2019-12-01 06:00:59 更新

概要

新キャラ登場。
それにしても、白露の可愛さは、ああ^~たまらねぇぜ。
俺の文章力のなさは…。もう気が狂う。


前書き

第7章にもなるのに…。第1章から文章力がまったく成長してねぇ!!


ーー祐樹の鎮守府にてーー

祐樹「さて、と…。今日はアイツを優斗のとこに送んなきゃなんねぇのか…。けども、アイツまた混乱しそうなんだよなぁ…。まぁ、俺もそんな事聞かされてなかったけども」


??「あのー。まだ移動しないんですか?」


祐樹「あ、ワリィ。じゃあ、そろそろ移動しますか」


祐樹は少女を車に乗せると、優斗の鎮守府に向けて出発した。


ーーその頃の優斗の鎮守府にてーー

優斗「なんなんだよ、急に大事な話があるから今日は外出すんなって…。こっちがたまたま予定入ってなかったからよかったものも…。大事な話ってなんなんだよ…」


優斗は、鎮守府の外にて祐樹の到着を待っていた。しかし、クッソ寒い。それもその筈、もう12月になるからだ。

雪はまだ降ってないものも、気温は低い。世間はクリスマスだかなんだか色々しているみたいだが…。


優斗「俺には、縁もゆかりもねぇ話だろうな…。クリスマスイブとかクリスマスに恋人とゆっくりするって…」


俺だって、茜とゆっくりクリスマスを過ごしたい。けども、そう簡単にはうまくはいかない。

この時期は、やることがクッソ多いからだ。今年の事をまとめたりなど色々あるもんな…。


優斗「さて、そろそろ時間のはずだけども…。あ、きたきた」


祐樹が乗った車がこっちに近づいてくる。車の助手席には、1人の女の子がいた。誰だ? コイツ?


祐樹「うぃーっす」


優斗「うぃーっす、じゃねぇよ。で? なんだよ、要件は」


祐樹「…。お前にとって大事な話だ」


優斗「俺にとって…? どういう事だよ?」


祐樹「…。降りてきていいぞ」


祐樹がそう言うと、助手席に座っていた女の子が降りてきた。

女の子は、ぱっと見た感じだと文月が成長した、と言った感じだ。


??「…。えっと、その、あの…」


優斗「で? この娘が何なんだ? 俺と関係あるのか?」


祐樹「…。今から言う事は全て本当の事だ。どうか、落ち着いて聞いてほしい」


優斗「お、おう…」


急に祐樹の声のトーンが下がったので、びっくりした。そもそも、こんなトーンで祐樹が話す時は大抵、大事な話の時だけだ。


祐樹「実は、この娘…。お前の妹なんだ」


優斗「…。は?」


妹? なんじゃそりゃ!? そもそも、親父たちも俺に妹がいるなんて一言も言ってねぇよ!?

ダメだ、一旦落ち着こう…。って、落ち着けるわけねぇだろ!?


祐樹「まぁ、混乱するだろうな。急に妹が実はいました。なんて言われたら普通はそうなるわ」


優斗「ほ、ホントに妹なのか!? ちゃんと検査とかしたのか!?」


祐樹「ああ。けども、どうやってもお前の妹だ。血液検査もちゃんとしたぞ」


優斗「えぇ…。…。どうすりゃいいんだよ、ホントに」


祐樹「けども、まだ話はあるんだ」


優斗「マジかよ…」


祐樹「実は、この娘はとんでもない能力を持っているんだ」


優斗「はぁ」


祐樹「この娘は、どの艦種にも適応することができるんだ。分かりやすく言うと、戦艦、重巡、軽巡…。全ての艦娘になれるってこと」


優斗「マ?」


祐樹「マジなんだよ。けども、この娘はとある艦娘になることを希望してる。それは…」



祐樹「白露型1番艦 白露、だ」



優斗「は…? もう、うちの鎮守府には白露はいるぞ? そもそも、海軍の新規定で『同じ鎮守府に同名の艦娘はいてはならない』ってルールがあるだろ。そもそも、この鎮守府以外にも着任できる鎮守府はあるはずだろ?」


祐樹「実は、この娘、この鎮守府以外だと着任したくないって言ってるんだ。しかも、白露以外の艦娘になるのも嫌だって…」


優斗「なんでそう、拘るんだよ。なんか白露にそんな思い入れがあるのか?」


妹 「えっと…。白露さんは、私が小さな頃に助けてくれたのでその時の白露さんみたいになりたくて…」


優斗「んで、なんでこの鎮守府以外だと着任したくないんだよ」


妹 「それは…。一生会えないと思ってた、兄さんと少しでもいたいから、です」


優斗「まぁ、それは分かるけどもさぁ…。もう、白露って名前の艦娘はもういるんだよ。だから、この鎮守府にそんなに着任したいんなら、後でこの鎮守府にいる艦娘のリスト渡すから、そのリストに載ってない娘になってもらわないと無理だよ」


妹 「…。それは、嫌、です」


優斗「なんでだよ。そうしない限り、俺の鎮守府には着任できねぇよ」


妹 「だったら…。ここにいる白露さんを倒します。そして、私と変わって…」


優斗「お前、ふざけてんのか?」


妹 「え…?」


今いる、白露を倒して、自分自身が新しい「白露」となって着任する。それだけは流石に認めるわけにはいかない。

そもそも、艦娘になるために頑張って再会できた茜をそう簡単に追い出せるか。

絶対に、それだけは許さない。


優斗「言いたいことはそれだけ、か? だったら、もうソイツ連れて帰ってくれ。祐樹」


祐樹「残念だけども、そうはいかないんだよ。この娘、着任させてくれるまで動く気ないみたいだし」


妹 「…」


優斗「ったく…。まぁ、ずっと立ち話するのはキツいから、鎮守府の中に入れよ」


祐樹「分かった。ちょっと車置いてくるから待ってろ」


祐樹が車に乗り込むと、駐車場に向かって車を走らせていった。ここには、俺と妹だけが残った。


優斗「じゃ、案内するからついてこ…」


俺が言い終わる前に、妹は抱きついてきた。急にどうした!?


妹 「えへへ~。お兄ちゃんに抱きついてる~」


優斗「だ、誰だお前!? キャラが大崩壊してんぞ!?」


心音「私? 私はお兄ちゃんの妹の心音だよ?」


優斗「え? は? ちょ、祐樹の横にいた時のあれは何なんだよ!?」


心音「あれ? あれは人前でこのキャラはちょっと嫌がられるからと思って我慢してたんだよ?」


優斗「えぇ…。とりあえず、抱きつくのヤメろ! こんなところ、茜に見られたら…」


そんな事言ってたら、だ。


白露「おーい、ゆーくーん!! あ。い、た…」


優斗「あ」


心音「?」


白露「…。え? ど、どういう事…? まさか、浮気してた、の…?」


優斗「いやいやいや、違うから!? コイツは、なんか知らんけども、俺の妹らしくて…」


白露「妹? へ?」


色々とやってたら、祐樹が戻ってきた。


祐樹「お前ら…。何やってんの?」


優斗「知らんがな!?」


白露「…」


心音「…」


優斗「ま、まぁ、いいや。とりあえず、鎮守府に入ろうぜ。寒いし」


白露「う、うん…」


~~移動中~~

白露「…」


心音「…」


白露(なにこの娘? ゆーくんの妹とか言ってるけども、ゆーくんとあんなにイチャイチャしていいのは私だけだよ!? なのに、なにしれっと抱きついてるの!? ホント…。ゆーくんも何かしてよ! もう…)


心音(この人がこの鎮守府にいる、白露さんか…。ゆーくんって呼んでたし、浮気とか言ってたからお兄ちゃんと付き合ってるみたいなのかなぁ? そりゃ、お兄ちゃんも白露さんを追い出そうとしたら、怒るわけだよねぇ~。まぁ、「白露」以外になる気はまったくないけどもね~)


優斗(なんかこの2人からえげつないオーラが出てきてる気がするんですが!? このままだと、2人がガチファイトしそうで怖いんですけども!?)


祐樹(寒い…。腹減った…)


白露「あ、そういえばさ。遠征の報告まだしてなかったから、今するね」


優斗「お、おう」


そう言うと、茜は俺の腕に自分自身の腕を絡めてきた。


優斗「なんで腕絡めてんだ」


白露「こうした方が報告しやすいし、声がよく聞こえるでしょ?」


優斗「いや、でも…。っツ!?」


心音と祐樹の見えないところでしれっとつねってきた。痛いぞ!? 


優斗(茜、もしかして…。怒ってんのかな。というか、恋人が目の前で他の娘と色々としてたら普通はこうなるのか?)


白露(この馬鹿!! バカバカバカ!!!)


執務室に着くまで、ずっと腕を絡ませられたままだった。つねられたとこクッソ痛いんですが。


ーー執務室にてーー

優斗「んで、結局どうするのさ。心音の事は」


心音「私は『白露』以外になる気は絶対にないからね?」


白露「あっ、そ…。まぁ、私は絶対にここから出ていかないからね」


祐樹「2人とも、一旦ステンバーイ。優斗の鎮守府破壊する気か」


よく見たら、何故か艤装が2人ともついてた。いや、どっから出したし。


心音「じゃあ、あなたをここで倒させてもらいます」


優斗「だから、言ったろ。白露を倒すのは認めないって…」


白露「いや、ゆーくん。私は別にいいよ。ここでぶっ潰すから」


優斗「茜さん!?」


祐樹「優斗。もう無理だ。こうなった白露は止まらないから。というか、このままだと俺たちも死ぬぞ」


優斗「マジかよ。けども、このままだと2人が戦うことが確定になりそうなんですがそれは」


祐樹「もう確定したぞ」


優斗「は?」


茜と心音の方を見ると、しれっと演習場の予約してた。おい何やってんだ。


白露「じゃあ、また明日ね…」


心音「そうですね…」


優斗(アカン)


祐樹(アカン)


祐樹と心音が、部屋を後にする。明日、また来るみたいだ。(来てほしくないよ)

執務室には、俺と茜だけが残った。


優斗「おい、茜! なにやってんだよ! 負けたら出ていかなきゃいけないんだぞ!!」


白露「分かってるよ!! けども、けども…。いくらゆーくんの妹だとしても…。ゆーくんとイチャイチャしてるのは見たくないよ…」


茜は、俺に抱きつきながら言う。俺だって、茜と別れたくない。再会できたのに。


優斗「茜…」


思いっきり抱きしめ返す。茜もより強く抱きしめてくる。


どれほど経ったか分からないぐらい抱きしめていた。離れたくなかった。


けども、このままではどちらも動けないので仕方なく離れた。


優斗「茜。こんな時にこんな事言うのもアレなんだけどもさ…」


白露「何?」


優斗「提督命令だ。明日の演習、絶対に勝ってこい!!」


白露「そんな事…。分かってるよ!! じゃあ、ちょっと明日に向けてちょっといっちばん頑張ってくる!!」


茜はそう言うと、執務室から凄い勢いで外に出ていった。ドアを破壊する気ですか?

まぁ、それぐらい気合い入ってるって事だろうけども。


茜がひたすら演習し始めた。そのまま、夜遅くまで。


(それから数時間後)

白露「…。遂にきたね。この時が」


優斗「ああ。…ちゃんと寝れたか?」


白露「大丈夫だよ。じゃあ、行く前に…」


優斗「?」


白露「んっ…」


茜が目をつぶって俺の方を見る。これは、絶対にアレだろうな。

俺は、茜の唇に唇を重ねた。

いつもとは違う、短いキス。

けども、いつもより気持ちがこもってるキス。


唇から離すと、茜は笑顔でこっちを向くとこう言った。



白露「じゃあ、ゆーくんがいっっちばん好きな女の子は私って事証明してくるからね!!」



次回に続く。


後書き

優斗「茜、絶対に勝ってくれよ…」

茜 「負けるわけないよ。いっちばん大好きなゆーくんのために」

優斗&茜「次回。「幼馴染 vs 妹」に続く」


このSSへの評価

3件評価されています


64273641684379さんから
2021-06-07 08:22:47

Cromwellさんから
2019-12-01 22:09:38

SS好きの名無しさんから
2019-12-01 10:38:47

このSSへの応援

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2021-06-07 08:22:48

SS好きの名無しさんから
2019-12-08 23:09:37

Cromwellさんから
2019-12-01 22:09:39

SS好きの名無しさんから
2019-12-01 10:38:53

このSSへのコメント

7件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2019-12-01 10:40:28 ID: S:NjflA6

一難去ってまた、一難。
さてさて、どうなるのでしょうか?

2: 白露型提督になりたい 2019-12-01 15:07:39 ID: S:o_S3V1

※1 
春雨「大変な事になると思います。はい…」

3: SS好きの名無しさん 2019-12-02 06:24:11 ID: S:DHQsQz

アーケードだと駆逐は基本海上攻撃はシンプルに砲撃と雷撃爆雷しか
出来ないから、妹ちゃん何でも出来るなら射程外で機銃で執拗に体力削りとか
一人弾着観測射撃とか出来そうでおっかないな

4: 白露型提督になりたい 2019-12-02 08:19:32 ID: S:1wNcHZ

※3
ちょっと盛りすぎたかも…。

5: SS好きの名無しさん 2019-12-02 10:31:50 ID: S:Xl38y7

始まるぞ!

6: SS好きの名無しさん 2019-12-02 10:32:48 ID: S:j3lEtU

優斗の隣に立つのにふさわしいのはどちらか?

7: 白露型提督になりたい 2019-12-02 11:34:43 ID: S:TGAbgK

※5、6
心音「私だ!」
白露「いや、私だ!!」

優斗「大丈夫かなぁ…」


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