2020-07-25 13:31:46 更新

概要

アカメが斬る ss
タツミが過去に戻りやり直しをする物語です。

アニメ版のラストからの話です
※原作改変あり
※キャラ崩壊多少あり
苦手な方はブラウザバック推奨


帝都 中央地区


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タツミ「(皇帝の帝具を壊し、倒れてくるそれを無理矢理身体1つで受け止めた俺は…どうやら死ぬ直前みたいだ)」


タツミ「(目の前を見ると、アカメの姿が見えた)」


タツミ「わりぃ…約束破っちまったな」


タツミ「(約束というのは、絶対に生きて戻る…というものだった)」


タツミ「(もう、果たせそうにないけど)」


アカメ「っ……約束しただろッ!!生きて戻ると言ったのに…!!……タツミ……」


タツミ「(アカメが目の前で怒りと悔しさを交えた言葉を俺に吐いていた)」


タツミ「(心なしか泣いているように思えた。もう意識が朦朧としていて、はっきりとはわからないけど)」


タツミ「(これはもうわかる、俺はここで死ぬんだ)」


タツミ「(サヨ、イエヤス、シェーレ、アニキ、チェルシー、スーさん、ラバック…マイン)」


タツミ「(今…そっちに行くぜ…)」


タツミ「(後は任せた…アカメ)」


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???


タツミ「ん…」


タツミ「え…は…?どこだここ…なんで俺こんなところに…」


タツミ「てか俺…死んだはずじゃ」


タツミ「(目を閉じて、再び開いたら何故か大道にポツンと立っていた。服装を確認すると、いつもの服を着ていた。もちろん汚れや解れなど一切ない)」


タツミ「どういうことだ、いったいなにが起こって…って、あれ?」


タツミ「(背中に背負ってるのって俺が前使ってた剣か?アジトに置いてあるはずなんだけど…それにあの時壊れただろうインクルシオの鍵もあるし、なんでだ…?)」


タツミ「(わっかんねー…けど、1番気になるのは…戦争はどうなったんだ?アカメは、エスデスに勝ったのか…?)」


タツミ「こうしちゃいられない、わけわかんないけど今は早く帝都に戻らなきゃ…」


???「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!?!?」


タツミ「!!人の声!?」


タツミ「…あれは…!」


商人1「うわぁぁぁ!!危険種の土竜だ!?なんでこんなところに!!」


商人2「ひぃぃいい!!?」


タツミ「(この光景…どっかで見たことあるような…)」


土竜「〜〜〜〜ッッッ!!!!」


タツミ「いや、今はそんなの後回しだ!あの人達を助けなくちゃ!」ダッダッダッ


タツミ「(土竜程度なら、インクルシオを使うまでもねぇ!)」チャキッ


タツミ「はあぁッ!!」ザシュッ


土竜「〜〜〜〜ッッッ!!?!?」ブシャァァ…


土竜「」ドスンッ


タツミ「(一瞬で10等分くらいにしてやったぜ。もう土竜なんて相手にもならないな!)」


商人1「た、助かったよ。土竜を一方的に倒すなんて、相当強いんだな少年」


タツミ「……」


商人1「ん?どうした少年」


タツミ「(やっぱりこの光景、見たことがある)」


タツミ「いや、なんでも。それに…俺なんてまだまださ」


タツミ「じゃあ俺はこれで」


商人1「待て、もしかして帝都に行くつもりか?」


タツミ「そうだけど…」


商人1「その格好だと、田舎から名を上げに来たって魂胆か。でもそれは今の帝都ではやめたほうがいい」


タツミ「え、帝都って今戦争してるんじゃ…」


商人「戦争?帝都にそんなこと仕掛ける命知らずがいるわけないだろ」


タツミ「……」


タツミ「(この人の今の言葉で確信した。どうやらあの時と同じことを繰り返しているみたいだ)」


タツミ「冗談、わかってるよ。それでも…行かなきゃいけないんだ」


商人1「そ、そうか。まぁ、それならあまり目立つようなことはしないことだな。それじゃ」


タツミ「(商人は馬車を走らせ何処かへ行ってしまった)」


タツミ「……はぁ」


タツミ「(状況を確認しようか)」


タツミ「(死んだはずの俺はなぜか目が覚めると怪我もなくなっていて、尚且つ見覚えのある光景に出会してしまった)」


タツミ「(そして商人の発言だと、現在戦争は起きていないみたいだ)」


タツミ「(一体どうなってるんだ…これじゃまるで、過去に戻ってきたみたいじゃないか)」


タツミ「ありえるのか…そんなこと」


タツミ「……」


タツミ「(これは、もしかして帝具の仕業なのか?)」


タツミ「(でも過去に戻れる帝具なんて聞いたことないし図鑑でも見たことがない)」


タツミ「(でもこんな不思議な現象、帝具以外ありえない)」


タツミ「(空間を操る帝具なんてものもあるくらいだし、過去に行けても不思議じゃないのか?)」


タツミ「……ぁーー!!もうわっかんねぇ!やっぱ考えるの苦手だ!」


タツミ「(本当に過去に戻ってきたのなら、同じ手順を踏めばどうせわかる、なら俺の今すべき行動は…)」


タツミ「とりあえず帝都に行く!」ダッダッダッ



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帝都 城下町


タツミ「着いた…けど」


タツミ「(城壁も無傷だったし、中も荒れてない…やっぱ戦争が起きていないんだ)」


タツミ「しっかし初めて来たときはあまりの街並みに歓喜してたけど、改めて見ると…やっぱどこか暗いな」


タツミ「これも全てオネスト大臣のせいなんだよな…くそっ、今から城に乗り込むか?」


タツミ「このインクルシオがあれば…いや、もし過去に戻ってるのだとしたらブドー将軍がいるはず」


タツミ「さすがにあの人とサシで戦ったら…無事じゃ済まないな、もし勝てたとしてもその後に逃げる体力が残ってるかどうか…」


タツミ「……やっぱ無策で突っ込むのはやめたほうがいいな。ここは前回の通りねえさんに会ってまたナイトレイドに入ったほうが良さそうかな」


タツミ「ナイトレイド…ここが過去なら死んでいったみんなもまた…っ!?」


タツミ「いや待て、その前にやれることがあるじゃないか!」


タツミ「ずっと後悔してたことが…今ならまだ間に合うか!?」ダッダッ


タツミ「(サヨ…イエヤス…!!)」


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アリア邸


タツミ「確か…ここだよな」


タツミ「(サヨとイエヤスを殺した、あのくそ女がいる家…!!)」


タツミ「あの時よりまだ日にちは経ってない、まだ生きてるはず…だよな…?」コソッ


護衛「……」


タツミ「(入口前は流石に護衛がいるな、しかも今は昼過ぎだ…進入するのは難しそうだな)」


タツミ「(ナイトレイドが来るのは今から数日後、でも悪いな、俺はそんなに待てそうにないぜ)」


タツミ「(あの時のことを思い返すだけで、腸が煮えくり返ってくるからな…!)」


タツミ「(今夜ここのくそったれ共を…斬る!)」


タツミ「…ふぅー……」


タツミ「(本当は今にでも突入したいけど、我慢だ…ここで騒ぎを起こして大事になられたらそれこそ取り返しのつかないことになる)」


タツミ「…時間潰しのために、ねえさんでも探そうかな」


???「そのねえさんって、誰のことだよー?」


タツミ「(っ!この声は!!)」




レオーネ「もしかして少年、むふふなお店に行くつもりかー?少年にはまだ早そうだけど」



タツミ「!!ねえさ…」


タツミ「(やべっ、つい癖でねえさんって呼ぼうとしちまった…あっちは俺のことなんてまだ知らないはずなのに)」


レオーネ「いや、私はねえさんじゃないぞ?まぁ少年なら…私はありかもだけど」ズイッ


タツミ「ひぃっ、いきなり近づいてくんなよ!」


レオーネ「なんだ照れてるのか少年かわいいなぁ!どれ、お姉さんと飲みにでも行こうか!」


タツミ「…そうやって俺を酔わせて金取る気なんだろ、騙されないかんな」


レオーネ「おや、なんも知らない田舎者だと思ってたけどこういう知識はあるのか…ふむふむ」


タツミ「(前に一回騙されてるからな!ねえさんに!)」


レオーネ「ま、それはまた今度に置いておくとして、こんなところで何してんの?」


タツミ「え、いやぁ…」


タツミ「(今夜ここを襲撃するために下見してましたなんて言えるわけないしな…)」


タツミ「(てかねえさんもここにいるってことは俺と同じか…既に依頼されてるんだな)」


タツミ「たまたま通りかかっただけだよ」


レオーネ「ふーん…」ジロジロ


タツミ「な、なんだよ」


タツミ「(なんかめっちゃ見られてる…さすがに怪しまれたのか?)」


レオーネ「随分鍛えられてるね…これは並大抵じゃないぞ…」


タツミ「え?」


レオーネ「いやいやこっちの話、それじゃ、お姉さん忙しいからまたね」


タツミ「?おう…また…ん?」


タツミ「(またね?)」


レオーネ「少年の顔、しっかり覚えたから、それじゃ!」ダッダッダッ


タツミ「あっ…行っちまった…」


タツミ「前と違う出会い方しちゃったけど、大丈夫かな…?」


タツミ「なるようになるか…それよりもまず、この件を片付けなきゃな」ギロッ


ーーーーー


ーーーーー


ーーーーー


深夜 アリア邸


ザッッ…


護衛「ん?気のせいか…」


ーーーーー


ガチャ…


タツミ「……」


タツミ「(とりあえず、中への進入は成功したな)」


タッタッタッ…


タツミ「(…!誰か来る)」


アリア母「あぁ最高ねぇ、今夜の日記も捗るわぁ〜」


タツミ「(あいつはあの女の母親か…確か趣味の悪い拷問日記を書いてたんだっけか)」


タツミ「(…胸糞悪い、こいつは…俺が斬る!)」ダッ


アリア母「??あらぁ?今何か…」


タツミ「ッ…!!」フンッ!!


アリア母「え…?」ザシュッ


アリア母「」ボトッ…


タツミ「奇襲しちまって悪いな、せめてもの情けで痛みを感じる前に斬ってやったよ」


タツミ「さて次は…」


アリア父「な、なんだこれは…!」


タツミ「…丁度いいな」


アリア父「なんてことを、兵よ!誰かいn」グサッ


アリア父「がはっ…!バカな…いつの間に…」


アリア父「た、頼む…娘だけは殺さないでくれ…!」


タツミ「娘…」


アリア父「そ、そうだ…金ならいくらでも…」


タツミ「いらねぇよそんなもん、俺はお前たちを許すつもりはないッ!!」ブンッ


アリア父「がっ…!?」ザシュッ


アリア父「」ボトッ


タツミ「さて、そろそろ護衛たちも気付くころか?なら…」


タツミ「あの時壊れたはずのこいつを、試してみるか」


ーーーーー



アリア邸 中庭


護衛「くそ、進入者だ!探せ!」


護衛2「一体どこから…というかどうやって入ったんだ!?」


護衛3「待て、なんかいるぞ!」


タツミ「……」


護衛「貴様…ただで帰れると思うなよ!」


タツミ「…お前らには同情するよ、あんなやつらの下で働かなきゃ、今の帝都じゃ生きていけないもんな…」


タツミ「でも悪事を見て見ぬふりをするのは…俺は許せないっ!」


タツミ「いくぜ…!インクルシオォォォ!!!!」ギュイィィィンンン!!!!!



タイラント「ゴアァァァァァァ!!!!!」



護衛「ひっ!?なんだあれは!?」


護衛2「これってまさか、帝g…」ブシャァ…


護衛3「…へ?は?槍…?一体何が…」


護衛「おま、後ろ…!!」


護衛3「は?うしr…」グチャァ…!!


タツミ「ふぅ…」


護衛「す、素手でこの破壊力…ば、化け物…!!?」


タツミ「化け物、か」


タツミ「覚えとけ、この世の中…いや、この帝都にはな」



タツミ「化け物なんて生温い、性根の腐ったくそ共がたくさんいるんだぜ」



ーーー

ーーー

ーーー


アリア邸 拷問倉庫前


アリア「もう、なんなの!?一体何が起きているの!?」


ガウリ「不審者が進入したというので、お嬢様はここで身を隠していてください」


アリア「もう…なんなのよ…今日はせっかく…」


タツミ「今日はせっかく…なんだよ?」


アリア「!?」


ガウリ「!?何者だ!!」


タツミ「(透明化解除っと)」シュゥゥンン…


ガウリ「!?いきなり現れただと…!?」


アリア「あなたが…進入者!?」


タツミ「ま、そうだけど…さっきの言葉の続き、当ててやろうか?」


アリア「は…?何を…」


タツミ「今日はせっかく…あの女を痛ぶれるかと思ったのに…とかか?」


アリア「!?」


タツミ「やっぱりな…てめぇはこの世界でも変わらないんだな…」


アリア「あ、あいつ!あいつを殺して!!」


ガウリ「くっ、悪く思うなよ!!」ガチャ!ダダダダダダ!!!!


タツミ「銃か、けどそんなもの!」ブンブンブンッ!!


タツミ「あいつの銃弾に比べれば、全然遅いッ!!」


ガウリ「なっ、弾を全部弾いただと!?くそっ…!」


タツミ「ッッッ!!!」シュンッ!!


ガウリ「なに!?いつの間n…」ザシュッ


ガウリ「がはっ…心根も腐っていた自分には…当然の報い…か…」バタッ…


アリア「ひぃ…そんな…」ブルブル


タツミ「さて…次はお前だな」


タツミ「(サヨとイエヤスはまだ生きてるだろうけど、それでもこいつは何人もの人を痛ぶって殺してるんだ、絶対に許すことはできない)」


アリア「私が…私が何したっていうのよ…!!」


タツミ「それが分からないなら、お前は地獄行きの一択しかねぇよ」


アリア「ふ…ふざけんじゃないわよ!!」


アリア「私は悪いことなんてしてない!!あんな地方から来た田舎者!そこらの家畜と一緒でしょーが!!その家畜を私がどう扱おうが私の勝手でしょ!!大体あの女最初の日から私を馬鹿にした目で見てきてムカつくのよ!!今日はあの女を痛ぶり殺してやろうと思ったのにあんたのせいd…」ブシャァ…


アリア「がっ…」


タツミ「……」スチャ


アリア「」ボトッ


タツミ「本当に最初会った時は、いいやつだと思ったんだぜ…」


タツミ「じゃあな、せいぜいあの世で反省してな」


タツミ「鎧解除…っと」シュゥゥンン…


タツミ「……」


タツミ「サヨ…イエヤス…今いくぜ」


ーーー

ーーー

ーーー


アリア邸 拷問倉庫


タツミ「っ…と」ガラガラ


タツミ「っ…相変わらず中は胸糞悪いな…」


タツミ「…!」


タツミ「(前にサヨが吊るされてた場所にいない…ということは)」


???「おい…まさかお前、タツミ…か?」


タツミ「……!!」


タツミ「イエヤス!!」ダッ


イエヤス「タツミ…タツミなんだな?まじかよ…また会えるなんて…」


タツミ「ああ、俺も会いたかった…」


タツミ「……」


タツミ「(ルボラ病、だったか?その痣が前より少ない…これならまだ助けられるはず!)」


??「タツミ…なの?」


タツミ「…!!」


タツミ「…サヨ…サヨなのか?」


サヨ「うん…そうだよ…」


タツミ「待ってろ!今出してやる!!」ジャキンッ!!


檻「」ボロボロ


タツミ「サヨ、大丈夫か!?」


サヨ「あはは…あんまり、見ないでほしいかな…」


タツミ「(あの時程じゃないけど、酷い怪我だ…くそ、俺がもう少し早く着いていれば…!)」


タツミ「……」ファサ…


タツミ「このローブ着ててくれ、俺ので悪いけど」


サヨ「ううん…ありがとう」


タツミ「いいさ、やっと助けられたからな」


サヨ「…?」


イエヤス「おいタツミ、あの…あのクソ女に会わなかったのか!?てかそれよりもどうやってここまで…」


タツミ「全員殺したよ」


イエヤス「…は?」


タツミ「さっき俺がこの家の関係者…全員殺した」


イエヤス「ま、まじかよ…あの護衛たち相当強いはずだよな…?タツミ、お前そんなに強かったのか?」


タツミ「え、あ、うん…」


タツミ「(そういえば過去に戻ったっていうんならなんで俺の身体は戦争の時の死ぬ直前のまんまなんだ?まぁそれはそれで助かるんだけど…)」


タツミ「まぁ…鍛えたからな!」


イエヤス「そうかよ、へへ、俺も鍛え直さないとな」


タツミ「その前に治療が先だ、歩けるか?」


イエヤス「ちょっと…キツいかもしんねぇ」


タツミ「そうか、なら背中貸してやる、ほら」


イエヤス「悪ぃなタツミ…」


タツミ「気にすんな、幼なじみ…親友を助けるのは、当たり前だろ」


タツミ「サヨは抱える感じで運ぶけど、いいよな?」


サヨ「うん…」


タツミ「よし、じゃあいくぜ!」ダッダッダッ


タツミ「(助けられた…2人とも…!やった…!!)」


タツミ「(そしてわかったことがある、それは…以前起きたことを、回避できること)」


タツミ「(上手くいけば、死ぬはずだったナイトレイドのみんなも、それに関わる人も、救えるかもしれない)」


タツミ「…よし」


タツミ「(決めた…俺はこの世界で、あの世界で最悪だった運命を…変えてやる!!)」



タツミ「(もう誰も…死なせやしない!!)」



ーーー

ーーー

ーーー



アリア邸 玄関前 深夜


タツミ「(あの後サヨとイエヤスはナイトレイド時代で信用のできる診療所で診てもらった)」


タツミ「(イエヤスも病気は進んでいたがなんとかギリギリ治療が間に合うらしく無事だった)」


タツミ「(サヨも怪我が酷かったけどちゃんと治療すればちゃんと完治するみたいだ、それでも怪我の痕は残っちまうらしいけど…)」


タツミ「(それでも良かった…2人を助けられて…後は…)」


???「あなた、どちら様ですか?」


タツミ「(この声は…!)」


タツミ「(シェーレ…!)」


シェーレ「標的…ではないようですね、新しい被害者候補でしょうか」


レオーネ「ちょっとどうなってんのこれー?護衛共が全然いないんだけど…ってあーっ!」


レオーネ「あの時の少年!」


タツミ「はは、どうも」


シェーレ「知り合いですか?」


レオーネ「ちょっっっとねー、こんなとこで何してんの少年?てか少年、それ…返り血?」


タツミ「あぁ、そうだよ」


レオーネ「まさか…人の気配しないのって…」


タツミ「ねえさんの思ってる通りだよ、俺が全部…殺した」


レオーネ「!?」


シェーレ「…?」


レオーネ「それは…どういうことか聞かせてもらっていい?」


タツミ「あぁ、ここの家のやつらは、俺の親友を酷い目に合わせやがったんだ…それに、こいつらのやってきたことは許せなかった」


レオーネ「んじゃ前にこの家の前を彷徨いていたのは…」


タツミ「あの時は嘘ついてごめん、ここの下見をしてたんだ」


レオーネ「やっぱそうかー、なんか挙動不審だったしねー」


タツミ「うぐっ…」


タツミ「(そういうの苦手なんだよ!)」


シェーレ「あの…ということは、依頼は終わりなのでしょうか」


レオーネ「そうなっちゃうねー、いやーしかしあの護衛たちを1人でやったんだとしたら…やっぱし少年結構強いね…」


レオーネ「(それにライオネルで獣化してる今だからこそわかる…この少年、今の私たちより強いかも…)」


レオーネ「取り越し苦労だったかー、今日全員で来たの失敗だったなー」


???「アンタたちまだそんなところにいんの!?何してんのよ!!」


???「レオーネ、どうした?」


???「ありゃりゃ、そこのやつどちらさんで?」


???「……」


レオーネ「おろ?いやーそれがさー…」


タツミ「……」


タツミ「(マイン、アカメ、ラバック、アニキ…みんな待ってたぜ)」


マイン「ふーん、こいつがねー…見た目は弱そうだけど…オーラは本物ね」


アカメ「ああ…強いな…」


ラバック「2人が警戒するほど!?そりゃやばいな…」


ブラート「ははっ!なかなか面白いやつだな!」


タツミ「(懐かしいなぁこの雰囲気…あの時のことを…ん?)」


タツミ「(待て…アニキのあれ…インクルシオだよな…?あれ、でも鍵は俺が持ってるはず…)」


ブラート「…?待て、その腰にあるもの、まさかインクルシオの鍵か?」


タツミ「……!!」


タツミ「(あれ…これちょっとまずい感じが…)」


アカメ「インクルシオならお前が着ているだろう」


ブラート「まぁそうだな、だからあれはインクルシオの鍵じゃないが…それの派生なのは間違いないだろう」


「「「「「!!?」」」」」


マイン「ということは…」チャカッ


アカメ「帝具持ちか…」チャキ…


ラバック「うちの組織にインクルシオと同系統の帝具持ちはブラート以外にいない…ということは完全に部外者だねこりゃ」


シェーレ「……?なんかダメなんですか?」


マイン「ダメに決まってるでしょ、敵か味方かわからない以上…捕らえるしかないわ」


シェーレ「そうですか、では…すみません」ジャキンッ


タツミ「いや、え…まじで?」




タツミ「(すっげぇ嫌な感じするんですけどぉぉぉ!!!!?!???!?)」



to be continue…???









後書き

読んでいただきありがとうございます


このSSへの評価

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2020-11-15 19:25:13

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2020-09-19 19:51:23

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2020-07-23 21:04:27

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2020-12-22 01:43:02

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2020-10-21 21:51:02

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2020-07-23 21:04:28

このSSへのコメント

2件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2020-07-23 21:05:46 ID: S:dZpLai

これは面白い。
応援しています。

2: 白兎ちゃん 2020-07-26 17:57:13 ID: S:WA6Ic8

s:dZpLai さん
ありがとうございます!


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