2021-04-18 22:27:33 更新

概要

この作品は【単独行動隊提督 15】の続きです
この作品は合同作品が存在します
合同作品名【反乱軍提督】
こちらの作品もよろしくお願いします


前書き

提督

【過去大きなミスを犯したと言って自ら単独行動隊に入った変わり者 目付きが悪いせいで他の者から距離を開けられる事の多い】
【首にはいつもネックレスをしてるところが特徴 そのネックレスの形も特徴的で1と6…?の形した数字が飾られている】
【単独行動隊66番 コードネーム:a maverick(通訳:はぐれ者) 現在は単独行動隊を辞めて南我原鎮守府の提督をやっている】
【過去 川内が沈んで息絶えた川内の亡骸を見つけた際に夜雷が鳴っていて、それ以来夜雷が鳴っている時に外へ出ると思い出して怖がる(言わばトラウマ)】
【過去 大湊警備府提督だったが伊19と川内が轟沈して提督をやめ、単独行動隊に入ったが再び提督に戻って南我原鎮守府提督になった(追記 伊19だけではなく、川内も沈ませてしまって罪を償おうと単独行動隊に入った…)】
【上官と会う前は北提督と一緒で人間同士の戦争が起きてた場所で育った 人体実験をして腕と足は常人を超えた力を持っていて、腕から日ノ丸と言う艦載機を発艦させることが出来る 搭載数は片手に5機 両手で10機】
【日ノ丸艦載機=戦、攻、爆を取り揃えた万能艦載機 ボーキサイトや弾薬を多く使うのが欠点だが援護射撃や単独行動をしてる提督にとっては優秀過ぎる艦載機である】
【過去のあだ名は特攻隊提督と呼ばれていた】


瑞鳳

【仕事熱心の働き者で面倒見のよい艦娘(軽母) 配属が決まっていなかったが今回の提督の所に着任する事が決まった】
【過去 元横須賀鎮守府の秘書であり元提督の事や横須賀鎮守府の事を聞いたり、話したり、思い出したりすると性格が急変する】
【過去何かをしてこの世界を危険な目に晒した張本人でもあるらしい→過去にした事をなんとかしようと1人で悩み続けていたが提督に助けを求めて手伝ってもらっている】
【如月の睨みつけの劣化版 気迫で敵を怯ませることができる 範囲は半径30m】


金剛

【いつもハイテンションで元気な艦娘(戦艦) 配属は東我原鎮守府に決まっていたが移動が決まって今回の提督の元に着任した】
【ほとんどティータイムの時しか出てない気がする…】




【元気が良くて悪戯好きな艦娘(駆逐艦) 元々は東我原の艦娘だったが上官と東提督が演習で賭けした際に南我原に移動が決まった】
【提督に酸素魚雷をぶつけて遊ぶのが趣味…?】




【礼儀正しく少しおっちょこちょいな艦娘(駆逐艦) 元々は東我原の艦娘だったが上官と東提督が演習で賭けした際に南我原に移動が決まった】
【提督の仲間思いや艦娘思いに心を打たれて好意を抱いている】


吹雪

【元南提督の艦娘(駆逐艦) 単独行動隊管理者の指揮者をやっていたが現在は南我原に着任している】
【瑞鶴と一緒で提督loveな所はあるが瑞鶴と違って人前など二人になれない場所では大胆に抱きついてきたりはしない…だが、二人っきりになった時は物凄く大胆になる】
【南提督の過去と瑞鳳の過去は青葉と同じくらい知ってる】
【元大湊鎮守府に着任していた頃は元秘書艦代理だった(追記 元大湊鎮守府に着任していた時は医務も担当していた)】
【過去、深海棲艦に直撃を食らって沈んだが、提督に救助され 今も滞在している…が、吉を引いたか凶を引いたかはわからないが1度沈んだことによって1ヶ月に1回ぐらいに深海棲艦化の発症が現れる※】
【※上記に追記 深海棲艦化が発症する代わりに駆逐艦とは到底思えないほどの力を手に入れた 駆逐艦でも戦艦だろうがなんだろうが一撃粉砕するほどの力を持っている…が、それを使うと深海棲艦化が一気に襲ってくるため、多用することはできない※】
【※さらに上記に追記 深海棲艦化を抑えるための薬が吹雪が沈んだことによって、すぐに開発された【即効性型深海棲艦化鎮圧粉末】と【長効型深海棲艦化鎮圧錠剤】というものを飲めば深海棲艦化を一時的に抑えることができる】
【提督と同じ睨みつけが使える(限度・制御が効かず、提督程ではないが広範囲で吹雪と目が合った者は敵味方関係なく気絶させる(1度使ったら丸一日目が開かなくなる))】


時雨

【南提督の元艦娘 元は佐世保鎮守府の艦娘だったが現在は南我原鎮守府に着任している(駆逐艦)】
【よくヤンデレキャラとして使われるがこの作品では通常なので予めご了承下さい】
【おとなしい性格で物静かなところが目立つ よく提督が寝ている時に密かに唇を重ねることが多いとか…?】
【自分の意思でキレることができて戦闘力を上げることがてきるが制御が効かないためあまり使えない】
【特殊能力ー直感を使うことができる どんなに選択枝があろうと二つに絞ることができる ただし、二つしかない場合には効果を発揮することができない】


夕立

【南提督の元艦娘 元は佐世保鎮守府の艦娘だったが、現在は南我原鎮守府に着任している(駆逐艦)】
【語尾に(ぽい)や(かも)とつけるなんとも可愛らしい艦娘(作者は瑞鳳が一番です!)】
【元気な性格で提督に甘えてくる時は飛びついて甘えてくる…正直、瑞鶴と変わらない(瑞鶴みたいに人前気にせずイチャイチャしようとは言わない)】
【特殊能力ー野生の本能を使うことができる 使うと獣のように暴れ回り、野生の勘を発揮させることができる …ただし、野生の本能を使うとコントロールがなかなか聞かないうえに野生の勘も勘だから使い時は非常に難しい(ほとんどキレた時と同じ)】


扶桑

【南提督の元艦娘 元は佐世保鎮守府の艦娘だったが今は南我原鎮守府の艦娘(戦艦)】
【不幸艦と言われている艦娘だが現在南我原提督にお前達は不幸艦じゃないと言われ自分が不幸艦だと思うのをやめた】
【元大湊警備府にいた時は戦艦のなかでもトップクラスの性能を持つ航空戦艦】


山城

【南提督の元艦娘 元は佐世保鎮守府の艦娘だったが今は南我原鎮守府の艦娘】
【扶桑と同じく不幸艦と呼ばれていたが現在南我原提督にお前は不幸艦じゃないと言われ自分か不幸艦だと思うことをやめた】
【元大湊警備府のにいた時は戦艦のなかでも二番目に強いと言われていた航空戦艦】


天龍

【元東南我原鎮守府に着任していたが移動が決まって現在南我原鎮守府に着任 子供に人気がある面倒見の良い艦娘】
【提督と一緒に先陣を切って敵艦隊を一網打尽にしたこともある軽巡洋艦準エース 実力は提督も認めるほど】
【特殊能力ー範囲識別 半径50メートル以内に入ったありとあらゆるものを100%識別できる 使うと燃料を大量に使う上に目をずっと開いていないといけないため、目に疲労が溜まりだんだんと痛みが襲ってくる 電探の強化版みたいなもの】


龍田

【元東南我原鎮守府に着任していたが移動が決まって現在南我原鎮守府に着任】
【普段は毒舌で目を細めて相手を睨みつけることが多いが意外にも押しに弱くて、提督にぐいぐい押されると普段の性格とは逆転し、オドオドしながら恥ずかしがる】


如月

【元東南我原鎮守府に着任していたが移動が決まって現在南我原鎮守府に着任】
【提督LOVE塾(っ'ヮ'c)<ウッヒョォォォォオな艦娘(もはや意味不明)】
【第二軍隊最強艦娘と呼ばれていて、一軍隊と比べれば戦力は劣るがなかなかの実力を持っている】
【吹雪とは仲が悪く、少しでも話すとすぐに喧嘩する(如月 吹雪が悪いのよ?私は悪くないわ)】
【睨みつけに近い睨みを使うことができる※】
【※上記に追記 提督たちが使う睨みつけとは違い、目を合わせても気絶はしない その代わりに提督たちよりもはるかに超える半径100m以内の敵に睨みつけると一瞬だけ動かなくなる しかも目を合わせる必要性がない】


東提督

【東我原鎮守府の女提督 艦娘思いの強い一面もあり、かなり人気のある提督】
【過去 南提督に金剛を取られた事で取り返す為、南に演習を挑んだが敗退(七体一 東が七)
その上雷と電も取られた】
【南方海域で第一艦隊がやられそうになった時に南提督に助けてもらって南提督に惚れた】
【過去 辛い事があったらしいが誰にも話していない→過去に好きな人であった元横須賀鎮守府提督が反乱軍になったことによって嫌いとまでは言わないが見損なったと思っている】
【南提督が自ら深海棲艦と戦うのに憧れて東提督も自身で戦う事を決意し、明石が作っていた南提督が使っている重攻撃型装甲を見つけて装備する(武器はいろいろと取り付けられている)】
B:Dって事は教えておくわ
W:キュッとしてるわ!
H:…(小さくて悪かったわね…)


加賀

【ご飯&ボーキサイトをいっぱい食べる東我原のクール艦娘(正規空母) 】
【東我原の艦娘だが元同僚の金剛、雷、電が南我原に居るので時々遊びに来る…が、最近は時々ではなくほぼ毎日来ている気がするが…】


赤城

【加賀と同じくご飯&ボーキサイトをいっぱい食べる東我原の艦娘(正規空母)】
【加賀と同じく南我原に遊びに来るが飯目的で来る ちょっと限度を考えて欲しい(南)】


青葉

【南提督の元艦娘だった現在東我原の艦娘(重巡)】
【提督の過去を一番多く知っている一人…だが、南提督の過去を話そうとはしない 上官に口止めされているのもあるが悲しすぎると言うこともあって口を開かない※】
【※上部に関連する追記 瑞鳳の情報も知っているみたいだが元提督より酷いと言って話そうとはしない】


明石

【工作関係を得意とする東我原鎮守府の艦娘 南提督の換装【重速度型装甲】を治した本人でもある】
【南提督の換装が珍しかったらしく同じのを作ったマニアック】


提督(北)

【北我原鎮守府の提督 南提督とは馴染みで昔南提督の鎮守府に良く遊びに来ていた元気っ娘】
【過去 人間同士の戦争が起こっていた村で生まれ、本当の兄貴が殺され上官に助けられた】
B:聞いたら殺す!(Aカップ)殺す!!
W:体重は気にしてるから痩せてるわ!
H:でかいのかしら?


神通

【元南提督の艦娘 今は北提督の艦娘(軽巡) いつもおとなしい感じが目立つ】
【南提督の過去を青葉程ではないが多く知ってる】
【川内が沈んだことは知らない…?】


那加

【元南提督の艦娘 今は北提督の艦娘(軽巡) 私はアイドルと言うところが一番目立つ元気っ子】
【南提督の過去を青葉程ではないが多く知ってる】
【川内が沈んだことは知らない…?】


瑞鶴

【南提督(元提督)loveの元南提督の艦娘 現在は北我原鎮守府に着任している(正規空母)】
【南提督を見かけた瞬間どこでも構わず抱きついていく】
【過去 初代提督(呉鎮守府提督)に五航戦は要らないと言われ鎮守府から追い出され捨てられた…だが南提督に助けられ、面倒を見てくれた事がきっかけで好きになった※】
【※上部に関連する追記 初代提督は南提督がなんとかしてくれた為、復讐することなどは考えていない】
【青葉程ではないが皆より多少多く知っている】
【特殊能力ー一点集中を使うことができる 10秒間的を見る必要はあるが条件が整ったら狙った的に100%当たる ただし、その的を見てる間は他のことに気を回してはいけないうえに100%当たるが防御されたら意味がない】


翔鶴

【瑞鶴の姉で南提督の元艦娘 現在は北我原鎮守府に着任している(正規空母)】
【おとなしい性格でいつも瑞鶴の面倒を見ている】
【過去 合同作戦を失敗した事があるが南提督が解決してくれたことがきっかけで惚れた】
【青葉程ではないと思っていたが青葉←吹雪←翔鶴の順番で元提督のことを知っている】
【提督と同じく睨みつけが使える(限度・半径五m以内にいる敵味方関係なく目を合わせた人を気絶する程度しかできない上一日一回しか使えない)】


提督(西)

【西我原鎮守府の提督 無口でいつも静かに本を読んでる事が多い】
【性別 女】
【最近は出番が一切ない】


不知火

【南提督の元艦娘 今は西提督の艦娘(駆逐艦) いつもクールでなかなか表情を崩さないところが特徴】
【南提督に睨みつけを教えた本人でもある】
【南提督の過去を青葉程ではないが多く知ってる】


提督(東北)

【東北我原鎮守府のショタ提督 見た目は小さいがかなり頭の良い指揮官(東より頭が良い)】
【提督の中でも評価がかなり高いが見た目が小さい為馬鹿にされることが少々…】


妙高

【南提督の元艦娘 現在は東北我原鎮守府の艦娘(重巡)】
【過去に演習で元提督の秘書艦を沈めようとした事で鎮守府から追い出された】
【元提督の事は酷く恨んでいるらしく、南提督を殺そうと考えている…?】


長門

【現在は東北我原鎮守府に所属する艦娘だが過去瑞鳳と一緒だった元横須賀鎮守府の艦娘】
【過去 瑞鳳のせいで元提督が島流しされた事を今でも忘れておらず、復讐心を今でも持っている】
【元横須賀鎮守府の時では戦艦のエースと言われていた 今現在裏切り説があがっているが本当かは不明…】


武蔵

【大和型戦艦で二番目に強い最強の艦娘(戦艦) いつも上官の補助をしている】
【出番は少なめなのであまり書くことがない為、この前の作品と同様また(また)しても出番があるか不明】
武蔵「…もう何言っても無駄だな?」


night

【単独行動隊の一人 艦娘に手を出して軽犯罪を受けて捕まった変態…だが、紳士である(手を出したと言っても性的な意味)】
【犯罪ランクはA】
【南提督とは仲が良く、共に戦闘を行動した事もある】
【身体能力は南提督程ではないがなかなか高い※】
【※上部に関連する追記 南提督の睨みつけは効かない+駆逐艦程度の攻撃はほぼ当たらない】
【武器は対敵艦隊型三十cm大砲とサーベル】
【南提督の過去は南提督が【誰にも知られて欲しくない事】を知っている(それ以外は良く知らない)】
【嫁である叢雲が一週間に一度会いに来てくれる 最高だぜぇぇぇっっっ!!!!!!(night)】
【過去三番目に最高提督と呼ばれていた提督…だが、その時は現在南我原提督とは面識がなかった】
【腕だけだが人体改造して南提督と一緒でサーベルで戦うほどの力を持っている】


ENDLESS Hell

【単独行動隊の一人 犯罪ランクは最高犯罪度E】
【過去横須賀鎮守府の憲兵をやっていたが瑞鳳を殺そうとした(フリ)事によってランクEの終身刑を言い渡された大犯罪者】
【顔や体中には痣や腫れ、殴られ跡が目立ち元の原形がない】
【武器などは一切不明】












ポロッ…コトンッ 指輪入れを砂浜の上に落とす


提督 「……っん?」


night 「…なんか、指輪入れから変な音しなかったか?」


提督 「あっあぁ…なんかまだ中に入ってるような音したな?」スッ…ツカミッ


提督 「(なんだ?他になにが入ってんだ?)」パカッ…カサッ



カサッ… 指輪を収める紙をどかすと中から折りたたまれた紙が入っていた


提督 「…紙?」カシッ


提督 「(この紙質…材質的に写真か?なんで写真をこの中に?)」カサカサ…


提督 「…っん?裏面になにか書いてあるな」



…正直、この写真は迷った 提督に見せていいかどうかと言われたら、見せない方がいいとわたしは思う …でも、見せておかないと提督自身も後に気づいたとき、いろいろと困ると思うから入れといた


もし身に覚えがあったなら…この写真に映し出されてる人物のことも、対処を考えておいた方がいいかもしれない



提督 「…俺には見せない方がいい?いったい誰が写って……」クルッ



写真に映し出されていたのは新型深海棲艦の指揮官であろう人物が真正面から映し出されていた


【…首元には、提督の首飾りに似たネックレスが飾られている】


night 「…なんだこの男 こいつが新型深海棲艦の指揮官か?」


提督 「ーっ…ウソだろ?」サー…


night 「…a meverick?」


提督 「この首飾り…それにこの顔」ガタガタ…


提督 「【……756(なごろ)、父さん………!!】」


night 「………っえ」





















…過去



荒れ果てた戦地



ザァー…!!


16(提督) 「………」ザァー…


16 「(…あぁ これが……絶望ってやつか いや、絶望じゃないか なにもかも………失ったというのか)」


16 「(……涙もでねぇよ もう………悲しいを通り越して、うそだと言って欲しい…………)」


16 「(だれでもいいから、起き上がってくれよ…だれでも、いいからよぉ………)」



信じたくなかった…今、目の前の光景がウソだと思いたかった……



どんなことがあっても信じたくなかった 死んで今の光景を変えられるなら死んで変えたかった……



激しく降る雨が地面を打ち付ける…地面に転がる 仲間とともに……



203(におさ) 「」ザァー… 胸部分に大きな風穴を空けられて息絶えている


991(くくい) 「」ザァー… 右肩から右脇が砲弾を食らってごっそりとなくなって息絶えている


748(なよや) 「」ザァー… 首から上が大剣で切られてなくなり息絶えている


11(いひ) 「」ザァー… 口の中に鉄の杭を刺されて息絶えている


375(みなこ) 「」ザァー… 喉に槍を刺されて息絶えている


058(ぜごや) 「」ザァー… うつ伏せの状態で後頭部に槍を刺されて息絶えている


793 (ななくさ) 「」ザァー… 身体に無数の矢が突き刺さり、大の字で息絶えている


756(なごろ) 「」右腕はとれ、左目は潰れ、身体中に無数の弾丸をくらって息絶えている



16 「……父さん………みんな…………」ザァー…



すべてを失った…敵兵だけでなく、味方も全員 失った……



生き残ったのはたったの俺だけ……みんな、おれを置いて………死んじまった



部下たちも、俺が死ぬときは一緒だと言ってくれた…おまえが死んだら、俺も死ぬと言ってくれた奴らも……みんな おれより先に………逝っちまった…………



みんなは、勇敢に戦って死んでいったのに…おれは、なにをしてる?



ひとりここで、勇敢に戦って生き残った……?死なずに、生き残ったのか………?



小隊長であるおれが生き残った…第十六番突撃隊 小隊長16(いろく)だけが生き残った………



本来なら、おれは…真っ先に死ななければいけなかった 突撃隊は敵の猛攻に恐れず、各自の武器を持って突っ込み 死んでいかなければいけなかった……



他の部隊も敵を蹴散らすために、本来突撃しない奴らも突っ込んで敵を倒していったのに…なぜ、俺は生きてる?



おれは、みんなが平和で暮らせる世界がほしかった 戦争なんてない世界を、作りたかった…ただ、それだけだった



争いがなくなれば 悲しいことはなくなる 人々同士でキズを付け合うこともなくなる……お互い、協力関係を保ちながら 暮らしていきたかった………



…だが、幹部どもはそれをよしとせず 隣の国の土地を力ずくで強奪しようとした



手に入らなければ力で、部下どもを捨て駒のように……



しかも今回の作戦に関しては、いつまでも時間かけるだけで埒が明かないという案が出て、最終作戦を実行させてきた



作戦は至って単純 敵地を強襲かけてこい…ただ、それだけだった



なんの作戦も立てずに俺たちは戦地に駆り出された 防御が硬い敵の拠点を襲撃してこいと命令された…



当然、反発者はいた そんな無茶な作戦が実行できるか!と批判の声を何十…いや、何百と超える数の部下たちが訴えた



だが上の奴らはそんなの気にもせず さっさと行ってこいと言って俺たちを戦地に向かわせた



あのとき、あいつらを殺してでもやめるべきであった 仲間が多く死ぬことは目に見えていたのに…俺はそれを止めなかった



後悔している…止めていれば、こんなことにはならなかった みんな…死ななくて済んだのに……俺が、不甲斐なかったばかりに……!!



隊長のくせしてなにをしてる?仲間を大事にまとめるのが隊長の役目じゃないのか?



こんな無茶な作戦で死んでいった仲間に申しわけない…ほんと、犬死にでしかない



結局、敵は俺が壊滅させて勝利を収めた 最後に敵の首相をビッグハンドクラッシャーで握りつぶして殺した



敵の拠点を制圧して、自分の拠点に帰ると…そこには、敵の屍と仲間の死体が至るところに、俺らの拠点全体的に散らばっていた



俺は生き残ってる奴がいないか探した 外にはもう生存者ひとりもいなかった…なら、拠点内部にいるんじゃないかと思い 探しまくった



生きてるやつが居ないかと探していると、最高幹部のやつだけが!生き残っていた



こいつのせいでみんなが死んだ…こいつのせいで、俺の部隊は壊滅した!!



俺は生きてるやつがいたことに嬉しさなんて湧き上がらなかった むしろ、殺意しか湧かなかった



最高幹部は外の様子はどうなってると怯えながら聞いてきたが、そんなことはどうでもよかった



俺以外全滅だと伝えて 右腕を握りつぶした



わき叫ぶ最高幹部の悲鳴が基地全体的に響き渡る 騒いだところで、もうみんな死んでいるから関係ない こいつだけは絶対に許さないと!!



右腕の次に左腕、右足、左足と握りつぶしていき 次に右目、左目と潰していった



激痛で泣き叫ぶ最高幹部を見て16は万遍な笑みを浮かべていた 殺意が湧くと同時に、いたぶることに快楽を感じていた



いつも人をゴミのように扱ってきたやつが情けないツラして泣き叫んでやがる…なんて、清々しいんだ!!



最後に至るところに切り傷を入れまくって ジワジワと痛みに耐えながら失血死させる死に方をさせた



もうこいつをいたぶってもつまらない どうせ死ぬんだ もうどうだっていい…



こいつをいたぶったところで、仲間は戻ってこない…それだけは確実だった いたぶるだけ無駄であることはわかっていた



…おれは、今後、どうすればいい?仲間を失った 住処もなくなった 敵もいなくなった……



やることがなくなってしまった この死体の山の中、ただひとり みんなに置いてかれてしまった……



……もう、生きてても やることがなくなってしまった………あるとしたら、仲間を埋葬するぐらいしかなかった



そのあとはどうする?生きてどこかに行くか?旅に出るか?知らない土地に?



…とてもじゃないがそんな気分にはならなかった なるはずがなかった……仲間全員死んだんだから、そんな気持ちになるわけがない



………とりあえず、埋葬だけでもしよう その後のことは終わってから考えればいい



……考えれば…………
























ザザァ…ザザァ……



提督 「………」うずくまってずっと考え事をしている…


night 「…おいa meverick だいじょうぶか?」


提督 「……うん だいじょうぶ だいじょうぶだから…すこし、ほっといてくれ………」


night 「…わかった」


night 「(a meverickがここまで考え込むなんて……)」


night 「(…そうだよな 死んだはずの親父が、新型深海棲艦の指揮官になってんだもんな?そりゃ考えるよな)」


night 「(…でも、なんで生きてるんだ?a meverickの親父は過去 戦争で死んだって言ってたはずだが……)」


提督 「………」


提督 「(…父さん なんで…生きてんだ?あのとき…たしかに、埋葬したはずなのに)」


提督 「(しかもなんで新型深海棲艦の指揮官をしてるんだ?もうわけがわからねぇよ 生きてるのもありえないって言うのに…なんで……)」


提督 「…父さん……なんで………」


night 「………」


ザザァ…ザザァ……











night 「…そろそろ落ち着いたか?a meverick」


提督 「…あぁ わるいな?ちょっと…現実を受け入れられなくて」


night 「…そうか まぁそうだよな?死んだはずの親父が生きてたんだ しかも新型深海棲艦の指揮官になってたら受け入れ難いよな」


提督 「………」


night 「っあ…わるい 気にしてることを口にして?」


提督 「…いや、別に気にしてない 気にしてないから謝るな」


提督 「………」


night 「…なぁa meverick さっきお前の親父のこと 756(なごろ)父さんって言ってたが…それは名前なのか?」


night 「その写真に写ってる男の首飾り お前とそっくりなやつ付けて数字の756って数字が飾られてるが」


提督 「……いや 俺たちに名前はない この首飾りは自分の番号を意味するもので作られたものだ」


night 「番号…?」


提督 「要はコードネームみたいなものだ 俺の父さんは756でなごろ、俺の首飾りには16…これでいろくと読む」


提督 「生まれた時から名前はない みんなこの番号で呼びあってたんだ 名前をつけると呼び名で敵に誰がどこにいるのか悟られる可能性があるから名前はつけない村の法則らしい」


提督 「名前じゃなくても この番号で呼びあって覚えられたら名前でも番号でも一緒なのによ?まったく意味がわからねぇよ」


提督 「…埋葬したはずなのに、なんで生きてんだよ?父さん」


提督 「たしかにあのとき…上官と一緒に埋めたはず なのになんで……」


night 「…っえ 上官と埋めた?」


提督 「あぁ…上官は壊滅した俺の村に来たんだ もう俺しか生きてなくて、みんなの埋葬をしてるときに憲兵を連れて来た」


提督 「来たときは驚いてたよ 俺以外はみんな血を撒き散らして死んでたんだ しかも俺も返り血で血まみれだった」


提督 「普通の一般市民が見たら当然だ 憲兵なんてあまりの衝撃差にその場で吐いてたよ 臭いもかなりきつかったから吐いて当たり前だ」


提督 「…俺が埋葬してるところを上官はなにも言わないで、死体を埋める穴を掘ってくれたんだ 状況を把握したのか知らないが…なにも聞かないで手伝ってくれた」


提督 「その時の俺は何がなんだか分からなかったが話す気が起きなかった 落ち込んでたから話す気力もなかったが…」


提督 「少し経ってから憲兵たちも落ち着いて一緒に手伝ってくれたよ キツイはずなのに…なにひとつ文句言わないで手伝ってくれた」


提督 「…ほんとに、感謝してるよ 上官たちには?もし上官が来てくれなければ 俺はひとりで埋葬してたうえに…埋葬後、自殺してたからな」


提督 「なにもかも失ったから…もう、生きる意味がないと思っていたからな 上官に拾われてほんと、よかったよ」


提督 「…愚痴を聞いてもらって悪いな もう落ち着いたから帰ろう」スクッ


night 「だいじょうぶなのか?」


提督 「あぁ もう平気だ 早く帰って身体休めたい」


night 「…わかった」


night 「(帰ったら吹雪にa meverickのこと頼むか あの子ならa meverickを慰められるだろ)」


night 「(こればっかりは俺にはどうにもできないからな 本当なら伊19が入ればよかったんだが…しかたないよな)」


提督 「…よし 帰るぞ?」カチャカチャッ


night 「おう」カチャカチャッ













朝ー南我原鎮守府 出航口



ザー…タタッ


提督 「…ふぅ やっと帰ってこれたな」


night 「だな?安全に帰ってこれてよかったよ また深海棲艦と出くわしたらめんどうだったからな」


提督 「たしかにな」



瑞鳳 「提督、nightさん おかえりなさい」タッタッタッ…


吹雪 「おかえりなさい提督 無事でなによりです」


night 「おいおい吹雪ちゃん 俺のことを忘れてないかい?俺にもおかえりって言って欲しいぜ!」


吹雪 「かえれ性犯罪者 単独行動隊管理所に帰れ」


night 「ひどいぜ吹雪ちゃん!!」(꒪д꒪IIガーン!!


吹雪 「提督 川内さんはどうでしたか?睦月さんたちから話は聞いています」


提督 「…思ったとおりだったよ 伊19と一緒で深海棲艦になって生き返ってる」


瑞鳳&吹雪 「「っ!」」


night 「ただ…な?伊19とはちがってまた別の問題が発生してるんだ」


瑞鳳 「別の問題…?」


提督 「伊19は深海棲艦なんだが、川内は新型深海棲艦なんだ 過去に伊19と川内を沈めたやつらと同じ深海棲艦なんだ」


吹雪 「…っえ 今海軍が手を焼いてる小鬼群になってるんですか!?」


提督 「そうだ 一度、マフラーを付けた小鬼群と会ったことがあってな そいつの話し方や俺のことを元提督って呼んでたからもしかしたらと思ったが…案の定、そいつが川内だった」


提督 「…それともうひとつ さらに別問題が発生してるんだ」


吹雪 「もうひとつ…?」


提督 「……いや、これは言わないでおこう あんまり…言いたくない」


瑞鳳 「…っえ」


night 「俺も今話すべきじゃないと思う むしろ話す相手がちがうと思うぞ?」


night 「まず最初に上官から話した方がいい 艦娘たちに話すとしたらその後だ」


提督 「わかってるよ だから言わない方がいいって言ったろ?」


提督 「…わるいが先に休む 今日はみんな休みにさせるから自由にしててくれ」


提督 「night 今日はありがとな?助かったよ」


night 「なぁに!お安い御用さ またなにかあったら言ってくれ!」


提督 「あぁ 頼りにしてるよ」タッタッタッ…


吹雪 「…」


night 「…吹雪 ちょっといいかな?」


吹雪 「話しかけないでもらえますか?あなたとは話したくありません」


night 「真面目な話だ a meverickのことだから聞いてくれ」


吹雪 「…なんですか?」


night 「…さっき、言わないほうがいいってあいつが言ってただろ?もうひとつ別の問題が発生したって」


吹雪 「えぇ 言ってましたね」


night 「a meverickのやつ そのことでかなり落ち込んでるんだ ことが事だから…」


吹雪 「…っえ 落ち込んでる?」


瑞鳳 「何があったんですか?教えられないほどのことって」


night 「今言わない方がいいって言ったのに聞こうとしないでくれるかな?困るんだが…」


瑞鳳 「あっすみません…」


night 「んー…やっぱり艦娘に隠し事するのはいやだなぁ?話せない=信用してないって思われるのはいやなんだよな」


night 「まぁ元犯罪者の俺が信用されないのは別に構わないんだけどな?やっちまったもんは仕方ないし、もう戻れないからな」


吹雪 「…なにがあったんですか?教えてもらえますか」


night 「………」


瑞鳳 「…やはり、ダメですか?」


night 「…すまん 今話すべきじゃないと思うから……」


吹雪 「…そうですか わかりました」


吹雪 「ではあなたの判断で聞きます 今提督が悩んでることはかなり深刻なことですか?」


吹雪 「今後、元横須賀鎮守府提督を助けるのに支障は出たりするでしょうか?もし出そうならそうだと答えてください」


night 「…それは、正直に答えないといけないか?」


吹雪 「答えてください わたしは嘘が嫌いです」


night 「………」


瑞鳳 「…」


吹雪 「…」


night 「…状況によっては出るだろうな?もっとも 新型深海棲艦が関わったらすぐにな」


吹雪 「川内さんのことでですか?」


night 「いや それとはまた別の問題だ 川内や新型深海棲艦だけならまだよかった…」


吹雪 「…だけ?」


night 「吹雪 おそらくだが、このあとa meverickは上官に電話するはずだ?新型深海棲艦のことを話すことは間違いない」


night 「上官と話し終わったら少し起きて悩むと思うから そのときを狙って慰めてくれないか?あいつの事だからすぐ寝ないと思う」


night 「今のあいつは心がもろくなってる 俺じゃあいつを慰められない」


night 「あいつの心がそう簡単に壊れるわけがないのはわかってる それはお前らも知ってるはずだ?もちろん俺も知ってる」


night 「…でも 今回に関しては話が別だ あいつにとってありえない事だったんだ ありえないことが起きて、あいつは心が揺らいでる」


night 「…たのむ 俺の親友を、見てやってくれ」スゥ… 吹雪の前で深々と頭を下げてお願いする


瑞鳳 「…nightさん……」


吹雪 「…何当たり前な事言ってるんですか そんなの見るに決まってるじゃありませんか?」


吹雪 「提督は私にとって大切な存在です かつて、深海棲艦にやられたわたしを泳げないのに助けてくれた恩があります」


吹雪 「…いいえ 恩なんて関係ありませんね?わたしは一生提督についていくと決めたので、困っているなら助けないわけにはいきません」


吹雪 「あなたにお願いされなくとも わたしの判断で提督を慰めますよ 安心してください」


night 「…そうか ならよかった ありがとな?」


吹雪 「気持ち悪いので礼なんて言わないでください それとあなたは常時、叢雲さんと一緒に行動してもらうようなってるので くれぐれも!ひとりで歩き回らないでくださいね?」


night 「えぇー!?マジかよー!!叢雲と一緒じゃちっちゃい子に触れないじゃないか!あんなにもかわいい子たちを手出しできないなんて…ー」

( ^o^)<うわぁー!


吹雪 「やっぱりもう一度単独行動隊に戻した方が…!!」ピキッ


night 「ちょっ!?じょ、じょうだんだよ?そんな本気になるなって…」タラー…


瑞鳳 「…」













提督の部屋



提督 「…」プルルルル…プルルルル…


ガチャッ


上官 『もしもし わしじゃ』


提督 「…おう上官 俺だ」


上官 『…どっどうした?なんかものすごい暗い声だが…』


提督 「…ちょっと 話があるんだ」


上官 『なっなんじゃ?』


提督 「…信じられないことなんだが 俺の…父さんが、生きてたんだ……」


上官 『……っえ』


提督 「…今さっき、中部海域に行って川内の墓を確かめに行ったんだ 伊19が深海棲艦になって生きてたから、もしかしたらと思ってnightと行ったんだ」


提督 「そしたら川内も深海棲艦になって生き返ってることがわかった …ただし、新型深海棲艦にな」


上官 『ーっな!?新型深海棲艦にか!?』


提督 「俺が渡した指輪入れの中に置き手紙が埋められててな それを掘り起こして確かめたんだ」


提督 「手紙と一緒に写真も入っててな 今新型深海棲艦の指揮官を務めてるやつが写ってる写真を確かめたら……」


提督 「首元に俺と同じネックレス 756の数字が飾られてたんだ 俺の父さんの…番号だ」


提督 「たしかにあの日、親父と一緒に埋めたはずなのに…なんで 生きてんだ?」


提督 「血まみれになって死んでたはずなのに…なんで……」


上官 『…たしかにあの日、お前のオヤジさんは死んでたな 腕は取れ、片目は潰れ 無数の弾丸で打ち込まれた状態で死んでた』


上官 『生きてるかどうかも確かめた 虫の息でもあるかを全員確かめたが…お主以外、誰も生きてはいなかった』


上官 『ちゃんと埋葬したはずなんだが…なぜだろうな?』


提督 「…親父 おれ…どうすればいい?このまま いつも通りにすればいいのか?」


提督 「瑞鳳の元提督を助けて 伊19と川内を助けて…その後、父さんを助ければいいのか?」


提督 「父さんが新型深海棲艦の指揮官をやってるということは敵であることは間違いないと思う そうなると…父さんとも戦わないといけなくなる」


提督 「深海棲艦や軍人相手なら勝機はあるが、父さんだけは話別だ」


提督 「父さんは俺より強い 俺以上に化け物だ 俺なんて一瞬にして打ち負かされる…」


提督 「父さんは戦い方を教えてくれた人だ 俺はそれを真似して強くなったんだ…俺の動きなんて、全部お見通しだ」


提督 「しかもだ 父さんは少し変わっててな?一度決めたことは変えない性格で、それが間違っていたとしても変えないんだ」


提督 「新型深海棲艦の指揮官になったということは自分でなると決めたからなったに違いない …正直、説得はほぼ無理だ」


提督 「息子の俺が説得しても無駄だ 一度決めたことは曲げないから、間違ってると説明しても変えない」


提督 「…どうすればいい?親父」


上官 『…a meverick……』


上官 『(あのa meverickが弱気になってる…今まで、こんなa meverickの声を聞いたことがない)』


上官 『(しかもいろいろと混乱してる…まぁ それが普通じゃな?死んだはずのオヤジさんが生きてたんじゃから混乱して当然じゃな)』


上官 『(…しかし ほんとにありえないことじゃ なぜa meverickのオヤジさんが生きてるんじゃ?確かにあの時、生きてるか調べた…息は止まっていて、心臓も止まっていた……なのになぜ?)』


提督 「………」


上官 『…a meverick お主はどうしたいんじゃ?』


提督 「どうって…」


上官 『助けたいか?もしくは敵とみなして殺すか?』


上官 『わしはどちらでも構わん 説得ができるなら説得し、無理だと思うなら息の根を止める』


上官 『わしはその判断をすることはできん お前さんのオヤジさんならお主が決めろ』


提督 「…おれは……」


提督 「………」


上官 『………』


提督 「…助けたい けど、説得できる自信がない」


提督 「父さんは説得を応じないから話しても無駄なんだ だから…」


上官 『…だから、どうする?』


提督 「………」


上官 『………』


提督 「…少し、考えさせてくれ すぐにはちょっと……」


上官 『…そうか わかった』


上官 『それじゃ決まり次第また連絡しとくれ その答え次第では、作戦を考える』


提督 「…わかった なるべく早めに決めとくよ」


上官 『たのむぞ?…それとa meverick』


提督 「なんだ?」


上官 『…わしは、お主の味方じゃからな だから安心して答えを見つけろ?』


提督 「っ! 親父…」


上官 『それじゃまたのう』スゥ…


ガチャッ


提督 「………」スゥ…


提督 「…俺の味方、か 安心して答えを見つけろって……」


提督 「ははっ!やっぱり上官は俺に甘いな?小さい時から甘やかしやがって」


提督 「…ほんと、どうすればいいんだよ わかんねぇよ……」


提督 「……父さん………」



…コンコンッ


フブキデス イマイイデショウカ?


提督 「…いいぞ はいって」


ガチャッ


吹雪 「失礼します」


提督 「…なんだ?なにか用か 今機嫌が良くないんだ 重要なことじゃないならあとにしてくれ」


吹雪 「…何をそんなに落ち込んでるんですか?提督 なにか悩んでるんですか?」


吹雪 「なにかお悩みなら相談に乗りますよ ひとりよりふたりで話しあった方が答えを見つけやすいので!」ニコッ


提督 「……別になんでもない 今のところはな?」ハァ…


吹雪 「なんでもないようには見えませんが」


提督 「………」


吹雪 「…話せないんですか?」


提督 「………」


吹雪 「………」


提督 「…わるい 今はちょっと…」


吹雪 「…そうですか では仕方ありませんね?」タッタッタッ スゥ…


提督 「…っえ?」ギュッ 吹雪に包み込まれるように抱きしめられる


吹雪 「…ひとりで抱え込まないでください 提督はいつも言ってるじゃないですか?ひとりでずっと悩み続けたら精神がおかしくなると」


吹雪 「今まで悩み続けて精神がおかしくなった方を見てきましたよね?なのにひとりで悩んで解決しようとするんですか?」


提督 「…それは、お前らと俺は上司と部下で……」


吹雪 「上司と部下は関係ありません 悩みがあるなら部下である私や他の方でも聞いて相談に乗ることはできます」


吹雪 「それに提督は上司と部下はどうでもいいと言ってたじゃないですか?俺には気軽に話しかけていいと自分で言ってましたよね」


提督 「…それとこれとはちがう 今悩んでることは他の奴には言えない」


吹雪 「それはなぜですか?なぜ私たちには言えないんですか?私が伊19さんだったら聞いてあげられましたか?」


提督 「………」


吹雪 「……そこは、女性を傷つけないためにもそういうわけじゃないというところですよ?提督」


提督 「…わるい でも、今目の前に伊19がいたとしても言えなかったと思う ことが事だから……」


吹雪 「……そうですか なら」スゥ… 抱きしめていた手を離して提督から離れる


吹雪 「ーっ…」///クイッ 提督の顎を掴んで顎クイする


提督 「…っえ」



…チュッ


提督 「っ!」


吹雪 「…げっ元気出ましたか?久々のキスで」///カァァ


吹雪 「正直、この作品でやっていいか迷ったんですが…緊急事態と見なしたのでやりました」///


提督 「メタいな!?」


提督 「…でも、ありがとな?たしかにこの作品でやっていいかと言われたら…」


提督 「……うん ギリギリかな?キスまでなら」


吹雪 「提督もメタいこといいますね」


吹雪 「…でも 少しは元気を取り戻したみたいですね?やって正解でした」


吹雪 「これで話してくれたりは…しませんよね?」


提督 「……そうだな ここまで吹雪が俺を慰めてくれたんだしな?それに応えなくちゃ失礼だな」


吹雪 「先ほど、ものすごく失礼なことされましたけど」


提督 「それ言うな 言われたら何も言えなくなる」


提督 「…吹雪 相談に乗ってくれ 俺ひとりじゃ解決できなそうだ」


吹雪 「はいっ!ご期待に答えられるようにがんばります!!」


提督 「実はな…」



提督説明中…



提督 「…て感じなんだ」


吹雪 「提督のお父さんが…」


提督 「川内も俺の父さんのところについてるみたいでし どうしたらいいのかわからなくてな…」


提督 「吹雪ならどうする?…助けられるなら、助けた方がいいか?」


吹雪 「…そうですね わたし的には助けた方がいいかと思いますが まずは説得が応じるかですね」


吹雪 「説得に応じた場合は助ける方向で話を進めればいいだけです もしダメなら…」


提督 「…始末するか」


吹雪 「私ならそうします もし提督がそれでも助けたいと言うならそちらを優先します 提督の命令は絶対です」


吹雪 「…ただ、ひとつ疑問に思ってることがあるんですが?」


提督 「なんだ?」


吹雪 「提督はお父さんの実の息子なんですよね?提督が生きていたらむしろ喜ぶのでは…?」


提督 「いいや 俺の父さんにそんな感情はない むしろなんで生きて帰ってきたって言うよ」


提督 「特攻隊である俺が生きて帰ってくるのは意気地無しだと言われてぶっ飛ばしてくる…戦争地だったからな みんな戦って死ねと言われるのが普通だったんだ」


提督 「もちろん親父も同じ立場だった 死なずに生きて帰った自分がいつも憎いと言って悔しがってたよ なんで死ねないのかとずっと悔やんでた」


提督 「俺は命を大事にするほうだったから仲間をできる限り、生かす方向で動かしてた 親父の言うことなんて聞いてられなかった」


提督 「だが恨んだり怒ったりはしてない 父さんは俺に戦い方を教えてくれた 教えてもらわなければ俺は強くなれなかった」


提督 「飴なんて一度ももらったことないのに恨みはないんだ 父さんは俺にすべてを教えてくれたからな?生きるために必要な戦術、武術、剣術をな」


提督 「…あんな父さんでも感謝することはあった だから助けられるなら助けたい」


提督 「……だが、もし説得に応じなければ…!!」ググッ…


提督 「【俺の手で、もう一度墓場に戻してやる!!】」


吹雪 「…では 提督のお父さんは任せてもいいでしょうか?私たちが説得するより提督がした方がいいと判断します」


提督 「あぁ 父さんのことは任せてくれ もし猫の手が借りたくなったら、そのときは手伝ってくれ」


吹雪 「了解です!任せてください」


提督 「よし!それじゃ話もまとまったことだし…ふぁぁ」クァァ…


吹雪 「っと そろそろ就寝しますか」


提督 「あぁ…さすがに夜通しはキツい お昼頃に起こしてもらっていいか?」


吹雪 「わかりました みなさんにもそのように伝えて起きます」


提督 「たのむ…あっあとnightの部屋だが」


吹雪 「ご安心を 瑞鳳に任せてあります 今頃、部屋まで案内してるかと思います」


提督 「暴走したときは容赦なくぶっ飛ばしていいからな ただし、殺すなよ?」


吹雪 「保証はしません」キッパリ


提督 「…たのむからするなよ?」


吹雪 「半殺しまでならいいですか?」


提督 「……4分の1ならいいよ」


吹雪 「わかりました それではおやすみなさい」タッタッタッ…


提督 「あぁ おやすみ」


パタンっ…


提督 「…ふぁぁ 寝よ…」スゥ…パサッ













演習場



時雨 「構え…撃てー!!」


提督(東) 「とりゃあー!!」ドゥンッ!! 10cm連装砲を放って50m離れた的に目掛けて打つ



的 「」スカッ…バシャンッ 東提督の放った砲弾は当たらず横に逸れる


提督(東) 「あー…外れた かなり右に曲がったわね」スチャ…


時雨 「構えまではよかったけど、撃ったときに反動でズレたね もう少し反動を抑えないと」


提督(東) 「抑えられたらやってるわ もう少し力つけないとダメね」ハァ…



天龍 「オラオラァ!!どんどん避けろォ!!」ヒュンヒュンッ!!!! 天龍が持ってる刀みたいなものを振り付けて吹雪に攻撃する


吹雪 「っと ほっは!」シュンシュンッ 天龍が振りかざす刀みたいなものを全て紙一重で避ける


天龍 「ーっしゃぁ!!」サンッ!!


吹雪 「遅いです」パシッ 手の甲で刀みたいなものを弾いて攻撃を防ぐ


天龍 「ーっな!?」トンッ 一瞬の隙を突かれて喉に尖らせた指を突きつけられる


吹雪 「勝負ありです 無計画に大振りしたのが間違いでしたね」


吹雪 「…わざとですよね?今の大振り いつもならもっと考えてやるのに」


天龍 「…バレたか さすがだな?あいかわらず お前にはかなわねぇよ」スチャンッ


天龍 「……もう深海棲艦化のほうは平気なのか?あれから時間経ってるけど」


吹雪 「もう平気ですよ 数日間ゆっくり休んだので体調の方はほぼほぼ良くなってます」


吹雪 「体も鈍っていなければ腕も落ちてません これなら今まで通りの動きを出せます」


天龍 「そうか それならよかった!なら本気出しても平気だな?」


吹雪 「はい なのでもう一度お願いします」


天龍 「おうよ!まかせとけ!」



提督(北) 「ふぎぃぃぃぃ…!!!!」グググッ… 両手で30kgのダンベルを持ち上げて筋トレしてる


夕立 「…あの、北提督さん あんまり無理すると腰やっちゃうよ?」


夕立 「しかも持ち上げ方がまだ様になってないから上げ方も治さないと余計な体力を使っちゃうぽい」


提督(北) 「ーっい いいの!よけいな体力を…使って、体力を付けるの……!!」プルプル


夕立 「逆に無理しすぎて肉離れしなければいいけど…」



時雨 「……っと そろそろ休憩にしようか?二時間も練習したから集中が切れてきてると思うからね」


提督(東) 「そうね さすがに疲れたわ…」ハァ…


時雨 「みんなー 一旦休憩しよう?今飲み物用意するから観戦席に集まってて」


吹雪 「っと もうそんな時間ですか?それじゃ一旦やめましょう」スゥ…


天龍 「だな 一服すっぞぉ!!」ンー!!











天龍 「ーっ…ぷはぁ!はぁー やっぱ動いたあとの水分補給はうまいなぁ!」


時雨 「そうだね 動いてると喉渇くからね」


提督(東) 「はぁ…まだまだ的に当たらないわ 反動で絶対ズレる……」ハァ…


提督(北) 「わたしは30kgのバーベルで精いっぱいだよ…もっと力つけないと」ハァ…


夕立 「でもまだ持ち上がるからよかったぽい 30kg持てればある程度は平気だとおもうよ」ゴクゴク


吹雪 「……ふぅ」ゴクッ…


吹雪 「(これくらいじゃ物足りませんね もっと訓練しないと強くなれない…)」


吹雪 「(次は持久訓練を追加して耐久訓練も同時に実施しよう 駆逐艦は燃料などの燃費はいいから持久はいけるけど、耐久は全然だから一発二発食らっても平気なくらいにならないと…)」


吹雪 「(もっと強くならないと提督の手伝いができない 提督と同じくらい強くはなれないけど、せめて伊19さんたちぐらいには…!!)」ググッ…


天龍 「…吹雪 眉間にしわ寄せてっけど なにか考えごとか?」


吹雪 「…っえ?あっいえ なんでもありません 自分のことなので気にしないでください」


天龍 「……ほんとか?」


吹雪 「………」


時雨 「…なにかあったのかい?もしよければ僕も相談乗るよ?」


夕立 「夕立も乗るっぽい!なんでも聞いて!」


吹雪 「………」


提督(東) 「…私たちも乗るわよ?相談できることならだけど」


提督(北) 「どーんとまかせて!なんでも解決してあげるよ!」


吹雪 「…ありがとうございます 気持ちは嬉しいんですが今考えてることは他の方にはいないことなので聞かないでもらえますか?」


天龍 「提督のことか?」


吹雪 「………」


天龍 「…わかったよ まだ話すときじゃないなら聞かないでおく」


天龍 「ひとりで悩んでるようだったら無理にでも聞こうと思ったが…そうじゃないだろ?」


吹雪 「はい 提督に相談されて一緒に考えてるのでひとりではありません 今は私だけですが…」


天龍 「ならいい 誰かに相談してるならそれでいい てか、提督が悩んでるのか?珍しいな」


天龍 「提督が悩むなんてよっぽどのことがない限り ひとりで考えようとなんてしないはずなのになぁ」


時雨 「…もしかして、瑞鳳の元提督を助け出せないかもしれない話し?」


吹雪 「いいえ違います もっと別のことです」


夕立 「べつのこと?なら伊19のこととか?」


吹雪 「それも違います てかそう言って聞こうとしないでください 今は話せないので話せる時が来たらお話します」


時雨 「…わかった」


吹雪 「っ…ふぅ そろそろ再開しましょう いつまでも休憩とってたら身体が鈍ります」キュッ


吹雪 「天龍さん 次の演習なんですが私だけの持久耐久演習をお願いできますか?」


天龍 「っ! マジで言ってんのか?朝一発目からやるならわかるが一通りやってから持久耐久演習はキツイだろ」


吹雪 「キツイですがやらなくてはいけません わたしは今よりもっと強くならなければいけないんです」


吹雪 「さすがに提督と同じぐらい強くはなれませんが伊19さん達ぐらいにはならなければ…!」ググッ…


天龍 「おい吹雪 おまえまだ病み上がりなんだから無理するな あと自分を追い詰めることはすんじゃねぇ」


天龍 「俺たちには俺たちの限度があるんだ 無理して身体壊されても困る 提督も言ってただろ?」


吹雪 「ですがわたしは提督に頼られているんです ひとりで考えていたところにわたしは横から入ってしまったので、その思いを裏切るわけには…」


天龍 「なら他の奴にも協力してもらうように言え ひとりで無理しようとするな」


天龍 「いくら他の奴には話せないからといってひとりで溜め込もうとするな 大雑把な説明でもいいから誰かに聞けよ?俺でも構わないから」


吹雪 「いや、ですが……」


吹雪 「………」


吹雪 「………すこし、考えさせてください 今すぐはちょっと…」


天龍 「わかったよ おまえならそう言うと思ってたぜ?その表情見てすぐわかった」


天龍 「それじゃ演習の続き始めるぞー?吹雪は今の状況で持久耐久演習するのはきついからさっきと同じもので行くぞ」


吹雪 「…わかりました」


時雨 「それじゃ僕たちも砲撃練習の続きしようか?次は水上に立って打つ練習してみよう」


提督(東) 「おねがいするわ」


提督(北) 「夕立 私もさっきと同じで筋トレでいいの?」


夕立 「ぽぃぃ…そうだね 今の状態だと筋肉痛めちゃうだけだから少し変えようかな?」


提督(北) 「わかった!」


天龍 「よぅし!それじゃ各自練習はじめっ!」


全員 「「了解!」」













弓道場



瑞鳳 「…」ギリリ…バシュンッ!!


的 「」ストンッ 瑞鳳の放った矢は的のど真ん中に刺さる


瑞鳳 「ーっ…!」スゥ…ギリリッ!! 三本同時に矢を構えて狙いを定める


瑞鳳 「」バシュシュシュンッ!!!!


的 「」ストトトンッ 三本の矢は全て的の真ん中に刺さる


瑞鳳 「…ーっ!!」スゥ…ギリリッ!!!! 矢を五本同時に構えて的に狙いを定める


瑞鳳 「(ーっ…キツイ!!)」バシュンッ!!!!



的 「」ストトトンッスカスカ… 的の外部に三本刺さって二本は窓から外れる


瑞鳳 「…二本外しましたか やはり五本はきついなぁ」スゥ…


瑞鳳 「(五本まとめて掴むとどうしても力が足りなくて離してしちゃう…もう少し握力鍛えないと)」


瑞鳳 「(…弦を変えよう もっと硬い弦にしてもっと遠くに飛ばせるようにしよう たしかわたしの部屋に今より硬い弦があったはず)」タッタッタッ…



瑞鶴 「………。」唖然


翔鶴 「…瑞鶴 だいじょうぶ?顔が死んだ魚のような目になってるわよ」


瑞鶴 「……いや、だって さっきの…」


翔鶴 「三本打ちは何度が見た事あるでしょ?五本打ちは初めて見たけど」


翔鶴 「(それにしても五本打ちを練習するなんてすごいわね 三本打ちだけでもすごいのに五本打ちまで身につけようとするなんて…)」


翔鶴 「(操作は非常に難しいけど、上手く使いこなせれば どんな状況でも対応できるようになる…各艦載機を一気に出して一瞬にして制空権を取ることも可能)」


翔鶴 「(もはや軽空母の領域を超えてるわね 元横須賀鎮守府提督を助けるために軽空母としての性能を捨てて、正規空母への道に進んでるわ)」


翔鶴 「(…わたしも負けてられないわね?)」ニヤッ


瑞鶴 「? 翔鶴姉?どうしたの 顔笑ってるけど」


翔鶴 「なんでもないわ それより私たちも瑞鳳に負けないよう もっと練習するわよ?」スゥ…ギリリッ


瑞鶴 「もちろん!みんなを助けるためにもっと強くならないとね!」








作戦会議室



扶桑 「…それで、この状況なら敵の背後からではなく 横から攻めれば敵の不意を着くことができます」スゥ…カチッ ホワイトボードに赤と青の薄っぺらい磁石を使って敵との戦闘時の攻略法を教えている


扶桑 「なにか質問はありますか?わからないところがあるという方もどうぞ」


雷 「はいっ!横からじゃなくて真上からでもいいと思うわ!」ビシッ


扶桑 「艦載機が使えない状態でと最初に説明しましたが…」


如月 「なら後ろからならどうかしら?わたし的には後ろからでも好きだし…!!」///エヘヘー


扶桑 「いやなんの話し…?」


電 「…あの、後ろからでも気持ちいいものなのですか……?」///カァァ


扶桑 「電 聞きたい気持ちはわかるけど今はやめてね?」


山城 「(今じゃなくてあとでならいいんですかお姉さま…)」///


金剛 「…全然はなしが進まないデース さっきから如月の余計な一言のせいで止まるネ」ヒソヒソ


比叡 「たしかに…今まで説明されたことほとんど頭に入ってません…」ヒソヒソ


若葉 「扶桑 後ろからよりわたしは前から責められる方が好きだ!」ドンッ!!


扶桑 「……あの、そういう話しはあとでお願いできる?てかあなた まだ処(自己犠牲)でしょ?」


若葉 「いいや?ちがうぞ よく【響】と一緒に双頭ディ〇ドを使ってしてるぞ?したときになくなった」


全員 「「……っえ?」」


若葉 「? どうした?なにかおかしなこと言ったか?」


如月 「…ねぇ若葉 もしかして…あなたもそういうこと、するの?」ニヤリ


若葉 「あぁするぞ 意外にもハマるものだな?クセになる」


如月 「…それじゃ 今から私としない?たぶん響よりも気持ちよくできる自信があるの」///ハァハァ!!


山城 「ーっちょ!?如月!!」///


若葉 「わるいが私は響以外とはしない 響と約束してるんだ」


若葉 「お前以外とはしないってな?」キリッ


如月 「っ!!」///ドキッ



プルルルル…プルルルル……


若葉 「っん?すまない ちょっと電話出る」スゥ…ピッ


若葉 「もしも…」


響 『わかば!!今なんの話ししてた!?もしかしてだけど、あの話してたんじゃないだろうね!!』///キーン!!


若葉 「おぉっ!!ひっひびき…いきなり大きい声出さないでくれ 耳にひびく…」キーン…


響 『それよりも話したかを聞いてるんだ!!話してないだろうね!?』///


若葉 「話してはだめだったか?もうみんな知ってることじゃないか」


響 『そっちの人達は知らないでしょ!!もしかしてだけど、妹たちの前でその話してないだろうね!?』///


若葉 「…」チラッ


電 「………」(///〇△〇///)


雷 「………」(///〇▽〇///)←!?


若葉 「……うん 話してない」


響 『今の間はなんだ!?話したのか!?妹たちの前で話したのか!!?』///


若葉 「安心しろ わたしはお前のことを愛してるから!」フッ


響 『バカーっ!!!!』///



金剛 「……まっまさか ふたりがそういう関係だったなんて………」///ヒソヒソ


比叡 「わっわたしも初めて聞きました そんな話が出回ってたなんて聞いたことがなかったです 私たちよりも大人ですね…」///ヒソヒソ


電 「ひっ響お姉ちゃんが若葉さんとそういう関係だったなんて……」///


雷 「てか響も勘が鋭いわね 若葉が話したってわかるなんて…」


如月 「(キャ〜!!なによ今のかっこいいセリフ!!しかもキメ顔まで決めちゃって…!!)」///カァァ…


如月 「(あんなこと言われたら、わたし 嬉しすぎてショック死しちゃうわよ!!いやむしろ嬉しすぎて襲っちゃう…!!)」///マッカッカ


如月 「(…いや まって?今わたしの前でお前以外とはしないって言ったわよね?)」


如月 「(わたしの前で言われたから=わたし お前以外とはしない=私以外としない 言われたのは私だから私以外とはしないってことよね?)」ハッ


如月 「(…てことは、今わたしは若葉にお誘いを受けてるってことね!?なら私が相手でも問題はな……)」



ーッバタン!!


睦月 「…如月ちゃん 浮気してるね?」ギロッ


如月 「ーっ!? むっ睦月ちゃん!?」ギョッ


如月 「ちっちがうの!これは、その……」((((;゚Д゚)))))))


睦月 「睦月が装備を開発中してるときに浮気するなんて…ひどいよ如月ちゃん」


睦月 「あいては若葉?若葉だよね」


如月 「そっそうだけど そうじゃないような……」


睦月 「…」ギロッ



若葉 「だからすまないって 帰ったら相手してやるから…」


響 『そういう問題じゃないよ!!てか、妹たちの前で何言ってんだ!!』///


若葉 「じゃあどうしたら許してくれるんだ?わたしはお前とケンカするのはいやだぞ!」


響 『わたしだってしたくないよ!でも今はケンカ以前の問題だということに気づけ!!』


若葉 「??? なにを言ってるのか全くわからないぞ」


睦月 「ねぇ若葉 ちょっといいかな?」ガシッ 若葉の肩を掴んで逃がさないようにする


若葉 「なんだ?今響と話してるからあとにして欲しいんだが」


睦月 「今如月ちゃんとなにしようとしてた?如月ちゃんとエッチなことしようとしてた?」


響 『…なに?』ピクッ


若葉 「いや しようとはしてない 誘われはしたがな」キッパリ


睦月 「誘われて断ったの?」


若葉 「あぁ 断った」キッパリ


睦月 「なんで断ったの!!如月ちゃんの誘いを断るなんてありえないにゃし!!」


扶桑 「怒るところそこっ!?さっき浮気しようとして怒ってたのに!?」


睦月 「とうぜんにゃし!如月ちゃんの魅力がわからないなんて異常だよ!!眼科行って目を取り換えてもらった方がいいよ!!」


若葉 「ズバズバ言うな…」


若葉 「…べつに魅力がわからないわけじゃない 如月の魅力は多少ながらわかってるよ」


睦月 「なら如月ちゃんの魅力を言ってみて!言えるだけぜんぶ!!」



金剛 「…話しがややこしくなったデース……」


比叡 「ほんとですね てか、睦月も勘が鋭いですね 響と一緒で…」


山城 「というか みんなの前であぁいう話しをするのはどうかと思うんですが……」///


電 「なのです…」///


雷 「…若葉さん なんて言うのかしら」



若葉 「……全部言うのか?」


睦月 「そうにゃし!如月ちゃんのいいところ 言えるだけ言って!!」


若葉 「…わかった」スゥ… 表情を変えて真剣な目になる


響 『ちょっわかば!!いちいち相手のケンカを買わなくても…』


若葉 「まずひとつ、如月は身だしなみを徹底してる 髪や爪などの手入れはもちろん 制服はちゃんと着こなして清潔感が出ている」


若葉 「ふたつ、吹雪と話してるところを何度も見てきたがかなり仲が悪いように見えたが、実はそうでもない ほんとは仲間として信用してるというのがわかった」


若葉 「お互い南司令官のことが好きだから恋敵として受け止めてるのかもしれないが 協力しないといけない時はちゃんと協力する性格だと判断した」


若葉 「ツンデレ…というわけではないと思うが性格を隠してるというのはすごく伝わった 仲が悪くても協力しないといけないときは協力する意思があることには感心した!」


如月 「っ………」///プルプル…


雷 「……っえ?」( º Д º )


若葉 「そしてみっつめ、今わたしに攻めてきたが実は受け身だ もし一瞬でも気を緩めたりしたら…」スゥ…


若葉 「一気に落ちるだろ?」クイッ 如月の顎を掴んで顎クイする


如月 「ーっ!!」///ボッ!!


若葉 「ふふっ!やっぱりそうか 攻めは強いが受けは弱いみたいだな?」スゥ…


若葉 「わたしもどちらかと言うと受けなんだが…でも こういう娘には私が攻めでやりたいものだな?」ニヤリ


如月 「ーっはぅ!!!!」///ズキューン!!!!


如月 「(…そっそんな……わたしが、わたしが……睦月ちゃんと司令官以外に、ときめくなんて………!!)」///プルプル…


如月 「(しかも相手は決めた相手がいるのに…これが、三角関係と言うもの!!)」///←違います


如月 「(…また、見つけたわ わたしの、わたしの欲しいものが!!)」///

(`✧∀✧´)キラーン


睦月 「(あっ如月ちゃんがハンターモードになった これ完全に若葉さんを襲う気だ…)」



響 『若葉っ!!相手になにをした!!まさか手出してないだろうね!!』


若葉 「だいじょうぶだ 顎クイしただけだ」


響 『アウトだよ!!もろ手出してるじゃないか!!』


響 『なんだ 私という者がいながら浮気するのか!!』


若葉 「浮気はしてない ただ少しからかっただけで…」


如月 「…ねぇ若葉」ユラァ…


若葉 「? なん…」


如月 「」ガバッ 若葉の唇にめがけて自身の唇を近づける


若葉 「っ! あぶなっ!?」ガシッ 如月の唇があと数センチでくっつく距離で阻止する


如月 「ーっ…離して あなたとキスしたいの!!」///グググッ…


若葉 「だからしないと言ってるだろ!わたしは響としかしない!!」グググッ…


如月 「そんなこと言わないで〜♡」///ムチュー…


若葉 「ーっ…いいかげんに!!」ギリッ



…チョンッ


如月 「あひぃぃぃっ!!!!」///ビクゥン!!!!


全員 「「ーっ!?」」///ビクッ


若葉 「なっなんだ!?今の叫び……」


如月 「ーっあ あへぇ……」///ビクン…ビクン…


睦月 「…いいかげんにするにゃし 如月ちゃん」スゥ… 如月の背中をつついて絶頂させる


睦月 「睦月だって目の前で浮気されるとムカつくよ 少しお仕置が必要みたいだね?」ガシッ


如月 「えっえへへ…むつきちゃ〜ん……♡」///


睦月 「ごめんねー ちょーっと如月ちゃんを借りるねー?」


扶桑 「えっえぇ…いいわよ ほどほどにね?」


睦月 「わかってるよー!」ズルズル…


如月 「あぁ〜…♡愛の巣へ連れていかれる〜♡♡」///ズルズル…



若葉 「………」


響 『…連れていかれたのか?』


若葉 「あっあぁ いきなり入ってきたと思ったら連れていかれた…」


響 『…キスはされてないだろ?』


若葉 「あぁ されてない する前に止めた」


響 『ならいい 帰ってきたら…その、また たのむよ?ちょっと機嫌わるいから』///


若葉 「了解 わたしも楽しみにしてるよ!」


響 『ーっ!! バッバカ!!』///


ブツッ…


若葉 「…」スッ…


若葉 「すまない 長話をして?それじゃ続きをしよう」


扶桑 「えっ…わ、わかったわ(この子 メンタル強すぎない?この状況で続きをしようなんてよく言えるわね…)」


電 「(すっすごいのです 響お姉ちゃんが若葉さんと……!!)」///プシュー…


雷 「…ねっねぇ若葉 響とはどこまでやってるのか…あとで聞いてもいい?」///ドキドキ


若葉 「すまないがそれは言えない 響からは口止めされてる」


若葉 「とくにお前たちには言うなと言われてるからよけいにな?妹たちには知られたくないと言ってた」


雷 「ちょっとでいいから!ほんの少しだけでいいから…ね?」///


若葉 「だめだ あきらめてくれ」


雷 「…ちぇー?」(・ε・` )


扶桑 「……えっと、そろそろ再開していいかしら?」


金剛 「おっOKネ 再開してくだサーイ」///


比叡 「ひっひぇぇ…」///プシュー…


扶桑 「それじゃ再開するわ ちゃんと聞いててね?」


山城 「はっはい!」///













トレーニングルーム



青葉 「ーっ…ーっ…ーっ……!!」ググッ…ガシャンッググッ…ガシャンッググッ…ガシャンッ 重さどのくらいあるかわからない重りの紐がついたものを片手で交互に持ち上げて筋トレをしている


龍田 「ふぅ…ふぅ……ふんっ!!」グググッ… 超巨大なダンベルを持ち上げて筋トレをしている


青葉 「ーっ…龍田さん 今重さ何kgですか?」ググッ…ガシャンッ


龍田 「もう測ってないわ 測るだけ時間の無駄だからーっ!!」グググッ…


青葉 「ですよね 測ってたら余計な時間使いますからね…ふんっ!!」ググッ…ガシャンッ


青葉 「…龍田さんも私と同じ考えですか?お互い一軍最低順位だから少しでも力をつけて装備を多く持とうとしてますか?」ポタッポタッ…


龍田 「えぇ 装備を多く積めれば火力はもちろん、その時の状況に応じて装備を変えることもできるわ」ポタッポタッ…


龍田 「各種の装備を積んで戦闘に出れば、状況に応じて装備を変えられる そのためには力をつけなければ積むことが出来ない」パサッ…フキフキ


龍田 「私たちは戦艦じゃないから積める装備が限られてる 少しでも活躍できるようにするには私たちには本来、取り付けられない装備を付ける必要がある」フゥ…


龍田 「私なら20.3cm連装砲、あなたなら35.6cm連装砲 とりあえずはこれを積めるように頑張らなければならない…そうでしょ?」


青葉 「ご名答です その通りですよ」ガシャンッ…


青葉 「ただでさえ皆さんより足を引っ張ってしまっているので少しでも役に立たなければなりません」ポタッポタッ…


青葉 「ランキング13位の不知火さんまでは単独行動を許されてますがそれ以下は許されてません 力不足だから誰かと一緒に連携を取りながらではないと言われてますから…」


龍田 「力不足とは言われてないけど…そう言われてるものよね 単体では動くなと言われてるから……」


青葉 「元提督は優しいですからね そういう言葉ははっきりと言わないですから」


青葉 「そういうことはむしろはっきり言ってほしいですよ 私たちはまだ力不足だからもっと練習しろと」


龍田 「ほんとね 優しいのはうれしいけど優しくされすぎても困るわ 優しすぎて甘えちゃうわ」


龍田 「…まぁ 甘くしてもらえるのはうれしいけど」///カァァ


青葉 「あはは…まぁ たしかに甘くしてもらえるのはうれしいですけどね?」///


龍田 「…でも今はそんなこと言ってられないわね 甘えてたらほんとにみんなの足を引っ張るわ」


青葉 「そうですね 今回はかなり…いや 今までに存在しないくらいの大規模作戦ですからね」


青葉 「なんとしてでも瑞鳳と元横須賀鎮守府提督、伊19さんを救わなくてはいけませんからね もし失敗したら…」


龍田 「………」


青葉 「…がんばりましょう 龍田さん!私たちも単独で行動できるように!!」


龍田 「そうね がんばりましょう!」













nightの部屋



night 「すぅ…すぅ……」スヤスヤ…


叢雲 「…よく寝てるわね これなら起きても寝不足なんてなさそうね」ナデナデ 途中からnightに膝枕させて頭を撫でながら寝かせている


叢雲 「今まで単独行動隊に入ってたから久々のa meverickとの共同出撃で疲れたわよね まったく…ここの提督は着任早々と人使いが荒いんだから」


叢雲 「…でも 無理はさせてもちゃんと休息は取らせてくれるのよね 元単独行動隊のnightに安らぎをくれてるからよかったわ」


叢雲 「(他の鎮守府に派遣されてたら元単独行動隊だからといって休憩もなしにずっと働かさせるクソ野郎だっているから そんなやつの所に移動しなくてよかった)」


叢雲 「(もしそんなやつの所に私も着任したら…本気で潰してるわね まぁ私より先にnightが動くだろうけどね?)」


night 「んー…むらくもぉ……」ムニャムニャ…


叢雲 「なによ 寝ながら呼ぶんじゃないわよ」


night 「…愛してるぅ……すぴー…」


叢雲 「ーっ!!」///ボッ!!


night 「くぅー…くぅー……」


叢雲 「…ーっこ このバカ!!」///バシンッ!!


night 「あいたーっ!!」













提督の部屋



提督 「すぅ…すぅ……」


提督 「んー…」ボリボリ…


提督 「すぴー…すぴー……」


提督 「うーん……」










提督 「ーっおらぁ!!」グシャァ!!


敵兵 「ガァァッ!!!!っ……」プラーン… 提督のビッグハンドクラッシャーで体を潰されて手が下に下がりきる


提督 「うおぉぉぉッッ!!!!」ダンッ!!


提督 「エンジン全開 死ねぇ!!」カチッ



ビッグハンドクラッシャー 「」シュボォォォッッ!!!! 取り付けられている小型ロケットエンジンが噴射して勢いよく直前を走っていく


敵兵 「ひぃっ!!」ビクッ!!



グシャァッ!!!!!!


敵兵 「」パァン!!!! 提督のビッグハンドクラッシャーが顔面にもろ当たり頭部が破裂する


提督 「ーっ!!」ビチャァ!! 破裂した頭部から出た臓器と血が飛んできて顔面に浴びる


提督 「…っち きたねぇな 敵の返り血がまた飛んできやがった」グシッ…


提督 「(だいたいこの辺の敵は一掃できたな 仲間の方はだいじょうぶか?)」


提督 「(…いや、へいきだな あいつらは優秀だ そんじゅそこらの敵にやられるはずがない)」


提督 「(ビッグハンドクラッシャーに燃料補充したら先に進まねぇと もう少しで燃料が切れる)」ピンッガシャンッ… ビッグハンドクラッシャーの接続配線を取って地面に置く



…ザッ!!


提督 「っ!」ハッ


756 「…よぉ 我が息子よ まだ生きていたか?」ポタッポタッ… 提督の背後から全体的に返り血を浴びて現れる


提督 「父さん!無事だったか そっちは終わったのか?」


756 「あぁ こっちは終わった やつらの首を全て跳ねてきた」


756 「こっちもあらかた片付いたみたいだな さすが我が息子だ」スゥ…スチャッ 両手首に付けている短剣を提督に向けて構える(わかりやすく言うならネプテューヌに出てくる【アイエフ】と言うキャラの武器)


提督 「…父さん?なんで短剣を構えて……」


756 「……じゃあな 我が息子よ」シュンッ


提督 「ーっな!?」瞬時に背後を取られ出遅れる


756 「ふんっ!!」シャンッ!!



ーッズバン!!






提督 「ーっは!?」パチッ


提督 「……ゆめ、か はぁ………」フゥ…


提督 「(マジで焦った…まさか夢で父さんが出てくるなんて しかも殺されそうにもなるし……)」


提督 「……くそ さっき吹雪に相談したばっかじゃねぇか なにを追い詰めてんだおれは!」ギリッ


提督 「夢に出てくるほど気にしてるなんて…俺らしくねぇ 自分のことで追い詰めるなんて」


提督 「…今何時だ?」チラッ


時計 『現在14時 お昼すぎー』


提督 「二時か…帰ってきてからそれなりに寝たな そろそろ起きるか」スクッ


提督 「(シャワー浴びてからみんなの様子を見に行くか 如月が暴れてたりしたら面倒だからな)」


提督 「ぱぱっと済ませよう」タッタッタッ…













演習場



吹雪 「ーっ…」ザーッ!!…


吹雪 「はぁっ!!」スチャッ…ブンッ!! 酸素魚雷を上空にぶん投げる


天龍 「はっはー!!そんな攻撃当たらねぇよ!!」ザーッ!! 吹雪の元へ直進し着弾点から逃れ…


吹雪 「酸素魚雷 発射!!」バシュシュシュン!!!!!!


天龍 「喰らわねぇよ!剣技 弾返し…」スゥ… 打ち込まれた酸素魚雷をはじこうと剣を構え…


吹雪 「…」スチャッ…ボゥン!! 12.7cm連装砲の片方の砲塔から砲弾を天龍に向けて放つ


天龍 「ーっ!」ヒュンッ… 打ち込まれた砲弾を紙一重で避ける



…ガキィン!!


上空に投げられた酸素魚雷 「」ボガァァン!!!! 12.7cm連装砲の砲弾が当たってお互い爆発する


天龍 「ーっな!?」ボフゥ!!!! 後ろから爆風が吹いてきてバランスを崩す


天龍 「(俺じゃなく投げた酸素魚雷に当てたのか!バランスが…!!)」



酸素魚雷 「」シュゥゥー!!!!


天龍 「ーっち!(しかたねぇ 一か八かだ!)」スゥッ!!


天龍 「爆発すんじゃねぇぞ!!」ガキィンッ!! 前にバランスを崩して剣を打ち込まれた酸素魚雷の上に置く


天龍 「はぁっ!!」ブンッ!! 勢いよく足を上げて重心を手に乗せ回転する


吹雪 「っ!」


天龍 「よっと!」バシャンッ



酸素魚雷 「」シュゥゥー!!!!…プカァ…… 酸素魚雷は爆発せず遠くに走らせて動力を失う


天龍 「ふぅ…あぶねぇ 油断したぜ?」


天龍 「まさかぶん投げた酸素魚雷に打って爆風でヨタつかせるとは思わなかったぜ あいかわらず不意を突いてくる攻撃をするな」


吹雪 「不意をつかなければ勝てませんからね 火力で言ったら天龍さんの方が上なので」


天龍 「俺的にはお前の方が火力上だと思うが…戦艦だって倒せるんだし」


吹雪 「相性悪いですがね」



提督(東) 「…はぁ!!」シュンッ!!


提督(東) 「はっはっ!!やぁ!!」シュンシュンッサンッ!!!!


時雨 「…うん わるくないね?振り方も様になってるよ」


時雨 「今は木刀だから安全だけど それがTSサーベルだったらもっと注意して振らないといけないから、さらに細かく注意するね」


提督(東) 「おねがいするわ」



提督(北) 「ふんっ!!」グイッ!!


夕立 「10kgダンベル持ち上げ成功っぽい そのまま止まって何秒耐えきれるか測るっぽい」


提督(北) 「ふぎぃぃぃ…!!」プルプル…



提督 「…精が出てるな みんな真面目に各自訓練して」タッタッタッ…


提督(東) 「っ! 南!」


時雨 「提督!おはよ よく眠れたかい?」


提督 「あぁ かなり寝ちまったがやっと目が覚めたよ」


夕立 「ぽいー!提督おはよっぽい!!」ガバッ!!


提督 「うぉっと!?夕立 いきなり飛びつくな あぶないだろ」


提督(北) 「お兄ちゃんおはよー!!見てみてお兄ちゃん 今約30秒耐えきってるよー!!」プルプル…


提督 「よし あと1時間持ち上げてろ」


提督(北) 「ムリ!!」


吹雪 「…っと 提督おはようございます現在各自訓練しています」ザータタッ


天龍 「あいかわらず吹雪は強いぜ?この俺を負かせるやつはほんとに数人しかいないからやりがいがあるぜ!」


提督 「吹雪は一軍の中でもずば抜けてるからな 駆逐艦なのによくやるよ」


提督 「吹雪 今のところあのバカ共は騒いでないか?」


吹雪 「大丈夫かと思います 今のところ騒ぎを起こしてる様子は見えないです」


提督 「ならいい 時雨、東にはどのくらい教えた?今は刀術を学ばせてるみたいだが」


時雨 「初歩中の初歩を教えてるところだよ でも初歩は全然出来てるから次は構え方の練習をさせようと思ってる」


提督 「砲撃訓練の方はどうだ?時雨が見た感じ」


時雨 「もう少し練習が必要かな 今のままだとまだ海上を走行しながら的当てはキツイかな」


提督 「わかった 報告ご苦労」


提督 「東、次は俺と練習するか おれを倒す気で木刀を振ってこい!」


提督(東) 「っ! わかったわ それじゃ次は…」


提督 「いやまて 木刀じゃ物足りないな?俺は木刀でもいいが……」


提督 「…東 おまえ、TSサーベルは今どこに?」


提督(東) 「っえ?今は工房にわたしの装甲と一緒に置いてあるけど…」


提督 「今持ってきてくれ 俺は木刀でお前はTSサーベルでかかってこい!!」ニヤッ


全員 「「ーっ!!!!」」ザワッ!!


提督(東) 「……っえ」


提督 「どうした?早く持ってこいよ 早くあのサーベルを振りたいだろ?」


提督(東) 「…いっいや!!待ってよ 南、本気で言ってるの!?」


提督(東) 「あのサーベルはどんなものでも斬ることができるものなんでしょ?しかも南は木刀で戦うなんて…」


提督(東) 「もし間違ってあなたに攻撃を当てちゃったらケガしちゃうじゃない!!ケガどころか もしかしたら私の手で…」


提督 「ほぉ?おれを倒せると思ってるのか それはずいぶんと舐められたのもだな?」ニヤニヤ


提督(東) 「っあ ちがっ!!」アワワワ!!


提督 「なら俺を殺す気で向かってこいよ お前の攻撃なんてぜんぶ避けてやっからよ!!」クイクイッ


提督(東) 「っ! …わかったわ 南がその気ならやってあげるわ」ピクッ


提督(東) 「まってて 今持ってくるわ」タッタッタッ…


提督 「おう!待ってるよ」


吹雪 「ーって 提督!!本気でやるんですか!?」


時雨 「さすがに危ないよ!!TSサーベルを使ってやりあうなんて!!」


天龍 「そうだぜ!!あれを食らったらシャレになんねぇぞ!!」


提督 「なんだ お前らは俺が東にやられるとでも思ってるのか?」


天龍 「いやそんなこと思ってねぇけど…」


吹雪 「相手はまだ素人に等しい相手です そんな人があのサーベルを振り回したらどうなるかわかりません!」


時雨 「下手な動きするほどどんな動きするかわからないからね だからやらないことを進めるよ」


提督 「だが東はやる気でいるから今更やめるのもなぁ?」


吹雪 「それは提督が挑発したからじゃないですか!挑発してなければ 東提督は挑発に乗らなかったはずです!」


提督 「挑発した覚えがないなぁ?」スットボケ


吹雪 「した覚えがないって…」イラッ


時雨 「吹雪落ち着いて 提督はもうやる気みたいだからやらせてあげよ?」


吹雪 「ですが!!」


時雨 「今の提督に何言っても聞かないと思うよ 言うだけ無駄さ」


時雨 「それに怪我をするのは提督だから僕たちがケガすることはない もし提督にケガさせたくなければ僕たちで守ればいいさ!」


吹雪 「っ…たしかに、そうかもしれませんが……」


吹雪 「……わかりました それでは提督が危ないと判断したときに守ることにします」


吹雪 「ですが!次はないと思ってくださいね?次このようなことをしたら怒りますからね!」


提督 「はいはい わかりましたよー?」ヘラヘラ


吹雪 「…」イラッ



提督(北) 「…すごく反対してたね さんにんとも」


夕立 「ぽい…みんなTSサーベルの切れ味を知ってるからね 少しでも触れたら大ケガする代物だから」


夕立 「ちなみに北提督さんは触っちゃダメだからね?下手に触ってケガしたら手取れるからね」


提督(北) 「うっうん…」











提督(東) 「…それじゃ容赦なくやらせてもらうわよ」カチャッ 腰にTSサーベルを付けて準備万全


提督 「おう!本気でこい」



吹雪 「提督 こちらは配置に着きました 万が一のときはお守りします」


天龍 「まぁ主に東提督をだけどな」


時雨 「ボクは提督を守るよ まぁケガするとは思ってないけどね?」


提督 「なら俺を守らないで東を守れよ…」


提督 「…それじゃ手慣らしに!」ゴソゴソ…スッ 懐からメリケンサックを取り出す


提督(東) 「? 南こぶしで来るの?」


提督 「それでもいいが…さすがに女相手に拳でやるのはなぁ」


提督 「東 TSサーベル抜いてこのメリケン切ってみろ ほら!」ポイッ


提督(東) 「っえ ちょっいきなり!?」シュンッ!!



キィンッ!!


提督(東) 「……っえ」カァーン…カラカラカラカラ… TSサーベルに当たったメリケンは真っ二つに切れて地面に転がる


提督(東) 「(…今、全然力入れてなかったのに しかも鉄製のメリケンを切った時の反動もまったく感じなかった……?)」


提督(東) 「(いやそれだけじゃない 当たった音はたしかに聞こえたのに…当たった感覚がなかった!)」


提督(東) 「(ありえない!なんで!?なんで当たった音は聞こえたのに 当たった感覚がないの!?そんな事ありえる!?)」


提督(東) 「(こっこれがTSサーベル…何がなんでも切る事ができる 南が自ら封印した武器!!)」ゾクッ


提督 「んー…やっぱり切れ味はあいかわらずだな おっかねぇ」


提督 「切ったときの感触なかっただろ?音はしたけど」


提督(東 「…えぇ まったくなかったわ 恐ろしいわねこのサーベル」スチャッ…


提督(東) 「予想以上の切れ味よ まさか切った感覚すら取れないなんて思いもしなかったわ」


提督 「それがTSサーベルだ なにがなんでも一刀両断することができるチート級の武器!」


提督 「切れ味もわかったところでそろそろ始めるか?圧倒的不利な俺との演習を!」ニヤッ


提督(東) 「…えぇ やりましょう!」スチャッ サーベルを上にあげて上段構えを取る


提督 「(上段構えか…刀とか振るのを慣れてないやつなら一般的な中段構えをしたほうがいいと思うが…まぁいいか)」スチャッ 木刀を下におろして下段構えを取る



吹雪 「…提督は下段構えですか やはり手抜いてますね」


時雨 「そりゃそうだよ まさか素人相手に本気出さないよ」


天龍 「本気出したら俺たちで止めるがな」



夕立 「ぽーい!提督さんがんばってー!」


提督(北) 「ひがしー!お兄ちゃんを倒しちゃダメだからね!!」



提督(東) 「……」ジリ…


提督 「…」


提督 「(…攻めてこねぇな 警戒してるのか?むやみやたらに攻めないで相手の動きを見てるのか?)」


提督 「(最初だからそんなこと気にしなくていいのに…まぁ仕方ないか なら俺から攻めてやるか!)」スゥ…


提督 「いくぞ!」ダッ!!


提督(東) 「っ!」グッ


提督 「(まず最初はすぐ避けられる攻撃をしてやんねえとな 初っ端から避けるの難しい攻撃はさせられない)」スゥ…


提督 「はぁっ!」シュンッ


提督(東) 「ーっと!」スゥ…ヒュンッ!! すかさず瞬時にその場でしゃがんで提督の攻撃を避ける


提督 「オラオラァ!!」シュンシュンッ


提督(東) 「よっと!!」タンッ!!…タタッ しゃがんだまま後ろに軽く飛んで避ける


提督 「…」スゥ… 深追いせずに元の定位置に戻り構え直す


提督(東) 「(…深追いしてこない やっぱり手抜いてるわね)」スゥ…スチャッ


提督(東) 「(攻撃も避けられる速度でやってたし…わたし、手抜かれるの嫌いなのよね)」


提督(東) 「(でも手抜いてくれないと勝てるわけないし…いや手抜かれても勝てる気しないけど)」


提督 「どうした?攻めてこないのか ならまた攻めさせてもらうぜ!」ダッ!!


提督(東) 「ーっ!!」スチャッ



吹雪 「…自分から攻めませんね 東提督」


時雨 「まぁむやみやたらに攻め込むより警戒した方がいいよ まして相手が提督だし」


天龍 「まったくだな 俺だって提督相手に攻め込みたくねぇ…」



提督 「ほらほらぁ?攻めてこないと勝てないぞ?お前のそのサーベルは飾りか?」ヒュンヒュンヒュンヒュンッ!!!!


提督(東) 「ーっくぅ!!」シュンシュンガンガンッ!!!!


提督(東) 「(攻撃する暇がない!!しかもサーベルの刃の部分で切られないために後ろの切れない部分で防がないと間に合わない速度で攻撃してくる!!)」ガンガンッ!!!!


提督(東) 「(木刀だからわざと食らって無理にでも当てるって方法はあるけど…それじゃ意味がない これが真刀だったら食らった瞬間死ぬ!!)」シュンシュンッ


提督(東) 「(持久戦に持ち込むにしても圧倒的に体力の差がありすぎる 避けてるだけでもかなりの体力が消耗していく!)」


提督(東) 「(南の方が体力の消耗が激しいけど全然疲れてる様子がない…むしろ余裕の表情を見せてる)」


提督(東) 「(持久戦でも勝ちようがない…となると、どうすれば!!)」


提督 「…」シュンシュンシュンシュンッ!!!!!!


提督 「(うーん…さすがに一方的すぎるかな?俺ばかり攻撃してたら東のためにならないよな)」


提督 「(防御ばかり腕上げても攻撃が甘いんじゃ意味がないよな…)」


提督 「(…すこしスキを作るか)」ヒュンヒュン…


提督(東) 「っ!(隙が…今がチャンス!)」スゥ…


提督(東) 「はぁっ!!」ヒュンッ!!


提督 「おぉっと あぶないあぶない?」シュンッ 腹部に突きつけられたサーベルを体をうねらせて避ける


提督(東) 「ーっち!(避けられた…なら!)」



時雨 「わざと隙作ったね しかもものすごくわざとらしく」 ヒュンッ!!ヒュンヒュン!!!!


吹雪 「いやそこまでわざとらしくはなかったかと思いますよ?東提督も気づいてないみたいですし」 ザッ!!ギンギィンッ!!


天龍 「だな あの様子だと気づいてないな」 ヤァーッ!!ガキィンッ!!



夕立 「ぽいー 東提督がんばってるぽい でもあの動きだと無駄がありすぎるよ…」


提督(北) 「…あれで無駄あるの?私には全然わからない」



提督(東) 「っ…やぁ!!」ヒュンヒュンッ!!!!


提督 「…」シュンシュンッ…


提督(東) 「ーっはぁ…はぁ……」ポタッポタッ…


提督(東) 「(ぜんっぜん当たる気がしない…全部紙一重で避けられてる しかも南、顔色ひとつ変えてない!)」ハァ…ハァ…


提督(東) 「(フェイントとか仕掛けてるのにまったく通用しない!どんだけ動体視力いいのよこのひと!!)」フゥ…


提督(東) 「(このままだと体力切れでやられる…体力が切れる前に決めないと!)」スチャッ


提督 「…」


提督 「(もう疲れを見せるか…まぁそれもそうか あれだけ無駄な動きをしてたらすぐ切れるよな)」


提督 「(しかも少しヤケになってたからよけいだな もう少し落ちついて行動するように教えないとな)」


提督 「(…しかし なんか東を見てると昔の俺に似てきたな?親父に稽古をつけてもらってたが 毎回無駄な動きが多いだの甘いだのって言われてたっけ)」


提督 「(ぶん殴られてははっ倒されて 何度も倒れては立ち上がって攻めたっけ 今となってはそれが逆の立場だな?)」クスッ


提督 「(…親父 なんで新型深海棲艦の指揮官に……)」


提督(東) 「ーっやぁ!!」シュンっ!! 顔面にめがけてサーベルを突きつける


提督 「…」



吹雪 「ーっ!? 提督あぶないっ!!」


提督 「…っえ」ハッ



ズバァッ!!!!


全員 「「ーっ!!!?」」


提督(東) 「……っえ」サー


提督 「………」タラー…ポタッポタッ 油断して頬に浅くはないがそこまで深くない傷を負って血が出てくる


提督 「(やべ…ぼーっとしてた つい考え事してて……)」


提督(東) 「ーっ…みっみなみ ごめ……」カタカタ…


吹雪 「ーって 提督!だいじょうぶですか!?」タッタッタッ!!


天龍 「なんで避けなかったんだ!あの攻撃なら余裕で避けれたろ!」


時雨 「そうだよ!まさか避けないなんて思わなかったから守れなかったよ!」


提督 「わるい ちょっと考え事してた」


時雨 「考えごとって…」


提督(北) 「お兄ちゃんだいじょうぶ!?血いっぱい出てるよ!」


提督 「だいじょうぶだよ このくらい普通だ」


夕立 「普通の基準がわからないっぽい…」


提督(東) 「っ…」ブル…


提督(東) 「(わ…わたし、今南を殺そうと……!!)」ガクガク…


提督 「…東」


提督(東) 「っ!! ごっごめんなさい!!わたし…あなたを、殺そうとして……!!」カタカタ…


提督 「いや別に殺そうとはしてないだろ…それより落ちつけ 顔真っ青だぞ」


提督(北) 「東!お兄ちゃんになんてことするの!もう少しでお兄ちゃん 大ケガするところだったじゃん!!」


提督(東) 「ごっごめ…!!」ビクッ…


提督 「北 東を責めるな 挑発して避けなかった俺が悪いんだ それに大ケガしてないんだから責めることもないだろ」


提督(北) 「でも!」


提督 「でももへったくりもない 現に俺は多少のケガで済んでるんだ もし東が本気で俺を殺す気で来てたなら死んでたかもしれないがギリギリのところで狙いを変えてくれたから生きてる」


提督 「そうだろ?東」


提督(東) 「っえ あっえと…うん 吹雪があぶないって叫んだから 急いで軌道は変えたんだけど……」ブルブル…


提督 「…」


吹雪 「…提督 東提督ですが」ヒソヒソ


提督 「わかってるよ」ヒソヒソ


提督 「東 わるいが医療室まで着いてきてもらっていいか?ケガしたところ治療して欲しいんだが」


提督(東) 「わ、わかったわ!」


提督 「吹雪 みんなの演習の指揮を頼む(あとは任せろ)」ピクピクパチ 目でアイコンタクトを送る


吹雪 「わかりました(了解です)」コクンッ


タッタッタッ…



吹雪 「…」


天龍 「…傷はそこまで深くねぇから心配することもないな 血の量も多くねぇし」


吹雪 「そうですね あのくらいならすぐ治ります」


時雨 「にしても まさか攻撃を食らうなんて思わなかったね?しかも武器がTSサーベルだったから本気で心配したよ」


吹雪 「なにか考えごとをしてたと言ってましたね TSサーベルを手にした東提督との演習してることを忘れるほどなんて…」


吹雪 「(もしかして提督のお父さんのことを…)」


天龍 「…なんか心当たりがあるみたいだな?吹雪 難しい顔してるが」


吹雪 「………」


時雨 「…まだ話せないことみたいだね黙ってるってことは」


時雨 「じゃあ仕方ないね 今のところは吹雪に任せるのがよさそうだね?」


天龍 「そうだな」


時雨 「それじゃ吹雪 わるいけど提督のことは任せたよ?」


吹雪 「…はい わかりました!」













医務室



提督(東) 「…」ピー…ペタッ 南の頬に大きめの絆創膏を貼ってテーピングも付けて固定する


提督 「…」 ピー…ペタッ


提督(東) 「…うん これで治療は終わったわ あとは止まるのを待つだけよ」パタンッ


提督 「そうか ありがとよ!治療してくれて」


提督(東) 「礼なんて言わないで むしろ怒ってよ…わたし、あなたを殺そうとしちゃったんだから……」


提督(東) 「今回は吹雪が叫んでくれたから直前で軌道変えられたけど、もし叫んでくれなかったら今ごろ……」


提督 「だが軌道を変えてくれたから俺は生きてる お前の反射神経がよかったからできたことだ」


提督 「もし少しでも反応が遅かったら俺は死んでた 本来なら殺す気でやってたのにだぞ?」


提督 「俺が挑発したばかりにお前にそんな感情を湧かせちまった だからお前のせいじゃない」


提督(東) 「でも!私が挑発に乗らなかったらこんなことにはならなかったわ 乗ったからこうなって……」


提督 「……東」スゥ…



ポスンッ…


提督(東) 「っ!」南に頭の上に手を乗せられる


提督 「おちつけって?俺は気にしてないから安心しろ」


提督 「むしろいつまでも気にされる方が嫌になる 気にしすぎで考えすぎると精神をおかしくする」


提督 「だからいつものお前に戻ってくれ いつもの元気さでかわいい顔でな!」ニコッ


提督(東) 「南……」


提督(東) 「……でも…」


提督 「いいかげんにしないと怒るぞ 俺は気にしてないって言ったんだ これ以上考えるな」


提督(東) 「………」


提督 「…無理そうか?」


提督(東) 「………」


提督 「…はぁ まったく世話のかかるやつだな?」スゥ…



ギュッ…


提督(東) 「……っえ」南に抱きしめられる


提督 「…少しおちつけ 俺はほんとに気にしてないから」


提督 「気に病み過ぎてもいいことはない お前がすごく反省してることはわかってるから」


提督 「全部がぜんぶ自分のせいにするな 俺だって挑発したんだから少なからず悪いことをしてる」


提督 「…頼むから落ちついてくれ そんな罪悪感に押しつぶされそうな顔されてるといやなんだよ」


提督 「まるで過去の自分を見てるみたいでよ……」


提督(東) 「っ!」


提督(東) 「(そうか…南は家族や友人、知り合いが皆殺しにされてるから……)」


提督(東) 「(それに伊19ちゃんや川内ちゃんも沈んでるからよけいに……)」


提督 「…すまん 俺のことを悪い例に出して お前には関係ないのに…」


提督(東) 「ううん こっちこそごめんね 南の気持ちも知らないでわたし……」


提督 「謝ることはない わかってもらえればそれでいい」スゥ… 抱きしめるのをやめて離れる


提督(東) 「あっ…」


提督 「? どうした?」


提督(東) 「あっいや、その…」///カァァ…


提督(東) 「(もう少し抱きしめてて欲しかったなんて言えない…)」///


提督 「……」スゥ…



ギュッ…


提督(東) 「ーっ!!」///ドキッ!! 再び南に抱きしめられる


提督 「…もう少し落ち着いてほしいから抱きしめさせてもらうぞ いやなら退けてくれ」


提督(東) 「ーっ…ううん いやじゃないわ もう少し抱きしめてて♡」///ウットリ


提督 「わかった」ギュッ…


提督(東) 「(はぁぁ…♡やっぱり南に抱きしめてもらえると落ち着く 安心するしあったかい♡♡)」///


提督(東) 「(ずっとこのままでいたい…♡)」///ゴロゴロ…


提督 「…」ナデナデ…


提督 「(…なんか、抱き抱えてる猫みたいだな かわいい)」


提督 「(てか顔に出すぎなんだよな?東のやつ たぶん無意識だろうけど…)」


提督 「(…しかし東には悪いことしたな 俺が考え事してたばかりに罪悪感を負わせちまって)」


提督 「(俺がよけいなこと考えてなければこんなことにはならなかったのに 親父のことを考えたばかりに……)」ナデ…ナデ…


提督(東) 「…? 南 どうかしたの?撫でるのが遅くなったけど」


提督 「…っえ あっわるい ちょっと考えごとを…」


提督(東) 「そういえばさっきも言ってたわね なにを考えてるの?」


提督 「………」


提督(東) 「………」


提督 「……まぁ ちょっと…な あまり人には言えないことで悩んでるんだ」


提督 「瑞鳳の元提督を助けることには影響ないと思うが…たぶん」


提督(東) 「…あなたが弱気になるなんて よっぽどのことを悩んでるようね」


提督(東) 「人には言えないことって言ってたけど そんなに相談しにくいことなの?」


提督 「……うん だから聞かないでくれ むやみやたらには話せないから」


提督(東) 「……ひとりで解決できるの?」


提督 「ひとりじゃない 吹雪には相談してるが結果は変わらず どうすればいいのかわからないままだ」


提督 「吹雪は俺の考えに賛成すると言ってたが…ほんとに、どうすればいいのかわからねぇんだ 自分でも答えが見つけられない」


提督 「みんなをまとめる者として情けないよ 指揮官なのに答えを見つけられないなんて…」


提督(東) 「みなみ……」


提督 「…まぁこの話はいいとして そろそろ演習場に戻るぞ?もうケガは治してもらったから続きをするぞ」


提督(東) 「…だいじょうぶなの?まだ血止まってないよ」


提督 「頬を切られたぐらいで動けないわけじゃない それにそこまで深くないからすぐ治るよ」


提督 「俺は傷の治りが早いんだ 心配することはない」


提督(東) 「ならいいんだけど…」



ピンポーン…


提督 「っん 誰か来たみたいだな?だれだろ」


提督 「東 先に演習場行っててくれ ちょっと確かめてくる」スクッタッタッタッ…


提督(東) 「わかったわ」













南我原鎮守府ー入口前



? 「…なぁ ほんとにここに瑞鳳がいるのかくまー?」


長門 「あぁ 我々の提督を追い出した瑞鳳はここにいる 今あわせるから待ってろ」


? 「くまー 早くして欲しいくま アイツだけは絶対に許さないクマ」


? 「アイツのせいで提督が追い出されたんだ あのバカヤロウだけは絶対に許さないクマ!!」ギリッ!!


長門 「許さないのは私も同じだ むしろ許すやつなんていないがな」


長門 「だが今暴れるのはやめろよ?ここの提督は強い わたしの換装を破壊したほどの実力を持っているのだぞ!」


? 「ほんとかくま?どうも信じられないくま」


長門 「会えばわかる もう少し待ってろ」


? 「くまー」


…ガチャッ


提督 「待たせたな 一体だれが…」


長門 「久しいな?南提督 元気にしていたか」


提督 「…長門か それと隣にいるのは……」


球磨 「くまー 球磨だくま よろしくくま]


球磨 「西我原鎮守府に所属してるくま …聞いたことはあるくまね?」


提督 「…なんの用でここに来た 用件を言え」


長門 「そう警戒するな 少々お前と話がしたいだけだ」


提督 「おれと?」


長門 「あぁ いつかの事はすまなかった わたしも大人げなかった」


長門 「いくらあのバカのことを恨んでるとはいえ、関係ない者を巻き込んだこと謝罪する」


提督 「…」ジッ…


提督 「(わざわざ謝りに来るためにここに来たのか?あいつが?)」


提督 「(なにを企んでる こいつが謝りに来るなんて考えられないと思っていたんだが…それに、となりにいる球磨はなぜ一緒に来た?)」


提督 「(謝りに来るならひとりでもよかったはず あの時の騒動にはいなかった者をなぜ連れてきた?)」


提督 「(…少し警戒しとくか あまり艦娘を疑うようなことしたくないが)」


球磨 「くまー 顔が怖いくま 別になにかしに来たわけじゃないくま」


球磨 「私はただ遊びに来ただけくま 長門がここの提督はかなり強いって聞いたからどんな人かも兼ねて来たくま」


提督 「強いからなんだ 弱かったらどうしてたんだ?」ギロッ


球磨 「………」


提督 「…」


球磨 「…まぁ 別になんも考えてないくま」


提督 「にしては間が空いてたように感じたが?」


長門 「南提督よ 警戒されるのはわかるが今日話をしに来たのは事実、変に警戒はしないでもらえると嬉しいんだが」


提督 「警戒しないでくれって言う方がムリじゃないか?お前たちは瑞鳳を殺したいほど恨んでることを知ってんだから」


提督 「逆の立場ならお前たちだって警戒してるだろ?しないわけないよな 長門」


長門 「………」


提督 「…まぁいい お前たちを良く思ってないが客人には違いない 今回は客人として受け入れよう」


提督 「ただヘタな行動は起こすなよ 少しでもあやしい動き見せたら…どうなるかわかってるよな?」ゴキゴキッ


球磨 「ほぅ?どうなるかか それはぜひ見せてもらいたいクマね」


提督 「…っあ?」ピキッ


長門 「っ…球磨 あまり刺激するな この者がキレたらシャレにならん」


球磨 「いやどう見ても強いとは思えないくま なんなら今こいつを倒して瑞鳳を殺りに行っても…」


提督 「」ブチッ



ブワァァッ!!!!!!


長門&球磨 「「ーっ!!!!」」ゾクゥ!!!!!! 背筋が凍るような風が吹き荒れて寒気が襲ってくる


提督 「…おい 今、なんつった?」


提督 「今瑞鳳を殺すって言ったか?俺を倒してとも言ったよな?」


提督 「てめぇいい度胸してんじゃねぇか 俺を倒すたァ大した自信だなァ!!」ビキッ!!


提督 「そこまで言われちゃァしかたねぇ おもしれぇ相手してやるよ!その腐った思考叩き潰してやる!!」ニタァ


提督 「ほんとは艦娘を痛みつけることはしたくねぇんだが…売られた喧嘩だ 悪く思うなよ?」


提督 「陸上でも戦えるよな?かかってこい 今すぐぶっ潰してやるからよォ!!」クイクイッ


球磨 「ーっ…」タジ…


球磨 「(なっなんだこの気は!?こいつ、ほんとに人間かくま!?)」


球磨 「(深海棲艦から出る気迫よりヤバい気を出してるくま!!こんなやつ 初めてだクマ!!)」ゾクッ


球磨 「(さっきまでのオーラとは全然ちがう!!今ここで戦って勝てるか…?)」タラー…


提督 「…おい どうした?もしかして怖気ついたか?」


提督 「まさかあれだけ威勢のいいこと言っておきながら 今さらやめるなんて言わねぇだろうな?口先だけでほんとは雑魚なのか?」ニヤニヤ


球磨 「…っあ?ザコだと」ピクッ


長門 「まっまて!球磨 相手の挑発に乗るな!!」


球磨 「おまえ…今わたしのことザコって言ったか?」


提督 「あぁ言ったさ 口だけの雑魚だとな?」ヘラヘラ


球磨 「っ…そうか ならぶっ殺してやるクマ!!」ダンッ!! その場で一気に踏み込み南提督のもとに駆け込む


長門 「球磨!!」



球磨 「(ザコ呼ばわりされておとなしくしてるほどバカじゃないクマ!こんなやつ一瞬にしてぶっ殺してやる!!)」タッタッタッ!!!!


球磨 「死ねぇ!!ただの人間が艦娘に勝てるとおも…」



提督 「」シュンッ 目にも止まらぬ速さで球磨の目の前に現れ完全に間合いを取る


球磨 「ーっな!?(はや…)」


提督 「…はぁ 遅ぇなあ?遅すぎてあくびが出ちまうぜ」スゥ…



ガシィッ!!!!


球磨 「ーっ!!」顔面を鷲掴みされて顔だけで持ち上げられる


長門 「くっくま!!」


提督 「無様だなァ?顔面を鷲掴みされるなんて 艦娘が人間様に遅れをとるなんてよォ?」ケラケラ


提督 「ほら逃げてみろよ?逃げねぇと てめぇの顔潰しちまうぜ?」ミシミシ…


球磨 「ガアァァァァッ!!!!」ミシミシミシミシ… 鷲掴みされてる手に力が入り顔面全体に痛みが生じる


球磨 「(うっ嘘だろクマ!?こいつ 握力何kgあるんだ!?人間を超えてるクマ!!)」ミシミシミシミシ…


球磨 「(か、顔が…潰される……!!こいつの腕、折らないと!!)」ガシッ 南提督の腕を掴んで握り潰そうと…



ググッ…!!!!


提督 「…なんだ?そのヘナチョコの握力は まさかそれで本気なんて言わねぇだろうな?」球磨に腕を握られるがまったく効いていない


球磨 「ーっじょ じょうだんだろ!?おまえ なんで潰れないんだ!!」


球磨 「今完全に折る気で握ったのになぜ折れない!!折れないどころかまったく効いてないのか!?」


提督 「ぜーんぜん!まったく効いてねぇよ こんなヘナチョコ握力じゃなぁ?」ニヤッ


提督 「あっでもマッサージ的には効いてるか 別にこってねぇけど」


提督 「さぁてと 再び握るのをさいかーい♪」グググッ!!!!


球磨 「ヴァァアァアァァァ!!!!!!」ミシミシミシミシッ!!!!!!


球磨 「(さ…さっきより、力が入って………!!!!)」ガクガクッ


球磨 「(ま、まずい 痛くて 意識が………)」プルプル…


長門 「ーっや やめ!!」



ヒュオォォォンッッ!!!!!!



全員 「「ーっ!!」」ゾクゥ!!!! 鎮守府内から気迫が溢れ出て提督たちに襲いかかる


長門 「(こっこの気迫は…!!)」


球磨 「(まさか!!)」


提督 「……なんだ そこにいたのか いたなら姿表せばいいのに」



…ガチャッギィィ……


瑞鳳 「…提督 なにやってるんですか?」ギロッ 鎮守府の出入口からドアを開けて姿を現す


長門 「ずっ瑞鳳!!」


球磨 「こっこのやろう!よくもノコノコと私たちの前に姿ァァァ!!!!」ミシミシミシミシッ!!!!!!


提督 「なにって 見てわからないか?不届き者を排除してるだけだが」


瑞鳳 「その方たちが不届き者ですか?今は絶縁状態ですが元は私の仲間です 手を出さないでもらえませんか?」


提督 「…へぇ 元仲間ねぇ?」ヘッ


球磨 「ーっ…だっだれが仲間だ!!そんなやつ仲間だったこともォォォ!!!!」メキメキメキメキッ!!!!


提督 「ちょっと黙ってろ 今話しかけてくんじゃねぇ」


提督 「こいつらは俺に用があるついでにお前を沈めようとしたんだぞ?そんなヤツらを指揮官である俺が放っておけるわけないだろ」


瑞鳳 「それで手を出していいことにはなりません それは提督自身もわかってるはずです」


提督 「だが俺はお前の手伝いをするとも約束した その中にお前を守ることも入ってる」


提督 「今お前に沈まれちゃこまるんだよ 沈んだらすべてが泡になる それはお前自身もわかってるだろ?」


瑞鳳 「わたしがそんな軟弱だ思っているんですか?これでも元横須賀鎮守府のエースですよ」


瑞鳳 「いくら装甲が薄い軽空母でも当てられなければやられることはありません それにこちらは艦載機で攻撃するので相性的には五分五分かと」


提督 「…ふむ」


瑞鳳 「これ以上手を出すなら私も容赦しません いくら協力してもらっているとはいえ、関係ないことまでしないでください」


瑞鳳 「手を離してください さもなくば!」スゥ…ギリリッ!! 弓を引いて提督に狙いを定める


提督 「…そうか わかったよ」スゥ…


球磨 「ぐぇっ!!」ドサッ


長門 「球磨!だいじょうぶか?」


球磨 「く、くまぁ…顔が握りつぶされるかと思ったくま」イタタ…


提督 「あたりまえだろ 潰す気でやってたんだから まぁ今のでも本気じゃないがな」


球磨 「ウソだろ!?今ので本気じゃないだと!!お前ほんとに人間か!?」


提督 「人間だよ お前らより強いただの海軍指揮官だ」


提督 「それよりお前ら、今日はもう帰れ わるいが今の状況で客人として受け入れることはできねえ」


提督 「もし謝りたければ次来た時に茶菓子のひとつでも持ってくるんだな そうしたら考えてやるよ」


球磨 「っ…」ギリッ…


長門 「…わかった そうさせてもらおう」


長門 「行くぞ球磨 今日は引き上げるぞ」


球磨 「…っち!次は絶対殺す!」スクッ


提督 「やってみろ 返り討ちにしてやるわ」


長門 「…」


タッタッタッ…



提督 「……」


瑞鳳 「…すみません提督 私のために対処していたのはわかっていたのに矢を向けてしまって」


提督 「別にいい それにお前の言ったことは間違ってない いくら沈めに来たとはいえ、まだケガのひとつも付けられてないのに手を出した俺が悪い」


提督 「しかし絶縁状態でも元は仲間だと口にしたのは驚いたな あんなに敵対扱いされてるのにまだ仲間だと思ってるのか?」


瑞鳳 「少なくともまだ思っています 向こうが思っていなくとも私自身はまだ仲間だと認識しています」


瑞鳳 「こうなったのも私のせいですからね わたしが元提督を敵にしてなければ、このようなことにはならなかったんですから」


提督 「…」


瑞鳳 「次長門さんたちが来たら私を呼んでください 少しでも話しをして仲を取り戻したいのでお願いします」


提督 「あんな状態で仲を取り戻せると思ってるのか?」


瑞鳳 「思いません ですがやらなければ可能性は出てきません やらざる得ません」


瑞鳳 「仲を取り戻せなくても話しができるぐらいまでは取り戻したいんです 一方的にでも話しを聞いてもらうことさえできれば、それでもいいんです」


提督 「……そうか 俺もなるべく取り戻せるよう頑張るよ」


瑞鳳 「すみませんがよろしくお願いします」











ザー…


球磨 「…くそぉ あの提督、まさかあそこまで強いとは思わなかったくま しかも瑞鳳の味方してるからやっかいだくま」ザー…


長門 「だから強いと言っただろ いきなりけんか腰で行くバカがあるか」ザー…


球磨 「だって相手は人間だぞ?強いなんて思わないくま」


球磨 「長門だって最初はそう思わなかったくま?ただの人間が艦娘と同じくらいの力を持ってるなんて思わないはずだ」


長門 「思ってないといえば嘘になる だが、私は事前に強いことを聞いてたから警戒はしていた」


長門 「…だが、警戒してた以上に強かった 油断してたわけでないが奴が切れた瞬間 わたしは守りに専念することしかできなかった」


長門 「主砲は壊され、攻撃する暇もなく 挙句の果てには奴の武器、サーベルを首に突きつけられて死にかけた」


長門 「妙高、青葉、翔鶴がいなければ死んでた あの者達は元南提督の艦娘だ あの者たちの実力もずば抜けている」


長門 「火力でなら私の方が上だが…実力なら負けていたかもしれない 動きからして普通じゃない」


長門 「青葉はあの南提督と戦って打撃を入れていたほどだ いくら動きを把握してとはいえ、この私でさえ砲撃は愚か 打撃のひとつも入れられなかった」


長門 「だからお前も次からは気をつけろ 本来なら今日は南提督と話しをするだけだったのに…お前がよけいなことするから」


球磨 「だって…瑞鳳がいるとわかったら殺意が湧くくま」


長門 「それは私も同じだが事前に南提督と会うことを話してたんだからガマンしろ さすがの私でも場所は弁える」


球磨 「…あの脳筋頭の長門が?」


長門 「はったおすぞ」


長門 「(…この様子だと球磨には協力を求められないな ヘタに教えて裏切りがバレたらまずい)」


長門 「(そろそろ元提督に情報を送らなくてはいけないんだが…)」


長門 「(…近々、龍驤と一緒に来るか 龍驤ならまだ落ち着きがある)」


長門 「(なんとか南提督の細かい情報も把握したいが…上手く聞けるか?球磨のせいでかなり警戒されてしまったが)」


長門 「(……また来たとき、うまく話を合わせるとしよう)」













演習場



提督(東) 「…ふん!ふん!」ヒュンッヒュンッ!!!! 南が帰ってくるまで素振りをして練習している


吹雪 「…東提督 もう少し力を抜いて振ってください 力みすぎです」


提督(東) 「わかったわ」スゥ…


吹雪 「っあ まちがってもサーベルは飛ばさないでくださいね それ飛んだらシャレにならないので」


提督(東) 「さすがに飛ばさないわよ…」


提督(東) 「……にしても遅いわね?南 誰かが来て対応してるとはいえ、さすがに遅すぎるような…」


吹雪 「誰が来たかはわからないんですよね?」


提督(東) 「えぇ わたしはこっちで待っててと言われたから」


吹雪 「…」


吹雪 「(…誰がきたのか確かめに行った方がいいですかね?万が一、長門さんたちだった場合 提督の情報が漏れる可能性がある)」


吹雪 「(裏切りが確定してる者に提督の情報を漏らすわけにはいかない…なら行くまでですね)」




天龍 「よーし 行くぞー!」ボゥンボゥンッ!!!!



時雨 「…」スゥ…


時雨 「はぁっはぁ!!」パシンパシンッ…バシャンバシャンッ 向かってきた砲弾を平手で弾いて横に受け流す


天龍 「よし!次 夕立!」ボゥンボゥンッ!!!!



夕立 「ぽいー!ゴッドハンドーっ!!」バッ!!


バシンッガァン!!!! 一発目を手のひらで受け止めたが二発目が受け止めた砲弾に当たる


夕立 「あっ」



ボガァァァンッ!!!!!!



天龍 「ばかっ!!」


時雨 「夕立っ!?」



モクモクモクモク…バサァッ!!


夕立改二 「…さすがに死ぬかと思ったぽい」フサァ… 砲弾が当たったと同時に瞬時に改二になって爆発をかわす


天龍 「当たり前だバカやろう!!弾けって言ったのになんで受け止めんだよ!しかもゴッドハンドとか中二病かよ!!」


夕立改二 「カッコイイでしょ!!」

(。 ・ω・´) キラン☆


天龍 「かっこよければいいと思うな!!たしかにカッコイイが!」


時雨 「いや天龍 そこは同情しなくても…」



吹雪 「天龍さーん!」


天龍 「…っん なんだー?」


吹雪 「…」スッユビサシックイッ 人差し指と中指を自分の目元に向けて鎮守府入口の方に指を差し、親指を立てながら!上向きに手を後ろに回す(意味、誰かが来たので確認するために来てください)


天龍 「っ!」コクンッ


時雨 「誰か来たみたいだね 長門達じゃなければいいけど」


夕立改二 「ぽい 夕立たちも一緒に行く?」


天龍 「いや お前たちはここに居ていい 人数が多すぎても変に警戒されるだけだ」


天龍 「ふたりは自主練しててくれ ちょっと行ってくる」ザー…


時雨 「わかった 気をつけてね」



吹雪 「東提督 少々提督の様子を見てきますので木刀で練習しててください まちがってもサーベルを使ってはいけませんよ」


提督(東) 「わかってるわ ひとりで使うと危険なのは承知してる」


吹雪 「それならいいです」


天龍 「ーっと それじゃ行くか」ザァー…スタッ


吹雪 「はい …ってあれ?あれは…」



提督 「…」タッタッタッ…



吹雪 「提督!」


天龍 「なんだ ちょうどいいタイミングで帰ってきたか 行く手間が省けたな」


吹雪 「提督おかえりなさい 東提督から話は聞いてます もうお客さんは帰ったんですか?」


提督 「あぁ ちょっといろいろあったが帰ったよ …いや、正確に言えば帰らせたって言ったほうがいいか」


吹雪 「帰らせた…?」



瑞鳳 「それに関しては私が説明します」タッタッタッ…


天龍 「瑞鳳 お前も一緒だったのか」


提督 「あれ おまえ弓道場に戻ったんじゃ?」


瑞鳳 「吹雪さんたちに説明しなければいけないと思い来ました 私のせいで騒ぎを起こしてしまったのでその責任を取りに」


提督 「別にお前のせいじゃないだろ むしろ先に手を出したのは俺なんだからお前は悪くない」


瑞鳳 「ですがその元凶を作り出したのは私です 私があの方たちを敵に回してなければこのようなことにはなりませんでした」


提督 「なにがなんでも自分のせいにしなくていい 元凶がお前だったとしても今回の騒ぎは俺が起こしたことだ」


提督 「奴らが喧嘩売ってきたからそれを買ったんだ お前自身なんも悪くない」


瑞鳳 「ですが…」


吹雪 「ストップ ふたりでなにを話してるのか大体は察しましたが一旦落ち着いてください」


吹雪 「瑞鳳さん あなたも関係してるなら細かく、先ほどなにがあったかを教えてもらえませんか?詳しく知りたいので」


瑞鳳 「わかりました 先ほどなんですが…」



瑞鳳&提督説明中…


提督 「…というわけだ」


吹雪 「やはり来てたんですか 長門さんたち」


提督 「…やはり?」


吹雪 「あぁいえ!なんでもありません 気にしないでください」


提督 「?」


天龍 「…それで無事に帰したんだよな?多少揉め事はあったが」


瑞鳳 「はい 無傷…とは言えませんがなんとか帰しました あまりいい方法とは言えませんでしたが」


天龍 「ならいいさ 変に揉め事にならなかったなら構わない」


吹雪 「…瑞鳳さん ちょっとお話があります よろしいでしょうか?」


瑞鳳 「っえ?はい わかりました」


天龍 「…話すのか?」ヒソヒソ


吹雪 「遅かれ早かれいつかは知ることです 話して損はないでしょう」ヒソヒソ


天龍 「…わかった」


提督 「? お前らなに話してるんだ?」


天龍 「なんでもねぇよ それより東提督の練習見るんだろ?俺も一緒に見るから早く行こうぜ」


提督 「っえ?なんでお前が 吹雪に見てもらうから別に…」


天龍 「いいからいいから!ほら行くぞ 愛しのガールフレンドが待ってるぜ!」ガシッ


提督 「いや愛しのって…てかどっちだよ 友達なのか愛してるのか」


タッタッタッ…



吹雪 「…」


瑞鳳 「…提督には聞かれたくないことなんですか?明らかに離らかせましたが」


吹雪 「はい 正直、あなたにもあまり言いたくないんですが…いつかは知ることなので先に伝えておきます」


瑞鳳 「わたしにも…?」


吹雪 「…長門さんたちが裏切り者と判明しました 元横須賀鎮守府提督もとい反乱軍に内通してることがわかりました」


瑞鳳 「っ!!」


吹雪 「長門さんたちは提督の情報を少しでも多く元提督である反乱軍の提督に流そうとしてます もし提督の情報が流されたら対策を取られてしまいます」


吹雪 「瑞鳳さんにはつらいかもしれませんが…次からは注意してください あの方たちはもう完全な敵です 情けをかけていたらこっちが殺されてしまいます」


瑞鳳 「っ…なぜ、長門さんたちが敵だとわかったんですか?」ギリッ


吹雪 「同じ東北我原鎮守府に着任してる妙高と言う方がいますよね あの方を通じて青葉さんが情報を手に入れました」


瑞鳳 「妙高…?たしか元あなた方の仲間でしたね でも一度、伊19さんを沈めようとして追放されたと聞きましたが」


瑞鳳 「そんな方がこちら側に情報を流してくるとは思えないのですが」


吹雪 「青葉さんだけは例外なんです 私たちと違って青葉さんは妙高さんと仲がいいんです」


吹雪 「私たちでは嘘をつくかもしれませんが青葉さんにはつきません なので信用できます」


瑞鳳 「そんなの信じられません 相手が誰であろうと通報された提督のもとについていた者なら真実を話すとは…」


吹雪 「ならなぜ仲間である艦娘の裏切りを知らせたんですかね 普通嘘をつくなら裏切ってないことを言いますよね」


瑞鳳 「あっ…」ハッ


吹雪 「…さすがに妙高さんまで敵側だとは思えません いくら私たちと仲が悪いと言ってもそこまで腐ってはいないはずです」


吹雪 「今の仲間を裏切る真似はしないはずです よほど嫌われていなければですが」


瑞鳳 「………」


吹雪 「…信じてくれますよね 信じてもらわなければ困ります」


瑞鳳 「…ですが」


吹雪 「戸惑う気持ちはわかります ですがこれが現実なんです 受け止めてください」


瑞鳳 「っ…」ギリッ…


吹雪 「…それと長門さん以外にもうひとり裏切り者がいます 龍驤さんも裏切りだと判明しています」


瑞鳳 「龍驤さんも!?な、なんで!!」


吹雪 「なんでと言われましても…情報によると長門さんが誘ったとのことです」


瑞鳳 「長門さんが!?」


瑞鳳 「ありえない!いくら裏切ったとしても 長門さんが龍驤さんを手引きしたなんて信じられません!!」


瑞鳳 「なにかの間違いです!そんなデタラメなこと言わないでください!!」


吹雪 「デタラメではありません 事実です」


吹雪 「それともなんですか 私があの方たちを敵だと判断してるから嘘をついてるとでも言うんですか?」ギロッ


瑞鳳 「そっそれは…」


吹雪 「あいにくですが私はそのようなことで嘘はつきません 嘘をついて得するようなことなんてありますか?」


吹雪 「長門さんたちが裏切り者だとあなたに嘘ついてなんの意味がありますか?得することなんてなにひとつありません」


吹雪 「あなたならそのくらいわかっていますよね 私は長門さんたちと接点がありません 接点がない相手の嘘をついてどうするんですか」


瑞鳳 「ーっ…」ググッ… 全て事実なため なにも言い返せない


吹雪 「……それでも、まだ私を疑いますか?」


瑞鳳 「……っすみません 疑わせてください」


瑞鳳 「疑わなければ私自身に納得がいきません 迷惑かと思いますが…」


吹雪 「…そうですか」


吹雪 「なら一旦裏切りという言葉は置いておきましょう 敵か味方かを調べる必要がありますね」


吹雪 「次長門さんたちが来たら盗み聞きしてください もしくは提督の横について話しを聞くのもいいです」


吹雪 「長門さんたちが提督のことを知ろうとしてたら疑ってください 長門さんたちは提督の情報を集めているので、それは警戒してください」


吹雪 「必要以上に情報を集めていたら……私の言ったこと 信じてください」


瑞鳳 「…わかりました そのときは……信じます」


吹雪 「お願いします」


瑞鳳 「…そういえば なぜ提督を離らかせたんですか?別に聞かれても良かったのでは」


吹雪 「…提督は艦娘を疑うことはしないんです 私たちにも仲間同士で疑うことはするなと口酸っぱく言われています」


吹雪 「日常的に疑うことは言われてませんが敵かと思うような疑いは禁止されているんです 仲間内でそういうことが発生するとその人との関係が壊れる可能性があるからです」


吹雪 「これで相手が敵だと決定付ける証拠があれば構わないんですが 証拠がなくて敵でなかった場合、その方との仲が悪くなる…それで提督は仲間同士で疑うことを禁止しています」


瑞鳳 「…証拠ならあるじゃないですか 青葉さんが妙高さんから聞いたんですよね?」


吹雪 「聞いただけで録音などはしてません 聞いたことだけを伝えるのは証拠とは言いません」


吹雪 「いくら信頼してる方であっても提督は疑います 艦娘は皆仲間だと思っていますから」


瑞鳳 「追い出した妙高さんもですか?」


吹雪 「…はい これはあまり言ってはならないんですが、提督は妙高さんを追い出したこと 今でも根に持っているんです」


吹雪 「伊19さんが沈められそうになったのも理由があるんです 私はその理由を知っていました…」


吹雪 「正直、わたしも妙高さんと同じ性格だったら同じことをしてるかと思います 幸いにも私は嫉妬深さがそこまで深くなかったのでそこまでには至りませんでしたが」


瑞鳳 「嫉妬…なるほど 妙高さんも提督のこと好きだったんですか」


吹雪 「はい でも提督は伊19さんを優先的に見てたのでそれが気に食わず…」


瑞鳳 「…手を出したんですね」


吹雪 「…はい」


瑞鳳 「……妙高さんは相手にされなくて わたしは愛されすぎてですか…まったく真逆ですね」


瑞鳳 「私からしたら羨ましいですよ ずっとは嫌ですが少しでも目を離してくれれば…このようなことにはならなかったのに」


瑞鳳 「もっと戦場に出て活躍したかったのに 元提督は……」ギリッ


吹雪 「………」


瑞鳳 「…警戒しておきます 長門さんたちが敵だとは思っていませんが提督のことを詳しく知ろうとしてたら疑います」


瑞鳳 「ですが疑うだけで敵だと思うかはわかりません それだけで敵と判断することはできないので先に言っておきます」


瑞鳳 「ちゃんとひとつひとつ調べて 敵だと思うしかないとわかるまで裏切り者だとは思いません …それでいいですよね?」


吹雪 「構いません とりあえず疑ってくれさえしてくれればいいです すぐに敵だと思わなくて平気です」


吹雪 「あとこのことは提督には教えないようお願いします 確実に怒られので…」


瑞鳳 「わかっています 提督だけではなく、基本吹雪さん以外とはお話ししませんのでご安心ください」


瑞鳳 「ではすみませんが弓道場に戻らせてもらいます なにか御用の際は呼んでください」


吹雪 「わかりました 練習頑張ってください」


瑞鳳 「はい」タッタッタッ…


吹雪 「…さてと」チラッ



天龍 「なぁ東提督 あんた提督のこと好きだろ?そうだよな!」


提督(東) 「えぇっ!?べ、べつに南のことなんて…」///カァァ…


提督 「…おまえ 俺の目の前でなんつーこと聞いてるんだ」


天龍 「だって気になるだろ?提督だって東提督みたいなかわいくて胸もあってスタイル良くて顔も良いやつに好きって言われるの!」


提督 「天龍 男の俺に胸の話をするな まして他の鎮守府の人達が来てる前で」


天龍 「別にいいじゃねぇか!減るもんじゃないし」


提督 「目の前で聞いてる東の精神が削り減るんだが」


提督(東) 「っ…」///プシュー…


提督 「……それと北は?さっきまでここにいたよな」


天龍 「あぁ さっきトレーニングルームあること教えたら行ったぞ ここに置いてある主砲に乗せて重量を増やすダンベルで鍛えるより向こうで鍛えた方が力づくだろうからな」


天龍 「あと青葉たちもいるから教える人もいるし 夕立が教えるよりあいつらから聞いた方が効率いいだろ?」


提督 「…たしかにあのふたりなら効率いいな 龍田はちょっとあれだが」


天龍 「さっさすがに北提督相手にはドS発言しないと思うぞ?まして提督の妹だし」


提督 「あいつなら普通にやってもおかしくないんだが」


天龍 「…(なんも言えねぇ…)」


提督 「…ちょっと心配だから見てくる わるいが東の練習見ててくれ」タッタッタッ…


天龍 「あいよー りょうかい」


提督(東) 「…天龍 あなた南の前でなんてこと聞いてんのよ?おかげで恥ずかしかったじゃない」///


天龍 「でも実際そうだろ?提督の好きだろ」


提督(東) 「たしかに好きだけど…本人の前で聞かなくてもいいじゃない」///


天龍 「いいじゃねぇか!こういうときは度胸が大事だぜ?」


提督(東) 「…もう南は私が好意持ってること知ってるわよ」///ボソッ



吹雪 「提督 またどこかへ行くんですか?」


提督 「あぁ 北の様子を見にな」


提督 「わるいがお前も東の練習見てあげてくれ 天龍にも伝えてある」タッタッタッ…


吹雪 「わかりました」



天龍 「よぉーし!それじゃ早速始めるぜ!!」


天龍 「まずは振り方だがな…」




夕立 「……っん?」チラッ


時雨 「? どうしたの夕立」


夕立 「………誰かこっちに向かってるぽい?」ジー 地平線の彼方から複数の人影が見えるのを確認する


時雨 「…っえ?」













トレーニングルーム



青葉 「………」



提督(北) 「ーっ…!!」ガタガタ…


龍田 「うふふー?なに怖がってるのかしら もっと特訓しなさいよ」ポイッ



ドスンっ!!!!


鉄アレイ 「」ゴロン… 龍田に投げつけられて座り込んでる北提督の足元の床に凹みができる


提督(北) 「ーっ!!」ガクガク…


龍田 「あらー ごめんなさいね?手が滑っちゃったわ 当てる気はなかったのよー?」ニヤニヤ


龍田 「でもー いつまでも座り込んでるあなたが悪いのよ?トレーニングルームまで来て力をつけたいって言うから教えてあげてるのに」(*´ ∨`)


青葉 「(龍田さん それは教えてると言いません 恐怖を植え付けてるだけです)」


龍田 「ほら早く立ちなさいよ?もーっと教えてあげる、か、ら?」ニタァ


提督(北) 「ひぃぃーっ!!おっお兄ちゃん助けて!わたし、殺されちゃうよ!?」ガタガタ…


龍田 「殺さないわよー 殺したら私が提督に殺されちゃうわー」


龍田 「殺されたくなかったら早く立ちなさーい?ほらはやくー!」ニコニコ


提督(北) 「ーっお おにいちゃーん!!」



…ーッヒュオォォン!!!!


龍田&青葉 「「ーっ!!」」ゾクゥ!!!! 背筋が凍るほどの気迫が龍田たちに襲いかかる



提督 「…おい なにやってんだ?おまえら」タッタッタッ…


提督 「小春になにかしてんじゃねぇだろうなぁ おい?」ピキッ


提督(北) 「おにいちゃん!!」


青葉 「もっ元提督!!いや、これはですね…」アワワワ


龍田 「あっあら〜 タイミングがいいわね?提督 もしかして予想してたのかしら」


提督 「半分はな お前のことだから北になにか変なことすんじゃないか思ってた」


提督 「もう半分はちゃんと教えてくれてるかなと思ってたんだが…これは完全に教えてないな 今の状況を見ればすぐわかる」


提督 「青葉はいいとして 龍田…おまえ、覚悟は出来てんだろうな?」ゴキゴキッ


龍田 「っちょ まって!一旦落ち着きましょ?」アタフタ


龍田 「わたしは教えようとしてたのよ?体力の付け方を教えて欲しいって言われたからダンベルを選んであげて…」


提督 「その足元に転がってるダンベルがそうか?ずいぶんと手荒な渡し方してるな 床が減っこんでるんだが」


龍田 「こっこれは手を滑らせちゃったのよ!落としたのはわざとじゃ…」


提督 「青葉 こいつがダンベル渡すのを見てたよな?どうだった」


青葉 「っえ え、えと それは……」タラー…


龍田 「………」( ゚ω゚;)タラー…


提督(北) 「………」


青葉 「…こっ言葉では滑らせたと言ってました 行為でやったかまでは……」


提督 「……そうか じゃあわざとやったことにするか」


龍田 「ちょっ!?」


提督 「さぁてと?龍田 お前には少しキツめな特訓が必要なようだな ちょっと演習場に行こうぜ?」クイッ


龍田 「ーっ!!」ブンブンブンブン!!!! 首を激しく横に振って拒否る


提督 「なに横に首振ってんだ?お前に拒否権はない」


提督 「それじゃ行くぞ 地獄の特訓に♪」( ˆᴗˆ )


龍田 「いやぁぁぁっっ!!!!!!」

゜Д゜)━━━━!!!!!!



きゃあぁぁぁーっ!!!!!! 外から誰かの悲鳴が響いてくる


全員 「「ーっ!!」」


提督 「なっなんだ?今の声 敵襲か!?」


青葉 「にしては砲撃音しませんでしたが…」


龍田 「しかも外にいるのって吹雪たちでしょ?あのメンバーが襲撃受けたとしても余裕で対処できると思うけど」


提督(北) 「でっでも!そうだとしても叫んだってことはなにかあったから叫んだんだよね?」


提督 「青葉、龍田 主砲装備して来い 万が一に備えろ」


青葉&龍田 「「了解!!」」タッタッタッ!!…


提督 「小春 お前は俺の部屋にいろ 30分経っても俺が戻ってこなかったら親父に電話して応援を呼べ いいな?」


提督(北) 「うっうん 気をつけてね?」


提督 「わかってるよ おまえもな!」タッタッタッ!!…













演習場



吹雪 「ぎっ…ギブ!!たすけ……っ!!」グググ!!!!…


夕立 「ボォォ…っ!!ほ、ホネが……」ミシミシ…


時雨 「」0(:3 _ )~ 地面に白目向きながら倒れてる


天龍 「っ……っ………」ピク…ピク… 気絶する一歩手前にとどまっているがほぼ虫の息状態で倒れている


提督(東) 「ーっ…!!!!」ガクガクガクガクッ!!!!!!



大和 「えへへ〜!!今日はなんて良い日なんでしょう 着いてすぐにこんなにもかわいい方たちと出会えるなんて♪」

(*´﹃`*)グヘヘ


大和 「しかも東提督もいるなんて最高じゃないですか!東提督も抱きしめてあげるので来てください いえむしろ抱きしめたいので来てください!!」ドンッ!!


提督(東) 「ーっ!!!!」ブンブンブンブン!!!!!!


吹雪 「ひっひがしていとく…ていとくを、ていとくを呼んでくだ……………っ」ガクッ…


夕立 「ぶ…ぶっぽるぎゃるぴるぎゃっぽっぱぁー…………っ」ポワァー… 口から白い煙が出てきて天に昇っていく


大和 「あっダメですよ まだ登るときではありません!」ガシッズボッ!!


夕立 「むぐぅっ!!」ハッ!! 魂を口に入れられて意識を取り戻す



矢矧 「あっあの、大和さん さすがにそれ以上は…」オロオロ


阿賀野 「すごいねぇ あの大和さんがあんなにも乱れるなんて?ある意味貴重な光景だね」


能代 「たしかに…いつも優雅で凛々しいのに」


酒匂 「あっあたし今の大和さんこわいです…」


鹿島 「あらぁ?別にいいじゃないですか あんなにも乱れた大和さん いつもと違った姿が見れてギャップ萌えです!」


能代 「いやギャップ萌えって…」



提督 「おいおまえら!!だいじょうぶか!?」タッタッタッ!!…


龍田 「援護しに来たわよー 一体誰が来たのかしら?」タッタッタッ!!


青葉 「…あれ あなた方は……」


提督(東) 「みっみなみ!!」カタカタ…


大和 「あっ元大湊警備府提督!!お久しぶりです お会いできてうれしいです!!」パァァ!!


提督 「やっ大和…」サー…


大和 「元大湊警備府提督 お会い早々失礼ですが少しお時間よろしいでしょうか?」スゥ…ストンッ 屍ふたりを地面において寝かせる


大和 「久々に大湊警備府提督の温もりを感じたいので抱きしめさせてください 思いっきり抱きしめたいので覚悟してください!!」(✧д✧)キラーン


提督 「ひぃっ!!あっ青葉、龍田 お前たち大和を止め……」


青葉&龍田 「「」」ダッ!! 来た方向に向かって駆け足で逃げていく


提督 「おいーっ!!待てお前ら 逃げるならおれも!!」ガシッ


提督 「……っえ」サー… 大きな手に肩を掴まれて逃げられないようされる


大和 「うふふー?どこに行くんですか南提督 私はこっちですよー?」ギラッ!!


提督 「ひぃっ!!」ゾクッ!!


大和 「さぁ南提督 おとなしくしててくださいね?すこーしだけ力が入りますが気にしないでくださいね!」ニッコリ


提督 「ーっや やめ!!」


大和 「では受け止めてください!!」スゥ…


大和 「みなみていとく〜!!」///ギューッ!!!!


提督 「ウギャアァアァァッッ!!!!!!」ミシミシッ!!!!


大和 「うへへ〜♡みなみていとくの温もり最高ですぅ〜 やっぱりいつ抱きしめても心地よいです!!」ギューッ!!


提督 「あがががっ!!や、やまと ギブっ!!うぅうでが折れる!!!!」メキメキっ!!!!


大和 「折れませんよ そう言って折れたこと一度もないじゃないですか なのでもっと強く…!!」ウヘヘ~!!


提督 「ーっなら俺が抱きしめてやる!!抱きしめてやるから離せぇぇぇ!!!!」ミシミシ…!!


大和 「……っえ ほんとですか!!?」パァァ!!


大和 「そっそれじゃすぐ離しますね 強く抱き締めてすみませんでした」スゥ…


提督 「おっおぉ…!!うでが、身体中が……!!」ズキズキ…


大和 「さぁ南提督 私を抱いてください!あなたに全て包み込まれるように!!」カモンカモン


提督 「ちょ、ちょっとまて 少し休ませてくれ まだ痛みが……」ズキズキ…


大和 「……もしかして 本気で痛めました?いつもと同じくらいの強さでやったつもりなんですが」


提督 「いや 強く抱きしめられて痛めただけだからすぐに治る 心配しなくていい」


提督 「ただ少し時間はくれ まだ痛いから……」ズキズキ…


大和 「はっはい すみません」



矢矧 「……あっあの、だいじょうぶですか?大湊…じゃなかった 南提督」


提督 「あぁ平気だよ それよりも久しぶりだな?お前たち しばらく見ない間に凛々しくなったな 元気してたか?」


矢矧 「はい おかげさまで!南提督も変わりませんね」


阿賀野 「南ていとくさーん!!大和さんとのスキンシップどうだった?あの無駄にでかい胸が当たって嬉しかったでしょ!!」


大和 「ーっえ!?」///バッ!!


提督 「いや痛すぎてそんなの気にしてる暇なかったから…てか女がそういうこと言うんじゃない」


能代 「そうよ阿賀野姉 阿賀野姉だって無駄にでかいんだからそういう目で見られちゃうよ?」


阿賀野 「っえ!?」///バッ!!


提督 「能代 おまえもそういうこと言うな」


酒匂 「ねぇねぇ南さん!大和さんにしたら酒匂にもやって!!」

.。.:*・'(*°∇°*)'・*:.。.


提督 「はいはい 少しだけな?」


酒匂 「わーい!!」


鹿島 「………」ジー


提督 「………」フイッ 鹿島に目線を向けられるが横にそらして見ないようする


鹿島 「っ! 〜っ」(`・н・´)プクー


鹿島 「ーっ」タッタッタッ…ジッ 南提督が視線を逸らした方へ歩いていき再び目線を合わせようとする


提督 「………」フイッ


鹿島 「ーっ!!」(`・н・´)ぷくー


矢矧 「…えっと 南提督?なぜ鹿島から視線を外して…?」


提督 「…視線合わせたらまずいから」


矢矧 「…まずい?」


鹿島 「ふーんだ!いいですよ あなたがそういう態度取るならこっちだって!」スゥ…プチッ 胸元のボタンに手をかけて外し始める


阿賀野 「ちょっ鹿島!?」///


能代 「な、なにやってんのよ!いきなり脱ぎ始めるとか痴女なの!?」///


鹿島 「あらぁ?べつに痴女ではありませんよ ただ南提督をゆ、う、わ、く!してるだけですよ」///プチプチ…シュルル


酒匂 「ふぇぇぇ!!!?ゆっゆうわく!!?」///カァァ!!!!


矢矧 「あっあなた!男の前ではしたないですよ!!早く着なさい!!」///


大和 「…」(//º﹃º//)ジュルリ←!?


提督 「…大和 めっちゃヨダレの音が聞こえるんだが あとそのバカ止めてくれ」


大和 「襲っても…?」(^p^//)


提督 「……それはやめろ」


大和 「ちぇー…」(。・ˇェˇ・。)ムス


提督 「鹿島 大和に襲われる前に服を整えろ 襲われても助けないぞ」


鹿島 「あらぁ?そんなこと言って 南提督がそういうのを放っておけない方だと知ってるんですよ?」


鹿島 「もし私が大和さんに襲われたら助けずにいられるんですか?」クスッ


提督 「………」


鹿島 「うふふ!図星だからなにも言い返せないようですね」


鹿島 「優しいですね?昔と変わらず」


鹿島 「【元々男嫌いの私を惚れさせた方だけありますね】」


提督 「…まだ苦手なのか?俺や上官以外のこと」


鹿島 「……正直、まだ苦手です ですが昔ほどひどくはありませんがね」


鹿島 「【艦娘強姦事件の被害者ですからね そう簡単には治りませんよ】」


提督 「……そうか まぁムリに治せとは言わないが程々にな?お前は何度か問題起こしてんだから」


鹿島 「分かっていますよ だからこうして南提督に身を捧げようとしてるんじゃありませんか♪」///


矢矧 「ーっみ 身を捧げ!!?」///


提督 「こんなみんなのいる前でするつもりか…?」


鹿島 「はい♡わたしは構いませんよ!」///


提督 「……おまえ だんだんと如月みたいになってきたな たしかあいつと仲良かったよな」


鹿島 「はい 如月ちゃんとは仲良いですよ?お互い南提督のこと大好き大好き同士なので!!」


提督 「なぜ二回言った……てか早く服着ろ」


鹿島 「えぇ〜!まだ見てもらってないです…今日お会いできると思い 勝負下着で来たのに」( ´•̥ н •̥ )


提督 「どうせ黒の透け下着だろ?昔と変わらないだろ」


全員 「「……っえ」」


鹿島 「…これじゃダメですか?以前はすごくかわいいと言ってくれたので これが良いかと……」


提督 「いや別に悪いわけじゃない あの下着もかわいかったぞ?お前にすごく似合ってて 逆に似合いすぎて困ったが……」///


鹿島 「ーっ!! …そうでしたか 効果ありすぎましたか♪」///ニコッ


鹿島 「それじゃ仕方ありませんね 少々残念ですが着直しますね」シュルル…ポチポチッ


提督 「悪いがたのむよ」


鹿島 「(着てきてよかった 見てもらえないのは残念でしたが似合いすぎてならしかたありませんね♡)」///キュッ


大和 「……あの、南提督?ちょっとお伺いしてもいいでしょうか」


提督 「なんだ?」


大和 「…鹿島さんのこと、その……だっ抱いたこと あるんですか?」///カァァ…


提督 「………」


矢矧 「(だっだんまり…てことは)」///


阿賀野 「えっえ えっ!?しっしたの!?鹿島と南ていとくしたことあるの!?」///


能代 「(あっあの男嫌いで有名な鹿島が…!?)」///


酒匂 「〜っ…!!」///プシュー…


鹿島 「うふふ〜♡気になりますか?わたしと南提督がしたのか」///


大和 「気になります!!教えてください!!」///ドンッ!!


矢矧 「ーっちょ 大和さん!!?」///


鹿島 「いいですよー!ちなみに言っておきますが かなり激しい話しなので心して聞いてた…」///


提督 「話すなバカタレ」バシッ


鹿島 「あたっ!!」


提督 「大和 気になるのはわかるがあまりそういうことを聞くな まして俺がいる前でとくにな」


大和 「えぇー!?なんでですか!!別に聞いてもいいじゃありませんか!」


大和 「乙女はそういう話しに敏感なんですよ!!まして南提督がお相手ならとくに気になります!!」


提督 「なんで俺なら気になるんだよ…いややっぱりなんでもない 今のは聞かなかったことに…」


大和 「そんなの決まってるじゃないですか!!わたしも南提督としたいからですよ!!」///ドンッ!!


提督 「今言うなって言っただろアホォ!!てかド直球に誘ってくんじゃねぇ!!」


全員(鹿島除く) 「「ーっ…」」///プシュー…



night 「なんだぁ?めっちゃa meverickの叫び声が聞こえたが」タッタッタッ…


叢雲 「まったくなにごとよ せっかく人が休んでたときに?」タッタッタッ



鹿島 「っ! あなたは!!」


night 「っげ!!鹿島…」タラー…


叢雲 「あなた下がってなさい!!」スッ nightの前に出て守るように庇う


鹿島 「……なんであなたがここにいるんですか?性犯罪者 幼女を襲った罪で捕まったはずじゃありませんでしたか」


矢矧 「っえ!?性犯罪者!?」


叢雲 「幼女じゃないわ わたしと同じ艦娘を手出したのよ 嫁の私と間違えてね」


鹿島 「黙りなさい!!どっちにしても手を出したことには違いありません 性犯罪者が外に出てきてるのはなぜですか!!」


提督 「釈放されたんだよ それでここの副指揮官として配属されたんだ」


鹿島 「しゃっ釈放!?性犯罪者がですか!?」


鹿島 「ありえない!!なぜ性犯罪者が釈放されたんですか!だれが釈放許可を出したんですか!!」


提督 「上官だが」


鹿島 「……っえ じょ、上官さんが………?」


鹿島 「(そっそんな なんで上官さんが性犯罪者を……?)」


鹿島 「(元帥ならまだわかった あの人ならやりかねない…でも上官さんがやるなんて………)」←ものすごく失礼


提督 「…混乱してるな まぁそうだよな お前は俺と上官以外の男は信用してないもんな 上官がやったなんて思えないよな」


提督 「だが俺からも言わせてもらうがあいつはへいきだ たしかに変態でどうしようもないやつだが紳士なやつだ!」


night 「おい 紳士だけしかいいこと言ってないが」


鹿島 「ーっ…そ、そんなの信じられません!!いくら南提督と上官さんが平気だと言っても私には到底……」


提督 「じゃあnightが問題起こしてまた単独行動隊に入るようなことがあればお前をもらってやる」


全員 「「………っえ」」


night 「……おいa meverick お前マジで言ってんのか?」


提督 「あぁ さすがに二度目はないことぐらい自分でも知ってるだろ?次やったら首切られるどころじゃなくなるぞ」


night 「いやそれはわかってるけどよ…」


叢雲 「そうならないよう私が見てるから安心なさい」


提督 「たのむよ 俺のためにもな」


鹿島 「……ほっほんとですか?ほんとに、そこの性犯罪者がまた単独行動隊に入ったらもらってくれるんですか!?」///


提督 「あぁ 約束しよう」


鹿島 「〜っ…そっそこの性犯罪者!!今すぐ幼女に手を出しなさい!!」ビシッ!!


night 「おいこいつとんでもねぇこと言ってきたぞ さすがにそれは予想外だった」


叢雲 「ーっ…あんた よくもわたしの前でそんなこと言えたわね?喧嘩売ってんなら買うわよ」ピキッ


night 「ーっちょ 叢雲!?」ギョッ


鹿島 「あら?別に喧嘩は売ってませんでしたが…そのように受け止めてしまいましたか」


鹿島 「申しわけありませんが私はあなたとケンカをするつもりはありません そこの性犯罪者とならやってましたが」


night 「…俺はできるだけしたくないかなぁ 意味もないのにケンカしても疲れるだけだし」


提督 「疲れる以前にするなよ」


night 「わかってるよ まして女相手にケンカしないから安心しろ」


提督 「鹿島もじょうだんでもそういうこと言うな まして嫁艦である叢雲が隣にいるのに」


鹿島 「だって…南提督が意地悪なこと言うから」(`・н・´)


提督 「いじわるなのか…?」


大和 「…南提督 そろそろいいですよね?もうガマンできません」///


提督 「……っえ」


大和 「早く抱きしめてください!!でなければまた私から抱きしめますよ!?」///ハァハァ


提督 「…うん 抱きしめてやるから落ち着け ちなみにどういう抱きしめ方がいいんだ?希望があれば聞くけど」


大和 「っえ えっと…真正面から抱きつく以外になにかあるんですか?」


提督 「……うん 大和は純粋だな!」ニコッ


大和 「っへ?」( ˙ㅿ˙ )キョトン


鹿島 「…」ススス…


鹿島 「大和さん 他にも後ろから抱きしめてもらうや座りながらガッチリホールドして抱きしめてもらうなど存在しますよ?」ヒソヒソ


大和 「えぇっ!!?が、ガッチリホールド!?」///カァァ!!


提督 「かしまっ!!おまえ純粋な大和に変なこと教えんじゃねぇ!!」


鹿島 「えぇー?いいじゃありませんか 純粋な方ほど初々しくて可愛らしいじゃありませんか!」ニコッ


提督 「やかましいわ!!」


大和 「ーっ…み、南提督 ほんとに…そんなやり方があるんですか?が、ガッチリホールドしながら抱きしめてもらうやり方なんてーっ!!」///プルプル…


提督 「…大和 鹿島が言ったことは気にするな お前は純粋なままでいてくれ」


提督 「よっと」ギュッ


大和 「ーっ!!」///ボッ!! 不意をつかれていつもと同じ抱きしめられ方をされる


提督 「…あいかわらずお前は抱き心地良いな みんなより一際大きいと抱いた感があって俺もいい気分になるよ」


鹿島 「いい気分とは性的な意味でですか?」///ニコニコッ


大和 「えぇっ!!?」///


提督 「鹿島 おまえ黙ってろ 普通に抱いてる感があっていいと言っただけだ」


鹿島 「ではすっぽり入る方たちはあまり好きではないのですか?」


提督 「そんなことない すっぽり収まるサイズでも収まった感があっていい」


鹿島 「ではその中間ぐらいの私はどうなんですか?抱いたとき良い気分になりますか?」


提督 「いやぜんぜん」キッパリ


鹿島 「…ウソですね まったく南提督は嘘つくの下手ですね?鹿島には全てお見通しですよ!」


鹿島 「すぐに言ったから本気かのように聞こえますがいつもと言い方が違うのでわかります!もう南提督は意地悪なんですから♪」


提督 「…ふつうに言ったつもりだったんだが なんでわかったんだ?たしかに嘘ついたけどよ」


矢矧 「あっそれ言っちゃうんですか…」


大和 「ーっも もういいです!あぁありがとうございます!!」///バッ!!


提督 「うぉっと!?も、もういいのか?」


大和 「はっはい!!もう平気です!(うぅ〜!!鹿島さんが変なこと言うから気になって抱きしめてもらえなくなったじゃないですか!!)」///カァァ…


大和 「(いつもはそのようなこと気にしてなかったのに…鹿島さんのバカ!!)」///プルプル…


鹿島 「うふふ〜!大和さんウブですねー いつも抱きしてるのに抱きしめられるのはダメなんですね〜?」ニヤニヤ


大和 「だっ誰のせいでこうなったと思ってるんですか!!あなたが変なことを言ってなければ!!」///


提督 「…酒匂 どうする?して欲しいならするが」


酒匂 「…えっえと、また今度でいいかな?今はちょっと……」///カァァ…


提督 「…うん そう言うと思った」


鹿島 「あらぁ?いいんですか 次いつ来れるかわからないんですよ?」ススス…


鹿島 「してもらうなら今しかありませんよ 抱きしめてもらうついでに、この小さなお胸も揉んでもらって大きくしてらえば一石二鳥です♡」///フニッ 酒匂の背後から手を伸ばして胸を優しく鷲掴みする


酒匂 「ぴえぇーっ!!!?」///ビクッ!!


矢矧 「鹿島!?あなた私の妹になにやってるの!!」


阿賀野 「こらー!酒匂に手を出すなー!!手を出していいのは南ていとくだけなんだぞ!!」


能代 「いやちがうでしょ!?」


鹿島 「うふふ〜♡酒匂さんのお胸小さいけど触り応えありますねぇ これなら南提督も満足することでしょう!」///


鹿島 「とくにこの尖った部分なんてもういじり倒されて…」ガシッ


鹿島 「…はれ?」プラーン… 頭を鷲掴みされて体が浮き足が地面から離れる


提督 「かーしま お前のイタは如月と同様でかなり悪質だな?ちょっとおしおきが必要だな」

( ͡ ͜ ͡ )ニッコリ


鹿島 「っえ お仕置ですか!?なにしてくれるんですか!もしかしてエッチなおしおきぃぃやあぁぁぁぁぁっっ!!!!!!」ミシミシミシミシッ!!!!!!


提督 「だれがお前の得することなんかするか そのお花畑な脳みそかち割って割るよ!」グググッ!!!!…


鹿島 「あがががががっ!!!!やっやめぇぇぇ!!!!」メキメキメキメキッ!!!!!!



night 「…a meverick容赦ねぇな 女相手にヘッドクラッシュをかますなんて」


叢雲 「でもあれくらいやられて当然だと思うわ さすがに悪ふざけの度が過ぎてるわ」


叢雲 「ちなみにあんたが私以外の女にあんなことしてたらはっ倒すから もしくは半殺しよ♡」ニコッ


night 「おおこわっ!!でも離婚とは言わないんだな 優しいなぁ叢雲は!」


叢雲 「ーっな!?離婚するなんて言うわけないでしょ!あんたの性格は誰よりも知ってんだからなおのこと言わないわよ!」


叢雲 「あんたが離婚するって言ってもしてやらないんだから!もし言ったらそれこそ四分の三ぶっ殺してやるんだから!!」


a meverick a「おっおぉ…そうか でも四分の三はさすがに死んでるからやめてくれな?」



提督 「…おまえら、人前でイチャつくのは構わないがもう少し場所をわきまえた方がいいと思うぞ?」グググッ…


叢雲 「イチャついてなんかいないわよ!!」///


鹿島 「みみっ南提督!!もうやめてください!!さすがにあたまがァァァっ!!!!!!」ビキビキビキビキッ!!!!!!


提督 「反省したか?したなら離してやるが」


鹿島 「しましたしました!!しましたから!!だから離してくださァァい!!」


提督 「…じゃあ離してやるよ」スゥ…ドサッ


鹿島 「あっあァァ…!!や、やっと離してもらえました 頭がかち割るかと思いました……」オォォ…


提督 「大げさだな 艦娘がこのくらいで痛がるな ましてただの人間相手に根を上げるな!」


鹿島 「あなたをただの人間だなんて思ってないです 逆に普通の人間だと思う方はいるんですか…?」イタタタ…


提督 「いるよ失礼だな 俺はれっきとした普通の人間だ!」ドンッ!!


矢矧 「(…普通の人間……)」


能代 「(深海棲艦と戦うことができる人間…)」


阿賀野 「(どっからどう見ても普通の人間じゃないっしょ 化け物だよ!)」


酒匂 「(…普通の人じゃ、ない……)」


大和 「……南提督 普通の人は深海棲艦と戦うことは出来ないかと思いますが……」


全員 「「(言っちゃったよこのひと!!?)」」


提督 「じゃあそれ言ったらnightだって人間じゃないだろ?あいつも深海棲艦と戦えるぞ」


大和 「nightは南提督と比べたら全然なのでまだ人間範囲内です それに比べて南提督はもう……」


提督 「おい それ以上言ったら締めるぞ そろそろ黙ってような」


大和 「ーっ…」ムグッ


提督 「…それで お前たちはなにしにここへ来たんだ?第一編成隊で来るなんて」


大和 「あぁそうでした 忘れてました」


大和 「元帥から伝言と演習相手を頼まれて参りました 一度連絡を入れたけど出なかったみたいですが…?」


提督 「…うん 寝てたな」


鹿島 「伝言内容は元横須賀鎮守府提督もとい反乱軍提督の救出を協力することです 上官から伝言を受けて私たち総本部に所属する艦娘たち全員お力をお貸しします!」


提督 「っ! てことは他の鎮守府も!?」


鹿島 「……すみません 他の鎮守府にはまだ言えてません」


提督 「…っえ まだ言ってないのか?」


鹿島 「はい……」


大和 「…正直、このことは他の鎮守府の方たちには言わないほうが良いと元帥は言ってました 散々いろんな鎮守府から艦娘を拉致しては戦力を下げているので良い目では見られていませんから」


矢矧 「しかも今では完全な裏切り者で知られているので皆敵視してるので説得は難しいと仰ってました 恥ずかしながら私たちも同じ思いをしてます」


鹿島 「元帥や上官の権限を使って命令したら海軍内で反発者が出てくる可能性もあるので無理にさせるわけにもいきません…」


提督 「…なるほどな となるとやっぱり説得が必要だな」


提督 「みんなを説得するのは俺がなんとかする お前たちは元横須賀鎮守府提督の救出を手伝ってくれ」


大和 「はい!おまかせください」


鹿島 「それで演習のほうなんですが……」



吹雪 「」O(:3 )~


夕立 「」( 。ω 。)


天龍 「っ…っ……」ピク…ピク……


時雨 「」( ꒪Д꒪)



鹿島 「…死屍累々ですね 演習出来そうにありませんね」


提督 「まぁこの四人はできないな 誰かさんのせいで完全に伸びてるし」チラッ


大和 「………」(¯―¯٥)


提督 「(でもこのメンバーと演習できる機会なんて滅多にないし できるならしたいな?)」


提督 「(扶桑たちは無事だから他のみんなを呼んで演習してもいいが……)」


提督 「(……いや待てよ?扶桑たちともやらせたいが その前に俺たちで演習するのもひとつの経験じゃないか?)」


提督 「(ちょうど良いタイミングで東に教えてたところだし…うん いいかもしれないな!)」



night 「なぁ東提督 あんたいつまでも腰抜かしてたら服汚れるぞ?手貸すから立てよ」スッ


提督(東) 「あっありがと…」ガシッスゥ…


叢雲 「あんたも大変ね 変なのに好かれて」


大和 「ちょっ!?へんなのって私のことですか!?」


叢雲 「あんた以外誰がいるのよ …あぁもうひとりいたわね ごめんなさいふたりだわ」


鹿島 「そのもうひとりとは一体だれのことですか?」ニコッ


叢雲 「さぁね?一体誰のことやら」


提督 「大和 演習数回やることになってもいいか?燃料とかは全部補充してやるから」


大和 「構いませんよ 最初はだれがお相手しますか?」


提督 「俺と東とnightで編成を組む それで相手してくれ」


全員 「「……っえ」」


提督(東) 「みっみなみ!?あなたなに言ってるの!!?」


提督(東) 「演習なんてできないわよ!まだ的にだってろくに当たらないのに」


提督 「だいじょうぶだよ 当たり前だが演習用の弾使うから 当たっても痛いだけだ」


提督(東) 「いやたしかに痛いだけだけど…(てか当たり前って あなたの艦娘が演習するとき、毎回実弾なんだけど…)」


提督 「というわけで大和 東だけハンデつけてくれ あまり狙わないようにな」


提督 「俺とnightには容赦なく攻撃してきてくれ もちろん沈める気でな!」


night 「ちょっ!?」


大和 「…南提督が私たちの手で沈められるとは思っていませんがいいんですか?nightも沈める気でやってしまって」


提督 「構わん なんだったらオーバーキルしてもいいぞ!」ドンッ!!


鹿島 「いいんですか!?ではその性犯罪者を沈める気で殺りますね!!」

:*・'(*°∇°*)'・*:


night 「いやいややめてくれ!お前目輝かせながらなんてこと言うんだ!!」


night 「a meverickも変なこと言うんじゃねぇ!!あいつマジでやる気だぞ!?」


提督 「なんだビビってんのか?お前はそんなやわじゃないだろ 男なら殺される気でやれ!」


night 「うわーこいつも敵だわー とんだブラック鎮守府に派遣されちまったよー…」アハハー…


叢雲 「…ねぇ わたしもその演習、参加していいかしら?」


提督 「っん?お前もしたいのか 別に構わないが急にどうした」


叢雲 「別にどうもしないわよ ただnightがひとり集中砲火されるんじゃないかと思って参加したい…わけじゃないわ」


叢雲 「演習で死なれたらたまったもんじゃないもの 別に心配はしてないけど、万が一のことを考えてね!」///


提督 「…へぇー 万が一のことを考えてねぇ?」ニヤニヤ


叢雲 「なっなによその笑みは!!別にこいつのことなんて心配してないんだから!!」///


night 「…むっむらくもー!!」ガバッ!!


叢雲 「きゃあっ!?この、いろんな人たちがいる目の前でなにしてんのよ!!」///ゴンッ!!


night 「あがぁっ!!」頭部に拳を強めに入れられる


提督(東) 「…(ツンデレかわいい〜!!やばい 私のことじゃないとわかってるけど抱きしめたい!!)」グッ…


鹿島 「(東提督なにかやましいことを考えてますね その願い叶えてあげたいです!!)」( ・́∀・̀)グヘヘ


提督 「それじゃ叢雲も参加してもらうか …てか今思

章タイトル

ったが、なら東を守るようとしてもう二人付けるか?それで人数は揃うし」


提督 「大和 やっぱり六人編成でやることにする ただ東に付ける艦娘はあくまでも守るようとしてつけるから戦闘はしない」


提督 「戦闘するのは俺とnight、東に叢雲の四人でやる それでいいか?」


大和 「わかりました!御相手よろしくお願いします」


提督 「こっちこそたのむ」













数十分後…



演習場



提督 「おまえら準備は出来たか?」攻撃型装甲を装備している(弾は全て演習弾に変更)


night 「おうよ!準備万端だぜ!」30cm大砲(実弾から演習弾に変更)とサーベルを装備している


叢雲 「だいじょうぶよ 援護は任せなさい」


扶桑 「東提督 あまり無理してはいけませんよ?何かあったら守りますから!」


翔鶴 「砲弾などは私たちで防ぎますから落ち着いて行動してください」


提督(東) 「わ、わかってるわよ!(そんなこと言われても…)」ドキドキ… サーベルは南提督と同じものに替え、主砲は予定していたものより更に小さい5cm連装砲を装備している(他の武器装備も負担になるため外している)



大和 「みなさん相手が人間だからといって油断しないでください 南提督はもちろん、nightも単独行動隊に入ってた時の戦果はかなり良いものでした」


大和 「東提督にはあまり攻撃しないよう気をつけてください いいですね?」


矢矧 「はい!」


阿賀野 「阿賀野がんばっちゃうよ〜!!」


能代 「張り切りすぎて東提督に当てちゃダメだよ?阿賀野姉」


鹿島 「nightをぶっ殺す nightをぶっ殺す nightをぶっ殺す!!」

(っ∀´*)ケケケ


酒匂 「かっ鹿島さん 殺しちゃダメだよ…?」



瑞鶴 「まさか総本部の艦娘たちと演習することになるなんてね しかも東提督も参加するなんて…」バシュンッ!!ブゥーン…


瑞鳳 「ほんとですね でも経験は大事ですよ?演習でもやらなくては慣れませんからね」バシュンッ!!ブゥーン… 瑞鶴と一緒に観戦席から艦載機を飛ばして東提督の守りを固めている


瑞鶴 「相手が悪すぎるわよ…総本部の第一艦隊が相手なんて 東提督からしたら蟻とライオンよ?」


瑞鳳 「ものすごく分かりにくい例えですね…」



提督(北) 「がんばれお兄ちゃーん!東も死なないでねー!!」


金剛 「も、元提督凄く勇敢デース あの大和を目の前にしてよく立ってられるネ」ゾー…


電 「なっなのです 電も別の意味で怖いのです…」


雷 「私も苦手 電が襲われてるときの姿を見てから…普通のときは別になんともないんだけど」


比叡 「たしかに…」


山城 「お姉さま頑張ってくださーい!大和さんを倒しちゃってください!!」


若葉 「……なぁ この死体共はどうするんだ?白目向いて死んでるが」


青葉 「ちょっ死んでませんよ まだ息はあります」


龍田 「逃げた罰で回収したはいいけど…これどうするの?」


青葉 「ちょっ龍田さん あなたまで……」


吹雪&時雨&夕立&天龍 「「」」0(:3 _ )~ 観戦席の座席に並べられている


明石 「…あの、小破した艦娘を治して欲しいと言われたので来たんですが この方たち小破してないんですが……」


青葉 「ただ気絶してるだけなので起こしといてください 私は元提督たちの記録を残すために録画しなくては!」カチャカチャ…カチカチッ ビデオカメラを三脚に乗せて固定し動画を収める


明石 「えぇ……」


(如月と睦月は不在、自室で性行為を致し中)



提督 「瑞鳳 試合開始の合図をくれ」


瑞鳳 「わかりました 両者準備をしてください!」



全員 「「………」」


瑞鳳 「…準備完了ですね それでは、はじめー!!」



提督 「東着いてこい nightは叢雲とふたりで行動しろ!」ザーッ!!…


night 「おうよ!」ザーッ!!…


提督(東) 「っえ!?つっ着いてこいって……」アタフタ


扶桑 「行きますよ?東提督」


翔鶴 「援護は任せてください 怪我ひとつさせないのでご安心を!」


提督(東) 「っ…う、うん!」ザーッ!!…



大和 「二手に別れてきましたか ではこちらは開幕戦を上げましょうか!」


大和 「全艦主砲を構え!!」


全員 「「はっ!!」」スチャッ


大和 「狙いは南提督 狙え…撃てーっ!!」ボゥンッ!!


全員 「「撃てーっ!!」」ボゥンッ!!!!



提督 「…俺に集中砲火か おもしれぇ!!」ニヤッ


提督 「東そこで止まれ 扶桑翔鶴、東の最大限サポート!!」ザーッ!!…


扶桑&翔鶴 「「了解!!」」ザーッ!! 扶桑は東の前に出て翔鶴は後ろに回る


提督(東) 「っえ わ、わたしなにすれば!?」キョロキョロ


扶桑 「東提督は提督の行動を見ててください 動きを見て真似できるところだけを真似してください」スチャッ 主砲を構えて飛んでくる砲弾を警戒する


翔鶴 「私たちが全力でサポートしますので安心して観察してください」ググッ…バシュン!! 艦載機を飛ばして飛んでくる砲弾を警戒する


提督(東) 「…わかったわ」



提督 「(放ってきた砲弾の数は約20発 東の方に飛んでいくような砲弾はなし)」


提督 「(東のところには扶桑たちを付かせてるから平気だが…少し飛ばすか!)」ニヤッ


提督 「その砲弾 ぜんぶ跳ね返らせてもらうぜ!」スー…スチャッ サーベルを鞘から抜いて構える


提督 「【剣技 受け流し!!】」ガキキキキキキッ!!!!!! 全ての砲弾をサーベルで受け流して軌道を東の方へと変える



提督(東) 「……っへ?」


扶桑 「ちょっ!?提督 軌道変えてこっちに向けないでください!!」ボゥンボゥンッ!!ドンドンッ!! 主砲と副砲を放ち飛んでくる砲弾を打ち返す


翔鶴 「しかも正確に打ち込んできて!!ご自分で東提督にあまり狙うなと仰ってたのに!?」スッ…バババババッ!!!! 艦載機に指示を出して飛んでくる砲弾に機銃を放つ


提督 「あーっはははは!!わるいわるい お前らが守ってくれてると思ったらつい!」


扶桑 「つい!!?」シュゥゥ…


翔鶴 「たしかに守りますけど…それでも流してこないでください!」


提督 「はいよ 次はしないようにするよ!」ザーッ!!…



翔鶴 「まったく…東提督 大丈夫でしたか?おケガの方はなされてませんよね」


提督(東)「えっえぇ だいじょうぶよ 守ってくれてありがとう」


扶桑 「無事でなによりです …にしても、かなり冷静ですね?咄嗟のことで反応できませんでしたか?」


提督(東) 「……いや なんか砲弾が飛んでくるのってあまり怖くないなと思って よくみんなが出撃するときに榛名や金剛の背中に乗って行ってたから」


翔鶴 「……怖く、ないんですか?」


提督(東) 「えぇ 何度も実弾が当たりそうになったことあるから演習弾だとわかってれば尚更かもしれないわ」


扶桑 「…なるほど そうですか」ニヤッ


提督(東) 「っえ なっなに?その不気味な笑み」ゾク…


扶桑 「……東提督 少し命令無視しましょうか」


提督(東) 「……っえ」



night 「おいおいa meverickに全弾向けるなんて容赦ないな!確実にひとり落としていく戦法か?」ザーッ!!…


叢雲 「作戦としては悪くないけどね あの化け物を先に倒せば一気に戦力落ちるもの」ザーッ!!…


night 「たしかにな!」スー…スチャッ 30cm大砲を大和に向けて構える



大和 「砲弾全部防がれました ですが想定内!!」


大和 「次はnightに向けて一斉射撃!!狙え!!」


全員 「「ーっ」」スチャッ nightに主砲を構えて狙いを定める



night 「っお!次は俺か だがおそい!!」ボゥンボゥン!!!!


叢雲 「酸素魚雷と主砲同時発射!!」バシュシュッボゥン!!!! 主砲は大和に向け酸素魚雷は鹿島と矢矧に狙い放つ



大和 「構えやめ!二人一組になって離れて!!」ザー!!…


全員 「「了解!!」」ザー!!… 大和と矢矧、鹿島と酒匂、阿賀野と能代に別れて魚雷と主砲を避ける


night 「っち 避けられたか まぁ当たるなんて思ってなかったがな」バシャンッ…スチャッ 大砲を捨ててサーベルを構える


叢雲 「あいかわらずその大砲装弾数少ないわね 二発だけとか持ってくる意味ないでしょ」


night 「仕方ないだろ その武器の威力ぐらいないと深海棲艦とか倒せないんだから」


叢雲 「でもそれ撃ったあとサーベルでしょ?結果的に変わらなくない?」


night 「遠距離攻撃できる武器がないのはさすがにきつい 場合によって接近戦が難しい時があるから、そのとき用に準備しておかないと」


叢雲 「今現在に必要なの?」


night 「いやいらない 叢雲どころかa meverickまでいる時点で不要だ」キッパリ


叢雲 「…じゃあなんで持ってきたのよ」


night 「もちろん遊び用に決まってるだろ!演習用の弾はダメージ追わないがもしこれが実弾だったと思ってみろ!」


night 「そこの部分だけ装甲が剥がれて肌が見えると思うと……!!」///ハァハァ!!


叢雲 「…あんた、殺されたいようね?ちょっとそこに立ってなさい」ギロッ!!スチャッ nightに主砲を構えて狙いを定める


night 「ちょっ!?じっ冗談だよ お前がいるのにそんなこと考えるわけないだろ?」タラー…


叢雲 「目がマジだったわよ?ちょっと打つからじっとしてなさい」


night 「あっあはは…冗談が通じなさいなぁ?でもそういうところも好きだぜ!!」ドンッ!!


叢雲 「それでごまかせると思ったら大間違いよ?」ギロッ


night 「…すみません」



提督 「おいそこ!仲間割れしてないで攻めろ!自由に動いていいから」


night 「っと!叢雲 a meverickが攻めろって言うから行くぞ!上司の命令は絶対だ!」


叢雲 「…あとで覚えておきなさい」

(°⊿°)ケッ



提督 「瑞鶴、瑞鳳、翔鶴 艦載機を東の近くに飛ばしてくれ 東を前に出させる!」


翔鶴&瑞鶴&瑞鳳 「「了解!!」」ブゥゥゥン!!!!…


提督 「東前に出ろ!扶桑は東の横につけ!」


扶桑 「わかりました!」ザー…


提督(東) 「わ、わかった!」ザー…



大和 「阿賀野さん能代さん あなた方は酸素魚雷を!酒匂さんと鹿島さんは対空砲を放ってください!!」


四人 「「了解!!」」


大和 「矢矧さんは私と一緒に南提督へ主砲を放ってください!!」スチャッ


矢矧 「わかりました!」ジャキッ



提督 「東来るぞ!警戒しろ!!」


提督(東) 「うっうん!!」スチャッ 主砲を構えていつでも撃てるよう警戒する


扶桑 「落ち着いて狙ってください 焦っては当たりませんからね」スチャッ


提督(東) 「わ、わかってるわよ!」



阿賀野 「いくよ能代!酸素魚雷はっしゃー!!」バシュシュシュン!!!!


能代 「当たれーっ!!」バシュシュシュン!!!!



酒匂 「鹿島さんいきますよ!」


鹿島 「はい 艦載機撃ち落とします!」ババババババッ!!!!!!



大和 「撃てーっ!!」ボゥン!!!!


矢矧 「はぁぁっ!!」ドゥン!!!!



提督 「飛んでくる砲弾に狙え!確実に当てろよ!外れたら…なにかする!!」


提督(東) 「なにかってなに!?外したらなにされるの!!?」


扶桑 「東提督 それよりも早く打たないと!」


提督(東) 「あぁそうだったわ 狙って…よぉく狙って」スゥ…


提督(東) 「(…外したらなにされるのかしら 南のことだから変なことはしないだろうけど……)」


提督(東) 「(いやでも南も男だからそういうこと言ってくるのかな?もしそういう系のお願いされたらどうしよ…)」


提督(東) 「(南なら優しく攻めてきてくれるだろうけど……ーって ちっがァァァう!!!!)」///ドゥンドゥンッ!!!!



ガキンガキィンッ!!!! 東の放った砲弾が大和と矢矧が放った砲弾に当たるが威力に負けて弾き返される



提督(東) 「当たった!!でも威力に負けてまだ向かって…」


扶桑 「だいじょうぶです このまま止まっててください」


提督(東) 「でっでもこっちに向かって……!!」


扶桑 「提督 酸素魚雷はお願いします」


提督 「あいよー 剣技 弾返し!!」ガキキキキィン!!!!!!



扶桑 「東提督 動かないでくださいね?死にたくなければ…ね」ニコッ


提督(東) 「っ!!」ビクッ!!



ヒューッ!!!!…ボチャボチャンッ 大和たちが放った砲弾は東提督の砲弾が当たったことによって起動がズレ外れる


提督(東) 「…あっあれ?当たらない……?なんで」


扶桑 「先ほど東提督が放った砲弾当たってましたよね それで軌道がずれたんです」


扶桑 「だから下手に動いたら当たる可能性があったので止めたんです 理解しましたか?」


提督(東) 「えっえぇ…理解したわ ありがと止めてくれて」


扶桑 「どういたしまして!」


提督(東) 「(…結局当てちゃったなぁ なにされるか気になったのに……)」


提督(東) 「(ーって ちっがァァァう!!!!)」///ガンッ!! 自分の主砲をおでこに叩きつける


扶桑 「っ!?」ビクッ



瑞鶴 「…なんか、東提督の様子おかしいわね どうしたのかしら?」


瑞鳳 「…(提督が余計なこと言ったからですね…当てたからなにされるか期待でもしてたんでしょうか?)」


瑞鳳 「(なにを期待してたんでしょうかね 深くは考えませんが)」



提督 「オラオラァ!!行くぜ大和!!」スチャッ 左腕の機銃を大和に向けて構える


大和 「そんな豆鉄砲喰らいませんよ!」スチャッ 主砲を構えて放とうと…


提督 「知ってる」ザァー!!…スチャッ 大和に接近しながら右手をサーベルに手をかけ抜き取る準備をする


大和 「っ!」


提督 「油断大敵だぞ?大和 オラァ!!」ザンっ!!


大和 「くぅっ!!」ガキィン!! 突きつけていた主砲に切りつけられて横に弾かれる


矢矧 「大和さん!このっ!!」スチャッ すぐさま主砲を構えて放とうと…


提督 「機銃を忘れるなよ?いくら威力が低いとはいえ目とかに入れば脅威になるぞ」ババババババッ!!!!!!


矢矧 「ーっく!!」ザーッ!! 横に移動して機銃の軌道から外れる



night 「ひゃっはーっ!!行くぜ行くぜーっ!!」ザーッ!!… 阿賀野たちに向かってサ突っ込んでいく


叢雲 「援護は任せて!」ザーッ!! あとに続いて海上を走る



阿賀野 「来たよ能代!あの変態に撃ち込むよ!」スチャッ


能代 「了解!とりゃー!!」ドンドゥンッ!!



night 「そんな主砲じゃ俺を倒すことはできないぜ?」スチャッ 一本のサーベルを両手で構える


night 「剣技 弾返し!!」ガキガキィン!!!! 放たれた砲弾を上空に飛ばして跳ね返す



阿賀野 「うそでしょ!!?あの人も砲弾跳ね返せるの!?」


能代 「いくら演習用の砲弾でもそれなりに威力はあるのに…あの人も化け物!?」



叢雲 「あなた!」スッ 主砲をnightに向けて突き出す


night 「おう!」ザッパァン!!ズシッ エンジンを拭かせて海上から突き出された主砲の上に飛び乗る


叢雲 「ふぅんっ!!!!」ブンッ!! nightを乗せたまま上に持ち上げてぶん投げる


night 「いくぜ!剣技 スナイパー・ショット!!」ガキキィンッ!!!! 打ち上げた砲弾を阿賀野たちに向けて打ち返す



阿賀野 「ーっは!?ちょっまじ!!?」


能代 「阿賀野姉主砲を盾にして!」サッ



ガキンガンッ!!!!


阿賀野 「あがっ!!」(中破判定)すぐに判断できず中破判定


能代 「ちょっ阿賀野姉!?」



瑞鳳 「阿賀野さん中破!中破判定以上は後ろに下がってください!」


阿賀野 「あっちゃー…あまりの驚きに反応できなかったよ 能代が言ってくれたのに」アチャー


阿賀野 「ごめん能代 後ろに下がってるね」ザー…


能代 「…帰ったら矢矧に怒ってもらうからね?」


阿賀野 「いやぁぁぁっ!!!!」

(´゚д゚`)



night 「よっと!やったぜ叢雲 ひとり倒したぜ!」(・ω・´)bグッ!


night 「叢雲のアシスト最高だったぜ!やっぱり俺たち相性合うな!」


叢雲 「一言多いわよ!いいから次行くわよ!」///


night 「おう!」



鹿島 「っ…」ビキッ


酒匂 「ーっ…かっ鹿島さん 顔が怖いんですが」


大和 「能代さん鹿島さんと一緒に行動してください!単独での行動は危険です!!」


能代 「わかりました!」ザー… 大和の指示に従い鹿島たちの元へ向かい始める



night 「逃がすかよ!!」ザーッ!! 鹿島たちの元へ向かう能代を追いかけて中破判定以上を取ろうと…


鹿島 「させるかーっ!!」スチャッ 向かう能代のあとを追ってくるnightに主砲を構えて打ち込もうとする



night 「っと!あぶねぇあぶね さすがにそんな甘くないか 引かないとやられるぜ」ザー…


叢雲 「油断するんじゃないわよ あいつあんたを標的にしてるわ 隙見せたら一気に打ってくるわよ」


night 「おぉこわい!それは勘弁願いたいぜ やられるのだけは避けたい」



鹿島 「っち!引きましたか あの変態を倒せると思ったのに」スチャッ


能代 「ごめん鹿島さん お姉ちゃんやられちゃって」ザーッ


鹿島 「構いませんよ あとでお仕置ですがね?」ニコッ


能代 「(あっ怒ってる…お姉ちゃんさよなら)」


酒匂 「あっあの、あのnightという方 強すぎませんか?砲弾を跳ね返すなんて異常ですよ!」


鹿島 「えぇ…あの変態は犯罪者の中でもかなりの強者です 南提督程ではありませんがそれなりに腕はあります」


鹿島 「指揮官だった頃も優秀で過去三番目の最高提督と呼ばれてましたからね 変態ですが頭はかなり良いです!」ギリッ


鹿島 「(ほんとに厄介な方ですね 人体改造なんてしてなければ余裕で勝てたというのに!)」


鹿島 「(どこかのマッドサイエンティストに頼んで両腕を改造してもらったと聞いてましたが…まさかここまでだったとは)」


鹿島 「(戦果報告だけしか調べてなかったのが痛手でした あんな変態と演習なんてすることないと思ってたから…)」



能代 「鹿島さんどうする なにかいい作戦はある?」


鹿島 「…そうですね 南提督は私たちに眼中ないようなので気にしなくていいとして、あの犯罪者は私たちで倒さなくてはなりません」


鹿島 「わたしが前に出るので能代さんたちは援護をお願いします」


酒匂 「えっ!?ちょっとまって!鹿島さんが前に出るんですか!?」


酒匂 「鹿島さんが出るより酒匂たちの方がいいですよ!無理しないでください!」


能代 「倒したい気持ちはわかるけど練習艦のあなたじゃ火力不足よ 私たちが前に出るから鹿島さんは援護を…」


鹿島 「援護は任せましたからね!」ザーッ!!


能代 「ちょっ鹿島さん!!」



night 「おっ?なんだなんだ あいつ練習艦なのに単独できやがったぞ?」


叢雲 「あんたにイラついて理性が欠けてんじゃないの?じゃなきゃただのバカよ」


night 「あー…そういうことか それはちょっとめんどうだな」



鹿島 「あなただけは絶対倒します たとえ上官や南提督が許したとしても私は許しません!」ザー…


鹿島 「行きますよ 練習巡洋艦の力、見せてあげます!」ジャキッ nightに向けて主砲を構える


night 「叢雲援護を頼む 俺は接近で行くから」ザー…


叢雲 「了解 ボッコボコにしてきなさい」


night 「いや女相手にボコボコはしないよ…」



鹿島 「いきます!」ドンドゥンッ!!バシュシュ-… 主砲はnightに向け、酸素魚雷はnightの横を通り過ぎるように放つ


night 「(主砲と酸素魚雷を同時に打ってきたか 主砲は俺に向かってるが酸素魚雷は俺に当たるように打ってない…横に逃げたように放ったか?)」


night 「(まぁ酸素魚雷に当たる気なんてしないから横に避けてもいいんだが…普通にサーベルで受け流すか)」スチャッ


night 「剣技 軌道変換」ガキガキィン!!!!バシャバシャン… 放たれた砲弾をサーベルで受け流して海面に落とす



鹿島 「やはり弾かれましたか…なら接近戦です!」スチャッ


鹿島 「ふんっ!!」ブォン!! 主砲をぶん回して思いっきり振りかざす


night 「うぉっと!おまっ力任せでぶん回すな!そんなぶん回し方してるとすぐバテるぞ!」シュンッ


鹿島 「黙りなさい!あなただけは確実に仕留めます 犯罪者が副指揮官になれて良い気になるな!」ブンブンッ!!!!


night 「いやいい気にはなってないから!てかお前振るの慣れてないだろ そんな大振りじゃ当たるわけねぇ」シュンシュンッ


鹿島 「なら当たるまでぶんまわします!!」ブンブンッ!!!!



酒匂 「鹿島さん落ちついて!完全に理性失ってるよ!」


能代 「しかも鹿島さんあの犯罪者に近すぎて援護できないんだけど…なんで接近戦にしたの!?」



大和 「鹿島さん下がってください!完全に相手のペースに乗せられてます!」


矢矧 「…だめね 完全に理性失ってる!がむしゃらもいいところだわ!」


大和 「(このままだと陣形が崩れる これ以上人数が減ると南提督程の実力者が相手じゃやられる!)」


大和 「(鹿島さんだけじゃあの人は倒せない イラついて完全に理性を失ってるから私たちの声も届かないし近すぎて援護もできない……ならここは!)」ググッ


大和 「矢矧さん一緒に前出てください!鹿島さんの援護に行きます!」ザーッ!!…


矢矧 「えっ!?はっはい!!」ザーッ!!…



提督 「っ! 鹿島の援護に行くか そうなるとnightの方がキツくなるな…」


提督 「…まぁいいか!night がんばれ!」


night 「いや援護に来いよ!さすがに大和相手はキツイから!!」


叢雲 「あなたしゃがんで!」スチャッ nightの背後から主砲を構える


night 「っ!」シュンッ


鹿島 「!!」nightがしゃがんだことによって叢雲の主砲が目の前に向く


叢雲 「単騎で突っ込んできたのが仇となったわね さよなら」ドゥンッ!!


鹿島 「(まず…)」スゥ… すぐ横に身を投げようと避け…



ガァンッ!!!!


鹿島 「ーっ!!」(小破)左肩に砲弾がぶつかり小破判定



瑞鳳 「鹿島さん小破!左手に装備してる主砲を切り離してください この試合で左手を使うことを禁じます!」


鹿島 「ーっく!」バシャバシャッ 左手に装備していた主砲を捨てて火力が下がる


night 「じゃあそこをすかさずサーベルで!!」スチャッ



大和 「させません!」ボンボゥンッ!!


矢矧 「鹿島さん離れて!!」ババババババッ!!!!!!



鹿島 「ーっ!!」ザーッ!! すぐさま後ろに後退してnightから離れる


night 「ちょっおまえの攻撃はシャレになんねぇよ!叢雲退避ーっ!!」ザーッ!!


叢雲 「いや行きなさいよ」ゲシッ nightの背後を蹴って後ろに下がってきたのを追い返す


night 「……っへ?」ザーッ!! 身体を前に倒したことによってブースターが後ろに向き前へ進む



大和&矢矧の弾幕 「「」」ヒュヒュヒュヒュヒュン!!!!!! nightの今現在いる場所に容赦なく飛んでくる


night 「ーっちょ!?むらくもさーんっ!!」スチャッ


night 「ひどいぜっ!!あとでお仕置だからな!」ガキキキキキィン!!!!!! 無駄のない動きで全ての弾をサーベルで受け流す



大和 「防がれましたか やはり侮れませんね…」


矢矧 「追撃します!」ドンドゥン!!!!



night 「また砲弾が来るけど動けば問題なし!鹿島に突っ込むぜー!!」ザーッ!!


鹿島 「自ら突っ込んでくるなんて…自殺志願者め!」スチャッ



能代 「酒匂援護射撃!!」スチャッ


酒匂 「はい!うてーっ!!」ドンドゥン!!!!



night 「っ!」ザーッ!! 能代たちから撃ち込まれた砲弾を避けるために突っ込むのをやめて横に走行する


鹿島 「逃がしません!!」ドゥン!! nightに向けて主砲を放つ


叢雲 「じゃますんじゃないわよ!」ドゥン!!



ガキィン!!!!バシャン… nightに向けられていた砲弾は叢雲の砲弾に当たり海に落ちる


鹿島 「ーっち!」


叢雲 「…ねぇあなた ちょっとこいつとタイマンするから大和たちをお願い」


night 「……っえ」


叢雲 「こいつ、ちょっと調子乗ってるから痛い目に合わせてやるわ 減らず口を減らすためにね」ザー…


night 「ちょっむらくも!!?」



鹿島 「あら わたしとタイマンですか?構いませんがさすがに駆逐艦が練習艦と相手するのは無理があるのでは?」


叢雲 「駆逐艦だからって舐めるんじゃないわよ これでも元ブイン基地の駆逐艦エースよ」


叢雲 「相手が誰であろうと関係ないわ 戦艦だろうが空母だろうがぶっ潰すまでよ!」


鹿島 「…そうですか あなたを倒す必要はなかったんですが…仕方ありませんね」


鹿島 「いいでしょう その勝負、受けて立ちます!」


鹿島 「みなさん!今から叢雲さんと一騎打ちしますので邪魔しないでください!」


大和 「ちょっ鹿島さんなに勝手なことを!」


叢雲 「あんたたちも手出すんじゃないわよ?とくに提督 あんたに言ってるから」


提督 「はいはい 邪魔しないよう気をつけるよ」


叢雲 「それじゃいくわよ!!」スチャッ 主砲を構えて狙いを定める


鹿島 「望むところです!」スチャッ


ドンドゥン!!!!ガキガキィン!!!!…



night 「あちゃー…叢雲 完全に怒ってるな この状態だとなにいっても聞かないな」


night 「俺のために戦ってくれるなんてカッコよすぎるぜ 惚れ直しそうだ!」ドンッ!!



提督 「(んー…叢雲と鹿島が一騎打ちしたのはいいんだが、完全に大和たちの陣形が崩れたな)」


提督 「(あいつら勝手に動きすぎだろ こっちはいいが向こうはちゃんとした訓練してるから誰かひとりでも勝手な行動や欠けたりすると一気に崩れる)」


提督 「(俺の方のやり方は単騎でも動けるようにしてるから陣形が崩れても平気だが…これじゃ演習にならないな 最初はよかったが)」


提督 「(どうすっかなー…)」



扶桑 「今です東提督!相手の陣形が崩れました 攻めますよ!」ザーッ!!…


提督(東) 「えっえぇ!」ザーッ!!…


提督 「……っえ?ちょっおいお前ら!?」



瑞鶴 「ちょっあのふたり突っ込んで行ったわよ!?提督なにも指示してないのに!」


瑞鳳 「…なにを考えてるんでしょうか」



提督(北) 「いけーっ!東やっちゃえー!!」


青葉 「おやおやー独自行動ですか 扶桑さん提督を巻き込みましたね」


龍田 「でもいいんじゃない?相手の陣形は完全に崩れてるからその隙を突くのは良い作戦よ」


金剛 「でも相手は大和さんデスよ?いくら陣形が崩れたといっても最強の超弩級戦艦デス」


金剛 「そんなやわな相手じゃないネ そう簡単に勝てるとは思えないデース」


雷 「でも扶桑さんは強いわよ?私たちと演習したときなんて完全に手を抜かれた状態で圧勝だったのよ」


雷 「私たちだってそれなりに練度はあるのに当たるどころかかすりもしなかったわ 全部紙一重で避けられてゆるーい反撃を受けたわ」


電 「たしかにそうなのです 笑顔を絶やさないでずっと相手してたのです…今思えば怖かったのです」ブル…


比叡 「しかも低速艦があそこまで早く動けるなんて…低速艦ってなんでしたっけ」


若葉 「だがそれがいい!」キラーン


比叡 「ただ言いたかっただけですよね…?」


若葉 「あぁ!」


山城 「お姉様頑張ってください!!大和さんを倒して最強の座を奪ってください!!」



大和 「…東提督と扶桑さんが攻めてきましたか 南提督に当てないよう言われてますが来てしまっては仕方ありませんね」


矢矧 「大和さん 私が東提督を狙うので扶桑さんをお願いします」スチャッ


大和 「わかりました ではお願いします」スチャッ



能代 「えっえと、私たちどうすれば…」


酒匂 「やっ大和さん!指示をお願いします!」


大和 「能代さんと酒匂さんはnightの相手をお願いします!」


酒匂 「えぇーっ!!?」


能代 「無理難題過ぎるでしょ!あんな砲弾を跳ね返す化け物倒せないよ!!」


大和 「成せば成ります 頼みましたよ!」ボンボゥン!!!!


能代 「むちゃくちゃだー!!」



扶桑 「そんな攻撃喰らいませんよ 東提督私の後ろに着いてきてください!」ザーッ!!


提督(東) 「うっうん!」ザーッ!!


扶桑 「(ふたりの砲弾なら余裕で避けられる 能代さんたちはパニクって動けず、鹿島さんに関してはもう目を向けなくてもいい)」


扶桑 「(東提督を守りながらですがこれなら平気ですね 砲弾を撃ち込まれても怖くないと仰っていたから接近戦で東提督を戦わせ、艦娘及び深海棲艦と対面しても慣れさせていれば冷静な判断が取れるようになる)」


扶桑 「(そして大和さんを倒せば提督に評価されてふたりの距離が今以上に縮まる…期待されると同時に褒美をもらえて 東提督は提督に身を捧げて…!!)」///エヘヘー


提督(東) 「…えっと、扶桑 この後どうすればいいの?大和たちに接近してるけど」ザーッ…


扶桑 「接近戦で大和さんを倒してください 私も援護しますから!」


提督(東) 「接近戦で大和を!?ムリムリムリムリっ!!!!普通に考えて無理だから!!」ブンブンッ!!


提督(東) 「日本最強戦艦の大和相手に勝てるわけないでしょ!いくら扶桑の援護があるからって!!」


扶桑 「その相手を倒せば提督から評価されますよ?提督に認められたくないんですか?」


提督(東) 「っ! …わかった やるわ!」


提督(東) 「大和を倒して南に認めてもらうわ!反対されてたのを見返すために」


扶桑 「その意気です!では行きますよ」スチャッ


扶桑 「放ちます!!」ボンボゥン!!!!



大和 「跳ね返します!矢矧は追い討ちを!」ボンボゥン!!!!


矢矧 「はい!」ドンドゥン!!!!



扶桑 「東提督二時方向30m、次に十時方向30m走行してください!」ザーッ!! 東提督に指示した方向と真逆の方向に走り出す


提督(東) 「わかった!」ザーッ!!



ガキガキィンッ!!!!バシャバシャン… 大和の放った砲弾が扶桑の砲弾にぶつかり海に落ち、矢矧の放った砲弾は東提督が二時方向に進んだことによって当たらず海に落ちる



大和 「矢矧さん酸素魚雷を打ち込んでください!近づけさせないでください!」ボンボゥン!!!!


矢矧 「はい!」バシュシュシュン!!!!



扶桑 「東提督速度を落としてください!波の動きで避けられます!」ボンボゥン!!!!


提督(東) 「わかった!」ザー…



翔鶴 「…」


翔鶴 「(勝手に動かれると困るんですよね 守りをさせていた艦載機のみなさんが困惑するので…)」


翔鶴 「(…仕方ありませんね なら私も勝手に動かさせてもらいますよ)」


翔鶴 「彗星は酒匂さん、流星は能代さんに攻撃してください!」


翔鶴 「烈風は東提督の守りをお願いします!万が一、砲弾などが当たりそうになったら機銃で撃ち落としてください!」


全艦載機 「「了解!!」」ブゥーン…


翔鶴 「…さて 私も突っ込ませていただきます!」ザーッ!!


提督 「ちょっ!?翔鶴お前まで!」


提督 「(なんでみんな勝手に動くんだ!?いやいいんだけどさ 扶桑もちゃんと東を守りながら攻めてるから問題はないけど…)」


提督 「(…まぁいいか 好きなようにやらせよう 今から命令しても聞かないだろうし)」


提督 「(東の援護にでも行くか 万が一、大和や矢矧の攻撃が当たっても危ない)」


提督 「(勝手な行動をしてるとはいえ、守ってやらねぇとな 今から向かって大和と矢矧に攻撃を仕掛けるか 東の攻撃を通りやすくするために)」スチャッ サーベルを構えて大和たちの元に突っ込んでいこうと…


扶桑 「提督は邪魔しないでくださいね 私たちに任せてそこで見物しててください!」ボンボゥン!!!!


提督 「……っえ」ビタッ


提督 「(けっ見物?マジで?)」


提督 「(……あの、おれ 一応上司なんだが 君たち好き放題しすぎだよね?)」


提督 「(俺に待機命令出すとか…待機が一番辛いんだけど お前ら命令しても聞かないし、動かないでここでじっとしてても暇だし………)」


提督 「(けど戦線離脱するわけにも行かないし…マジでどうしよう)」



瑞鶴 「…提督混乱してるわね まさか待機してろって言われるなんて思ってなかったはずだし」


瑞鳳 「提督の元艦娘たちはみんなこうなんですか?命令無視、上司に命令するなんて普通のところならありえませんよ」


瑞鶴 「んー…みんながみんなってわけじゃないわ 一軍は基本自由だったからそう見えるだけよ」


瑞鶴 「一軍は単騎で戦えるほどの実力を持ってるひと達が多いから自分たちの威厳を使えて提督にも命令が出せるの ちゃんとした理由ならね」


瑞鶴 「その中でも伊19、川内、吹雪、天龍、時雨、夕立、扶桑、山城、翔鶴姉、私の順番で権限みたいなものも使えたわ ふざけた命令じゃなければ自分たちの権限を使って指示出すことができたの」


瑞鳳 「では今の状況はふざけたことではないんですか?命令無視して待機命令まで出して」


瑞鶴 「………」トオイメ


瑞鳳 「………」



青葉 「…これはまたおもしろい展開になりました!撮影が捗ります!!」ジー


山城 「おもしろい展開ではありますが…さすがにやりすぎでは?」


龍田 「別にいいんじゃないかしら?どうせもうまともな試合になってないし」


金剛 「あっそれ言っちゃうんデスか…」


雷 「……改めて司令官の元艦娘たちが自由だってわかったわ 司令官の命令を無視して勝手な行動とるなんて…」


電 「元東鎮守府にいた頃ではありえないのです…」


若葉 「だがそれがいい!」キラーン


比叡 「…気に入ったんですね その言葉」



鹿島 「オラァーっ!!」ボンボゥン!!!!


叢雲 「そんなの当たらないわよ がむしゃらにも程があるわ」ザーッ!!… 放たれた砲弾の軌道から逃れて避ける


叢雲 「…はい お返し」ドンドゥン!!


鹿島 「当たりません!」ザーッ!!… 叢雲と同様砲弾の軌道から逃れて避けようと…



叢雲の砲弾 「」グググッ… 風向きが変わり鹿島の避けた方へ向かっていく


鹿島 「ーっな!?」



ガァンッ!!!!


鹿島 「ーっ!!」なんとか避けようと無理して避けた結果、右腕に砲弾が当たる


叢雲 「…命中 両腕負傷を確認」スチャッ



瑞鳳 「鹿島さん右腕負傷!損傷具合中破に判定 両腕負傷と見なし武器の使用を禁止します!」


瑞鳳 「両腕負傷したことによって戦闘不可能 後退してください!」


鹿島 「ーっ…」ギリッ


叢雲 「…はやく後退しなさいよ あんたは負けたんだから」


叢雲 「両腕やられて戦えるやつはいないわよ まさか足でやろうなんて思ってないわよね?」


鹿島 「…足でも可能です 武器を全部捨てれば身軽になりますからね!」バシャン…ザーッ!! 武器を全て捨てて叢雲に丸腰で突っ込んでいく


叢雲 「ーっな!?」ガンッ!! すかさず主砲を盾にして鹿島の蹴りを防ぐ


鹿島 「あなた達にだけは絶対に負けられません!!犯罪者なんかに負けられない!!」ガンッ!!ガンッ!!


鹿島 「どんなにやられようが動けるなら刃向かうまで!!ぜったいにやられるわけにはいかない!!」ブンッ!!


叢雲 「ーっあんた ほんっとむちゃくちゃね!!」ガンッ!!


night 「叢雲!!テメェ 叢雲に当たってんじゃね…」



提督 「かしまっ!!!!」クワッ!!



全員 「「ーっ!!?」」ビクッ!!


鹿島 「ひぃっ!!」ビクッ!!


提督 「…全員動きを止めろ 演習は中断する」ザー…


扶桑 「はっはい!」ビシッ


提督(東) 「ーっ…」タラー…


night 「…叢雲 今は動くな あれはまずい」


叢雲 「えっえぇ わかってるわ」


翔鶴 「(…完全にキレましたね ですがこればかりは仕方ありませんね)」



大和 「ぜっ全員その場で待機!ぜったいに武器を上げないでください!!」


矢矧 「はっはい!」


酒匂 「っ…」ビクビク…


能代 「(…初めて見た 南提督がキレるところ……めちゃくちゃ怖い)」ゾクッ…


阿賀野 「(あちゃー…これはまずいかな 鹿島ちゃん確実に怒られるね)」



鹿島 「ーっ…」ガタガタ…


提督 「…おい鹿島 てめぇ自分がなにしたかわかってるよな?」ザーッ


鹿島 「っ…」カタカタ…


提督 「…おい 聞いてんのか?聞いてんなら返事しろ!!」ギロッ!!


鹿島 「ひぃっ!!?はっはい!聞いてます!!」ビクッ!!


提督 「自分でなにしたか言ってみろ わかってるよな?」


鹿島 「…ち、中破進撃しました……」プルプル…


提督 「中破状態はどういう状態だった?」


鹿島 「両腕負傷状態でした…」


提督 「両腕負傷して敵を倒せると思うか?」ギロッ


鹿島 「でっできなくはありません!蹴りだけでも倒せなくは…」


提督 「蹴りだけで倒せる確率はどのくらいだ?言ってみろ」


鹿島 「えっか、確率…?」


鹿島 「(そんなのわかるわけがない 蹴りだけで倒せる確率なんて極小に近い)」


鹿島 「(確率として1%以下なことは間違いない でもそれを言ったら確実にそんな確率にかけたのかと問いかけられる)」


鹿島 「(問いかけられたらなんて言い返せばいい?いやそれ以前にそんなことを言うんじゃなくで別のことを言わないと!)」


鹿島 「(蹴りで倒せそうな相手だった?いやむり!なら少しでも誘導するために視線をこっちに向けた?もっとムリ!)」


鹿島 「(なんて言い訳をすればいい?なんて言えば、なんて言えば!!)」ガタガタ…


提督 「…言えねぇほど確率は低かったのか 勝機もねぇのに両腕負傷の中破進撃してんじゃねぇ」


提督 「これが本当の敵だったらてめぇ殺されてたからな 演習だから平気だなんて思うな!」


提督 「次こんな真似したらはっ倒すからな 俺の艦娘じゃないから下手に罰を与えられないしな」


提督 「総本部の艦娘だろうがなんだろうが関係ねぇ 相手方の指揮官がいるなら容赦なく大文句垂れてるところだ」


提督 「二度目はないと思え いいな?」ギロッ


鹿島 「…はい 申しわけありません」シュン…


提督 「よし 少し休憩に入ろう 休憩終わったら演習再開だ」


提督 「次は山城たちに出てもらうから準備しといてくれ 大和たちも疲れを癒すために風呂とか使っていいから万全な状態にしといてくれ」


大和 「はっはい!わかりました」


提督 「瑞鳳 大和たちを補給場まで案内してやってくれ」


瑞鳳 「わかりました」


提督 「鹿島 お前には少し話したいことがあるから補給する前に俺の作業部屋まで来い」


鹿島 「…はい」


night 「a meverick 俺たちはどうする?やることないなら自由にさせてもらうが」


提督 「次の演習がはじまるまで自由にしてていい 始まったら観戦席から次の部隊が戦ってる様子を見て勉強してくれ」


night 「了解!」


提督 「いくぞ鹿島 ついてこい」


鹿島 「はい……」


ザー…



提督(北) 「…お兄ちゃんすごく怖かった まるで鬼みたいな顔してたよ……」


青葉 「それ提督に言わないでくださいね?顔のことは気にしてるんですから」


金剛 「でもあながち間違ってないデース ほんとに怖かったネ」


雷 「いつの日かの酸素魚雷をぶつけた時みたいな顔してたわね 鬼のような顔をして追いかけて来たときみたいに…」


電 「や、やっぱり司令官さんは怒らせるとこわいのです…」ゾー…


龍田 「怒らせなければふつうに優しい提督なんだけどね?顔はこわいけど」クスッ


青葉 「龍田さんあなたまで…」



瑞鳳 「…それじゃみなさん 補給場まで案内するのでついてきてください」


瑞鳳 「その後にお風呂入るなど休憩するなどしてください かるくなにか食べたいようでしたら軽食も作りますよ」


大和 「ほんとですか!?ならご飯食べたいです!大盛りで!!」

ヽ(゜▽、゜)ノ


瑞鳳 「…あの、軽食と言ったんですが」


阿賀野 「わたしも大盛りでーっ!!」


矢矧 「阿賀野姉はそれ以上太ると健康に悪いからだめです!」


阿賀野 「ガーン!!?」(꒪д꒪II


能代 「わたしはお風呂入りたいわ 汗臭いままでまた演習したくないから」


酒匂 「酒匂もちょっとお風呂入りたい…でもごはんも食べたい」グゥー…


瑞鳳 「お風呂上がった後にご飯を食べればいいじゃないですか 休憩時間も短いわけではないので間に合いますよ」


酒匂 「…そう?ならおねがい!」


瑞鳳 「はい!」













提督室



提督 「………」ソファに普通に座っている


鹿島 「〜っ♡」///ギューッ 提督の隣に座って抱きついている


提督 「…おい鹿島 お前なにやってんだ?連れてきたと思えばいきなり抱きついてくるなんて」


提督 「俺はお前を叱るために連れてきたんだぞ?なのになんで甘えてる」


鹿島 「怒られたくありませーん♡南提督とイチャイチャしたいから抱きつきましたー♡」///


鹿島 「それにほんとは叱るために連れてきたわけじゃありませんよね?多少注意したら甘えさせてくれる予定だったんですよね♡」///


提督 「いやふつうに叱ろうかと思ってたが…あんなむちゃくちゃな動きしてたから注意だけじゃ済まさないけど」


鹿島 「いやでーす♡わたしは南提督とイチャつきたいので叱らないでください!」///ギューッ♡


提督 「いや叱らないでくれって…」


鹿島 「もし叱らないでくれれば…私のこと、好きにしていいですよ?」///ニコッ


鹿島 「わたしはいつでもウェルカムです♡後ろからでも前からでもお好きなようにされて構いません」///


鹿島 「もし攻められたいのであれば…♡」///スゥ…ストンッ 座っている南提督の方に体を向けて膝の上に座り、足を背後の方に回す(対面座位)


提督 「ーっ!? おっおい鹿島、この体勢は……」///


鹿島 「うふふ♡興奮しますか?しますよね 私も興奮します♡」///


鹿島 「この体勢、私好きなんです この体勢は南提督と一番密着してる感があってすごく落ち着くんです」///


鹿島 「昔のことなんてどうでもよく感じ取れるほど思えるくらい好きなんですよ あたたかくて優しい南提督の体温と安心感が一緒に抱き寄せてくるんです」///


鹿島 「それにこの体勢ならしようと思えばすぐできますもんね?こんなふうに」///ユサユサ… 体を上下に動かして行為の真似事を見せる


提督 「ーっば、おまっやめろ!!この体勢でそんなことしたら…!!」///ビクッ…


鹿島 「…あらぁ?なにやらおしりに硬いものが なんでしょうかこれは?」///クスッ


鹿島 「わたしはただ上下に体を動かしてるだけなのに興奮してしまったんですか?入れてないどころかチャックから出してもないのに♡」///ユサユサ…


提督 「ーっ…なにがただ上下に動かしてるだけだ 今しようと思えばすぐできるって言っただろ!」///ピクピク…


鹿島 「あれ〜そうでしたっけ?私そんなこと言いましたか?」///スゥ…キュッ 右手を南提督の秘部を触り硬さを確かめる


提督 「…鹿島いい加減にしろ この鎮守府に関係する奴らだけがいるなら別にしてもよかったが他の鎮守府の艦娘や提督たちがいるんだぞ」///


提督 「なにか連絡があったときにここに来るだろ?もししてるところを見られたら…」///


鹿島 「わたしは別に構いませんよ?むしろ見られて興奮するので見てほしいです!」///ハァハァ!!


提督 「…おまえ、ほんと如月と変わんねぇな ある意味ドン引きだよ」///


鹿島 「エッチな女性は嫌いですか?」///


提督 「嫌いだったら関わってねぇだろ 今だってこんなことされて抵抗してないだろ?」///


鹿島 「じゃあ受け止めてくれるとみていいですか?私もうしたいです!」///スリスリ…


提督 「だから他の鎮守府の奴らがいるからできないって言ってるだろ 俺だってできるなら今すぐにでもしたいさ」///


提督 「お前がハニトラ(ハニートラップ)使ってなければな」


鹿島 「……使ってると思いますか?」


提督 「いいや全然 今は疑ってないが最初は疑ったけどな」


提督 「男嫌いのおまえがいきなり抱いてくれなんて言われたときはマジで殺されるかと思ったよ その気にさせといて殺しにくるかとな…」


鹿島 「……たしかに思われてもおかしくありませんね 初めてのときはもうあなたのことしか考えてなかったので自暴自棄になっていました」


鹿島 「今ここで行動しなければ一生男性に慣れないと思ったので…すみませんでした」


提督 「あぁいや 別に責めてるわけじゃない ただ最初は怖かっただけと言うだけで…」


提督 「…実際やってないよな?いくら男が嫌いだからって密かに暗殺とかしてないよな」


鹿島 「生憎ですが私は南提督と上官以外に身体を見せるつもりはありません 身体を見せるどころか下着姿だって見せることはしません」


提督 「上官にも見せるんだ…」


鹿島 「はい!ですがあの方はもう歳だからそんな元気はないと言って相手してくれないんですよ…まだまだ現役だと思うんですが」

(。•ˇ‸ˇ•。)


提督 「…上官は嫁艦がいたからな 他のみんなの相手もしてあげろとは言われてないんだろ 俺は伊19から言われてるから相手してあげてるが」


鹿島 「それでも相手して欲しかったです 上官は守りが堅いので大きさもわかりませんでしたし…見せるくらいいいじゃないですか」


提督 「俺に言われてもな…」


鹿島 「南提督からもなにか言ってくださいよ わたしの相手をしてあげるように言ってください!」


提督 「んなこと言えるかアホ なんで他人としてもらうために俺が言わねぇといけねぇんだ」


鹿島 「私がしたいからです!」ドンッ!!


提督 「そんなどうどうと言われても……」


提督 「…じゃあ俺じゃなくて上官のところに行って誘惑してこいよ 今したいならよ」


鹿島 「それはそれ これはこれです!今は南提督としたいです♡」///


提督 「…ビッチかな?」


鹿島 「ビッチになるのはあなたと上官の前だけです!というわけで」///プチプチ…パサッ 服のボタンを外して黒い下着をあらわにさせる


提督 「っ…あいかわらずエロい下着だな しかもでかいから破壊力がハンパない」///


鹿島 「胸は自信ありますからね♡小さい子よりも大きい方の方が好きですよね」///


提督 「いやべつに 俺は大きさ気にしないが」


鹿島 「そうですか では…大きい方しかできないこれなんてどうですか?」///むにゅっ


提督 「むぐっ!!」///あらわになった谷間に顔を埋め尽くされる


鹿島 「どうですか?小さい方ではこんなことでできませんよね」///むにゅむにゅ


鹿島 「大和さんと比べたら小さいかもしれませんがあの方はこのようなことしませんよね 恥ずかしがってできるはずありません♡」///むぎゅーっ


提督 「ーっ…押し付けるな 息吸えなくなる」///ググッ…


鹿島 「あら 胸に押しつぶされて窒息するなんて最高じゃありませんか?男性の方なら本望な死に方ではないでしょうか」///


提督 「俺はまだ死ぬわけにはいかない しかもこんな死に方したら恥だろ」///


鹿島 「ふふっ!たしかにそうかもしれませんね」///


鹿島 「ではそのような死に方をしないよう触ってもがいてください そのついでで私の身体を触って楽しんでください♡」///


提督 「…おまえはほんと誘惑するのうまいな 相も変わらず」///


鹿島 「好きな方とはいつどこでもしたいですから♡たとえ誰が居ようと関係ありません」///


提督 「だれかいる時はやめてほしいんだが…はぁ しかたねぇな」///スクッ


鹿島 「っ!」///ヒョイッ 対面座位のまま持ち上げられる


提督 「おまえが誘惑したんだからな あとでやめろとか言ってもやめねぇからな」///


提督 「ここだとだれか来た時にすぐバレるから俺の部屋行くぞ ベッドもあるしそっちの方がいいだろ」///タッタッタッ…


鹿島 「…ふふっ!そうですね 誰かに見られてしまうとめんどうですからね♡」///ニコッ


鹿島 「見られて中断してしまってはいやなので部屋で思いっきりしましょうね たのしい時間を過ごしましょう♡」///


提督 「あぁ!」///ガチャッ 器用に自分の部屋のドアを開けて中に入っていく


パタンっ…



…コンコンっ


みなみー ちょっといいかしら?


………あれ?みなみいないの?


…入るよ?


ガチャッ


提督(東) 「……あれ?いない どこ行ったんだろ さっきの演習での評価聞きたくて来たんだけど」キョロキョロ


提督(東) 「…部屋かな」タッタッタッ…


提督(東) 「みなみーいる?ちょっといいかしら」コンコンッ



っ!? そっその声は東か!?


提督(東) 「えぇそうよ 少し話しがあるのだけど時間いいかしら」


ちょ、ちょっと待ってろ!今行くから!


提督(東) 「? わかったわ」


提督(東) 「(なんだろ ものすごく慌ててるような声だったけど…しかもなんの音だろ?なんかカチャカチャした音が部屋から聞こえてくる)」


提督(東) 「(あと女性の声が聞こえる…小声だけど耳いいから聞こえちゃうのよね えっと…早く服整えろ?)」


提督(東) 「……っえ あっそういえば鹿島を連れて話しするって言ってたわね さっきの演習で問題起こしたから…」///カァァ…


提督(東) 「(もしかして今、そのお仕置きをしてる最中…!?)」///ボッ!!



ガチャッ


提督 「わっわるい待たせたな!」グチャァ… 多少服は整えているが細かいところが乱れている


提督(東) 「うぅん全然待ってないわ!(ふっ服が乱れてる…しかも息も荒い)」///プシュー…


提督 「そうか それでどうしたんだ?」


提督(東) 「え、えっと…さっきの演習で私の評価のことを聞こうと思ったんだけど」///


提督 「あっあぁ評価か!いいぞ ここで立ち話するのもなんだし…中に入って話すよ」


提督(東) 「そっそうね!それじゃじゃまするわ(中に入れるの!?待って鹿島がいるんじゃ…)」///


提督 「鹿島!お茶用意してもらっていいかな ポットのところにコップとか置いてあるから」


鹿島 「はーい…」ムスッ むくれた状態でお茶の準備をする


提督 「今茶菓子出すから座って待ってくれ」タッタッタッ…


提督(東) 「えっえぇ…(布団も乱れてる…座ってたと思うところにしわ跡が……)」///タッタッタッ…ストンッ 提督に座るよう言われてソファに座り込む


提督(東) 「(ふつうに叱ってるだけならあそこに跡なんて残らない 鹿島の方は服乱れてないけど、明らかに機嫌が悪い)」///


提督(東) 「(これは完全に邪魔したわね 悪いことしちゃったかな?鹿島からなにもされなければいいけど…)」///


鹿島 「…どうぞ」カチャッ


提督(東) 「あっありが…」


鹿島 「」ニヤリ 東のところに紅茶を置いたと同時に不気味な笑みを浮かべだす


提督(東) 「ーっ!!」ゾクッ!!



提督 「…あっ開けてあった茶菓子切らしてた 開けてないヤツあったかな?」ゴソゴソ… 棚を開けてしまっておいた茶菓子を探して…



キャアァァーッ!!!!


提督 「ーっ!? なっなんだ!?」バッ!!



鹿島 「うへへ〜♡東提督さんの胸ややおっきいですね 揉みごたえがあります!」///モミモミッ


提督(東) 「ちょっやめ…んんッ!!」///ビクッ!!


鹿島 「わたしと南提督のお楽しみタイム(時間)を邪魔したんですから責任とってください 一回東提督としたかったんですよ♡」///キュッ


提督(東) 「ひぅっ!!……だっダメ!」///ハァ…ハァ…


鹿島 「おやおやー?なにか硬くなってきましたね もしかして東提督はそっちの気が…」///ガシッ



提督 「今日の飯は鹿島の脳汁かなー すっげぇまずそうだな♪」ミシミシミシミシッ


鹿島 「アギャアァアァァァーッ!!!!!!」メキメキメキメキッ!!!!!!


提督 「うんうん いい断末魔だ♪変態な鹿島にはお望み通り逝かせてやらないとな!」ニッコリ


鹿島 「いぃイカせるの字がちがぁあぁぁぁっっ!!!!!!」ミシミシミシミシッ!!!!!!


提督 「だいじょうぶか東 まだ汚されてないか?」


提督(東) 「っ…え、えぇ だいじょぶ……(なにあの子 触るのめちゃくちゃ上手い…ちょっと触られただけなのにイキそうになっちゃった)」///ドキドキ…


提督(東) 「(わたしがこんな簡単にイカされそうになるなんて…相手が女の子なら私は攻めなんだけど!)」///←そこ!?


提督 「さぁてと?鹿島 お前はほんと見境がないな?しかも東に手出すとはいい度胸してんな!」ピキピキ


提督 「自分の指揮官じゃないが上司に当たるやつに手出すのはまずいとは思わなかったか?しかもエロ目的で手出すとか異常なんだよ」


鹿島 「でっですが!東提督さんだって感じてましたよ!?感じた=受け入れてるということになりますよね!!」


提督 「なるわけねぇだろアホ あれは完全に無理やりしてたわ」


鹿島 「そんなのわかりませんよ!東提督さんは受け入れてたかもしれませんよ!」


提督 「なら東に聞いてみた方が早いな 論より証拠だ」


提督 「東 鹿島に触られて感じてたようだが、あれは受け入れてたか?それとも無理やりやられたと思ったか」


提督(東) 「いやあなたもなに言ってるのよ!女性に感じてたとか平然と聞かないでちょうだい!!」///


提督 「恥ずかしいことかもしれないがそれを聞かないとわからないんだ 返答によっては今この場で鹿島の頭を握り潰そうか迷ってるから」


鹿島 「握りつぶす!!?」ゾクッ!!


提督(東) 「…えっと、南 さすがに頭を潰すのはちょっと……」


提督 「なんだ じゃあ認めるのか?」


提督(東) 「いやそれはちがうけど!!」///


提督 「じゃあさよなら」ミシミシッ!!!!


鹿島 「ぎゃあぁぁぁーっ!!!!」メキメキメキメキッ!!!!


提督(東) 「ちょっ!?み、南だめ!それ以上は死んじゃうわ!!」ガシッ

南提督の手を掴んで引き止める


提督(東) 「もう反省したと思うから離してあげて!これ以上罰を与えなくていいから!」


提督 「…東 こいつはどんなに叱ってもどんなに罰を与えても数時間後にはまた手を出してくるぞ」


提督 「こいつは気に入った女か目をつけた女と俺相手ならどんなときでも襲いかかってくる だからどんなに叱っても無駄なんだ」


提督(東) 「でもそれで握りつぶしていいことにならないわ!握りつぶしたら鹿島が死んじゃうわ」


提督 「それはわかってるよ だから加減考えてやってるから安心しろ 殺す気なんてサラサラない」


提督 「そんな本気にしなくても俺が艦娘を殺すわけないだろ …それとも、俺信用されてなかった……?」ズーン…


提督(東) 「っえ あっえと…も、もちろんわかってるわよ!南がそんなことするなんて思ってないわよ!」アセッ


提督 「めっちゃ焦ってんじゃねぇか しかも全然隠せてねぇし…」ガーン…


提督 「どうせ俺は目つきが悪くて性格も悪いよ だから信用されないのも無理ないし…」ハァー…


提督(東) 「そっそんなことないわよ!南はかっこいいし性格も優しいじゃない 女性や艦娘のことを思う気持ちはかなり強いわ!」アタフタ


提督(東) 「たとえ他の人があなたを悪く言おうと私は否定するわ あなたの性格を知ってるからそんなこと絶対に思わない!!」


提督 「おっおぅ…そうか それは嬉しいな」ヒキッ


鹿島 「ひゅー!東提督さん大胆ですね そんなド直球にアタックするなんてぁダダダダ!!!!」メキメキッ!!!


提督 「ちょっと黙ってろ」


提督 「俺のことを信用してくれるのは嬉しいがあまり熱くならないようにな?いくら俺の事とはいえ、少し引いちまうから…」


提督(東) 「…ごめん ちょっと熱くなりすぎたわ」


提督 「あぁいや、別に怒ってるわけじゃない むしろ嬉しいから謝る必要はないよ」


鹿島 「そうですよ!南提督さんは今猛烈に嬉しがっているんですからもっと信用してあげてぇア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」ミシミシッ!!!!


提督 「お前ほんとに懲りないな さらに強くするぞ?」


鹿島 「やっやめて下さい!!これ以上はほんとにもう割れてしまいます!!」


提督 「ならその減らず口を止めろ そうすればやめてやる」


鹿島 「それをやめたら私のアイデンティティがなくなってしまいます!」


提督 「お前のアイデンティティは人を煽ることなのか…?いやなアイデンティティだな」


提督 「…まぁいい 次からは相手を選べ 俺ならまだいいが他の奴にはするな いいな?」


鹿島 「えー!?女性にもしてはいけないんですか!!」(´°Δ°)


提督 「今それで怒ってるのにいいわけないだろ!」


提督(東) 「…人気者は大変ね」








演習場ー観客席



天龍 「…あーひどい目にあった 死ぬかと思ったぜ」ハァー…


時雨 「ほんとだね 三途の川ならぬ深海に沈む映像が頭の中で横切ったよ…」


夕立 「夕立は今まで忘れてたことを思い出したっぽい 走馬灯って言うんだっけ?」


吹雪 「そうです 死に間際に思い出す光景は走馬灯といいます 私は背骨が痛いです……」ズキズキ…


明石 「みなさん目が覚めたようでよかったですね もう少し遅ければ私が至るところを触ゲフンゲフン!…確認してましたよ」


時雨 「今変な言葉が聞こえたんだけど」


明石 「気のせいです」


天龍 「はー…やっぱり大和は強いな あんな馬鹿力出せんだから羨ましいよ 俺もあのくらい強くなりてぇなー」


夕立 「いや天龍は充分強いっぽい 大和さんとタイマンしたら勝てるんじゃないかな?」


天龍 「勝てるかアホ あんなやつにタイマンで勝てるわけないだろ」


天龍 「吹雪ならいけんじゃないか?深海棲艦化してタイマンすれば十分勝機はあるだろ」


吹雪 「そんなことのために深海棲艦化したくないんですが…深海棲艦化を使ったら数分しか持たないので短時間で倒さないといけません」


吹雪 「いくら戦艦を倒せるほどの実力を持っていても相手が大和さんでは短時間で倒せる自信がありません」


吹雪 「……本気で沈める気でやっていいんでしたら余裕かと思いますが」ボソッ


明石 「ーっ!!」ゾクッ!!


天龍 「おいやめろ ボソッと言ってるの聞こえてるからな あと目がマジになってるぞ」


時雨 「おっ落ち着こうね?吹雪 さすがに沈める気でやっちゃダメだよ」ドオドオ


夕立 「いくら恨みがあるとはいえ沈めるのはダメっぽい!提督さんに怒られちゃう!!」


吹雪 「いや恨みはありませんよ ただ…行き過ぎた行為には少々、苛立ってはいますが 毎回のように背骨が痛くなるので…」


夕立 「それを恨みと呼ばないでなんというっぽい…」


明石 「(あっ相変わらずこの方たちはおっかないですね しかも駆逐艦である吹雪は大和さんを余裕で沈められるとか…)」


明石 「(この方たちの実績データや砲撃訓練、演習など見せてもらいましたが明らかに異常すぎる 艦種離れし過ぎてる…)」


明石 「(吹雪は深海棲艦化すれば数分しか動けない代わりにありとあらゆる敵を殲滅することが出来る…ノーマルでも鬼や姫級を倒した功績がある)」


明石 「(夕立と時雨も同じで駆逐艦なのに鬼や姫級を倒した功績がある 天龍も軽巡だけど同じく倒してる…戦艦でも倒すのが厄介だと言うのに、この方たちほんと……)」


明石 「(……うん もう考えるのやめよう!ほんとにこの方たちのことを考えてると考えるだけ無駄だと思う 異常なことには違いないし!)」ドンッ!!


明石 「(ただ調べはしたいですね どこからそのような力が出てくるのか気になる…)」


明石 「(寝てる間に多少は調べたけど特別変わったことはなかったし、改造した形跡もなかったから変わらないはず…)」


明石 「(となると起きてるときにしか出ない発揮するようなものがあるんでしょうか?もしくは戦闘の時にしか出ない発揮するようなものが……)」ウーン


天龍 「…どうした?明石 難しい顔してるが」


明石 「…ちょっとみなさんここで脱いでくれませんか?まさぐりたいので(起きてる時の性能を確かめたいから)」ドンッ!!


全員 「「……っえ」」


時雨 「あっ明石さん?いきなりなにを言ってるんだい 今ここで脱げなんて…」


夕立 「しかもまさぐりたいって…変態さんっぽい」


吹雪 「明石さん…あなたそういう趣味があったんですか?まぁ趣味はその方それぞれですが…」


天龍 「しかもそれを俺たちにさせようとは…お前いい度胸してんな!」ゴキゴキッ


明石 「っへ?…あっちがいます!そういう意味ではなく、普通に起きてるときの性能を確かめたかっただけです!」アタフタ


明石 「寝てるときに多少見させてもらったんですが他の方とまったく変わらないので起きてるときの状態を確かめたいんです」


明石 「なんせあなた方の功績は異常なのでより詳しいことを知りたいんです それで脱いで欲しいと言ったんです!」


天龍 「だとしてもここで脱ぐのはまずいだろ 男ならまだいいが」


夕立 「ぽいぽいっ!いろんなひとに見られるっぽい!」


時雨 「提督になら別にいいけどね あっでも外で脱ぐのはさすがに…」


吹雪 「時雨さんあなたは余計な一言付けなくていいです」


明石 「では今からドッグに行って確かめさせてもらえないでしょうか?ドッグでしたら裸になっても平気ですよね」


吹雪 「ドッグででしたら…まぁ あまり見せるようなことはしたくないんですが」


吹雪 「みなさんはどうしますか?私は念のため、細かく見てもらおうかと思いますが」


天龍 「俺はどっちでもいいぜ みんなが見てもらうなら合わせるよ」


時雨 「僕は見てもらおうかな 万が一、換装に不備があっても困るから見てもらうよ」


夕立 「夕立も見てもらうっぽい!」


明石 「それじゃ行きましょう!隅々まで見てあげますから覚悟してくださいね?」グヘヘ


吹雪 「変なことした瞬間沈めますからね」


明石 「そっそれは勘弁してください…」













食堂



パクパクモグモグ…


大和 「…ふぅ 瑞鳳さんおかわりお願いします」カタッ


瑞鳳 「はっはい…わかりました」ゲッソリ…


瑞鳳 「(まだ食べるの…?もうこれで十回目なんだけど……)」


矢矧 「やっ大和さん そろそろ止めた方が…」


酒匂 「瑞鳳さんが疲れきった顔をしてるよ…かわいそうですよ」


大和 「えーまだ食べたりません…」

(´・ω・`)


阿賀野 「わたしもーっ!」


能代 「阿賀野姉はもうだめよ それ以上食べたら豚になるわよ」


阿賀野 「ブタっ!!?さすがに傷つく!!」グサッ


瑞鶴 「…ねぇ翔鶴姉 私もほしいって言ったら…かわいそうだよね」ヒソヒソ


翔鶴 「さすがにかわいそうよ だから私も手伝うと言ったのに 演習に出てたから大丈夫っていうから…」ハァ…


翔鶴 「…瑞鳳 やっぱり私も手伝うわ」カタッ


瑞鳳 「いえ、だいじょうぶです そろそろ休憩時間も終わるのでこれで終わりですから…」トントン…


翔鶴 「ぜんぜんだいじょうぶそうには見えないけど…」


青葉 「…龍田さん 先ほどの演習記録付けました?」カリカリ… テーブルに座って先ほどの演習記録を付けてる


龍田 「今書いてるわ 総本部の演習を記録付けないわけないでしょ あなたこそ映像残してあるでしょ?」カリカリ…


青葉 「もちろん残してあります あとで見ますか?」


龍田 「当たり前でしょ 私たちは一軍の中でぺけ争いなのよ もっと強くなるために学ばないといけないわ」


龍田 「それと記録付けた書類あとで見せてねー 私のも見せるから」


青葉 「もちろんです つけ終わったら見せます」


提督(北) 「…ふたりがこんな真面目に話し合ってるところ初めて見た いつもふざけてるイメージしかなかったのに」


青葉 「失礼なこと言いますね!?私たちだってまじめなときぐらいありますからね!」


龍田 「北提督?また先程みたいに指導しちゃうわよ あんまりふざけたこと言ってると」


提督(北) 「そのときはお兄ちゃんに助けてもらうから平気だよ!」

(・∀・)b


龍田 「それはシャレにならないわ…」



金剛 「Hey!クッキーのおかわり持ってきたネ!」カタッ


雷 「わーい!おかわりきたー!」


電 「ありがとうなのです!」


扶桑 「…」ボー…


山城 「…お姉さま?どうかしましたか ぼーっとして」


扶桑 「…なんでもないわ ただちょっと考え事をね」カチャッズズ…


山城 「考えことですか?…もしかして、先程提督が怒ってたことですか」


扶桑 「それもあるわ それよりも提督が鹿島と一緒に部屋まで連れて叱りに行ったことに意味深を感じてるの」


山城 「…いっ意味深、ですか?」???


扶桑 「鹿島は提督と何度かSEXしてるみたいよ 普段は鹿島の部屋や提督の部屋でしてるみたいだけど、噂では外でしたりホテルでしたりとか」


金剛&雷&電 「「」」///ブーッ!! 一緒に紅茶を飲んでる金剛たちが一斉に吹き出す


山城 「ちょっ!?おぉお姉さま いきなりなに言ってるんですか!みなさんの前で躊躇なく!!」///


扶桑 「鹿島ってけっこうアブノーマルなプレイが好きみたいで提督となら縛りや目隠し、青姦、ソフトなSMもいいみたい マンネリ化しなさそうで羨ましいわ」


山城 「お姉さま口を慎んでください!それ以上はいけません!」///


扶桑 「あなたはどう思う?山城 アブノーマルなプレイしてみたいと思う?」


山城 「っえ いやわたしはふつうの方が……って、なに言わせるんですか!!」///


電 「はわわわ!!ハレンチなのです!!」///アタフタ


金剛 「ーっ…」///プシュー…


雷 「…ねぇ 司令官って基本通常プレイの方が好むの?」///ドキドキ


電 「お姉ちゃんっ!!?」///ギョッ


扶桑 「基本はそうね 中には目隠しだけしたりすぐ解ける束縛プレイなんかをしてるひともいるみたいだけど、基本はそういうことしないわ」


扶桑 「わたしも一度目隠ししながら耳栓してやったことあるけど…あれはゾクゾクしたわ!見えない聞こえない状態でいきなり身体を触られて 提督に触られてるってわかってるから安心して身を任せられたけど、なにかに目覚めそうになったわ!!」///ハァハァ


扶桑 「でもそんな性癖を持つといろいろまずいからその一回以来しなくなったわ 癖になると抜け出せなくなってそれじゃないとイケないようになったら困るもの」


扶桑 「だから雷ももし提督とするなら通常プレイを望みなさい 最初からアブノーマルなプレイをしたら変な癖がつくから絶対だめよ?」


雷 「わ、わかったわ!」///


金剛 「いやわかったじゃないデース!わかっちゃいけないネ!!」///


山城 「お姉さまも子供相手に変なこと言わないでください!!」///


電 「っ…ふ、扶桑さん 最初は痛いと聞くのですが そんなに痛いのですか?」///ズイッ


金剛&山城 「「いなずまっ!!?」」///


扶桑 「個体差はあるけど私のときはそこまでだったわ 痛みより提督と繋がれた嬉しさの方が強くて痛みなんて軽減されたわ」


扶桑 「しかも提督はすごく優しくしてくれるからほんとに痛みなんて一瞬だったの!血は出たもののまったく恐怖感を感じなかったわ」///


扶桑 「初めてだったから提督は馴染むまで動かないでね?動かない間、早くなじませるために頭撫でてくれたりキスしてくれたり胸を触って感じさせてくれたりしてくれて滑りを良くしてくれたわ 滑りが良くなれば痛みも薄れてくるし動くのも楽になるし私もイキやすくなるわでもういいことずくし!しかもイクときは身体を抱き抱えて対面騎乗位でイかせてくれたの あれは提督もの密着感が一番感じとれて最高なの!あれ以上に感じる体勢はないと言っても過言じゃないわ!!」///ハァハァ


翔鶴 「子供の前でなにいってるんですか!!」///ゴンッ!!


扶桑 「アァーッ!!」脳天に拳を入れられて発狂する


金剛 「oh…良い音ね でもナイスデース」///


山城 「ーっ…」///プシュー…


雷 「ちょっと翔鶴さん邪魔しないでよ!今扶桑さんからいろいろ聞いてるのに!!」


翔鶴 「あなたたちにはまだ早いです!もう少し大きくなってからではないとそういうことはいけません!!」///


電 「い、いいじゃないですか!聞くくらい問題ないと思うのです!」///


雷 「なら吹雪とか如月や睦月はいいの?あの子たちだって小さいじゃない!」


翔鶴 「あの方たちは長年元提督と過ごしてきたのでいいんです あなた方はまだ着任して日が浅いですよね」


雷 「日が浅いとか関係ないわ!日が浅かったらそういう話ししちゃいけないの?おかしくない」


雷 「私たちだって司令官のことが好きなんだから聞くことくらいいいじゃない あと願わくばそういう行為をすることも!」


翔鶴 「日が浅いのにそういう行為をするなんて一番ダメです!もっとお互いのことをよく知ってからではないと」


雷 「じゃあ司令官に直接聞いてくるわ それでいいって言ったら文句ないわよね!」


翔鶴 「っえ そ、それは……」ギクッ


雷 「ちょっと聞いてくるわ 電行くわよ」


電 「はっはいなのです!」///


タッタッタッ…



翔鶴 「………。」ポカーン


扶桑 「…ふっふふ!痛いところを突かれましたね さすがに提督から許可出されたらなにも言えませんね?」ズキズキ…


翔鶴 「…そうですね あなたがよけいなことを言わなければこんなことにはならなかったんですがね?」ピキピキッ


翔鶴 「扶桑さんちょっと私の目を見ててくださいね?」スゥ… 目をつぶって睨みつけを出そうと準備する


扶桑 「ちょっ!?それは洒落になりません!!」グッ!! 急いで目をつぶり翔鶴と目を合わせないようする


翔鶴 「目を開けてください 扶桑さん?」スゥ…目を開けて扶桑を気絶させようと…



山城 「だっダメです!!」グシャァッ!!!!


翔鶴 「うぎゃあぁあぁぁーっ!!!!」背後から両目を握られて潰される



この続きは【単独行動隊提督 17】になります。

今後とも単独行動隊提督をよろしくお願いします。


後書き

提督の装甲&技


重攻撃型装甲

攻撃重視の機装
武器は機関銃片手に四丁(計八丁)(二十口径)
サーベル二刀
ミサイル(直径4cmの小型ミサイル)【5発】
バズーカ(直径1mの小型バズーカ)【1発】
ブースター(主に海上を走るために必要な機械)

攻撃(火力) 40 物理武器(サーベル) ?
防御(装甲) 10+5
速度(速力) 普通
殆んど戦闘用


重防御型装甲

防御中心の換装
武器はサーベル二刀のみ
超最速ブースター(重いため速度は出ない)
全体的にミサイルを受けてもなかなか壊れない鉄の盾防御装備
艦娘を治す機材付き(時間かかる)
バケツスプレーも付いてる(一瞬で修理できる)

攻撃(火力) 0 物理武器(サーベル) ?
防御(装甲) 100
速度(速力) 低速
使い時が難しい


重速度型装甲

速度重視の装甲
武器はサーベル二刀のみ
最速ブースター

攻撃(火力) 0 物理武器(サーベル) ?
防御(装甲) 0
速度(速力) 超高速
殆んど遠征用…?けっこう戦闘にも使っている





提督の技


睨みつけ(手加減)

メリット 「相手を気絶させるだけだが戦闘不能にする事が出来る」

デメリット 「これを使った後、目が一時間ほど開かなくなる上に手加減をしているので相手に傷が付く事はない為、攻撃性がない」


睨みつけ(本気)【禁技】

メリット 「【半径十m以内に居る者を大破】 【半径十m〜二十mに居る者をを中破】【半径二十m〜三十mに居る者を小破】【半径三十m〜五十mに居る者を被弾程度】のダメージを与える上、目を閉じていても関係なしにダメージを与えるとができるチート技」

小メリット 「手加減の睨みつけとは違う為、使ったら目が一時間ほど開かなくなることはない」

デメリット 「敵艦隊だけでなく味方にも被害を与えてしまう為、味方が近くにいると被害を受けてしまう上に避け方がいくつかあり、それを知られていれば避けられてしまう為油断できない」





提督の刀技


弾返し

メリット 「相手が打ってきた弾をはじき返す(はじき返した弾を相手に当たる確率はかなり低い)」

デメリット 「両手ではじき返せばそこまで体力を使わないが片手ではじき返すと両手ではじき返すより二倍体力を使うのであまり連続では使えない」



高速弾返し

小振りにして振る速度を早めて小さい弾を跳ね返す剣術

メリット 「早く振れる為、艦載機の弾や弱い対空系の弾なら素早く多く弾き返せる」

デメリット 「艦載機の弾と弱い対空系の弾以外ははじき返せない」



装備剥ぎ取り斬り

空中に飛んで敵の装備している武器をサーベルで斬りつける技

メリット 「装備を外すだけであって相手にダメージを与えるわけじゃない為メリットはあまりない」

デメリット 「ダメージは一切与えることが出来ない上、敵が一箇所に纏まって居れば一気に装備を外すことが出来るがバラバラだと一体一体に斬りつけないといけない為、正直使いづらい」



一ノ太刀 一騎当千

一振りで数回切り 貫通性のあるなんとも凄い剣術

メリット 「艦載機などは一片に片付けられ、戦艦凄戦姫なども一撃で倒すことが出来る」

デメリット 「連続で出せない上に大振り攻撃の為、外した時のスキが大きいため出すタイミングが難しい」



禁止技一覧


睨みつけ(本気)【禁技】

メリット 「【半径十m以内に居る者を大破】 【半径十m〜二十mに居る者をを中破】【半径二十m〜三十mに居る者を小破】【半径三十m〜五十mに居る者を被弾程度】のダメージを与える上、目を閉じていても関係なしにダメージを与えるとができるチート技」

小メリット 「手加減の睨みつけとは違うので使ったら目が一時間ほど開かなくなることはない」

デメリット 「敵艦隊だけでなく艦娘にも被害を与えてしまう為味方が近くにいると被害を受けてしまう上に避け方がいくつかあり、それを知られていれば避けられてしまう為油断できない



二刀剣乱舞【禁技】

サーベルと小刀を持ってキレる技
はっきり言って禁技の中でもかなり危険な技

メリット 「ー」

デメリット 「敵味方関係なく攻撃する上、自分で制御できない」



即死 居合い斬り(禁技)

首元に小刀で切りつける単純&最大的に危険な技
キレた時しか使わないがこれを食らったものは即死で済めばいい方だろう?痛がって死ぬよりかは…

メリット 「ー」

デメリット 「敵にさえ傷をつけたくないこの提督にとって苦痛だろう」


東提督の装甲


重攻撃型装甲(南提督の装甲とほぼ一緒)

攻撃重視の換装
南提督の換装とは違って武器がかなり多くつまれている
右腕に12.7cm連装砲(装弾数5発)と左腕に軽量型鉄板盾(長さは縦1mの横0.5m)
背中にミサイル(直径4cmの小型ミサイル)
背中にロケラン(直径15cmの小型ミサイル)
両足に12.7cm連装砲の弾の小型弾薬庫を2つずつ付けている(一つの小型弾薬庫に付き3発で計12発)
両足にブースターを付けている
腰にはサーベルを二刀付けている

攻撃(火力) 40 物理武器(サーベル) 0に近い
防御(装甲) 20
速度(速力) やや低速


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