2020-02-21 16:57:35 更新

概要

衣笠「何がどうしてこうなった……!?」orz


前書き

皆さんこんにちは!はじめましての方ははじめましてメットールといいます!
今回は本当にシリアル回になると思います!今回はこの物語の深海棲艦達(各々の提督love勢)の娘達のドタバタトーク回です!
駄文、誤字脱字が多いですがどうぞよろしくお願いします!





どうしてこうなってしまったのだろう?私衣笠はふと思う。




______________________





衣笠「はーい!衣笠さんよ!今回も始まりました「GASAreport」ゲストはこちら!」




リコセンミキミヲ「「「「ヨロシクオ願イシマース!」」」」(≧▽≦)




衣笠「そして今回は各々の鎮守府の厨房を預かるこちらの4人に加え特別解説としてうちの娘から駆逐棲姫のクーちゃんです!」




クー「オ願イシマース」ニコニコ




衣笠(前回は提督達にしっちゃかめっちゃかにされたけど今回はやるわよ!!今回もきっちり中継されてるからね!)




言わずもがな今回も各鎮守府に中継されており、むしろ向こうからも中継で繋ぐことができるようになっている。




衣笠「それにしても皆久しぶりね~元気そうね

!」




リコ「ハイ!オ久シブリデス」ニコニコ




ミキ「私達ハ身体モ資本デスカラ体調ハバッチリデスヨ」(^^)




衣笠「元気でなにより!それでは早速始めていくわね!」




セン「少シ待ッテ頂ケナイカ」




衣笠「?どうしたのセンさん?」




セン「皆デノトークノ前二確認シタイコトガアリマス」




衣笠「確認したいこと?」




セン「クー様、オ願イシマス」




クー「ソレデハコチラデス」Eメガネ




衣笠「クーちゃん!?」




慌てふためく私をしり目にいつの間にか眼鏡をかけていたクーちゃんは一枚のプレートをカメラに見える様に出した。書かれていた事は…




プレート「これが姫級でいいのか!?」




衣笠「へ?どういう事?」




セン「衣笠サン、申シ訳ナイガ我々ニハ定義シタイ問題ガ出来テシマッタノデス」




衣笠「も、問題?何問題って?」




セン「マズコチラヲ、皆様モゴ覧下サイ」ユビサシ




そう言うとセンさんは後ろに用意されたモニターを指を指した。そこに映っていたのは……




衣笠「あれ?これってちょっと前に出てきた空母夏姫でしたっけ?」




私にも見覚えがあった。空母夏姫。空母棲姫と同等の力があり人類の脅威となる深海棲艦だ。ただ空母棲姫と違うのは水着を着ている点だった。何故水着を着ているから謎である。




セン「ソウデス、空母夏姫。私ノ上位ニモ当タル深海棲艦デスガ何カ気付ク事ハアリマセンカ?」




衣笠「へ?気付く事?」




私はそう言われてもピンとこなかったがミヲちゃんがあることに気が付いた。




ミヲ「アッ!」




衣笠「ミヲちゃん?わかったの?」




ミヲ「オ腹ガショーツノ上ニ乗ッテマス!」




セン「ソウダ!ヨク気ガ付イテクレタミヲ!」




そしたらその空母夏姫のお腹の部分が拡大アップされた。確かにお腹の肉が水着のショーツの上にきっちり乗っている。




セン「言ワセテ頂ク。ナンダコノ腹ハッ!!!」

(# ゜Д゜)




私は思った。いつも冷静なセンさんがここまで感情を露にしたのは初めてなんじゃなかろうかと




セン「皆、ドウ思ウ?」プルプル




リコ「アリエマセン」

ミキ「ナイワー」

ミヲ「酷イ……」

クー「姫級ノ面汚シ」




衣笠「クーちゃんが一番酷いっ!?」




クー「イヤイヤ衣笠サン。コレハ姫級トシテモ同ジ女性トシテモ酷イデス」キッパリ




セン「中継ノ向コウノ皆様、ドウ思イマスカ?」




センさんが中継で各々の鎮守府にいる人達(深海棲艦)に意見を求めた。すると




チエ『私ハノーコメントデ~』




ツバキ(#^^)ピキピキ




ナツキ『センサン。コチラノ方ハドチラニイラッシャイマスカ?沈メテキマス』ニコニコ




ソラ『ダメヨ~ナツキ。マズ私ガ艦載機ハゲサセテカラジャナイト~』ニコニコ




アメ『ドン引キデス』




衣笠「すげぇフルボッコ」(^_^;)




セン「ヨクコンナ贅肉ガ付イタ腹ガダセルモンダナト皆様ハ思ウダロウ。ダガ次モ見テ欲シイ」ユビサシ




そう言うと画像が切り替わり次の深海棲艦が映し出された。




衣笠「今度は戦艦夏姫ですね」




次に映し出されたのは空母夏姫の様に水着を着た戦艦棲姫の個体、戦艦夏姫だった。あの厳つい艤装に抱きつく様にしビキニラインを強調するかの様に尻を突き出している画像だった。




セン「誰カ気付イタ方ハイマスカ」(^^#)プルプル




あっ、言わなくても分かる。センさん完璧に怒ってる。そう思った私だったがその内に




リコ「エッ…?ウソデスヨネ?コレ……」




とリコちゃんが何かに気が付いた様に絶句している。




クー「リコチャン、コレガ現実ナノ……」




とクーちゃんが口を挟んだ。その様子は怒りを通り越して呆れ返っているように見える。




セン「分カッテクレタカリコ、モウ答エヲ」




リコ「左裏太腿ノアレ、セルライトデスヨネ」




セン「ソウダ!アレハセルライトダ!!!!」

(*`Д´)




センさんの怒りと共にリコちゃんの答えが言われた瞬間にお尻がアップされた。そのアップされた太腿にはセルライトが確かに出来初めていた。

私にも分かる、あれはない。世の中の男達が気が付いたなら絶対に萎える。




セン「皆様方、感想ヲ」(^^#)ピキピキ




リコ「考エラレマセン」

ミキ「コレハナイワー」

ミヲ「アリエナイ」

クー「姫級ハ勿論戦艦棲姫ノ面汚シ」

チエ『確カニナイワ~』

ツバキ『コレハヒドイ』

ナツキ『コノ方ハドチラニ?二度ト浮上出来ナクシテキマスワ』ニコニコ

ソラ『細胞ハオロカ思念スラ残サナイワ』ニコニコ

アメ『ドン引キナンデスケド』




衣笠「なんだろ?皆が正しく聞こえる」(^_^;)




セン「仕方アリマセン、デスガコレガ好戦派深海棲艦ノ、人間デ言ウナレバ『売レ残リ女』ナノデス!」




センさんのその言葉に皆が頷いた。売れ残りってはっきり言い過ぎるでしょう……。




衣笠「ちなみにここにいる皆ってどうなの?」




当然の疑問を私はクーちゃん達に投げ掛ける。皆から返って来たのは……




クー「ソウ言ワレルダロウト思イ皆ニハ水着ヲ用意シテモラッテマス」(^^)フンス




衣笠「ちょっと待って衣笠さん聞いてないよ!!」




クー「言ッテマセンカラ。皆準備オ願イシマース♪」




私の思惑とは違いどうやらクーちゃんに番組が乗っ取られたようです。リコちゃん達が準備をして5分が経ち……




クー「最初ハリコチャンドウゾ!」




リコ「ハーイ!」




クーちゃんの呼び掛けに元気よく返事をして出てきたのはリコちゃんでした。

着ている水着は藍色のタンキニ(タンクトップとビキニを合わせた造語)の様で他のリ級と比べて露出が少なくなっているものだった。




クー「リコチャンハタンキニデスガ、コレハ実ハ理由ガアリマス」




衣笠「理由?」




クー「リコチャン自身、古鷹サント同ジ制服デ最近ハインナーモ着ルヨウニナッテカラ夕禅中将以外ノ男性ニ肌ヲ見セルノニ抵抗ガアルヨウデス」




衣笠「成る程」




私は難なく理解出来た。要は恥じらいだ。好きな人には良いがそれ以外だとちょっとと言う奴だと思った。




クー「デモリコチャン、ヤッパリ胸大キクナッタヨネー」




リコ「コノ間測ッタラCカップニナリマシタ♪」




衣笠「でもやっぱりリコちゃんきっちり鍛えてるわねー。おんなじ女だけど腰回りがエロいわ」




クー「イイトコロニ気付キマシタネ衣笠サン!コチラガリコチャンノスリーサイズニナリマス」




クーちゃんはそう言って一枚のプレートを出した。そこには




バスト 84㎝

ウエスト 56㎝

ヒップ 83㎝




衣笠「レベル高いわね!これ」




クー「ハイ、ナニヨリモ身体ノ理想トサレル黄金比、X型体型ナノデス!」




衣笠「胸やお尻よりもクビレの部分が強調される体型ね!」




クー「ソノ通リ、ソシテ腰回リハ男性ノミナラズ女性カラモ評価ハ高ク魅力的ナポイントデス!リコチャンアリガトウ!次ハセンサン!」




セン「出番カ!」




次に出て来たセンさんは画像の空母夏姫と同じ黒のフリルビキニだったが……




衣笠「お腹出てない…ってか肌白いから目立たないけどよーく見たら腹筋割れかけてるよね?外腹斜筋出てる…」




セン「アレダケ言ッタンダ、コレクライ仕上ゲテクル」




クー「流石セン!オ腹回リモスゴイデスガヤッパリ胸ガスゴイ!」




衣笠「センさん、何カップ?」




セン「トップ97ノGカップダ」バイン




衣笠「Gカップって…、衣笠さん負けました……」




クー「村雨御姉様トオンナジデスネ!」




衣笠「村雨ちゃんクラスかぁ、納得」




セン「?空母艦娘クラスナラ普通デハナイノカ?蒼龍ハ100オーバーノKカップダガ……」




衣笠「上には上がいる……、ってかセンさん!その発言は危ないよ!?」




私は画面の向こうでダメージを受けているツインテの装甲空母艦娘とポニテの軽空母艦娘のことが容易に想像できた。




クー「センアリガトウ!ジャ次ハミキチャン!」




ミキ「ハイ!」




次に答えて出て来たのはミキちゃん、青系のオフショルダービキニである。水着は勿論似合っているが私は別の所が気になった。




衣笠「ミキちゃんって着痩せするのね、おっぱい意外にあるわ」




クー「ミキチャン何カップ?」




ミキ「Dカップデス!」フンス




クー「Dカップト言エバミキチャンノ所ダト萩風サントオンナジサイズデス」




ミキ「追イ付キマシタ!コレモ御兄様ノオカゲデス!」フンス(*≧∀≦*)




衣笠「ミキちゃん、その発言危ないわよ!?」




ミキちゃんが言う御兄様と言うのは所属している鎮守府の提督、飛鳥大佐のことだ。前回の放送でそのことばらされてたなぁと私はしみじみ思う。

思っていたのもつかの間クーちゃんが止まらない




クー「チナミニミキチャン飛鳥大佐トハドンナ感ジデイチャイチャシテルノ?」ニコニコ




ミキ「勿論御兄様ニ甘エル妹トシテタクサンイチャイチャシテマス♪コノ水着モ御兄様ガ」

(*/∀\*)テレテレ




衣笠「待てぇぇぇぇぇぇい!!?」




クー「ドシマシタ?衣笠サン?」




衣笠「クーちゃん待とうかっ!!これ放送よっ!?何時もみたいな乗りで言って良いものじゃないのよ!?」




クー「オット、ソウデシタソウデシタ。気ヲツケマス」テヘペロ




信用できねぇ、まさに嫌な予感しかしないわ。




クー「ミキチャンアリガトウ!最後ハミヲチャンデス!」




最後に呼ばれたミヲちゃんはここに来て背中の空いた競泳水着で登場した。私は思わず




衣笠「ミヲちゃん背中綺麗ねぇ」




率直に出た言葉だった。見えている背中の部分はシミ1つない綺麗な背中で競泳水着であっても出てるとこは出て、締まるところは締まっている。




クー「ミヲチャンモオッキクナッタヨネー」




ミヲ「私モDカップデス!飛龍サンニ並ビマシタ!」(*≧∀≦*)




衣笠「皆鍛えてるわね、無駄な肉が無い…」アハハ

(^_^;)




これは私からの総評だった。水着姿の4人は例外なくモデル顔負けのスタイルを披露し先程出された姫級のたるんだ体型を否定するのに十分な説得力を示していた。勿論中継の向こうで視聴している各々の鎮守府からも、大本営で視聴している海軍棲艦からは称賛の声が上がっていた。




クー「皆スゴーイ」(*’ω’ノノ゙☆パチパチ




セン「イエイエ、コレクライハ我ラニトッテハ当タリ前デス」




衣笠「当たり前なのっ!?なんで?」




私からすれば疑問だったがセンさんはその質問に直ぐ答えてくれた。




セン「ソレデハコチラヲゴ覧下サイ」ユビサシ




センさんがそう言ってまた後ろのモニターを指を指した。そこには映ったのは




衣笠「あれ?蓮次提督?それに夕禅中将や龍生少将と飛鳥大佐に修介少将ですよね?」




映されたのは私やリコちゃん達の提督達だった。何故か画像が皆例外なくトレーニング中のものだったけど触れないでおこう。

何故なら皆上半身裸だったから




セン「コチラハ我ラノ主デアリ敬愛スル男性デス。各々コノ方々ノ側ニ仕エル者トシテミットモナイ所ヲ我ラハ見セル訳ニハイカナイ!!」カッ




今日のセンさんは良く喋るなぁ、普段喋らないぶんギャップが凄い。




リコ「特ニ私ヤミヲチャンハ鬼級デモ姫級デモアリマセン。ミットモナイ所ヲミセレバ私達ヲ選ンデ頂イタ提督サン達ニ顔向ケガ出来マセン!!」




衣笠「何言ってるのリコちゃん?貴方達5人戦艦棲姫とタイマンして皆かすり傷1つもなく圧勝出来るよね?古鷹達も大概だけど皆も大概なんだよ?特にリコちゃんとミヲちゃんは鬼級も姫級も越えた何かだよね?」




そうこの娘達は皆保護されてから予備兵として第3鎮守府時代から所属している。その中でも5人は共に戦う道を選び各々の提督達の元で訓練、実戦を経験し今では私達並みの実力を備えた深海棲艦の枠を越えた何かなのである。




ミキ「デスガ衣笠サン、御兄様ヲ始メコノ提督達ニ好意ヲ持ツ方々ハタクサンイマス」




クー「ソノ通リ!中デモ大本営ニイル姫級ノ深海棲艦達ノ中ニハ夕禅中将ヤ飛鳥大佐ニ明確ナ好意ヲ持ッテル方々ガイルンデス!」




衣笠「そうなの?」




クー「欧州棲姫ノイリスサンハ夕禅中将ニ明確ナ好意ガアリマスシ、防空埋護姫ノマイチャンハ飛鳥大佐ノ事大好キデスシ」




衣笠「そんなの衣笠さん初耳なんですけど!?」




クー「他ニ挙ゲルナラ戦艦棲姫ノイクササンハ龍生少将love勢筆頭デスシ、重巡棲姫ノジュンチャンハ修介少将loveデスシ、戦艦仏棲姫ノコニーサンハ蓮次様ニ好意持ッテマスヨ」




衣笠「クーちゃんわかってる?貴方今凄い勢いで爆弾ばらまいてるわよ?」




クー「サテナンノコトヤラ」(*≧∀≦*)




衣笠「この娘、分かってやってやがる…」




クー「デスガコノ様ニ明確ナ好意ヲ持ッテイル方々ハタクサンイマス。私達5人ハ各々ノ提督サン達ノ女デス。ソノ為ニモ!アンナタルンダ売レ残リ共(好戦派姫級)ノ様ニナッテハイケマセン!」




『「ソウダソウダ!!」』




クーちゃんの言葉に皆からも中継先からも賛同の声が上がる。流石カイン中佐の妹だけあるわ


こうしてる間の各々の鎮守府の反応はと言うと




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各々の反応




大川提督「欧州棲姫のイリス…誰だったか?」ウーン




古鷹「あの方じゃないですか?この間大本営に行った時のドレスみたいな服の人」




大川提督「ああ、思い出した。扶桑型改二の試作艤装に大型のボウガンを持っていたのか」




古鷹「でも接点は……、あっ、ありますね」




大川提督「そういえばこの間天龍や皐月達に混じって剣の稽古に参加していたな」




名取「いましたね、人一倍集中して取り組んでた姫級の人」




祥鳳「でも提督に好意を持ってたんですね」




涼風(やっぱりあの人か!提督に色目使ってて気付かれなかったの!)




初霜(提督剣の稽古中含む訓練中は余計な事考えないから気にならなかったのね)




五月雨「えっ?あの人って提督に色目使ってましたよね?」




涼風「言うんかい五月雨!」




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敷島提督「イクサって十中八九あいつか」




時雨「うん、間違いないよ」




夕立「どの人っぽい?」




時雨「大本営に行くとリュウを見つけたら抱きついてくる戦艦棲姫」




若葉「そういえばいたな」




不知火「司令、どうしてあそこまで好かれたのですか?」




敷島提督「俺が聞きてえよ!」




綾波(完璧にあの時の人だよね?)




朧(うん。第3鎮守府にいた時に提督が助けた姫級の人)




綾波(バッチリフラグ建ててますねぇ)(^^;)




夕立「レ級のレツちゃんといいなつかれるの速いっぽい」




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満潮「ちょっと!司令官誰よマイって!?」




最上「いつの間になつかれたのかな~?」アハハ




滝本提督「えっと…あれ何時だ?」




扶桑「飛鳥さん、この間大本営に行った時に迷子になった姫級の娘の面倒を見たと話していましたよね?」




滝本提督「あ~思い出した!あの娘か」




朝雲「面倒見たってなにしたのよ…?」アタマカカエ




滝本提督「えっ?迷子になって泣いてたから理由聞いてまた泣かれない様に優しくしてただけだよ?」




山雲「旗は~、立てられました~、ね~」




山城「またあんたってのは……」




滝本提督「えっ?たったそれだけだよ?」




山城「それだけで十分よ!いい加減自覚しなさい馬鹿飛鳥!」




滝本提督「なんだとー!いいか山城まず馬鹿って言った奴が馬鹿なんだよ!」




山城「じゃ、あんた2回言ったから大馬鹿ね」

(  ̄ー ̄)




滝本提督「なんだとコラー!」(*`ω´*)




扶桑「提督?山城?」アタマヲガシッ×2




滝本提督「ふ、扶桑?」ダラダラ



山城「ふ、扶桑姉様?」ダラダラ




扶桑「いい加減になさい?」ゴンッ!!!




滝本提督山城「「おおお……」」アタマオサエ




扶桑「皆さん見てますからおよしなさい、ね?」ニコニコ




滝本提督山城「「すんまえんでした」」(;つД`)




鎮守府内全員(うわぁ痛そう)




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佐倉提督「うん?誰だ?」つ赤の4




春風「司令官様、恐らく司令官様の訓練に参加していた方かと」つ黄色の4




陸奥「あの時の娘かしら?ほら、ドレイク隊の短期訓練の時の」つ黄色の9




佐倉提督「ああ、いたな」




五十鈴「あの時のどこで好きになる要素あったのよ?私達含め半分死にかけた訓練で」つ青の9×2




大潮「まあいいじゃないですか!あの人も来るんでしょうか?」つ青のドロ2




霰「来そう」つ緑のドロ2




千歳「飲める人なら誰でも歓迎ですよ♪」つ赤のドロ2




佐倉提督「やめてやれ千歳、また潰す気か?」つ赤のドロ2




春風「ふふっ、千歳様ったら」つ黄色のドロ2




陸奥「あらあら、大変ね。五十鈴?」つ青のドロ2




五十鈴「ちょっ!?」




佐倉提督「さあ、12枚だ」ニッ




各々、様々な反応だった。




______________________




クー「ヨウスルニ、提督サン達ニ憧レル方達ノ為ニモ、私達ハ提督サン達ニ相応シイ女性二ナラナケレバナラナイト言ウコトデス!!」ビシッ




衣笠「クーちゃんわかったわ!熱意は分かったから話題換えましょ!ね?」




クー「ワカリマシタ衣笠サン。デスガソノ前二中継ヲ挟ミマス。浦風サンイイデスカー!」




衣笠「それも聞いてないよ!?」




浦風「はーい♪中継先の浦風じゃけ」




いつの間に浦風ちゃんにも協力してもらってんだこの娘…、もう突っ込みが足りない……

ちなみにこの娘浦風ちゃんは大本営の大堂元帥直属の艦娘。ってか元帥の嫁の1人で第3鎮守府からの仲間で元第3鎮守府第1部隊所属である。




衣笠「……浦風ちゃん、今どこ?」




浦風「今は大本営の中の娯楽室のゲームコーナーじゃ。今な」




「アラ?ナニシテルノ?」




クー「オオ、イクササンデスカ!?」




イクサ「アラアラ、クー様オ久シブリデスネ」




と色白の黒のネグリジェ姿で金色の瞳の女性が画面に映って来た。この人がさっき言っていた龍生少将に思いを寄せる戦艦棲姫のイクサさんのようだ。




クー「オヒサシブリデス!今ナニシテルンデスカ?」




イクサ「今?今ネ」

「ヴェアアアアアアアア!!?」(0言0#)




とどこからか聞き覚えのある絶叫が聞こえてきた。こんな絶叫を上げるのは1人しかいない。




ジュン(重巡棲姫)「ココデハリケーンボンビーダトッ!?」




イリス(欧州棲姫)「高額物件バカリ被害ガデテルワヨ……」




マイ(防空埋護姫)「サッキ借金シテマシタシ農林物件シカアリマセンヨネ?」




コニー(戦艦仏棲姫)「被害4億……!?」




浦風「みんなで桃鉄やっちょるぞ」




衣笠「なんでっ!?」




イクサ「落チ着イテ衣笠サン。コレニハ理由ガアリマス」




衣笠「理由?」




浦風「そうじゃ。と言うのもイリスさんもコニーさんも2人共元々ヨーロッパにいた人じゃろ?だから日本の地理が分からんくての、勉強するって言ってもどう教えるか考えとっちゃんじゃ」




イクサ「ソウナノ、ソレデ考エテタラコノ間マイチャント滝本大佐ガアノゲームデ遊ンデルノ思イダシテネ、ミンナデ遊ンデルノ」




浦風「あれなら土地の名前も分かるし名物も覚えやすいからの~。例えば青森はりんご、新潟はお米、山形はさくらんぼとかの」




イクサ「食ベ物ハ覚エヤスイワ」




と、2人に説明してもらってるうちに後ろで動きがあった。




ジュン「ハリケーンボンビーッテ確カ近クノ奴モ巻キ込ムンダッタヨナ…?」スッ




イリス「オイ、待テ!?ジュン『サミットカード』二カーソルヲアワセルナ!」




コニー「ジュン!ワカッテルノ!?今1月ナノヨ!1月ノ東北デ『サミットカード』ナンテ使ッタラ……!」(;´゚д゚)




マイ「デマスネ。コノ状態ダト……」




ジュン「独リボッチハ寂シイノハミンナ知ッテルヨナァ!ジャアミンナデ仲良ク吹ッ飛ボウゼ!」ポチッ




シャチョウノミナサン2ガツデスヨ!


クッコノジョウキョウハ……!!

ヤッパリキマシタヨ!

イヤァァーー!!ナマハーゲン!!!




浦風「いやぁ初心者の真剣プレイはリアクションもええしおもろいのぅ」




クー「ナマハーゲン?デスカ?コニーサンハ何デアンナニ取リ乱シテ」




浦風「それねぇ、今30年ルールでやっちょるんけど今8年目でこれで出てきたの6回目の4年連続なんよ」




衣笠「出過ぎでしょ!?そんなに確率高くないですよっ!?」




浦風「でもねぇ誰かしら東北にいるよ絶対って言って良いほど出てくるんよナマハーゲン」




イクサ「デ、出テキテハ毎回毎回コニーガ被害二アッテネ。今ノトコロ物件被害2億越エテカードモ『スペシャルカード』トカ『新幹線カード』トカバンバン捨テラレルカラスッカリトラウマ二」ウフフ




アレ?ナンデトオマワリ?

コレハマサカ

ドウシテトオマワリシテワタシノトコロニクルノヨーー!!

コンドハ1カイデ1オクカヨ




浦風「あっ、また被害にあっちょるw」




イクサ「本当ネ、ソレハソレデクー様。クー様ハナニヲサレテルノデスカ?」




クー「今衣笠サンノ『GASAreport』ノ放送中デス!」




クーちゃんのその言葉を聞いたイクサさんは戸惑ったと思うつかの間、いきなり顔を赤らめ始めた。

……この時点で分かってしまう私って毒されたのかなぁ




イクサ「ソンナ……!ト言ウ事ハ龍生サンモ御覧ニナラレテルト言ウ事デスヨネ!?私ッタラナンテハシタナイ格好ヲ!」




衣笠「いやいや、戦艦棲姫みんなそんな格好でしょうが!?」




敷島提督『呼んだか?』




衣笠「呼んでないわよ!!って何で中継繋がってんの!?」




クー「私ヲ誰ダト思ッテマシタ?」(o^-')b キリッ




衣笠「馬鹿野郎っ!」(`Δ´)




流石あの大馬鹿野郎の妹、何処まで遺伝してんだあの親兄妹!!




イクサ「龍生サンッ!?」




敷島提督『よう、元気そうだな』ニッ




イクサさんは思わぬ龍生少将との対面に頬を赤らめてもじもじしてた。こうみると恋する乙女全開だが、それをしているのが戦艦棲姫ということを危うく忘れる所だった。




イクサ「ア、アノ龍生サン」///




敷島提督『ん?どうした?』




なかなか良い雰囲気になるかと思いきやそうはならないのがこの人達なのである。


タイミング良くて笑えるわよ?




イクサ「アノ、デスネ私」///


マイ「待ッテクダサイ!コレッテ飛鳥御兄様ノトコロニモ繋ガッテルンデスヨネ!?」


当たり前の様に提督がらみだと入ってくるこの娘達。てかマイちゃん、貴方もなのね。そのマイちゃんを皮切りに次々と中継に入ってきた。


イリス「悪イケド私二夕禅様二挨拶ヲ……!」

ジュン「オーイ!修介ー!アンタノ所アタシモ行クカラナー!!」

コニー「ドイテクダサイ!邪魔デスワ!蓮次様!御覧ニナラレテマスカ!」

マイ「邪魔ナノハコニーサンノオッパイデス!」

ジュン「ソウダヨ!ソノMカップデカスギンダヨ!」

イリス「マズハ私二夕禅様二挨拶ヲサセナサイ!全員タタッ切ルワヨ!」

イクサ「ミンナオドキナサイ!!マズ私ガ龍生サン二御挨拶ヲ……!」


ギャーギャーギャーギャーギャーギャーギャーギャーギャーギャー




浦風「こっちからは以上じゃ!クーちゃんスタジオ返すで~」




クー「ハイ!中継アリガトウ!皆サンアリガトウゴザイマシタ!!」




5人「「「「「マッテーー!!」」」」」




5人がもみくちゃになってる所で平然とスタジオに返す浦風ちゃんとそれを受けるクーちゃん、完璧にこうなること予測してるわね。




クー「イヤァ皆サン元気デ良カッター」




衣笠「感想それだけっ!?」




敷島提督『なんか婚活女子みたいだったなー』




衣笠「そうですね……んんっ!何でまだ中継繋がってるんですかっ!?」




滝本提督『俺もいるゾ!!』




衣笠「出てこないで!もう中継切って!」




クー「モ~ショウガナイデスネ、一旦中継ヲ切リマスネ」




と、クーちゃんがスタッフ妖精に合図を送り向こうからの中継を切った。これで茶々を入れられないですむ。




衣笠「ああ…」




クー「ドウシマシタ?」




衣笠「みんなしてボケ散らかすから突っ込み疲れたのよ!!」




クー「ソレハ仕方アリマセン、突ッ込ミ二関シテハ出来ナイ人モイマスカラ、ジャ次ハ衣笠サンガ用意シタノイキマスネ。」ドン




と、クーちゃんは一枚のプレートを出した。その内容が……




プレート「実際、提督に抱かれた感想は!?」




衣笠「ちょいちょいちょい!!」




クー「?」




衣笠「クーちゃん。クーちゃん良く聞いて、良く聞いてね?何でこれを出したの?」




クー「前回ノ夕禅中将達ノガ衣笠サン的ニハ満足デキナカッタンダロウナト思イマシテ」テヘッ




衣笠「そこは気を使わないで欲しかったなぁ、衣笠さん的には」




リコ「エット、スゴク暖カクテ気持チイイデスヨ」




衣笠「答えるんかいリコちゃん!?」




リコ「?第一私朝オハヨウノハグシテモラッテルノ提督サンモ前回言ッテマスカラ大丈夫カト」




衣笠「そういえば言ってたわね…」




ミヲ「ソレニ」




セン「アレダケ鍛エテル提督二抱キ締メラレテ反応シナイ女ハ女デハナイ」




ミキ「鍛エラレテガッチリシテ熱ノアル御兄様ノ胸元デ抱キ締シメラレル」




クー「容易二想像デキルネ。私モ蓮次様ニサレテルノ考エルト…」




5人「「「「「エヘヘ」」」」」(///ω///)♪




衣笠「何この乗り?」

(これなら事故にならないかしらね、でも油断出来ない。もしもアッチの流れになったら私殺されるわ……)




クー「ソレデ私思ッタンデスケド、ミンナ鎮守府ノ皆サントハドウデスカ?」




セン「ドウトハ?」




クー「鎮守府ノ雰囲気デス」




リコ「和気藹々デス。最近ハ嵐サン達ガ楽器二興味持ッテ空キ時間アレバ練習シテマス」




セン「皆、仲間デアリ武道ノライバルトイウ感ジダナ、仲ハ良イゾ」




ミキ「皆サン仲ハイイノデスガ舞風チャンヤ由良サンノアプローチガ日二日二多クナッテ御兄様争奪戦ガ起キテマス」




ミヲ「ウーン、私ノトコハ何時モ皆ノ時間出来タラミンナデ遊ンデマスネ。サッキモ中継先デウノシテマシタシ」




クー「ヤッパリミンナ何時モ仲良イネー。多分蓮次様モ今木曾サントオ菓子作リシテマスカラ」




衣笠「あー、そういえば木曾昨日鼻歌混じりでプリンの下拵えしてたねw」




クー「シテマシタネー。焼キプリン二スルッテ言ッテマシタ」




衣笠「そのおかげか潜水艦の娘達から人気あるのよね~」




クー「ソコデコンナ質問ガ『カッコカリしてるのに他のカッコカリしてる艦娘といがみあったりしてないのですか?』」




誰が出したその質問はと思ってしまったがその答えは皆が即答した。




リコ「ナイデス」

セン「ナイナ」

ミキ「アリマセン」

ミヲ「ナイ」

クー「ナイネ、全ク」




衣笠「あたしらでもないわね、不思議と。普通ならキャットファイト不可避よ」




リコ「キャットファイト?」クビカシゲ




衣笠「男の見てない処でのいがみ合いよ。要は汚い女の争い」




セン「フム……」




ミヲ「ナンデデショウ?」( ・◇・)?




ミキ「私達深海棲艦ナラ一夫多妻ハ普通デスシ……」




衣笠「そういえばそうだったわね~」




クー「ソレニ関シテ御母様ガ興味深イ事ヲ仰ッテマシタヨ」




衣笠「なになにクーちゃん?」




クー「エット…」




ミズキ『艦娘を従えてる提督さんって世間とかからすればハーレムみたいになってて、女性も一番になるために蹴落とし合うのだけれど、例に挙げるけど夕禅さんや古鷹ちゃん達はそれとは違ってね。武将とその忠臣なのよ。縦にも横にも信頼関係が構築されれて上下関係もはっきりしてるからね』




クー「ソウソウソウデシタ。アレ?」




衣笠「えっ?中継繋がってる!?」




私が気付いても時既に遅し、いつの間にか第3鎮守府にも繋がってた……




ミズキ『皆、こんにちは。第3鎮守府のミズキです』




クー「御母様!」




衣笠「ちょ、ちょっと!どうやって中継繋いだんですか!?」




ミズキ『秘密よ♪さてさっきの続きだけど夕禅さん以外の龍生君や飛鳥君、修介君と蓮次さん、勿論元帥閣下の所もそうね。皆例外なく一人のヒトとして尊敬されているからこそ出来ることよ』




クー「畏怖ト敬意ッテ奴デスネ!」




衣笠「クーちゃんちょっと違うかなぁ」




ミズキ『それならリコちゃん。何でもいいわ。夕禅さんのここがずるいなって所はある?』




リコ「エット……ナンデモデスカ?」




ミズキ『ええ、何でもいいわよ』




そう言われたリコちゃんは少し考えた後に何かを思い出したようで顔を赤らめていた。



……私は嫌な予感がした。




リコ「エット…シテル時二途中デ優シクキススルノハズルイト思イマス」///




『『『『『『それすごいわかる!!!』』』』』』




クー「ビックリシタ!エッ、第7ノ古鷹サン達!?」




衣笠「だから何で繋がってんのよ!?」




いつの間にか繋がっていた中継先の第7鎮守府。そこの古鷹達がリコちゃんの意見に乗ってきていた。

ちなみにその後ろで夕禅中将が耳まで真っ赤にして右手で額を抑えていた。




初霜『わかるよリコちゃん!』(*゚∀゚)=3




名取『もう不意打ちだよね。されちゃうと』///




祥鳳『一瞬で気を取られますからね、タイミングが凄いです』///




五月雨『でも、いつされるんだろうと思うと期待しちゃうんですよね』///




涼風『悪ぃ提督。今回はあたい擁護出来ねぇ』///




古鷹『だからユウ、それはずるいんですよ』メッ




大川提督『…お前達、昼間から何を話してるんだ?』カオマッカ




古鷹『軽めの猥談です』キッパリ




大川提督『はっきり言ってくれてありがとう古鷹』ヒタイオサエ




ミズキ『ねっ?もうこの娘達みんな仲間よ』




多分、私のとこもこんな所あるかもと思っていたが、もう止まらない




ミキ「私ハ御兄様トシテル最中二首ヲ甘噛ミサレルノガ癖二…」///




衣笠「ミキちゃん!?」




ミキ「チナミニ朝雲チャンハ甘噛ミサレテ舐メテモラウノガ大好キデスヨ」///




朝雲『ちょっとミキさんそれ言わない約束!?』///




最上『今度は朝雲に飛び火したね』ケラケラ




朝雲『ああ、もう……』///




ミキ「ソレデ最近心配ナノガ満潮チャン二至ッテハエスカレートシテ甘噛ミジャナクテ首ヲ噛ンデモラッテル時ガアッテ」




満潮『ちょっと!また私!?』///




山城『ちょっと、満潮見せなさい』




扶桑『飛鳥さん、少しお話が』ニッゴリ




滝本提督『ちょっと待って扶桑!これ誤解!誤解なんだって!?』




扶桑『誤解も六階もありませんよ?』ニッゴリ




山雲『あら~、満潮姉さんと~朝雲ちゃんの~性癖のせいで~、司令さんが大変なことに~』




満潮朝雲『『司令官に耳責めらて甘噛みされるのが癖になってるあんたも同罪よっ!!』』ガー




扶桑『飛鳥さん、満潮ちゃんに朝雲ちゃん、山雲ちゃんもそこに正座して下さい?』ニッゴリ




4人『『『『はい…』』』』




衣笠「床に正座…。なんか大変な事に」




セン「私ハ」




敷島提督『無理に言わんでいい!むしろ言うな!!』




佐倉提督『ミヲも言わなくていいぞ』




ミヲ「ワカリマシタ!」




2者2様のさまを見てか先手を打って止めに入る少将2人。だがクーちゃんが切り込む




クー「ジャア私ノトコロハ村雨オ」


村雨『ストーーップ!!』

中村提督『言わなくていい!対抗するなクー』




衣笠「村雨ちゃん!提督も居たの!?」




中村提督『プリンを焼いている今だけだがな、少し目を離したらすぐこれだ。まだ懲りてないようだな衣笠』




衣笠「ちょっと待って提督!これには情状酌量の余地が…」




中村提督『分かっている。ただの建前だ。気にするな』




衣笠「提督…!」




思わずキュンってしちゃったよ!流石蓮次提督話が早い。




中村提督『でだ、義母上がまだいるということは例の件はまだ話せてないな?』




衣笠「あはは…、最後に言おうとしてたのでまだです」




クー「例ノ件?」




衣笠「クーちゃんの台本には載ってないわよ」フフッ




ミズキ『あの件ね、私からでもいいけど村雨ちゃん。お願いしてもいいかしら?私も今睦月ちゃん達とお菓子作ってる最中だから』




村雨『了解しました♪』




そこで村雨ちゃんがこほんと咳払いをしてクーちゃん達に秘密にしていたことを発表した。




村雨『まず1つ目です。海軍に従軍している深海棲艦、通称海軍棲艦の皆さん全体に対してです。この度国会での議会にて海軍としての編入が正式に決まりました』




その報告で中継先の鎮守府は勿論この場にいるクーちゃん達からも歓声が上がった。




セン「ソレハ本当カッ!?」




村雨『センさん落ち着いて下さい。本当のことですから。続いて2つ目。海軍編入に当たり海軍棲艦に階級が与えられることも決定しました』




村雨『そして3つ目です。第3鎮守府時代から海軍義勇兵として従軍していた重巡リ級リコ、空母棲鬼セン、駆逐水鬼ミキ、空母ヲ級ミヲ、そして駆逐棲姫クーの5名には特務少尉としての拝命が決定しています』




おおっ!と歓声が上がりまた盛り上がりを見せた。さらに村雨ちゃんが続けた。




村雨『4つ目。これは海軍棲艦の皆さんには関係はしませんがそれに伴い今現在海軍に所属している艦娘、及び軍人の多くに昇格が決定しました。こちらは追々各鎮守府の提督に一報が入ることになっています』




衣笠「一気に決まったのね~」




クー「チナミニ第3鎮守府デ言ウトドウナリマスカ?」




大堂元帥『なら俺が答えてやるよ』




『「元帥!?」』




もう突っ込みが追い付かない…まさかの元帥まできたよ……




大堂元帥『もう面倒だ。書類はまた後で送るから発表していくぞ』




そう言って元帥の後ろのモニターに対象者の名前が写し出された。次々と発表され中継先の鎮守府で歓喜が湧いた。




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第3鎮守府




ドレイク隊隊長(ドレイク1)「よっしゃぁぁぁぁーー!!」




ドレイク隊隊員達「隊長!大尉昇格おめでとうございます!!」




睦月「睦月達も昇格対象ですね。皆特務准尉です!」




天龍「よかったなお前ら」パチパチ




長良「何言ってんの天龍も昇格でしょ?おめでとう特務中尉」




天龍「へっ、お前もだろうが。長良特務中尉殿」




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第5鎮守府




飛龍「うちだと夕張や松風ちゃんと瑞穂さんね。おめでとう」




夕張「いやぁ。しっかり戦うものね!」特務准尉




松風「まあ、順当かな」特務准尉




瑞穂「身に余る光栄です」特務少尉




海風「私達も頑張りませんと……!」




夕雲「本当ですね」




佐倉提督「部下の昇格は嬉しいものだ」ウンウン




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大川提督「私の所は阿武隈、加古、野分の3人か、おめでとう私としても光栄な事だ」




阿武隈「ありがとうございます!提督!」特務少尉




加古「やっと昇格か、長かったぜ」特務少尉




江風「やったな野分!」




天霧「流石はあたしらの頭だ!」




嵐「俺も嬉しいぜ!」




野分「や、やめなさい3人共。司令の前で……」/// 特務曹長




大川提督「古鷹。すまないが」




古鷹「皆まで言わなくても大丈夫ですよ」ニコッ




大川提督「ありがとう。3人共!昇格祝いだ!祥鳳私の部屋から人数分シナトラを持って来てくれ。祝杯だ」




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時雨「うちからは朝霜と酒匂さんか」




不知火「おめでとうございます。御2人共」




清霜「やったね!」




朝霜「ありがとよ!だけどまだまだこれからさ」特務曹長




酒匂「ぴゅー、やったぁ!司令、誉めて誉めて!」特務曹長




敷島提督「良くやったぜ!ほーら酒匂よしよし」ナデナデ




酒匂「むふー」(*´ω`*)




夕立「酒匂さん犬っぽいww」




朧「大丈夫だよ夕立。あれはまんまでっかい夕立だよ」




龍生酒匂以外「確かにwww」




夕立「ぽいっ!?」




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山城「うちだと三隈さん、黒潮さん、由良さんの3人ね。あのスカタンの替わりにお祝い申し上げるわ」




三隈「ありがとうございますわ。でも……」チラッ 特務少尉




黒潮「確かに嬉しいんやけど…」チラッ 特務曹長




由良「扶桑さん…提督さんや満潮ちゃん達も反省してるみたいですから……」オロオロ 特務准尉




扶桑「いいですか飛鳥さん。確かに皆のケアは必要ですがだからと言って甘やかすのとは……」クドクド




滝本提督「はい…はい…身に染みております……」(;_;)正座




満潮(この分だと…)正座




朝雲(お説教後1時間はあるわよ…)正座




山雲(仕方ありませんわ~、ね~)正座




扶桑「そこの3人?聞いてますか?」ギロッ




3人「「「聞いてます!!」」」Σ(゜Д゜)




飛鷹「まんま母親に叱られる兄妹の図だわ」




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衣笠「他は暁ちゃん達4人と朝潮ちゃん白露ちゃんが特務准尉、能代さんと熊野さんが特務少尉、球磨さん高雄さん愛宕さん妙高さん鳳翔さんが特務大尉ですか。一気に増えましたねぇ」




大堂元帥『まあ、実力は皆あるからな。ただ機会に恵まれなかっただけだ。今回含まれなかった者も精進するように。以上』ブツッ




と元帥は言う事だけ言って切ってしまった。




衣笠「大堂元帥ありがとうございました!うーん思ったより時間あるわね」




クー「ソウデスネー。アッ、ジャアコウシマショウ」




衣笠「どうしましょう?」




クー「簡単ナ質問デス。皆、好戦派ッテドウオモウ?」




4人「「「「敵」」」」




衣笠「まあ、そうなるな」




クー「ジャアソノ中デモコノ人許セナイッテ人ハイマスカ?」




衣笠「ごめん、クーちゃん。何がしたいのかな?」




クー「コノ場ヲ借リテ気ニイラナイノヲコキ下ロソウカト」




衣笠「扱き下ろすって、まあ良く思い付くわねぇ」




と私が相槌を打っているとミヲちゃんが手を上げた。どうやら言いたいようだ




ミヲ「私アノ人嫌イデス!鶴チャンガ大嫌イナ人!」




セン「確カ、翔鶴ダッタカ?」




ミキ「アア、アノアバズレ女ネ!」




クー「リコチャン一言オ願イシマス」




リコ「汚ラワシイ」




リコちゃんの目がまるで養豚場の豚を見るような冷たい目をしてた。あんなリコちゃん見たことないよ!とそんな事をしてると




飛龍『ねぇ、それってどう言う事なの?』




と修介少将のとこの飛龍さんが反応した。それと同時に龍生少将のとこにいる蒼龍さんも反応してきた




蒼龍『確かにプライド高そうだなぁ、って思ってたけどさ』




飛龍『実際鼻に付いてたよ蒼龍。赤城さんに気に入れられててますます図に乗ってたじゃん』(ーдー)




クー「仕方アリマセン、ソノ2人ハ裏デ『出来て』マシタカラ」




クーちゃんのその一言を聞いて2人は明らかに引いていた。まあ無理もないわ




蒼龍『…本当に?本当ならドン引きなんだけど』




飛龍『いや、噂はあったよ』




クー「翔鶴ハ『バイ』デ赤城ハ『レズ』ト言ウ噂デスネ。本当ノコトデスヨ」




飛龍『じゃああれも本当の事かな?翔鶴が複数の海軍高官と愛人になってるって話』




衣笠「本当よ。最高で11人。今翔鶴や赤城が潜伏してるのが翔鶴と愛人関係になってた高官の残した隠れ家のどこかですから。数が多過ぎて特定が出来てないのがもどかしいわよ」




クー「極メツケハ自分ガ愛人二ナッテ寝テルノモ全部瑞鶴サンノ責任ニシテマスカラネ、モウアキレマスヨ」




飛龍『あいつもう責任転嫁ってレベルじゃないじゃない……!』




蒼龍『瑞鶴ちゃんの責任?あの娘がどれだけ馬鹿にされても必死で努力してた時に自分の可愛さ優先で愛人になって寝てたのに責任?ふざけないでよ……!』




クー「御2人共、コノ場ノ私達全員同ジ気持チデス」




リコ「ダカラ鶴チャンハソノ翔鶴ッテ人ノコト大嫌イナンデス。瑞鶴サンガ心ノ底カラ嫌ッテイルノガワカルッテ言ッテマシタカラ」




飛龍『大丈夫、それ私でも無理だから』




セン「ソレニ私達海軍棲艦ハ心ニ決メタ方二忠誠ヲ誓イ尽クス事ヲ誇リトシテイマス。翔鶴ノヤッテイル事ハ人トシテ軽蔑出来ル」




蒼龍『ちなみに何だけどさ、みんな、リコちゃんだったら大川中将、センちゃんならうちの提督だけど、もし、もしだよ、銃を向けろって脅されたらどうするの?』




私はその質問は愚問だと思った。なぜなら……




リコ「即死ヲ選ビマス」

セン「潔ク自害スル」

ミキ「御兄様二銃ヲ向ケルクライナラ死ンダホウガマシデス……!」

ミヲ「自沈ヲ選ビマス」




蒼龍『ちなみにクーちゃんは?』




クー「忠誠ヲ誓ッタ方二銃ヲ向ケルノハ私達二トッテ忌ムベキ行為デス。即座二頭ヲ撃チ抜キマス」




この娘達は本当に愚直であり愛した人間に対して誠実だ。これをヤンデレだとか愛が重いだとか言ってる奴は心が醜い。この娘達と接していれば分かる。


皆それだけの事をされてきた。人間と深海棲艦、殺されてもおかしくないのにも関わらず自分達の為に沖久保前元帥始めどれだけの苦労も6人の提督は惜しまなかった。

この5人はそれを目の当たりにしている。目の当たりにしてるからこそなのだ。この娘達にとっての正義は各々の提督。例え戦場で敵を殺めたとしてもこの娘達は『正義の為に大いなる決断をした』として胸を張れるのだ。




飛龍『…みんなの方がよっぽど人間らしいわ』




飛龍さんがポツリとこぼした。無理もない




蒼龍『てか、これ瑞鶴ちゃん聞いてた?』




クー「イエ、瑞鶴サンハ本日御兄様ト榛名サンノデートヲ鈴谷サント如月サント鶴チャント一緒二尾行中ナノデ聞イテナイハズデスヨ」




飛龍『マジで!?』

蒼龍『榛名さんが中佐とデート!?』

村雨『わお!スクープじゃない!?』

古鷹『どっちから!?どっちから誘ったの!?』

時雨『クーちゃんkwsk』

山城『やっとなのね…あの娘も』

春風『あらあらまあまあ、お熱いことに』




はえーよホセ、やっぱ恋ばなになると反応ヤバいわー、ここで扶桑さんではなく山城さんが対応したことには触れないでおこう。

後ろでは扶桑さんが飛鳥大佐達のお説教真っ最中だからね!




時雨『また鈴谷さん達の尾行ってのもわかるね。目立ちそうだけど』




ミキ「皆サン美形デスカラネェ」




春風『あら?そういえば白露さんは?』




リコ「一番張リ切ッテヤリソウナンデスガ、ドウシタンデスカ?」




クー「山風サン二休ミヲ変ワッテクレルヨウ頼ンダラシイノデスガ断ラレテ御兄様ノカワリニ執務室送リトナリマシタ」




村雨『全くあの娘は……』ヤレヤレ




蒼龍『村雨ちゃん、姉をあの娘呼ばわりって…』

(;^∀^)




村雨『まあ確かに姉妹艦としては姉ですけど実年齢は私のほうが年上ですから』




蒼龍飛龍『『そうなの!?』』




時雨『そうですよ。僕達白露姉妹ってややこしいんです。僕と夕立は15歳で春雨と五月雨と涼風は14歳ですし』




飛龍『白露ちゃんっていくつなの?』




時雨『白露姉さんは16で、同い年は山風と江風になります』




蒼龍『じゃ村雨ちゃんは?』




村雨『18ですよ♪この中だと古鷹と、他は鈴谷と同い年になりますねちなみに海風ちゃんは1っこ下の17よ』




飛龍『古鷹ちゃんって18だったの!?ごめんもう少し上かと』




古鷹『あはは…、そんなに見えないですか』




蒼龍『うん、しっかりし過ぎてる感じがしてさ私や飛龍と同い年かと思ってた』




春風『蒼龍さん達はおいくつなんでしょうか?』




飛龍『私達は23だよ』




衣笠「山城さんと大佐のタメ!?」




蒼龍『え゛?飛鳥大佐って23なんですか!?』




山城『そうよ、誠に遺憾ながら…』




蒼龍『それなら扶桑さんは?』




山城『扶桑姉様は私の3つ上よ』




飛龍『なんかカオスだねーw』




衣笠「一番のカオスは榛名さん達ですがねw」




蒼龍『へ?』




山城『あそこは凄いわよ。年の差』




衣笠「まず榛名さんは22で蒼龍さん達より1つ年下ですが、金剛以外とは7つ差でww」




飛龍『え?衣笠ちゃん?』




時雨『確かに笑えるのはわかるよ。僕も…フフッww』




蒼龍『時雨ちゃんがあんなに笑ってる…』




春風『仕方ありませんわ干支一回り分は』




蒼龍飛龍『干支一回り!?』




クー「干支一回リトイウコトハ、エット…」




ミヲ「34!」




リコ「夕禅様ヨリオトシメシテマス!」




村雨『リコちゃん、丁寧に言わないでww』




ミキ「キッツ、ヨクアンナ口調デ話セマスネ」




時雨『ミキ手厳しいねww』




クー「センサン一言オ願イシマス」




セン「ババア」




全員『「センさんはっきり言い過ぎww」』




一同、綺麗な大爆笑だったわ。そのうちに




古鷹『まあまあ、あのおばさんのことは置いといてそれよりデートですよデート!』




リコ「ソウデスネ!クーチャン速報ハアルンデスカ?」




古鷹とリコちゃんが切り返した。まああの人は古鷹とリコちゃんを本気で怒らせた数少ない人だし2人はどうでもいいからデートの話に切り替えたんだろうなと思った。




クー「御2人ハ0900二鎮守府ヲ出テ街ヲ散策シランチへ、ソノ後楽器店へ行クソウデス。コチラノ調査デ判明シタノハココマデデス」




時雨『調査って?誰からしたの?』




クー「ルカサンタキサンデス!」




セン「アノ2人カラナラ確実ダナ」




クー「ソレ以上ハ『例エクー様デモ御伝エスルコトハデキマセン!』ト言ワレテシマッタノデ聞キダセマセンデシタ」




春風『あら…?』




古鷹『あのお2人がそこまで言うなんて珍しいですね』




白露『私が聞いても教えてくんなかったーー!!』




話していたら留守番同然だった第3鎮守府の白露ちゃんが中継で入ってきた。後ろには武蔵さんも映っている。




衣笠「白露ちゃんいつの間に!?執務終わったの?」




白露『終わったよー!あー疲れたー』




加古『おー白露じゃん久しぶりー』




白露『おおっ!加古さんだー久しぶりー』




衣笠「あれっ?2人って面識あったの?」




加古『保護観察の時大本営でなー私が長門ぶん殴った時ー』




白露『何日間かぐらいだよ!私が1対1の演習で神通ボコボコにした時ー』




その白露ちゃんの言葉にクーちゃん達は勿論中継で繋がっている鎮守府の娘達が食いついた。




龍田『あら~、その話面白そうね~』




天霧『あたしも加古さんから聞いたぜ。詳しく教えてくれよ』




舞風『わたしも野分っちに聞いたくらいかな?』




飛龍『ああ、結構話題になったよねー。あの後の神通、すごい荒れてたらしいよ』




武蔵『衣笠、まだ時間はあるか?』




衣笠「えっ、まあ少しなら」




武蔵『なら丁度いい、白露。話してやれ』




武蔵さんから急に話題を振られた白露ちゃんははとが豆鉄砲を食らったかのような顔になったが




白露『わかったよ武蔵さん。じゃああれは……』




______________________




あれは……、そうだそうだいつもの中込のつまんない説教の横で神通がいつも通りの『いじめ』をやってた時だよ。私はあん時もういい加減我慢出来なくてさー




白露「ほんとにいいご身分だよねー!理由つけて八つ当たりなんてさ!」




勿論私は聞こえる様にいったよ。




神通「八つ当たりなんてまたおかしな言いがかりですね、私ただいつも万全の状態で戦う事が出来る訳ではないということを教えているだけです」




白露「じゃあなんであんたはその万全の状態で阿武隈さんは艤装の燃料が抜かれてるんだよ!」




こいつのいじめは陰湿だった。演習と称して神通の相手の燃料は抜いた状態にして一方的神通がボコボコにする。世間一般的にみてもただのいじめだった。




神通「…私のやり方に何か不満があるのですか?」




こいつのこの態度に私はもうムカついてさー、だから頭くるように言ってやった。




白露「ああ、あるね!戦場でも演習でも弱いものいじめしか出来なくて、訓練でも匍匐前進なんて海で意味ないことやらせる奴が偉そうに抜かすな!」




中込「し、白露くん!なんてことを…」




白露「うっさいよコケシ!そこで黙って突っ立ってろ!」




あの時あたしがいた所の提督ははっきり言って神通の腰巾着みたいや奴でさ、あたしら陰で「コケシ」って渾名で呼んでたんだよね。そうしたら案の定カチンときたらしくてさ。




神通「…あなた演習場に来なさい。『指導』を行います」




白露「別にいいけどさー、あたしの艤装、燃料抜かなくていいの?w」




神通「あなたのような『落第者』にそんな必要はありません」




上等だこのクソアマ。気が気じゃないコケシを余所にあたしは艤装の確認の為保管庫へ向かった。そこに




「いいんですか?白露さん、ここにいられなくなりますよ」




白露「構うもんか!あいつにはいい加減うんざりしてるんだよ!」




「ですが…!」




白露「なんで野分は黙ってられるの!?」




野分「……」




ぶっちゃけ野分には悪い事したなーって思うよ?そりゃそうだよ?阿武隈さんを一番慕っていた野分にとっては許せるはずがなかった。でも神通はその状況も平気で利用する。

要は人質みたいなものだよ。阿武隈さんにするかわりにあたしらにはしない。阿武隈さんの心理を利用しての汚いやり方だった。




白露「あたしはもう我慢出来ないよ」




野分は黙ってあたしを見送ることしか出来なかったと思う。

でも大丈夫。あたしはあたしで色々考えがあるからね。


保管庫に入りあたしは艤装の確認をした。




白露「やっぱりだ、この手口はコケシだね」




案の定、艤装の兵装を勝手に変えられてた水上艦に爆雷ってアホか、でも




白露「好都合だね。ならこいつを…」カチャカチャ




あたしは勝手に装備された九五式爆雷の2つを分解してあるものを詰め込んだ。それは……










10分後演習場




神通「撃てっ!」ドン




白露「だぁー!もうねちっこい!」ドン




演習が始まりあたしは回避に専念しつつこっちの射程圏内に入り反撃を繰り返していた。この人のやり方はまず自分の射程圏内で砲撃し相手の隙を付いて間合いを詰め一気にしとめる。悔しいけどしっかりと完成されてる戦い方だった。


次第に押され被弾ダメージも嵩んできた。




神通「威勢がいいのは口だけみたいですね」ドン




白露「ちっ、くらった……!」




アナウンス「白露、中破判定」




白露「ああっ!?何だって!?」ドン




神通「遊びは終わりです『落第者』」フフッ




またこのクソアマ落第者っていったな?こちとら口の動きでわかんだよ。それにこの時のあたしは耳が聞こえなかったし




白露(もうそろそろかな…?)




確かにこの人の戦い方は完成してる。してるけどそれ故に穴もあった。それは




白露(よし!食いついた!)




それは戦い方は完成してる。それと一緒でパターンも出来ちゃってる事だった。

時雨達のとこと演習やった時(ボロ負け)に時雨が言ってた「戦い方をパターン化するのは駄目、読まれたら終わりだし何よりも立て直しに時間が掛かる」って。

そうこの人の戦い方はパターン化してる。目標が中破したら一気にしとめる為に接近して砲撃と雷撃を徹底的に叩き込む。




あたしはその瞬間を待ってた!奴が勝ったと確信して余裕の笑みを浮かべて近づいてくるその瞬間を!

そしてあたしはばれないように爆雷のピンを抜いた。




白露「食らえ!」




あたしは2つの爆雷を時間差で投げた。勿論1つ目を避わせるように




神通「今さらこんなもの…!」




避わすよねー、避わせるように投げたんだから。1つ目に気を取られて2つ目の爆雷だったものに気付いてなかったね。そして爆雷だったものが








カッ!




奴の目の前で光ってくれた♪




神通「なっ!」




目の前で強烈な光と耳障りな音が響いた。爆雷だったものの正体は閃光手榴弾(本物)。軍でも使われているM84スタングレネードだよ。




実は時雨から聞いた話はあれだけじゃないよ。




白露『へー、深海棲艦にでも閃光弾効くんだー』




時雨『そうだよ。深海棲艦にも五感があってね、試しに使ったら効いたんだ。勿論艦娘にも効果はあるよ。むしろ艦娘に使ったほうが効果が高いんだ』




白露『へっ?なんで?』




時雨『艤装のお陰で感覚も強化されてるからだよ。目や耳がいい人程良く効くんだ』




本当にビンゴだった。閃光弾をモロに食らった神通はまともに動けない。フラフラだ。ちなみにあたしはひそかに持ち込んだサングラスと演習直前につけた耳栓をしてたから大丈夫!

だ・か・ら




白露「毎度あり~」




中破してでも守った両足の4連装魚雷を遠慮無しに全弾叩き込んでやった。




アナウンス「神通、轟沈判定。演習終了」




してやったりの大金星~、奴には赤っ恥をかいて貰いましたとさ。




______________________




白露『で、あたしは終わった後ちゃんとお礼言ったんだー『万全な状態で戦えない事を教えてくれてありがとうございましたー』ってね、そしたらあっちから掴みかかってさー、もう殴る蹴る!あたしが』




クー「ソレデソレデ?」ワクワク




白露『あたしがボコボコにしたよー』(^^)v




衣笠「よくできたわねー、白露ちゃんも腕っぷし強かったっけ?」




白露『その時まだ閃光弾の影響が残ってたみたいでさー掴みかかるので精一杯らしかったっぽくて』




敷島提督『で、遠慮無しでボコったと』




白露『その通りです!』ニコニコ




衣笠「いい笑顔ねぇ」




不知火『司令、やはり白露さんはうちに引っ張るべきだったのでは?』




敷島提督『もう無理だよ。あの大馬鹿野郎に惚れてんだから』




白露『そ、そんなはっきり言われちゃうと……』///モジモシ




クー「白露サンヲ配属サセタカッタノデスカ?」




敷島提督『本人の希望がなかったらなー。俺のとこに持ってこいの人材だよ。セオリーすっ飛ばして直感で動くやつはな』




夕立『ぽい?』




武蔵『はっはっはっ!その通りだ。こういう奴は部隊には1人は欲しいからな』




クー「ソウデスネ、私達ダト川内サン、夕禅中将ダト祥鳳サン、龍生小将ダト夕立チャン、飛鳥大佐ダト山雲サン、修介小将ダト霰チャンデスネ」




大川提督『言うなれば平気で追い討ち、死体蹴りが出来る人間だな』




祥鳳『えっ、追い討ちや追撃は基本ですよね?』




川内『常識でしょ?』

夕立『ふつーにやるっぽい』

山雲『基本ですね~』正座中

霰『基本』




衣笠「歪みないわ、この娘達」




敷島提督『今までの訓練の賜物だよなー』




大川提督『全くだな』




白露『で、神通ボコって中込に反抗したら大本営に保護観察処分になって加古さんと仲良くなったってことです』




加古『そうだなー。楽しかったなー鹿島の授業二人で居眠りこいたりしてなw』




五月雨『あれ?加古さんってあの時長門さん殴った時以外でもあったんですか?』




加古『あったぞ、そん時も長門ぶん殴ったw』




初霜『加古さんもやんちゃしてたんですね』クスクス




加古『まーな』




中村提督『さて、こっちも大丈夫だな。もうすぐ時間だ衣笠。次が最後になるぞ』




衣笠「了解!さて最後の」

クー「最後ノ質問ハコチラデス」デン!

衣笠「クーちゃん!?」




最後の最後で油断した!ホントにぶちこむなこの娘、でその最後の質問というのは




プレート「ケッコンカッコカリの方に質問です。提督を独り占めにしたいと思わないのですか?」




誰だ!こんな質問したの!

駄目だ…嫌な予感しかしない……




クー「コノ質問ハ海軍二在籍スル姫級ノ方達ノ質問デス。ナツキサンモコノ質問デシタ」




ナツキ『ソウデスワネ。私達深海棲艦ハ一夫多妻ノ考エデスガ人間ハ違イマスノデ…』




衣笠「普通そうなるよねぇ。なるんだけどさぁ」




ナツキ『?』




時雨『あはは…確かに独占はしたかったってのはあったけど……』




ナツキ『ケド?』




時雨『僕1人じゃリュウの性欲を満足させられない』マガオ




衣笠「時雨ちゃん!?」

敷島提督『待てーーーい!?真顔で何いってんだ!?』




マジで真顔で何言ってんだこの娘!しかもさらっと独占したかったって言ってるし!




時雨『この際言うよリュウ?はっきり言って夜のスル時は発情した犬だからリュウは』




夕立『時雨は人の事言えないっぽい』

不知火『司令と夜寝る時一番ノリノリですからね』




時雨『2人も一緒じゃないか!?』




夕立不知火『『だから言われたくないんです(ぽい)!』』///




龍生小将があちゃーと言わんばかりに顔を抑えていた。あそこまで赤くなってるのは中々見れないわ。




ナツキ『エエット、他ノ皆様モ同ジデスカ……?』




まあナツキさんも困るよねぇ。その質問に




古鷹 ノ

村雨 ノ




約2人挙手をした。っておおい!?何村雨ちゃんも手ぇ挙げてんの!?




ナツキ『古鷹様モデスカ!?』




古鷹『正直に言いますよナツキさん。艦娘の生娘と元妻子持ちの歴戦の軍人。6人がかりでも駄目でした』///




ナツキ『古鷹様達6人ガカリデモデスカ?』




古鷹『はい…全員提督のベットの上で返り討ちです』アハハ///




大川提督『古鷹、無理に言わなくてもいいんだぞ……?』カオマッカ




村雨『やっぱり死線くぐり抜けまくった軍人は凄いわよ、スタミナが違い過ぎるわ』




中村提督『何のカミングアウトだ村雨!』




ナツキ『デ、デモ流石二今ハクー様ヤリコサン達モイマスシ』




山城『ぶっちゃけ7Pから8Pに変わっただけよ』




試聴中の姫級達『ファッ!?』




衣笠「山城さんぶっちゃけ過ぎ!!」




山城『もうこの5人のとこの提督達の夜の事情なんてそんなもんよ、諦めなさい』




敷島提督『それになーはっきり言っちまっていいのか?蓮さん?』




中村提督『何を言うもりかわからんがいいぞ』




衣笠「いいのっ!?」




敷島提督『じゃ言っちまうぞー。ぶっちゃけなー深海棲艦の娘がいい口直しになってんだよなー』




衣笠「ホントに最低だわ……」アタマカカエ




ナツキ『ク、口直シ?』




敷島提督『夕さん、どうぞ』




大川提督『私に振るのかお前は?仕方ない、言うぞ。まず深海棲艦の娘達は体温が低いだろ?』




ナツキ『ハ、ハイ』




大川提督『で、当然みんなと反応が違う訳だ、それに人間に、男に触られるのに人間以上に慣れていない』




敷島提督『で、それでその内タガが外れる訳よ。その男の熱がもっと欲しくなってな』




沖久保前元帥『わかるぞ、その求めてくる表情が堪らなく興奮する』ウンウン




衣笠「前元帥!?」




何でいるのよこの人!!しかもノリノリで会話に入ってる!!




沖久保前元帥『特にミズキと最初におっ始めた時だったんだか』

ミズキ『とうっ!』シュ(≧▽≦)

沖久保前元帥『ぐふっ!』オオオ




ホントにミズキさんも怖いわー、何の躊躇もなくカメラの前で前元帥の鳩尾に満面の笑顔で右ストレートぶちこんだわ。




ミズキ『と、要は例えハーレムを作ってもみんなを満足させて、不満も溜まらないように立ち回ってるから大丈夫なのよ。実際ハーレム作ったら男の人は大変よ?その点皆は凄いわ』




村雨『むしろこっちに余裕がありませんからねぇ、あれ?』




衣笠「いつの間に!?」




佐倉提督『で、ミズキ殿はカインにもその経験を積ませたいと』




衣笠「はぁっ!?」




ミズキ『だってあの子はあの子で慕ってる娘白露ちゃん含めみんな上玉よ。早く恋心を理解させるのに良い機会よ?』




提督共5人『激しく同意』




春風『うふふ、皆様お盛んでごさいますわ』ウフフ




衣笠「これを笑い事に出来る春風ちゃん凄いわ……」




ミズキ『お盛んで思い出したけどウチの人も中々ねぇ、この間の夜の事情の話の時あったでしょう?私と子供作りたいって言ってね。もう毎晩大変よ』




衣笠「この人も大概だった!」




クー「実際ドウナンデスカ?御母様?」




ミズキ『艦娘の娘達並みに出来ないらしいわ。閉経の期間が長いんですって』




クー「フンフン」




ミズキ『そうしたらウチの人が「打てば当たるなら大丈夫だ、問題ない」って言ってね、もう大変よ♪』///




沖久保前元帥『負けはせん…当たるのならば……』




ミズキ『あっ、復活した』




軽いなあんた!




時雨『相変わらずですねお2人共…。それにね、リュウをものにしたいなら「強敵」と向かわなきゃいけないよ』




試聴中の深海棲艦達『強敵?』




チエ『時雨チャン達ジャナクテ?』




時雨『ええ、僕達より強敵かもしれませんよ。だって僕以外で「リュウ」って呼べる方ですから』




試聴中の深海棲艦達『誰デスカ!?』




時雨『教えてあげませんよ』フフ




ナツキ『トイウコトハ夕禅様ニモ?』




大川提督『いや、私の場合は少し違うな、皆で言う「主」という感じに言ったほうが分かりやすいな』




ナツキ『アッ、私ワカリマシタワ。チナミニ古鷹様達モ……』




古鷹『リコちゃん含め私達7人も「その方」にお会いしたことありますよ。独特な方ですよね』




ナツキ『ウフフ、ソウデスワネ』




ソラ『修介モイルノカシラ?』




佐倉提督『俺の場合は「師匠」と言ったほうがしっくりくるな、ウノ』




五十鈴『確かに提督からすれば薬学の先生だったわ、やっと手札が5枚ね…』




霰『また筍食べたい、上がりー』




舞風『提督もいるのー?』(¬_¬)




山城『いるけど止めなさい、この状況がもっとややこしくなるわよ?』




衣笠「あはは、皆気になるのねー。じゃこの辺で時間になりました今回の『GASAreport』」




クー「最後ハ要望ガアリマシタ衣笠サンノキス顔写真ヲ公開シテ御別レシマショウ」ダン!




プレート「衣笠のキス顔」




衣笠「ちょっと何もちこんでるのよー!?」///




リコセンミキミヲ「「「「サヨーナラー」」」」

(^_^)/~~




衣笠「何がどうしてこうなった……!」orz





後書き

読んで頂きありがとうございました!!少しタイムリー的なネタでしたがもう11月ですね(・・;)
ちなみに皆のバストサイズは『艦娘乳図鑑』なるものを参考にしています。
白露姉妹でどうも白露より村雨のほうが姉っぽく見えるのは自分だけなのでしょうか?
次はデート回かお遊び回かで考えてますが秋刀魚がまだ集まってないのでそっちから片付けることにします。


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めぐらーさんから
2019-12-03 13:33:08

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2019-12-03 13:33:10

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