2019-06-22 23:06:25 更新

概要

本編の息抜きに


前書き

1944年(昭和19年)4月13日午後


「ははっ…山陽丸の護衛なんてなぁ…」

「いいじゃないか!成功すれば昇格もあるかもしれんぞ」

「沈めさせてもこっちの責任になるかもしれないんだぞ?」

「サイパン島までだぞ?大丈夫だろう?メレヨン島までなのも無かったんだ」

「そうかなぁ…」


「いたぞ…マストだ…多分吹雪型のうちの雷か響クラスだろう…観側していろ…気づかれずに撃ちやすいところに近づけ…」


「静かだなぁ…平和だ…いつ終わるんだろうな」

「おいおい俺たちが頑張れば早く終わるだろう?だからだよ」

ドゴォォォォン

「っ…」

「魚雷だ!敵艦を補足しろ!」

「煙が出てるぞ!」

「火まで…消火だ!」

「船体が二つ折れしているぞ!脱出しろ!」


「Expended four torpedoes and one Jap destroyer!」







私は叫んでいたかも…声も出せずに…誰も守れずに…気がついたら、暗い鉄の箱の中に居た








「ここは?あれ?私は…」

私は辺りを確認する…暗い…少し広い、視点が低い、声が出る

「あれ?声?」

そう、私に乗ってた人達と同じように話せていた

「足?手?」

あの人達と同じように動かせた

鉄の箱の出口と思われるところを押してみる

開かない

「はわわ…すみません司令官さん…建造完了していたのです」

聞いたことの無い声だ…でも…なぜか安心する

「おっとすまない、ありがとうな電」

「はいなのです!」

乗ってた人達と同じぐらいの低さの声が聞こえる、安心する声の持ち主の名前は電らしい、聞いたことのある名前だ

「さて…誰かなぁ」

鉄の箱の扉が音を出し、光りを入れ込む

「おっと電と似ているなキミは…」

「雷ちゃんなのです」

「雷と言うと電の姉かな」

二人が会話をしている、聞いていると私は雷と言うらしい、安心する、乗ってた人もそう呼んでいた気がする

「じゃあ所属を」

所属と言われた…分からない…忘れてしまった大切な事だとは分かっている…

「えっと…聞こえてる?」

どうしようか…

「雷ちゃんどうしたのですか?」

妹だと思う電に聞かれた…記憶が曖昧だが電はたしか助けることが好きだった気がする

「これ生きてる???」

「司令官さん何を言うのですか!?」

「いや返事も反応も無いんだけど…」

「これは雷の形した人形じゃないよね?」

「司令官さんこれは建造ですよ?開発では無いのです!」

「そうだよなぁ」

「明石のところ連れていく??」

「あの人は怖いのですお姉ちゃんを実験台にさせたくないのです!」

「メロンのところ連れていくか?」

「あの人なら安心なのです」

どこかに連れていかれる、何をされるのだろう

私はされるがままに連れてかれた

「はいはいどうしました?」

「雷が反応が無くてな…」

「ひっぱたいては?」

「そんなできるか!」

「うーん」

考えているうちに色々話が続いているようだ私が話せば終わることだ

「あの…」

「おっやっと話したなキミは?」

私は守れなかっただから頼ってほしい、今度は誰かを守れるかな?

「雷よ!かみなりじゃないわ!そこのところ

よろしくね」


後書き

やっぱり恥ずかしい(*/□\*)


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