2020-05-20 17:55:19 更新

概要

【零の翼最終話は総集編で収録されています】
昭和12年、日中戦争が勃発した。しかし、激戦を極めた日中戦争・太平洋戦争を最後まで生き抜いたある航空兵がいた。しかし最期は特攻に…特攻で死ぬ筈の航空兵は人類対深海棲艦の戦争が始まった現代にタイムスリップしてしまった。果たして、その航空兵は何を思うのか?


前書き



それはある日のことだった…いつもどうり日差しが照りつける鬱陶しい夏の朝だった…

深海棲艦が現れてからは海上輸送どころか航空輸送も出来なくなってしまい、食料の大半を輸入に頼る日本は危機に陥っていたが日本政府と国民が協力し、第一次産業の割合は第二次世界大戦前まで逆戻りしていた。人々はこれを世紀の大革命と言った。そして軍事機能も回復し呉工廠では艦娘の研究が終わり、全国の鎮守府に艦娘が配属された。そんな時何処からか航空兵がビキニ基地周辺海域に現れる…



注意書き
もしこんなことがあったら…というif作品です、当時制式ではない戦闘機があったり…など「は?なんでや」と思う所もあるかもしれませんが温かい目で見ていただけると幸いです。
それと説明多いです読まなくても問題ないです。

最初全く艦これ要素がありません。読まなくてもそのあとの物語には、あまり影響はしませんので、艦これが入って無い所は読みたくねぇぜ!って人は「「現世」」の少し前ぐらいまで飛ばしてください。

総集編と謳ってますが、実際には[零の翼]三話分と最終話+修正やストーリの追加などアップグレード版です。既に読んだよって人も楽しんで読んで頂けると幸いです。








一一1937年台南空一一一一一一一一一一一









???1「まさか日中戦争が起こるなんてな…」


???2「本当だぜ、大本営は何を考えているんだ?」


???1「きっと度重なる米国の国際制裁のせいで、我々も資源が足りないのだろう」


???2「…それ大体俺らがわるいんじゃないか?」


???1「ばっか、お前そんなこと言ったらどうなるかわかったもんじゃないぞ」


???2「そうしたら、酷い目に合いそう」(小並感)


???1「当たり前だ」  


???2「でも、これからの時代は制空権が重要なんだろ?」


???1「あぁ、それを見越して航空兵になった」


???2「嘘だな」


???1「バレたか…」



「おい!お前ら!少し用がある、こっちへこい」



???1「はっ!長官殿!」


???2「あぁ〜戦争終わんねぇかなぁ…」


???1「だから、そういうのやめろって…終わって欲しいけど…」







一一数時間後一一一一一一一一一一一一一一一一一







???1「新型戦闘機だってな」


???2「あぁ、それにしても零戦だなんて気味が悪い、零なんて何も無いって意味じゃないか」


???1「まぁ、なんにせよ例の戦闘機での初めての出撃が楽しみだぜ」


???2「いいよな生田とかはそういう戦闘機乗れて」


???1→生田「ふふふ、戦闘機パイロットはな…それはそれは狭き門をくぐり抜けてきた猛者なんよ」


???2「つまり俺がエリートではないと?」


生田「すまん、そう言う訳じゃないんだ…それに岩川は偵察機だろ?装甲厚いじゃん」


???2→岩川「偵察機の装甲なんて最早紙だぜ?それに俺が乗ってるJ1M1なんて防御機銃の関係で装甲ペラッペラだしな」


岩川「あっ、J1N1は主に二式陸上偵察機の元となった機体と考えてくれ、ちなみに二式陸上偵察機は夜間戦闘機の月光の元の機体ということで有名だぜ」


生田「誰に言ってるんだ?」







一一次の日一一一一一一一一一一一一一一一一一一







生田「じゃ、行ってくるぜ」


岩川「おう、俺も後から行くわ」


生田「了解」


生田「発動機確認…」



零戦「」ブルルルルル!!!!!



生田「発動機完了…これより一番機、離陸する」



零戦「」ブロロロロロロロロ



生田「発動機の調子はいいな…」


生田「さて、高度二千メートルまで上昇開始」





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





生田「おぉ、操作性はいいな…操縦棒がよく動く」


生田「中々速力もあるな、だがこれだと旋回力が…」


生田「……っ!……なんだこの動き…こんな動きをする戦闘機は初めてだ…」

 



説明しよう、皆大好き零戦は航続距離共に機動力が優れておりスピードに至っても世界トップクラスである(当時)。しかし、そのあと登場してきたF6Fに加えF8F・コルセア・シコルスキーなどの精鋭機にスピード面には負けてしまうが機動力の面には圧倒的に有利であったが、空戦の基本は1に速度で2に機動力であるので結果的に不利であるが、装備の質はよく、当時の主力艦戦の96艦戦にも装備していた7.7mm機銃2艇に加え20mm機関砲も2艇装備していた。(当時の初期型零戦すなわち零戦一一型)は空母発艦を想定していないため着艦フックもついていない。それと零戦11型の20mm機関砲は弾詰まりが激しく、トリガーハッピーには向いていない。

脚注:海軍戦闘機列伝



生田「おや?あれは…」


生田「中国軍機か…最近は逃げ腰だったが、反抗してきたな」


生田「だが、残念だったな」



咄嗟に照準器にあわせ20mm機関砲を打ち込む…敵機は避けて行くが、もう予想済みだ、敵機の未来位置に機関砲を打ち込む。



敵機に弾が食い込む、20mm機関砲は炸裂弾だ、一発でも当たれば機体は吹き飛んでいく。



逃げようとしている敵機にも弾を打ち込む。敵機は粉々に砕け散った。

 


生田「中国軍機が俺達に挑んで来るなんて珍しいな」


生田「さては見知らぬ敵軍機なら勝てると思ったな?」


生田「残念その考えは甘いぜ…」

 

生田「こいつがあれば、この戦争には勝てる気がするな」


生田「しかし、こいつは本当に機動力がいいな巴戦にはうってつけだ」


生田「ん?あの飛行機は…」



岩川「……!!……!」  



生田「何言ってるか分からんな、まぁどうせ大したこと言ってないだろ」





一一岩川機一機内一一一一一一一一一一一一一一一





岩川「多分こいつ気づいてないな」 


岩川「しょうがないなぁ」 


岩川「機銃頼めるか?」


防御機銃要員「あぁ、大丈夫だ」


岩川「よし、じゃあ敵をこっちにおびき寄せてから機銃を展開してくれ」


防御機銃要員「了解」



ブウウウウウン



生田「何してるんだ?ん?後ろ…」 



ババババ!!!!!



生田「おぉ、危ない…余所見してた」 


生田「あぶねー助かったたぜ」手信号 


岩川「キヲツケロヨ」手信号

 



一一岩川機一機内一一一一一一一一一一一一一一一




岩川「あいつ…いつか死ぬな」


岩川「まぁ、大丈夫だろうけど(矛盾)」


防御機銃要員「矛盾してるぞ」


岩川「気にするな」


防御機銃要員「はぁ…」






一一基地航空場一一一一一一一一一一一一一一一一






岩川「あのよ…俺達はこの戦争を終わらせることって、出来ると思うか?」


生田「突然だな」


岩川「少し気になってな」


生田「勿論!俺がこの戦争を終わらせてやるぜ!!」


岩川「どうだか?」 


生田「おいおい、夢のないこと言っちゃあかんぜ」


岩川「ま、そんぐらい陽気じゃないと戦争なんて頭おかしいことできないわな」


生田「だな!!」ハッハッハ


岩川「そのとうり」ハッハッハ


周囲の人「なに笑ってんだ?」







南方基地







岩川「おいお前ニューギニア基地に移動だって?」


生田「お前もだろ…」


岩川「そうだった」


生田「えぇ…(困惑)」


岩川「南方基地か…すると水戦に乗るのか?」


生田「あぁ、だが二式水戦ではなく川西が製造した強風って言う水戦らしい」


岩川「強風ねぇ、二式で充分じゃない?」


生田「いや川西は製造の主力を失ったらしくて、その製造ラインを無駄にしないために開発したらしい、なかなか性能も良好らしい」


岩川「はえ〜俺は二式陸上偵察機になるけど防御機銃がなくなってスリムになっただけだな」


生田「防御機銃ないと怖くない?」


岩川「いや偵察機に防御機銃いらないと思う」


生田「そういうもんか」


岩川「そういうもんだ」







強風出撃ス







「強風」当時製造に余裕のあった川西航空機が開発した水上戦闘機だ、川西は水上機専門であったが昭和16年12月8日の海戦で水上戦闘機は一時相手を失いその余った製造ラインを活かすため開発された水戦なのだが、強風は別名「下駄ばき重戦闘機」と呼ばれている。瑞雲と言えば「下駄ばき機」だが強風は下駄ばき重戦闘機である。しかしそんな強風にも問題はあった、強風が搭載している発動機の火星一三型は空冷14気筒、離昇馬力1460馬力、外径1340mmという大型発動機であった。これは零戦が搭載する栄発動機より大きく、従って胴体も太くせざるをえなかった。結果機動力が問題視されていたが、層流翼の搭載で機動力はあまり見劣らなかった。ちなみに日本で初めての層流翼搭載機である。また、胴体からフロートまでの距離が長く、耐久が心配されていたが(実際に試作機でフロートが折れ撃墜した機体があるが、搭載員は無事だった模様)14試高速水上偵察機を製造する際に開発していた「折りたたみ式翼端浮舟」を装備し、軍の運用には問題なかったのだが、結局強風は活躍する機会がなく、活躍の話を聞かないまま製造が中止になった。しかし、昭和17・18年と製造していたのは損害した分を補うためだけでは無く、「強風」自体の性能も良かったのだろう。また、その後の紫電のいしずえとなったのを見ると開発者の多大な努力は無駄ではなかったのだと思う。

脚注:海軍戦闘機列伝




生田「風防を閉じて…」


生田「発動機確認…」



強風「」ブルルルルルルル!!!



生田「離水!!」


生田「おぉ、練習で使っていた二式水戦より離水がはやい!」


生田「ふむ、味方機はまだ飛べてはいるが練度が酷いな…まぁ搭乗員を養成するのは時間と資金がかかるからな」


生田「ん?あれは…」


生田「うおっ!撃たれた!」


生田「あっぶねぇ!、あいつは…モスキート!」


生田「あいつら俺らが離水終わったら逃げるくせに

離水前だけを狙ってくるから腹立つんだよな」


生田「あっ!逃げんな!」


生田「双発機だからって逃げれると思ったか?…」


生田「火星一三型舐めんなよ!」(火星一三型、発動機の名称である)


生田「喰らえ!」ババババ



敵機に銃弾が食い込む…やはり炸裂弾は偉大だ、バカみたいに大きいどこぞのtu4は落とせないが双発機程度なら簡単に落ちる、モスキートも炸裂弾の被害者なのだろう



生田「編隊が崩れたな…作戦は中止だ、帰投する」





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





生田「申し訳ございません…」


上官「貴様舐めてるのか?あの忌々しき英国機に奇襲を仕掛けられ、二機損害うち一機撃墜…今度は無いぞ」


生田「了解しました…」


生田「失礼します」



ドア「」バタン



生田「はぁ…終わった」


岩川「よっ、お疲れさん」


生田「なんで俺が怒られなきゃならんのだ?」


岩川「まぁ、離水の際周囲を索敵しなかったお前らが悪いからな、お前が大隊長だからしゃぁない」


生田「くっそぉ……」







一一数カ月後一ニューギニア基地一一一一一一一一








生田「おい岩川、また移動だぞ」


岩川「またかよ…ていうか、またお前と一緒か」


生田「運命だな」


岩川「違いねぇ」







帝都最終防衛基地、厚木飛行場


 






生田「帝都最終防衛基地ねぇ…」


岩川「この飛行場の真上で戦闘することになったら、それこそ我々の負けだな」


生田「そんな事言って士官に見つかったら、ただじゃおかないぞ…」


岩川「まぁ、気にすんなって」






〜〜飛行場〜格納庫〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






生田「えーと強風?」


岩川「強風からフロートを外した紫電の改造型、紫電改だ」


生田「中翼機が低翼機になってるんだけど…」


岩川「まぁ、なんやかんやあったみたいよ?」


生田「よくわからんなぁ…」



「紫電改」その名の通り紫電を改造した局地戦闘機である。実際厚木飛行基地でも運用されていた。紫電改は、零戦の次期後継機F-Xと呼ばれているが、これは間違いであると言っていい。本来F-Xは烈風なのだが、発動機トラブルにより、戦果を上げていた紫電改がやむを得ずF-Xとなった。発動機さえ稼働していれば烈風がF-Xだったのだ。性能に関してであるが、本機は紫電の改装型なのだが、外見、設備、武装に関して全て一風変わったと言える。まず、紫電一番の問題であった中翼機特有の脚の長さ。これを解決するため、低翼機になり脚だけで自重が100kg軽くなった。また、紫電のパーツ数は6万パーツと大量生産向きでは無かった為、設計者様方の多大なる努力の結果、4万強までパーツ数を減らす事が出来、武装も強化された。一部であるが、翼内20mm機銃4艇の重武装であり、ぽっこりと出た20mm機銃の弾倉は紫電改のトレンドマークと言えよう。

脚注:海軍戦闘機列伝






一一数日後一一一一一一一一一一一一一一一一一一







生田「発動機確認…」



紫電改「」ブルルルルルルル!!!!



生田「随分力強いな…」


生田「…よし!これより一番機、離陸する!」



紫電改「」ブロロロロロロロロ!!!!



生田「んー?強風より操縦が楽だな…さて、高度二千メートルまで上昇開始する」




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




生田「この図体にしては軽快の動きするじゃないか…」


生田「む…そろそろ作戦空域だな」


生田「こちら一番機、作戦空域に突入ス。対空見張りを巌とせよ」


生田「まぁ…聞こえないんだけどね」



通信機「」ザーザー



生田「通信機も進歩してくれると嬉しいがな…」


生田「む…」



バババババババ!!!!



生田「うおっ!不覚!」


生田「急降下!」



紫電改「」ブルルルルルル!!!!



生田「馬鹿め、ついて来たな」


生田「急旋回!」


急降下の運動エネルギーを利用し、敵機の後ろへ食らいつく。空戦で後ろを取られたらもう終わりだ。



生田「おりゃっ!」ババババ



生田「敵機撃墜!」


生田「これより該当空域にて威圧偵察を行う」






〜〜数時間後〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






生田「うぃっす、ただいま」


岩川「お疲れさん、戦果は?」


生田「偵察に来たと思われる米軍機だけ」


岩川「とうとうこの辺まで偵察が来るようになったか…」


生田「随分本州から離れた地域だけどな」


岩川「それでもよ」


生田「いよいよミッドウェー海の影響が出始めたな」


岩川「噂じゃあ、敗戦の結果は陸の連中おろか俺達にも話は内密らしいじゃないか」


生田「情報錯乱じゃあ、士気も余計下がるよ…」


岩川「どうなるんだろうな…」







一一別れ 一一一一一一一一一一一一一一








岩川「遂に暫くお別れだな」


生田「あぁ、ラバウルでも死ぬなよ」


岩川「死なんよ、だって米英機も大したことないし」


生田「搭乗員の間じゃあラバウルは搭乗員の墓って言われてるらしいぜ」


岩川「まじか、お前も母艦搭乗員になったからって調子乗んなよ」


生田「俺は大丈夫だ、なんてったって烈風に乗れるんだぞ!零戦の後継機らしい、それより…お前は偵察機なんだから大丈夫だろ」


岩川「でも紫電改の方が強いんじゃないか?」


生田「まぁ、艦載機だからしょうがない」


岩川「違いねぇ」


生田「んじゃ、また会おう」

  

岩川「あぁ、次会うときは戦争が終わってるといいな」


生田「あぁ、本当に終わってくれたらいいな」





これが岩川と話した最後の話だった…岩川はガダルカナル上空で偵察中に燃料タンクをぶち抜かれて、帰還困難になって自爆したらしい、俺は米国を恨んだ。

 



それからさらにして、故郷の横浜も爆弾の海に沈んだ、俺が搭乗していた瑞鶴も遂には沈んだ… 

沖縄に米国が上陸したと聞いて遂に日本も終わったと思った、しかし沖縄県民の命を無駄にできるはずもなく鹿島基地からは特攻隊が連日のように飛んでいった…俺も最初は特攻機の直掩機だったが、日に日に増していく米国の航空部隊のおかげで直掩機まで落とされるようになってからは直掩機は出撃しなくなった、となればもう俺はいらない訳だ。そして、遂に特攻命令が降りた…皮肉なものだ、日中戦争から太平洋戦争まで生き残ったのに最後は特攻だとはな…今まで生きた意味はなんだったのだろうか。しかし、故郷も失ってはどこにも行くとこは無かった。そのせいか俺は特攻が嫌な気はしなかった。

 


生田「ふう、なんて集中砲火だ…もう周りに味方機はいないな…どうやら俺以外全滅のようだ」 


生田「最後の最後まで生き残ってしまったが…日本が残ってるならそれでいい、だが…」 


生田「敵艦隊も捕捉できないとはな…」


生田「おっ、あれは」


生田「敵艦隊が見えてきt…


生田「なんだ?これは…」


生田「景色がどんどん崩れて…」  


生田「うっ、頭痛が…」


生田「く…、そ…」気絶













現世












生田「…………っ!」バッ


生田「俺は一体…?」


生田「それに…ここはどこだ?」


生田「ん?通信が入ってる…」



通信機「」ザーザーザー



生田「ちっ、相変わらずだなって…」


生田「なんだ、あれ?」


生田「こんな所に基地なんてあったか?」


生田「旭日旗が上がっているな…」


生田「友軍か、だが滑走路がないな…」


生田「しょうがない強行着陸だ」







一一前線基地一一一一一一一一一一一一一一一一一







???1「提督!防空電索に感あり!国籍不明機です!」


???2→提督「なんだと!?大淀、通信をつないでくれ!」


???1→大淀「はい、わかりました」


提督「こちらビキニ基地、当機は日本の領空を飛行している、直ちに領空を出なければ当機を邀撃する。繰り返す…」


提督「反応なしか」


大淀「……待ってください、この電索の反応からみるに艦娘が利用する艦載機ではないと思われますが、どうやって邀撃するのですか?」


提督「本土に要請を呼んで…」


大淀「ここに来るまでに例の機体が鎮守府に到着してしまいますが」


提督「鎮守府の全勢力を鎮守府近海に向かわせ、なんとしても撃墜しろ!!」


大淀「はい、分かりました(やりすぎでは?まぁ、いいです)」






一一生田機一機内一一一一一一一一一一一一一一一






生田「よし、高度を少しずつ下げて…」


生田「おいおい…なんだよ…?あれ…」


生田「人が海に浮いてる?」


生田「どういうことだ…?」



ドガァァァアァンン!!!



生田「うおっ!撃ってきた!!」


生田「まずい!はやく着陸して誤解を解かねば……ていうかよく見ろ!日本軍機だろうが!」



ドガァァァアァンン!!!



生田「くっそぉ、少しかすった…結構ダメージ喰らったな…」



バギャァアァァ!!



生田「うおっ!!?」


生田「くっそ…右翼に貰ったか…」


生田「だが翼が半分折れても飛べる!烈風の翼面積と歴戦の航空兵舐めんなよ!」


生田「フラップ展開!……………あれ?」


生田「くそっ!さっきの衝撃でフラップが開かない!」 


生田「ランディングギア展開!…………あれ?」


生田「片方しか開かない…ていうか…翼が折れちゃったし…ランディングギアも片方しか展開しないせいで…空気抵抗がめちゃくちゃになってしまった!機体操縦ができない!」


生田「落下傘で脱出だ!」



ピュュュュュゥゥ!!



ガガガガガガ!!!!



ドガァァァアァンン!!!!!



生田「あぁ、烈風が…」


生田「くそっ!お前ら覚悟しとけよ!反省文810枚書かせるからな!」






一一前線基地一一一一一一一一一一一一一一一一一






大淀「提督、国籍不明機の撃墜を確認しました。搭乗員が落下傘で脱出したようなので、救助隊を出しました」


提督「うむ」


大淀「あと…」


大淀「どうやら瑞鶴さんが、あの国籍不明機は烈風だと言っているようで、他の艦娘からもあのフォルムと色合いは烈風じゃないかと声が上がっているようです」


提督「ふむ、烈風ねぇ」


提督「まっ、それは搭乗員に確認しないとわからんな」


大淀「はい、そうですね」





一一空母寮一一一一一一一一一一一一一一一一一一





瑞鶴「あれは確実に烈風だった!」


翔鶴「私は烈風を積んだことがないから分からないわ」


飛龍「右に同じく」


蒼龍「右の右に同じく」


飛龍「そっかー、瑞鶴は空母勢のなかでも結構終戦近くまでいたから、烈風積んだことあるのか」


瑞鶴「えぇ、しかもあの操縦…」


蒼龍「翼が折れても飛行してたのは驚いたよね」


瑞鶴「確か私の搭乗員であれに近い操縦をしてる搭乗員がいたなぁ…」


翔鶴「気のせいじゃないかしら?」


瑞鶴「たしか、日中戦争からの生き残りの人だったと思う」


飛龍「日中戦争からの生き残りって超熟練搭乗員じゃん!」


瑞鶴「えぇ、私が沈んだときは既に発艦してたから助かったと思うんだけど…」


蒼龍「まっ、昔の空母だった頃なんて覚えてないよね」


飛龍「うん、多聞丸もどんな顔だったか忘れちゃったよ」


蒼龍「もぉー、いつも飛龍は多聞丸ばっかり」


飛龍「いいじゃん、多聞丸」


瑞鶴「あははは…」


瑞鶴「(でもあれは確かに烈風だった、なんで、今更烈風が?もしかしてタイムスリップ?いやでも私達みたいな不思議な存在がいるんだからあり得るのかなぁ?)」


翔鶴「どうしたの?瑞鶴」


瑞鶴「ううん、なんでもない、翔鶴ねぇ」


翔鶴「そう…」



 





一一不時着地点一一一一一一一一一一一一一一一一








生田「あいたたた…」


生田「おぉ、奇跡的に烈風の近くに落ちた…」


生田「……って…あぶねーな、あと少しずれてたら木に当たってトマトジュースになるとこだった」


生田「あれ?動けない…」


生田「あぁぁぁぁ…」


生田「落下傘が木に引っかかってる…」


生田「救援まで待つか、救援来るか分からないけど……」


生田「てか…結構墜落してから時間経ってるな、暫く気絶してたか」


生田「それにしても、あの海に浮んでた奴等は何もんだ?」


生田「変な小さい銃を向けて来たと思ったら爆発するんだもん」 


生田「7.7mm機銃かな?って思ってたら対空砲並みの爆発だぜ?しかもあの基地なんなんだ?」


生田「ていうか、特攻しようと思ったら景色が崩れてこんな所にきたんだよな………もしやタイムスリップ!?」


生田「んな訳ないか」



ブゥゥーーーンン



生田「ん?」


生田「なんだ?あの小さい飛行機は?」




……………………………………………………………




???1「不時着機を発見しました、3時の方向です」


???2「さすが加賀デース、頼りになりマース」


???1→加賀「いえ、それほどでも…それより金剛さん、はやく救援に向かいましょう」


???2→金剛「そうですネー、はやく救援に向かいましょウ」




〜〜数分後〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




生田「おぉ、救援だ!…………!?」


生田「女の子!?」


金剛「そうデース、女の子デース。はやく救援しちゃいマスネ…………」


金剛「ん?はやく降りてきてくだサーイ」


生田「木に引っかかってるんだ、助けてくれ」


金剛「ちょっと待っててくだサーイ」


生田「?」


金剛「…ふんっ!!!」



木「」バギィ!!!!



生田「ひっ!」


金剛「これで助かりましたネー」


生田「あっ、ありがとう」


金剛「さぁ、帰りマース」

 

加賀「えぇ」


生田「え?そっちは海だぞ?」



金剛「え?」海に浮いてる


加賀「え?」海に浮いてる



生田「お前らかぁ…」


金剛「どうしたんデース?」


生田「さっき海に浮かんでる人間に撃ち落とされたんだよ…」


加賀「あっ」


生田「まぁいいや、基地までお願いする」


金剛「了解ネー」





一一前線基地一執務室一一一一一一一一一一一一一





提督「で?君は誰だい?」


生田「生田だ」


提督「そうか、職業は軍人だね?」


生田「そうだ」


提督「おい…大淀?」


大淀「はい?」


提督「データベースに生田っていう軍人はいるか?」


大淀「少々お待ちを…」



大淀「…」



提督「どうだ?」


大淀「居ませんね」


提督「ふむ…」


生田「どうした?」


提督「生田っていう名前の軍人は存在しないのだが……君は誰だ?」


生田「帝国軍人だ」


提督「所属は?」


生田「鈴鹿飛行基地、特務士官中尉だ」


提督「…特務士官だと?」


生田「あぁ、腕には自身がある」


提督「大淀、鈴鹿基地だってよ…」


大淀「もう既に無いはず…」


生田「そうだ今は西暦何年だ?」


提督「2019年だが…」


生田「やっぱりか…」


提督「まさか…」


生田「タイムスリップだろうな」



提督&大淀「タイムスリップ!?」



生田「あぁ、なんか特攻のときに景色が崩れはじめたと思ったら気を失って気づいたらこの基地の近海にいた」


提督「いや、でも…………




……………………………………………………………




瑞鶴「なるほど」壁に耳あてて


翔鶴「ねぇ、瑞鶴?やめにしない?盗み聞きはよくないわよ」

 

瑞鶴「待って、翔鶴ねぇ…すごく気になるの」 


翔鶴「そう…先に食堂に行ってるわね」


瑞鶴「分かった(へぇーそういうことか…タイムスリップしてきたのね。でも、あの操縦…誰だっけ?思い出せないなぁ)」






一一空部屋一一一一一一一一一一一一一一一一一一






生田「まさか、一部屋を一人で使えるとは…」


生田「それと提督が烈風を落とした代わりとして紫電改を作ってくれるらしい」


生田「どうやら設計図が残っていて、明石っていうやり手の工廠の人が作ってくれるらしい、明石さんすげーな」


生田「だが今が2019年とは…戦争も70年前の話か…信じられんな」


生田「あと艦娘って言う戦時中の軍艦を擬人化した人達だが、すごく可愛いな…嫁にしたい」


生田「まぁ、今日は色々疲れたしもう寝よう」


生田「それに明日の朝礼で俺がここに正式に着任するのが決まったのを報告しないといけないしな…でも、こんな離れた島から本土とすぐに通信できてしまうなんて…技術の進歩は目覚ましいな」


生田「疲れたぁぁ」


生田「おやすみ」







一一次の日一一一一一一一一一一一一一一一一一一







生田「緊張するな…」


提督「もう出るぞ」


生田「了解」


提督「それでは今日新たに着任した者を紹介する」


提督「特務士官中尉の生田英治だ」


生田「ご紹介に預かりました。特務士官中尉の生田英治です。この基地に着任することになりました、これからよろしくお願いします」 



パチパチパチ!!



提督「それでは本日の朝礼を終了する、通常任務に戻ってくれ」


艦娘「了解!」






一一食堂一一一一一一一一一一一一一一一一一一一







生田「おぉ、すごい種類のメニューだ…」


生田「おっ!これ美味そうだな」


生田「すいませーん」


???「はい、なんでしょう」


生田「間宮さん?でしたっけ?」


???→間宮「はい、そうです」


生田「じゃあ生姜焼き定食をお願いします」


間宮「生姜焼き定食ですね?」


生田「はい」


間宮「これを持って行ってください、料理が完成したらその機械が鳴るので料理を取りに来てください」


生田「はっ、はい分かりました」


生田「すごいな…」


生田「おっ空いてる席あった」


ピーピー!!


生田「おっ、鳴った。取りに行こう」


間宮「はい、どうぞ」


生田「ありがとうございます」


生田「さて、いただきます」



瑞鶴「前いいかしら?」



生田「あっ、どうぞ」


瑞鶴「ありがとう」


生田「瑞鶴さん?でしたっけ?」


瑞鶴「えぇ、瑞鶴よ、よろしく」


生田「よろしくお願いします」


瑞鶴「多分あなたって私が艦だった頃に搭乗してたわよね?」


生田「あぁ…確か瑞鶴さんが艦だった頃に搭乗してましたね」


瑞鶴「えぇ、たしか歴戦の熟練搭乗員が来たって有名になってたわ」


生田「えぇ?そうだったんですか?」


瑞鶴「えぇ…そりゃそうなるわよ、酷い空戦で発艦機の大半が帰ってこなかった空戦で翼が半分折れたにも関わらずグラマンを2機撃墜して来たんだから当然よ」 


生田「ハハハ…」バクバク


瑞鶴「ていうか食べ物にがっつきすぎじゃない?不貞腐れるぞー」


生田「久しぶりの食事で…すみません(かわいい)」


瑞鶴「別にいいのよ、それじゃあ私食べ終わったからもう行くね」


生田「あっ、はい…お気をつけて」


瑞鶴「ありがとう」


生田「かわいいけど、よく食べるな」


生田「喋りながら食べてたのにもう完食か…」


生田「驚きである」






一一工廠一一一一一一一一一一一一一一一一一一一






生田「おぉ、懐かしい」


明石「いやー作るのに中々苦労しましたね」


生田「たしか、空戦フラップのとこが難しかったでしょ」


明石「よくわかりますね、あと誉発動機も再現するのに難しかったです」


生田「ハハハ」


生田「それより、もう乗ってもいいかな?」


明石「はい、大丈夫です」






一一簡易飛行場一一一一一一一一一一一一一一一一






生田「風防を閉めて…」


生田「発動機確認…」



紫電改「」ブルルルルルルル!!!!!



生田「離陸!」



紫電改「」ブロロロロロロロロ!!!!!!



生田「おぉ、オクタン価の高いガソリンを使ってるようだから、動きが良好だ!」


生田「あれ?紫電改って、こんな性能よかったっけ?」





一一地上一一一一一一一一一一一一一一一一一一一





瑞鶴「すごい…」


飛龍「あれが、世界に名を轟かせた紫電改か…」


蒼龍「九九艦爆と違ってスピードがでてるね」


加賀「いや、当たり前でしょう」


赤城「美味しそう」ボソッ


明石「……(ちゃんと格納庫に鍵かけとこ)」



サイレン「」ウー!ウー!ウー!!!!!



瑞鶴「敵襲!?」


加賀「敵航空機隊が接近中、超低空から侵入したようね、電索に反応してないわ」


赤城「上々…とは言えないけれど我々の鎮守府に襲撃とはいい度胸です」


翔鶴「…影薄いって言われて、一回黙って見たけど…私ってば影薄いわぁ…」


飛龍「はやく落としちゃうよー」


蒼龍「…」←九九艦爆しか装備してない





一一上空一一一一一一一一一一一一一一一一一一一





生田「よし、動きは良好…」


生田「通信?」


通信機「鎮守府に奇襲、ただちに敵機を撃墜せよ、これは演習にあらず、繰り返す…」 


生田「敵機…まだ、武装を試してないな」


生田「丁度いい」






一一地上一一一一一一一一一一一一一一一一一一一






赤城「以外に敵が多いわ!」


加賀「不味い、敵機が鎮守府に近づいてる…」


瑞鶴「艦戦だけで艦爆が落とせない!」



ブゥゥーーーン!!!!!!!!



翔鶴「この音は…」


空母「紫電改!?」



バババババババババ!!!!!!!!



加賀「あれだけいた敵機が…」


赤城「あっという間に壊滅…」


瑞鶴「流石熟練搭乗員ね…」





一一上空一一一一一一一一一一一一一一一一一一一





生田「ふむ、あの小さい艦載機共にも20mm機関砲は効くようだな。炸裂弾の破片が当たってどんどん落ちていく」


生田「よし、制空権を確保。あとは空母達がやってくれるだろう」


生田「これより帰投する」




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




生田「フラップ展開」


生田「減速を確認、ランディングギア展開」


キキキィィイィィ!!!!!!!!!!!


生田「着陸完了」


生田「疲れた…」


生田「もうこんな時間か…」






一一食堂一一一一一一一一一一一一一一一一一一一






赤城「すごかったですね!どうやったらあんな起動ができるんですか?」


生田「あれは空戦フラップのお陰だよ」


加賀「たった1機であれ程の敵機を撃墜するなんて…」


瑞鶴「紫電改、恐るべし」


生田「たしかに紫電改もすごいが、一番すごかったのは零戦だぞ。中国で初めて搭乗したときは感動すらも覚えた」                


飛龍「たしかに零戦は強かったね」


生田「うむ、改造を重ねるごとに強くなっていったな」                     


生田「さて、ご馳走さま…もう行くね」



空母「じゃーねー」              



生田「ふぁ〜〜〜」              


生田「すごい眠い………」


生田「おやすみー」                                     




一一翌日一一一一一一一一一一一一一一一一一一一





生田「ほほぅ…新型発動機とな」


明石「はい、私と妖精さんが作った水冷式発動機の「ハ112-Ⅱ改」です!」


生田「ハ112-Ⅱってキ100に搭載されてた奴だよな」


明石「よく知ってますね!」


生田「俺の思い出の機体だからな(warThunderでお世話になった)」


明石「そうそう、それでキ100改を作ろうかなと、形式番号はキ100-Ⅱになる予定です」



「キ100(五式戦)」形式番号からわかる通り、陸軍戦闘機である。キ100の前身となった機体はキ61(三式戦)で三式戦にはハ40と言う水冷発動機が搭載されていたが、発動機の低稼働率や量産性の悪さから、大量に生産されたキ61にハ40の代わりとして空冷発動機を搭載。すると意外にも高性能を発揮した機体。キ100は三式戦の後継機F-Xと言っていいのだが、量産が開始された四式戦が代わりにF-Xと呼ばれている。本来なら、この五式戦こそが四式戦との名を与えられるべきだった。

脚注:兵器たる翼



生田「いいねぇ、紫電改より性能はいいのかい?」


明石「はい!第三帝国のFwシリーズより学んだ空気抵抗を用いて、開発した新型主翼を搭載するので、紫電改をも凌駕する性能です!しかも馬力が向上したことで搭載できなかった30mm機関砲一艇を機首に装備、そして20mm機関砲ベルト救弾式を両翼に各ニ艇ずつ装備可能になりました!」


生田「すげー!でも当たらなきゃ武装は意味ないな…」


明石「安心してください、馬力が向上したせいで最高速度が時速840kmを突破したので「もうこれジェットじゃね?」となったのでミサイルも搭載しています!」


生田「速すぎるよ…」


明石「これでも現代のジェット戦闘機に比べたら全然遅いほうですよ?それに巡航速度は時速800kmですよ?」


生田「」


明石「しかも、これを二重反転プロペラにすることでさらに速度が上がります」


生田「おっおう…」


明石「これなら現代のジェット戦闘機にも対抗できますね!」


生田「レシプロ戦闘機で一番強いのはTa152だと思ってたけど今日その考えはぶち壊れた…」


明石「時の流れですね」


生田「こえぇ…時の流れこえぇよ…」


生田「でっ、でもそんだけスピードが出るなら燃費悪いでしょ…?」


明石「最高速度と巡航速度にあまり違いがないのでどちらの燃費も3200km飛べるぐらいですかね」


生田「だから巡航速度だと4時間飛行できるのか」


明石「はい!」


生田「きっつ…」


明石「まぁ、オーバーヒートすると大変なことになるので最高速度で飛行しない方がいいですね」

 

生田「最高速度で飛べないの?」


明石「飛べるっていったら飛べるんですけど…」


生田「?」


明石「最高速度で10分飛行すると、オーバーヒートで発動機が燃えて撃墜しますね」


明石「てか、発動機の限界の性能を発揮してるんで発動機に一発でも貰えは速攻でスクラップに早変わりです」


生田「えぇ…(困惑)」


明石「つまり巡航速度で飛べってことです」


生田「おう…最初からそう言えや」


明石「あっはい」


明石「それより…実は試験機がもう完成してるんですよ」


生田「うん」


明石「試験飛行しましょうか」


生田「つまり俺に死ねと」


明石「さぁー!逝きましょう!」


生田「漢字が不謹慎」







一一基地航空隊飛行場一一一一一一一一一一一一一







生田「不安だな…」


通信機「大丈夫ですよ、私の設計に失敗は無い」


生田「分かったよ…」


生田「ん?スロットが入らない?」


生田「こうなりゃ力技で…」



バキッ!!!



生田「あっ…」


通信機「あっ…」


生田「やべぇ!スロット折れた状態で発動機かかっちゃったよ!」


通信機「はやく逃げてください!」


生田「くっそ!こうなりゃヤケだ!」

 

生田「飛ぶぞ!!」


通信機「えぇ!?」


生田「おぉ〜、速いなー(棒)」





〜〜数分後〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





生田「飛行には成功した、操作性も快適である」


生田「しかし…」


通信機「どうやって脱出するんですか?」


生田「落下傘で脱出する」


通信機「試験機なので、落下傘ついてません」


生田「マジで…?」


通信機「マジです」


生田「助けて…」


通信機「今時速何kmで飛んでます?」


生田「えーと……………」


生田「…840km………」


通信機「最高速度ですねぇ……」


通信機「何分飛んでます?」


生田「9分…」


通信機「あと1分でオーバーヒートします」


生田「ひえ〜〜〜…!!!」


生田「こうなりゃヤケだ!このまま胴体着陸だ!」


通信機「馬鹿ですか?」


生田「うるせぇ!実行だ!」


生田「……」


生田「着陸姿勢は大丈夫だな…」


生田「フラップ展開!」



バギャァァン!!!!!!!!!



生田「展開した瞬間フラップが壊れた!」


生田「えぇい、ランディング降ろせ!着陸だ!」



ヴァゴォォォォンン!!!!!!



生田「…」


生田「駄目だ!高度が足りない!」


通信機「ニゲロ!モドレ!テッターイ!」


生田「あぁぁぁぁ」



ガガガガガガ!!!!!



生田「やべぇ!滑走路で止まらない!海に落ちる!」


生田「あっあっあぁァァァァァ」


通信機「さらばだ!」(`・ω・´)ゞ


生田「あっおい!」


生田「ん?あっ…」






ドボォォォンンン!!!!!!!!






生田「……」ベッドの上


明石「テヘペロ♪」(〃∇〃)


生田「許さんぞ!」激怒プンプン丸


提督「まぁまぁ」


提督「これでも飲んで落ち着きなさいや」


生田「これは?」


提督「コーヒー」


生田「珈琲?あまり嗜んでいないが…」


提督「甘くて美味しいぞ」


生田「マジか、甘いのは好きだ」


提督「一気に飲むのが美味いんだよ」


生田「マジで?よっしゃ」グビグビ


生田「苦っ!!!!」ブーーーー!!!!


提督「ひっひっひ!!!」大笑い


明石「ひゃっひゃっひゃっ!!!!」大笑い


生田「…」ブチ


生田「おどりゃ!許さんぞボケぇぇぇ!!!」


提督&明石「お前のその姿…実にお笑いだったぜ」


生田「待てぇ!!!」


提督&明石「待てって呼ばれて待つ馬鹿がいるか!さらばだ!」


生田「ちっ!あいつら後で会ったら覚悟しとけよ」






サイレン「」ウー!ウー!ウー!!!!!!!!






生田「あん?空襲?」


スピーカー「敵機群が鎮守府に接近、訓練中及び非番・出撃予定の艦娘は直ちに防空戦闘を開始せよ。これは演習にあらず。繰り返す…」

 

生田「俺出撃した方がいいのかな?」


提督「すまん生田!紫電改が滑走路に用意した!飛べるか?」


生田「あぁ、大丈夫だ!お仕置きは後にしてやる」


提督「助かった!健闘を祈る!」


生田「任せとけ!」






一一滑走路一一一一一一一一一一一一一一一一一一







生田「発動機確認!」



紫電改「」ブルルルルルルル!!!!!!



生田「離陸!」



紫電改「」ブロロロロロロロロ!!!!!!



生田「さて、方角は…?」


通信機「敵機の方向は11時の方向だ」


生田「助かったぜ」


通信機「お互い様だ」




……………………………………………………………




生田「巡航速度で飛行中…」


生田「時間掛かりそうだな」






一一該当海域一海上一一一一一一一一一一一一一一






赤城「大方、敵機は落とせたわ!」


加賀「いえ、敵の増援が来ます」


飛龍「ねぇ、あの敵機…大きくない?」


蒼龍「んー?距離の問題じゃない?」


瑞鶴「え?でもあれは大きい気が…」


翔鶴「なんで私だけ中破…」中破


加賀「いえ、あれは明らかに大きい…」


瑞鶴「嘘でしょ!あんなのどうやって邀撃するのよ!」


飛龍「やるしかないよね…」


赤城「鎮守府より伝達…こちらに生田さんが向かっているようです」


加賀「とりあえずは一安心ね」


瑞鶴「全艦対空戦闘用意!!」


赤城「持ち堪えるのよ!」






……………………………………………………………






加賀「くっ!」中破


赤城「…っ」中破


飛龍「うち落とせない…」中破


蒼龍「九九艦爆が…」中破


瑞鶴「嘘…私の胸小さすぎ?…」中破


翔鶴「なんで…なんで私だけ大破…」大破



ブロロロロロロ!!!!!!!



瑞鶴「この音は…」


空母(翔鶴以外)「紫電改!」






一一生田機一一一一一一一一一一一一一一一一一一






生田「作戦該当空域に到達、これより制空権を確保すr……


生田「なんだ…?この大きな機体は…」


生田「ゼロか…?」


生田「まさか深海の連中が、こんな物を使ってくるとはな」


生田「想定敵機は5機、KDSは5…」


生田「まさか紫電改で零戦と戦うことになるとは…」


生田「たが、ここを通すわけには行かないんだよ!」



紫電改「」ババババ!!!!!





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





生田「制空権を確保、これより帰投する」


生田「む、敵機発見!」


生田「これで最後かな?」



紫電改「」ババババ!!



生田「これより帰投する」







一一滑走路一一一一一一一一一一一一一一一一一一







生田「フラップ展開、着速安定」


生田「ランディングギア展開…」


生田「ブレーキ」



紫電改「」キキィィィィ!!!!



生田「よし、着陸完了」



タッタッタ…



提督「戦果は?」


生田「深海棲艦と思われる不明機、5機撃墜だ」


提督「よし、十分だな」


明石「機体の損傷も結構ありますね…修理しときます」


生田「分かった……それより、お前ら」


提督「ん?ど、どうした?」


明石「あー、修理忙しいなぁ〜(棒)」


生田「お仕置きじゃボケぃ!」




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




生田「よし二度とするなよ…」


提督「」ボロボロ


明石「」ボロボロ


提督「いってぇなぁ!」


明石「痛い…」


生田「お前ら回復はやすぎだろ…」


提督「そんなことはどうでもいいジャマイカ」


明石「ジャマイカじゃ、まいか!」


提督「それより…敵の新鋭機が現れたとの事だが…どうだ?」


生田「あれは確実に零戦だったな、多分深海の連中に改造されて飛んでるんだと思う」


提督「今の艦娘の装備じゃ撃墜不能…頼れるのは艦娘以外の物理攻撃のみ」


提督「厳しいな」


明石「なにか対抗できる装備を考えときますね」


提督「頼んだ」


生田「現状じゃ俺以外アイツらに対抗する手段は無しと…」


提督「だが不幸中の幸い、例の機体が飛んでくる所は掴んでいる」


生田「次の作戦はそこを壊滅させることだな」


提督「あぁ、となると…共同作戦か」


生田「大丈夫か?」


提督「うちの艦隊の練度を信じろ」


生田「うん、まぁ……………」


生田「ん?待てよ…」


明石「どうしました?」


生田「艦娘以外の物理攻撃はあの例の新鋭機に効くんだろ?」


提督「そうだが……もしや」


生田「そうだ、ここには海上自衛隊とやらがいるんだろ?そこに協力を頼めば…」


提督「そうしたいのだが…」


生田「出来ないのか?」


提督「なんで駄目か語ると長くなるんだかな…まぁ、いいや、これを気に今この世界の情勢について教えてやろう」


生田「おっ、おう…」


提督「まず深海棲艦が現れたのが2015年だ、深海棲艦の影響で航空輸送と海上輸送が出来なくなった。これに一番困るのは日本だ、日本の食料情勢は米や一部の食品以外ほぼ輸入に頼っている」


生田「なるほど、食糧難に陥るのか」


提督「そういうことだ、そしてこの窮地から逃げ出すため、日本政府は農民もしくは第一次産業へ乗り換えると税金で多少免除する…という憲法を立案した、するとどうだろうか…第三次産業は深海棲艦のせいで弱っていたため一気に第一次産業の割合が増えた、そして深海棲艦に対抗するため兵器の開発も急がれた。その供給を解消するとために第二次産業も税金で多少免除となった。これにより日本はGDPこそ下がったもののなんとか生き延びることができた」


生田「良かったやん」


提督「そして深海棲艦に対抗するための兵器が完成したときに自衛隊に亀裂が生じた…深海棲艦に対抗しようと立ち上がった深海自衛党と他の国からの脅威に立ち向かう為の防衛自衛党に別れてしまった…

これにより海上自衛隊は2つの党に別れてしまい、2つの党は中が悪いため増援を呼べない訳だ」


生田「つまり、俺がいるのが深海自衛党なんだな?」


提督「あぁ、従来通りの自衛隊は防衛自衛党だ」


提督「深海自衛党は、主に艦娘を運用しているが、防衛自衛党はイージス艦や護衛艦などの従来の兵装だ」


生田「それで、増援を呼べないわけか」


提督「あぁ、そういうことだ」


生田「しょうがない、作戦内容について考えるか」


提督「あぁ」


大淀「作戦と聞いて」参上


明石「何処から来たの…?」


大淀「そんなことはどうでもいいジャマイカ」


明石「お、おう…」






一一鎮守府司令室一一一一一一一一一一一一一一一






提督「これより作戦会議を行う」


提督「まず、この作戦では敵の基地を叩くことが最優先だ」


生田「たが、どうやって敵の基地を破壊するんだ?」


提督「敵基地破壊用に明石に兵器の製造を頼んでいる、でその兵器は生田の操縦する戦闘機に積んでもらう」


生田「となると爆戦か」


提督「あぁ、若干機動力は落ちるが問題は無いと明石が言っていた」


生田「分かった」


大淀「そして鎮守府の艦娘で敵基地近海の深海棲艦を一掃します」


大淀「その後、一部空母艦娘の艦載機を生田さんの護衛の任につかせます」


大淀「そして敵基地を破壊」


提督「これで作戦の全貌は話した、作戦名は第一四号作戦とする」


生田「分かった、作戦実行日はいつだ?」


提督「明後日を予定している」


生田「了解」


提督「この作戦では生田が鍵となっている、任せたぞ」


生田「任せておけ」






一一数日後一一一一一一一一一一一一一一一一一一






生田「……………?」


明石「どっ、どうしました?」


生田「これを載せて敵基地を空襲するのか?」


明石「えぇ、そうですけど…」


生田「でかすぎだろ!!」


明石「えぇ〜」


生田「えぇ〜じゃねぇよ、でけぇよ」


明石「ツァーリボンバーとか見てたら作りたくなってきたので…」


生田「ツァーリボンバー?」


明石「あ!核爆弾ではないですよ!」


生田「核爆弾!?」


明石「うん」


生田「いや、自国の領土に核落とすバカはいないだろ…」


明石「ソ連…」


生田「スターリンもそこまでバカじゃない」


明石「レーニンだろぉ!」


生田「いいーや、トロツキーってはっきり分かんだね」


提督「もしもし?憲兵さーん、ここに共産主義者が……


明石「少し黙っててもらおうか」銃口向けて


生田「あぁ、世の中言っていい事と悪い事がある」


提督「うるせぇよ、やかましいよ」


提督「それよりこいつを敵基地に落とすのか?」


明石「え?はい」


提督「どうやって?」


明石「飛行機に積んで…」


生田「大き過ぎて無理だな、重量が軽けりゃ問題はないが…」


明石「五トンぐらいですね」


生田&提督「重いわ!」


明石「そう言うと思って爆撃機も作っておいたんですよ」


提督「有能」


生田「流石」


提督「で?なんていう爆撃機だ?」


明石「連山です」


生田「連山に五トンも積めるか?たしか800kg爆弾が三発か2000kg爆弾二発しか積めなかったぞ、深山が800kg爆弾4発だから深山の方がいいだろ」


提督「どちらにせよ五トンも積めないな」


明石「ふふふふふふ」


生田「なにかおかしい!」


提督「こいつ企んでやがる…」


明石「いや、何も企んでないし…」


生田「何をする気なんだ…」


提督「まさか……世界制服!?」


明石「いや…だから…改造したんですよ連山を」


生田「マジで?」


明石「マジです」


提督&生田「有能」


明石「tu4ってあるじゃないですか」


生田「爆撃機の癖に近づいたら速攻ボコボコにされる奴な、しかも頑丈過ぎて高度7000m超えたら撃墜不能」



「tu4」 ソ連が開発(リバースエンジニア)した戦略爆撃機、当時ソ連がアメリカのB29の不時着機を発見しリバースエンジニアをし、B29の弱点であった後方の死角に防護機銃を装備し、防護機銃の12.7mm機銃を20mm機銃に換装【12.7mm機銃は十艇、20mm機銃は十艇とまさに超空の要塞】完全にハリネズミ状態となったtu4だが、なんと搭載量も尋常じゃなく、1000kg爆弾を6発、6000kgまたは8000kg爆弾を1発ずつとB29と遜色のない性能。ちなみに連山は800kg爆弾を3発、2000kg爆弾を2発とショボい

脚注:Wikipedia



明石「そうそう、それを参考にして、改造したのが【連山Mark2】です」


生田「なにが変わったんだ?」


明石「わたしが魔改造した誉改12型2400馬力を4基積んでます、それにより防御板を強化、一番厚い所で24cm、薄いところでさえ12cmもあります!」


生田「防御板、ありがたい」しみじみ


明石「そして全ての防御機銃を20mm機関砲に変換、最新のオートロックにより、素人でも敵機を打ち落とせます!そして自動化により二人での操縦が可能です!」


明石「ただ…」


生田「ただ?」


明石「装甲板の関係でアホみたいに重くなって、失速した瞬間、地上へ真っ逆さまです」


生田「怖っ、失速出来ねぇじゃん」


明石「この機体では失速≒死です」


提督「乗りたくないものだな」


生田「…でも、二人乗りだってよ」提督を凝視


提督「やめろ!俺を見るな!俺は乗らないぞ!」


明石「そこは、少し考える必要がありますね」













一一1945年一ガダルカナル上空一一一一一












???「燃料タンクをぶち抜かれたか」


???「もう、帰還できないな…」


???「すまん生田、ここでお別れだ………………」


???「……………」


???「?」


???「体が動かない!?」


???「景色が崩れて…」


???「ぐっ……………」






一一執務室一一一一一一一一一一一一一一一一一一






大淀「提督!また所属不明機が現れました!」


提督「えぇ!また!?」


大淀「今度の対処はどうしますか?」


提督「鎮守府の全勢力を鎮守府近海に向かわせて、生田に頼もう!」


大淀「分かりました、通信入れますね」


提督「あぁ」


大淀「通信つながりました!」


提督「こちらビキニ基地、当機は日本の領空を侵略している、直ちに領空を出なければ当機を邀撃する。繰り返す…」


提督「反応なし!いつも通り!」


大淀「えぇ…(困惑)」


提督「よし!やっちゃって!」


大淀「分かりました…」





一一鎮守府上空一一一一一一一一一一一一一一一一






???「…………!?」ガバ!


???「どっ何処だ!此処は!?」  



通信機「」ガガガガ!!



???「通信が入ってるが…」


???「ん?なんかこっちに来てるな?敵機か?」


???「いやあれは…なんだ?」


???「あんな機体見たことねぇぞ…日の丸がついているし日本軍機だろうが…」


???「あの搭乗員って…」


???「生田!?」






一一生田機一一一一一一一一一一一一一一一一一一







生田「おい!あの機体って!」


生田「ニ式陸上偵察機…」


生田「岩川の機体だ…………まさかあいつも…」






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






???→岩川「はぇー、タイムスリップとな?」


生田「あぁ、最初は俺も戸惑ったが、馴れだな」


岩川「それはいいとしt……


生田「良くないだろ!」


岩川「いいじゃん、可愛い子いっぱいいるんだろ?」


生田「……そうだな!」


岩川「パイ乙ルンプルンプ?」


生田「勿論!ボンキュボンでパイ乙ルンプルンプやぞ」


岩川「天国とはここにあったか!」







一一執務室一一一一一一一一一一一一一一一一一一







提督「頭が痛い…」


瑞鶴「また、タイムスリップ!?」


生田「おう、もうこれしょうがないから」


岩川「よろちくび」手を差し出し



瑞鶴「…」パンッッっ!!



岩川「ふごぉ!!」ビンタされ


岩川「ちょっと待っ…


岩川「ふごぉぉぉ!!!!」ビンタされ


生田「瑞鶴、落ち着け」


瑞鶴「………はっ!」


瑞鶴「無意識のうちに殴ってたわ、ごめんなさい」


岩川「えぇ…?(困惑)」


岩川「て言うか生田!」


生田「ん?」


岩川「全然パイ乙ルンプルンプじゃねぇじゃん!」



瑞鶴「…」パンッッっ!!!



瑞鳳「たべりゅ?」パンッッっ!!!!


岩川「ぐふぉ!!!!」二人からビンタされ


岩川「いてぇよ…」


生田「…誰?」


瑞鳳「卵焼き…たべりゅ?」



生田「食べ… 提督「たべりゅゅーーー!!!!」



生田「」( ゚д゚)


瑞鶴「提督は瑞鳳押しよ」


生田「そうか…」


岩川「いてぇ、いてぇよ…」


生田「んなもんほっておいて、これで敵基地を爆撃できるな」


明石「あっ、それなんですけど…」


提督「何処からか出てきた…」


岩川「お取り込みおわったんですn………



瑞鶴「…」パァんンンン!!!



岩川「あはん!!」


明石「新型のAIを探しまくって一人で操縦出来る用にしちゃいました」


生田「あいつはどうすんの?」


明石「護衛戦闘機で」


生田「戦闘機あるのか?」


明石「ふふふ」


生田「なにがおかしい!」


提督「こいつ…企んでやがる…」


明石「いや…企んらんでないし…………てっ言うか、こんなくだり前にもあった!」 


提督「で?」


明石「あぁ、それはですね…」


明石「アツタ発動機を覚えてますか?」


生田「え?あぁ、それで?」


明石「日本海軍は水冷発動機に自信がなかったのですよ」


生田「おっおう……」


岩川「そうなん?」



瑞鶴「…」パァァン!!



岩川「ぶぅふぉぉ!!」ビンタされ


岩川「俺こんなキャラじゃない!(泣)」


明石「それで改造したんですよアツタ発動機を!」


生田「へぇー」


提督「興味ないだろ、お前……」


明石「その名も!!アツタ(明石印)発動機!」


提督&生田「すごーい」棒


明石「そしてそれを三式戦(陸軍)に搭載!」


明石「そして機関銃には12,7mm6艇を翼内装備、20mm機関銃を機首に2艇装備!また携行弾数は12,7mmが400発ずつ、20mm機関銃が200発となってます!」


生田「流石に速力落ちたんじゃない?」


明石「なんと!落ちてません!」


提督「もしや……」


明石「60kt分速力を増加させる事ができました!」


岩川「おぉ」


明石「そして包絡線型フラップを採用したことで機動力も上がっています!」


岩川「おぉ!」


明石「ですが…その代わりに、この機体は防御と言うものが消え去りました」


明石「装甲板は無し、機体構造は1mmのみ」


岩川「え……」


明石「まぁ、明石印の技術によって完全アルミ製になってるので過貫通ですみますよ」


岩川&生田「昔ゼロライターと言う物があってな…」


明石「被弾しなきゃいいじゃないですか」


生田「その考え方で負けたのよ?」


岩川「まぁ、俺被弾なんかしないし」


提督「どうかな?」


明石「まぁまぁ、そしてこの機体の名前は…」


明石「三式乙戦型と命名しました!」


生田「乙戦だと?」


岩川「局戦か」



ここでアツタ発動機のまとめ。

ドイツのベンツ社(ダイムラー)で開発されたこの発動機を愛航(愛知航空)がライセンス開発したもの

たまに九飛(九州飛行)がライセンス契約したものだ、と勘違いされている人もいるが実際には愛航である。しかし日本の技術力では水冷発動機はいささか難しかったようで、稼働率共に生産性も悪かった。アツタ発動機を搭載した三式戦は日本軍で一番落としやすい機体などと呼ばれたこともあるが、日本の工作機などの技術が高ければ十二分に戦えたであろう。アツタ搭載機は三式戦の飛燕などだが、実際にはハ40と呼ばれており、よく分からない。ちなみにベンツと日本側のライセンス権を巡る交渉は難航した。

脚注:Wikipedia


「三式戦」別名飛燕とも呼ばれていたりする。

この機体に関して語ることは少ないが三式戦の搭載するハ40は前述も述べたように、日本には製造が難しく、三式戦の工場では発動機の供給が間に合わず発動機無しの三式戦がずらりと並ぶ光景が見れた。また上昇力と速力共に優れていて、一番の強みは武装もそうだが(12,7mm2艇装備と7,7mm翼内装備、一見貧弱に聞こえるがこれで充分である)航続距離が零戦とほぼ同じ、と言う事が一番の強みと言えるだろう、ちなみに三式戦にハ40(アツタ)を搭載できず、代わりに空冷の発動機を搭載したところ、まさかの性能を発揮し、五式戦として、烈風と共に期待されつつも終戦を迎えた。

脚注:Wikipedia



明石「まぁ、これ以外にも色々つくったんですよ」


生田「で?何を作ったんだ?」


明石「ふふふふふ」


生田「何がおかしい!」


岩川「こいつ……企んでやがる!」


提督「まさか…世界征f………


明石「はいはい、どーでもいいですから」


明石「はい、それでですね。そろそろ三式戦に飽きてきたわけです」


生田「おい、さっき改造したばっかじゃねぇか」


明石「私は飽き性なんです」


生田「えぇ…(困惑)」


明石「それで、研三と言う試験飛行機があったんですよ」


岩川「ほう」


明石「そして研三の資料を読み明かしていたら、あれ?これ作れるんじゃね?となりました」


明石「そして、出来たのが……」


提督「出来たのかよ!」



「研三」昭和14年、東京帝国大学航空研究所(以後航研)に陸軍空技から実用機の高速性の参考の為に、レシプロ機の世界最高速度の記録の更新を最終目的とし、航研機の制作を要求した。ちなみに、航研が今までに製造した、研究機は航一・航ニで、次の研究機の名称は航三になる予定だったが、日華事変やノモンハン事件などがあり、航三→こうさん→降参とこの時期に航三と言う名前ではいかにも不味いので、研三、と言う名前になった。研三の発動機には、ダイムラー・ベンツのDB601Aaが使われた、DB601Aaの最高出力は1175馬力だったが、改修を加え1500馬力程度まで増力することが出来た、また冷却器の装備方式など、空気抵抗に細心の注意を払った。層流翼の説明は深く説明すると、軽く論文が書けてしまうので省くが、簡単に説明してみる。層流翼とは、なんか色々すると、気流がより整然と保たれ、それにはより摩擦抗力が減少しちゃうよ!と言う翼である。また、主翼荷重が小さくなるよう、主翼が大変小さくなっている。そして、昇降舵には布張りではなく日本軍には珍しい完全金属張りになっている。主翼桁には、零戦に採用されている住友金属のESD合金を使う案もあったが、研三には、同時期に開発された、超々ジュラルミンが使われた。超々ジュラルミンはSSDジュラルミンとも呼ばれ、ESD合金との違いはあまりない。そして発動機架にはアルミニウム合金ではなくマグネシウム合金が使われた、中学科学でお馴染のマグネシウムは燃えやすい欠点があったが、アルミ合金よりも30%程軽量で、重量が命の高速機にとってはうってつけの材料であり、採用された。そして、液冷発動機の一番の難所の冷却器だが、研三では、三式戦のように胴体下部ではなく、蜂の巣型の冷却器を使用し、冷却器を前後二段にしてしまうと言う前代未聞の設置方法だった、だが、これが功を奏し、機体の高速化に答えた。冷却器は震電の後方の隙間みたいな感じで配置しているイメージ。また、研三では当初着陸速度は160km/hを想定していたが、実際には着陸時に210km/hを記録し、当時殺人機とまで謳われた紫電や二式戦(鍾馗)でさえ105km/hなので、どれほど着速が速かったかが分かるだろう。速度は699km/hと、700km/hとほぼ同等の速度がでた。しかし、世界記録を更新することはできなかった。そして、研三はその後試験飛行を繰り返し改修などされていたが、終戦を迎えアメリカのM3シャーマン戦車に踏み潰されて解体されると言う悲運の運命を辿った。

航研/川崎、制作「研三」キ78

全幅8m、全長8.1m

自重1935kg、全備重量2424kg

発動機、ダイムラーベンツ制作、DB601Aa(日本側で改造)

脚注:兵器たる翼



明石「とまぁ、作者が研三好き過ぎて説明がいつもより長くなってしまいました」


生田「あぁ、書こうと思えばこのssを全部、研三の説明で終われるんだがな」


提督「メタイメタイ」


明石「そして、それを改造したのが!」


明石「研三改です!」


明石「具体的に低速域での安定性を向上させ、なんとか狭い翼のスペースに12.7mm機銃を2艇装備させ、プロペラに7.7mm機銃を2艇装備させています」


生田「よく、装備させたな」


明石「はい…機銃を装備しただけで安定性がガタ落ちして大変でした………しかし!DB601Aa改造型をさらに改造し、馬力を2000馬力まで、強化しました、本当はもっと馬力を強化したかったのですが、耐久度的に無理でした…しかし冷却器を改造し、一時はイタリアも驚きの爆音とエンジン温度でしたが、発動機内での静粛性をあげ、強制冷却装置も追加したことにより、低速域での性能が格段に上がりました」


生田「ちなみに着速は?」


明石「240km/hです」


生田「」


岩川「」


提督「240km/hと言うと……八八軽爆の最大速ぐらいか」


生田「そんな化け物乗ってたら死んでしまうわ」


生田「大体さ、当時殺人機とまで謳われた紫電だって着速100km/h前後(個体差あり)だぞ、240km/hって……」


明石「なんの為のエースパイロットですかねぇ…」


生田「まぁ、三式戦のフラップなし着速ぐらいか……相当速いな」


岩川「それ以上だけどな」


明石「で?敵基地空襲はどっちにします?三式乙戦か研三改か」


生田「まぁ、連山は俺が使うから…」


生田「岩川、お前は何がいい?」


岩川「え?俺出撃したくn……



ヴァゴォォォォンン!!



岩川「いってぇ!!グーでやるな!」


生田「んで?どっちだ?」


岩川「どっちも?と答えたら?」


明石「……は!」


提督「どうした、明石」


明石「ちょっと待っててください!」 





一一数時間後一一一一一一一一一一一一一一一一一





提督「これは少し違う気が……」


明石「え?駄目ですか?」


生田「何これ?ツインマスタング?」


明石「そうそう、ツインマスタングの形状からアイデアを得ました」


岩川「右側が研三で…左が三式乙戦か」


提督「気持ち悪りぃな……これ」


生田「岩川、せっかく作ってもらったからにはな………試験飛行ぐらいしなよ」


岩川「いや…流石にこれは……」チラッ


明石「……」(´・ω・`)ショボーン


岩川「分かった……」







〜〜鎮守府飛行場〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜







提督「よし、頑張って逝け!」


岩川「岩川、逝っきまーす!」


提督「頑張れー!!」


岩川「スロットル全開!」



ツインマスタング?「」ブロロロロロロロロ!!!!



岩川「飛べぇ!」



ツインマスタング?「」ブワァァァン!!!!!



生田「飛んだ!?」


明石「我が辞書に失敗という文字はなぁい!!」


提督「……どんどん左側によってないか?」


明石「あ、そういや研三と三式戦って発動機の出力違うんだった…」


生田「…だろうな」


提督「おい待て、空母寮の方に向かってないか?」







〜〜岩川機〜機内〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜







岩川「グググググ」


岩川「駄目だ!復帰出来ない!」



ツインマスタング?「」ブーゥゥン!!!!!!!



通信機「おい!やめろ!鎮守府に激突するな!」


岩川「そう言っても操縦棒が……」


通信機「根性だよ!」


岩川「あ…」



ドガァァァアァンン!!!



通信機「…」






〜〜空母寮〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






瑞鶴「いや〜、これ美味しいね!」


翔鶴「本当ですね…こんなに美味しいの初めて食べるわ」


赤城「…」ガツガツ


加賀「えぇ、本土の料理ってすごく美味しいのね」


飛龍「そうでしょー、提督に頼んで本土に遊びに行ったとき買ってきたんだー」


蒼龍「なんか、タピオカっていう訳の分からない物が本土では流行ってるらしいよ」


瑞鶴「なにそれ」


蒼龍「黒い粒」


翔鶴「あ、昔本土で流行ったナタデココみたいな奴じゃないでしょうか?」


蒼龍「そうそう、なんか弾力があって美味しかった〜」


赤城「…皆さん」


加賀「どうしたの?赤城さん」


赤城「あれ」


瑞鶴「なんかこっちに向かって来てない?」


飛龍「あれ?これヤバくない?」



ドガァァァアァンン!!!!!



翔鶴「…きゃあ!」大破


瑞鶴「翔鶴姉かわいい!」


加賀「…」小破


赤城「あぁ…私のご飯が!」(精神的)大破


蒼龍「えぇ…」


飛龍「…なに?この機体?」


赤城「ッ!一体誰が!」やけくそ


岩川「…やぁ」


瑞鶴「なぁんで空母寮にピンポイントで突っ込んでくるかなぁ…」


岩川「うん…ごめん」



タッタッタッ!!!



ドア「…」バァァァンン!


提督「大丈夫か!?」


提督「…」キョロキョロ


赤城「…守れなかった(ご飯)」精神的大破


翔鶴「…また大破…」大破


加賀「…」小破


生田「…資源」


提督「イベントあるのにぃぃぃ!!!資源ぇぇん!!」


明石「あぁ…部屋自体頑張れば今日中には直りそうですね」


岩川「中央の翼だけは無傷だな」


生田「これが黄金の翼!」


提督「資源は吹っ飛んだがな」


岩川「でも翼は吹っ飛ばない」


明石「でも一応は飛べるので発動機の出力調整すれば飛べそうですね」


岩川「いや普通に飛ばそうぜ?」


明石「もうくっつけちゃったので後戻りは出来ません」


岩川「」


明石「じゃあ、作ってきます」





      一一開発が完了しました一一





明石「出来ました!その名もツインマスタングもどき改です!正式名称はAks001です!」


提督「おう、すごいな」


生田「そうだね」



ツインマスタングもどき

正式名称 Aks001

明石が作った最終兵器、右側が研三で左側が三式戦

ツインマスタング同様何方にも乗れるがそこは本人の自由。しかし武装の兵器は中央は20mm機銃3艇装備だが右翼と左翼で装備が違う、その為重心がズレており中々癖の強い飛行をする。また、右翼の武装が貧弱なので敵機を右翼で撃墜するのは困難。扱いにくい機体だがスペックを考えるとツインマスタングを軽く超えているので慣れれば最強?の兵器ではないだろうか。

脚注:作者






一一鎮守府工廠一一一一一一一一一一一一一一一一







提督「さて、もうふざけすぎて時間の猶予がない……」


明石「はい」


提督「はやく連山に例の奴を積むんだ」


明石「本当にやるんですね?」


提督「あぁ、ツァーリーボンバーを超える超爆弾……」


明石「単純なエネルギー量なら既にツァーリーボンバーを上回っています」


提督「しかぁし!核など落してはいかん……」


明石「そこで比叡さんに作ってもらったこの秋刀魚の塩焼き……」


提督「比叡の料理は軽く世界を滅ぶす………」


明石「フフフフフフフ」


提督&明石「ハーハッハッハっ!!!!」


生田「はやくしろ」


明石「はい」


提督「ハハハハハハハハ!!」






一一鎮守府飛行場一夜一一一一一一一一一一一一一






提督「健闘を祈る」


生田「あぁ」


岩川「結局このツインマスタングもどきなのね……」


明石「Aks001です」


生田「もう聞いた」


提督「それじゃあ、敵基地はここから先の離れた孤島にある。そこが今回の爆撃目標だ。それと今回は夜間強行襲撃作戦となっている、視界不良に悩まされると思うが暗視装置を設置してあるのでそれを使え」


生田「了解!」


提督「また、敵基地にはゼロと思わしき戦闘機が多数展開している。艦娘の対空射撃は効かないため岩川、お前にかかっている」


岩川「うい、それで艦娘は支援にくるのか?」


提督「今回の作戦は艦娘と同時に行う、既に今朝第一艦隊は抜錨している。敵方には空母凄姫らしき深海棲艦が目撃されている、今回はそいつも目撃だ」


岩川「OK!じゃ行ってくる」








一一鎮守府近海上空一一一一一一一一一一一一一一








生田「高度9000m到達、これより巡航に入る」


岩川「了解、流石に空気が薄いな」


生田「あぁ、だが酸素マスクも随分進化したものだ装備するだけで全然苦しくないぞ」


岩川「寒くないしな」


生田「暖房完備とか凄まじいぜ」


通信機『対空電索に異常はあるか?』


岩川「ないな」


通信機『了解、あと170kmで敵基地に到着するはずだ』


生田「了解。しかし、この機体内臭いんだが…」


通信機『比叡の秋刀魚の塩焼きを積んでるからな』


岩川「ん?」


生田「道理でか……秋刀魚っぽい臭いがした」


通信機『ちなみに酸素マスク外したら死ぬぜ』


生田「え…」


通信機『辛うじて酸素マスクで比叡の秋刀魚の塩焼きの有毒ガスをカット出来てるが、脱いだ瞬間一気に来るからな………即発性だ』


岩川「ひぃぃぃぃ!!そんなんを落とすのか?」


通信機『あぁ、核同等の破壊力はあるが、核と違って約三日間で有毒ガスは分解される』


生田「なる程……安心だな」


通信機『あぁ、じゃ通信切るぞ』


岩川「了解」


生田「死ななきゃいいな、俺……」


岩川「(多分)大丈夫」






一一敵基地近海一一一一一一一一一一一一一一一一






赤城「んー、あれが連山ですか?」


加賀「そうみたいですね」


瑞鶴「何あの気持ち悪い機体……」


翔鶴「空母寮に突っ込んできた奴ですね」


長門「ボーキが……」


陸奥「あら?秘書艦も大変ねぇ…」


長門「うむ、提督はあまり気にしてないがうちの鎮守府は結構な財政難でな……燃料もないし」


翔鶴「!」


翔鶴「水上電索に感あり!感六!!」


翔鶴「対空電索にも感あり!」


翔鶴「敵艦載機、予想420!!」


赤城「私達が展開出来る航空戦力は240機よ!」


加賀「遥かに敵方が上回ってますね」


瑞鶴「なぁに、この烈風があれば怖くないさ」


翔鶴「…敵航空編成から考えると敵の艦戦は100機程度……」


長門「我々は50機の艦戦を展開出来るが……」


陸奥「多分まだまだ航空兵力は残しているでしょうねぇ……」


赤城「KDSは2機以上……」


加賀「…辛い戦いね、慎重に叩きたい所だわ」


翔鶴「敵艦載機補足!!対空戦闘用意!」


長門「了解!!まずは敵の航空戦力を削るぞ」


赤城「…生田隊から連絡!!爆撃を開始すると」


瑞鶴「ふふふ、敵も驚くでしょうね」


陸奥「そうねぇ、敵の後ろはガラ空きだもの」






一一敵基地上空一一一一一一一一一一一一一一一一






生田「敵基地上空に到達、これより爆撃準備に突入」


岩川「了解、距離二千」


生田「投下開始」


連山「」パカ



ヒュルルルルルルルルルル!!!!!!



生田「投下完了、これより帰投する」


岩川「了解、俺は艦娘の支援を行う」


生田「了解、気をつけろよ」


岩川「分かった」






一一敵基地近海一一一一一一一一一一一一一一一一






赤城「はぁ……はぁ……」


翔鶴「敵の艦載機の全滅を確認…残存機は遁走を開始しています………」


瑞鶴「なんとか退けたわね……」


長門「あぁ…だが…………



ヒュルルルルルルルルルル!!!!



陸奥「あら?」



ドガァァァアァンン!!!!!!!!!



翔鶴「きゃあ!!」


加賀「…ふぁ!?」


赤城「ふぉう!」


長門「あべし!」


瑞鶴「ぬ……」


陸奥「あらあら」


翔鶴「水上電索から感が消えました……」


瑞鶴「……嘘でしょ?」


翔鶴「敵水上艦隊の沈黙を確認」


赤城「えぇ…(困惑)」


加賀「やりました」


長門「……帰るか」


陸奥「…そうね」





一一岩川機一機内一一一一一一一一一一一一一一一





岩川「あれ?そういえば爆弾ってこのあたりに落とすんだよな」


岩川「やばい!!」



ドガァァァアァンン!!!!!!!



岩川「うぉぉ!!!」


岩川「……意外と大丈夫だった」


岩川「……」


岩川「…帰るか」






一一帰投一一一一一一一一一一一一一一






提督「…」


提督「へっくしょい!!!!!!」


提督「…」ブルブル


提督「なんか今日寒くね?」


大淀「あ、クーラ20℃になってます」


提督「おぉ、消せ消せ勿体無い」



ドア「」コンコン



提督「入れ」


赤城「艦隊帰投しました」


提督「戦果は?」


赤城「敵艦隊は全滅、我々の被害は微小です」


提督「うむ、報告は以上か?」


赤城「はい」


提督「よし、損害艦は入渠施設へ。大淀は後で次段作戦の計画をするぞ」


赤城&大淀「了解です」






一一執務室一一一一一一一一一一一一一一一一一一






提督「さて、敵基地を攻略した所で、本営から一斉反抗作戦が立案された」


生田「詳細を頼む」


提督「我々ビキニ基地より南西500km先に敵の総本拠地が発見された」


提督「先ずは我々ビキニ基地艦隊が敵水上戦力を削ぎ、本営の聯合艦隊が到着するまで持ち堪える…また、敵基地上空に例の新鋭機が展開しており、生田と岩川にも出撃してもらう」 


生田「敵展開機は何機だ?」


大淀「予想ですが、推定200機前後かと」


生田「俺と岩川の二機だけでは厳しいな…」


提督「それを見越して、明石に三号爆弾とタ弾を復元させた」


生田「旧日本軍の兵器か」



三号爆弾

旧日本海軍が開発した、空対空爆弾。外見は普通の陸上爆弾と変わらないが、爆弾から大量に詰まっている弾子をバラまき、空中で爆発する。


タ弾

旧日本陸軍が開発した、空対空爆弾。主に三号爆弾と同様の性能を持つ。三号爆弾より弾子が大型で対地攻撃にも利用できる。



提督「あぁ…作戦としては、連山に過負荷まで三号爆弾を積載」


大淀「そして、それを敵編隊へ投下。または、敵飛行場にタ弾を投下」


生田「航空戦力を削ぐのか」


提督「あぁ、航空戦力を削いでから本営の聯合艦隊で一気に叩く」


提督「それと…対空爆弾だから重爆撃機にしては低空飛行しないといけない為、岩川には明石の最新機の震電に乗ってもらう」


生田「震電?」


提督「詳細は後で明石から聞いてくれ」


大淀「しかし、全鎮守府で複数の攻撃目標を攻撃する為、援軍を要請出来ません」


大淀「我々の戦力のみで本営の聯合艦隊到着を待つ必要があります」


生田「本営の聯合艦隊到着まで待てないのか?」


提督「聯合艦隊は我々ビキニ基地へ向かう前に、敵哨戒基地を叩く為、聯合艦隊の負担を出来るだけ減らす事が重要なんだ」


生田「そうか…分かった」


提督「うむ、この作戦は今週末に発動する。明日の朝会で発表する予定だ」


生田「了解」




〜〜工廠〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




生田「で?震電とやらはどんな戦闘機なんだ?」


岩川「うむ、詳細を」


明石「部類としては局戦に入ります」


明石「九州飛行機制作の日本軍初のエンテ翼機です」


生田「エンテ?」


明石「所謂後翼型と言う奴です」



「震電」九州飛行機制作の日本軍初のエンテ翼機。海軍より、四百ktを超える戦闘機を制作せよとの事で設計された局地戦闘機。エンテ翼は空力に非常に優れていて、大馬力の発動機さえ手に入れば実現出来ると考えられた。その為、烈風に搭載されている誉発動機の様な、外径が小さく大馬力のような発動機が求められたが、誉発動機は稼働率が悪く苦戦しているとの情報が設計部に入り、大馬力で稼働率も良いが大外径という発動機を搭載した。その発動機名はハ43という名で離昇馬力2030馬力、公称第一馬力1850馬力/高度二千mという頑丈な発動機であった。しかし、その馬力故トルクが凄まじく、片方へ傾く事が良くあった。だが、搭載している武装は凄まじく、30mm機銃四門機首集中配備という武装は日本屈指であった。

速度:時速740km/高度8700m

武装:五式30mm機銃一型乙四門

設計:九州飛行機

脚注:兵器たる翼



生田「うぉ…凄まじい武装だな」


岩川「速度740km/時かよ…はっや」


明石「今回は私の魔改造が入ってないので、戦前のスペックと全く同じです」


生田「魔改造…」


明石「本営より魔改造はヤメロと言われてしまったので…」


岩川「本営に注意されるって、どんだけだよ…」






一一朝会一一一一一一一一一一一一一一一一一一一






提督「以前の作戦から、敵総本拠地が発見された…ここで憎き深海棲艦との最終決戦になるであろう大海令が命令された」


ザワザワ!!!


提督「内容としては、我々ビキニ基地航空戦隊が敵航空戦力を殲滅。そして、ビキニ基地艦隊が敵総本拠地へ攻撃、本営の聯合艦隊到着までに戦力を出来るだけ削ぐ事が主な任務だ」


長門「一つ質問していいか?」


提督「あぁ、いいぞ」


長門「聯合艦隊が到着してから、敵を叩けばいいのではないか?」


提督「本営の聯合艦隊は敵総本拠地へ攻撃する前に、敵の哨戒基地を攻撃するんだ。その為、出来るだけ戦力を我々で削いでおきたい」


長門「なるほど、了解した」


提督「作戦決行日は今週末に行われる、最終決戦だ」




〜〜空母寮〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




赤城「それにしても、最終決戦ですか…」


瑞鶴「遂に私達の戦争も終わるんですね」


加賀「まだ、終わった訳じゃないわ。五航戦」


翔鶴「加賀さん?あの…」


飛龍「急にツンデレになった加賀さん」


蒼龍「デレデレがツンデレデレになっただけよね」


加賀「飛龍、蒼龍?ぶん殴るわよ」


赤城「加賀さん?後で話があります」


加賀「え?もしかして……愛の告白!?」


瑞鶴「おい、この脳内お花畑なんとかしろ」


翔鶴「こら!瑞鶴!先輩にそう言うこと」


赤城「加賀さん…ちょっと」


加賀「はい…赤城さん…いつでも大丈夫です」



〜〜数分後〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



加賀「凱旋一触ね…」ボコボコ


瑞鶴「加賀さん…」


飛龍「やりすぎ案件」


蒼龍「加賀さん珍しく暴走してたね」


翔鶴「加賀さん以外の人がやったら暴走なんて呼ばれないのに…」


赤城「一航戦たるもの、常に正常でなければ」









最終決戦










提督「今回は敵方の航空戦力を、どれだけ減らせるかが重要になっている。任せたぞ」


生田「任せろ、制空任務は得意だ」


岩川「対空爆弾投下するだけ、だけどね」


提督「さぁ、行ってこい」


生田「了解」


岩川「パパって行って帰ってくるぜ」





〜〜数分後〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





生田「高度4000mまで上昇開始…」


岩川「重爆撃機にしては、やけに高度が低いな」


生田「対空爆弾だからな、信管の都合上敵の数百m上で落とさないといけないんだ」


岩川「なるほど…じゃ俺はその間、お前を守らないといけないのか」


生田「あぁ、任せた」


岩川「誤射すんなよ?」


生田「…AIに聞いてくれ」






〜〜数時間後〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






生田「レーダーに多数の敵機…お出ましだな」


岩川「レーダーなんて、ついてたのか」


生田「お粗末なものだけどな」


岩川「そうか…(理解)」


生田「む、敵機予想200機」


岩川「こちら側の高度有利だな」


生田「了解、爆弾投下体勢へ入る」


岩川「了解、敵機を蹴散らしてくる」


生田「連山の下には入るなよ?巻き込まれるから」


岩川「大丈夫だよ」




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 



岩川「一撃離脱を専念するんだ…」


岩川「よく狙って…」


岩川「てぇ!」



震電「」バババババ



岩川「敵機撃墜!」


岩川「っ…!後ろか!」


岩川「次から次へと…!」


岩川「投下準備は、まだか!?」


生田「投下準備完了!岩川、空域から離脱してくれ!」


岩川「了解!任せた」


生田「あぁ」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



岩川「離脱した!投下求む!」


生田「了解、投下!」



三号爆弾「」ヒュルルルルル!!!



生田「投下完了…戦闘空域離脱後、帰還する」


岩川「任務遂行完了だ」






一一敵総本拠地近海一一一一一一一一一一一一一一






提督「生田より、敵航空戦力の掃討が完了したとの一報が入った。これより、敵総本拠地への攻撃を開始する」


赤城「…遂にですね」


飛龍「提督はどうするの?」


提督「勢い余って艦隊について来ちゃったからな…この船は一応の装甲はついてるから大丈夫だろ」


蒼龍「てか…この編成すごいね、全員空母じゃん」


瑞鶴「アウトレンジで決めたいわね!」


翔鶴「提督、何故このような編成にしたのですか?」


提督「本営の聯合艦隊が全く空母を使わないみたいでな…新鋭機は生田達で落とせても、従来のヲ級とかは普通にいるからな」


赤城「本営は何を考えているんでしょうか?」


提督「元帥殿がかなりの熱烈な大艦巨砲の信者でな…到着する予定の聯合艦隊は全て戦列艦だ」


加賀「凱旋一触ね、私達空母機動部隊は負けないわ」


瑞鶴「急に喋ったな…でも、そうね!負けられないわ!」


飛龍「そうだね、多聞丸…力を分け与えおろー!」


蒼龍「おろーって、なに?」


飛龍「古文でありそうじゃない?戦国時代みたいな…」


提督「おほん!とにかく、我々で暁の水平線に勝利を刻むぞ!」


ビキニ基地艦隊「おー!!」







砲煙弾雨の如き







瑞鶴「くっ…」小破


提督「…聯合艦隊はまだか!」


赤城「本営から通信!聯合艦隊は敵哨戒基地にて敵の本命と思わしき艦隊と交戦中!到着は絶望的かと!」


提督「まさか…こいつ等は囮だったのか!?」


飛龍「そうみたいだね…姫級や鬼級が居ても、最近発見された【レ級】は居ないみたいだし」


蒼龍「囮にしては中々の戦力ね…」


加賀「今はただ、目の前の敵を殲滅するのみよ…」






一一数時間後一一一一一一一一一一一一一一一一一






加賀「くっ…」大破


瑞鶴「っ…」大破


飛龍「随分やられたね…」大破


蒼龍「敵の戦力は依然として健在…」


翔鶴「…」大破


赤城「っ……………!」大破


赤城「本営より通信!聯合艦隊がこちらへ到着した、との一報です!!」


提督「来たか!!」




〜〜聯合艦隊〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




???1「ビキニ基地艦隊は随分とボロボロじゃのう…」


???2「元帥殿、彼女等が敵の航空戦力を削いでくれた模様です」


???1→元帥「そうか。先の基地では水雷艦しかいなかったしのぉ…しかし、ここには大型艦が多いみたじゃのう?長門よ」


???2→長門「久々に楽しめそうですね」


元帥「うむ。さて、皆の衆……戦闘開始といこうではないか!!!」


聯合艦隊「ウォォォォォォォォ!!!!!!!」





〜〜ビキニ基地艦隊〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





提督「聯合艦隊が到着したか…」


赤城「既に砲撃戦が開始されましたね…」


瑞鶴「あっ!あれって」


翔鶴「どうしたの?」


飛龍「あー!生田と岩川じゃん!」


蒼龍「本当だ!」


加賀「我々の救援信号を受け取って増援しに来てくれたみたいですね」


提督「…頼もしいな」




〜〜敵総本拠地上空〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




生田「さて、補給も終えたし……殲滅のお時間といこうじゃないか」


岩川「だな!燃料も高オクタンで昔じゃ考えられない装備…」


生田「先の大戦での鬱憤も晴らしてやるぞ!」


岩川「了解!!」






一一数日後一一一一一一一一一一一一一一一一一一






提督「…」カキカキカキカキ


提督「…」カキカキカキカキ


提督「ふー」


提督「休むか」


結論から言うと、戦争は終わらなかった。敵総本拠地から、深海棲艦が続々と湧き続け、現時点での攻略は不可能と断定し撤退した。


提督「…」ゴクゴク


今は力を貯め、出すべき時に力を発揮しよう。それに、昔は居なかったが、今は頼もしい味方も居る。


提督「さて、執務執務…」



ドア「」コンコン



提督「ん?入れ」


生田「付近の哨戒終わったぜ」


提督「ご苦労さん、敵影は無しか?」


岩川「無しだ、もう付近には敵がいないんじゃないか?」


提督「念の為だ…もう休憩していいぞ」


生田&岩川「了解」


生田「身体には気をつけろよ?」


提督「分かってるって」


岩川「そんなことはさておき…お前、最近瑞鶴ちゃんと良い雰囲気じゃない?」


生田「うるさい!」


提督「おっ、結婚しても俺は歓迎だぞ」


岩川「うぃ〜」ぐりぐり


生田「馬鹿野郎!」ガツン


岩川「いってぇ!なんで俺だけ?」


提督「上司だからな」


生田「距離が遠かったからな、次はないぞ」


提督「分かった分かった」


生田「じゃ」


岩川「じゃあの」


提督「うむ」



ドア「」バタン



提督「ふー、執務終わるかなぁ?」





〜〜食堂〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




生田「焼肉定食で」


岩川「ボルシチで」


間宮「焼肉定食とボルシチですね」


生田「はい」


間宮「少々お待ちください」


岩川「あそこ、座ってようぜ」


生田「そうだな」


結局、戦争