2021-02-14 04:26:13 更新

概要

最近艦娘達が過保護過ぎる事で悩む提督。ある日執務中に変な書類を見つけて・・・



多少の誤字、脱字、ネタ、変な表現あり。


前書き


提督

鎮守府で艦隊を指揮する人。だが最近艦娘達からの過度なスキンシップや艦娘同士での関係などで悩んでいる。まだケッコンはしていない。

憲兵

提督が書いた書類で大本営から送られてきた。あんまり喋らないが、案外強い。因みに女性で髪型はサイドテール。

12/8更新

元帥

海軍で1番偉い人。これでも50代、還暦が近い。結構頭がキレる人で憲兵を送ったのもこの人。あと同じ海自とくっそ仲悪い。(特に波木さん)

視察

海自の偉い人で今回は視察という事で、提督の鎮守府に元帥と来ていた。何故か元帥とくっそ仲悪い。





【貴方の事をお守りします】





-執務室-



提督「…」カリカリ


とあーる鎮守府で提督をやっている男がいた。まだ若く、20代後半ぐらいで、今は執務中らしく書類仕事をしている。



しかし、提督は何やら悩みがあるみたいで・・・



提督「…はぁ」


提督(最近ギスギスしてるなぁ…鎮守府)


提督(さっきも雷が来て書類を手伝うって別に1人で大丈夫だったから断ったら、急にすがり付いてきて「私はいらない子なの?ねぇ?ねぇ?」って大声で言われて更には、あの光の無い目で言われたらなんか断れなくて)


提督(結局少しだけだが、手伝ってもらったよ。雷とっても喜んでたけど…)


提督(まぁ最後は暁達と一緒にどこかに行ったけどね)


提督「はぁーぁ…」(クソデカため息)


どうやら提督は困ってる様子。


提督「…最近1人でいる方がいいんじゃ?」



シーン・・・



提督「…」


提督「さて、次の書類は…と……ん?」ペラ 書類を見る


提督「…なんだよこの書類」


書類【貴方の事をお守りします】


書類には貴方の事をお守りしますと書かれていて、書類は(はい・いいえ)でのアンケート式で、下の欄に最近の悩みを書くところがあるやつ。



提督「【貴方の事をお守りします】って…なんだこれ?大本営のイタズラか?」


提督「…」


提督「まぁいいや、なんだか怪しいけど最近困ってるし。はい、と」カリカリ…


俺はその書類に適当に答え、最近の鎮守府の出来事や個人的な悩みを書いて適当に終わらせといた。



因みに提督書いたことは、「最近朝、俺のベッドに艦娘がよく入り込んできます」「俺が来ると急に艦娘同士の中が悪くなります」「俺が食堂に行くと艦娘達が急に静かになります」「まくらがでかい」など色々。



-次の日-



提督「…」


提督「はぁ…朝から体力を使うことになるとは…」ヨロヨロ…


俺はいつも通り起きたらいつも通り俺のベッドの中に誰か潜っていて、見てみると今日は春雨と夕立がいた。2人を起こした後着替える為2人を出そうとしたら俺の部屋に金剛が飛び込んできて、金剛が2人を見るたびなんか殺意を向けていつの間にかお互い艤装展開してて今にも殺しあいが始まりそうだったので、俺は朝から3人を止めるはめになってしまった。



殺し合いはやめて欲しい…本当に。同じ味方同士なんだからさ……



提督「あーあ、昔はこんなんじゃなかったのになぁ…」スタスタ…


提督「…さぁ今日も一日がんばらなきゃ…」ガチャ




憲兵「…」




…パタン 扉を閉める


提督「…え?」パチパチ


提督(俺何も悪いことしてないよな?なんで憲兵が俺の所に???)


ガチャ




憲兵「…」ジー




提督「あ…」



-執務室-



提督「えっとぉ…憲兵さんが俺になんの用で…?」


憲兵「…」スタスタ…


憲兵「…」ピラ 提督にある書類を見せる


提督「…なんですかその書類って……あれ、それって…」


憲兵が見せてきた書類を見ると、【貴方の事をお守りします】と書いてあり、俺が昨日書いた書類だということがすぐに分かった。


提督「え?あの書類大本営のイタズラだと思ってたんだけど?」


憲兵「…」


提督「えぇ…あの書類てっきりイタズラかと思って冗談のつもりで書いたんだけどな……」


憲兵「…」


提督「まさか…本当に大本営から送られてきたとはね」


憲兵「…」


提督「それで憲兵さんが俺を護衛って感じで派遣されてきたと?」


憲兵「…」コク



全然喋らんな……憲兵さん。



提督「…正直貴方1人だけで大丈夫なんでしょうかね?うちの艦娘達は殆どが99なんですけど」


憲兵「…大丈夫」


提督「そう…ですか(憲兵さん初めて喋ったな)」


提督「それで何日ぐらい、俺の事護を衛をされます?」


憲兵「…貴方がケッコンされるまでよ」


提督「…え?」


憲兵「…だいたい貴方の書いた書類を見る感じ、艦娘達がギスギスしてるのは貴方が早くケッコンしないからでしょ?」


提督「う…すみません…(痛い所を疲れるな…確かに俺が早く決めないせいでもあるけど)」グサ


憲兵「…だから早くケッコンすれば貴方の事を護衛するのは終わり」


提督「はぁ、そうですか」


提督「因みにこの部屋には盗聴器が沢山仕掛けられてて…」


憲兵「…それなら、全部回収しといたわ」提督の机に沢山の盗聴器が置かれている


提督「…仕事早いんですね」


憲兵「…一応貴方の事をお守りしないといけないから」


提督「はぁ、ありがとうございます」


提督「じゃあ俺は、執務がありますんで憲兵さんは…」


憲兵「…ここにいるわ」


提督「…え?暇じゃないんですか?鎮守府を見て回ったりとか」


憲兵「その間に何かあったらどうするんですか?」


提督「…はい、ごもっともです……」チンマリ


こうして憲兵さんが俺の護衛につくことになった。



提督「…あの、もし良かったらこれを使ってみて下さい」スッ


憲兵「…これは何かしら?」


提督「測定器ですよ。明石に作ってもらったんですよね、なんでも相手が俺に対する好感度が分かるとか何とか」


提督「一応使ってみたらね、大変な事になりましたけど。ここの7~8割がですね……」


憲兵「…いいわ、貰っとくわ」提督から測定器を受け取る


提督「80超えると……どういうことだか分かりますよね?」


憲兵「…その時はその時よ」察した様子


提督「はい、一応俺も早くケッコンする相手を決めますから」


提督「でも皆俺の大切な家族みたいなものだし…その中からただ1人を決めるなんて、中々できませんよ…」


憲兵「…」


提督「でも俺が早く決めなかったから今こうして、鎮守府の雰囲気が悪くなっているから…」


憲兵「…そうね」


提督「…そろそろ俺は執務を始めるんで、適当にしといて下さい」


こうして俺は執務を始める。今思ったけど憲兵さん女性なのに中々クールっすね…俺もかっこよくなりたいけどなぁ?


でも大本営昨日書いたばかりの書類なのに憲兵派遣すんの早くね???そこは早いんだよなぁ大本営!!



………

……




提督「あのー、憲兵さん?」


憲兵「…なんですか?」


提督「いやーなんて言うか?昨日書いたばかりの書類なのに大本営からもう憲兵さんがここに来たんでなんでかなー(?)と思いつい」


憲兵「…」


提督「えっと?憲兵さん?」


憲兵「…最近艦娘が提督に危害を加えるトラブルが起きてるのは知ってる?」


提督「あぁはい、知ってます。最近本営から注意しろと聞いてますから」


憲兵「それなら話は早いわね。実はここも要注意と大本営でマークされているわ」


提督「!!!???」


提督「…マジすか?」


憲兵「本当よ、だからこうして私がいるんだから」


提督「あぁ、えぇ…どうして」


憲兵「あなたが早くケッコンしないk……」


提督「だァァ!!わかってますよ!!!」


憲兵「うるさいです」


提督「あ、すみません…」シュン


憲兵「分かればいいわ。まぁ大本営から大丈夫と認識されるまでは、私が護衛するからいつもどおりにしてればいいわ」


憲兵「最悪貴方にはこの鎮守府から離れて貰うこともありえるわね」


提督「え!?、ちょっと待ってください!そしたらうちの艦娘達はどうなるんですか?」


憲兵「さぁ、私にも分からないわ。安全になるまでどこかに……」



ドン!!


<させませんよ?司令官さん



提督「」



<私を置いて他の女の所にでも行くんですか?司令官?



提督「…ひん」アオザメ


憲兵「提督、下がって…」



執務室前のドアから聞きなれた声が聞こえる。この声は確か…初期艦の『吹雪』ともう一人、初めての建造で来た『電』だ。



わぁー懐かしー(棒)吹雪は俺が新人の時によく助けて貰ってたんだっけー(棒)そして電は俺が初めての建造できて色々な海域でよくMVPとってたっけなー…今じゃ昔のような目の輝き(ハイライト)が濁ってしまっているけど…あはは。


一体…何が〜行けなかったんですかねぇ〜



お前がケッコンしないk・・・



提督「あー、吹雪さん?電さん?俺は別に逃げようとしてる訳じゃ…」



<知ってますよ司令官。そこにいる女に悪い事を吹き込まれてしまったんですよね?大丈夫ですよ、全部わかっていますから



<安心してなのです。すぐに電が目を覚まさせるのです。そこの女を排除してからゆっくり・・・



扉越しでも分かるこの凍りついたような言葉。




ダメみたいですね。(諦め)




提督は慌てて周りを見渡した。絶対盗聴器があると。でも憲兵さんがさっき全部壊してたし、ないはずなんだが…

提督は改めて確認するとタンスの所になにか違和感を感じ提督は詳しく探索してみると、そこで提督が見つけたもの。それは・・・



『盗聴器』であった。



提督「…ん?憲兵さん?さっき盗聴器は全部壊したって???」盗聴器見せる


憲兵「」


憲兵「…私だって見逃すこともあるわよ。なにか?///」


憲兵さん顔赤くなってますよ?



提督「…護衛、頼みますよ?多分俺つかまったら死にますよ?多分」


憲兵「大丈夫よ、必ず守るから」



そのあと吹雪と電が憲兵を排除しようと艤装を展開してここに凸ってきたが…

憲兵さんがあっという間に制圧していた。えぇ…吹雪と電も99勢なんだけどなぁ?憲兵さん何者なんですかね?



こうして俺は憲兵さん護衛のもと安心安全(?)ライフを送ることになった。



ちなみに憲兵さんが気絶している2人の提督に対する好感度を測ってみたところ、吹雪は95で電は92でした。これもう分かんねぇな。



こうして数日が経ち・・・



やっぱり艦娘達が執務室に襲撃に来るが、憲兵さんがあっという間に制圧している。まじで何者なんですかね?あの憲兵さん。女性だよ?普通に戦艦の金剛とか投げ飛ばしてるし。気になってはいたがそのうち俺は考えるのをやめて執務を始めるのであった。



なんか憲兵さんが来てからさらに状況が悪化したような気もするが、やっぱり考えるのをやめた。もしなにかあったら大本営のせいにでもしとこう。うん、そうしよう。



そしてまた、新たな山場が・・・



提督「」カリカリ 執務中


憲兵「」書類チェック中


憲兵「あら?この書類……近々海上自衛隊から偉い人がここに視察に来るようだけど?」


提督「ふぇ?、そんな書類ありましたっけ?」


俺はつい腑抜けた声を出してしまう



憲兵「ちゃんとこの書類に書いてあるけど?」書類見せる


憲兵さんから渡された書類を見てみると………確かにそう書いてあった。『近々、海上自衛隊から視察に貴官の鎮守府が選ばれた。』と、荒井元帥直属の書類が…



提督「えぇ…今絶賛対立中じゃないですか、うち(海軍)と海自って……」




※説明すると、この世界線は偉い人達が開戦賛成派と反対派で激しく対立していて、賛成派が海軍で反対派が海自である。つまり海軍と海自は『別』である。もっと詳しく言うと、自衛隊から戦争賛成派が軍を再び結成した事。どうやら今も揉めているとか…?




提督「うぅ…今も胃が痛いのにさらに対立中の海自がここに視察に来るとは……」キリキリ


憲兵「しょうがないわ、大本営からの、しかも元帥直の命令なんだから」


提督「トホホ、せめてうちの艦娘達がなにかトラブルでも起こさなきゃ良いけど、なんか憲兵さん来てからさらに悪化したような気もしますけど…?」


提督「あー何で海自の視察にウチが選ばれちゃったかなぁ………???」


憲兵「それはだって、ここ横須賀よ?最前線なんだし当たり前じゃない」


提督「はいはい知ってますよ!!チクショォォ!!!」



アアアアアア!!……ウルサイデス、テイトク



提督「あぁ、秘書艦…そろそろ決めないとなぁ…」



アー…



隠しカメラ「ジー…」


??「そうですか、近々海上自衛隊がここに来るんですか…これはスクープですね!!」


??「それに司令官が遂に秘書艦を…早速明日の新聞のネタに……」コソコソ…


いつ仕掛けたのか分からないがとある一室でモニターで提督と憲兵のやり取りを盗聴している少女。明日の新聞がなんとかいい……何やら怪しいことが起こりそうですね。一体どうなるんだがどうだか?



憲兵「」パキ 隠しカメラ破壊


??「あぁ!!またこわされてしまいました!今度はバレないように仕掛けないとですね」



………

……




提督「という訳で、視察終わったら秘書艦決めようと思うんだよね。どう?(いい案)でそう?時雨」ウーン


時雨「えっと?提督??いきなりどうしたの?」



うちでは意外と好感度が普通のこの艦娘、時雨。実は最近この鎮守府に来たばかり。他の作品の方ではやばいらしいけどね(メタ)


そして執務室に時雨……


※好感度は60でした。(憲兵調べ)



提督「え?あ、うん。だってさ?偉い人が視察に来るからさ?それ終わったら、最近書類仕事だるいし…やっぱり秘書艦いた方がいいじゃん?1人じゃ大変だしね」


時雨「ふぅん…じゃあ……僕がやるのはどうかな?」グイ


提督「えぇ…でも意外と書類仕事苦手なの知ってるよぉ??それも資材の計算とかねぇ…時雨ぇ??」ニヤニヤ



たまに資材消えるからね。なんでだろーなー?明石ぃ??赤城ぃ??



時雨「あうぅ…痛い所を付くね提督。ところであの憲兵さんはどうしたの?」


提督「…絶賛、執務室前で交戦中です」指差し



ヘーイ!! ナノデス!! ポイ!!


ドン!! バン!! ガン!!



提督「うぅ…青葉め……余計な事書きやがってぇ…」


時雨「あはは…確かにあの新聞の内容じゃ、そうなっちゃうよね」



そう、なんで執務室前が騒がしいのかって言うと、青葉が書いた新聞が原因である。確か内容は……



一近日ここ、横須賀鎮守府に急に視察!?そして遂に司令官、秘書艦を!!一体どうなる!?一



まぁ憲兵さんが守ってくれるには良いけど?視察、大丈夫かなぁ…。


胃が痛いな・・・


早く秘書艦決めなきゃ。作戦も近い事だし?視察が終わったら、早速・・・



自衛隊視察当日・・・




こういう視察って緊張するよね?




一鎮守府門一



キキー、ドン!! オイゴラァ!!オリロ!!メンキョモッテンノカオイ!



元帥「おぅ、着いたぞ。早く降りろ」ガチャ


(視察)海自の偉い人「…ふん、乱暴だな。どうやら上の人間の気性が荒いと運転も荒いようだな」フッ


元帥「あ?喧嘩売ってんのか?てめぇ…海自のくせに何もしねぇ臆病者がよ?? か・い・じ の癖になぁ!!」ヘッ


視察「は?なんだ?あれに唯一対抗出来る兵器使って優位に乗ったからって調子に乗るなよ??海軍風情が!!」


元帥「は?」ピキ


視察「あ?」ピキ



バチバチ…!! ゴゴゴゴゴゴ…



ナニアノヒトタチコワイ…


チカヅカナイホウガイイヨ…



提督「」


憲兵「仲悪いわね…」


提督「…もう提督辞めたいよぉ……」チーン


憲兵(…口が滑ってます提督)ハァ…








提督「横須賀鎮守府の提督です」ビシ


視察「チッ…私は海上自衛隊の波木だ。今回は視察官としてここにやって来た。まぁ…色々見せてもらうぞ」


元帥「おし…癪だが……じゃあ提督、案内してくれ」


提督「はい、ではこちらから…」



一鎮守府外一



自衛官A「大丈夫ですかねー、波木さん…」待機中


自衛官B「大丈夫でしょ!だってあの波木さんだよ?」ズズ… 缶コーヒー








提督「取り敢えず、一通りは終えましたが……何か質問でもありますか?荒井元帥、波木さん」


元帥「ん?おいおい、こんな奴に構ってる時間ないぞ?しかも波木なんかに」


視察「黙れや荒井。それで、そうだな……一つだけ」


視察「君の事だ、提督」


提督「え?俺、ですか?」


視察「そうだ。君はなんて言うか?何か心配…いや、怯えてるように見えるんだが?」


提督「!!、え…それは……」


元帥「おい、余計な事言うなよ?波木」ギロッ


視察「お前には聞いてねぇよ。それにさっきから鋭い視線も感じるぞ?物陰から」


提督「あぁ…すみません。後で言っときます」



??「…チッ」サササ…



視察「それで…君に聞きたいけど、やっぱやめるわ」


提督「え?」


視察「君にも言いたくないことがあるんだろ?じゃあ俺は、あんま捜索しないしまぁ…所詮は海軍の問題なんか俺には関係ねぇしな」


提督「はぁ…そうですか」


元帥「なんだよ、やっぱり臆病者の言うことは時間の無駄だったな」ハッ


視察「あ?なんだ?」ピキ


元帥「お?お?さっきの続きやるか??」バチバチ


提督「いや、もうやめてくだいよ!!」



仲悪いねやっぱり!!



・・・



この後、工廠、入渠施設など色々な所をまわった。なんかうちの艦娘達、視察の波木さんを睨んだりしていたが…きっと新聞の内容が原因だろうな。青葉は後で説教だな。



視察(何だろう…さっきから睨まれてるのか?私は?)チラチラ



アイツガシレイカンヲ…


ナニカシナイカミハットコウ!!



---



一実演場一



ドーン!! ブロロロ…



提督「あー今やってますね。今は……」


視察「…兵器とはいえ、改めて見ると人と変わりないな。艦娘というものは」



あの後、元帥は憲兵と話があるとか…?今は視察の波木さんとか二人で実演場に来ている訳だが……。


提督「そうですよ、艦娘だって対して人と変わりないんですよ。でも世間じゃあれですよ、兵器が何とか色々批判とかが」


提督「知らない……見たことがないからそう言ってるんですよ」


視察「まぁ…確かにそうだな。国を守ってもらってるくせに廃止しろだのな…分からなくもないぞ?」


提督「確かに怖いし心配ですよ。自分の指揮が国の運命を握ってるとか思いますとね……」


提督「でも俺は、妖精が見えて提督の資格があると知って…海を守る為に戦っていきたいと思ってますよ?ここの皆と」


視察「そうか……君なら出来るかもしれないな」


視察(なるほどな。さっきの顔もそういう不安からか……)



ホントは艦娘に色々困ってるだけ!!と近くの妖精が語る。



提督(それは言わないお約束)^^;


視察「?」



スタスタ…



元帥「おし、もう良いんじゃねぇか?」


憲兵「…」



どうやら向こうで話していた元帥と憲兵さんが戻って来たようだ。なんの話かは、しらぬい(しらない)です。



元帥「これ以上海自なんかにうちの大事な戦力見せるのは、何考えてるか分かんねぇしよ」


視察「あのなぁ…」


提督「え?あ、はいそうですね(何で喧嘩腰何だろう元帥は…)」


元帥「おーし、じゃあそろそろ俺たちは帰ろうか。本営でやる事まだあるしな」


視察「私もそうだな。今回は礼を言おうか、提督殿。こちらも色々知ることが出来た」


元帥「今回はありがとな。提督よぉ!!」バシ!!


提督「あぅ!?いってぇ……」



元帥が提督の背中を強く叩く。いくら元帥が還暦まじかだとはいえ、背中を叩かれたらくっそ痛てぇ。



提督は今回の視察は何とか穏便に終わった。しかし、まだまだ事件は起こる。





うーん、誰を出そうかな?




たまには外に遊びに行きたいんだ俺は




・・・某日・・・





提督「突然だが俺は今鎮守府外にいる!」



理由は簡単、ただ遊びたかったからです。……え?執務はって?んなもん知らん!俺だってたまには外に遊びに行きたいんだ・YO・☆


まぁホントのこと言うと、元帥からこの前の視察の件でちょっと休暇貰えただけですはい、鎮守府から脱走したわけではないです()



提督(まぁこのことは艦娘には秘密にしてある!だって絶対ついてくるやん!)


提督(憲兵さんにはちゃんと話してあるし!大丈夫だって安心しろよ〜)


提督「さぁどこに行こうかな〜、そう言えば最近新しい店ができたって空母たちが言ってたな」


提督「せっかくだしそこ行くか……皆にはお土産でも買えば許してくれるよね?」スタスタ



・・・



店員「いらっしゃいませー」


提督「ほー意外といいじゃんここ」


店員「何名様でしょうかー」


提督「1人です」


店員「え?1名様ですか?」


提督「え?そうだけ……」


?「やだなー私の事忘れてますよー?司令官」ヒョイ


提督「ん?あぁそうだった忘れてた。ごめんな"青葉"って……ん?」



はああああああああ!?お前が何故ここにいる!?



青葉「これはスクープですね〜、『提督、鎮守府から抜け出して一体何処に…!?』って内容ですかね〜♪」


提督「エヘヘ…( ˊᵕˋ ;)」


提督「よーし、何が目的だぁ青葉ぁぁ????」


青葉「そうですね、司令官と一緒に今日は色んな所を見て回りたいですね〜」


提督「……え?そんなんでいいのか?」


青葉「…ダメですか……?」ジー


提督「う、別にいいけど(まぁ俺も暇だったし)」


青葉「やったー!司令官、大好きです!」ダキ


提督「ぶー!こんな所で抱きつくなって」


店員「…あのぉ、聞いてますかぁ……」



・・・一方鎮守府では・・・



大淀(……提督、一体何処に言ってしまったのですか?)チーン


憲兵「」真っ白



「提督さぁん、何処に行ったのかなぁ……私を置いて……」


「うふふ、逃がしませんよ司令?」


「私と提督の邪魔をする奴は誰であろうと始末しますから大丈夫ですよ?だから提督?」



艦娘達「ブツブツ」



鎮守府では提督が失踪したとかで大騒ぎ。なんかハイライトが消えてるようだが、まぁ鎮守府こんなことになってるなんて提督が知るはずもなく、(青葉はどうやって知ったのか?)



憲兵「はぁ……」


時雨「…なんだか怖いねここ」ゾクゾク←最近来た為まだレベルが低い


大淀「胃が痛いです……」



・・・



提督「ふぅ?なんか悪寒がしたような……と」ゾクゾク


青葉「どうしたんですか?早く選びましょうよ!」


提督「……そうだな(新聞に載るのはまずいからな)」



まぁこうして色々と満喫した2人だった。まぁ後に大変な事になるとは知らずに。



ー夕方ー



青葉「今日は楽しかったですよ!司令官」


提督「あはは、本当は1人で色々する予定だったんだけどな」


憲兵「あら…提督。楽しかった?休暇は?」


提督「……憲兵さん。そうですねー色々と満喫出来ましたよ。あ、そうだ、憲兵さんにもお土産です!いつも守って貰ってるお礼です!」有名なスイーツ



憲兵「流石に気分が高揚します」キラキラ



提督(ん?)


憲兵「…いや、なんでもないわ」


提督「はぁ、そうですか」


青葉「では司令官、先に失礼します!」


提督「今日のことは内緒だぞー新聞のこともだぞー」


大淀「……何が内緒なのでしょうか?提督」スッ


提督「ファッ!?びっくりしたわ!!」


大淀「全く大変だったんですよ!提督がちゃんと伝えないから、提督が失踪したとかで鎮守府はもう!」


提督「ごめん。だってさ、1人でたまには息抜きしたいじゃん」


大淀「では何故"青葉"さんがいたのですかね?」


提督「えっとぉ……それは……」ダラダラ


大淀「……はぁ、まぁいいです。とにかく提督は無事だって事はわかりましたから」ハァ…


提督「…ごめんなさい」


大淀「皆さんにはちゃんと提督から言ってくださいよ?」


提督「分かった。ちゃんと言っとくよ」



・・・



提督「……という訳だ、済まなかった。俺がちゃんと言っとけば良かった事を……」



艦娘達「」



「……今度からはちゃんと言ってくださいよ?」


「私、提督が何処かに言ってしまうのかと心配でホントに……」



提督「あぁ、今度からはちゃんと言っとくよ」


提督「だからこの話は終わりに……「ちょっと待って下さい」……え?」



ザワザワ…



提督「お、大淀さん……?」


大淀「私、大変だったんですよ?提督が何処かに行ってる間に色々と……任務やら」スッ 青葉のカメラ


青葉「あぁ、私のカメラ!ちょっと返して下さいよ!」


大淀「…楽しかったですか?2人での"デート"は?」カメラ見せる



なんと!そこに写ってたのは……提督と青葉のツーショット写真がいっぱい撮られていた!!



艦娘達「「は?」」スッ



あ、まずい。ハイライトが消えた。



提督「」ソー…


青葉「」ソー…



長門「おい待て」ガシ



長門からすごい気配を感じる。まずいねこれは……。



提督「あーそうだそうだ俺はまだ仕事が残ってるんだー早く始めなきゃーあとは頼んだ!青葉!」タタタタ


青葉「えぇ!?ちょっと司令官!?待って下さいよ……って……」クル



艦娘達「「青葉さん????」」ゴゴゴ



「へぇ〜、青葉さんまさか1人で抜け駆けしてるなんてね〜」


「これはちょっと許せないかもー?」



ゾロゾロ



青葉「あえ?えへへ……」サー



アー!!!! ←鎮守府中に聞こえた悲鳴



提督(…良い奴だったよ。青葉は)遠い目


憲兵「はぁ……全く大変だったわ。艦娘達を鎮守府から出さないようにするのは……大淀には感謝しないとね」


提督「…なんかすみませんでした!!」ドゲザ



ちなみに提督はお土産で許して貰えました!



………

……




さてと、無事に休暇も終わり、また書類作業に追われる提督。青葉はこの後、みんなからボコされたらしいけど……俺は無実だから関係ないね(レ)



提督「さて、そろそろ秘書艦を決めようかな」


憲兵「大丈夫なの?」


提督「でもそろそろ俺だけじゃキツイんです……」書類の山ー


提督「それにさ、青葉がもう新聞に書いてるからさ」


提督「だから面接をする!誰を秘書艦にするか!」




面接って緊張するよね




一執務室一



提督「はい、それでは秘書艦を決める面接をします。よろしくお願いします」


憲兵「…」


提督「はい、という事で最初の方、どーぞお入りくだ……」



バーン!!



金剛「ヘーイ、てーとくゥー!!私を秘書艦にするネー!!」飛びかかり


提督「」ポチ



パカッ 床が開く



金剛「oh、どうしてネー!!」ヒュー



noー…!! 落ちる音



提督「はい、見なかったことにします」


憲兵(いいのかしらそれで……)


提督「はい、次の方どうぞ」



ガチャ



?「失礼します」


提督「はい、貴方は…陽炎型駆逐艦の……不知火さん、ですね」ペラ


憲兵(なんだかあれね…緊張感ってものが……)


提督「それで今回、秘書艦に応募した理由を教えてもらえますかね」


不知火「そうですね、司令はいつも一人で仕事をしています。それに最近交流が極端に減ってます」


提督「お、おう」


不知火「ですから司令は……」



うーん、だって怖いからなー。自然と距離をとってしまったんだろう。今も憲兵さんいるからこうして面接してるし…。



妖精「ケッコンしてないからでしょ?」



静かに!!



不知火「司令?聞いてます?」


提督「え?あ、うん!聞いてるよ。何だっけ?」(矛盾)


不知火「ですから、それに私も、もう練度が……」


提督「あー、確かに」


不知火「それで司令、ケッコンですが……」



やっべ・・・



提督「あ、う、うん!検討しとく」


提督「そ、それでは!い、以上です。お疲れ様です」


不知火「え?は、はい。では失礼します」



ガチャ



提督「うーん、やっぱりケッコン……」


憲兵「早く決めたらどうなの?」


提督「それが出来ればね?」


憲兵「ヘタレね」


提督「何も言い返せねぇ…;;」


提督「つ、次行こうか!ではどうぞ」



ガチャ



?「失礼します!」




今度は誰にしようか募集します。コメントで……















後書き



出して欲しいキャラ居たら書いて下さい。誰出そうか考えるのが楽になります。特に今。


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このSSへのコメント

7件コメントされています

1: 朝潮型は天使 2019-10-01 06:50:46 ID: S:bgABLA

やったァ ヤンデレものだ〜

2: SS好きの名無しさん 2019-10-01 10:30:06 ID: S:kXCgxT

憲兵さんと結婚という。謂わば外からの人と家庭を築けば良いんですよ。内部だからこそ揉める。そして外からの刺激が有れば此の子達も眼を冷ましますよw
戦争をする相手が違うことにw

3: SS好きの名無しさん 2019-10-01 19:41:16 ID: S:NGhXN-

憲兵は加賀か。

4: SS好きの名無しさん 2019-10-05 07:28:52 ID: S:9YDSYC

この憲兵さんの好感度はどれくらいなんだろ?案外80越えてたりしてw

5: TK君 2020-03-07 02:51:32 ID: S:JEUJyM

久しぶりの更新です…

6: 昌一 2020-12-08 12:47:12 ID: S:M__0cH

おらワクワクすっぞ!!

7: S.L.KⅡ 2021-01-08 08:26:52 ID: S:Y4hhEq

面白い!( ´∀`)bグッ!
続き,頑張ってくださいね!


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