2019-10-16 20:20:04 更新

概要

『横須賀鎮守府は色々おかしい』の続きです。
タイトル思い付かなかったのでこれにしましたけど話の舞台は基本同じです。
章タイトルで区切る単発の話ですが章タイトルを考えずに話を作っているので適当です。基本どこからでも読めますが変な単語とか出ると思います。設定集作ろうにも纏めるの面倒なんやな。


前書き

惰性で続くよ色々おかしいシリーズ。
その内別枠で違う書き方のも出すかもしれないけど。
あと一応前作読んどいた方がある程度わかりやすくなると思います。





何かやってる時に話しかけると対応が雑な人いるよね




~工廠~




明石「提督って50m何秒で走れます?」ジジッ



提督「0.061秒」カチャカチャ



明石「え!?」ガキィン



提督「嘘に決まってんだろ」カチャカチャ



明石「あ、嘘ですか。いやもう……実際にそうでもおかしくないから分かりにくいんですよ」



提督「生身で走るんだったら6.8くらいだぞ」カチャカチャ



明石「十分速いっすね」



提督「現役ならもうちょい速かったがな」カチャカチャ



明石「なんか今日冷たくないですか?」



提督「俺はルービックキューブに集中したい」カチャカチャ



明石「じゃあなんで工廠に居るんですか」



提督「気分」ガチャ



提督「あ、壊れた。百均のはやっぱ駄目だな」



明石「力入れすぎなだけでは?」



提督「思い通りに回らないから無駄に力が入るんだよ」ポイッ



明石「提督も百均とか行くんですね」



提督「俺はあんま鎮守府から出ないぞ。買ってきたのは暁だ」



明石「ほぇー」



提督「それで何だって? 50m走?」



明石「その話題完結しましたけどね」



提督「急にそんな話題振ってくるとか珍しいな」



明石「気になっただけですよ」



提督「毒されてんな」



明石「嫌ですねぇ」ガチャン



明石「メンテ終わりっと。お疲れ様です」



提督「お疲れ」



明石「食堂行きますけど提督はどうします?」



提督「んー……間宮が新メニューがどうとか言ってたし俺も行くか」



明石「じゃー行きましょー」










同時に一緒の事閃くなんてそうそうないよ








提督「……」カチカチ



明石「…ハッ!」バッ


夕張「ん?」ピキィン


卯月「……!」


弥生「?」スッ



提督「どうした?」



明石「オーバードウェポンを開発しましょう!」


夕張「今日の夕飯はサバの味噌煮で」


卯月「スタングレネードの空襲……」


弥生「ドリル…」



提督「想像以上に別の事考えてたわ」



提督「つか今ドリルって言った? 誰が言ったか分からねぇから同時に喋んのやめくれ」



明石「オーバードウェポンの開発を!」



提督「環境汚染しなくて実用性あるならいいよ」



明石「よし!」



夕張「提督は夕飯どうします?」



提督「サバの味噌煮って言ったのお前かよ。別になんでもいいわ」



卯月「実用性ない?」



提督「何が? ドリル?」



卯月「スタングレネードを艦載機から投下するの」



提督「それは実験すればいいんじゃ?」



卯月「確かに」



提督「弥生がドリルって言ったの?」



弥生「そうだよ」



提督「なんで?」



弥生「いや…意味は無いけど」



提督「えぇー…」















※前作から続いてる





大和「私、出番が少ない気がするんです」



提督「ふーん」カチ



大和「何したら出番増えるんですかね~」



提督「いや知らねぇよ」



大和「酷いです。提督は9割くらい登場してるじゃないですか」



提督「まあ立ち位置的には全員と会話するからな」



大和「提督と艦娘の会話が全てじゃないですよ! 作者は何考えてるんですか!」



提督「俺に言われてもな。つか今も提督と艦娘の構図だろ」



大和「え? じゃあ今他の人連れてきて提督に黙ってて貰えば艦娘同士の会話になるって事ですか?!」



提督「そうなんじゃねえの。俺は知らんけど」



大和「じゃあ呼んでくるので待っててください!」



提督「あ、ついでに曙を呼んできてくれ……って、ありゃ聞いてないな」ガサゴソ



提督【駆逐艦曙、執務室まで来てくれ】



提督「あいつ誰呼んでくるんだ……?」



曙【わかりました。今行きます】



提督「返信早いな。北上とか普段3時間越しとかで返信してくるのに。なー」



大淀「あの人は気付かないフリだと思いますけどね」



提督「確かに。んー…」カキカキ



提督「大淀、休みってどれくらいが丁度いいんだ?」



大淀「夏休み仕事に要りますかね。まあ2、3週間あれば十分ではないでしょうか」



提督「高校生の年齢のやつは4週間にして他は3週間くらいでってのも?」



大淀「あー……まあいいんじゃないですかね。そもそも私が決めるような事じゃないんで」



提督「……まあ本人達に決めてもらえばいいか」


コンコン


曙「失礼します」



提督「来たか」ガタッ



大淀「大和さんどうしますか」



提督「ほっとけ」



大淀「はい」



提督「んじゃ行くぞー」



曙「あの…何処へ?」



提督「工廠。新しい艤装の説明をする」



大淀「こっちも終わりそうなんで終わったら解散でいいですか」



提督「よいぞ」











タイトルに横須賀を入れなかった理由






~工廠~




大淀「毎回全損は困るんですよ」



明石「そうは言われてもねぇー。耐久度上げたってどうせ壊れるんだからコストは低い方がいいじゃん?」



大淀「だから壊れない所まで上げれば…」



明石「いや無理無理。そりゃ壊れるまでの期間は延びると思うけど一回のコストが重い分結果的にそっちのが金使うよ」


ガチャ


提督「んで比叡の計画は7割終わってるからこのまま進めて、七駆の漣の計画を新しく始めるんだが」



親分「そうか。曙と朧は?」



提督「七駆は軽い強化だから完成してる」



親分「分かった」



明石「提督ー」



提督「何だ」



親分「つか潮のはまだなのか?」



提督「ああ。まだちょっと先になりそうだ」



明石「ちょっと聞いてくださいよー」



提督「聞こえてるから。そんで何?」



大淀「工廠が全損するのどうにかなりませんか?」



提督「あー…………親分、前言ってた装置って完成いつだっけ」



親分「どれだよ」



提督「急激なエネルギーの暴走を吸収して抑えるやつ」



親分「先週だ」



提督「データ録った?」



親分「勿論。今配備準備中だ」



提督「だってよ。多分内部で爆発が起きて壊れるとかはなくなると思うが」



大淀「成程…じゃあ暫く様子見て壊れないようだったら建材等を見直して耐久度を上げますか」スタスタ



明石「へぇー、そんなの開発してたんですか」



提督「耐久度上げる意味あるかこれ」



明石「さあ…」



親分「あ、ちょい外すわ」



提督「うい」



明石「いやー、開発が休みになるとめっちゃ暇ですね」



提督「そうか。俺は暇じゃないが」



明石「じゃあなんでここに居るんですか」



提督「休憩中だ。毎日書類ばっか見てると疲れてくるなぁ……」



明石「月3回程度で終わらせるとか言ってませんでしたっけ」



提督「今大湊の分も負担してんの」



明石「あぁ~、新人の司令官が前任がやめるタイミングで入ってゴタゴタしてた所ですか」



提督「そうなんだよ。あそこも前任が1人で運営してた鎮守府だから他が面倒見るってのも出来ないし前任が教える事全部教えたら引退って感じなんだけど」



明石「それまで処理しきれないから横須賀が負担、って事ですか」



提督「正解。あそこはウチと違ってちゃんと出撃もするから量が多くて」



明石「日本の母港と言えば横須賀みたいな雰囲気あるのにウチこんなんですからねぇ」



提督「なら大島に施設とか全部移して普通の鎮守府として横須賀を稼働させるっての悪くないな」



明石「いやぁ……スペース足りますかねぇ?」



提督「格納庫に関しては妖精達に任せればどうにでもなるし大島も別に小さい訳じゃないしむしろ今の鎮守府の敷地より広いだろ」



明石「確かに。じゃあいいですねそれ」



提督「でも大島に住むってなると普段の生活がな。俺は特に困らんが」



明石「あそこ今人居なくてウチの施設があるだけですからねぇ。ショッピングとかを楽しみたいお年頃の子達にはちょっと厳しいかもですね」



提督「大島と横須賀鎮守府を繋ぐ移動手段があればいいんだが…」



明石「船出すのは個人の都合だと…ってなっちゃいますし時間もかかりますし」



提督「一々艤装出すのもな」



明石「……脚部艤装のみを独立稼働させられる靴を開発するってのはどうでしょう」



提督「買い物帰りとか買ったの濡れるだろ」



明石「えー、じゃあどうしようもなくないですか」



提督「妖精族が作った転送装置があるにはあるが…」



明石「あ、それ使いましょう」



提督「どうなんだろうな」



親分「エネルギー吸収装置の配置が完了した」



提督「おつかれー」



明石「お疲れ様でーす」



親分「何の話してたんだお前ら」



提督「いや、今所属してる奴全員大島に移動してそこで泊地として新しくやったら横須賀が空くからちゃんとした鎮守府として稼働出来るんじゃないかって」



親分「大島を泊地として? 出来なくはないだろ。やるのか?」



提督「普段の生活で困るんじゃねぇかなって話してたんだよ」



親分「困るか?」



明石「買い物とかしたいお年頃の子だって居るんですよ」



親分「そうか。船出せばいいんじゃねえの?」



提督「どうかね」



明石「遠慮しがちになりそうですけどね。私ならそうなりそうです」



提督「転送装置使えないのか?」



親分「出来るけど使ったら色々怪しまれるだろ」



提督「じゃあ海底トンネルでも作るか?」



親分「別にいいぞ」



提督「どっちが楽なんだ」



親分「怪しまれない転送先を作れば転送装置だが」



提督「んじゃまず移すかどうかの意見聞いてみるか…」
















…………









~数日後~






明石「あ、それ全員分集まったんですね」



提督「ああ」



明石「どんな感じでした?」



提督「別にどうでもいいとか陸の方に行ける手段があるならいいってのが大体だな」 



明石「反対意見あるんですか?」



提督「阿武隈と球磨が反対してる」



明石「あの2人が? 特に困る要素なさそうですけど」



提督「部屋の片付けと荷物整理が嫌なんだと」



明石「あっ……」



提督「くだらん意見だからスルーだがな。この際片付けを覚えてくれればいいが」



明石「……本営の許可は?」



提督「俺達がそれでいいなら許可するってよ。ただ横須賀に新しく着任する指揮官のサポートはしてやれと」



明石「え、大湊の書類もあるのに新人サポートもやるんですか?」



提督「いや、大湊のにも相談したんだが処理速度が上がってきたからちょっとずつ戻すって。いつまでも迷惑掛けるわけにはいかないから最悪一気に増やすかもとも言ってたな」



明石「新人相手にえげつない事しますねあの人…」



提督「まあ近いうちに……1ヶ月以内には移動が終わるように連絡しといたからお前も準備しておけよ」



明石「工廠のってどうなるんですか?」



提督「施設は全部完成してるから格納庫の奥にあるものから既に運び始めてるぞ」



明石「奥の方の……要りますかねぇ?」



提督「まあ今更廃棄も出来んだろ。何かあった時用に取っといてもいいんじゃね」



明石「そうですね…」



親分「おい大将ー」



提督「どうした?」



親分「今まで大島で実験してた艤装とかって今後何処で試すんだ? 流石に危ないだろ」



提督「三宅島とかでいいんじゃないか? あそこも人居ないだろ。というか確かあそこ深海棲艦が屯ってたような」



親分「了解。じゃあ三宅島の深海棲艦を排除して施設作る」



提督「あーいや待て。深海棲艦の件は俺に任せてくれ」



親分「? 別にいいが」



提督「サンキュー」



明石「なんかあるんですか?」



提督「何か忘れてて嫌な予感が。さて、行くか。お前も来るか?」



明石「生憎戦闘は苦手でしてね。なんせ工作艦ですから」



提督「戦艦が飛んで潜水艦が洋上で戦うような鎮守府なのに?」



明石「私工作艦なんで!!!」



提督「はいはい。今誰が空いてたかなーっと…」テクテク



明石(いや、一人で行けよ……)









……












~三宅島~




阿武隈「三宅島ってなんかクトゥルフで出てきそうな名前してません?」



提督「知らんがな」



阿武隈「これ終われば片付け手伝ってくれるんですよね! ね!」



提督「あーはいはいお前もちゃんと片付けなら手伝ってやるよ」



阿武隈「言質ぃ。というか何ですかこの武器。鎮圧用のじゃないですか。殲滅じゃないんですか?」



提督「確かこの島レ級とか駆逐棲姫が住んでんだよな」



阿武隈「え、マジですか? 海に住んでるんじゃないんだ」



提督「多分だが」



阿武隈「! 誰か居ます。今の話を聞く限りだと可能性は捨てきれないんで注意を」



提督「お前が警戒しろ。せめてバリアユニットを起動するくらいしたらどうだ」



阿武隈「…いつもの艤装じゃないんで忘れてました」キュイィン



提督「気配は何処からだ?」



阿武隈「いやもうホント直ぐそこです」



提督「数と様子は」



阿武隈「1。こっちを伺ってるだけですね。今のところ敵意は見られません」



提督「出てくるまで島の状況を確認しておこう」



阿武隈「了解です」



提督「……最初期に襲われたってのもあってあちこちボロボロだな。生活を放棄した感じがまだ残ってるしな」



提督「あー…1番最初じゃないから一応倒せたのか」ピッ



阿武隈「深海棲艦の死骸…」



提督「1号との戦闘で死亡したのか。艤装だけ回収されてるからサンプルが少ない時期か」シュゥン ゴソゴソ



阿武隈「iDroidのスキャンってそんな事まで分かるんですか?」



提督「いや、iDroidは読み取った情報を表示してくれるだけだから俺の予想ってだけだな」



阿武隈「へぇー。ところで島の奪還くらいならすぐ出来そうですけど何でやらなかったんですか?」



提督「面倒なのと陸からかなり遠いからなぁ」



阿武隈「そんな所を実験場にしようとしてるんですか」



提督「無人哨戒機とレーダーとその他探知ユニットを使って索敵するから楽ではあるけどそれをやるのにはコストが合わんからな」



提督「あ、横須賀に新しいのが来たら低コストのエネルギーパックを報酬に哨戒任務を提示するってのも悪くないな」



阿武隈「提督の言う低コストってどの程度なんですかねぇ…」



提督「エネルギー量で表すと1000程度」



阿武隈「あぁ、私のレーザーライフル1発も撃てませんね。そりゃ低コストですわ」



提督「お前も大概だよな」



阿武隈「え? 何がですか?」



提督「何でもない」



阿武隈「……着いてきてるの放置してて大丈夫なんですか?」



提督「攻撃してくる気配はないんだろ?」



阿武隈「今のところはですけどね」



提督「なら平気だ。というか俺もバリアユニット起動してるからお前のレーザーライフルに撃たれたりしなけりゃ死なん」



阿武隈「いつの間に……」



提督「この島に降下した時からだよ。逆にお前が遅すぎんの」



阿武隈「あぁ……なるほど」



提督「やっぱり死体は残ってるか……劣化してるが身元の判別出来るかな……」



阿武隈「提督、気配が1つ増えました。最初からいた方と話している感じですね」



提督「分かった」



阿武隈「というか身元の判別とかするんですか」



提督「そりゃあな。誰なのか判らず墓に入れられるよりもちゃんと認識されて入れられた方が報われるってもんよ」



阿武隈「はあ…死人がそんな事考えますかね?」



提督「あとは遺族へ伝える為だな。まだ生きてるかもって淡い希望を抱かせ続けるよりもキッパリ死んだと伝える方がいい。避難中にはぐれてそのままって人もいるだろうしな」



阿武隈「0.5里くらいありますね」



提督「どんだけ認めたくないんだよお前」



阿武隈「……近付いて来ました」



北方棲姫「帰れ!」



提督「何だこの子」



阿武隈「北方棲姫? ここ全然北じゃないんですけどね」



レ級「ほっぽどこ行くの~」



提督「レ級…こいつ何だ?」



レ級「ん? あれ、横須賀の。なんで居んの?」



提督「視察」



レ級「へぇー…ほっぽ、その2人は敵じゃないよ」



北方棲姫「そうか……お菓子置いてけ!」



提督「お菓子ぃ……?」ゴソゴソ ブォン



阿武隈「こんなところに住んでたんですね」



レ級「こ ん な と こ ろ」



駆逐棲姫「人居ないんだもん。安息の地じゃけぇ」



阿武隈「何キャラよ」



駆逐棲姫「分かんない」



提督「安息ではなくないか? 装備試験とかでこの島に流れ弾行ってたりした気もするが」



駆逐棲姫「初耳。レ級は?」



レ級「釣りしてたら飛んできた事はある。避けたけど」



北方棲姫「お菓子は?」



駆逐棲姫「そういえば何でいるの?」



阿武隈「さっき提督が言いましたけどね」



駆逐棲姫「あそうなんだ。んで何?」



提督「その点すげぇお菓子ならあるよ」



北方棲姫「トッポ! トッポ好き!」



レ級「視察って何?」



駆逐棲姫「視察なんだ。めっちゃスルーされるから怖かった」



提督「現横須賀鎮守府を大島に移すんだよ。今まで大島は実験場として使ってたんだけど移すとなると新しい実験場が必要になるんだ」



レ級「ここ使おうって事?」



提督「そうだが」



駆逐棲姫「まあ別にいいんじゃない?」



提督「どうせなら大島に住むか? 使う前提だけどここかなりうるさくなるぞ」



レ級「いいねぇ」



駆逐棲姫「住む以上なんかしろって事でしょ」



提督「あ、仕事手伝ってくんね? つかむしろ提督やって」



阿武隈「それは流石に駄目です」



レ級「だってさ」



提督「まあ仕事手伝ってくれりゃ良いよ。北方棲姫は加賀ちゃんと年齢近そうだな」



レ級「釣り出来る所ある?」



提督「知らんがな」



阿武隈「ありますあります」



提督「何で知ってんねん」



阿武隈「私伊吹さんとも付き合いあるんですけどあの人よく波止場で釣りしてるんですよね。偶々通った時に気になって話しかけてたら仲良くなって大島に釣りできる所あるかなーって2人で探しに行ってたんですよ」



阿武隈「既に建物とかは完成してて波止場もあったんで暇潰しに釣ってたら結構かかりましたよ」



レ級「私も釣りがしたいのだ」



北方棲姫「最後までチョコたっぷり!」カリカリ



提督「ここに住んでんのって3人だけ?」



駆逐棲姫「あと3人」



提督「そいつらと話さなくていいのか?」



駆逐棲姫「どうせ来るでしょ」



提督「あぁそう……でも一応呼んでくれ」



駆逐棲姫「食堂でなんか奢ってよ」



阿武隈「図々しいね」



駆逐棲姫「労働に見合う対価を払うのは資本主義の基本だし」



提督「そんなん何処で学習したんだよ」



駆逐棲姫「図書館の本に書いてあったよ」



北方棲姫「美味しかった!」



提督「取り敢えず行ってくれ」



駆逐棲姫「忘れないからね。ちゃんと奢ってよ!」タッタッタッ



北方棲姫「もっと寄越せ!」



提督「もう無いんだよな」



北方棲姫「そうか…」



阿武隈「本当に全部で6人?」



レ級「そうだけど…」



提督「どうした?」



阿武隈「上空の私とリンクしてる無人機がこの2人と呼びに行った駆逐棲姫含む4人の他に深海棲艦を探知したんで」



レ級「あー、それ敵だね。アタシら指名手配犯みたいな立ち位置だから偶に来るんだ」



阿武隈「なら消しますよ?」



レ級「ちょっと待って、情報だけ教えて」



阿武隈「ル級改2隻ヲ級改1隻リ級改2隻ハ級elite1隻」



レ級「倒して」



阿武隈「提督、いいですか?」



提督「いいぞ」



阿武隈「了解です」スチャ ガシャン ウィーン



レ級「何あの銃」



提督「レーザーライフル」



阿武隈「では。12秒後に帰ります」バシュゥッ



レ級「うわ気球で飛んでった……」


ドドドドドド


提督「終わったか」



レ級「早くない?」



提督「あと9秒だが」



レ級「あー、降りてくるのはゆっくりなんだ」



提督「死ぬからな」



阿武隈『無事殲滅完了です』



提督「お疲れ。こっからだと見上げる形になるしスカートの中見えるな」カチッ



レ級「パンツ見えんじゃん」



阿武隈『撃ちまーす』



提督「俺は見えるって言っただけで見てはないんだが」



レ級「そんな細かく見えないよ」



阿武隈『提督、iDroid構えてたの見えてるんで』



提督「いや俺のiDroid不調でな。充電した状態じゃないと投影されない事があるんだよ」



阿武隈「嘘は良くないですよ」シュタッ



提督「11.03秒」



阿武隈「誤差ですよ誤差誤差。話は後でにしましょうか」



駆逐棲姫「お腹空いたー!」



提督「あ、戻ってきたのか」



レ級「おかえり」



駆逐棲姫「皆行くってさ」



提督「了解っと。あ、あー…んんっ…」ピピッ



提督「こちら指揮官。三宅島の確認が完了した。6名の深海棲艦を保護したので連れて大島まで戻る」



流星妖精『こちら流星了解。親分に報告の後整備班を送る』



提督「あと住民の死体も残ってるから身元の判別を頼む。オーバー」



流星妖精『技術班も送ろう。オーバー』



阿武隈「すごい指揮官みたいな事してますね」



提督「指揮官なんだよなぁ」



提督(ヲ級とリ級と……なんだこいつ)



阿武隈「軽巡棲鬼って珍しいですね」



提督(誰だよ)



阿武隈「偶にいる鬼級です」



提督(やべ、輸送部隊の要請するの忘れてた)カチッ



阿武隈「しっかりしてくださいよ」



提督「俺の思考に反応してくんなぶっ飛ばすぞ」



阿武隈「ハハッ」



提督「……」カチャピッ



阿武隈「うわあああぁぁぁぁぁぁぁ」バシュゥッ



レ級「また気球でどっか行ったけど……降りてこないね」



駆逐棲姫「というか上がり続けてるよねあれ。え? あれどこまで行くの!?」



提督「宇宙」



レ級「おいおいおい」



駆逐棲姫「死んだわアイツ」



提督「あ、フルトンぶっ壊した」



レ級「どうやって降りてくるつもりなんだ…」



提督「さあな」



駆逐棲姫「あ、パラシュート開いた」



ポセイドン『こちらポセイドン。間もなく到着する』



提督「よし、迎えのヘリが来た。行くぞ」



レ級「え? 阿武隈は?」



提督「どうせ帰ってくるやろ」



北方棲姫「イクゾー」



駆逐棲姫「さよなら阿武隈…君の事は忘れたいね」



レ級「あ、パンツ見えた」



ヲ級「私の双眼鏡返して」








所属人数と鎮守府の規模が合わないから任務も難しい







伊58「……【『潜水艦隊』出撃せよ!】?」



提督「ああ」



伊58「オリョール海に?」



提督「そうだ」



伊58「……なんで?」



提督「任務やらなすぎだって言われたから少しだけやろうかなと」



伊58「この任務である必要は?」



提督「編成出来ない」



伊58「え? なん……あーなるほどね?」



提督「そう」



伊58「他にどんな任務があるの?」



大淀「三川艦隊、第四戦隊、航空水上打撃艦隊、第六戦隊、第八駆逐隊、第三十駆逐隊など……まあ編成が無理です」



伊58「所属艦数自体が少ないこの鎮守府になんでそんな任務が回ってくるの」



提督「最前線を除く鎮守府全てにある程度撃破した事を証明させるってのとデータ収集だな」



大淀「何回挑戦したか、被害はどのくらいか、敵の様子はどんな感じだったかなどですね」



伊58「データ集めた所で意味なくない?」



提督「そんな事ないぞ。普段の任務達成率によって年に複数ある新型深海棲艦の出現及び異常海域の発生、深海棲艦の大量発生時に対処を任される海域が変わる」



伊58「あ、そこに使われるんだ」



大淀「まあウチは普段からサボってるんで輸送任務くらいしか任されませんけどね」



伊58「え!? いつも輸送しかやらないなって思ってたけど原因それなの!?」



提督「実験は開発した装備とかのデータは提出してるから他鎮守府が対処出来なかった場合の最終手段的な立ち位置でもある」



伊58「へぇ~、そうだったんだ」



大淀「他の所もかなり優秀なのが揃ってるので出番は少ないんですけどね」



伊58「無いわけじゃないんだ?」



提督「そうだな。指揮官が何らかの理由で変わった所とか艦娘が大規模に異動したとかで上手くいかない所がたまーにある」



大淀「何かあった所は大体戦果がリセットされるんであまり大変な海域は任されないんですけども」



伊58「辛い海域っていうと何処が対応するの?」



提督「最前線のソロモン諸島泊地は知ってるか?」



伊58「なんとなく」



提督「最前線は他にもあるがあそこはヤバいぞ」



伊58「うん?」



提督「まず泊地としては1つだが指揮官が4人居る。それぞれ6時間ずつ出撃の指揮をし続ける」



伊58「うわぁ……ブラックじゃん」



提督「いや、艦娘も指揮官一人あたり100人ずつくらいの配属になってる筈だからそこまでじゃない」



提督「そうやって24時間ほぼ出撃し続けてる泊地だ。深海棲艦の大量発生時には他鎮守府が応援に来るからその間にって感じだな」



大淀「横須賀鎮守府もたまに警備に行くでしょう」



提督「重要な泊地だから他の鎮守府から警備が出されたりするんだ。前線を抑えるのに集中したいとかでな」



伊58「なぁーるほど」



提督「そう考えると1つの泊地や鎮守府に複数の指揮官ってのは悪くないのかもなぁ」



大淀「ええ。ただ情報伝達の誤りや意見の食い違いなど問題はありますけどね」



提督「書類は全部他に任せて俺は開発と指揮。それがベスト」



伊58「ダメだと思うよ」



提督「だよなー」








技術班も頭おかしい



 




提督「さて。最近顕著に現れてきた問題をどうするか考えよう」



明石「そうですね」



夕張「何でしたっけ」



卯月「無駄なもの作り過ぎなんじゃ?」



提督「それもあるにはあるけど」



大淀「あの…」



吹雪「工廠を爆破させてばっかとかでは?」



弥生「……物作り過ぎて扱う人が足りない」



提督「それ」



大淀「なんで私も参加させられてるんですか?」



明石「そうなんですよねぇ。オーバードウェポン開発したのはいいんですけど使ってくれる人が居ないというか…」



卯月「まだ特徴ない人居るじゃん」



提督「確かにそうだけども」



明石「じゃあ既に居て改造してない人から候補選びます?」



夕張「そうだね」



提督「議題変更。オーバードウェポンを誰に使わせるか」



大淀「えぇ…軽いですね」



弥生「でもヒュージキャノンは阿武隈さんくらいじゃないと使えないんじゃ」



提督「だろうな」



吹雪「オーバードウェポンって何があるんです?」



明石「言ってくんで夕張説明よろしく」



夕張「あいよー」



明石「グラインドブレード」



夕張「6連チェーンソーをドリルみたいに回転させて使う武器。回転武器を回転させてるので掠っただけでも大体は死ぬ」



明石「ヒュージキャノン」



夕張「折りたたまれた状態から変形して砲になる。反動が凄まじいがその分の威力はある。チャージする関係でトリガーを引いてから発射までに微妙にラグがある。流石に核弾頭を使う訳にはいかないので大型の弾を使ってるが当たれば関係なく大体死ぬ」



明石「ヒュージミサイル」



夕張「大型のミサイルをその場で組み立てて射出する。ヒュージキャノンと同様、核を使う訳にはいかないので内部に圧縮したエネルギーパックを装填してある」



明石「マルチプルパルス」



夕張「130の砲門からパルスキャノンを斉射する。周囲を消し飛ばす程の威力があるので使うタイミングと場所を間違えると敵も味方も消し飛ぶ」



明石「ヒュージブレード」



夕張「レーザーブレード。射程が長い上に当たると死ぬ」



明石「マスブレード」



夕張「柱にブースターや棘を付けたもの。マスブレード自体の推進力が半端なく、制御が難しい。他のオーバードウェポンよりも物理で殴る事に特化している為当たれば当然ミンチ」



明石「グラインダー」



夕張「グラインドブレードのチェーンソーが丸鋸になった感じの物。相変わらず掠っただけでも大体は死ぬ」



明石「拡散ロケット砲」



夕張「40本の砲身を正面に展開、ロケットを発射する。マルチプルパルス同様味方も消し飛ぶ可能性がある」



明石「大型レーダー」



夕張「索敵専用オーバードウェポン。ECMによって敵の通信を妨害しつつ艤装の反応を一定の範囲内で拾ってマップに反映させる物」



明石「オーバードジェネレーター」



夕張「味方にエネルギーを供給するオーバードウェポン。ジェネレーターが巨大である故に出来る事ではあるが起動すると移動が不可になる」



明石「三連レールガン」



夕張「名前の通り大型のレールガンを3つ束ねた物。当てるのは難しいが当たれば死ぬ」



明石「Sマイン」



夕張「コンテナから大量の機雷をばら撒く。広範囲に降るので味方も死ぬ」



明石「大和」



夕張「大型ミサイルを6基、戦艦の砲塔を3基搭載したオーバードウェポン。単純に威力が高く殲滅戦に向いている」



明石「こんなもんです」



吹雪「味方も巻き込むのって兵器としてどうなんですかね」



提督「駄目だろうな。マルチプルパルスと拡散ロケット砲は兎も角Sマインは」



暁「不知火とか刃物の携行数多いしグラインドブレードかグラインダー上げれば喜びそうじゃない?」



提督「じゃあ不知火はそれで」



伊58「ということは大型レーダーは指揮系の人が良いのかな」



明石「木曾ですかね」



卯月「ヒュージブレードとマスブレードはまず近接だから難しくない?」



大淀「別に個性は1人1つじゃなくてもいいのでは?」



提督「……それだ!」



明石「なーんだ簡単じゃーん」



暁「じゃあ誰にする?」



まるゆ「出来るなら実験してからがいいですよね」



弥生「やりたい人ー」



暁「はーい」



提督「暁だけ。んじゃよろしく」



暁「響とか雷も誘っていい?」



提督「別に良いぞ。その方が効率いいだろうしな」



夕張「いつやりましょうか」



卯月「この後時間あるし直ぐやる?」



明石「そうしますか」














オーバードウェポン






響『さあ、ケリをつけようじゃないか…』



不知火『まだだ……まだ戦える…』



【GRIND BLADEの再接続を確認。警告、危険です。直ちに使用を停止してください】



響『見せてみな…お前の本当の力を…』






提督「……成程ね」ピッ



提督「不知火」



不知火「はい…」



提督「艤装から警告されてたろ。使用を停止しろって」



不知火「すいません……」



提督「実戦だとそりゃ選択肢が必ずあるって訳じゃないしある方が珍しい。でもこれは実験であり命を危険に晒す事が目的じゃない」



不知火「…はい」



提督「お前なりに考えてやったんだろうが、それでも俺を含め周りは心配するんだ。次からは気を付けてくれ」



不知火「わかりました」



提督「響」



響「うん」



提督「グラインドブレードを破壊して不知火を止めたのは良くやった。でもあの喋り方はなんだ」



響「ありがとう。やはりノリに乗るべきだと思ってね」



提督「そうか……まあいい。話は以上だ。お疲れ様」



不知火「失礼します」



響「またね~」



提督「……はぁ」



明石「中々進みませんね」



提督「だなぁ」



夕張「やはり歴戦の部隊である特殊戦力隊に実戦でデータを録って貰うのが楽なんじゃないですかね」



提督「そうするか…第一特殊戦力隊と第二特殊戦力隊の連合艦隊で実験してもらおう」



明石「いいですねそれ」



提督「西方海域程度でいいか」



明石「艤装の準備しておきますか」













……













木曾『こちら特殊戦力連合艦隊、旗艦木曾。聴こえるか?』



提督「問題ない。状況を報告しろ」



木曾『現在敵姫級含む複数の艦隊を確認。これより戦闘に入る』



提督「了解。データ収集頑張ってくれ」



木曾『任せろ』



【HUGE RADAR 接続を確認。起動します】


【MASS BLADE 接続を確認。起動します】


【HUGE CANON 接続を確認。起動します】


【HUGE MISSILE 接続を確認。起動します】


【GRINDER 接続を確認。起動します】


【HUGE BLADE 接続を確認。起動します】


【S-MINE 接続を確認。起動します】


【OVERD GENERATOR 接続を確認。起動します】


【MULTIPLE PULSE 接続を確認。起動します】


【TRIPLE RAILGUN 接続を確認。起動します】


【BATTLE SHIP 接続を確認。起動します】


【DIFFUSION BRASTER 接続を確認。起動します】



明石「全オーバードウェポン起動完了しました」



夕立『力…感じ………がオーバ………ン…』



木曾『提…!? 通…機に……ズが…』



明石「音声、聞き取れません」



提督「通信に回せるエネルギーが少なくなったから不安定になったか。これは改善点」



長門『終わら………通……にも異…が………提督の………こえない』



島風『………攻撃を…始し……す!』



龍驤『任……! 消し………たるわ!』



朝潮『大……降る機雷…………く素敵………!』



阿武隈『…で神………んな……ぶないひ…………級の才能を…………まったん………うかね』



夕張「やっぱり艤装からエネルギー送るんじゃなくて別のジェネレーターを内蔵させた方がいいのでは?」



提督「それより艤装に別のジェネレーター付けた方が楽だろ」



夕張「……確かに。作り直すの面倒ですしそれでいきましょう」



比叡(どっちも労力同じなんじゃ……?)



明石「マルチプルパルス、拡散ロケット砲が接続解除されました」



龍驤『残り弾数なしー。下がって様子見でもしとるわ』



長門『同じく撃ち尽くした。後方より支援射撃を開始する』



提督「通信回復したな」



長門『接続解除すると聴こえるようになるのか』



提督「オーバードウェポンに回してたエネルギーが戻ってきたからな。龍驤、出来るならまだ戦闘中の奴らの状況を伝えてくれ」



龍驤『あいよー。夕立島風北上はそれぞれ耐久や速度を活かして接近して虐殺しまくっとるね。移動の関係もあって島風が1番殺しとるよ』



明石「まあそんなものですかね。予想通りです」



龍驤『阿武隈は相変わらず遠くから撃っとる。威力が段違いやから何体か同時に死んどるけど』



夕張「流石ですね」



龍驤『それどっちに言うとるん?』



夕張「どっちもです」



龍驤『……そか。木曾は動けんから指示だけやな』



提督「渡したデバイスは使えてるか?」



龍驤『問題ないで。ちゃんと指示が聴こえる』



長門『通信機これ使えばいいんじゃないのか?』



提督「近ければな。遠距離の通信を想定して作ってないから全然繋がらないぞ」



長門『そうなのか……』



提督「まあ改善点は色々出てきた。1つずつ対処してけばちゃんと使える物になるさ」







思い付きで行動する人は飽きるのも早いから周りは苦労する








〜球磨型の部屋〜



球磨「……!」



球磨「海賊ごっこをするクマ!」



木曾「何だー? どうした急に」グデー



球磨「いいからやるクマ!」



木曾「はいはい……よっこいせっと」



球磨「確か物置部屋に玩具じゃないけど切れないし怪我もしないようなサーベルがあったクマ」ガチャ



木曾「なんて都合の良い……」



球磨「あと木曾と同じマントもあった気がするクマ」スタスタ



木曾「それは皆がカッコイイとか言って妖精に大量に作らせたからだな」



球磨「ドニもあったクマ」テクテク



木曾「ああ、ド……何だって?」



球磨「ドニだクマ」クマクマ



木曾「何だそれ」



球磨「高速船だクマ」



木曾「そんな船あるのか」



球磨「確か海賊のコスプレも……」



木曾「何で物置部屋にそんな海賊セットがあるんだ」



球磨「知らんクマ。まあ海賊だけじゃなくてアサシンとかハッカーとかの衣装や道具もあったクマ」



木曾「UBIかな」



球磨「忍者とかファンタジーな鎧もあった」



木曾「いやホント何でそんなのあるんだ……」



球磨「今回用があるのは海賊だけクマ」ガラララッ



木曾「ごちゃごちゃしてるな」



球磨「海賊セットは……確かこれクマ」ガサッ



木曾「んじゃ持っていこうぜ」



球磨「ここで装備するクマ」



木曾「いや……まあ良いけど」



球磨「海賊衣装(女性用)」テッテレー



木曾「可愛いな」



球磨「……………………装備完了!」



球磨「マント。頼むクマ」



木曾「はいはい」ゴソゴソ



球磨「……うむ。サーベル」



木曾「腰のベルトに引っ掛けるんだろ」



球磨「了解クマ」カチャカチャ



球磨「銃」



木曾「これは分からん。ホルスターとかあるのか?」



球磨「あるクマ」カチャカチカチガサッシュ



木曾(何だ今の無駄に洗練された弾を確認する動作……)



木曾「弾入ってるのか?」



球磨「ペイント弾だクマ」



木曾「そうか……」



球磨「最後のドニ」



木曾「こんな小さいのが高速船なのか? 2人乗れるか怪しいレベルだぞ」



球磨「ドニを嘗めてると痛い目見るクマ」



木曾「……これで海に出るのか?」



球磨「気が向いたら行くクマ」



木曾「嘘だろ…」



球磨「それじゃ、取り敢えず鎮守府の中で遊ぶクマ」ガララッ



球磨「ほら、乗れ」ペシペシ



木曾「移動出来ないだろ」



球磨「いいから早く」



木曾「はいはい……」



球磨「ちゃんと捕まってろクマ」スウゥゥッ



木曾「は? おい! 何でこれ浮いて」



球磨「ドニ、発進!」ブォン



木曾「あああぁぁぁあぁぁあ!」








〜廊下〜



木曾『ああぁぁぁぁぁぁぁ!』ブォン



卯月「……今木曾さんと球磨ちゃんが凄い勢いで通ったね」



弥生「海賊の格好してた?」



卯月「そういえばドニ……物置に置いてあった気がする」



弥生「何で……?」



卯月「……まあ暗殺者の衣装探そうか」ガララッ



弥生「話逸らした」








〜居住棟前〜



吹雪「とは言っても、私電撃しか使えませんけど」



川内「問題ないって。夕張からパクッ……借りてきたこのデバイスを装着すれば……」バシュッ



川内「ほら出た」



吹雪「へー、凄いですね。でもさっきそれ付けないで水出してませんでした?」



川内「あれはねー…………マジックだよ」



吹雪「本当ですかぁ……?」



川内「ホントホント。取り敢えずこのデバイスで遊ぼう」



吹雪「別にいいですけど何するんですか?」



球磨「クマァァァァァァ!」ゴォォォォォッ



川内「危ない!」ドンッ



吹雪「えっ?」バタッ



川内「いてて……ちょっと! 危ないじゃん!」



球磨「すまんクマ!」



吹雪「あ、川内さん。ありがとうございます」



川内「怪我してない?」



吹雪「大丈夫です」



川内「まあ怪我してなかったから良いけどさぁ……何やってんの?」



木曾「海賊ごっこ……らしい」



球磨「クマ」



川内「ふーん。何で浮いてんの?」



球磨「? ドニは浮くに決まってるクマ」



木曾「との事だ」



川内「意味分かんない」



吹雪「球磨さん、かっこいいですね」



球磨「……」



吹雪「あれ、変な事言いました?」



木曾「すまん吹雪、球磨は人見知りなんだ。川内は割と会うから慣れてきてるがお前はまだ慣れてないっぽいんだ」



吹雪「あー、そうだったんですね」



木曾「まあ何だ、話してれば慣れてくるからこれからも仲良くしてやってくれ」



球磨「何で木曾が球磨の保護者みたいになってるんだクマ! 姉は球磨だクマ!」コソコソ



木曾「ならまず人見知りを直せ」キッパリ



球磨「うぐっ」



木曾「そういうお前らは何してたんだ?」



川内「忍者ごっこ。こんな感じに」バスッ



木曾「水か。面白いな」



川内「でしょ?」



球磨「地面が抉れてるクマ。危ない奴だクマ」



川内「人の事言えないからね」



球磨「すまん」



川内「残念だけどデバイスは私と吹雪の分しかないから貸せないよ」



木曾「いや別に借りたいなんて言ってないが」



球磨「クマ」



川内「そんな使いたそうな目をしながらよく言うね」



木曾「俺と同じ目にしてみるか?」



川内「その右目は痛そうだからやめておこうかな」



吹雪「わっ」バシュゥッ



木曾「ん?」パシッ



木曾「何だこれ」



川内「小型ミサイルだね。吹雪ぃ」



吹雪「すいません!」



木曾「平気だぞ。な、球磨…」



球磨「あ? すまんクマ」



木曾「……おう。ミサイルなんて使い捨てだしいいんじゃねぇか?」



川内「いやいやいやいやいや、何でミサイルを半分に切ってんのさ! 掴んだ木曾もおかしいけど何使って切ったの!?」



球磨「指」



吹雪「流石ですね」



川内「???????」



木曾「諦めろ」



川内「ブルーベリーアイ」



木曾「そんな事より球磨、海賊ごっこって結局何やるんだ?」



球磨「海賊王になる」



木曾「具体的に何やるんだよ」



球磨「この海を制覇するのだ」



川内「何日かかるのさ」



吹雪「年単位じゃないんですね」



木曾「まあこの鎮守府が本気で動けば数日で制覇出来るだろ」



川内「つよい」



木曾「お前も筆頭だろうが元死神部隊の隊長さんよぉ」



川内「まあくじ引きで死神部隊に選ばれてくじ引きで隊長になっただけなんで。ちょっとしたら辞めたけど」



木曾「嘘をつくなッ! 俺は知っている。お前がその能力故に選ばれた事をッ!」



川内「急にジョジョみたいな喋り方になるのやめて」



吹雪「まあ実際川内さんは強いから選ばれたんですよね」



川内「強かったらまだ隊長やってるよ」



木曾「本気出せよ」



川内「本気は在庫切れなんだよ!」



木曾「本気の在庫切れってなんだよ」



川内「気力がない」



球磨「使えな」



川内「…」バチッ



球磨「…面白いなそれ」シュッ



木曾「怒るなって。ほら、艤装展開するのやめろ」



球磨「ちょっとだけ興味が沸いたんだ。試すくらいいいだろう?」



吹雪「語尾忘れてますよ」



球磨「意識すれば語尾くらい消せる」バチバチッ



木曾「だから現象を艤装の力で再現するのやめろって!」



球磨「艤装の中にあるエネルギーを電気エネルギーに変換して出しただけだクマ」



吹雪「成程……いいですねそれ」バチッ



木曾「悪影響だからやめろって言ってんだよ! 今被害者出ちゃったの!」



川内「いい加減艤装仕舞ってくれない?」



球磨「分かった分かった」シュン



木曾「怒られるの俺なんだよ…」



川内「可哀想に……」



木曾「お前も! 原因の! 1部! なんだよなぁ!?」



吹雪「というかこのメンツやばいですね」



球磨「ん?」



吹雪「元死神部隊隊長、第一特殊戦力隊指揮官、第二特殊戦力隊構成員じゃないですか」



川内「私は別に強くないけどね」



木曾「嘘をつくなッ!」



川内「もういいよそれ」



球磨「なんか居住棟の屋上にいるクマ」



木曾「ん? あれは…弥生と卯月か?」



川内「嫌な予感。吹雪」シュゥン



吹雪「了解です」シュゥン



球磨「は? 何で消えたクマ?」



木曾「嫌な予感がしたんだろ」



球磨「瞬間移動?」



木曾「単純に光学迷彩の起動だな」



球磨「光学迷彩とは」



木曾「光の屈折を利用して姿を見えなくする迷彩だ」



球磨「成程」ガシャン



木曾「待て。艤装を展開するな」



球磨「こうか」シュゥン



木曾「あーあ……」



卯月「グッナイ」ヒュ



木曾「というかどうやったんだ今の」ヒョイ



卯月「軽々しく避けるじゃん」



木曾「見えてるしお前は空中だと身動き取れないから普通に避けれる」



卯月「ほー」



球磨「これはバリアを弄っただけだクマ」



木曾「あっそ。疲れたしもう帰っていいか?」



球磨「えぇー」



川内「ただいま」



弥生「中々気付かれませんね…」



木曾「ちょっと前に気付いたが無視してただけだ。俺は疲れた」



弥生「お疲れ様です」



木曾「俺はもう帰るぞ。こんだけ人数いるんだからこいつらと遊べ」



球磨「木曾が帰るなら球磨も帰るクマ」



川内「じゃーねー」



吹雪「螺旋丸!」



卯月「太陽ォォォォォォ!」



弥生「ダークマターは太陽じゃないよ」



球磨「部屋に戻ったら昼寝するクマ」





新枠で早々にキャラ追加ってどうよ






北上「いやぁ、やっちまいましたなぁ」



提督「人数増えると面倒なんだが」



北上「悪運が強いっぽいっすね」



提督「それで3人も増やすのは勘弁してほしい」



北上「まあ戦力が増えると思えば多少は」



提督「ここ前線から遠いんだが」



北上「じゃあ別の所に送る?」



提督「様子見てからだなぁ。でも変に送ると自分は要らないとか思い込んじゃうから多分ウチで保護」



北上「そのあとは異動の可能性も?」



提督「そうだな。『もっと力を活かせる所へ行って欲しい』とでも言えば良いんじゃないか?」



北上「この会話、傍から見ると悪役のそれだよ。艦娘を送り出して自分はのほほんとしてるアレ」



提督「対深海棲艦は俺じゃなくて艦娘が適してるんだから仕方ないだろ。7回くらい死にかけたし繋ぎとしては十分働いたしな」



北上「そうじゃなくて……まあいいや」



提督「それでどうすか親分」



親分「お前時々微妙な敬語もどき使うの何だ?」



提督「それでどうすか親分」



北上「『いいから結果だけ聞かせろ』ってさ」



親分「はぁ…適性を調べた結果だが、朝潮、白露だな。もう一体は分からねぇ。最初に出た適性は清霜だが…」



北上「駆逐ばっかだね」



提督「正直ウチじゃ戦艦も駆逐艦も空母も変わらんから心底どうでもいい」



親分「何で聞いたんだよ」



提督「でも駆逐艦は改造しやすいから助かるな」



親分「おい」










……











提督「久々に指揮したけどブランク凄いんだよな」



北上「まーそうなるよね。どのくらいだっけ」



提督「1年程」



北上「あー。確かにそのくらいまともな指揮聞いてないね」



提督「俺が居ない場合の訓練って事で旗艦に任せてたからな。つっても、今更俺が指揮する必要もないんだがな」



北上「それは分かる。提督の意味よ」



提督「整備士にでも転職しようかな」



北上「どっちかと言うと整備士じゃなくて開発者」



提督「そうか?」



北上「皆の艤装、全部提督が関与してるんだからそうでしょ」



提督「そういえばそうだな」



北上「マッドサイエンティストみたいな感じだけどね」



提督「イメージが酷いな」



北上「いや、やっぱ違うかな」



提督「どっちだよ」



清霜「ん……うぅ…」



北上「あ、起きた。やっとだ」



提督「一人だけ長かったな」



北上「やっほー、喋れるー?」



清霜「ここは……?」



提督「まだ落ち着いてなさそうだな。あとは明石にでも押し付けて帰るか」ピッ



北上「そうだねー」



清霜「あなたたちは…だれ?」



提督「初めまして、艦娘『清霜』」



清霜「きよ…しも?」



提督「君の名前だ。それとも別のが良いか? 候補はある」



北上「いつの間にそんなの考えてたんだ」



提督「そうだな、由姫なんてどうだ?」



北上(適当感パネェ~)



清霜「清霜が…いい」



提督「そうか、段々落ち着いてきたみたいだな」



ガラッ



明石「あー…どうも」



提督「任せていいか?」



明石「途中ならダメです」



提督「……いや、途中じゃない。後は任せる」



明石「嘘ですね」



提督「分かってるなら最初から言え」



北上「手は動かせる?」グーパーグーパー



清霜「うん…」グーパー



提督「あー……ここは横須賀鎮守府。君は取り敢えず暫くはここに居る事が確定している。その後は……その時になったら話そう」



提督「俺はこの鎮守府を統括している提督だ。呼び方は何でもいい」



清霜「貴方の……名前は?」



北上「君の名は。」



提督「はっはっはっ。やっぱ呼び方は提督か司令官で頼む」



明石「……」



清霜「司令官?」



提督「なんだ?」



清霜「…よろしくね」



提督「ああ」ナデナデ



明石「相変わらず懐かれますねえ」



提督「あとは任せるわ」ガタッ



明石「うーっす」



北上「んじゃねー」



提督「清霜、またな」



清霜「…うん」



明石「初めまして、私は明石です。鎮守府の説明を行おうと思ったんですけど……もうちょっと落ち着いてからにしましょうか」










ポッキーゲーム








天龍「……互いにポッキー持って殴りあったらどうなるかな」



阿武隈「……? 痛いんじゃない?」



天龍「何か想像してるの違う気がするな」



阿武隈「片手にポッキー持って反対の手で殴るんでしょ?」



天龍「全然違ぇ。ポッキーを剣として戦うんだよ」



阿武隈「折れるじゃん」



天龍「だよな」









………………











阿武隈「っていう会話を昨日天龍が寝る前にしたんですよね」



長門「寝る前なら何も考えてないんじゃないのか?」



阿武隈「多分そうでしょうね」



暁「ポッキーの見た目の棒にエネルギー纏わせて戦うのならできるよ」



阿武隈「遠慮しておきます」



長門「見た目はともかく実用性あるのかそれ…」



暁「んー……ないかな。ないね!」



阿武隈「でしょうね」






朝食







〜長門と陸奥の部屋〜



島風「醤油取って」



陸奥「はい」



島風「ありがと」



長門「……おはよう。なんで島風と大和がいるんだ?」



島風「今日は食堂の気分じゃないけど自分で作るのも面倒だったから陸奥さんに頼んだ」



長門「大和もか?」



大和「部屋の前歩いてたら誘われました」



長門「お前は巻き込まれただけか…」



陸奥「賑やかな朝食というのも悪くはないんじゃない?」



長門「いや……テンションの低い朝はちょっと」



大和「元気出して行きましょう」



長門「お前もテンション低いだろ」



大和「いつもです」



長門「ここ陸奥以外そうなんじゃないのか」



島風「まあね。あ、これ美味しい」



陸奥「そう? ならよかった」



長門「陸奥は料理上手いからな」



大和「あれ、長門さんいつも食堂では」



長門「時間が合わないんだよ。朝くらいしか」モグモグ



陸奥「私も3食全部自分で作ってる訳じゃないわ」



島風「長門食べるの遅いね」



大和「まあそれは人によりけり」



長門「朝はゆっくりしたいんだ」



島風「……話変わるけどさ、提督って食生活どうなってるんだろうね」



大和「どうとは……普通なのでは?」



島風「最近見た時ゼリー飲料と固形食しか食べてないけど」



長門「偶然じゃないのか?」



島風「1週間くらいそれだよ」



長門「いつ見てるんだよ」



島風「あの人昼しか食べないけどね」



陸奥「それはまずいわ」ガタッ



大和「話を全部聞いてからにしましょう」ガシッ



長門「朝を抜くのはあるけど昼だけ…? 夜も食べずに?」



島風「なんか書類が多くて処理が追いつかないから食う暇がないって言ってた。でも購買行く暇はあるっぽかったけどね」



長門「購買にいたのか?」



島風「いや、机の上にエナジードリンクのごみがあった」



長門「エナジードリンク…」



大和「あの人無茶してますね」



陸奥「寝かせなきゃ」ガタッ



大和「あっ、行ってしまった…」



島風「そういえば他の鎮守府では採用されてる書類処理を手伝う秘書艦がここでは採用されてないね」



大和「なんですかそれ」



長門「今島風が言った通りだ。書類の処理を補佐したり並列して行う艦娘の仕事だ」



大和「そんなのがあるんですねぇ」



島風「大和さんは最初からこの鎮守府着任だから知らないんだっけ」



大和「ええ。全く聞いた事なかったです。でも大淀さんがいるじゃないですか」



長門「大淀はな……確か管轄が違う書類の処理ってだけで秘書艦ではなかった気がするが」



島風「まあ今は大湊の分もウチが処理してるからなんだろうね。普段は月3回やれば終わる程度だよ」



大和「はぇー、大湊の……大湊? 何でですか?」



島風「指揮官が変わったから研修中は他が負担しないと処理が間に合わないんだよ」



長門「恐らく提督の謎の信頼はここにある」



大和「あぁ……なるほど」



島風「ごちそうさまでした」



長門「これからどうするんだ?」



島風「しばらくこの部屋でゆっくりさせてもらいたい。いい?」



長門「別にいいぞ」



島風「わあい」






横須賀鎮守府






提督「はい。はい。分かりました。じゃあ準備しておきます。はい」ガチャ



Гангут「誰だ?」



提督「東元帥だ。横須賀に着任する司令官が決まって2日後にくるらしい」ナデナデ



Гангут「何人だ?」



提督「今のところは1人だな。後々増えるかもしれんが」



Гангут「ほう、面倒な…」



提督「そう言うなよ。これで横須賀鎮守府が大々的に稼働出来るんだ」



Декабрист「前から大々的に稼働してたけどね」



提督「任務やってなから市民はちゃんと仕事してるか不安なんだよ」



Гангут「まあ何でもいいが。それで後任の教育はちゃんと出来るんだろうな?」



提督「任せろ。基本的な対応マニュアルを作成中だ」



Гангут「それでいいのか?」



提督「十分な成果を出せるように育てられるならなんでもいいらしいぞ」



Гангут「本営も適当だな…」



提督「それに人間ってのは考える生き物なんだ。1を教えて10に発展させるられる様にならなきゃ立派な司令官にはならんさ」



Гангут「先人達がそうしてきたように……か?」



提督「今そこまで考えてなかったがそうだな。電気の概念も発展だしそこから更に発展したのが今の世界だ。考えれる頭があるんだから使ってこそだよな」



Декабрист「かっこいい……」



Гангут「最初の一言で台無しだがな。というかお前はいい加減途中からしか聞かない癖直せ」



Верный「姉さん……それは直そうよ」






カステラ








響「……あ、死んだ」



暁「ありゃー」



電「あなたを詐欺罪と器物損壊罪で訴えます!」



響「いやごめんよ。マルチの歴戦王はやった事ないんだ」



暁「どうしようか……もう1人探す?」



電「確かに3人は微妙だよね」



響「阿武隈なら持ってるしやり込んでると思うよ。今日空いてるかは……」ヴォン



響「空いてるね。声掛けてみようか」



暁「阿武隈さん何使うの?」



響「ライトボウガンだったかな」



電「睡眠とか麻痺とか取れるボウガンは居てくれると楽だね」



暁「そうだね。この3人全員剣士だもんね」



阿武隈『……はぁーい。もしもしぃ』



響「寝起き?」



阿武隈『半分寝てる……』



響「今暁と電とモンハンやってるんだけど」



阿武隈『あー……私も参加しろってぇー?』



響「どう? 嫌ならいいけど」



阿武隈『ん…………起動する』



響「やるんだ」



阿武隈『響とフレンドになってたっけ』



響「この前一緒にやったよ」



阿武隈『ごめん……頭が働いてないから全然思い出せない』



響「本当に大丈夫かい?」



阿武隈『多分クエスト行く前には起きる』



響「そうか……そういう事らしいよ」



電「わあい」





冷凍食品でも保存状態によっては普通に腐る








龍驤「それ……それ何?」



夕張「冷凍たこ焼き」



龍驤「食べるんかそれ」



夕張「食べようと思ったけど結局食べなくて何ヶ月か経ってる」



龍驤「もったいな」



夕張「食べる?」



龍驤「賞味期限」



夕張「冷凍だし大丈夫でしょ…」



龍驤「未開封ならやろ」



夕張「いや開けてな……開いてるじゃん」



龍驤「開いてるっちゅう事は食ったんちゃうんか」



夕張「いや食べてないけど。うわ変な匂いする」



龍驤「捨てろや」



夕張「仕方ないからそうしよ……」



龍驤「結局何でウチ呼ばれたん?」



夕張「専用艤装完成した件で」



龍驤「……なんか頼んどったっけ?」



夕張「勝手にやっただけどね。一応艦載機も使えるようになってる筈だよ」



龍驤「今更やなぁ…」



夕張「何年?」



龍驤「いや1年と4ヶ月ちょいだけやけど」



夕張「遅いね」



龍驤「ウチが悪いみたいな言い方されても」



夕張「まぁぁぁね。というかよく艦娘やめなかったね」



龍驤「辞めてもやる事ないねん。寧ろここに所属してるだけで金貰えたんやし十分所属する理由にはなるで」



夕張「ほぇー。なんか食べる?」



龍驤「今何時や」



夕張「ん……6時27分」



龍驤「ビミョーな時間やなぁ」



夕張「今日ここでご飯食べる?」



龍驤「何があるんや」



夕張「……あ、何も作れないわ。ホットケーキくらい」



龍驤「食堂で」



夕張「だね。もうちょっとしたら行こうか」




開発陣










提督「……」



明石「……」



夕張「……これどうする?」



提督「作ったはいいけど明らかに過剰だよな」



夕張「使い道が1つだけあるけど」



明石「夕立の艤装を無効化させるくらいですかね」



夕張「それ」



提督「だとしても一々持ち出すのはな」



明石「まあ実験で出来た副産物みたいな物ですし誰かに上げればいいのでは?」



提督「ライフル型だから阿武隈か168か」



夕張「イムヤを数字の168って言うのやめてあげてよ」



提督「正式な艦娘名が伊168なんだからどっちでもいいだろ」



明石「もういっそ新しく狙撃兵育てます?」



提督「阿武隈の才能が高過ぎてなぁ…」



夕張「負担が偏るしそれなりでも育てておいた方がいいんじゃない?」



提督「だなぁ。しばらくは平気そうだしまったりになるが」



夕張「んでこれどうする?」



明石「倉庫に置いておきましょう」



提督「登録しとけば使いたい奴から要請来るだろ」



明石「了解です。登録しときますね」ブォン



夕張「相変わらず便利だよねiDroid」



提督「便利になるような機能を詰め込んだからな」



夕張「それもそうか」



明石「提督ー、名前どうしますー?」



提督「適当」



明石「いやそう言われても困るんですけど」



夕張「バリアデストロイヤーでBDとかでいいんじゃない?」



明石「考えるの面倒なんでそれで」



提督「バリア無力化兵器ならそれ用に調整しておくか。いつか」



夕張「いつかね」





対空射撃訓練







提督「あ~^」



提督「死」



提督「やっと終わった。大湊の世話をするのもこれで終わりじゃ」



提督「何か言ってよ淀」



大淀「あ」



提督「こいつ……」ガタッ



提督「カフェオレでも飲むか」ゴソゴソ



大淀「私のコーヒーも取ってください」



提督「自分の要求だけはまともに喋りやがって……」



提督「ほらよ」ゴトッ



大淀「サンクス」



提督「これで少なくとも1週間は楽な訳だ」



提督「んーもう9時になるな。徹夜してしまった」



大淀「っすねー」



提督「飯食いに行こうぜ」



大淀「眠くなるんで嫌どす」



提督「成程」



提督「仮眠でも取ろっかなー」ゴソゴソ


ダダダダダダダダ


提督「仮眠室へ急行だっ」


バァン!


漣「せんせぇー!」



提督「クソが」



漣「え? 何? こわっ」



曙「それはあなたのセリフじゃないわ」



朧「すいません先生」



提督「大淀ー、先生役頼む」



大淀「死ねどす」



提督「死んではるわ」ガチャ



潮「先生ぇ~」ガシッ



提督「卑怯だなお前ら」



漣「えぇ」



提督「何だよ」



朧「対空戦闘のコツを教えてください」



提督「コツゥ? ンなもん無いだろ。射撃精度だけが物を言う戦闘形式だぞ」



曙「敵機の行動パターンとかも?」



提督「ないな」



潮「皆苦手なんです…」ウルウル



提督「知らんがな……阿武隈にでも聞けよ」



漣「あの人完全感覚ドリーマーだからダメだよ」



大淀「草」



提督「あー…………まぁあいつは感覚型か」



朧「お願いします先生!」



提督「168には聞いたか?」



漣「誰」



提督「潜水艦の」



漣「イムヤさん?」



提督「そう」



曙「『司令官に聞けばいいよ』って」



提督「なぁーるほどなぁー……淀」



大淀「死ねどす」



提督「今暇な奴で対空得意なの誰かいるか?」



大淀「思ってたのと違った……。今最適なのは木曾さんかと」



提督「呼んでくれ」



大淀「分かりました」カタカタ



提督「これでいいな?」



潮「……」



朧「怖いって」



提督「いや大丈夫だよこの鎮守府身内にはクソほど優しいから」



潮「……」



曙「それでも怖いって」



提督「なんかされたのか?」



漣「見た目の話でしょ」



提督「お前それは失礼だぞ。あいつだって戦闘で」



木曾「なんで執務室の近く通る時に呼ばれるんだ」ガチャ



木曾「ん? なんか話してる途中だったか?」



提督「いや、何でもない」



木曾「そうか。それで用とは何だ?」



提督「こいつらが対空戦闘について教えて欲しいらしい」



木曾「対空戦闘か、いいぞ。航空機は暇そうにしてた瑞鶴に任せよう」



提督「増えるのか。んじゃ頑張ってくれ」



潮「」ガシッ



提督「おやすみ」Attack Ride:INVISIBLE!



漣「わお。この鎮守府にはディエンドライバーが何個あるんだろうか」



木曾「行くぞ」













……













木曾「よし、来たな」



瑞鶴「あい」



木曾「改めて、木曾だ。普段は第一特殊戦力隊の指揮官と旗艦を務めている」



木曾「今回は対空についての……訓練? を行う」



曙・朧「よろしくお願いします!」


潮「お願いします!」


漣「っすー」



木曾「別にそこまで堅苦しくしなくていい。漣レベルというかもうこれと同じくらいでいいぞ」



瑞鶴「これって言うな」



漣「木曾ちゃんは好きなゲームとかある?」



木曾「木曾ちゃん?!」



瑞鶴「ふっ、あははははっ!」



漣「うん?」



瑞鶴「木曾ちゃん! 木曾ちゃんって!」



木曾「うるさいな。好きなゲームか……モンハンとかかな」



漣「いいねぇー。今度一緒にやらない?」



木曾「あんま上手くないぞ」



漣「大丈夫だよー」



瑞鶴「ふひっ、ふふふっ。ははははっ!」



木曾「いつまで笑ってんだよお前」ドカッ



瑞鶴「うごっ」ザバーン



木曾「まあ今の漣くらいでいい。だがちゃん付けはやめてくれ。慣れて無さすぎる」



瑞鶴「ボボボボボボボ!」



木曾「さて、始める訳だが。お前らは何を学びたいんだ? 多くの艦載機が迫ってる時により多く撃墜する場合か? それとも正確に一機を撃ち落とす場合か?」



瑞鶴「ボゥッ!ボッ!ボクハマダッ!シニタクナイッ!シニタクナチュボボボボボ」



朧「えっと、正確に撃墜する方です」



木曾「分かった。じゃあ先ず実力がどれくらいか見てみたいから実際に対空射撃を行ってくれ」



瑞鶴「ボッボゥ!ボゥ!ボボボボボボ!」



木曾「いい加減立て」ベシッ



瑞鶴「あべし」



瑞鶴「はい。どのくらい出せばいい?」



木曾「1人ずつやるか。FFFABRで」



瑞鶴「了解」シュゥッ



木曾「誰からやる?」



瑞鶴「レベルは」



木曾「一般と同レベル」



瑞鶴「りょーかい」



漣「どうする?」



木曾「最終的には全員やるから順番はあんまり関係ないと思うが」



瑞鶴「木曾が手本やってる間に決めれば?」



木曾「手本要るか? 俺がやってるの見た直後にやると真似されて普段からやってる対空が分からないだろ。しかも真似だと意味も分からずやるから直ぐにやらなくなる」



瑞鶴「んじゃ名前順で」



朧「それでいいと思う」



曙「……あ、私ね」



漣「あほあほ」



曙「うっせ」ベシッ



漣「ア」



木曾「じゃあ曙、あっちの方に行ってくれ」



曙「分かりました」












……














木曾「お疲れ。先に伝える事を伝えてその後教える事になる。そこのリフトに座っておけ」