2020-06-03 15:11:42 更新

概要





思っていた事が全て口に出てしまっていると気づいて無かった提督のドタバタコメディ(予定)


良い子は、前書きと後書きをしっかり見てね!




前書き




どうも、かむかむレモンです。初めての方は初めまして。そうでない方は毎度閲覧ありがとうございます。



今回は息抜きとしてふと思いついた話をちんたら書いていきます。艦娘の心の声などはいくつかありましたが、提督くんの心の声はあんまり無かったように思えたので。


ゆるーく修羅場無しで行きたいと思いますので、何卒よろしくお願いします。













提督(ば、馬鹿な…そんな訳あるか!」


提督(俺はこれまで女性との関わりが薄かったからがっついてるとドン引きされると思ってクールな男に徹していたはずなんだ!」


提督(しかし何故か艦娘たちは俺が寡黙なのに途中で逃げるように去ってしまう…その原因が心の声が表に出てるというのか!」


妖精「や、現に今もダダ漏れです」


提督「な、何ぃ!」


妖精「最初の頃からダダ漏れでした」


提督「そ、そんな…」ガ-ン


妖精「幸いそれがいい方向に転がったのか艦娘の皆さんからは割と好印象ですけど」


提督「マジか!」


妖精「私たちはドン引きですけど」


提督「お、おう」


妖精(そりゃ面と向かって思ってる事言われたら恥ずかしくて逃げ出しますわ)


提督「くっ…そうとは知らずこれまで思っていただけとしていたが、これからどうすれば…」


妖精(傍から見れば面白いから助言しないでおきましょうか)


提督「ま、待て、最初とは…我が初期艦、五月雨の時からか?」


妖精「そうだよ(便乗)」


提督「何だと…!」










***











提督(厳しい審査、弛まぬ努力の末、俺は提督になれた…そして、今日は着任日。海を護る者としての第一歩だ)


提督(艦娘…一度として見たことは無いが、噂によるとみんなめちゃかわらしい。正直これ以上になく心が踊っている。候補生はほぼ野郎だらけだったし、女は居ても男女別だったからな…)


提督(…ま、もうそんなことはいい。果たしてどんな子が…)ガチャ


五月雨「…あっ!て、提督ですか?」


提督「…そうだが」


五月雨「五月雨っていいます!よろしくお願いします!」ペコ


提督(…!)








提督(な、何だこのクッソ可愛い子は!何これ!夢か何か!?」


提督(まさに可愛いを体現したかのような姿!これが艦娘!?マジか!親父!お袋!俺提督になれてよかった!」


提督(人形みたいな顔に透き通った瞳、そして美しい海色の髪!素晴らしい!俺の語彙力の無さが悔やまれる!」







五月雨「あ、あの…提督///」モジモジ


提督「…あ、ああ。済まない。この度この鎮守府に着任する事となった提督だ。よろしく頼む」


五月雨「は、はい…」モジモジ


提督(モジモジすんのかわゆいぃぃぃぃ!!」


五月雨「そ、それでは、その、ま、また後でー!」ピュ-


提督「あっ…」


五月雨「ひゃっ!」ドテ


提督「こ、転んだ…大丈夫か?」


五月雨「ひゃー!」ピュ-


提督(…ドジなのかわゆぅぅぅぅぅ!!!守ってあげたくなるとかもう反則過ぎんよ~!護らねば!海と艦娘を!」










***









提督「うおおおおおお!!!やらかしてんじゃねーか!」


妖精「まあ嫌われなかったからいいじゃないですか」


提督「恥ずかしいどころじゃないぞ!わざわざ口に出す時は声のトーンを下げてたのに!」


妖精「草」







五月雨「提督、失礼します!」ガチャ


提督「ファッ!?」


五月雨「今日も張り切って頑張りましょう!」フンス


提督「そ、そうだな…」ゲンドウポ-ズ


五月雨「…」チラ


提督(ふぉぉぉぉ!!今日も可愛いぃぃぃ!髪色が綺麗過ぎて目の疲れが取れていくみたいだぁ…」ブツブツ


五月雨「…?」ワクワク


提督(…って、思ったこと全部口に出てんだよなぁ…だが今回はそうは行かん、必殺、司令ポーズで口を無理やり塞げば何とか!」ブツブツ


妖精(普通に出てるんですがそれは)


五月雨(き、聞こえてますよ~///)


提督(つーか可愛いのと女の子特有のほんのり甘い匂いがもう気が狂うほど、心地ええんじゃ」ブツブツ


五月雨「…あ、あのー、提督?」


提督「ん、んんっ!な、何だね、五月雨くん」


五月雨「…い、いえ、何でも無いです!」


提督(っぶねー!ほぼセクハラ発言聞かれたと思ったぜ!」ブツブツ


五月雨(…そんな匂いするかな?)


妖精(聞かれてんだよなぁ)


提督(ここ最近は心做しか五月雨も笑顔というか頬の赤みが増えた気がする。やっぱ…女の子の笑顔を…最高やな!笑顔は一番の化粧ってそれ一番言われてるから」


五月雨「!」ドキ


提督「…ふう、それでは、仕事をするか」キリッ


五月雨(…にへへ~///)デレ


提督「…五月雨くん、どうした」


五月雨「…はっ!はい!頑張りましゅ!」


提督(噛むのかわゆぅぅぅぅぅぅ!!!!」


妖精「…何これ」









妖精「結局五月雨が出てくまで口抑えてたけど意味なかったからね」


提督「ウッソだろお前!」


妖精「声出ちゃうならクッションとかで口抑えて叫べばいいじゃんアゼルバイジャン」


提督「うーん…」


妖精「オラ実践すんだよあくしろよ」


提督「え、誰か来んの」








加賀「提督、少しよろしいですか」


提督「んくっ…ん、んん!な、何かね」キリッ


加賀「本日の出撃の件ですが、編成に多少の疑問がありまして」


提督「そ、そうか。少し海域の情報を確認して来よう」スタスタ


妖精(普通に我慢出来るじゃん)


提督「少し待っていてくれ」ガチャ


加賀「…」










提督(やべえぇぇぇぇぇぇ!!!今日も加賀さんめっちゃクールでビューティーで眩しい!目が潰れる!」モゴモゴ


加賀「」ビク


妖精(思ったより聞こえてて草)


提督(物静かで大人な女性とは斯くも美しい!でも可愛いとこも兼ね備えててどこに粗があろうものか!いや無い!」モゴモゴ


提督(ありゃ絶対良妻賢母になる。つーか感情表現苦手とか言ってるけどめちゃくちゃ豊かだから見てて飽きねぇ!」モゴモゴ


提督(加賀さんMVP取るとめちゃくちゃご機嫌になるから今回の戦果報告もすげぇ楽しみ!取れなかった時の不貞腐れた顔も可愛いけど!」モゴモゴ


加賀「…」プルプル


妖精(あれで聞かれてないつもりなんだろうなぁ…タチが悪い)








提督「…確認してきたが、どこに疑問を持った?」ガチャ


妖精(うわぁ…)ヒキッ


加賀「…あ、その、私の勘違いでした。申し訳ございません」


提督「そ、そうか」


加賀「…それでは、失礼しました」


妖精(…)チラ


加賀「ッッッー!!!!///」ピュ-


妖精(まあ、そうなるな)






提督「ど、どうだった!俺は思ってたよりも効果的だと感じたが!」


妖精「お、そうだな」


提督「え、何その反応」


妖精「心の声も艦娘への思いもでけぇなお前(褒めて伸ばす)」


提督「…聞こえてたのかよ!」


妖精「提案したこっち側も引くレベル」


提督「」


妖精「ま、これで出撃結果がどうなるか楽しみね」


提督「やべぇよやべぇよ…どうする…」


妖精「覚悟決めろ」








***










加賀「やりました」MVP


提督「マ?」


妖精「やりますねぇ!」


加賀「…まあ、そこまでご機嫌という程じゃないけれど、いい気分ね」ムフ-


提督(めちゃくちゃご機嫌だ!」


妖精(この人も本音隠すの下手くそだな)


加賀「…ん、んんっ!そ、それでは、失礼します」ギクシャク


妖精(ロボットみたいな歩き方してんな)


提督「…加賀ってやっぱめちゃくちゃ可愛いな!」







ガシャ-ン!





「ど、どうしたの!?」「加賀さん!?」






提督「えぇ…」


妖精「だから声でけぇっつってんじゃねぇかよ(棒)」









提督「さっきのは確かに声に出したけどまさかここまでとは」


妖精「バカじゃねぇの(嘲笑)」


提督「俺の築いてきたキャラが音を立てて崩れていく」


妖精「元からねぇよそんなの(無慈悲)」


提督「」







綾波「しれいかーん、何の騒ぎですかー?」ヒョコ


提督(あ~^癒し担当の綾波ちゃんだ~」


綾波「はい?」


提督「んんっ!いや、何でもない」


綾波「そうですか~」ホワホワ


提督(あ~^」


綾波「司令官、何か良いことでもあったのですか?」


提督「な、何故だ?」


綾波「ずーっとニコニコしてますよ?」


提督「さ、さぁな」クルッ


綾波「?」


提督(そりゃお前綾波ちゃん特有の癒しオーラに包まれたら笑顔どころか恍惚とするわ!自分が何者であるか分かっとんのか!」グッ


提督(戦場とは真逆のフワフワ感がまた癖になるかわゆさ、極端でもオンオフがしっかりしてる子は素敵だぁ…」ウ-ン


提督(そして何よりあの『や~りま~した~♪』が何とワンパターンでないことが非常に重要、どれもこれも可愛いしあざとくても許せちゃう!罪な子だぜ全く!」ブンブン!


綾波「…あ、あのー」


提督「な、何かね」クルッ


綾波「き、聞こえてますよ~」モジモジ


提督「あっ、ふーん…」


綾波「ほ、褒めて頂きありがとうございます~」ホワホワ


提督(たまらねぇぜ!」


妖精(やっぱアホだこいつ)ヤレヤレ


提督「あー、それで、何だったかな」


綾波「何か騒がしかったので何かあったのかなって」


提督「…あ、綾波くんは心配しなくていい。取るに足らん事だと思う」


妖精(この期に及んでキャラ維持しようとしてるのが滑稽なんですがそれは…)


綾波「そうですか…わかりました。それでは」ペコ






提督「…普通にやらかした」


妖精「学ぶ事を知らないバカ壺野郎」


提督「バカ壺ってなんだよ」


妖精「バカの詰め合わせ」


提督「俺は菓子折りか!?」


妖精「全く、こうなりゃ最後の手段だ。ヘイ!」パチン


提督「は?」


家具職人「お呼びで?」


妖精「檜風呂一丁!」


家具職人「あいあいさ」ピロリ-ン


提督「お、俺がまとめ買いしようと取っといた家具職人!?」


家具職人「それじゃ」


妖精「流石に水の中なら叫んでも大丈夫でしょ」


提督「えぇ…マジ?」







瑞鶴「提督さーん!」ビエ-


提督「な、何だ!?」


瑞鶴「一航戦が自慢してくるのー!」


提督「えぇ…」


瑞鶴「MVPでマウント取ってくるのー!」


提督(あいつ性格悪いのか…)


妖精(お前は無自覚な分もっとタチ悪いわ)


瑞鶴「どうにかしてよー!」エグエグ


提督「そうは言っても…」ピク






提督(そういや瑞鶴の顔とか真面目に見たこと無かったからよく見ると…めちゃくちゃ可愛いな!?変な言いがかり付けてくるから見てなかったけどすっげぇ損してたなこれ!?」


提督(潤んだクリクリの目とかちょっと泣き腫らした目尻とかちょっと色っぽく見えてきたような気がする…やはり空母のポテンシャルは無限大か!?」


瑞鶴「??…提督さん?」グスン


提督(…うーんこれは美少女!やはり瑞鶴カワイイヤッター!今のうちによく見ておいて脳裏に焼き付けておく!これ以降そんな機会無さそうだし!」


瑞鶴「な、何言って…///」カオマッカ


妖精(この子もチョロいな…分かってたけど)


提督「…はっ、ちょ、ちょっと待っててくれ」クル


瑞鶴「え、うん…」


提督「…」ザブン


瑞鶴「ちょ、なにしてんの?頭だけ…」


提督『ゴボゴボゴボゴボゴボゴボー!(瑞鶴超可愛い惚れてまうやろー!)』


妖精(うわぁ…)


提督「…ふう、済まない。頭を冷やしてた」ザパッ


瑞鶴「そ、そう」


妖精(何言ってんだこいつ)


提督「…わかった、加賀くんには注意しておく。それと瑞鶴くん、あまり気にする必要は無いぞ。君はまだ伸び代があるからな」


瑞鶴「っ…わ、わかった、ありがと!」スタスタ








提督「…ど、どうだ?聞こえたか?」


妖精「うーん、水の中だから聞こえはしなかったけど」


提督「そうか!」


妖精「使うタイミングが遅いし頭突っ込んで叫んでる絵面に改めてドン引きしたわ」


提督「ダメじゃん!」











提督「てかお前どんどん口が悪くなってないか?」


妖精「何かここまでアホだと思ってなかったので」


提督「えぇ…」


妖精「まあ本音言わないで実るもんも実らないで泣き寝入りするよかマシだと思いますがね」


提督「え、何それ」


妖精「というか普通に声に出てない時がありましたけどあれ維持すりゃいいじゃんアゼルバイジャン」


提督「(わから)ないです」


妖精「あっふーん…」


提督「いっそ防音室でも作るか」


妖精「いやいや報告の時とかどーすんの」


提督「あっそっかぁ…」


妖精「ま、頑張るしかないっすね」


提督「他人事みたいに…」


妖精「私は口には出していませんので」


提督「くそぅ…」トボトボ


妖精「どこ行くんですか」


提督「飯だよ飯!」








ビスマルク(…さて、どうしたものかしら。これから提督を食事に誘おうと思ったけど、自然な言葉が見つからないわ)


ビスマルク(提督が多少こっちにアプローチを掛けてくれたら楽なんだけど、日本人ってあんなに寡黙なのかしら)


ビスマルク(…私もこの鎮守府に就いてかなり経つし誘っても問題無いわよ!そのはず!)




提督(どうすっかなぁ、思ってた事を隠そうにも全部ダダ漏れらしいし、ずっと口には出てないと思ってたんだけどなぁ)


妖精(今出来てんじゃん)


ビスマルク「…あら、ごめんなさ…提督!?」ドンッ


提督「ファッ!?」


ビスマルク「き、奇遇ね!ま、まさかこれから食事かしら!?」


提督「あ、ああ」


ビスマルク(な、なんて幸運なの!これはまさに奇跡!ここを逃す手はない!)


提督(ふぉぉぉぉ!!今日も今日とて見目麗しいプラチナブロンド!俺のテンションアゲアゲ!」


ビスマルク「な、なら、わ、わた、わたしが相席したげるわ!」


提督「そ、そうか」


ビスマルク(ぃよっし!承諾貰ったわ!やっぱり私なら出来ると信じてたわ!流石私!出来るなら褒めて欲しいけどそれは少しおこがましいわね)


提督(ま、マジで!?ビスマルクと食事とか願ったり叶ったりなんですけどぉぉぉ!!ビスマルクは結構プライド高そうで反りが合わないと思ってたけどそうでも無いのか!?」


ビスマルク(な、何を話そうかしら、今日の天気とか?何か違う気がする。今日の予定?無難ね。趣味とか?攻め気味ね…)


提督(やっべ、めちゃくちゃ嬉しいんですけど!キャラ的に誘いづらいからずっとぼっち飯だと思ってたわ!Foo!」


妖精(…めちゃくちゃ声出てるけど聞こえてないのかな?)


ビスマルク「…あ、黙ってて悪いわね。行きましょうか」ギクシャク


提督「ん、ああ、そうだな」ギクシャク


妖精(…あー、もしやあれか、ビスマルクは心の声がデカすぎて聞こえてないのか。まさかの似たもの同士か…まあビスマルクは声に出てないから多少マシだけど)





ビスマルク「き、今日はどんなメニューかしら?」ギクシャク


提督「さ、さあな」ギクシャク







妖精(不審過ぎて草)









提督「とても有意義な時間を過ごした気がする」


妖精「傍から見りゃ挙動不審過ぎたんですがそれは」


提督「うっさいわ」








球磨「お、提督クマ」


提督「っ…く、球磨くんか」


球磨「暇だから遊ぶクマー」


提督「暇なら訓練でも…」


球磨「遊ぶクマ」


提督「あ、はい」


妖精(大規模作戦終わったばっかだからね、しょうがないね)


球磨「提督が釣れたクマー」


提督(俺は鮭か何か?)


妖精(今のは声に出てないのになんでだろ)


提督「あ、遊ぶって何を?」


球磨「考えてないクマ」フリフリ







提督(このノープラン感…やはりアニマル!」


球磨「???」


提督(アニマルならやはり撫でて撫でまくるに限るが…この子ぬいぐるみ扱いされてると思い込んで嫌がるんだよなぁ。ぬいぐるみじゃ出来ない表情するから全くそう思わんのだがな!」


球磨「ちょ」


提督(少し年の離れた妹が構って欲しいとねだってるみたいだぁ…俺妹居ないからわからないんだけどな!球磨なら大歓迎!」


提督(アホ毛も感情と連動してんのかすげぇ動くし構い甲斐があるから喜んでやりますけどね!めちゃくちゃ可愛いし!」


球磨「妹…」ズ-ン


妖精(脊髄反射で喋ってんのかこいつは)


球磨「んぐぐ…早く遊ぶクマ!」グイグイ


提督「い、いや、俺は仕事が…」


球磨「…嘘つきクマ」ウルッ


提督(あざとい涙目可愛いヤッター!めちゃくちゃ遊びてぇぇぇ!つーか遊ぶぞぉ!」


妖精(仕事があるのは本当なんだよなぁ)








***










提督「すっげぇ遊んだ。全敗したよ」


妖精「本音隠すのもゲームも下手なんですね」


提督「仕事あるからできねぇの!」


妖精「今日もあるのになんで遊ぶんすかねぇ」


提督「球磨可愛かったから」


妖精「すけべ野郎」


提督「うるせぇ!」


妖精「さ、とっとと仕事やりますよ」


提督「はーやりたくね…ん?」











不知火「…」ヌイ


提督「ぬいぬいだ」コソッ


妖精「あんたの書類山積みな机めっちゃ見てますね」ヒョコ


提督「うるせぇよ」


不知火「…」チョコン


提督「何やってんだあいつ…」


妖精「あんたの椅子に座りましたね」


不知火「…よし、出撃せよ。無事を祈る…」キリッ


提督「え、何してんのあの子…」


妖精(これは提督の真似してますね間違いない)


不知火「…いえ、海図をしまいながらでしたかね、もう一度…」クルリ


提督(か、かわゆぅぅぅぅ!不知火ってもっと俺よりクールだと思ってたけど俺の真似とかしてくれてんの!?めちゃくちゃ可愛い面白いヤッター!」


不知火「っ!?」ビク


提督(ずっと睨みつけられてるから良い印象持たれてないと思ったけどめっちゃ見てくれてんじゃん嬉しい可愛い!やはり駆逐艦は撫でたくなりますねぇ!」


提督(ぬいちゃんこれに関しちゃ俺なんも落ち度とか感じないわ可愛いから許しちゃう!これは心のアルバムに永久保存不可避だわ…」


不知火「っ…し、司令」フルフル


提督「はっ!しまった!バレた!」


妖精(そもそもチョッパーみたいな隠れ方してたし時間の問題だったんだよなぁ)


不知火「い、今のは…」フルフル


提督「だ、大丈夫だ不知火くん!この事は一切他言しない!」


不知火「…今すぐ忘れろぉ!///」ドタドタ


提督「ぐふぉっ!」ドシ-ン


不知火「うぁぁぁぁぁぁぁ!!!///」ヌィィィィ


提督「不知火の本気タックル…なかなかじゃないか…めちゃくちゃいい匂いした…」イテテ


妖精(もしや私が思ってた以上にここはアホが多い?)







提督「うごご…結構効くじゃねぇか…」


妖精「受身も取れてなかったし大丈夫ですか?」


提督「大丈夫じゃないゾ」


妖精「あ、問題無いね」


提督「いやマジで…」









摩耶「…スゥー、ハァー…よし!」


摩耶「…い、ぃよう提督!また仕事溜めてんならあたしが手伝って…ん?」


提督「お、おお、摩耶くんか…」


妖精「こりゃ珍しいですね」


摩耶「な、なんだ?怪我でもしたのか?」


提督「す、少しな」イテテ


妖精「セクハラ」


提督「違わぃ」ペチッ


妖精「うわー」ピュ-


摩耶「おいおい、妖精さん虐めんなよ」


提督(摩耶はさん付けするのか…意外」


摩耶「あ?何か言ったか?」


提督「いや何も!」


摩耶「ったく、またこんな溜めやがってよ」カキカキ


提督(…あれ?摩耶ってこんな世話焼いてきたっけ?結構『クソが!』とか言ってくるから曙並にヤベー奴だと思ってたけどこれまた意外」


摩耶「さっきから何ブツブツ言ってんだよ」


提督(はっ!これが世に聞くツンデレ!?もしくはアメとムチと言うやつか!ガサツだと思っていたがなかなか考えているという事か…!」


摩耶「早く書けよ」


提督(この距離感…幼馴染!しかも僅かに年上といった辺りか!健全な男子諸君なら淡い恋心を抱く筈だ!そうか!ようやく合点がいった!」


摩耶「な、なんだ?」


提督(対空砲火に於いては右に出る者無しと聞いていたが俺のハートも意図も容易く撃ち抜いたという訳か…流石摩耶だ。俺もうこのギャップにだいぶやられてる。うーん好き!」


摩耶「は、はぁ!?」ビク


提督「これは誰でも墜ちますわ…海戦も執務もこなすとかこれもう秘書艦でいいんじゃない?俺は大歓迎!ちゃんと見ておきたいこの笑顔!」


妖精(最早隠す気無くて草)ヨイショ


摩耶「んなな…///」


提督「だがしかし、ただでさえ対空戦で出張ってる上に俺の溜まった執務を任せるのは心許ないし、そもそも俺がサボるのが悪いしあまり負担は掛けられん、やはりここは俺一人でやるべき!」


摩耶「え、いや」


提督「そうだ、それでちゃんと活躍してるとこを褒めて褒めちぎってやろう。そっちのがいいはず。艦娘は艦娘でやるべき事があるし俺もそれをやればいいだけじゃん。よっしゃ頑張ろ!」


摩耶「あ、あたしは…」オロオロ


提督「摩耶くん!」


摩耶「ひゃ、ひゃい!」ビクッ


提督「ありがとう、だがここは私に任せて次の海戦に向けて準備をしていなさい、いいね?」


摩耶「は、はい」


提督「では、下がっていいぞ」


摩耶「は、はあ…」






摩耶(…何かよくわからないけど、嫌われてないのは分かったからいいか)


摩耶(…そ、それに何か褒めて貰えた気がするからいいか!よっしゃあたしも頑張るぞ!)ウキウキ








提督「…啖呵切ったのはいいけど面倒」ヤレヤレ


妖精「よくも飛ばしてくれましたね」


提督「あ」


妖精「痛かったぞー!」フリ-ザ


提督「みぞおちはお前のサイズでも苦しいからやめちくり~」イテテ










提督「やってのけたぜ」ゼェゼェ


妖精「私の妨害を受けながらも…あっぱれ」


提督「手伝えよ!」


妖精「私を飛ばさなければ手伝いました」


提督「えぇ…」







浦風「提督さん、お疲れ様じゃ」


提督「へ?」


浦風「手伝おう思ったけど、あんまり真面目にやっとるから声も掛けられんかったわ」


提督「そ、そうか」


浦風「お疲れ様じゃねぇ。ウチが肩揉んじゃるけぇ」サワ


提督「いやいい」


浦風「遠慮せんでええんよ?」


妖精(こいつなんでこんな好かれてんだろ)


提督(うぉぉぉ!手がちっさい!これだけで可愛さが分かる!うっひょー!」


浦風「~♪」鼻歌


提督(この甲斐甲斐しさ、やはり駆逐艦としての性能を遥かに超えている!ここがエデンの園だったのか…」







浦風(…ふふ、やっぱり声に出てるわ。初めて会った時から不器用に見えとったけど、変わらんねぇ)モミモミ


浦風(あんまり褒め殺されてもこっちが悶々とするけぇ。そろそろ立場をはっきりさせた方がええね)







提督(この感じは…摩耶のそれとは似て非なる…何だろうか、幼妻?」


浦風(そうそう、幼妻…幼妻!?ちょいと気が早うない?)ビク


提督(いや、妻にしちゃ若すぎる…あれか?年下なのにやたら大人の振る舞いをする妹…若しくは幼馴染という所か!」


浦風(う、ウチは正直構わ…ん??)


妖精(こいついっつも幼馴染連想してんな)


提督(俺は一体前世でどれ程の徳を積んだのか想像も付かん。ましてや方言、世話焼き、美少女とかいう属性山盛りっ子に肩もみとか夢なのでは?」


提督(それに五月雨と同じ透き通った海色と髪と華奢な腕…子供ながらに落ち着いた雰囲気…やはり夢だな!」


浦風(…もう!幼妻で貫き通しんしゃい!)グリッ


提督(痛っ、現実か…嬉しいぃぃぃ!やはり駆逐艦は最高だぜ!これだけでご飯三杯は行ける」


浦風「…提督さん、今日はウチとご飯一緒に食べよ?」ムスッ


提督「え?あ、そうだね」


妖精(浦風の意図に全く気付かない辺りやっぱ抜けてんな)








提督「スッキリした」キラキラ


妖精「女たらしの威光とか不健全過ぎる」


提督「あぁんひどぅい!」









***









提督「ずーっと飯食べさせられそうになった」


妖精「飯で口の中詰めてて幸いでしたね」


提督「浦風の圧もやばかったけどね」


妖精「これだから女たらしは…」


提督「違うわ!」







鳥海「し、れ、い、か、ん、さ、ん!」ドカドカ


提督「へ?」


鳥海「摩耶が、自慢、してきたんですけど!」ムスッ


提督「なんの事?」


妖精「ニワトリみてぇな記憶力してんなお前な」


提督(黙っとれ!」ボソッ


鳥海「幼馴染とか!す、好きとか!言ったらしいじゃないですか!」プンスカ


提督「ちょ、待って」


鳥海「…」プク-ッ


提督(え、何でこんな怒ってんの?つーか怒り方可愛いな。年相応とは思えんぞ」


鳥海「…」プク-ッ


提督(膨れっ面で怒りを表すのか…末妹特有の幼さと言うやつか!うーんあざとい…だがそれがいい!」


提督(きっとこういうタイプは…そう、こうして目線を合わせて頭を撫でれば」ナデ


鳥海「ふぁぁぁぁ!?///」ビク-ン


提督「」ビク


鳥海「こ、子供扱いしないでくださーい!///」ブンブン


提督「かわゆぅぅぅぅ!!!」


妖精(同レベルだな)


鳥海「も、もう!そんな事しても許しませんよ!」プンスカ


提督(これが素の鳥海か…何と愛らしい事か!こんな妹が欲しい人生だった…」


鳥海「な、なんで妹なんですかー!」プンスカ


妖精(…何この茶番)









提督「食後のデザートのような満足感」


妖精「例えがマジでタラシのそれで草も生えん」


提督「うぐっ…」


妖精「提督じゃなかったら通報ものですね」


提督「妖精がいじめる…もぅマヂ無理…不貞寝しょ…」


妖精「はいはい、お疲れ様です」









***










提督「サンマ…イワシ…うっ!」ガバッ


提督(畜生、クッソ変な夢見た…何だよ、亀甲縛りされた秋刀魚の前で『秋刀魚だと思った?ワイでしたーwww』と俺を煽る鰯の夢とか)


提督「…顔洗お…ん?」


提督(な、何か異様にオフトゥンがもっこりしてる…お、俺のムスコ遂に覚醒したか!?朝勃ち、結構頑張ってるっぽい?提督さん、褒めて褒めてー!じゃねぇよ!)


妖精「申し訳無いが朝っぱらから下ネタ漫才はNG」


提督「…居たのか」


妖精「私は提督さんの妖精なので」フンス


提督「(いら)ないです」


妖精「は?」


提督「まあそれよりだ、この膨らみの正体をだな…俺のムスコが急激に育ってないなら何が…」ヨイショ


妖精「自分のモノと言えるそのキョコンはどっから出てるのやら」


提督「それ言うなら根拠だ!お前もノリノリじゃねーか…うぇっ!?」







曙「…」zzZ








提督「…え、何それは」


妖精「ほうほう、これは珍しい」


提督「何で曙がいるんだよ。こいつ俺の事嫌いな筈だろ」


妖精(こいつ他の子の表情とか読み取れるのにこの子はダメなのか)


提督「しかも服もこれ秋刀魚漁仕様になってるし、今日の夢もこいつの仕業か?」


妖精「すっげぇ言いがかり、はっきりわかんだね」


提督「あんな変な夢見たら疑うだろ!いい加減にしろ!」


曙「うるさい…」ムクッ


提督「オウッ…」


妖精(声がデカすぎ)


曙「んんっ…んん!?ク、クソ提督何で!?」


提督「お前こそ何でここに…」


曙「…あっ」


提督「ともかく、総員起こし前で良かった。直ぐに自室に戻りなさい」


曙「え、いや、ちょっと待っ…と、トリックorトリート!」アタフタ


提督「え」


曙「ク、クソ提督がすぐ寝るから、お、お菓子無かったから、イタズラしたのよ!」


提督(…え?この子俺の事嫌ってないの?意味わかんねぇ」


曙「は、はぁ!?何言って…」


提督(こいつクソクソ言いまくるし文句ばっかだしその癖転属願も出さないし嫌がらせのために居るのかと思ってたが…存外そうじゃないのか?」


曙「う…」ズ-ン


提督(…そういや同期に曙を秘書艦にしてる奴が居たな、あいつの所はだいぶ態度が違っていたが…」


提督(もしやこっちも隠してるだけでそうなのか?俄に信じ難いが…つーか何で俺の布団の中にいるの?普通嫌いな奴と同衾なんて…」


曙「あ、あの」


提督(…わかんね!まあ俺の想定よりかは嫌われてないみたいだしいいか!」


妖精(うーんこの)


提督「菓子が欲しいならそこの妖精に取って来させるからな」


妖精「お前が行け」ビシッ


提督「ウッス…」スタスタ







曙「…妖精さん、あたし嫌われてたの…?」ウルウル


妖精「えっ、あー、その、何と言うか、変な夢見て寝覚めが悪いだけ?」


曙「…いや、いいの、あたしも思い当たる事しかないし」グスン


妖精(確かに日頃の行いはあるけど、この子はすっげぇわかりやすいんだから提督さんも気付くべきだよなぁ…)


曙「…とりあえず、戻ってきたら謝って帰る」


妖精(これで思い直さなかったらまた鳩尾ミサイルだな)








提督「お菓子何がいいかな」ガチャ


曙「…あの、ごめんなさい」


提督「え」


曙「色々迷惑掛けたから」


提督「…そ、そうか。気にするな」


曙「お菓子、ありがと。これからも、よろしく」ペコ


妖精(…)







提督「何か仲直り?みたいになったよ」


妖精「そうすか」


提督「しおらしくなってた曙ちょっと可愛く見えたね。これって、勲章ですよ…」


妖精「お前はもう少し曙みたいな子の心情を察しろ」グリグリ


提督「だから鳩尾はやめちくり~」ウゲェ









妖精「全く、たらしならもっと徹底して下さいよ」


提督「違うって言ってんダルルォ!?」


妖精「めちゃくちゃわかりやすいのに、何故でしょうね」


提督「俺からしたら分かりにくいの!第三者じゃないから!」


妖精「うーん…そんなものか」


提督「曙を秘書艦にしてる同期はすげぇな」


妖精「あんたはへなちょこですね」


提督「うるせぇよ!」







敷波「…なんだ、起きてんじゃん」コソッ


提督「はっ!?」


敷波「ね、寝坊してるかと思ったけど、心配して損した」


提督(めちゃくちゃ気にかけてくれててウレシイ…ウレシイ」


敷波「んっ…」


提督(この子は曙よりは素直だけどちょっとつっけんどんなんだよな。敷波のはめちゃくちゃ微笑ましい」


提督(思春期特有の素直になれないその感じは分かる。曙と敷波でどこに差がついたのかは分からんが、俺は敷波派だ」


提督(この子は自分に自信があまり無いだけだと思うんだが…俺はそんな君も好きだな!自信があろうが無かろうがね!」


敷波「っ!」ドキドキ


妖精「敷波ちゃん、何か用でもあった?」ヒョイ


敷波「え、あ、朝飯、そう!朝食どうすんのって…」


提督「勿論頂こう」キリッ


敷波「そ、そ。なら、それじゃ」スタスタ









妖精(私が助け舟出さなかったらちょっと長引いたかな)


提督「わざわざ起こしに来てくれたのか。これなら寝たフリでもしてりゃ良かったな」


妖精「とっとと朝飯食いに行けバカ」


提督「最早オブラートに包もうともしなくなったな!?」








提督「…あれ?誰もいない」


妖精「何ででしょうね」


雲龍「…あら、提督も寝坊?」


提督「へ?」


雲龍「総員起こしからだいぶ経ってるわ」


提督「…」チラ


妖精「10時ですね」


提督(え、じゃあ敷波はわざわざかなり遅れてる事を告げなかったという事か?優し過ぎて涙が出、出ますよ…」


妖精(私は反吐が出ますよ)


提督「…雲龍くんもか」


雲龍「うふふ、遅起きは三文より徳ね」


提督(それって俺に会えたから!?Foo!テンションアゲアゲです!提督です!寝坊してたけど結果オーライ!」


妖精「あんたはもっと自分を恥じろ」


提督「うごっ…」


雲龍「これならお昼を待った方がいいわね」


提督(あと2時間かぁ…仕事すべきなんだろうけどやりたくねぇな。つーか雲龍もといふわふわちゃんとお喋りしてぇな~俺もな~」


雲龍「…お話でもしましょうか」


提督(やったぜ!」


妖精「仕事しろ」


提督(うるさいな!お昼過ぎたらやるっての!)ボソボソ


雲龍「…今日もまた出撃だけど、私が最大戦果を上げたら、また新しい艦載機をくれる?」


提督(あげちゃうあげちゃう!何ならこないだの任務で手に入れた艦攻あげちゃう!」ニヘラ


提督「…君には色々と与えたと思うが、欲張りさんだな」キリッ


雲龍「…分かってる。でもきっと提督はそれでも与えてくれるわ」ニコ


提督(ふわふわちゃんはわかってんなぁ。笑顔見るともっと見たくなるって、それ一番言われてるから」


妖精(お前はキャバクラに貢ぐおっさんかよ)


雲龍「…でもね、与えられてばかりだと、やっぱり悪い気がする。提督は何か欲しい物とか無いかしら?私の笑顔以外で」


提督「っ…お、思い付かないな。君らが無事なら俺はそれで」


雲龍「提督は嘘を付くのが下手。あなたの本音は、何?」


提督(ふぉぉぉぉぉ!ふわふわちゃんミステリアスな雰囲気めちゃくちゃマッチして俺ちゃんもう目が離せませんよクォレハ…」


提督(でもマジな話こんな可愛い子ちゃんの集団の中で生活してると笑顔でお腹いっぱいなんだよなぁ…これ以上望んだら罰が当たるってもんよ」


妖精「…」


雲龍「…提督、やっぱり最大戦果の話、忘れて」


提督「え」


雲龍「気が変わったの。出撃はするわ。MVPも狙う」


提督「お、おう」


雲龍「…何か欲しいものが出来たら、またお話しましょう」スタスタ








妖精(…こういう感じなら普通にカッコイイと思うんだけどな)


提督「いやーもう少し話がしたかったなぁ…んんっ、待てよ?これから毎日寝坊すれば雲龍と話す機会増えるんじゃね?」


妖精「そういうとこやぞお前」







妖精「全く寝坊した上に鼻の下伸ばすスケベなんだから早く仕事して下さいよ」


提督「寝坊は事実なんだろうけどスケベはもう許せるぞオイ!」


妖精「失礼、ドスケベでした」


提督「そっか、あったま来た(冷静)」


妖精「漫才に付き合う暇はありませんよ。こないだの漁業支援で仕事が溜まってるんですから」


提督「あーもう見たくない紙の山。寝てたい」


妖精「私はどうなっても知りませんよ」


提督「んだよ!こいつだって寝て…あれ?」







加古「」zzZ







提督「何でこいつここにいんの」


妖精「ソファでごろ寝とかまんまあんただわ」


提督「んな事しとらんわい!」


妖精「私は知ってますからね。サボってる時こんな感じですし」


提督「なんのこったよ」


妖精「書類」


提督「嫌です…」


妖精「何で?(憤怒)」


提督「せめて加古の寝顔を記憶に焼き付けてからでオナシャス!センセンシャル!」


妖精「しょうがねぇなぁ(悟空)」


提督「やったぜ」


妖精「40秒」


提督「お前はドーラかよ…どれどれ」ジ-


加古「」zzZ


提督「…正直普段と変わらんぐらいふにゃふにゃした顔だが、寝顔とはそうじゃない。完全に警戒、緊張を解いたありのままの表情がこれなのだ」


提督「古鷹の妹だけあって流石と言わざるを得ないぐらい可愛い。戦闘中のちょっと凛々しくなった表情も割と好みだけど、女の子はやっぱほぐれてる方がいいよね」


提督「目隠れグータラっ子とか最高じゃない?一緒にグータラしたい。あわよくばそのまま一日中くだくだしていたい。でもそれは叶わぬ夢というものだ」チラ


妖精「は?」


提督「…40秒経ったからやるよ」ズ-ン


妖精「律儀なのはいい事ですがやるなら腹括って」


提督「ウッス」カキカキ







妖精(…本当に寝てると思ってたんか知らんけど思いっきり口に出てたな)チラ


加古「…」キラキラ


妖精(大方サボってた所を狸寝入りでやり過ごそうとしたら思わぬ誤算って所かな。運がいいのか悪いのか…)









***









提督「もう疲れた」グデ


妖精「何だってそうてめぇは書類に対して根性がねぇんだ」


提督「こいつも調教師みてぇな口調になるし…加古はいつの間にかいなくなってるし」


妖精「それだけ集中してたという事です」


提督「やる時はやるから」


妖精「それは普段出来ない者が言う事」


提督「うるせぇ!」


妖精「…ま、本音は隠せてないし、存外当たってるのでは?」


提督「オォン…」






白露「遊ぼー!」ガチャン


提督(ワーオ!ラブリーマイエンジェルシラツユー!」


妖精(発音がカタカナ過ぎる)


白露「お仕事お疲れ様!何か凄く頑張ってたから入りにくかったけど」


提督(何だって!?流石長女!白露型は揃いも揃って癖が強すぎると思っていたがやはり1番上は配慮が出来ている!素晴らしい!」


提督(特に夕立辺りなんかハロウィンで暴れ回ってたから凄かったけど、俺は白露派です…他が濃すぎてあまり目立たない事が多いが、頑張れシラツッユ!お前がナンバーワンだ!」


妖精(語呂悪っ)


白露「ん、んんっ!何ブツブツ言ってるの!お仕事終わったなら遊ぼうよ!」


提督「…何をするんだね」


白露「ゲーム!」


提督(ふ、ふふ…仕方あるまい、ここは白露の機嫌を損ねないように敢えて手加減するとしようか。一番にこだわりまくってるからな」


妖精「元から弱い癖に強がるな」


提督「そ、そんなことねぇし…やれば出来るし…」


妖精「あっふーん…」









そして…









提督「クゥ-ン…」


妖精「子犬かな?」


白露「ふふーん!一番!」


提督(こ、これは白露を笑顔にする為の致し方ない敗北だし…俺の目的は達成されてるし」


妖精(この小物感よ)


村雨「…あらあら?もしかして今お暇ですか?」ヒョコ


提督「っ!む、村雨くんか」


白露「やっほ!」


村雨「…あ、遊んでていいんですか?提督いっつも書類残してたりするけど」


提督「も、問題無い」


白露「んもー!村雨もそんな事言ってないで遊ぶよ!遊びたいんでしょ?」


村雨「っ!」ビク-ン


白露「ほら、コントローラー持って!」


提督(はぇ~すっごい積極的…」


村雨「し、失礼しま~す…」チョコン


提督(両手に花ですねぇ!」


村雨「…」コソコソ


妖精(…この子ちょっとずつ提督に近づいてるな)


提督(ふふふ、妖精よ。お前も気付いていたか。実は俺も気付いた。白露はゲームに夢中だが村雨は違うようだ」


妖精(だから声に出てるっつってんじゃねぇかよ)


提督(この子大人っぽい振る舞いが多いけどこういう時は年相応で可愛いゾ」


村雨「…」コテ


提督(なっ…!?こ、これはもしや、頭を預けているだと…!?それは真のリア充しか経験出来ないと聞く超レアイベント!」


提督(思いの外少女漫画っぽくてもう気が狂うほど気持ちええんじゃ!だけどゲームに集中出来ねぇからまた敗北を重ねてしまう…」フルフル


白露「いっただき~♪」


村雨「…♪」


提督(今ほど提督じゃなくて学生時代にこんな体験したかったと切望するとは…」


村雨「…」ムギュ


白露「ふふーん!また一番…って、何で腕絡めてるのー!」プンスカ


提督(これマジ?長女よりも積極的過ぎるだろ…だがこれもまた良い!もうこの時間だけ過ごして一生を終えたい」


提督(村雨が思ってた以上に乙女過ぎてもう十分ニチィ!パワー貰えますよぉ…白露型の個性強スギィ!」


妖精(お前はアクが強すぎる)








漣「お、面白そうなことしてんじゃないっすかご主人様たち」


提督(両手に花どころじゃねぇな!これこそ楽園だな!」


漣「ほう、スマブラですか…この漣、こう見えてVIPなんですぞ?」


白露「え、ホント?」


漣「まあご主人様が出撃させてくんないから暇だっただけなんすけど」チラ


提督(ごめんなさい!改二来てないと使い所さんに困るねんな…すいません!許して下さい!何でも島風!」


妖精(ぶっちゃけ過ぎだ)


漣「ん?今何でもするって言ったよね?」


白露「言ったよね?」


提督「う」


漣「ならご主人様とりあえず練度限界まで漣を導いて貰えますよね?ね?」


提督「え、それは…」


漣「何でもするって」


提督「いやーキツイっす(素)」


漣「ご主人様は漣の事が嫌いなんですね」オヨヨ


提督「あからさまな泣き落としってはっきりわかんだね」


妖精(こいつらノリノリだな…)


漣「んまぁ冗談は置いといて、暇なのは変わりないんですからちょいと調整して下さいね」


提督「おかのした」


漣「さーて漣も参戦しますわ」


白露(…何だか分からないけど、まだ平気そう)


提督「…片腕が痺れてきた」チラ


村雨「~♪」


妖精(村雨嬢はトリップしてんのか…)


漣「漣が勝ったら村雨ちゃんと交代ね~!」


村雨「へ?!」


白露「そうはさせるかー!」


提督(たまらねぇぜ!」


妖精(鼻の下伸びまくって腹立つ…)










***








提督「甘美な一時であった」


妖精「もしもし憲兵ですか」


提督「んな無粋な連中呼ばんでいい!」


妖精「これが海の平和を護る者という事実、何とも嘆かわしい」


提督「艦娘との交流も仕事の一つって、それ一番言われてるから」


妖精「今の言葉聞いたら殆どの艦娘怒りますから気を付けるように」







夕立「むー!提督さん白露と遊んでたっぽい!?ずるいっぽい!」ガウガウ


提督「ぽいぬ!」


夕立「ひいきはずるいっぽい!」ガウガウ


提督「そんな事を言われてもなぁ…」モフモフ


夕立「そうやってれば満足すると思ったら大間違いっぽい!」グルルル


提督「俺は遊び道具なる物を持ってないしなぁ」モフモフ


夕立「何か買うっぽい!」フリフリ


提督(…この感覚、やはり実家の愛犬と同じ!そしてこのやり取りも俺が愛犬と絡んでる時の独り言そっくり!」モフモフ


提督(ただでさえ犬っぽいのにまだハロウィンの衣装着てっからなんか素が出てしまった。恐るべきぽいぬ…俺のメッキを剥がしまくる!」モフモフ


妖精(元からねぇだろ)


提督(…うーん、可愛いのは可愛いんだが、やはり愛犬と同様の気持ちしか湧かないなぁ。俺としちゃ正直そっちのがいいというか…」モフモフ


夕立「んふ~♪」フリフリ


提督(…ま、いっか!なんか満足げだし!」


妖精(…何か一番報われなさそうだなぁ)










提督「満足したのかどっか行っちゃったよ」


妖精(ちょろ過ぎる…)


提督「…そういや夕立で思い出したんだけどさ、吹雪も確かテレビ出演してたよな」


妖精「そうですね。広報の一環とか」


提督「そんでさ、気合い入れまくってた吹雪について色んなコメントがあってさ、俺ちゃんもう大噴火っすよ」


提督「芋だとふざけんじゃねぇよお前ぇ!美少女ダルルォ!?まあ外部の連中だから心に留めておいたけどね」


提督「ブッキーはどちらかと言うと地味な部類に入るけどそれが良いとなぜ分からんのか!あの中に絶妙なエロさも相まって俺は好きです」


妖精「そこら辺で…」


提督「あー!?まだだっての論文で言ったらまだ序論だぞオイ!!つーか吹雪の良さで修士論文は行けるわ!まず服装!みんなの憧れセーラー服!海兵の由緒正しき服であるが故正装とも言えるがブッキーが着ることにより可愛さが何倍にも積み上がるのだ!」


提督「あれはまだ俺が学生の頃、その感情をまだよく理解せず、自覚もしてなかった時に覚えたむず痒さ。そしてそれがわかった時の心の踊り様と言ったら正に祭りの如し!初恋のあの子に会ったような高揚する思考!」


提督「勿論ブッキーとその子は全く別人だったけど、俺の思い出の半分はセーラー服女学生で埋まってると言っても過言じゃない!それほどまでに思い入れのある服を艦娘が着りゃ、そりゃ嬉しくてカーニバルってもんだろ!」


妖精(ただのスケベ野郎じゃねぇか)


提督「そして吹雪の態度!これまた女学生そのまんま!真面目で非常に好ましい!仮にも軍人たるもの規律を重んじる姿勢は崩してはならない!」


提督「そんな彼女にも微笑ましい一面を時折見せてくれる!真面目さが災いして空回りした時の焦りようとかめちゃくちゃ可愛い!もうこの一言に尽きる!可愛い!他に言葉が思いつかない!」


妖精(論文どころか小学生の作文並じゃん)










吹雪「あ、あの…」


提督「んん?…はっ!?」


妖精「ほれ見ろ」


吹雪「その、ありがとう…ございます…」プシュ-


妖精「一応言っとくがほぼ最初からだかんな」


吹雪「しゅ、修士論文ってどのぐらいかわかりませんけど、ま、また改めて聞かせてくださぁぁぁぁ!!///」ドタドタ


提督「」


吹雪「ひぁぁぁ!」コテ


妖精「あ、コケた」


吹雪「ひゃあぁぁあ!」ピュ-


妖精「おうパンチラだぞ喜べよ変態」


提督「」


妖精「…それどころじゃなかったか」ヤレヤレ







***






提督「ウ-ン…」


妖精「今更何を悩んでるんですか」


提督「いやね、ぶっちゃけすぎて俺ちゃんもう誰とも顔合わせられん」


妖精「戯言が済んだら戻りますよ」


提督「いや今どこなのだよ」


妖精「白露ちゃんの部屋から戻ってる最中でしょう」


提督「そうだっけ…?」


妖精「遊んでた癖にこいつすっげぇ変態だぜ?」


提督「うるせぇ!」ツマミ






由良「あら?提督さん、こんな所で何してるの?」


提督「あ、姉ちゃん!」


由良「へ?」


提督「んんっ!ゆ、由良くんか」


由良「あの、今姉ちゃんて」


提督「なんの事かね?」


由良「絶対に言いました!」プンスカ


提督「怒った姉ちゃん可愛い(そんなことは無い!)」


妖精(え、何そのパターンは…)


由良「提督さん?由良は怒りますよ?」プク-ッ


提督「お姉さん許して!」ホア-ッ!


由良「由良はお姉さんじゃありませんよ!と言うか、もっと他に無いんですか!?」


提督「はい…ん?」


由良「もう…」シュン


提督(こ、これはそういう事なのか!?か、かわゆぅぅぅ!!まあ立ち振る舞いが完全に姉ムーブだから仕方ないね」


提督(俺は由良が姉ちゃんなら完全に初恋を済ませてるな…禁断っぽくてちょっと興奮するけどリアルじゃないから、多少はね?」


妖精(何言ってんだこのバカは…)





由良「…由良、そんなにお姉さんに見えますか?自分じゃよく分からないんですけど」


提督「ま、まあ、見えなくもないかな」


由良「ふーん…」


提督「…そ、それでは」


由良「…提督さんがお望みなら、お姉さんでもいいかな、なんて」ボソッ


提督「へ?」


由良「何でもありませんから、ね」スタスタ


提督「…俺は十分アリだ!」


妖精「遂に本音が建前を上回るか…」









提督「そうこうしてる間に年明けちゃったよ」


妖精「おおメタいメタい」


提督「やはり自室は落ち着く」


妖精「あんたの自室は執務室でしょ」


提督「違わい!」


妖精「こんなエロガッパに自室を与えるなんて…」


提督「久々に聞いたぜその単語…ままええわ」


妖精「…そういやあんたの部屋殺風景過ぎて不気味なんだけど」


提督「うん」


妖精「嗜好品とか酒とか全く無いわけね」


提督「うん」


妖精「酒盛りとかしないんですか」


提督「しない」


妖精「意外ですわ。あんた独り酒とかしてそうなイメージでした」


提督「クールで避けてたんだからやるわけねぇだろ」


妖精「じゃあ本当はしたい?」


提督「メンバーによる」


妖精「ほほう」


提督「酒盛りするにしても行儀悪い子は正直ね…」


妖精(…ん?)







ポーラ「…」←丁度酒盛りしようかと通りかかった






提督「いやね、百歩譲ってちゃんぽんはまだいいよ。脱ぐのはちょっと…」


妖精「意外だわ」


提督「呑んでて画になる子は良いと思うけどねぇ」


ポーラ()ガ-ン


提督「まあ日々死闘を繰り広げてるからさ、そういうのは否定しないよ?俺は趣味じゃないってだけでさ」


妖精「スケベのくせに意外」


提督「言いたい放題でもう許せるぞオイ!」


妖精「スケベでたらしで欲望ダダ漏れとか…」


提督「オォン!アォン…」嗚咽


妖精「そんなクッソ汚い声出さなくていいから…」


ポーラ「」ズ-ン










摩耶「え、ポーラじゃん。まだ呑むんか?」


ポーラ「…ポーラ、しばらくお酒の量控えまーす」トボトボ


摩耶「え!何で!?」


ポーラ「も、もっとオシトヤーカ?になりまーす…」


摩耶「…こりゃ天変地異でも起こるんか?」






妖精(…何かあったような気がする)チラチラ


提督「何も隠してねぇよ!」


妖精「真っ先にそう思うとはやましい事でも?」


提督「何もねぇよ…」


妖精「スケベのくせに自室は素寒貧とか恥ずかしくないのかよ」


提督「スケベは関係無いダルルォ!?」


妖精「言えば多少は家具を提供するのに」


提督「タダ?」


妖精「もちろんコインは頂きます」


提督「それを早く言えよ…はぁ、チカレタ」


妖精「傍から見りゃちょっと広い独房と変わりありませんね」


提督「例えが辛辣。俺は晩飯まで休む」ゴロリ


妖精「そうですか」


提督「時間になったら起こして」


妖精「妖精アラーム耳元でやろうかな」スッ


提督「…何か悪寒がするから優しく起こして」






霞「あ、ここに居た!サボってんじゃないわよ!」ドアバ-ン!


提督「うひっ面倒な…」


霞「聞こえてるわよ!今日も今日とて書類サボって!休む前に早く済ませるのよ!」


提督「終わってるぞ…」ウトウト


霞「嘘は通用しないわ!」


妖精「霞さん、これはマジです」耳打ち


霞「え、そ、そうなの」


提督「私は休む」


霞「んぐっ…そ、それなら掃除なり何なり…」


妖精「この部屋なんも無いから掃除もすぐ終わっちゃいますね」


霞「んんっ…」


提督「ん…お前は俺のかーちゃんかよ…」


霞「か、かーちゃん!?な、何なのそのニックネーム!?」


妖精(ん?)


霞「お、俺の、かーちゃんって、な、何言ってんのよ!」


提督「だってそうなんだもん…」


霞「よ、呼ぶならもっとマシな名にしてよ!」


提督「…じゃあおかん」


霞「…おかん…?」


提督「んぐ…」ウトウト


霞「…そ、そっちかー!」ペチン


提督「痛っ」


霞「だ、誰があんたの母さんよ!このクズ!変態!ロリコン!」


提督「えぇ…」


霞「つ、次そんな言い方したらタダじゃ置かないから!」ピュ-


提督「理不尽…」zzZ


妖精「…あの子も大概だな」








霞「…よりによって、おかんって…」グスン


曙(…何か通りかかったら見てしまった)コソッ










***







提督『zzZ』


天龍『おい起きろ提督!』


提督『ファッ!?』


天龍『呑気に寝てねぇで俺の暇つぶしになれよ!』ユサユサ


提督『こ、これは…眼前に広がる巨大な双丘!?ち、違う!富士の山!?』


天龍『どこ見て言ってんだよ!///』ベチン


提督『ぶへぇ!ま、まさかの胸ビンタ!?思ってた以上に重く響く二撃!クッソ痛てぇ!』


天龍『ふざけてねぇで起きろよ』


提督『だが…重かったが、確かな柔らかさがあった…天龍!まだ寝ぼけてるからもう一度頼む!』


天龍『は、はぁ!?このやろ!』ブン


提督『スキあり!』ムニ


天龍『ふあ!?』


提督『素晴らしい柔らかさだぁ…天龍!今日からお前は俺の抱き枕になれ!』ムニムニ


天龍『ふ、ふざけんな!』


提督『ここが俺のエデンだったのだ…』


天龍『や、やめ、離せよ!やぁ…///』ビクン


提督『何か、あったかい…』


天龍『調子に、乗るな!』ブルン


提督『ぐえっ!』ベチ-ン







***









提督「んぐぐ…」ヒリヒリ


妖精「やっと起きたんすね」


提督「んあ?何か痛いんだけど…何で?」


妖精「…いやまあ、本人に聞けばいいんじゃないすか?」


提督「は?…ん???」チラ


天龍「…」ゴゴゴゴ


提督「え、何」


天龍『このドスケベ野郎がぁぁぁぁ!!!』ベチ-ン


提督「ぶへぇ!」


天龍「うわぁぁぁぁん!!!」ピュ-


提督「????」ヒリヒリ


妖精「飯だから起こしに来た天龍さんの胸ガッツリ揉んでたじゃないっすか」


提督「そマ?」


妖精「遂に手を出したか…」


提督「俺全く知らなかったんすけど」


妖精「ま、アフターケアちゃんとやってね」


提督「ウッス…げっ!」モゾモゾ


妖精「どしたの」


提督「…何でもねぇよ」ズ-ン


妖精「あっふーん…」







妖精「何で下着替えたんですか」


提督「てめぇ知ってて言ってんだろ!」


妖精「ま、いじめるのはここまでとして、ご飯の時間です」


提督「この野郎…」


妖精「溜まってるならとっとと手を出しゃいいんですよ。そっちの方が私たちにとっても有益なので」


提督「いやそういうのはきちんと段階を踏んでから…」


妖精「たらしだと思ったら生真面目かよ」


提督「うるせぇ!全く…」








古鷹「もう!また居眠りしたと思ったら今度はずっとだんまり?何があったのか教えなさい!」


加古「…なんでもないから」ウツムキ


古鷹「そんな訳ないでしょ!お姉ちゃんには分かるんだから!」


提督「…お、おい、どうした」


加古「!」ビクン


古鷹「あ、提督!聞いてください!加古ったらずっとこの調子で…というか、お仕事サボってませんでしたか!?」


提督「…いや、問題無かった」


加古「…」モジモジ


提督(いや本当はガッツリ寝てたけど寝顔可愛かったから俺的には全く以て問題無かったというか」


古鷹「え?」


提督(いやそれにしても可愛かったなぁ。あれだけでご飯3杯は行けたな」


古鷹「提督!何言ってるんですか!」


提督「んひっ!声に出てたか…」


古鷹「加古ー!やっぱりサボってたのね!」プンスカ


提督「ま、待ちたまえ古鷹くん、私は気にしてはいないぞ」


古鷹「そういう問題じゃないんですよー!」ピコピコ


提督(な、何だこの可愛い生き物!?頬を目一杯膨らませて腕を振り回してる!?重巡は割と大人の部類だと思ったが素は結構子供っぽいのか!?ギャップ萌え最高だぜ!」


古鷹「むー!私だってそうやって言ってもら…え?提督?」ピタ


提督(鳥海の時もそうだったが普段見れない可愛いものを見るとこうも心が癒されるな…妖精の四国毒吹?が無ければ尚良いんだがな…」ナデ


古鷹「ひゃっ!」ゾクゾク


妖精「聞こえてんぞ変態糞提督」


提督「そういうとこやぞお前」


古鷹「ふぁぁ…も、もう我慢が…///」ゾクゾク


提督「え?」


古鷹「ふぁぁぁぁしゅきしゅきー!!///」ギュウウウウ


提督「うごぉぉぉぉぉ!!!」ギシギシ


古鷹「加古ばっかりずるいずるいずるーい!私も甘えたいのにぃぃ!!!ふぁぁぁぁ提督しゅきしゅきー!///」スリスリ


提督「た、助け…ちょっとキツイ…」イテテ


妖精「よかったな変態」


加古「…変態ヤロー」チラ








名取「あ、あの!提督さん!」


提督「は、はい?」チラ


名取「か、艦隊帰還しました」


提督「お、お疲れさん」


妖精(…随分遅かったな。夜戦まで掛かったのかな)


名取「…あ、あの、古鷹さんは、どうしたのですか」


提督「あ、ああ、これはな…」


古鷹「~♪」スリスリ


提督「…まあ、察してくれ」


名取「付き合ってるんですか!?」ガーン!


提督「えぇ…」


妖精(短絡的だなぁ…)


名取「そんな…」ヘナヘナ


提督(古鷹はまぁ…うん…なんと言うか、俺は嫌いじゃないけど、何か違うんだよなぁ。その何かがよくわからんのだけど」


妖精「そこハッキリさせねぇからややこしい事になってんだよ」グリグリ


提督「いてて…鳩尾はやめちくり…」


名取「あ、あの、提督さん…」


提督「い、いや、別に付き合ってはいないぞ…」


古鷹「??????」ピタ


提督(真顔で凝視されんの怖すぎぃ!」


名取「え、な、なんだ…まだフリーでしたか…」ホッ


提督(フリーだぜ!モテる男はツラい」


妖精「シバくぞてめぇ」グリグリ


提督「冗談ゾ…」イテテ


名取「そ、その、提督さん!私、MVPだったんですよ、MVP」


提督「マ?おめでとう」


名取「それで、雲龍さんから、MVP取ったらご褒美貰えるって…」


提督「え、何それは…」


妖精(…多分雲龍さんの気遣いかな。このバカなら嘘でもやるだろうし、雲龍さんよく見てるなぁ)


提督「ほ、褒美…すまない、何も考えてない」


名取「!」ピコ-ン


提督「実現出来るものなら…」


名取「な、なら!お夕食の後に、提督さんのお部屋に、い、いきましゅ!」


提督「…なんも無いけどいいなら」


名取(や、やった!)


妖精(…うーん、嫌な予感がするなぁ)


名取(お、お姉ちゃん!わ、私、頑張ります!夜戦だけは得意なんです、私!)フンス


提督(こんな事ならせめてアマンゾでテレビとBlu-rayレコーダーでも買っとくんだったなぁ。今の女の子の流行りの番組とか映画とか全く知らんし…」


妖精(あーこりゃ的中しそうだわ)







***






翌朝






妖精「提督さん、おはようございます」


提督「…うん」ボコボコ


妖精「うわ何その顔」


提督「朝イチで長良と五十鈴にしばかれた」イテテ


妖精(あーあ、やっぱり)


提督「『乙女の覚悟を踏み躙るなんて!』とか『ヘタレ!』とか言われたけどさぁ、まだ練度も最大じゃないしさぁ」


妖精「手ぇ出せよヘタレ」


提督「大和男子たる者婚前交渉はどうかと」


妖精(変に意地張るから痛い目見るんだよなぁ)


提督「次は無いって言われたからそんときは女になっちゃう!」


妖精「使わねぇなら今すぐ切り落とせ」


提督「やだ!やだ小生やだ!」


妖精(…今回手を出さなかった事を幸いと思う子が多いし、考え方によっちゃこれが最善なのかもしれないけど、このバカは分かってないだろうなぁ)







『話は聞かせて貰ったよ』バ-ン!




提督「なっ!誰だ!」







『男たるもの乙女の覚悟、受け入れなくば男が廃る!』カンッ!


『夜に惹かれし艦娘たちの、熱く燃えるは夜戦魂!』カンッ!


『古今東西森羅万象、夜戦に始まり夜戦に終わる!』カンッ!


『夜戦とあれば即参上!夜戦忍者、夜川内!』カンカンッ!





提督「…」ポカ-ン


妖精(名乗りにしては下手すぎる)


川内「…とまあ、提督!夜戦を拒むってどー言うことよ!」バ-ン


提督「あ、はい」


川内「つーわけで夜戦と言えばこの川内!私がきっちりレクチャーしてあげるわ!」ワキワキ


提督「マ?」


川内「という事で、このレジュメを見て!」ペラ


提督「ん?」


川内「まず夜戦とは、文字通り夜の戦い!相互右も左も分からない、故に防御はほぼ無理と言っても過言じゃない!」ペラペラ


川内「当たればワンパン、しかしこちらもワンパン、そんな状態じゃ共倒れ。そんな時は自陣が優位になるようにすればいい!」ペラペラ


提督(…何か普通に講義が始まったんだが、内容もすっげぇまともで困る…」


川内「まずは索敵!敵の状態を全て把握することで有効な攻めが期待できる!」


川内「次に照明弾!そして探照灯!これで敵を目視確認!敵から攻撃されても対処できる!探照灯は自分の位置も把握されちゃうけど、囮や撹乱と用途は1つじゃない!」バ-ン


提督(…ま、待てよ、これってもしやアッチの夜戦にも応用出来るのでは?」


妖精(真面目かと思ったらやっぱりこれだよ)ヤレヤレ


川内「そしてダメ押しの熟練見張り員!確実な勝利を掴むためにはカットインでオーバーキル!一撃粉砕!決まった時の高揚感は何ものにも変え難い!」ンフ-


川内「攻めるならまずは大破するまで砲撃砲撃!そして大破したなら、魚雷を一斉射!これでダメなら次弾装填して更に発射よ!満足するまで撃ちまくっても良し!」


提督(…相手の状態、即ちコンディションを把握し、目視確認。そして的確なポイントに打ち込み、最後に魚雷発射…やはり夜戦はどちらにも通ずるという事か!」


提督(流石川内、海戦の方は経験豊富だが、まさアッチの方もか…悔しいが、学ばせて貰ったぜ。ならば、今すぐ向かわなければならない!」スクッ


川内「次にカットインについて…って、どこに行くの!?」


提督「夜戦だぁぁぁぁぁぁ!」ドタドタ


川内「夜戦!?私も連れてってよぉ!」


妖精「川内さんストップ」ピピー!


川内「ちょ、妖精さん!夜戦とあらばこの私が…」


妖精「川内さん、提督さんの言ってる夜戦って…」ゴニョゴニョ


川内「…!?!!??!?///」ボフッ


妖精「…ま、そういう事です」


川内「あわわ…///」プシュ-


妖精(…そっちの方は経験無いんですよ提督さん、あんたが馬鹿だからね)トテトテ











提督「うおおおおおおお!!!名取ぃ!」ドアバ-ン!


名取「ひうっ!?」ビク-ン


提督「すまなかったぁぁぁぁぁぁぁ!!」ダキッ


名取「ひゃあああ!?///」


提督「童貞の底力、思い知れぇぇぇぇ!!!」


妖精(最低最悪な掛け声だなぁ…)










***









妖精「婚前交渉が何だって?」


提督「…すんませんでしたぁぁぁぁ!!!」スタイリッシュ土下座


妖精「…ま、私はいいですけどね」


提督「うぐぐ…」


妖精「ところで何か生傷が増えてるような気がするんですが」


提督「…実は事を終えた後にまた長良と五十鈴にしばかれたんだが」


妖精「ほーん」


提督「正直疲れてて何を言ってたか覚えてないっす」


妖精「仙豆だ、食え」ポイ


提督「んぐ…何も起きないんだが」


妖精「そりゃそうだよ節分の豆だし」


提督「この野郎…つーか疲れた…」







夕張「あ、提督~!探しましたよ~」


提督「んん?」


夕張「はい!チョコレート!」


提督「へ?」


夕張「バレンタインデーよ!義理じゃないからね?」


提督「」


夕張「後で感想聞かせてね!」スタスタ


提督「」


妖精「モテますねぇ女たらし」ツンツン


提督「」


妖精「ん?」


提督「」


妖精「おーい」ペチペチ


提督「」


妖精「…こ、こいつ!気絶しているだと…!?」


提督「…ッ!?」


妖精「バレンタインチョコ如きで気絶すんな童貞…あ、もう童貞じゃなかったね」


提督「ば、バレンタインチョコ如きで…だと!?」


妖精「ん?」


提督「き、貴様ぁ!よくもそんな口を聞けたな!俺は生まれてこの方義理チョコ以外のチョコを貰ったのは初めてなんだよ!貴様にその気持ちと本命を貰った時の嬉しさが分かるか!?」


妖精(あっふーん…)


提督「ましてや相手は夕張だ、改二が来て姿に一層可憐さが増してより幼馴染みっぽくなった彼女から貰えたんだぞ!再び青春を取り戻したかのような気分なんだよ!」


提督「どんな出来であれ、俺は完食させてもらう!本命なら尚更だぁぁぁぁ!!!!!」パカッ


チョコ「」キラキラ


提督「…私ハ、満足ダ」


妖精「電人HALかお前は」ペチ


提督「だ、だってお前…このデコレーションといい、チョコの形といい…うぉぉぉぉぉん!!」大号泣


妖精「…まあ義理じゃないのは確かですけど、そんな泣かなくとも」


提督「泣くわ!どう見ても本命だろこれ!」


妖精「騒いでないで早く食べれば?」


提督「言われなくても…」モグモグ


妖精「どうすか?」


提督「…美味すぎて馬になったわね」


妖精「はいはい」


提督「これが本命チョコの味なのか…もう思い残すことはない」


妖精「大袈裟!」


提督「そ、それに、力が湧いてくる…これが本命パワーか!今なら何でもできる気がするぜ!」


妖精「ん?今何でもするって言ったよね?」


提督「(言って)ないです」


妖精「とりあえず騒いでないで仕事して、どうぞ」


提督「あ、はい」


妖精(…実は陰で他の子たちがスタンバってたけど、あんだけ騒げば一度退いちゃうわな。もったいねぇ)







提督「自分で買うチョコと女の子から貰うチョコは次元レベルで違うってそれ一番言われてるから」


妖精「うるせぇ仕事しろボンクラ」


提督「こんな可愛い姿しといてどっからそんな口の悪さが生まれるのか理解に苦しむね」


妖精「あんたのせいですから」


提督「紛うことなき正論、はっきりわかんだね」


妖精「…がんばったら私もチョコ用意します」


提督「腹の足しになるサイズでオナシャス!」


妖精「じゃあ今の100倍頑張るんだね」


提督「いやーキツいっす(素)」






時雨「…」ヒョコ


提督(ん?あそこに美少女が見える…遂に俺にも幻覚が見えるほど疲弊が?」


妖精「いやいや時雨ですよ」


提督(な、何!?あんなに小動物っぽかったか!?レトリバーだと思っていたが豆柴か!?犬はいいぞ、最高だ」


妖精「女の子を犬扱いする畜生」


時雨「…ッ!提督、今いいかな」ピク


提督「は、はい」


妖精(威圧感がするんですが)


時雨「…チョコの匂いがするんだけど、もしかして僕より先に…?」


提督「う、うむ」


時雨「…白露じゃないけど、一番を逃したのは悔しいかな」ギリッ


提督(…あれ?時雨って普段主張しないから影薄く思ってたが、もしかして可愛い?やはり白露型の可能性は無限大か!」


時雨「…それに、他の匂いもするね…悔しいなぁ…僕は一番になれないらしいね」グスン


提督(あっふーん…」


時雨「…ねぇ提督、一番はダメだったけど、都合のいいお願いだけど、僕も愛してくれるかな…僕だって…負けないぐらいは」ウルウル


提督「へ」


妖精「Foo↑アツアツネー」


提督「あー、うん…ガンバリマス」


妖精「おい!」


提督「いやだって、この流れだと…」


妖精「今まで我慢させてきたんだからツケを払えってんだよ女たらし」


時雨「提督ぅぅぅぅ!!!!」ギュウウウウ


提督「ぐおおおおお!!犬ハグとか犬タックルの比じゃねぇぇぇ!!!」ギリギリ


妖精「…ま、今日の仕事ノルマは多少減らしてもいいかな」ヤレヤレ








提督「鯖どころか竜骨を折られるかと思うぐらい熱烈なハグだったぜ…」


妖精「本当は嬉しいくせに」


提督「駆逐艦は最高だぜ(痛すぎてそれどころじゃねえっての)」


妖精「そうかそうか本音に変わってるぞロリコン」


提督「白露型は合法だ」


妖精「臆せずに言い切るとは…その潔さだけが取り柄ですね」


提督「褒めてんのか貶してんのかこれもうわかんねぇな?」


妖精「まー仕事は終わらせたから良しとしましょう。私からのチョコです」


提督「…何これ、鼻k」


妖精「それ以上言ったら本当に鼻に詰めてついでに燃やすぞ」


提督「すいませんでした」


妖精「私たち妖精は仮にも乙女であるのに、このような仕打ち…」グスン


提督「すいませんでした」土下座


妖精「ふん、わかれば良いのだ変態」エッヘン


提督「んぐぐ…」


妖精「さあ、心して食すが良い」フフン


提督「…サイズがサイズだから正直腹の足しにもならないんですがそれは」


妖精「はー欲張りなやつだなぁ、そんなに食いたいなら食わせてやるよオラァン!」パチン!







比叡「ヒエー!?」シュン


提督「え?」


比叡「へ?」


提督「え?」


比叡「あれ!?キッチンから執務室に!?」


提督「お前そんなこと出来んの?!」


妖精「禁忌ですけどね」


提督「そう易々と禁忌を犯すな」


比叡「あ、そ、そうだ、チョコは…あるぅー!」ヒエ-


提督「…スルーしてたけど、何そのクソデカ鍋は」


比叡「ふふふ、聞いて驚かないで下さい!この中全部チョコです!もちろん全部お姉様に」


提督(こんなんマッハで糖尿病になるんだよなぁ」


比叡「…んん!?何ですかその舐め回すような目付きは!あげませんよ!どうしても欲しいというなら少しだけなら吝かでは無いですが!」


提督(使い方間違ってないか?」


比叡「仕方ないですねぇ!まあ多少作りすぎた感は否めなかったので少しだけなら分けてあげてもいいですけど!はいどうぞ!好きなだけ食べていいですよ!」


提督「ん?ちょっと待て。好きなだけと言ったな?それなら仮に鍋ごと頂いても文句言わないな?」


比叡「ふふーん!問題ありません!私は言ったでしょう!多少作りすぎた、と!この鍋だけじゃないんですよ!」


提督「えぇ…」


妖精(それは予想外だったなぁ…)


比叡「で、食べるんですか?」


提督「食べりゅぅぅぅ!!」


妖精(こいつが言うとキツいなぁ)


提督「んぐ…にがっ!」


比叡「えー?おかしいですよそれは!だって頑張ってカカオから作ったんですよ!」


提督(カカオ100%なんか食えたもんじゃねぇよ!」


比叡「んんっ!確かに苦すぎる!これじゃあお姉様に渡せませんね!流石司令!グルメですね!」


提督「おめーは舌が乏しすぎるだけなんだよ!仮にも悪飯艦…じゃなくて御召艦だった癖に何を間違ってこうなってんだよ!」


比叡「悪飯艦とは失礼な!私のミスが顕著に現れるのは恐らくお姉様に関わる事でテンションアゲアゲになってチェックを怠ってしまうからだと思います!」


提督「ミスに気づいてんのかよ!つーか分かっていながらこのチョコあげたってことは確信犯か!」


比叡「チョコってカカオから出来てるって聞いたら普通カカオから全部作るじゃないですか!全部甘々だと思うじゃないですか!」


提督「ぶぁか!チョコが甘いのは砂糖のおかげだっての!カカオの含有量が多けりゃ多いほど苦いの!整腸作用もあるらしいがな!」


比叡「お姉様はお通じがいいからそんな必要ありませんよ!…あ、それならばいい感じに砂糖加えて含有率を下げればいいんですよ!失敗は成功のもと!」


提督「作るならお前の金で砂糖買えよ!」


比叡「…やっぱ不安なので味見役だけやって下さいよ」


提督「お姉様の事を頭から外せばいいのでは?」


比叡「何言ってんですか!お姉様にあげるのにお姉様の事を想わず作るのは愚の骨頂!」


提督「あーわかったよ!やりゃいいんだろ!」


妖精「あのー、心の声どころか思いっきし叫んでたんですが」


提督「あの馬鹿を分からせてやる為なんだから心に伏せる余裕あるか!」ズカズカ


妖精(…傍から見ればただの仲良しだったから細かい事は気にしないようにしよう)









***








提督「もう暫くチョコ食わねぇ」


妖精「inじゃねーの?」


提督「しょっぱいものが食いたい。二郎が望ましい」


妖精「うぇぇ…」


提督「あ、今ドン引きしたなこいつ!いいか、二郎はギトギトだと思われがちだが野菜をマシマシにすりゃ油が分解されて実質カロリーゼロなんだよ!」


妖精「デブ御用達のカロリーゼロ理論やめろ」


提督「別に二郎じゃなくてもいいんだけどね、それにチョコ食わされて腹減って無いし」


妖精「進んで食ったんだよなぁ」


提督「なんのこったよ…ん?」






親潮「~♪」ルンルン


提督(あれは…我が鎮守府において数少ない良心であり真面目っ子の親潮じゃないか!」


妖精(変人揃いみたいに言うな。やべーのはお前だけじゃい!)ペチン


提督(妖精のくせにいいビンタしてきやがる…」


親潮「あ、司令!お疲れ様です!」ビシッ


提督「や、やぁ親潮くん」


親潮「司令と妖精さんは仲良しですね!いつも一緒に居ますよね?」


提督(な、仲良し?有り得ん…」ナデ


親潮「ふぇ!?し、司令?」


提督(あ、ありのまま今起こったことを話すぜ!俺は妖精を摘もうとしたら親潮の頭を撫でていた!何を言ってるのか分からねーと思うが…」


妖精(ホントに意味不明だよ)


親潮「し、司令、お戯れを…」モジモジ


提督(思えばさっきから一癖も二癖もある艦娘ばかり相手にしてたから疲れてんだって、ハッキリわかんだね。親潮ちゃんは癒しよ、癒し!正統派美少女は癒し!」ナデ


親潮「あの、司令…?」モジモジ


提督(変にキャラとか尖らなくていいから親潮ちゃんみたいな良い子がいるとホント安心!世界平和!ノーベル賞!」


妖精(自分は悪くないみたいな言い方やめろ)


親潮「んっ…そ、そう、司令!その、いきなりスキンシップをされると、少々混乱してしまうのですが…」モジモジ


提督「おお、すまない」


親潮「あ…そ、その、司令。あの、何か嫌なことでもあったのですか?」


提督「え?何も?」


親潮「そうですか…親潮、心配です」


提督(こんな良い子に心配されるなんて、幸せだぁ…」


妖精(憐れんでるんだバカタレ)


提督「は?」


親潮「そうだ!司令、お疲れでしたらとっておきの方法があるんですよ!」スッ


妖精(スマホ?)


親潮「これ!可愛いですよね?最近犬や猫とか小動物系の動画を見るのが好きなんですよ」


提督(か、かわゆぅぅぅぅ!!!ただでさえ可愛い親潮ちゃんが可愛い動画見てて可愛いが飽和している!胸焼けする!」


親潮「うふふ、たまに野良猫とかを見ますけど、人馴れしてる子はこんな感じで大人しくて可愛いんですよね」


提督(この笑顔…世界遺産!眩しい!五月雨並み!」


親潮「ほら、この腕に抱きつく猫とか…」


提督(あ~^たまらねぇぜ。これでまた仕事頑張れる、1週間どころじゃねぇ、1ヶ月はいける」


妖精「そうか、なら今からやろうな」


提督「ちょ」


親潮「あ、司令待って下さいよ!ここからがですね…」ヒョコ


提督(着いてくんの可愛い!癒しの権化!」









提督「すっげぇ癒された」


妖精「良かったですね」


提督「仕事中も見させようとするし構って欲しい子猫みたいで堪らなかった」


妖精「で、仕事は?」


提督「俺の仕事は親潮の笑顔を見続ける事」


妖精「いいから仕事しろ」


提督「あぁんひどぅい!♂」






涼月「提督?いらっしゃいますか?」


提督「お涼さん!?」


涼月「はい?」


提督(来ました、また来ました。艦娘癒し枠の涼月さんですよ。もうとろけていいですか」


妖精「ダメです」


涼月「あの、装備改修の申請をしたいのですが」


提督「いいよ(少し待ちたまえ)」


妖精「おい!」


提督「んぁっ!す、すまん、あのスッキリボイスでついつい本音が…」ポン


妖精「元からダダ漏れの癖に何を今更」


涼月「あぁ、ありがとうございます」ヒラ


提督「はっ!いつの間に俺は承認を!?」


妖精「ガッツリしてたからハンコ」


涼月「あの…それと、お冬さんはいつになったら…」


提督「ウッ」


涼月「申し訳ありません!差し出がましいのは承知しているのですが、あの子がいつになったら発見出来るのかと思い…」


提督(…すいません、癒しパワーが反転してます。めちゃくちゃヘビーです。俺にはどうにも出来ない問題だからハートブレイクしそう」


妖精(…これに関しちゃ同意)


涼月「…提督、もし見つかった時は、全力で救出しましょうね。その時は私、例えこの身を犠牲にしてでも…」


提督(それ以上言わないで!俺ちゃん泣いちゃう!艦の頃のストーリーも相まって顔面全域泣き腫らすぐらい泣いちゃうから!」ウォォォォン


涼月「て、提督!?」


妖精「涼月さん、その時は必ず助けるんで、自己犠牲系の言葉はお控えを」


涼月「も、申し訳ありません」


妖精「こんな馬鹿でも一応轟沈して欲しくないのはマジなので、ね?」


涼月「ば、馬鹿なんかじゃありませんよ!提督はとても素敵なお方ですから…」ボソボソ


提督「おぉぉぉぉぉぉぉん!」グスグス


妖精「まあ今は何も効果無さそうなので改修へ」


涼月「そうでした。それでは…」






提督「癒されませんでした」ズ-ン


妖精(泣き腫らしてアンパンマンみたいになってる…)フフッ


提督「おう何笑ってんだ」


妖精「いえ何でも」フフ


提督「顔を背けんなオラァン!」ドタドタ


妖精「ちょ、こっち来んなアンパンマン!」ピュ-






木曾「おいおい、今日も賑やかだな」ガチャ


提督「んあ!?」


木曾「…ん、何だその顔」


提督「(何でも)ないです」


木曾「全く、泣き腫らすなんて柄じゃないな。不安なのか?」ヨシヨシ


提督「あっ」


木曾「心配すんな。俺たちは沈まないさ。必ずあんたの元に帰ってくる。そうだろ?」


提督「ママァ…」


木曾「ん?」


提督「これぞ、本物の…」ガクッ


木曾「お、おい!提督ー!」ユサユサ


妖精「アンパンマン!新しい顔…あれ?」アンパン持ち


木曾「おい!どうした!」ユサユサ


妖精「ちょ、何事ですか」


木曾「おお!いきなり気を失ってよ」


妖精「はー、手の掛かる…すいません、こちらへ」


木曾「え?ああ…」ヨイショ







提督「緑の髪の聖母が見えていた」パチ


妖精「へー」モグモグ


提督「ちょ、何食ってんの」


妖精「アンパンですよ」


提督「小腹が空いたから食わせて」


妖精「寝言は寝て言え」モグモグ


提督「てめぇ!」


妖精「つーかそこにいる子がお菓子作ってきたらしいんだからもらえばいいじゃんアゼルバイジャン」


提督「へ?」


神鷹「…」


提督「ファッ!?」


神鷹「…影、薄くてごめんなさい」


提督「そそそそそ、そんなことないぞ!パツキンの美少女なんて」


妖精「いっぱいいるだろ」


提督「てめぇ!」


神鷹「…すいません、戻りますね」


提督「ままっま、待って!今日の晩飯そのシュトーレンでいいから待って!超食いたい!マジで!」


神鷹「そこまでしなくても…」


提督(つーか我儘言うと食わせてほしい!もうこの際キャラとかどうでもいいから癒しが欲しい!神鷹ちゃんのあーんがあれば残った仕事全部終わらせられそうだし!」


神鷹「そ、そうですか?それなら…」


提督(ぃよっし!俺ちゃんホント果報者!この幸せを世界に届けたい!」


神鷹「で、では…あーん…」


提督「ぅまいぃ!やはり空母の癒し力は世界一ィィィィィィィ!!」


神鷹「だ…Danke…提督って、賑やかな人だったんですね」


妖精「バカ騒ぎが取り柄なだけですよ」ゴニョゴニョ


提督「…はっ!ゴホン…あ、ありがとう神鷹君。お陰で元気が出た」


神鷹「…隠せてませんよ、提督。私はそのほうが素敵だと思いますけど」


提督(う…ふぅ…」


妖精「変なこと言ってねぇで食ったら動け馬鹿者」









妖精「ところでパンツの替えは大丈夫ですか」


提督「致してねぇわバカ!」


妖精「え、だってさっき」


提督「ネタに決まっておろうが!」


妖精「oh~サムラ-イ」ペラペラ


提督「お願い書類をガンガン渡さないで心折れる」


妖精「あくしろよ」






ジョンストン「…ひーまー!」ドアバ-ン


提督「何だこの美少女!?」


ジョンストン「は?あなた私の事忘れたの!?」


提督「(そんなこと)ないです」


ジョンストン「…その喋り方、慣れないからやめて欲しいんだけど」


提督「嫌です…」


ジョンストン「とにかく暇なの!ポーカーにでも付き合ってよ」


提督(やりますやります」


妖精「ジョンストンさん、お仕事中ですので」


提督「うるせぇやるぞ(すまない、そういうことだ)」


妖精「お前どんだけ仕事したくないんだよ」


提督(うるせぇこう言うのは全部AIに任せて俺は艦娘の遊び相手になりゃいいんだよ上等だろ」


ジョンストン「何ブツブツ言ってんの?」


提督(あわよくば、アメリ艦の発育の良さをじっくりこってり観察して記憶の奥底に刻み付けておいて新たな基準として…」


妖精「ただのエロガッパじゃねーか!」


提督(うるさいうるさい!分からず屋め!これはロマンであり宿命でもあるんだよ!」


ジョンストン「ねぇ!どうすんのよ!」


提督「ぃやります!」


妖精「おい!」


ジョンストン「じゃ、何賭ける?今日は負けない気がするわ」カシャカシャ


提督「ショットガンシャッフルはカードを痛めるZE☆」


ジョンストン「?」


提督「あっふーん…」


ジョンストン「…さ、どうする?」カード配り


提督(うーん素晴らしい景色。やはり食ってるもんが違うからかぁ…」


妖精(鼻の下伸びてんぞエロガッパ)ヒソヒソ


提督「はっ!…俺は俺を賭けるZE☆」


ジョンストン「…あなた、何かのモノマネでもしてるの?」


提督「…わからんか」ズ-ン


ジョンストン「…ま、いいわ。後からでも」


提督(俺が勝ったら…フフフフフフ」ギラギラ


ジョンストン(…すっごい見てくるなぁ)ヒキッ


妖精(視線が一点集中しててキモイ)









***








提督「楽しい時間はあっという間だったな…」トボトボ


妖精「結局仕事してないから今日は徹夜ですね」


提督「嫌です…」


妖精「は?(威圧)」


提督「わかった、わかったから」


妖精「…ま、その前に腹ごしらえですけど」


提督「わぁい、ていとくごはんだいすき~♪」


妖精「うわきっしょ」


提督「うるせぇ!」


妖精「…ん?何か食堂が騒がしいですね」


提督「あれだ、今日のおかずを取り合ってんだよ。可愛いなぁ」


妖精「あんたと違ってガキじゃないんですからそんなこと…げっ」


提督「ガキじゃねぇ…ん?どした?」


妖精「…あー、今入んない方がいいですね」


提督「気になる」


妖精「窓から覗いて見ますか」


提督「おう」コソッ


妖精(だから何でチョッパーみたいな隠れ方を…)







神通「…」ゴゴゴ


名取「…」ゴゴゴ


阿武隈「…」ゴゴゴ







提督(え、何かあの食卓だけ空気が揺らめいているんですがそれは…」


妖精「あれは提督ラブ軽巡勢…その三本指が一堂に会していますねクォレハ」


提督(…つーことは、そういう事でいいんですかぁ!?」


妖精「まあ私らの情報網ですから」


提督(名取はまあ知ってるけど神通とあぶぅは意外だなぁ。正直めちゃくちゃ嬉しいけど!」


妖精(…男の趣味が悪すぎるよ)


提督「そうとわかったなら突撃だ!」ダッ


妖精「は?」








提督「…まだやってるかな」ク-ル


神通「!」


名取「!」


阿武隈「!」


提督「空いてる席は…」チラッ


神通「提督、私の」


阿武隈「隣に」


名取「ど、どうぞ」


提督(すげぇ!息が合ってて何か芸術的」


神通「色々と」


阿武隈「話が」


名取「あ、あります」


提督(名取が少しテンポが怪しいけどすげぇ合ってる。さっきの空気の揺らめきが嘘みたいだ」


神通「提督、名取さんと夜戦したというのは本当ですか」


阿武隈「どうしてですか?阿武隈はお嫌いですか!?」


名取「あう…」


提督(おぉう…今する話じゃなくね?つーかすげぇ食い気味なんですがそれは」


神通「…この神通、次弾装填は得意なのですが」


阿武隈「私も、や、やればできるんですけど!?」


名取「…///」ニヨニヨ


提督(こ、これはもしや、もしや!もやし!?」


妖精(何言ってんだこいつは…)


神通「…提督に拒否権はありませんよ」


阿武隈「ちょっと!」


提督(あ~^両手に華なんじゃ~^」


妖精「周りの視線に気付けバカ」


提督「…はっ!」ピク


神通「今からでも宜しいてますよね?」ジロ


阿武隈「いっぱい頑張ってくださいよ!」ジロ


名取「でへへ…///」ニヘラ


提督(…一方はお淑やか、もう一方は頑張り屋の子が俺を求めている…素晴らしい!これこそ俺の桃源郷!我が魂が還る場所は此処に在り!親父、お袋、やはり俺は提督になれてよかった…!」


提督(2人ともつぶらな瞳をパチクリしながら俺を見つめてる…ガチ恋距離は心臓に悪いからもっとやれ!」


妖精「仕事はどーすんだよ!」ズイ


提督「ぶわぁ!お前はいいんだよ!」


妖精「は?」


神通「…妖精さん、残念ですが」グイ


阿武隈「これから決戦なのです!」グイ


提督「ん?」担がれ


妖精「ん?」


提督(…な、何かとても嫌な予感がしたんだが、離して欲しいんだが」


妖精「…あっふーん」


提督「お、おい!」ズルズル


妖精「…ご武運を」敬礼


提督(ちょ、何故敬礼!?まるで死地に赴くが如く…こ、この雰囲気…もしや、捕食!?食われちゃう!?」


提督「ま、待て!俺マジで美味くないから!」


神通「あら、ご謙遜を」


阿武隈「名取姉のアレを見たら…ねぇ?」


提督(…拝啓、親父とお袋。俺は生きて帰れないかもしれません)ゾクッ









***









提督「…んぅ」ムクッ


妖精「もう昼近くですよ」


提督「え」


妖精「昨日はお楽しみでしたね」ジト


提督「宿屋みてぇなこと言いやがって…」


妖精「だって実際そうでしたから」


提督「うぐっ…」


妖精「いやぁ艦娘の連撃を耐え凌ぐとは流石ですねぇ。腹上死してるものかと」


提督「だが俺は生きているぅ!」


妖精「まあそれはいいけど溜まった仕事やれよな」


提督「あぁんひどぅい!」








龍田「やだぁ、この部屋栗の花?イカ?の匂いがするわぁ」ケホケホ


提督「ファッ!?」


妖精「別に驚くことねぇだろ」


提督(消臭ぐらいしとけよチビ助」


妖精「生意気な事言う口はこれか?」ツマミ


提督「いだだだだ!」


龍田「たっぷりお寝坊してると思ったら今度は妖精さんとイチャイチャしてるの?いいご身分ねぇ」


提督(いや俺提督だし…つーかわざわざ俺の部屋まで何しに来たの」


妖精「報告以外に何があるんだよ」


龍田「遠征と演習終わりましたぁ」


提督「ご、ご苦労」


龍田「明日は遅刻しないようにねぇ」


提督(…龍田、やはりこの威圧感はいつになっても慣れない。その張り付いた笑顔の裏にはどんな恐ろしい表情が隠されているのか想像に難くない」


提督(何より常に携帯している薙刀!触れただけで全てを切り刻むが如く近寄り難い雰囲気を醸し出している。あーもうおしっこ出ちゃいそう!」


妖精「漏らしたらガチで引きます」


提督(例えだわ!それにしても龍田はこの鎮守内では珍しく?中立的な立場が多いが、お前の素晴らしいデータだと好感度どのぐらい?」ヒソヒソ


妖精「軽巡内では最低ですね」


提督「んなっ!」


妖精「まあ嫌悪感を感じるほどじゃないにしろ、今回のケースは下がりますね」


提督(怖い…アイアンマン!俺のムスコもそのうち切り落とされるんじゃ!?天龍ちゃんに助けて貰わねぇと!」


龍田「聞こえてますよぉ」


提督「ひっ!すいません許して下さい!何でも島風!」


龍田「今何でもするって?」


提督「え、それは…」


龍田「…そうねぇ、とりあえず死んでもらおうかしら?」キラン


提督「ダメみたいですね(諦観)」


龍田「…まあ冗談は置いといて、明日から遅刻やめてくださいねぇ。それでは~」ヒラヒラ


提督「は、はい」


龍田「あ、それと」クルッ


提督「はい」


龍田「お部屋、換気した方が良いですよぉ」スタスタ


提督「…そんなヤバい?」


妖精「いやーキツいっす(素)」









提督「ファブリーズ1本使いました」ゼェゼェ


妖精「これはこれで匂いがキツい」


提督「いい匂いダルルォ!?」


妖精「度が過ぎてて鼻がひん曲がる」


提督「窓開けるからいいし…」ショボ-ン


妖精「つーかお前も臭いからシャワーぐらい浴びろ。寝間着も洗濯しろ」


提督「おかのした」






山城「うぇっ、臭っ」ビク


提督「んなっ!」


山城「な、何ですかこの臭い…芳香剤?強すぎるんですが」


提督(あちゃ~、ここに来て山城かぁ。この子苦手なんだよなぁ」


山城「は?」


提督「な、何でもないぞ」


山城「聞こえてるんですが???」ゴゴゴ


提督「お姉さんゆるして!」


山城「提督にお姉さんと言われたくなかった…不幸だわ」


提督(え、それってもしや姉弟関係じゃなくて異性として」


山城「いえ、提督みたいな弟は要らないかなと」


提督(辛辣すぎぃ!自分、涙良いっすか?」


妖精「涙よりシャワー流せ」


山城「はぁ?提督もシャワーですか?もしやストーカーですか?不幸だわ」


提督「え、何で」


山城「午前の訓練終わりなんですけど」


提督「あっふーん…」


山城「あぁ、提督は寝坊したんでしたっけ。五月雨ちゃん凄く大変そうだったなぁ。不幸そうだったなぁ」


提督「うぐぐ」グサグサ


山城「ふふん、提督を多少いじめてやったので僅かながら気分が晴れました。明日は寝坊しないでくださいよ」スタスタ


提督「わかってる…」スタスタ


山城「…なんでついてくるんですか。五月雨ちゃんに詫び入れるのが先でしょう」イライラ


提督「…このキツイ匂いを携えたまま行けと?」


山城「提督と同じ時間にシャワー浴びるの嫌です」


提督「思春期の娘かお前は!」


山城「乙女心が分からない唐変木め…その癖本音はダダ漏れなのに!」ギャ-ギャ-!


提督(すっげぇ言われようだけど紛うことなき正論、はっきりわかんだね」


山城「…私先に行きますので!」ズカズカ