかんないよ〜。」




響「これだけ探して見つからないなんて‥‥」




暁「こんなに会わないなんて、作戦がバレてるみたいだわ。」




大井「‥‥それよ!多分提督は私たちの作戦を読んでいる。だとしたら‥‥」




北上「先に守りの薄い、空母達を狙うだろうね。」




響「ということは‥‥後ろ‥‥‥」




ザ--!



暁「後ろよ!後ろから来るわ!」




大井「皆さん用意して!」




ザ--


提督「やはり、お前達はさすがだな。よく分かったな。」ジャキン



ド-ン!


大井「な!?水しぶきで前が‥‥」




ドン!




大井「嘘‥‥‥‥」サイン







北上「大井っち!?‥‥‥‥なるほど」ボソッ




響「まさか、水しぶきを使ってくるとはね‥」




北上「みんな構えてね〜、よ〜く狙ってよ」




暁「そこよ!」ドン!





提督「射線が見え見えだ。」ヒュ




響「もう一発!」ドン




提督「お前達は固まりすぎだ。それでは的になってしまうぞ。」ヒュン




提督「ジャキッ




北上「提督もよそ見は禁物だよ〜〜」ヒュン




提督「俺がお前をみてないとでも?」ヒュン




バ----ン!



北上「‥‥まさか、魚雷を魚雷で返すとはね‥‥」




暁「煙で見えないわ‥‥」



響「私もだよ‥‥‥」




提督「油断は禁物だぞ。」ドン、ドン



バ-ン!



北上「今の音は‥‥あの二人は大丈夫かな‥‥」





提督「これで終わりだな。」ジャキッ




北上「‥‥‥‥はぁ〜、まさか後ろにいるとはね。」




提督「お前はもう少し離れてみるべきだったな。それと、相手が見ていないと思って油断しないほうがいい。」




北上「ふふ、提督も油断しちゃダメだよ?」




提督「ん?‥それはどういう意味だ?」




大井「もらいましたね」ヒュン




提督「な!?‥‥‥」




ド---ン!!







〜〜〜演習結果〜〜〜


提督、大破





加賀、大破

翔鶴、大破

川内、大破

大井、中破

北上、無傷

暁、大破

響、大破

雷、大破

電、大破





勝者艦娘チーム!

MVP大井






提督「まさか、大井が残っていたとは‥‥やられたよ。」








大井「やりました!ついに提督に勝ちました!!」




北上「流石大井っち!」パチパチ




暁「凄いわ!大井さん!」



響「初めて、提督に勝てたからね。」



雷「凄いわね!」



電「流石なのです!」



ワイワイ


加賀「今回は大井さんの手柄ですね。」



翔鶴「そうみたいですね。」



川内「悔しいな〜、今度は私も活躍するぞ〜!」





提督「じゃあ、お前達、おめでとう。これが券だ。これからも演習に励んでくれ。」




大井「やりました!ついにこの券が手に入る日が来ました!」




北上「おお〜、痺れるねぇ」ニシシッ





青葉「青葉見ちゃいました!ついに券が手に入った艦娘が出ましたね!インタビューさせてくださ〜い!!」



ワイワイ、ガヤガヤ







加賀「提督‥‥今回の演習の件で少し‥」





提督「ああ、構わないぞ。」





加賀「どうして、私たちが別動隊を作って動いていることがわかったのですか?」




提督「それか‥‥まあ簡単なことだ、索敵をして、大井、暁のコンビと北上、響のコンビを見つけてな。この時点で、別々に攻めてくるということがわかった。」




提督「俺は、元から指揮艦である、加賀に狙いを定めていてな、俺は、大井達から見つからないように通り、加賀達を見つけた。そこで不自然だと思ったんだよ。警戒もせず、ただ突っ立っている状態にいることにな。」





提督「これで俺は、川内が潜伏していないか警戒をして、お前達を狙ったわけだ。」




加賀「そうだったのですね。ありがとうございます。」




提督「大丈夫だ。それに、お前の作戦だろ?あの、大井がやられたふりをして俺に魚雷を打ち込むというものを」




加賀「気づいていたんですね。」




提督「ああ、俺もまだまだだがな」





加賀「いえ‥‥もう提督は十分凄いですよ‥‥」




提督「そうか?俺自身はまだ、安心できないがーー」





金剛「提督ーー!!」ドゴッ





提督「がっ‥‥いきなり何だ‥‥金剛‥‥‥」





金剛「聞きましたネ!券を入手した艦娘がいると!ずるいネ!私も欲しいネ!」





提督「仕方ないだろう、ちゃんと演習で俺に勝って手に入れたんだから。」




金剛「なら、今から私とも演習してください!」




提督「はい??今からですか‥‥流石に疲れて今はーー」





比叡「押していきます!」




榛名「榛名は大丈夫です!」




霧島「司令!準備OKです!」





提督「な!?‥‥流石にもうむりだって!疲労で倒れちゃうぞ!」



金剛「No problemネ!さあさあ!」グイグイ



提督「ちょっ!?誰か〜!加賀〜助けてくれ!」





加賀「‥‥‥頑張ってください、ふふ」





提督「嘘だろ〜!!誰か!助けて〜〜!」















〜〜4話目〜〜





あの後‥‥金剛達に続き、ほぼみんなと演習を行うことになった。当然ボロボロな俺はなすすべなく、みんなにやられ、券を渡すことになった‥‥‥。






提督「はあ〜、もう動けない〜。」ボロボロ




加賀「‥‥‥流石に可哀想になってきたわ‥‥。」




提督「俺は自分の部屋で入渠してくる‥‥。」スタスタ




加賀「はい、わかりました。」








加賀「‥‥‥提督はボロボロだけど‥‥」





金剛「やったネ〜!ついにこの券を手に入れたのデース!」




吹雪「ついに司令官に勝てるなんて‥‥感激です!」




大井「‥‥あんなボロボロの状態の提督と戦って、勝ったとは言わないでしょ‥‥」




北上「あれはリンチされてて‥‥可哀想だったね〜」




川内「提督のことだし、負けたからもう一回リベンジだ!とか言いそうだけどね。」





大井「その場合だったら‥‥‥本気で来るでしょうね。」




北上「あっ‥‥‥‥‥」サッシ





川内「終わったね‥‥。あの娘達‥。」







〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


提督「はあ、今日はとくに疲れたな‥‥。でも今日の演習でわかった。俺もまだまだ精進しなきゃいけないな。明日も早いし、寝るか‥‥。」











チュンチュン


提督「‥‥‥朝か‥。やばい、体がだるい‥‥風邪でも引いたかな。」タチアガリ




提督「やばい‥ふらつく‥‥」バタン




大井「今日は私が秘書艦なんてラッキーですね。提督も昨日でお疲れのようですし‥‥何か癒せそうなものは‥‥と、考えていたら部屋についてしまいましたね。」




コンコン

大井「提督。大井です。」




大井「‥‥?あら、寝ているのかしら。提督、入りますよ。」ガチャ




提督「はあ‥‥はあ。」





大井「提督!?一体どうしたんですか!?」




提督「大井‥‥。ちょっと‥体がだるくてな‥‥。」




大井「ちょっと見せてください。‥‥‥ッ!すごい熱ですよ!待っててください、今明石さんを呼んできますから!」








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


明石「原因は多分疲労などの疲れでしょうね。」




提督「疲労か‥‥すまないな。自分の体調管理もできなくて‥‥。」





明石「いえ、そんなことはないですよ。昨日演習したそうですし、とりあえず今日は安静にしてくださいね。」





提督「すまない‥‥‥ありがとうな‥‥。」




明石「ちょっと、大淀さんに伝えてきますね。」ガチャ





提督「ああ‥‥わかった‥‥‥。」




バタン




提督「‥‥まさか、風邪を引くなんて‥‥。」







〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



大淀「提督が風邪ですか‥‥わかりました。それでは看病する人はどうしましょうかね‥‥。」





艦娘達「ッ!!」




大淀「はあ、まあそうですよね。みんな看病したいと思っていますよね。」





大淀「今日は幸い出撃は無いですし‥‥。どうしましょうか。」




明石「‥‥各艦種から一人ずつ出すのはどうでしょう。」




大淀「それいいですね。それでいきましょう。では、各艦種から一人ずつ看病する人を出してください。」





ワ--!ガヤガヤ



金剛「ここは絶対勝つネ〜!」




榛名「榛名は大丈夫です!」





山城「‥‥‥‥提督の看病‥‥」




扶桑「あら、山城ったら‥‥」フフフ





北上「ここは、勝ちたいね〜。」ニシシ




大井「提督大丈夫かしら‥‥‥。」





時雨「幸運艦の僕は必ず勝つよ!」





夕立「負けないっぽい!」




吹雪「ここは勝ちたいです!」





青葉「なにやら、面白そうなことが起きてますね〜。」




加賀「ここは譲れません。」




瑞鶴「負けないからね!」









〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

戦艦組、山城

空母組、瑞鶴

重巡組、鈴谷

軽巡組、大井

駆逐組、時雨






順番

大井、山城、鈴谷、瑞鶴、時雨








大淀「決まったようですね。では、頼みましたよ。」





看病組「はい!」







〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


看病、大井編



大井「さてと、提督は大丈夫かしら‥‥。」





コンコン

大井「大井です。失礼します。」





ガチャ



提督「大井か‥。どうしたんだ‥‥。」




大井「提督、あまり立ち歩いてはいけませんよ。病人なんですから大人しくしなくちゃ。それと、私は看病しにきました。」





提督「そうか‥‥。ありがとうな‥‥。」




大井「(弱っている提督‥‥‥初めて見るわね。)」




提督「‥‥すまないが‥‥ちょっと肩を貸してくれないか。ふらついて‥‥あまり歩けなくてな‥‥。」




大井「まったく。その状態でよく動こうとしましたね。ほら、捕まってください。」




提督「すまない‥‥ありがとうな大井。」ニコッ




大井「(弱った状態の提督の笑顔‥‥‥///こう、なんかくるわね‥‥‥///)」





大井「(ダメダメ!看病しなくちゃいけないんだから、邪なことばっかり考えてはダメよ大井!しっかり看病しなくちゃ。)」





大井「提督、タオル掛けますね。」ポスッ




提督「ありがとう‥‥。」




大井「お腹空いていませんか?お粥でも作ってきましょうか?」




提督「そうだな‥‥。お願いするよ。」




大井「わかりました。ちょっと待っててくださいね。」






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




大井「提督、出来ましたよ。」




提督「ん‥そうか、ありがとな。」





提督「‥‥ごめん‥起き上がれないから食べさせてくれないか‥‥」




大井「えっ‥‥!わ、わかりました‥。

はい‥‥」ア-ン




提督「あーん。」パクッ




提督「モグモグ、うん‥‥美味しいよ。」





大井「それは良かったです‥‥。」ドキドキ



大井(提督が‥‥あーんをお願いしてきた!?いつもの提督ではあり得ないはずなのに‥‥。)





ア-ン、パクッ、モグモグ









提督「ご馳走さま。美味しかったよ。」





大井「そうですか、食欲もあるようで良かったです。」




提督「うん‥‥なんか‥眠くなってきたな‥‥‥。」




大井「寝ていても大丈夫ですよ。私は洗い物をしてきますから。」




ガシッ


大井「提督‥‥?」




提督「‥‥ごめん‥。一人は寂しくて‥‥側にいて‥。」ウルウル




大井(ズキュ--ン!)




大井「は‥はい!私が側にいますよ!」




提督「あり‥‥がとう。大井‥‥‥。」スヤスヤ




大井「提督‥‥寝てしまったようですね。」




大井「それにしても‥‥提督が風邪を引いただけで、あんなに弱くなるなんて‥‥。それに‥可愛かった‥‥///」





大井「甘えてくる提督もなかなか良いですね‥‥///」





提督「‥‥大井‥‥‥‥‥‥」スウスウ





大井「‥‥寝言ですか。提督の寝顔‥。」




大井(戦いの時にはキリッとした顔でいつも居るけど‥今の提督は子供のように甘えてきて、とても可愛らしい‥‥。)




提督「あり‥‥がとう。‥‥‥‥」スヤスヤ





大井「ふふ、提督。私はあなたから離れませんよ。」ギュ







〜〜大井編終了〜〜












〜〜山城編〜〜


山城「次は私ですね。まさか私がじゃんけんに勝つなんて‥‥不幸じゃないわね。」





山城「と、言ってたら着きましたね。」




コンコン

山城「山城です。提督。大丈夫ですか?」




提督「ん‥‥入って良いぞ‥‥。」




ガチャ



山城「提督、あまり様子は変わらないようですね‥‥。」




提督「そう‥‥みたいだな‥。食欲はあるんだが‥。」





提督「というか‥汗で服が濡れて気持ち悪いな‥‥。」




山城「(これは!汗を拭いてあげるシチュエーション!?でも‥‥あの提督が許すはずが‥‥)」




提督「‥‥すまんが、拭いてくれないか‥‥。」




山城「‥‥え!?良いんですか!?」




提督「無理にとは言わない‥‥もし嫌なら言ってくれ‥‥。」




山城「いえいえ!嫌なわけないですよ。むしろやってあげたいです!あっ‥‥」





提督「そうか‥‥では頼むよ‥‥‥。」




山城「はい‥‥///」




提督「後ろからお願いするよ。」ヌギッ




山城「ブハッ!(提督の上裸姿‥‥///)」





提督「ん?山城、どうかしたのか?」




山城「いえ!何でもありません!今拭きますから。」






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



提督「うん‥。楽になったよ。ありがとうな山城。」





山城「いえ‥‥大丈夫ですよ。」




山城(提督の上裸‥‥///眼福だったわ‥///)




提督「‥‥お腹減ってきたな‥。」




山城「そう言うと思って、お粥を作ってきましたよ。」ジャン




提督「本当か‥‥ありがとうな。」




山城(大井さんから聞いたけど‥提督に食べさせたとか‥‥。私にもさせてもらえるのかしら‥。)




提督「‥‥‥ごめん。食べさせてくれないか‥‥。」



山城「(‥!まさか本当の事だとは‥‥。)」




提督「ダメ‥‥‥か?」ウルウル




山城「ドキン!い‥いえ!大丈夫です!」





山城「はい、あーん。」サシダシ




提督「あーん。」パクッ




提督「うん。美味しいな。昨日は大井のお粥を食べたが、山城のも美味しいよ。」




山城「そうですか。それは良かったです。」ドキドキ




山城(提督にあーんを‥‥///)




山城(幸せだわ‥‥‥///)







〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



提督「‥‥‥‥‥」スヤスヤ




山城「お腹も一杯になったようで、寝てしまいましたね‥。」




山城「‥‥それにしても、提督があんなに甘えてくるとは‥‥。なんか新鮮で良いですね‥‥///」




提督「う‥‥‥‥‥うう‥。」




山城「‥‥‥?提督?」





提督「‥‥‥‥‥母‥さん。父‥‥さん。」ポロポロ




山城「‥‥‥‥‥‥‥‥。」ギュ




山城「大丈夫ですよ、提督。私がいますから。安心してください。」




提督「山城‥‥‥‥‥」スヤスヤ




山城「はい。山城はここにいますよ。」







〜〜提督夢の中〜〜



提督「此処は‥‥どこだ‥‥‥。」




母「大丈夫?何か怖い夢でも見たの?」




提督「え‥‥?母さん‥‥?なんで‥‥」





父さん「おい、何ぼーっとしてるんだ。早く行くぞ」




提督「父さんも‥‥何で‥‥‥」




キャア----!!!



提督「‥‥!?母さん!父さん!」




そこには倒れている母さんと父さんがいた。




提督「いや‥‥嫌だ‥一人は嫌だよぉ‥‥。」





提督『母さん‥‥‥父さん‥‥』




瞬間、光がオレに注ぎ、あたりが煌めいた。




提督「あっ‥‥。」





温かいぬくもりが伝わり、辺りが明るく光っていた。




『大丈夫ですよ。提督。私がいますから。安心してください。』





提督「うん……ありが……とう。」






その温もりに包まれ、オレの意識は離れた。





〜〜山城編終了〜〜










〜〜鈴谷編〜〜

提督「ん〜‥‥。あれ?寝てたのか。」





提督「少し身体が動かせるようになってきたな。」




提督「しかし‥‥熱を出してからの記憶があやふやだな‥‥。」




提督「大井と山城が来てくれたのは覚えてるんだけどな〜。」





提督「それに、変な夢を見たような‥‥。」





バ-ン!





鈴谷「さ〜てと!次は私の番!しっかり看病するよ〜。」





鈴谷「と、思って来たんだけど‥‥。」





鈴谷「結構、顔色良くなったんじゃない?」





提督「鈴谷か‥‥いきなりびっくりさせないでくれよ。」




提督「まあ、熱はだいぶ下がったようだが。」




鈴谷「ははは、ごめんごめん。でも、まだ安静にしとかなきゃダメだよ?」




提督「ああ。それはわかってるよ。また風邪を引くなんてシャレにならないしな。」




鈴谷「でもね〜、もうだいぶ治ってきてるようだし、なんか看病することある?」




提督「う〜ん、あまり無いな‥‥。」




鈴谷「え〜。それなら看病しにきた意味ないじゃん!」




提督「はは‥‥。まあ、そうだな。」




鈴谷「むぅ〜。あ!なら提督。一緒に料理でもしようよ〜。」




提督「料理か?まあ、別に良いが何か作りたいものでもあるのか?」




鈴谷「いやあ〜。提督の料理に少しでも近づきたくてね〜。」




提督「そうなのか‥‥。別に構わないしやるか。」




鈴谷「でも、提督。あまり無理しないでね?きつくなったらすぐ言ってよね。」




提督「ああ。それはわかってるよ。」








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



提督「なに作るんだ?」




鈴谷「う〜ん。ある程度は鳳翔さんに教えてもらったし‥‥。なら、お菓子にしよう!」




提督「お菓子か‥‥。それならクッキーでも作るか。」





鈴谷「クッキーね〜。了解だよ。」




提督「じゃあ、生地作りからだな。」





ア-シテ、コ-シテ



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


鈴谷「さて、完成〜!」



提督「うん。形も綺麗だし、美味しそうだな。」




鈴谷「いや〜、流石だね提督も。作り方も覚えてるし、しっかり教えてくれるしさ〜。」




提督「まあ、料理は趣味みたいなものだったしな。」




鈴谷「へ〜。まっ、そろそろ食べてみようよ〜。」




提督「ああ、すごく美味しそうだし、楽しみだな。」




鈴谷(前の二人は提督にお粥を食べさせてほしいと頼まれたって聞いたんだけど‥‥こっちからお願いしても大丈夫かな?‥‥。)




提督「ん?鈴谷、食べないのか?」




鈴谷「ごめんごめん、今食べるよ。」




提督「じゃあ、いただきまーす。」パクッ




鈴谷「(あっ‥‥‥。タイミング逃しちゃった‥‥。)」




提督「うん、美味しいな。ほら、鈴谷も」ア-ン




鈴谷(うぇ!?提督があーんをしてきた!?)




提督「ほらほら、鈴谷。食べないのか?」




鈴谷「あ‥いや、食べる!食べるよ!」パクッ



提督「どうだ?美味しいだろ?」




鈴谷「うん‥‥///美味しい。うまく作れたようで良かったよ‥‥///」




鈴谷(いつもは自分からこんなことしてこないのに‥‥。風邪を引いたせいでなんかおかしくなったのかな‥‥。)




鈴谷「提督?なんか風邪ひいてからなんかおかしくない?」




提督「え?何がおかしいんだ?」




鈴谷「いやだって、さっきクッキー食べさせてくれたじゃん!いつもの提督ならそんなことしないのに。」





提督「ん〜‥‥。そうなのかな‥‥?自分ではあんまり自覚がないんだが。」




提督「もしかして嫌だったか?それならすまないことをしたな‥‥。」




鈴谷「いやいや!嫌なわけないよ!むしろ嬉しいくらいだよ!」




鈴谷「あっ‥‥‥‥///」カァァ




提督「ふふ、そうか。それなら良かったよ。まあ、多分風邪ひいて頭があまり回ってないんだろうな。」




提督「それに、こんなこと出来るのも風邪ひいたときだけだろうしな。風邪ひいたときだけとの秘密にでもしておいてくれ。」ハハハ




鈴谷「うん‥‥。わかったよ。それじゃあ、お願いがあるんだけど‥。」





提督「ん?何だ?」




鈴谷「提督に甘えたい!」




提督「甘える?そんな事か。全然構わないぞ。」




鈴谷「じゃあ‥‥さっそく‥‥‥///」ガバッ




提督「ふふ、いきなり抱きついてくるとはな。」




鈴谷「許可もらったんだしいいじゃん‥‥///」




提督「いや、いつもの鈴谷からとは考えられなくてな。それに甘えられるのも久しぶりだしな。」


鈴谷「今は甘え放題だからさ。私が満たされるまでやってもらうからね!」










〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



鈴谷「‥‥‥‥‥‥‥‥」スヤスヤ




提督「膝枕も久しぶりだな、それに、鈴谷がここまで甘えてくるとは正直驚いたな。」




鈴谷「提督〜‥‥‥‥‥‥」スヤァ




提督「ふふ、いつもセクハラが多い鈴谷が甘えん坊だとは。」





鈴谷「ありが‥とう‥‥‥‥‥」スヤスヤ




提督「ああ、鈴谷もいつもありがとな。」










〜〜鈴谷編終了〜〜











〜〜瑞鶴編〜〜


瑞鶴「次は私だよ!」バン!




提督「瑞鶴か。看病だろ?でもすまないな、風邪はすっかり治ったぞ。」





瑞鶴「え〜。もう看病いらないの〜。」





提督「まあ、少し休めと大淀に言われてるし、一緒にのんびり過ごそうかな。」





瑞鶴「なら、なんかして遊ぼうよ〜!」




提督「遊ぶ?何して遊ぶんだ?」




瑞鶴「じゃあこれ!」ホイ




提督「ん?これは的か?」




瑞鶴「そうだよ!そして、弓を用意して、この的に早く当てられた方が勝ちってことでどう?」




提督「まあ、良いだろう。それで?なんか罰ゲームでもつけるのか?」




瑞鶴「そうだね〜なら、何でもひとつお願い聞いてもらうってのはどう?」




提督「うん。別に構わないぞ。手加減はしないからな。」




瑞鶴「私も提督が病み上がりだからって手加減しないからね!」




提督「ああ。先に三本当てた方が勝ちでいいか?」




瑞鶴「うん。良いよ〜!先行はどっちにする?」




提督「じゃあ、俺から行かせてもらうぞ。」




瑞鶴「どーぞ!」





提督「‥‥‥‥‥‥‥‥」ギリギリ




バシュ



カラン


提督「あれ‥‥。全然当たらないな‥‥。」




瑞鶴「にひひ、これはチャンスだね!」





瑞鶴「いくよ〜‥‥‥‥」ギリギリ




バシュ


バン


瑞鶴「やりぃ〜!一本当たったね!」




提督「くっ!まだまだこれからだ!」







〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



結果

提督、命中数0

瑞鶴、命中数3






提督「‥‥‥嘘だろ。まさか一本も当たらないなんて」ガクッ




瑞鶴「あはは‥‥。まあ、勝ちは勝ちだからね!お願い聞いてもらうよ!」





提督「仕方がないな。んで?お願いは何だ?」




瑞鶴「今から私をお姉ちゃんと呼びなさい!」




提督「えっ‥‥?それまた急に‥‥何でだ?」




瑞鶴「いやぁ〜、弟って良いなーって思ってさ、弟が欲しかったんだよね!」




提督「ん〜‥。まあお願いきく約束だしわかったよ。瑞鶴‥‥お姉ちゃん。」




瑞鶴「!?もう一回!もう一回お願い!」ハアハア




提督「瑞鶴お姉ちゃん‥‥‥。」




瑞鶴「良いね良いね!これだよこれ!私が求めていた弟は!」




提督「それなら良いが‥‥。」




瑞鶴「あっ!ちゃんと弟口調で喋ってよね!」




提督「うぇっ!?嘘だろ‥‥。」




瑞鶴「ほれほれ〜。お姉ちゃんに甘えもいいんだよ〜!」ナデナデ




提督「ちょっ‥‥いきなり撫でないでよ!あと撫でるのやめて!」




瑞鶴「にひひ〜、やめないからね!」ナデナデ






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


瑞鶴「いやあ!堪能したよ。またお願い券使って頼もうかな!」




提督「そうですか‥‥。好きに使ってくれ。」




提督「まあ、甘えるのも悪くはないな。」




瑞鶴「それならいつでも私に甘えてもいいんだよ?」



提督「ん‥‥考えとく‥。」








〜〜瑞鶴編終了〜〜








〜〜時雨編(ラスト)〜〜


時雨「最後は僕だよ。提督。」




提督「時雨でラストか。みんなに迷惑かけたようですまないな。」




時雨「そんな事ないよ。それに提督はいつも執務も頑張ってるし、出撃だってしてるんだから休息も必要だよ。」




提督「そう言ってもらえると嬉しいな。まあ、明日から仕事に復帰するし、頑張らないとな。」




時雨「あんまり無理しないでね?また風邪をひくかもしれないし。」




提督「ああ、それはわかってるよ。でも、看病されるのも悪くはないな。」ハハ



時雨「ふふ、僕達も看病して悪い気はしないからね。」




提督「そうか。さて、何もすることがないな‥‥。」




時雨「そうだね‥‥。風邪は治っているようだけど、あまり激しく動くとかはダメだよ?」




提督「それはわかってるが‥‥。」




時雨「なら、鎮守府の外でも散歩しない?」




提督「うん、いいなそれ。軽く散歩しようか。」




時雨「了解だよ。それじゃあ行こうか。」







〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



ザザ-ン

提督「‥‥久しぶりだな、ここに来るのも。」




時雨「ふふ、提督覚えてる?提督が着任したての頃のこと。」




提督「ああ、覚えてるよ。最初はみんな俺が出撃するってことに驚いていたよな。」ハハハ




時雨「それはそうだよ。提督自ら出撃するなんておかしいもん。」




時雨「でも桁違いの強さで、僕達必要なのかな?って思うぐらいだったからね。」




提督「まあ、一人では限界があるし、やはりみんながいて良かったよ。過去の事も‥‥‥」





時雨「‥‥‥僕達は提督のためになっているのかな‥‥‥。」




提督「‥‥ふふっ。」




時雨「な、何で笑うのさ。」




提督「いや、ごめんな。時雨からこんなこと言われるなんて思わなくてな。」




提督「それに、お前達がいなければ俺はいつまでも弱いままだっただろうな。」




提督「いつまでも過去に囚われていて、自分をいつか見失っていたかもしれない。」




提督「お前達がいたからこそ、俺は今ここにいる。」




提督「本当にありがとうな。みんなに囲まれて俺は幸せ者だよ。」ニコッ




時雨「提督‥‥。僕もすごく幸せだよ。」




提督「ふふ、これからもよろしくな。時雨。」




時雨「うん、こちらこそよろしくね。提督。」










〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



提督「よしっ!完全復帰だ!」



バン!


大和「提督!今日は!」




赤城「演習ですよ!」




提督「あ‥‥そういえばお前達のあれがあったな。」




大和「早く行きましょう!準備はできています!」




提督「わかったわかった。少し待ってくれ。」









〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


提督「よし、今日は五人だ、それに演習相手は結構な手練れだそうだ。油断するなよ。」




加賀「承知していますよ。しかし‥‥」




鈴谷「あれなんなの?‥‥‥‥」





大和「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」ゴゴゴ




赤城「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」ゴゴゴ




提督「はあ‥‥。実はな」カクカクシカジカ








加賀「そうなんですか‥‥。」



鈴谷「あはは‥‥。だから二人は妙に張り切ってたんだね‥。」




提督「ん‥‥。そろそろ始まるぞ。全員用意しろ。」




加賀「わかりました。」




鈴谷「了解だよ〜。」




大和、赤城「‥‥‥‥‥‥‥」ゴゴゴ




提督「(二人がやばい)‥‥‥。」






ピッ---!!


提督「始まったな。それじゃあ行くぞ。」










ザッ-----


提督「そろそろ良いかな‥‥。加賀、赤城、艦載機を用意してくれ。」




加賀「わかりました。」ジャキ




赤城「‥‥‥‥‥‥‥」ジャキ




提督「(赤城がまだ無言だ‥‥)よし、放て!」




バシュ、バシュ



艦載機「イキマスヨ-!」



艦載機「‥‥‥‥‥‥」ゴゴゴ





鈴谷「赤城さんの艦載機がなんか怖いんだけど‥‥。」




提督「そう‥‥だな。」




加賀「見つけました!距離は近いです。」




提督「む、そうか。加賀と赤城は後ろに少し下がってくれ。鈴谷と俺と大和が前でやる。」




加賀「了解しました。」




鈴谷「オッケ〜。」




大和「‥‥‥‥‥‥いきます。」ボソッ




提督「え?」




大和「主砲、斉射!」ドン!




提督「おい‥‥まだ指示してないのだが‥‥。」




ド-ン!ド-ン!


相手

重巡大破

軽巡大破





提督「えっ‥‥‥‥」ポカ-ン




鈴谷「嘘でしょ‥‥。」





提督「この距離で当てたのか‥。」




艦載機「‥‥‥‥‥‥‥」ヒュ-ン



バ--ン!



相手

戦艦大破

駆逐艦大破




提督「おい‥赤城の艦載機が‥‥。」




加賀「‥‥‥‥一撃で大破判定を出すとは。」




赤城、大和「‥‥‥‥‥‥‥」ゴゴゴ




提督「ビクッ、こ、怖い‥‥。」




鈴谷「もう前でちゃおうよ。相手は残り空母一隻だし。」




提督「‥‥そうだな。」



大和「‥‥‥‥」ヒュン




提督「な!?早!どんだけスピード出てるんだよ!」




赤城「‥‥‥‥」バシュ!




艦載機「‥‥‥」ピュ-ン




鈴谷「何あれ‥‥艦載機が出せるスピードじゃないでしょ‥。」





相手の残り空母一隻は大和の砲撃と赤城の艦載機の爆撃により一瞬で大破した。






結果

提督チーム

提督、無傷

加賀、無傷

赤城、無傷

鈴谷、無傷

大和、無傷





相手チーム

戦艦、大破

重巡、大破

軽巡、大破

空母、大破

駆逐艦、大破



SS勝利!


MVP大和





提督「え〜と、MVPは‥大和か。」




加賀「流石に戦艦の火力には勝てなかったようですね。」



鈴谷「それでも十分二人ともやばかったけどね‥‥。」




大和「やりました!」キラキラ



赤城「まさか‥負けるなんて‥‥」ドヨ-ン




提督「‥‥‥相手の提督なんか、もう苦笑いだったぞ。」




『まさか、戦艦と空母2隻にも手も足も出ないとは』アハハ




加賀「‥‥‥気の毒ね‥‥‥」




大和「これで提督に抱きついていいのは私ですね!」




赤城「仕方がありません。今日のところは諦めます。」




提督「そうか。でも二人ともよく頑張ってくれたよ。ありがとな。」ナデナデ




大和「いえ‥‥///そんな事は‥‥///」




赤城「お役に立てたようで良かったです‥‥///」




加賀「一件落着のようですね‥。」




鈴谷「そうみたいだね〜。」




提督「よし、それじゃあ帰ろうか。」













〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


いかがでしたでしょうか?今回の作品はここまでです。

提督がチートすぎていろいろぐちゃぐちゃですが暖かい目で見ていただければ幸いです。

まだまだ続編を書きたいと思っていますので今後もよろしくお願いします!


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J-ROCK 0105さんから
2022-05-20 15:26:44

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2019-07-18 23:57:54

SS好きの名無しさんから
2019-06-19 21:51:20

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SS好きの名無しさんから
2020-04-30 01:30:18

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2019-06-19 21:51:26

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