2019-11-08 19:34:54 更新

概要

オリジナルストーリー、オリジナル能力、オリジナル鎮守府、ゲームキャラ登場などを含んだSSとなります。誤字や脱字がある可能性があります。それでも良い方はどうぞゆっくりとお楽しみに下さい。誹謗中傷などのコメントはお控え下さい。


OP 寄生獣 「Let Me Hear」


ED Re:ゼロから始める異世界生活
 「STYX HELIX」



前書き

この物語は二人の青年が艦これの世界に転生し、ブラック鎮守府に囚われた艦娘達を救う物語。その二人の青年は徐々に艦娘達の信頼を得ていくが、次々に迷い込んでくる別世界の存在により、危険な目に遭ってしまう。




−?−




ゴォォォォォォォォォォォォォォ……!!




?「…久々だな。この世界は」シュタッ



?「フフフ…オマエニハコレカラコノセカイヲホロボシテモラウ…イイナ…?」



?「分かっている。まずはこの世界を絶望の底に堕としてから滅ぼしてやるよ」



?「ソレデイイ…ワレカラノプレゼントダ…アリガタクオモエ…」パチン



ゴォォォォォォォォォォォォォォ……!!



謎の声はそう言うと、空間に黒い裂け目が入り、赤黒い雷が発生した。その空間からは別世界の存在が3体同時に飛び出してきた。



ベノスネーカー「シャアァァァァ!」



マルク「おっほっほっほっほ!」



ワイバーン「キュヤァァァァァァァァ!」



?「プレゼントってこいつらの事か?悪いが俺にそんな奴らは…」



?「ケントウヲイノッテイルゾ…『アビス』…」



ゴォォォォォォォォォォォォォォ……!!



アビス「……って…あの邪神、余計な奴らを置いて行きやがったな。まぁいい。ありがたく使わせてもらうか」



アビス「まずは手始めに、ベノスネーカーは好きなように暴れろ。マルクは陸地の捜索。ワイバーンは俺と来い」



ベノスネーカー「シャアァァァァ!」



マルク「任せるのサ!」



ワイバーン「キュヤァァァァァァァァ!」



謎の青年、アビスは3体に指示を出し、ベノスネーカーは水面を使って鏡の世界に入り、マルクは翼を生やして空を飛び、ワイバーンは待機した。



アビス「さぁ、人類滅亡の…始まりだ!!」











?「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」落下中



?「キャアァァァァァァァァァァー!」落下中



ヒュゥゥゥゥー!バタァァァァァァーン!



?「ぐぇ!」



?「痛たた…た…助かったわ」



?「重い…早く退け」



?「お…重いですって!?私そんなに重くないわよ!失礼しちゃうわね!」



?「はいはい…悪かった。それで、ここが女神様の言ってた艦これの世界なのか?」



?「そうみたいね。全く、もう少しまともな転生の仕方が良かったのに…」



?「まぁいいじゃねぇか。女神様が俺達に能力を与えてくれたんだからよ」



?「ガチャガチャで決まっただけでしょ」



?「俺は気に入ってるけどな。俺は『仮面ライダーナイト』の変身能力だからな」



?「アンタのはよく分からないけど、私の能力は『味方の強化』だったわ」



?「それって戦えんのか?」



?「一応武器は出せるみたいだけど…私戦うとか無理なんだけど」



?「その時は俺が戦うから安心しろ。『アリス』はその力で援護してくれればいい」



アリス「分かったわ。けど『ソード』も気をつけなさいよ。いつも危なっかしいんだから」



ソード「お前は俺の母か」



アリス「とにかく、この世界を救うんでしょ。まずはこの世界の事を調べるわよ」



ソード「あぁ、そうだな」





−ガイア泊地−




黎斗「………」



白露「提督ぅ…!目覚めて良かったよぉ…!」



黎斗「………」



時雨「提督…!僕達心配したんだよ…!」



黎斗「………」



村雨「そうですよ…!もしも提督が目覚めなかったら…!」



黎斗「………」



夕立「でも…良かったぽいぃ…!」



黎斗「………」



春雨「司令…官?」



黎斗「………」



シロル「もしかして…」






黎斗「………」気絶中




6人「気絶してる…!!!」



黎斗「…はっ!げほげほっ!頼むから一斉に抱きつくのはやめてくれ!起きたばかりなんだぞ!」



シロル「うっ…ごめんなさい…」シュン



白露「その…嬉しくてつい…」



時雨「僕も…」



村雨「はい…」



夕立「夕立も同じっぽい…」



春雨「3週間も目覚めないままで…つい抱きついてしまいました…ごめんなさい…」



黎斗「まぁいい。それよりも、みんな本当にごめん。俺のせいであんな自体になって」



白露「あんな自体?何の話?」



黎斗「…ん?いや、食堂で起きた事なんだが」



時雨「食堂?一体どういう事?」



黎斗「ほら…あれだ。食堂で前にこの泊地に居た憲兵達の「それは駄目…!」



黎斗「……は?」



シロル「それは言っちゃ駄目…!」小声



村雨「提督?どうかしたの?」



黎斗「いや…何でもない」



夕立「提督さん…どうかしたっぽい?」



春雨「やっぱり…お疲れなんでしょうか?」



黎斗(何がどうなってるんだ?あの時の出来事を覚えてない?あの光景を見たショックで記憶が飛んでるのか?…………ん?)



シロル「……」ジィー



黎斗「……ごめん。一度シロルと二人で話をさせてくれないか?色々と確認したい事があるんだ」



白露「あっ…うん…みんな行くよ…」



時雨「…分かった」



村雨「そうね…」



夕立「分かったっぽい…」



春雨「分かりました…」



ガチャリ バタン



黎斗「先にこっちから聞いてもいいか?」



シロル「うん…」



黎斗「まず最初に、俺が眠っていた3週間の間は何かあったか?」



シロル「えっと…一週間前に松島鎮守府の艦娘の娘達が何人か着任したよ…」



黎斗「松島鎮守府…か」



シロル「その娘達…黎斗に助けてもらったみたいで…着任希望が来たんだよ…駄目だった…?」



黎斗「いや、それは別にいいんだ。後で挨拶しておかないとな」



黎斗「それともう一つ、何故3週間前に食堂で起きた出来事を白露達は覚えてないんだ?」



シロル「……元師のお陰だから…」



黎斗「元師?何故あの人が?」



シロル「元師も転生者なのは知ってるよね…?」



黎斗「あぁ、あの人は俺達より前からこの世界に居るからな」



シロル「黎斗と私が提督として着任する前に聞いたんだよ…元師の能力は『記憶操作』だって…」



黎斗「記憶操作?」




シロル「記憶を自在に扱えるみたいで…相手の記憶を書き換えたり…消したりする事が出来るみたい…それも遠く離れた場所でも可能だって…だから大本営に連絡してから…元師にお願いして…あの娘達の記憶を消してもらったんだよ…」



黎斗「元師がそんな能力を持っていたとは、だから白露達が覚えてない訳だ」



シロル「次は私が聞いていい…?」



黎斗「ん?何だ?」



シロル「あの時…食堂で何があったの…?急に黎斗が目の前で消えて…心配になってみんなを避難させて戻って来たら…黎斗が倒れてて…3週間ずっと起きなくて……」



黎斗「………」



シロル「どうして…どうして話してくれないの…!もう嫌だよ…!私はもう…黎斗が傷つく姿を見たくない…!」ポロポロ



黎斗「シロル…」



シロル「お願い…もう一人で抱え込まないで…私を頼って…?」ポロポロ



黎斗(俺は…最低だな…艦娘達やシロルに迷惑かけて、そのうえ傷つけてしまった。この世界に来て、誰かを守れるなら自分を犠牲にしてもいいと思っていた。だがその結果が、彼女達を傷つける羽目になった。結局、俺一人では何も出来ない…)



ギュッ



シロル「っ…?」ポロポロ



黎斗はシロルを優しく抱き締め、頭を撫でた。



黎斗「前もこんな風にやったな。シロルと再開した時に、あの時の俺は周りが見えてなかった。そのせい俺はシロルの気持ちを考えていなかった。それは今も同じだった。」ナデナデ



黎斗(俺一人では無力だ。シロルと一緒なら…)



黎斗「この問題は、俺一人ではどうする事も出来ない。シロル、俺に力を貸してほしい。今の俺はシロルが必要なんだ。だから…」



ギュッ



シロル「勿論だよ…!私は黎斗の力になりたい…!私も黎斗と一緒に戦うよ…!黎斗やみんなを護る為に…!」



黎斗「シロル…!」



シロル「これからは何かあれば私にも話す事!もう一人で抱え込まないでね!絶対だよ!」



黎斗「……あぁ!約束だ!」



黎斗(本当に…シロルは最高だな…)



それから、黎斗は今までの出来事を全てシロルに話した。別世界の存在、鏡の世界に存在するもう一人の自分を。



シロル「そうだったんだ…」



黎斗「俺が…悪人は消えればいい、なんて思わなければ、こんな事には…」



シロル「そう思っちゃうのは仕方ないよ。私だってそうだよ」



黎斗「だとしても、結果的には俺が招いた事なんだ。だから俺一人で何とかしたかった…だが…」



シロル「もう一人の黎斗に負けちゃったんだ…」



黎斗「あいつは俺よりも強い。俺と同じ能力を持っていたら尚更な」



シロル「黎斗でも勝てない相手なんて…鏡の世界の黎斗は本当に黎斗なの?」



黎斗「間違いない。あの時は鏡の俺を否定していたが、俺自身だから分かる。あいつは俺、俺はあいつだ」



シロル「黎斗…」



黎斗「次にあいつが俺の前に現れるか分からない。最悪、俺が死ぬかもしれない…」



シロル「そんな事させない!」バン!



黎斗「うおっ!」ビクッ!



シロル「私には『あらゆるものを治療する』能力があるんだよ!どんな事があっても、絶対に黎斗は死なせない!」



黎斗「シロル…」



シロル「それに私…武器も出せるから!」



シロルは念じる様に手を構え、手に光が現れると、その光から銀色に輝くマスケット銃を取り出した。



シロル「じゃーん!」



黎斗「ちょっと待て」



シロル「え?」



黎斗「おかしいだろ」



シロル「ふぇ?」



黎斗「何で武器出せんだよ」



シロル「神様に付属で貰ったよ?」



黎斗「マジかよ」



シロル「この銃なんだけど、どんな物でも跡形も無く消し飛ぶ威力なんだって」



黎斗「えぇ…」



シロル「黎斗?どうしたの?」



黎斗「いや…何でもない」



シロル「そう?ならいいんだけど…」



黎斗「とりあえず、みんなに会いに行くか。心配させてしまったからな。ついでに、着任した艦娘達にもな」



シロル「そうだね。じゃあ行こう」



黎斗「あぁ」



それから二人は艦娘達に会いに行ったが、黎斗が会う度に艦娘達に泣きながら抱きつかれたのは言うまでもない。




−執務室−




黎斗「いや、本当すいませんでした」



大淀「次からは気を付けて下さいね!提督が居なくなってしまったら「はいはい分かってますよ」



大淀「ちょっ…提督!」



黎斗「それは何回も聞いた。もう大丈夫だから安心してくれ。なっ?」



黎斗(シロルが上手くやってくれたお陰で、俺は疲労で倒れた事になっているんだが、流石に心配し過ぎだろ)



大淀「納得出来ませんが、提督が無事でしたらそれで良いです」



シロル「あはは…」



黎斗「さて、そろそろみんなには出撃、演習、遠征をしてもらうか」



シロル「いよいよ本格的になったね」



大淀「提督、指示をお願い致します」



黎斗「まずは出撃メンバーからだ。海域はモーレイ海。金剛、赤城、天龍、龍田、時雨、夕立で頼む」



大淀「分かりました。次に演習の編成はどうされますか?」



黎斗「演習メンバーは長門、陸奥、加賀、蒼龍、多摩、島風で頼む」



大淀「分かりました。最後に遠征の編成はどうされますか?」



黎斗「遠征メンバーは球磨、如月、弥生、皐月、春雨、五月雨で頼む」



大淀「分かりました。それでは放送で皆さんに指示を出して来ますね」



黎斗「あぁ、分かった」



ガチャリ バタン



黎斗「ふぅ…」



シロル「黎斗?どうしたの?」



黎斗「ん?いや、こういうのは初めてだからまだ感覚が慣れてなくてな。少し疲れただけだ」



シロル「大丈夫?後は私がやるよ?」



黎斗「……そうだな。じゃあ今日は頼む。俺は自室で休む事にする」



シロル「うん!任せて!」



黎斗「それじゃ」



ガチャリ バタン



シロル「………」



ポワーン…ポワーン…



シロル「あれ…何これ?光る玉?机にこんなのあったかな?」




…………………………………




−中庭周辺−




スタスタ



黎斗「体がダルい…回復薬や元気ドリンコを出す気力もない。早く休まないとな」



?「あっ!司令官避けてぇー!」



ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥー…



黎斗「ん?あれは…ボールか?こっちに向かって来てるな。跳んで受け止めるか」



ビュン! ヒュゥゥー! パシュッ!



黎斗は高く跳び上がり、飛んでくるボールを受け止めた。



黎斗「ふっ」シュタッ



タッタッタッタッ



?「司令かぁぁぁぁーん!」



黎斗「ん、君達は第六駆逐隊の4人か」




ちなみに、第六駆逐隊の4人は松島鎮守府にいた艦娘だった。




暁「司令官!大丈夫なの!?」



黎斗「あぁ、ボールは大丈夫だぞ」



響「暁は司令官の事を言っているんだよ」



黎斗「俺か?受け止めたから大丈夫だ」



雷「本当に大丈夫なの?」



黎斗「大丈夫だ、問題ない」



電「司令官さん、無事で良かったのです!」



黎斗「心配してくれてありがとうな。はいこれ、ボールだ」



暁「ありがとう…お礼はちゃんと言えるし!」



黎斗「4人はここで遊んでたのか?」



電「はいなのです!みんなでボール遊びをしていたのです!」



黎斗「そうか。それじゃあ俺はそろそろ行くとするよ。ゆっくり楽しんでくれ」



雷「あっ…司令官」



黎斗「ん?どうした?」



雷「その…ありがとう。私達を助けてくれて」



黎斗「…あぁ、どういたしまして」



タッタッタッタッ








黎斗「体がさらにダルくなってる…休まないと……ん?あれは…」



ポワーン…ポワーン…



黎斗「何だこれ?光る玉か?」ヒョイ




………………………………………




−浜辺−




ソード「よし、陸に着いたぞ。ありがとうな。ダークウイング」



ダークウイング「キュアァァァァー!」



バサッ! バサッ!



アリス「こ…怖かった」ガクガグブルブル



ソード「そういやお前、高所恐怖症だったな」



アリス「アンタのコウモリも怖かったわよ…!」



ソード「仕方ないだろ。ダークウイングは俺の契約モンスターだ。そのうち慣れる」



アリス「そのうち慣れるって…」



ソード「まずは街の方に向かうぞ。色々調べないといけないからな……………っ!?」



ヒュヒュヒュヒュヒュン!



アリス「どうしたの?……っきゃっ!!」



ザクザクザクザクザクッ!



突如、凄まじい量の矢が二人に向かって飛んできた。それにいち早く気づいたソードはアリスを抱えて回避した。



ソード「っ!アリス大丈夫か!?」



アリス「っ!えぇ、私は無事よ」



?「あ〜あ〜、あとちょっとで殺れたのに、な〜んで避けるのサ!」



ソード「お前…何者だ!?」



?「ボクの名はマルク!アビス様の刺客なのサ!」



ソード「刺客だと?何で俺達を狙う!?」



マルク「特に深い理由は無いのサ。でも、アビス様の計画を邪魔しそうなのサ。だからキミ達には消えてもらうのサ!まっ、ゆるしてちょーよ!おっほっほっほっほっ!」



ソード「倒すしかないようだな。アリス、下がってろ!あいつは俺が倒す!」



アリス「…えぇ!分かったわ!」



タッタッタッタッ



ソード「ようやく試す時が来たな」ガサゴソ



シュッ! ギュウゥゥゥーン…!(ベルト装着音) 



シュッ!(変身ポーズ)



ソード「変身!!」



カチッ!キュイィィィーン!ピキャァーン!(変身音)




挿入BGM「仮面ライダー龍騎 

果てなき希望(ファイナルベントイメージ編集)」



マルク「なっ…!?」



アリス「何あれ…凄くかっこいい…!」



ソード→ナイト



ナイト「先にこっちから仕掛けるぞ」ドロー



ダークバイザー『SWORD VENT』



チャキッ!



マルク「やっぱりキミはアビス様の邪魔…いや…敵なのサ!」



シュシュシュシュシュ!



マルクはナイトに目掛け、4つのかまいたち、シューターカッターを放った。



ナイト「はぁっ!」



スッ! サササササッ! ジャキン!



マルク「うぎゃあっ!!」



ナイトはシューターカッターを軽々と避け、ナイトの武器、ウイングランサーでマルクを斬りつけた。



マルク「なら、これはどうなのサ!」



ヒュヒュヒュヒュヒュン!



マルクは先程の奇襲で繰り出した、凄まじい量の矢、アローアローをナイトに向かって放った。



ナイト「次はこれだ」ドロー



ダークバイザー『GUARD VENT』



ダークウイング「キュアァァァァー!」



ササッ! カンカンカンカンカン!



アローアローが命中する寸前に、水面から現れたダークウイングがナイトの肩に掴まり、マントに变化すると硬質化してナイトを守った。



マルク「えぇぇっ!!全く効いてないのサ!」



ナイト「ふっ…案外大した事無さそうだな」ドロー



ダークバイザー『TRICK VENT』



サササッ!



カード発動と同時に、4人のナイトの分身が現れた。



ナイト「行くぞ」



マルク「このボクを…ナメるなぁぁぁぁ!」



怒りだしたマルクは、5人のナイトめがけて突進した。



スッ! サッ! ザシュ! ザシュ! ズザァ!



マルク「ぎゃあぁぁぁぁっ!」



5人のナイトの斬撃に追いつかず、マルクは圧倒的不利な状況に追い込まれた。



マルク「このボクが…やられる訳にはいかないのサ!ここは戦略的撤退なのサ!」



バサッ!バサッ!



ナイト「最後はこれで決める」ドロー



ダークバイザー『FINAL VENT』


 

ナイト「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!!」



ダークウイング「キュアァァァァー!」



タタタタタッ! ヒュッ!



ナイトはマルクに向けて一気に駆け出し、そして背後からダークウイングが再びナイトの肩に掴まり、マントになると天高く飛び上がった。



シュルシュルシュル!



ナイトはウイングランサーの先端を真下に向け、ダークウイングがナイトを包み込み、竜巻となり、急降下する。そして…



ナイト「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」



ジャッキィィィィィィーン!!



ナイトのファイナルベント『飛翔斬』がマルクに直撃した。



マルク「あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」



ドカァァァァァーン!!!



飛翔斬を受けたマルクは体が真っ二つに別れ、爆発した。



ナイト「ふっ…こんな物か」変身解除



アリス「ソード!大丈夫!?」



ナイト→ソード



ソード「あぁ、大した怪我はしてないぞ」



アリス「なら良いんだけど…それにしても…」



ソード「ん?」



アリス「今日のアンタ…かっこよかったわよ…///」



ソード「すまん、聞こえなかった。もう一回頼む」



アリス「っ…!何でもないわよこの馬鹿!とにかく、早く街に行くわよ!」



ガシッ!



ソード「なんだよ一体」ズルズル







−?−




アビス「ん?マルクの気配が…消えただと?」



?「どうやら倒されたみたいですね」



?「ふっ…所詮はその程度の奴だったか」



アビス「倒された、と言ったな。一体誰に?」



?「僕らと同じ転生者ですよ。と言っても、こちら側ではないですけど」



アビス「転生者…邪神が言っていた奴らか」



?「転生者…か」



?「どうします?始末致しましょうか?」



アビス「そうだな……ならばワイバーンを向かわせる。始末はお前に任せるぞ。『骸』」



骸「分かりました。アビス様」



ズバッ! ゴォォォォォォォォ……!!



骸と呼ばれる青年は、巨大な鎌を振り上げ、空間を切り裂いた。そして空間の中へと姿を消した。



?「……」



アビス「どうした?何か考え事か?」



?「気にするな。どんな奴らだろうと、俺達の邪魔をする者は…排除するだけだ」



アビス「ふふふっ…その通りだ。邪魔者は排除し、この世界を滅ぼす。最高だろ?『龍牙』」



龍牙「そうだな」





その頃、ガイア泊地では…




−執務室−




時刻1700



コンコンコンコン



シロル「はーい!どうぞー!」



ガチャリ



金剛「Hey!テートク!艦隊が帰投したネ!」



シロル「みんなお疲れ様!調子はどうだった?」



赤城「最後の方で二人程中破してしまいましたが、海域は突破しました」



時雨「ごめんね提督…」中破



夕立「ぽい〜…」中破



シロル「気にしないで二人共。黎斗も私も、みんなが無事に帰ってきてくれればそれで良いの」



時雨「提督…」



夕立「提督さん…」



天龍「ん?そういや、もう一人は何処行ったんだ?」



シロル「えっと…黎斗なら自室で休んでるよ」



龍田「今日目覚められたばかりですから、お疲れなんですねぇ〜」



金剛「oh…今日は私がMVPだから褒めてもらおうと思ったのに…残念デース…」



ガチャリ



黎斗「何か呼んだか?」



金剛「テートク!」



黎斗「おっ、金剛じゃないか。という事は出撃から帰ってきた訳だな。お疲れ」



金剛「聞いて下サーイ!今回は私がMVPを取ったネ!褒めて欲しいデース!」



黎斗「そうか。良くやった。流石戦艦だ」ナデナデ



金剛「嬉しいデース!」



時雨「良いなぁ…」



夕立「むぅ…夕立にもするっぽーい!」ダキッ



黎斗「…おっと!夕立、急に抱きつく…な…」ピタッ



シロル「あっ」察し



ガシッ!



時雨&夕立「え?(ぽい?)」



ヒョイ!



黎斗「今すぐ入渠だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」



バキャン! ダダダダダダダダッ!



時雨&夕立「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー!!」



ダダダダダダッ…!



金剛「えぇっ!テートク!?」



赤城「これは…一体…!」



シロル「何となく予想はしてたけど…」チラッ



ドア「バキって逝く…ぜ…」撃沈



天龍「扉だけじゃなく壁もぶち破って行ったぞ…」



龍田「扉と壁を破るなんて…あの提督は本当に何者なんですか〜?」



シロル「普通の人だよ。黎斗は誰かが傷ついているのを見るとさっきみたいになっちゃうから…」



金剛「テートク…」



シロル「…ごめんなさい。話が変わっちゃいそうになったね。みんなは入渠と補給をしたら今日はゆっくり休んでね!」



金剛達「了解!」ビシッ!



タッタッタッタッ…



シロル「……扉と壁…直さないと…」



1時間後…



コンコンコンコン



シロル「どうぞー!」



ガチャリ



長門「提督よ、艦隊帰投だ」



シロル「演習お疲れ様!どうだった?」



陸奥「うーん…今日の演習相手はどうも手応えが無かったわね…」



加賀「そうね。今回の演習相手は準備が万全に出来ていなかったのかしら?」



シロル「それでも凄いよ!みんなは久々の演習だったのに勝っちゃうなんて…おめでとう!」



蒼龍「そういえば、黎斗提督は何処ですか?」



シロル「黎斗なら、時雨ちゃんと夕立ちゃんを入渠させに行ってるよ。もうすぐで帰ってくると思うんだけど…」



多摩「………」クンクン



シロル「多摩ちゃん?」



シロル「提督からは多摩と同じ匂いがするニャ」グイッ



シロル「っ!?」



島風「同じ匂い?何それ?」



シロル「とっ…とにかく、みんなは入渠と補給をしたら今日はゆっくり休んでね!それじゃ、解散!」



長門達「了解!」ビシッ!



ガチャリ バタン



シロル「ぁ…危なかった…もう少しで私の耳が見られちゃうところだった…」



ガチャリ



シロル「ひゃっ!?」ビクッ



黎斗「ん?どうした?そんなに驚いて」



シロル「黎斗…驚かさないでよ」



黎斗「驚かしたつもりは無いんだが、長門達と何かあったのか?」



シロル「そうじゃないんだけど…さっき多摩ちゃんに私の耳が見られそうになっちゃって…」



黎斗「あぁ、その猫耳の事か」



シロル「うん…いつもは帽子被ってるからバレないけど、多摩ちゃんも私と同じ猫?だから分かるのかな?」



黎斗「当の本人は猫じゃないと言ってるが、語尾にニャが付いてるけどな」



シロル「何か…分からなくなってきた」



黎斗「そういえば遠征メンバーはまだ帰ってきてないのか?」



シロル「えっと…もうすぐで帰ってくると思うよ」



コンコンコンコン



黎斗「噂をすれば…遠征メンバーだな」



シロル「はーい!どうぞー!」



ガチャリ



球磨「失礼するクマ。艦隊が帰投したクマ」



シロル「おかえりなさい!どうだった?」



如月「今日は燃料240と弾薬300に高速修復材2個を持って帰ってきました」



シロル「みんなお疲れ様!今日は遠くまで遠征に出してごめんね…」



弥生「大丈夫ですよ…司令官…」



皐月「そうだよ!僕達は司令官達の為にやってるだけだよ!少し疲れちゃったけどね」



シロル「今日はありがとう!みんなは補給をしたらゆっくり休んでね!」



4人「了解!(クマ!)」



春雨「あっ、あの…司令官…」ソワソワ



黎斗「今日は遠征に出てくれてありがとうな。お陰で資材が多く手に入った」ナデナデ



春雨「///」



五月雨「ずるいです!私も頑張りました!」



黎斗「あぁ、五月雨もありがとう。この鎮守府で初めての遠征に出てくれて。これからもよろしくな」ナデナデ



五月雨「はい!お任せ下さい!」



球磨「クマァ…」ジィー



黎斗「ん……よしよし」ナデナデ



球磨「なっ!ナデナデしないでほしいクマー!ぬいぐるみじゃないクマ!」



如月「あら?司令官?私も遠征頑張ったのよ?」



皐月「あ!僕も!」



弥生「弥生も…お願いします…」



黎斗「わ、分かった。とりあえず順番な」



シロル「ふふっ、黎斗は人気者だね」






黎斗「よし、もう行ったな」



シロル「お疲れ様。もうすっかり夕方だね」



黎斗「そうだな。食堂にでも行く…か…」



キィーン…キィーン…



黎斗「っ!?」



シロル「黎斗?どうしたの?」



黎斗(この感覚…まさかあいつが…!あの時の様に悪人を殺すのか…とにかく行かなければな!)



ガチャリ! ダッ!



シロル「黎斗!?何処に行くの!?私も行くよ!」



ガチャリ! バタン! ダッ!



黎斗は執務室から駆け出し、シロルも黎斗を追いかけ、執務室から駆け出した。




−ガイア港町商店街 路地裏−




ソード「邪魔だ」



ドカッ! バシッ!



不良1「ぐへぇ!」



不良2「ぐわぁっ!」



不良3「こっ…こいつ強いぞ…!」



ソード「あ?」



ドスッ!ブン!



不良3「ばあぁ!」



不良4「ぶべらぁっ!」



不良5「ひっ…!」



ソード「とっとと失せろ。雑魚共が」



ヒイィィ! ニゲロニゲロ! スイマセンデシタァ!!



ソード「ったく、アリスは大丈夫か?」



アリス「ごめんなさい…私のせいで…」



ソード「元はあいつらが悪い。だから気にするな」



アリス「…ありがとう」



ソード「そろそろ行くぞ。俺達も住む場所を探さないとな」



アリス「そうね。野宿なんて嫌よ」





キィーン…キィーン…



黎斗「ここだ…この路地裏にあいつが!」



ダッ!



シロル「はぁ…はぁ…黎斗待って〜…」




コノロジウラニアイツガ!



ソード「ん?誰か来たな。さっきの不良共の仲間か?いい加減諦めろよ」



アリス「ソード…」



ソード「安心しろ。すぐに終わらす」



ダダダダッ!



黎斗「ここか!」



ソード「はぁっ!」



ブン!



黎斗「っ!」



パシュッ!



ソード「何っ!?受け止めただと!?」



黎斗「いきなり何すんだよ!危ないだろ!」



ソード「お前こそ、こんな路地裏に何しに…って…」



黎斗「………ん?」



ソード「お前…黎斗なのか?」



アリス「えっ…!黎斗!?」



黎斗「ソード…それにアリス!」



ソード「お前何でっ…死んだんじゃないのかよ」



黎斗「二人も…何故この世界にいるんだ?」



アリス「この世界?じゃあ黎斗も…」



シロル「黎斗〜…置いてかないでよ〜…」



黎斗「あっ…ごめん。忘れていた」



シロル「もぅ!黎斗ってば酷い!」



ソード「いや…ちょっと待て」



アリス「え…嘘でしょ…!」



シロル「ふぇ?」



ソード「まさかとは思うが…シロルなのか?」



シロル「そうだけど…ってソード!?」



アリス「やっぱりシロルなのね!」



シロル「アリスまで!一体どうして!?」



ソード「とりあえず、お互い何があったか話をしないか?色々と整理がしたい」



黎斗「そうだな。俺も二人がこの世界にいる事を知りたいからな」



アリス「そうね。それに…」チラッ



シロル「どうしたの?」ピョコピョコ



アリス「シロルのその猫耳の事も聞きたいのよ」



シロル「あっ…帽子が!みっ…見ないで!!」



アリス「」パチクリ



ソード「黎斗…お前…」



黎斗「おい何か誤解してるだろ」



ソード「女じゃなく男に手を出したか…」



黎斗「だから誤解だって言ってるだろ!断じてシロルに手を出してない!それにシロルは女だ!」



ソード「は?」パチクリ



アリス「」パチクリ



シロル「ちょ…黎斗…///」



黎斗「………しまった」




ソード&アリス「どういう事か説明しろ!(しなさい!)」



黎斗&シロル「はっ、はい!」ビシッ!




それから黎斗とシロルは今までの出来事を二人に話した。黎斗が死んだ後や別世界の存在、シロルの協力、それら全ての出来事を。



ソード「なるほどな。二人も俺達と同じく転生した訳だな」



シロル「じゃあソードとアリスも…」



アリス「その事なんだけど、転生って言っても私達死んでないのよ」



黎斗「死んでない?シロルと同じパターンか?」



ソード「話をしよう。あれは今から3日…いや、1週間前だったか」



シロル「あれ?私達が転生してから3週間以上は経ってると思うんだけど…」



黎斗「元いた世界と俺達のいる世界の時間の流れが違うんじゃないのか?」



ソード「まぁそこは気にするな。あれは今から、一週間前の話だ」




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




−病院−




ピッ ピッ ピッ



シロル「」



ソード「すぐには目覚めないか…」



アリス「シロルが昏睡状態になって…黎斗が死んで相当ショックだったのね」



リナ「シロルちゃんの家族も悲しんでたよ…」



ソード「やはり…黎斗が居ないとシロルは…」



リナ「ねぇ…どうしてシロルちゃんは黎斗君の事をそんなにも想ってるの…?」



アリス「リナは転校してきたから知らないと思うけど、シロルは…黎斗に助けられたのよ」



リナ「助けられた…?」



ソード「あぁ、俺達が幼かった頃、シロルはいつも一人だった。クラスメイトとも馴染めずに、そのせいかイジメにも遭ってたな」



リナ「シロルちゃんがイジメに…」



ソード「シロルは泣いていた。周りに助けを求めたくても求められない。誰も助けようとしなかった。あの時の俺達は怖くて手が出せなかった。今思えば情けなかったな」



アリス「そんな時、黎斗がそのイジメっ子達を倒したのよ。イジメっ子達は10人くらい居たのに対し、黎斗はたった一人でね。そして黎斗は、シロルに手を差し伸べてたわね。『友達になろう』って」



リナ「黎斗君は優しくて強かったんだね…」



ソード「それ以来からだな。黎斗とシロルがいつも一緒に居るようになったのは。シロルにとって、あいつは最初の友達…親友でもあり、英雄なんだよ」



リナ「だからシロルちゃんは…黎斗の事を…」



アリス「一応言うけど、シロルは男だからね」



ソード「それは言うな」



リナ「……」



アリス「…やっぱり…二人が居ないと盛り上がらないわね…」



リナ「黎斗君…シロルちゃん…」



ソード「そろそろ帰るぞ。また明日様子を見よう」



アリス「…分かった」









アリス「それじゃ、私とソードはこっちだから」



リナ「うん…また明日…」



タッタッタッタッ



ソード「俺達も行くか」



アリス「そうね………ん?」



ソード「どうかしたか?」



ピカァーン!ゴオォォォォォォォォォォォォー!



ソード「っ!?何だこれ!急に光がっ!」



アリス「す…吸い込まれ…キャアァァァァァァー!」



ソード「アリス!!ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー!」



………………………




−?−




ソード「…ん……ここは…」パチッ



アリス「……あれ……ここ何処…」パチッ



?「あっ、目が覚めましたか?」



アリス「っ!?」



ソード「誰だアンタ!!」



?「驚かせてごめんなさい。いきなりの事で信じてもらえないかもしれませんが、私は神様です」



ソード「神様だと?」



アリス「ちょっと何言ってるんですか?いきなり現れて神様なんて…」



ソード「神様じゃなくて女神様だろ」



アリス「問題そこ!?」



ソード「けどよ、言ってる事は事実だろ。実際に体験しただろ。急に辺り一面が光って、その光に吸い込まれたらここに居るんだからな」



アリス「何でアンタはそんなにも冷静なのよ…」



女神「ふふっ、ソード君は飲み込みが早くて助かります」



アリス「っ!どうしてソードの名前を?」



ソード「女神様だから分かるんだろ」



アリス「アンタねぇ…」



女神「突然ごめんなさい。お二人にはお願いがあってここに呼び出したんです」



ソード「俺達に?」



アリス「お願いってなんですか?」



女神「単刀直入に言いますと…艦これの世界を救ってほしいんです!」



ソード「艦これの世界?」



女神「はい。その世界は艦娘と呼ばれる艦が擬人化した少女達と深海棲艦と呼ばれる海の怪物達が戦っている世界です」



アリス「………」



ソード「その世界を救ってほしいと言う事は…深海棲艦とかいう奴らを倒せばいいのか?」 



女神「いえ、問題はそこからです」



ソード「問題?」



女神「今、その世界は別世界の存在によって滅んでしまいそうなんです。とても凶悪な存在に…」



ソード「アンタが止める事は出来ないのか?」



女神「残念ながら私には止められません…神の立場である私には手を出す事が出来ないんです…ただ見守る事しか…」



ソード「……分かった。引き受けよう」



アリス「はぁ!?何言ってるの!私は反対よ!」



ソード「俺達がやらないと、その世界は滅ぶんだろ。だったらやるしかないだろ」



アリス「それでも…リナとシロルを置いていくの!?」



ソード「……なら俺一人でいい。俺はその世界に行く。そこで艦これの世界を救う。黎斗ならそうする筈だ」



アリス「ソード…」



ソード「俺は…黎斗の意志を継ぎたいんだよ。俺も昔、黎斗に助けられた。見ず知らずだった俺を…黎斗は自分よりも他の奴を優先する。シロルを置いて、猫を庇って死んだんだ。二人には悪いが、俺は出来る事をする。それだけだ」



アリス「……仕方ないわね。アンタ一人じゃ心配だから、私も行くわ。感謝しなさい!」



ソード「アリス…ありがとう」




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




ソード「…と言う訳だ」



黎斗「………」



シロル「二人もこの世界を救う為に来たんだね…」



ソード「そうだな、俺達は出来る事をする。それでこの世界を救えるなら」



アリス「…黎斗?」



黎斗「いや…何でもない。それよりも、二人はこれからどうするつもりなんだ?」



ソード「そうだな…行く宛もないからな」



アリス「あの女神様に、この世界を救ってほしいって言われてるだけで、住む場所もないのよ」



黎斗「…分かった。なら俺達の所に来るといい」



ソード「良いのか?」



黎斗「あぁ、俺達は鎮守府に居るんだ。艦娘の指揮をしている提督だからな」



アリス「艦娘って、艦が擬人化した少女達よね?」



ソード「それに提督…何で海軍に居るんだよ」



黎斗「それはだな…」



カクカクシカジカドンドコドーン



黎斗「って訳なんだが」



ソード「ブラック鎮守府…だと…!」ゴゴゴゴゴ



アリス「許せない…!」ゴゴゴゴゴ



シロル「あわわ…二人共怖いよ…」ガクガクブルブル



黎斗(まぁそうだろうな。人類を守っている艦娘達に暴力を振るっていたなんて聞けば当然だな)



ソード「そんな奴は俺が潰す!絶対に許さん!」



アリス「私も同感よ!」



黎斗「まぁ、いないんだけどな。そいつはもう死んでるから…な…」



シロル「黎斗?」



黎斗「そうだった…忘れていた!あいつがここに居る筈だ!一体何処だ!?」



ソード「っ!いきなりどうしたんだよ!?」



黎斗「あいつが…あいつが居る筈なんだよ!」



アリス「一体どうしたのよ!?」



黎斗「俺が何とかしないと!俺が…俺が!」



シロル「黎斗!」



ギュッ!



黎斗「シロ…ル」



シロル「少し落ち着いて…私がそばにいるから…」



黎斗「……」



シロル「落ち着いた?」



黎斗「…ありがとう」



シロル「ふふっ、良かった」



ソード「おーい、なに堂々とイチャついてんだ」



アリス「それ思った」



シロル「っ///別にイチャついてないよ!」パッ



ソード「まぁいいさ。それで、あいつって誰だ?」



黎斗「それは…だな」



アリス「何よ?私達に言えない事なの?」



黎斗「いや、それは…鏡の中の」ゴニョゴニョ



ソード「おいまさか…」



黎斗(なっ!?まさかバレたのか!?まだ鏡の中のしか言ってないだろ!)



ソード「この音が聞こえるのか?」



キィーン…キィーン…



黎斗「っ!?」



シロル「え?私は聞こえないよ?」



ソード「まさか黎斗には聞こえてるんだな」



黎斗「この音はソードが出してるのか?」



ソード「そうだ。俺には『仮面ライダーナイト』の変身能力があるからな」



シロル「仮面ライダー?何それ?」



ソード「それは見せた方が早いな」ガサゴソ



シュッ! ギュウゥゥゥーン…!



シュッ!



ソード「変身!!」



カチッ!キュイィィィーン!ピキャァーン!



ナイト「こういう事だ」



シロル「えぇっ!何その能力!凄くかっこいい!」



ナイト「仮面ライダーナイト。それがこの姿の時の名前だ」



黎斗(仮面ライダー?確か前にもそんな名前が…いやそれよりも、この音はあいつじゃなくてソードの…俺の早とちりだったのか…)



アリス「あら?黎斗どうしたの?」



黎斗「…何でもない。もう解決したからな」



ソード「何を解決したかは知らないが、安心したみたいだな」変身解除



黎斗「それにしても、鏡の中からベルトのバックルが出るなんて凄いな」



ソード「一番凄いのは変身した後だけどな」



シロル「ねぇ、黎斗も安心したみたいだから、そろそろ行かない?もう夕方だよ」



黎斗「マジか!?急いで帰るぞ!」



ソード「今度はどうしたんだよ?」



黎斗「みんなが心配してるんだよ!行くぞ!」



アリス「なんだか忙しそうね。私達も行きましょう」



シロル「うん!」



ソード「そうだな」








−ガイア泊地 門前−




ソード「ここが…」



アリス「大きいわね…」



黎斗「最初は思った。今は馴れたけどな」



シロル「黎斗…一ついい?」



黎斗「ん?どうした?」



シロル「この事をみんなにはどう伝えるの?」



黎斗「あ…それは考えてなかった」



シロル「だよね…」



黎斗「まぁ…あれだ。その時はその時で」



シロル「うん…」



ソード「何だ?不味いのか?」



黎斗「さっきも話したんだが、ここは元ブラック鎮守府なんだ。だから俺とシロル以外は警戒される可能性があるんだ」



アリス「そういう事ね」



黎斗「とりあえず、中に入るか」





それから黎斗とシロルは、ソードとアリスに泊地周辺を案内しながら艦娘達に会った。最初二人を見た艦娘達は強い敵意を向けていて、出撃帰りの艦娘が艤装を向ける程だったが、黎斗とシロルの説得で何とかなった。




それから一ヶ月後…




−執務室−




ソード「……」



夕立「ぽいぃぃ〜…!」グルルル



黎斗「夕立、少し落ち着きなさい」ナデナデ



春雨「司令官…」ガクガクブルブル



黎斗「春雨も、俺の背中に隠れなくても大丈夫だから」ナデナデ



ソード「……」



黎斗「ほら、二人は白露達の所に行くんだろ?」



夕立「…提督さんが言うなら分かったぽい」



春雨「はい…また来ます…」



ガチャリ バタン



ソード「泣いていいか?」



黎斗「いや本当ごめん」



ソード「俺ってこんなに嫌われてるのか?何もしてないのに。これって酷くないか?」



黎斗「まぁ、大目に見てやってくれ。彼女達は人間不信なんだよ」



ソード「だとしても、何でアリスはいいんだよ。俺だけだろ嫌われてるの」



黎斗「アリスは女だから大丈夫じゃないのか?」



ソード「最悪、俺だけ出てく事も考えてるからな」



黎斗「その時は俺が何とかする」



ソード「頼りにしてるぞ」



黎斗「あぁ…」



ガチャリ



シロル「二人共、お待たせ」



アリス「少し長引いたわ」



黎斗「シロルとアリスか。どうだったんだ?」



シロル「うん、みんなとも話せるようになったみたい」



アリス「最初は警戒されて大変だったけど、ようやく心を開いてくれたわよ」



黎斗「そうか。それは良かったな」



アリス「ソードはどうだったの?」



ソード「……」



シロル「駄目だったみたいだね…」



ソード「ほっといてくれ」



黎斗「俺も初めて来た時は怯えられたが、ここまで敵意を向けた艦娘達を見るのは初めてだ」



シロル「だって黎斗はあの娘達を助けたもんね」



アリス「どんだけ善人なのよ…」



黎斗「いやそんな事」



ソード「嘘つけ絶対そうだぞ」



シロル「二人の言う通りだよ。いつも黎斗は誰かの為に動いて、戦ってる」



シロル「それに…沢山傷ついて…一人で抱え込んで…それで…」



黎斗「ちょっ、シロルさん?」



シロル「猫ちゃんを庇って死んで…この世界でも戦って…傷ついて…うぅ…ぐすっ…」ポロポロ



アリス「シロルを泣かせたわね」



黎斗「ヴェッ!?」



ソード「お前最低だな」



黎斗(何故か俺が泣かせたみたいになってるぅぅぅー!実際はその通りだから何も言えない)



黎斗「返す言葉もございません…」



ソード「ったく、シロルを安心させてやれ」



黎斗「…はい」




30分後…




ナデナデナデナデナデナデ



黎斗「そろそろいいですか…」



シロル「もっと…」



黎斗「…分かりました」



ナデナデナデナデナデナデ



アリス「これイチャイチャしてるところを見せられてるだけなんですけど」



ソード「……」思考停止



コンコンコンコン



黎斗「おっと誰か来たようだ。という訳でシロル、一度離れてくれ」



シロル「うん…」シュン



黎斗「よし、入っていいぞ」



阿武隈「失礼します。艦隊が帰還しました!」



黎斗「阿武隈と第七駆逐隊の4人か。出撃お疲れ。どうだったんだ?」



朧「なんとか海域を突破しました。私達4人は途中雷撃で被弾してしまいましたけど」小破



ガタッ!



曙「今回は私がMVPよ。十分感謝しなさい、このクソ提督♪」小破



漣(とか言ってご主人様に褒められたくてソワソワしてるぼのたんktkr!)小破



黎斗「……」



潮「あの…て、提督…?」小破



ガシッ!ガシッ!ガシッ!ガシッ!



ヒョイッ!



朧「っっ!」



ヒョイッ!



曙「きゃあっ!」



ヒョイッ!



漣「はぅんっ!」



ヒョイッ!



潮「ひゃぁっ!」



黎斗「今すぐ入渠だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」



バキャン! ダダダダダダダダッ!



4人「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー!!」



ダダダダダダッ…!



阿武隈「えっ!やだっ!嘘でしょ!?」



シロル「あらら…」チラッ



ドア「その命…私に返しなさい…」本日二回目撃沈



ソード「黎斗の奴、壁も破りやがった…」



アリス「っ…!?」唖然



シロル「これ一回目じゃなくて二回目なんだよね…あっ、阿武隈ちゃんお疲れ様!入渠と補給をしたら今日はゆっくり休んでね!」



阿武隈「りょ、了解!」ビシッ!



タッタッタッタッ



シロル「さてと、扉と壁を直さないと…」



ソード「なぁ、黎斗を見て思い出したんだが、二人は俺達と同じように能力を持ってるんだろ?」



シロル「うん。私は『あらゆるものを治療する』って言う能力だったよ」



ソード「あらゆるものを治療する?」



シロル「どんなに治せない怪我や病気を治療する事が出来る能力だよ」



アリス「シロルは治療系の能力なのね」



シロル「アリスはどんな能力なの?」



アリス「私の能力は『味方の強化』よ」



シロル「味方の強化…」



アリス「その名の通り、味方を強く出来る能力よ。自分自身にも強化は出来るけどね」



ソード「黎斗の能力はどうなんだ?」



シロル「黎斗は『モンスターハンター』の能力だよ」



ソード「モンスターハンター?」



アリス「どんな能力なの?」



シロル「黎斗が言うには、アイテムや武器を取り出したり、モンスターハンターに関する物全てを自由自在に扱う事が出来るらしいよ。それも、モンスターの能力を使ったり、呼び出したりもね」



アリス「それってチートじゃ…」



ソード「俺も似たようなものはあるが、そこまで使える事は出来ないぞ…」



シロル「黎斗はその能力を使ってあの娘達を守ってる…誰かの為に戦って…だから私は…黎斗を支えたい!」



ソード「シロルにとって、黎斗は英雄だからな。あいつ一人では必ず危険な事に巻き込まれる」



シロル「うん…もしも黎斗に何かあったら…」



ブゥゥゥン! ブゥゥゥン!



三人「っ!?」



突如、鎮守府全体から警報が鳴り出した。



アリス「何っ!?一体何が起きたの!?」



シロル「この警報…確か敵襲された時に鎮守府内に知らせるものだったはず…」



ドタドタッ! ガチャリ!



蒼龍「敵襲です!正門付近で正体不明のロボットのドラゴンが…!」



アリス「ロボットのドラゴン!?」



シロル(もしかして…別世界の存在…なのかな)



ソード「とにかく、俺達も行った方がいいんじゃないのか!?」



シロル「うん!行こう!」




その頃…




ブゥゥゥン! ブゥゥゥン!



黎斗「っ!?これは…警報だと!?一体何があったんだ…!?」



ドォーン!ドォーン! ババババン!



黎斗「砲撃の音…敵襲か!とにかく、俺も行かなければな!」



ダダダダダッ!




Now Loading…




ワイバーン「キュヤァァァァァァァァ!」



ギュンギュンギュン! ドゴォォォン!!



長門「くっ!」中破



陸奥「少しはやるじゃない…!」中破



金剛「あぁあっ!」中破



赤城「ああっ!」中破



加賀「甲板に火の手が…そんな…」中破



飛龍「痛っ…まだ発着艦はできる…」中破



白露「そんな…みんな一撃で…!」



時雨「白露!今戦えるのは僕達だけだよ!僕達が応戦しないと!被害が拡大する前に!」



村雨「っ!来るわよ!」



ワイバーン「キュヤァァァァァァァァ!」



ギュンギュンギュン! ドゴォォォン!!



時雨「この僕を…ここまで…」大破



夕立「これじゃ…戦えないっぽい…」大破



春雨「時雨姉さん!夕立姉さん!」



五月雨「……春雨、二人をお願いします。私があのロボットを引きつけます」



春雨「五月雨ちゃん!?そんなの駄目です!一人では危険過ぎます!」



五月雨「このままじゃ死んじゃいます!だから……一人でも多く、皆さんを助けたいんです!」



春雨「五月雨ちゃん…」



五月雨「それに…提督に助けてもらった恩返しがしたいんです。私や…皆さんを助けてくれた提督の二人に………後はお願いします!」



ダッ!



春雨「五月雨ちゃん!!」




五月雨「ロボットのドラゴンさん!こっちです!」



ワイバーン「キュヤァァァァァァァァ!」クルッ



ガシン! ガシン!



五月雨「引きつけられましたね…出来るだけ皆さんから離さないと…」



ギュイーン…ギュンギュンギュン!



五月雨「っ!避けないと!」



ギュンギュンギュン! ギュンギュンギュン!



五月雨「数が多い…避けきれない…!」



ギュンギュンギュン! ドゴォォォン!!



五月雨「きゃあぁぁぁぁぁ!」大破



ガシン! ガシン!



五月雨「うぅ…う……ぐ…」



ガシン! ガシン!



五月雨「はる…さ…め……みな…さ…ん…」



ワイバーン「キュヤァァァァァァァァ!」



ガチャン! ギュイィィィィィーン…



五月雨「ごめん……なさい…」



ギュンギュンギュンギュンギュン!!




バゴオオオオオオォォォォォン!!!




春雨「五月雨ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」



白露「っ……五月雨…!」



時雨「さみ…だれ…」



夕立「ぽ…い…」



タッタッタッタッ!



シロル「みんな!大丈夫!?」



春雨「五月雨ちゃんが…五月雨ちゃんが…!」



アリス「っ!?あれ見て!」



ワイバーン「キュヤァァァァァァァァ!」



ソード「何だよあれ…あんな奴見た事ないぞ…」



春雨「うぅ…五月雨ちゃん…五月雨ちゃん…」



シロル「そんな…五月雨ちゃんが…」



アリス「…ちょっと待って!あれって…!」




シュゥゥゥゥゥー………




戦闘BGM「ダンボール戦機W 滅びの街」




 装備『ジェネラルパルド』



黎斗「っと、危なかったな」ガード



五月雨「てい…とく…」



ワイバーンが五月雨に放ったエネルギー弾は全て、ガンランスを装備した黎斗が防いでいた。



黎斗「五月雨、無事か?」



五月雨「は…い…」



黎斗「無事では…ないな。ほら、これを飲め」



五月雨「んっ…」ゴクッ



ピキャーン!



黎斗は五月雨を抱え、懐から回復薬グレートを取り出して飲ませた。



五月雨「あれっ…痛くない…どうして…」



黎斗「よし、これで大丈夫だな」



五月雨「提督…今のはどうやって…」



黎斗「今は質問に答えてる暇はないぞ」



ワイバーン「キュヤァァァァァァァァ!」



黎斗「五月雨、ここは俺に任せろ。みんなを避難させるんだ」



五月雨「っ!無理ですよ!提督を置いていくなんて…私達艦娘でも太刀打ち出来ないのに…提督一人で…」



黎斗「安心しろ。俺一人じゃない」



五月雨「え…?」



黎斗「とにかく、五月雨はみんなの所へ行くんだ。約束する。俺は死なない…絶対にな」



五月雨「提督……お気をつけて…!」



ダッ!




黎斗「よし、後は…」



タッタッタッ!



ソード「黎斗!」



黎斗「ソードか。シロルとアリスはどうした?」



ソード「シロルは艦娘達の治療をしてるところだ。アリスはその手伝いをしてるぞ」



黎斗「そうか。なら二人でアイツを倒すか」



ソード「あぁ!」ガサゴソ



シュッ! ギュウゥゥゥーン…!



シュッ!



ソード「変身!!」



カチッ!キュイィィィーン!ピキャァーン!



ナイト「ふっ!」



黎斗「俺もちょっとしたマジックを見せてやるよ」パチン



 装備『ラファガゲイズ』 『白疾風一式』



黎斗は指を鳴らし、白疾風のライトボウガンと白疾風一式の防具を装備した。



黎斗「さて、さっさと終わらせるか」



ナイト「そうだな」



ワイバーン「キュヤァァァァァァァァ!」



ガシン! ギュイィィィィィーン…



黎斗「右は頼んだ」



シュバッ!



ナイト「左は任せた!」



ダッ!



ギュンギュンギュンギュン!



二人はワイバーンのエネルギー弾を避けながら、二手に別れた。



ナイト「はぁっ!」



ダダダダッ! ブン! ガキィィーン!



ナイト「何っ!?」



ナイトはダークバイザーを抜き、ワイバーンの足を斬りつけたが、傷一つつかなかった。



ギィィーン!ズザザザァァァァー!



ナイト「っ!」



シュッ! シュタッ!



ワイバーンは大剣のような尻尾を使い、周囲をなぎ払った。ナイトは当たる直前に後方に飛び、回避した。



ナイト「歯が立たないな。これならどうだ!」ドロー



ダークバイザー『SWORD VENT』



チャキッ!



ナイトはウイングランサーを持ち、再びワイバーンへと向かった。



黎斗「こっちもやらないとな」貫通弾LV1



バンバンバン!バンバンバン! ガキンガキン!



黎斗もラファガゲイズで狙撃するが、貫通弾の攻撃が通らず、貫通するどころか、弾かれてしまった。



黎斗「あのロボット、装甲が硬過ぎる…何処か弱点を探すしかないか」



ギュンギュンギュンギュン!



遠くから狙撃していた黎斗に気づき、ワイバーンは両腕に装備されている巨大な銃からエネルギー弾を放った。



黎斗「っと!」



シュッ! シュシュシュシュ!



黎斗は、無数のエネルギー弾を全て避けた。



ナイト「だったら、数で応戦してやる!」ドロー



ダークバイザー『TRICK VENT』



サササッ!



カード発動と同時に、4人のナイトの分身が現れた。



ブン! ガキン! ザシュ! ガキン! ズザァ! ボォォォン!!



5人のナイトは斬撃を繰り出すうちに、分身の一人がワイバーンの足のケーブルを破壊した。



ワイバーン「ギュヤァァ…!」



バタァーン!



足のケーブルを破壊した事により、ワイバーンは転倒した。



黎斗「足のケーブルを破壊すると転倒する訳か。今のうちに弱点を…装填完了!」貫通弾LV1



バンバンバン! バンバンバン! 



貫通弾を装填し、ワイバーンの体の隅々を撃った。



ガチャン! ガシン!



ワイバーン「キュヤァァァァァァァァァァァ!」



転倒していたワイバーンは再び、立ち上がった。



ナイト「破壊されても動けるのかよ!」



ギュイィィーン…



ナイト「さっさの弾丸か!」



ギュンギュンギュンギュン!



スッ! サッ! シュ! バゴォォォーン!



無数のエネルギー弾が放たれ、ナイトの分身に当たり、分身は全員消滅した。



黎斗「あのアーマー…もしかすると」



バンバンバン! バリン!!



ワイバーン「ギュヤァァ…!」



バタァーン!



黎斗は貫通弾をワイバーンの膝に装備されているアーマーに向けて撃った。アーマーが破壊され、ワイバーンが転倒した。



黎斗「ビンゴだな。このままケーブルも破壊するか。ナイト!そっちのアーマーとケーブルを破壊してくれ!」



ナイト「分かった! よし、せいやぁ!」



ジャキン! ズバッ! ボォォォン! バリン!



ナイトも、転倒したワイバーンのアーマーとケーブルを破壊した。



ガチャン! ガシン!



ワイバーン「キュヤァァァァァァァァァァァ!」



ナイト「ちっ!立ち上がるのが早いんだよ!」



黎斗「他に破壊出来そうな所は…頭と羽根と尻尾か……試してみるか」



黎斗「来い!ナルガクルガ!」



ブォン! ゴゴゴゴゴゴゴ…



ナルガクルガ「クガアァァァァァァー!」



黎斗がそう叫ぶと、空間から、迅竜ナルガクルガが飛び出してきた。



ナイト「本当にモンスターを呼び出せるのか。ならば俺も」ドロー



ダークバイザー『ADVENT』



ダークウイング「キュアァァァァー!」



ナイトはダークバイザーを使い、ダークウイングを呼び出した。



黎斗「奴の頭と尻尾を狙え。尻尾叩きつけだ!」



ナルガクルガ「クガアァァァァァァー!」



ナイト「こっちは羽根を狙え、ダークウイング!」



ダークウイング「キュアァァァァー!」



ギィィーン! ズザザザァァァー! バリン!!



バサッバサッ! ガキンガキン! バゴォォォン!



ワイバーン「ギュヤァァァァァァァァー…!」



全ての部位が破壊されたワイバーンは動きが止まり、体の中心が加熱され、煙が出ている状態になった。



黎斗「あれが弱点か。ナイト!トドメを刺すぞ!」



ナイト「あぁ!」ドロー



ダークバイザー『FINAL VENT』



ナイト「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!!」



ダークウイング「キュアァァァァー!」



タタタタタッ! ヒュッ!



ナイトはワイバーンに向けて一気に駆け出し、そして背後からダークウイングがナイトの肩に掴まり、マントになり天高く飛び上がった。




黎斗「さて、俺達もやるか。ナルガクルガ!」ライド



ナルガクルガ「クガアァァァァァァー!」



黎斗『絆技 スパイラルエッジ!』



ピカーン! シュバッ! シュバッ! ザシュ! シュバッ! ザシュ! シュバッ! ザシュ!



黎斗はナルガクルガに乗り、ワイバーンの中心を目に見えない速さで斬撃を繰り出した。



シュルシュルシュル!



天高く飛び上がったナイトは、ウイングランサーの先端を真下に向け、ダークウイングがナイトを包み込み、竜巻となり、急降下する。



ナイト「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」



ジャッキィィィィィィーン!!



そして、ナイトのファイナルベント『飛翔斬』がワイバーンの中心に直撃した。



ナルガクルガ「クガアァァァァァァー!」



シュバッ! ズザザザァァァァァァァァー!!



それと同時に、連続で斬撃を繰り出し続けたナルガクルガは、最後の一撃をワイバーンの中心に斬りつけた。



ワイバーン「ギュヤァァァァァァァァー…!」



ボォン! ボォン! ボォン! ボォン!



ドカアァァァァァァァァァァァァァァァーン!



中心を破壊されたワイバーンは、部位が次々と爆発を引き起こし、最後は盛大に爆発した。




黎斗「ふっ」シュタッ



ナイト「はっ」シュタッ




 「「してやったりだぜぇぇぇぇぇぇぇぇ!」」




?「…まさか、ワイバーンが倒されるとは…思った以上の存在ですね」



ナイト「っ!誰だっ!?」



ワイバーンが破壊された真上に、謎の青年が二人の前に現れた。



?「名乗る必要は無いのですが、まぁいいでしょう。僕の名は『骸』と申します」



ナイト「俺はソード。仮面ライダーナイトだ」



黎斗「俺は黎斗、狩人(ハンター)だ」



骸「礼儀が良いですね。お二人は」



ナイト「そんな事はどうでもいい。あのロボットはお前が動かしていたのか?」



骸「そうですよ。僕がワイバーンに、この場所を襲撃させました」



黎斗「何故そんな事を!目的は何だ!?」



骸「目的は二つ、一つはこの世界の滅亡」



骸「もう二つは…貴方達の排除です」



ナイト「っ!」



黎斗「どう言う事だ!?」



骸「それはお答え出来ません。これから倒す相手にはね」



連戦BGM「新•光神話 パルテナの鏡

ブラックピットのテーマ」



ジャキン!



黎斗「避けろ!」



シュバッ!



ナイト「ちっ!」



ヒュッ!



ズババババァァァァァァァァァァァァ!!



謎の青年、骸は巨大な鎌を振り上げると、先端から禍々しい色の波動が二人を襲った。



黎斗「ロボットの次はあいつか!」



ナイト「連戦で確定だなっ!」



禍々しい波動を避けた二人は、骸へと駆け出した。



ガギン! ギギギギギギ! ブン! ヒュッ!



バンバンバン! キンキンキン! ズババァァ!



ナイト「ぐっ…!」



骸「貴方はともかく、あの人は相当な実力者のようですね。警戒しておかなければやられてしまいますね」



ナイト「なめるんじゃねぇ!」



キィィン! キン! キン! ブン! ガギン!



骸「ふん!」



ガガガガ! バシッ!



ナイト「がはっ…!」



ナイトの斬撃は全て弾かれ、軽く吹き飛ばされてしまった。



黎斗「喰らえ!狩技…ラビットヘブン!」



バババババン! バババババン!



シュッ! シュッ! ドォン!



骸「うっ…!」



黎斗は武器内部で分裂する特殊弾を装填し、通常とは比べ物にならない程の速射速度を発揮し、高速で連射した。黎斗の精密射撃もあり、骸は避けきれずに被弾した。



骸「っ…やはり貴方はお強いですね」



黎斗「悪いが、そこまで本気を出してるつもりはない。だが、こっちは連戦だからな。さっさと終らせる!」貫通弾LV1



骸「はぁっ!」



バンバンバン! ガキンガキン! バンバンバン!  ガギンガギン! ヒュッ! ザザッ!



シュン! ザザァン! ヒュッ! バンバンバン!




黎斗は射撃を、骸は斬撃を続け、その時間は約2時間をかけて決まり始めた。




黎斗「終わりだ!」



バンバンバン!



骸「ぐふっ…あがっ…はぁ…ぁ…!」



骸の体力は限界に近づき、鎌を杖のように使い、立っている状態だった。



骸「これは…甘く見過ぎていましたね…」



黎斗「さっきの質問の答えが聞きたい。一つ目、世界の滅亡とは一体どう言う事だ?」



骸「言葉道理の意味ですよ。世界を滅ぼす。ただそれだけです。理由はお答え出来ません」



黎斗「二つ目、何故俺達を排除しようとする?」



骸「貴方達がいると、世界を滅ぼせないからです」



黎斗「何故世界を滅ぼす事にこだわるんだ!?」



骸「お答え出来ませんと言ったでしょう?貴方には関係ないのですから」



黎斗「……」



ナイト「ふざけるな!さっさと答えろぉ!」



ナイトは立ち上がり、再びダークバイザーを抜き、骸に斬りかかった。しかし…



?「グアォォォォォォォォォー!」



バサッ! バサッ ボォォォン! ボォォォン!



ナイト「ぐっ…!」



突如として現れた、黒いドラゴンが紫色のブレスを放った。



骸「あれはエンダードラゴン…そういう事ですか。残念ですが、ここでお別れですね。それでは」



ナイト「待てっ!」



ズバッ! ゴォォォォォォォォ……!!



骸は巨大な鎌を振り上げ、空間を斬り裂いた。そして空間の中へと姿を消した。エンダードラゴンと呼ばれる存在も、骸の後を追うように空間へと姿を消した。



ナイト「逃げたか…!」



黎斗「……」





−?−




アビス「ご苦労だった。骸」



骸「申し訳ございません…予想以上の相手でした」



龍牙「俺がエンダードラゴンを送ったからいいが、お前で勝てない相手か…どんな奴らだ?」



骸「彼らは、仮面ライダーと狩人と名乗っていました。名前は…ソード、黎斗という方達です」



龍牙「っ……黎斗…だと…」



骸「お知り合いなんですか?」



龍牙「いや、まさかな…」



アビス「とにかく、骸は一度休め。次は確実に殺る為にな」



骸「分かりました。それでは、お休みします」



スタッスタッ…



龍牙「……」



アビス「黎斗という奴の事を知っているのか?」



龍牙「恐らく人違いだ……だが、黎斗は俺の…」



アビス「……っ!?」



龍牙「どうした?」



アビス「ベノスネーカーの反応が消えた…」



龍牙「あの蛇もやられたのか?」



アビス「あぁ……反応が一瞬で消えた」



龍牙「一瞬だと?どう言う事だ?」



アビス「一瞬で死んだ…つまり瞬殺だ」



龍牙「………瞬殺か」



アビス「一体何がどうなっている…」














?「消えろ…」



ブシャァァァァァァァァァァァァァァァー!!!



?「ふっ…弱いな…」



?「うふふ♪相変わらずダークは残酷ですわね」



ダーク「ネガ…俺が殺すのは悪人だけじゃない…敵は必ず殺す…こいつも…その対象だ…」



ネガ「勿論、承知していますわよ。あのお方や私自身の敵は、地獄の業火で葬って差し上げますわ♪」



ダーク「そうだな…そろそろだ…俺達は一時的に向こうの世界に行ける……さぁ……」









     「狩猟の時間だ……!」









世界を救う4人、世界を滅ぼす3人、敵を殺す2人に別れ始め、新たな戦いが幕を開けた。





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2019-10-31 18:47:12

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