2020-07-22 02:26:36 更新

冬木から遠く離れたところ。木の葉が舞い落ち肌寒くなってきた頃。

少女は夢を見ていた。

どこか見覚えのあるようなないような場所、だけどなんだか身近に感じる場所。

私の体は動かない。縛られているのか、金縛りなのか。視線を正面にするとなんだかお伽噺に出てきそうなひらひら、きらきらした服を着た女性が立っている。見とれてしまうくらいの美人だ。でもそんな美人はこちらを見て固まっている。

改めて周りを見ているとなんだか木が燃えている。体がうまく動かないので自分の後ろはどうなっているのかはわからないけれど火事だろうか。そんなふうに周りを見ているとさっきの美女が何かをこちらに向けている。そして何かをつぶやきながら迫ってくる。

何かが自分にぶつかりそうな瞬間


目の前には天井があった。

カーテンの隙間から朝日が漏れている。ベッドから起き上がると少し肌寒い。変な夢を見たせいでなんだか若干疲れた気がするけどカーテンを開けて軽く伸びをする。

顔を洗って廊下に出るとお味噌汁のいい匂いがしてきた。おいしそうな香りにつられて居間の戸を開けると既においしそうな朝ごはんが用意されていた。朝のニュースも淡々と放送されている。

「おはよ、イオナ」

「うむ。おはよう」

「今日の朝ごはんもおいしそうだね」

「自信作だ。冷めないうちに早く食べよう」

「はーいっ」

テレビの音声をBGMに朝ごはんを食べ始める。


「なぁ詩織。召喚の儀式は明日やるのか?」

何気なくイオナが聞いてくる。

「うん。そろそろかなって。サーバントと仲良くなった方が戦いやすいかもしれないしね」

「ふむ…本当に、聖杯戦争に参加するのだな?」

ちょうどご飯を食べ終わったイオナが箸を置いてこちらをじっと見つめてくる。

「参加するよ。家の宿願をかなえたいし」

「死ぬかもしれぬぞ?」

「死なない為にイオナにいろいろ教えてもらってるんだから大丈夫っ!」

「ふふっ……それもそうか」

ここ一週間ほど毎日くらいしている問答である。だが、詩織は聞かれたら必ず答えている。

「食器は流しに置いておいてな」

「はーいっ」

皿洗いをイオナに任せて学校へ行く準備をしに部屋に戻る。


「イオナ~!行ってきまーす!」

玄関で靴を履きながらイオナのいるであろう居間に声をかける。

「気を付けていって来いよー」

居間の方からイオナの声が返ってきた。それだけの事でもなんだかうれしい。


「うぅ~……寒くなってきたなぁ…」

寒い風が足に突き刺さる。通学路を歩いてるだけで帰りたくなってくる。

「し~お~りっ!」

少女が後ろから抱き着いてきた。いつもの事なのでもう特に気にしないで対応している。

「はいはい。おはよ。成実」

成実と呼ばれた少女は詩織と違って髪の色も明るく派手目の女の子であまり相性はよくなさそうにも見えるが実はとても仲が良い。

「今日も相変わらずふかふかだなぁ」

「成実こそ今日も派手だねぇ」

「ファッションなんだからいいのいいの!」

「校則に違反しないようにしておきなよ?」

「わかってる分かってるって。それよりさ、今日の帰りに商店街寄ろ?」

「いいよ。ちょうど行きたいところもあったしね」


何事もなく、放課後まで過ぎ商店街に向かった二人。ふらっとまずはゲームセンターに立ち寄った。

「ちょっと詩織!めっちゃ可愛いフィギュアあるよ!」

成実の視線の先には最近彼女のハマっている漫画のフィギュアがあった。

「えぇ……?まさか狙ってるの?」

「もちろん!ちょっと両替してくる!」

そう言って少し離れた両替所に小走りで行ってしまった。

「はぁ…」

しょうがないので筐体の前で待ってることにしてフィギュアを見てみると、確かにかわいいしよく作られている。

「こう見てると欲しくなってくるのもわかる…」

両替から帰ってくるのを待ちつつしばらくフィギュアを眺めていると隣から少し大きい声で叫んでいる人がいる。

「どうやったらあの人形は取れるのよ…!全然動かないじゃない!も~!」

どうやらUFOキャッチャーをやったことがないようでアクリル板を軽くたたいている。今時の大学生のようなゆったりした洋服を着ていて髪の先が染めているのかほんのり青くなっている。そして目を引くのが右目にガーゼの眼帯をしていることだ。

「あ、あの……よければ代わりに取りましょうか…?」

恐る恐る声をかけるとその女性がこちらを見てニコっと微笑んでくる。

「取ってくれるの?助かったわぁ」

急に雰囲気がやわらかくなって少し驚いてしまった。

「じゃあ失礼して…」

詩織が代わりにお金を入れてものの数回操作すると簡単にコロッとフィギュアが獲れてしまった。

「すごいわね、魔法でも使ったの?貴女」

ずっとそばで見ていた女性が少し驚いた顔をしている。

「いえいえ…魔法なんて使ってないですよ。はいどうぞ」

取れた景品の箱を手渡すと女性の顔がぱっと明るくなった。なんだか少し子供っぽさがあって可愛い。

「助かったわ。ありがとうね」

礼を言って景品を手持ちの袋に入れたところでいきなり懐から煙管を取り出して火をつけた。

「ちょちょちょっと?!ここで吸っちゃだめですよ!」

詩織が慌てて喫煙スペースに女性を引っ張っていく。

「え?あそこって吸っちゃいけなかった?悪いことしたわ……」

「あ、いえ……そんなに責めているわけではないので……」

女性がしゅんとしてしまったのでフォローを入れる。感情の起伏がはっきりしていて見ているだけで少し楽しさがある。

「あまりこういうところは慣れていなかったから…次から気を付けるわ」

煙管の煙を詩織のいない方向に吐きつつ申し訳なさそうにしている。


「あれ?詩織どこ行ったかな。まぁいいか。あとで合流しよっと」


「そうだわ!これからちょっと時間あるかしら?お礼をしたいのだけれど」

「そんな、お礼をされるほどのことはしていないですよ」

「いいのよ。私が礼をしたいのだから」

「でも……友達を待たせているので…」

「そう…じゃあ連絡先を教えるわ。都合のいい時私を呼んで」

詩織に連絡先の書かれた便箋を丁寧に折りたたんで渡してくる。流石にそれくらいは受け取ってもいいかと思いその便箋を受け取ってカバンの中に入れる。

「じゃあ、お名前だけでも聞いてもいいですか?私は詩織と申します」

一応、連絡した時に名前を知らないと困るので名前だけ聞いておく。

「私は、千代。ちゃんとお礼させてね?」

「わかりました」

ぺこりと一礼してその場から離れて成実のところへ戻る。


「あ!詩織!どこ行ってたの~?」

さっきのところに戻ると景品を抱えた成実が待っていた。

「ごめん…ちょっと人の案内してて」

「なるほどね。詩織らしいわ」


「次はどこ行くの?」

成実がバッグに景品を入れ終わったところで聞いてみる。

「そうだなぁ。ちょっと本買いたいから大通り沿いのあそこ行かない?」

「ん」


大通り沿いのあそこと言ったら二人の仲では規模の大きめな古本屋で決まりである。



「ただいま~!」

「おかえり」

少し暗くなってから帰ってきたがイオナは晩御飯を作って待っていてくれた。

「ちょっと成実と寄り道してた……遅くなってごめんね」

「大丈夫。明日からは忙しくなるのだ。今日くらいゆっくり羽を伸ばすといい」

「ありがと、イオナ」

イオナの気遣いに少しうれしくなった。

「さ、晩御飯にしよう」



「これ…なんだろなぁ…」

成実は古びた装丁の本を手に取ってつぶやいた。たまたま家の物置を漁っていた時に見つけたものだ。成実の家は昔武士の家だったらしいので古びた本は目新しくないのだが、ほかの本と違って装丁がしっかりしている上に書いてあることが何かを召喚する物らしいのだ。

成実自体はこういう少し中二病チックなものは嫌いではなく興味はあるのだが実際にやるとなると普段なら流石に恥ずかしい。だがこの本を手に取ったとき、心の中からやってみたい気持ちが沸き上がってきた。どうしてなのかはわからない。

つい先日この本を見つけてから手に入れることが出来そうなものをかき集めて今日書いてあるように召喚をしてみる。

「魔法陣ちゃんと描けるのかなぁ…ていうか何召喚できるんだろう…」

謎の召還儀式への想像をつぶやきながら本に書いてあるように魔法陣を描いていく。

「んーっと…これでいいのかな?」

本に書いてあるものと比べてもほとんど同じ模様に見える。

「これであとは呪文を唱えればいいのかな」

「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。降り立つ風には壁を。四方の門は……」

本に書いてある通りにそれっぽく詠唱をしていく。地面の魔法陣も段々光ってくる。

「……抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!」

最後の節を唱え終わると同時に目の前が光り輝いてきて目を開けられなくなる。光が落ち着いたところで目を開けると、目の前に同じくらいの身長の、けれどとても大きい帽子をかぶった少女が立っていた。

「え……!?誰……?」

成実の問いに彼女は微笑みを浮かべながら答えた。

「サーバント、ライダー。召喚に応じて参じたわ。貴女が私のマスター?」

「マス…ター……?」

成実には目の前の少女が何を言っているのかわからない。

「ええ。貴女が私をここに召喚したのよね?」

「えっと…多分そうだけど……」

「貴女のお名前は?」

「成実…」

「成実、ね。素敵な名前だわ」

目の前の少女はにっこりと微笑む。

「えーっと…ライダーさん?でいいのかな…何が何やらわかんないんだけど…」

「聖杯戦争に参加するために私を呼んだのではないの?」

「聖杯戦争?って何…?ただこの本の通りにやってたらあなたが呼べてしまって」

「あらら…それなら一から説明しないといけないかしら」

ライダーはそう言うと丁寧に一からわかりやすく説明してくれた。聖杯戦争とはなんなのか、サーバントはどういう存在なのか、何を目的に行動するべきか。

「貴女の手の甲にあるその令呪。それは三回きりの絶対命令権だから大事に使ってね」

「わ、わかった」

「できるだけほかの人に見えないように手袋で隠すといいわ」


「そして最後に一つだけ。成実は聖杯に何を願うの?」

「聖杯に…」

「そう、万能の願望器に貴女は何を願うの?」

「……まだ決まらないかなぁ」

それもそうだ。いきなりそんなことを聞かれても答えようがない。

「ふふっ。じゃあ戦っていく中で決めていきましょう。よろしくね、成実」

ライダーが手を伸ばして握手を求めてくる。

「うん。よろしくねライダー」

成実もそれに応じて握手をする。


翌朝、成実が目を覚ますと目の前にはライダーの顔があった。そういえば昨日召喚してから現世のいろいろなことを教えたりおしゃべりに花を咲かせていたのだった。

「おはよう、成実」

「おはよ…ライダー…」

寝ぼけ眼をこすりながら起き上がる。

「成実、貴女学校というものがあるのでしょう?急がなくて大丈夫?」

ライダーに言われて時計を見るといつも起きている時間を大幅に遅れていた。

「やっば!遅刻する!」

慌てて身支度をして朝ごはんを軽く取ってから家を出る。もちろん霊体化したマリーもついてくる。

『鮮やかな青空ね。すがすがしいわ』

「だねぇ…」


「成実~!おはよ~!」

遠くから聞き覚えのある声が聞こえてくる。

「詩織おはよ!」

詩織と合流していつもの通り学校へ向かう。マリーはずっと近くにいるがもちろん誰にも見えていない。

「なんか成実今日良いにおいするね。普段と違う香水みたいな」

「え、そう?そんなのつけた覚えがないんだけど…」

「一瞬色気づいたのかと思っちゃった」

「そんなわけないでしょ……」

『素敵なお友達ね』

突然マリーが話しかけてきて反応に困ったがとりあえず頭の中で肯定してみた。

『でも、気を付けてね。ほのかに魔力の香りがするわ』

「えっ?!」

マリーの言った言葉につい驚いて声が出てしまった。

「どしたの?変な声出して」

「あ、あはは……。ちょっと目の前を虫が飛んでびっくりしちゃって」

明らかに不自然ではあったが何とかごまかした。



今日一日詩織は成実といるときに何とも言えない違和感を覚えていた。なんだか成実が挙動不審なときがあってもう一人見えない人がいるかのようだった。そんなことはないはずなのだが。

「まぁいっか」

今日は召喚をする日なのだ。変なことを気にしている暇なんてない。

「ただいま~」

いつものように帰宅するとイオナが地下に水銀の入った瓶を運んでいた。

「お、おかえり」

「運んどいてくれたんだ、ありがとイオナ」

「このくらい構わない」

「私も早く準備しよっと」

準備しているだけであっという間に儀式にちょうどいい午後1時近くになった。


「では、うまくやるのだぞ」

「頑張るわ」

既に地面には魔法陣を書き、何かの破片を魔法陣に置き、手には宝石と金属を持っている。ふぅと一息吐き魔法陣の真ん中に立つ。

「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。祖には天に根に行き来る巫。降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」

魔法陣が淡く光りはじめ手の内にあるものが溶け出していく。

「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する———告げる。

何時の身は我が下に、わが命運は汝の剣に。

聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ

誓いを此処に。

我は常世総ての善と成る者、

我は常世総ての悪を敷く者。

汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、


天秤の守り手よ————」

最後まで詠唱すると、魔法陣がまばゆく輝き部屋に風が吹き荒れる。瞼を上げると目の前には巨大な槍を持った物静かそうな女性がいた。

「サーバント……ランサー。あなたがマスター……?そう……優しくしないでくださいね……」

伏目がちに目の前の女性は言った。その美しさにしばらく言葉の出なかった詩織であったがやっと口を開くことが出来た。

「綺麗……。これからよろしくね、ランサー」

ランサーに握手を求めて手を伸ばす。ランサーも一瞬戸惑ったがしっかりと握り返してくれた。


少し部屋が散らかってしまったのでランサーを母屋に案内して部屋を決める。

「じゃあランサーはこの部屋使ってね。隣同士だから何かあってもすぐ駆け付けられるし」

「わかりました……」

「それで、ここが居間。ご飯食べる時はここに来てね」

こくりとランサーが頷く。軽く家の案内をしたところで居間に戻って今後の方針を話す。

「まずはね、しばらく式を放って状況を見ながら機を待つことにする。大体敵がわかったら行動していこうと思ってるよ」

「何か見つけたら様子を見に行ってみようと思うから、その時はよろしくね」

「はい……」

「何か気になることがあったら遠慮なく言ってね」


「そうだ、この家のもう一人の住人も紹介しておくね」

詩織がそう言って自室で休んでいたイオナを連れてくる。

「ランサー、この人がもう一人の同居人のイオナ。私の魔術の先生なんだ」

「イオナだ。よろしく頼む」

「……よろしくお願いします」

互いに数秒間見つめ合った後挨拶を交わした。何か感じるところでもあったのだろうか。


「じゃあもう遅いしそろそろ寝るね。今日のところは少し疲れちゃった」

「うむ。ゆっくり休むといい」

「おやすみなさい、マスター……」


翌朝、いつもの通り支度を済ませて霊体化したランサーと学校へ向かう。

「ランサー退屈かもしれないけど、近くにいてね」

「わかりました……」


「詩織おっはよ~!」

「おはよ、成実」

いつもと変わらない場所で変わらない挨拶をかわすが、二人とも霊体化したサーバントを連れていることだけは違った。

勿論二人とも令呪は隠しているしマスターだとばれないようにはしているが。

そんなことは互いに知らずに接している。

そして、もう一つ少しの変化があった。

二人とも、一緒に帰ることが少なくなった。表向きの理由は用事があるだったが、本音は二人とも聖杯戦争で生き残る準備だった。

「ライダー、ここでいいの?」

『そうそう。そこが一か所目』

成実はライダーと一緒に学校に残って人の少ないところに結界の点を打ち込んでいっていた。いざというときの避難場所と、こんな魔術があるというのを実践して学ぼうという目的だ。

「つぎは…っと。にしてもこういう感じに結界って作るんだね」

『そうそう。成実には生き残ってほしいもの。いろいろ教えるわ』

「ありがとね、ライダー」

『さ、次に行きましょう成実』

「はーい」


「うーん…まだ流石に誰も動いてないからどこにいるかわかんないなぁ…」

家から持ってきた式を飛ばしながら街を眺める。

「今日のところは収穫なし、かな。帰ろっかランサー」

ランサーは特に答えることはしなかったがしっかりとついてきてくれているようだった。

買い物をするために商店街によって帰っているときふと詩織が思い立ったようにつぶやいた。

「明日ランサーに街を案内しようかな……」

『マスター?何かおっしゃいましたか…?』

「あ、ううん。あとで言うね」

はたから見たらひとりごとをつぶやく変な女子になるのでとりあえず買い物を済ませてしまうことにした。


「ねぇランサー」

買い物を終えて家に帰る途中で人気がなくなったのでランサーに話しかけてみる。

『どうかされましたか…?マスター』

「次のお休みに…明日か、街を案内してあげる。一緒にお出かけしよ?」

『…よいのですか?』

「いつ戦闘になって死んじゃうかもわかんないしさ、おおっぴらに始まる前にランサーとお出かけしたいなって」

『…もちろん、マスターが望むのなら…』

「ありがとう」

家に着くとイオナが玄関で待っていた。

「ただいま」

「うむ。おかえり」

さっと詩織の買ってきたものを預かってそのままキッチンへ消えていく。


イオナの作ってくれたご飯を食べた後、詩織がどんな服を着ていこうかと選んでいたらそういえばランサーに何を着せようかと思い立った。おしとやかなお姉さん風味のランサーには落ち着いた服が似合うだろうか、それともギャップを狙ったひらひらの服か。

「最初は服屋に行って、ランサーの服選ぼうかな」

などと、あーだこーだコースを考えているうちに夜も更けてきていた。

「流石にもうこんな時間だし寝ようかな…」

電気を消した時、隣の部屋から少しだけ光が漏れていた。


次の日目を覚ますとランサーが顔を覗き込んでいた。

「んあ…ランサー……?」

驚きがあったがいまいち脳が覚め切ってないので変な反応になってしまった。

「マスター……もう朝ですよ……?」

「ほんとだ……起こしに来てくれたのね」

ランサーはいつもと変わらない調子でこくりと頷く。

「ありがとうね。ちゃっちゃと身支度しちゃうから先にリビング行ってていいよ」

やっと目が覚めてきたのでベッドから出て、足早に洗面所で顔を洗う。



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2020-07-26 12:53:20

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2020-06-30 09:26:14

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