2020-12-08 08:45:50 更新

概要

前作「紛争地帯にいたはずなのに…ブラ鎮に」の続編です。
詳しくは、前作をご覧下さい。
また安価制にします
またご協力お願いします!


前書き

思い付いたので、続編です。

主人公:結城 桂輔(ゆうき けいすけ)
元:陸上自衛隊 特殊作戦群
元:PMC社員
現:陸上自衛隊 第一特別混成中隊 指揮官 三等陸佐 (38歳)

元PMC(民間軍事企業)社員 ある事件がきっかけで自衛隊を辞めていたが、艦娘達と出会い再び自衛官として歩むことを決意し自衛隊に復帰した。
(所属艦娘:吹雪、叢雲、第六駆、第七駆、白露、時雨、村雨、夕立、春雨、山風、陽炎、不知火、黒潮、秋月、涼月、初月、神風、夕張、天龍型、川内型、長良、五十鈴、大淀、古鷹型、青葉型、妙高型、長門型、伊勢型、金剛型、赤城、加賀、鳳翔、ニ航戦、五航戦、雲龍、明石、間宮)

漂着:睦月

名前のみ:扶桑型、高雄型、瑞鳳、北上、大井、木曾、如月、弥生、卯月、皐月


プロローグ


結城「また会おう」


あの世界で艦娘達と出会いそして別れて十年の月日がたった

その間に多くの災害派遣、人道支援に参加し指揮も執った

そんなに多忙でも、彼女達の事を忘れたことは一度もなかった

あの時の体験は誰にも話していない 話したところで誰も信用しないだろうから

今でも、元気だろうか? そんなことも考える時もあったがもう俺の事を忘れているだろうと考え気にすることをやめた


1章 再会


結城「新兵器の実験…ですか?」


団長室に呼ばれその話が告げられた


団長「そうだ 防衛省から通達された お前の中隊に参加してもらいたい 実施するのは、一週間後だ」


結城「どのような兵器なんですか?」


団長「説明を聞いたがよくわからなかった なんか、太陽光を使った実験らしい」


結城「はぁ…」


安全性を疑うがこれ以上言わないことにした


-一週間後 東富士演習場-


パラパラ ギュイーン


演習場内は、ヘリコプターや戦車や装甲車等の音で慌ただしくなっていた


結城「総指揮を務める 第一混成中隊の結城三等陸佐だ 習志野から来た」


?「航空隊指揮官の桑野〈くわの〉三佐だ 目達原から来た」


?「機甲科部隊の中松〈なかまつ〉三佐だ 駒門から来た」


結城「よろしく頼む」


桑野「そう固くなるな」


中松「久しぶりだな 二人とも」


結城「中松の結婚式以来だな」


運が良かった 部隊の指揮官が防大の同期の二人だった


桑野三佐は、西武方面航空隊の第三対戦車ヘリコプター隊からやって来た


中松三佐は、第一戦車大隊からやって来た


結城「ここに来る前に坂本の墓参りした」


桑野「あいつも生きてればここにいたかもな…」


中松「かもな…」


?「結城三佐」


結城「? あんたは?」


?「申し遅れました 陸自研究本部の横沼〈よこぬま〉一尉です」


横沼と名乗る男が来た 年齢は、三十代前半だろうか いかにも研究所に居そうな顔立ちだった


横沼「最終打ち合わせがありますのでこちらに…」


結城「…わかった」


そう言うと、本部が置かれているテントに入った


-----


横沼「…内容は以上になります 質問は?」


結城「聞いて良いか?」


横沼「どうぞ」


結城「実験にしては、規模が派手だな」


手元の資料を見て目を疑った


内容:総指揮 結城三等陸佐


人員:指揮:結城 桂輔三等陸佐 普通科70名 (内レンジャー資格者60名 内空挺レンジャー30名 衛生科10名) 施設科 30名 73式大型トラック×2 73式中型トラック

偵察バイク×5 73式小型トラック×2


機甲科:指揮:中松 敦也三等陸佐 人員70名 10式戦車 16式機動戦闘車 89式装甲戦闘車 87式偵察警戒車 82式指揮通信車 96式装輪装甲車 96式装輪装甲車〈医療用〉 軽装甲機動車×2


航空科:指揮:桑野 慎也三等陸佐 人員50名 AH-64D OH-1 UH-1 UH-60JA CH-47


個人装備:迷彩服三型 防弾チョッキ三型

火器:20式小銃 SIGP320 5,56mm機関銃MINIMI M24 84mm無反動砲

(※矛盾があるかもしれませんが大目に見てください)


結城「何度見ても偉い編成だな」


若干皮肉気味に言ってみた


中松「それに、気になるんだが… なんで”実弾装備”なんだ?」


桑野「俺も気になる ただ陣形を組んで待つだけなのになんで装備する必要があるんだ?」


横沼「…これが終わったあと、実弾を撃って貰うからです 実弾や車輛が実験の影響を受けたのかどうかを見るのも含めています そのために東富士演習場を選んだんです」


言われてみればそうだ ただ陣形を組んで待つだけなら、他の駐屯地でもできるからだ


結城「ふーん」


横沼「他に質問は?」


三人「…」


横沼「無さそうですね では、いきましょう」


『第一特別混成中隊各員は、速やかに乗車せよ!』


アナウンスが流れ、隊員達が慌ただしく車輛に乗り込んでいった


中松「結城!」


82式通信車に乗ろうとしたところ中松に呼び止められた


中松「終わったら、飲みいこうぜ」クイッ


その姿を見て、少し笑ったあと


結城「あぁ! 桑野も入れて三人でな!」


そう言うと、車輛に入った


通信兵「整備員退避完了です」


結城『第一特別混成中隊 準備完了』


横沼「磁場シールド展開します」


この実験は、この磁場シールドが重要らしい なんでも、太陽光を利用して起こすシールドらしくこれであらゆる電波障害から部隊を守るらしい


結城「…」サッサッ


展開している間、身だしなみを整えた八八式鉄帽をしっかり被り、防弾ベストの確認などをしていた


横沼「展開完了 これから、電波妨害が襲ってきます」


結城「そうか…」


そう言った直後だった


ビービービー


結城「どうした?」


横沼「おかしい… なんだこれ」カチャカチャ


横沼が慌てて画面見つつキーボードを打っていた


結城「どうしたんだ!」


横沼「磁場シールドがおかしいんです!」


それを聞いて、無線をとった


結城『本部! こちら01 実験中止だ!』


本部『こ…ほ…り…』


雑音が混ざりなにも聞こえなくなった その直後だった


ピカー!


車外から強烈な光が起こった


隊員達「うわぁー!」


結城「くっ」


車内にいた人間は目を閉じた


すぐに光が収まった だが、車内から見た限り周りは砂ぼこりが起っていた


結城『総員、現状にて待機 その場を動くな!』


各車両に無線を送った


リョウカイ ゲンジョウカクニンシマス


通信士「中隊長 無線以外システムダウンしてます」


結城「本部とは?」


通信士「…繋がりません」


結城「横沼一尉 システムの普及を手伝ってくれ」


横沼「わかりました」


結城「交信を続けてくれ」


通信士「了解!」カチャカチャ


しばらくすると、砂ぼこりが晴れた


結城「…なんだあれ」


そこには、富士の景色ではなく建物が建っていた


結城(気のせいか なんか見覚えがある)


そう考えているとき


操縦士「中隊長 あれ!」


操縦士が指を指す方向に人影があった


結城「人…だよな?」


操縦士「きっと…」


中松『結城』


中松から無線が入った


結城『どうした?』


中松『人影が見えるよな』


結城『あぁ』


中松『センサーに反応が結構出てるぞ』


結城『マジか…』


言われてみれば、見える人影が増えている気がした


結城「…」


結城「…荒木」


荒木「はい!」


荒木は、同じ中隊にいる自分の部下だ 中隊の副指揮官を任せている 階級は一尉だ


結城「ちょっと出ていく なんかあったら頼むぞ」


荒木「え、でも!?」


結城「大丈夫だ 頼むぞ」ガチャ


荒木「ちょっ…」


返事を待たず、車外に出た


?「待ってください!」


?「自分達もいきます!」


結城「新島〈にいじま〉 上野〈うえの〉」


新島二等陸曹と上野三等陸曹が付いてきた


結城「…」


結城「弾込めとけ」


二人「了解!」カシャ ガチャン


結城「…」スタスタ


慎重に歩みを進めた


?「止まれ! 何者だ!」


甲高い声が響いた


結城「待ってくれ、俺たちは敵じゃない! 信じてくれ!」


?「だったら、名乗りなさい!」


結城「俺は、陸上自衛隊 東部方面隊 第一特別混成中隊指揮官 結城桂輔三等陸佐だ!」


そう自分の名前を名乗った


すると、人影の所から二人の影が近づいてきた


?「提…督?」


結城「あれは?」


(※安価を取ります)


近づいてきた艦娘は?>>>3

(二人お願いします)


二人が近づいてきた


新島「なんだあれ?」ガチャ


新島二曹が銃を構えた


それもそのはず、近づいてくる二人の背中には武器のようなものがあったからである


上野「? 女?」


近くなってくると相手が女性であるとわかったようだ


?「結城…提督…なのか?」


そう聞いてきた女性は、黒髪のロングストレートヘアーに真紅の瞳をし、頭に見慣れないものをつけていた

さらに、黒いロングコートを羽織っていた


?「夢じゃ…ないわよね?」


もう一人は、茶髪のボブヘアーに黄緑色の瞳をし頭には、先程の女性同様見慣れないものと黒いロングコートを羽織っていた


結城「…」


しばらく、二人を見たあと彼女達の名前を行った


結城「長門…陸奥?」


そう言った瞬間、彼女達は艤装をしまい


長門「提督!」ダキッ


陸奥「会いたかったわ」ダキッ


抱き締められた


結城「おぅ、久しぶりじゃねぇか」パンパン


二人との再会を喜んでいたら


上野「中隊長!」


新島「おい、離れろ!」ガチャ


新島と上野が二人に警告を始めた


長門「なんだ貴様ら」ギロッ ガシャン


陸奥「あらあら、再会の邪魔しないでくれる」ガシャン


長門と陸奥は二人を睨み付け、艤装を展開した


新島、上野「「ひっ」」


二人とも空挺レンジャーの資格を持っているが、その二人が短い悲鳴をあげた


結城「お前ら武器を下げろ!」


慌てて、武器を下げるよう指示を出した


新島「し、しかし…」


上野「武器を向けられています…」


結城「いいから、下げろ 彼女達を刺激するな」


上野「で、ですが…」


結城「いいか、この二人怒らせたら陸自の師団を出しても敵わねぇぞ それでも、勝てる自信あるなら勝手にしろ」


そう言うと、二人は顔を見合わせた後小銃を下ろした


結城「二人も艤装をしまってくれこの二人は俺を守ろうとしただけだ 悪気はないんだ」


長門、陸奥「…」


長門「…わかった」ガシャン


陸奥「驚かせないでよね」ガシャン


二人は素直に聞き、艤装を仕舞ってくれた


結城「ちょっと待てよ お前らがいるってことは…」


長門「あぁ、みんないる」


陸奥「ちょっと待っててね♪」クイクイ


陸奥が手招きすると


ナニナニ ダイジョウブナノ?


吹雪「あ、司令官!」


結城「吹雪…」


瑞鶴「あ、提督さんじゃん!」


結城「瑞鶴…」


黒潮「司令はん 久しぶりやな~」


陽炎「わっ司令! またへんちくりんな格好してる!」


不知火「前よりも変な格好ですね」


結城「お前ら…」


ヒサシブリ! アノヒトガ‥


あの時いた艦娘達が勢揃いした 中には、見覚えのない艦娘もいた どうやら、自分が去った後やって来たらしい


結城「長門 時雨と夕立はどこ行った?」


長門「あ~、あの二人なら…」


(※安価を取ります)


時雨と夕立はどこにいる?>>>5

(沈んだは無しでお願いします‥)


長門「遠征にいっているぞ タンカー護衛任務をしている もうすぐ帰ってくると思うぞ」


結城「そうか」


あの二人は、元気そうにやってるそうで安心した


陸奥「良かったら、港に行かない? 多分、喜ぶと思うわ」


結城「そうしたいのは山々だが、一旦部下達のところにいかせてくれ 状況を説明しないといけないからな」


長門「そうなのか?」


結城「皆混乱しているからな 状況を説明しないとな」


大淀「でしたら、私も行きます」


結城「大淀!?」


大淀「ここの事を知ってもらうにはちょうどいいと思いますよ」


結城「…わかった 来てくれ」


スタスタ


上野「中隊長よろしいのですか?」


結城「この際やむおえない それに、彼女達がどうゆう存在かを知ってもらうには、ちょうどいい」


新島「な、なるほど…」


二人は、少々挙動不審だった


中松「結城無事だったか!?」


結城「あぁ、大丈夫だ」


中松「ならよかっ… ん?」


大淀「どうも」アタマサゲ


桑野「誰だその子は?」


ビジンダ カワイイ


言うまでもなく、大半の隊員が彼女に釘付けだった


結城「俺の知り合いだ」


荒木「なんでこんなところに?」


桑野「というか、ここどこなんだ?」


結城「ここは、”鎮守府”だ」


そう言うと、隊員達は不思議そうな顔をした


荒木「何を言っているんですか? 我々は、富士に居たんですよ」


横沼「彼女達が入ってきたんですか?」


結城「違う、逆だ 俺達が彼女達の居場所に来ちまったんだ」


桑野「どうゆう事だ?」


結城「正直に言おう ここは、俺たちの知っている世界じゃない 異世界だ」


隊員達「は?」


皆目を丸くした


大淀「彼の言っていることは、本当です 実際、私はあなた達が何者で後ろの乗り物も見たことがありません」


桑野「嘘だろ…」


そんなことをしていたら


長門「提督 手間取っているが大丈夫か?」


他の艦娘まで来てしまった


荒木「な、なんだ!?」ガチャ


荒木が小銃を構えた


隊員「」ガチャ ガチャ


それにつられ、他の隊員達も武器を構えた


長門「なんだ やろうと言うのか?」ガシャン


伊勢「いいの? 手加減しないよ」ガシャン


艦娘達も艤装を展開し、臨戦態勢に入った


中松「な、なんだ!?」


横沼「なんか出したぞ」


隊員が目の前の光景に驚きを隠せなかった


結城「バカ、やめろ!」


とりあえず、両者を止めることにした


結城「お前ら武器を下げろ!」


中松「結城! お前どっちの味方なんだ!」


結城「いいから、下げろ 彼女達を刺激するな」


桑野「どうゆう意味だ?」


結城「あいつら怒らせたら、俺達なんか秒で滅ぶぞ」


隊員「…」


そう言うと、隊員達は武器を下げた


ーーーー


結城「皆聞いてくれ 詳しく話す」


中松「ちょっといいか?」


結城「…なんだ?」


中松「あれどうするだ?」クイクイ


ウワァ カッコイイ コレナニ?


艦娘達は、見慣れない自衛隊車輛に興味津々だった


結城「しばらくほっとけ」


荒木「ほっとけって 防衛機密の塊ですよ」


結城「彼女達の方は国家機密もんだ」


横沼「彼女達は何者なんですか?」


結城「彼女達は”艦娘”と呼ばれている女性達だ」


中松「艦娘?」


ザワザワ


桑野「聞いたことないな…」


結城「じゃあ、質問を変えよう 太平洋戦争時に国のために戦った軍艦の名前どれだけ言える?」


上野「軍艦ですか?」


新島「戦艦大和とかですか?」


結城「そうだ どのくらい知ってる?」


隊員達は考え始めた


隊員「たしか、海自の護衛艦の名前は旧海軍の軍艦の名前でしたね」


中松「そう言えば、そうだな 確か”こんごう””きりしま”とかもそうだな」


ヨンダデース ダレカヨビマシタカ?


桑野「”いせ””ひゅうが”もそうだな 演習の時乗ったことがある」


ナニナニ?ヨンダ? ナンカヨウカ?


横沼「さっきから一部の娘達がこっちに向くのはなぜですか?」


結城「名前呼んだからだ」


中松「名前? 俺達は、船の名前言っただけだぞ」


結城「それが、彼女達の名前だ」


荒木「どうゆう事ですか?」


結城「彼女達は旧帝国海軍の軍艦の意思を継いだ女性達だ」


ザワザワ


それを聞いて、隊員達はざわめき始めた


横沼「じゃあ、なんですか? 軍艦の力が出せるとか言うんですか?」


結城「信じたくないと思うが、そうだ」


横沼「だったら、見てみたいものですね」


結城「そうだな…」


回りを見渡しながら


結城「六駆の四人 ちょっとおいで」


そう言うと、六駆の四人が集まってきた


暁「司令官何?」


響「なんだい司令官?」


雷「なになにお仕事?」


電「はわわ、呼ばれちゃったのです」


反応は、それぞれだがちゃんと来てくれた


結城「いいか? あの戦車をここに持ってきてくれ 艤装を展開していいから」


雷「お安いご用よ!」


電「はい、頑張るのです」


そう言うと、四人は10式戦車の所に行った


中松「結城 頭おかしくなったのか? あれ44tあるんだぜ あんな幼女がどうにかできる分けねぇだろ」


戦車長「いえ、砲弾も積んでいるのでそれ以上です」


暁「じゃあ、いくわよ」


四人は、艤装を展開し戦車を囲んで手にかけた


四人「せーの」


そう掛け声をかけると戦車が持ち上げられた


隊員達「は?」


それを見て、隊員が目を丸くした


雷「持っていくわ」


1、2、1、2…


中松「おいおい、冗談だろ 40t以上あるんだぞ」


桑野「頭痛くなってきた」


全員目の前の光景に呆然としていた


カシャカシャ


広報隊員の桜井〈さくらい〉三曹がカメラのシャッターをきり始めた


四人「せーの」ドシーン!


自分達の前に戦車が置かれた


雷「司令官、お待たせ!」


結城「あ、ありがとう」


暁「こんなの一人前のレディーなんだから、同然よ」フフン


中松(戦車持ってくるレディーなんて聞いたことないけどな…)


結城「わかったか? これが艦娘だ 俺たちじゃ、到底敵わない」


荒木「こんな事あるんですね…」


艦娘の力を目の当たりにし、隊員達は静かになった


-港-


時雨「疲れたね」


夕立「ようやく帰れたっぽい…」


六人の艦娘が遠征から帰って来た 時雨の頭には、帽子 夕立の首元にはシュマグがあった どちらも結城があげたものだ


(※二人とも改二です)


?「お腹すいたね」


(※安価を取ります)


一緒にいる艦娘達は?>>>9

(四人お願いします 前作でいなかった艦娘もOKです)

(海外艦は無しでお願いします)


村雨「早くシャワー浴びたいわ~」


山風「お腹…すいた…」


春雨「そうですね ご飯先にいただきましょう」


白露「じゃあ、間宮まで競争しよ! 私が一番先につくよ!」ピュー


夕立「あ、待つっぽい!」タッタッタッ


村雨「元気よね~」アハハ…


時雨「僕達も行こうか」


春雨「そうですね♪」


タッタッタッ


-甘味処 間宮-


白露「いっちばん!」


夕立「負けたっぽい…」


山風「皆…早い…」ハァハァ


村雨「また汗かいたわ…」


春雨「白露姉さん元気すぎです」ハァハァ


時雨「あれ?」


時雨が間宮を見てあることに気がついた


時雨「なんで誰もいないの?」


夕立「そう言えば、誰もいないっぽい?」


間宮の中は静まり返っていた


春雨「どこ行ったんでしょう?」


皆が見渡していると


パラパラパラ


山風「? 何の…音?」


村雨「空からね」


そう言い、六人が空を見上げた


AH-64「」パラパラパラ


白露「な、なにあれ!?」


夕立「ほかにもいるっぽい!」


OH-1「」パラパラパラ


UH-1「」パラパラパラ


UH-60「」パラパラパラ


CH-47「」バラバラバラ


春雨「なんですかあれ!?」


村雨「見たことない…」


その時、時雨は機体に書いてある文字を読んだ


時雨「陸上…自衛隊?」


夕立「え、なに?」


時雨「追いかけよ!」タッタッタッ


白露「え、ちょっと 時雨!?」


村雨「ちょっと、待ってよ」


山風「置いてかないで…」


六人は、グラウンドに向かっていった


-グラウンド 自衛隊仮設基地-


中松「車輛等は、動作は問題無しだ」


桑野「ヘリも大丈夫だ」


結城「わかった」


ひとまず、艦娘達に許可をもらいグラウンドを貸してもらえることになった

鳳翔達は、空き部屋を提供する等言われたが丁重に断った


大淀「遠慮しなくても…」


結城「悪いな 自衛官である俺達が、そうゆうところで甘えるわけにはいかないんだ」


鳳翔「でも、大丈夫なんですか?」


結城「不眠不休で訓練をしたことのある隊員達ばっかだ 休めるところがあるだけいい方だ」


大淀「は、はぁ…」


----


中松「それにしても、彼女達いい娘だな」


結城「だろ 優しい娘達だよ」


桑野「ちょっと気になったんだけどいいか?」


結城「なんだ?」


桑野「なんで彼女達は、お前にだけ友好的なんだ? なんかやったのか?」


結城「あー、それはな…」


話そうとしたときだった


ザワザワザワザワ


結城「? なんだ?」


中松「なんか騒がしいな」


桑野「行ってみようぜ」


外に出てみることに


白露「ねぇー、ちょっとだけでいいから!」


新島「ごめんね ちょっと入れないんだ」


白露「えー」


時雨「白露 諦めよう」


村雨「そうね 早くシャワー浴びたいんだけど~」


夕立「お腹も空いたっぽーい」


春雨「夕立姉さんたら」ハハッ


山風「…」ジー


上野「どうしたんだい、お嬢ちゃん」


山風「…変な服」


村雨「こら」


新島「あぁ、大丈夫 気にしてないから…」


時雨「本当にごめんなさい」


上野「いいよ それよりは君たち二人」


時雨「なんだい?」


夕立「ぽい?」


新島「珍しいのつけてるね 帽子にシュマグか…」


時雨「これかい?」


時雨「僕と夕立にとって大事な人の物なんだ」ギュ


夕立「いつか会える日まで大事に持ってるっぽい!」


上野「…そうか 会えるといいな」


時雨「うん」


白露「しょうがない 皆帰ろうー」


スタスタ


結城「どうしたんだ?」


新島「あ、結城三佐!」ビシッ


時雨、夕立「!?」バッ


時雨「結城?」


時雨と夕立は目を凝らして話している人物を見た


結城「どうかしたのか?」


上野「艦娘の娘達が来たので、今日はお開きだと言ったところです」


結城「…そうか」


村雨「どうしたの?」


夕立「嘘…」


時雨「て、提督?」


(※安価を取ります)


時雨達はどうする?>>>11


時雨「提督!」


夕立「提督さん!」


時雨と夕立は結城の元に駆けていった


白露「ちょっと、時雨!?」


タッタッタッ


時雨「待っ…」


新島「ちょっと、待ちなさい」ガシッ


上野「ちょっと、ダメだよ」ガシッ


二人が時雨と夕立を止めた


時雨「離して!」


夕立「提督さんに会いたいだけっぽい!」


上野「提督? 中隊長の事か?」


新島「知らねぇよ!」


そんなやり取りをしていたら


白露「あー! あれなに!?」


上野、新島「「へっ?」」チラッ


白露が大声をだし、目を離したところ


時雨「ごめん」バサッ


夕立「失礼するっぽい」バサッ


上野「あっ」


新島「しまっ」


二人の手を振りほどき駆けていった


タッタッタッ


時雨「提督!」


夕立「提督さん!」


中松「なんだ」ガチャ


桑野「んっ」ガチャ


結城「…よせ」


桑野「へっ?」


中松「どうした?」


結城「…」クルッ


時雨「提…督」ハァハァ


夕立「本当に提督…さん?」ハァハァ


息を切らしながら時雨と夕立は結城の前に対面した


結城から見て右側に時雨 左側に夕立がいた


時雨は、セミロングの黒い髪を三つ編みにし、頭に赤い髪飾りをつけていた 髪の毛の一部が耳みたいになっているのが気になった そして、あのとき託した帽子を被っていた

服装は、前と変わっていないように見えたがスカーフがネクタイのようになっていた

綺麗な水色の瞳で自分を見ていた


夕立は、時雨と同じような服を着ていた

しかし、髪型は少し変わっており、髪の先端が桜色に染まっており瞳の色も赤色になっており、けっこう変わっていた

首元には、あのとき託したシュマグを巻いていた


結城「…久しぶりだな 二人とも」


そう言うと、二人とも涙目になった


時雨、夕立「…」ウルッ


結城「おいで ”バディ”」


時雨、夕立「」ダッ


二人とも駆け出し


時雨「提督!」ダキッ


夕立「提督さん!」ダキッ


二人とも同時に結城に抱きついた


結城「二人とも本当に久しぶりだな」


時雨、夕立「…」ギュー


結城「それに…美人になったな」


二人とも照れ隠しなのか顔を埋めた


桑野「結城 知り合いか?」


中松「他の艦娘と反応が違うぞ」


二人は、いきなり現れた艦娘に戸惑っていた


新島「申し訳ありません結城三佐」


上野「侵入を許してしまいました…」


結城「気にしなくていい 縁のある艦娘だからな」


村雨「あら、お邪魔だった?」


結城「久しぶりだな 村雨」


村雨「うふふ、久しぶりね 提督♪」


そう言いながら、村雨はウインクをしてきた


結城「変わってないな」ハハッ


白露「ねぇねぇ、もしかして時雨達が言ってた提督!?」


結城「ん?」


そう言ってやってきたのは、時雨達と同じような服を着ている元気が良さそうな娘だ

容姿は、茶髪のロングヘアーに癖っ毛が目立っており毛先の先がグレーになっていた


春雨「白露姉さんいきなり失礼ですよ」


そう言ってきたのは、また時雨達と同じような服を着たピンク色の髪をサイドテールに纏め頭には、白いベレー帽を被っており、紅い瞳をしていた


山風「…」ジー


結城(あの娘はなんだ?)


そう思っているのは、時雨達とは違いずっと無言でこっちを見ている娘だ

長い癖っ毛のある緑色の髪をしており、黒い大きなリボンをつけていた

エメラルドグリーンの綺麗な瞳でこっちを見ていた


中松「こいつらも知っているのか?」


結城「悪いが、他の三人は知らないな」


桑野「て言うか、なんでお前はこんなに詳しいんだ?」


桑野がごもっともな事を言った


結城「…これから話す」


2章 過去


ザワザワ


仮設の会議室に全隊員が集まった


パサッ


結城「…」スタスタ


荒木「気をつけ 敬礼」


隊員達「」サッ


結城「…」サッ


荒木「直れ」


結城「…座ってくれ」


そう言うと、隊員達は席についた


結城「今日は、色々合って疲れているだろう だが、話を聞いてくれ 今後のこともあるからな」


中松「それで、話してくれるんだよな?」


結城「ん?」


桑野「なんでお前があの娘達の事を知っているか そして、彼女達との関係をだ」


皆それが気になっているらしい


結城「そうだな それが先だな」


結城「この話は、誰にも話したことがない 言ったところで誰も信じなさそうだったからな」


そして、あのときの事を語り始めた


結城「俺が彼女達と会ったのは今から十年前だ」


桜井「十年前?」


結城「俺は、その頃自衛隊を辞めて傭兵として働いていた」


横沼「傭兵って… 結城三佐が…」


ザワザワ


元傭兵だったことを話したら、周りがざわついた


結城「あの頃の俺は、相当ぐれててな 仕事だけが生き甲斐だった」


結城「そんなある日だった 中東で仕事をしていた時だ 襲撃に合って応戦をしていたらRPGが飛んできて着弾と同時に気を失って気がついたらここの入り口に倒れてた」


中松「お前よく生きてたな」


結城「それもこの後話す」


結城「周囲を見て回っていたら、工廠があってそん中に入ったら、彼女らがいた」


結城「俺のとって…いや、俺たちの世界の人間で初めて接触した艦娘”時雨と夕立”だ」


夕立「呼んだっぽい!」パサッ


時雨「ちょっと夕立…」


名前を出しただけだが、二人が入ってきてしまった


結城「お前ら…」


夕立「提督さん ご用事はな~に♪」ダキッ


結城「お、ちょっと…」


戸惑っていたら


時雨「ちょっと夕立 困ってるからやめてあげて」


夕立「えー、もうちょっとっぽい」ギュー


中松「モテモテだな結城」


結城「だから、違…」


カシャカシャ


結城「こら、桜井!」


桜井「戸惑っている結城三佐なんて珍しいですからね」


隊員達 アハハ


少しだけ恥かいた


結城「まぁ、それでこの二人出会って艦娘ってやつを知ったんだ」


桑野「聞いていいか?」


結城「なんだ?」


桑野「艦娘ってどこから来たんだ? いきなり現れるなんてないだろう?」


結城「あぁ、そうだったな 俺の場合は、この二人は”建造ドッグ”から出てきたんだ」


桑野「建造ドッグ?」


新島「船とかが作られる?」


結城「俺が見たのは、カプセル型のやつでな ボタンを押したら出てきた」


上野「と言うことは、艦娘ってのは”人造人間”ってことですか?」


上野がそう言うと、隊員達の目線は時雨と夕立にいった


時雨「?」


夕立「ぽい?」


時雨と夕立は何の事はわからないかのように首をかしげた


結城「それについては、半分正解半分違うな」


上野「どうしてですか?」


結城「確かに、俺達が昼間見た艤装ってやつを展開できる時点で俺達とは違う だが、他は俺達と変わりない」


桜井「例えば?」


結城「そうだな? 二人ともおいで」


夕立「なにっぽい?」トテトテ


結城「やるよ」スッ


そう言って、持っていたチョコバーを二人にあげた


時雨「いいの?」


結城「あぁ」


夕立「提督さん ありがとうっぽい♪」


パクパク


新島「…人だな」


桑野「年相応な子供だな…」


結城「人造人間と違うところは、”感情”や”食欲”とかがあることだ これは、俺達と同じだ」


隊員達も少し納得がいったようだ


横沼「ちょっとよろしいですか?」


結城「なんだ?」


横沼「彼女達は、何と戦っているんですか? 昼間見た艤装ってやつは明らかに対人用にしては大袈裟すぎます」


結城「あぁ、それが…」


時雨「”深海棲艦”だよ」


静かにしていた時雨が口を開いた


横沼「深海…棲艦?」


時雨「僕達は、それを倒すために生まれたんだ」


中松「ちょっと待ってくれ なんだその深海…なんとかってやつは?」


結城「”深海棲艦” 悪いが、俺も生で見たことはないが何が目的で正体が何なのかいまだにわからないらしい」


夕立「見た目は人に近いのもいるっぽい」


横沼「でしたら、なぜ彼女達が戦うのですか? 各国の軍隊はどうしたんですか?」


時雨「それができないんだよ」


横沼「えっ?」


結城「もっとタチの悪い話をしよう 深海棲艦には、”通常兵器は無意味なんだ”」


隊員達「はっ?」


それを聞いて隊員達は驚いた顔をした


結城「前に見た資料に書いてあったが、深海棲艦が上陸してきた時、陸軍の戦車二個中隊 歩兵一大隊が迎え撃ったらしいが、結果は戦車中隊全滅 歩兵大隊は壊滅状態になったらしい」


結城「しかも、相手は深海棲艦の中で一番弱いとされている”駆逐イ級”に対してだ」


(※戦車中隊…中隊長の戦車を含め一個中隊13輛で編成される)


横沼「そんな…」


時雨「だから、深海棲艦を倒すことができるのは僕達艦娘しかいないんだ」


隊員達「…」


それを聞いて隊員達は、静かになってしまった


中松「皮肉なもんだな 国を守るために毎日訓練に明け暮れてるのに、いざとなったら役に立たないとはな」


結城「…」


結城「…どうであれ この世界で俺達が出来ることは少ないだろう だが、出来ることはあるはずだ」


新島「結城三佐は、ここに来たときはなにを?」


結城「…」


結城「…こいつらの仲間を助けていた」


結城「それで、死にかけたがな」


上野「助けていた?」


結城「連れ去られた艦娘達を助けていたよ」


桑野「お前らしいな」


結城「そうだな」


結城「とりあえず、今日は解散しよう 皆休んでくれ」


隊員達「はい…」


それを聞いて隊員達は、それぞれ解散していった


時雨「提督」


結城「どうした?」


時雨「…こんな時に言うのは失礼かもしれないけど、僕達は提督にもう一度会えてとても嬉しいよ だから、何かあったら僕達を頼ってよ」


そう言って、時雨は水色の瞳を自分に向けてきた


結城「…そうさせてもらうよ」ナデナデ


時雨「うん//」


夕立「あ、時雨ずるいっぽい! 提督さん、夕立にも!」


結城「あぁ、すまない」ナデナデ


夕立「~~♪」


二人は撫でられて気持ち良さそうだった その表情を見て少しだけ和んだ


2章 交流


-06:00-


~~~♪←起床ラッパ


6時にいつもの起床ラッパが鳴り響いた 艦娘達の寮まで届いて迷惑じゃないかと尋ねたが問題ないらしい


結城「…やっぱり夢じゃないか」パサッ


目が覚めてテントから出たが、景色は昨日と変わらず寝る前のままだった


-07:40-


全隊員達がグラウンドに並んだ


ナニナニ イッパイイル


艦娘達も何が始まるのか興味深いようでグラウンドを見始めた


タッタッタッ


荒木が走って隊員の見える前に行った


荒木「自衛隊体操 その場駆け足の運動から よーい 始め!」


普段なら、アナウンスでやるのだが持ってきていないためこのままやることになった


1,2,3…


しばらくやった後、終了した


荒木「気をつけ!」


サッ


荒木「結城中隊長にかしらー!」


荒木「なか!」


サッ


結城「…」スッ


荒木「なおれ!」


サッ


結城「…皆 おはよう」


隊員達「おはようございます」


結城「…目が覚めれば全部夢だったって思いたいやつもいるだろう」


隊員達「…」


結城「だが、これは現実だ 夢でもなんでもない」


結城「だが、必ず元の世界に帰れる それを信じていてくれ」


結城「それに、俺達は自衛官だ どんな状況でも決して絶望するな いいな?」


隊員達「はい!」


結城「以上」


荒木「気をつけ! 結城中隊長にかしらー!」


荒木「なか!」


サッ


結城「…」スッ


荒木「なおれ!」


サッ


朝礼が終わり、各隊員が持ち場についた


中松「俺と桑野は自分達の部隊の方に行く」


結城「あぁ、わかった」


そう言うと、二人は部下達の方に向かった


結城(さて、俺はどうしようか…)


(※安価を取ります)


どこで何をする?>>>17

(そこに行くまでに誰と会うかもお願いします←一緒に行くかどうかもお願いします)


結城「荒木 少し散歩してくる なんかあったら、無線で呼んでくれ」


荒木「了解しました」


スタスタ


ここも本当に変わった 初めて来たときは廃墟同然だったのにここまできれいになるなんて誰が予想したのだろう


吹雪「あ、司令官!」


声がする方向に顔を向けたら、黒と白のセーラー服を着た少女が手を振っていた


結城「…吹雪か?」


吹雪「はい! 司令官!」


そう言うと、吹雪は笑顔で近づいてきた


叢雲「あら、久しぶりじゃない」


赤城「提督お久しぶりですね」ニコッ


加賀「久しぶりね」


結城「お前ら 久しぶりだな」


叢雲「覚えていたのね」


結城「まあな 懐かしいな」


赤城「提督 久しぶりにお会いしたので、ご一緒に朝食はいかがですか?」


結城「誘ってくれるところ申し訳ないが朝食は済んでるよ」


吹雪「でも、一緒に来ませんか? 皆さんもいるはずですよ」


結城「…顔だけ出すか」


吹雪「ありがとうございます♪」


吹雪「行きましょう!」ギュ


吹雪に手を引かれ食堂に行った


-食堂-


吹雪「間宮さん おはようございます!」


間宮「あら、吹雪ちゃん おはよう」ニコッ


結城「どうも ご無沙汰です」


間宮「あら、提督 お久しぶりです」アタマサゲ


結城「お元気そうで」


間宮「お陰さまで」ニコッ


赤城「間宮さん 朝食いいですか?」


間宮「あ、ちょっとまっててね 提督もいかがですか?」


結城「いえ、もう頂いたので大丈夫です」


間宮「そうですか…」


結城「時間があったらでいいから、俺の部下達に作ってあげてくれ 鳳翔や間宮二人の料理食べたら喜ぶと思う」


間宮「えぇ、わかりました」ニコッ


叢雲「ほら、あそこ行くわよ」


叢雲に言われ席についた


アー,テイトクダ! ハナシシタイ!


結城「ちょっと騒がしくなってないか?」


加賀「あなたが帰ってきたからよ 皆待ってたわ」


赤城「えぇ、今日か明日かと待ってましたね」


そんなに信頼を貰っていたのは驚きだった


結城(さて、何話すか?)


そう考えていたら


吹雪「あの、司令官」


結城「ん?」


(※安価を取ります)


話し話題は?>>>19

(1つ~3つ位でお願いします ちなみに今の鎮守府はホワイト鎮守府です)


吹雪「何か聞きたいことありますか?」


結城「そうだな… 鎮守府が大分綺麗になったな」


赤城「あのあと、後任の提督が来たんです それが今の提督です」


吹雪「とても優しい人で私達を大事にしてくれます」


叢雲「すぐに鎮守府を直してくれたわ ついでにリフォームもしてくれてね お陰で住みやすくなったわ」


嬉しそうに語っており、一安心した どうやら、いい上官に巡り会えたらしい


加賀「それにしても、貴方にあんなに部下がいたのね」


結城「まあな 全員が全員部下じゃないけどな」


吹雪「どうゆうことです?」


結城「俺は、総指揮官だが部隊指揮官がいるからその部下達もいるんだ」


結城「部隊は五つあってな、”普通科””衛生科”施設科”機甲科””航空科”に別れてる 俺は、”普通科””衛生科””施設科”を指揮してる」


叢雲「あとの二つは?」


結城「機甲科を指揮しているのは、”中松”ってやつが指揮をしている 階級は、俺と同じ三佐だ」


結城「航空科は”桑野”ってやつが指揮をしている あいつも三佐だ」


結城「早く言うと、二人とも俺の防大の同期だ」


吹雪「あの、”三佐”ってなんですか?」


結城「あ、言ってなかったな ほれ」スッ


そう言うと、自分の襟についている階級章を見せた


結城「”三等陸佐”だ いわゆる陸軍少佐だな」


加賀「ずいぶん階級があるのね」


結城「俺も驚きだ ちなみに副指揮官がいてな ”荒木”ってやつだ 階級は、一尉だ」


赤城「そんなに別れてるんですね」


叢雲「そういえば、貴方の左胸に着いているのは何なの?」


そう言うと、叢雲が指を指してきた


結城「これか? ”レンジャー徽章”だ」


吹雪「レンジャー?」


結城「挺身行動(ゲリラコマンド)や特殊作戦を遂行するために訓練された隊員に送られるものだ 描かれているのは、「勝利」の象徴・月桂冠に囲まれた、「堅固な意思」の象徴・ダイヤモンドだ 俺の部下の普通科隊員は全員持っている」


加賀「じゃあ、上のやつは?」


結城「これは、”空挺徽章”だ パラシュートを使って敵地に潜入したりする空挺レンジャーの証だ」


結城「これは、半分位の隊員しか持ってない」


四人とも興味深そうに見ていた 陸の作戦等に無縁な艦娘達だから尚更だろう


結城「ちなみに、訓練の時は教官に対して反論は一切許されないし、最終訓練では、不眠不休で行動し続けたり、飯もほとんど食えない 食えても一食くらいだ」


赤城「なんですかそれ…」


加賀「死んでしまいます」


結城「生きてる人間がここにいるぞ」


アハハ


そうして、少し交流を楽しんだ


-グラウンド-


10式戦車の近くでは、三人の隊員がいた 戦車長の生島(いくしま)陸曹長 砲手の本田(ほんだ)二等陸曹 操縦士の柿島(かきしま)三等陸曹だ


本田「俺達 どうなっちゃうですかね?」


生島「さあな…」


柿島「すぐに帰れる予定だったのにな…」


本田「でも、あの艦娘って言うの可愛いよなぁ」


柿島「それが救いっすね」ハハッ


生島「ほら、ちゃんと整備しとかねぇと怒られるぞ」


本田「了解っす」


カチャカチャ


?「…」ジー


生島「?」チラッ


?「…」ジー


三人(めっちゃこっち見てる…)


(※安価を取ります)


見てる艦娘は?>>>21

(複数でも構いません)


川内「ねぇねぇ」


柿島(来ちゃった)


本田「はい?」


来たのは、川内型の三人だった


神通「あの、お忙しい所申し訳ありません 提督見ませんでしたか?」


生島「提督? あ、結城三佐か」


柿島「申し訳ないが見てないな なんかあったのかい?」


川内「いや、提督に会いたくてさ」


那珂「お礼が言いたいの」


生島「お礼?」


那珂「前居たときに怪我を治してもらったんだ」


神通「どこにいるかご存じですか?」


生島「…ちょっと待ってね」


そう言うと、生島は戦車の中に入った


生島『結城三佐 とれますか?』


荒木『荒木だ どうした?』


生島『結城三佐に会いたいと言ってる艦娘がいらっしゃいましたがどうしますか?』


荒木『伝えておく 待っててもらってくれ』


生島『了解』


生島「連絡を取ってくれるらしい ちょっと待ってて」


川内「ありがとう」


神通「ありがとうございます」


那珂「ありがとうー!」


そう言うと、三人は安心した顔をした


-鎮守府内-


結城「良い話聞いたな」


吹雪達と別れ散歩の続きをしていた


?「お、提督じゃん」


?「こんなところで何を?」


(※安価を取ります)


艦娘は誰?>>>23


蒼龍「提督、久しぶり♪」


飛龍「元気してた~?」


結城「お、お前ら」


前から、二航戦の蒼龍、飛龍が来た 初めて会ったときは、監禁されてて死んだような顔をしていたがその面影はどこにもなかった


蒼龍「本当に変な格好だね」


結城「もういろんな所で言われてる」


飛龍「この色って効果あるの?」


結城「当たり前だ! 森でかくれんぼしたら、見つけにくいぞ」


(※現職の自衛官の人が陸自迷彩を着て、森林でサバゲーをしたら本当にわかりません)


蒼龍「ふーん あ、そうだ」ニヤッ


蒼龍「ね、飛龍」コソコソ


飛龍「ん?」


コソコソ


蒼龍、飛龍「」ニヤッ


結城「?」


二人が俺を見てにやけ始めた


飛龍「あ、提督! あれなに!」ユビサシ


結城「は?」チラッ


目を反らした瞬間


蒼龍「もーらい」ヒョイ


蒼龍に帽子を盗られた


結城「って、おい!」


蒼龍「えへへ♪ どう似合う?」ポフ


蒼龍が戦闘帽を被って聞いてきた


結城(けっこう似合うな…)


(※似合うかどうかは、ご想像にお任せします)


結城「おい、ちょっと返…」


蒼龍「やだよ」ベー


結城「こら、蒼龍!」ダッ


蒼龍の所に駆け寄ろうとしたら


蒼龍「飛龍!」パッ


飛龍「はい!」パチッ


帽子が飛龍にパスされた


飛龍「へへっ♪ 私はどう?」ポフ


飛龍も帽子を被って聞いてきた


結城(悪くはないな)


そんなこと考えていたら


飛龍「ねぇ、女の子が聞いてるんだよ! なんか言ってよ!」


催促された


結城「あ、いや…」


飛龍「はい、時間切れ 帽子は預かっちゃいます」


結城「おい、ちょっと待て!」


飛龍「やだね♪」


蒼龍「行こ、飛龍!」タッタッタッ


飛龍「あ、待って」タッタッタッ


結城「おい、帽子返せ!」タッタッタッ


飛龍「やだよ ここまでおいで♪」


なぜか、鬼ごっこがスタートした


(※安価を取ります)


結果は?>>>25

1,追い付いて取り返す

2,見失う

3,別の艦娘参戦(複数お願いします 順番に出します)


結城「おい待て!」タッタッタッ


蒼龍「ほら、ここまでおいで♪」


飛龍「ほらほら♪」フリフリ


二人に挑発され走ったが、なかなか追い付けなかった なんせ向こうは草履っぽいやつだが、気にすることなく走っていた こっちは、鉄板入りの半長靴三型のため走り難かった


タッタッタッ


結城「あ、あれ?」ハァハァ


完全に二人を見失った


結城「…最悪だ」


荒木『中隊長 本部にお願いします』


結城『…わかった』


帽子がない状態で戻らざる得なかった


-グラウンド-


結城「どうした?」


荒木「あ、中隊… って、帽子はどこに?」


結城「…艦娘に持ってかれた」


荒木「えぇ…」


結城「後で取り返す」


荒木「はぁ…」


結城「それで、何があった?」


荒木「あ、そうでしたね 中隊長にお会いしたい艦娘がいますけどどうしますか?」


結城「どこにいるんだ?」


荒木「多分、中松三佐の所に」


結城「…ちょっと行ってくる」


荒木「了解です」


荒木「あ、中隊長 帽子被っていてください」


荒木が予備の帽子を渡してくれた


結城「…ありがとう」


タッタッタッ


しばらく走って機甲科の隊員達がいるところについた


ワーワー


結城「? なんだ?」


やたら騒がしいのが分かり様子を見に行った


(※安価を取ります)


なにやってる?>>>27

(喧嘩とかではありません)


結城「なにやってるんだ?」チラッ


様子を見たところ


生島「お嬢ちゃん達これ持って大丈夫だったの?」


暁「こんなのへっちゃらなんだから!」フンス


柿島「だってこれ”40t”以上あるんだよ」


雷「艤装に比べれば軽いわ」


本田「はぁ… 頭痛くなってきた…」


響「大丈夫かい?」


電「はわわ 大変なのです お水要りますか?」


本田「あ、大丈夫だよ」


本田(可愛い…)


戦車乗りの三人は、昨日戦車を持ち上げた第六駆逐隊の四人と話していた


青葉「中入って良いですか?」


森「入っても良いけど写真撮影は止めてね」


87式偵察警戒車の方では、車長の森曹長と青葉が話していた もう一人いたが、見慣れない娘だった


?「えー、撮りたかったな…」


青葉と同じピンク色の髪をしており、着ている服も青葉と同じだった おそらく姉妹だろうと予測できた


那智「なんだ? お前は酒を飲めないのか?」


中松「悪いな まだ一応勤務中だからな」


妙高「那智 何であなたお酒飲んでるの?」


少し離れたところでは、中松が那智に絡まれていた


?「ねぇ、貴方 これから私の作ったカツカレー食べない~?」


元井(もとい)「あ、いえ、まだ勤務中でして…」タジタジ


羽黒「足柄姉さん 困ってます!」


89式装甲戦闘車の操縦士である元井三等陸曹が見覚えのない艦娘に絡まれており、それを羽黒が止めていた


その艦娘は、妙高達と同じような服を着ているが、彼女達とは違いスカーフが複雑な模様をしていた

他にも、妙高達と同じようにスレンダーで長身なためまさに大人の女性だった

実際、絡まれている元井もまんざらでも無さそうだった


漣「あ、ご主人様!」


漣がその一言を言うと、その場にいた隊員達がこっちを見た


中松「お、結城」


隊員達「」サッ


隊員達は一斉に敬礼をし、中松は歩いてきた


結城「どうしたんだ?」


中松「お前を探していたらしい ここで待っていたんだけどついでに交流させてたら…」


金剛「ヘーイ、テートク! 一緒にティータイムはどうデース?」


榛名「あの、よかったらどうぞ」


隊員「あ、頂きます」モグモグ


隊員「あ、旨い!」


中松「こうなった」


結城「なるほど」


正直、よくやってくれたと思う 艦娘達にとって男性と関わる機会が少ないだろうからちょうど良いかもしれない


結城「交流をさせてくれて良かったと思う だが、羽目を外しすぎるなよ」


中松「わかってる 部下達にも伝えておく」


結城「頼むぞ」


そう言い、去ろうとしたら


朧「あ、提督」


見覚えのある絆創膏をつけた艦娘に呼び止められた


曙「クソ提督 久しぶりね」


漣「お久しぶりですね~」


結城「よお、久しぶりだな」


懐かしい三人に会った あの工場で助けた娘達だ

一人いない気がした


結城「あれ? もう一人は?」


曙「ほら、潮 隠れてないで出てきなさい」


潮「う~」


もう一人が曙の後ろから出てきた


容姿は前とそんなに変わっていないが、頭に白い鉢巻を巻いていた


潮「あ、あの… お久しぶりです…」


結城「よお、鉢巻似合ってるじゃねぇか」


潮「~~//」マッカ


曙「ほら、潮 渡すんでしょ」


潮「う、うん」オドオド


潮の手には、袋に包まれた物があった


潮「こ、こ、これ! 作ったので頂いてください!」バッ


そう言って渡してきたのは、クッキーだった

だがよく見ると、動物の顔が書かれてあったり、第七駆の四人の顔が型どられたクッキーもあった


結城「…作ってくれたのか?」


潮「」コクッ


結城「ありがとう 大事にいただくよ」


潮「」パァァ


潮は、嬉しいそうにしていた


金剛「ヘーイ、テートク! 金剛型四姉妹で作ったスコーンもいただくデース!」


比叡「気合入れて作りました!」


榛名「隊員の人達も美味しいって言ってくれました」


霧島「司令も頂いてください」


それに続いて金剛四姉妹もやって来てスコーンを持ってきた


結城「ありがとう 後で頂くよ」


金剛「今食べるデース!」


結城「いや、今は…」


-数十分後-


結城「ふぅ、えらかったな…」


結局、あのあと休憩ということでスコーン等をいただいた 非常に好評らしく隊員達も艦娘達と交流していて楽しそうだった


結城「桑野達の航空科はどうなんだ?」


航空科のいるところに足を運ぶことにした


少し歩いて航空科のいるところに着いた


ワーワー


気のせいだろうか 航空科の方も騒がしかった


(※安価を取ります)


何をやってる?>>>29

(喧嘩とかではありません)


ワーワー


結城(やっぱりいた)


ここにも、たくさんの艦娘がいた


瑞鶴「ねぇねぇ! この中は入れない!?」


金本(かねもと)准尉「いや…どうかな?」


翔鶴「瑞鶴 あまり困らせちゃダメよ」


五航戦の二人は、AH-64Dのところにいた やっぱり目を引かれるようだ

瑞鶴が中を見てみたいらしいが、見せて良いものかどうかわからずガナー(副操縦士兼観測員)の金本准尉が少し困っていた


桑野「良いじゃねぇか 見せてやれ」


金本「よろしいのですか?」


桑野「せっかくの機会だ 駐屯地祭りに来た女性だと思え」


金本「はぁ…」


瑞鶴「いいの?」


桑野「いいよ 俺達も君達の装備見せてもらったんだから」


瑞鶴「やったー♪」


金本「では、こっちに」


翔鶴「申し訳ありません 妹が…」


桑野「構わないよ 元気な妹さんだね」


翔鶴「は、はい」


ココニアシヲカケテ コウ?


翔鶴「これを操縦するにはどれくらいの期間が?」


桑野「そうだな… 約二年かな? 精密機器の塊だから覚えるのが大変でね」ハハッ


翔鶴「そんなに…」


桑野「憧れだったから、そんなに苦にならないさ」


桑野は少しはにかんで話していた


その様子を見ると違う方を見た


黒潮「え、大阪出身なん?」


大月(おおつき)「そうや、大阪市出身や」


黒潮「ほんまに!? ウチとおなじやん!」

(※藤永造船所出身←大阪府大阪市)


大月「マジか! 気合うな!」


黒潮「同じ出身者同士仲良しよーや」スッ


大月「そうやな」グッ


どうやら、UH-1Jの副操縦士の大月三等陸尉は同郷の黒潮と意気投合したらしい


陽炎「ここはどう?」


畑中(はたなか)「そうだね… 雰囲気とかは元の世界と同じだから違和感はないかな」


不知火「元の世界に帰りたいですか?」


畑中「そりゃね… 家族に会いたいよ」


陽炎「家族に?」


畑中「ちょっと待ってろ」スッ


整備士の中でもベテランの一人である畑中陸曹長が陽炎、不知火と話していた


畑中「ほら 家内と娘だ」


スマホを取り出し二人に見せた


陽炎「娘さん可愛い!」


畑中「今、高校三年生でな 大学進学に向けて頑張って勉強してるよ」


陽炎「大学?」


不知火「けっこう似てますね」


畑中「そうだろ! 特に目元とか…」


不知火「いえ、奥様によく似ていますね」


畑中「…そっか」シュン


なんかテンションが落ちたように見えたが気のせいだろうか


古鷹「もう! 加古!」


古鷹の声が聞こえた気がしたので、見に行くことにした


古鷹「加古! ここは寝る所じゃないよ!」


加古「Zzz…むにゃむにゃ…Zzz…」


そこには、古鷹と見慣れない艦娘がいた


加古と呼ばれている艦娘のようだ

服装は古鷹と同じような感じだが、容姿がかなり違っていた 古鷹のように清楚な感じとは違い、黒髪のヤンキーのような容姿だった 後ろ髪は縛っているのだろうか長いリボンが見えた


村澤(むらさわ)「よく寝てるなぁ」


飯川(いいかわ)「無防備な寝顔ですわ…」


UH-60JAの機長である村澤一等陸尉(航空科副指揮官)と副機長の飯川二等陸尉が苦笑いしながらそれを見ていた


古鷹「あの… 加古がごめんなさい」


村澤「あ、いいよ 気にしないで」


飯川「整備も終わってますからね」


二人は、別に気にしてなさそうだった


?「よぉ、久しぶりだなー」


声がした方向を見ると艦娘がたっていた


結城「? 誰?」


?「はぁー!? 俺を忘れたのか! 俺だ、天龍だ!」


結城「は? 天龍!?」


そこにいたのは、前回来たとき監禁されていたのを救助した天龍だった

だが、容姿がかなり変わっていた

高校生のような容姿だったが、カーディガンを脱いでおり、代わりにジャケットのようなものを羽織っており、かなりワイルドな容姿になっていた


結城「随分変わったな」


天龍「だろ~ 強くもなったぜ」


誉めたら嬉しそうだった


結城「あれ? もう一人は?」


天龍「あー、龍田なら…」


そう天龍が言いかけたとき


モニュン


背中にものすごい柔らかい物が当たったと思ったら


龍田「久しぶりね~ 提督~」


耳元にゆったりのんびりとした甘い声が響いた


結城「た、龍田!?」バッ


龍田「あら~ そんなに急に離れなくてもいいじゃな~い」


結城「…本当に龍田か?」


龍田「そうよ~ 何寝ぼけてるのかしら~?」


そう言われても容姿が違うからわからないのである

ワンピース風の制服からノースリーブの上にケープを纏っており、スカートも非常に短くなっていた


天龍「それはそうと龍田」


龍田「な~に?」


天龍「後ろのやつらどうしたんだ?」


天龍が指差す方向には、数人整備士が倒れていた


結城「…何があった?」


龍田「ちょっと挨拶したら倒れちゃったの~ 弱い子達ね~」


その言葉を聞いて予想がついた

おそらく、この甘い声にやられたんだろう 心なしか倒れている隊員達は、少し嬉しそうだった


整備士「はぁ~ 龍田さんの声綺麗すぎる」


整備士「魅力的だ~」


こんなことを言っているので、ほっとくことにした


?「あ、提督!」


声がして振り向いたら、俺の戦闘帽を被った艦娘が来た


結城「よう 蒼龍 まだ被ってるのか!?」


蒼龍「えへへ 似合う?」


そう言って笑顔で見せてきた


結城「あぁ、似合ってるよ だが、そろそろ返してくれ」


蒼龍「えー」


結城「ほら、さっさと返せ」スッ


そう言って手を出した


(※安価を取ります)


蒼龍はどうする?>>>33


すると、蒼龍はあっさり帽子をとった


結城(意外に素直だな)


そう思い貰おうとしたら


蒼龍「じゃあ、今提督の被ってる帽子と交換して!」


結城「…は?」


いきなり要求してきた


結城「いやいや ちょっと待て」


蒼龍「ダメなら返してあ~げない♪」


そう言うと、帽子を抱き寄せた


結城(どんだけ気に入ったんだよ…)


そんなことを考えていたら


飛龍「あ、蒼龍ー こんなところに」


飛龍がやって来た


蒼龍「ねぇねぇ提督~ どうする~?」


そう言うと、蒼龍はにやつきながら聞いてきた


結城「なぁ、飛龍 蒼龍を説得してくれないか? 帽子を返してほしいんだ」


飛龍「えー」チラッ


飛龍は蒼龍を少し見ると顔を戻し


飛龍「…やだ」


結城「」


結城(こいつら…)


飛龍「だって~」パスッ


飛龍「私も気に入ってるもん♪」ポフ


そう言うと、蒼龍から帽子をとり自分の頭に被せた


桑野「おう、結城 どうした?」


そんなやり取りをしていたら、桑野が来た


結城「帽子がな…」


桑野「あ? あぁ、これお前のだったのか」


桑野は、苦笑いしながら言った


結城「どうしたもんかね…」


桑野「俺の予備貸すから貸してやれ」ヒソヒソ


結城「けど…」ヒソヒソ


桑野「帰るときにあれば問題ないだろ」ヒソヒソ


結城「…それもそうか」ヒソヒソ


と言うことで…


結城「ほれ」スッ


蒼龍「やった♪」


結局桑野の予備を借りると言うことで被っていた帽子を蒼龍に渡した


結城「あれのどこがいいんだ?」


桑野「さぁな」


二人を見ながらそう思った


結城「あ、そういえば…蒼龍」


蒼龍「なに?」


結城「俺が帰ってから新しい提督が来たんだよな?」


蒼龍「そうだよ」


結城「どんな奴なんだ?」


蒼龍「なになに? 気になるの?」ニヤニヤ


結城「ちょっとな」


飛龍「こんな人だよ」ピラッ


そう言いながら飛龍が写真を取り出した


結城「おぉ」


桑野「これは…」


そこには、艦娘達と共に写った白い海軍の軍服を着た若い女性がいた 二十代くらいだろうか物凄く美人だった

(※容姿は、ご想像にお任せします すいません…)


村澤「この方は?」


飯川「なんですか?」


写真を見ていたら、隊員達もやって来た


結城「この鎮守府の提督だ」


金本「マジっすか!?」


大月「若すぎだろ…」


結城「階級は?」


飛龍「確か…”大佐”だったかな?」


大月「…嘘やん」


畑中「この歳で一等海佐か…」


隊員達の表情を見て蒼龍と飛龍は不思議そうだった


蒼龍「そんなに驚くこと?」


桑野「俺達の世界じゃそんな歳でそんな階級あり得ないからな」


飛龍「そうなの?」


結城「それくらいの階級になるには、昇任試験何回も受けないといけないからな」


蒼龍「へー」


結城「それともうひとつ気になったんだが」


飛龍「なに?」


結城「みんななんで未だに俺のこと”提督”って言うんだ?」


蒼龍「嫌なの?」


結城「そう言うことじゃないが…」


飛龍「じゃあ、いいじゃん 呼びやすいし」


結城「いやそう言われても…」


蒼龍「いいの! 皆も認めてるから!」


結城「…」


そう押しきられなにも言えなくなった


桑野「相当慕われてるな」トン


結城「そう考えておこう」


3章 またか…


午後になり、鎮守府の外に行こうと考えた


隊員達と艦娘の関係に気を付けようと思ったが午前中の様子を見て安心した


結城「ちょっとバイク借りるぞ」


バイク隊のところに行き、偵察バイクを借りた


大瀧(おおたき)「どうぞ 使ってください」


偵察バイク隊の指揮官の大瀧二等陸尉は普通に貸してくれた

隊員達にも訓練させてやりたいが、燃料などが限られているに加え艦娘達に負担になると不味いと考え、整備などをさせ極力自由にさせた


ブォン ブォーーン


バイクでだが、久しぶりに鎮守府の外に出た


-山中-


しばらく走り休憩した


結城(ここまでよく歩いてきたな)


不意にあの時の事を思い出した


艦娘達を助け、満身創痍になりながら鎮守府に帰って来た時のことだ よく覚えていないがこの近くも通ったのだろう


あの時助けた艦娘達はなに不自由なく生活できていると知り、あの時の自分は間違っていなかったと考えさせられた


結城「…帰ろうか」


慣れていない土地に長くいない方がいいと考え、バイクに戻ろうとした


キャッ


結城「?」


どこかで女性の声がした気がした


イタタ


誰かいると確信し、声のする方に近づいた


?「痛った」


茂みに隠ながら目を向けると目線の先に、足首辺りを押さえている女性がいた


(※安価を取ります)


艦娘は誰?>>>35

(重巡以上でお願いします 海外艦は無しです)


その女性は雪のような真っ白肌に腰まである黒髪のロングヘアーが特徴的な女性だった

服装は、金剛達と同じような巫女のような着物を着ており、日本の女性らしい雰囲気だった


結城「おい大丈夫か?」


?「へっ」ビクッ


結城「待て 怪しいもんじゃない ただの通りすがりだ」


そうは言っても、見慣れない陸自の迷彩服に身を包んだ男が声をかけてきたら、誰でも怪しむだろう


?「は、はぁ…」


結城「名前は?」


?「ふ、扶桑と申します…」


結城「もしかして、艦娘か?」


扶桑「ご存知なんですか?」


結城「ちょっと近くの鎮守府で世話になってる 足見せてみろ」


そう言うと、押さえている足を見た


結城「捻ったようだな ちょっと待ってろ」


そう言うと、バックに入っていたタオルを出した


扶桑「あなたのお名前は?」


結城「俺か? 陸上自衛隊 結城桂輔 三等陸佐」


扶桑「自衛隊…?」


やっぱり扶桑も聞き慣れない単語を聞き不思議そうな顔をしていた


結城「ごめんな 本当は氷とかで冷やすのが常識なんだけど水筒の水で我慢してくれ」コポコポ


タオルに水筒の水をかけ濡れたタオルを扶桑の足に巻いた


扶桑「お手数おかけして申し訳ありません…」


結城「気にしないでくれ 歩けないか?」


扶桑「ちょっと難しいです…」


本当はそっとしておくべきだが、女性をこんな山道において何処かに行くのは非常識だと判断し


結城「ちょっと待ってろ」


バイクを取りに行った


扶桑「? なんですかこれ?」


結城「”オートバイ”だ」


扶桑「オート…バイ?」


バイクを初めて見たのであろう 不思議そうにバイクを眺めていた


結城「ほら、乗って」スッ


手を差し伸べたが


扶桑「え、えっ?」


どうゆうことかよくわかってなさそうだった


-数分後-


結城「しっかり掴まって」


扶桑「はい…」


なんとか乗り方を教え、動けるようになった

念のためだが、彼女の長すぎる髪の毛は巻き込み防止のため縛らせておいた


結城「行くぞ」ブーン


ブォォーン


扶桑「きゃっ」ギュ


驚いたせいで彼女が背中に抱きついてきた


モニュン モニュン


背中に柔らかすぎるものが当たり集中力が切れかけた


結城(なんで艦娘は…)


余計なことを考えるのをやめた


しばらく走らせたら、小屋が見えた どうやら、ここで生活しているらしい


結城「歩けるかい?」


扶桑「あ、大丈夫です…」


そう言っていたが、少し辛そうだった


結城「…ちょっと失礼するよ」


ヒョイ


扶桑「ひゃっ」


扶桑をお姫様抱っこをして小屋に向かうことにした


結城「ちょっと我慢してくれ」


扶桑「~~//」


気のせいだろうか顔が赤い気がした


結城「ごめん下さい 誰かいますかー」


声掛けをして待つことにした


?「誰?」


(※安価を取ります)


中にいる艦娘は?>>>37

(複数でお願いします)


出てきたのは、扶桑と同じような服を着た女性だった

扶桑とは違い、黒髪のボブカットに頭には扶桑と同じ髪飾りをしていた


扶桑「山城 私よ」


山城「ふ、扶桑姉様!」


予想した通り、二人は姉妹だった


山城「あなたは誰よ 姉様に何をしたの?」ギロッ


明らかに敵意むき出しの目つきで睨まれた


結城「いや、なにもしていないんだが…」


なにか言おうとしたところ


?「なになに? なんの騒ぎ?」


?「北上さん」


奥から二人出てきた


一人は、黒髪のロングヘアーを三つ編みに右肩から垂らしており、緑色の半袖のセーラー服を着ていた


もう一人は、茶髪のセミロングの髪に先ほどの女の子と同じセーラー服を着ていた


北上「んー? おじさん誰?」


大井「誰なんですか?」


北上と言う名の少女は不思議そうな顔をして見てきた


大井「…」ジー


北上「大井っち そんな怖い顔しないでよ~」


大井「いくら北上さんの言葉でもそうはいきません 扶桑さんを抱き抱えている変な男がいるんですから」


大井と呼ばれる少女は警戒した感じで見てきた


結城(歓迎されないな…)


そんなことを考えていたら


?「おい、まずは彼女をいれるべきだろ」


?「何かあったんですか?」


結城(また出てきた)


奥から二人出てきた


一人は、一瞬男と思えたが体格などを見て違うとわかり少し驚いた

水色のラインが入ったセーラー服に帽子を横にし右目には黒い眼帯をしていた


もう一人は、茶髪の髪を一房だけポニーテール状に纏めており、キリッとした目が特徴的な少女だった

服装は、赤城とかが着ている弓道服に下は赤い丈の短いもんぺを履いていた


扶桑「みんな この人は、怪我をした私をここまで連れてきてくれただけなの 悪い人じゃないわ」


扶桑が中の五人に呼び掛けてくれた


山城「…あなたが怪我をさせたんじゃないの?」


結城「なんでそんな事しなきゃいけないんだ? 仮にしてたとしても、ここまでつれてこないで放置するに決まっている」


山城「…」


彼女は、未だに敵意むき出しの目で俺を見ていた


扶桑「山城、いい加減にしなさい! 疑うのは勝手だけど、彼は私の恩人なのよ! これ以上、彼を侮辱するなら私が許しません!」


山城「…っ!?」


北上「うわ…こっわ…」


彼女の言うとおり、今のは怖かった


山城「…」


扶桑「申し訳ありません」


結城「あ…あぁ」


木曾「用があるんだろ 入ったらどうだ」


結城「あぁ…」


催促されお邪魔させてもらった


結城「降ろしますよ」


布団を用意してくれてその上に彼女を降ろした


扶桑「ごめんなさい 重かったでしょうに…」


結城「いや、全然」


俺だって鍛えている自衛官だ 華奢な彼女を運ぶなんてどうと言うこともなかった


結城「あの…えっと…」


被っていた88式鉄帽をとり、茶髪の彼女に頼み事をしようとしたが名前がわからない


?「瑞鳳 名前は瑞鳳だよ」


結城「じゃあ、氷を持ってきてくれないか? 足を冷やさなきゃいけないんだ」


瑞鳳「わかった」


スタスタ


山城「…」


山城は未だに俺をじっと見ていた


北上「ねぇねぇ」


結城「ん?」


北上「おじさんどこから来たの? あ、私は北上って言うんだ よろしく~」


そう言って黒髪の少女が聞いてきた


北上「あ、こっちが大井っちでこっちが木曾 あたしの妹だよ~」


どうやら、姉妹のようだが全然似ていなくて驚いた


木曾「お前は何者なんだ? どこから来たんだ?」


大井「服装も見たことがない 怪しすぎるわ」


完全に不審者みたいな感じだった


結城「陸上自衛隊 結城桂輔三等陸佐」


大井「自衛…隊?」


木曾「なんだそれ?」


思った通りのリアクションだった


瑞鳳「持ってきたよ」


結城「ありがとう」


氷を受け取り、近くにあった袋にいれ包帯で患部に当て固定した


結城「あとは、体より高いところに足を置いてじっとしていてくれ こまめに氷は変えてくれ」


扶桑「ありがとうございます」


北上「ねぇねぇ、おじさんは海軍の人じゃないの?」


結城「そうだな 今は、近くの鎮守府居候させてもらっている」


木曾「居候?」


結城「アホみたいなことを言うかもしれないがな 俺は、この世界の人間じゃない」


山城「は?」


瑞鳳「どうゆうこと?」


その後、自分のいる世界について話した 深海棲艦や艦娘が存在しないこと 軍はなくなり代わりに自衛隊がいることなどを説明した


大井「信じられない…」


瑞鳳「そんな世界が…」


結城「じゃあ、俺の番だ なんで君たちはここにいる? 」


山城「なんでって…」


結城「艦娘なら、鎮守府とかにいるだろう ここは、海と真逆の山だぞ」


北上「まぁ、そうなんだけどね~」


瑞鳳「私達”野良艦娘”なの」


結城「野良艦娘?」


聞いたことがなかった


山城「知らないのね」


結城「すまんな」


木曾「謝ることはない 知らなくて当然だ」


そう言われても少し複雑だった


結城「さて、そろそろ失礼させてもらおう」


扶桑「帰ってしまうんですか?」


結城「すまんな 部下達が待ってる」


扶桑「そう…ですか」


気のせいだろうか 少し残念そうだった


木曾「見送ろうか?」


結城「大丈夫だ ありがとう」


スタスタ


ガタッ ブーン


結城「それじゃあ、またな」


ブォォーン


彼女らに別れを告げ、その場を去った


-鎮守府-


しばらく走らせて鎮守府についた


バイクを借りた大瀧二尉に一言言いその場を離れた


時雨「あ、提督」


結城「時雨」


夕立「提督さーん!」ダキッ


結城「おおっと」キャッチ


時雨に会ったと思ったら、案の定夕立もいた いきなり飛んでくるのは危ないからやめてほしいが彼女なりの表現だろう


夕立「提督さん 夕立活躍したっぽい! ほめてほめて~♪」スリスリ


そう言って夕立は甘えてくるように見てきた


結城「そうか よく頑張ったな」ナデナデ


そう言って撫でてあげた


夕立「えへへ~」


夕立は気持ち良さそうだった


時雨「…」ウズウズ


時雨「あの提督 僕も頑張ったんだよな」チラッ


時雨はそう言うと、求めているような目で見てきた


結城「そうだよな よくやったよ」ナデナデ


時雨「//」


時雨も嬉しそうだった


?「あ、あの~」


結城「えっ」


声を聞き前を向くと見知らぬ艦娘がいた


(※安価を取ります)


艦娘は誰?>>>39

(二人います)


結城「君達は?」


?「初めまして 秋月型防空駆逐艦涼月です」


涼月と名乗る艦娘は、銀髪のセミロングに青灰色の瞳をした大人びた艦娘だった

服装は、全身を覆う白インナーを着用しており、秋月と同じ服の上に灰色のケープコートを羽織っていた


?「秋月型駆逐艦、その四番艦、初月だ。お前が提督か」


初月と名乗る艦娘は、涼月と違い黒髪にハネた前髪などを含めて独特の髪型をしていた 何となくだが、時雨と夕立みたいな感じがする

服装は、涼月の白インナーと真逆の黒のインナーで全身を覆っておりどことなく魅力に引き寄せられた


涼月「お初さん お前なんて失礼ですよ」


涼月は直ぐに注意したが、別に気にはしていない


結城「二人には、悪いが俺は提督じゃない 居候だ」


初月「…は?」


涼月「ですが、今時雨さんと夕立さんが…」


結城「それは、この二人がいっているだけだ 提督は別にいる」


涼月「は…はぁ」


初月「それにしても、興味深い服装だな」


初月は、俺の着ている迷彩服をまじまじと見ていた


結城(いや、皆の方が普通に興味深い服装だけどな…)


頭の中でツッコミをいれたが、口には出さないようにした


?「えっ」


誰かの声が聞こえそっちを見ると


秋月「涼月…はつちゃん…」


涼月「秋月姉さん…」


初月「秋月…姉さん」


秋月「うわぁ~ん 会いたかった!!」ダキッ


二人の姿を見かけると秋月は泣きながら二人に抱きついてた


夕立「秋月 よかったっぽい」


時雨「ずっと姉妹に会いたがっていたからね」


結城「…」


時雨「? どうしたんだい提督?」


結城「いや、昔の事思い出してな」


夕立「昔?」


結城「この世界から帰った後な 俺も家族のもとに帰ったんだ」


結城「そしたら、兄貴にぶん殴られた」


時雨「どうして?」


結城「十年音信不通だったんだ 散々心配かけた報いだよ」


そう言いながら、苦笑いをした


時雨「大変だったんだね…」


結城「まあな」


そう話しているときに


秋月「時雨さん 鎮守府の案内している最中でした?」


時雨「うん そうだよ」


秋月「私が変わってもいいですか?」


時雨「うん 構わないよ せっかく会えたんだからゆっくりしていったらいいよ」


秋月「あ、ありがとうございます!」


秋月「さぁ、二人ともいこう!」


涼月「あ、待ってください秋月姉さん」


初月「ふふっ」


そう言って三人は、何処かに行ってしまった


夕立「提督さん この後、空いてるっぽい?」


結城「一回、部隊に戻るよ」


夕立「戻っちゃうっぽい?」


結城「そうだな なんかあったらいけないしな」


時雨、夕立「…」


結城「…一緒にいくか」


二人「」パァァ


どうやら、一緒にいきたかったらしい


スタスタ


結城「なぁ、ちょっと聞いていいか?」


時雨「なんだい?」


結城「あの、”野良艦娘”ってなんなんだ?」


夕立「それがどうしたっぽい?」


結城「あぁ、ちょっと気になってな」


時雨「…提督は、建造で艦娘が生まれるのは知ってるよね?」


結城「あぁ 実際、お前達がそうだったしな」


時雨「だけど、艦娘が生まれるのは建造だけじゃないんだ」


結城「どうゆうことだ?」


夕立「ドロップすることがあるっぽい」


結城「ドロップ?」


時雨「敵を倒したら、たまに艦娘が出てくるんだ」


結城「そんなことあるのか!?」


時雨「うん 実際、僕と夕立の姉の白露や妹の春雨、山風、それにさっきあった涼月や初月もその一人なんだ」


海域でも艦娘が生まれることに驚愕した


時雨「それで、野良艦娘なんだけど なる原因が建造で被ってしまって捨てられたり、ドロップしたけど拾ってもらわれなかったり、迷子になった艦娘が野良艦娘になっちゃうんだ」


結城「その野良艦娘達はどうなっちまうんだ?」


時雨「建造された艦娘なら、多少の生活知識はあるけど、ドロップした艦娘は運が良ければ陸地にたどり着けるけど、運が悪かったら敵に囲まれてやられちゃうことがあるんだ」


結城「…」


それを聞いて、あの小屋にいた艦娘達が思い浮かんだ 彼女達だって生まれてきたのに、あんな小屋で生活するなんてあんまりだと思う どうにかならないかと考え始めた


夕立「提督さん 提督さん」グラグラ


結城「どうした?」


夕立「なんか、人だかりができてるっぽい」


夕立が指を指すと、本部にしているテントに人だかりができていた


結城「なんだ?」タッタッタ


結城「どうした?」


横沼「結城三佐」


結城「横沼何があった?」


彼は、目をテントに向けた 入ればわかると目で伝えていた


パサッ


荒木「なぁ、お嬢ちゃん 名前教えてくれないかな?」


?「…」


そこには、見知らぬ艦娘とその艦娘に質問をする荒木と困惑している桑野と中松がいた


(※安価を取ります)


艦娘は誰?>>>41


?「…睦月」


その艦娘は”睦月”と名乗った

茶髪のショートヘアーに緑の襟のついた半袖ブラウスのセーラー服と、同じく緑色のスカートという服装をしているが、所々破れており、包帯などをしていた


結城「何があったんだ?」


?「自分が説明します」


そう言って手を挙げたのは、藤嶋(ふじしま)一等陸曹だった


-一時間前 海岸沿い-


藤嶋一曹を含めた五人は海岸沿いを歩いていた

念のため、小銃等で武装をしていた


竹崎三等陸曹(たけざき)「本当に戦争なんかしているんですかね?」


鎌田陸士長(かまだ)「自分達の海と変わりありませんけど…」


今井二等陸曹(いまい)「それにしても、早く帰りたい 子供との約束がある」


川下陸士長(かわしも)「今井二曹 なんの約束ですか?」


今井「演習が終わったら、ディズニーに連れていくって約束しちまってな…」


藤嶋「いい家族サービスじゃねぇか」


竹崎「藤嶋一曹は、確か娘さんがいましたよね?」


藤嶋「あぁ、もう高校生だよ なんか知らねぇけど、ちょっと化粧とかし始めて色気づきはじめてなぁ~」


鎌田「まぁ、そんな年頃じゃないですか?」


川下「どうしますか? 彼氏なんかつれてきたら」


藤嶋「…」


藤嶋「…俺より貧弱だったら、ぶちのめしてやる」


今井「格闘ぎ章持ってるのに、容赦ないすね」


四人「」ハハハッ


そんな感じで世間話をしながら歩いているときだった


川下「んー?」ジー


藤嶋「どうした?」


川下「あれなんですか?」


川下が指を指した方には


睦月「」プカー


艦娘が漂流していた


藤嶋「俺を装備を頼む!」バサッ


藤嶋は、小銃を放り投げリュックや防弾ベストを脱ぎ海に向かって走った


竹崎「藤嶋一曹!」


藤嶋「なんだ!」


竹崎「これを」


そう言うと、藤嶋の体にロープを巻き付け他の四人で持った


藤嶋「今いくぞ」


バシャバシャ


少し泳いだところで睦月を掴んだ


藤嶋「よし あとは」スッ


睦月の体にロープを巻き


藤嶋「引っ張れ!」グルグル


腕で合図を送り引っ張らせた


数分後に陸地に到着した


藤嶋「海水を大量に含んだはずだ 心肺蘇生するぞ」


そう言うと、彼女を仰向けに寝かせ心肺蘇生の姿勢をとった


藤嶋「痛いと思うが我慢してくれよ 君を救うためなんだ」


そう言うと、心肺蘇生を始めた


藤嶋「1,2,3…10」トントン


十回を終えると呼吸を確かめるため耳をすませた


藤嶋「もう一回」


藤嶋「1,2,3…」


始めたところ


睦月「ごぼっ」


睦月が詰まっていたであろう海水を吐き出した


今井「よし、顔を横にします」


今井が顔を横にし、持っていたタオルで口の中をきれいした


睦月「はぁ…はぁ…」ムクッ


口の中を拭いた直後、起き上がり始めた


睦月「…」キョロキョロ


睦月は無表情で辺りを見渡していた


藤嶋「お嬢ちゃん大丈夫かい?」


睦月「っ!?」ビクッ


藤嶋の声を聞いて睦月はその方向を見て驚いた顔をした


睦月「だ、だれ?」


藤嶋「落ち着いて 君を傷つける気はない」


そう言って、警戒を解こうとしたが


睦月「こ、来ないで!!」ガシャ


藤嶋「っ!?」


今井「おい、マジかよ」ガチャ


睦月は、艦砲のみを展開し藤嶋に向けた

後ろの四人も武器を確認したため臨戦態勢に入った


竹崎「おい、武器を下ろせ!」


鎌田「下ろすんだ!」


警告を促した


睦月「…」ガクガク


藤嶋「大丈夫 なにもしないから」


そう言って、藤嶋はゆっくりと近づいた


睦月「こ、来ないで!!」


藤嶋「大丈夫 武器を下ろして」


睦月「いやぁぁぁぁー!」カチッ


藤嶋「っ!?」


睦月はトリガーを引いた


川下「…あ、あれ?」


ところがいつまで待っても砲弾は来なかった


睦月「あ…あれ?」カチカチカチ


どうやら、弾切れのようだ


藤嶋「ほら、大丈夫だから」スッ


手をさしのべたが


睦月「はぁ……はぁ…」バタン


睦月はまた気絶してしまった


-現在-


藤嶋「それで背負ってつれてきたのですが…」


中松「目を覚まして確認しようにも」チラッ


荒木「どこから来たのかな?」


睦月「…」


睦月は、虚ろな目で荒木を見つめるだけでなにも答えなかった


荒木「結城三佐 ダメです 名前は答えてくれましたが何があったかを話してくれません…」


結城「俺だとダメかもしれないな」


桑野「と言うと?」


結城「時雨 夕立 出番だ」


夕立「どうしたっぽい?」


時雨「なんだい?」


結城「中に睦月がいるんだ 同じ艦娘同士なら口を開いてくれるかもしれない」


結城「彼女と話してきてくれないか?」


時雨「いいけど、何について聞けばいい?」


結城「そうだな…」


(※安価を取ります)


何について聞く?>>>43

(複数でも大丈夫です)


結城「じゃあ…」カキカキ


結城「これを聞いてきてくれ」ペラッ


聞いてきてほしいことを紙に書き時雨に渡した


時雨「わかったよ」


夕立「行ってくるっぽい」


そう言うと、二人はテントに入っていった


中松「いいのか?二人に任せて」


結城「まぁな、同じ艦娘同士なら話しやすいだろう」


桑野「そうだな それに万が一暴れたとしても二人いるから大丈夫だろ」


-テント内-


時雨「やぁ、睦月」


夕立「睦月ちゃん」


睦月「時雨ちゃん…夕立ちゃん…」


時雨「気分はどうだい?」


睦月「うん 少しはよくなったかな…」


夕立「よかったっぽい」


時雨「ねぇ、睦月 話を聞かせてくれないかい?」


睦月「…うん」


時雨「ここに来るまで何があったんだい?」


睦月「…海に出ていたら、燃料切れになってそのまま気を失って…」


夕立「他に誰かいたっぽい?」


睦月「うん 数人ね でも、はぐれちゃって…」


時雨「鎮守府にいたのかい?」


睦月「ううん 鎮守府の艦娘に拾ってもらったけど捨てられちゃった…」


時雨「捨てられた?」


睦月「いらないって言われちゃって…」ポロポロ


そう言うと、睦月は泣き出してしまった


時雨、夕立「…」


時雨「さっき仲間がいるって言ったよね? 誰がいたんだい?」


睦月「グスッ ええっと…」


(※安価を取ります)


一緒にいた艦娘は?>>>45


睦月「如月ちゃん、弥生、卯月、皐月、高雄さん、愛宕さん、摩耶さん、鳥海さん」


時雨は、順に書いていったが次の六人の名前を出した時手が止まった


睦月「扶桑さん、山城さん、瑞鳳さん、北上さん、大井さん、木曾さん」


時雨「え? 扶桑に山城まで…」


睦月「う、うん でも、はぐれちゃったけど…」


時雨「そっか…」


夕立「時雨 大丈夫っぽい?」


時雨「うん 大丈夫 ありがとう」


時雨はそう返したが、さっきより気分が沈んでいるようだった


睦月「私 これからどうなっちゃうの?」


夕立「睦月ちゃん 大丈夫っぽい」


時雨「うん 僕達がいるから大丈夫だよ 仲間もきっと見つかるから」


睦月「…うん」


夕立「だから、今は休むっぽい」


睦月「ありがとう夕立ちゃん」


そう言うと、睦月は少しだけ笑った


時雨「提督 聞いてきたよ」


話を終えた二人は、結城の元に行った


結城「これも、野良艦娘ってやつか?」


時雨「そうだね 残酷だけど、これが現実だよ」


中松「拾って貰ったのにいらないか… 随分非道だな」


桑野「同情する…」


そう話している間、メモを見ていた


結城「…あれ?」


時雨「どうしたんだい?」


メモを見ていて、ある六人の名前に目が止まった


結城「なぁ時雨 この、”扶桑、山城、瑞鳳、北上、大井、木曾”って本当に言ったのか?」


時雨「そうだよ それがどうしたの?」


結城「いや、この六人会ったぞ」


時雨「っ!? 本当かい!?」ズイッ


それを言うと、時雨は顔を近づけてきた


結城「あ、あぁ 近くの山の小屋にいた 扶桑って艦娘が怪我をして看病したんだ」


会ったときの状況等を教えてあげた


時雨「提督 お願い! 扶桑達をここに連れてきてほしいんだ!」


結城「え、急に言われても…」


時雨「お願い!」


時雨が必死に頼んでいた


結城「悪いがそれはできない…」


時雨「どうしてさ! 前はやってくれたのに!」


結城「前とは、違うんだ 前は、提督がいなかったからどうとでもなったが、今は留守とはいえ提督はいる 勝手に連れてきた艦娘を押し付けるわけにはいかないんだ」


時雨「そんな…」


結城「ごめんな 俺には、どうすることも…」


そう言いかけた時だった


結城「いや、待てよ…」


中松「どうした?」


結城「…時雨 いけるかもしれない」


時雨「へっ?」


結城「この艦娘達をどうにかできるかもしれない」


時雨「っ!? 本当!?」


結城「確信はないがな…」


桑野「どうするつもりだ?」


結城「それは…」


(※安価を取ります)


思い付いた方法は?>>>47

(詳しく書いてくれれば嬉しいです 誘拐とかはなしです)


結城「要人救助ってやつだ」


中松「要人救助?」


結城「いわゆる、在外邦人等輸送だ これなら俺達も出動できる」


荒木「確かに… 表面上は救助ですから…」


桑野「ちょっと待て 在外邦人等輸送は、海外にいる日本人達に行われる任務だ 国内でやるなんておかしくないか?」


※自衛隊法84条の3には、「外国での災害、騒乱、その他緊急事態が発生した場合、その国にいる邦人を安全なところまで輸送する(要約)」


結城「確かにそうだ だけど、同じ日本といってもここは別世界の日本だ 外国みたいなもんだろ」


桑野「…そうかもな」


中松「あとよ あれは、非戦闘員に適用される 艦娘はどうなんだ?」


結城「艤装を展開しなければ、俺達と同じだ 武器を持たない民間人として扱っても良いはずだ」


中松「なるほどな…」


自分達が話している間、時雨と夕立は


時雨、夕立「?」


なにもわかっていなかった


-執務室-


結城「というわけだが、どうだ?」


大淀「納得はできますけど…」


長門「本当にやるのか?」


結城「睦月って娘を保護した時点で俺達は無関係ですって言えないだろう」


結城「それに、俺達は戦闘をしに行くんじゃない 野良になった艦娘を保護しにいくだけだ」


大淀「ですけど…」


長門「わかった 私達も手を貸そう」


陸奥「長門!?」


長門「提督には、私から伝えておく まぁ、あの人もほっとかないだろう」


陸奥「…」


結城「あと、困っているのがどこにいるかだ」


結城「話を聞いても、途中ではぐれたって言うだけだし…」


大淀「リストは見せてもらいましたけど…」


長門「この六人は、よく見つけたな」


結城「たまたまだ」


そんな話をしているときだった


陸奥「そういえば…」


陸奥「どこかの廃墟の鎮守府に艦娘がいるって話聞いたことあるわ」


結城「本当か?」


陸奥「えぇ、噂だけど…」


結城「どの辺りだ?」


それを聞くと、陸奥は執務室の壁に張られている地図を指差した


陸奥「確か… この辺りって聞いたことあるわ」


そこは、ここから大体百km離れた所だった


結城「言うほど遠くはないな」


長門「そうだな 私達が行こうか?」


長門が提案してきたが


結城「いや、大丈夫だ 俺達から出す」


長門「…そうか」


-グラウンド-


夕方になり日が落ち始めた頃、一機のヘリコプターの前にいた


結城「いいか 危険だと判断したら直ちに戻れ 何があるかわからないぞ」


野田(のだ)「了解しました」


坂木(さかき)「了解です」


OH-1のパイロットである機長の野田二等陸尉と副操縦士の坂木二等陸曹に話した


艦娘達に偵察機を出してもらった方が良いんじゃないかと長門等に進言されたが戻るのが夜になると考え危険と判断しやめておいた


隊員達にも今回の件は伝えた 全員納得してくれたがやはり不安の方が大きい

なぜなら、実戦と言うものを体験していないからである 自分ならまだしも、他が心配だった


パラパラパラ…


しばらくして、OH-1が例の目標に向かって飛んでいくのが見えた


4章 発見


パラパラパラ…


しばらく飛び続けたOH-1は、目標に近づきつつあった


野田「そろそろ近いはずだ」


坂木「カメラ作動させます」ピッ


OH-1に搭載されたカメラが作動し、録画が始まった


-鎮守府 グラウンド-


横沼「映像届きました」


その一言でモニターに集中した


桑野「まだなにも見えないな」


中松「森しかないな」


海沿いの方を行けばだいぶ近いらしいが深海棲艦がいる以上危険と判断し陸地の方を通った


結城『油断せず、警戒してくれ』


野田『了解』


-機内-


坂木「本当にあるんですかね?」


野田「さぁな…」


そう言ってしばらく飛んでいたときだった


坂木「…あれなんだ?」


野田「なんか見えたか?」


坂木「建物らしきものが…」


そう言うと、目の前に鎮守府が見えてきた


野田「これが鎮守府…」


坂木「ボロボロですね…」


-グラウンド-


通信士「映りました」


中松「これが…」


桑野「ここまで荒れてるなんてな…」


辺りが暗くなっていたが、鎮守府の形はわかった 辺りが暗いせいか不気味に見えた


結城『接近できるか?』


野田『了解 接近します』


そう指示をだし、接近を命じた


-機内-


坂木「本当にいるんですかね?」


野田「わからん でも、調べなきゃいけないからな」


パラパラパラ


野田「接近する」


そう言いつつ、鎮守府に接近した時だった


坂木「? なんか動いた」


鎮守府内で何が動いた


野田「サーモに切り替えるぞ」


設置されているカメラをサーモグラフィーに切り替え熱源をおった

(※実際は付いてないです)


坂木「なんかいますね」


その言葉通り中には、複数の反応があった


坂木「どうしますか?」


野田「どうしますかって、このヘリじゃどうしようもないだろう」


坂木「UHでくれば…」


野田「今回は偵察だからどうしようもないだろう」


坂木「…ですね」


野田「もう少し周辺を飛ぶ」


坂木「了解しました」


-グラウンド-


桑野「周辺を飛ぶようだ」


結城「どこから入れるか知りたいしな」


横沼「ですが、偵察にしては目立ちすぎます 早めの撤収を進言します」


結城「そうだな」


-------


結城「どんな感じだった?」


帰還した野田二尉と坂木二曹に話を聞いた


野田「サーモグラフィーには、複数の反応が見られました しかし、それが艦娘なのかは断定できません」


結城「…そうか」


結城「わざわざありがとう 休んで良し」


野田、坂木「はい!」


スタスタ


中松「それで、どうやってその鎮守府まで行くんだ?」


桑野「けっこう距離あるしな…」


当初は車輛で移動を考えたのだが、OH-1の観測によると森林地帯で途中から車輛で通るのが難しいらしく不採用になった


桑野「と言うことは…」


結城「…俺達の得意分野だ」


そう言うと、幹部達を集め内容を説明した


------


結城「ふぅ…」


会合を終え外に出た


?「提督」


結城「ん? どうした?」


(※安価を取ります)


いた艦娘は?>>>49

(所属している艦娘でお願いします)


翔鶴「提督」


結城「翔鶴か…」


翔鶴「少しお時間良いですか?」


結城「あぁ」


珍しくテントの外に翔鶴がいた


-港-


結城「お前から話なんて珍しいな」


翔鶴「えぇ」


海風が吹く港で翔鶴の隣に座った


翔鶴「提督 お聞きして良いですか?」


結城「なんだ?」


翔鶴「なんでまた私達に手を貸してくださるのですか?」


最もな事を聞かれた


結城「そうだな…」


結城「”一宿一飯の恩義”かな?」


翔鶴「一宿一飯?」


結城「お前達は、見ず知らずの俺達を偏見も持たず普通に接してくれた それに、追い出すこともせずにだ」


結城「まぁ、俺がいたからって言うのもあるかもな」ハハッ


翔鶴「…」


自虐的に言ってみたが、翔鶴は笑ってなかった


翔鶴「…提督」


結城「ん?」


翔鶴「私達は、貴方に救ってもらい 再び貴方に再会することができました」


翔鶴「お願いです ずっとこの鎮守府に居てください」


結城「…」


翔鶴「勝手な事を言っているのはわかります ですけど、この鎮守府全員のお願いです」


結城「そんなこと言われても、お前達にはもう提督がいるだろ 俺の居場所なんてない」


翔鶴「いえ、私達が提督に頼みます!」


翔鶴の必死のお願いだった おそらく個人的な事も含めてだろう だが、自分の中で答えは決まっていた


結城「翔鶴」


翔鶴「…はい」


結城「その願いは受け入れられない」


翔鶴「…」


結城「俺は、自衛官だ そして、あいつらの指揮官だ 俺の役目は部下達を無事に元の世界に還すことだ」


結城「俺はどうであれ あいつらには待っている人たちがいる その人達の元に還さなきゃいけないんだ」


翔鶴「…そう…ですか」


結城「すまんな」


翔鶴「いえ、お気になさらずに…」


結城「だけど…」スッ


結城「ありがとう そう言ってもらえると救われる」


翔鶴「はい」


結城「ほら、戻りな 瑞鶴が色々言うぞ」


翔鶴「はい 失礼します」


そう言うと、翔鶴は寮の方へ向かっていった


結城「…」


結城「残ってくれか…」


そう呟くと自分も戻った


5章 出動


朝日が上る前にグラウンドが騒がしかった


荒木「しっかり点検しろ 不備があったら命はないぞ!」


隊員達「はい!」


隊員達が出動の準備をしていた


荷造りをする者 車輛の点検を行う者等様々だ


時雨「提督」


結城「お、時雨」


時雨「僕もついてくよ」


夕立「夕立も行くっぽい!」


どうやら長門達が気を遣ってくれて艦娘を派遣してくれたようだ


?「私も」


?2「お世話になるよ」


(※安価を取ります)


あと二人は誰?>>>51

(所属艦娘でお願いします 扶桑達の方に行く艦娘も募集します 4人です)


川内「提督 またお世話になるよ」


神通「提督 お供させてもらいます」


結城「お前達が来てくれるのか」


川内と神通が来てくれた

相手が艦娘だけに心強かった だが、一つ気になることがあった


結城「ところで気になったが」


川内「なになに?」


結城「お前達高い所大丈夫か?」


四人「…」


余計不安になった


中松「ついてきてくれる四人かな?」


金剛「yes よろしくお願いシマース!」


比叡「気合 入れていきます!」


天龍「俺に任せときな」


龍田「あら~ 張り切りすぎると空回りするわよ~」


向こうは、中松が指揮を執り扶桑達の方に向かう組だ

昨日通った感じ車輛が通っても大丈夫だろうと判断をし、”軽装甲機動車””高機動車×2”73式小型トラック”を派遣した


中松「結城」


結城「なんだ?」


中松「…しっかりやれよ」


結城「言われなくてもそうする」


短い会話をし、持ち場に戻った


-十数分後-


普段なら、会話もほとんどない機内(CH-47)だが


夕立「すごいっぽい! 時雨見るっぽい!」グイグイ


時雨「ちょっと夕立…」


川内「神通も見なよ!」


神通「姉さん…」


やけに騒がしかった


新島「中隊長 良いんですか?」


結城「なにがだ?」


新島「彼女達連れてきて この後…」


結城「俺達だけで艦娘をどうにかできる自信がない 力を貸してくれるなら素直に受け取った方がいい」


新島「はぁ…」


やや不満に思う隊員もいると思うが言った通り、自分達は鍛えていてもただの人間 艦娘に敵うわけがない それで納得してもらうしかなかった


結城「そういえば、川内 お前やけに元気だな 夜じゃないのに」


川内「え? だって、また提督と戦えるんだもん 嬉しいに決まってるじゃん」


結城「あ…、そう…なのか…」


反応に困ったが、とりあえず返事はした


川内「それに聞いて! 神通もね…」


神通「ちょっ、姉さん!」


何かしゃべろうとした川内を赤い顔をして神通が止めた


結城「何かあったのか?」


神通「なんでもありません!//」


結城「…そうか」


これ以上聞かない方がいいと考え聞くのをやめた


荒木「良いですね中隊長 モテまくりですね」


上野「羨ましい限りです」


ハハハッ


余計騒がしくなった


-数分後-


整備員「目標見えてきました!」


整備員が声をあげた


結城「時雨 夕立おいで」


時雨「?」スッ


夕立「提督さん な~に?」スッ


時雨と夕立は疑い無く来てくれた


川内と神通も荒木と新島に呼ばれて近くにいた


結城「二人ともまずこれを着けてくれ」スッ


二人にサスペンダーを渡した ロックするところは、俺のベルトに繋がっていた


時雨「着けたよ」


時雨を初め、他の三人も着けたようだ


結城「いいか二人とも これから少し怖いことをする だけど、大丈夫だ 一緒にいるから」


二人の手を握りそう言った


夕立「なにするっぽい?」


結城「これからわかる」


整備員「降下二分前!」


そう言われ、機内の全員が機内で張られているロープにカラビナを着け準備を整えた


整備員「ハッチ開きます!」カチッ


ボタンを押しCH-47の後方ハッチが開いた


神通「なんで開くんですか…」


時雨「ま、まさか…」


結城「二人ともこれを着けろ」スッ


二人にゴーグルを渡し着けさせた


時雨「提督 もしかして…」


結城「そうだ 飛び降りるぞ」


夕立「え?…えぇ!?」


神通「嘘ですよね…」


結城「大丈夫だ すぐ終わる」


高い所大丈夫かと聞いた意味がようやくわかったようだ


整備員「降下一分前!」


夕立「ゆ、夕立 無理っぽい…」ガクガク


時雨「て、提督…」ギュ


二人とも強い力で服に捕まってきた


川内「なんか面白そう」キラキラ


神通「…」ガクガク


川内は面白がっているが、神通は無言になってしまった


結城「二人とも 俺があげた物があるだろう」


そう言うと、時雨は帽子を夕立はシュマグを握った


結城「まだ不安か?」


時雨、夕立「」コクッ


結城「じゃあ、俺の手を握ってみろ」


そう言うと、二人は手を握ってきた


結城「恐れることはない 怖かったら目を瞑ってろ 一緒にいてやるから」


そう二人に問いかけ落ち着かせた


時雨「本当にいてくれる?」


結城「あぁ」


夕立「約束っぽい」


結城「いいぞ」


時雨「…行くよ」


夕立「頑張るっぽい」


結城「ありがとう」


整備員「降下用意 用意! 用意! 用意! 降下! 降下! 降下!」フリフリ


結城「行くぞ」


整備員の合図の元、飛び降りた


時雨「うわぁぁ!」


夕立「ポイぃぃ!」


荒木「行きますよ」パッ


川内「うわぁぁ!」


新島「行くよ」パッ


神通「きゃぁぁぁ!」


バシュン


悲鳴こそあったが、無事にパラシュートが開きゆっくり降り始めた


-同時刻 森林-


ブォォーン


エンジンを震わせながら、四台の車輛が山道を登っていた


先頭に軽装甲機動車 二番目に高機動車 三番目にも高機動車 最後尾に73式小型トラックだ


上川(かみかわ)「意外に距離ありますね」


高機動車の運転手である上川三等陸曹が嘆いた


中松「そうだな」


道幅は問題ないが山道な為か車内はガタガタ揺れていた


中松「みんな大丈夫か?」


そう言いながら、後部座席にいた四人を見た


金剛「大丈夫ネ」


比叡「微妙です…」ウウッ


龍田「天龍ちゃん 大丈夫~?」


天龍「平気だよ!」ウップ


中松「袋いる?」


龍田「お願いするわ~」


乗り慣れていないのもあるが、乗り心地もあまり良くない自衛隊車輛はキツいだろう


中松「そういえば、俺とあまり関わりがないな なんか話するか」


気分転換になるだろうと提案をした


(※安価を取ります)


話題は?>>>53

(複数でもOKにします)


龍田「じゃあ、なんか怖い話とかあるかしら~?」


中松「いきなり、ハードル高いなぁ」


天龍「お、おい龍田…」


龍田「あら~? 天龍ちゃん怖いの~?」


天龍「そ、そんなわけ…ないだろ…」ギクッ


口では言っていたが、ビビっているのは、一目瞭然だった


中松「そうだな…」


上川「やっぱり”砲兵森”じゃないですか?」


中松「だよな~」


金剛「砲兵森?」


比叡「なんですかそれ?」


中松「この世界の日本にあるかわからないが、富士山の近くに自衛隊の演習場が有ってな その区域の一つなんだ」


天龍「それがなんなんだよ?」


中松「こう呼んでいる ”陸自最恐のホラースポット”だ」


龍田「あら~」


金剛「何があるネ」


中松「昔、その森で一人の兵士が行方不明になったんだ 今も発見されてない でも、その兵士を見たってやつが多くてな 今も自分の部隊を探して森の中を彷徨ってるらしい」


上川「実際話しかけられたって言う隊員もいるくらいですからね…」


比叡「喋るんですか!?」


上川「あぁ 自分の部隊はどこにあるかってな」


中松「雰囲気で言ったら、こう言う森の中だな」


上川「それに…」


金剛「もういいネ 寒気がするデス…」


中松「…そうか」


〈※ちなみに、元や現職の方曰く その森だけ雰囲気が違うようでひんやりとした空気が漂っているそうです 陸自に入隊したら一度は必ず入るそうです〉


比叡「あの、司令って自衛隊ではどんな感じなんですか?」


中松「う~ん ちょっと難しいな…」


比叡「どうしてですか?」


中松「部隊が違うんだ あいつは、習志野の空挺団 俺は、駒門の戦車大隊だから普段は関わらないんだ」


比叡「そうなんですか…」


中松「けど、あいつは防大にいた頃から注目されていた 仲間にも慕われてるしな」


中松「でも、無理をするのが玉にキズだけどな」


金剛「わかる気がするデス」


天龍「この世界はどうだ?」


中松「思った以上に悪くないな 君達のような美女に囲まれてるしな」


龍田「お世辞がお上手ね~」


中松「そんなわけないぞ 本当だぞ」


上川「皆さん見たら、元の世界の女性を見る目が変わりますよ」


龍田「ふ~ん それは、興味深いわね~ 行ってみたいわ 貴方達の世界に~」


中松「止めときな 良い所じゃない」


金剛「じゃあ、もし帰れなくなったらどうするデス?」


中松「俺が独断で決めることはできない その時は、結城に任せる」


中松「だけど、俺は機甲科の指揮官だ 俺の部隊は…」


中松「”全ての装備を廃棄して自衛官であることを辞めさせるな”」


比叡「そこまでするんですか!?」


中松「俺達の扱っている兵器はどれも現役で自衛隊で使われている兵器だ もし、敵とかに鹵獲されたらその技術を奪われることになる それだけは防がなきゃならない」


天龍「なるほどな…」


そうこう話しているうちに目的地の近くに着いた


二人は、もう一度装備の確認をした


被っている88式鉄帽をしっかり被り、防弾チョッキ三型をしっかり着込んだ


中松「意味あるかわからないけどな…」カチャッ


P320にマガジンを入れスライドを引いてホルスターに収めた


中松「ここから少し歩く 上川車頼むぞ」ガチャ


上川「了解しました」


バタン


こうして艦娘四人を含めた数人が徒歩で小屋を目指した


-同時刻 廃鎮守府付近-


フサァ


結城「ほら、二人とも降りたぞ」


時雨「終わったのかい?」スチャ


ゴーグルを取り周りを見渡していた


夕立「夕立達生きてるっぽい!」


結城(大袈裟な… でもよく耐えたな)


そう思いながら、二人の頭を撫でた


結城「よく頑張ったな」


時雨「う、うん//」


夕立「提督さん 褒めて褒めて♪」ダキッ


この二人は大丈夫だったが他の二人も気になった


川内「ねぇ! もう一回!」


荒木「いや、それは無理かな…」


川内は気に入ったのだろうか もう一度飛びたがっていた


新島「あの、本当に大丈夫ですか?」


神通「えぇ… ご心配…要りません」ヨロヨロ


神通は生まれたての小鹿みたいな歩き方でこっちに向かっていた


結城「本当に大丈夫か?」


神通「…少し腰が抜けました」グスッ


結城「…」


結城「時雨 夕立 この事は、鎮守府の皆には内緒だぞ」


夕立「どうしてっぽい?」


結城「神通の名誉のためだ」


時雨「わかったよ…」


その後、着陸してきた隊員達が合流してきた


-数分後-


川内「神通大丈夫?」


神通「はい ありがとうございます姉さん」


神通がようやく回復してきたが


夕立「提督さん達どこ行っちゃったっぽい?」


時雨「うん 席を外すって行ってどこ行っちゃったんだろう?」


いるのは、艦娘の四人だけで結城を含めた隊員がその場にいなかった


神通「置いてかれてしまったんですかね…」


川内「そんなことは…」


結城「よぉ」


時雨「ていと…く?」


夕立「提督さん その顔どうしたっぽい!?」


四人は驚いていたが無理もない なぜなら、今の格好は頭や背中に木の枝や葉っぱなどを付け顔はドーラン(カモフラージュメイク)を施しており初めて見たら、驚くだろう


時雨「なんでそんな格好してるの?」


結城「少しでも発見されにくくするためだ 何がいるかわからないからな」


川内「そんな顔のしてまで?」


結城「そうだ」


※人間の顔のパーツは目、鼻、口の三つのパーツで構成されており、人間の潜在意識で三つのパーツが揃うと人間の顔と認証してしまいます

心霊写真が良い見本で、顔が写っている心霊写真の約八割~九割がこう言った誤解だそうです

〈最近では、心霊写真の九割は科学的証明が可能だそうです〉


そう話していたら、続々と隊員達が合流してきた

無論皆同じようの服装と容姿である


-移動中-


鎮守府に向かうがその一団はセーラー服とアイドル風の服を着た少女達を迷彩服に完全武装をした人間が囲んで動くと言う中々シュール絵面だった


時雨「提督 あれ」


時雨が指を指す方向に明らか周りの景色に似つかない物があった


クイクイ


手で合図をし、数名の偵察員を向かわせた


隊員『門は内側から鍵で閉じられています しかし、塀を登ることができれば入れそうです』


隊員からの無線で向かってみた

塀は、約3~4m位の高さがあった 登れなくはないが装備を持っている隊員達では、少し無理があった


結城(四人の内の誰かに行ってもらうか…)


(※安価を取ります)


誰に行ってもらう?>>>55

(時雨、夕立、川内、神通の内の一人です)


結城「良いこと考えた」


そう呟き、塀の方に歩いていき


結城「時雨 おいで」


時雨「どうするの?」


結城「思いっきり走ってこい 踏み台になるから飛び越えろ」


そう言いながら、バレーのレシーブのようなポーズをとった


時雨「え… でも僕 重いよ」


結城「そんな柔に見えるか?」


時雨「…わかったよ」


そう言うと、時雨は助走を付けるために後ろに歩いた


夕立「時雨 気をつけるっぽい」


時雨「大丈夫だよ ありがとう」


良い感じの距離が取れたのだろうか足を止めた


時雨「提督 行くよ!」


結城「来い」


タッタッタ タッタッタ


パシッ ピョン


手を踏み台にし、時雨は勢いよく跳んだ


結城(これでいけるはず)


と思ったが


時雨「提督 登れない…」ジタバタジタバタ


頭の上で足がバタバタ動いているのがわかった


結城「大丈夫か?」


時雨「下から押してくれると嬉しいかな?」


結城「しょうがない わかっ…た!?」


振り返り上を見たら、時雨のスカートの中が見えそうだった


結城(ちょっと待って)


荒木「中隊長 どうしたんですか?」


結城(いや、これどうしよう…)


(※安価を取ります)


選択肢は?>>>59


1,自分でやる

2,任せる>>>夕立、川内、神通の内一人


結城「夕立 ちょっといいか?」


夕立「ぽい?」トテトテ


呼ぶと夕立は素直に来てくれた


結城「夕立 悪いが時雨を下から押してやってくれないか?」


夕立「どうして提督さんがやらないっぽい?」


結城「諸事情だ」


夕立「ぽい?」クビカシゲ


疑問に思いながらも手伝ってくれた


夕立「しーぐーれ 動かないで!」


時雨「わかったから、急に押さないで欲しいな」


夕立「時雨重いっぽい! 太ったでしょ」


時雨「太ってないよ!」


二人で試行錯誤しながら苦労していた


結城(できれば、静かにして欲しいんだが…)


川内「大丈夫なのあの二人?」


荒木「さぁ?」


数分後ようやく時雨が乗り越え鍵を開けてくれた


-同時刻 森林-


中松「あれか?」


しばらく歩いたところに小屋が確かにあった


天龍「まぁ、そうだろうな」


比叡「本当にいるんですかね?」


いるかどうかまだ半信半疑だった


中松「という事で誰が行く? 俺らだと警戒されるから遠慮したいんだが…」


龍田「そうね~」


そんなこと話していたら


?「誰? 誰かいるの?」


(※安価を取ります)


話してきた艦娘は?>>>61


中松「あれは誰だ?」


目線の先には、髪は灰色で、青緑色のリボンで結んだ頭部右側のサイドテールにしており勝気な目つきをしており、サスペンダーで釣られたプリーツスカートを着用していた


天龍「あれ 霞じゃねぇか!?」


中松「霞?」


龍田「あの子の名前よ~」


片岡(かたおか)「霞ってあの駆逐艦?」


中松「知ってるのか?」


やけにテンションが高くなった片岡陸士長が答えた


片岡「第二水雷戦隊にも所属し、最後は戦艦大和と共に戦い沈んだ武勲艦の一隻です」


中松「やけに詳しいな」


片岡「学生時代 船の模型ばかり作ってましたからある程度は…」


中松「よし じゃあ、話が早いな」


片岡「へ?」


中松「行け!」バタン


そう言うと、片岡を押し出した


片岡「いたっ! ちょっと中隊長!?」


突き出されて焦っていたところ


霞「…」ジー


片岡「」ビクッ


霞「…」ジー


片岡「…や、やぁお嬢ちゃん」


霞「なによあんた?」


片岡「いや、怪しいものじゃないよ…」


霞「そんな見たことない格好しているのに怪しくないなんてよく言えるわね」


片岡(正論過ぎてなんも言えねぇ…)


天龍「おい あいつ大丈夫なのか?」コソコソ


金剛「完全に飲まれてるデス」


中松「大丈夫だ 何とかするさ」


片岡(やべ… どうしよう…)


そう迷っていたら


霞「用があるなら目を見て言いなさいな!」ズイッ


霞が見上げてきた


片岡(こ、こぇ…)


片岡「あ、あの…」


(※安価を取ります)


何を聞く?>>>63

(複数でもOKです)


片岡「ここの小屋に艦娘がいるらしいけど本当かな?」


霞「はぁ? 知らないわよ 私だって初めて来たところよ」


片岡「へ? 初めて?」


霞「なによ? なんか文句あるの?」


片岡「いえ 別に…」


片岡「と言うことは、今一人なのか?」


霞「そうよ 皆とはぐれたの」


片岡「他に誰かいるのか?」


そう言って近づこうとした時だった


霞「なんであんたにそんなこと言わなきゃならないのよ しつこいわよ」ガシャン


片岡「っ!?」


霞が艤装を展開し砲を向けてきた


中松(まずいっ!)


拳銃を抜こうとしたとき


霞「さよう…」


ガシャン


霞「っ!?」


天龍「そこまでにしておけよ」


龍田「この人に何かあったら私達帰れなくなっちゃうのよね~」


天龍と龍田が艤装の武器を霞の首元に当てた


霞「な、なんで二人がこんなところに…」ガクガク


霞はさっきまでの威勢を失くし震え始めた


中松「おい大丈夫か!?」


片岡「ちゅ、中隊長…」


中松「悪かった 俺のせいだ」


片岡「い、いえ…」


比叡「二人ともそろそろやめましょう 震えてます」


比叡が天龍と龍田に呼び掛け霞を解放させるように言った


天龍「わかったよ」


龍田「えぇ」


二人は艤装をしまった


中松(自由自在に出せるのか)


霞「…」


金剛「大丈夫デスカ?」


霞「え、えぇ…」


とりあえず、収まってくれたが


?「ねぇ~、朝っぱらからうるさいよ~」


?「誰ですかあなた達は?」


小屋の方から二人の艦娘が来た


龍田「あら~ 北上さんに大井さん~」


天龍「よぉ、二人とも」


北上「あれ? なんで二人がこんなところに?」


大井「それに…」


中松「ん?」


大井「あなたと同じ服を着た人を昨日見ましたよ」


中松「結城の事か?」


北上「あーそうそう 知ってるの?」


中松(この子達の事か…)


中松「あぁ 結城の仲間だ 第一戦車大隊所属の中松 敦也三等陸佐だ」


まずは、仲間だと言うことを伝えて警戒しないようにさせた


北上「戦車…大隊?」


大井「聞いたことないわ」


二人とも何とも言えない顔をしていた


木曾「なんだどうしたんだ?」


瑞鳳「なになに?」


扶桑「どうしたんですか?」


山城「姉様 待ってください!」


小屋から続々と出てきた


金剛「ヘーイ! 扶桑 山城 久しぶりネ!」


扶桑「へ? 金剛さん?」


比叡「久しぶりですね」


山城「比叡さんまで」


木曾「なんでここにいるんだ?」


-説明中-


七人「…」


中松「どうだい?」


金剛「後悔はしないはずデス」


扶桑「…いても良いのかしら?」


比叡「良いに決まってます! そのために艦娘として生まれたのですから!」


霞「私も良いの?」


龍田「ここにいるのに置いていくわけにはいかないわ~ ねぇ、良いでしょう~?」


中松「俺は構わないが…」


七人「…」


中松「ゆっくり考えて良い 皆の選択肢に合わせる」


(※安価を取ります)


七人の答えは?>>>65

1,ついていく

2,考える

3,断る


北上「行こうよ 私は行くよ」


木曾「北上姉」


大井「北上さんが言うなら私も行くわ」


木曾「大井姉」


扶桑「行きましょう ここにいてもなにも変わりません」


山城「姉様」


瑞鳳「私も行こうかな」


天龍「木曾 お前はどうするんだ?」


木曾「…」


木曾「…本当に信用して良いんだな?」


天龍「あぁ 大丈夫だ」


木曾「…わかった」


隊員達 ホッ


七人全員が来てくれることを聞いて安心した


中松「ついてきてくれ 送っていこう」


扶桑「あの…」


中松「どうした?」


扶桑「結城さんは鎮守府にいますか?」


中松「? いや、別の任務に出ている すぐに戻ると思うが…」


扶桑「そうですか」フフッ


少し笑った気がするが気のせいだろうか


中松(あとはお前だぞ 結城)


そう考えながら、車輛の元に向かった


6章 逃げろ


中松達が扶桑達の説得に成功した時、結城達は廃鎮守府の中にいた


森を抜けたため偽装のための木やドーランは落とした


(※ドーランを落とすには、女性用の化粧落としシートが良いそうです)


新島「本当にいるんですか?」ギシギシ


各隊員クリアリングをしながら進んだがそれ以上に心配なことがあった


荒木「中隊長 床が抜けそうなんですけど…」ギシギシ


隊員達は、約40kg近い装備を背負いながら動いているため動く度に床が悲鳴を上げていた


結城「慎重に動け それに今の俺をみておいそれが言えるか?」


そう言うには理由があった


時雨「提督 大丈夫だよね?」ギュッ


夕立「提督さん 怖いっぽい」ギュッ


二人がくっついてきて余計動きづらかった


離そうとするもんなら


結城「二人とも少しはな…」


時雨、夕立「「いやだ」っぽい!」


結城「はぁ…」


この反応だった


そんなことをしながらしばらく歩いていたところ


川内「…誰かいる」


その一言で緊張が走った


結城「どこにいる?」


川内「あそこ」スッ


指を指した先に確かになんかいた


(※安価を取ります)


いた艦娘は?>>>67

(睦月型の四人〈如月、弥生、卯月、皐月〉と高雄型の中から二人お願いします)


結城「誰かわかるか?」


川内「あれは、如月と愛宕さんだね」


神通「傷だらけですね」


二人の身元がわかった


如月と呼ばれている娘は、ゆるやかなウェーブのかかった栗色のロングヘアにピンクの玉に三枚の羽根飾りが付いたような髪飾りを付け、服装は睦月同様に緑の襟のついた半袖ブラウスのセーラー服と、同じく緑色のスカートという服装をしており、下は側面に銀の縦ラインの入った黒のニーソックスを着用していた


もう一人愛宕と呼ばれている艦娘は、金髪碧眼のセミロングの女性で、キャビンアテンダントのような青い制服と丸帽子を着用しておりまさに大人の女性の感じだった


二人とも美人ではあるが、この廃鎮守府にいるせいか覇気が見えず虚ろな目をしていた


結城(前もこんな光景みたな…)


そんなこと考えていたら


愛宕「誰かいるの?」


結城「っ!? やべっ」スッ


身を出しすぎたせいか見られた気がした


如月「睦月ちゃん?」


睦月の名前が出たがここにいないのが残念だった


愛宕「いるなら出てきなさい!」


愛宕が声を張り上げた


神通「提督 どうしますか?」


川内「あまり刺激させない方が良いと思うけど…」


結城「…そうだな」カチャッ


そう言うと、小銃を地面に置いた


荒木「中隊長 どうしたのですか?」


結城「話し合いに言ってくる」


荒木「はい!?」


荒木が小声ながらも仰天の声を出した


夕立「提督さん危ないっぽい」


時雨「そうだよ ここは僕たちが…」


結城「お前達に任せっきりにはできない 大丈夫だ 慣れっこだ」


そう言っている間に拳銃とナイフも置き非武装になった


結城「荒木 指揮を任せる」


荒木「ちょっ!? 中隊長!?」


そう聞きながらも二人の前に姿を見せた


結城「待ってくれ 俺達は敵じゃない」


手を上げながら存在をアピールした


如月「人?」


愛宕「なんでこんなところに?」


二人は、不思議そうな顔をしていたがやや警戒していた


結城「聞いてくれ 俺達は、君達の仲間であろう”睦月”って言う娘から君達の事を聞いてここまで来たんだ」


如月「睦月ちゃんを知ってるの!?」


結城「あぁ 俺の部下が漂流しているところ保護した 怪我はしていたが今は大丈夫だ」


愛宕「よかった…」


それを聞いて二人は、少しだけ明るい表情になった


結城「彼女の仲間なら君達も保護したい これは、本心だ」


二人「…」


川内「二人ともこの人の言うとおりだよ」


如月「川内さん?」


神通「お願いします あなた達を助けたいだけなんです」


愛宕「神通ちゃん…」


二人「…」


二人は、少し黙ったあと


如月「信じて良いのかしら?」


結城「あぁ」


愛宕「じゃあ、助けて 怪我している娘がいるの」


結城「…案内してくれ」


そう言うと、隊員達に合図をして出てこさせた


荒木「中隊長 こんな無茶やめてください」


結城「すまんすまん」


時雨「僕は評価するよ」


夕立「夕立も♪」


結城「ありがとう」


そう言いつつ先ほどの二人についていった


-一室-


愛宕「…ここよ」ガラガラ


?「誰?」


(※安価を取ります)


怪我をしている艦娘は?>>>69

(上記にある如月、愛宕以外の六人です 1人or2人お願いします)


?「誰ですか?」


左側のベッドに腰を掛けていたのは、黒のボブヘアーに

青い丸帽子を乗せており、赤眼の目をしていた艦娘だった服装は愛宕と同様に白いシャツの上から青を基調としたキャビンアテンダントのような制服を着用し、スリットの入った短いタイトスカートを履いていた


頭と腕に包帯を巻いており、顔も汚れていた


?「誰…いっ…」


右側のベットには、赤目・黒髪ロング、そしてフチなしの眼鏡をつけており、帽子にエメラルドブルーのジャケット、菊結びの紐が編まれたスリットの入ったスカート。胸には艦首を模した桜紋の入ったペンダントがあしらっていた


頭と腹部に包帯を巻いていたが、止血ができていないのか腹部の包帯には血が滲んでいた


愛宕「鳥海ちゃん 動いちゃダメ」


?「愛宕 この人達は?」


神通「高雄さん安心してください 私達は味方です」


高雄「神通さん!? なんでこんなところに?」


時雨「君達を助けに来ただけだよ」


夕立「睦月ちゃんに聞いて来たっぽい」


神通達が仲介に入ってくれた

見慣れない迷彩服を着た人間より同じ艦娘の方が信用できるのだろう


結城「広田〈ひろた〉一尉 診てやってくれ」


広田「わかりました」


衛生科の広田一尉を始め五人の衛生科の隊員を連れてきた パラシュートの降下は訓練でやった程度だったが、心配なく成功した


広田「ちょっと傷口診ますね」


愛宕「ちょっと! なにを…」


結城「安心してくれ こいつらは医者だ」


愛宕「医者?」


結城「衛生兵だ とりあえず、応急措置してくれる 入渠するまでの間の処置だ」


愛宕「そう…」


そう言うと、愛宕は静かになった


広田「これは…」


如月「大丈夫なの?」


広田「…中隊長」


結城「なんだ?」


広田「腹部の傷ですけど、かなり出血しています なにか刺さっていて無理やり引き抜いて出血したようです 止血がうまくできていなくて、血が止まっていません」


異物が体に刺さった場合、その異物が血を止めていることがあり、あまり抜くのは薦められていない


結城「どうするんだ?」


広田「縫合して一時出血を止めます しかし、すぐに搬送する必要があります」


結城「ヘリを呼んどく」


広田「お願いします」


無線を持っている隊員に指示を出した直後だった


バン!


突然ドアが開き、その音に部屋にいる全員が音の鳴った方を向いた


?「はぁ…はぁ…」


愛宕「ま、摩耶!?」


そこには、ベッドに寝ている鳥海と同じような服を着た艦娘がいた

服装は高雄と愛宕の着ている服ををノースリーブにしたものに近く、頭には同じく二人の帽子に類似したものを被っていた 服の色は彼女の方は海色に近く、若干淡く緑がかっている


走ってきたのだろうか 息を切らしており、なぜかわからないが顔は、殴打されたように赤くなっていた


摩耶「薬…持って…来た…ぜ」バタン


そう言うと、倒れてしまった


愛宕「摩耶!?」


そう言うと、彼女は摩耶の元に駆けた


愛宕「摩耶 しっかりして!」


抱き抱えられた彼女はぐったりしていた


結城「なにがあったんだ?」


時雨「なんか持ってるよ」


時雨はそう言いながら、右手に握られているものを取った


〈痛み止め〉


倉田〈くらた〉「市販の痛み止めですね」


衛生科の1人である倉田三等陸曹がそう言った


結城「なんでこんなものを?」


そう疑問に思っていたら


高雄「私達のせいなんです…」


ベッドに腰を掛けていた高雄が歩いてきた

そして、なんでここにいるかを語り始めた


高雄「睦月ちゃんから聞いたと思いますが、鎮守府を出てしばらくして睦月ちゃんとはぐれてしまい、敵との交戦で私と鳥海がやられてここにたどり着いたんです」


高雄「でも、ここは廃鎮守府で入渠施設も使えなければ医療品も食事もありませんでした それで、摩耶が私達を助けるために一人で…」


結城「街に行って薬とかを探してきたんだな」


高雄「…はい」


あらかた話はわかった なぜ国を守るために必死に戦っている彼女達がこんな目に遭わなければならないのか疑問で仕方なかった


倉田「ちょっと待ってくれ 君達は、お金とか持っていたのかい?」


高雄、愛宕「…」


その質問に二人は、答えなかった


時雨「と言うことはこれ…」


結城「”盗難品”か…」


ほぼ間違いなく万引きしたんだろう それで、逃げるために叩かれたりしてこんな姿になったんだろう


夕立「提督さん どうするっぽい?」


結城「盗んできたものを使うわけにはいかない 俺達が持っているもので補おう この娘も診てあげてくれ」


倉田「了解しました」


結城「すまない 流石にこれを使うことはできない わかってくれ」


高雄「いえ… 申し訳ありません…」


そう話しているときだった


ガラッ!


?1「高雄さん! 食べられそうなの盛ってきたよ!」


ドアを開けて一人の金髪の女の子が入ってきた


?2「あなた達…誰?」


?3「誰ぴょん」


そのあと、二人も入ってきた


高雄「皐月ちゃん 弥生ちゃん 卯月ちゃん どこに行ってたの!?」


どうやら、仲間の娘らしい 金髪の娘が皐月 無表情の娘が弥生 変な語尾をつけるのが卯月らしい


皐月「山に入って食べれそうなの探してたんだ」


皐月と名乗る艦娘は、膝まである長く癖っぽい金髪を後ろで二つにまとめ、瞳の色も金色であり、服装は黒いセーラー服に白ネクタイと、三日月型のネクタイピンをしていた


弥生「皆で…採ってきた」


彼女は、薄紫色の髪にディープグリーンの瞳。髪型はもみ上げの長いボブヘアーに皐月以降の睦月型と同じ三日月を象った髪飾りをつけている。

服装は紺色の睦月、如月と同デザインの紺のセーラー服を着ていた


卯月「大変だったぴょん」


もう1人は、緋色のクセのある髪に緋色の瞳。髪先は兎のアクセサリーで纏められており、他にも右側頭部に先程の皐月と同じ三日月のアクセサリーや一房だけ縛った部分やアホ毛が散見される 服装は紺色の弥生と同デザインのセーラー服を着ていた


皐月の持っている籠の中には、たくさんのキノコがあったが、確実に嫌な予感がした


如月「それ食べられるの?」


皐月「大丈夫だと思うよ 一個食べてみるよ」ヒョイッ


皐月「あー」


皐月が口を開けて食べようとした


結城「バカヤロー!」ダッ


皐月「へ?」


ドシーン! ポロポロ


皐月「いたた…」


結城「あぶねぇ…」


間一髪食べずにすんだようだ


皐月「なにするのさ!」


皐月は食べるのを邪魔されて不機嫌になっていた


弥生「なに…するの」ギロッ


卯月「せっかく拾ってきたのにヒドイぴょん!」


散々言われたが事実を言うことにした


結城「食べてもよかったが、確実に食べたやつ死んでたぞ」


艦娘達「え?」


荒木「”ドクツルタケ” 日本最強の毒キノコって言われるくらいの猛毒のキノコだよ」


時雨「猛…毒」


結城「この一本で人間一人簡単に殺す事ができる」


夕立「ぽ、ぽい…」


結城「キノコは見つけても拾わない よく覚えとけ」


三人「…」コクッ


結城「新島 処分してこい」


新島「どうやって?」


結城「燃やしてこい」


新島「…了解」タッタッタ


グゥー


皐月「お腹…すいた」


この三人含めてだが、おそらくここにいる艦娘は、ろくに食事を取っていないだろう


結城「ちょっと待ってろ」ガサッ


-数十分後-


リュックから戦闘糧食を出し、作ってあげた だが、艦娘達は不思議そうな感じに見ていた


結城「ご飯を半分にして…」


神通「なんで半分に?」


結城「この空いた部分におかずをいれるんだ なにもしないでかけたら、溢れちまうからな」


(※実際の自衛官もやっているそうです)


結城「ほらできた お食べ」スッ←カレー


他の隊員達もできたようで艦娘に差し出していた


皐月「いいの?」


結城「お食べ」


弥生「いただき…ます」


パクッ


愛宕「美味しい!」


卯月「初めて食べたぴょん!」パクパク


どうやら、気に入ってくれたようだ


摩耶「サンキューな!」←目を覚ました


結城「あぁ」


嬉しそうにしていて安心した


(※元幹部自衛官の方曰く、戦闘糧食は味は良いらしいんですけど、平常時は食いたくない味だそうです)


高雄「別の…世界?」


食事をして、警戒を解いてくれたのか普通に話してくれるようになった


結城「そうだ ワケわかんないこと言ってると思うが…」


皐月「どんな世界なの?」


結城「ここと瓜二つだ だけど、艦娘もいなければ、深海棲艦も存在しない」


弥生「存在しない…」


結城「よく言えば、”艦”としての君達は実在する 現に君達の名前を受け継いだ”艦”が海上自衛隊の艦艇の一隻として今も日本を守り続けている」


鳥海「今も…」


結城「ところで話は変わるが、君達はこれからどうする?」


如月「これから?」


結城「俺達の任務は、君達を保護して鎮守府に送り届けることだ 君達に行く宛があったり、行かないと言うなら強制はしない」


結城「向こうの鎮守府には、長門が説明してくれるらしい どうする?」


(※安価を取ります)


高雄達の選択は?>>>71

1,ついていく

2,考える

3,断る


摩耶「そこで鳥海は治るんだよな?」


神通「はい 入渠所もちゃんと機能しています」


如月「睦月ちゃんもいるの?」


時雨「うん いるさ」


高雄「…連れていってください」


愛宕「高雄…」


高雄「この娘達の安全が優先です 保証してくれますよね」


結城「大丈夫だ 向こうの艦娘達は、優しい娘達のだからな」


高雄「…」


高雄「…あなた方を信用します」


結城「感謝する」


隊員達 ホッ


それを聞いて、安心した これで、任務半分成功だ


-鎮守府-


通信士「結城三佐の隊から連絡 目標を確保 ヘリの要請です」


桑野「よし 行くぞ!」


桑野の一言でパイロット達が各機に急いだ


出撃予定の機体は、AH-64,UH-60,UH-1だった


本当は、CH-47とAH-64だけの予定だったが、思った以上に早く要請が来たため整備が間に合わず、代わりにUH-60とUH-1が出動することになった


桑野「よし いいぞ」カポッ


ヘルメットを被り、機体を作動させようとしたときだった


?「あの…」


桑野「?」チラッ


(※安価を取ります)


話してきた艦娘は?>>>73

(所属している艦娘でお願いします)


長良「少し良いかな?」


艦娘の一人である長良がやって来た


桑野「どうした?」


なぜか不安そうな顔をしていた


長良「なんか嫌な予感がするの」


金本「予感?」


長良「うん」


桑野「…」


それを聞いて、なんとも言えなくなった


桑野「…すまない 皆が待ってる 忠告ありがとう」


長良「うん 気をつけてね」


桑野「ありがとう…」


整備士「さぁ、離れて 危ないよ」


そう言うと、整備士が長良を機体から遠ざけた


金本「なんだったんですかね?」


桑野「さぁな でも、油断しない方が良いと言うことだ」


そう言い、ヘリのエンジンをかけた

この時、その予感が的中するなどこの時誰も知るよしはなかった


-廃鎮守府-


パラパラパラパラ


荒木「ヘリだ」


ローター音が聞こえ隊員達が反応し始めた


神通「また乗るんですか…」


結城「もう飛び降りないから大丈夫だ」


そう言ってなだめた


広田「大丈夫ですか? 歩けますか?」


鳥海「はい… なんとか…」


艦娘達は、隊員の誘導のもと続々と部屋を出ていった


荒木「中隊長 行きましょう」


結城「いや、先行ってろ」


荒木「何かありましたか?」


結城「誰もいないか確かめてから行く」


結城「パイロットの奴には、上昇して待ってろって伝えてくれ 後で吊り上げて貰う」


荒木「…わかりました お気をつけて」


そう言うと、荒木も先に行った


結城「多分誰もいないよな」タッタッタ


そう言うと、館内を走った


しばらく探したが、誰もいないと確認し、鎮守府の屋上に向かった


パラパラパラパラ


上空にUH-60が近づいてきた


結城「よし ここだ 気を付けろ」フリフリ


手を降ってロープを降ろしてもらった


-機内-


村澤「ロープ降下用意」


機長の村澤一尉の合図でロープを取り付け降ろす準備をした


神通「早く終わって早く終わって…」ガクガク


川内「神通 大丈夫?」


夕立(こんな神通さん初めて見るっぽい)


卯月「本当に飛んでるぴょん」キラキラ


皐月「うわぁ」キラキラ


反応はそれぞれだった


そして、ロープを降ろそうとしたときだった


キランッ


飯川「?」


村澤「どうした?」


飯川「なんか光りました」


村澤「なに?」


そう言われ、そこを見たところ


ヒューン


UH-60に向かって飛翔するものが来た


村澤「っ!? ロケット砲!」


クイッ


操縦桿を傾け回避行動を取った


艦娘達「キャアッ!」


艦娘達の悲鳴が機内に響いた


ヒューン


村澤「あぶねぇ…」


飯川「高度をあげて退避しましょう」


村澤「そうだな…」


機体は、結城の回収を中断し高度をあげて退避した


-地上-


結城「敵!? どこから…」


そう考えた時だった


ババババン! バシュン


結城「くっ」サッ


下から銃撃を受けた


桑野『結城! 大丈夫か!?』


結城『何とかしてくれ!』


桑野『了解』


ダダダダ!


建物の下にいた敵をヘリが掃射してくれた


結城『助かった』


桑野『気にするな』


だが、その直後からヘリが狙われ始めた


ババババン バシュン!


森の方から機関銃やRPGが上空のヘリに向かって打ち込まれ始めた


結城「…」


村澤『桑野三佐 アパッチから煙が…』


大月『機体に損傷…』


ここで、決断を下した


結城『桑野 艦娘達連れて撤退しろ』


桑野『なに言ってるんだ! つべこべ言ってないで待ってろ!』


結城『いいから逃げろ! 俺一人のために部下を殺す気か!』


桑野『っ…』


結城『頼む 帰ってくれ』


桑野『…』


村澤『一人負傷!』


大月『こっちも一人!』


無線には、負傷者が出たことを報告する声が響いた


桑野『…すまない 結城』


結城『無事に送り届けてくれ 頼んだぞ』


桑野『隊長機から全機へ 撤退する』


この時、アパッチのパイロット二名はあることが頭に浮かんだ


”長良「嫌な予感がするの」”


それが現実になったのである


-UH-60機内-


桑野『隊長機から全機へ 撤退する』


村澤「…」


飯川「…」


二人もなんとなく察していただろう

武装がない二機の多用途ヘリでは、とてもじゃないが援護は難しかった


村澤「ドアを閉めろ 撤退だ」


隊員「…了解」


それを聞いて乗員の隊員がドアを閉めた


時雨「ちょっと待って! 提督が…」


川内「まだ乗ってないよ!」


飯川「命令なんだ 撤退する…」


そう言うと、機首を変え鎮守府方面に向かい始めた


時雨「ちょっと待って! 戻って!」


夕立「提督さんが!」


神通「戻って!」


艦娘達に言われても村澤は機首を変えることはなかった


-地上-


去っていくヘリを結城は地上から見ていた


結城「無事に帰ってくれ」


そう祈りつつ屋上から脱出した


7章 陸軍


廃鎮守府から脱出した結城は、敵の銃撃がなかった方に向かった

それが功を奏したか、敵に遭わずに進めた


結城「とりあえず、鎮守府の方面に行こう」


再び顔にドーランを付け、頭や背中に草木を付け進み始めた


-二時間後-


結城「流石に疲れた…」


鎮守府に向かっていると思うが、流石に数十キロの装備を着けたまま歩くのは、流石にきつかった


結城「休むか…」


そう呟き、道を外れ木の下に腰を下ろした


そうしていたら、余程疲れているのかウトウトしてきてしまった


結城「…Zzz…」


-数分後-


?「あれ?」


?「誰かいますね…」


(※安価を取ります)


艦娘は誰??>>>75

(三~六人お願いします 海外艦は除きます)


?「あの~」


結城「…」パチッ


?「ひっ!?」


目を開けると、紺色セーラー服に短めの2本のおさげが特徴的な女の子が驚いた顔をして結城を見ていた


結城「誰だ?」


?「と、特型駆逐艦のし、白雪です…」


彼女は、白雪と名乗った


?「お、生きてるのか?」


白雪「み、深雪ちゃん…」


その先には、同じような服を着たショートボブの女の子がいた


深雪「おーい、皆も来いよ」


?「なに一体…」


また同じような服を着た女の子が出てきたが、ぱっつんな髪型に眠そうな顔をしていた


?「なんですかぁー」


それに続き三人やって来た 一人は、幼い容姿にセーラー服のようなワンピースを着ており、頭に見慣れないものを乗っけていた


次の娘は、焦げ茶色と白の丈の長いワンピース状のセーラー服を身に付けており、腰まであるロングストレートの銀髪を側頭部後方で二房ツーサイドアップにし根本に紅白の吹き流しを付けていた


最後の娘は、ダークブラウンのショートボブにもみあげが長く、鎖骨くらいまで伸びていた また、側頭部から一房づつふわっとした髪が伸びており、そこだけ毛先にかけて白のグラデーションが入っている


白雪「初雪ちゃん 雪風ちゃん 天津風ちゃん 時津風ちゃん」


どうやら、この娘達の名前らしい


雪風「おじさんだれぇ?」


結城「…旅人だよ」


ちょっと嘘をついてこの場を離れようと考えた


天津風「嘘ね」


一発で嘘を見抜かれた


天津風「そんな服装に見たことのない銃 そして、カモフラージュしてるように見せてるわね」


天津風「そんな人が旅人なんて、嘘に決まってるじゃない」


ほぼ正確に指摘してきた


時津風「天津風すごい~」


初雪「旅人じゃないなら、あなた何者?」


完全に嘘を付くのが不可能になった


白雪「陸軍の方ですか?」


結城「ちょっと惜しいな 軍人じゃない 自衛官だ」


深雪「自衛…官?」


時津風「なにそれ?」


結城「ここは危ない すぐにここを抜けなさい」


そう言いながら、彼女達に背を向けた


天津風「ちょっと待ちなさいよ! あなたはどこ行くのよ!」


結城「俺の部隊がいる鎮守府だ 多分、あと70km位あるけどな」


白雪「な、70km!?」


初雪「無茶ある…」


結城「しかも、武装した敵もいる 危ないからここから逃げなさい」


艦娘達「…」


それを言うと、静かになった


結城「よし 良い娘だ じゃあね」


そう言ってその場を去った


-数分後-


結城「…」スタスタ


艦娘達「…」スタスタ


結城「…」ピタッ


艦娘達「…」ピタッ


結城「…」スタスタ


艦娘達「…」スタスタ


結城「おーい なんだ一体?」


艦娘達「…」


結城「なんで付いてくるんだ?」


天津風「べ、別に! 迷子にならないかなって思って!」


雪風「え? そうなの?」


結城「心配してくれるのは、嬉しいが皆はこの場所を知っているのか?」


時津風「知らなーい!」


深雪「知るわけねぇだろ!」ハハハッ


結城(即答か)


あまりに早く言うので、呆れを通り越してため息しかでなかった


初雪「帰りたい…」


結城(そう言われても困る)


白雪「ごめんなさい 失礼だと思いますが、付いていかせてください ご迷惑はかけませんので…」


結城(まともなのこの娘だけか…)


普通に付いていくなら、別に構わないが彼女達の着ているセーラー服やワンピースは森林の中では目立ちすぎるこれでは、敵に発見してくださいと言っているようなものだった

かといって、このままほっといて放置するのも人としてどうかと思った


結城(どうしたもんか…)


(※安価を取ります)


白雪達をどうする?>>>77

1,危険を承知で同行させる

2,放置(安全そうな場所に)


結城「こう…どうして女の子って言うのは…」


結城「わかった じゃあ、一緒に行こう」


艦娘達「」パァァ


結城「だけど、絶対に離れちゃダメだぞ」


時津風「はーい!」


結城「…」


本当に大丈夫だろうか


結城「ほら、おいで」


こうして、六人の艦娘と行動をすることになった


-鎮守府-


ザワザワ グォーン


鎮守府は慌ただしかった グラウンドの土を小型トラックや警戒車等が踏みにじり、小銃や軽機関銃で武装した隊員達が鎮守府の入り口や鎮守府の屋上などに配置された


瑞鶴「なに、一体なんの騒ぎ!?」


翔鶴「隊員の人達が…」


艦娘達もこの光景を見てただ事じゃないとわかったらしい


-鎮守府グラウンド 仮設指揮所-


桑野「ヘリはどうだ?」


村澤「まだ終わってません なんせ、相当被弾した上に初めての実戦での整備なので戸惑っています」


桑野「…そうか」


普通の整備なら、そんなにかからないだろうが、ロケット砲の至近弾や小銃弾などをくらいそれを整備して直すなど、ベテランの整備士でも経験したことの無いことだった


荒木「ほとんどの隊員達が配置に付き始めました」


中松「俺の部隊も待機中だ」


作戦地域に敵がいたのも想定外だが、恐れるべきは煙を出した状態で飛行したヘリを追いかけてこの鎮守府に来てしまった場合、必要な処置を取らなければならなかった

だが、唯一の実戦経験があり、部隊の総指揮を務める結城がこの場にいないため動きなどがぎこちなかった


中松「敵がいたって報告は?」


荒木「今のところは聞いてません」


中松「…そうか」


通信士『結城中隊長応答願います 聞こえたら、応答してください』


通信士「繋がりません…」


横沼「やっぱり、無線が繋がらないようです」


通信士の隊員がさっきから呼び掛けているが、繋がる気配がなかった


荒木「…結城三佐 生きていれば良いですけど…」


横沼「おい」


横沼がその一言を言うと、別の方に目線を向けた


?「…」


そこには、涙目で座っている艦娘がいた


(※安価を取ります)


艦娘はだれ?>>>79

(所属艦娘でお願いします 一人or二人でOKです)


吹雪「…」


夕立「…」グスッ


荒木「…すいません」


無線を使って連絡を試みている間、二人は指揮所から出ようとしなかった

時雨も先程までいたが、今は席をはずしていた


夕立「提督さん 帰ってくるっぽい?」


荒木「…」


中松「…大丈夫だ あいつは、絶対に帰ってくる」


桑野「中松…」


中松「忘れたか? あいつは、S〔特殊作戦群〕にいた奴だぞ 早々に死ぬかよ」


吹雪「…本当ですか?」


中松「あぁ だから、信じて待っててくれ」


吹雪「…はい」


今は、信じて待つしか手はなかった


-森林-


結城は、六人の艦娘と共に鎮守府を目指していた


結城「特型駆逐艦って言ったな と言うことは、”吹雪”や”叢雲”の知り合いってことで良いか?」


白雪「二人を知っているんですか!?」


結城「俺が世話になってる鎮守府に二人がいる」


深雪「そっか~ 早く会いてぇな!」


初雪「そんなことより疲れた…」


どうやら、吹雪達を知っているようだ


雪風「それじゃあ、陽炎とかも知ってる?」


結城「あぁ 陽炎に不知火に黒潮がいるな」


時津風「本当!?」


天津風「姉妹がいるなら、少し安心ね」


どうやら、この三人の姉がその三人らしい 全く似てなくて驚いた


そうして歩いていたら


結城「しっ!」サッ


止まってうつ伏せになった


深雪「どうした…」


結城「しっ」


しゃべろうとしたところ静かにさせ姿勢を低くするように促した


初雪「なに一体…」


サッサッサッ


第三匍匐で移動して止まり双眼鏡を覗いた


結城「あれは…」


双眼鏡の先には、自分達を襲った連中がいた

OD色の戦闘服を着ており、二十名近くが動いていた 手には、小銃に軽機関銃等を持っておりかなりの規模だった


天津風「だれよあいつら」


結城「俺達を襲った連中だ」


向こうは、自分達に背を向けており気づいている様子はなかった


雪風「しれぇ あれ」


雪風に言われ別の方向を見た


結城「なんだあいつら…」


そこには、迷彩服の上に黒いベスト、頭に黒ヘルメット 手には、FAMASに似ている銃と軽機関銃で武装した一団がいた 数は、三十人近くだった

見た限り、襲った連中とは、別の一団だろう


白雪「あれは、陸軍ですね」


結城「あれが?」


白雪「はい」


陸軍がなんでこんなところに?

そんな疑問を考えたが、もう一度OD色の連中を見た

向こうは、陸軍に気づいたのだろう 戦闘態勢に入っていた


結城「まさか…」


もう一度陸軍を見たが、陸軍の連中は全く気づかず縦列で歩いていた


初雪「やられちゃう…」


初雪の言うとおり、待ち伏せを行おうとしている連中は、陸軍の連中より高いところにおり、なおかつ木等の身を隠すものがあった


対して、陸軍の方は、身を隠すものはほとんど無く完全に丸見えだった


天津風「ちょっと、助けないの!?」


結城「これで攻撃したら、皆が危険だ」


口でも言ったが、さらにもうひとつあった

自衛隊がこちらに攻撃の意思がない一団に先制攻撃をしてはならないと言うルールがあった


そうして、引こうとしたところ


深雪「おい逃げろ!! 敵がいるぞ!!」


時津風「逃げて!」


二人が大声で逃げるように促し始めた


結城「ばか、声出すな」


それを言った直後敵がこちらに銃を向け発砲を開始した


ババババ!


結城「あぶねっ」スッ


白雪「きゃっ!」


こちらに撃つと共に陸軍の方にも発砲を開始した


ババババ! ダダダダッ


陸軍の隊員達が慌てて散開し反撃しているのが見えた

だが、隠れるところがほとんど無いため完全に一方的に撃たれていた


結城「ちっ…」カチャ


バン! バン! バン!…


撃たれたことにより、自衛のため発砲を開始した


結城「いいか 絶対に頭を上げるな じっとしてろ!」


艦娘達「」コクッ


そう言い残し、少し離れ射撃しやすい場所に付いた


結城「狙いづらい…」


小銃には、ダットサイトを付けておりアイアンサイトよりは狙えるが森林のため見えづらかった

(主は、サバゲーでは、ホロサイトを使うことが多いですが、森林フィールドだと何にも見えません)


前回のようなショートスコープを付けていれば、まだ戦いやすかったかもしれないが、そんなこと言っている場合ではなかった


バン!バン!バン!…


しばらくして、銃撃が止んだ


結城「大丈夫か?」


艦娘達の元に行き、安否確認をした


天津風「私達は大丈夫」


時津風「しれぇ 血が…」


艦娘達は、撃たれた左肩を見ていた


結城「かすり傷だ 大丈夫だ」


実際は痛いが、そう言い聞かせる他無かった


結城「陸軍の連中は?」


そう言いつつ、陸軍の方を見た


(※安価を取ります)


生存者は?>>>81

(1人~10人ほどお願いします 隊長の階級もお願いします 〈尉官~佐官クラスです〉)


数人動いているのを見て近づくことにした


タッタッタ


?「動くな」カチャ


突然一人が銃を向けてきた


結城「おいおい、待て待て待て 俺達は敵じゃない」


?「証拠は?」


結城「敵なら、こんなのんびり話をしない それ以前に遠くから撃って頭ぶち抜いてる」


?「…」


結城「まずは、生存した隊員達つれて移動するのが先決じゃないか? こんな、隠れる場所もないところで棒立ちなんて戦場じゃご法度だ」


?「…いいだろう」


そう言うと、銃を下げた


結城「なら、行くぞ」


そう言うと、彼を含め五人の生存者と移動を開始した


しばらく歩き、休めそうな場所があったため休息を取った


白雪「大丈夫ですか?」


伍長「あぁ、ありがとう」


?「お礼を言ってなかったな 声をかけてくれてありがとう あれがなかったら、我々は全滅していた」


結城「全滅はしなかったけど、ほぼ全滅だけどな」


?「…」


皮肉じみた一言を言ったが、向こうはしゃべらなかった

三十人くらいいた兵士がたったの五人になったから尚更だろう


結城「大声を出したのはこの二人だ お礼なら二人に言ってくれ」


?「そうか… ありがとう 君達のお陰で俺達は救われた」


深雪「あぁ、それはよかった」


時津風「うん…」


雪風「二人とも?」


結城「まぁ、二人が大声出したから、俺らが危ない目に遭ったから複雑なんだろう」


二人「…」


どうやら当たっているようだ


結城「それで、陸軍の一個小隊がなんでこんなところにいるんだ? 言っとくが演習や訓練だなんて無しだぞ」


?「…軍事機密だ」


結城「都合の言い言葉だな」


結城(まぁ、人の事言えないか…)


天津風「なによ 教えくれたっていいじゃない!」


初雪「助けて貰ったくせに…」


?「機密なものは機密だ」


結城「じゃあ、あんたの名前は? それも機密か?」


?「鈴木賢三〈すずきけんぞう〉だ」


名前は素直に名乗ってくれた


結城「ほぉ…」グイッ


そう言うと、襟首についている階級章を見た


結城「…陸軍歩兵連隊少佐か 大層な階級だな」


鈴木少佐「それはどうも…」


准尉「あなたは何者なんですか?」


生き残った一人が聞いてきた 階級からして准尉だ おそらく鈴木少佐の次に高い階級だろう


結城「陸上自衛隊 結城桂輔三等陸佐」


軍曹「自衛隊?」


准尉「どこの部隊だ? なんでこんなところにいる?」


結城「…防衛機密だ」


鈴木少佐「機密には機密をか…」フッ


そう言うと、少し笑った


鈴木少佐「世話になったな お前達は、このまま森を抜けてくれ」


そう言いつつ、五人は出発の準備を始めた


雪風「もう行っちゃうの?」


鈴木少佐「…任務がある」


結城「そんな状態で行くのか? そうなら、あんたら今度こそ全滅だ」


五人「…」


結城「それにあんたら森林戦慣れてないだろう」


鈴木少佐「なんでそれを?」


どうやら図星のようだ


結城「まず服装だ 迷彩服を着ているのはいいが、ベストのヘルメットが黒色じゃあ目立ちすぎる

いざ、戦闘が始まった時、敵を見つけようとしていたんだろうが、棒立ちになってたし、密集しすぎて相手にとっては格好の的になってた

これは、森林での戦いに慣れていないのと急遽集められたような感じだから連携も取れていないんだろうな」


鈴木少佐「…」


結城「どうやら、図星のようだな」


鈴木少佐「あぁ、あんたの言うとおりだ 急遽編成されて訓練もまともにできていない兵士達に 明らか場に合わない装備だ 俺も正直に言うと嫌な予感はしてた」


結城「だよな…」


准尉「じゃあ、どうするんですか?」


結城「俺もついていこう」


鈴木少佐「…は?」


艦娘達「え?」


その一言に少佐達は、拍子抜けたような顔をし、艦娘達は驚いていた


結城「これでも、多少は森林戦には自信がある そうすれば、任務は達成できるぞ」


結城(こいつらの目的も知りたいしな)


白雪「ちょっと待て下さい 私達はどうすればいいんですか?」


結城「皆は下山するだ ここから先は、本当に危険だ」


結城「あんたらも同じ考えだろ」


鈴木少佐「そうだな… 連れていくわけには…」


(※安価を取ります)


艦娘達はどうする?>>>83

1,下山する(陸軍の隊員が随伴する)

2,ついていく


白雪「で、でも…」


結城「いいか? ここから先もっと危ない目に合うだろう 君達をこれ以上危険な目に合わせたくないんだ」


白雪「…」


天津風「…わかったわ」


結城「すまないな」


艦娘達を下山させる事にした


鈴木少佐「伍長、二等兵 お前達はこの娘達を麓に送ってくれ」


結城「あてはあるのか?」


鈴木少佐「陸軍が展開している 事情を話せば保護して鎮守府に届けてくれる筈だ」


結城「それはよかった」


それを聞いてなんとなく安心した


天津風「ねぇ」


結城「なんだ?」


天津風「…気を付けてね」


結城「…ありがとう」


雪風「しれぇ 雪風の幸運分けてあげます」ギュッ


結城「あぁ、ありがとう」ナデナデ


結城「他の人にもやってくれないか? この人達にも待っている人達がいるんだ」


雪風「はーい」


そう言うと、雪風は鈴木少佐達にも同じことをした 疲労困憊で虚ろな表情をしていたが雪風のお陰で笑みを浮かべた


結城「この娘達を頼んだぞ」


伍長「了解しました」


深雪「なぁ、無事に帰ってこいよ」


結城「善処する」


白雪「結城さん どうかご無事で」


結城「…」


結城「鎮守府に俺と同じ服装している奴らがいる筈だ そいつらに伝えてくれ」


結城「”必ず帰るから待ってろ”て」


白雪「…わかりました」


それを言うと、艦娘達は下山していった


8章 新型爆弾


艦娘達を見送ったあと、結城達は先程の戦闘跡地にいた


鈴木少佐「…」


当たり前だが、そこには陸軍の兵士達の遺体が死屍累々な状況だった


結城「…部下は気の毒に」


鈴木少佐「…あぁ」


そう言うも、表情は虚ろだった


准尉「使えるものを回収しましょう…」


そう言うと、遺体から武器、弾薬、医療品等を回収し始めた


結城も始めようとしたとき、一人の遺体に目がいった

その遺体は、頭を撃ち抜かれており、目を開いたまま亡くなっていた


「…」


結城「…」


結城(若い 何歳だ?)


そんなことを考えていたら


鈴木少佐「野倉〈のくら〉二等兵 配属されてまだ半年の新人だ 19歳だ」


鈴木少佐「こんなことになるなんて想像もしなかっただろうな…」


結城「…」


それを聞いてなんとも言えなくなった


結城「…」スッ


結城「…怖かったよな? よく頑張ったな ゆっくり休め」スッ


そう言うと、開いた目を閉じてあげた


結城「お前が撃てなかった分の弾薬貰うぞ お前の仇取ってやる」ザッザッ


ベストからマガジンを抜きながらそう言った


「よく頑張ったな」「ゆっくり休め」


遺体に近付きその一言を結城は言い続け、手を合わせた


鈴木少佐「結城少佐」


結城「…なんだ?」


鈴木少佐「なぜそんなに丁重に?」


結城「…生きてる世界は違えど、国を守るって言う共通の思いはある そんな同志に手を合わせてなにが悪い?」


鈴木少佐「…」


結城「鈴木少佐 こいつらの思いを背負ってあんたは生きるんだ そして、任務を達成してこいつらに報いてくれ」


鈴木少佐「…ありがとう」


そう言うと、その場を去った


鈴木少佐「それじゃあ、行こう」


しばらくして、武器、弾薬等をある程度回収し目的地に向かって進行した

まだ持っていけそうだが、持ちすぎると歩くのに支障が出るためそれなりに持っていく他無かった


-鎮守府-


鎮守府は現在も警戒態勢だった そんな中、数十分前一台の車両が現れ艦娘達を置いていった


吹雪「白雪ちゃん、初雪ちゃん、深雪ちゃん…」


叢雲「ようやく会えたわね」


白雪「吹雪ちゃん、叢雲ちゃん」


初雪「久しぶり…」


結城が深雪「ようやく会えたな!」


陽炎「やっと会えた!」


天津風「本当にいたわね」


それぞれだが、再会を喜んでいた そんな中だった


白雪「あの…」


中松「なんだい?」


白雪「結城さんのお仲間ですか?」


隊員達「っ!?」


桑野「結城、結城を知っているのか!?」


白雪「え、えぇ…」


時津風「さっきまで一緒にいたよ」


荒木「中隊長は無事ですか?」


深雪「怪我してたけど、大丈夫だったぜ」


桑野「それで、結城はどこに?」


雪風「陸軍の人と一緒にどっか行っちゃった」


中松「陸軍?」


その一言に首をかしげた なぜ陸軍と一緒にいるのかが疑問だった 理由も聞いたが、六人とも知らないの一点張りだった


中松「結城 どこ行っちまったんだ…」


そう言いながら、空を見上げた


桑野「…こりゃ、一雨来るぞ」


空は、どんよりと曇り空を暗くしていた


-結城達-


結城達は未だに目的地に向かって歩き続けていた


鈴木少佐「少し休憩だ」


その一言で一息ついた


結城「なぁ、そろそろ教えてくれよ」


鈴木少佐「…なにをだ」


結城「この先になにがあるんだ?」


三人「…」


その質問に三人は黙った


鈴木少佐「…わかった 教えよう」


准尉「少佐!?」


鈴木少佐「ここまで来たんだ 隠しても意味はない」


准尉「…」


結城「なんだ?」


鈴木少佐は重い口を開いた


鈴木少佐「陸軍の特別輸送機がこの山の頂上付近に不時着したんだ 搭乗員の救難信号を受け取って俺達が急行した」


結城「その救難信号が打たれたところに向かっているんだな」


鈴木少佐「そうだ」


結城「貨物はなんだ? なんか運んでたんだろ」


鈴木少佐「…」


結城「あんたらが出動するくらいだ 一体なんなんだ?」


鈴木少佐「…陸軍開発局が作った新兵器 通称”対S爆弾”」


結城「爆弾?」


鈴木少佐「通常の爆弾じゃない 陸軍が作った対深海棲艦用新型爆弾だ」


結城「深海棲艦用…」


准尉「我々は回収する任務を帯びています」


行く理由はわかったが、それよりも気になることがあった


結城「聞きたくないがそれが爆発したらどうなる?」


鈴木少佐「…」


鈴木少佐「…半径2km圏内のものは全てが焼け野原になる」


結城「そんな…」


准尉「それだけじゃありません」


結城「何かあるのか?」


鈴木少佐「その爆弾の中には、新型細菌兵器が大量に含まれている 爆発したら、風にのってこの国全土に広がるだろう」


結城「…嘘だろ」


その一言にゾッとした


結城「その細菌兵器ってなんなんだ」


鈴木少佐「原理はわからないが、一滴でも浴びたら即死するらしい なんせ深海棲艦用に作られているから…」


※モデルは、映画「20世紀少年」にて登場した殺人ウイルス


結城「艦娘にも効くのか?」


鈴木少佐「効くだろうな いくら艦娘でも、細菌兵器にはどうしようもないだろう…」


結城「それについて少しでもいい 教えてくれ」


鈴木少佐「…見せられた映像の限りではな…」


カクカクシカジカ


結城「…」


そんなものがこの山の頂上にあるのだ


鈴木少佐「結城少佐 言いたくありませんが、引き返すなら今のうちです」


結城「そんな話聞いて引き返せると思うか?」


鈴木少佐「…」


結城「言っとくが、ここには俺の部下達と艦娘達がいる そいつらが巻き添えに合うなんてごめんだ」


鈴木少佐「…」


結城「なら、早く行こう 何とかしなきゃいけねぇ」


鈴木少佐「…そうですね」


そう言うと、進行を再開した


-二時間後-


四人「…」


軍曹「…着きましたね」


そこには、木々をなぎ倒し部品がそこら中に散らばりながらも原型をとどめている輸送機があった


結城「警戒した方がいい 待ち伏せがあるかもしれない」


そう言うと、結城を先頭に輸送機に向かって歩き始めた


ザクザク


小銃を構えながら前進し警戒をした 異様な程静かだった だが、その静寂は破られた


敵兵 ザバッ


結城「コンタクト! 前!」バン バン


敵兵「ぐはっ」バタン


ザバッ


結城「コンタクト 十字方向」バン バン


敵兵「ぐふっ」バタン


サッ サッ


軍曹「すげー…」


結城「クリア!」


思った通り敵が待ち伏せていた


鈴木少佐「やはり、敵がいたか…」


結城「想定はしていた筈だろ」


鈴木少佐「まぁ…」


そう言いつつ、前進し輸送機にたどり着いた


結城「…」カシャッ カチッ


小銃から拳銃に切り替え前に出た 他の三人もライトをつけ続いた

(右手に拳銃、左手にライト)


ドサッ


准尉「ん? なんだ?」チラッ


准尉が照らした先には、二人の遺体があった そこら中を撃たれていたが周りには薬莢も転がっていた


准尉「こ、これは…」


結城「…」


鈴木少佐「この輸送機の搭乗員だな これだけの深傷をおってまで機体を守ろうとしたんだ」


そう言うと、鈴木少佐は二人に敬礼した


結城「勇敢な奴らだよ」スッ


それに続き結城も敬礼した


准尉「鈴木少佐! 電力がいきています」


そう言うと、非常電源を押したのだろう 輸送機の電気がついた


鈴木少佐「ありがとう准尉」


鈴木少佐「軍曹 外を警戒してくれ」


軍曹「了解しました!」


中には、武器、弾薬等があった 爆弾と一緒に輸送したのだろう


結城「無線機か…」


小型の無線機があり手に取った


結城「俺の無線は…」ガサガサ


無線を取り出すと、電源が切れていた


結城「バッテリー切れか…」


使うのを忘れており、使えなかった


結城「試しにやってみるか…」


そう言って使おうとしたところ


准尉「鈴木少佐!」


鈴木少佐が呼ばれ、気になり様子を見にいった


ピッピッピッ…


結城「これが…」


鈴木少佐「そうだ… 新型爆弾だ」


そこには、長さ4~5m位の爆弾が吊り上げられていた


鈴木少佐「もっとヤバイ事教えましょうか?」


結城「聞きたくないがなんだ?」


鈴木少佐「…起爆スイッチが作動している」


結城「…冗談だろ?」


鈴木少佐「今から三時間三十分後 23:00に起爆するように設定されてる…」


結城「まぁ、連中だろうな…」


考えることもなく例の連中がやったのだろうと察しがついた


鈴木少佐「起爆なんかさせねぇよ」ガサガサ


そう言うと、少佐はリュックから小型のパソコンのようなものを取り出した


結城「それは?」


鈴木少佐「これでパスワードを入力して起爆コードを解錠する」


そう言うと、機器を接続しいじり始めた


ピッピッピッ…


鈴木少佐「よし」ピッ


ブブッ


鈴木少佐「なに…」


准尉「少佐?」


鈴木少佐「パスワードが変えられている…」


結城「…は?」


鈴木少佐「教えられたパスワードと違う…」


結城「嘘だろ…」


最悪のケースだった


結城「どうするんだ?」


鈴木少佐「どうもこうも…」


准尉「自分が!」ガサガサ


そう言うと、准尉がリュックを下ろしノートパソコンを取り出した


准尉「常套手段です この爆弾の制御盤にハッキングしてパスワードを解読します」


鈴木少佐「そんなことできるのか?」


准尉「やるしかありません!」カタカタカタ


そう言うと、准尉はパソコン画面に集中し始めた


結城「…」


鈴木少佐「信じるしかありません…」


結城「…そうだな」


そう願う他無かった


鈴木少佐「結城少佐はなにを?」


結城「無線が使えるか試す できたら、今の状況を報告する」カチッ


結城『こちら結城 どなたかとれますか?』


シーン


結城『こちら陸上自衛隊 結城三佐 どなたかとれますか?』


シーン


結城『誰でもいい 誰か出てくれ!』


?「…え?…どち…ま?…」


どこかに繋がった


結城『誰だ!?』


?「こち…んじゅ…誰…」


どこかの電波が悪いせいか途切れ途切れだった


結城『結城だ! 陸上自衛隊 結城三等陸佐だ』


?「え?…まさ…とく?」


結城『俺を知っているんだな? 誰だ!?』


(※安価を取ります)


無線の相手は?>>>85

(所属艦娘でお願いします)


明石『わた…明石…す!』


結城『明石… 明石か!?』


明石『はい…で…ど…』


結城『頼む 自衛官の誰かに替わってくれ!』


明石『なに…もう…おね…す』


シーン


結城「あーくそっ きれた…」


鈴木少佐「どうでした?」


結城「繋がったは繋がったが、バッテリーが…」


鈴木少佐「そうですか…」


-鎮守府-


中松「本当に連絡が来たのか?」


明石「えぇ、機器の調整をしていた急に…」


桑野「なんか言ってました?」


明石「それがよく聞こえなくて… 誰かに替わってくれと言ってましたけど…」


荒木「多分、自分達の事でしょう シキツウ〈82式指揮通信車〉の機能を使えば何とか…」


中松「わかった じゃあ、取りかかろう」


明石「待ってください だったら、ここの通信機等も使ってください」


桑野「それはありがたい」


大淀「でも、条件があります」


中松「条件?」


(※安価を取ります)


大淀が出した条件は?>>>87


大淀「し、しばらくここにいてくれませんか?」


中松「…は?」


大淀は、少し顔を赤らめてそう言った


荒木「また連絡があるかもしれません その為じゃないですか?」


桑野「なるほど」


中松「わかった しばらくここにいよう」


明石「私からもあります」


中松「なんだ?」


明石「提督からの無線を私達にも聞けるようにしてください」


桑野「なっ!?」


荒木「ちょっとそれは…」


明石「ダメなら、協力はしません」


この条件には、困惑した

無線の内容からして緊急の事だとわかる それを聞こえるようにして混乱させてしまうのではないかと考えたからだ


桑野「それは…」


中松「わかった 許可しよう」


荒木「中松三佐!」


中松「やむを得ない 飲むしかないだろう」


中松「だが、どんな内容でも覚悟はしてくれよ」


明石「…わかりました」


中松「…よし 早速取りかかろう」


そう言い、他の隊員に指示を出した


荒木(そういえば、さっきの条件実際どっちの意味なんだ?)


ふとそう考えたが、そんな場合じゃないと思い考えるのを止めた


-輸送機内-


ガサガサ ガサガサ


結城「あった!」


無線連絡をしたあと、バッテリーの充電をするために少佐の証言を元にコードを探した

非常電源が点いていることで電力があるため充電ができるとの事だ


結城「鈴木少佐! あった!」


スタスタ


鈴木少佐「これで…」


結城「連絡ができる あんたも連絡を取ったらどうだ?」


鈴木少佐「あぁ こいつを回収しなきゃな…」チラッ


新型爆弾「」


-十数分後-


鈴木少佐『はい そうですか… 了解しました』カチッ


鈴木少佐「増援を送りたいが天候不良で送ろうに送れないらしい」


結城「…だよな」


外は、台風並みの強風と土砂降りの雨で余計に辺りを暗くした これでは、ヘリも近付けないだろう


鈴木少佐「結城少佐 使ってくれ」


結城「いいのか?」


鈴木少佐「えぇ」


結城「…ありがとう」


そう言うと、無線を受け取り周波数を合わせた


-鎮守府-


仮説の通信室になったテントの中には、幹部自衛官や数人の艦娘がいた 外には、鎮守府内の艦娘達も詰めかけていた 天候が悪いためその娘達が濡れないようにと大きめのテントにしたのが功を奏した


通信士「結城三等陸佐より無線が入りました!」


中松「繋げ!」


その一言にテントが騒がしくなった


中松『結城 中松だ』


結城『おう 繋がるようになったな』


中松『なんとかな』


桑野『結城』


結城『桑野か… 艦娘達は無事か?』


桑野『あぁ 無事に送り届けた』


結城『そうか…』


荒木『結城三佐 今どこにいるのですか?』


結城『南封山のほぼ山頂付近だ』


※オリジナルの山です


中松「どこなんだ?」


横沼「…あった!」


そこは、鎮守府から数十km離れた山だった


中松『なんでそんなところに?』


桑野『陸軍の連中といるって聞いてるぞ』


結城『あぁ それは本当だ』


中松『なにやってるんだ?』


結城『あんまり言いたくないんだがな…』


それから、あったことを話した


中松『つまりこう言うことか?』


中松『海軍にばかりいいところ持ってかれて悔しがった陸軍が新型爆弾を開発 別の基地に移送中に何らかのトラブルで山の中に不時着 それで、俺達を襲った武装組織が起爆スイッチを起動させてそのままってことか』


結城『そんな感じだ』


広田『細菌兵器の効果は?』


結城『詳しくはわからないらしいが… 発症した瞬間、身体中の至るところから出血して、失血死するらしい 実際、鈴木少佐が見た映像では、捕獲した深海棲艦六体が一分~二分位で全滅したらしい』


桑野『文字通り殺人ウイルスか…』


横沼『とんでもないもの作りましたね…』


結城『そんなものが俺の真横に有るんだ』


結城『タイマーは2300にセットしてある』


荒木(2300 残り二時間くらいか…)


その一言が周りを暗くした


中松『結城 なんとしても解除してくれ じゃなきゃ、俺達だけじゃなくてこの国にいる国民や艦娘達が死に絶えちまう』


結城『パスワードは現在解読中だ このまま機体に待機し進展があったら連絡する それと、この事は艦娘達には黙っててくれ』


中松『…あー、結城 それは無理だ』


結城『…は?』


?「提督!」


(※安価を取ります)


叫んだ艦娘は?>>>91


吹雪『司令官! 大丈夫なんですか!?』


結城『え? 吹雪? なんで吹雪がいるんだ!?』


中松『彼女だけじゃない みんないるぞ』


結城『ということは…』


桑野『今の話し全部筒抜けだ』


結城『お前らな…』


中松『仕方ねぇだろ 彼女達が協力しなかったら、繋がらなかったんだぞ』


結城『…』


時雨『提督! 帰ってこれるんだよね!?』


夕立『帰ってくるって言って!』


結城『…』


結城『…悪いがバッテリーの残りが少ない あとで連絡する』


通信士「途絶えました」


自衛官達「…」


荒木「広田一尉 もし細菌が蔓延した場合どうにかできますか?」


広田「出来る出来ない以前にサンプルがないですし、どんなものかわかりません それに、こう言うものは化学科の管轄ですし…」


荒木「ですよね…」


広田一尉の言うとおり、このようなNBC(核、生物、化学)兵器には、化学科に所属している隊員の分野だが、あいにく第一特別混成中隊には誰もいなかった


桑野「こんなこと想定できましたか? 横沼一尉」


横沼「出来てたら、編成する時点で入れてますよ」


桑野「だよな…」


中松「とにかく、あいつからの連絡を待とう」


そう言い、連絡を待った


時雨「提督…」ギュ


夕立「…」ギュ


二人は、結城から貰った帽子とシュマグを握りしめた


吹雪「時雨ちゃん…夕立ちゃん…」


部屋は静まり返った


9章 襲撃


連絡をきったあと、結城は銃器の点検をしている鈴木の元に行った


結城「鈴木少佐 良いニュースと悪いニュースがあるがどっちが聞きたい?」


鈴木少佐「良いニュースとは?」


結城「俺達が送った艦娘六人は無事に保護されたらしい」


鈴木少佐「そうですか… 悪いニュースとは?」


結城「…新型爆弾の存在が艦娘達にバレた」


鈴木少佐「…」


その一言を鈴木は静かに聞いた


結城「…見張りを替わってくる」


スタスタ


ザーザー ブォォーン


結城「なんか見えたか?」


暗視ゴーグルを付け、うつ伏せの状態で軽機関銃を構えている軍曹の元に行った


軍曹「いいえ とくに…」


結城「替わるぞ 少し体を休めろ」


軍曹「…すいません ありがとうございます」


そう言うと、機内に戻って行った


結城「こう言う見張りなんてするのいつぶりだ…」


そう呟き見張りを続けた


-一時間半後-


ピッピッピッ…


起爆時間まで三十分をきったところで鎮守府に連絡する事にした


結城『こちら輸送機内』


-鎮守府-


荒木『結城三佐! 状況は!?』


結城『…すまない まだパスワードが…』


准尉『少佐!』


出来ていないと言おうと思った瞬間、パスワードを解読していた准尉が声をあげた


結城『すまない あとで連絡する』


桑野「なにがあった?」


明石「さぁ?」


-輸送機内-


鈴木少佐「どうした?」


准尉「パスワードが解読されました!」


鈴木少佐「本当か!?」


准尉「はい!」


どうやら、解読に成功したらしい 本当にギリギリだ


准尉「読み上げます」


鈴木少佐「頼む」


准尉「まずは…」


准尉が読み上げ、少佐が機器に入力していった そして


准尉「以上」


鈴木少佐「頼むぞ」ピッ


ピッピッピッ…


ピタッ←19:37


軍曹「と、止まった」


鈴木少佐「…成功だ」


その一言に一息付けた


結城『こちら輸送機』


-鎮守府-


結城『こちら輸送機』


中松『結城 爆弾はどうだ!?』


結城『たった今、解除された もう爆発の心配はない』


桑野『本当か?』


結城『あぁ』


その一言を聞き自衛官と艦娘達は、力が抜けたように息を吐いたり、座り込んだりする者もいた


大淀「良かった…」


吹雪「…はぁ」コテン


夕立「提督さん帰ってこれるっぽい?」


時雨「うん…」


-輸送機-


カタカタカタ…


軍曹「准尉なにを?」


准尉「シールドを作動させます 爆弾を守るために」カチッ


そう言うと、爆弾の周りに囲いが出来て爆弾が箱のようなものに包まれた


准尉「これなら、艦娘の空爆だろうが砲撃だろうが数時間以上耐えられます まぁ、爆弾にもある程度の強度がありますけどね」


結城「ずいぶん詳しいな」


准尉「これのエンジニアですからね… 自分がいなかったら…」


鈴木少佐「完全に死んでたな」


四人 ハハハッ


起爆時間はとっくに過ぎ、四人は安心して笑みがこぼれた


結城「さて、天候がよくなったらここからおさらばだ」


鈴木少佐「えぇ」


結城「ちょっと外見てくる」


准尉「お願いします」


そう言うと、結城は外の見えるところに行った


ザーザー ブォォーン


結城「相変わらずひどい風と雨だ」


外は、雨と風が酷かったが、やや収まってきたような気がした


結城「……ん?」


結城は、遠くの方に目を凝らした


軍曹「結城少佐 どうで…」


結城「来るな!」


軍曹「へ?」


近付いてこようとする軍曹を引き留めた


結城「…」カチャッ


結城は、八八式鉄帽に付けられているJGVS-V8(暗視ゴーグル)を下げた


結城「鈴木少佐 増援が来るって言う話しは?」


鈴木少佐「いや、知りませんけど…」


准尉「どうしたんですか?」


結城「…なんか動いてる」


-鎮守府-


桑野『結城待ってろ 天候が回復次第、ヘリで救出に向かう』


まだ結城を救出していないため自衛官達は気は抜けなかった


結城『その事なんだが、新たに言わなきゃいけないことがある』


荒木『どうしました?』


吹雪『司令官?』


結城『爆弾解除の記念パーティー開くって言ったのどこのどいつだ?』


その一言にその場は静まり返った


中松『どう言うことだ?』


結城『…敵に囲まれた 恐らく、起爆するために戻ってきたんだろう』


その一言に凍りついた


桑野「嘘だろ…」


中松『規模は!?』


結城『…わからない だが、一個小隊は確実にいる それに確信ではないが、少佐の他に部隊がいたらしいがそれが見当たらない つまり、相手にもそれなりの人数がいる 勝手な想像だが、恐らく一個中隊位のな…』


荒木『三十人~百人以上ですか…』


桑野『その山に何人いるか把握できていない…』


時雨「提督…」


夕立「…」


中松『もし、やられたら爆弾はそいつらの手に渡るのか…』


荒木『そんな事あってはなりません』


荒木『結城三佐! 我々が到着するまでなんとしても、その機体と爆弾を守り抜いてください!』


結城『…』


結城『…荒木言うようになったな』


結城『了解した 現時点を死守する』


そう言うと、無線が切れた


中松「頼むぞ…」


大淀「提督…」


明石「なんでまた…」


そう言っていたときだった


ガヤガヤ


桑野「なんだ?」


大淀「奥からですね」


荒木「見てきます」スタスタ


そう言うと、荒木は様子を見にいった


荒木「…これは」


目に写ったのは、艦娘達が揉めており、自衛官達も止めには言っていた


(※安価を取ります)


騒いでいた艦娘は?>>>93

(複数お願いします ちなみに結城のことで揉めています)


翔鶴「瑞鶴! 止めなさい!」ギュウ


瑞鶴「離して翔鶴姉! こんなことしてる場合じゃないよ!」ジタバタ


翔鶴「今出たら、瑞鶴まで危ないわよ!」


秋月「瑞鶴さん、落ち着いてください!」ギュウ


加賀「…赤城さん そこを退いてください」


赤城「ダメです加賀さん」


加賀「…退いてください」ギロッ


赤城「加賀さん… ダメです!」


飛龍「ねぇ! 押さえるの手伝って!」


藤嶋「お、おう」ギュ


飛龍「蒼龍! 暴れないで!」


蒼龍「離して! 提督が死んじゃう!」ジタバタ


神風「離してください、羽黒さん!」グイグイ


羽黒「神風ちゃん! 行っちゃダメ!」ギュ


陽炎「黒潮 退いて」


不知火「神通さん 申し訳ありませんが退いてください」


黒潮「アカン! 陽炎姉さん ちったぁ落ち着き!」


神通「できません 今のあなたを通すわけには行きません」


古鷹「青葉 そこ退いて 提督が待ってるの」


加古「そこ退けよ衣笠」


青葉「古鷹さん ダメです!」


衣笠「私達が行ってもどうしようもないよ!」


加古「そんなもんやってみなきゃわかんねぇだろ!」


そこら中で艦娘達が怒鳴り散らしたり、海に出ようとしているのだろうか艤装を展開している娘もおりそれを他の艦娘や自衛官が止めていた


荒木「なにがあった!」


瀧本「中隊長の無線が切れたら急にこうなったんです! 隊員数名吹っ飛ばされました!」


いくらレンジャーの資格を持った屈強な自衛官でも、相手は艦の力を持った女性 相手にならずしがみつくのがやっとの状態だった


荒木「ど、どうすれば…」


自分では、どうすれば良いかわからず慌てふためいていたところ


?「いい加減にしろ!!」


(※安価を取ります)


叫んだのは?>>>95

(自衛官、艦娘どちらでも良いです 名前もお願いします)


長門「お前ら! いい加減しろ!!」


艦娘達「」ビクッ


怒鳴りながら、長門が入ってきた 艦娘だけでなく、その気迫に自衛官達も縮こまった


長門「こんな時に仲間割れか なにをやっている!」


加賀「長門さんは、心配じゃないんですか?」


加古「そんな薄情だったのかよ」


長門「…」


長門がなにかを口にしようとしたとき


時雨「じゃあ、逆に聞くけどさ…」


時雨「僕達が行ってなんかできるの?」


時雨が静かに言った


時雨「こんな天候じゃあ、艦載機も飛ばせない 砲撃だって届くかわからない 銃を持って戦うことも出来ない じゃあ、なにが出来るんだい?」


蒼龍「そ、それは…」


その質問に暴れていた艦娘達は黙ってしまった


吹雪「信じて待ちましょう 司令官ならきっと…」


夕立「だから、こんなこと止めてほしいっぽい」


村雨「夕立…」


あの夕立がおとなしくしており、艦娘達は驚いていた 真っ先に出ていきそうだと考えていたのだろう


艦娘達「…」


時雨達の言葉に暴れていた艦娘達は静かになり、やがて艤装を解除した


荒木「ありがとうございます…」


長門「…気にしないでくれ だが、時雨がな…」


荒木「…」チラッ


時雨「…」プルプル


どうやら、助けに行きたいと言う自分を押さえているのだろう 体が震えていた


荒木(結城三佐 貴方は、彼女達から慕われています 必ず帰ってきてください じゃないと彼女達が持ちません)


-輸送機-


結城「ハ、ハ、ハクション!」


結城「…誰か俺の話してるな」


鎮守府の事はまったく考えていない結城は、一人に見張りを任せトラップを仕掛けていた


結城「…これで良いな」スタスタ


トラップを仕掛け元の場所に戻った


鈴木少佐「どうだ?」


軍曹「ゆっくりですが、近付いています 距離約500m」


飛行機の不時着のせいで木々は薙ぎ倒されており、周辺は開けていた 輸送機の左右は、高さ10m位の小高い岩があり輸送機を見下ろしていた


軍曹「あいつら、本当に起爆させるつもりなんですか?」


結城「どっちにしろ あいつらにこれを渡すわけにはいかないだろ」


鈴木少佐「…」


准尉「…やりましょう少佐」


鈴木少佐「…戦闘配置」


少佐は静かにそう告げた


-鎮守府-


鎮守府では、一部の自衛官達が出発の用意を始めていた 直ぐに動けるようにと即応態勢だった


艦娘達「…」


艦娘達も先程の喧騒が嘘かのように静かだった 不思議なことに誰一人眠そうな感じはなかった


夕立「…」


時雨「夕立 大丈夫だよ」ギュ


夕立「…うん」ギュ


時雨と夕立はお互いの手を握り静かに待った


蒼龍、飛龍「…」ギュウ


二航戦の二人は結城の帽子を強く握りしめていた


-輸送機-


タッタッタッ


結城「配置についた」


敵を前にして、正面に結城 右に鈴木少佐 左に軽機関銃を構えた軍曹 後方に輸送機に積んであったセミオートライフルを構えた准尉がいた 全員暗視ゴーグルを付け万全の状態だった


軍曹「四人確認」


准尉「いや、八人だ 後方に四人」


結城「恐らく前衛の分隊だ 始まるぞ」


敵は、そんなに早くないスピードで迫っていた


結城「敵は、暗視ゴーグルとか持ってないようだな 動きがぎこちない こっちが有利だ」


軍曹「数では、負けてますけどね」


鈴木少佐「集中しろ」


刻々と相手は迫ってきた


准尉「結城少佐 合図をして下さい 全員の銃の射程内まで待ちます」


結城「…いいぞ」


そう言うと、サイトを覗き時を待った


結城「まだだ まだ撃つな」


敵が200m位まで迫ってきた


結城「…いけ」


准尉「…」バン!


敵兵「ぐっ」バタン


准尉が放った弾丸は、戦闘を歩いていた兵士の眉間に直撃した


鈴木少佐「撃て!」


味方が急にやられあわてふためいているのを確認した少佐が畳み掛けるように射撃命令を出した


バン! バン! バラララ…


隠れるところがほとんどない前衛の分隊の兵士達は、次々体を撃ち抜かれ倒れていった


結城(待っていて正解だった)


結城の狙いどおりだった 飛行機から200m位は、背の低い切り株くらいしか残っておらず身を隠すのに不十分だった それに加え、暗視装置の持たない敵は動きが遅く格好の狙い目だった


ダン! バン!


だが、相手も反撃してきた こっちの発火炎(マズルフラッシュ)を頼りに後方の部隊が射撃を始めた


バシュン ガキン ズシャン


撃たれてくる弾丸が隠れている輸送機の破片や岩等に命中し、鋭い音をたてた


バン! バン! …


しばらくすると銃声が止んだ


准尉「相手が引いていきます」


結城「こっちには、武器も暗視装置もあることがわかったはずだ 恐らく作戦を練るつもりだろう」


鈴木少佐「と言うことは、暫くは仕掛けてきませんね」


結城「多分な こっちは、隠れるところもあるし暗いところでも戦えるからな 形勢は、ほぼ互角かな…」


人数の差では、圧倒的に不利だが守りやすい場所に加え、装備の差があった


軍曹「…はぁ」


鈴木少佐「気は抜くな なにを仕掛けてくるかわからんぞ さっきの戦闘で俺達の人数は、割れたはずだからな…」


少佐の言うとおり、発火炎で人数が把握できたと思った方がいい


准尉「数で押し込まれたら不味いですね…」


軍曹「それなら、来て貰った方がいいですよ そうすれば、当てやすい」


結城「…」


結城は、銃を構えながら敵側の方を見た


-鎮守府-


中松「…」


荒木「…」ソワソワ


通信士「無線届きました!」


荒木「っ!? 繋いでくれ」


結城『こちら輸送機』


時雨「提督!」


夕立「ぽい!」


中松『結城! 大丈夫か!?』


結城『あぁ 第一波は抑えた 次はわからんがな…』


荒木『わからないって…』


結城『相手が重火器とか持ってこなければいけるかもしれないがな…』


結城『それに戦力差が違う 向こうは一個中隊並の兵力 こっちは、三人と半分だ』


中松『半分って誰だ』


結城『俺だ いつも書類とにらめっこしてる人間が戦力になるか?』


荒木『自分達よりはましです』


結城『はぁ…』


横沼『結城三佐 何か欲しいものはありますか?』


結城『そうだな… ”航空支援”がほしい それがあれば、あっという間に帰れるがな…』


中松『…すまん結城 それは無理だ』


結城『わかってる』


自衛官達もそれが出来れば、苦労はしないと思うだろう


荒木『他にありますか?』


結城『…気の紛れる話を頼む 少しは落ち着ける』


(※安価を取ります)


話題は?>>>98

(話題と出来れば誰が聞いたかをお願いします 複数OKです)


中松『そういえば、俺が機甲科に入った頃の話ってしたっけ?』


結城『いや、知らないな 候補生の学校卒業してから殆ど会ってないからな』


中松『まぁ、結婚式で会ったのが久しぶりだったからな』


結城『んで? 話はなんだ?』


中松『壁に耳あり障子に目ありってあるだろ』


結城『あぁ』


中松『俺、ある駐屯地の機甲科入って1ヶ月でクビになりかけたんだよな』


結城『お前なにやってんだよ』


中松『飯貰うために並んでいるときに大隊長の愚痴を言っていたら、俺の後ろから二番目辺りにいたんだ』


結城『バカじゃねぇの』


自衛官(あちゃー…)


艦娘達(うわぁ…)


結城『それでどうなったんだ?』


中松『呼び出されてめちゃくちゃ怒られた 何とか許して貰えたがな』


結城『ハハハッ とんでもないエピソードだな』


中松『そうだな』


※読者の皆さんも気を付けてください 誰がどこで聞いているかわかりませんよ


結城『悪い そろそろ行く』


中松『紛れたか?』


結城『あぁ、ありが…』


バコーン!


突然、無線の向こうから炸裂音が聞こえた


通信士「切れました」


中松「なにがあった!?」


通信士「わかりません!」


中松「もう一回繋げ!」


その指示を出したが


通信士「ダメです 繋がりません!」


その一言に周りの隊員達が青ざめた


白露「え? どうしたの?」


陸奥「なにがあったの!?」


艦娘達も慌て始めた


蒼龍「…嘘でしょ」


時雨「提…督…」


夕立「うぅ…」グスッ


中には、泣き始める艦娘もいたがその姿は自衛官達の動きの中に消えた


10章 覚悟


「…!」「…さ!」


何かが聞こえてきた


鈴木少佐「結城少佐!」


結城「っ!?」ハッ


鈴木少佐「大丈夫ですか!?」


結城「な、なにがあった…」ムクッ


頭がくらくらしていた 触ったら、血が出ていた


鈴木少佐「敵が強行手段に出ました 今防衛してる」


バン! バン! バラララ


銃声が鳴り響いており、戦闘中であることをしらせた


結城「…今行く」ガチャ


鈴木少佐「大丈夫なんですか?」


結城「こんなところで寝てられるかよ」サッ


直ぐに戦線に行き銃を撃った


-二時間後-


四人「…」


とりあえず、敵の猛攻を防いだが四人とも体の所々を撃たれていた 四人の後ろには、数人の遺体があった 後ろから攻めようとしてトラップに引っ掛かり死亡したのだ


鈴木少佐「結城少佐の言ったとおり、仕掛けといて正解でしたね…」ハァハァ


結城「まぁな 読めたからな」ハァハァ


准尉「こいつらがやられてから、後ろから来なくなりましたからね…」ツゥー


軍曹「でも、自分達いつまで持ちますかね…」ハァ…


軍曹の言ったとおりだった 相手は、ロケット弾や迫撃砲、重機関銃で攻撃をしてきた


結城「少佐 なんか手はないか?」


鈴木少佐「…あるにはあるが…」


准尉「何ですか?」


ゴソゴソ


そう言うと、少佐は奥から物を持ってきた


結城「そいつは?」


鈴木少佐「”ビーコン”だ 結城少佐を起こしたときに見つけた これを使って麓にいる砲兵隊に援護要請を送る ビーコンの位置を頼りに砲撃してくれる」


准尉「なるほど それを使えば、敵を一掃できますね」


軍曹「希望が見えますね」ヘヘッ


三人は、希望が見えた顔でいた


結城「ちょっと質問なんだが…」


結城「”誰が行くんだ?”」


軍曹「あ…」


四人とも所々撃たれており、傷だらけだった そんな体で重機関銃等が蔓延る前線に行きビーコンで砲撃要請をする等危険極まりなかった


四人「…」


暫く、無言が続いた


?「俺が…」


(※安価を取ります)


誰が行く?>>>100

(四人の中からお願いします 結城、少佐、准尉、軍曹からお願いします)


准尉「自分が行きます」


鈴木少佐「准尉!?」


准尉「自分は皆さんより被弾してません 動けるのは自分です 行かせてください」


鈴木少佐「だが…」


ガキン ガキン ガキン…


軍曹「くっ」


バラララ バラララ


結城「少佐! 迷ってる時間ねぇぞ!」


バン! バン! バン!


准尉「お願いします、少佐!」


鈴木少佐「…」


鈴木少佐「…わかった」


そう言うと、ビーコンの設定を始めた


バン! バン!…


鈴木少佐「いいか、ビーコンを設置して取り付けてある無線機で近くの砲兵隊陣地に繋げて支援を要請してくれ」


准尉「わかりました」カチャッ カチン


准尉は、小銃にマガジンを入れチャージングハンドルを引いた


鈴木少佐「…こいつを付けろ」スッ


准尉「…ありがとうございます」


ガシャン


小銃にグレネードランチャーを取り付け、弾を装填した


結城「援護してやる 頼むぞ」


准尉「…了解」


そう言うと、位置についた


バラララ バラララ バン! バン!


准尉「行きます」


鈴木少佐「待て………行け!」


ダッ


バン!バン!バン!バン!


准尉は前線に飛び出していった


鈴木少佐「援護しろ! あいつに近づけされるな!」


決死の援護射撃のお陰か目標地点に到着した


准尉「ちょっと黙ってて貰うぞ」ポン


バコーン!


ランチャーを撃ったらしく重機関銃の銃座が吹き飛んだ


准尉「さらに喰らえ」ポン


バコーン!


次弾は、迫撃砲陣地に着弾したのか一際大きな爆発をした


准尉「よしいいぞ」カチャッ


ピッピッピッ


准尉『こちら、ビーコン1 誰か出てくれ!』


通信兵『こちら、独立野戦砲大隊 どうぞ』


准尉『遠征部隊の准尉だ! 支援砲撃を要請する!』


通信兵『了解 座標を指示してください』


准尉『座標はビーコンを設置してある! その周辺に頼む!』


通信兵『ビーコンの信号を探知しました 直にその場を離脱してください 20分後に砲撃を開始します』


准尉『了解! 頼んだぞ!』


そう言い、無線を切り別の無線をとった


准尉『鈴木少佐 20分後に砲撃が来ます!』


鈴木少佐『了解した! 戻ってこい!』


准尉『了解!』


准尉は、こちらに向かおうとしたときだった


バン! バン!


准尉「うぐっ」


敵弾に倒れた


軍曹「准尉!」バッ


結城「待って!」ガシッ


鈴木少佐「今行ったら死ぬぞ!」


鈴木少佐『准尉大丈夫か?』


准尉『脇腹を撃たれました…』


准尉『まだ動けますが、銃撃で…』


銃撃は続いており、動こうに動けないでいた


結城(どうする…)


(※安価を取ります)


助けるor現状維持>>>102


結城「鈴木少佐 援護してくれ 助けに行く」


鈴木少佐「正気ですか!?」


軍曹「めちゃくちゃ撃たれてますよ!?」


結城「当たらなければどうということはない 援護しろ!」


軍曹「貴方無茶苦茶ですよ!」


我ながら無茶苦茶な事を言ったと思うがそれしか頭に無かった


結城「行くぞ!」バッ


鈴木少佐「ちょっ くそっ 援護する!」


バン!バン!バン! バラララ バラララ


結城「准尉!」


准尉「結城少佐…」


結城「動けるか?」


准尉「こんなのかすり傷です 行けます」


結城「援護してやるから、少佐達のところに行くんだ」


准尉「了解です…」


カチャッ ポイ コロン バシューー


准尉を逃がすためにスモークを投げ敵の視界を塞いだ


結城「よし……行け!」


准尉を先に行かせ、結城は暫く射撃を続けた


鈴木少佐『少佐 准尉が着いた 後退してくれ!』


結城『了解! ありがとう』


その無線を受け取り、後退を始めようとしたときだった


ヒューン バコーン!


結城「は?」


どこからともなく砲弾が降ってきた


准尉「そんな…早すぎる!」


予定よりは、まだ数分あった だが、砲撃が始まっていた


鈴木少佐『結城少佐!』


少佐が呼び掛けた直後、近くに砲弾が落ち三人は、吹っ飛ばされた


終章 さよなら


バラバラバラ…


朝日が登り、輸送機地点の上空近くを三機の自衛隊機が飛行していた 目的は、結城の救援だったが、結城から無線が切れて数時間以上たっていた


桑野「あれか…」


桑野の目には、木々か倒され薄くだが、煙がたっていた


中松『あそこか?』


桑野『間違いないな』


場所は、ほぼ間違いなかった


アパッチのレーダーには、反応はなく敵がいないことを示していた


村澤『降下します』


UH-60が降下を始め、それに続きUH-1も降下を始めた


ガラガラ


中松「ひどいな…」スタッ


地上に降りた隊員達が誰もが思っただろう 木々は薙ぎ倒され、地面は穴だらけ、ちらほらと遺体が見えた


中松「大丈夫か?」


?「…」


数人だが、艦娘が来ていた 中松達は行かせたくなかったが艦娘達の勢いに負け同行を許可した


(※安価を取ります)


ついてきた艦娘は?>>>104

(四人程お願いします)


明石「これは…」


吹雪「なにがあったんですか…」


中松「恐らく、砲撃だろう こんなに地面に穴が空くなんて榴弾砲かなんかだろう」


時雨「提督…」


夕立「提督さん…大丈夫っぽい?」


中松「…」


その言葉になにも言えなかった


藤嶋「中松三佐 あれ!」


指差す方向に輸送機があった


中松「まずは、あそこだな」


そう言うと、部下達をつれ歩き始めた


コツン


夕立「? ぽい?」チラッ


頭部「」ゴロン


夕立「っ!?」ビクッ


吹雪「うっ」


中松「どうした?」


時雨「あ、あ…」


時雨が指を指す先には、人間の頭部があった 砲撃に巻き込まれ吹っ飛んだのだろう


吹雪「う、うぇぇ」ベチョベチョ


耐えきれず、吹雪が吐いてしまった


明石「ちょっ…ちょっと大丈夫!?」サスサス


明石が吹雪の背中を撫でながら、落ち着かせていた


中松(言わんこっちゃねぇ…)


藤嶋「人の遺体は見慣れてないようですね…」


中松「普通はそうだろう」


時雨「君達は平気なのかい?」


中松「俺らは、言葉は悪いが見慣れているって言うのもある まぁ、こんな凄惨な現場程じゃないけどな」


中松「でも、たまに夢に出ることがある それが恐ろしい」


(※日航機墜落事故に派遣された元自衛官の方曰く、今なお墜落現場の夢を見るそうです)


中松「どうする? 行くのか、行かないのか?」


中松「行かないならここにいろ 結城も無事だとは、断言できない」


艦娘達「…」


(※安価を取ります)


ついていくor残る>>>106


時雨「…行くよ そうじゃないと来た意味がないじゃないか」


夕立「夕立達は、提督さんの無事を確認する必要があるっぽい」


時雨と夕立は恐れていなかった 二人は、怖い気持ちより結城に会いたいと言う強い想いが感じられた


中松「二人は無理しなくても良いぞ」


気がかりだったのは、吐いてしまった吹雪と看病している明石だった


吹雪「…もう大丈夫です… 行きましょう…」


藤嶋「いや…でも…」


吹雪「お願い…します」


明石「私が付いています 行かせてください」


中松「…」


中松「…わかった でも、気をつけてくれ もしかしたら、死体に化けて敵がいるかもしれない 俺達から離れるなよ」


艦娘達「…」コクッ


それを言うと、輸送機に向かって歩き始めた


スタスタ


吹雪「…」チラッ


明石「見ちゃダメ!」


吹雪「…」コクッ


歩いている最中も遺体はあった 上半身が吹き飛んでいる者 内臓が飛び出ている者 首から上が無い者だったり様々だった


艦娘達「…」


藤嶋「見ちゃいけない」


そうこうしている内に輸送機に辿り着いた


竹崎「相当な激戦だったそうですね…」


それを物語るかのように、足下には空薬莢が散乱しており弾倉まで落ちていた


川下「中松三佐!」


川下士長があるものを見つけた


川下「これ…」


見つけたのは、明らかに落ちている他の弾倉とは違うものだった


藤嶋「20の弾倉ですね…」


中松「あぁ… ここにいたんだ」


20式小銃の空弾倉があると言うことは、ここで結城が戦ったと言う証拠になった


中松「散開」


その指示のもと、藤嶋含めた五人が小銃を構え散開した


クイクイ


索敵のため、拳銃を構えた今井二曹と小銃を構えた鎌田士長が前に出た それに続き、皆も入った


今井「これは…」


鎌田「例の新型爆弾ってやつですか…」


少し進んだところに囲いに覆われた物体があった


今井「こんなにでけぇのか…」


鎌田「…」


?「う、うぅ…」


吹雪「っ!? 誰かいます…」


そう言い、聞こえた方にライトと銃を向けた


鈴木少佐「だ、誰だ…」


藤嶋「生存者だ」


タッタッタ


鈴木少佐「誰だ?」


准尉「うぅ…」


軍曹「生きてるですか…」


三人がおり、意識はあった


中松「陸上自衛隊 中松敦也三等陸佐」


鈴木少佐「自衛隊… と言うことは、”結城少佐”の…」


艦娘達「!?」


時雨「提督を知ってるの!?」バッ


夕立「教えて! 提督さんどこにいるっぽい!」


鈴木少佐「ちょ…なんだ君達は!?」


時雨と夕立が結城の名前が出た瞬間鈴木少佐に詰め寄った


明石「ちょっと二人とも!」グイッ


夕立「知ってるなら、教えてっぽい!」


吹雪「ちょっと、夕立ちゃん!」


明石と吹雪が二人をなんとか落ち着かせた


准尉「いや、びっくりした」イタタ


時雨「ごめん…なさい」


夕立「ごめんっぽい…」


明石「…」


落ち着かせている間、三人は応急措置を受け少しだけ楽になった


鈴木少佐「結城少佐の仲間なら、信用して良いんだな?」


中松「あぁ あんたが指揮官だな?」


鈴木少佐「はい… 鈴木賢三陸軍少佐です」


藤嶋「結城三佐が言っていた少佐ですね」


中松「聞きたいんだが、最後に結城を見たのは?」


鈴木少佐「…砲撃が始まった直後、外にいたのを…」


中松「外にいた!? 飛行機の外にいたのか!?」


鈴木少佐「はい… ここから、200m位離れた所に…」


明石「嘘でしょ…」


准尉「自分のせいです… 自分を助けるために結城少佐は…」


吹雪「そ、そんな…」ヘタッ


時雨「提…督…」


夕立「…」ポロポロ


自衛官達「…」スッ


明石「どこ行くんですか?」


中松「結城を探す」


吹雪「で、でも…」


中松「あいつの遺体を確認していない 痕跡を見つけるまで探し続ける」


そう言うと、出て外に探しに行った


-二時間後-


派遣された自衛官と艦娘達は、必死になって探したが結城どころか痕跡すら見当たらなかった


中松「やっぱり無理か…」


そう嘆いた時だった


カタッ


時雨、夕立「?」ピクッ


今井「どうし…」


時雨「静かにして!」


夕立「なんか聞こえるっぽい!」


中松「聞こえるか?」


藤嶋「いいえ」


自衛官達には聞こえなかったが、艦娘達は聞こえていた


明石「聞こえますね」


夕立「こっちっぽい!」


夕立が走り始め、他の艦娘も走り始めた


中松「…行くぞ」


藤嶋「中松三佐!?」


中松「彼女達を信じよう」


そう良い、ついていくことに


時雨「ここだね」


そこは、輸送機から約150m程の距離のところだった


鈴木少佐「ここだけ、地面の感覚が違うな」トントン


軍曹「鉄みたいですね」トントン


川下「払ってみましょう」


そう言い、皆で払ってみた


准尉「輸送機の破片ですね…」


砂を払ってみたところ輸送機の破片が顔を出した


ゴンゴンゴン


中松「…聞こえたか?」


藤嶋「えぇ 確実に」


そう言い、持っていた20式小銃のストックを下にし


コンコンコン


破片を叩いた


ゴンゴンゴン


音が返ってきた 誰かいるのは確実だった


時雨「ていと…」


中松「待て! 敵かもしれないぞ」


吹雪「て、敵!?」


中松「こんだけ死体が転がっているんだ 敵かもしれないぞ」


藤嶋「君達は下がって」


艦娘達を下がらせた 艦娘だけでも被害に会わないようにするためだ


藤嶋「持ち上げるぞ 竹崎、川下 銃を構えていろ」


竹崎「了解」


二人は、小銃を下に向けた


准尉「手伝います」スッ


軍曹「俺も」


破片を持ったのは、藤嶋一曹、今井二曹、鎌田士長、准尉、軍曹の五人だった


中松、鈴木少佐「…」カチャッ


二人は、拳銃を下に構え待った


五人「「「「「せーの!」」」」」グワッ


破片が上がり、中の人物が見えた


?「…」


中の人物も拳銃を構え、中松達を見ていた


(※安価を取ります)


結城or敵?>>>108


敵「…」カチャッ


中にいたのは、傷だらけで拳銃を構えている二十代半ばくらいの敵だった


鎌田「…マジか」


ここにいる自衛官は、人を撃ったこともなければ向けた事もない状態だった


敵「た、頼む もう戦う気はない 助けてくれ…動けないんだ…」


敵は、向けられている銃の数 人員を見て抵抗しても無駄だと悟ったのだろう あっさり拳銃を手放した


吹雪「…」


それに、よく見ると下半身が埋まっており動けないでいた


鈴木少佐「中松少佐 こう言う場合、自衛隊ではどうするのですか?」


中松「…無抵抗の人間を殺すのは、国際法上違反になります こう言う場合は、”捕虜”にするのが我々の答えです」


艦娘達「!?」


鈴木少佐「まぁ、妥当ですね」


中松「藤嶋 チェックしろ」


藤嶋「了解」


そう言うと、敵のボディチェックを始めた


敵「頼む 助けてくれ…」


藤嶋「ちょっと待ってろ」


それ言いつつ、拳銃とナイフなど武器になり得るものを穴から外に出した


藤嶋「大丈夫です」


中松「救出しろ」


その一言で自衛官達は、スコップで穴を掘り始めた


艦娘達「…」


-三十分後-


今井「よし、行くぞ せーの!」


ズボッ


暫くして、敵兵は救助された


鈴木少佐「肩貸してやれ」


軍曹「…」


軍曹は無言で肩を貸して歩かせた


?「…」カチャッ


藤嶋「おい、なにしてるんだ!?」


その一言に皆がその元を見た


艦娘「…」


艦娘が拳銃を構え、敵兵を狙っていた


(※安価を取ります)


拳銃を持っているのは?>>>110

(時雨、夕立、吹雪、明石の四人です)


夕立「そいつを離して」カチャッ


吹雪「許しません」カチャッ


明石「ちょっと二人とも!」


時雨「夕立!」


二人が銃を構えてこっちに向けていた 夕立は敵兵が持っていた拳銃を持っており、吹雪は落ちていたであろう銃を構えていた


中松「やめろ! なにするつもりだ!?」


吹雪「…退いてください」


中松「ダメだ」


夕立「夕立は、その人に用があるっぽい」


敵兵「ひぃ…」


敵兵は、怯えて座り込んでしまった


吹雪「…して」


敵兵「…?」


吹雪「司令官を返してよ!」


その一言が周りに木霊した


中松(どうするだこれ…)


今の二人は、艤装を展開していないためこの場にいる自衛官達が一斉に飛び込めば制圧できるかもしれないが、万が一銃を乱射して何かあれば、元のこもなかった


中松(どうするどうする…)


そう考えていたときだった


?「もうやめろ!」


その一言が場に響いた


全員がその場を見た


(※安価を取ります)


誰が言った?>>>112


結城「はぁ…はぁ…」


中松「結…城?」


時雨「提…督…?」


そこには、陸自の迷彩服に身を包み足を引きずりながら歩く結城がいた


結城「なんでこうなってるかよくわからねぇけど、とりあえず二人は武器を捨てろ」


吹雪「し、司令…官…」カチャン


夕立「あ、あ…」カチャン


二人の手から武器が滑り落ちた


結城「お前らの手は”人を殺す”手じゃない」


そう言いながら、結城は二人の手を握った


夕立「ほ、本当に…提督さん…ぽい?」


結城「その、シュマグ あげたの俺だよな?」


夕立「っ!?」


結城「時雨 その帽子あげたのも俺だよな?」


時雨「っ!?」


結城「これでも信じてくれないか?」


時雨、夕立「…」プルプル


時雨、夕立「提督「さん」!!」ダキッ


結城「うぉっ」ドシッ


結城「痛ってぇぇー!」


二人が抱きつき胴体が、地面に背中を強打し二つの痛みが結城を襲った


中松「結城無事だったのか!?」


結城「あぁ、なんとかな」ヨシヨシ


藤嶋「こんな所をよく…」


結城「悪いな 日本海軍に名を残した二人の”幸運艦”に魅入られたからな」


鈴木少佐「結城少佐…」


結城「三人とも無事で何よりだ」


明石「心配しましたよ」ウウッ


結城「すまないな…」


無事に帰ってきたことに皆が笑みを溢した だが、問題が起きた


結城「お前ら泣きすぎだ!」


時雨と夕立の涙と鼻水のせいで防弾ベストがべとべとになった…


パラパラパラ…


暫くしたところで、陸軍のヘリコプター部隊が鈴木少佐を含む生存者と新型爆弾を回収しに来た


鈴木少佐「少佐」


結城「少佐」


ヘリに乗り込む前、鈴木少佐は結城の元へ行った


鈴木少佐「仕事に戻らなければ」


結城「俺もだ」


鈴木少佐「…私は忘れない あなたのような豪胆で強運な軍人を」


結城「自分も忘れない あなたのように決して諦めず戦い続けた軍人を」


結城、鈴木少佐「」フッ


その一言を言うと、二人は固い握手を交わした


鈴木少佐「…行こう」クルッ


スタスタ


准尉「結城少佐!」サッ


軍曹「ありがとうございました!」サッ


結城「…」サッ


二人の敬礼に結城は静かに答礼をした


パラパラパラ…


鈴木少佐等をのせたヘリが飛びだった後、二機の大型ヘリコプターに吊るされ新型爆弾が移送された


結城「…俺達も帰ろう」


その一言を言うと、一行はUH-60に乗り込んだ


後日、鈴木少佐の指示のもと 作戦に参加し戦死した陸軍兵士達の遺体が回収された 死後、兵士達には金鵄勲章(きんしくんしょう)が授与された


パラパラパラ…


結城「…」


吹雪「Zzz…」


時雨「Zzz…」


夕立「Zzz…」


現在、左肩に吹雪右肩に時雨の頭が乗っており、夕立は結城の膝の上に乗り寝ていた


中松「ハーレムだな結城」


結城「こいつらな…」


明石「見逃してあげてください 寝ないで提督を待っていたんですから」


結城「はぁ… まったく」ナデナデ


そう言いつつ、膝の上に乗っている夕立の頭を撫でた


夕立「Zzz…エヘヘ…提督…さん…むにゃ…」


自衛官達 ハハハッ


-グラウンド-


グラウンドには、自衛官達と艦娘達がいた

皆、結城生存の報を聞き集まった 帰ってくるのを心待にしていた


パラパラパラ…


暫くして、ヘリが見えた 着陸態勢には入りゆっくりと着陸した


ガラガラ…


中松「歩けるか?」


結城「大丈夫だ 自分の足で歩きたい」


時雨「提督」←起きた


夕立「無理しないでっぽい」←起きた


結城「ありがとう」


結城はゆっくりだが、ヘリから降り皆の前に現れた


隊員達 ウォォ!


自衛官達は、自分達の指揮官が生還した事に歓喜した


?「提督!」ダキッ


結城「うぉっ」


(※安価を取ります)


来た艦娘は?>>>114

(一~二人お願いします)


蒼龍「提督!」ダキッ


飛龍「お帰りー!」ダキッ


結城「うぉっ」バタン


暫く歩いたところで、二航戦の二人に抱きつかれた 駆逐艦の時雨、夕立に比べ体の大きい二人からの飛びつきで結城は倒れた


蒼龍「ねぇ、心配したんだよ!」


結城「…」


飛龍「本当によかった」ポロポロ


結城「…」


蒼龍「あれ? 提督?」


結城「…」


中松「あー、二人とも帰ってきて嬉しいと思うが…」


飛龍「へ?」


中松「頭打って気絶したぞ」


結城「…」←気絶した


二航戦「」


その後、二航戦の二人が長門と鳳翔に怒られているのを目撃した者が多数いた


-夜-


鎮守府は静まり返っていた 昨日の結城を待つために寝なかった艦娘が多く、今は夢見心地らしい


自衛官達「…」


そんななか、結城の指示により全自衛官達が集まっていた


結城「それで、横沼一尉 話しとは?」


横沼「はい ついに…」


横沼「”元の世界に戻る方法”がわかりました」


ザワザワ


桑野「本当か?」


横沼「確信ではありませんが…」


中松「それ大丈夫なのか?」


横沼「ですが、これしかありません…」


結城「話してくれ」


結城は、皆を静かにさせ横沼を見た


横沼「はい 明日の11:00 我々がこの世界に来た時と同じ天候が予想されます」


中松「どう言うことだ?」


横沼「つまり、その時間帯にもう一度磁場シールドを展開させます それを利用して元の世界に戻ると言うことです」


広田「そんなこと出来るのか?」


横沼「理論上は可能です 此処に来れたんです 帰れないわけありません」


ザワザワ


自衛官達は、混乱していた そんな映画みたいな事が出来るものなのかと


結城「いいじゃねぇか やろう!」


結城は立ち上がりながらそう言い放った


藤嶋「え!? で、ですが、結城三佐!」


結城「なんだ?」


藤嶋「よろしいのですか?」


結城「なにがだ?」


藤嶋「ここにいる艦娘達の事はどうなるのですか!?」


結城「なに言っているんだ? ここは、彼女達の世界だ 俺がどうこう言うことじゃない」


中松「結城…」


結城「それに、俺はこの部隊の指揮官だ 俺の役目はお前達を無事に帰すことだ 彼女達もわかってくれるはずだ」


自衛官達「…」


結城の一言に皆が静かになった


結城「明日の起床後、撤収準備に入る 整備班は各車輌の点検してくれ」


自衛官達「はい!」


そう言ってその日は解散した


-翌日-


グラウンドは朝から騒がしかった テントの撤収 ヘリや車輌の点検に追われる隊員達で慌ただしかった


中松「なぁ、結城」


結城「なんだ?」


中松「あの娘達には言うのか? 今日帰ることを」


結城「…」


桑野「その顔…言うつもり無いんだな」


結城「あぁ」


そもそも、この世界に来たのがイレギュラーだった もう彼女達には、新しい上官もいるし、のびのびと生きていた ここにいても、やることがないのだ


-10:30-


車輌の移動も終わりに差し掛かり最後の準備には入ろうとしていた


横沼「シールドの発生装置の最終点検には入ります」


結城「頼む」


横沼がそう言い、装置の方へ行った こんなことになって責任を感じているのだろう そこら中を見て、指導していた


?「提督!」


結城「…」ギクッ


?「なに…してるの?」


聞きたくない声を聞いた 目を向けたくなかったが、後ろに目をやると案の定艦娘達が集まっていた


結城(やっぱり無理だったか…)


?「提督!」


(※安価を取ります)


声をかけてきた艦娘は?>>>116


川内「提督!」


川内が聞いてきた どうやら、川内が真っ先に気がつき皆に言って回ったのだろう 運が悪い


結城「…ただの車輌移動だよ」


時雨「嘘だよね?」


一瞬でバレた 自分がこんなに嘘が下手だとは


結城「…」


隊員達も手を止めてこっちを見ていた


結城「…正直に言おう 元の世界に帰れるかもしれないんだ」


艦娘達「!?」


艦娘達は驚いた顔をしていた 誰でもこんな唐突に言われたら驚くだろう


(※安価を取ります)


艦娘達の反応は?>>>118


伊勢「それは本当なの?」


結城「理論上は…」


時雨「だったら、連れてって!」


夕立「夕立も行きたいっぽい!」


ザワザワ


艦娘達が口々に自分達も行きたいと騒ぎ始めた


結城(だからバレたくなかったんだよ…)


前来たときも時雨と夕立が騒いだ気がするが、さらに多くなった


桑野「結城どうするんだ?」


結城「…連れていくことは出来ない」


時雨「どうしてさ!」


結城「前も言っただろ 俺達の世界が皆俺達みたいに優しい奴らだとは限らない ここにいた方がいい」


時雨「で、でも…」


結城「それに、もう皆は今いる提督の管轄の艦娘だ 出ていくわけには行かないだろ」


艦娘達「…」


結城「だから頼む 折れてくれ 俺達にも待ってる人達がいるんだ」


艦娘達「…」


艦娘達は、静まり返ってしまった


結城「…行こう」


そう言って行こうとした時だった


ギュッ


結城「?…時雨、夕立?」


時雨と夕立が服を掴んでいた


時雨「…ちょっと待ってて」


そう言うと、時雨は建物の方へ走っていった


-数分後-


時雨が息を切らせてやってきた


時雨「これ受け取って」


(※安価を取ります)


時雨が差し出したのは?>>>120

(装飾品だと嬉しいです)


そこには、赤い髪飾りと長い黒色のリボンがあった


結城「これは?」


時雨「提督は僕と夕立に帽子とマフラーをあげたよね?」


夕立「だから夕立達もこれをあげるっぽい」


そう言い、差し出した


結城「…」スッ


結城は二つを受け取り、髪飾りにリボンを結びネックレス状にして首に掛けた


結城「お前達の贈り物確かに受け取った」


そう言って、二人に見せた


結城「じゃあ、俺達からはこれをあげよう あまりいいものじゃないかもしれないが…」スッ


結城は、厚めの封筒を渡した


時雨「これは?」


結城「開けてみ」


時雨は疑問になりながら開けた


時雨「…これは」


中にはたくさんの写真が入っていた


青葉「よく撮れてますね!」


あの青葉が興奮気味に言った


結城「部下が皆を撮ったんだ 受け取ってくれ」


青葉「いいんですか?」


結城「もし残っていたら、俺達の世界の人間に皆の存在が知られる それだけは防がなきゃな」


そう言うと、写真を見始めた


瑞鶴「あ、これ私!」


瑞鶴が写っている写真は、AH-64のコックピットに乗り興味津々な顔をしていた


暁「私たちのもあるわ!」


6駆の写真は、戦車帽を被り10式戦車の上に乗り戦車の乗員と笑顔で写っていた


反応は様々だが、喜んでくれて幸いだった

(※他にどんな写真があったかは、皆さんの想像にお任せします)


陸奥「あっ」


陸奥「提督 残念だけど、この写真は受け取れないわ」スッ


陸奥が写真を一枚外した


長門「そうだな これは受け取れないな」


大淀「そうですね」フフッ


そう言って、写真が返ってきた


結城「…」ニガワライ


夕立「提督さん 見せて見せて!」


時雨「どんなの?」


(※安価を取ります)


どんな写真?>>>122

(結城、時雨、夕立が写っています いかがわしいものではないです)


そこには、この世界に来た当日の夜 テントでの会議の一場面だった 夕立がじゃれつき、時雨が驚いた顔をしており、結城が驚き困っていた顔をしていたがどこか嬉しいそうな顔をしていた


結城「これは、受け取ろう」


本来なら、受け取る気はなかった だが、なぜかとっておきたくなった 元の世界に戻って誰にもバレないことを祈るだけだ


横沼「結城三佐 そろそろ…」


時間が来たのだろう 横沼一尉が申し訳なさそう顔で伝えてきた


結城「…わかった」


短い返事を返した


結城「皆 元気でな」


艦娘達を見つめ、一言を発した


夕立「提督さん また会えるっぽい?」


時雨「提督…」


二人の目線にあわせて腰を屈めた


結城「”偶然は三回も起きないんだ”」


二人には辛い言葉かもしれないが、それしか言葉がでなかった


時雨「…」


時雨「…そうだよね」ポロポロ


夕立「…」ポロポロ


最後の最後で泣かせてしまった


結城「…」ガサッ


コツン コツン


ヘルメットを取り、二人の額に自分の額を当てた


結城「寂しくならないようにおまじないだ」


そう言って額を離し、艦娘達に目線を送った


結城「俺達は忘れない この世界には、君達艦娘が命を懸けて国を守っていることを 皆も忘れないでくれ この世界の裏側には、俺達自衛隊が国を守っていることを 皆の活躍を裏側の世界から願っている」


結城「…」サッ


自衛官達「…」サッ


結城に続き、後ろにいる自衛官達も艦娘達に敬礼を送った


結城「…行こう」


敬礼を終え、そう告げた


荒木「総員乗車!」


その号令のもと、次々と車輌に乗り込んでいった


蒼龍「提督 これ…」


蒼龍と飛龍が戦闘帽を持っていた


結城「お前らにやるよ」


飛龍「で、でも…」


結城「無くしたことにしとく 俺からの贈り物だ」


そう告げると、二人は帽子を握りしめた


結城「…あばよ」


そう呟くと、結城も82式指揮通信車に向かって走った


結城「…」


横沼「結城三佐 本当によろしいのですか?」


結城「なにがだ?」


横沼「いえ… なんか辛…」


結城「わかってるなら、早くしてくれ 俺も辛いんだ」


横沼「…了解しました」


そう言うと、画面に集中し始めた


横沼「磁場シールド展開します」


シールドを展開してまもなく、あの音がなり始めた


横沼「出力急上昇! 来ます!」


結城『総員衝撃に備えろ!』


その無線を言ってまもなく、車外から強烈な光が襲った


エピローグ


-長崎県 佐世保市-


結城「よぉ、皆」


結城は、出張のため九州に来ていた その最終日時間が空いたためここに来たのだ


結城「また会いに来たぞ こんなこと10年前も言ったよな」


それぞれの慰霊碑に花を手向けながらそう呟いていた

そして決まって、最後はこの慰霊碑の前だ


結城「よぉ、時雨」


第二十七駆逐隊戦没者慰霊碑「」


結城「今回は、お前の姉妹に会ったな 元気な奴らだったな 姉貴と一緒だったんだな」


そう語り懸けながら花を手向けた


結城「…あのあとどうなったか話してやるよ」


艦娘達と別れ、強烈な光を越えた先に見えたのは驚いた顔をしてこっちを見ていた陸自の作業員だった


結城「無事に元の世界に帰れた けっこう無茶苦茶なやり方だったけどな」


その後、自衛隊上層部や防衛省の職員が現れ行方不明だった数日間なにがあったのかや百発以上の実弾と数十リットルのガソリン等がなくなっていることについて言及された


結城「一貫して”わかりません”って答えてやった さらに言及されそうだったが、横沼が実験による記憶障害ってことにしてくれて収まった」


他の隊員達も言及されたそうだが、誰一人艦娘の事を口にしなかったと聞いた


結城「…」パサッ


胸ポケットから写真を取り出した それは、例の写真だった


結城「俺は、この国を守るために頑張るよ だから、お前達も頑張れよ」


結城「そろそろ行く またな」スッ


結城は、その場をあとにした 手向けた花が風に揺られていた まるで結城に手を振っているようだった


結城「…また会おう」ボソッ


-Fin-


(※艦娘視点が見たい場合はコメント下さい 語り手も書いてくれたら嬉しいです)


-鎮守府-


時雨【提督 初めて手紙を書くよ

元気にしてるかな? 僕達は、相変わらず元気だよ けど、提督が帰っちゃった後少し大変だったよ

ほとんどの艦娘が泣いちゃうし、特に夕立は部屋に戻ってもずっと泣いてたよ

僕はどうだったって? 僕は…

僕も泣いたよ 白露や村雨、扶桑達が慰めてくれたよ 迷惑かけちゃったよ


話がずれちゃったね 提督が帰った後の話をするよ】


-翌日(結城がいなくなった日の)-


女提督「ええっと… つまりどう言うこと?」


長い出張から帰って来た女提督がグラウンドを見ながら艦娘達と話していた グラウンドは、戦車のキャタピラ痕や装甲車のタイヤ痕、ヘリコプターのホバリングの影響で砂が吹き飛んだ部分が所々にあった


夕立「だから、夕立達を助けてくれた提督さんがここに来たっぽい!」


女提督「じゃあ、その人はどこにいるのよ?」


時雨「もうここにはいないんだ」


女提督「どうして?」


日向「帰ったんだ 自分達の戻るべき場所に」


女提督「日向 あなた…」


長門「すまない提督 本当なんだ」


女提督「長門 あなたまで…」


女提督「じゃあ、この娘達も?」


女提督が言っているのは、結城が助けた艦娘達だった


長門「そうだ 彼が命を懸けて助けた」


女提督「そこまで…」


皐月「あの、来ちゃダメだった?」


女提督「え、いや…」


扶桑「ダメでしたら、私達は出ていきます」


女提督「…」


女提督「あー、もう! 皆は、もうここの艦娘! 一緒に戦いましょ!」


長門「提督 ありがとう」


女提督「もう考えるのはやめ 一緒に歩みましょう」


時雨【と言う感じで、皆を受け入れてくれたよ

あ、そうそう 提督すごいよ! 内閣総理大臣から国を救った人物として名前が上がったんだ 表彰式は、勿論僕達の提督が代理で行ったんだけど、緊張した様子で顔が強ばってて皆で笑ったよ


まだまだ、たくさん話したいことがあるよ こんな手紙じゃなくて、直接話したいな…】


夕立「時雨! 間宮さんのところ一緒に行くっぽい!」


時雨「あ、今行くね」


夕立「はーやーく!」


時雨「わかったわかった 先行っててくれるかな?」


夕立「わかったっぽい!」


タッタッタッ


時雨【提督 僕はずっと待ってる 偶然は三回も起きないって言ったよね? でも、僕は信じてる

もし、その偶然が起きたらやってほしいことたくさんあるんだ

たくさん話がしたい たくさん撫でてもらいたい そして、一緒に笑っていたい

だから提督 その時までさようなら】


時雨「ふぅ…」


時雨「さて、夕立が待ってる」ガタッ


ガチャ バタン タッタッタッ


ブォォーン ヒラヒラ ペタッ


部屋に静かな風が吹き込んだ その風に乗り、一枚の写真が手紙の上に乗った


写真「」


その写真は、青葉が撮影し時雨と夕立に渡した二人しか持っていない 二人の宝物だった


結城、時雨、夕立が写っており、満面の笑みでカメラを見ている二人 その二人の頭の上に手を置き、満面の笑みを浮かべている結城の姿だった


時雨「また会おうね 提督」


-Fin-


後書き

ついにクライマックス

8/10 1,000pv突破ありがとうございます!
頑張って書いていきます。

8/17 2,000pv突破ありがとうございます!
頑張って書いていきます。

9/6 4,000p突破ありがとうございます!
頑張って書いていきます。

9/15 5,000pv突破ありがとうございます!
頑張って書いていきます

10/8 7,000pv突破ありがとうございます!
頑張って書いていきます。

10/20 8,000pv突破ありがとうございます!
頑張って書いていきます。

10/29 9,000pv突破ありがとうございます!
頑張って書いていきます。

11/7 10,000pv突破ありがとうございます!!
二作連続の10,000pv越えで驚いてます!
続編も考えてます。
頑張って書いていきます。

11/17 11,000pv突破ありがとうございます!
頑張って書いていきます。

11/25 12,000pv突破ありがとうございます!
頑張って書いていきます。

12/4 13,000pv突破ありがとうございます!
頑張って書いていきます。


このSSへの評価

12件評価されています


SS好きの名無しさんから
2022-04-23 15:25:07

SS好きの名無しさんから
2021-07-29 01:32:47

バリィさんさんから
2020-10-20 20:06:36

嵐山さんから
2020-10-20 13:09:12

SS好きの名無しさんから
2020-10-17 20:18:25

あだっちさんから
2020-10-06 15:31:37

SS好きの名無しさんから
2020-09-27 11:57:25

seiさんから
2020-09-03 00:06:22

SS好きの名無しさんから
2020-09-02 15:51:51

多聞丸さんから
2020-08-09 11:46:14

SS好きの名無しさんから
2020-09-09 21:18:35

昌一さんから
2020-08-26 23:10:54

このSSへの応援

11件応援されています


SS好きの名無しさんから
2022-04-23 15:25:10

SS好きの名無しさんから
2022-04-08 18:52:57

S.L.KⅡさんから
2020-11-18 18:50:44

バリィさんさんから
2020-10-20 20:06:39

SS好きの名無しさんから
2020-10-17 20:18:26

SS好きの名無しさんから
2020-09-27 11:57:33

seiさんから
2020-09-03 00:06:24

アホなさんから
2020-08-12 19:20:25

多聞丸さんから
2020-08-09 11:46:16

SS好きの名無しさんから
2020-08-08 14:13:40

昌一さんから
2020-08-08 00:58:34

このSSへのコメント

126件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2020-08-05 08:25:40 ID: S:sUD67e

新しい物語ですか!楽しみです!
頑張って下さいね!

2: K,E 2020-08-05 11:20:38 ID: S:en9Xaq

1さん〉コメント&ご声援ありがとうございます!!

いつまで続くかわかりませんが、頑張ってやっていきます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

3: SS好きの名無しさん 2020-08-06 13:53:12 ID: S:2oz8bS

長門と陸奥でおなしゃす!

4: K,E 2020-08-06 15:48:21 ID: S:HtTnU8

3さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

5: SS好きの名無しさん 2020-08-07 13:26:44 ID: S:P--Xp2

遠征でどうですか?場所はおまかせで。

6: K,E 2020-08-07 13:56:17 ID: S:64OAW9

5さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

7: 昌一 2020-08-08 00:58:23 ID: S:CEt9FT

いつも読んでます!
頑張ってください!

8: K,E 2020-08-08 07:40:23 ID: S:xD1WRy

7さん〉コメント&ご声援ありがとうございます!

ありがとうございます!
自分も読ませてもらってます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

9: SS好きの名無しさん 2020-08-08 07:55:36 ID: S:vYi9Ze

白露、村雨、春雨、山風の白露型の4人で!

10: K,E 2020-08-08 11:04:20 ID: S:ehT_T0

9さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

11: SS好きの名無しさん 2020-08-09 11:17:15 ID: S:QFovbP

夕立と時雨が結城の所へ真っ先に走って、残りの4人もそれを追う形で

12: K,E 2020-08-09 22:01:13 ID: S:Z2iRzO

11さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

13: 多聞丸 2020-08-09 22:37:02 ID: S:am08LN

お疲れ様です!新作も頑張ってください!

14: K,E 2020-08-10 01:31:26 ID: S:2D7RSl

13さん〉コメント&ご声援ありがとうございます!

続くかどうかわかりませんが頑張って書いていきます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

15: SS好きの名無しさん 2020-08-16 01:24:29 ID: S:6r2z4J

さすが[ぽ犬]こと夕立ですね... 人の目を気にせず結城提督に抱きつくとは私も夕立ちゃんに抱きつかれて撫で撫でしてあげたい...
お体にお気をつけて執筆頑張ってください

16: K,E 2020-08-17 10:58:15 ID: S:7amLA6

15さん〉コメントありがとうございます!

同じ気持ちです!!
絶対に可愛いですよね!?

お気遣いありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

17: SS好きの名無しさん 2020-08-18 00:09:12 ID: S:QeU49d

朝食を食べに食堂へ行く。途中で吹雪、叢雲、赤城、加賀に会う。彼女達も食堂へ行くので一緒に食べないかと誘われ、一緒に行く。
複雑ですが、これでお願いします!

18: K,E 2020-08-18 07:15:05 ID: S:k8lF9k

17さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
申し訳ありませんが、少し変えさせていただきますが採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

19: SS好きの名無しさん 2020-08-19 00:11:28 ID: S:-e5kFV

2つお願いします。
・結城提督がいなくなってからの鎮守府の出来事。
・結城提督の隊員達の話(一部だけ)。

20: K,E 2020-08-19 07:35:58 ID: S:cU3q5J

19さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

21: SS好きの名無しさん 2020-08-19 16:15:46 ID: S:R_8mea

川内、神通、那珂で。

22: K,E 2020-08-19 20:21:12 ID: S:nKzW-o

21さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

23: SS好きの名無しさん 2020-08-20 08:40:22 ID: S:dJrL2A

蒼龍、飛龍の二航戦コンビおなしゃす!

24: K,E 2020-08-20 12:34:28 ID: S:TpU1ZJ

23さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
採用させてもらいます!
ついに、二航戦来ましたね~

引き続き物語をお楽しみ下さい!

25: SS好きの名無しさん 2020-08-21 18:15:14 ID: S:qzvsx5

2でお願いします〜

26: K,E 2020-08-21 19:45:43 ID: S:lRul7Z

25さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
2でいかせてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

27: SS好きの名無しさん 2020-08-24 14:53:40 ID: S:utO-J3

艦娘達と隊員達が仲良く話していて盛り上がっている。内容は第六駆逐が昨日の戦車を軽々と運んだ話や隊員達の過去の話など。艦娘のメンバーは金剛型4人、妙高型4人、青葉、衣笠、第六駆逐4人、第七駆逐4人。隊員のメンバーはお任せで。
色々条件ありますが、これでお願いします。

28: K,E 2020-08-25 11:33:03 ID: S:xF9IIA

27さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
メンバーも決めてくださり、ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

29: SS好きの名無しさん 2020-09-01 00:06:27 ID: S:q-3_M7

>>27のものです。
色々細かく書きます。
先程と同じくおしゃべりをしている。内容はこの鎮守府の事と航空科の仕事の話題。艦娘達のメンバーはニ航戦(蒼龍がまだ結城の戦闘帽を被っている)、五航戦、陽炎、不知火、黒潮、天龍、龍田、古鷹、加古(多分初登場)。航空科はお任せで。
因みに新しく来た提督は女性で美人という設定でお願いします。理由は結城達陸上自衛隊は男性ばっかりに対し、鎮守府は女性ばっかりという感じに。
できる限りでいいので参考にして下さい〜

30: K,E 2020-09-01 20:28:25 ID: S:7dGYpO

29さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

採用させてもらいます!
そして、提督の設定もありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

31: 昌一 2020-09-03 05:01:51 ID: S:ualnDz

なんや、前もおもろかったけどもっとおもろなっとるやん!


頑張ってくださいね!!

32: K,E 2020-09-04 20:19:42 ID: S:Q6W_EW

31さん〉コメント&ご声援ありがとうございます!

頑張って書いていきます!
たまに安価をとるのでよかったら、ご参加ください!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

33: SS好きの名無しさん 2020-09-06 08:31:22 ID: S:WlOdJx

「じゃあ今被ってる提督の帽子と交換して!」と言いながら帽子を渡す

34: K,E 2020-09-06 12:46:32 ID: S:KsO6IV

33さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
素直に渡すと見せかけて…

引き続き物語をお楽しみ下さい!

35: SS好きの名無しさん 2020-09-07 15:57:51 ID: S:GJRLAf

扶桑でお願いします!恐らく初登場…ですよね?

36: K,E 2020-09-07 20:26:26 ID: S:MDE8_5

35さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!
もちろん、初登場になります!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

37: SS好きの名無しさん 2020-09-08 23:32:44 ID: S:aPtPYW

貴方の小説、いつも読んでいます!
リクエストは山城、瑞鳳、北上、大井、木曾で!小屋というワードが出たので野良艦娘だと思い、全員初登場という形にしました!
バラバラですが、お願いします。

38: K,E 2020-09-09 20:21:28 ID: S:pA1S8n

37さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

見てくださり、ありがとうございます!
採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

39: SS好きの名無しさん 2020-09-11 20:44:22 ID: S:pfbbY5

涼月と初月でお願いします!

40: K,E 2020-09-12 10:38:41 ID: S:krjL_U

39さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
秋月がいるのでちょうどいいですね!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

41: SS好きの名無しさん 2020-09-14 08:50:16 ID: S:UNpx24

睦月でお願いします!恐らく初登場だと思います!
因みに彼女は他の仲間達とはぐれてここまで来てしまったという形で。
↑これは付け足しなので出来ればこれもお願いします。

42: K,E 2020-09-14 11:42:44 ID: S:9-qW5s

41さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
採用させてもらいます!

それでは、後々、誰といたかと何があったのかも安価を取るつもりなのでご協力してくれたら嬉しいです!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

43: SS好きの名無しさん 2020-09-16 19:36:24 ID: S:qOwmox

3つお願いします。
・これまで何があったか
・他の仲間達の行方
・睦月は何処の鎮守府から来たのか

44: K,E 2020-09-18 01:31:15 ID: S:UNCHlC

43さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

45: SS好きの名無しさん 2020-09-18 17:41:04 ID: S:tCY3Iq

複数で良いですか?
同じ睦月型の如月、弥生、卯月、皐月。重巡の高雄型全員。先程出た扶桑、山城、瑞鳳、北上、大井、木曾でお願いします!

46: K,E 2020-09-19 20:30:06 ID: S:6f_0Xh

45さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

全然大丈夫です!(書き忘れました…)
了解しました!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

47: SS好きの名無しさん 2020-09-21 21:56:30 ID: S:x5ZrSo

結城とその隊員達が顔を隠して武装し、正体不明の『野良艦娘レスキュー隊』となって艦娘達と一緒に彼女達を救出する。そして扶桑達には隊員達の正体をばらさずに鎮守府へ無事に連れて帰る。ちなみに艦娘達は容姿は普通で、彼女達にこの人達は良い人だからと安心させる役割で。
これでお願いします。

あまり良い案が浮かばなかったです…ごめんなさい………

48: K,E 2020-09-22 15:20:35 ID: S:lchHRj

47さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

全然大丈夫ですよ!
むしろ、難しいお題を出して申し訳ありません…

引き続き物語をお楽しみ下さい!

49: SS好きの名無しさん 2020-10-04 15:51:46 ID: S:GKD5C8

翔鶴で!

50: K,E 2020-10-05 07:10:56 ID: S:d8nzf6

48さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
久しぶりにコメント来て嬉しいです!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

51: SS好きの名無しさん 2020-10-05 23:42:34 ID: S:BzpZ-2

リクエストは合計6人ですか?
では川内と神通で!扶桑側には金剛、比叡、天龍、龍田で!

52: K,E 2020-10-06 12:48:19 ID: S:JaRiwh

51さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

そうですね、先に聞かせてもらいました!

六人採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

53: ジェラルジョン 2020-10-12 14:42:54 ID: S:07OOtA

では。話題をいくつか提供させてもらいます!
・怖い話(意味怖でも可)
・自衛隊内での提督の姿(印象)
・この世界の居心地
・もしも帰れなかったら?
でどうでしょう?

54: K,E 2020-10-12 19:57:08 ID: S:WJhWF9

53さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

55: 昌一 2020-10-18 00:33:00 ID: S:Nzkd5D

時雨を連れてってあげて欲しい。
頑張ってください!

56: K,E 2020-10-18 21:20:31 ID: S:jfIret

55さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
時雨でいきます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

57: SS好きの名無しさん 2020-10-18 22:46:50 ID: S:hon9Lp

投稿お疲れ様です。 あ~神通が可愛いんじゃ~
それと他作品の事になってしまうのですが女性恐怖症なのに提督には、削除されたのでしょうか? 作品一覧を見ても無くなっていたのでどうしたのだろうかということでコメントにて質問させていただきました。
これからも執筆頑張ってください!

58: K,E 2020-10-19 04:58:04 ID: S:AeVZ0H

57さん〉コメントありがとうございます!

『女性恐怖症なのに提督に…』は、自己都合により公開を見合わせてもらっています。
再開の目処はまだありません…

楽しみにしていたと思いますが大変申し訳ありません…

引き続き物語をお楽しみ下さい!

59: SS好きの名無しさん 2020-10-19 18:45:12 ID: S:qFDh4V

2で夕立お願いします!

『女性恐怖症なのに提督に…』は暫く休載ですか?

60: K,E 2020-10-19 20:08:36 ID: S:6r520H

59さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

採用させてもらいます!

自己都合ですが、休載させてもらいます…
申し訳ありません…

引き続き物語をお楽しみ下さい!

61: SS好きの名無しさん 2020-10-21 10:30:37 ID: S:wNJ7g7

霞で!

62: K,E 2020-10-21 19:17:57 ID: S:xQsl-J

61さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

63: SS好きの名無しさん 2020-10-22 17:03:52 ID: S:xVJl8A

2つお願いします!
・この小屋は扶桑達がいる所なのか?
・霞は今1人なのか?

64: K,E 2020-10-23 14:03:33 ID: S:bHfoY3

63さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

65: SS好きの名無しさん 2020-10-24 13:47:03 ID: S:k1fA0w

1でお願いします!

66: K,E 2020-10-24 19:32:45 ID: S:Z_vkUK

65さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

67: SS好きの名無しさん 2020-10-24 21:59:49 ID: S:fpe0j1

如月と愛宕でおなしゃす〜

68: K,E 2020-10-25 01:27:45 ID: S:SG9KCE

67さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

69: SS好きの名無しさん 2020-10-25 14:55:44 ID: S:nQ2952

高雄と鳥海、お願いします。

70: K,E 2020-10-26 02:28:14 ID: S:-Bd8wt

69さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

71: SS好きの名無しさん 2020-10-28 23:24:06 ID: S:_SChhL

1で!

72: K,E 2020-10-29 01:16:40 ID: S:ggl5kF

71さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

73: SS好きの名無しさん 2020-10-29 12:49:23 ID: S:QMmLNp

長良でお願いします〜

74: K,E 2020-10-29 13:58:31 ID: S:BXV7UH

73さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
長良でいかせてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

75: SS好きの名無しさん 2020-10-31 15:16:50 ID: S:0uNsCz

新しい艦娘ですか?そうであれば
白雪、初雪、深雪、雪風、時津風、天津風で!
もしそうでなければ、
吹雪、叢雲、翔鶴、瑞鶴、足柄、羽黒で!

76: K,E 2020-11-01 12:23:15 ID: S:k8Acfn

75さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

新しい艦娘の方を採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

77: SS好きの名無しさん 2020-11-03 08:36:47 ID: S:kgx7vb

1でお願いします。

78: K,E 2020-11-03 11:13:21 ID: S:MH4uHk

77さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
1でいかせてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

79: 多聞丸 2020-11-03 21:41:54 ID: S:Sbi0im

お久しぶりです!隻眼提督ではコラボありがとうございました!

吹雪と夕立でお願いします!

80: K,E 2020-11-04 00:39:09 ID: S:FhpCcq

79さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

こちらこそありがとうございます!

そして、二人了解しました!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

81: SS好きの名無しさん 2020-11-07 08:59:15 ID: S:snGYAR

5人でお願いします。隊長のクラスは左官で。(自衛隊の階級は詳しくは分からないので書いてある階級にしました、すいません…)

82: K,E 2020-11-07 20:29:54 ID: S:ZI-lqR

81さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
五人でいかせてもらいます!
階級は作者の独断でいかせて貰います。

引き続き物語をお楽しみ下さい!

83: SS好きの名無しさん 2020-11-10 15:46:45 ID: S:c4H8_T

1でお願いします!!

84: K,E 2020-11-10 19:44:27 ID: S:brT8GQ

83さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
1でいかせてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

85: SS好きの名無しさん 2020-11-16 11:25:17 ID: S:FUAMPA

明石で!

86: K,E 2020-11-16 18:31:37 ID: S:0EkoUV

85さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

87: SS好きの名無しさん 2020-11-16 23:49:34 ID: S:ShX-X1

こういうのはどうでしょう?
大淀が恥ずかしくしながら中松達に『暫くここの部屋に居ててくれませんか?』と条件を言う。

P.S.すいません、あまりいい条件が浮かびませんでした…。大勢の深海棲艦と一緒に戦って欲しいという条件も浮かんだんですが、それだと今後の展開がややこしくなると思うのでやめました。

88: K,E 2020-11-17 01:51:09 ID: S:VjZCCu

87さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

いえいえ、提案してくださりありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

89: 昌一 2020-11-17 19:09:11 ID: S:o0NLuc

数多の兵器の中で細菌兵器が一番怖い

90: K,E 2020-11-18 12:09:15 ID: S:uapUrJ

89さん〉コメントありがとうございます!

そうですね…

禁止されるくらいの兵器ですから下手したら、核兵器より恐ろしいですよね…

引き続き物語をお楽しみ下さい!

91: 多聞丸 2020-11-18 15:46:49 ID: S:dmNKu3

吹雪でお願いいたします!

殺人ウイルスってフーゴのスタンド、パープルヘイズを思い出しますね…。

※パープルヘイズは感染すると30秒で死ぬ。

92: K,E 2020-11-18 19:59:44 ID: S:T9b7He

91さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

吹雪了解しました!

即死レベルのウイルスはやっぱり恐ろしいですね…

引き続き物語をお楽しみ下さい!

93: SS好きの名無しさん 2020-11-21 09:41:51 ID: S:TLwULa

多いですが8人お願いします。
瑞鶴、加賀、蒼龍、神風、陽炎、不知火、古鷹、加古

94: K,E 2020-11-21 12:11:40 ID: S:yKacfZ

93さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

多くて大丈夫です!
採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

95: SS好きの名無しさん 2020-11-21 15:54:12 ID: S:faQZdw

長門で!

96: 多聞丸 2020-11-21 17:11:51 ID: S:0GKGce

時雨でお願いいたします!

時雨「僕達が行って何になるのかい」
蒼龍「そ…それは…」
吹雪「なら私たちは司令官を信じて待つしかないんです…」
夕立「邪魔しちゃダメっぽい」
艦娘(あの夕立が大人しい?!)
みたいな展開がいいですね!

97: K,E 2020-11-21 19:33:31 ID: S:KJEoMe

95,96さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

では、長門のあとに時雨達が来ると言う展開にさせてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

98: SS好きの名無しさん 2020-11-23 17:01:22 ID: S:z4zihV

中松の珍エピソードとかはどうですか?話は中松が機甲科部隊に入った頃のお話で。

99: K,E 2020-11-23 20:11:37 ID: S:GqFym_

98さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

100: SS好きの名無しさん 2020-11-25 13:06:31 ID: S:1AwyFQ

准尉で!

101: K,E 2020-11-25 20:03:28 ID: S:7565_f

100さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
そして、100コメント目ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

102: SS好きの名無しさん 2020-11-26 23:04:06 ID: S:lf1fKz

勿論助けるでお願いします!

103: K,E 2020-11-27 10:56:01 ID: S:XYngnC

102さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
救出します!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

104: SS好きの名無しさん 2020-11-27 12:26:54 ID: S:cfJAB7

時雨、夕立、吹雪、明石で!

105: K,E 2020-11-27 19:32:55 ID: S:sCJdIT

104さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

106: 多聞丸 2020-11-28 02:06:11 ID: S:0OurhG

行きましょう!

時雨「…そうじゃないと来た意味がないじゃないか…」
夕立「…私たちには提督さんの無事を確認する義務があるっぽい」
吹雪「…もう大丈夫です。進みましょう…」ブルブル…
明石「…そうですね」

107: K,E 2020-11-28 12:44:13 ID: S:VFFe3u

106さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

ps,嫁艦によろしくない事させて申し訳ない…

108: SS好きの名無しさん 2020-11-30 08:34:18 ID: S:nY46r5

敵でお願いします!ちなみに敵の状態は全く動けない状態で!

109: K,E 2020-11-30 11:30:29 ID: S:pMsWfd

108さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!
状態も書いてくださりありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

110: SS好きの名無しさん 2020-11-30 12:46:01 ID: S:eiorid

夕立と吹雪でどうでしょうか?

111: K,E 2020-11-30 19:34:07 ID: S:iMAt1z

110さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

112: 多聞丸 2020-12-01 13:02:58 ID: S:e0giO1

まさかの結城が登場とかどうでしょうか?

113: K,E 2020-12-02 09:19:01 ID: S:RS4NTO

112さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

114: SS好きの名無しさん 2020-12-04 12:23:47 ID: S:3nHjby

蒼龍と飛龍で!

115: K,E 2020-12-04 13:50:20 ID: S:Alubf1

114さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

116: SS好きの名無しさん 2020-12-04 15:49:11 ID: S:FvoAtG

川内でどうでしょうか?

117: K,E 2020-12-04 20:05:46 ID: S:Wh-8C2

116さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

了解しました!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

118: 多聞丸 2020-12-04 20:27:11 ID: S:yIuMfu

連れてってて口々に言う

119: K,E 2020-12-05 01:49:58 ID: S:uoQcrq

118さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

120: ジェラルジョン 2020-12-05 13:12:46 ID: S:Fu_VaP

時雨の髪飾りと夕立のリボンでどうでしょう?

121: K,E 2020-12-05 20:16:18 ID: S:TIB2p-

120さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

122: 50AEP 2020-12-06 20:11:01 ID: S:1HBc-p

久々に失礼します。
テント会議の一幕で撮影された、夕立にじゃれつかれて「困っているけどどこか嬉しそうな顔をしている写真」でどうでしょう。

123: K,E 2020-12-06 20:50:55 ID: S:XGhyy-

122さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

ご無沙汰です!
採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

124: SS好きの名無しさん 2020-12-07 16:11:20 ID: S:epNlXh

結城達が去った後の鎮守府の様子が見たいです!女性提督も入れて!

125: K,E 2020-12-07 20:04:02 ID: S:JRQk_Q

124さん〉コメントありがとうございます!

了解しました!

この後に書かせてもらいます!

126: SS好きの名無しさん 2021-07-29 01:33:22 ID: S:OmmYHd

全米が泣いた


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