2015-05-27 19:55:40 更新

概要

海未は父の後を継ぎたくないが…出会いが心を変える運命を人生を…でもそれは受け入れなければいけない変化…辛きけど乗り越えた先にはきっといいことがある


前書き

海未&凛の話になると思います!楽しく書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします!「変わりたい」の前の話で時間系列的にいうと「大怪盗にこにー」に少し前です。


次期筆頭会議


海未父 「…」


幹部A 「そろそろ親父さん…海未に継がせてもいいんじゃないか?」


幹部B 「そうです!海未ちゃんはもう立派な1人前なんだから…」


幹部C 「そうだそうだ!親父の体も悪くなってるんだろ?ここらあたりが潮時だぞ」


幹部D 「海未ちゃんが頭になっても俺らは何も文句はねぇ」


ガヤガヤ~ガヤガヤ~ガヤガヤ~


海未 (また…その話ですがもううんざりです!ヤクザの頭なんてやりたくないです)


海未父 「静かに…」ビシ


シーン


海未父 「確かに俺の体は段々悪くなって来ている…だから来月に次期筆頭試験を始める」


幹部B 「おおぉ!親父…ついに決断してくれましたか!」


海未父 「前々から準備はしていたんだが話をする機会を伺ってたらこんなに時間がたっちまった」ガハハ


海未母 「取り決めなどの詳しいお話は後程手紙にて送りますので各組の代表者一名決めておいて下さい」


幹部A 「こうしてはおれんな!私も試験に向けて準備しなければ」


幹部B 「いや~楽しみですな!」


ガヤガヤ~ガヤガヤ~


海未 (次期筆頭試験…そこで試験に落ちれば…)


海未父 「…」


会議の後


海未父 「海未…部屋に来なさい」


海未 「はい…お父様」スゥ


海未父の部屋


海未父 「やっぱり…気持ちは変わらないのか?海未…お前が組の頭になってくれれば安泰…いや東日本統一も夢じゃないぞ」


海未 「ハァ…まだいいますかお父様!前も申し上げましたがヤクザの仕事を小さい頃から見てきましたが…大半が利益のために暴力や地上げ…麻薬の販売であんなの社会のクズでしかありません!私はそうなりたくないのです」


海未父 「確かに海未のいう通り…ここ数年の間でそういったことが拡大しているのは確かだが…お前も言ったよな!さっき…そんなことしてるのは…ヤクザの大半だと…」


海未 「えぇ…そうです!大半です…少数の人は人助けや縁日の出店や警備などの稼ぎでなんとか生き延びています」


海未父 「あぁそうだ!それでうちの組もそうやって何とかやってる…それでも嫌か?」


海未 「はい…嫌です!」


海未父 「即答かよ!なにが気に食わないんだ…ヤクザの方でも俺の組は真っ当な方だと思うぞ」


海未 「そもそも…ここの組も年々組を抜けていく人が多くこのまま続けて行っても自然と…あと15年いや…10年ですかね!解散します」


海未父 「…」


海未 「それは当然です!稼ぎが少ない上に上納金は他と変わらないのですから!それにそうなったら最終的にどうなるかはわかってるはずですお父様」


海未父 「利益優先の組…麻薬の密売だな」


海未 「正解です!幹部が次期組頭試験を早く開催したい目的など話を聞いていれば丸わかりです…あれで本人は隠してるつもりなのですから…残念です」


海未父 「まぁそういうな!あいつらもいいやつなんだ!俺に何十年もついてきてくれたんだから」


海未 「話を続けます…そして私は次期組頭になりたくない!他の組のモノが組頭になれば…」


海未父 「最後まで言わなくていい!分かってる…だからこそお前に頼みたいんだよ」


海未 「はい」


海未父 (おぉ…ちょっと決意が揺らいだか?)


海未 「いやです!」


海未父 「分かった分かった…お前の気持ちは分かった…これで最後だ!この組を次いでくれないか?」


海未 「はい!丁重にお断りします」


海未父 「…分かった」ハァ


海未の部屋


海未 (いつからでしょうか…ヤクザを…家の家業が嫌いになっのは…忘れてしまいました…確か小さい頃に)スゥスゥ


この話から半月ほどが経ちました。あれからお父様は次期組頭の話をパタリとしなくなり…私は学校の学業・修行にさらに身をいれて充実した日々を送っていていました!そして前々から計画していた秋のゴールデンウィークでの長距離登山…四日分の食料と登山の装備を持ち趣味の登山してる時に事件が起こりました


海未 「やはり登山はいいですね!心が洗われるようです…」スゥハァスゥハァ


ガサガサ


海未 「野生のうさぎでしょうか?」


??? 「助けて…下さい…」


海未 「!!!…だだいょうぶですか?」


??? 「…」


海未 「……ホッ…気絶してるだけのようですね…とりあえず近くにテントと張りますか…今日中に一山超えたかったのですが無理そうですね」


??? 「スゥスゥスゥ」


黒服A 「そこのお嬢さんお待ち下さい」


海未 「私の事ですか?」クルリ


黒服A 「えぇあなたの事です…申し訳ありませんが担いでいるお嬢様を渡してくれませんかね!」


海未 「この子はあなたのお子さんですか?私には到底親子に見えませんが…」


黒服A 「えぇお嬢さんの言う通り親子ではありません!私は付き人です…お嬢様がいきなり走りだしたので追いかけて次第です」


海未 「いきなり走り出して…こんな山奥ですか…それは何時の話ですか?」


黒服A 「…っ」


海未 「言えるはずありませんよね!彼女の無数の小さな傷と疲労感からするに『さっき』ではありませんよね…一日や二日でしょうか?」


黒服A 「…」


海未 「残念ですがあなたは彼女にとって危険なので渡すことはできません!お引き取り下さい」


黒服A 「言わせておけば…このアマが…!!!」ガチャ


海未 「チャカですか…そのような物騒なものしまって下さい」


黒服A 「これは驚いた!チャカを向けられて顔色一つ変えないなんて…もしかして同業者か?」


海未 「…もしそうだとしたらどうなるのですか?」


黒服A 「同業者なら話は早いな!お嬢さんが担いでいるのは関東統一を成し遂げた星空組の組長の一人娘だぞ」


海未 「あぁ何処かでみた顔だなと思ったら…そういえばそうですね」


黒服A 「あんたは何処の組のモノだ?」


海未 「私ですか?私は園田組の組長の一人娘…園田海未です」


黒服A 「園田組の者か!なら早くお嬢様を渡しな」


海未 「いきなり上からですね!」


黒服A 「当たり前だろ!園田組って言ったら下の下の下…そんな輩に敬語などもったいない」


海未 (相手の身分で態度がコロコロ変わる…腐ってますね)


黒服A 「これは命令だ!さっさと渡さないとお前の組など消えることになるぞ」


海未 「それはどうでしょうか」


黒服A 「なにがいいたい?」


海未 「確かに今渡さないと園田組は潰されるかもしれません…でもこの状況はあなたにも良くはないと思いますよ!」


黒服A 「…」


海未 「護衛の失敗…これはあなたにとって不利な状況のはずです!」


黒服A 「園田組のクセに脅すつもりか」カチャ


海未 「またチャカで脅すつもりですか!単細胞ですね…あなたは」


黒服A 「ぐぬぬ…はは大人をからかうのはよしてくれ!そうだな…思いついた」


海未 「…」グゥ


黒服A 「お前をここで殺せばいいことだ!ははは…園田組の反乱、星空組長の一人娘を誘拐、それを俺が無事救出!その後園田組は皆殺しだな!」はははは


海未 「本当にヤクザってのはクズしかいませんね」ボソ


黒服A 「じゃあな!お嬢さん、天国でゆっくりやすみな!」ガチィーン


パーーーン


海未 「あぶないじゃありませんか!」ガッキィーーン


黒服A 「弾丸を止めた…お前はババケモノなのか!!!???」


海未 「人間、大切なものや誇りを守る時…バケモノくらいなりますよ」キラン


海未 「覚悟は出来ていますよね?黒服さん」にこ


黒服A 「ヒィ…ヒイィィィぃぃ」


海未 「園田流 楓一閃」シュパン


黒服A 「グファ」バタン


海未 「心配せずとも峰打ちです」


ガサガサ…ガサガサガサ


海未 「新手ですか?」


??? 「観察させていただいたよ!海未君」


海未 「これはこれはおじさん!お久しぶりです」


星空父 「黒服Bと黒服C…こいつを牢にぶち込んでおけ」


黒服B/C 「はっ!」


星空父 「いやぁ海未君がいてくれて助かったよ!それにしても見ない間に大きくなったね」


海未 「ありがとうございます!おじさんもお変わりないようなので何によりです」


海未 「えぇっとおじさんは監査の仕事についているのですよね!星空組の…といいますか関東全体のヤクザの」


星空父 「いかにも!」


海未 「おじさんなら信頼できますね!星空組の組長の一人娘がおりますので丁重に家に送ってくれませんか」


星空父 「そうしたいんだけどな…多分原因は私なんだよ」


海未 「え…おじさんが原因なんですか?」


星空父 「あぁ…やっぱり年頃の娘の扱いがわからなくてな~」


海未 「えぇっと…少し待ってください…」


星空父 「…?」


海未 「もしかして…おじさん…星空組の組長ですか?」タラタラ


星空父 「いかにも星空組の組長兼観察長だが…あ…もしかして園田…に聞いてなかった?」


海未 「も…も」


星空父 「も…?」


海未 「申し訳ありませんでした…そんな…私組長だとしらずおじさんなんて呼んでしまって…申し訳ありません」アワアワアワ


星空父 「まぁまぁ落ち着いてくれ!」


五分後


海未 「うぅ…申し訳ありません」深々


星空父 「そんなに謝らないでくれ!もともと私が娘の反感を買わなければこんなことにならなかったんだから」


海未 「うぅぅ…」


星空父 「あぁそうだ!ならあれだ…相談に乗ってくれないか?正直なんで怒られたのか分からないんだよ…海未君は凛と年近いし」


海未 「分かりました!相談に乗ります…それで何で家出なんかになったのですか?」


星空父 「それは…四日前のことなんだが」


回想


星空父 「久しぶりに家に帰れるな!福島での会談も無事終わったし…あ…お土産買い忘れた…」ガタガタ


黒服B 「そんなことだろうと思って私共が買って置きましたよ!」


星空父 「おぉすまんな!えぇっと…玉羊羹にママドール…薄皮饅頭…雛の卵…これうちの娘喜ぶかな?」


黒服B 「えぇ…大丈夫だと思います」目反らし


星空父 「おい!目を見て物事言え…やばいやばい…どうしょう…」ガタガタ


園田父 「まぁ年頃の娘がこれじゃあ喜ばんだろうな!」


星空父 「園田は何買ったんだ!」


園田父 「え…俺か俺はな…2年前から頼んでた特注の弓だ…絶対喜ぶぞ海未のやつ」


星空父 「それ俺によこせよ!組長命令だ」


園田父 「はぁなんで星空に渡さないといけないんだよ!それに凛ちゃんは弓に興味ねぇだろ…こっちも喜ばねえよ」


星空父 「それも…そうだな!どうしょう…本当にまずい…」タラタラ


園田父 「お前は昔から変わらないな…そういうとこ」


星空父 「ほっとけ…」


園田父 「まぁ借し1だぞ」綺麗にラッピングされているプレゼント


星空父 「流石は親友…やっぱり持つべきものは親友だな」


園田父 「まぁな!」


星空父 「ちなみに中身は何なんだ?」


園田父 「中身はな~~~だ!絶対凛ちゃん気に入るぞ」


星空父 「おぉそれは気に入りそうだな!ありがとう」


星空家


星空父 「ただいま~」


星空母 「おかえりなさい!お勤めご苦労様です」


凛 「お帰りなさい!お父さん」ダキ


星空父 「おぉ!寂しくなかったか?凛」


凛 「うん!寂しくなったよ…お母さんいるし」


星空父 「あぁそうか…それもそうだな」(何か…寂しいな)


星空母 「あらあら」


星空父 「そうだ!今回は少し長く家を空けちゃったからお土産があるぞ!」


凛 「やったーお土産だーー」バンザイ


星空母 「そんな気を遣わなくても…」


星空父 「お前にも迷惑かけてるしな!お母さんには…これだ」


星空母 「玉羊羹にママドールね!一度食べて見たかったのよ」


凛 「おいしそうだね!お母さん」


星空父 (あれ…普通に凛喜んでいるぞ…甘いもの=女の子大好き…なるほどそういうことかあとでこっそり黒服Bには謝っておこう…)


凛 「う~んこの羊羹おいしいね!」


星空母 「そうね!こんな丸い羊羹あるなんてそれに食べ方も楊枝でプチって刺すのね」


凛 「そうだね!このチューブの入口でちゅうちゅう吸うと思ったけど違うみたい」モグモグ


凛 「お父さん!ありがとう…お土産おいしかったよ」


星空父 「あぁ…凛にはもう一つあるぞ」


凛 「え…まだあるの?なにかな?」わくわく


星空父 「はい!どうぞ」


凛 「すごく綺麗にラッピングされているよ~中身は何だろう?」


星空父 「あっ身に着けるものだから部屋で開けてきなさい」


凛 「身に着けるもの?なんだろう…ジャージかなそれともブローチとか」ふんふんふん


2分後


ドタドタドタドタ


星空父 (ものすごい勢いで降りて来たな!そんなにはしゃいで凛もまだまだ子供だな)


星空母 「ところで凛になにプレゼントしたの?」


星空父 「それはな… 凛「お父さんこれはどういうこと…」


星空父 「え?」


凛 「なんであんなもの凛にくれるの?もういいお父さんがそんな人だと思わなかった!凛…家出する」


星空父 「待ってくれ…凛…り~~ん」


回想終了


星空父 「それから色々あって今にいたるわけなんだが…」


海未 「色々突っ込みたいところがありますが…とりあえずプレゼントの中身は何なんだったですか?」


星空父 「オレンジのスカートなんだが…花柄の」スマホ


海未 「あぁそうですね!可愛いではありませんか!」


星空父 「俺もそう思うんだが…何が気に障ったか!海未君探ってはくれないか?」


海未 「えぇ…それは構いませんが…そうすればいいでしょうか?」


星空父 「そうだな!そうだ…園田家に修行という形で預かってくれないか?あそこなら海未君もいるし園田もいるから私も安心して預けられる」


海未 「さっきから気になっているのですが…お父様をすごく信頼してるようですが…星空組長とはどういう関係なのですか?」


星空父 「園田から聞いてないのか?」


海未 「えぇ正月に来るたびに聞いていますか親しい友人かおじさんとしか教えてくれませんでした!」


星空父 「まぁ隠すほどでもないけど…そうだ凛の修行の間に師匠をしてくれたらその報酬ってことでどうかな?」


海未 「えぇ…構いませんが…私も修行の身なので教えられることは限られていますけどよろしいですか?」


星空父 「あぁ構わないよ!」


海未 「分かりました!ではこのまま凛は私が預かります」


星空父 「よろしく頼むよ!」


その夜


パチパチパチパチ ガザガザ


海未 「今日はもう疲れましたから…今日は軽く作って早めに就寝しましょう!」


凛 「スゥスゥスゥ」


海未 「それにしても可愛い寝顔ですね!」ナデナデ


凛 「スゥ…う~んう~ん」


海未 「一体どんな夢を見てるのでしょうか!」


凛 「う~んう~ん…かよちん…今助けるにゃ~」


海未 「かよちん?友達でしょうか?」


凛 「かよちん…行かないでかよち~ん…」


海未 「うなされているようですが…私はどうすることもできません」


凛 「かよち~ん」バサ


海未 「おはようございます…」


凛 「えっここ何処なのかな?」キョロキョロ


海未 「まだ混乱しているようですね」


凛 「凛は確か…はぁそうだ!家出して追いかけられて…疲れて気絶したんだった」


海未 (状況把握は中々のものですが…これからどうするのでしょうか)


凛 「えぇっとお姉さんもしかして凛のこと助けてくれたの?」モジモジ


海未 「いえ、助けてませんよ!自己紹介遅れました…園田組の園田海未です」ペコリ


凛 「え…あぁ!えぇっと星空組の星空凛です…」ペコリ


海未 「家出の事情は星空組長から聞いています」


凛 「そうなんだ!…横に座ってもいい?」


海未 「えぇどうぞ!夜は冷え込みますからどうぞこちらへ」


凛 「凛…焚火初めて見た!ものすごいパチパチしているね…」


海未 「パチパチしてますね!あまり近づくと火傷してしまいますよ」ブワァ


凛 「うわぁ…あちあち」アワアワ


海未 「もう気を付けて下さい」クスクス


凛 「危なかったにゃ」あはは


海未 「凛は家に帰りたくないのですよね?」


凛 「家に帰りたくないというよりかは…帰りにくいよ」


海未 「そのようですね!なら私の家に来ませんか?まぁ組長…あなたのお父様に頼まれたのですが次いでに修行も付けてくれと」


凛 「え…お父さんが…凛嫌われちゃったかな…そうだよね!こんな我儘な娘…」


海未 「そんなことありません!そう気を落とさない下さい」パチパチ


凛 「うん…ありがとう」


海未 「それで私の家に来ますか?」


凛 「うん!行く…それと修行の件もお願いします」ペコリ


海未 「はい!分かりました…私の修行は厳しいですよ。いいですね」


凛 「お手柔らかにお願します」


海未 「それと図々しいようですが…家出の原因を聞いてもいいですか?」


凛 「家出の原因は…」


海未 「…」


凛 「…」カァァ


海未 「言えないようなら無理には聞きません!言いたくなったら言ってください…その時聞きますね」にこ


凛 「…」コク


海未 「とりあえず」ガサガサ


凛 「グゥゥ」カァァァ


海未 「どうやらタイミングバッチリみたいですね!焼き芋です!どうぞ」


凛 「うぅ~ありがとう」ホクホク


海未 「いえいえ…」


凛 「海未ちゃんも半分どうぞ」


海未 「はい!ありがとうございます」ホクホク


凛 「海未ちゃんの武器ってなんなの?」


海未 「私の武器は今は持っていませんが日本刀と弓です!家に帰った時に見せましょう」


凛 「楽しみにしてるね」


海未 「それでは…今日はもう遅いので就寝しましょう」


凛 「う、うん…そうだね」(凛さっきまで寝てたから眠くないな~もっと海未ちゃんとお話ししたい…)シュン


海未 「っと…これから良く寝るために少し体を動かしますが…」


凛 「えっ今から修行するの?」


海未 「えぇ大体寝る前に行いますよ!軽くですけど…凛もどうですぁ?」


凛 「凛も一緒に行くよ!」


海未 「そうですね…せっかく二人いるのですから木刀での攻防戦といきませんか?」


凛 「凛…自分で言うのもなんだけど強い方だよ!この間なんか師範代倒したし~」


海未 「えぇ…体つきをみれば分かります!でも私も安々と負けるきはありませんよ」


凛 (自身満々だけど大丈夫かな…手を抜いたほうが良さそう…)


海未 「凛…どうぞ」ポィ


凛 「はーい」パシュ


海未 「では…準備はいいですか?」


凛 「凛はいつでもいいよ」シュシュ


海未 「では…まず私が攻めますので凛は守って下さい」


凛 「分かった」


海未 「行きますよ…」シュ


凛 (早い…けどこれくらいなら…大丈夫)ガキ


海未 (私の初撃を止めますか…ですがいつまで持ちますかね)


凛 (早い上に…重い…でもこれくらいなら)


海未 (予想以上に受け止めますね!最後に…とっておきを見せましょうか)サッ


凛 (居合の構え?)


海未 (さぁ見切れますかね)グゥ


シュ


凛 (えっ…)


海未 「どうやら…まずは一勝のようですね?」


凛 「えっ…海未ちゃん…いつの間に?なんで凛倒れてるの?」


海未 「まだ脳が追い付いてないようですね!ゆっくり思い出して下さい」


凛 (えぇっと…海未ちゃんが居合の構えして…駄目だ…思い出せない)う~ん


海未 「その様子では見えなかったようですね」


凛 「ねぇ!さっき凛なんで倒れてたの?」


海未 「いいでしょ!お教えします」


海未 「まず私が居合の構えをしましたね」


凛 「うん!そこまでは覚えてるよ」


海未 「で、その後あなたの木刀を弾きその反動で倒れただけです!…なにも特別なことはしていません」


凛 「ものすごいスピードだったよ!!!」


海未 「凛も筋が良さそうですから!これくらい出来るようになりますよ」


凛 「えっ凛も出来るようになるに?」


海未 「えぇ!私の修行について来れるのであれば…必ず身に付きますよ」


凛 「うん!凛頑張るよ…海未ちゃん…じゃなかった!師匠よろしくお願いします」ペコリ


海未 「はい!頑張りましょう」


凛 「今度は凛が攻める番だよ」


それからなんだかんだ半年後


ある晩


凛 「今日もお疲れ様です!師匠」


海未 「今回も中々中身のある充実した修行が出来ましたね」


凛 「でも…凛あいかわらず師匠には勝てないよ!まだまだだ~努力してるのに…」シュン


海未 「そう落ちこまないで下さい!凛も確実に成長してますよ」


凛 「だって…」


海未 「ハァ…分かりました!」ポイ


凛 「木刀?」


海未 「そこに立って下さい」


凛 「うん?」


海未 「この状況覚えていますか?」居合の構え


凛 「うん!忘れるわけないよ…師匠と最初に手合せした時と同じだね」


海未 「えぇ…では行きますよ」


凛 「うん」シュ


シュガッ~シュシュガガガァァ


海未 「どうですか?」


凛 「師匠の居合見えた…うん…自分でも気づかなかったけど強くなってる」


海未 「だから落ち込まないで下さい!」


凛 「すごいすごいよ!凛…強くなってる!」


海未 「そういえば…何で凛はそんなに強さを求めるのですか?」


凛 「そんなの決まってるよ!凛は強くなって組のみんなを家族を仲間を守る為だよ」


海未 「そうですか…」


凛 「それに凛は関東を代表する星空組を次いで全国統一するつもりなの…だから凛は強くならないといけないんだ」


海未 「全国を統一してどうするのですか?」


凛 「そしてねそしてね!平和にするの…争いがなくて子供も大人も安心して暮らせる世界」


海未 「フフフ…中々大きい夢ですね」


凛 「あ~師匠笑った!絶対成功させてみせるんだから…それに」


海未 「それに?」


凛 「出来ればだけど…その時ね」もじもじ


海未 「はい」


凛 「凛の隣に師匠がいてくれるとうれしいな…///」


海未 「そうですか…私を右腕にしたいのならなおさら私を超えないといけませんね」


凛 「うん!絶対師匠を超えて全国制覇するよ」


海未 「凛…明後日から数日の間家を空けますがおとなしくここで自主練しててください」


凛 「任務?凛はついていっちゃ駄目?」


海未 「駄目です!これは私の問題なので…だから留守番しておいてください」


凛 「師匠と離れたくない…凛も一緒に行く!師匠の問題は凛の問題でもあるもん」ギュ


海未 「どうしたのですか?凛…今日はいつもより甘えますね?」


凛 「師匠…ちゃんと帰ってくるよね?」


海未 「いきなり何を言い出すのですか?私の家はここなのでちゃんと帰って来ますよ」


凛 「絶対だよ!約束…約束して」


海未 「えぇ約束です」指切り


凛 「うん…約束」ギュ


海未父の部屋


海未 「お父様起きていらっしゃいますか?」


海未父 「あぁ起きてるよ!こんな夜分にどうした?海未」


海未 「次期筆頭試験のことですが」


海未父 「あぁ…」


海未 「私も受けたいと思いますがまだ間に合いますか?」


海未父 「大丈夫だよ!最初っから頭数に入ってるから」


海未 「お父様にはすべてお見通しでしたか…」


海未父 「まぁ大体海未なら名乗り出てくれると信じていたよ」


海未 「そうでうか…ありがとうございます!ところで…何人くらいその試験にくるのですか?」


海未父 「三百人」


海未 「三百人ですか…多いですね…ってさんびゃくにん!!!???…えっそんなに多いんですか?」


海未父 「あぁ三百人だ!いや~まさかこんなに多いとは思わなかったよ」あはは


海未 「あははではありません!え…この試験って園田組の次期組長候補を決める試験なのですよね」


海未父 「いかにも…海未の言う通りそうだが」


海未 「なんでこんな弱小の組に三百人も応募がくるのですか!絶対おかしいです」


海未父 「それも…そうだな!でも応募が来たのだからやるしかないだろ」


海未 「お父様…私に何か隠し事していませんか?」ゴゴゴゴ


海未父 「まさか…昨日こっそり海未のお菓子食べたのばれた?」ガタガタ


海未 「あなただったのですか私のお菓子食べたのは楽しみにしていたのに…」


海未父 「今日補充しておいたから…そんな気を落とすな」


海未 「どうしても…教えてくれないのですか?」


海未父 「まぁ時期が来たら言おうと思う…その前に星空からあると思うがな」


海未 「そうですか…分かりました!今は我慢します」


海未父 「すまんな!聞き分けが良くてよかった」


海未 「今は我慢します!ですが私が次期組長になったらお父様の方からすべて話してもらいますよ…その時は覚悟してください」


海未父 「そうだな!約束しよう」


海未 「はい…では失礼します」


海未父 「あっあと…感動の別れの後に悪いんだけど凛ちゃんも一緒に連れてけよ」フリフリ


海未 「…」


それから凛と共に東京のとある会場にいきました


がやがやがや~がやがやがや


海未 「本当に多いですね!予想以上です」


凛 「なんでこんなに参加者いるのかな?」


海未 「私にもわかりません…園田組とは一体なんなのでしょうか?自分でも分からなくなってきました」


凛 「園田おじさんの人徳とか?」


海未 「それはあるかもしれませんね!誰とでもすぐに仲良くなりますから」


凛 「謎にゃ~」


海未 「そういえば凛は私のお父様を知ってるようですがどんな感じに紹介されたのですか?」


凛 「おじさんとかチャライ親友とか言ってたよ!だから園田おじさんって凛は覚えたよ」


海未 「そうですか!私とあまり変わりませんね!では園田組のことは?」


凛 「園田組は…ごめんね!凛なにもわかんない」


海未 「そうですか!星空組と交流があったのは知りませんでした」


凛 「でも…この試験に受かればわかるんだよね?」


海未 「そのようですね!見た感じ…」キョロキョロ


海未 「人数がいるだけで強敵は…数人しかいないみたいですね」


凛 「う~ん?凛には分かんないや…その気配って言うんだっけ?」


海未 「そうですね!まぁこれもおいおい会得できるように修行しましょう」


凛 「うん!凛頑張る」


海未 「はい!その意気です」


海未 (確かに強敵が数人いますが…気配が見えないのが二人紛れ込んでいますね…誰でしょう?)


司会者 「えぇ…お忙しい中お集まりいただきましてありがとうございます!」


司会者 「それではこれよりこれより試験を貸しします」


司会者 「第一の試験はサバイバルになります。詳細は移動しながら説明いたしますので誘導員にしたがって下さい」


海未 「さぁ始まるみたいですね」


凛 「うん」ごくり


それから十五時間後


無人島


凛 「どうにかついたね…地上に」ボロボロ


海未 「そのようですね…」ボロボロ


凛 「これからどうする?」


海未 「とりあえず荷物の確認と機内でのルール説明のおさらいといくますか!凛は寝てて聞いてなかったわけですし」


凛 「あはは!うんお願いします」ペコリ


逆ら上ること三十分前


飛行機機内


ピンポンパンポン


司会者 「長い時間お待たせしました。もう少しで目的の場所に着きますので第一回の試験の詳細の説明をさせていただきます。」


司会者 「第一回の試験は出発でも申し上げた通りサバイバルになります」


司会者 「場所は園田組の私有地でもあります。無人島で行われます」


司会者 「時間は5日間の間、この無人島での自給自足です」


司会者 「生き残るのは最低限の合格ラインですがその他にもライバル差を付けるために他の参加者を倒せばポイントが加算されます」


司会者 「ポイントについては事前に参加者様の総合的な能力を計らせてもらっておりますので能力値が高ければ高いほど倒した時のポイントは高いです」


司会者 「それを討伐ポイントと以後言わせていただきます」


司会者 「討伐ポイントにはもう一つ指名手配ポイントがあります」


司会者 「名前の通り私どもが選びました参加者様を倒されると大量ポイント加算されます」


司会者 「また、指名手配に指名された参加者様は5日間逃げ切ればそのポイントが加算されます。無論!指名手配様が指名手配を倒すことも可能です」


司会者 「指名手配者の発表は無人島について一時間後にポーダブルに画像と指名手配の参加者様の特徴とポイント数を添えて送ります」


司会者 「今回指名手配に指名されました参加者様は任務を強制的に行わなければなりません…もし任務を期間以内に達成できなければ試験は不合格です」


司会者 「次に任務ポイントの説明です!皆様には事前にプラスチックの任務カードを配布させていただきました」


司会者 「今はまだ白いままですが無人島に到着して二時間位で文字が浮き上がって読めるようになる仕組みです」


司会者 「そこに書かれています任務を達成すればポイント加算です。任務は個人で違います…他の参加者の任務カードを奪って達成するのも可能です!達成されたに方ポイント加算です」


司会者 「この試験では三百人から百人に絞ります…百人以上合格者がいた場合はポイント順になります」


司会者 「武器の使用についてですが特に縛りはありません!戦闘での死亡は自己責任になりますのでお気を付け下さい」


司会者 「あるとは思いませんが途中棄権の場合は信号弾を撃つか私どもが設けたセーフティーゾーンにお越しください」


司会者 「これで説明を終わらせていただきます!質問等ありますか?」


一同 「…」


司会者 「それではここにサバイバル試験を開催することをここに宣言します」


飛行機の下 パカ


ほぼ全員 「嫌ァァァァァァ」


にこ 「大体予想した通りの展開ね…希は…あそこね」スィー


希 「キヤァァァ」


にこ 「希…ふざけてないで降りる準備しなさい」


希 「もう…にこっちはこういうのは楽しまんと企画者に悪いで」


にこ 「ハァまったくあんたはにこ達は任務でここにきてるのよもっとちゃんとしなさい」


希 「分かってるって!」


にこ 「まぁあんたにはあんたのやり方があるからあまり口うるさくは言わないけど」


希 「大丈夫やん!うちに任せなさい」ドン


にこ 「そろそろね!行くわよ」


希 「了解やん」


凛 「zzz」


海未 「凛起きて下さい凛…凛」ゆさゆさ


凛 「う~んあれ師匠…場所に付いたの?」


海未 「そんなのんきなこと言ってっる場合じゃありません!早く開いてください」


凛 「開く?なにを…って凛空飛んでるにゃ」


海未 「パラシュートです!その紐を思いっきり引いて下さい!早く」


凛 「えっえっ…どれ?どれ?」あせあせ


海未 「そこの腰の横にある紐ですよ」


凛 「あっこれだ!」シュ バッサー


海未 「一件落着ですね」シュ バッサー


凛 「ところで師匠?」


海未 「どうしました?」


凛 「凛…パラシュート動かし方分からないんだけど…」


海未 「大丈夫です!私も分かりません」


凛 「あぁそれなら大丈夫だn…えっじゃあどうやって着地するの?」


海未 「なりゆきでお願いします」


目の前に大きな木


凛 「凛達生きて着地できるかな?」


海未 「さぁ…どうでしょう!」


ガサガサガサ


今に至る


海未 「そろそろ一時間になりますからこのポータブルに送信されるはずです」


凛 「この機械電話と地図の機能もついてるにゃ!便利だね」


海未 「そうですね!果物や動物の分布もありますね…凛の言う通り便利です」


凛 「それにしてもさっきの話だとこの無人島…園田組の私有地なんだね」


海未 「私もびっくりしました!まさかこんなものを所有してたなんて」


凛 「本当に謎にゃ~」


ぴろろろりん


海未 「来たみたいですね!」


凛 「うん」


指名手配 「一人目:星空 凛 特徴 シオレンジでショートの髪に腰の鈴 武器:身の丈ほどある長刀 800pt」


指名手配 「二人目:園田 海未 特徴 青色で長髪 武器:七本の日本刀と金色の弓 2000pt」


指名手配 「三人目:矢澤 にこ 特徴 黒髪のツインテール 武器:ナイフと大鎌 10000pt」


指名手配 「四人目:統堂 英玲奈 紫髪のロングヘア 武器:??? 10000pt」


海未 「この四人みたいですね」


凛 「うわぁ凛入ってるよ!あっ師匠もはいってるね」パアァ


海未 「そのようですね」(ポイントは私で2000ptですか…にこも英玲奈もこの島にいるのですか)


凛 「にこさんと英玲奈さんはすごいポイントだね!師匠はこの二人のこと知ってるの?」


海未 「えぇ知ってます!って凛は知らないのですか?」


凛 「うん…知らないの!凛あまり外に出たことないから」


海未 「そうですか…分かりました!私達は指名手配なので任務を確実に達成しなければなりませんので任務が浮かび上がるまで1時間あります…その間に説明します」


凛 「うん」


海未 「まずは矢澤にこからです!年齢は私の一つ上…凛の二つ上です」


凛 「そうなんだ!歳が近いね」


海未 「はい!でもその歳で実力は世界屈指…称号も二つもってます」


凛 「称号を二つも…」


海未 「黒い鎌の時を死神/両手ナイフの時を大怪盗と使い分けます」


凛 「えっ武器で称号が変わるの?なんで?」


海未 「私も直接手合せしたことはありませんが武器で人格と攻撃パターンなどまったく変わるみたいです」


凛 「そうなんだ…二重人格なのかな?」


海未 「それに一番厄介なのは気配がないと等しいことです」


凛 「?気配がない?」


海未 「まぁ理解できないと思いますが例えれば暗殺者のような人は相手に悟られないように姿を隠したりモノに成りすましたりと気配を消しますよね」


凛 「そうだよ!だって暗殺者だもん相手に見つかったら終わり…」


海未 「気配を消す事に長けた人の中に極稀に気配を無くすことができるのです」


凛 「隠れるってこと?」


海未 「いえ…目の前にいても認識できなくなるんです」


凛 「認識できない?」


海未 「そうです!」


凛 「?」


海未 「あまり理解してないようなので今見せます」


凛 「師匠もできるの?」


海未 「私は右手といった部分しかできない上に出来ても十秒くらいです…正直実用的ではありません」


凛 「…」


海未 「では、右手を見て下さい!」


凛 「うん」ジー


海未 「これは何に見えますか?」チョキ


凛 「チョキ」


海未 「正解です!ではこれは?」グゥ


凛 「…」


海未 「…」


凛 「…」


海未 「…」


凛 「…あっ…グゥだ!」


海未 「こういう事です!」


凛 「何か不思議な感じだね!スゥっと出てきた感じでいきなり目の前にあって」


海未 「対抗策としては自分の領域の密度をあげることと範囲を広げることです」


凛 「領域?」


海未 「簡単にいうと気配を察知する力です」


凛 「凛隠れるのは苦手だけど見つけるのは得意だよ」


海未 「えぇそれを私達は領域と言ってます!」


海未 「っと…凛武器を構えて下さい」


凛 「え?どうしたの?いきなり…」


海未 「敵が近くに居ます…三キロ圏内に」


凛 「凛には分かんないにゃ」


海未 「凛の領域は1キロですからね!でもそれも範囲は広い方ですよ」


凛 「そうねの?」


それから1時間後~


凛 「ハァハァ…」(師匠は息切れてないてない)


海未 「どうやら終わりましたね!10人ですか合計で30ptそんなに強くなかったですし妥当みたいですね」


凛 「ハァハァ…スゥーハァー」


海未 「少し休みましょう!私も少し疲れました…っと言いたいところですが来ますよ」


凛 「…」(何だろう…悪寒がする)ブルブル


海未 「…」(この気配は…)


??? 「久しぶりだな!海未…ちゃんと修行を行ってるみたいでなにより」


凛 (師匠の知り合いって…この人)


海未 「久しぶりです!師匠」


凛 (統堂英玲奈さんだ)


英玲奈 「よしてくれ!今では対等ではないか…英玲奈と呼んでくれ」


海未 「あぁそうでした!すみませんまだ昔のクセが残ってるようです英玲奈」


英玲奈 「どうだ!せっかくの機会だから少し手合せしてみるか?」カチャ


海未 「そうですね!良いですよ」カチャ


凛 (どうなっちゃうのだろう)あわあわ


英玲奈 「…」


海未 「…」


凛 (絶対どっちか深手もしくは致命傷はさけられないよ)ガタガタ


英玲奈 「…」


海未 「…」


凛 (どうしよう)あわあわ


英玲奈 「実力を付けたな!私はうれしいよ海未」フゥ


海未 「まだまだみたいですね!ありがとうございます!」ぺこり


凛 (あれ…終わり?)


英玲奈 「じゃあまた会おう!」シュ


海未 「はい」ドサ


海未 「ハァハァ…」


凛 「大丈夫!師匠?」(分からなかったけどすごい汗)


海未 「えぇ…大丈夫です…ハァハァ…」


凛 「凛には何をしたか見えなかったよ…」


海未 「イメージで戦いましたがどうやら私の負けのようです」(1000戦して)


凛 「そうなんだ!凛にも出来るように頑張るね」


海未 「えぇ期待してますよ」(全敗でした…まだまだですね私も)


凛 (凛も師匠の役に立てるように何かしたい…)


海未 「凛見て下さい!任務が浮き出てますよ」


凛 「えぇっと『この島の謎を解け』」


海未 「どうやら私も同じみたいですね」


凛 「この島の謎?どういうことだろう…ざっくりだね」


海未 「そうですね…とりあえずあの一番大きい山に登りましょう…飛行機で見てた時気になりました」


凛 「うん!分かったにゃ」


海未 (登山楽しみです)ワクワク


凛 (師匠楽しそうだな)


その頃~にこのぞ


にこ 「なんでにこがこんなことしなくっちゃいけないのよ~」


希 「そういわんといてや!無人島なんやから食糧と水の確保は大事なのはにこっちも知ってるはずやん」


にこ 「それはそうだけど~」


希 「にしても…何かわからんけど囲まれてるんだけどどうするにこっち?」


にこ 「そんなの倒すに決まってるでしょ」


希 「じゃあにこっち頼むやん!うちはそこらへんで薬草とってるから」ごそごそ


にこ 「しょうがないわね~かかってきなさい!まとめて相手してあげるわ」


バシュバシュ~ウワォォ~にこにこに~あんたどこから~ギャァァ~にこプリ


希 「楽ちん楽ちん!」


にこ~ザクザク~もう~ガヤガヤ~捕まえ~ちゃう~ガヤガヤ


希 「この感覚はもしかして…取りこし苦労ならいいんだけど」


にこ 「希~どこでもいいか隠れなさい!来るわよ」


希 「どうやら本当にくるみたいやん!」


にこ 「…」ゴクリ


希 (どこからくるんや)ゴクリ


後書き

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