2020-05-02 21:44:51 更新

概要

今回ちょっと変化作。と言ってもほぼ通常運行です。何か変なの出ただけです。
※個人が思う台詞が()と『()』が混ざっていますが同じ意味です。ご了承下さい。


前書き

???『遂に完成したァ…これで奴らは全部俺のものだァ……!』


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~挑戦~

健一『ふああ…眠いな…あれ?アリス?リン?ノート?誰もいないのか?ん?何これ?(ピラッ)』


???『お宅の娘さん達は頂いた。返して欲しいなら指定した場所に来い。 オーザー』


健一『……』

一つだけ分かっていることがあるならこれは多分罠だ。頭では分かっている。頭では……


~サイン遺跡~

健一『(ここに来ると嫌な思い出しかないな……それにしても、ここはゲームでやってたときより大分狭く感じるなぁ…)』


バー『そこの者……見覚えがないな』


ナウル『誰だ?我が主の邪魔をする者なら立ち去ってもらおう!』


健一『俺はお前ら見覚えあるよ?それと君らの言っている主から聞いてない?』


バー『ということは……我が主の妃になる者達を取り返しに来た者だな?』


健一『だいたいそうだな』


ナウル『なら……帰ってもらおう!』(攻撃開始)


健一『…っ!速いな……あいつの動きを……』


ナウル『させるか!爆発!!』


健一『(ドンッ!)くっ…命令する暇もないか』


バー『恨みはないが、我が主の命令とあれば!』


健一『体力が……あいつらは!?』


~王の遊び~

アリス『ん?ここは……』


オーザー『目覚めたか。ここは俺の王宮だ』


アリス『君は一体……』


オーザー『俺はオーザー。ここの……王だ。』


リン『う~ん……あれ?ここどこ?』


ノート『ていうか縛られているのにそんな悠長に行くのね……っ!あなたは…オーザー!』


オーザー『No.9171。奴隷に王が言う言葉ではないが……お帰りと言っておくか』


リン『ノート、この人知ってるの?』


ノート『知っているも何も、私はこいつの奴隷として利用させられ欲求の捌け口にされていたときにあの人に拾われたんだもの……』


オーザー『そんなこともあったな』


ノート『はっ!まさかまた!?』


オーザー『いや、今回はそんなことじゃない。というのもお前らに俺の妻になってもらいたい』


アリス『嫌だ、と言ったら?』

オーザー『俺の洗脳能力で強制的に妻となってもらう。ただ俺は強硬手段は嫌いだからね……』

(指を鳴らす)


触手『ジュルルル……』


ノート『これは!?』


オーザー『こいつらと遊んでもらおう。そしてその遊びっぷりで最初の妻を決めることにする』


リン『こんなの……えい!(ミサイル錬成)』


触手『(ドーンッ!)ジュルルル……ヌポッ!』


ノート『再生した!?』


オーザー『こいつらは倒しても再生する。そして無限に増殖する!』


アリス『これだけ多いと予知が使いものにならないか……なら!範囲爆発!』


触手『(ドン!)ウウ……ヌポッ!』



健一『(…隙がないな)』


ナウル『バー、あの技で終わりにしよう!』


バー『あれか!お前はこれで終わりだ!』


健一『(隙が…今だ!)お前ら俺の命令に従え!』



アリス『きりがない……』


リン『(バシッ!)う~何か力が抜ける…』


オーザー『はい脱落~。残りは……』


ノート『くっ……(バシッ!)うっ、ああ~っ!』


オーザー『ふむ……決めた!』


アリス『何だ?くっ、数が……』


オーザー『最初の妻はお前にする!触手共、いっぱい追い詰めてやれ!』


アリス『ここまでか…すまないな、健一…』

 

    『扉開けッ!』(バタンッ!)


健一『俺のものに手を出すな』


オーザー『何っ!?あの二人は?命令できない程の高速攻撃は!?トラップはどうなった!?』


健一『こいつらに外させた』


バー、ナウル『……』


オーザー『なぜだ!?お前は人の心を操作できないはずだ!』


健一『そうだよ。だからこいつらの“動き”を操作してるだけだ…こいつらに意志はない』


オーザー『そいつらに隙はないはず!』


健一『なかったよ。だから作った』


オーザー『ならお前も洗脳してやる!』


健一『お前の洗脳は無効だ』


オーザー『なっ…だがこいつらは!?』


健一『お前ら…俺の命令に従え』


触手『ウッ…ウウ……』


健一『そいつらから離れろ』


触手『ジュル、ジュル……』


リン『(スルッ)う~…(倒れる)』


ノート『やっとか……』


オーザー『あ、あ…』


健一『触手……(クイッ)餌の時間だよ』


オーザー『なっ…このくらい!』


健一『ざっと数えて150本…これを一人で捌けたら褒めてやるよ』


オーザー『くそ……くそぉ!(バシッ)離れろ、離してくれ!うわああああ……』



健一『大丈夫か?』


ノート『私は大丈夫…』


リン『リンはちょっと無理…』


健一『そうか……なら担ぐわ。肩貸せる?』


リン『えへへ…』


ノート『なっ……!(疲れたふりをすればあの人の肩に乗せてもらえるの!?でも嘘をつくのは嫌われそうだし…)』


健一『んじゃ、行くか。』


ノート『あ、あの!』


健一『ん?どうしたノート?』


ノート『い、いや何でも……』


健一『そうか?ならいいんだが』


ノート(うう…あの人と距離を縮めるチャンスだったのに…)



~お風呂~

リン『うう、ぬるぬるする……』


アリス『そりゃ触手と戦ったからな』


ノート『気持ち悪い…やだぁ……』


健一『帰ったらお風呂入れよ』


ノート『そうね…これ早く取りたいし…』 


リン『じゃあ今一番ぬるぬるしてるリンが最初に入る~!』


ノート『はぁ!?一番は私よ!だから私が!』


リン『リンが一番最初に入るの!』


ノート『いいや私よ!』


アリス『間を取って最初に入ろうか?』


ノート『何の間よ!?』


健一『……もう全員で入れよ』


二人『『えっ…全員……?』』


健一『ん?…あ、いやおいちょっと待て』


リン『健一さん確か今日はリンと一緒に入る日なんだよね?』


ノート『はぁ!?そんな訳ないでしょ私よ!』


アリス『そもそもそんな日ないだろう?』


リン『え~?アリス忘れちゃったの?一週間に一回誰かと健一さんが一緒に入れる日を作ったじゃん!あ、アリスは健一さんに興味がないから忘れちゃったんだね!』


アリス『お前もう一回触手の所行くか?』


リン『うえぇ……ごめんなさい……』


健一『まあ何でもいいけどとりあえず三人で入ってこいよ』


リン『えっ?健一さんも含めて全員でしょ?』


健一『いやそうはならないだろ』


アリス『いやこの場合は大体そうだろう』


健一『……嫌って言ったら?』


リン『ミサイル作って当ててあげる!』


健一(いやこの子怖っ!)


ノート(えっ、ってことはあの人がこれを了承したら私はあの人と一緒に…お、お風呂!?えっ、てことは私の…は、裸が!?)『うわあああっ!?』


健一『どうしたノート大丈夫か!?』


アリス『んで?どうするのか?』


健一(これ断ったらリン…だけじゃない他のメンバーにもミンチにされるのか……仕方ない)


~オーバーフロー!~

健一(確かゲームだと入浴シーン結構湯気で覆われてたからな…これつまり無修正verってこと!?)


ノート『何ボーッとして…はっ、まさかえっちなこと考えてたんじゃないでしょうね!?』


リン『そんなこと考えてるノートが一番えっちなんだよね~』


ノート『はぁ!?誰がえっちよ!』


アリス『というか今日風呂熱くないか?』


健一『そうか?それでノートはどこを見てるんだよ。そこ壁しかないだろ』


ノート『えっどこって…はっ!あなたは何私の裸

見ているのよ!何あなた変態なの!?』


アリス『お前の体で欲求晴らすやつなんていないだろう』


ノート『何ですって!?私の胸部が寂しいって言いたいの!?』


アリス『誰もそんなこと』


ノート『言ってないとしてもよ!心の中では確実に思ってるわね!』


リン『何かもうついて行けないよ~』


ノート『あなたはいいわね!その自慢の体であの人にアピールできるんだから!』


アリス『それで行けるならどんだけ楽だか…ってあいつほどではないだろう』


ノート『た、確かにそうだけど…』


健一『(…何かもう疲れた)』


リン『んふふ~!隙あり!(バシャッ!)』


健一『うおっ!急に抱きつくな!』


ノート『なっ!何してるのよリン!』


アリス『……後で私の部屋に来い。遊んでやる』


リン『すぐ離れるから許して~!』


ノート(リン程あの人に堂々と抱きついたりできるなら絶対楽なのになぁ…)


アリス『……お前もう出た方がいいだろう』


健一『ああそうだな……』


リン『じゃあリンが背中洗ってあげる!』


ノート『あなたいい加減にしなさい!』


健一『……アリス?』


アリス『何だ?』


健一『洗ってくれ』


三人『『『はぁ!?』』』


アリス『お前のぼせておかしくなったか』


ノート『なっ!?本当何であなたはそう普通に好きな人に対して暴言を放てるのよ!?』


リン『もう出る!健一さんのえっち!』


ノート『本当よ!後で私の部屋に来なさい!』


健一『えっ、あ、はい…』


アリス『いや面倒くさいな』



アリス『……さて、君はときどきこうやって自分のことを犠牲にして無理やり揉めごとを完結させているのだが…それを見る度悲しくなるよ』


健一『お前だけは悲しくなるなよ…それに今回はただの本音なんだし』


アリス『……?』


健一『本当に俺はお前に洗って欲しかった、ただそれだけだよ』


アリス『わざわざハーレムルートを提供してあげたというのに、結局私を選んでしまうんだな…』


健一『そりゃお前が…って、俺をこの世界に導いたこと、覚えてたのかよ!じゃああの時の反応はどういう意味だよ!?』


アリス『あれはただからかっただけだ』


健一『えっ、ああそうか…』


アリス『……痛くないか?もう少し強くした方がいいか?』


健一『気持ちいいよ…ありがとな』


アリス『別に…それと、さっきは私達が弱いばかりに敵に捕らわれてしまったこと、謝りたい』


健一『いいよ…無事ならもう』


アリス『それと…いつもひどいことばかり言ってしまって…素直になれないで』


健一『あいつらの前で素直になったらまた揉めるだろ?だから二人きりのときだけでいいよ』



健一『おう、じゃ交代だ』


アリス『頼んだ』


健一『(ゴシゴシ)どうだ?気持ちいいか?もう少し強くした方が良いか?痛くないか?』


アリス『いやちょうど良くて困るくらいだ』


健一『困る要素どこ?』


アリス『……なぁ』


健一『ん?』


アリス『…私、本当は、君のことが……』


ノート『(バタン!)こらーっ!!』


健一『ノート……リン!?』


ノート『二人っきりで洗いっこして、何が起こるのか見てたら、何いい雰囲気で抱き締めようとしてるのよ!』


リン『アリスって健一さんと二人っきりだと素直になるよね~えっちだね~』


アリス『……』


健一『もうそろそろ上がるか』


アリス『…ああ』



アリス『(私はああやって素直に抱き締められるリンが羨ましい。ああやって本心から今の気持ちが言えるノートが羨ましい)』


健一『もっと素直になっていいんだよ』


アリス『(そうなったら…楽だなぁ)』




???『やっと会えますね……健一様』


                 続く


後書き

今回出てきたオーザーは、元々ゲームverのダンジョンボスです。(ラスボスじゃないです。)
能力は[全生物を操る能力]です。


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