2019-12-31 06:18:02 更新

概要

優斗と白露がイチャイチャしてるだけ。


前書き

糖分過多にお気を付けください。


時雨「甘いんだよっ!!」


急に入ってきた優香のその一言で、執務室の空気が一変した。


優斗「ゆ、優香…!?」


時雨「ったく…。2人はさぁ…」


優斗「お、おい、落ち着けよ…」


白露「そ、そうだよ、優香…」


時雨「いや、今回はもう言わせてもらうよ!!」


時雨「2人のイチャイチャはいっつも…」


時雨「甘いんだよっ!!」


きっかけは数時間前に遡る…。


(数時間前)

優斗「さーて、今年中にするべき事も終わったし…。後はぐーたらしますか…」


白露「しっつれいしまーす!!」


優斗「またかよ」


白露「まぁ、これが私の入室スタイルだからね」


優斗「せめてノックはしてくれよ…」


白露「嫌だ」


優斗「なんでよ」


白露「早くゆーくんに会いたいから!!」


優斗「お、おう…。まぁ、嬉しいけどさ…。ちょっと、真っ正面から言われると、な…」


白露「え~? そんなに恥ずかしい?」


優斗「まぁ、うん」


白露「まぁ、そんな事は置いといて…。ハグさせろ~!!」


茜は急に俺に抱きついてきた。可愛い。…ってイカンイカン。


優斗「うわっ…。急に何すんだよ…」


白露「だってさ~。今年ももう終わるんだよ!! だから、今年最後のイチャイチャさせろ~!!」


優斗「なんじゃそりゃ…。まぁ、いいけどもさ」


白露「やった!! じゃあ~。まずはハグからね!!」


優斗「ほーい」


白露「じゃあ~!! むっぎゅ~~~!!!」


茜が思いっきり抱きしめてくる。俺も抱きしめ返す。

柔らかい。そして、茜の身体は、外の寒さとは真逆で暖かった。


白露「…。はい!! じゃあ、次ね!!」


そう言うと、茜は俺から離れた。それで、今度は…。なんだ? 茜の手を見ると…。

手に持っていたのは、チョコレートだった。


優斗「チョコレートで…。何すんだ?」


白露「口移しだけども?」


優斗「ファッ!?」


白露「? 何か変な事言った?」


優斗「いや、口移しって…」


白露「カップルさんなら、普通にするらしいよ?」


優斗「どこ情報だ、それ…」


白露「いいから…。しよっ?」


優斗「分かったよ…」


何か流されてる気がするけども…。まぁ、茜も乗り気みたいだし…。

茜がチョコレートを口に入れる。そして、こっちを向く。俺も茜の方を向く。


白露「ん…」


優斗「はむっ…」


俺がチョコレートを咥えると同時に茜の唇が俺の唇に当たる。その後、口の中にチョコレートが入ってくる。

甘い。色んな意味で。


白露「…。食べた?」


優斗「まぁ、はい」


白露「じゃあ、次はゆーくんが私に食べさせる番だよ」


優斗「ですよね~」


今度は、俺がチョコレートを咥える。咥えてから、茜の方を向くとすでにスタンバイ完了していた。

茜さん。目をそんなにキラキラさせないでください。視線が痛いっす。


優斗「んんっ」


白露「はむっ…」


茜が俺が咥えていたチョコレートを口に入れる。また、茜の唇が俺に当たる。

やっぱり甘い。ホントに色んな意味で。


白露「ごちそうさまでした~」


優斗「はい」


白露「ちょっとぉ~。反応薄くない?」


優斗「どういう表情すりゃあいいのか分かんねぇ」


白露「素のままでいいと思うよ」


優斗「だよな」


白露「あ、そうだ…。まだしたい事あるんだけども…。いい?」


優斗「まぁ、叶えられるモノなら…」


白露「じゃあ…」


茜が姿勢を変えると、膝を叩いていた。


優斗「?」


何をする気なんだ? さっぱり分からんぞ?


白露「も~。何してほしいか分かんないって顔してる!! 膝枕だよ、ひ、ざ、ま、く、ら!!」


優斗「ああ、そゆことね。じゃあ、遠慮なく…」


茜の太ももの上に頭を乗っける。暖かい。しかも、女の子特有のいい匂いがする。チョコレートよりも甘い匂いだ。


白露「どお?」


優斗「なんだろう、安心する…。っていうか…眠くなって…。きた…」


白露「じゃあ、少しだけ寝ちゃう? 私なら別に大丈夫だよ?」


優斗「じゃあ…。ちょっとだけ…。お休み…」


白露「お休み、ゆーくん」


(数分後)

優斗「zzz…」


白露「相変わらず、寝顔は子供の頃から変わんないなぁ~。ちょっとだけイタズラしちゃおっと」


頬っぺたを少しだけ突いてみる。ゆーくんがちょっとだけ反応する。


優斗「んん…?」


白露「おりゃおりゃ~」


優斗「んぐぅ…?」


白露「アレ? マジ寝しちゃってる?」


優斗「zzz…」


白露「ありゃりゃ…。じゃあ、私もちょっとだけ寝ちゃおうかな」


ゆーくんを起こさないようにそっと頭を置く。毛布を持ってきて、ゆーくんにかけてあげる。その後、横に入る。


優斗「zzz…」


白露「じゃあ、少しだけ…。お休み…」


(数時間後…)

優斗「ん…? やっべ!! めっちゃ寝てた!!」


目が覚めたのはいいけども、めっちゃ寝てしまっていた。これはまずい。


白露「ん…」


優斗「アレ…?」


横を見ると、茜が眠っていた。毛布が掛けてある…? 茜が掛けてくれたのかな…。


優斗「もうちょっとだけ…。いや、イカンだろ。今寝ちまったら、年越しちまうわ」


白露「ん…? あ、ゆーくんおはよ…」


優斗「あ、おはよ」


白露「いや~。ぐっすり眠っちゃってからびっくりしたよ…」


優斗「ワリィ…」


白露「いや、別に悪くはないんだけども」


優斗「じゃ、じゃあ、続きでもするか?」


白露「続き? ああ、イチャイチャしたい~。ってやつね。じゃあ、次で最後にしよっと…」


優斗「最後? まぁ、時間も時間だしな」


時間は、もう15時になっている。まぁ、まだ昼過ぎだけれども。


白露「じゃあ~。頭撫でて?」


優斗「頭を撫でる? それだけでいいのか?」


白露「いっちばん大好きな人に頭撫でてもらえるだけでも、女の子って割とうれしいんだよ?」


優斗「へぇ~。まぁ、頭撫でてって言われたらいつだってしてやるけれどもさ」


白露「じゃあ、頭、撫でて?」


優斗「りょーかいっと…」


茜の頭をそっと撫でる。茜が何か変な声出してるけれども、大丈夫かコレ。


白露「んんっ…」


優斗(頭ナデナデ中)


白露「ん~っ」


優斗(頭ナデナデ続行中)


白露「えへへ~」


優斗(ちょっと手、離してみるか)


白露「あっ…。ううっ…」


優斗(あ、ちょっとだけ泣きそうになっちゃってる…。これはいかん)


急いでまた、頭を撫でる。


白露「あ、あううぅぅぅ…」


優斗「あかん可愛い」


白露「ふえっ?」


優斗「あ、やべっ…。声に出てた…」


白露「可愛いって…。あううぅぅぅ…」


優斗「ヤバい、可愛過ぎて昇天してしまう…」


白露「死なないでよ!?」


優斗「ソーリーソーリー」


白露「まったく…。冗談でもそんな事言わないでよ!!」


優斗「誠に申し訳ございません」


白露「まったく…。じゃあ、すること1個追加ね!!」


優斗「マジですか…。ってか、次で最後って言ってなかった?」


白露「言ったけども!!」


優斗「まぁ、いいや…。んで、何するんだ?」


白露「ん!」


優斗「へ?」


茜が目を閉じてこっちを向いたまま、何かを待っている。ああ、アレね。


俺は、茜の唇に俺の唇を重ねた。

まぁ、茜が目を閉じてこっちを見た時って大体…。キスして欲しい時だもんな。

ホンっとに茜は甘えん坊さんだなぁ…。

ってんん!?


だらだら考えてたら、茜が急に攻めてきた。

俺の口の中で茜の舌が暴れる。


優斗「んん! んっ~!!」


白露「…」


優斗「ぷはっ…。ったく、急に攻めてくんなよ…」


白露「いっつも、ゆーくんがしてくるのをやり返してるだけだよ!!」


優斗「なんだと~!! なら…喰らえ!!」


茜の脇をくすぐる。茜をくすぐり始めると、悶絶しはじめた。


白露「ちょ…。や、やめ…。ん…。やめてってば…」


優斗「やめませんよ~だ」


白露「も、もう…。無理…。限界…」


優斗「ど、どうだ!! まいったか!!」


白露「なんちゃって…ね!!」


優斗「な!?」


茜が今度は俺の脇をくすぐってくる。あかん、これは死んじまう。


優斗「ちょ、茜、ストップ!! ストーップ!!」


白露「止めませんよ~だ!!」


優斗「ちょ…ま…」


俺は、あっけなくやられてしまった。けれども、このままやられたくは無い。


優斗「この…。喰らえってうわっとぉ!?」


白露「きゃっ!?」


茜をくすぐり返そうとすると、バランスを崩してしまった。

けれども、色々とイカン体勢になってしまった。


白露「ゆ、ゆー、くん…?」


優斗「わ、ワリィ!! 今すぐ…」


白露「…いいよ?」


優斗「へ?」


白露「その…。さ。ゆーくんがその…。シたいなら…。シてもいいよ?」


優斗「いや、そ、それは…」


俺にとっては、姿勢を崩して茜を押し倒してしまっただけだ。けれども、茜は俺がシたくなったから押し倒したと思っているらしい。

まぁ、シたいかどうかって言われると…。


と、そんな時だった。執務室のドアが勢いよく空いたのは。


(最初に戻る)

そして、今に至る訳だ。


時雨「資料渡しに来たのに…。こんなモノ見せられるなんてね…」


優斗「はい…」


白露「すいませんでした…」


時雨「まったく…。次からはドアの鍵を閉める事だね。そうじゃないと、今度は主砲が飛んでくるかもよ?」


優斗「はい…」


白露「こわっ…」


時雨「何か言った? お 姉 ち ゃ ん ?」


白露「ひぃ!? ご、ゴメンなさい…!!」


時雨「優斗も!! 分かった!?」


優斗「は、はい…」


こうして、俺と茜の12月31日は終わるのであった。


後書き

優斗「さて、今年最後の投稿が終わったわけだけども…」

茜 「色々ありすぎたね…」

優香「僕としては今年の最後に、こんなモノを見せられるとは思わなかったけどもね」

由衣「まさかの…。出番、無し…」

咲 「仕方ないっぽい」

春香「今回は、茜お姉ちゃんと優斗さんがメインですから、はい」

愛海「あの2人、すっごい仲良しだもんね~」

七海「仲良しで言えるレベルじゃないと思うんですけれども…」

里奈「アレが普通だから、仕方ないよ…」

愛香「暴走したらヤバいと思うけどもな」

鈴奈「最初から暴走してるだろ…」

優斗「まぁ、いいや。じゃあ、最後の挨拶行くぞ~」

優斗「今年、ここまで閲覧ありがとうございました!! 色々ありましたが、来年も頑張って書くのでよろしくお願いします!!」

茜 「それでは皆さん…」

優斗&白露型「良いお年を~!!」

(次回投稿予定 1月5日ぐらいの予定)


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SS好きの名無しさんから
2019-12-31 07:40:54

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SS好きの名無しさんから
2019-12-31 07:40:55

このSSへのコメント

9件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2019-12-31 07:47:09 ID: S:FODe20

作者さんの作品を読むのが、楽しくて
読む度に砂糖を吐きそうになりながら羨ましいと呟きながら、読んでしました。
作者さんの作品を、これからも楽しみしてます。
それでは、良いお年をお迎え下さい。

2: SS好きの名無しさん 2019-12-31 07:51:03 ID: S:Tump6b

今日は、来年の(イチャイチャ)に
備えて、ブラックコーヒーと
辛いものを、買い揃え無いと。

3: 白露型提督になりたい 2019-12-31 15:21:34 ID: S:pg3ndW

※1、2
白露「来年もイチャつきまくる…のかな?」
時雨「胃が…」

4: SS好きの名無しさん 2020-01-02 20:26:02 ID: S:0IE28M

時雨もソコで巻き込んで3Pでしょ!3P!3P!(手拍子)

5: 白露型提督になりたい 2020-01-02 23:13:32 ID: S:9aNKhU

※4
時雨「僕は参加しないよ!?」

6: SS好きの名無しさん 2020-01-06 21:56:55 ID: S:Q1GGjf

自分は、姉妹全員を希………








手錠、ガッチャン!

7: SS好きの名無しさん 2020-01-06 22:01:20 ID: S:Yc-wBR

パトカーが走り去って行きました。

8: SS好きの名無しさん 2020-01-07 21:19:54 ID: S:ogBmom

時雨が駄目なら他の姉妹を、
…………


肩ポンポン。

9: 白露型提督になりたい 2020-01-08 18:29:35 ID: S:j5a6DO

※6〜8
優斗「憲兵さんの仕事じゃないのか…?」


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