2020-11-02 23:13:10 更新

概要

※東方私立幻想学園高等学校の続編です

※色々とカオスな事になります(キャラ崩壊注意)

※オリジナル主人公、キャラが登場します

※前回書いていた物が突然消えてマジで激萎えゲーミングしていて辛いです


【謝罪会見のような弁明】





物々しい雰囲気を醸し出す記者会見場。その場に立つのは蜚蠊の如き生命力を誇る作者では無く、たった1人の少年のような青年【水奈月セイヤ】であった


セイヤ「此の度は本当に、申し訳御座いませんでしたー!!」orz


それは、見事な土下座であった。今まで何百何千回と少女達に頭を下げてきた男の土下座は、完成されていた


セイヤ「あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!『作者は作品を編集しようとして編集ボタンを押した。だがその作品は既にキングクリムゾンされていたんだ』な…何を言っているのか分からねーと思うが、作者も何をされたのか分からなかったと言っていた。頭がどうにかなりそうだったらしい…催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねぇもっと恐ろしい物の片鱗を味わった、らしい…」


華扇「そんな事言ってないで早く復元しなさいよ!」


セイヤ「無茶言うな!お前は知らないかもしれんが、同じ物語を書くっていうのはバックアップ取ってない限り不可能に近い!…らしい」


四季映姫「先程から言っていた、とか!らしい、とかそんな言い訳ばかりじゃないですか!弛んでいます!有罪ですよ!有・罪!!」


セイヤ「卍・解!!みたいな言い方するな!ていうかそもそも俺に言うな!」


華扇「なら此処で決着付けてあげるわ!」グッ!


セイヤ「残念でしたー!あれはもう俺の勝ちでーす!お前はあの時完全に気絶していましたー!」


華扇「ぐ、ぬぬ…」


四季映姫「全く…漸く私達の過去編をやったかと思えば無かった事になるなんて…不幸にも程度というものがあります」


華扇「私なんて本編初登場でこの仕打ちよ?本誌では主役を張っている存在なのに」


セイヤ「はーいそこメタ発言しなーい…あ、因みになんだがー…作者はこの事実を知って自暴自棄になって〆縄首に括り付けようとしてたらしいぞ?」


四季映姫・華扇「えぇ!?」


四季映姫「そ、それは流石にやり過ぎですよ!」


華扇「そ、そうよ!生きていればいい事もあるわ!頑張りなさい!」


セイヤ「へー…お前ら意外と優しい言葉かけるんだな。見直したよ」


四季映姫・華扇『作者が死んだら事実上物語が終わる…それだけは避けなくては…』汗タラリ


セイヤ「という感じで、気合い入れ直して行くぞー!」


四季映姫「そうですね、始めましょう。1から…いいえ」


華扇「ゼロから!」


セイヤ「此処ぞとばかりに某有名小説さんの名台詞をパクるな!!」







ゼロから始めるのがこんなにキツいとは







【属性の価値、そして姉妹達との日常】





属性。それは人間に付加される価値や財産などに相当、分類される素晴らしいモノである

姉属性・妹属性は勿論の事、天然や幼馴染みなどといったモノ、これら全ては【属性】という単語で括られるのだ


セイヤ「んー…」


今この瞬間、頭を悩ませている此方の青年の名は水奈月セイヤ。何処にでも居る普通(疑問)の高校2年生である

彼は悩んでいた。自らの周りを取り囲む美少女達が一体何属性を付加されているのか


セイヤ「幼馴染み…変態と天然…姉に妹…ロリからボンキュッボン…真面目に不真面目、剣キャラ…」


頭に思い浮かぶ美少女達の属性を呟き、目の前のパソコンに打ち込んでいく青年。傍から見れば非常に危険な人間に見えるが、彼の呟くこの言葉は嘘偽りではなく、実際に彼を取り巻く美少女達に付加されている属性そのものなのだ


セイヤ「う〜ん…こうして改めて見ると、属性てんこ盛り過ぎて頭が痛くなってくるな」


頬杖を突き、意味もなくパソコン上に表示されている矢印を動かしながら、青年は物憂げな表情で言葉を漏らす


こいし「あれ?セイヤさん。何してるんですか?」ヒョコ


セイヤ「こいしちゃん」


突然俺の横に現れた薄緑色の髪をした可愛らしい少女、古明地こいし。彼女は俺と同学年である古明地さとりの妹で、人懐っこく愛らしい性格が特徴の可愛らしい少女だ(大事な事なので2回言った)


こいし「……セイヤさん。悩みがあるなら相談して欲しいです」


セイヤ「その優しい目やめてくんない!?」


パソコンに入っているExcelというソフト。そこに羅列された謎の単語を無言で読み、優しい目で俺を見詰めながら優しい言葉をかけてくるこいしちゃん。こういう反応が1番心にきます


セイヤ「違う違う!改めてこいしちゃん達にどんな属性が付加されてるのか、それを考えてたんだよ」


こいし「そういう事だったんですか!あの、因みに私は…」


セイヤ「う〜ん…こいしちゃんは無邪気で天然、礼儀正しいって面で真面目も付与されて…あと……ロリ?」


こいし「むっ…これから大きくなる筈です……多分」


セイヤの言葉に軽く頬を膨らませ、両手を胸に当てながらジトっとした目で見詰めるこいし。どうやら彼女もその単語に多かれ少なかれ自覚している部分があるようだ


こいし「セイヤさんは、その…小さいままの私でも、好きでいてくれますか…?」


セイヤ「相変わらずこいしちゃんは可愛いな〜。勿論、小さいままのこいしちゃんも好きだよ」なでなで


こいし「あぅ…えへへへ❤︎」


セイヤ『男殺しの属性も付与しとこ』スッ


こいし「ぁ…も、もっとなでなでして欲しいです」ぎゅっ


セイヤ「このっ…甘えん坊の属性も付与してやらぁ!」なでなでなでなでなでなで!!


こいし「きゃー❤︎」ぎゅうっ❤︎


フラン「あー!こいしズルい!私、まだ今日1回もセイヤになでなでして貰ってないのに!」


こいしちゃんを目一杯可愛がっている最中、姿を現したサイドテール金髪の美少女、名前はフランドール・スカーレット。

俺と同学年で同じクラスに在籍しているレミリア・スカーレットの実の妹で、こいしちゃんと同様に人懐っこく甘えん坊、無邪気な性格をしたこれまた可愛らしく愛らしい少女だ


フラン「よいしょ…よいしょ…」ヨジヨジ


こいし「ぁ…わ、私も…」ヨジヨジ


セイヤ「お、おい…」


パソコンで作業中の俺の膝の上に登ろうと画策するフランと、それを見て同じ行動を取るこいしちゃん。俺は2人の行動を咎める事が出来ず、されるがままの状態で遂には登頂を許してしまう


フラン「やっぱりセイヤの膝の上が1番落ち着く〜❤︎」擦り擦り


こいし「セイヤさ〜ん❤︎」擦り擦り


セイヤ『妹属性のロリ属性2人に擦り寄られる、か。まったく俺って奴は……業が深いZE☆』


右側部分をフランに占領され、左側部分をこいしちゃんに占領され、俺の安息という名の領地はこの2人によって無情にも奪い去られてしまった。残ったのは至福という喜びの感情と、業という決して洗い流しきれない大罪であった


レミリア「うー…今日だけは特別に譲ってあげるわ」


さとり「そうね。私達はお姉ちゃんだもの」


そして此方の2人が彼女達の姉、レミリア・スカーレットと古明地さとりである

姉妹として似ているかと問われれば似通っていない部分はある。だが、それでも姉妹なんだなと痛感させられる部分もまた、同じくらいあると言ってもいいだろう


さとり「それにしても今日は有意義な日ね。こうしてセイヤを含めた姉妹同士で穏やかに過ごせるなんて」


レミリア「そうね。まさかさとり達も私達と同じでセイヤの家にゲームをしに来たとは思わなかったけれど」


そう。実は今日、彼女達W姉妹は俺の家にゲームをしに来たのだ。最近流行っているポケモンや大乱闘、アプリゲームからボードゲーム、その他諸々挙げていったらキリがない


セイヤ「ていうかずっと疑問だったんだが、どうして他の奴等を誘わなかったんだ?」


レミリア「そんなの決まっているじゃない。貴方を独占出来る機会が減ってしまうからよ」


さとり「貴方に甘えたいのはこいしやフランちゃんだけじゃないの、理解してる?」


セイヤ「いやそれ理解しちゃアカンやつだろ」


フラン「あー!セイヤのフォルダ、私達の写真でいっぱいだー!」


こいし「わーほんとだー!」


セイヤ「コラ!勝手に弄るな!」


フラン「でもさ、私達の写真ばっかりでエッチなの全然無かったね?」


こいし「うん」


セイヤ『当たり前だろ…こうやって勝手に弄る奴等が俺の周りには多いんだから…』


フラン「じゃあセイヤ、あっちのお布団で…する?」ぎゅうっ❤︎


セイヤ「…は?」


こいし「私も、セイヤさんなら…いいですよ?」ぎゅうっ❤︎


セイヤ「い、いやいや…」汗タラリ


レミリア「あら、それなら私も沢山可愛がって貰おうかしら❤︎」背後からぎゅうっ❤︎


セイヤ『いつの間にっ…』


さとり「妹ばかり可愛がって、姉を疎かになんてしないわよね?」同じく背後からぎゅうっ❤︎


セイヤ「待て待て待て待て!」


フラン「むぅー…こんなにアピールしてるのに、そんな反応するなんて酷いよ…」うるうる


こいし「そうですよ…セイヤさんは私達と触れ合うの、嫌なんですか…?」うるうる


セイヤ「い、嫌じゃない!嫌じゃないが…物事を進めるには心の準備というものがあってだな…」


レミリア「じゃあ今日はセイヤの家にお泊まりね♪」


セイヤ「はいぃ!?どゆことー!?」


さとり「そうと決まったら親に連絡しなくちゃ…」


セイヤ「いや決まってないんですけどぉ!?」


さとり「もしもしお父さん?今日セイヤの家に泊まる事になったから……うん。こいしも一緒に……分かった。セイヤに宜しく言っておくわ」


セイヤ「宜しく言う前に親に代わってくんない!?」


レミリア「もしもしお父様?……ええ。流石お父様ね。私達がセイヤの家に泊まる事を予想していたなんて」


セイヤ「ブラドさんマジパネェっす!だから電話代わってくんない!?」


レミリア「娘達を宜しく頼む。だそうよ」ニコ


さとり「私のお父さんもそう言っていたわ」ニコ


セイヤ「親ともあろうものが年頃の男の家に娘を快く送り出すなぁ!!」クワっ!!




〜Now Loading〜




セイヤ「この俺が…負けた、だと…」orz


レミリア「お父様が着替えと制服を持って来てくれたわ」


セイヤ「はは…そうですか…」


フラン「それとこれ、皆で食べていいってさ♪」


こいし「わ〜!美味しそうなお菓子!」


セイヤ「はぁ〜…仕方ない。取り敢えず布団の用意しておくか…」スクッ


さとり「?…布団の用意なんて必要ないでしょ?」


セイヤ「僕の家には沢山お布団があるんだ(棒)。つい先日洗濯したばかりだから、きっとまだお日様の温もりが残っていると思うよ(棒)」


こいし「セイヤさんのお布団で一緒に寝るから大丈夫です♪」ニコ


セイヤ「じゃあ僕が新しい布団を敷いてそこで寝るよ(棒)」


フラン「も〜♪セイヤは恥ずかしがり屋さんだね!」ぎゅっ❤︎


レミリア「今日は絶対一緒に寝て貰うわよ?」ぎゅっ❤︎


セイヤ「お、俺の布団で5人寝ると狭くて息苦しくて多分窒息死するぞ?」


さとり「……今の貴方が心の中で思ってる事、言ってもいい?」


セイヤ「それだけはやめて下さいお願いします」


こいし「せ、セイヤさんも男の人ですもんね…」もじもじ


セイヤ「こいしちゃん、分かってくれたか…それなら」


こいし「嫌です」キッパリ


セイヤ「心の中読めないのに即答するのやめようか!」


フラン「どうせエッチな事考えてたんでしょ〜?セイヤのスケベ♪」


レミリア「その想いを私にぶつけても構わないわよ?ほら、貴方の部屋に行きましょ?」ぎゅうっ❤︎


セイヤ「行かん!」


レミリア「2人きりの時は沢山甘えさせてくれる癖に…」うー


さとり「セイヤは複数人に囲まれると遠慮するタイプよね?こいし」


こいし「うん♪セイヤさん、2人っきりの時は抱き締め返してくれるもん♪」


フラン「遠慮しなくていいのに〜…ほらほら!いつもみたいに私の事、ぎゅーってして?」ぎゅうっ❤︎


セイヤ『こ、此奴ら…マジで見た目と中身のギャップがあり過ぎる…』


こいし「それじゃあセイヤさん。私達と一緒に寝るか、お風呂に入るか、どっちか1つ選んで下さい」


セイヤ「『究極の2択っ!?』そ、その2択はちょっと…出来ればもう1つくらい選択肢があってもさ…」


こいし「どっちか選ばないと駄目です!もしどっちも選ばなかったらセイヤさんの事嫌いになります」プイっ


セイヤ「そんなっ…」ガーン☆


さとり「私の妹、時々小悪魔的な事を言うわね」


レミリア「女の子はこれくらいが丁度いいのよ」


フラン『あれー…私もこんな感じの事セイヤに言った気がするー…』


セイヤ「ぐっ………一緒に寝る、で…」血涙


こいし「ファイナルアンサー?」


セイヤ「……ファイナルアンサー」


ドックン…ドックン…ドックン…


こいし「………正解です♪」b☆


セイヤ「いや何が正解ぃ!?」


こいし「でも、私はセイヤさんとなら一緒にお風呂、入ってもいいんですよ?」上目遣い❤︎


セイヤ「う、ぐ…」ドキッ


こいし「私、いつかセイヤさんと洗いっこしたいです❤︎」ぎゅうっ❤︎


セイヤ「心臓麻痺起こすからこれ以上はやめてー!!」


さとり「こいし。もうその辺にしておいた方がいいわ」


こいし「なんで?」むぎゅぅ❤︎


さとり「セイヤの心の中が言葉では言い表せないような状況だからよ」


フラン「セイヤと洗いっこ…」ふにゃ〜❤︎


レミリア「うー❤︎そんな事したら我慢できなくなっちゃうわ」もじもじ❤︎


さとり「寧ろ、我慢出来ないのはセイヤの方かも知れないわね」チラ


セイヤ『こ、この姉妹達は危険だ…心臓が止まりかけた…』ゼェ…ゼェ…


こいし「セイヤさ〜ん❤︎」スリスリ


最近進化が止まらないアプリゲームだが、その中には割と属性強化というシステムが実装されている。この姉妹達はきっと自分達に付加されている属性を強化し、最大値にしているに違いない


セイヤ「え〜と…カレーに合うのはコーンスープとシーザーサラダ辺りか…」


鍋からスパイシーな香りが漏れ食欲を刺激する中、俺は冷蔵庫の中から次に作る料理の食材を取り出し準備に取り掛かる。因みに今日の夕食はカレー、南瓜入りコーンスープ、シーザーサラダだ


セイヤ『カレーもコーンスープも煮込むのに大分時間が掛かるからな。早目に取り掛かっておいて正解だった』


現在の時刻は15時過ぎ。昼食は軽めに済ませたので、夕食は割と手間と時間を掛けたものにしたかった。

やっぱり人に食べてもらう以上美味しいと言ってもらった方のが嬉しいからな。それが自分の大切な人なら尚更だ


セイヤ『南瓜をレンジで温めて、その間にシーザーサラダに使う野菜を切って…後はドレッシング用の調味料も…』


ヒョコ…


壁|こいし「お姉ちゃん。セイヤさんってやっぱり料理上手だね」


壁|さとり「そうね。私達が手を貸す必要もないくらいテキパキしてるわね」


壁|レミリア「料理って普通は女の子のする事よね。もう何回も言ってるけれど」


壁|フラン「美味しそうな匂い〜♪」


セイヤ『レンジで温めた南瓜をぶつ切りにして、種を取り出した後に器の中に入れ、フォークで潰す』


カレーの入った鍋を弱火に設定し直し、南瓜のコーンスープも順調に煮詰まってきた事を確認したセイヤは、此方の鍋の火加減も調整する。

最後にドレッシング用にと取り出して置いた調味料を混ぜ始め…


セイヤ「よし、完成。こっちはもう少し煮詰めないと駄目だな」


鍋の底が焦げ付かないぐらいの火加減かどうかもう1度確認し、蛇口から水を出して手を洗う。その後、タオルで手を拭いたセイヤはキッチンを後にしリビングへと向かう


セイヤ「で、お前達はさっきから何やってるんだ?」


壁|フラン「家政婦は見たごっこ」


セイヤ「それやってて楽しいのか?」


壁|さとり「あんまり…」


セイヤ『なんかこの絵面、団子4姉妹って感じだな…』


こうして時間は過ぎていき、気が付けば貴重な日曜日も17時を回っていた。しかし今回は普段とは一味違う日曜日、これからセイヤに訪れるイベントとは一体…後半へ〜続く


フラン「この!このっ!」カチャカチャ!


こいし「はわわわ!お姉ちゃん助けてぇ!」カチャカチャ!


さとり「ちょっとレミリア!邪魔しないで!」カチャカチャ!


レミリア「邪魔するに決まってるじゃない!食らいなさい!豪腕デンショッカー!」カチャカチャ!


セイヤ『何で俺だけ1人チーム…?』カチャカチャ…


現在俺達は食事の時間までゲームをする事になり、人気ゲームの大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALをプレイしている最中だ。

そして対戦モードはアイテム有り有りのチーム戦なのだが、大きく分けるとスカーレット姉妹チームと古明地姉妹チームに分かれており、何故か俺だけボッチームだ


フラン「我が魂は、ゼクトと共にありー!」


セイヤ「マルマイン持ってこっち来んな!」


さとり「PKファイヤー!PKファイヤー!PKファイヤー!」


レミリア「ちょ、ちょっと卑怯よさとり!」


さとり「大乱闘に卑怯も何もないわ!」


こいし「え〜と…えい!」ザラキ!


ドォン!!


フラン「ふにゃぁ!?嘘ぉ!?」


セイヤ「やったぜ。限界を超える!」LIMITBLAKE


こいし「あ、アストロン!」カチン☆


セイヤ「俺の凶斬りが!?」


対戦ゲームはゲーム好きならば男女問わず夢中になれるものだ。特にこのゲームは人気が高く、新作が発売されてからというもの皆で集まる場合は結構な確率でプレイする事が多いソフトの1本だ


セイヤ「舞え!ミミッキュ!」剣舞!


レミリア「エースバーン!かえんボールよ!」


セイヤ「フッ…ミミッキュは特性ばけのかわでどんな攻撃も1度だけ無効にする。その削れたエースバーンをかげうちで処理して無双させてもらおうか」


ミミッキュ「…」ボッ!!


セイヤ「はぁ!?何でここで火傷ぉ!?」


レミリア「うー!やったわ!」


フラン「あ!やっとがんじょうトゲデマルのレイド出たよ〜…ねがいのかたまり一杯使った甲斐あった〜…」


こいし「ねぇフランちゃん。私も一緒に入っていい?」


フラン「勿論いいよー!」


こいし「ありがとー!代わりにねこだましとすてぜりふ遺伝させたモルペコあげるね」


フラン「やったー!」


さとり『心が読めちゃうから私は色違い孵化厳選の方が楽しいわ…』


昔からあるポケットモンスターの最新作、ソード&シールド。ポケモン同士を闘わせるという少しアレなゲームだが、大人から子供まで色々な楽しみ方が出来るゲームだ。因みに俺達の中だと本気を出せばさとりが最強、色違い収集率No.1は驚異の幸運率を誇るてゐである


セイヤ「よし。じゃあ飯の前にどっちか風呂入って来い」


レミリア「セイヤは?」


セイヤ「俺は最初か最後のどっちかで」


フラン「それじゃあお姉様。一緒に入っちゃお」


レミリア「そうね。本当はセイヤと入りたいけれど、一緒に寝られるから今日は我慢するわ」


さとり「それならレミリア達が入り終わったら私とこいしが入るわ」


セイヤ『姉妹同士でお風呂、か…おっと、変な事考えるとマズいから無心無心…』


こいし「今の内にテーブル拭いておかなきゃ」フキフキ


セイヤ「じゃ、俺はお前達が風呂入り終わるまで外で体動かしてくるわ。30分くらいで戻ってくるから」


さとり「ええ。行ってらっしゃい」


セイヤ「ああ」スタスタ


ガチャ…パタン…


さとり「…こいし、チャンスよ。多分セイヤはいつもの公園で剣術の修行をすると思うから、レミリア達が居ない間に自分の気持ちを伝えなさい」


こいし「え?で、でも…」


さとり「大丈夫よ。セイヤもこいしの気持ちには少なからず気付いているから…後は貴女がそれを言葉にしてあげるだけ」


こいし「お姉ちゃん……うん!」


さとり「それにしても、同じ人を好きになっちゃうなんてやっぱり私達は姉妹ね」


こいし「……ごめんね。お姉ちゃん」


さとり「?…どうして貴女が謝るの?」


こいし「だって、セイヤさんはお姉ちゃんの好きな人なのに…」


さとり「そんなの関係ないわ。それに、私がセイヤの事を話している時の貴女の目を見て、こうなる事は大体予想できてたし」


こいし「そうなんだ…やっぱりお姉ちゃんは凄いね」


さとり「当然よ、だってお姉ちゃんなんだから。ほら、早くしないとレミリア達が上がっちゃうわよ?」


こいし「うん!ありがとうお姉ちゃん!」タッタッタッ


ガチャ…パタン…


さとり『レミリアじゃないけど、将来はこいしとセイヤと3人で仲良く暮らしたいわ…』



□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■



セイヤ「ふっ!はぁ!」


レミリアと出会ってあの騒動が起きてから、俺は何千何万とこうして刀を振り、その度に自分は強くなっていると信じてきた。だが、それはほんの僅かに過ぎない


セイヤ「紅魔流抜刀術奥義…雛罌粟!」


強くなっていると実感しても満たされない。満たされない理由を分かっていてもどうしようもない。それを繰り返しながら俺は今生きている

実際、あの時俺は自分1人の力では勝てなかった。その事実が今も胸の奥で引っ掛かって、より一層強さに対しての執着が強くなっているのを感じる


セイヤ「あの力を自在に引き出せれば、俺はもっと強くなれる…」


あの時俺は、朦朧とする意識の中で力を求め、歪んだ光を手に取った


セイヤ「俺1人じゃ届かないのか…」


諦めにも似た感情が押し寄せ、心が欠けてしまいそうになる。弱音を吐く暇があるなら剣を振れ、そう今まで心掛けてきた志すらも折れ曲がってしまいそうになるぐらいに


セイヤ「くそ…こんなんじゃ修行にすらならねぇ…」


雑念が先行して振りが鈍くなり、当然太刀筋も悪くなる。このままじゃいけないと頭の中では理解していても、体は言うことをきかなかった


セイヤ「戻るか…」


こいし「あの、セイヤさん…」


セイヤ「っ…こいしちゃんか」


無駄な事で頭が一杯になり過ぎていて、俺はこいしちゃんが自分の傍に居る事すら気付いていなかった


こいし「やっぱりセイヤさん…あの時からちょっとおかしいです」


セイヤ「そう、見えるか?」


こいし「はい…」


勘付かれているとは薄々思ってた。あの日以降、彼女達は事あるごとに俺を心配するような素振りを見せ、気遣ってくれている

そんな自分が情けなくて、変えようと思って努力して、でも結局…何も変わらない


セイヤ「それは気の所為だよ…ほら、早く戻ろう…」


こいし「嘘、ですよね?またそうやって私達に嘘を吐くんですか?」


セイヤ「そんな事…」


こいし「セイヤさんは嘘ばっかりです…本当に私達の事が好きなら、全部話して下さいよ…話してくれなきゃ分からないのに…分かってあげられないのに…」


セイヤ『前にも、こんな事を言われたな…話してくれなきゃ分からないって…』


でも、それでも俺は…お前達に余計な負担を掛けたくなかった。俺が傷付いて、苦しんで、その結果お前達に負担が掛かるとしても、それはお前達が傷付いたり苦しんだりするよりも遥かに軽いものだろう。それなら、その役目を負うのは俺1人だけでいい

偽善だろうがなんだろうが、それが俺の出した答えなんだから


こいし「話してくれるまで離しません…」ギュッ


セイヤ「まさかこいしちゃんがそんな下らないギャグ言うとはな」


こいし「真面目な話でふざけないで下さい!」


セイヤ「……言ってどうなる」


こいし「…え?」


セイヤ「こいしちゃんに話して、その結果どうなる?結果は何も変わらない。寧ろこいしちゃんの負担が増えるだけだ」


こんな事、俺だって本当は言いたくない


セイヤ「それなら、何も話さない方がいい」


自分自身が大切な人を傷付けている。その自覚があっても、嫌われると知っていても、言葉は止まらなかった


こいし「…嫌です」


セイヤ「え?」


こいし「もう、嫌なんです…セイヤさんが辛そうな表情をしているのを見るのは…」


セイヤ「こいしちゃん…」


こいし「弱くても、いいじゃないですか…セイヤさんはセイヤさんです」


セイヤ「…」


こいし「私達の為にいつも一生懸命に頑張って、笑わせてくれる…私はそんなセイヤさんだから好きなんです」


セイヤ「…」


こいし「でも、今のセイヤさんは…好きじゃないです。だって、私の好きなセイヤさんは…お姉ちゃんから聞いてたセイヤさんは…いつも明るくて、前向きで、直向きな…そんな人だから」


セイヤ「随分と、まぁ…こいしちゃんの中の俺は凄い奴なんだな…」


こいし「セイヤさんが元気になれるなら、私…なんだってします…してあげます…だから」


セイヤ「……はぁ…参ったな」


こいし「っ!こ、こっち来て下さい!」グイっ!


セイヤ「え!?ちょ!」


ストン…


こいし「と、隣…座っていいですよ?」


セイヤ「あ、あぁ…」


手を引かれ、そのままベンチに腰掛けたこいしちゃんは自分の左隣を叩きながら俺に座るよう促し、俺は彼女に言われるままベンチへと腰掛ける


こいし「私、セイヤさんに会う前からずっと、セイヤさんに会いたかったんです」


セイヤ「?…それ、さとりから聞いてたってやつか?」


こいし「はい…お姉ちゃん、いつもセイヤさんの事を話す時とっても楽しそうでした。小学校でも、中学校でも…全然学校の事を楽しそうに話さなかったあのお姉ちゃんが…」


セイヤ「…」


こいし「当然ですよね?だって、お姉ちゃんはずっと酷い事をされていたんだから…でも、それを知ってても、私は何も出来ませんでした。お姉ちゃんが苦しんでるのを、知ってたのに…家族なのに、妹なのに…」


こいし「でも、お姉ちゃんが高校生になってから暫くして、お姉ちゃんが笑うようになったんです…私に話し掛けてくれるようになったんです…どうしてか、分かりますか?」


セイヤ「さぁ、な…」


こいし「セイヤさんのお陰です…セイヤさんがお姉ちゃんを励まして、勇気をくれたお陰です」


セイヤ「俺は別に…」


こいし「それからお姉ちゃんは私にセイヤさんの事を色々話してくれました。お馬鹿な事やったり、授業サボったり、先生を怒らせたりしてるって…」


セイヤ「は、ははは…」


こいし「そんな事を聞いてる内に、私も会ってみたくなって…でも、お姉ちゃんがその人の事を好きだっていうのは気付いてて…ずっと我慢してました」


こいし「そうしている間に、私も幻想学園に入学して…その、セイヤさんに会って…お姉ちゃんから聞いてた通りの人だなって、思って…」もじもじ…


セイヤ「こいしちゃん?」


こいし「わ、私も…フランちゃんに負けないくらい…他の先輩達に負けないくらい…お姉ちゃんにも負けないくらい…セイヤさんの事、好きです!!」


セイヤ「ぅ…」


こいし「いつも私達の事を1番に考えて行動してくれる、強くて、優しくて、カッコいい…そんなセイヤさんが、私は大好きです!」


セイヤ「…あー…その、えっと…あ、ありがとう…」ポリポリ…


こいし「む…何ですかその反応…」頬プクー


セイヤ「いや、嬉しいんだけどさ…俺には勿体ないというか…」


こいし「そんな事ないです。セイヤさんは少し自分の事を卑下し過ぎだと思います」よじよじ


セイヤ「そ、そうか?ていうか何で膝の上に…」


こいし「私もセイヤさんと、キスしたいです…」ポッ…


セイヤ「ぶほっ!」


こいし「フランちゃんにいっつも自慢されてて悔しかったんですよ…?だから、その…私にも…エッチなキス、して下さい…」うるうる…


セイヤ『や、ヤバい…散々密着されて辛抱堪らん状態でこれは…』ぷるぷる…


こいし「いっぱい、して欲しいです…」うるうる…


セイヤ「っ…こいしちゃん…」スッ…


こいし「ぁ❤︎…」


チュ…


セイヤ「ん…舌、出して…」


こいし「ひゃ、ひゃい❤︎…んっ❤︎あむ❤︎…ちゅっ❤︎んんぅ❤︎」


ずっと夢見てた好きな人との口付け。それは想像していた以上に甘くて、妄想していた以上に刺激的でした

何をされているのか分からず、セイヤさんに言われるがまま、私は口を開けて、その中をセイヤさんの舌が這い回って…息苦しいけどそれが気持ち良くて、頭がどうにかなりそうで…


こいし「も、もっと❤︎…もっとキス、したいです❤︎…」


セイヤ「こいしちゃん…」


こいし「んんっ❤︎」ビクンっ


セイヤさんが息継ぎの為に間を開けてくれたのに、私は無意識の内にまた、セイヤさんにおねだりをしていました。きっと今の私の顔は、セイヤさん以外には見せたくなくなるような、そんな表情をしてるんだろうなぁ


こいし「セイヤさ〜ん❤︎」すりすりっ❤︎


セイヤ『やっちまったー…』


こいしちゃんとのキスを堪能し、自分の心中を吐露し終えた俺は、賢者タイムにもなれず悶々とした時間を過ごしていた

あれから結構な時間も経っているので、もしかしたらレミリアやフランも風呂から上がっている頃合いだろう


こいし「これで私もフランちゃんに自慢できる!やったー!」


セイヤ『自慢と言えるのかそれ…』


こいし「セイヤさん、凄く我慢してますよね?私はその、最後までしても…いいですよ…?」じー❤︎


セイヤ「い、いやいや!十分です十分!流石にこれ以上は…」


こいし「じゃあ今度2人っきりになったら、私の全部、セイヤさんにあげちゃいますっ❤︎」ぎゅうっ❤︎


セイヤ『ぐっ…想像するだけで鼻血出そうになるからやめて欲しい…』タラリ…


こいし「セイヤさん…もう、1人で抱え込まないで下さいね?」ぎゅぅ…


セイヤ「…あぁ…ありがとう。こいしちゃん」なでなで


こいし「えへへ〜❤︎」デレデレ


セイヤ「よし、それじゃあそろそろ戻るか」


こいし「はいっ❤︎」ニコ


これ以上長居するのは流石にマズいと思い、俺は刀を腰に差してこいしちゃんを抱き抱えるとそのままマンションへと歩き出す

こうして自分の事を考え、思ってくれている人が近くにいるというのは凄くありがたい事だ。だからこそ、俺はまだまだ強くならなきゃならないんだ


ガチャ…


セイヤ「ただいまー」


こいし「あれ?フランちゃん達が居ない」


こいしちゃんの言葉で周囲を見回すが、やはり彼女の言う通りレミリアとフランは居らず、代わりにキッチンの方から食器同士がぶつかる高い音が聞こえてくる


セイヤ「どうやらさとりと一緒に夕飯の準備してくれてるみたいだな」


こいし「そうみたいですね」


セイヤ「悪いけどこいしちゃんも手伝ってくれるか?俺は先に風呂場に自分の着替え置いてくるわ」


こいし「分かりました!」


キッチンから聞こえてくる音で察し、こいしちゃんを床に下ろしながら俺はさとり達の手伝いをしてくれないかと頼み、彼女はこれを快く了承する


セイヤ「さて、着替え着替え…」


タンスを開け、俺は下着やらバスタオルやらその他諸々を取り出す。当然、彼女達の使用済みバスタオルを再度使うといった変態的な選択肢は俺の中には無い


セイヤ「次はさとりとこいしちゃんが入るからな…目立たない所に置いて置くか」


着替えを持ってそれらを何処に置くか悩みながら、俺は勢い良く洗面所のドアを開けた。そこには


レミリア「ひゃっ!?」


フラン「ふにゃっ!?」


セイヤ「」


お約束ぅ!!な展開が展開されていた(泣)


こいし「あれ?お姉ちゃん。フランちゃん達は?」


さとり「え?まだ上がってないけど…」


こいし「あちゃー」こりゃマズい


「ひんぎゃー!!?」


さとり「っ!?セイヤの悲鳴!?」ダッ!


こいし「どうしよ」


レミリア「もう、私達と一緒に入りたいならそう言ってくれればいいのに❤︎」ぎゅぅ❤︎


フラン「じゃあもっかい私達とお風呂入ろ?」ぎゅうっ❤︎


セイヤ「全裸で抱き付くなぁ!ていうかさっき一瞬恥ずかしがってたよな!?その恥じらいを忘れるなよ!人間恥じらいを忘れたら駄目なんだぞ!?」


彼女達の一瞬の恥じらい、戸惑いはこれまた一瞬で掻き消され、俺はその場に押し倒されたかと思うとあられもない産まれたままの姿の2人に覆い被さられてしまう


レミリア「そんな事言って…本当は私達の体に興味深々な癖に❤︎」さわ❤︎


フラン「でも私達もセイヤの体に興味深々だからお互い様だねっ❤︎」すりっ❤︎


セイヤ「イヤらしい手付きで触るな!服を脱がそうとするな!ていうか全裸で擦り寄るなぁ!」


さとり「な、な…」ワナワナっ


セイヤ「さ、さとり!頼む助けてくれ!」


ロリ体型の美少女2人に襲われるというなんとも情けない、というか犯罪的な現場に居合わせたさとりに、俺は迫真の演技(意味深)で助けを求める


さとり「わ、私も…私も一緒にセイヤとお風呂に入りたいわ!」ぬぎっ!


セイヤ「いやちげぇーよ助けろよ!その選択肢は1番選んじゃいけないやつだろ!正気に戻ってさとりーん!!」


こいし「や、やっぱり私も…セイヤさんとお風呂入りたいです…いいですよね?セイヤさん」ぬぎぬぎ…


セイヤ「だから脱ぐなぁ!!」


レミリア「我慢なんてしなくていいのよ?ほら、いつもみたいに激しくして?セイヤ❤︎んっ❤︎」頬にちゅっ❤︎


セイヤ「ファッ!?…ちょっと待て!いつもみたいにって何ぃ!?」


フラン「お姉様の次は私ねぇ〜❤︎」


セイヤ「話を聞けぇぇえええっ!!」


この後、俺は約15分にも及ぶ天国なのか地獄なのか分からない空間で己の自我と闘い続けましたとさ。終わり




☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★




フラン「あむっ……美味しー!」テーレッテレー☆


さとり「やっぱり料理の腕は相変わらずね。このカレー、きっと普通にお店に出してもバレないわよ」パク


こいし「このコーンスープも濃厚ですっごく美味しいです!」


セイヤ「は、はは…よろこんでもらえてうれしうす…」ゲッソリ…


レミリア「セイヤ、少し老けた?」


セイヤ「そうみえるか…?」


レミリア「ええ、まぁ。でもそんな貴方も素敵だから私は構わないわっ❤︎」ぎゅうっ❤︎


セイヤ「愛されてて幸せどす。取り敢えず食事に集中しようか」


こいし「やっぱりセイヤさんとお風呂に入るのはまだ時間がかかるみたいだね。お姉ちゃん」


さとり「そうね。強引に押していけばそのまま行けると思ってたんだけど…」


セイヤ「逆にあの状況で押していけると思ってたのか?」


フラン「あのままセイヤの理性が形象崩壊してくれたらワンチャン…みたいな?」テヘっ♪


セイヤ「あのなぁ〜…俺の理性を甘くmんぶふっ!」鼻血ビュッ☆


こいし「わぁ!?セイヤさんが鼻血出した!」


セイヤ「…すまんさとり。ティッシュ取ってくれ…」ダラー


さとり「もう…直ぐにそうやってエッチな妄想するんだから…はい」つティッシュ箱


セイヤ「誰の所為だと思ってるんだ誰の…」詰め詰め


フラン「にぇにぇしゃとり。しゃっきヘイヤはどんなもうひょうしへはの?」もっきゅもっきゅ


さとり「私達4人の体で自分の体を洗って貰うシーンを心の中で思い描いてたわ」パク


こいし「はわぁ〜…」ドキドキ❤︎


セイヤ「言うなよ!!」


レミリア「そ、それなら今度…私が1人で泊まりに来るから、その時に…」もじもじ❤︎


さとり「レミリアと2人きりで泊まったら2度とこっち側には戻って来られないわよ」


セイヤ「あー…まぁそんな予感はしてる…」


レミリア「私のセイヤ愛を舐めないで欲しいわね!私はセイヤの望む事だったらどんな事でもやってあげられる自信があるわ!」ドンッ☆


フラン「わー!お姉様主人公みたーい!」


セイヤ「こんな主人公居てたまるか!」


さとり「貴方も大概よ…」はぁ…


こうして特に何事もなく夕飯を食べ終えた俺達は、時間が少しばかり余ったのでゲームをしようかという話になった。しかし、ある少女の行動が切っ掛けで徐々にゲームから話題が逸れていく事となる


フラン「んーと…」ガサゴソ…


セイヤ「おいフラン。何人の家物色してるんだ」


フラン「え?何か見た事ない物増えたなーと思って」


セイヤ「あー…その辺の物は霖之助さんが処分に困ってたから無償で引き取ったんだよ」


フラン「へー…だからガラクタばっかりなんだね」


そう。俺は最近、霖之助さんが営んでいる香霖堂という雑貨屋のような場所で手伝いをした時、処分に困っているという話を聞いてこれらの品々を諸々タダ同然で引き取って来たのだ


セイヤ「何か面白い物無いかなと思ってたんだが、整理してる時間もないからその辺に置きっぱになってたわ」


さとり「それならこれを機に見てみる?」


セイヤ「そうだな」


レミリア「ていうかあの店はいつからゴミ処理場になったのよ」


こいし「あ、ハンドスピナーだ」クルクルクルクル…


さとり「あれ?これDVDかしら」


パカッ…


さとり「REC?」なにこれ


セイヤ「へー、有名なホラー映画だな。ラッキー、後でゆっくり観よ」


レミリア「セイヤ、この映画知ってるの?」


セイヤ「まぁな。前にレンタルショップで借りたんだが面白かったぞ?今まで観てきた映画には無い魅せ方だったし」


こいし「じゃあゲームはやめてこれ皆で観ませんか?」


セイヤ「え?いや…お前達じゃちょっと」


レミリア「いいわね。セイヤが面白かったって言ってるし、私も興味があるわ」


さとり「じゃあPS4起動するわね?」ピッ


フラン「映画観るならお菓子用意しないと♪」てこてこ


セイヤ「ホラー映画苦手な奴が率先して観ようとするなよ。ていうかそもそも観れるかどうかも怪s…」


さとり「ちゃんと読み込んだわよ?」


セイヤ「読み込むんかーい…」


〜字幕設定など諸々変更中〜


レミリア「へー。主人公はジャーナリストの女性なのね」


こいし「カメラマンさんは男の人ですね。それよりビデオカメラ視点…」


セイヤ「それがこの映画の特徴なんだよ。確か主観撮影とか言ったかな?まぁ今風に言えばYouTuberが渾身の映画撮りました…みたいな感じだ」


フラン「今の所は全然怖くないね!あむ…」サクサク…


さとり「でもちょっと雲行きが怪しくなってきたわね…」


暫くして…


レミリア「住民全員閉じ込められちゃったみたいだけれど…」ドキドキ…


ダァン!!


フラン「ふにゃあ!?誰か落ちて来たぁ!?」


セイヤ「…」ボー


こいし「何でセイヤさんは平然とした顔で観ていられるんですか!?」


セイヤ「いや、驚く程でもないし」


その後も繰り広げられる残虐なシーン、脅かし要素に画面の前の少女達は戦慄し、怯えを隠せずセイヤに抱き付く。だがセイヤはというと


セイヤ「ゾンビと悪魔、この2つのジャンルが奇跡的な融合を果たした正に名作だな」うんうん


さとり「れ、冷静に分析しないで…」ぎゅぅ


きゃぁああああっ!!


レミリア・フラン・さとり・こいし「ひぃぃぃっ!?」


最後は女性が引き摺られ、暗闇の中に溶けていってこの映画は終わり。分かっていた事だが、どうして此奴らはホラー映画が苦手な癖に観たがるのだろうか…まぁそういうのを楽しむ輩も居るから何とも言えないが…


セイヤ「いやー面白かったなぁ。さて、他に何か面白い物入ってないか見るか」


レミリア「現実であんな事になったら洒落にならないわね…」


さとり「そ、そうね。閉鎖空間の中であんな事態が起こったらって考えるだけでゾッとするわ…」


こいし「フランちゃん…寝る準備しよっか…」


フラン「うん…そだね…」



〜セイヤ君のお部屋前〜



セイヤ「常に余裕を持って優雅たれ…」フッ


風呂は済ませた。食事も済ませた。当然の如く歯磨きも済ませた。後は心の準備を済ませるのみであるが、これが1番簡単そうで難しい

なし崩しで一緒に床を共にする事になってしまった訳だが、もうぐちぐち細かい事を言っている時間も無いのが現状だ


セイヤ「水奈月セイヤ…突貫します!」グッ!


ガチャ!


レミリア「漸く来たわね」ネグリジェ☆


フラン「セイヤ〜❤︎こっちこっち♪」ネグリジェ☆


さとり「や、やっぱり恥ずかしい…でも、セイヤと一緒に…」限界ギリギリの薄着☆


こいし「セイヤさんと一緒セイヤさんと一緒セイヤさんと一緒…」限界ギリギリの薄着☆


セイヤ「かはッ!!」圧倒的吐血ッ☆


扉の先に待ち受けていたのは紛う事なき天国だった。だがそれは同時に、もしかしたら地獄の始まりを意味していたのかも知れない

何故なら、目の前の少女達は限りなく裸に近い薄着であり、これは男にとってはどくどくの毒だ。そして彼女達の寝巻きはとても秋の夜に着るような寝巻きではない


セイヤ「お、おお…お前ら…は、恥を知れ!」


フラン「えー?似合ってないかな?」


セイヤ「似合ってる似合ってない以前の問題だ!そ、そんな破廉恥な格好で寝るつもりか!?」


レミリア「当然じゃない。貴方と肌を触れ合わせながら眠る…そうじゃなきゃ一緒に寝る意味がないでしょう?」チラ❤︎


セイヤ「や、やめろぉ!これ以上俺の心を揺り動かすなぁ!」


さとり「い、いいからほら…早くこっちに…」もじもじ…


こいし「うぅ…やっぱり緊張する…」もじもじ…


フラン「それにしてもセイヤ、ちょっと厚着し過ぎじゃない?もっと薄着になろーよ」


セイヤ「断る!これが俺の最終防衛ラインだ!」


レミリア「ふふ…その最終防衛ラインとやらで私達4人に勝てると思っているのかしら?」


セイヤ「何?どういう意味だ」


レミリア「言葉通りの意味よ。同じ布団に入ってしまえば貴方は包囲され、袋の鼠という訳よ」


セイヤ「ま、まさか…」


レミリア「厚着をしているなら脱がせればいいじゃない!」うー


セイヤ「それはどうかな」


レミリア「な、何ですって!?」


セイヤ「罠カード発動!聖なる衣服ミラーフォース!」ガッキーン☆


さとり「か、鍵付きの衣服!?」


こいし「へー…今はそんな服も売ってるんだ」


セイヤ「ふっふっふっ…果たしてお前達にこの衣服を打ち破る術があるかな?」


ゴソゴソ…


フラン「あ、鍵見っけ」っ鍵


セイヤ「ダニィ!?」


さとり「ポケットに入れておくなんてマヌケもいいところよ…」


セイヤ「いや、だって朝起きた時に着替えるから…」


フラン「お姉様パース!」ヒュッ


レミリア「うー!…ふふ、これで形勢は逆転したわね」キラリーン☆


さとり「さてと、それじゃあセイヤ…」ゆらり


こいし「私達と同じく薄着になりましょうね〜…」ゆらり


セイヤ「く、くるな…くるなぁ!」


レミリア・フラン・さとり・こいし「ふふふふふふふふふふ…」ジリジリ


セイヤ「あ、ぁ…あっ(察し)」




「アーーーーーーーーーッ♂」




こうして俺は辱めを受けた。少女達に拘束され、最後の防衛ラインはいとも容易く打ち破られ、身を纏う衣服は1枚だけに…そしてそのまま誘われるように布団へと吸い込まれた俺は、少女達の抱き枕と化したのだ


レミリア「やっぱり貴方に抱き付きながら横になると安心するわ❤︎」すりすりっ❤︎


さとり「あたたかい❤︎」すり❤︎


フラン「セイヤの手おっきい〜❤︎ねぇねぇもっとほっぺなでなでして〜❤︎」


こいし「私もほっぺなでなでして欲しいです〜❤︎」


セイヤ「はいはい…」


レミリアが左半身、さとりは右半身を陣取り、両サイドを完全に奪われている状態で更に、フランとこいしちゃんは残った両手に頬擦りをする始末。この状態を例えるのならば言葉で表すとすれば磔、だろうな


さとり「本当に幸せ者ね。女の子にこんな風に甘えられるなんて」だきっ❤︎


レミリア「貴方の体温が伝わってきて、凄く心地がいいわ…もっと私に感じさせて?セイヤ❤︎」なでっ❤︎


セイヤ「ハッ…お、俺はこんな事されて…喜ぶような、Mじゃないぜ…」


レミリア「あら。それなら私の体…好き勝手弄り回してみる?」ズイっ


セイヤ「あ、いや…別にそういう事を言いたい訳じゃ…」


レミリア「うー…何よ、セイヤの意気地なし…」ピトっ❤︎


さとり「ヘタレね…」ピトっ❤︎


セイヤ『いや、寧ろこの状況で我慢してる俺を褒めて貰いたい所なんだが…?』


フラン「お姉様達いいなー…私もセイヤに密着して擦り擦りしたい…」


こいし「でも私達は結構甘えちゃってたし、ここはお姉ちゃん達に譲らないと」


さとり「姉思いの妹を持てて私達は幸せね。レミリア」


レミリア「そうね。まぁ私達も我慢していたし、お互い様よね」


セイヤ「頼むからその優しさを少しばかり俺にも分けてくれない?」


レミリア「駄目よ。寧ろ私達は優しくしてあげてるじゃない」


セイヤ「いやー…俺の体に優しい事じゃなくて理性に優しい行動をだな…」


さとり「セイヤは本当に一般の男性とは違う価値観を持ってるわね…」


セイヤ「そんな事ないだろ…これでも俺は自分の欲望に忠実なつもりだ」


レミリア「そうよね!やっぱり自分の気持ちには正直に生きないと駄目よね」モゾモゾ


セイヤ「ちょ、お前何やって!」


俺の言葉に同調する意思を見せるレミリア。しかしその瞬間、彼女は俺の服の内側に顔面を突っ込んだかと思うとそのまま進撃してくる


レミリア「ぷはっ…ふふ❤︎これでより一層密着しちゃう形になったわね?」


セイヤ『顔ちっか!ていうか服伸びる!』


そして数秒後、俺の肌着の首を出す部分からレミリアの頭が飛び出てきた。当然、この状態では彼女の言う通りお互いの体は更に密着する形となる


さとり「れ、レミリア!貴女だけズルいわ!」


レミリア「ふふん♪早い者勝ちよ♪」むぎゅぅ❤︎


セイヤ『や、ヤバい…レミリアの全身が俺の体に…温かくて柔らかくていい匂いがして…悔しいけど…感じちゃうッ…』


さとり『何でちょっとオカマっぽくなってるのよ!こうなったら私は…』


プニっ


さとり「頬擦りで対抗するわ!」むにむに


セイヤ「どんな対抗手段だよ!」近スギィ!


レミリア「私はセイヤと全身を触れ合ってる状態なのよ!そんなの対抗手段でも何でもないわ!」むぎゅう❤︎


セイヤ「ちょ、張り合うな!もうこれ以上強く抱き付くな!」


フラン「ふにゅ〜❤︎安心するからだんだん眠くなってきちゃった〜❤︎」ウトウト


こいし「セイヤさんの手枕は安心するな〜❤︎」ウトウト


セイヤ「ほら、妹達はおやすみモード突入しそうだぞ?明日も学校あるんだしそろそろ…」


レミリア「うー…仕方ないわね」


さとり「じゃあこのまま寝るけど、勿論いいわよね?」


セイヤ「その体勢で寝辛くないならな…」


レミリア「よいしょっ、と」スポッ


ポフ…×2


レミリア「じゃあ貴方の枕で私も一緒に寝るわ」ギュッ❤︎


さとり「同じく」ギュッ❤︎


セイヤ「近ェ…」


さとり「腕枕じゃセイヤの顔が隣に来ないし」


レミリア「ふふ❤︎朝、目を覚ました時に貴方の横顔があるなんて、考えるだけで幸せな気分になってしまうわ」


セイヤ『何で此奴らはそんなに俺の事を…』


レミリア「それじゃあセイヤ…」スッ


さとり「おやすみなさい…」スッ


チュッ❤︎


セイヤ「っ……ああ、おやすみ」


レミリア「うー❤︎」ぎゅう❤︎


さとり『やっぱり、好き❤︎』ぎゅう❤︎


フラン「セイヤ〜❤︎らいしゅきぃ❤︎」zzz


こいし「セイヤしゃんと、新婚旅行❤︎えへへ❤︎」zzz


こうして夜が更けていく。大切な、とても大好きな、愛する少女達に囲まれながら、俺はゆっくりと瞼を閉じる

暗闇の中で浮かび上がって来るのは俺にとっての地獄、だがそれを彼女達は現実で粉々に砕いてくれる。俺を好きだと、愛していると言ってくれる。だから俺も、彼女達の気持ちに応えよう


セイヤ『やっぱり、俺はお前たちの事を…』






「愛してる」






【緊急特別編:水奈月セイヤ○○説】




セイヤ「はい。皆さんどうも水奈月セイヤです」


私は今現在、両手に手錠を掛けられた状態でホールの真ん中に正座させられています。まぁそれは何故なのか、大体の理由は分かっているんだが…

大方、レミリアとフランがこの前の休日の事をうっかり他の奴等に漏らしてしまったんだろう


文「これより、緊急特別会議を執り行います!」


セイヤ「何?これから何が始まるわけ?」


文「緊急特別会議、その内容は…水奈月セイヤ!○○説!!」


セイヤ「いや意味分かんないんですけど!?何その野獣先輩○○説みたいなの!」


文「これから皆さんには、此処に無様にも拘束されたロリコン皇帝、水奈月セイヤさんを何かに例えて貰います!1番有力だった説には当然ご褒美もありますよー!」


セイヤ「いや俺は俺以外の何者でもねぇよ!!」


文「では先ずは私から」


セイヤ「人の話を聞けぇ!」


文「私が提唱する説…それは…」


【水奈月セイヤ、伊藤誠説】


文「これです♪」


セイヤ「ぶーーー!!」


文「今やネット上でこの名前を知らない人は少ない…そう言われる程の有名人、伊藤誠。彼は人間の中の屑…ゴミ…生きていては余りに危険な人類悪です!」


セイヤ「おい文!お前それ遠回しだけど確実に俺に対して言ってるよな!」


文「己の欲のままに行動する理性の欠片もない…正常な思考能力を失ったただの原始的な動物…私はこの説を提唱します!」


レミリア「異議あり!」


セイヤ「レミリア…」ジーン


レミリア「確かにセイヤも少なからず欲に忠実な場面はある…でも、セイヤと粗大ゴミには決定的な差があるわ!」


セイヤ「粗大ゴミってお前…」


レミリア「セイヤはいくら私が誘惑しても決して手を出したりしないわ!ま、まぁ…その…エッチなキスはするけど、それ以上の事は…」もじもじ


セイヤ「お前俺を庇ってるのか貶めてるのかどっちなんだ!」


フラン「そーそー!生きたまま腹を掻っ捌かれて首チョンパされる間抜けな生ゴミとセイヤを一緒にしないでよ!」


こいし「セイヤさんが可哀想です!」


セイヤ「一応庇ってくれてるって事でいいんだよね?」


文「くっ…やはりセイヤさん絶対主義の幼女軍団相手では些か分が悪いですね」


レミリア「という訳で、私が提唱する説はこれよ」


【水奈月セイヤ、セバスチャン・ミカエリス説】


セイヤ「いや恐れ多いわ!」


レミリア「ひとたび執事服を纏えば完璧に給仕を熟し、執事服を脱げば悪魔に変貌する長身!イケボの完璧執事!それが水奈月セイヤの本質よ!」


セイヤ「それ以上はやめて!」


レミリア「因みにクロード・フォースタスでも可よ」


セイヤ「可じゃねぇよ!」


咲夜「確かにお嬢様の言う通り、セイヤは執事として完璧です。掃除から料理まで文句の付け所など皆無です」


パチュリー「オマケにレミィの言う通りルックス、性格、声…男に必要な素養までもが揃ってるわ」


美鈴「それ程までに優れていながら決して傲らず、常に努力を続ける直向きさ…」


小悪魔「部下に対しては時に厳しく、時に優しい誰にでも信頼されるその人望…」


フラン「そう!セイヤこそ世界が誇る最強のイケメン執事さんなんだよ!」ふにゃー!


レミリア・咲夜・フラン・パチュリー・美鈴・小悪魔「という訳で…私達紅魔館メンバーは、水奈月セイヤを応援します!」


セイヤ「はいぃ!?意味分かんないんですけどぉ!?」


鈴仙「うーん…確かに、セイヤは執事として完璧だよね?」


輝夜「給仕の姿は誰が見てもうっとりしちゃうだろうし…」


てゐ「これは紅魔館メンバーが提唱する説に軍配が上がりそうだね」


セイヤ「いや上がらねぇよ!?下がるだけだよ!?」


妖夢「ちょっと待ったー!!」みょーん!


セイヤ「妖夢!助かった!お前の言葉で此奴らの目を覚まさせてくれ!」


妖夢「私の説を聞かずして既に決定したような雰囲気を出すのはやめて頂きたいですみょん!」


セイヤ「オメーも張り合うんかーい!」


妖夢「私が提唱する説はこれです!」


【水奈月セイヤ、継国巌勝説】


セイヤ「流行に乗るんかーい!」


妖夢「それだけではありません!セイヤから漂う歳上の雰囲気は謂わばお兄ちゃん属性、更に髪も長くそこから覗く甘いマスクは語る必要など最早ありません」


妖夢「まだです!そして刀を使うという所も共通点の1つであり、技には月という単語が入ります」


セイヤ「へー」


妖夢「何より…彼は自分を卑下するあまり、人間が踏み入れてはいけない領域に入り込んでしまったんです…そんな危うさも、セイヤとの共通点と言えるでしょう!」


幽々子「流石妖夢だわ〜♪」


ルーミア「確かにセイヤは少し危うい所もあるのかー」


チルノ「実力も申し分ないしね!」


幽香「力を追い求めたが故の結末…ね。私はセイヤ君にはそうなって欲しくないけど」


魔理沙「ちょーっと待つぜ!」バーン☆


霊夢「次は私達の説を聞いて貰おうじゃない!」バーン☆


セイヤ「霊夢、魔理沙…」


霊夢「あんたねぇ…幼馴染みの私達放ったらかしにして…随分レミリア達と楽しそうにしてたじゃない…」ピキピキ


魔理沙「これが終わったら覚悟して置く事だな…だぜ」ピキピキ


セイヤ『やっべー…マジで怒ってるわ…』


霊夢「私達が提唱する説は…」


魔理沙「これだぜ!」バッ!


【水奈月セイヤ、ペルソナ5主人公説】


セイヤ「もうツッコまんぞ」


魔理沙「先ずはこれを見て欲しいぜ。アリス」


アリス「はーい♪」カラカラ…


・遅刻の常習犯

・授業はサボり上等。出ても寝る

・変形型模造刀を所持、銃刀法違反疑惑

・突然人格が変わる

・性格は基本的に正義感が強い

・まぁまぁイケメン

・ロリコン

・10股どころかそれ以上の可能性大


霊夢「まぁ軽くあげるとこんな感じかしらね」


魔理沙「これに似通った点が多くあるのがペルソナ5の主人公なんだぜ。1番注目して欲しいのは最後の一文」


アリス「10股、だね」


霊夢「手は出してない、だけどキスやらボディタッチやらはする。そんな所が似てるのよ、此奴とあの屋根裏のゴミは」


セイヤ「屋根裏のゴミって言うなよ!」


アリス「容姿がいいのは勿論だけど、軽い身のこなしや不思議な力を使うって言う点も共通してるよね」


魔理沙「唯一惜しいと思えるのはメインの武器が刀じゃないってところだぜ」


霊夢「まぁそれを抜きにしても此奴と屋根裏のゴミの共通する部分は多い筈よ」


さとり「確かにセイヤなら、バレンタインイベントでジョーカーと同じような事言いそうよね」


空「それで最後は女の子にボッコボコか」


燐「その姿が目に浮かぶよ」


セイヤ「因みにこれ、どう収拾付けるつもりだよ」


文「そんなの多数決で収拾を付けるに決まってるじゃないですか。という訳で、皆さん!この説が有力だと思う方に並んで下さい!」


ゾロゾロ…


文「ふむふむ…集計が終わりました!優勝は……ペルソナ5 主人公説を提唱した、霊夢・魔理沙・アリスチームです!」


魔理沙「ぃよしっ!」グッ!


アリス「やったね!」


霊夢「まぁ当然の結果ね」ふふん


セイヤ『恐れ多い事この上ないんだが…』


レミリア「うー…負けちゃったわ」しょぼーん


妖夢「私の説を応援してくれた人達に申し訳ないです…」しょぼーん


文「まぁ私以外は僅差ですし、そこまで気にする必要ありませんよ」あはは


フラン「そうだね。文の方には誰も並んでないし」


こいし「当然ですよ!セイヤさんに失礼です!」プンスコ


鈴仙「それで?結局ご褒美って何なの?」


文「あ、それはですね。1番有力だった説のコスプレをセイヤさんにして貰おうかと」


セイヤ以外全員「おぉ!」ざわっ


魔理沙「それは激アツだぜ!」


アリス「この説にしておいて正解だったね!」


妖夢「みょむむ…それなら尚更優勝したかったです」


レミリア「それがご褒美なら私達はどっちでも良かったわね。だっていつでも見られるし」


フラン「ねー?」


パチュリー「寧ろ見慣れちゃったというか…」


霊夢「さぁセイヤ!観念しなさい!」バッ!


早苗「え?あれ?セイヤさんが居ない」


神奈子「まさか逃げたとか」


諏訪子「あり得る。セイヤは都合が悪くなると逃げる癖があるし」


こころ「絶対に逃がさない…」


「ふっふっふっ…」


幽々子「この声って…まさか」


セイヤ「ふはははははは!!」マントバサァ!


輝夜「ん?何か違う気が…」


セイヤ「ふふふ…俺を辱めた罪は重いぞ。お前達にも、俺と同じ屈辱を味合わせてやる!」


てゐ「セイヤが何処ぞの悪逆皇帝みたいな格好してるんだけど…」


こころ「かっこいい」ポッ…


セイヤ「綺麗事では世界は変えられない!ならば、憎しみを己が身に集め…そして!」


美鈴「あのー…セイヤー…」


咲夜「完全に我を忘れていますね…」


セイヤ「俺は世界を壊し、世界を創造する!水奈月セイヤが命じる…」キィィィン…


霊夢「ちょ、アレってまさか!?」


セイヤ「この場で全員…裸n「この馬鹿っ!」ぶほぁ!?」ズサァ!


紫「全く…講堂が騒がしいって言われて来てみれば…何?コスプレ大会でもやってるの?」


神奈子「あ、紫先生」


セイヤ「」チーン☆


紫「ほーら解散解散。下校時刻はとっくに過ぎてるわよー」


魔理沙「仕方ないぜ。今日の所は大人しく帰るか…」


アリス「あーあ。セイヤがコスプレする姿、見てみたかったんだけど…」


妖夢「それなら次の機会があれば是非、セイヤに水柱のコスプレを」


レミリア「私はソルジャークラス1stを希望するわ」


フラン「私はアナザーの方がいいなー」


諏訪子「なら今度、セイヤの着せ替え大会でも開催する?」


鈴仙「あ、それ面白そう!」


こころ「異議なし」



ワイワイ☆キャッキャッ☆



セイヤ「私は、人形じゃ…な、い…」ガクッ…







【終劇】







【堕天使降臨‼︎守矢の秘宝奇跡の三面鏡】






セイヤ「そこだ!」


妖夢「甘い!」


どうも皆さん、水奈月セイヤです。今日はとある事情で守矢神社に来ているのですが、現在俺は妖夢と手合わせをしている最中です

何故こうなったのかを説明すると、妖夢が手合わせをしたいと言ってきた。ただそれだけです


セイヤ「秘剣・鏡花水月!」


妖夢「あっ!?」


空気を振動させて相手を斬り付ける剣技、鏡花水月で刀を握る妖夢の両手を狙い、その結果妖夢は刀を地面に落としてしまう。勿論、彼女の手を傷付けないよう細心の注意を払って技を出した


セイヤ「勝負ありだ」チャキ…


妖夢「参りました…」ガクッ…


刀を何度か振り回し、鞘に納める。今日はたまたま俺が勝ったが、最近では俺も少し油断をしただけで彼女に負けるようになってしまった

つまり彼女も、日々努力をし続けているという事だろう。俺ももっと強くならなきゃな


妖夢「セイヤ、次は負けませんからね」ニコ


セイヤ「あぁ。でも、俺も負けてやるつもりはないぞ?」


妖夢「当然です!全力で勝ちにくるセイヤに勝たなければ、意味がありませんから!」みょんす!


セイヤ「それでこそ妖夢だ」なでなで


妖夢「えへへ❤︎」デレデレ


霊夢「妖夢も強くなったわね〜」煎餅ボリボリ


魔理沙「だな〜。こうして見るとよく分かるぜ」煎餅ボリボリ


早苗「あの、霊夢さん?魔理沙さん?それ私のお煎餅なんですけど…」


レミリア「そんな事よりも早苗、どうしてわざわざ休日に呼び付けたりしたのよ」


アリス「そうそう。来れば分かるからって言われたから来たけど、全然話してくれないしさ」


こいし「フランちゃーん!こっちだよー!早く捕まえてごらーん♪」


フラン「何をー!待て待てー♪」


さとり「結局待ちあぐねてセイヤと妖夢は修行。こいしもフランちゃんもああして2人鬼ごっこをする始末だし」


早苗「あー…それはですね。実はまた守矢神社の倉庫整理の手伝いをして欲しくて」つんつん


霊夢「はぁ?また〜?」


魔理沙「どんだけ倉庫整理すればこの神社は気が済むんだぜ」


早苗「返す言葉もありません」


咲夜「まぁまぁいいじゃないですか。今回はもしかしたら物凄いお宝が発掘されるかも知れませんよ?」


アリス「昔の物は高値で売れるって聞くけど、それなら借金地獄に落ちてなかったと思うし…期待出来ないんじゃ」


霊夢「どうせ変テコリンな物しか出て来ないわよ」


セイヤ「乗り気じゃないとこ悪いが、俺はやらせて貰うぜ」


霊夢「セイヤ…」


セイヤ「その代わり!要らない家具で俺が欲しい家具は貰って行くからな?早苗」


早苗「あ、はい。それは勿論いいですけど」


魔理沙「なぁ妖夢、何でセイヤは家具が欲しいのか分かるか?」ヒソヒソ


妖夢「多分ですが、最近私達はセイヤの家に着替えの服とか下着とかを入れていますよね?だから新しいタンスとかが欲しくなったのでは?」ヒソヒソ


咲夜「セイヤは基本的に倹約家ですからね。タダで必要な物が手に入るのなら納得の行動です」ヒソヒソ


レミリア「セイヤがやるなら私もやるわ。フラン!こいしちゃん!行くわよ!」


フラン・こいし「はーい!」てこてこ


早苗「と、取り敢えず今、諏訪子様と神奈子様が頑張る皆さんの為に美味し〜い料理を作っているので、此処はどうか」ぺこぺこ


さとり「そんなに頭を下げなくてもいいわよ。私も手伝う為にこうして来てるわけだし」


魔理沙「しゃーない…頑張るか」スクッ


霊夢「まぁご飯出して貰えるし、もしもお宝があったら万々歳だしね」スクッ


早苗『諏訪子様と神奈子様にじゃんけんで負けて倉庫整理押し付けられたとは言えない…何でこういう時に限って奇跡が起きないんでしょうか…』はぁ〜…



〜守矢神社・倉庫〜



ガラッ…


セイヤ「うっわ相変わらず煙っ…」


霊夢「ていうかまた物増えてない?」


早苗「えへへ…色々な伝手で掻き集めた物でまた溢れ返っちゃって…面目ないです」


妖夢「うわ、この刀かっこいいですね!」チャキ


早苗「それは少しですが妖気が宿っている刀です。災いを呼ぶとかでタダで貰いました」


セイヤ「そんな危なっかしいもん貰うな!」


妖夢「本当ですね。少しですが妖気を感じます」


霊夢「後でちゃんと清めときなさいよね…」ジロ


早苗「わ、分かってますよぉ…」


フラン「セイヤの妖怪アンテナは反応しないの?」


セイヤ「誰の髪型が鬼太郎だ!」


こいし「うわー…この水晶玉すっごい綺麗だね。お姉ちゃん」


さとり「本当だわ。ねぇ早苗、この水晶玉って貰っても大丈夫な物?」


早苗「構いませんよ?確か神奈子様が言うには結構なお値打ち物らしいんですけど、さとりさんが欲しいのなら是非」


さとり「ち、因みにだけど幾ら?」


早苗「え〜と…神奈子様が言うには3桁万円は下らないと…」


さとり「さ、3桁万…」ぷるぷる


霊夢・魔理沙「ダニィ!?」


霊夢「…魔理沙!」


魔理沙「っ…ああ!」


霊夢・魔理沙「宝探し開始だー!!」


セイヤ「現金な奴らだな…」


さとり「ほ、本当に貰っちゃっていいの?」


早苗「構いません構いません!どうせ持ってても使いませんし、必要な人に渡る方のが為になりますから!」


アリス「……どうして中学時代借金地獄だったんだろうね」


セイヤ「借金は先代が残したものだからな。あの3人には元々物を引き付ける才能というか天運はあったんだよ」


咲夜「なる程…」


レミリア「取り敢えず物出しは覚醒した霊夢と魔理沙に任せて、私達は床掃きとか拭き掃除とかを分担してやりましょう?」


妖夢「そうですね。それなら掃き掃除等は私に任せて下さい!」箒とハタキ装備☆


さとり「私はこの水晶に見合う働きをしないと…」三角巾キュッ☆


早苗「そんなに気負わなくても…」


霊夢「はいちょっとそこどいてー!」ヨタヨタ


魔理沙「宝物っぽい物のお通りだぜー!」ヨロヨロ


レミリア「じゃあさっき言った通りに進めましょ」


フラン・こいし「おー!」



〜30分後〜



魔理沙「ふぅ〜…結構増えててビビったけど何とかなったぜ」


霊夢「後は私達の目利き次第ね。私的にはこの鎧武者とか値打ち物っぽいけど」


魔理沙「う〜ん…確かに良い仕事してるぜ」ジロジロ


アリス「ていうか本当に今更だけどさ、守矢神社って神社に関係ない物置きすぎだよね」


セイヤ「早苗、この棚っぽい物とそこのボロタンス貰って行くぞ?」


早苗「どうぞどうぞ!古くて申し訳ないですけどそれでもいいなら」


セイヤ『よし!このタンスと今使ってる俺のタンスの中身を入れ替えれば何とかなるな!中身の移動は……紫さんに頼むか』


フラン「ねぇねぇ早苗、この三面鏡って何処で見付けたの?」グイグイ


早苗「え?…あー…それは諏訪子様と神奈子様がお祓いの御礼に貰って来たやつですね」


こいし「三面鏡って確か…もしかして、怖い伝説みたいなのがあるんじゃ…」ガクガク…


さとり「こ、怖いのは勘弁して…」ぎゅっ


セイヤ「ビビりすぎだろ…」なで…


妖夢「特に妖気などは感じませんが、何故だか神秘的な何かを感じる三面鏡ですね…」ジトー…


早苗「その三面鏡は自分の中に眠る意識を呼び起こす三面鏡…だって諏訪子様と神奈子様が言ってました」


咲夜「?…言ってる意味がちょっと良く分からないんですが…」


早苗「えーと…要するに!自分の内で無意識に秘めてる欲望とか、悪意とかを具現化する事が出来る三面鏡らしいです!」


フラン「結局意味分からないよー…」


セイヤ「要はアレだろ?ゼルダの伝説で言う所のシャドーリンク。パルテナの鏡で言う所のブラックピット的な奴を召喚出来る魔法の鏡って事だろ?」


早苗「そう!正にそれです!」


レミリア「うー!流石セイヤだわ!」


霊夢「こういう事の飲み込みだけは早いんだから…」


アリス「その調子で勉強の飲み込みも早いとこっちとしては助かるんだけどね…」


セイヤ「うるへー…」


妖夢「ほほう。それなら己の中に眠る本当の自分と戦えるという事ですね…弱き己を斬る!これぞ修行です!」チャキ!


咲夜「いやいやいやいや!何を熱くなっているんですか妖夢!」ガシッ!


妖夢「離して下さい咲夜!私は私の中の弱き己を斬り、セイヤと対等の存在になるんです!」ジタバタ!


霊夢「ていうかこんな危なっかしいもんとっとと粗大ゴミにでも出しなさいよ」


早苗「それが、諏訪子様も神奈子様もえらくこの三面鏡を気に入ってしまって…」


魔理沙「こんな物をな〜…何か理由でもあるのか?」


早苗「何でもこの三面鏡を使って自分自身に打ち勝つと幸せになれるらしいですよ。私はあんまり信じていませんけど」


アリス「何だかありがちな話だけど、それが本当なら素敵かも…」


こいし「せ、セイヤさん!」


セイヤ「え、あ…はい?」


こいし「も、もしも私が…自分自身に勝てたら…その…私とお付き合いして下さい!」ぺっこりん


セイヤ「ちょ!?」


こいし「私の幸せは、えっと…いつまでもセイヤさんと、一緒に居る事だから…」もじもじ


フラン「だ、だったら私も!」


さとり「わ、私だって!」


アリス「えっ…えっ…わ、私もセイヤと、その…お付き合いしたいから…頑張ろうかな…」カァっ…


魔理沙「おーおーおーおー」ジトー


霊夢「相変わらずモテモテで羨ましい事ねー?」ジトー


セイヤ「ちょ、ちょっと待てお前ら!こんな根も葉もない噂話に踊らされるなよ!」アセアセ


バンバン!


セイヤ「こんなオンボロな三面鏡に何が出来るって話だろ?幸せ?そんなモノは自分自身の手で掴み取りなさい!」


妖夢「告白を保留にしてる男の言う台詞ではないような…」ジトー


咲夜「確かに…」ジトー


セイヤ「ぅ…」グサ…


「なら、試してみるか?」


セイヤ「ぽよ?」


「お前と俺、何方がその世界で生きるに相応しいかをな…」ピカッ!!


レミリア「うー!眩しいっ…」


早苗「な、何なんですか急に!」


鏡から声が聞こえた事を認識したその瞬間、鏡から強烈な光が放たれ周囲を覆った


霊夢「っ…何なのよまったく…」


「ふふ…ふはは…ははははははは!!」


魔理沙「な、お前は!」


「天を仰ぎ見るのは久方振りだが…悪くない」


フラン「あ、堕天使だ」


堕天使セイヤ「出たな淫乱幼女…」


フラン「べー!私はセイヤ相手にしか淫れないもーん!」ギュッ!


セイヤ「お前なぁ…」頭抱え…


咲夜「ほ、本当にセイヤのもう1人の人格が…鏡の中から…」


堕天使セイヤ「さぁ、刀を構えろ。お前の抱く幻想を今度こそ粉々に打ち砕いてやる」


セイヤ「相変わらず痛いねぇ〜…こんなのがもう1人の自分とか遊戯○だったら打ち切りだよ?」


堕天使セイヤ「その台詞、そのままそっくり貴様に返してやる」


フラン「堕天使って素直じゃないよね〜?文化祭の時だって、私達がピンチの時に助けてくれたし」


堕天使セイヤ「それはあの時も言っただろ。あれは単なる気紛れだ」


こいし「それなら私が相手になります!」ふんす!


堕天使セイヤ「何?」


こいし「あの時の恩もありますけど、私は堕天使さんに勝ってセイヤさんに相応しい女性になります!」


さとり「こ、こいし…堕天使はきっと冗談とか通じないだろうからあんまり下手な事を言うのは…」


堕天使セイヤ「フッ…俺も舐められたものだな。貴様のような小娘がこの俺に勝てるとでも?」


こいし「私を甘く見ているのは堕天使さんの方です!ふんす!」


堕天使セイヤ「いいだろう。その覚悟を称えて、俺も全力で相手をしてやろう…来い!」グッ!


こいし「いきます!さーいしょーはグー!」


堕天使セイヤ「何っ!?ジャンケンだと!?」


こいし「じゃーんけーん!」グッ!


こいし「ポンっ!」パー


堕天使セイヤ「くっ…」グー


こいし「やったー!私勝ったよー!」


堕天使セイヤ「ふ、ふざけるな!こんなものは勝負でも何でも!」


霊夢「な〜に言ってるのよ。ジャンケンだって立派な勝負でしょ?」


魔理沙「だよな?小学校の頃、給食の残りのデザートを賭けてよくジャンケンしたぜ」


アリス「私は見てる側だったけど確かに懐かしいよね。中学高校じゃもう見られなくなっちゃったけど」


セイヤ「いいように弄ばれてるな」


堕天使セイヤ「黙れ!貴様が普段から甘やかすから此奴らも付け上がるんだ!」


レミリア「私は常にセイヤに甘やかされているわ!つい先日だって、私のベッドで愛を確かめ合ったばかりだし…それに……う〜❤︎」モジモジ…


堕天使セイヤ「見ろ!この愛欲に溺れる様を!貴様はこれを見て何も思わないのか!?」ビシ!


セイヤ「いや、別に…普通に可愛いじゃん」なでなで…


レミリア「う〜❤︎」ぎゅ〜っ❤︎


堕天使セイヤ「貴様に聞いた俺が馬鹿だった…」頭抱え…


セイヤ「それで?結局のところあんたはどうしたいんだ?」


堕天使セイヤ「フッ…愚問だな。貴様をこの世界から滅し、俺が貴様に代わり世界を堕とす」


堕天使セイヤ「我こそは神魔の継承者…此の世総ての頂に立つ者…」


セイヤ「あんた本当に頭大丈夫か?」


堕天使セイヤ「我が喚び声にて現界せん!来い!神魔継承ノ剣!ラグナロク!!」


堕天使の声が守矢神社に響き渡る。すると突然、空は雲に覆われ雷鳴が轟き始めた


フラン「わっ!?」


魔理沙「な、何だ何だ!?」


堕天使セイヤ「ふふ…ふはははは!さぁ刃を構えろ!貴様が以前と違うという証明を、今此の場で示してみろ!!」


漆黒に染まる不気味な剣身。鍔と思われる部分には目玉が付いておりギョロギョロと周囲を見回している


アリス「な、何なのあの剣…気持ち悪い…」


妖夢「それだけじゃありません。あの剣から途轍も無く強力な妖気を感じます」


堕天使セイヤ「これこそが俺に与えられた力…恨み、嫉み、怨嗟、憎悪、自棄、破壊衝動…それら全てが込められた唯一無二の剣、ラグナロクだ」


セイヤ「成る程な。その剣がお前の力か」


堕天使セイヤ「そうだ。俺は貴様を葬る為に、此の剣を振るう…貴様のような偽善的な考えではなく、己の為に!」


セイヤ「なら俺も、俺自身の為に…あんたと戦うだけだ!」


堕天使が剣を構える前に、セイヤは武器も持たず拳を構え突撃する。

常人には不可能な移動速度。それは洗練された技術、足運びによって成され、瞼を閉じる事さえ許されない刹那の時間


堕天使セイヤ「緩い…貴様の力は此の程度か!?」


セイヤ「チッ…」


超人的な移動速度から繰り出された拳撃。それを最も簡単に躱し、反撃へと転じる堕天使。だがセイヤも堕天使の斬撃を素手で受け止め去なして見せた


レミリア「せ、セイヤの刀…早くしないと!」


剣と拳の応酬。息を吐く暇すら与えないやり取りを見守っていたレミリアだったが、彼女はふと我に帰ったかのように踵を返し、セイヤの刀の下へと走り出す


妖夢「私だって、もう傍観するだけの弱い存在ではありません!」


咲夜「その通りです!私達はセイヤに守られるばかりではありません!」


レミリアの行動に呼応するように妖夢は刀を、咲夜はナイフを取り出して堕天使へと走り出す


セイヤ「馬鹿っ…」


堕天使セイヤ「ッ…邪魔だ!羽虫如きが、この俺の戦いを邪魔するなァ!!」


妖夢「きゃあッ!?」


咲夜「ぐっ…は!?」


堕天使の右半身へと斬りかかった咲夜と妖夢の2人だったが、彼女らは堕天使の剣から放たれた漆黒の剣撃を喰らって地面へと叩き付けられる


セイヤ「この!!」


堕天使セイヤ「遅い!」


セイヤ「がッ!?」


頭に血が上り、堕天使目掛けて拳を放つセイヤ。しかしその拳は堕天使に届く事はなく、逆に堕天使の左拳がセイヤの腹を直撃する


魔理沙「咲夜!?妖夢!?大丈夫か!?…堕天使…お前…」


堕天使セイヤ「どうした?俺は貴様らが相手だろうと容赦はしない…そう言った筈だが?」


こいし「こ、こんなの酷いです!私達が…セイヤさんが貴方に何をしたって言うんですか!?」


堕天使セイヤ「無知な小娘が粋がるな。貴様らという存在が俺を生み出した。だから俺は貴様らを消す。それだけだ」


さとり「意味が、分からないわ…どうしてそれだけの理由で…」


堕天使セイヤ「それだけだと?それで十分だろう?俺という存在の肯定者は存在しない。なら全てを無に、水奈月セイヤという人間を肯定する者を、知る者をゼロにしてしまえばいい。そうすれば俺は、本当の俺になれる」


霊夢「要は自分が認められないからって癇癪起こしてるって訳ね。くだらない」


堕天使セイヤ「口を慎めよ博麗の巫女。力も使い熟せていない小娘の分際で」


早苗「咲夜さん、妖夢さん、立てますか?」


妖夢「す、すみません…早苗…」


咲夜「少し、油断してしまいました…」


早苗「私の奇跡の力で応急処置はしましたけど、無理だけはしないで下さいね…」


堕天使セイヤ「守矢の巫女の奇跡の力…中々に興味深いな。さぁ偽善者…あの時の力を、俺に見せてみろ」


セイヤ「く…」


堕天使セイヤ「どうした?まさかまだあの力の引き出し方を身に付けていないのか?それで此奴らを護ると豪語するとは、つくづく愚かな偽善者だな」


レミリア「そんな事ないわ!」


堕天使セイヤ「何?」


レミリア「セイヤはいつだって私達の光よ!貴方とは違う!喩え何度打ちのめされたとしても、何度地面に倒れても、最後には立ち上がって私達を支えてくれる!一緒に進んでくれる!」


堕天使セイヤ「何の力も無い癖に…矮小な存在の癖に…」


レミリア「私の愛する人を、侮辱する事なんて絶対に許さないわ!」


堕天使セイヤ「綺麗事を並べるなァ!!!」


レミリアの言葉に身を震わせ、怒りを露わにする堕天使。そして、彼はレミリアに詰め寄り彼女目掛けて右手に握った漆黒の剣を振り下ろした


堕天使セイヤ「また、邪魔を…」


セイヤ「…」


だが、その刃はレミリアへと届くには至らなかった。

何故ならセイヤがレミリアの握っていた刀から刀身を抜き放ち、堕天使の斬撃を防いだからである


セイヤ「ったく…無茶するなよ…」


レミリア「何よ…旦那の悪口を言われて怒るのは妻として当然じゃない…」うー


セイヤ「そ、そうなのか?まぁ、何だ…その、ありがとな…勇気出た」


堕天使セイヤ「口を開けば聞こえの良い言葉を並べて…貴様らは満足だろうな」


レミリア「ええ満足よ。セイヤと愛し合う日常で満たされない訳ないじゃない」


セイヤ『そういう意味じゃないと思うんだが…』


堕天使セイヤ「その馴れ合いの果てで貴様らは絶望する。俺は貴様らのその表情が見たい」


セイヤ「俺が言うのもなんだが、あんたって滅茶苦茶捻くれてるな」


堕天使セイヤ「幾らでもほざくがいい。あの力を引き出せない貴様など恐るるに足らん…俺のこの剣の前に沈め」


セイヤ「悪いな。俺は例えあの力を使えなくても、負けるつもりはない」


2人が言葉を交わした刹那。刀と剣が交わり強烈な光が周囲を包み込んだ


セイヤ「レミリア、下がってろ」


レミリア「え、ええ…その、セイヤ…頑張って」


セイヤ「ああ」


左手でレミリアを制し、指示を出すセイヤ。

レミリアはそれを受けて彼の服の裾を掴みながら声援を送り、セイヤは振り返ると笑顔で言葉を返した


セイヤ「紅魔流抜刀術秘剣…」


右手で鞘を握り、刀の柄に左手を添えながら小さく呟く。

そして左手で力強く柄を握り、レミリアが自分の服の裾から手を離したのを感じると


セイヤ「疾風迅雷…いや…」


堕天使セイヤ『何ッ!?』


刀を構えた状態で地面を抉りながら堕天使へと詰め寄るセイヤ。この時、堕天使は疎か近くに居たレミリアでさえも何が起こったのか理解出来ていなかった。

気が付けば彼は其処には居らず、気が付けば彼は其処に居た


セイヤ「霹靂塵旋風ッ!!」


堕天使セイヤ「ッ!!!!」


強力な雷と風を纏わせながら抜き放たれた刀身。神速を誇るその一振りは剣を握る堕天使の右腕をいとも容易く両断し、右半身を無数の風の刃が無残に斬り刻む


堕天使セイヤ「ぐ、油断した…」


セイヤ「まだだ!」


堕天使の斬り落とされた腕が漆黒の剣から伸びる触手のような物と結び付く。その異様な光景に臆する事なく、セイヤは更なる追撃の為の構えに入った


セイヤ「紅魔流抜刀術奥義!花水木!!」


堕天使セイヤ『片腕無しでこの数の斬撃は捌き切れないッ…』


流れるような洗練された動きで連続の斬撃を繰り出し、堕天使の体を斬るセイヤ。そして堕天使は片腕ながらも間一髪の所で斬撃を躱し、致命傷を避けている


セイヤ「その心臓を、貫いてやるよ!」


堕天使の背後に瞬時に回り込み、セイヤは左手で刀の柄を握り右手は頭に添える構えを取る


セイヤ「秘剣… 画竜点睛!!」


堕天使セイヤ「ご、ぼァ…!」


神速の足運びから心臓を穿ち、貫く。これこそ完成された究極の突き

歩法霹靂。これは雛罌粟を越えるセイヤが編み出した新たな歩法である。霹靂塵旋風でも見せたこの足運びは、自身の霊力を微弱な電気に変換し半強制的に神経を刺激、一時的に肉体の限界を越えさせるものだ


セイヤ『流石に霹靂の2連続使用はマズかったか…握力が…』


当然、これだけの事をしてノーリスクなどという都合のいい話はない。一度に無数の神経を刺激するこの行為は肉体に多大な負担をかける


堕天使セイヤ「さす、が…だ。そうこなくては、面白くないッ…」


度重なる斬撃を受け、腕を斬り落とされ、心臓を貫かれた堕天使。しかし彼は口から血を吐き出しつつも口の端を吊り上げ、不気味な笑みを浮かべながらそう呟いた


セイヤ『心臓を突いたのに笑うとか冗談だろ…』


抜けかけた力をもう1度入れ直しセイヤは柄を握り直す。


堕天使セイヤ「俺を殺したければ心臓を粉微塵にでもするんだな!だが、油断も慢心も無い今の俺に、それが出来たらの話だがなぁ!」


天使たる所以でもある翼を背中から生やし、油断と慢心が招いた今の結果を受け止めた堕天使は地面を蹴り、空へと高く舞い上がった。


堕天使セイヤ「無様に這い蹲れ!黒天魔弾!」


セイヤ「ぐッ…くそ…」


両の翼から無数の黒き弾が放たれ、それらはセイヤへと目掛けて降り注ぐ。そしてセイヤはそれらを刀で弾き落とそうと試みるものの、弾き損ねた物は彼の腕や足に命中した


セイヤ『チッ…流石に今のこの握力じゃ全部は弾き切れないか…』


貫かれた場所からは赤い液体が垂れ、セイヤは刀を鞘へ納めながら冷静な面持ちで体勢を立て直す。


堕天使セイヤ「悪いがこのまま畳み掛ける!天獄魔斬ッ!」


セイヤが次の行動へと移る前に畳み掛けようとする堕天使は、右手に握る剣を両手で握り直し体を反らすと、そのまま勢い良く振り抜いた


セイヤ「力を貸せ…忌狂!」


堕天使の剣から放たれた黒い剣撃が迫る中、セイヤは己の中に眠る者の名を呼ぶ


セイヤ「歩法・霹靂!」


全身から禍々しく赤黒いオーラが発せられたかと思えば、セイヤは限界を迎えた筈の肉体で再び霹靂を行い剣撃を躱す


堕天使セイヤ「漸くその力を解放したか!だがその程度の力では俺には勝てん!」


セイヤ「それはどうかな…」


刀と剣がぶつかり、2人は鍔迫り合う。若干ではあるがセイヤの方が押されているように見えるが、堕天使の剣身が彼に届く気配は無い


セイヤ「月華残影!」


堕天使セイヤ「ッ!?」


鍔迫り合いを解き、背後に飛んだかと思いきや突如としてセイヤの姿が消え、彼の姿が二重に映る

この異様な光景に堕天使は一種戸惑いを見せたが、直ぐに冷静さを取り戻す


堕天使セイヤ『成る程。吸血鬼の力と霊力を体内で練り、混ぜる…それを高速の動きに織り交ぜて残像を創り出している訳か」


セイヤの内包する力、霊力を寸分の狂いも無く混ぜ合わせ自身の動きのコンマ数秒に織り交ぜる事によって幾多の残像を創り出す月下残影。

相手の視界という認識能力を低下させ、攻撃の起点を作るのにこれ程適した陽動技術は他にないと言ってもいいだろう


堕天使セイヤ『フッ…俺に対してこの程度の技術、通用するわけが無いだろう!』


心の中でそう叫び、巨大な剣を振り上げた堕天使は体を右に逸らし斬撃の構えを取る。そして先程の剣撃の動作とは違い、今度は360度大きく薙ぎ払うような形で剣を勢いよく払った


セイヤ「甘いな!」


堕天使セイヤ「なっ!?」


全方向への薙ぎ払いでセイヤの残像は跡形もなく消え去る。しかし本体が何処に居るか把握していなかった堕天使の隙を見逃さず、セイヤは7つの残像と共に大きく飛び上がると刀の刀身を縦にして突きの構えを取った


セイヤ「秘剣・七天月魄!!」


堕天使セイヤ『な、7方向からッ…同時にッ…!?』


絶え間ない修練と禁忌の力、それらを経て漸く辿り着いた秘剣・七天月魄。

7つの方向から同時に質量のある残像と同時に斬り掛かるこの剣技は、繊細な霊力コントロールと禁忌の力のコントロールが必要不可欠。だがセイヤはそれを見事にやってのけたのだ


妖夢「す、凄い…」


霊夢「彼奴が此処まで霊力をコントロール出来るようになってたなんて…」


堕天使セイヤ「ゴホッ…ガハッ!…ペッ!…成る程な…貴様もあれから遊び呆けていた訳ではないという訳か…」


周囲の驚嘆の声に対し、まるで意に返さない様子の堕天使は口から血を吐き出す。すると先程まで負っていた傷は徐々に塞がり始め、最終的には傷痕すら残らず完治してしまう



このSSへの評価

3件評価されています


SS好きの名無しさんから
2020-07-26 05:50:48

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2020-05-16 07:31:56

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2020-05-19 10:31:00

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2020-10-12 21:20:03

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2020-09-26 20:11:14

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2020-07-26 05:50:52

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2020-05-16 07:31:52

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2020-05-14 23:59:42

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35件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2020-05-15 00:01:53 ID: S:FvDzph

ちょっと!?
一体何があったんですか!?もしかして間違えて消しちゃったんですか!?僕はいつまでも待ってるので、ゆっくり頑張って下さい!



CBにこいしちゃん実装!やったぜ!これはもう魔法のカードを登録して魔法の力でお金を出すしかないな!

2: SS好きの名無しさん 2020-05-15 00:06:16 ID: S:0BxPI7

セイヤがこいしちゃんを超贔屓して、こいしちゃんとめっちゃ仲良くする展開待ってますね!夏休みの島での「こいしちゃんはおいで〜」とか「こいしは激可愛いな〜」が死ぬ程好きです!頑張って!

3: SS好きの名無しさん 2020-05-15 02:44:38 ID: S:m_DbQg

あと夏祭りの「私と結婚を前提にお付き合いして下さい」のシーンもめっちゃ好きです!

4: SS好きの名無しさん 2020-05-15 18:15:45 ID: S:sa0lCR

ああああああああこいしちゃぁぁぁぁぁぁぁん!!可ぁぁ愛過ぎるぅぅぅぅ!!(尊死)
これはもう憑依華のリメイク発売されたらこいしちゃんをマスターするしかないな!
キャノンボールのこいしちゃんも絶対に当ててやるぜ!ロストワードでも実装されたら絶対当ててやるぜ!
こいしちゃんさいこおぉぉぉぉ!かわゆぅぅぅぅぅぅい!!

5: SS好きの名無しさん 2020-05-15 18:17:32 ID: S:8dxLSW

消えてしまったことなんて関係なし!これからも頑張って下さい!
ずっと応援してます!!









ああああああこいしt(ry

6: SS好きの名無しさん 2020-05-16 04:43:24 ID: S:3S1WWC

こいしちゃぁぁぁぁん!
キュンキュンに萌えてやがる…!犯罪的だ…!(顎)
以前と比べてとても積極的になって可愛さ超UP↑!すんばらすぃぃぃぃぃぃ可愛さだぜ!だからこれを読んだ後に鼻血が出たのかな。咲夜の気持ちが分かりました。
やっぱりこいしちゃんは原作通りっぽい性格が一番可愛いんだなってこれ読んだらそう思いました!
今年の人気投票はこいしちゃんにしよう。(使命感)

7: SS好きの名無しさん 2020-05-16 04:47:04 ID: S:RqanNJ

前の作品を読んできたけどやっぱりこいしちゃん成長したなぁ…おかげで東方二次創作史上一の可愛さを誇るこいしちゃんが出来上がってる!残響さんは偉人やろ。

8: SS好きの名無しさん 2020-05-16 04:49:39 ID: S:h_BmJK

でも確かこいしちゃんは文化祭準備編まででは、この4人の中で唯一告白してないんだよなぁ…これは告白シチュに期待するしかないな!






妄想が加速する!!

9: SS好きの名無しさん 2020-05-16 18:27:13 ID: S:HNMBpH

俺だってカップ麺作るのは超うまいぜ!

あとは野菜炒めと生姜焼きかなー

うわ…俺のレパートリー、少な過ぎ…?





こいしちゃんに嫌わr

10: SS好きの名無しさん 2020-05-18 00:02:59 ID: S:vc2v-J

俺のリザードンはいつ強化されるんですか?マジでリザードン 弱すぎか悲しい。良ければリザードンの弱さについてお教えしましょうか?

あとどうやら(フランはわからんけど)後の4人のファイターは全員俺の持ちキャラだな…華扇はペットたくさんいるからポケトレ使ってくれてもいいんですよ?ブラピは僕がforで一番使ってたファイターで、ネスはリア友と遊ぶときに使ってるし、勇者はとにかく楽し過ぎるし、クラウドは一番戦闘力が高いですね。特に使ってるのはポケトレ、ブラピ、クラウド、ネス、アイク、勇者、ベレト、リンク、ロイかなーやっぱ。

こいしちゃんと持ちキャラが一緒なんてウレシイィィィィィィ!!

ところで残響さんはなんのファイター使ってるんですか?良ければ教えて下さい!


特にいなければリザードンを(ry

11: SS好きの名無しさん 2020-05-18 00:14:40 ID: S:DZuLi7

あとサンズのコスチュームまで出たんだから、そろそろ東方キャラが参戦してもいいと思いませんか?希望するメンバーは霊夢、魔理沙、さっきゅん、レミィ、アリっさん、みょん、幽々様、ゆかりん、ロリぺた幼女鬼、うどんげ、もこたん、文、女王様、こまっちゃん、にとりん、絶対許早苗、イクサン、エンジェル、こいしちゃん、一輪&雲のおじさん、たけのこバイク姉貴、アホの子、こころん、サグメ、クラピ、変T、依神姉妹、依姫、ピンク仙人からがいいです。こいしちゃんともこたんは確定でお願いします。本当はフランと小五ロリも欲しいけどなんか無理そう。

残響さんは参戦するとしたら誰が来て欲しいですか?もちろんこいしちゃんはいますよね?

てゆうか、残響は誰が特に好き何ですか?前のコメントと合わせて質問が多すぎますが答えて貰えると嬉しいです!

12: 残響 2020-05-18 08:55:11 ID: S:1yM-bV

Q.1番使うファイターは?

A.クラウド・ジョーカー ・ロイが一律で1番戦闘力が高いのはジョーカーです

Q.参戦するなら誰?

A.現実的な回答をするなら霊夢、魔理沙。願望ならスカーレット姉妹、古明地姉妹、咲夜、アリス、妖夢です

Q.好きなキャラは?

A.上記の参戦して欲しいキャラが自分の特に好きなキャラクター達です

13: SS好きの名無しさん 2020-05-18 19:58:43 ID: S:s4UEt3

ありがとうございました!リザードン、使ってくれてもいいんですよ?

残響さんも人気キャラは好きなんですねー、こいしちゃんはみんな好きなんだなー。

14: SS好きの名無しさん 2020-05-18 20:00:21 ID: S:toG-7p

ポケモンかー、僕はワルビアルとマッシブーンがいなかったから買わなかったなー。DLCで来てくれればいいんですけどね。





あとカイロス

15: SS好きの名無しさん 2020-05-18 20:04:24 ID: S:3GeRB0

頑張れこいしちゃん!その圧倒的な可愛さでセイヤを落とすんだ!大丈夫!こいしちゃんの可愛さなら出来る!SNSにも正式に彼氏として紹介出来るさ!どんなシーンでもセイヤから贔屓してもらってだんだから!!






でもストーリー的にはゴールインしないほうが良いんだよなー

16: SS好きの名無しさん 2020-05-19 19:29:19 ID: S:k_4-1L

やったねこいしちゃん!!これで他のみんなと並べたよ!!いけこいしちゃん!!そのまま一緒に2人でお風呂に入って色々やってしまうんだ!!大丈夫!!こいしちゃんを贔屓してくれた上に、ロリコンペド野郎のセイヤなら断らないさ!!

17: SS好きの名無しさん 2020-05-20 08:34:31 ID: S:51rm7r

そういえば2人が話してるちょっとセイヤがちょっとおかしいのって何かあったっけ?文化祭本編のお話なら俺は知らないんだが…

18: SS好きの名無しさん 2020-05-20 08:38:39 ID: S:V98JkM

ところでドラクエ世界に飛ぶお話はいつやるんですか?(純粋な目)












文化祭本編もやりますよね?(純粋な目)

19: SS好きの名無しさん 2020-05-21 18:14:07 ID: S:aEVEkU

こんなに更新されないなんて、もしかして残響さんの身に何か?急いで助けに行かないと!




もしネタ切れなら小鈴とかどうですか?もちろん貸本屋の一人娘として。セイヤは本好きだし割と絡ませられそうですし。

20: 残響 2020-05-21 18:50:39 ID: S:tJ3y6M

更新遅くてすみません。仕事とYouTube活動の両立してると時間が中々取れないので
今日は少し多めに書いて更新したいと思います

21: SS好きの名無しさん 2020-05-22 00:58:58 ID: S:XIgw0S

いえいえ、ゆっくりで構いませんよ!この時期は色々大変ですからねー。無理はしないで下さいね!

22: SS好きの名無しさん 2020-05-22 12:14:46 ID: S:LwC0dl

なんかもう素晴らしい女難?体質っすねぇ。羨まゲフンゲフンなんでもありません。でもこいしちゃんは欲し(ry

うーん…なんかもう高校生じゃないだろってくらいの濃密な絡み合い、やっぱりスカーレット姉妹は暴走するのか…こいしちゃんは学校で人目を気にせずセイヤをぺろぺろしてたから変わらないとして、さとりさんもおかしくなりはじめたな…

23: SS好きの名無しさん 2020-05-25 16:26:32 ID: S:QCOT7O

もしもし?ポリスマン?成人男性(セイヤ)が幼女4名に対して劣情を抱いているようです。

24: SS好きの名無しさん 2020-05-25 16:28:30 ID: S:PiwbRV

ロリコンですか?ロリコンですね?ロリコンなんですね?分かります・・・・(^○^)

25: SS好きの名無しさん 2020-05-25 18:57:33 ID: S:S7k9bJ

俺だったら絶対そんな状況じゃあ寝られないな…








こいしちゃんだけ下s

26: SS好きの名無しさん 2020-05-27 11:22:50 ID: S:HMxrvF

うーむけしからん。セイヤは逮捕しましょう。だからこいしちゃんは諦めて僕に下s

これは残響さんの自由に書く作品だからミリも取り入れなくていいんですけど、個人的にレミリアは初期の頃みたいに髪を触られただけで殴るくらい恥じらいがあった方が好きだったかなぁ。
え?こいしちゃん?そりゃあ今の方が一番(殴

27: SS好きの名無しさん 2020-05-28 23:10:41 ID: S:QCF4Pg

確かにセイヤは屋根裏のゴミとかなり共通点があるなぁ…だけどロリコンという点だけにしぼれば前作の番長の方が合ってるな。いやでもセイヤは消えた映姫過去回でアルセーヌを発現してたからやっぱゴミなのか?

ちなみに僕はP5ではパンケーキが一番好きです。度合いとしてはこいしちゃんの千分の一くらい。

28: SS好きの名無しさん 2020-05-30 19:29:09 ID: S:gV2Ktd

お?これはもしかして漸くの守矢過去回?ずっと前から話に出てきた守矢過去回が見られるなんて。

って事は天子衣玖さん過去回にも期待ですねー。

29: SS好きの名無しさん 2020-06-05 04:54:16 ID: S:MNxTPU

自分の家に同級生の女子の服や下着を置いているだと…?なんて羨まゲフンゲフンけしからん!絶対クンカクンカしてる!絶対クンカクンカしてるって!

30: SS好きの名無しさん 2020-07-01 03:52:27 ID: S:GNYi65

もう限界だあ…こいしちゃん成分を摂取しないと死にそうです。一人の尊い命を助けて下さい。

31: SS好きの名無しさん 2020-07-11 03:29:52 ID: S:i7lSmt

ま、さか…失踪?疾走か?失踪なのか?お願いだ。なるべく早く戻ってきてくれぇ。

32: SS好きの名無しさん 2020-07-28 04:56:54 ID: S:ES5ryV

やった!更新されてる!冥府軍もびっくりの三面鏡。なんか全員自分に打ち勝つ気がしてきました。

33: SS好きの名無しさん 2020-07-29 18:54:37 ID: S:y0Vbgy

さっすがこいしちゃん!平和的に解決するなんて、天使かな?

そして文化祭の話が全く分からないワイ…やっぱり文化祭編が見られないのってバグなんかな?

34: SS好きの名無しさん 2020-08-10 09:23:20 ID: S:uSx7t6

唐突に始まる戦闘描写。前回の終わりからの落差が凄い。でもこういうところが好きです。
さあ行けこいしちゃん!もう一人のセイヤ的な存在の堕天使君なら、こいしちゃんが頑張れば簡単に堕ちるさ!←(最早こいしちゃんについてしか書かなくなった男)

35: SS好きの名無しさん 2020-08-26 19:00:39 ID: S:54Z9-M

神社の掃除をしてたはずなのにガチ戦闘になったなぁ。
自分の分身に容赦なく攻撃するセイヤ流石。


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