2019-11-29 20:19:26 更新

概要

チビチビ更新になります!初のブラック鎮守府話です
深夜テンションSSです。どうぞよろしく


前書き

設定

提督
元帥の元候補。料理が上手い。
白髪のロングで腰を余裕で越している。
見た目は艦つくのアイコン女性?を参考に。



プロローグ


風から潮の匂いがする。


「っておい!お前話聞いてるのか?」


「えっ?何か言ってた?」


幼馴染?且つ元帥?の男に言われる


「お前の着任先が決まったんだよ」


「あ〜、そうなのね。場所はどこ?」


「佐世保鎮守府。」


場の空気が重くなりかける


「あ〜やっぱり窓枠に座るのは気持ちいいなぁ」


「話を変えようとするな!」


「あーはいはい。とりあえず、この切符と鍵もらっていくよ〜」


と部屋のドアを開けた時に


「これも持っていけ」


箱を投げてきた


「なにこれ。

てか、こんな投げ方したら中のもの壊れるか傷付くでしょ」


「知らん。とりあえず、着いたら開けろ。

精々がんばれ」


「はーい。そっちこそよろしくね」


新横浜駅に行って新幹線で博多に、

そっから佐世保鎮守府へ電車やらなんやら


「着いた……

ってもう夕日が沈みかけてる〜。

とりあえず、箱の中身確認、確認!」


中身は、至って普通のメガネとバッチ……勲章とかいった方が正しいやつ。


「とりあえず、勲章は付けてっと!

今、気が付いたけどこのメガネは!

…………

使えないからあげた奴やん!」


服の形などを整えて、鎮守府の敷地内へ


鎮守府の外見は、

提督が無着任とは思えないぐらいの綺麗な外見をしていた。



1章 着任と秘密



ひとまず、鎮守府の建物に入り執務室へ向かう


「誰だ!」


「新着任の提督ですよ〜」


「提督だと……?」


「アドミラール?いいえ、これはきっと罠よ!」


結構警戒されてる感じ。

アドミラールってことは日本艦1海外艦1ってことかな


「えっと、長門さんとIowaさんかな?」


「うっ、撤退だ!一航戦にも伝えるぞ!」


多分、名前は合ってたぽいし、赤城加賀もいるな。

一航戦がいるなら二航戦、五航戦もいるかな

とりあえず、執務室へ


ドアを勢いよく開け、ワイヤーなどが見えないか確認して部屋に入る


「結構、書類が溜まってる、艦娘の反応も入れて………もしかして、ブラック?」


「あ………提督さん。はじめ……まして、大淀と…申します。」


元気なイメージの大淀さんが結構、疲れてる怯えてる様に感じる

これは、絶対ブラック。


「大淀さんね!とりあえず、今日明日は休んでて良いよ。

今日はもう夜になりかけてるし、明日は私がやる大仕事があるから」


「休ませて頂けるんですか……?」


「当然だよ。書類だって今日中に一人で多分終わるし」


「そんな訳………」


「はいはい!

まず終わるかどうかじゃ無くて、大淀さんが元気になってくれないと困るの」


すっごい休んで良いのか真面目に悩んでる感じがするけど、押しきってみる


「………それでは、お休みを…頂きますね……」


「うん、どうぞ。あと、明石とかにも言っておいて!」


「はい。失礼します…」


大淀さんは、部屋から出て多分自室に行ったか革命軍的なとこに行ったか。

そんなこんなで、すぐ後ろに窓があるのでそこから避ける


「へぇ〜、貴女が僕たちの新しい提督?

動きは良さそうだね」


身長は普通、黒髪で三つ編み。白露型の制服。


「やっぱり、時雨かぁ〜」


「時雨って呼び捨てしないでくれる?」


ナイフを向けてこちらに言ってくる


「それはどうしよっかな〜

外に出て、対決的なのしてそっちが勝ったら良いよ」


「その条件のむよ。人数と武器の制限は?」


「白露型ならもう一人良いよ。

それ以外はダメ。武器は刃物ならなんでも」


「分かったよ。

今がイチキュウマルマルだから、イチキュウサンマルに外に行くね」


制限とかは適当で時間はおまかせ。


「分かったよ。あと、長門さんとかの邪魔が入らない様にね」


「そこだけは任せてよ」


といって時雨は部屋を出て行く


「軍刀って使っていいよね?」


腰に掛けてある?軍刀を抜き刃の部分を見る

いつも通り、輝いていて。少しだけ曲線を描いている


「綺麗だなぁ…………。

ちょっと、持ち手のグリップ外れかけてるから直そっと」


何やらやってたら良い時間に

外へ出て、刀を抜いて少し振る。


「約束通りの時間に来てくれてありがとう。

長門さんには話を通したよ」


「いえいえ。話を通してくれたのはありがたい。

それで、他の白露型は?いいの?」


「良いさ。現在時点では、

1対1途中で夕立辺りが耐えかねなくなって乱入してきたらごめんね

あと、審判として伊勢さんを呼んできたよ」


「そこは承知」


「はぁ、なんで私がこんなのやらないと行けないのよ………

新しい提督も見た目は弱っちいし。

まあ、時雨に言われたから審判やってあげる。


よーい、始め!」


伊勢の合図で始まる。

時雨はやっぱりナイフ、多分短刀とかの方が使いやすいんだろうね


10分後………


「なんで!こんなに、強いの…さぁ。ハァハァ、」


「そりゃあ、大本営に居るには必要だよ。

あと、無駄な動きが多いよ」


本当に、時雨は無駄な動きが多く、体力を消耗している


「今日のとこは、負けで良いよ。」


「そう。」


軍刀を鞘に収める。


「なんか命令とかはないのかい?」


「ひとまず、呼び捨てで呼ばせてもらうのとこのまま執務室について来て欲しい」


「それだけでいいのかい?」


「うん。伊勢さんもどうぞ」


「え、私?なんか毒盛られそうだから遠慮しておく」


伊勢も誘ってみるが、ダメだった……日向とじゃないと嫌なのかな


「分かったよ。じゃあ時雨行くよ」


時雨を連れて執務室へ


「とりあえず、ソファにでも座ってて」


「いいのかい?」


「うんいいよ。壊す様だったらちょっとあれだけど」


「じゃあ、座らせてもらうよ」


「どうぞ」


前任は多分だけど来客、自分用として使ってたのかな。

隣の自室に調理器具はあるはずなので、料理をしに部屋を移る


「こんな感じかな?少し時雨の分は多めにしとくか」


「おかえり、それでなんだい?」


「食べながらでいいから前任の事を教えて」


「え」


少し困惑される


「いきなりはダメか……あと、毒は持ってないから大丈夫」


「ダメな訳ではないよ、料理の腕次第かな!」


と時雨は料理をパクッと一口食べる


「お口に合えばだけど……」


「結構、いいじゃないか!…………ゔ、ゔっ」


「泣いても良いんだよ。

全て吐き出してすっきりした方が絶対楽になれるから。」


とどめの一撃かって言うぐらいにささったみたいで

凄く泣き出す


「全部出した?」


「うん……話すよ、前任の事」


話してもらった事を纏めると


大破進軍は日常茶飯事、大破しても入渠は無しで沈むか解体されるしか道はない

駆逐艦は、解体が多数。戦艦、空母ぐらいしか補給は無し

今いる駆逐艦の半数は2隻目


って所かな


「ありがとうね。辛い事だったのに」


「このくらい、ご飯を貰っただけでも足りないと思うよ?」


「足りる、足りる!どうする?結構目の下あたり腫れてるけど部屋戻る?」


「え!?………じゃあ、ここに残っても良いかな……?」


少し照れる様に言ってくるが


「どうぞ、私の部屋のベットとか使って寝ても良いよ。」


「じゃあ…ベット借りても良いかい?

提督もベットで寝れる様に途中で起きるから」


「起きなくても良いよ。書類も終わらせないと行けないから多分寝れないし」


「え、でも。」


と言ってくる時雨を部屋に押し入れる


「さーて書類書類」


どんどん進めて行くが眠気に負けて寝てしまった。



2章 鎮守府内の事情



昨日は、眠気に負けて寝てしまった。

現在、マルゴーサンゴー。

…………

砲と刃物を向けられています


「おはよう、北上と大井」


「チッ、私の北上さんを呼び捨てで呼ぶな!」


「大井っち、恥ずかしいよ〜

でも、本当に呼び捨ては許さない」


ここの鎮守府呼び捨て嫌い多いなぁ〜


ピロピロピロピロ、電話だ。


「あっ、電話だけは出させて。」


と言い電話に出る


「もしもし、あ〜元帥じゃん。どうした?」


相手は元帥。


「もしもし、いや様子が気になってな。

言えなかったがそこは元ブラックだ。」


「なんで言えなかったのかな〜?うん?」


少し攻める様に言ってみる


「いや、お前がすぐに切符を持って行ったから。

だから、お前が悪いな!あと資材と少しのサプライズ送ってやったぞ。」


「私は悪くない!資源は嬉しい、あと支払いが元帥のクレカ頂戴。

食費が多分持たない」


冗談と予想混じりの事を言ってみる


「それは……ちょっと……」


「う〜ん?元々の元帥候補はどーっちだ?」


ブチッ


電話を一方的に切られた。


「おわり、お似合いのお二人さん。

少し時間をくれないか?」


と大井の喜びそうな事を言い、時間を要求する


「北上さん!私たち、お似合いですって!

時間の件は北上さんにお任せします」


「そっか〜、お似合いかぁ〜。こんな奴には言われたくないけどね。

時間はあげてもいいんじゃない?その場所に私たちが付いてけば」


「じゃあ、お時間頂きます。

そこのソファにでも座っててくださいな、隣部屋に少し用事があるだけなんで」


で、また料理を振る舞って部屋に戻らせる。


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「長門〜、大井っちと行ってみたけど料理で誤魔化されたぁ〜

料理は美味しかったよ」


「そうか。」


昨夜、時雨が落ちたと言う情報が入り

料理で殺されたや、時雨は完璧なハズなのにと言うので溢れていた


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大井たちを追い払って?から、

私の部屋に残っていた時雨と朝食&作戦会議。


時雨は、料理で釣る様にすれば大体の情報を引き出せそうな感じ。


「美味しい!本当にこんなに美味しいのは久しぶりだよ!」


「それは、どうも」


「提督の勲章って1つだけなの?」


「あ〜1つ付けてるだけでも、だるい感じするから置いてきた

まぁ、これだけは持ってけよ。的な感じで渡されたのだけは付けてるけど」


本音を交えて喋ると


「提督って、何というか……自由人だね」


「よく言われる。

あっ、後で手紙書くからそれを部屋の前にでも置いてきてくれない?」


「部屋の前って?」


「長門とかの、集会所的なとこでいいよ

私が突っ込んだら大惨事になるし」


「わかったよ」


という事で手紙を渡し置いてきてもらった

置いてきてもらう間に名簿を探し、未着任の名簿を作った。



3章 新たな仲間と提督の事情?



「ということで、第1回。

誰が出るかな?大型建造チャレンジ!」


「提督…。秘書艦が特定の艦には関わるって言うのは知ってるよね?」


「何とかなる。」


最低値で2枠とも建造開始。

6時間40分と2時間20分。

気を長〜くして待ちます、あと眠いです。


「待ち時間は、書類に限るね!あはは…」


書類をしながら、待つ。

眠いし、だるいけど高速剤を使うと反乱も言ってきそうだし、

妖精さんに迷惑かけそうなので拒否。


「提督、北西方面電探反応ありだよ」


「え〜、面倒。

時雨は工廠でナイフを持って待機。個別行動」


面倒なので、すぐ後ろの窓から外に出る。

時雨は窓から顔を出して質問をしようとしているが

そこから逃げる様にして海に向かう


「あ〜、いたいた。」


WAから空母とその艦載機、護衛艦を発見。


「どれからがいいかな。

とりあえず、ヲ級いって艦載機いって護衛艦かな」


順番を決めその順に引き金を引く

敵は全滅、こちらの損傷は無し。


「そして、たった今一航戦到着」


「何ですか?艦載機で攻撃されたいと?」


やっぱり一言目は加賀さん


「加賀さん、この距離で妖精さんに攻撃させたら

妖精が可哀想ですよ」


そして赤城さん


「あっ、用事は済んだんで失礼しま〜す」


とWAを持って工廠経由で執務室に戻る

一航戦は最後、なんか言ってた様な気がするが気にしない気にしない!


「ねぇ、提督の髪って白いの?」


「知らない、生まれつきらしいよ。

で、切るのがめんど臭くて切らなかったらこんなに伸びた」


う〜ん、なるほど!的な顔をしている時雨


「じゃあ、時雨こそなんで三つ編みなの?」


「さぁ?三つ編みがフィットする感じだから」


「へ〜」


どんどん書類をやり、終わった頃には

大型建造が終わっている時刻だった。


「さ〜て、お迎えに行こうか」


「僕も行くよ」


「え〜、1人で大丈夫だよ。

じゃ!」


結果は、大鳳と神威。

ちゃ〜っと挨拶やら何やらをして部屋に案内。


「ちょっと、鎮守府内で対立っぽいのあるから

一応、執務室に一番近い所にさせてもらったよ。

あと、同着任で一緒の方が上手くやれそうでしょ?」


と執務室に一番近い部屋に案内して、執務室へ


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提督は、僕を置いて工廠へ向かった。

そして、1分後長門が入ってくる。


「やぁ長門。調子はどうだい?」


いつも言うようにして言う


「調子は微妙だな。

時雨、今お前はどっち側に居る?」


「そうなんだ。

僕?僕は提督側に居るよ?」


普通に今までそうでした風に言ってみる


「こちらへ戻る気はないか?」


「まぁ、戻ってもいいけど。

提督が孤立するし、良くしてもらってるのに対立するのは…」


「そうか。

で、あいつは何者だ?」


よく分からない質問をしてくる


「提督?提督は提督だよ。

白色の長い髪で、運動能力が凄くて料理が上手な提督」


「……そうなんだな。

先程の、敵艦の反応気がついただろ?」


「うん。それが?」


「一航戦が出た時にあいつは銃を持って部屋に戻ったそうだ。

そして艦載機を飛ばしてわかったのが

敵は消えていた、壊れた主砲が沈みかけているのを確認。

だそうだ」


工廠で待機させられていたから知らなかったけど

多分、それは提督がやったことかな


「へ〜、多分それは提督がやったんじゃないかな?」


「そうか」


と言い長門は部屋を出て行った

多分、提督が戻ってくるのがわかったのだろう


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「ふぅ、終わった。

そっちはどうだった?」


誰かいる感じがしたので残していた


「え、長門来たの知ってたの?」


「うん。誰かいる感じだったから」


「えぇ〜。そういえば、さっきの敵って提督がやったの?」


少し引かれて、質問をされる


「あ。気付かれたか……って一航戦に会って、ここに長門が来てって情報は流れるかぁ………そうだ!特提督って知ってる?」


「えっと、各重要鎮守府に着任してる得意な武器とかを持ってる提督のことだっけ?」


「正解!じゃあ、その武器、戦闘方の種類は?」


「刃物が近接で、銃が遠隔、回復と移動が支援だっけ?」


「正解!でも、遠隔には投げナイフも入るよ」


結構、噂が出回ってるもんだなぁ〜と実感

時雨は、少しおかしい所を発見したような顔


「提督はなんでそんなことまで知ってるんだい?」


「さぁーてなんででしょうか?ヒントは今までの行動にありますよ〜」


「結構離れてたはずの敵を提督が倒して、剣術も上手くて、アドバイスできるくらいで………

oh…………」


「時雨さん?あなたはohとか使わないはずでは………………」


「提督が、特提督?」


「はい、正解。」


時雨の顔が、真っ青になる


「じゃあ、なんでここに来たんだい?」


「えっと、前任が解雇で提督無しになった。

大本営に自由人はいらない、ここが重要鎮守府だからなどなど。あと、元帥になれなかったのも特提督がなったら崩壊するとか言われたからだね!」


「……そうなんだね。」


「あっ、次の土日に横須賀で集まりあるけど行く?ていうか、来てくださいな」


「え?僕がそんな所行って言い訳………」


「秘書艦随伴可であいつら、自慢ばっかり…………」


「じゃあ、行くよ。お代は東京観光でよろしくね」


行くと言ってもらったのは嬉しいが

東京観光………頑張って考えるしかない。



4章 本州へ

(ここだけ人が多くなるので会話文の前に区別用で鎮守府名、名前書きます)


約1週間でまた横須賀に来るとは思いもしなかった。


単「よぉ!そっちはやっと着任出来たようだなぁ。お前が着任するぐらいだからなんかありそう。」


佐「着任してごめんなさいね。佐鎮に着任してごめんなさいね」


やっと着任と言われるに至っては仕方ない事だが、

なんかありそう、と言われるのは人外だと思います〜


時「提督、この方は?」


佐「えと、単冠湾泊地の提督してる人。実力は微妙だね」


単「実力のことは言うなよ。じゃあ、また後で。」


佐「うん、また後で。」


少し怒られた?が気にせず挨拶を済ませる


時「提督、あの秘書艦って!」


佐「うん扶桑で、話してる人の秘書艦は山城だね。」


時「他の鎮守府の扶桑と山城は元気そうだね!」


鎮守府に落ちていた資料を見ると

未提出の解体した艦娘の名前が書いてあった。


佐「ども〜久しぶり!」


とその話の輪に入る


呉「久しぶり!そっちは着任出来たのね、おめでとう!」


舞「うち達2人も久しぶりなんだよね。着任おめでと!」


佐「ありがと!再開早々お願いがあるんだけど………」


呉「なになに?」


舞「うちも聞くよ〜」


少し、時雨を扶桑達と話させて良いかお願いをしてみる


呉「自分はいいよ〜」


舞「うちも大丈夫〜」


佐「ありがと!時雨、扶桑達の所行って来ていいよ」


と言って、時雨を送り出す


佐「本当にありがとね!佐鎮だった訳なんだけど、元は黒かったらしくて。西村艦隊、居ないか二隻目でさ」


呉「それは………」


舞「思いっきり、山城、扶桑に甘えてもらいたいな」


世間話等をして、時雨の時間を増やす


舞「あ、そろそろ行ったほうがいいかも?」


佐「艦娘は参加しないんだよね?」


呉 舞「うんうん」


ここでまた提案


佐「じゃあ、時雨を扶桑達に見てて貰ってもいい?」


呉「いいよ〜」


舞「大丈夫〜」


佐「本当、甘えるようでごめんね!じゃあ移動しよっか」


と扶桑と山城、時雨に声をかけて移動をする

3人に言った時の、時雨の顔がとっても嬉しそうだったのが凄く印象的。


佐「やっぱり、この地下は慣れない……」


舞「私も……」


呉「うちも無理……女子は無理っぽいね」


佐「男子も一部無理説。まぁ、家が戦闘場だからね」


舞「いや、戦闘場が家じゃない?」


呉「よく分からなくなる……じゃあもうイコールって事で」


佐「異論なし」


待機室に入って椅子に腰を下ろす


佐「実用じゃなければ良いんだよね?」


舞「そうそう。」


呉「ゴム弾、木刀又は刃を潰したもの。弓は無理だね」


ルール変更は無し。


佐「OK!会議と行きますか!」


そっから作戦会議。

簡単に言うとフラッグ戦なので

舞鶴が、回復兼旗守り。呉が近接のタンク。

そして自分は、木刀とWAを使って近接兼遠隔。


ルールは、3人1グループ。

武器は実用では無いものを使い、回復は1試合3回までの使用が可能。

刃や玉等が当たったら「ヒット!」と言い旗の元へ

回復役がいて回復回数を消費すると復活できる


戦闘?が始まる。


まず、ハンドガンを舞鶴に渡してコート中央に走って向かう

こういうのは先に中央を制したものが勝つ。多分。


佐「あ、取られたごめん」


無線機のスイッチを入れて、言う

普通に、中央を取られた。


呉「あちゃ〜、じゃあうちが囮なるから回ってフラッグよろしく!」


佐「OK。舞鶴大丈夫?」


舞「こっちは大丈夫」


佐「呉ちょっと耐えててね」


無線機のスイッチを切って中央が壁と壁の隙間から見える位置から移動する

…………………

移動した結果、敵と交戦中。

無線機のスイッチを入れ


佐「ごめん、交入(こういり)した」


一言いいすぐにスイッチを切る。


腰を低くして走る。

かっこ付けに見えるが多分、自分の中では一番早い走り方だし懐に潜り込める。


敵「陣地に戻りな!」


と言いながら敵は銃を撃ち


佐「よっ!」


すぐにどの方向へ飛ぶか考えて回避し

そして、WAと忘れない内に投げる用のナイフを持ち替えて

……

刺す。

と言っても偽物なので多少の痛みがあるだけだと思う。うん。


佐「終わり!多分、回復無しパだから復活無しかも」


無線機で、倒したことと考えを伝える


呉「ありがと!それで申し訳ないんだけど………」


舞「ちょっと、中央がキツイ見たい。フラッグ取ってくるか、中央で援護お願い!」


と言われ


佐「多分ここからフラッグまですぐだから耐えて」


と言いながら敵のフラッグまで走り、フラッグをあげる。


ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


試合終了の合図が鳴る

そして、退場。


舞「お疲れ様!2人ともナイスだったよ!」


呉「ありがと、ところで舞はなn……」


チョップを入れる。


呉「も〜!何すんの!」


佐「そんなこと言おうとするからでしょ!結果としてはそうかも知れないけど、舞が司令部みたいになってたでしょうが!」


舞「うふふ。フォローありがとね!」


そこからは地下を出て横鎮の会議室でお茶会。

お茶会は大会議室で提督が、中会議室で艦娘がやる。

隣の会議室ではワイワイ楽しくやってる声が聞こえるが、大はそれほどでもない。

むしろ、会議室の正しい使い方と正しくない使い方の見本になるぐらい。多分。


横「ひとまず、佐世保に着任おめでとう!」


全「おめでと!」


佐「ありがと、頑張るよ……」


横「って事で提督会議に入ります。今回の議題は、武器使用の基準確認と友軍、パーティの編成と確認」


佐「あっ、だるいやつじゃん。友軍とパーティは近さを考えて舞鶴、呉でよろしく〜」


と言い部屋を出る。周りは平常運転だなぁみたいな感じで見てきた。

あと、岩川も特提督いるけど男なんで論外。

そして、艦娘のいる方の会議室に入る。


佐「どうも〜。」


時「提督じゃないか?どうしたんだい?」


佐「面倒だから抜けて来た。あと、アンケートする為〜はい!じゃあアンケート第1問目。お腹が空いていた時に、何を貰ったら嬉しい?」


と言うと「カレー!」や「間宮券だよね!」とか「提督が作ったご飯」やら……


佐「ありがとうね、じゃあ第2問目〜今1番欲しいものは?」


これまた「 MVP!」や「旅行に行くぐらいのお休み!」とか「提督が作ったご飯」やら……

提督LOVE勢も健在中。


時「ねぇ、提督。廊下に誰かいるよ?」


と時雨が耳打ち。


佐「うん。艦娘は艤装も無いからこっち来た」


時「ありがとう。」


佐「協力ありがとね!自分の提督のサポートちゃんとやるんだよ!」



言ってから部屋を出て、盗み聞きかなんかの犯人を追い。

追い。追い。

一直線の道になり、人がいないのを確認しナイフを投げたり銃を撃ってみたりする。


佐「あっ、ダメやん。弾変えないと」


ナイフは刺さるわ刺さるけど、銃は意味なし。

見た目からして深海棲艦かな?それからあっち関係のスパイやらなんやら。


佐「あっ、」バタンキュ-


弾を変える時に、頭を殴られる。

前頭葉とか言うやつに影響あるでしょ、絶対。

てか、真っ暗なってくし………



5章 物騒


今日は、集まりの日から数日後らしい……

うん。だるい、入院とか必要ないと思うんですけど。


佐「で、なんでこっちに舞と呉は残ってるわけ?」


舞「まぁ、パーティだし。戦力が誘拐でもされちゃったら、世界滅びるからね。」


呉「世界は……滅びな…滅びるわ!絶対滅びる!」


佐「物騒な話過ぎてなんか面倒い。てか、犯人どうなった?」


自分が誘拐されただけで世界が滅びるはずないのに……

と思いながらも犯人について聞いてみる


呉「犯人ってなに?」


舞「それ」


佐「えっと、会議の時に無艤装の艦娘狙おうとしてて追ったんだけど結局この有様。攻撃法は銃はダメで深海側だと思う。」


舞「とりあえず、艦娘達を守ってくれてありがとう。その犯人は後々関わってきそうだね……」


呉「守ってくれてありがと。ただ、会議が面倒じゃなくなった訳では無かったんだね。」


会議が面倒なのは、本当だけどまぁ言わなくていいことだろう


このあと、むちゃくちゃ6人で東京観光した。


「う〜ん!やっと帰ってきた!」


「そうだね。提督が居なかった間に鎮守府内で何か起こってなければ良いんだけど……」


あっ、全員の新幹線代は元帥に請求書が行きましたとさ。


とりあえず、投げナイフを構えて玄関のドアを開ける………

ドアを開けた瞬間にキラリと光る物が見えた

そして、左腕に刺さる。


「提督!?大丈夫かい?」


「ん〜、大丈夫だよ。誰が投げたのかな。結構、上手な人だね」


と言いながら

左腕に刺さったナイフを勢いよく抜く。

当然、勢いよく血は吹き出すが10秒もしないうちに血が止まる。


「提督、それは勢いよく抜いてはいけない物じゃないのかい?」


「そんなこと知らないや。ひとまず、執務室が占領されてなければいんだけどね……」


と玄関外から見て上にある執務室を睨むようにしながら言う。

時雨も、自分の視線を追いかけてどういう事か察したようだった。



案の定、執務室は占領されていた。

当然、2週間もの間があったからできるハズだ。


ん?なんで、断言しているように言えるかって?

いや〜、あの後時雨にどうするか相談したら「提督に任せる」って言われたから

窓から侵入だよ。


うん。窓から侵入。


そして、顔面蒼白な長門さん


「どうも。今、どこまで作戦やらは進んだの?」


「貴様、一体どこから………」


「ん?見てわかる通り窓」


指を指しながら言うともっと蒼白に


「そーいえば、玄関でナイフを投げて来たのは誰かな?」


「……貴様に言うつもりなどない!」


「あらら……そんなに怒らなくてもいいじゃん。

私がいるから長門たちは存在してる訳なんだけど、そういうの考えたことある?と言っても私自身、そういう立場が好きって訳でもないけど」


「………」


「ナガト。ここは私に任せて欲しいネ」


「Iowa……一旦ここはIowaに任せるぞ!」


ということで選手交代。


「lowa、何を使うの?」


「Meはそちらに任せるネ」


「ならこっちは軍刀で。そっちは艤装でもいいよ」


「艤装を許可したこと後悔するといいネ」


と言い、lowaは艤装を展開する。

展開し終わったことを確認して一気に切り込む。


「そんなの当たるわけないネ!」


「いつから体を狙ってるって思ったの?」


第一主砲の先端が崩れ落ちる。


「ッ!!!」


「次はどこにする?本体なら本体。どこでも斬ってあげるよ?」


「どこでも好きに斬るといいネ」


「じゃあお言葉に甘えて」


今度は副砲と機銃。


「どうしてそんな強さ持ってるネ」


「なんでだろうね?まぁ、大本営とかに聞けばいいんじゃない?」


次は、一気に第二第三主砲。残るは艤装の艦首等と身体


「グ....降参ネ」


「はい、よく言えました。バケツは使っていいからドック行ってきなね」


そういうとlowaは「わかったネ」と言ってどっかに行った。


「提督、入るよ?」


「時雨か、いいよ」


時雨が部屋に入ってくる。よく考えると、さっきまでいた長門はlowaを置いてどっかに行ったっぽい


「今、lowaさんと戦ってたんでしょ?怪我とかはない?」


「いや、一方的な攻撃だったけど怪我はないよ」


「それならよかった。提督?顔色悪いけど大丈夫かい?」


「あ、大丈夫じゃないかも。ちょっと薬飲む」


「水用意するかい?」


「ちょっと、お願い」


時雨に水を用意してもらって薬を服用する。


「え、なんで治らない?」


「どうしたんだい?」


「薬は強力で、すぐ発作は収まるはずなんだ。でも、収まらない」


「それは大変だね...。とりあえず、収まるまで一緒にいるからできることがあったら言ってね?」


「わかった。じゃあちょっと、隣部屋に移動」


移動してすぐに扉を厳重に閉めカーテンも閉め、ベットに入る


「ちょっと昔のこと吐いたら楽になれる気がするからいい?」


「僕は提督のためになるなら何でもいいよ」


「じゃあお言葉に甘えて」


と長い話を話し出す。



ずっとちっちゃい頃に親を亡くして、孤児になった。

親は親戚とうまくいってなかったみたいで、引き取ってくれる人はいなかった。

いっつも直感で警察から逃げる鬼ごっこをして逃げきってたんだ。

でも、あの日は警察じゃない人が来たからこれこそ本当の直感で逃げた。でも逃げ切れなかった。

捕まってから入れられたのはこの前行った横須賀の地下。

周りにいたのは、最低な大人とこの前会った仲間。

でも、初対面では仲良くはなれなかったけど休憩時間とかに001と002、舞と呉と仲良くなって話すようになったんだ。

休憩時間外は、点滴や検査、採血をずっとやってたね。

だけど、大人の上司が来てから全部変わった。

点滴検査採血休憩で出来てた日常が壊されて、休憩時間なんて3時間あったのが30分になって点滴のパックは前のより10倍は強くなった。

そのせいで休憩時間はほぼ、話せなくなった。

だけど、頑張って身体を持たせて舞たちの近くに行ったんだ。舞たちも身体はボロボロで手をつなぐので精一杯ぐらいだったんだ。

だから、守らないとって思って必死に体を動かして大人に訴えたんだ「舞たちの分の点滴だって全部受けるから舞たちにやさしくしろ」って。

でその願いはかなったわけで10倍強かったのやつの本数が増えてさらには、変な機械にも入れられるようになった。

みんなと同じ休憩時間になるのは3日に1回ぐらい。でも、体が動かなかったから部屋に入れられたら舞たちにきてもらったんだ。当然舞たちは事情を知らない訳で「大丈夫?こっちは薬が楽になったんだけどそっちは強くなってない?」って聞いてくるから無理やり口動かして「大丈夫、平気だよ」って言うの。休憩時間に授業もあったんだけど当然参加できなくて舞たちに教えてもらったな。

その検査やらは8年の契約で5歳で収容、13歳で開放。出た後は、それぞれ家に帰るんだけどこの時も帰る場所がなくて、1年の約束で舞の家にお世話になってそのあとは大本営にお世話になったって言うか飼われたって言うかしてそのまま直属。

嫌なことがあったから事件を起こしたのそれが「5・5事件」5月5日に大本営直属の人が大量虐殺って言うやつ。

まぁ、元帥も殺したから元帥が変わった訳でいろいろな契約をして直属は解かないでもらったんだ。

そこからは契約の範囲内で自由に生きて自由人て呼ばれるようになったんだ。


「ってところ。あ~話したら楽になったわ、ありがとう時雨」


「5・5事件を起こしたのは提督だったんだね.........。ありがとう」


「え?話が分からん」


「知らないのはよくないよ。5・5の被害者にクソ前任もいたんだよ」


「へー、それは偶然だね」


「まぁ、3年前だからいいよ。提督って今何歳?」


「それはどうしようかな。まあいいや18だよ」


「この前お酒飲んでなかったっけ?」


S T O P!お酒は20歳を過ぎてから っていうけどね


「書類的には20らしいけど2年冷凍保存されてたんだよね」


「それはおかしいと思うよ」


「いやガチで、それで生きて呼吸をしてる年齢は18よ。保存されてたのは検査の時」


「だから、舞さんと呉さんと比べても背が小さかったんだ」


「そうだよ!だから何よ?冷凍保存したやつ許さん。もう寝るわ。明日から通常の執務開始、出撃は明後日から」


「わかったよ。それじゃあ提督おやすみ」


「うん。おやすみ」


6章 通常執務と新しい艦娘


えー、報告になりますが一睡も出来ませんでした。

非常に眠いのに一睡も出来ませんでした。


「おはよう、提督」


「おはよう時雨。誰を連れて来たの?」


時雨の後ろに誰かいる気配がする。


「えへへ、流石に提督にはバレるか。夕立だよ」


「時雨、あれが提督っぽい?」


「うん。そうだよ」


「信用して良いっぽい?」


「大丈夫」


「それなら大丈夫っぽい!」


と夕立はナイフを投げてくる


「あ〜、昨日の犯人は夕立かぁ。そこそこの腕だね」


「なんで、わかるっぽい!それになんで受けるっぽい」


「飛び方の癖、投げる時の動きと音だね。ワザと受けるのは血が要らないから。時雨、夕立について教えて?」


と言うと時雨はピースしてくる


「あー、何となくわかった。とりあえず朝ご飯作ってくるよ」


「よろしく提督」


「夕立の分もお願いするっぽい!」


「はいはい、4食分ね。山風も中に入っておいで」


「……死ねばいいのに」


あー怖い怖い。

とりあえず料理作ろ。



「はいお待ちどうさん」


「いただきます。ん〜美味しいよ提督、夕立たちも食べといた方がいいよ冷めると美味しさが減っちゃう」


「毒とか入ってないっぽい?」


「時雨姉たち、私は要らないや」


「毒は入ってないし、山風については最近ちゃんとしたもの食べてないでしょ。まぁここの艦娘全員に当てはまるけど……そこんとこどうなってんの?」


「毒が入ってないなら食べるっぽい!入ってたらすぐドック行くっぽい!………なにこれ!おかしいくらいに美味しいっぽい」


夕立については解決。多分おかわりの要求が来る


「えーっとその部分も黒くて、前任が間宮さんは邪魔者って言って給料なしになって、で間宮さんは追い込まれちゃって伊良湖さんがつきっきりで様子見てて。鳳翔さんは別な理由で追い込まれて空母全体で見てて………って言う感じかな」


「あーまっくろくろすけやん。山風あ〜ん」


「……あーん。おいしい」


「真っ黒なところでやっちゃいけない事だけど、ひとまず食べて欲しいからごめんね山風」


「大丈夫……おいしいから自分で食べれる……」


とりあえず山風も解決。


「とりあえず今日は、ご馳走したって事で付き合ってもらおうかな」


「チッやっぱり釣る気だったぽい」


「いやいや。そう言うわけじゃないよ、厨房関連の人復活と食堂全体を復活させるために手伝って貰いたいの」


「まぁ、僕は手伝うよ。食堂復活したら甘味も増えるし提督お手製の ぜんざい も食べれそうだからね」


「「ぜんざい!」」


という事で突然の現状把握コーナー


「えっと今、食堂の状況は?」


「長門とか暇な人が少し作ってご飯配るくらい」


「少し汚いっぽい」


「よくわからないけど、冷蔵庫が壊れてるって聞いたことあるよ」


書きこ書きこ


「絶対に使われてない時間は?」


「明け方」


「午前中が空いてるっぽい?」


「真夜中は軽空母の溜まり場だって」


書きこ書きこ


「食料調達は?」


「姉妹艦でお金を出し合ったりして買い出しに行ってるよ」


「でも、最近お金がピンチっぽい」


「部屋とかで作ってる人いた気がする」


書きこ書きこ


「まとめると。ご飯についてはボランティアみたいな感じで食堂の整備的には少し汚いし冷蔵庫も壊れてる。絶対に使われてない時間は明け方と午前中にちょこちょこ。食料調達は簡単に言うと自給自足。あってる?」


「あってるよ。で、そこからどうするんだい?」


「確かに……冷蔵庫は業務用だからお高いよ?」


「ここの艦娘全員の食料買うのはお金がキツイっぽい」


「てことでショッピングモールに行きましょう。山風はどうする?」


「提督の近くが……いい」


「わかった。さようなら私のお給料、次は元帥の番だよ……」



結果的に買ったのが、家庭用のすぐ持ち帰れて設置が簡単な冷蔵庫と大量の食品、飲み物と紙皿割り箸とか。

今まで溜めてた給料5分の1は持ってかれた……。


「うん。まだショッピングモールが近いだけ良かった……」


「私、疲れた……提督休んでいい?」


「夕立も限界っぽい」


「ごあいにく様、僕も限界だよ」


「休んでいいよ。とりあえず、食堂に全部運んでからね」


なんでこんなに、玄関から食堂が離れてる訳よ!

こちとら限界来そうだわ


「はい、お疲れさん。テーブルと椅子、少し雑だけど拭くからそこで休憩しな?」


「御言葉に甘えるよ……」


すぐにタオルを濡らして出来るだけ厨房に近いテーブルと椅子を拭く。


「はい、お待ちどうさま。アイスも食べていいからね」


「じゃあ、僕と夕立で分けて山風と提督で分けるのでいいかい?」


「夕立は食べれたら満足っぽい」


「私も……。提督〜半分こ」


「山風ありがとね。とりあえず、全部掃除しようかな」


開始時刻13:30

終了時刻15:00

めっちゃ疲れた。厨房は広すぎだし、テーブルと椅子は多すぎだし。


「提督、お疲れ様。休憩させて貰ったおかげですこしは疲れが取れたよ。何か出来ることはあるかい?」


「夕立も「私も手伝うよ」っぽい!」


「ありがとう。ひとまず目指すのは今日の夜ご飯にここに人を集める事。これから料理の下準備に入ろうか」


「「「うん!」っぽい!」」


「時雨と夕立はお米研いで炊いてくれる?分量はお任せするからお願いね」


「任せてよ」っぽい!」


「山風は下拵えの手伝いしてくれる?」


「うん。できることならやるよ」


といろいろな準備が始まる。

盛り付けも含めて終わったのは6時半。


「お疲れ様。じゃあ、他の子達を呼んできてくれない?まぁ、来てくれる子は少ないと思うけど。出来たら大食い系と厨房系、駆逐艦辺りをいっぱい誘って欲しいな。隼鷹とかにおつまみでどうって言ってもいいよ」


「じゃあ行ってくるよ」


「夕立も行くっぽい」


「山風も行ってくる……」


「うん行ってらっしゃい。山風は、海風とかみじかな人でもいいからね?」


「うん!行ってくる!」


はい、やっと入りました休憩時間。

うん。非常にきつい、あと鍛練したい。

そうだ!置き手紙最強説。


『鍛練をしたいから抜けま〜す。多分いない方がまだ安心してご飯食べれるだろうからね!じゃあ任せたよ!』


うっし!これで鍛練ができる!じゃあ外へ行こう!


「日課終了!あ〜、結構疲れたわ……。でも時雨がいて良かったな、遺言も叶えてられるだろうし」


「提督?」


「ん?山風どうしたの?」


「ご飯食べたから出てきたの……あの、あのさ!提督ってなんでそんなに髪の毛白いの?」


勇気出して言う感じだからなんだと思ったら髪の毛か……


「諸事情で、だね言ってもいいけど説明が難しいからさ。そういえば海風とかは来た?」


「ううん、誘ったけどダメだったの」


「じゃあ、後で何か作るからそれ持ってきな?海風もちゃんとしたの食べてないでしょ」


「うん。お願い提督」


ここに来てから山風に感謝された気がする…まぁいいや


「大丈夫だって……伏せて」


「え?伏せれば良いの?」


「うん、伏せてこの場所を動かないで。あと目を閉じたり耳塞いだり何なりとして」


「わかった……」


大勢の深海棲艦の気配がする。まだ、艦載機じゃないと届かない距離にいるけど。


「長門さん、こっちに向かって来てるって本当?」


「そうだ、赤城。艦載機は飛ばせそうか?」


「まぁ、ええ行けると思います。でも、この子達まだ夜については未熟で……」


「死にそうだったら無理しなくて良い」


「あら、こんばんは赤城に長門。深海棲艦の気配がしたの?」


「貴様………」


「まぁ、大丈夫だって。ここで単に同士討ちしても体力と装備が減るだけだよ。そういえばlowaはドック入った?結構、怪我しちゃったみたいでさ。まだまだ、扱いが下手なんだよね……」


赤城が山風に目をつける


「あら、山風さんこちらに居たのね。まぁそちら側についたみたいですけど」


「提督は、良い人だから………」


「まだ、1日も経ってないところで判断するのは良くないよ。まぁ、信頼してくれるのは嬉しいから良いけど。もし山風に手出したらそっちのどこかが飛ぶって頭の中入れといてね?あっ範囲入った、山風お願いだから最悪の時以外動かないでね?」


「うん」


「じゃあ行ってくる」


「お、おい!貴様…………」


長門がなんか言いたげだったけどなんだろう。

多分「貴様、攻撃は近距離しか出来ないだろう」だと思う。まぁいいや


長門の言葉を最後まで聞かずに走り出し、海岸へ向かう。


「う〜ん、ちょっと調子悪いかもだけど行ってみるかぁ。展開」


「展開」の言葉を合図に海の上を走れる様になり、少し軍刀と服が変わる。

展開をしていないと海上は走れないし、軍刀と服の変化も無いと太刀打ち出来ない。


「あ〜。久しぶりだから目が痛い………。交戦まで後5分ぐらい、一応連絡するか」


すごいスピードを出しながらスマホを操作してパーティのグループチャットに連絡をいれる


『一応、保険になるように連絡。大勢の深海棲艦が関門海峡ぐらいを進路方向に進んでる。今現在出てますよ』


多分、こんくらいで良いと思う。

周り真っ暗で月明かりが頼りぐらいな海。お陰で結構、flagshipの赤い光が見えてる。

交戦まで3、2、1ーー


深海棲艦がTの上の横線の様に進んでいるところに下の縦線の様に突っ込む。

前を見すぎて横を見てなかったのが落ち度だ。

ひとまず魚雷に関しては無理なので軽巡と駆逐を半数は削った。


「う〜痛いなぁ。視界が赤色に見えるのも嫌だし」


「ナニ!?全艦、敵ニ集中!」


「貴女が旗艦?答えないと首が飛ぶよ?」


「ソ、ソウダガ…」


「まぁ答えても飛ぶんだけどね?」


旗艦を潰して少しの隙をつくる。多分、今のは駆逐古姫。


「全然、減らない……。疲れた……」


「自由人って呼ばれてるのに疲れるのは早いのね?」


「おお、舞。救援ありがとね」


いきなり声をかけられたと思ったら舞だった。


「呉も来るって。まあ瀬戸内海通らないと来れないから時間かかるかも?」


「えっと、瀬戸内海通るのと京都からこっちまで来るのって瀬戸内海の方が近くない?」


「まぁ、一杯出して来たんだから気にしないの!敵も待ってくれるわけでもないからね!」


「一杯出したら来れるか。じゃあお掃除お掃除」


敵と敵の間を通って、中心部まで行く。


「えへへ、今どんな気持ちか教えて欲しいな」


まぁ、囲まれてるので乱射したら当たる!

WAを乱射して倒せるものを倒す。


「因みに私の気分は最高と眠いだよ。まぁ火が上がってるところに言っても意味ないか」


周りは赤っぽい感じで明るくなった


「佐世保!敵旗艦を中心に北へ動いてる!多分撤退」


「あ〜わかった。じゃあ、これで」


「うん。気を付けてね」


舞とは解散。

佐世保に帰ると思わせて、追撃を試みる


「お、いるいる」


敵が撤退してる方に走り、敵を発見する。


「できるかな?」


軍刀を鞘から抜き、両手で構え殺意を込め刃を右下から左下へと振る。

すると前方が赤い炎で溢れる。


「できた。あとは姫級とかを倒してっと!」


さっきよりも強く重いような殺気を込め、おまけに想いも少し込めて刃を振る。

前方がもっと赤くなり少し悲鳴が聞こえる


「よし、帰ろっと」


悲鳴や炎のことは考えずに佐世保へ帰る。



「うん。疲れた」


「提督、お帰り。大丈夫…だった?」


「うん、大丈夫!電探の反応は無くなったでしょ?」


「電探の反応はないけど…小型だからかもしれないよ?」


「てことで赤城、電探の反応ある?」


「なんでこっちに話を振るんですか。まぁ、電探の反応は完全に消えましたけど」


ちょっと調子が良くなってる感じ?


「それなら良かった。じゃあ、海風達用にご飯作ろっか。赤城も来る?長門に止められて食堂行けてないでしょ」


「それは遠慮……いえ、行かせてもらいます」


「それじゃ良かった。空母で分けてよ」


厨房へ向かう。


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