2019-08-05 10:08:31 更新

概要

注意事項

エロ本よ

この物語は18禁です
この物語はフィクションです
実在の氏名、団体、あとなんやかんやとは一切合切関係がありません
また、すべてのエロい人達の為に理想と現実の区別は付けてくださいね
まぁ、現実なんてしょーもないものだけど一応ね


前書き

清潔感を四角く切り取ったような部屋
病室でなければ、保健室といった風体の

部屋の隅に置かれた机、そこに腰掛けているのは一人の女
纏っている白衣から、ここの主であるのが容易に想像できた

「はい、こんばんは…。今日はどうしたの?」

あなたに気付いた女が、腰掛けてた椅子を回して立ち上がる
白衣に浮かび上がるような黒く長い髪
白い肌に、赤い唇が弧を描き優しそうに微笑んでいる

「そうよね、日常なんて退屈だもの…」

それじゃあ、と間を置いて、赤い瞳があなたを覗き込んでくる
それから少しして、何か思いついた様に口を開いた

「たとえばそう、たまには甘い恋のお話も良いかもしれないわね」






窓から差し込む優しい朝日


優しくはあるんだが、目に焼き付く様なそれは、起床という言葉を瞼に裏にまで浮かび上がらせる


「ぶぅ…」


誰に言うでもない不満の声


唇を尖らせながらも、体の動きは鈍いまま、半身だけが気だるげに起き上がる


陽の光を受けて漏れなく輝く金色の髪、その隙間から覗くちょっと尖った耳

その外見は、パンみたいに焼けた肌を除けば、代表的なエルフのそれではあった


「ぼへぇ~…」


だらけた口元、やる気のない表情を浮かべている女の子


可愛い顔を惜しげもなく曇らせながら、寝ぼけ眼に自分の部屋を見つめている


簡素な部屋だった


綺麗だとか片付いていると言えば聞こえは良いが、事実として散らかるほど物がないがゆえ

もし、それだけの物を彼女に与えたのなら

きっとベッドの脇に脱ぎ散らかされている衣服のように、取っ散らかるに違いはなかった


だらり…


辛うじて肩に引っかかっていた布団がベッドに崩れ落ちた

一緒になって、女の子もベッドに崩れて落ちる


ぼやける視線に映る下着


ぺたぺたと、凹凸の少ない自分の身体に触れて、ようやくと素っ裸だったのを思い出す


…弛んでるなぁ


自覚はある


とはいえ、ここ最近の生活が落ち着いているせいもあってか、生来の無精が顔を覗かせてもいた


「おきよ…」


誰に言うでもない独り言を自分に言い聞かせて、だだを捏ねる身体を持ち上げた


ベッドの隅から下着を拾い上げ、簡素な上着を頭から被り、ボロいスカートに足を通す

最低限の胸当てと、小道具が入った袋と一緒にベルトを腰に巻きつけた後

腰にナイフを差み、弓を担いで一掴みと矢筒に矢を放り込んだ


時間にして一分と掛かってはいないだろう


手慣れた動作で見つけたその装備の一式が女の子の全部だった


食器や替えの服、生活の中で増えたちょっとした小物もあるにはあるが

それらはすべて置いていっても良いものと線が引かれていた



扉に手を掛けて、部屋を振り返る


忘れ物はなし、見送る人もなし


見れば見るほど空っぽな部屋




一瞬、浮かんだ何某かな感情を蹴っ飛ばすように扉を閉めた


きっと、その感情も置いていっても良いものの筈だから






一人、森の中を歩く女の子


歩き慣れた獣道、嗅ぎ慣れた空気と、踏みしめる土の感触


目についた果実を摘んで朝食代わりに頬張っていると、慌てた野うさぎが目の前を横切っていく


「らっきー♪」


見つけた今日の食事に胸を踊らせて、担いでいた弓を構えた


目を凝らし、耳を澄ます


相手の呼吸に意識を傾け、次に飛び上がる瞬間に狙いを済ます








飛んだ


タイミングは完璧だった


うさぎと一緒になって女の子が後ろに飛ぶと、目の前を狼が駆け抜けてくる


一瞬に交わした視線に理解したことだろう


狩る側だった自分が、一転して駆られる側になった事を


放つ


十二分に引き絞られた弓から飛び出す矢


穿たれた首筋に泡を吹き、力をなくした身体が森の梢に倒れ込んだ


「ふぅ…」


息を吐き、呼吸を整えると、ゆっくりと倒れた狼に近づいていく


腰のナイフを引き抜いて


風船でも割るみたいにナイフを突き立てると、まだ残っていた息が抜けていった


「なむなむ」


膝を付き、手を合わせる


獲物への感謝


気休めというよりは、戒めとしての自戒

いつかそうなったときに、自分が損なわれないようにと


鳥が鳴いている、木々が囁いている、どこか遠くで聞こえる遠吠えが見送るように森に響く


悲しくはあるだろう、流れる涙も想像できる


けれど、そこに恨みの音は無く、それが、この森で生きる約束事だった


「でも、うさぎの方が良かったなぁ…」


狼、まあ需要はある


毛皮だってそうだし、なによりその牙は魔除けやお守り、あるいは勲章としての価値は高い

近くの村に持っていけば、そこそこのものと変えてもらえるし、ウサギに比べれば肉だって一杯取れるけど


「味がなぁ…」


やたらと煮込んで臭みを消すか、燻製にして臭みを誤魔化すか

どっちにしろ、食べられないことはないが、食べたいものではないというのが素直な感想だが


「やっちまったのはしょうがないか…」


なにかこう、ステーキとかにできれば立派なご馳走なんだが

試す機会はそうそうないし、その機会もだいたいが失敗におわっている


狼の前足を両手で担いで引きずり歩く


兎角、解体をせねばならぬ


経験上、血抜きが遅れるほどに臭みは増すのだ


切れた動脈から浴びるほどに血を被ったとしても、早く川辺に行かなければ






「ふひぃ…終わったぁ…」


流石に狼一頭となると手間だった


朝方に出かけたのに、気づけばお日様は傾き始めている


日が暮れるまでにはお家に帰りたい


でないと、今度は私が狼に狙われかねないし


剥いだ毛皮をせっせと丸め、抜いた牙を袋に入れる

血で汚れた川辺を水で清めた後、持てるだけの肉を持って、残った頭蓋にもう一度手をあわせた


「ん?」


ちょうど目を開いたときだったか、あるいは振り返った拍子だったのか


川辺に生える大きな木、その根本に誰かが倒れていた


まあ、関係ないか


森の中でのこと、助ける義務なんてのは無い


無いんだけど…


「荷物増やさないでよ…」


幸い、子供だったのがよかっただろう


なんとか背負いあげ、バランスの悪さをロープで縛って無理矢理に固定する


「エルフがひ弱などとーっ」


なんて、誰に向けるでもない意地を張り

いつも以上に沈む地面にもたつきながら、家に帰る頃には日が暮れていた






夢を見ていた


違うな


夢なんだと思う


だって、血の匂いがする


嗅ぎ慣れないその匂いだけど、不思議とそんな気がした


息苦しい、鼻が詰まりそうだった


どろどろ、どろどろと纏わりついてくる匂い


どろどろ、どろどろと埋め尽くされていく


助けて


そう、叫ぼうとした喉は動かず、身体の中に残った空気だけが抜けていった






「大丈夫?」


女の子の声だった


そう思えば、自分がまだ無事なのだと理解できた


知らない感触、安いベッドの上、簡素な部屋に、女の子が一人


「ここ、は?」

「私ん家」


絞り出した言葉に、あっけらかんと返ってくる答え


正直、返答に困った


彼女からすれば、そうなのかもしれないが、自分からすればそれが何処なのかも分からない上に


「きみ…は?」


ベッドの縁に腰掛ける女の子は、自分の全く知らない子だった


「私はミリィ…君の方こそ、誰様よ?」

「ぼく?」


問われて、言葉に詰まる自分に気づく


名乗ろうとした口が動かない


どころか、思い返すだけの記憶がなかった


急に梯子を外された気分だった。落ちるほどに冷えていく自分の心

掴みどころもない、取っ掛かりもない。抱きしめようとする自分の姿すら覚束ない


助けて欲しい


すがろうと伸ばした手に、指先に、触れられるものなんて無いはずなのに


どうしてか、それは温かった


「あ、ごめん…」


知らず、握っていた彼女の手から慌てて手を離す


「いいよ」


けれど、逆にその手を取られて握り返されてしまった


「今日はもう休みましょ?」


うんともすんとも答える前に、僕の手を握ったままベッドに横になる女の子


なんとも言えない、なんにも言えない、言えるだけの言葉がない


状況がわからない


自分の事すらわからない僕には、彼女の、ミリィの言葉に従うしか無かった






一人分のベッドの上


子供二人といえ、手ざまなその場所では、どうしても二人でくっつくしか無かった


きっと、気にしてるのは僕だけなんだろう


僕のことなんか気にもせずに、僕の手を握ったまま寝息をたてるミリィ


血の匂いがする


眠るミリィの身体から、眠る僕の身体から


どろどろ、どろどろと纏わりついてくる匂い


どろどろ、どろどろと埋め尽くされていく


さっきまで見ていた夢を思い出して、知らずミリィの手を強く握っていた


柔らかくて温かい


血の匂いの中、混ざる女の子の匂いに心臓が跳ねるのを抑えられなかった






目覚めは思ったより快適だった


手狭なベッドの上


いつもなら一人きりなのに、今は知らない男の子が寝息を立てている


きっと、蹴り飛ばしても良いかもしれない


ただ、よくよく思い出せば招き入れた自分自身に思い至って嘆息する


迂闊がすぎる


そもそも連れ帰る義理なんて無かったのに、だとしても床に転がしてたって良かったのに


何でだろう?


ああ、そう、きっと握りあった手の温もりのせいかもしれなかった



「あっきれた…」


目覚めた男の子に「おはよう」と言った後

何で? どうして?と、質問攻めにした結果、得られたのは徒労感だけだった


うすうす分かってはいたが、何一つ覚えてないとおっしゃいますのん


「あ、でも此処に来る前、なんか血の匂いがした気が…」

「アレじゃないの? それ?」


そんな僅かばかりの情報は、昨日剥ぎ取った狼の毛皮が代弁してくれた


「で、君はこれからどうするの?」


それも分かっていたことだった


右も左も分かってない奴に、どっちに行くかなんて聞いても答えなんか返ってくる訳もない


何をしてるんだろうと、自分でも思う


ただの人間を拾ってきた挙げ句に


「ま、落ち着くまで此処にいなさい」


何を考える前に、そんな提案をしていた






「あっきれた…」


共同生活を初めて数日。これで何度目か、両手を超える数の嘆息を付いていた


虚弱貧弱無知蒙昧と、悪い評価をするなら枚挙に暇がなかった


かたや木の根に躓き、かたや毒キノコを食べそうになり、かたや慣れない環境に熱をだして寝込む


「キミ、今までどうやって生きてきたの?」

「それが分かればまだ良かったんだけど…」

「それもそうだけどさぁ…」


唯一の救いは物覚えは良いことか

森の歩き方も、食べられるものの見分け方も、一度教えれば直ぐに覚えていく


「頭空っぽのせいかもね」

「あはは、かもね」


付け加えるなら、そんな皮肉も笑って流せる暢気も長所と言えるかもしれない


「それ、何読んでるの?」


夕食の後、拙い灯りの中で男の子が本を広げていた


「あ、読んじゃダメだった?」

「いや、そうは言わないけど」


そんな本も合っただろうかと思い返せば、家の隅に転がっていたような気もする


なんかの魔導書だったか?


自分だってエルフなんだし、適正もあろうかと気まぐれに手に入れては見たがまるでダメ

これなら、食料と交換したほうが良かったと、そのへんに投げ捨てたものだった


「ていうか、読めるの?」

「読めるっていうか…書いてることは分かるって感じ」

「ふーん?」


そう言われてもピンとは来ない、私からすれば読めはしてもまったく分からんものだったし

その不思議そうな顔からは、何で分かるのかが分かってない感じが見て取れる


「で、なんて書いてるの?」

「え? そう…だね…多分…だけど…」


二人を挟む机の上、頼りのない明かりを灯すロウソク


彼がそこに指先を向け、聞き慣れない言葉をささやくと


ほっと…


ロウソクの炎が一回り膨れ上がり、薄暗い部屋の隅に影が押しやられていく


「わたし…初めてキミの事見直したわ」


それは、素直な感想だった


私がいないと何も出来なかった男の子が、私が出来ないことが出来るようになっている

それが素直に嬉しいと、訳もなく心が暖かくなっていた


「これで、ミリィの役に立てれば良いんだけど」

「期待してる」

「うん」


はにかむその笑顔は、いつもよりも鮮明に私の目に焼き付いていた






「いってきます」


いつの間にか、そう口にするのが当たり前になってきたある日


「ボクも一緒に行っていい?」


不意に、彼からそんな事を言われてしまった

確かに、最近使える魔法も増えてきたし、その場で火や水を出せるのは便利といえば便利なんだけど


正直不安しか無い


いつも歩いている範囲でなら、大した獣も出やしないが

問題はそれでも、たまに湧いてくる魔物の方だった


森の約束事なんてなにもない

ただ命を捕まえて壊す存在に、森の誰もが本能的な恐怖しか感じていなかったし

もし、それに襲われようものなら、二人で逃げ切れるかはちょっと分からない


だとしても、随分と自分も絆されたものだと思う


「ミリィの役に立ちたいんだ」


結局、それが殺し文句となり、渋々ながらも頷いてしまっていた


「良い? 私から離れないこと、私の言うことはちゃんと聞くこと、それから…」


逃げてってすぐ逃げること


これだけは、彼の目を見てしっかりと頷かせた

流石にそんな事態にはそうそうならないとは思うけど、そんな事態になったら説明してる暇もない

ぶっちゃけ前2つ何てオマケでしか無かった


なんなら、連れて行かないことが一番の安全なのに

もう少しだけ、彼と一緒の時間が欲しいと高望みをしている自分を止められないでもいる



二人で歩く森の中は、いつもよりも華やいでいた


なれた獣道を歩きながら、森のことを話して歩く


雨宿りに使う大きな木だとか、珍しい鳥を見つけて喜んでみたり、美味しい果実と綺麗な水場で休んだり

正直に、狩りの事なんて忘れていた。帰る頃になってそれを思い出し、保存食もまだあるしと諦めたほどだ


そうやって、帰る間際に立ち寄った場所


木々の隙間から漂ってくる甘い匂いに誘われて、何となく向けた足の先

それは、森の中の少し開けた場所。木々の間に開いた窓のように、陽の光が一面に差し込んでいた


鈴なりに広がる花畑


青白い花が一斉に咲き乱れ、そよ風と一緒に爽やかに揺れている


綺麗だと


二人一緒にそんな感想をつぶやいて、一緒になって笑い合う


ちょっと持って帰ろうかと


花畑にしゃがみ込み、2・3本失敬していると


「ねえ、なんか…」


彼に肩を叩かれて異変に気づく

誘われるような甘い匂いの中、隙間から漂うような腐敗臭


さっと、血の気が引いていくのが分かる


足元に目をやれば、ずぶりと沈み込み、なにか骨のようなものが迫り上がっても来る


それが、魔物の花畑である事に気づいた後にはもう遅く


「にげてっ!」


叫びながら、慌てて彼を突き飛ばすしかなかった


尻餅をついて、それでも駆け出していく足音に安心して、代わりに逃げられなくなっている自分に歯噛みする






直ぐにナイフを引き抜いて、足首に巻き付いている蔦に突き刺した

2度3度突き刺すうちに、吹き出す粘液に手が滑り、取りこぼしたナイフを拾おうとした手にも蔦が絡みついてくる


手を引っ張られ、体勢を崩し、地面に引き倒される


縫い付けられるように手首を固定され

ちぎれた蔦の代わりに、新しい蔦が足首を捉える頃には、四つん這いのままに身動きが取れなくなってしまった


「はやく、逃げないと…なんで…」


焦る気持ちとは裏腹に、身体からはどんどん力が抜けていった


甘ったるい匂いが鼻に付く


嫌でもそれを吸い込むたびに、頭の中にモヤが掛かり、お腹の奥が渦を巻くみたいに熱くなってくる


抵抗したいのに出来ない身体、自分の身体なのにまるで言うことを聞いてくれない

もし、今、手足の蔦が外れたからって、逃げ出す自信なんか何処にもなくなっていた


ぼんやりと温かさの中に浮かんでいる感覚


それが、お酒を飲んだ後の酩酊感に似ていて、それに浸る心地よさを思い出した時


ぬちゃ…


無意識にすり合わせた太ももに内側に、濡れたような感覚が纏わりつく


「うそ…」


それが快感であると意識した時には、もうどうしようもなく身体が火照り始めていた


お腹の奥で渦を巻く熱、そう感じている自分の子宮

たまらなくなって太ももをすり合わせると、染み出した愛液が溢れだしていた


更に蔦が伸びていく


足首から太ももへ、手首から二の腕へ、絡みつくように先へと進み、簡素な衣服の中に入り込んでいく


「あ、いや…」


まだ小さな膨らみの上を蔦が怪しく這い回る

膨らみが浮き出るようにと巻き付いて、主張を始めた乳首を先端で突き始める


胸から広がる快感が、じんわりと熱を持って身体の中に広がっていく


乳首を突かれるたびに、抑えきれなくなった声が溢れ、無意識に身体が震えてしまう


それを何度も何度も繰り返される度、頭の中が白くなり、お腹の奥が熱くなってしょうがない

我慢しても我慢しただけ、快感が膨れ上がり、声を漏らしただけ気持ちよさが増していくようだった


必死に引き結んでいた口元が綻び始める


「ゃっ…ぁ…」


さざなみの様な嬌声がたまらなく快楽を煽ってくる


自分の声を聞いて興奮している自分がたまらなく恥ずかしく

それでも、どうしようもなく増していく快楽がもどかしい


ふと、すり合わせていた太ももの間に空気が交じる

ひんやりとした感覚に、内側を撫でるように通り過ぎていく風


惚けた頭で股の間を覗き込むと、そこにも蔦が入り込んでいた


無理矢理に足を広げられ、スカートの中に、下着の奥にと入り込んでくる蔦の群れ

太ももの内側を撫でられながら、割れ目にも先端を伸ばされて

もどかしいばっかりだった快楽が、はっきりとお腹に響いてくる


「ああっ…」


声が出る、身体が動く、届かない太ももを震わせながら、蔦の動きに合わせて腰が跳ねてしまう


そうして何度も何度も腰を遊ばせているうちに、腰に巻いていたベルトが落ち、スカートも剥がされ

下着の中にまで入り込んだ蔦がその形ままに蠢いている


ふと、腰が跳ねるたびに微かな浮遊感があることに気づく


気づけば足首の蔦は剥がれ、私の割れ目を愛撫するのに集中しているようだった


だからって


だからって


どうにもならなかった


心地よさが身体を縛っている、気持ちよさに心を乱されている


割れ目をいじられ、乳首を弄ばれる、体中を這い回る蔦にさえ、興奮を覚える始末


いっそ叫んでしまいたい


気持ちがいいって、思うがままに声が上げたいと、そんな欲求が喉元まで出かかっている


伸びてきた蔦が首に巻き付き始める、竦んだ首筋を真っ直ぐに伸ばし、緩んだ口元の中にその先端を忍ばせる


唾液が溢れる


飲み込めなかった唾液が、空いた口元から だらだらと溢れていく


「あっ…あっ…あぁぁっ…」


声が、声が止まらない

さらに蔦が入り込み、大きく口を開かされる


自分の声に急かされるように身体が震えた


お腹の奥の熱が膨らみ始め、今にも爆発しそうになる


それは


それは、とても気持ちがいいと朧気ながらに分かっていた


それと同じくらいに、ダメなことだと分かっているのに


「あ…」


ふと、頭の上に影が出来た


その影はとても大きく、私の身体をすっぽりと覆うほど


無理矢理に上を向かされて、目が合ったかのようにその花と向かい合う


見覚えのある花だった


いま、私が埋もれている花畑に咲いている青白い花

鈴なりに咲いているその花を、何倍にも大きくしたようだった


袋状の花弁が開くと、私の頭の上でゆっくりと広がっていく


呑み込まれる…


不思議と恐怖は感じなかった


意外なほどにそこに合ったのは期待


自分の快楽の発露が、そこで満たされると、なんともなしに思ってしまう






花弁の中は思った以上に温かった


手を伸ばせば届いていた外の光景も、ぼんやりとした視界の端でゆっくりと閉じていく


伸びてきた触手に手足を拘束される


もう、抵抗する気も無く足を広げられると、割れ目の間に生ぬるいものが押し付けられる


めしべ…なんだろう


これが花だとするのなら


伸びてきた触手の真ん中にそそり立つめしべ


その先端は男性器のようにも見えて、今にも射精しそうなほどに先走りの液を滴らせる


ごくり…


息を呑むと、今まで嗅いでいた甘い匂いが何倍にもなって身体の中に染み込んでくる


だとすれば、私を捉える触手は おしべの様なもので、降りかかる花粉は私の汗と混じって粘性を帯びてきていた


「はぁ…はぁ…」


甘い息が止まらない

割れ目をなぞるめしべに、たまらず腰を押し付けるほどに快楽を切望してしまっている


身体を這い回るおしべの群れ


粉っぽかった先端は汗に濡れ、唾液にまみれ、愛液を吸い取り、しとどに粘液を滴らせている

それを体中に塗りたくられると、そこから甘い痺れが全身を覆っていく


「あっ…」


つんっと、割れ目を押された


甘い期待が過る


足をさらに広げられると、ゆっくりと雌しべに向かって引きずられていく


「ぅ、ぁ、あぁぁ…」


期待が声になる


広がる割れ目に悦びが止まらない


漏らしたように広がった割れ目から愛液が流れ出し、それを潤滑油にしてめしべが身体の奥へと向かっていく


とんっ…


身体の奥から子宮が押し込まれる


「ふわぁぁっ!?」


自分でも分からないほどの声が出て、子宮が疼いてたまらなくなる


もう人形のようだった


胸に巻き付いた おしべに身体を引き上げられ、足を広げているそれに身体を引きずられる

それを何度も繰り返され、弄ばれるほどに腰を踊らせるしかなかった


太い めしべに子宮を刺激されるたびに大きな声を上げ

震える身体から引きずり出された愛液が、めしべの茎を伝って袂に溜まっていく


自分がそれだけの愛液を溢れさせた事にも驚いたが、それ以上にもっと気持ちよくなれるという期待が強い


だってまだ…


「はぁぁぁっ!? や、そこっ…」


その違和感はお尻の方だった


おしべの一つが、お尻の穴に入り込んできていた


力を入れて拒もうとしても、すでに私の体液を集めてどろどろになった先端はあっさりと奥へと押し込まれていく


「ぅぁっ…」


思わず背筋が伸びる


快楽とは違う奇妙な感覚から逃げようと身体を揺するが、今の自分に出来ることなんて何もなく

身体が引きずられるのに合わせて、お尻の奥へと おしべを迎え入れてしまう


めしべに子宮を突かれる、おしべにお尻の穴を撫でられる


交互に来るならまだ良いが、それを同時に迎え入れ、膣の中と外からを一緒に刺激されていく


耐えられるものじゃなかった


ただでさえおかしくなっている身体に、ただ快楽を増すばかりの刺激を加えられていく


もう限界だった


「ん、んんっ、あっ…」


ひとつ、声が漏れれば、止めどなく

子宮を突き上げる めしべに縋りつくように身体を押し付け、体の奥から来る快楽に身を投げ出した


腰を震わせ、背筋を伸ばし、足の指を手の平を握りしめて、大声で泣き叫ぶ、気持ちがいいとよがり狂う


止めどなく愛液が溢れ出し、涙と、吐き出した唾液が花弁の奥へと滴りおちる


絶頂の快楽


自分でするのとはまるで違う強制的な快楽に、身も心も飲まれていった


反り返った胸を持ち上げられて、また めしべが抜けていく

軽くなる膣の中、ほっと息を付く間もなく身体を引きずられて めしべが子宮を押し上げる


「あっあっ…ぅっ!?」」


絶頂の余韻が残る中、更に快楽を押し広げられる

お尻の中の おしべが暴れだす、乳首を引っ張られるように身体を引き上げられると、また めしべの上に落とされる


「ひぃやぁっ!?」


何度も、何度も、弄ばれて


何度も、何度も、絶頂を体験する


熱をもった子宮が叫びだす


はやくはやくはやくはやくはやく…


その切望が何なのか、その熱望がなぜなのか


懇願するように、身体に力を入れて、膣の中で太いめしべを抱きしめる


どくん…


「あ…」


予感だった


脈動するめしべの奥


その熱を感じて、自分で身体を開くほどに待ち望んでいた感覚


さらに動けないように、体中をおしべに拘束されて、開かれた割れ目の奥に向かって、めしべが蠕動を始める


どくん…どくん…どくん…どくん…


その脈動は段々と早くなり上へ下へと蠢き出す


後少し、後少し…


直接めしべに子宮を突き上げられる


伝われる快楽に、身体をよじることさえも許されずに、その瞬間を待ちわびていた


何度目かの蠕動


ひときわ強く めしべに打ち付けられる


先端が子宮口を押し広げ、隙間なく押し付けられたそこから一気に精液が吐き出された


声にもならない、言葉にもならない


待ちわびていた瞬間


精液を子宮で受け止める、ただ女としての悦びが全身を駆け巡る

それがたとえ、歪んだ形で引きずり出されたものだと知っていても、とても耐えれるものじゃなかった


どくどく、どくどく、どくどく…


子宮は直ぐに一杯になり、下腹部を膨らませていく


どくどく、どくどく、どくどく…


めしべの脈動に合わせて、腰が震えて、締め付けた膣から伝わる熱に、何度も絶頂に達してしまう


どくどく、どくどく、どくどく…


もう限界、もう無理だと、緩んだ、子宮口の隙間から、精液が溢れ出し、割れ目の外へと溢れていく


めしべ の付け根に溜まった愛液、そこに降り注がれる精液


濁っていく、濁っていく


ついには底に溜まった精液が足元に触れるまで射精をされた後、漸くとその脈動がおさまってくる


けれど


「はぁっ、はぁっ…ああああっ」


再びおしべが体中を這い回る、乳首をなぶられ、口の中まで舐られる

おしりの中で暴れだし、腰が浮き上がる度に割れ目の隙間から精液が溢れ出した


どくん…


めしべの奥で感じる脈動、その熱


ああ、このまま精液で溺れるまで犯されるんだなって、諦めれるほどの悦びだった






ぽぅっ…


どこかで明かりが灯った気がした


なんとなく懐かしい感じがして、思わず指を伸ばしてしまう


精液の溜まった白濁の奥に浮かぶ灯火は、だんだんと赤みを強めていく


熱い…


快楽で火照った身体以上に、それが熱いと感じた時には

パチリと何かが弾け飛び、精液の中に混じって焦げ臭さが鼻につく


叫び声を聞いたような気がした


穴が開き、精液が流れ出し、排水溝に吸い込まれるように私の身体も溢れていく


助かったのかな?


ぼんやりと、そんな事を考えながらも意識と一緒に白濁の中に流されていった






次に気づいた時には、自分のベッドの上だった


そうして、心配そうな彼の顔も目に入る


聞けば「焼いたら燃えた」と、何を当たり前な事を言われた

そうやって、引きずり出した私を抱えて家まで運んだらしい


「怪我…ない? 火傷とか…さ?」


無茶だった自覚はあるんだろう

仕方なかったとはいえ、あの魔物ごと私を焼いたんだから


気遣わしげな視線が私を見やる


上から下に舐めるようにと、私を案じての事だと理解はしても何処か気恥ずかしくて

思わず身じろぎした時に、ようやく自身が布団一枚を被っているだけだというのに気づいてしまった


「…えっち」

「あ、ごめん…」


わざとらしく布団を握りしめ、これみよがしに身体を隠すと

赤くなった顔を隠すように彼が視線をそらしていた






自分でも無茶なことをしたと思う


ミリィに逃げろと言われて、一目散に逃げ出したあの時


振り返らなかった訳がない、何かに捕まれ体勢を崩していた彼女の姿

助けにも戻ろうとしたけど


「その時は絶対だから」


そういった彼女の言葉に蹴飛ばされて駆け出していた


やがて、息も切れ、変わりに思考も落ち着いてきた頃


すぐに追い付くだろうと思っていた彼女の姿がない


待てども待てども戻ってこない


今にも後ろから、あの明るい声が掛かるんじゃないかと周囲を見渡しても

馴染んできた森の中にい一人佇むだけだった


鳥のさえずり、木々のさざめき、獣の足音


それはいつもの森の声だったのに、彼女がいない森の中は酷く静かだった


怖いと思った


何よりも不安だったのは


何も知らない、思い出せない世界の中で、彼女という灯りを失ったらと

そんな手前勝手な理由で足を進めている自分が、子供のようにも思えてくる


そうして、子供のように駆け出した先で


森が開ける


鈴なりに咲く青白い花畑


こんな時でも綺麗だと思う中で、異物のように巨大な青白い袋が生えていた


陽の光で透ける花弁の奥、見えるのは小柄な人影

漂う甘ったるい匂いの中、聞こえるのはくぐもった嬌声


あの袋の中で何が行われているのかと、考えるよりも先に身体が動いていた


ミリィを助けないと


その一心に突き動かされて、覚えたての魔法に力を通す


加減とかは分からない。何だったら全部燃やせば良いとさえ思っていた


チリチリと、怒りとは違う興奮を感じながら、一面の花畑、その中心に揺らぐ袋に火を放った






それから、どうやったのか


ほうほうの体で逃げ出して、荒い呼吸に気づいたのはミリィの家に付いてからだった


腕の中で気を失っている彼女


それでも、その胸が上下に動いているのを見て、ふと気づく


「…」


裸だった


普段から、胸と腰周りしか隠してないような軽装ではあったけど


気にならないと言えば嘘だった


それも馴れたと思っていたのに、改めて見るミリィの身体は


綺麗だと…


状況も考えずに、そんな事を思ってしまった


いや、そんな状況だったからかもしれない



汚れた彼女の身体を拭っていく


健康的な小麦の肌、その細い肢体にまで掛かる白濁の液体

その独特の匂いから顔を背けているつもりで、その実は目を離せないでいる自分に気づく


ベトベトになったボロ布を捨て去り、改めてお湯で絞った綺麗な布で彼女の肌をなぞっていく


頬から、細い首筋を、小さく膨らんだ胸を、柔らかいお腹と、肉感的な太ももと

その先に伸びそうになる手を引き剥がすように、つま先までを撫でていく


今なら…


そんな邪な考えに苛まれる


もう少しだけ胸を触ってみても、太ももを撫でていても、その割れ目をなぞってみてもさえ…


バレはしないんじゃないかと思う


柔らかな金色の髪に手を伸ばし、優しく頭を撫でていく


愛おしいと、そんな感情にも気づかずに、おもむろに顔を近づけていた






その夜は寝れたものじゃなかった


一人で寝るのは怖いと、すがるミリィの手を振り切れる訳もなく

いつものように同じ布団の中に入る


温もりと、安心と、安堵、守られているという実感が心地良かった

それは姉に対する感情の様でいて、それは母性に対する憧れだった


だが、それも昨日までの話


温もりと、過保護な葛藤、守りたいという実感が胸に刺さっている

それは妹に対する感情の様でいて、それは女性に対する渇望だった


眠ろうとして目をつぶり


夢枕に思い返すのは、森での光景、頭を揺らす声と、汚れた彼女の身体

沈む指先に感じる柔らかさを、触れた指先に感じる温もりを思い出しては目を覚ます


「起きてる?」


背中越しに声を掛けられたのは、そんな時だった

あるいは、自分の考えが読まれてたんじゃないかって思うほど遠慮がちな声音


「助けてくれて、ありがと…」


続いたのはお礼の言葉


けれど、今まで助けられていたのは自分の方で

こんなの何のお返しにもなっていなくて

いいや、それよりも、弱った彼女に欲情してしまっている自分が情けなくて


「良いよ…別に…」


そんな風に言いたいわけでもないに、ぶっきらぼうに言葉を返すしか出来なかった


「良くないよ…全然良くない」


伸びてきた手が腰に回される

そのまま抱きしめられると、温かな感触に背中を包まれた


「キミだって死んじゃうかもしれなかったのに」


言われて、それもそうだったかと、思うけど


「ミリィが助けてくれなかった僕はもう死んでだろうし…まぁ、少しくらい…」


半分は冗談のつもりだったが、笑えなかったのだろう

回された手に力がこもり、息苦しさを覚え始める


「ミリィ…ちょっと…」

「やだ…」

「やだって…」


それは彼女にしては珍しい我儘

いつも姉のように接していたのに、今日に限っては妹の様であった


「一人にしないでよ…」


震える声音と、伝わる震え

嗚咽のようにくぐもって、怯えるように縋られる


「死なせるために助けたんじゃないもん、一人にされる為に一緒にいたんじゃないよ」


ねぇ…


その長い呼吸の後


「キミも私を置いていくの?」


寂しげな声だった


簡素な部屋に一人の少女、最初に湧いた「寂しい」という感想を思い出す

それはすぐに「あっ…」と漏らした自分の声に掻き消された


「かわいい…」


クスクスと、悪戯に笑う彼女の声


抱きしめていた手は身体をなぞり、下半身へと伸びていく


「知ってるんだよ…キミが私のこと見てたの…」


既に固くなり始めていた肉棒に、ミリィの指先が触れると、すぐに勢いを増していく


「ふふっ…ずっと我慢してたんだね?」


舐めるように這う指先が亀頭にまでたどり着くと、既にあふれていた先走りの液を肉棒全体に広げていった


「ねぇ? 何もしなかったの? 寝てる私に? キスとか胸を触ったり…そのまま、さ?」


言われて思い出す。いいや、見ない振りをしていた感情を見せつけられていた

愛だとか、恋だとか、そんな綺麗なだけの感情を押し流すかのような圧倒的な欲望


「考えなかった? 良かったんだよ、キミになら…キミとなら…」


先走りと一緒に肉棒を撫でる指先が、甘い痺れを体中に行き渡らせてくる

痛いほどに高鳴る心臓、カラカラに乾いた口の中で飲み込む生唾

薄靄が掛かる頭の中で、それでも肉棒から感じる彼女の指先だけははっきりとしていた


響いてくる水音


荒い呼吸に合わせて、背中に掛かる彼女の吐息が熱くなっていく


「偉いんだ。ほんとに我慢しちゃって…いいよ、もう…」


彼女の右手に亀頭を包まれる

左手で竿を扱かれながら先端を撫でられると、訳もなく腰がはねてしまう


1回が2回に、2回が3回に…


止められない腰の動き繰り返して、彼女の手に包まれる肉棒からたまらない気持ちよさが襲ってくる


喉元まで出かかっている声を必死に抑え

逃げようとした腰を抱きしめられると、指先の動きが更に激しくなった


「逃げないで…それとも、私じゃ、いや?」


逃げられたことへの不安、自身に対する不安

必死に尽くそうとしてくれる、その寂しげな心を知りながら


「っ!?」


頭の中が真っ白になる


達成感と満足感


それと、彼女の弱みに漬け込んだような背徳が快楽となって背筋を登っていく


何度も何度も、腰を跳ねさせ、それこそ空になるまで彼女の手の中に吐精してしまう


はぁ…


そのため息はどっちのものだったのか


行為の後の億劫、広がる匂いの中、気だるさが募っていく


ちゅる…


聞こえてきたのは何かを啜るような音


「ミリィ…なにを?」

「えへへ…」


ちゅる…


笑うばかりのミリィの代わりに、答えは変わらずに何かを舐め取っていた


嫌でも想像してしまう


肉棒から離れた彼女の右手


そこを汚したであろう自分の精液


後ろから聞こえる水音と、恍惚としたような彼女の声


どくん…


血が集まるのを止められない


気だるさが晴れていき、頭が一つのことに夢中になっていく


「元気だね…じゃあ…」


もう一度と、期待していた感覚とは別に、転がされた身体の上に重なる重み


「ぇ…」


目の前には裸のミリィ


女の子に組み敷かれる事に若干の羞恥はあったけど

月明かりに照らされる彼女の裸から目が離せないでいた


ちゅっ…


近づいてくる唇

逃げるでも受け入れるでもなく、されるがままにキスを交わす


2度3度と交わす内、知らず伸ばした手で彼女の頬を掴み

舌でその唇を割り開くと、流れてくる唾液を飲み込んでいく


どくんどくん…


ごくんごくん…


飲み込む度に熱くなっていく身体、そのすべての熱が肉棒に集まってくるかのようだった



最初に感じたのは その熱さ、それに包み込まれるような柔らかさ


抵抗なんてなかった、すでに先走りと精液に塗れた肉棒、口を開けたように愛液を垂らす割れ目

どちらからともなく腰を近づけて、その奥を突き上げて、その奥で受け入れた事に感嘆と声だけが漏れる


「はいっちゃった…キミの…」


微笑む彼女


いつもの笑顔に見えるのに、月明かりと涙に濡れるその表情は酷く艶めかしい


「…」


息を呑む


もうそれどころじゃなかった


はやくはやくはやくはやくはやく…


なにかに焦らされるように心臓が、肉棒が、跳ね上がっていた


ミリィが落ち着くまで、ミリィの準備が出来るまで、慈しみで蓋をして


ぬる…


ずれた腰の感触


膣の中で擦れる肉棒と柔肉の感覚


痺れるように焼き付いた、甘く、焦げ臭い快楽は

それが、初めての男性にとっては耐え難く、抗いがたいものだった


「ひゃっ!?」


彼女の悲鳴が降り注ぐ、甘い響きの混じった嬌声

「いや」とか「やめて」とか「まって」だとか、制するような声も聞こえたが

それらは全部 快感を煽るだけでしかなかった


そう、蓋を開ければそんなもんだった


犯したい


ただの一言で完結する感情


愛も恋も、欲情も劣情も全てが全てその一つに収まってしまう


ミリィが鳴いている、甘く甘く泣いている

その声が、くすぐる様で、燻るようで、もっともっとと熱を孕む


彼女の腰を両手で掴み、思うままに突き上げる

先端を押し当て、押し付けながら、更に奥を目指して何度も何度も打ち付ける


高まる射精感に、今からここに吐き出したい欲望だけが募っていく


「ああっ、キミの…おちんちん、もっともっとぉ…」


自分の上で腰をふるミリィの姿は、もういやらしいだけの女だったし

彼女を突き上げるだけの自分もまた、度し難いほど男でしかなかった


その小さな体を、幼い肢体を…


縋るように伸ばされた手を、闇雲に捕まえて引き寄せる

重なる唇に、まぐわい合う舌の感触、溢れる唾液が頬を濡らし、漏れる嬌声が耳を溶かしていく


どくん…


一際強く跳ねる腰の動き

自分でも抑えも効かないまま小さなミリィの腰に手を回し

優しさも、愛おしさも関係なく、ただただ逃さないようにと強く抱きしめた


「あぁ…」


彼女も分かったんだろう、もうすぐだと、もうすぐ自分の中に注がれるものを

逃げることも出来たはず、言葉だけでも嫌う事も出来たはず「外に出して」と懇願したって良かったのに


身体に回される彼女の細い腕


逃さないように抱きしめて、離さないようにと縋り付く


お互いの期待が重なった、次の瞬間を求めて腰を打ち付け合う


さらに広がっていく足の間に身体をねじ込み、快楽に逃げそうになる腰を捕まえる

お互いに動ける隙間もないほどに抱き合って、熱り立った肉棒だけが彼女の膣の中で暴れている


「ミリィっ!」


訳も分からず彼女の名前を呼んだ


「うんっうんっ、出してっ、キミの全部、欲しいからっ」


泣きながら頷いて、子供のようにしがみついて来る彼女を壊れるほどに抱きしめて、思うままに腰を打ち付けた


どくん…


堰は一瞬で砕けた


肉棒の先端が、彼女の子宮を突き上げた瞬間に、留まっていた全部を吐き出し始める


どくんどくん


腰が跳ねて


どくどくどく


肉棒が脈を打つ


苦しいほどに抱きしめられて、注がれる熱を受け止める彼女の声を聞いている

叫ぶような歓喜と、すすり泣くような甘い声

感情の抑えが効かなくなり、泣き笑いを繰り返して、声にならない声を漏らし続けていた






目が覚めた時、ミリィが隣で眠っていた

裸のままに抱きついて、起きようとしても離してはくれなかった


「ミリィ…」


彼女の小さな肩を揺すると「ぶぅ…」と、不満げな声が返ってくる

それはいつもの、寝起きの悪い彼女の目覚めの声だった


「「…」」


だんだんと焦点の合ってくる瞳、覗き込む彼女の表情

お互いに思い出したんだろう昨夜の情事

何処か照れくさくて、頬を染めながらどちらでもない方に顔を背けてしまう


「結婚、しよっか…」


唐突な彼女の提案に思わず聞き返してしまった


「やっぱり…私じゃ…」


そう言いかけた声、寂しさと諦めの混じった声


その先は聞きたくなかった


もしも、魔物に犯されたことを どうこう言わせようなら自分を許せなくなりそうだったから


ちゅっ…


そう、答える代わりに彼女の唇に蓋をした




ーおしまいー



後書き

このあとミリィが魔物の子供を孕んでいたりして、またエロい目に遭ったりすると楽しいんだけど


なにか色々やろうとして、めんどくさくて端折るを繰り返す

あかね くんの「私には広い世界なんて無理だよ…」ってセリフ

とっても分かる

救いがあるとすれば、エロ本なんだ、エロシーンがアレば成立する事だろうか

さぁ、今日は此処までよ。右手はまだ元気かしら?出すものは出した?
少しでも興奮してくれたのなら、これ幸いね

それじゃあ、また次の夜にでも ちゃぉ~♪


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