2015-04-11 16:41:03 更新

前書き

勢いで書いた
猿投山のしゃべり方わからん


「蟇郡せんぱーい!」


その声が

顔が

姿が


自分の物になるなんていつ思っただろうか

純白のドレスに身を包んだ彼女が目の前にいる

俺は彼女に言った


「 愛してる マコ 」



それから3年の月日が経った


「あっ!今蹴ったよ!」

「なっ、なに?ちょ…ちょっと触ってみてもいいか?」


マコはリコを妊娠して、俺は休暇を貰って身重なマコの

代わりに家事などをしている

たまに四天王の奴らにマコと一緒に会いに行っている


蟇「久々だな、猿投山」

猿「久しぶり、蟇郡」

蛇「ちょぉっとぉ!私に挨拶はないわけ!?」

蟇「変わらないな蛇崩」

犬「ん…?そのお腹」

マ「えへへ………」

蛇「もしかして、夜の営みでもしたのぉ?」

蟇「な、な、な、何て事言うんだ貴様ァ!!!!!!」

犬「図星だね」

猿「まぁ、しなきゃこの腹になるわけ無いだろう」

蛇「劣等生、大変だったでしょー?」

犬「苛は相当なMだからねー」

蟇「Mなどでは無い!」

マ「はい!大変でした!ヤる前にSMショ……」

蟇「五月蝿い五月蝿い!!!!!!そんな所など行っておらん!」

マ「でも苛が行こうって………」

蟇「言っておらーん!」



【冬】

「痛い……………い…苛……………」

「マコ!救急車…!!!!!!」


マコが産気づいた

もう少しでお父さんになると思うと落ち着かなかった


蛇「もう少し落ち着きなさいよ」

犬「そうだぞ落ち着け」

猿「ランプが消えた……」


扉が開くと同時に産声が聞こえてきた

リコのものだと即座に判断した


「マコ!」

「苛……………」

「ありがとう、よく頑張ってくれた」

犬「泣かされるね」

蛇「本当だわ」

猿「そう言えば名前って決まってるのか?」


蟇「ああ、」



「理湖と名付ける」



それから何年経っただろうか

理湖はもう立派な成人になっていた

時は何と早く流れるものだろうか

俺たちもおばさんやおじさんと呼ばれる年代になった

「それじゃお父さんお母さんまたね」


自分の住まいに戻っていく理湖を見ながらしみじみ思う

時は待っていてくれないな、と



理湖は自分の家庭をもつようになった

自分達はお爺さんになってしまった

「じーじほらおはなだよ!」

「そうだな…そうだ、一つお礼に言葉をおしえてやろう」

「なにそれ?」

「それはな……………………」



いよいよ死ぬようだ

なんだろう、恐怖も感じない

でもこの感情は廃れていないなと感じた

【愛】の感情


不安そうに見つめるマコに終わりゆく意識の中で

こう発した


「愛してる マコ」




時の流れend


後書き

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