2019-11-14 12:42:32 更新

概要

スマホゲームアプリArkResona のifストーリー 二次創作

家を作り直すため、雪山に住む少年の小屋へと一行は訪れる


ホワイトコースト シュネー連峰 


ユアンの家


ユアン「......」


ユアン「......」ブルブル


ユアン「なんだか寒気がしてきたな、吹雪いてないはずなんだが」


ユアン「...薪を足すか」


バタンッ!!


スピカ「お邪魔するわよ!」


ユアン「!?」


ユアン「お、お前...いきなり入ってくるな!」


ユアン「というかノックぐらいしたらどうだ」


スピカ「嫌よ、寒いもの」


ナルコ「ユアンちゃんこんにちわ~」


シャウラ「...こんにちわ」


ユアン「ユアンちゃんって言うな...」


ユアン「こんなにぞろぞろと...ん?」


ユアン「そうか、占いの準備が整ったんだな?」


スピカ「それはまだよ、というか今昼じゃない。星占いは夜にしかできないわ」


ユアン「じゃあなんで来たんだ!」


スピカ「あんたに手伝ってほしいことがあって」


ユアン「断る」


スピカ「家を作る材料を運んでほしいのよ」


ユアン「無視をするな!」


ナルコ「ユアンちゃん、お願いします!」


ユアン「嫌だ、何故僕がそんなことをしなくちゃならない」


スピカ「じゃあ占いの件は無しでいいわね」


ユアン「なっ...卑怯だぞ!」


ユアン「大体それは遺跡についていく対価という話だっただろ」


スピカ「じゃあ手伝ってくれたら今夜占うから」


ユアン「!!」


ユアン「本当だな?」


スピカ「もちろんよ、私約束は絶対に守る主義なの」


ユアン「ついさっき約束を破られたんだが」


スピカ「それはそれ、これはこれよ」


ユアン「横暴だ...」


シャウラ「(お姉ちゃん...)」


ナルコ「(スピカちゃん...ほんとに押しきっちゃったよ...)」


ユアン「はぁ...で、僕はどうすればいいんだ」


ナルコ「そうですね、まずは私の家?に戻りましょう!」


ユアン「なんで疑問系なんだ」


スピカ「行けばわかるわ...」


ユアン「...なんか察しがついたぞ」


ーーーーー


ーーーーー


ーーーーー




ホワイトコースト バルドラッドの森


ナルコの家?



ユアン「これは...ひどいな」


ナルコ「うぅ、言わないでくださいぃ...」


スピカ「まぁ私たちも悪いんだけど...」


スピカ「とにかく、まずは残骸を片付けるわよ」


ユアン「仕方がないな」


シャウラ「がんばる」


ナルコ「じゃあ私も...」


スピカ「ナルコは集めた残骸燃やして頂戴、それ以外はなにもしないで」


ナルコ「なんでぇ!?」


スピカ「あんた魔法の加減苦手じゃない...それとも素手で運ぶ?」


ナルコ「そ、それは遠慮しときます!」



ーーーーー


ーーーーー


ーーーーー



ナルコの家 跡地



スピカ「ふぅ、なんとか片付いたわね」


ナルコ「私の家…」


ユアン「で、次はなにをすればいい」


スピカ「そうね、やっぱり材料となる木の伐採かしら」


ナルコ「それなら私いいところ知ってます!」


ユアン「なら早く案内しろ」


ナルコ「もうユアンちゃん!ゆっくり行きましょうよー?」


ユアン「本当はこんなことしてる暇はないんだ!早く終わらせるために仕方なく…後ユアンちゃんって言うな」


スピカ「……」


スピカ「やっぱあいつだと大丈夫みたいね」


シャウラ「うん、そうだね」


スピカ「じゃあナルコ、道案内よろしくね」


ナルコ「はい!ナルコにお任せあれ!」



ーーーーー


ーーーーー


ーーーーー



バルドラッドの森 森林内


ナルコ「ここら辺の木なんてどうですか?根強くてしっかりしてますよ!」


ユアン「木の違いなんてわかるか」


スピカ「そうね、この辺りのを何本か持っていきましょうか」


シャウラ「どうやって木を倒すの...?」


スピカ「そんなの斧かなにかで」


ユアン「どこにあるんだそんなもの」


スピカ「......」


シャウラ「......」


ユアン「はぁ、ノープランか。行き当たりばったりだな」


スピカ「う、うるさいわね」


ユアン「仕方ない、僕がやる」


ナルコ「どうするんですか?」


ユアン「ふん、こうすればいい!」シュッ


バーーーン!!!


木「」ボギィ



ナルコ「ふわっ、木を射ぬいちゃいました!」


ユアン「根本の幹を撃ち抜けば支えることができなくなり重みで倒れる、簡単なことだ」


ナルコ「すごいですユアンちゃん!」


ユアン「...ちゃんづけはやめろ」


スピカ「やるじゃない、じゃあもう10本くらいお願いするわ」


ユアン「」


スピカ「後運ぶのはあんたに任せるわ」


ユアン「なんだと!?そんなのいくら僕でも無茶だ!」


スピカ「大丈夫よ、重力の魔法で少しは軽くしてあげるから」


ユアン「.....」


ナルコ「お願いします、ユアンちゃん...」


ユアン「...わかった、わかったやればいいんだろ!くそっ...」


ユアン「(絶対に今夜は占なわせてやる!!)」


ーーーーー


ーーーーー


ーーーーー


バルドラッドの森


ナルコの家 跡地


ユアン「はぁ...はぁ...」ズルズル


スピカ「ほらもう少しよー、頑張って」


シャウラ「がんばれー」


ユアン「お前たち...覚えていろ」


ナルコ「つ、着きましたぁ!!」


ユアン「や...やっとか...」


ナルコ「おつかれさまですユアンちゃん!」


ナルコ「お水をどうぞ!」


ユアン「あぁ、助かる...」


スピカ「なんかナルコにだけ甘くない?」


ユアン「お前の行動を振り返ってみてから言ってくれ」


スピカ「ごめんなさい、わからないわ」


ユアン「お、お前...」


スピカ「冗談よ、本当に感謝してるわ。今夜は絶対に占うから許してちょうだい」


ユアン「...それならいい」


スピカ「さて、次は木材を作るわ。木の表面を削いで乾かして水分をある程度抜き加工するわよ」


ユアン「なんだか難しそうだが...」


スピカ「そこは大丈夫よ、なんたって私たちには魔法があるからね」


スピカ「ご都合主義ってやつよ」


ユアン「お前はなにを言っているんだ?」


スピカ「家の形は…前と同じでいいわよね?」


ナルコ「うん!大丈夫!」


ナルコ「皆さん、頑張りましょー!」


スピカ「おー!」


シャウラ「おー」


ユアン「……」



ーーーーー


ーーーーー


ーーーーー



バルドラッドの森


新 ナルコの家


ナルコ「わぁぁ!すごいです!お家です!」


ユアン「魔法ってすごいんだな…半日で家ができるだなんて」


スピカ「まぁ中身はなにもないけどね」


ナルコ「そ、それはぁ…また後で考えます!」


シャウラ「…寒い」


ナルコ「じゃあ私の新しい家で暖まろ?あ、そうだ!暖炉の薪も取らなきゃです!」


ナルコ「早速取りにいきましょー!」


スピカ「そうね、木材も使い切っちゃったし」


シャウラ「もう一仕事…だね」


ユアン「こうなったら最後まで付き合ってやる」


ナルコ「ユアンちゃん…!」


ユアン「だからちゃんづけで呼ぶな…」


ユアン「この近くの木一本くらいでいいだろ」


ナルコ「はい!お願いします!」


ユアン「……」


ユアン「…ふっ!」シュン!


木「」ボギィ!!


スピカ「相変わらずすごい精度ね」


ユアン「当たり前だ、何故なら僕は天s」


スピカ「さ、早くこれ持って帰ってバラすわよ」


ユアン「……」


ナルコ「ゆ、ユアンちゃんはすごいですよ!!」


ユアン「やめろっ、なんか慰められてるみたいじゃないか!」


ナルコ「ご、ごめんなさい…」


ユアン「謝るな、調子が狂うだろ…」


スピカ「なんだか私からすると男と話してるナルコを見ると違和感しかないわね」


シャウラ「そうだね」


ナルコ「とにかく!家に帰って暖まりましょう!料理も作っちゃいますよ!」


ユアン「お前料理できるのか?」


ナルコ「できますよぉ!…スピカちゃんと一緒なら…」


ユアン「他力本願前提なのはどうなんだ…?」


スピカ「まぁ大丈夫よ、少なくとも食べられないのは出来ないはずよ」


ユアン「すごく不安だ」


ナルコ「大丈夫です!ナルコ、腕を振るっちゃいます!」


ユアン「そんなことより早く占ってほしいんだが」


ナルコ「そんなこと!?ユアンちゃんひどいです!」


スピカ「まだ完全に日が落ちてないから無理よ、どんだけせっかちなのよ」


ユアン「これぐらい普通だ!約束の件からどれだけ経ってると思っているんだ!」


スピカ「うーん、数時間くらい?」


ユアン「そろそろ僕も本気で怒るぞ…」


スピカ「冗談よ冗談。星が見えてきたら占い始めるからもう少し待ちなさい」


ユアン「はぁ…わかった」


ナルコ「見つかるといいですね、捜し人」


ユアン「そうだな、後どうでもいいがちゃんと前をみて歩かないと転ぶぞ」


ナルコ「えー?大丈夫ですよー、雪道は慣れっこですかひゃぁ!?」


ユアン「っ…!!」ササッ


ナルコ「んっ…あ、あれ、転んでない…?」


ユアン「…まったく、言った側から転ぶな」


ナルコ「ユアン…ちゃん?」


ユアン「……あ」ズザザッ


ユアン「(ま、まずい!つい抱き支えてしまった…!!爆撃される…!?)」


ナルコ「あの、ありがとうございます」


ユアン「…え?」


ナルコ「えっと、転びそうになったところを支えてくれて…どうしたんですか?」


ユアン「い、いや…なんでもない。次は気をつけてくれ」


ナルコ「はい!」


ユアン「……」


スピカ「ちょっとナルコ大丈夫なの!?」


ナルコ「??」


ナルコ「怪我はないよ?」


スピカ「いやそうじゃなくて…まぁいいか」


スピカ「(少しは改善してきたのかしら?)」


スピカ「(…いや、違うわね。これは)」チラッ


ユアン「……」


ユアン「(まさか…僕は完全に女だと思われているのか?爆撃されなかったのは良かったが...)」


ユアン「複雑だ…」


スピカ「あんたも大変ね…」


シャウラ「!!」


シャウラ「お姉ちゃん!」


スピカ「どうしたのよシャウラ」


シャウラ「なにか来る!」


ユアン「!!」


ユアン「僕たちとは違う足音がする」


ザッ...ザッ...ザッ...


ドンッ!!


雪男「グオォォォォォ!!!」


スピカ「あれって、洞窟の雪男!?」


スピカ「なんでこんなところに...」


ナルコ「」


ユアン「考えてる場合か!すぐに戦闘態勢に...」


ナルコ「...とこ」


シャウラ「...ナルコ?」


ナルコ「...男」


スピカ「え...?」


ナルコ「雪...男...毛むくじゃら...おとこぉぉぉ!!!!」


ユアン「おい、これってまさか...」


ナルコ「男は...敵ぃ!ナルコの敵ぃぃぃ!!」


ナルコ「ナルコの敵は...全部ふっとんじゃえぇぇぇぇ!!!」


スピカ「ナルコ、ちょっと落ち着いて...!」


ナルコ「フィア・ファイア...!!」




ナルコ「ーーエクスプロージョン!!!」




スピカ「...っ!!」


ユアン「なっ...!」


シャウラ「あ...」


雪男「!!?」



      ドガーーーーン!!!!



            . -‐ニ ̄ニ‐- .

       _/           \_

 =二 ̄ /               ',  ̄二=

     ̄7'' ―― ___ ―― 戈 ̄

――― 从,,i ;         `. 、 .尢r、―--

      /\じ'jl|此ト=メ i;_,,爻,,i| 刈ゞメ

       ``‐ヾ:;!Iヅ 〃!iメト辷-" ^



ーーーーー 


ナルコ「...はっ!?」


ナルコ「ご、ごめんなさぁぁぁぁぁいいいい!!!!!」




ーーーFin.


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