2019-10-26 01:02:49 更新

概要

突然出来た許嫁に振り回されるその許嫁に対して後ろめたい人間の話です。

そして勘のいい人なら分かるでしょうが。
この提督、全く物事に対する考えに自分自身の損得を考えていません。
好き嫌いはちゃんとありますが、自分がどうなるかは全然頭にないんです。
ここ、結構な狂気ポイントです。
後々この『提督』という人間の重要な形作っているものになります。
そして許嫁である彼女にも少しだけ狂気に感じる所があります。






前書き

ちなみにSSは初なのでお手柔らかにお願い致します

軽く設定。

提督は序盤にあるように幼少期のトラウマで【自身の能力の低さ】がコンプレックスとなっています。
時間がたって比較的にコミュニケーション力は戻りましたが【こうでなくてはならない】【完璧でなくてはならない】という半ば脅迫に近い観念を有していて、決して自身の負担となっている事、つまり他人に心配させる事を言わない傾向にあります。
彼をそんな『背負い込む人間』にしてしまった許嫁は自身を彼に惚れさせる事が出来るでしょうか.......という話です。

許嫁は、提督に対して酷い罪悪感を有しています。
元々から彼女は提督の言う【何でも出来る子】ではありませんでした。
彼女には【何でも出来るようになろう】とした理由があります。
それは言わずもがな、提督であって.......
この先は進む事に書いていきます。

【追記】
果たしてこのSSの許嫁視点は需要があるのだろうか.......ちなみに急に許嫁がキレたのはきちんと理由があるので.......生憎こちらの提督視点だと書くことは無いです。

設定追加です。

【本来、普通の艦娘には感情はありません】
なので、この提督の考え方は.......



「.........」


「.......司令官?」


「.......何だ、青葉」


「いえ.......なんでもありません♪」


言いたいことがあるなら言えという話だ。

お前がこちらを見ながら含み笑いをしている時は大抵よからぬ事を考えている証拠だ、提督には分かるよ?司令官には分かっちゃうんだよ?俺、エスパーなんだわ。


「いやぁ.......でも、幸せ者ですね!司令官は!」


「..........」


「どうです?今この状況に!おかれて!」


「.............」


「.......無言はいけませんねー取材するなかで当事者の言葉は取り上げる側としては必要不可欠なんですよ?」


「というか青葉に嗅ぎつけられたのならちゃっちゃと諦めるのが身のためです、他者に情報を流せる者としてはでっち上げなんで楽なんですから」


「.............はぁ.......」


.......怒る気にもならない、正直青葉に嗅ぎつけられ鎮守府の皆に知れ渡るのもあまり嫌ではない。

知られたのなら知られたで何ら変わりはないだろう。


結果を言おう、昨日俺に突如許嫁が出来た。

年齢は自分と同じ22歳で同じく同時期に配属となった鎮守府統括責任者.......いわゆる同期だ。

そして挙句には小学、中学と一緒だった幼馴染でもあり彼女のことに関しては血縁者を省くのなら俺が一番彼女を知っているだろう。

.......この要素を見て、最上級に良い物件ではないかと思うだろう、それはそうだ。

俺も字面だけ見たらそうなる、しかし問題は中身だ、中身が大問題なのだ。

マイナスな面ではなく、プラスな面で。


【何でも出来過ぎるのだ】


勉学に至っても、運動に至っても。

何事にもクラスの中の一人にそつなくこなす天才というのは居たはずだと思う。

した事のないスポーツでも常人以上にはできる奴、数学や現代文、暗記類でも比較的に憶えているやつ、理解出来る奴が。

正に彼女はそれだ。


容姿が端正なのも相まって彼女のあだ名は王子だとか言われていたしその影響もあってか中学に入学後にはこちらから絡まなくなった。

強過ぎる光には疎らな光なんて霞むものだ。


(だから.......こちらにとっては最悪なんだ)


自身が若干卑屈になったのも彼女の影響でもある。

だが勘違いはするな、彼女は何も悪くない。

卑屈になったのも、彼女に距離を置いたのも自分からなのだ。

今現在、憂鬱になっている理由も、全てこちらの失態が原因なのだから。


「.......まぁ、分かるだろうけど昨日、俺には許嫁が出来たんだよ」


「ええ、ええ!おめでとうございます!何かプレゼントでも持って来れば良かったです」


「それでな.......その事で俺はいたたまれないんだよ.......」


「ふんふん.......何やら訳がありそうですね?」


「.......その許嫁は俺の幼馴染なんだ」


「おお!それだけでもインパクト大きいです!」


サラサラと軽快に綺麗な筆跡で今の一言が青葉のメモ帳に書き留められる。

.......肘の下に敷かれている1枚の報告書から自分の筆跡と青葉の筆跡を比べるが、丁寧に書いても汚い俺には早書きの技術は一生できないだろうなと喋りながら感じた。


「許嫁と言ってもそこまで親密じゃないんだ、まぁ、親密になろうとしなかったんだけど」


「ほうほう?」


「そいつは何でもかんでも出来ちゃう、才能の塊みたいな奴でな。勉学も運動も、そつなくこなして皆から慕われていた」


「それによってなんだろうな、有名になったからか周りから幼馴染である俺と彼女とでよく比較される様になったんだ」


「...................あ.......」


「俺は勉強が苦手だったし、運動も.......まぁ平均的だった、でも比較対象との差があまりにもありすぎたんだ」


「運動が人並み以上出来て、勉強も出来ながら容姿端正だなんで勝てる訳がない」


「そこから俺は、あいつと絡まなくなったんだ」


「.............ぁ.......っ.......」


数秒の沈黙。

重い空気に2人は包まれ、数分前、あんなに元気に聞いてきたあの青葉の姿はもう今は影はなくなっていた。

.......あれ.......俺少し青葉さんを落ち着かせようと若干暗くしただけなんだがな.......!?こ、この沈黙辛い!辛いよ!?


「お、おっとす、少し喉が渇いたなー!誰かお茶くれないかな!?」


「え、あ、は、はい!ただいま!」


機敏に指示を聞き部屋から出ていく青葉。

一瞬出て行く際にこちらに視線を向けた気がしたが.......気の所為だろうか。


「はっはっ.......言いすぎたか.......」


えらく青葉には重く話したが実はこちらにとってはもうさほど気にしてはいない。

なら何に俺は憂鬱だと感じているのか。

彼女が自分自身についてどう感じているのかという事だ。


中学から完全に絡まなくなった陰湿な幼馴染の事を果たしてあいつは覚えているのか。

俺のような皆から蔑まれていた奴なんて忘れているだろうし、もし覚えていたとしてももう出会う前から好感度がマイナスを振り切っているのがデフォルトだろう。

だから会いたくない、だから気も滅入る。

別に俺は強い人間ではないのだ。


(まぁ、愚痴こぼしも大失敗だった訳だが?)


だが多少冗談で重く話したのは失敗だった.......。

青葉はあまりデリカシーのない一面もあるのはあるのだが他者のプライバシーに首を突っ込むのは余程の理由がなくてはしない。

この場合なら彼女は少なからず自身に罪悪感を感じているはずだ。

そして俺自身も彼女達艦娘を統括する責任者である意識が足りなかったのも否めない。

艦娘は兵器である前に、意志のある一女性なのであり、俺も一提督である前に、一人の男性なのだ。

それを忘れてはいけない。


「謝らないとな.......」


これに関しては完全にこちら側に非がある。

.......今思えば女性だらけの仕事場に一人、異分子が混ざっているだけでも異常だというのに彼女達はその異分子ですら受け入れてくれている。

上司であるから、提督だから、様々な理由はあるだろう、仕事するに至って他人の事情、特に男性の事情など心の底からどうでも良いに決まっている。

しかし、彼女達はまるで友達と会話するかのように親身に、当たり前に接してくれた。


前なんて一時期、人と話すのすら苦だと感じた事もあったのだから、これは相当な進歩だろう。

だから彼女達には恩がある。

彼女達はそう感じていなくても、少なくとも俺は彼女達に対して恩を感じている。


「.............よし!」


バチン!と自身の頬を叩くと、ほんのりと痺れた感覚が頬と掌に赤く、色として痛みとして残る。

これは戒めだ、気を引き締めろ。

俺は彼女達にとって【有能な上司】でなくてはならない。

俺は彼女達にとって【無害な者】でなくてはならない。

不安がらせてもいけない、心配させてもいけない。






俺は、大丈夫だ。





ーーーー

ーーー

ーー





「.......腹が減った」


あの後、青葉が若干涙目になりながらお茶をいれてきてくれた。

正直あの時、大声で「すみまっせん!?私が多少盛って暗く話してしまったんです!もうほとんど気にしてないから!ネタにして良いから!泣かないで!?悪かったから!」


と土下座しながらでも言いたかった。

.......流石に自粛するが。


「.......すまない、俺が言い過ぎたんだ。本当はほとんど気にしていない、お詫びとしてそのネタを笑い話の一つにでもしてくれ」


「.......馬鹿ですか司令官は。あれを笑い話になんてできる訳ありません」


あっ、さーせん謝りマース。

それで俺は君にお金でも出せばいいかな?休暇?休暇とか別に構わんよ、今日君が秘書官だからすっごい執務作業が大変になるけど。


「.............じゃあ、次の刊号の時、全て司令官の話にしてやりますから」


.......oh.............う、うん.......善処.......善処でき.......しますハイ。


「.......分かった、青葉がそれでいいなら」


そういうと彼女は後ろ向き、さりげなくガッツポーズをした。

.......嵌められた感が強過ぎる。


「じゃあ、早速執務作業しちゃいましょう!ちゃっかり今8時に差し掛かりますし!」


「おっ.......ちょっとペースあげないとな」


「ですね!.......よーっし!青葉頑張ります!」


と言い、休憩も挟みながら12時となり食堂へと赴くところでいまに至る。

ちなみに青葉は約束があるからと昼になると同時に走り去って行った。


「.......と言ってもやる事はまだまだあるからな.......このペースだと.......はぁ.......今日は執務室で食べる事になるかね.......」


早期に出さなくては行けない案件や個人的なスケジュールから一日中籠るのはざらだ。

今更そこに抵抗は感じないし、当たり前だと割り切れる。


「でも皆があんな楽しそうに会話しながら食べてるのに.......一人黙々と食べる悲しさよ.......」


ひとりぼっちというのは悲しいものだ、虚しいものだ。

それは経験上嫌という程味わっている。

誰かと一緒に.......なんて考えてはみるが、こんなしがない野郎と一緒に食べてくれる方なんているわけない。

やっぱり1人悲しくなるしかないのだ。


「.......ん.......ああ、提督。こんにちは」


「ん、おお!こんにちは時雨」


「うん.......あれ、今日も1人で.......?」


「そうだな.......今日も1人で寂しく食事だよ」


「ふーん.......」


廊下で挨拶をしてくれたのは白露型の二番艦である時雨だ。

個人的な印象としては、しっかりとしたお姉さんという印象で、少し暴走しがちな夕立や白露を諌めている所も多々見る。


「そうだ、なら僕も君の食事に付き合ってもいいかな?」


「...................」


?????おまえは何を言っているんだ?????

付き合うと言ったのか?

食事に?

今まで一人でなんとも言えない孤独と闘ったあの時間に貴様は私と【一緒に】【食事を】【しよう】と申したのか?

??????????????待って、困惑してるわ???????


「あはは、不意をつかれたからってそんな顔しなくてもいいじゃないか」


「.......いやぁ.......今までこっちから誘う事はあっても付き合おうと進んで言われた事は無かったからな.......」


「.......うん、そうだね。確かにそうだ、でも提督も誘った事は無いはずだよ」


「え、いや割と俺は皆と仲良くなる為に「立場的に、でしょ?それはプライベートじゃない」.............」


痛いところをついてくる。

確かにその通りだ、立場上、身内の評判を上げていたら何かと都合が良い。

真面目じゃなくとも指示を聞いてくれる、聞いてくれないでは大きな差だ。

のちのちの事を考えると皆の評価を稼ぐのが第1の目標だった。

その為以前は積極的に関係を深める為に交流を増やし

一緒に昼時に飯を食べる事もしていたのだが.......気づいていたのか。


「.......すまない、俺は」


「いやいや、謝らなくていいよ。提督は合理的で何も間違ってはいないんだ」


「でも提督を見ているとその行動にもきちんと理由があった。気難しい子も居たのに"あんなに"必死になる人なんてお人好ししかいないでしょ」


「だから、これからも気軽に誘ってもらって構わないよ?まぁ、僕にも用事がある時はあるしその時は無理だ、ってちゃんと言わせてもらうけど」


......今の心境を一言で言わせてもらおう。

感動した、純粋に泣きたくなった。

今までこんなに『頑張ってるね』と言われた事は無かったのだ。

そうか.......俺も認められているんだな.......周りに。


「ああ、ありがとう。時雨」


「っっ!?.........勿論、お安い御用だよ」


.......何故、ありがとうと言ったら睨まれる?


「じゃあ.......受け取りに行こう提督、人数分あるとはいえ待たせるのはしのびないから」


「そうだな、行こうか」


ーーーー

ーーー

ーー




食堂。

百人強全員の艦娘の食事を賄うとっっっっっっっっっっっっっっっても偉大な建物だ。

ひとテーブル四人座れる様に配置されており、しかも一つ一つ皆が座りやすいように間が空いているため全体を見渡すと実に壮観である.......と言っても、うちはそこまで艦娘の方達がいるという訳では無いので、そんなにでかくはないんだがな。


「カレーか、今日は」


「そうだね、提督は辛さはどうしたの?」


「俺は辛口だな、辛くないとカレーじゃない」


「そっか、なら僕も辛口にしようかな」


「ん、いや自分の好きなのにした方がいいぞ」


「僕は基本的どの辛さでもいけるし、折角なら提督と.......ね?」


「そ、そうか.......」


結構こういうやり取り.......友達っぽいな!なんか年甲斐もなくワクワクする気持ちが抑えきれない。

小学校の頃に戻ったみたいだ。


「.......あ、来たね。44と45」


「そうだな、行くか」


一般的に中小鎮守府でもおよそ艦娘は7~80人はいると言われている。

その場合よほどスムーズに行かなくては順番待ちで詰まってしまうのだ。

なので昨年から食券制度が導入され、滅多なことがない限り詰まることはなくなった。

しかし、以前はある事が問題になった。


『提督.......券売機って.......どう使うの?』


艦娘、券売機の使い方知らない事件。

だがこれも仕方ない事ではある。

希望休や外出届が無くては基本的艦娘の皆は、鎮守府から出ていくことは許されていない。

駆逐艦はそもそも原則外出禁止を言い渡されているし、大抵この鎮守府という空間で一通り生活が出来てしまう。

むしろ何故出ていくのかが分からない、という意見が殆どだったらしい。


(と言っても.......ここには娯楽がないからな)


鎮守府に居れば生活は出来る、しかしそれだけだ。

そこに娯楽はない。

あるとするなら青葉の週間新聞ぐらいか。

それも鎮守府に関することだけだからさほど面白い事も無いだろう。

外に出ればファッションやスポーツ、テーブルゲームや様々な娯楽で埋め尽くされている。

そこには皆がハマるものもある筈なのだ。


(.......いつか、皆と一緒にこの鎮守府の外に行くのもいいなぁ)


今は考えられない淡い夢を見てみる。

いつか皆は彼氏や大切な人が出来るだろう、付き合って、結婚して子供も産むだろうか。

全員幸せになるといいなぁ.......。


「.............」


それには目の前の問題に取り掛からなくてはならない、そんな夢を見るのなら自分自身が頑張らなくてはならないのだ。

でも今は、


「提督、行こうか」


「ああ」


今ぐらいは、そんな事を忘れて楽しく食べよう。

ーーーー

ーーー

ーー





「.......ここか.......」


「.......ここクマ?提督の知り合いがいる所って」


「うん、そうだよ。.......まぁ、あいつが私のことを今もそう思っているのかは.......もう分かんないんだけどね」


「.............」


(.......何となくその人が提督から離れた理由も分かるけど、当人が無自覚なのが1番困るクマ)


(しかも、聞いた感じだとどちらも悪くてどちらも悪くないときたクマ。これはこれは.......キューピットは難しそうクマ.......)


「.......よし!とりあえず、行こっか球磨」


「okクマー、久しぶりに秘書艦として働いてる気がするクマ」


「はは.......それはごめんね」


「別に謝らなくていいクマ、自分達が平和って事は皆が平和って事だクマー」


ーーーー

ーーー

ーー




「..........っと、ここだね。入るよー」


「どうぞー.......って部屋の主は隣にいますがね」


「確かに.......ふふっ」


それにしても.......誰かと共に昼ご飯なんて何時ぶりだろうか.......いや、したことはあるけど、そういう付き合いとしてではなくしがらみもなく単に知り合いとして共に食べた事は.......ほんとに何時ぶりだったかな.......


「というか久しぶりのカレーだ.......!カレーは好物だからな!かなり嬉しい」


「ふーん.......提督ってカレー、好きなんだね」


「ああ、そうだな。かといってカレーの為に命を懸けるーみたいなガチな人間ではないからな」


「そっか」


(.......食べ物に命を懸けるなんて僕は馬鹿らしいと思うけど.......まぁ、人が何に命を懸けてもその人の勝手だから.......こういう決めつけはいけないよね)


「とりあえず食べよう、冷める」


「うん、それじゃあ」




「「いただきます」」




「.......!美味いな!やっぱり!」


「この辛いのが良いな!辛いものには白米!味が濃いものは食欲をかきたてる!」


急に流暢に話してるキモイなと感じる者もいるかもしれない、だがしかしそれぐらいに美味いのだ。

久しぶりにこんなどちらの要素も崩さない丁度良いカレーを食べたかもしれない。

でも.......これは.......


「時雨、少しだけそっちのカレー食べてみてもいいか?」


「ん?良いよ、なら僕はそっちを一口欲しいな」


「良いぞ全然。ほら」


「ありがとうー」


「...........ん.......んぐっ.......」


やっぱりか。

好みの味過ぎると思った。

ルーの味が若干米の甘さに勝つ程度の辛さ。

このルーと米の味の比率が6:4のカレー。

これが俺の好みだし、子供時代から食べ続けた、いわゆるおふくろの味だ。

.......でも何故間宮さんがこの味を.......?


『.......とく.......?てー.......?提.......?』



「提督!!」


「んおっ!?な、何だ!?」


耳元で大声を出されたらたまったもんじゃない。

耳には音の揺れを感知する鼓膜という大事な部分がありましてねぇ!!?大変な事になるんですがねぇ!?

破れるとねぇ!??謝れ!????


「はい、あーん」


「.............」


???????????????????????????????????????????????????????????What?????????????????????????a-han?????


「あ.......うん?え、何これは.......」


「食べさせてあげてるの、1回してみたかったんだよねー異性に」


oh.......my.......んー.............ねぇ、知ってる?四つ葉のクローバーって環境が悪いとこにしか咲かないらしいよ?そうだよ、願いが叶うなんて嘘なの????


「.............とりあえず、食え」


「っむが!?ぷぐぇ!?」


スプーンを喉奥に突っ込まれ.......あっ.......


(おいしい.......)


急に喉にスプーンが突っ込まれた苦しさより美味しさが来るのはもはや生物の本能と言えるのではないだろうか.......ただ本当に.......美味い、間宮さんの料理にハズレ無しだな.......!


「.......美味しかった?僕のカレー」


「.......美味かった」


.......いや、お前のカレーではねぇがな。.......というツッコミを心の中で残しておきながら俺達は食事を続けました、言ったら後々お話をされる。

ーーーー

ーーー

ーー





「「ご馳走様でした」」


いやー、美味かったなカレー。

まぁ、俺は自分自身で料理はできない人種だからな.....料理できる人が本当羨ましい。

自ら自炊が出来たのなら、俺、料理出来ますけど?みたいなできた男アピールしきれたんだがな.......どちらにせよ合わないか、出来たとしても緊張で何かしでかしそうだ。


「とりあえず、僕が二人分持っていくよ」


「えっ、いや良いよ。俺も一緒に.......」


「提督はやる事あるんでしょ?1秒でも早くやって終わらせたら楽じゃないか。だからこれぐらいはね?」


「.......ああ、分かった」


本当に、良い子だ。

気遣いといい、心配りといい、さりげなく当たり前のように綺麗事をこなしていく。

ああ、決して馬鹿にしている訳では無いのだ。

綺麗事をこなすのにも、カッコつけるのもそれ相応の能力がいる。

彼女がいる男性も、その女性に好かれる要素があるから好意を持たれる。

なのに俺が.......俺は.......

.......クソ、色んなとこから自分を卑下するのは俺の悪い癖だ、治さないと.......な.......。





















は?
















「久しぶりだね、【】」





















.......は?



なんで、お前がいる?









ーー【変更】ーー






「...........久しぶりだね、翔『かける』」


彼女にとっては、彼との対面はまさに悲願だった。

小学校からの、彼女が彼に植え付けたトラウマ。

決して彼女のしたものは許されるものではない。

それは絶対に皆から責められるべきものだ、それは絶対に忘れてはならないものだ。

彼女はそれを理解している、自身が目の前にいる男性にとって忌むべき存在であることも、十分に。

だからこそ、彼女は今ここにいる。

許されるべきではない、そして許しを乞うことも。

そんなものは彼への裏切りだ。


「.......球磨」


「.......はいはい、分かったクマ」


彼女は秘書艦を下げ、彼に対して暗に意思を伝える。

私情を殺し、仕事をする為に。

その大きな想いを残して。


ーー【変更】ーー



.............と、驚いてはみたがよくよく考えれば当たり前ではある。

俺の『早くしなければいけない事』と同じ件だろう。

というかそれしか思いつかない。


「で、挨拶は済ませたとして.......早速本題に」


「いや、先ずは応対ぐらいさせてくれ。早く帰りたいのは分かるがこちらとしても世間体がある」


相変わらずサバサバしてるしてる.......結構懐かしむものなんじゃないのか?こういう、再会ってやつは。

.......やっぱ、人に好かれやすい姉御肌って性格だよな。

俺が幼馴染で見慣れてもしてなかったら、もう小さな子供ぐらいの純真さから普通に惚れてたぞ.......まぁ、実際惚れかけた事なんていくらでもありますけど?


「.......それもそうか、ならお言葉に」


.......変わってないなー、男性なのか女性なのか分からない中性的な顔つき、身体を見れば女性だって判別出来るだろうが顔だけになるとかなり難しいんだよな、どちらでも言われれば確かにってなるから。


「菓子は棚にあるとして.......茶は別室か.......少し待っていて.......待ってるな、座っても.......いるか、ならくつろいでいてくれ」


正直、あいつを見るのは中学生以来だな.......海軍に入軍した際は見かけることはなかったし。

後々親から電話で「綾ちゃん、あんたのいる海軍に入ったらしいわよー」とか何ら違和感なく言われたからびっくりしたぐらいだ。

.............髪も長くなって、女性らしくなって、もう言うとこなしだな。

いっそ告って玉砕してみようか.......いや、そういえばそんな冗談すら通用しない関係になったんだった。

時間って怖い。


「ん.......っと、よし持ってきたぞー。まぁ、何だ高いお茶って訳じゃないが俺の久しぶりの再会の感動をたっぷり染み込ませたお茶だ、飲め飲め」


「何か汚いぞ、その言い方は。もっと考えて言葉を言え」


しょうがないだろ、お前と普通に接していると気まずくて仕方ないんだ。


「.......ふぅ.......」


「ん?どうだ、美味いか?」


「.......美味いかどうかと言われたら.......不味い」


「おぅ!手痛いお言葉!と言ってもお茶のいれ方なんて親の見様見真似だから仕方ないな」


「.......はぁ、とりあえず落ち着いて翔」


「.......うい、なんかすみません」


「本当だよ、折角の再会なのにそんなキチガイみたいにテンション上げて.......気が狂うったらありゃしない」


「お前もかなりカッコつけた喋り方だけどな」


「生憎とこの環境だと舐められた態度取られないように先ずは形から入らなきゃいけなかったからね.......砕けた喋り方なんて『こっちの子』達しか知らないんだからね?」


「ああ、まぁ、確かにな」


こっちの子達、か。

その言葉を聞く度に艦娘という存在の不遇さに嫌気がさしてくる。

艦娘は、簡単に言えば深海棲艦の為に造られたクローン兵器である。

当時、深海棲艦は現代兵器では傷一つも付かない敵として恐れられ軍ですら手の付けようがなかった。

魚雷、ミサイル、砲撃や銃撃さえ何の意味もなさなかったのだから。

しかしある時、深海棲艦の身につけている兵装だけはダメージがあるのが確認され、敵駆逐艦の兵装を奪いそこから様々な艦種の物が開発されていった。

ちなみに傷つけられないのは、何故か人型の深海棲艦だけのようでそれ以外の異形のものには謎の障壁はないとされた。

だが、その兵装にはいわゆる細工が施されており生体反応が無くてはそもそも起動しないというものだった。


軍は悩んだ、生憎と今のご時世生身の人間を戦地に出すというのはご法度。

しかし、こちらも抵抗をしなくては多大な損害をこうむることになるだろう。

ならば、人でありながら人ではないものにやるのはどうだ?と。

それがクローン人間である。

詳しいやり方や作り方は知らない。

しかし、人のDNAを取り出し、人工的な環境下に置き急速な成長をさせ人として存在させるなんとも非道徳的なものだ。

けれどこれ以外に方法があったか?と問われるときっと皆は「いいや」と言うだろう。

実際、無いのだから。

あの可愛らしい外見でも彼女達は人工物なのだ。

人間ではない、人間の形をした模造品だ。


「.......で、とりあえず話.......良い?」


「ん、良いよ全然。......多分というか予想通りだと思うが.......『大規模作戦』の件だよな?」


「ん、勿論。私達はここ南エリアの担当だからね。まぁ.......ここは前線とは言えない僻地だから.......そんなに仰々しい事はしなくていいと思うけど」


大規模作戦。

最近、約3~4ヶ月ほど深海棲艦が侵攻を何故か止めている。

恐らく、最前線の鎮守府が北方領土の奪還に成功した為だと言われている。

流石としか言えない。

しかも、犠牲は轟沈艦0それ以前に無傷でのり切ったのというのだからただの化け物だ。

話を戻すが、侵攻を止めている深海棲艦だがあと1~2ヶ月には元に戻るのではと予想が立てられている。

理由としては再び取り返されたからだ、北方領土が。

何故深海棲艦はそこに固執するのかは僻地にいる下っ端野郎には伝えられなかったが、大抵、そこが生産基地なのだろう、深海棲艦という敵の。


何となくおかしいとは思っていたのだ、倒しても倒してもとめどなく奴等が現れる理由は何だ?

元からそんなに数がいたのか?

それならいままで見つかってもおかしくはないだろうし、こっちは少なくとも全員【深海棲艦が死ぬ所】は見た事がある。

あとかともなく、息絶えたら灰のように散っていく。

それこそゲームの様に復活するなら話は別だが、そのような事例は発見されていない。

だから大方、造られていると考えるのが妥当だ。

多分北方領土という場所は敵にとって深海棲艦を生産する為の必要な主工場なのだろう。

じゃなくては政府もその近くを最前線なんて言わない筈だ。

つまり主工場が復活した事により、全方向からの襲撃もない訳では無いと、つまり主工場と子工場の監視というのが作戦の意味である。


「最前線とは真逆も真逆だからな。あまりにも戦わなくて周りからは腑抜けが集まる墓場だと言われているぐらいだ」


「でも私達が平和って事はね」


「ああ、ここは平和って事だ」


もちろん平和だと言っても哨戒ぐらいは毎日しているし、実技訓練も欠かさない。

そんな俺達が「平和だ」と言うのだから本当にここは平和って事だ。


「だから私、ここに住むから」


「ふんふ.......あ?なんて言った?」


「ここに、わたし、住む。ok?」


「文脈がおかしい、やり直し」


平和だだと思っていたら一瞬にして安心できなくなった、ただの絶望に塗り変わったわ。


「お前を住ませるスペースはねぇ」


「あるじゃん、あんたの部屋」


「おい.......お前.......もう.......黙れよ」


「そもそもお前がこっちに来て、そっちの鎮守府の子達はどうなんだよ」


「ん?大丈夫だよ。全員連れてきてる」


「は?????????????」


「全員、ここ、住む、ok?」


「訳が分からない、やり直し」


いや、まじで訳が分からない。

何だ?急に訪問してきたと思ったら艦娘全員連れてきたからここに住ませろだ?幾ら貴女だからって限度というのがありますざますですよ?


「嫌d「ちなみに上層部の命令だよ」.............」


「.......まずお前達がここに来る意味を教えろ」


「このエリア自体はほとんど被害が予測されず、むしろ敵を追い払う者が複数いたとしたら意思伝達の不慣れが本番に出てしまう可能性が高くそれがもし発生してしまった場合致命的な為、それならば一時的に単一化した方が良いってことらしいよ」


「.......一理ある、というかその通り過ぎる」


このエリアの者達は攻められるという経験が少な過ぎる。

.......達と言ってもここは俺達2人しか担当をしていない訳だが。

ここは良くも悪くも平和だ、平和でなくてはいけない場所なのだ。

だからこそ、俺達はそういう経験をしていない。

経験がない事は、人の命を預かる立場の人間にとってはあまりにも酷すぎる。

しかし、周りの者達は少なからず研修の際に経験をさせられていたのに俺達二人はすぐここへ異動となった。

.......よくよく考えるとおかしい事ばかりだ。

守りを固めるのなら全員に最低限の練度は積ませるべきなはず。

なのに、何故.......?


「.......はぁ、分かった。分かったよ全員ここに連れてこい」


.......難しい事を考えるのは後回しだ、今は目先の問題を片付けよう。


「ん、入るかな.......?.......いや、そっか」


「.......入らないなら順番で入れさせればいいだろ」


「うん、そうだね。それが一番だでも大丈夫だよ。四人しかいないし」


「おいおい四人て.......」


「大丈夫大丈夫、強い子だから」


とりあえず、あいつが連れてきたという艦娘の子達に顔合わせをする。

そして、艦種によって割振り、そこから人数によっての割り振りだ。

一時期とはいえ、食堂や風呂場の改築も必要だろう。

.......生憎と資材は腐る程ある。


「やる事はいっぱいだ」


「手伝うよ」


「お、ありがとうな。でも大丈夫だよ、そこまでしてもらうのは」


「いや、私は手伝うからね」


.............なら事前に連絡を入れて?


「.......そうだ、球磨ー球磨ー?」


.......クマ?熊なんてこんなとこにいたか?

.......ああ、軽巡の球磨か。

だがしかし、ここには球磨はいまだいなかったはずだが.......そうか、こいつの秘書艦か。


「何クマ?.......というかこれ入っていいかクマ?」


「いいぞ、一時的にとはいえ君達はこちらの管轄に入る、でもあっちでの様に暮らしていいんだ」


「分かったクマ.......それで?何かご用クマ?」


「ああ、早速で悪いんだが。そちらの子達をこの執務室に来るように伝えてくれないか。1時間後で構わない」


「了解したクマ、.......ん.......と、はいりきるか......クマ?.......はいりきるか、了解クマー」


.......と言い、彼女は退室していった。

語尾が少し特殊なとこ以外は全然いい子だな.......ああいう子は頭がきれるからなぁ.......賢そうだ。


「.......私はどうすればいいかな?」


「.......ん、そうだな.......」


そう、そうだ。

その問題があった。

彼女の部屋をどうするか、いくら幼馴染とはいえ前の様に接する自信はない。

むしろ、そんなのは彼女の方が願い下げだろう。

客室はどうだ?.......いや、客室は恐らく艦娘の子達にまわる。

つまり全て満室だと考えていいはずだ。

.......なら、そうか.......それしかないな。


「.......やっぱり俺の部屋を使っていいよ」


「.......え、じゃあ翔と一緒に......「いや、俺は出ていく」


こちらにそんな気は無くとも、女性にとって好きでもない、しかも、大嫌いな男性と住むのはとてつもない程に精神的な苦痛を感じるものだと思う。

.......確かもう使う事もなくなった物置があったはず。

そこを片付けて過ごすか.......最悪、彼女達の部屋に泊めてもらうか.......最後の手段で野宿だな。


「.......そうなったら翔は?」


「俺はもう使わなくなった物置部屋がある、そこで過ごすか誰か彼女達の部屋に泊めてもらうか、最終手段として野宿するさ。過ごし方はいくらでもあるからな」


「.............」


そうだな、それがいいだろう。

なら、もう時間もないとりかかろu.......「何それ」


「.......ん?」


「何それ、何言ってんの?」


「.......だからお前は俺の部屋でいいと「それはどうだっていいんだよ」.......だったら何にキレてるんだ、良い部屋だぞ?ちゃんとフカフカとしたベッドもあってゲームだってある。何か不満を感じることがあるか?」


「あんたの態度だよ」


「.......は?」


「勝手に決めてさ、勝手に自己解決して行動するのやめてくれる?私がいるじゃん」


「.......だから、お前がストレスを感じないように一番いいとこに「それが!気に食わないんだよ!」.......」


「私は!指図されなくても行動はできる!あんたより頭がいいから!私はあんたより身体も強くて!運動も出来る!でもさ!」





「.......私は、貴方の許嫁なんだよ?」




.......何を言っている?

そうだろうさ、そうなったさ。

でもな君は人より頑張って頑張って、努力をした天才で君は俺のような人と一緒にいたら『価値が下がる』

に決まっている。

俺は君より身体は弱くて頭も悪い、だから


【だからこそ、君は俺より上にいる者だろう?】


「.......そうだな、だからお前は甘んじて受け入れるべきだろ?」


「.......あ?.......あんたそれ本気で」







「君は、俺とは違うだろう?」










「.......っっ!!」









君は俺とは違う人間だ。

頭や身体の出来も、何もかもが。

俺が君に勝てる要素なんてひとつもない。

あるはずがない、あってはならない。

【君は周りと同じように優秀な人間なんだから】


ーー【変更】ーー


嗚呼、言ってしまった。

どうして私はこんなにも馬鹿なのだろう。

君は何一つ悪くない、私が悪いのだ。

これは私のわがままだ、貴方と一緒にいたいと思ってしまった。

君は私の為に必死に考えて、皆を優先して自分の事を後回しにしてまでしてくれたのに。

あの時から何も変わっていない。

勉強も運動も頑張って頑張って頑張って、君に胸を張れる様にと努力したのに。

中身は、ひとつも変わってない。

ただの傲慢でわがままな、クソ野郎だ。


ーー【変更】ーー


「.......俺は出ていくから、お前は俺の部屋を使ってくれ。.......ああ、物置部屋が片付いたら私物はあらかた持っていくよ、お前の.......いや、"綾"の私物を置いて大丈夫だ」


「.............」


「.......じゃあな」


これでいい。

.......やっぱ俺は嫌われていたんだなぁ。


「.......よし、気を取り直して」


頑張るぞ、俺の第二の住処を開拓するんだ!

ーーーー

ーーー






「卑怯だ、それは」





ーー



「.......で?」


「なんでそんなに泣いてるクマ?」


皆を食堂に集め、報告しようとしたら執務室で泣きじゃくった提督を見つけた。

素直に言って、かなり面倒くさい。

約2年間、この人の秘書艦をしているが外見には想像も出来ないほど女々しいのなんの。

折角同じ場所に配属されて、彼の為に努力を毎日惜しまずやる続けている彼女だがその本質はただの少女だ。

自分が欲しいものは何が何でも欲しい。

思い通りにならないものは嫌い。

言葉にしてみたら幼稚だが、それは誰しも通る道だ。

常識を知らず自分の世界しか知らない時期、自分が好きなものは好きで嫌いなものは嫌いといえる。

彼女はそんな頃からさほど成長していない。


恐らく彼女の環境が良すぎたのが原因だ。

自身で行動をする機会が少な過ぎたのだろう。

周りからはちやほやされ、自分が特別だと自覚している。

それでもねじ曲がった性格にならなかったのは、彼のおかげなのだろう。

彼女は容姿も、頭も、あらゆる面が優れている。

しかし周りより優れていても努力をするという事は【彼女は彼に劣っていると感じた出来事】があったという事だ。

.......それはかなり限られてくるが.......正直今は考えている余裕はない、泣き止ませないと後々面倒だ。


「.......怒っちゃった」


「.......ん?」


「キレちゃったの、自分勝手に」


「.............」


キレた.......キレたねぇ.......。

彼女は子供に近いが、理由もなくキレる事は無い。

ましてや自身の事を悪く言われようがイラつく素振りすらなかった女だ。

恐らく、あの男性に関係することなのだろう。

今この部屋にいないとなると.......彼が今日中にした方が良い事はなんだ.......こちら側が引っ越す際の手続きに人数に対する部屋分担に.......あの生真面目そうな男性の事だ、艦種によっても分けるか。

後は.......ああ、提督の部屋.....が.......何となく察した。


「.......ははぁーん?さては提督の部屋について喧嘩したのかクマ?」


「.......っ!?」


ビンゴだ、いやぁ.......初心だねぇ。

大抵こういうラブコメ系の展開は現実では上手くいかないものだ。

そんなぽんぽん女性と一緒に住む男性なんざ、女を知りまくってる輩しかいない。

でも彼は童貞で、彼女は処女だ。

.......何故彼が童貞か分かるか?そんなもの女性に対しての接し方で分かる。

若干どもりながら話されたら嫌でもわかるものだろう?


「.......とりあえずその先は聞かないでおくクマ」


「ん.......ごめん」


「でもこれだけは言っておくクマ」


「.......何?」








「馬鹿野郎が」








「反省してるのは良い事クマ、自分が悪い事だって理解してるんだから」


「でも、それだけで満足してんなよ、彼から逃げてるんじゃないクマ。幼馴染なんだろ?好きなんだろ?」


「.............」


「泣くのも結構、彼の悪口を言うのも結構クマ」


「でも、好きなのにそれを抑えるのは違うクマ」


「.......うん」


.......正直、自分自身はこういう経験をしたことは無い。

けれど人に対しての接し方なら分かる。


「自分が思ってるだけで振り向いてくれるなんて、ただの幻想だクマ」


「だから、行動するクマ。今.......綾がしないといけないのは何クマ?」


「.............謝る事」


「そうクマ、謝る事だクマ。二人は幼馴染なんだから笑って接せるように、また仲良くなるクマ」


「......うん、.......うん!ありがとう.......!球磨!」


「.......お安い御用クマ」


自分のプライドを盾にして謝らないのは勝手だ、しかし少しでも彼に近づきたいのなら、彼に自分を知って欲しいのなら行動をするしかない。


「.......それが出来るなら向き合えるクマ」


人は成長する。

泣いて笑って、色んな経験をして様々な人との関わりを経て理解していく最中彼女達はこじれてしまった。

二人を付き合わせるには幾つもやる事がある、だが一番大事なことはちゃんとその自身の闇に付き合えるのかどうか。

私はその手伝いしか出来ないしそれ以外はしないが.......


「.......もどかしいからさっさとくっつけクマ」


.......面倒臭いから早く付き合え。

ーーーー

ーーー

ーー







「.......う、ぶわっは。この埃は.......ちょっと多すぎやしないか.......ごほっ、ぐふっ.......」


彼女と半ばヤケになりながら喧嘩別れをした後、使われなくなった物置部屋へと足を踏み入れ、長年使わなかった弊害にあっていた。


「.......まぁ、当たり前だな.......もう1~20年は使われてないらしいからなぁ.......」


蜘蛛の糸はそこら中に張り巡らされ、独特な匂いが充満している。

しかも......


「お、やっぱ居るなゴキブリ君が」


湿気や暗いところにいる虫、それに代表するのがゴキブリだと思う。

あのカサカサした素早い動きから時々羽を使い飛んでくる全く行動が読めないヤツ。

ヤツはな.......もう、慣れたよ。


「.......これは少し掃除大変そうだな.......」


自分が提案し決行した事とはいえ、しなければ良かったと後悔。

でもあんなことを言った以上.......やらないといけないし.......野宿なんてしたくはないしな。


「.......ん?司令官、そこで何をしてるんです?」


「.......お?おお、青葉か!いやぁ、朝に話した件の客に俺の部屋を明け渡したんでな、何ヶ月かここに定住するらしいから新しい部屋を作ろうとしたんだ」


「.......ふぅん.......」


それを聞いた時、青葉はなんとも言えない感情を抱いた。

その感情は彼と知り合った時から感じたもので、何故かその感情を抱くと自然とイライラするのだ。

自己犠牲に近い何か、偽善に近い何か。

正直、常日頃から彼に対しては何か違和感を覚えることはあった。

当たり前かのように自身の損を考えずに行動し、いつもニコニコ笑っている。

.......苛立つ、ほんとにイライラする。


「.......手伝いましょうか?」


「お?いいのか!?」


「もちろん、でも対価はありますよ?」


「.......そ、それは何だ」


「今度、一緒に外へ連れていってください」


「.......へ?」


「いやー!前々から外の事気になってはいたんですよね!でも、見知らぬ世界に赴くのはやっぱり心許ないです。だからこそ知ってる人に案内してもらおうと」


「.......それが俺かぁ」


「.......うーむ」


「.......まぁ、良いや。分かったよ、だから手伝ってくれ」


「わっかりましたー!約束ですからね!司令官!」


「とりあえず、荷物おきの確保からだなー.......」

ーーーー

ーーー

ーー





約30分程、掃除をし続けた結果。


「.......終わらん」


「終わらないです.......」


いまだ散らかっていた。

正確には埃やハウスダスト類は全て除去出来ていたのだが、いかんせん大量のダンボールの処理に困っていた。


「ふぅ.......これはもう野宿かなぁ」


「.......え?野宿するんですか?あと2~3時間すれば出来ますよ」


「いやな、あと20分後にはこちらに来てる子達に挨拶をした後色々とここの案内をしなきゃならないんだ」


「その後には一人一人、住んでもらう寮の部屋に行ってそれが済んだ後早く提出したいものを一通りしなければならないからもう無理なんだよ」


現在午後二時、挨拶をし鎮守府内を一通り案内をするのは最低で2時間は掛かるだろう、そしてその後には就寝時間まで執務室に籠る。

どう考えても身体はボロボロだし、そこから部屋の片付けを再開するのは身体的にあまりにも酷だ。


「だからもう......野宿かな」


最悪ここの子に頼み、一日だけ泊まらせてもらうのも考えたが.......そんな根性ある訳ない。

日本男児なら頑張れ?うるせぇ、俺は西洋かぶれの日本人じゃボケェ.......パン好きだから西洋かぶれですハイ。


「.............え?だからなんで野宿なんです?」


「.......だから、俺の部屋は「私達の部屋に泊まればいいじゃないですか!」.......」


こいつは本気で言ってるのか?冗談か?実際にそれを信じて泊まったら後ろからごつい男が出てきて「おい兄ちゃん、うちの女に手を出してんじゃねぇぞ金出せや」とか脅されるのか?嫌なんだが。


「.......いや、良いよ。俺みたいな野郎といるのは嫌だろ?」


「それこそ、私達を馬鹿にし過ぎですよ!司令官が童貞で襲う勇気がないことぐらい皆分かってますし」


「ぶん殴っぞおめぇ」


おっと素が.......でも.......どんな形であれ信頼されてるのはある意味いいのかもしれないな.......良いのか?

しかしそれも俺の頑張りが彼女達に認められている証拠か.......。

でもな?でもな?童貞いうのやめろ?病むから。


「.......まぁ、検討はしてみる」


「検討してもしなくてもそうしなければならないようにしてやりますよ.......」


「やめて?ほんと」


ほんとにやめてくれ.......青葉が言うとシャレにならないんだ。


『何ですか?馬鹿にしに来たんですか?良いご身分ですよね!?でも貴方も同じだ!』


『【感情を持ったら不良品と言われる】私達と関わらなきゃいけないなんて、貴方も捨てられたのと同じじゃないですか!』


.............ああ、こんなやり取りも前までは考えられなかったな。


「ん、何笑ってるんですか変態司令官」


「ん?いやな、こんなやり取りできるとは当時だと思わなかったなって考えてたんだよ、てか変態やめろや


「.......確かに、そうですね」


荒んでいたからなぁ.......あの時は皆。

あ、そういえば今何時.......


「.......ん、お、もう十分前か!すまん、青葉手伝ってくれたのに!」


「.......外に出た時たらふく司令官に奢らせますからね!」


「oh.......」


「嘘です、行ってどうぞー」


「ああ!すまんな!青葉!」


早く行かないと.......予定が狂う。

.......そして綾には後で謝っておかなくては。

ムキになるのはダメだったな.......


「.......うん」


.......今日もくだらない会話をした、笑って話が出来た。

司令官も言っていたけど本当にこんなやり取りが出来るなんてあの時は考えた事なんて無かった。


「.......やっぱりそうなんだろうな」


走り去って行く彼。

その後ろ姿を見て彼女は、自身の胸の内に秘めていた気持ちを再確認した。


「.......ぉばー!あ、ばー!青葉ー!」


少しポーっとしていたら勢いよくこちらに走り寄ってくる人影が.......司令官か.......何の用だろうか、忘れ物か?


「はい?」


「再度すまない!実はまた頼み事がある!」


「全ての客室を片付けておいてくれないか!もし散らかっていたらだが.......駆逐艦の子達が遊び場として使ってそのままの場合があるから.......


.......いや、別段頼まれるのは嫌いではない。

人から頼まれるという事はその人から信頼されている証だから。

でも、限度はある。

さすがにこれは.......


「.......これはさすがにさっきの提案を検討するのもありですねぇ.......」


「すまん!いくらでも奢ってやるから!」


「やりぃ!司令官!愛してます!」


なんて軽く言葉に出してはいるけど、本当なんですよ?


「軽いなおい!.............ありがとうな!」


「.......はい」


.......ふと、提督の事を考えることがある、それが世間一般で言うところの惚気だというのは自覚しているが、でも未だにこの気持ちを彼に打ち明けていない弱い自分だ、せめてこんな事ぐらいは許して欲しい。

.......ああ


「やっぱり好きだなぁ」

ーーーー

ーーー

ーー




「.......司令官、なんで目が赤いんだい?」


「ん、いや、大丈夫だよ。こっちの問題だから」


「.......そうかな、滅多に怒ったり泣いたりしない君が泣いたのなら余程の事だろう」


「.............うん、でも響。聞かないで」


「.......わかったよ」


午後二時。

彼女達は食堂に集まっていた。


「.......ふわぁ.......ちょっと眠いっぽい.......」


「ごめんね、決まったのが今日だったから.......大急ぎで準備させて........」


「ううん、提督さんは何も悪くないっぽい!私が少し夜更かししちゃったから.......ふわぁ.......」


「.......急に引越しだと言われてきてみたら.......これ急ぎの用じゃありませんでしたね?提督がただ単に早く行きたかっただけですね?」


「.......すみません」


「恋する乙女なのも結構ですけどこちらの都合も考えてください。.......はぁ、不幸だわ」


「.......へぇー別の鎮守府って言うからどんな感じかなと思ったけど.......やっぱりほとんど内装とか変わんないんだね」


「うん、そもそもこの鎮守府自体の維持費や格納庫、建設所などの整備費にお金は食われちゃうし、君達の給料にもお金を回すからね.......内装に手を出すなんて以ての外だと思うよ」


「そっか、一応私達って公務員扱いなんだっけ?」


「そうだよ、艦娘がその.......人じゃないというのは世間的に知られてはならない事実だし.......一般的に知られているのは女性軍人が有志で艦娘になっているという体だから.......金を出さなきゃなんか不自然でしょ?」


「別に使わない薄っぺらな紙束を渡されても燃やすぐらいしか使えないのにね」


「北上さん.......それは言わないで.......なんか泣きたくなるから」


「.......大丈夫かクマ?提督」


「.......ん、わかってる。ありがとね球磨」


「当たって砕けないように頑張れクマ」


「.......不吉なことを言うものじゃないって.......」


「ははは.......ごめんクマ!」


艦娘達と言っても、五人。

提督を含めても六人しかいない。

少数精鋭だと言えば聞こえがいいがそんな都合の良いものではない。

練度が高いか?と聞かれたら高くはないと胸を張って答えられる。

戦場へと出た経験はあるのか?と問われたらないと断言出来る。

それ程までに彼女達は敵を殺すという体験をしていない。

彼女達は知らないのだ、自身はものの簡単に深海棲艦をバラバラに出来る力を持っているのだと。

人間なんて飴細工のように力もいれず粉々に出来るのだと。

容易く命を壊せる、それを自覚していないのはどんなに痛ましいことか。

自身は周りとは違う、私は普通ではない。

そう告げられずこれが当たり前なんだと言われないのがどれだけ惨いことか。

.......それを現在進行形でしている私はもはや悪魔なのだろう。


「........来たクマ、全員敬礼の準備をしろクマ」


ボソリと球磨が呟くと皆姿勢を正し、朗らかな空気が一変してピリピリとした重い空気へと変わる。

数秒経つと、


「おお、ちゃんといるな.......良かった」


彼が来た。

ーーーー

ーーー

ーー




「.......ちゃんといるな、良かった」


前の経験上、呼びかけても全員が集まらないなんてざらだったからな.......こういう風に利口な子は本当に接しやすい.......あれなんだろう、泣きそうだ。


「とりあえず.......自己紹介をさせてもらう、少し長くなるが」


「今から君達が住まうことになるこの鎮守府の運営をしている宮原 翔『みやはら かける』という者だ。そのまま名前呼びでも構わないし、提督や司令官など呼びやすい呼び方で大丈夫だ」


「そして隠しているつもりもないし、後の面倒事の種とならないように先に言っておくがここは以前『ブラック鎮守府』と言われるものだった」


「その影響により、今の様な一般的な鎮守府に戻すのにはかなりの苦労を有することになったのも事実だ」


ブラック鎮守府、それはいわゆる闇そのものだ。

艦娘というのは、人間を複製した生物である。

駆逐艦でも、戦艦でも、巡洋艦でも、皆一人一人個性を持っている。

それぞれ好きなものがあり、嫌いなものがあり、感情を有していて、疲れもする。

そんな、ただの普通の女の子なのだ。

だがしかし、それでも艦娘を物のように扱う者達もいた。

大破からの無理進軍。

傷を負っていると知りながらもそのまま放置し、挙句には己の劣情を発散させる為の道具として。


『クローンは人間ではない』


そう考えるのも、分かるのだ。

ただ、兵器として産まれ。

ただ、祖国の為という大義名分を掲げながら敵を殲滅し。

ただ、最後には化け物として死にゆく。

そんな哀れで報われない者達を人間だと思えない、その考え方も。

でもだ、


「私は君達に対しては邪な感情は持たない!セクハラになるような行動もしない!私は至って無害な男だ!そこは知っておいてくれ」


それでも生きようとする彼女達を見たのだ。

化け物としてはなく、一人の女の子として生きようとする者達を知ったのだ。


『男なんて、滅べばいい!提督なんて消えてしまえばいいんだ!お前みたいな奴なんか死んでしまえばいい!』


.......危うく、死んでしまうかもしれない時もあった訳だが。


「.......まぁ、何だ。だから安心してここに居ていいんだ、俺はもうそこら辺にいる観葉植物とでも思ってもらえればありがたい」


植物のように健やかな精神でいれば警戒なんてされないから.......(経験談)


「「「.......っ、.......んっふ、ふっ」」」


「.......お?」


何に笑っている?.......あっ。


「観葉植物は言い過ぎた、そこらへんにいる雑草とでも思ってくれ!」


その瞬間、彼女達はこう思ったという。



(いや結局植物じゃん意味なくね?)と。



「......相変わらず........独特な自己紹介だね提督」


「.......お?なぜ急に時雨?」


「突然の時雨ちゃんに驚きを隠せないみたいだね.......ってこの内輪ノリはやめよう?ただただ恥ずかしいだけだよ」


「それもそうだ」

















































































































































後書き

食堂の大きさは鎮守府の艦娘の人数により大きくなっていきます。
ですが許容量には規定があるので一人増えたら一つ増えるという訳では無いです。
なので『詰まり』が発生します。

【注】 増築は妖精さんがしています。


【ちなみにこの鎮守府はある点で問題だとされた艦娘が集まる鎮守府です】←これ大事。


許嫁の鎮守府を放置していいのか?と考える方がいると思うので説明。
僻地という事もあり、ここのエリアにある二つの鎮守府は廃墟に近い外見であり、実質老朽化が進んでいたので許嫁の鎮守府はもうあまり長くは持たないと当人が本部に伝えると、そこを放棄し二つのグループが統合すれば良くね?という結果になり、こうなった。


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-: - 2019-08-27 13:15:23 ID: -

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2: 黒ぬこ 2019-08-27 20:04:21 ID: S:gUFQ0R

うわぁぁぁぁあ!!?初めてのコメントだったから返信しようとしたら間違えて削除ボタン押したァァァァァ!!!?すみません!本当にすみません!

3: 黒ぬこ 2019-08-27 20:11:54 ID: S:UUYkmm

いや、もうこれは.......本当に書いてくれた方すみません。残されていないですが返信を。
確かに提督は優秀な彼女達をまとめている以上優秀ではあるんです。
でも彼はトラウマのおかげで【自分が周りの人間より優秀なんてありえない】という前提ができてしまった。
だからこそ、彼自身本来の自分を見いだせていない理由なんです。
この彼の歪んだ考えを誰かが正せば自分で自分を認められるはずなんですがね.......

4: SS好きの名無しさん 2019-08-27 20:33:38 ID: S:C6LxjC

いえいえwお気になさらず。
成る程彼自身で殻を作ってしまったというわけですね。自信が持てない。自分を客観的に見ることが出来ないと。うーん。成らば彼は他の人に誉められて爆発的に伸びそうですねwそして彼は誉めてくれた相手に依存しそうですね。

5: 黒ぬこ 2019-08-27 20:49:27 ID: S:0t5vV2

確かにそうですね。
彼自体、自分自身が変わらなくてはいけないことは自覚はしているんですが自分では変わる事は出来ないと諦めてもいる節もあります。
だから周りが認め、寄り添い、ちゃんと付き合ってあげることが彼をまともにする事なんだと思います。
第一その歪みを正さなくては、彼が人を好きになることすらないですからね
(寛容な言葉、ありがとうございます!)

6: SS好きの名無しさん 2019-09-11 13:30:40 ID: S:SzgYOx

熊ねえの圧倒的な姉力
そして売り言葉に買い言葉か。
彼は自分の事を劣ってるというが
誰でもガンダムのアムロくんこと
キリングマーシンと比べたら嫌になるよねえwシャアも優秀なのに。人気が有るのはシャアのほう何だよねえ。まあ
何だろう?完璧よりも弱味のある人間の方が事故投影。及び感情が理解できたりするからだろうねえ。彼の方が友達に恵まれてるんだろうね。

7: 黒ぬこ 2019-09-11 23:11:10 ID: S:5rZgkZ

ですねぇ、彼女の周りにいたのは甘い蜜を吸いたい人間ばかりでしたから。その点を、考えると確かに彼の方が友人に恵まれたんだと思います。でも彼がこのままという事は友人もその闇を払えなかったんでしょうね.......

8: SS好きの名無しさん 2019-09-12 09:35:52 ID: S:sFBv5Y

彼に必要な存在。詰まりは熊ねえのような
更にいうなら彼と共に切磋琢磨する。ライバルの二つの優しさと厳しくも共に歩む先生のような師匠が必要だったんですねえ。

9: 朝潮型は天使 2019-09-30 00:28:11 ID: S:A1t4dB

コメントの1~4で草生えた 自己犠牲精神のある提督系はスコ これからも更新頑張って└(՞ةڼ◔)」

10: 黒ぬこ 2019-09-30 00:34:58 ID: S:h2Lxbk

(っ'ヮ'c≡っ'ヮ'c)私基本的嬉しい時に興奮して失敗しちゃう系男子なの……過去によるトラウマで無意識な自己犠牲の精神つくりあげちゃう主人公業が深すぎだから(作者自身が大好き)頑張ります。└(՞ةڼ◔)」


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